2024/03/29 更新

写真a

オカモト トモチカ
岡本 智周
所属
文学学術院 文学部
職名
教授
学位
博士(文学) ( 2001年09月 早稲田大学 )
修士(応用社会学) ( 1999年02月 Queens College, City University of New York )
修士(文学) ( 1997年03月 早稲田大学 )
学士(文学) ( 1995年03月 早稲田大学 )
プロフィール

専門は教育社会学、共生社会学、歴史社会学、ナショナリズム研究、社会意識研究。

研究の主軸は、①国民国家論と②共生社会論に据えている。

①においては、世界をネイション単位で認識しようとする観念自体を研究対象とし、現代社会におけるその生成・維持・変容に対して、学校教育をはじめとする人間の社会的行為がいかに関与しているのかを理解することを目的としている。

②においては、ナショナリズム・エスニシティ、ジェンダー、身体、世代、階級・階層の相違をめぐる社会的葛藤・対立の分析と、社会的共生のための理路と資源の探索を行っている。

モスクワ日本人学校中学部卒業、東京都立戸山高等学校卒業、早稲田大学第一文学部卒業、同大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程修了、ニューヨーク市立大学クイーンズ校大学院応用社会学専攻修士課程修了、早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程修了。

早稲田大学国際教育センター助手、日本学術振興会特別研究員(PD)、筑波大学大学院人間総合科学研究科助教授、同大学人間系准教授を経て、2018年4月より早稲田大学文学学術院教授。

経歴

  • 2018年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   文学学術院   教授

  • 2020年10月
    -
    2026年09月

    日本学術会議   連携会員

    高大接続を考える分科会(2020年10月~2023年9月)

  • 2019年04月
    -
    2022年03月

    東京大学   大学院教育学研究科   客員教授

  • 2018年04月
    -
    2022年03月

    筑波大学   人間学群・大学院教育研究科・大学院人間総合科学研究科   非常勤講師

  • 2020年04月
    -
    2021年03月

    熊本大学   文学部   非常勤講師

  • 2018年04月
    -
    2020年03月

    名古屋大学   教育学部・大学院教育発達科学研究科   非常勤講師

  • 2018年04月
    -
    2018年09月

    大阪大学大学院   人間科学研究科   非常勤講師

  • 2017年04月
    -
    2018年03月

    東京大学   教育学部教育社会科学専修   非常勤講師

  • 2013年06月
    -
    2018年03月

    筑波大学大学院   人間総合科学研究科   博士後期課程研究指導担当

  • 2007年04月
    -
    2018年03月

    筑波大学   人間系   准教授

  • 2016年09月
    -
    2017年03月

    上智大学大学院   総合人間科学研究科教育学専攻   非常勤講師

  • 2007年04月
    -
    2008年03月

    気象大学校   非常勤講師

  • 2005年04月
    -
    2007年03月

    筑波大学大学院   人間総合科学研究科   助教授

  • 2003年04月
    -
    2005年03月

    早稲田大学   第一文学部・第二文学部   非常勤講師

  • 2002年04月
    -
    2005年03月

    日本学術振興会   特別研究員(PD)

  • 1999年04月
    -
    2002年03月

    早稲田大学   国際教育センター   助手

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学歴

  • 1997年04月
    -
    2001年09月

    早稲田大学大学院   文学研究科   社会学専攻博士後期課程  

  • 1997年09月
    -
    1999年02月

    ニューヨーク市立大学クイーンズ校大学院   応用社会学専攻修士課程  

  • 1995年04月
    -
    1997年03月

    早稲田大学大学院   文学研究科   社会学専攻修士課程  

  • 1991年04月
    -
    1995年03月

    早稲田大学   第一文学部   哲学科社会学専修  

委員歴

  • 2023年07月
    -
    継続中

    早稲田社会学会  理事・渉外担当

  • 2023年06月
    -
    継続中

    共生学会  紀要査読委員

  • 2022年09月
    -
    継続中

    共生学会  理事・大会担当

  • 2022年09月
    -
    継続中

    共生学会  副会長

  • 2020年10月
    -
    継続中

    日本学術会議  連携会員

  • 2021年11月
    -
    2023年11月

    日本社会学会  社会学評論編集委員会専門委員

  • 2023年05月
    -
    2023年10月

    共生学会  第2回大会実行委員会委員

  • 2020年07月
    -
    2023年07月

    早稲田社会学会  理事・庶務担当

  • 2022年05月
    -
    2023年03月

    共生学会  第1回大会実行委員会委員

  • 2020年09月
    -
    2022年09月

    早稲田大学文学学術院  教務担当教務主任(学術院長補佐)

  • 2021年10月
    -
    2022年03月

    共生学会設立準備委員会  副代表

  • 2021年12月
    -
    2022年02月

    日本教育社会学会  査読専門委員

  • 2019年09月
    -
    2021年09月

    日本教育社会学会  学会賞選考委員会委員

  • 2020年12月
    -
    2021年03月

    東京大学  学術成果刊行助成審査員

  • 2019年12月
    -
    2020年07月

    関東社会学会  査読専門委員

  • 2017年07月
    -
    2020年07月

    早稲田社会学会  編集委員会委員

  • 2019年09月
     
     

    日本教育社会学会  第71回大会・課題研究「カリキュラムの社会学のこれからを問う」司会

  • 2017年09月
    -
    2019年09月

    日本教育社会学会  研究委員会委員

  • 2019年01月
    -
    2019年06月

    関東社会学会  第67回大会実行委員会委員

  • 2016年04月
    -
    2019年03月

    文部科学省  教員免許状更新講習講師

  • 2013年09月
    -
    2018年09月

    日本教育社会学会  学会の歴史に関する資料収集と整理WG委員

  • 2013年08月
    -
    2018年03月

    早稲田大学  総合人文科学研究センター「現代社会における危機の解明と共生社会創出に向けた研究」招聘研究員

  • 2015年04月
    -
    2018年01月

    日本教育社会学会  『教育社会学事典』編集委員

  • 2013年09月
    -
    2017年09月

    日本教育社会学会  編集委員会委員

  • 2011年04月
    -
    2017年03月

    早稲田大学  リスク共有型共生社会研究所招聘研究員

  • 2013年09月
    -
    2015年09月

    日本教育社会学会  理事

  • 2013年09月
     
     

    日本教育社会学会  第65回大会・課題研究「文学的想像力と社会学的想像力」報告者

  • 2011年09月
    -
    2013年09月

    日本教育社会学会  常務理事

  • 2011年09月
    -
    2013年09月

    日本教育社会学会  会員管理部副部長

  • 2013年02月
    -
    2013年03月

    日本教育社会学会  若手研究セミナーワークショップ「カリキュラム」ファシリテーター

  • 2009年04月
    -
    2013年03月

    文部科学省  教員免許状更新講習講師

  • 2011年11月
     
     

    オセアニア教育学会  第15回大会・シンポジウム「オセアニア教育研究のこれから――研究方法をめぐって」指定討論者

  • 2011年09月
     
     

    日本教育社会学会  第63回大会・テーマ部会「今日の教育社会学における「理論」の検討(2)」司会

  • 2009年09月
    -
    2011年09月

    日本教育社会学会  理事

  • 2009年09月
    -
    2011年09月

    日本教育社会学会  研究委員会委員

  • 2011年07月
     
     

    日本高校教育学会  第19回大会・シンポジウム「共生と希望の高校教育」指定討論者

  • 2010年04月
    -
    2011年03月

    筑波大学  公開講座「スクールリーダー研修講座」講師

  • 2009年06月
    -
    2011年03月

    早稲田大学  リスク共有型共生社会研究所客員研究員

  • 2010年09月
     
     

    日本教育社会学会  第62回大会・テーマ部会「「共生」と教育の課題」コーディネイター・司会・討論者

  • 2009年09月
     
     

    日本教育社会学会  第61回大会「多文化教育」部会司会

  • 2005年07月
    -
    2007年03月

    筑波大学教育学会  編集委員

  • 2006年04月
    -
    2006年09月

    日本学習社会学会  第3回大会実行委員会事務局

  • 2006年04月
    -
    2006年08月

    文部科学省  特殊教育教員資格認定試験専門委員

  • 2002年07月
    -
    2005年07月

    早稲田社会学会  研究活動委員

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所属学協会

  •  
     
     

    共生学会

  •  
     
     

    社会調査協会

  •  
     
     

    日本社会科教育学会

  •  
     
     

    日本教育学会

  •  
     
     

    日本移民学会

  •  
     
     

    日本社会学史学会

  •  
     
     

    関東社会学会

  •  
     
     

    早稲田社会学会

  •  
     
     

    ソシオロジ(社会学研究会)

  •  
     
     

    日本教育社会学会

  •  
     
     

    日本社会学会

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研究分野

  • 社会学   共生、共生社会、社会意識、社会的カテゴリ、ナショナリズム、日系アメリカ人、社会調査 / 教育社会学   カリキュラムの社会学、教育的知識、歴史教科書問題、歴史認識、教科書研究、多文化教育

研究キーワード

  • 共生

  • 共生社会

  • 教育的知識

  • カリキュラムの社会学

  • 社会的カテゴリ

  • 社会意識

  • 歴史認識

  • 教科書研究

  • 歴史教科書問題

  • ナショナリズム

  • 多文化教育

  • 日系アメリカ人

  • 社会調査

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受賞

  • 筑波大学人間系優秀教員表彰

    2014年04月   筑波大学人間系  

    受賞者: 岡本智周

  • 第1回日本教育社会学会奨励賞受賞(著書の部)

    2004年09月   日本教育社会学会  

    受賞者: 岡本智周

  • 早稲田大学大隈記念奨学金

    1997年07月   早稲田大学  

    受賞者: 岡本智周

メディア報道

  • 教科書検定 新選択科目「探究」や「論理国語」などが初合格

    インターネットメディア

    執筆者: 本人以外  

    NHK  

    NHKニュース  

    2022年03月

     概要を見る

    2022年3月29日公表の教科書検定結果の特徴についてコメント。

  • リレー連載「他人と生きるための社会学キーワード」

    インターネットメディア

    太郎次郎社エディタス   太郎次郎社エディタスWebマガジン [Edit-us]  

    2020年12月

     概要を見る

    コーディネイトを担当。

  • 米の原爆観 映る教科書

    新聞・雑誌

    執筆者: 本人以外  

    朝日新聞西部版  

    朝刊39面  

    2014年08月

  • 世界の歴史教科書は戦争をどう教えてきたのか――アメリカ

    テレビ・ラジオ番組

    執筆者: 本人  

    TBSラジオ   デイ・キャッチ  

    2005年08月

  • 対話の窓――教科書知識の社会学

    新聞・雑誌

    執筆者: 本人  

    日本評論社   法律時報(915号)  

    165頁  

    2002年02月

  • なぜ歴史教科書が問題となるのか――社会学の視点で

    新聞・雑誌

    執筆者: 本人以外  

    朝日新聞大阪版  

    夕刊11面  

    2001年03月

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論文

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書籍等出版物

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Works(作品等)

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講演・口頭発表等

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 社会についての学びの経験と社会認識・歴史認識の構成との関連に関する調査研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2023年04月
    -
    2026年03月
     

    岡本 智周

  • 現代日本の社会意識の構成にみる共生/分断への志向性と学校教育経験との関わりの分析

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2023年03月
     

    岡本 智周

     概要を見る

    本研究は、社会意識調査を通して、現在の日本社会に「共生」および「分断」への志向性がどのように構造化しているのか、そこに学校教育での経験と得られた知識・認識がいかに関わるのかを探索している。学校教育は社会化の装置であるという点において社会の統合や凝集性を促すものであるが、他方で教育大衆化以降の日本の教育空間はより顕著な選別の場となり、人びとの社会意識の懸隔を広める場ともなってきた。「共生」と「分断」への志向性の様態とその背景をみることによって、教育経験を通して伝達される社会統合の論理の社会的帰結を析出することが、本研究の目的である。
    2021年度は大きく2つの課題を設定して研究活動を進めた。第1に、戦後日本における社会科教育の性格の変遷に関する調査研究を進め、これまでの研究で把握してきた1950年代以来の中等教育用社会科教科書の内容の特徴と併せて、学習内容の世代差を示す指標を作成した。
    第2に、2021年1月に行った社会意識調査のデータを分析し、社会的共生を阻害する諸個人の意識やその背景要因を構造的に明らかにする作業を行った。前回調査の内容に「ジェンダー」「セクシュアリティ」に関わる共生社会意識、および「コロナ禍のなかの行動と意識」を把握する質問項目を追加し、1都5県の20代と40代を対象として回答者1000人から得られた社会意識データをもとに、世代ごとの特徴に焦点を当てた分析を進めた。分析知見は2022年1月に論稿集『コロナ禍のなかの社会意識――2021年調査報告』(早稲田大学共生教育社会学研究室)として発行し、国立国会図書館および複数の大学図書館に納本した。新型コロナウイルスの世界的蔓延の最中の日本社会の状況を記録したことを、この成果の意義として主張することができる。さらに、次回調査のために「人びとが共生をどう理解しているのか」を把握するための質問項目の立案を行った。

  • 成熟社会における学校教育を経由した階層形成メカニズムの比較歴史社会学的解明

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2023年03月
     

    相澤 真一, 岡本 智周, 片山 悠樹, 丹治 恭子, 今井 順, Rappleye Jeremy

     概要を見る

    本研究は、当初より、Ⅰ.日本パートとⅡ.国際比較パートに分けて研究を進めてきたが、次のような成果があった。まず、Ⅰの日本パートについては、第一に、師範学校の歴史を持つ教育社会学研究室の資料のディジタル復元を行い、ここから、戦後日本社会における新しい教育が地域に入っていく過程における抵抗や困難が再発見された。第二に、学校と労働市場へのトランジッションをめぐる資料分析を行った結果、価値あるいは身元保証機能としての学歴が浮上してくる過程およびそこで能力測定における試行錯誤があったことを確認した。国際比較パートでは、当初の計画より、よりドイツに重点を置いた分析を行い、特に東西ドイツ両方を比較に組み込み、特に東ドイツの学校と社会の編成過程を見ていくことによって、当時の社会主義的学校編成のあり方を確認し、さらに、そこからⅠとⅡの接合地点としてのソビエト教育学の知識伝達のありかたが注目されることを研究メンバー全体で共有した。東西ドイツを比較することならびに苅谷剛彦氏の『追いついた近代、消えた近代』の書籍を集中的に検討を行いながら、収集資料を分析することにより、日本とドイツが近代化がむしろ長い過程のなかで成熟したり、表層的に受容したりしながら進む過程を見ることができ、その点で、「長すぎる近代化」と表現した調書の妥当性は随所で確認された。さらに、そこから、ソビエト教育学にゆかりのある研究者の方々にインタビュー調査を行い、さらに今後調査を行う縁を得た。8月には、研究代表者がイギリスとドイツにて、研究面での情報交流と資料収集を進め、これらの方向性を見出すきっかけを得た。年間で、海外研究協力者も交えた計4回の研究会を行い、方向性の共有を行った。

  • 現代日本人の歴史認識の構成にみる国民意識と共生意識の接続および歴史学習経験の寄与

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2020年03月
     

    岡本 智周

     概要を見る

    本研究は、学校教育が全体社会の統合に果たしている役割を検討するものである。教科書内容をはじめ、学校で扱われる教育的知識が表現する社会統合の論理と、それを受容した人々がもつ世界観や社会像の内容を、分析の対象とした。
    具体的には、2010年代の日本社会に生きる人々の歴史認識のなかで、国民意識と共生意識がいかに関連付けられ表現されるのか、そこに学校教育その他の場での歴史学習経験はどう関わるのかを探索することとなった。戦後社会の変動に伴って変遷をみせてきた中等教育段階の歴史教育内容の特徴を指標とし、それを学習者の世代や教育経験と照応させた分析を行うことで、歴史認識の知識社会学的背景を検討した。

  • 共生社会意識の構造の探索:社会の中の格差や分断を“容認”する意識の実態把握と分析

    早稲田大学  特定課題研究助成費

    研究期間:

    2019年06月
    -
    2020年03月
     

  • 戦後教育社会学の学的基盤形成と理論的課題に関する総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2019年03月
     

    加野 芳正, 吉田 文, 飯田 浩之, 米澤 彰純, 古賀 正義, 堤 孝晃, 橋本 鉱市, 稲垣 恭子, 西島 央, 稲永 由紀, 濱中 淳子, 岡本 智周, 山田 浩之, 丹治 恭子

     概要を見る

    本研究では、戦後勃興した日本の教育社会学を対象として、(1)日本教育社会学会の歴史に関する資料の収集と分析、(2)日本教育社会学会の発展を支えた第2世代の会員(昭和30年代以降に学会に加入)を中心としたインタビュー調査、(3)教育社会学の学術的課題(学問的課題、現代的課題)を対象とした2巻の論文集の刊行、(4)日本の教育社会学の主要なテーマ、研究方法、教育現実を中心とした英語論文集を刊行した。
    これらの作業を通じて、日本の教育研究をリードする教育社会学が、知識、制度、社会という観点からどのような歴史的発展を遂げ、現状がどうであり、どのような課題を解決しなければいけないのかを明らかにした。

  • 2014年1月の教科用図書検定基準一部改正による歴史教科書内容の変化の把握と分析

    早稲田大学  特定課題研究助成費

    研究期間:

    2018年06月
    -
    2019年03月
     

  • 「共生」を実現する教育の実証的検討-「社会的カテゴリーの問い直し」に着目して-

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2017年03月
     

    飯田 浩之, 佐藤 博志, 新井 雅, 崔 玉芬, 江角 周子, 小山田 建太, 坂口 真康, 桜井 淳平, 鈴木 瞬, 高橋 智子, 留目 宏美, 津多 成輔, 内田 沙希, 岡本 智周, 庄司 一子, 水本 徳明, 荒川 麻里

     概要を見る

    本研究では、生徒、教員の「共生」及び「共生教育」に関する意識や構えを探るとともに、学校教育現場で行われている「共生教育」の実践事例を取り上げ、質問紙調査やインタビュー調査、資料調査を通じて得られた実証的なデータ・資料をもとに、「共生」を実現する教育の可能性を検討した。具体的には、人々が「共生」するためには、「男/女」「障害者/健常者」「日本人/外国人」などの社会的カテゴリーを緩やかに捉え、絶えず問い直すことが重要であることを検証するとともに、そのための教育の方策について検討した。

  • 2010年代の日米歴史教科書に表現されるナショナリズムと共生概念との接続の理路

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2013年04月
    -
    2016年03月
     

    岡本 智周

     概要を見る

    本研究は、2010年代の日米の歴史教科書の内容分析を行い、そこにナショナリズムがいかに表現され、共生概念とはどのように関連付けられているのか、あるいは差異化されているのかを探索した。また併せて、多文化教育論・多文化社会論の動向の把握と分析、並びにナショナリズムと共生に関する社会意識の探索を行った。
    学校教育は国民統合の装置であるという点においてナショナリズムを帯びるが、近年の社会的多様性の高まりのなかでは、より広く共生を促す場ともなっている。両概念の接続の理路を析出することによって、学校歴史教育を通して伝達される社会統合の論理の今日的様相を明らかにすることを、本研究の目的とした。

  • 歴史教育が採用する語り口の諸類型と教育の社会化機能に照らした効用に関する調査研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2010年04月
    -
    2013年03月
     

    岡本 智周

     概要を見る

    本研究は、学校および社会教育において歴史が教育される際に採られる叙述の枠組み(語り口)に着目し、学習者のおかれる社会化段階に照らしてその効用を分析した。とくに沖縄の歴史の語られ方のバリエーションを、歴史伝達行為の目的・結果と併せて収集し、整理した。これによって、学校歴史教育が多くの場合に前提としている「ナショナルヒストリー」という叙述の枠組みの有効性と限界、およびそのオルタナティブについて検討した。

  • 現代日本のリスク社会化環境における共生社会論のあり方と実践方法に関する実証的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2009年04月
    -
    2012年03月
     

    和田 修一, 岡本 智周, 熊本 博之, 麦倉 泰子, 丹治 恭子, 大日方 純夫, 大藪 大藪, 竹本 友子, 大平 章, 笹野 悦子

     概要を見る

    後期近代社会としての日本社会は「リスク社会化」という社会構造の変動過程の文脈の中にあるが、こうした「リスク社会化」が生み出す社会環境のあり様にの下で「共生社会」という理念的枠組みを明らかにすることによって、「リスク社会」における「共生」問題の論理的構造を分析し、そのリスク回避へ向けての社会施策を考究するための理論の構築を目指した。この目的のために、初年度では従来の共生社会論の抱える問題点を摘出し、その理論的問題点を実証的に論じるための意識調査を二年度目に実行し、三年度目にそのデータ解析に基づく理論研究を行い、リスク社会における「共生」問題の理論的解明を行った

  • 共生をめぐる問題系の確認と展開

    筑波大学大学院人文社会科学研究科  インターファカルティ教育研究イニシアティヴ(IFERI)共同セミナー

    研究期間:

    2009年04月
    -
    2010年03月
     

  • 文化戦争以降の米国歴史教科書におけるジェンダー概念と社会統合の論理に関する研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2008年04月
    -
    2010年03月
     

    岡本 智周

     概要を見る

    本研究は、文化戦争以降のアメリカ合衆国の歴史教育の内容を把握し、1960年代以降に女性が獲得した社会や家庭での新たな役割がそこにどのように表現されているのかを探索した。1980年代以降の主要な歴史教科書の内容をデータベース化し、とくにバックラッシュ以降のジェンダー概念の扱いを分析した。アメリカの歴史教科書が次第に、社会的カテゴリに付与された意味を吟味させる語り口を採用するようになったことを提示し、そうした語り口に教育的知識としての有効性を指摘することとなった。

  • 価値多元化社会における共生教育学の理論と実践に関する日米比較研究

    筑波大学  ロケット・スタート支援経費

    研究期間:

    2006年04月
    -
    2007年03月
     

  • 2001年以降の米国歴史教育における多文化主義と国民主義の相克と止揚に関する研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2006年04月
    -
    2007年
     

    岡本 智周

     概要を見る

    本研究は、21世紀に入ってからのアメリカ合衆国の歴史教育の内容を把握し、そこに多文化主義(multiculturalism)と国民主義(nationalism)の両思想のいかなる相克と止揚が表現されているのかを分析するものである。2007年度は、研究計画に即して以下の2つの課題を設定して研究活動に取り組んだ。(1)2000年代の歴史教科書の内容をデータベース化し、1990年代までの内容と比較分析する。(2)ロサンゼルスの全米日系人博物館およびその別館「民主主義保全ナショナルセンター」の歴史展示の方針・内容・方法を分析する。
    (1)については、前年度に収集した2001年以降刊行の歴史教科書10点をデータベース化し、その内容を1990年代に刊行されたそれぞれの旧版と対比する分析を完了した。(2)については、前年度末のロサンゼルス出張で大量に入手することができた、全米日系人博物館および民主主義保全ナショナルセンターの公教育プログラム教材や各種資料、とりわけ前者の『Life Interrupted』と後者の『Fighting for Democracy』の内容分析を行った。また両館で行った教育プログラム担当者への取材および参与観察の結果を総合し、2000年代のアメリカにおける「民主主義」「ナショナリティ」「エスニシティ」といった社会思想の諸概念の組み合わせ方および提示の仕方について考察した。
    本研究の成果は、2008年3月に『歴史教科書にみるアメリカ-共生社会への道程』(学文社)として刊行した。同書では、現代アメリカにおける歴史教育内容の通時的なレヴューを行うとともに、とくに2000年代のアメリカの社会状況および教育状況を表現する第4章と第5章において、本研究によって得られた知見を提示した。

  • 日系ハワイ市民のナショナルアイデンティティの構成における多文化的教育経験の寄与

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2002年04月
    -
    2005年03月
     

    岡本 智周

     概要を見る

    2004年度は2つの課題を設定して研究活動に取り組んだ。1.ホノルルとロサンゼルスの日系人の比較分析2002年9月のホノルルでの聞き取り調査からは、ハワイの日系人のアイデンティティ構成が多元的であることが把握された。2003年10月にはロサンゼルスで同様の聞き取り調査を行い、ハワイと西海岸での日系人を取り巻く社会的力の相違を把握した。2004年度にはこれらの作業の成果を論文にまとめ、「日系合衆国民のアメリカンアイデンティティ--西海岸とハワイの場合」として発表した。また8月にホノルルで開催されたJACL(全米日系市民協会)の大会に参加し、そこでの取材データを元に、アメリカの日系人が掲げる多文化主義が民主主義の実現と国民主義の強化のどちらにより強く帰結していくのかについて分析を行った。2.グローバル化と教育の多文化化の関連についての検討多文化社会に生きる現在の日系アメリカ人が、どのような教育経験を積んできたのかを理解するために、アメリカの歴史教育内容の変化を検討した。これによって、社会がグローバル化していくにつれ、『アメリカ国民」「日系人」に関する教育内容が変化してきたことを把握した。さらにその知見を日本の歴史教育内容の特徴と比較検討し、グローバル化と教育の多文化化の関連について検討した。その成果は、4月にスウェーデンのヨーテボリ大学で開催されたNAJS(北欧現代日本社会研究会)の第1回大会(日本学術振興会ストックホルムセンター後援)で報告し、論文「A Globalized Sense of Rational Style of Historiographical Narration of Modernity : History Textbooks of Japan and the United States, and the Narration of History in the Age of Globalization」として発表した

  • 20世紀後半の学校教科書に表現された「歴史記述の意識」の変質に関する日米比較研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2001年04月
    -
    2002年03月
     

    岡本 智周

     概要を見る

    本研究は、20世紀後半の日本とアメリカ合衆国で使われた歴史教科書の内容を分析し、そこに表現された「歴史記述の意識」(historiographical consciousness)の特徴を比較検討する教育社会学的試みである。公教育における歴史教育は、近代国民国家システムのなかでは国民統合の機能を果たすものである。国境を越えた人間活動の増大という20世紀後半に特徴的な社会変動が、その国民統合の論理にいかなる変容を迫ってきたのかを把握することが、本研究の目的である。分析素材として取り上げたのは、1950年から2000年のあいだに日米で刊行された主として中等教育用の歴史教科書である。日米それぞれの当該領域における先行諸研究の現状に応じて、日本に関しては山川出版杜の『世界史』教科書の49の版を、アメリカに関しては様々な出版杜の101冊の教科書を収集し、ネイションに関する情報とその語られ方の変化をカリキュラム分析(ストーリーライン分析と画像分析)の手法で検討した。本研究の分析からは、日米の両ケースにおいて、歴史教育がナショナルな枠組みを維持しながらも歴史を語るための視点を複眼化させていく現象を把握できた。その背景には、ネイション間を行き来する人間活動の増大に伴って歴史教育の方法と内容に向けられる視線が複数化したことが挙げられる。また50年のあいだに歴史教育内容がそのように変化するにつれて、教科書を通して伝達される国民統合の論理が、原初主義的なネイション把握より以上に近代主義的なネイション把握を基礎としたものへと推移していったことを指摘できた。20世紀後半の日本とアメリカの国民史教育に、脱<原初主義>という一つの共通した変化の傾向を見出せたことが、本研究におけるカリキュラム分析の成果である

  • 「国際教育」の理論と実践方法に関する学際的研究

    早稲田大学国際教育センター  共同研究プロジェクト

    研究期間:

    1999年10月
    -
    2001年03月
     

  • 歴史教科書知識に表現されるナショナリズムの変質――1990年代アメリカ合衆国の国民教育

    早稲田大学  特定課題研究助成費

    研究期間:

    1999年04月
    -
    2000年03月
     

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Misc

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その他

  • 専門社会調査士

    2005年10月
    -
    継続中

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    専門社会調査士 社会調査協会 第369号

  • 中学校教諭一種免許状社会科

    2000年03月
    -
    継続中

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    中学校教諭一種免許状社会科 東京都 平12中1第22117号

  • 中学校教諭専修免許状社会科

    2000年03月
    -
    継続中

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    中学校教諭専修免許状社会科 東京都 平12中専第10889号

  • 学校図書館司書

    1995年12月
    -
    継続中

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    学校図書館司書 文部省 第169261号

  • 高等学校教諭一種免許地理歴史科

    1995年03月
    -
    継続中

     概要を見る

    高等学校教諭一種免許状地理歴史科 東京都 平7高1第23562号

 

現在担当している科目

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社会貢献活動

  • 早稲田大学総合人文科学研究センター研究員

    2018年04月
    -
    継続中

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    早稲田大学総合人文科学研究センター「現代社会における危機の解明と共生社会創出に向けた研究」「知の蓄積と活用にむけた方法論的研究」研究員

  • 日本学術会議連携会員

    2020年10月
    -
    2026年09月

  • つくば市竹園学園コミュニティ・スクール推進会議委員

    つくば市 

    2023年04月
    -
    2024年03月

  • つくば市立竹園東中学校学校評議員

    つくば市立竹園東中学校 

    2022年04月
    -
    2023年03月

  • 文部科学省科学研究費助成事業「学術変革領域研究(A)」審査意見書作成

    文部科学省 

    2021年06月
     
     

  • 東京大学学術成果刊行助成審査員

    2020年12月
    -
    2021年03月

  • 日本教育社会学会第71回大会・課題研究「カリキュラムの社会学のこれからを問う」司会

     
    -
    2019年09月

  • 関東社会学会第67回大会実行委員会委員

    2019年01月
    -
    2019年06月

  • 文部科学省教員免許状更新講習講師

    2016年04月
    -
    2019年03月

  • つくば市教育評価懇談会委員

    2017年11月
    -
    2018年07月

  • 茨城県立竹園高校「筑波大学研究室体験学習」協力

    2016年06月
    -
    2018年03月

  • 早稲田大学総合人文科学研究センター招聘研究員

    2013年08月
    -
    2018年03月

     概要を見る

    早稲田大学総合人文科学研究センター「現代社会における危機の解明と共生社会創出に向けた研究」招聘研究員

  • ETV特集「暮らしと憲法 第2回 外国人の権利は」NHK,2017年5月13日23:00~24:00放送,取材協力

    2017年02月
    -
    2017年05月

  • 国立教育政策研究所「キャリア教育に関する調査データ二次分析委員会」委員

    2015年05月
    -
    2017年03月

  • 早稲田大学リスク共有型共生社会研究所招聘研究員

    2011年04月
    -
    2017年03月

  • 早稲田大学大学院文学研究科修士論文副査

    2013年05月
    -
    2015年09月

  • 筑波大学人間系「共生人間科学」の創成と推進

    2013年10月
    -
    2015年03月

  • 土浦市多文化共生推進プラン策定委員会アドバイザー

    2013年06月
    -
    2015年03月

  • 日本教育社会学会若手研究セミナーワークショップ「カリキュラム」ファシリテーター

    2013年02月
    -
    2013年03月

  • 文部科学省教員免許状更新講習講師

    2009年04月
    -
    2013年03月

  • オセアニア教育学会第15回大会・シンポジウム「オセアニア教育研究のこれから――研究方法をめぐって」指定討論者

     
    -
    2011年11月

  • 日本教育社会学会第63回大会・テーマ部会「今日の教育社会学における「理論」の検討(2)」司会

     
    -
    2011年09月

  • 日本高校教育学会第19回大会・シンポジウム「共生と希望の高校教育」指定討論者

     
    -
    2011年07月

  • 早稲田大学リスク共有型共生社会研究所客員研究員

    2009年06月
    -
    2011年03月

  • 筑波大学公開講座「スクールリーダー研修講座」講師

     
    -
    2010年10月

  • 日本教育社会学会第62回大会・テーマ部会「「共生」と教育の課題」コーディネイター・司会・討論者

    2010年03月
    -
    2010年09月

  • 日本教育社会学会第61回大会「多文化教育」部会司会

     
    -
    2009年09月

  • 筑波大学大学院人文社会科学研究科インターファカルティ教育研究イニシアティヴ(IFERI)×筑波大学共生教育社会学研究室 共同セミナー《共生をめぐる問題系の確認と展開》を実施(実行委員長)

    2009年01月
    -
    2009年07月

  • 日本学習社会学会第3回大会実行委員会事務局

    2006年04月
    -
    2006年09月

  • 文部科学省特殊教育教員資格認定試験専門委員

    2006年04月
    -
    2006年08月

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学術貢献活動

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特定課題制度(学内資金)

  • 共生社会意識の構造の探索:社会の中の格差や分断を"容認"する意識の実態把握と分析

    2019年  

     概要を見る

     本研究は、社会的共生を促進ないし阻害する諸個人の意識やその背景要因を構造的に把握し分析するものである。2019年度は特に、「社会の中の格差や分断を“容認”する意識」の実態把握と分析に焦点を定めて研究を進めた。具体的には、第1に、前年8月に行った調査のデータを分析し、社会的格差の拡大に対して「やむをえない」とする回答の背景の探索を行った。第2に、2018年調査の内容を改訂し、「格差・分断容認意識」の背景と影響をさらに多面的に把握するための調査を2019年10月に実施した。「無前提的平等主義」に基づく意識と態度が「格差・分断容認意識」の核にあり、社会的疎隔を固定化する要素となっていることが析出された。

  • 2014年1月の教科用図書検定基準一部改正による歴史教科書内容の変化の把握と分析

    2018年  

     概要を見る

     本研究は、学校教科書の内容を検討し、教育的知識が表現する社会統合の論理を分析するものである。2014年1月に中学校社会科・高校地理歴史科・公民科の教科用図書検定基準が部分改定され、教科書において近現代の歴史的事象が扱われる際には、「通説的な見解がない」場合にはその旨が明示されるべきこと、「政府の統一的な見解」が存在する場合にはそれらに基づいた記述がなされるべきこと等が定められた。学校教科書はその後、修正・検定・採択が行われ、2017年度に新検定基準に依拠した改訂版が出揃ったことになる。本研究では、中学校・高校歴史教科書内容の改訂前後の変化を把握し、新検定基準が教育的知識に与えた影響を分析した。

  • 歴史教科書知識に表現されるナショナリズムの変質―1990年代アメリカ合衆国の国民教育―

    1999年  

     概要を見る

     本研究は、1990年代のアメリカ合衆国の教科書において表現されたナショナルアイデンティティの性質を確定・分析することを目的とする。本研究の意義は、1980年代の新保守主義の時代を経たあとのアメリカンナショナリズムの性質を明らかにすることにあり、教育内容についての第一次資料を詳細に検討することを、そのための方法とする。分析の際に参照するのは、冷戦以後の世界におけるナショナリズムについての異なる2つの理論的視点(primordialistアプローチとmodernistアプローチ)である。 本研究では、1990年から1998年に刊行された12冊の歴史教科書と5冊の副読本・ワークブックを集め、「画像分析」と「ストーリーライン分析」を行った。これらの分析からは、1990年代の歴史教育において白人を中心とした歴史記述の意識が低下し、人種・民族の混淆した集団そのものを「アメリカ」とする傾向が強まっていることを指摘できた。その際、歴史を「国民の歴史」として語っているという意味では、「ナショナルな神話やシンボルや記憶」の重要度が確認され、primordialistの推論に一定の妥当性が認められる。 しかしながらより重要なのは、1990年代において語られる「アメリカ」の神話やシンボルや記憶が、1980年代の、あるいは1950年代以前のそれとは完全に異なっている点である。白人男性のネイティビズムに依拠し、あらゆる人びとが従うべきものとして「アメリカ」を提示したナショナリズムと、アメリカの「現在」を共有する人びとが出来うる限り対等に「アメリカ」の神話や記憶を構成することを目指す1990年代のナショナリズムとは、明確に区別されなければならない。「アメリカの歴史」の境界線が拡散していくという現象は、旧来の国民国家の原理とは相容れないものである。以上のことから本研究は、1990年代のアメリカ合衆国の国民教育において指向されるナショナリズムはmodernistアプローチが想定するそれにより近いと、結論する。