中嶋 隆 (ナカジマ タカシ)

写真a

所属

教育・総合科学学術院 教育学部

職名

教授

プロフィール

元禄期を中心とした江戸時代文藝を研究する。大谷女子大・横浜国立大学を経て、現在は早稲田大学に勤務するほか、NHK教育テレビ「古典への 招待」で、西鶴担当の講師をつとめる。北京外国語大学日本文化研究中心で客員教授、米国UCLAで訪問教授。西鶴作品や西村市郎右衛門など浮世草子研究に実績があ る。NHK.Eテレ「知恵泉ー挑戦を止めるな井原西鶴」、BS歴史館「井原西鶴」、謎解き江戸のススメ「西鶴」、にっぽんの芸能「西鶴五人女」などのテレビ番組にゲスト出演した。 研究書・注釈書 には『西鶴と元禄メディア』(NHKブックス) 『初期浮世草子の展開』(若草書房) 『西鶴と元禄文芸』(若草書房) 『都の錦集』(国書刊行会) 『世間子息気質・世間娘容気』(社会思想社) 『初期浮世草子集』(古典文庫) 『講座 日本文学と仏教』(共著 岩波書店) 『八文字屋本全集』(共編 汲古書院) 『浮世祝言揃』(太平書屋) 『好色日用食性』(太平書屋) 『好色春の明ぼの』(太平書屋)など多数。『廓の与右衛門控え帳』(小学館)で、第八回小学館文庫小説賞を受賞する。小説では、朝鮮人潜伏キリシタンを主人公とした『はぐれ雀』(小学館)『補陀落ばしり物語』(ぷねうま舎)で評価を得た。以下は、最近10年間の海外発表と国内講演会等である。2019年4月 韓国檀国大学「江戸時代初期武士道の成立と男色」. 2019年3月 米国アジア研究協会(AAS)デンバー大会「西村市郎右衛門の好色本出版」 2015年12月 UCLA「西川祐信春本の誕生ー「性」と出版文化」  2015年10月 ブリティシュ・コロンビア大学「西川祐信春本の誕生ー「性」と出版文化」 2014年3月  パリ・ディドロ大学「武士道の成立と男色の問題について」  2013年12月 西鶴研究会・浮世草子研究会・俳文学会東京例会共催「矢数俳諧」をめぐるシンポ「西鶴の俳諧と小説―『俳諧独吟百韻自注絵巻』をめぐっ て」  2013年10月 三重県朝日歴史記念館「俳諧師の旅」 2013年5月 東アジア日本学会(韓国・江原大学)「江戸初期文芸にみる『治癒』―旅・隠棲・共同体」 2012年5月 東京天理ギャラリー「西鶴の文人意識」  2011年12月 西川祐信研究会(国際日本文化研究センター)「挿絵画家としての西川祐信―書肆と浮世草子を中心に」 2011年11月 韓国・建国大学開催「日本古典文学」学会 「西鶴に学ぶ経済と人間」  2011年9月 日本近世文学会全国大会(韓国・高麗大学)「日韓文化」シンポジウムのコメンテータ  2011年9月 伊丹・柿衛文庫「矢数俳諧への道―西鶴とメディア」 2011年8月 EAJS(ヨーロッパ日本学研究協会)大会(エストニア・タリン大学)シンポジウム司会Ihara Saikaku’s katari or narration  2011年6月 日本文学協会研究大会(フェリス女子大)「西川祐信画春本の誕生」  2010年12月 立命館大学開催「春本・春画」シンポジウムでパネラー 2010年1月 国文学研究資料館開催「読本」研究会「読本としての西鶴本」  2008年12月 俳文学会東京例会シンポジウム「談林俳諧の再検討」のパネラー。  2008年6月 中世文学会シンポジウム「パロディと中世文学」のパネラー。

兼担 【 表示 / 非表示

  • 教育・総合科学学術院   大学院教育学研究科

学歴 【 表示 / 非表示

  • 1981年04月
    -
    1984年03月

    早稲田大学大学院   博士後期課程文学研究科   日本文学専攻  

  • 1978年04月
    -
    1981年03月

    早稲田大学大学院   博士前期課程文学研究科   日本文学専攻  

  • 1972年04月
    -
    1977年03月

    早稲田大学   第一文学部   日本文学科  

学位 【 表示 / 非表示

  • 早稲田大学   文学修士

  • Waseda University   Master of Arts

  • 早稲田大学   博士(文学)

  • Waseda University   Doctor of Literature

経歴 【 表示 / 非表示

  • 1995年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   教育・総合科学学術院   助教授 教授

  • 1988年04月
    -
    1995年03月

    横浜国立大学   教育学部   専任講師・助教授

  • 1984年04月
    -
    1988年03月

    大谷女子大学   日本文学科   専任講師

  • 1982年04月
    -
    1984年03月

    早稲田大学   第一文学部   助手

所属学協会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     

    早稲田大学国語教育学会

  •  
     
     

    俳文学会

  •  
     
     

    日本近世文学会

  •  
     
     

    日本文学協会

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 日本文学

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 国文学

論文 【 表示 / 非表示

  • 『挙白集』評釈(五)巻十

    中嶋隆ほか

    近世文芸研究と評論   ( 100 ) 87 - 147  2021年06月

  • 近代初期(近世)文学史序説―十七世紀文学の座標軸ー

    中嶋隆

    近世文芸研究と評論   ( 100 ) 31 - 41  2021年06月  [査読有り]

  • 『挙白集』評釈(四)巻九

    中嶋隆ほか

    近世文芸研究と評論   ( 99 ) 61 - 122  2020年11月

  • 『挙白集』評釈(三)巻八

    中嶋隆ほか

    近世文芸研究と評論   ( 98 ) 86 - 179  2020年06月

  • 『挙白集』評釈(二)巻七

    中嶋隆ほか

    近世文芸研究と評論   ( 97 ) 109 - 160  2019年11月

全件表示 >>

書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 補陀落ばしり物語

    中隆隆

    ぷねうま舎  2020年01月

  • 浮世草子大事典

    中嶋隆 他( 担当: 共編者(共編著者))

    笠間書院  2017年10月 ISBN: 9784305708472

  • 古典文学の常識を疑う

    佐伯孝弘ほか( 担当: 分担執筆)

    勉誠出版  2017年05月 ISBN: 9784585291473

     概要を見る

    西鶴浮世草子をどう読むべきか

  • ことばの魔術師西鶴ー矢数俳諧再考

    篠原進 中嶋隆( 担当: 共編者(共編著者))

    ひつじ書房  2016年11月 ISBN: 9784894767850

  • もう一つの日本文学史

    国文学研究資料館( 担当: 分担執筆)

    勉誠社  2016年03月

     概要を見る

    その後の「世の介」-好色本・春本のセクシュアリティと趣向

全件表示 >>

受賞 【 表示 / 非表示

  • 小学館文庫小説賞

    2007年03月  

  • 窪田空穂賞

    1984年  

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 書肆作者と俳諧師作者による仮名草子・初期浮世草子の研究

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2023年03月
     

     概要を見る

    近世初期(元禄末年以前)に成立した浮世草子を中心とした散文作品のなかから、書肆が創作に強く関与したと推定される作品、および俳諧師を作者にした作品について、書誌調査と本文翻刻のデータベースを作成する。図書目録類には、初版と後版の区別をせず奥付を記載するのが常である。またウェブ上で公開されている図版は、板木を改刻した痕跡が不分明な場合が多い。原本を閲覧して、紙質や板木の状態を確認することが版本書誌研究の基本となる。本研究では、その基本に戻って刊(刊行時)・印(印摺時)・修(修訂時)を厳密に調査した書肆データを作成する。この作業自体が考証研究であり、推論の根拠を明確にしたデータを提供する。近世初期(元禄末年以前)に成立した浮世草子を中心とした散文作品139部なかから、書肆の関与が強い作品と俳諧師が作者となった作品の調査を行っているが、2019年度は、演劇と小説との様式的複合が見られる作品に焦点を当てた。書肆の主導した浮世草子にはこうした作品が多い。時期の距たりがあるものの、江戸・上方という地域性を越えて、観劇する草子読者と草子を読む観客とが重なって享受者層が拡大し、書肆がそれに見合った出版活動を行ったからである。江戸では貞享5年刊『市野や物語』のごとく、上方より十数年前から演劇と小説とを複合する傾向が見られるようになった。上方の版元に江戸売り捌き元を加えた三都版が現れ、上方版の重版・類版が、貞享二三年頃から江戸では出版できなくなった。窮地にあった江戸書肆によって新規な草子が企画されたことが、上方より早くこのような浮世草子が刊行された理由であろう。書肆が版木を買い取った求板本には改題本が多いが、同板であっても、版木の一部を入木して改刻されることが多い。改刻は板木の痛みを修訂するためだけではなく、様々な原因が想定できる。特に浮世草子の場合には、実在の人物や役者名を彫り変える場合もある。小説と演劇との様式的複合は、事実と虚構とが作中に並存し、小説に際物のような時事性が付与されるなど、文芸の多様化をもたらすこととなった。その一現象として、特に注目するのは、元禄末期の上方版浮世草子の叙述に、歌舞伎口上や長台詞がそのまま写された例が多く見られることである。大坂松本名左衛門座顔見世興行を写す『男色歌書羽織』には、実際に舞台で述べられた台詞が、そのまま詳細に書き写されている。このような叙述は、歌舞伎に精通した浮世草子読者の趣味に作者が応える必要があったから出現したのだろうが、洒落本や滑稽本、人情本が、台帳様式で叙述されるようになる素地は、すでにこの時期に胚胎していた。<BR>書肆の主導した仮名草子・浮世草子について書誌調査を行った。江戸書肆と上方書肆との出版慣行の相違は、挿絵のみならず書型や題簽の意匠にも顕現する。これまでの調査で、江戸版浮世草子は半紙本で刊行されることが多いことは分かっていたが、上方版でも、大本で出版されることが多いなかでも、好色本にかぎると半紙本の場合がほとんどである。これは上方版好色本が、下し本として江戸で販売されたからだと推測する。とくに京書肆・西村市郎右衛門と江戸書肆西村半兵衛の出版物に、この傾向が顕著である。一方、上方版を真似た表紙と大本の書型で出版された江戸版仮名草子が、稀ではあるが存在した。たとえば『鹿の巻筆』初版本には、当時上方で流行していた紗綾形地巻竜紋行成表紙の中央に題簽を貼る。料紙も腰の強い上方製を用いている。匡郭は半紙本型なので、明らかに貞享二三年頃の上方版浮き世草子を模倣している。興味深いのは、西村市郎右衛門刊『好色三代男』や西鶴『諸艶大鑑』などに使用された上方版紗綾形地巻竜紋行成表紙ではなく、江戸独自の巻竜紋表紙を用いていることである。現存する出版書から、江戸・上方間の出版物の相違や出版文化の地域性を考察するには、その時期の出版形態をそのまま残す初版本を考察の対象にすることが望ましい。その点で、高い資料性をもつ本と出会う事が必要となる。現行の目録類は、そういう観点から編纂されていないので、現存本を極力披見しなければならない。その点では時間と労力がかかる。2019年度は、書肆の主導した浮世草子について、江戸・上方の地域性の相違という観点から調査・考察を行った。2020年度は、俳諧師を作者にした浮世草子について、主に叙述面での俳諧の影響と様式性について考察する。写本の生産・管理者が文化的権威をもった16世紀以前とは異なり、版本文化によってその文化的階層性が徐々に崩壊した。その結果、版本として享受された仮名草子では、多様な文芸的要素が階層的ではなく並立的に享受された。仮名草子の多様性が変質し、浮世草子では叙述と趣向等の様式性が濃厚となったのである。『好色一代男』の影響下に成立した浮世草子は、談林の俳諧師が作者となる場合が多い。浮世草子の特徴とされる現実を再現する叙述は、作者の認識の問題として従来論じられていたが、俳諧の文芸的特性と読者の嗜好に敏感な書肆の発想から新しい様式として定着したと考えるべきである。本研究の目的は、浮世草子という散文文芸様式の成立について、上方・江戸の出版メディアや小説以外の文芸様式との影響関係から考察することにあるが、文芸ジャンルにとどまらない当時の文化状況を視野に入れる必要がある。今後は、その観点から浮世草子以外の出版物も取り上げて考察を深めたい

  • 独吟連句の分析による談林俳諧の新研究

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2019年03月
     

     概要を見る

    本研究の目的は、初期俳諧の独吟連句のデータベースを基に、散文作品との文体的関連や様式性を視野に置きつつ、特に談林を中心とした連句の表現方法や独吟の特性について分析することにある。そのためには独吟連句の翻刻・データベース化が必須であることは言うまでもないが、さらに季節・季語・式目(「句数」「去嫌」等)・付合語・付筋などの連句手法の具体的な解明が必要となる。前年度に引き続いて本年度も独吟連句の諸本調査を行い、データベースを作成する作業を行った。未翻刻の俳書については、原本や複写物から翻刻を行っている。独吟連句を含む貞門・談林俳書は、99書(寛永年間10書、正保年間3書、慶安年間6書、承応年間2書、明暦年間3書、寛文年間24書、延宝年間49書、天和年間2書)に及ぶが、未翻刻の俳書は61書あり、本年度もその翻刻作業を継続した。翻刻作業は大学院生と講師(任期付)が担当し、研究代表者が統括した。データベースを基にした分析結果と連句の注釈作業から、談林・貞門・蕉風連句の類似と相違とが具体的に考察できる。この方針に基づいて、本年度は、友貞が批点した「老いぼれも」百韻(新出資料)、また玄札点「賦何笛」百韻(新出資料)の翻刻・注釈を大学院生とともに行った。さらに韻文と散文、演劇と小説、評判記という異ジャンルが未分化のまま展開した十七世紀の文芸様式について、昨年度は「ジャンルと様式」という観点から『市野や物語』『傾城百人一首』を例に考察したが、今年度は芭蕉の俳文に影響を与えた木下長嘯子の歌文集『挙白集』にみられる引用を詳細にあとづけ「ジャンルと様式」についてさらに考察を深めた

講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 江戸時代初期武士道の成立と男色

    中嶋隆  [招待有り]

    檀国大学日本文化研究所  

    発表年月: 2019年04月

  • 西村市郎右衛門の好色本出版

    中嶋隆  [招待有り]

    アメリカアジア学研究学会  

    発表年月: 2019年03月

    開催年月:
    2019年03月
     
     
  • 西川祐信春本の誕生ー「性」と出版文化

    中嶋隆  [招待有り]

    カリフォルニア大学ロサンゼルス校講演会   (ロサンゼルス)  カリフォルニア大学ロサンゼルス校  

    発表年月: 2015年12月

  • 西川祐信春本の誕生ー「性」と出版文化

    中嶋隆  [招待有り]

    ブリティシュコロンビア大学講演会   (バンクーバー)  ブリティシュコロンビア大学  

    発表年月: 2015年10月

  • 武士道の成立と男色の問題について

    中嶋隆  [招待有り]

    パリ ディドロ大学シンポジウム「武士道」   (パリ)  パリ ディドロ大学  

    発表年月: 2014年03月

全件表示 >>

特定課題研究 【 表示 / 非表示

  • 浮世草子求板本における改題・改刻と出版事情の研究

    2020年  

     概要を見る

      貞享3年2月に、京・永田長兵衛と江戸西村半兵衛二書肆相版で刊行された『好色伊勢物語』は元禄7年に『いくのの草子』と改題出版された。版元は京「永田調兵衛」単独版である。さらに同じ書名ながら奥付の刊年を削り書肆名「永田調兵衛」のみを残した改刻本がある。『好色伊勢物語』『いくのの草子』の主版元は「永田長(調)兵衛」なので求板本ではないが、求板本同様に、巻1の2.3.6.15丁の版木が元禄7年版では欠落しており、刊年を削った版では新しい版木に替えられている。詳細は省くが、装幀から考えて、刊年を削った本は享保ごろ刊行されたと推定する。「長兵衛」を「調兵衛」と屋号を替えているのは代替わりに伴う変更であろう。管見では元禄四年以降「永田調兵衛」が用いられている。また初版本で相版元となった「西村半兵衛」は元禄9年以降出版物が見られなくなるが、元禄7年には書肆としての活動をまだ続けていた。通例では、版木を買い取った書肆が求板本を改刻する場合には、板木の痛みを修訂する場合が多いのだが、本書のケースは、初版本からわずか8年後に刊行された改題本の巻1の4丁分の版木だけが欠落し、そのまま改題本として刊行され、さらに享保期に版木が補われているという不自然さが目立つ。私は4丁分の版木は「西村半兵衛」の留板だったのではないかと推定している。

  • 近世初期文芸書における江戸版・上方版の書誌的相違と出版システムの研究

    2019年  

     概要を見る

    本研究では、元禄・宝永期の浮世草子好色本に注目して、可能な限り書誌調査を行った。今回の調査では、半紙本の多い江戸版仮名草子で、上方版を真似た表紙と大本で出版したケースが見られた。例えば『鹿の巻筆』には、当時上方で流行していた紗綾形地巻竜紋行成表紙を模倣した江戸の表紙の中央に題簽を貼っている(早稲田大学図書館新収)。匡郭は半紙本型なので、明らかに貞享二・三年頃の上方の流行を模倣し、紙も腰の強い上方製を用いている。こういったケースから出版システムを論じるには、まだ尚早なのだが、さらに資料の収集に努め、出版メディアの上方・江戸の地域差、さらには両者の文化的差違を射程に置いた考察をすすめたい。

  • 独吟連句の付合に見られる「心付け」の特性と「俳文」的発想についての表現論的研究

    2018年  

     概要を見る

     本研究課題は、近世初期俳諧連歌(連句)と仮名草子・浮世草子とを架橋する散文として、談林の俳文に着目し、その特性を探ることにあった。軽妙さと美意識を眼目とした蕉門俳文とは異なり、談林俳文は機知と笑いに富んだ言語遊戯ともいえる叙述が主流である。書肆を兼ねた俳諧師西村未達の「好色本」には、漢文脈や物語文脈の仮名草子とは相違した口語文脈の文体が用いられた。たわいのないプロットは別にして、その即物的で口語や擬態語を多用した文体と笑いに富んだ叙述には、談林俳文的発想が濃いと考える。この点 については「西村市郎右衛門・半兵衛の好色本出版」と題して、米国アジア研究協会(AAS)デンバー大会で発表した。 

  • 独吟俳諧の「自註」にみられる俳文的発想と叙述についての表現論的研究

    2017年  

     概要を見る

    俳文概念は、蕉風俳諧理念から定義されることが多い。しかしながら『去来抄』で、芭蕉は西鶴の文章を批判している。芭蕉の俳文意識には、韻文・散文といった差異を超えた「俳文」が視野に置かれていた。本研究課題では、『西鶴百韻独吟自註絵巻』を中心に、その談林俳文としての表現論的特徴について分析を試みた。さらに、本研究課題とは若干視点が相違するが、大学院生とともに、新出資料の水間沾徳点・大村蘭台撰『宇呂利』五十韻、『稲はらむ』五十韻、『残る蚊』歌仙の翻刻と注釈を行った。これらの注解から、宝永期以降の蕉門連句では、談林的要素や散文的要素が濃厚な句作り、言わば「俳文的句作り」が行われていることが指摘できた。

  • 談林俳文と西鶴『好色一代男』を中心とした浮世草子との表現論的研究

    2015年  

     概要を見る

    日本近世初期の小説(仮名草子・浮世草子)は、擬古文体に口語的要素が加わって、独特な文体を形成した。この傾向は、古典的要素に、当時の風俗や巷説等の現実的事象が加味されたことの反映でもある。口語的要素は、話し言葉そのものを叙述(書き言葉)化したのではなく、当時流行した狂歌や俳諧を文体に取り込むことによって叙述化された。本研究では、談林俳書の序跋を「俳文」として位置づけたが、その特徴は談林連句の「ぬけ・取り成し・見立て」等の技巧を叙述に取り込むほか、省略や飛躍の多い点にある。談林俳書の序跋は、『好色一代男』に影響を与え、狂歌の影響の濃厚な『仁勢物語』などの仮名草子とは異質な文体を成立させた。

全件表示 >>

海外研究活動 【 表示 / 非表示

  • 浮世草子・春本を中心としたセクシュアリティに関する研究

    2011年04月
    -
    2012年03月

    エストニア   タリン大学

 

現在担当している科目 【 表示 / 非表示

全件表示 >>

 

委員歴 【 表示 / 非表示

  • 1994年03月
    -
    継続中

    日本近世文学会  常任委員

  • 1981年03月
    -
    継続中

    日本近世文学会  委員

  • 1981年03月
    -
    継続中

    俳文学会  委員

  • 1998年04月
    -
    2010年03月

    日本文学教協会  委員

社会貢献活動 【 表示 / 非表示

  • 知恵泉ー挑戦を止めるな井原西鶴

    NHK Eテレ 

    2020年04月
     
     

  • にっぽんの芸能ー舞踊「西鶴五人女」

    NHK Eテレ  にっぽんの芸能 

    2016年09月
    -
     

  • 謎解き江戸のススメ 井原西鶴

    BS TBS  謎解き江戸のススメ 

    2014年10月
    -
     

  • BSプレミアム歴史館 井原西鶴

    NHKBS  NHKBSプレミアム 

    2012年05月
    -
     

     概要を見る

    BS歴史館「井原西鶴 大坂・笑いと反骨と人情と」

  • NHK教育テレビ 古典への招待 西鶴

    NHK教育テレビ  NHK教育テレビ 古典への招待 西鶴 

    1995年
    -
    2004年

     概要を見る

    古典への招待(西鶴担当)1998年から2004年