2025/03/14 更新

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オカヤマ シゲル
岡山 茂
所属
政治経済学術院
職名
名誉教授
学位
パリ第四大学第三課程博士 ( パリ第四大学 )
diplome du 3e cycle de l' Universite de Paris-Sorbonne (Paris-4) ( l' Universite de Paris-Sorbonne(Paris-4) )
文学修士 ( 早稲田大学 )
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所属学協会

  •  
     
     

    アレゼール日本(高等教育と研究の現在を考える会)

  •  
     
     

    大学評価学会

  •  
     
     

    日仏教育学会

  •  
     
     

    日本フランス語フランス文学会

研究分野

  • ヨーロッパ文学   フランス文学

研究キーワード

  • 仏語・仏文学

 

論文

  • 大学蜂起論 リオタールとデリダによる

    岡山茂

    デュナミス 17号   no.17 / 131   113 - 130  2011年02月

  • 表象、ジャーナリズム、書物

    岡山茂

    早稲田政治経済学雑誌   ( 376 ) 4 - 6  2009年12月

  • ボローニャ・プロセスと『大学の歴史』 アレゼールからの批判と提言

    岡山茂

    現代思想   37-14 ( 14 ) 115 - 125  2009年11月

    CiNii

  • 翻訳 『大学の歴史』 (クセジュ文庫、白水社)

    ジャック・ヴェルジェ, クリストフ・シャルル

       2009年10月

  • フランスの大学論を読むということ

    岡山茂

    News Soken / 青山学院大学総合研究所   8 ( 2 ) 6 - 7  2009年03月

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書籍等出版物

  • ハムレットの大学

    岡山茂

    新評論  2014年06月 ISBN: 9784794809643

  • 大学界改造要綱

    アレゼール日本編

    藤原書店  2003年04月

講演・口頭発表等

  • フクシマ以後の人文学

    フランス、日本、ブラジルの大学改革、批評的比較の試み  

    発表年月: 2013年12月

  • 国立大学法人化と日本における私立大学の現在

    国立大学法人化10年後の日本の大学  

    発表年月: 2013年12月

  • イマジネールな知の行方、マラルメとデリダによる大学の概念

    サンボリストの時代の諸芸術の「婚姻」  

    発表年月: 2013年04月

  • フクシマ以後の大学

    フクシマ以後の大学、日仏大学人の対話の試み  

    発表年月: 2012年02月

  • マラルメによる大学の理念と今日の日仏における大学一般教育

    「現代日本における教育、子供、社会」研究会  

    発表年月: 2010年03月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 高等教育改革と人文学-日仏比較研究ー

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2022年03月
     

     概要を見る

    グローバル化の進む今日の高等教育においては、自国語で高等教育を行うことが可能であるがゆえに相対的に周縁的な位置に置かれているという点で、日本とフランスは共通の特性を有している。こうした共通点と、他方での日仏両国の高等教育の歴史から起因するそれぞれに固有の相違点とを明らかにしながら、日本とフランスの高等教育について比較研究を行い、それを通じて、とりわけ2000年代以降の一連の高等教育改革がどのような変化を日仏それぞれの高等教育システム、およびその中でもとりわけ人文諸学にもたらしているかを明らかにする。研究課題として設定している、2010年代後半の今日における日本とフランスの高等教育改革それ自体についての研究という第一の水準(具体的な論点として、①「大衆化」と「卓越化」との二律背反への対処、②大学と教養教育/職業教育、③高大接続の新たな展開、④「大学界」という視点、⑤全般的背景としての高等教育改革の歴史的展開過程、を設定している)、日仏両国における高等教育改革の、人文学に対する影響についての比較考察という第二の水準、さらに、より抽象的なレベルで「モデルの伝播」という概念を両国の高等教育改革から引き出し、人文学研究への普遍的な応用を考えるという第三の水準について、着実に研究を進めていった。特に、第一の水準の①、③、⑤については、具体的な形での研究成果として、論文、学会発表等として公表を行うことができた。なお、③高大接続の新たな展開について言及すれば、日本においては大学入試センター試験から大学入学共通テストへの移行が予定されており、またフランスにおいてもParcoursupのシステムの導入やバカロレア試験の改革が進められていて、その内容や意図、目的の相違の検討を含め、両国における大学入試制度の変更の時期の相同性という点からも、日仏比較研究の意義を見出すことができる。また、本科研のテーマについて、山東大学での招聘講義も行った。本科研費の研究代表者、研究分担者による研究会を開催し、研究で得られた知見や、研究を進めるなかで明らかとなった諸課題を共有しながら、研究を遂行することができた。フランスへの出張によって、フランス側の研究協力者との意見交換を直接現地にて行い、文献だけからでは得られないフランスでの状況の諸側面について知ることができた。そこで得られた知見も生かしながら研究を進めている。研究を通じて得られた成果を、論文や学会発表等として公表することができた。本科研費の研究代表者、研究分担者による研究会を開催し、研究で得られた知見や課題を共有しながら研究を進めている。フランスへの出張によってフランス側の研究協力者との意見交換を行い、それも生かしながら着実に研究を進めている。今後の研究推進においても引き続き、研究課題として設定している、2010年代後半の今日における日本とフランスの高等教育改革それ自体についての研究という第一の水準(具体的な論点として、①「大衆化」と「卓越化」との二律背反への対処、②大学と教養教育/職業教育、③高大接続の新たな展開、④「大学界」という視点、⑤全般的背景としての高等教育改革の歴史的展開過程、を設定している)、日仏両国における高等教育改革の、人文学に対する影響についての比較考察という第二の水準、さらに、より抽象的なレベルで「モデルの伝播」という概念を両国の高等教育改革から引き出し、人文学研究への普遍的な応用を考えるという第三の水準について、着実に研究を進めていく。フランス側の研究協力者との意見交換も、現今の状況のなかで、実際の行き来は容易でない面も考えられるが、メールやビデオ会議システムの利用等も通じて積極的に行うことを考えていきたい

  • 後期中等・高等教育における「無償教育の漸進的導入」の原理と具体策に係る総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2018年03月
     

    渡部 昭男, 岡山 茂, 安井 健, 石井 拓児, 田中 秀佳, 水谷 勇, 渡部 容子, 重本 直利, 細川 孝, 井上 千一, 日永 龍彦, 植田 健男, 川口 洋誉, 米津 直希, 光本 滋, 國本 真吾, 浅野 かおる, 望月 太郎, 藤原 隆信, 桔川 純子, 蔵原 清人, 小池 由美子, 白波瀬 正人, 細井 克彦

     概要を見る

    国際人権A規約13条「教育への権利」は人権として認識されねばならず、エンパワーメントの権利であるとともに鍵となる権利でもある。日本政府は2012年に漸進的無償化原則に係る留保を撤回しており、憲法98条により誠実遵守の義務が生じている(2012年転換課題)。義務を遵守する「能力がない」ことと「意志がない」ことは区別されるべきであり、教育無償化の義務を履行させるべく国家をモニターする市民の活動が重要となっている。子育て教育を互恵的共同的に営む公費システムの拡充に向けた合意形成にむけて、国の政策、都道府県・市町村の施策、法人の経営、民間の事業を組み合わせた「漸進的無償化プログラム」案を試作した

  • 日本およびフランスの高等教育改革に関する比較研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2017年03月
     

    白鳥 義彦, シャルル クリストフ, スーリエ シャルル, ネイラ フレデリック, 岡山 茂, 大前 敦巳, 隠岐 さや香, 藤本 一勇, 上垣 豊, 中村 征樹

     概要を見る

    研究課題として設定した、①「大衆化」と「卓越化」との二律背反の相克、②高等教育の「自由化」政策と大学のガバナンス、③大学評価の諸相、④教養教育とキャリア教育、⑤それらの全般的背景としての高等教育改革の歴史的展開過程、という5つのテーマを軸に、日仏両国の比較研究を進めた。とりわけ、中央集権的とされる日仏両国での高等教育のあり方の共通点と相違点や、19世紀末、第二次世界大戦後、1960年代末、そして中心的課題である現代といった、大学界が大きな変化を見た時期における、日本およびフランスの高等教育改革のあり方の共通点と相違点等に、研究成果を得ることができた

  • 日本およびフランスの高等教育改革に関する学際的比較研究

    科学研究費助成事業(神戸大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2011年
    -
    2013年
     

    白鳥 義彦, 岡山 茂, 大前 敦巳, 中村 征樹, 藤本 一勇, 隠岐 さや香, 上垣 豊

     概要を見る

    研究課題として設定した、①「大衆化」と「卓越化」との二律背反の相克、②高等教育の「自由化」政策の影響、③リベラル・アーツと教養教育、という3つのテーマを軸に日仏両国の比較研究を進めた。日本およびフランスのいずれの国においても、さまざまな「改革」の動きの一方で、ともすれば見過ごされているようにも見受けられるのは、「改革」を通じてどのような高等教育を目指すのか、あるいはまた、その新たな高等教育を通じてどのような社会を目指すのか、といった本質的、理念的な問いである。研究代表者および研究分担者は、こうした根本的な問いを共有しながら、それぞれの具体的な研究テーマに取り組んで研究を進めた。

 

特別研究期間制度(学内資金)

  • 「大学/文学」論 人文学の脱構築

    2020年09月
    -
    2021年09月

    フランス   パリ第8大学

  • サンボリスムの政治的変容、EU統合のなかでのフランスの高等教育政策

    2006年04月
    -
    2008年04月

    フランス   パリ第一大学

特定課題制度(学内資金)

  • 大学と文学を結ぶもの 人文学における「イマジネールな知」の行方

    2019年  

     概要を見る

    大学と文学をともに考えるにあたり、「人文学」やマラルメのいう「書物」の概念を検討した。それは2020年度における政経学部の講義科目「外国文学02」やゼミにおいて、フランスの象徴主義文学を論じるための準備となった。「イマジネールな知」とは何か。それは「知」として認知しうるものかどうかについて考えているが、ボードレールやフロベール以来の文学のなかには、科学的な知と宗教的な知のあいだの対立を調停しうるような知が見いだされる。そしてその知の行方はゾラやマラルメを介してプルーストやペギーにまで追いかけられる、というアイデアをえた。

  • イマジネールな知の行方 サンボリストとフランスの大学

    2017年  

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    サンボリスムにかかわる日仏の政治と文学、そしてサンボリストの大学との関係について調べ、次のような仮説を立てた。マラルメの「文学基金」は、韻律法の崩壊のなかにいる詩人を救うための「イマジネールな大学」であった。同じころ総合大学設置法によって再生する大学も、クリストフ・シャルルによれば「不可能な大学」であった。ベルナール・ラザール、フェリックス・フェネオン、マルセル・プルーストらはドレフュス派として、危機にあった「社会契約」を救うのに貢献する。彼らはマラルメがイギリスに見出した中世の大学と、カントがドイツで思い描いた近代の大学(デリダがいう「条件なき大学」)の、フランスにおける潜在的な「学生」であったのではないか。

  • マラルメとサンボリストたち、イマジネールな知の行方

    2016年  

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    今年度はマラルメがイギリスへの講演旅行の思い出について語った「禁域」のテーマを発展させ、19世紀末のフランスにおける「大学の不在」について調べた。サンボリストたちの挫折と栄光は「大学の不在」と関係している。マラルメの「文学基金」Fonds litteraire というアイデアは当時のフランスでは受け入れられなかった。またクリストフ・シャルルによれば、ドイツへの留学生たちが持ち帰ったカントの近代の大学の理念も19世紀末のフランスには根づかなかった。サンボリストたちを惑わせ、迷走させ、あるいは勇気づけ、さらにはドレフュス事件のおりに「知識人」として活躍させたのは、この「大学の不在」である。それがデリダの「条件なき大学」にもつながるという主張を行った。

  • マラルメとサンボリストたち、イマジネールな知の行方

    2015年  

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     それぞれのサンボリストについての伝記的事実を確認した。伝記を調べ、作品リストを作り、新聞や雑誌に彼らへの言及や彼ら自身の発言を探した。対象としたサンボリストは、フランス国立図書館が1936年に企画した展覧会『サンボリスト50年祭』のカタログに記載されている「第1世代」のサンボリストの一部である(ジュール・ラフォルグ、ギュスターヴ・カーン、ジョルジュ・ロダンバック、エミール・ヴェルファーレン、ジャン・モレアス、エフライム・ミカエル、エルネスト・レイノー、エクトール・シェネー)。またドレフュス事件のおりのサンボリストの対応を確認するため、クリストフ・シャルルの『「知識人」の誕生』を読み返した。フランス国立図書館で新聞・雑誌資料に当たり、クリストフ・シャルル氏にじかに質問をする機会をもった。

  • 高等教育改革のアレゼールによる日仏比較研究

    2010年  

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    この研究はフランスの大学教員がつくる「アレゼール」というアソシアシオン(自主団体)と連携しながら、高等教育と研究に関する諸問題を日仏比較を通して考察するものである。日本側の「アレゼール日本」は岡山茂が代表となり、他に8名の研究メンバーがいる。今年度は研究会を二度、早稲田大学で一般公開のかたちで開催した。一回目(2010年7月24日)は、岡山が「日仏の学士課程改革とリベラルアーツの未来」と題して発表した。2回目(2011年2月5日)は、岡山のほか、隠岐さや香(広島大学)、中村征樹(大阪大学)、大前敦巳(上越教育大学)が、それぞれの研究の進展状況について報告している。また岡山は、2011年2月7日から18日にかけてフランスに赴き、パリでアレゼールのクリストフ・シャルル(パリ第1大学)、トゥールーズでクリスチャン・ガラン(トゥールーズ・ル・ミラーユ大学)に会い、今後のわれわれの日仏共同研究について意見を交換している。2012年度科研費申請のための議論は、おもにインターネットで行った。今回の特定課題研究費の大部分は、2回の研究会のためのメンバーの旅費および滞在費、そして代表者のフランスへの旅費および滞在費に費やされている。パリで若干書籍も購入した。この成果をもとにさらに共同研究を発展させるつもりである。

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