2024/07/03 更新

写真a

ホザキ ノリオ
保崎 則雄
所属
人間科学学術院
職名
名誉教授
学位
博士(教育コミュニケーション学) ( 1987年12月 オハイオ州立大学(米国) )

学歴

  • 1980年12月
    -
    1987年12月

    オハイオ州立大学大学院   教育工学研究科   メディア教育学 外国語教育学 教育コミュニケーション学  

  • 1973年04月
    -
    1977年03月

    金沢大学   法文学部   法学科  

所属学協会

  • 2006年04月
    -
    継続中

    日本教育方法学会

  • 2000年04月
    -
    継続中

    日本教育メディア学会

  • 1996年04月
    -
    継続中

    外国語教育メディア学会

  • 1986年04月
    -
    継続中

    日本教育工学会

  • 1992年04月
    -
    2010年03月

    広島大学留学生センター

  • 1990年09月
    -
    1997年06月

    米国教育コミュニケーション学会

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研究分野

  • 外国語教育 / 教育工学

研究キーワード

  • 言語教育方法学、メディアリテラシー研究、教育コミュニケーション研究、経験学習

 

論文

  • 創造性を創発し、協働での学びを育てる授業「Media Production Studies」のデザインと実践、その評価

    保崎則雄, 冨永麻美

    福島大学経済学会「商学論集」   92 ( 1-2 ) 69 - 85  2023年10月

    担当区分:筆頭著者

  • 映像制作のオンライン授業における協働作業によって学びが生起する様相の分析

    冨永麻美, 保崎則雄

    教育メディア研究   29 ( 2 ) 29 - 41  2023年04月  [査読有り]

    担当区分:最終著者

  • 大学生がオンラインで映像制作を協働する過程において形成される態度と変容する意識

    冨永麻美, 保崎則雄

    「人間科学研究」早稲田大学 人間科学学術院   36 ( 1 ) 15 - 27  2023年03月  [査読有り]

    担当区分:最終著者

  • 日本語学習者のディスカッション運営力を高める振り返りの試み

    寺田恵理 野田眞理 保崎則雄

    京都大学高等教育研究   ( 25 ) 25 - 36  2019年12月  [査読有り]

    担当区分:最終著者

  • ティーチングアシスタントの視点から語られる 授業実践に関する事例研究

    藤城晴佳, 保崎 則雄

    京都大学高等教育研究   ( 24 ) 45 - 54  2018年12月  [査読有り]

    担当区分:最終著者

  • 手で書くこと、手書き文字に対する認識に関する一考察

    寺田恵理, 保崎則雄

    日本教育工学会論文誌   42 ( Suppl. ) 145 - 148  2018年  [査読有り]

    担当区分:最終著者

     概要を見る

    手書き文字と手書きという作業を、通学制の学生群、書家群、eスクールの学生群の3グループでアンケート調査をして分析したもの。eスクール群は年齢的に他の2群とは高いが、オンラインでの書き込みには抵抗が少なく、学びを進める道具としては肯定的に捉えていた。

  • TEDを利用したディスカッション・ボードの構築と実践 他大学との交流を中心に

    飯野一彦, 保崎則雄

    群馬高専レビュー   ( 35 ) 39 - 45  2016年11月

    担当区分:最終著者

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    Moodle を学習システムのプラットフォームとして、教材は、TED Talks を用いてオンライン・ディスカッションができるような構築した。そのシステム上で視聴した映像について、他大学の学生、教員が自由に書き込んだ。その結果、参加学生は積極的にオンラインのディスカッションに参加し、英語によるコミュニケーションを楽しんで活動をしていることがわかった。

  • オンライン・ディスカッションを通した学生間のインタラクションと英語の変化

    鈴木広子, 菅原安彦, 保崎則雄

    東海大学教育開発研究センター紀要   1   27 - 41  2016年11月  [査読有り]

    担当区分:最終著者

     概要を見る

    Moodle を使用してオンラインで英語によるディスカッションのシステムを開発し、参加者の発話を分析したもの。オンラインディスカッションのトピックは、TED映像から選び、映像視聴をベースとして、そこから教員も議論の参加者として発言をし、議論の展開を図った。その結果、(1)映像、字幕が学生の理解につながっているのか、(2)ディスカッションにおいてどのような質問をすることが効果的に働くのかということが明らかになった。

  • 小学校外国語活動用マルチメディア教材の制作と使用教員による評価

    保崎 則雄, 北村 史, 土性 香那実

    教育メディア研究   23 ( 1 ) 47 - 57  2016年09月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

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    本稿は、埼玉県所沢市立教育センター、現職小学校教諭、大学研究者の三者が協働して開発した小学生英語活動用のマルチメディア教材を、授業を担当した学級担任が1年に渡って授業で使用し、利便性を評価したものの報告である。1年間の使用後、2012年3月から4月にかけて実施した質問紙による評価では、小学校教諭142名から回答を得た。その結果、音声つき映像教材としての全体的な評価は、児童が十分に興味を持って取り組めるという学級担任の評価があり、本教材が授業で使用されるにあたり、一定の評価を得ていることがわかった。一方、探索的因子分析の結果、教材の使用感に関する5つの因子が抽出された。1)教材としての適切さ、2)教授学習活動へのなじみ、3)児童の日常との親和性、4)表現内容への親しみやすさ、5)伝達情報の明瞭さの5つである。今後小学生の英語教材を制作する際には、音声、文字英語の教育という面、地元のことの理解を進めるという面で、更なる工夫

    DOI CiNii

  • 大学研究室が実践する小規模での米国短期海外研修の活動に参加した学生の自己評価、気づき、学びの分析

    保崎則雄

    総合学術学会誌   ( 第15号 ) 45 - 50  2016年05月  [査読有り]

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    筆者の所属する大学の研究室での短期米国研修について過去5年間に絞って分析、報告したもの。研修そのものは、16年間継続しており、最近の5年間は、事前アンケート、事後アンケートを取り、その比較調査の結果、英語やプレゼンという面ではなく、共同生活、共同活動といった面での成長が指摘された。

  • 小学校5年生における映像メディア制作授業の実践と評価 ー児童、担任、授業補助者の省察ー

    菅 勇希, 保崎則雄

    教育メディア研究   15 ( 2 ) 83 - 94  2009年03月  [査読有り]

    担当区分:最終著者

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    メディアリテラシー(以下ML)の育成が学校教育において重要である、という認識が広まり、全国でML育成の実践事例が報告されている。本実践では、大学の研究室と地元の小学校が協働で、児童のML及びコミュニケーション力を育成することを狙いとして、映像メディア制作を体験する授業を実践し、評価した。三角測量的観点から活動に参加した3者(児童、担任教員、学生の授業補助者)の省察をもとに、実践活動を評価、分析した結果、児童は、メディア使用において編集作業を通して時間軸を操作できることに気づき、メディアが構成されていることを体験的に学習でき、学生は活動のなかで児童への指導法を反省的な視点で振り返っており、教師の仕事を意識していた。担任教員は、このような活動を教科学習と繋げることが効果的であることを強く認識しており、また、学生と役割を分担できたことで、教員が普段よりも児童を客観的に観察できたことが明らかになった。

    DOI CiNii

  • 中学校英語へスムーズに接続する小学校英語活動のあり方について

    保崎則雄

    埼玉県所沢市立教育センター「研究員研究紀要」   ( No. 254 )  2008年12月

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    所沢市立教育センターでの小学校英語活動についての年間報告書。教材開発と教材使用について研究成果を各研究員がまとめたもの。

  • 早稲田大学人間科学部eスクールでの経験知における「気づき」「まなび」と「工夫」 --新米eスクール教師の試行錯誤--

    保崎則雄, 北村, 史

    教育メディア研究   13 ( 1 ) 25 - 30  2006年10月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

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    早稲田大学人間科学部では, 2003年4月,インターネット使用中心の通信教育課程を立ち上げた。2006年夏現在,完成年度の最終年となり,課題を抱えつつも,順調に運営されている。実施の過程で,遠隔教育,対面教育,教材作成と改訂などにおいて,いくつもの「気づき」と「まなび」が筆者にはあった。本実践報告では,筆者担当の授業に関して,所謂形成的な評価という意識から,「気づき」「まなび」をささやかな工夫とともに紹介する。そして新米eスクール教員として奮闘する中で,学習者の顔の見えない授業でのインターアクションについて,もう一度自己研鑽を積む必要性を痛感した。とりわけ,授業用教材作成,学習コミュニティの構築とBBS(電子掲示板)コミュニケーション,重要な役割を果たす「教育コーチ/TA」の役割などについてのさらなる調査,研究により,今後この新しい将来性のある教育システムはより効果的に機能するであろう。

    DOI CiNii

  • 「英語学びノート」を活用した効果的な指導法

    保崎則雄

    埼玉県所沢市立教育センター「研究員研究紀要」   ( No. 252 )  2006年03月

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    「英語学びノート」を効果的に使用した授業の構築と実践報告

  • 身体、アーティファクトを用いた効果的コミュニケーション過程の分析とFDへの応用

    保崎則雄

    平成16ー18年度科学研究費補助金研究成果報告書     1 - 50  2006年03月

    担当区分:筆頭著者

     概要を見る

    コミュニケーションをより効果的に行うためには、まずは言語表現が重要であるが、同時に言語を発する身体のトレーニング、あるいは、メッセージを適切に伝達するメディア技術の習得が重要である。

  • 初級ESL学習者の音声付映像における英語字幕提示タイミングに関する検知限と許容限の調査

    保崎則雄, 斎藤孝枝

    日本総合学術学会誌   ( 3 ) 37 - 44  2004年04月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 身体、アーティファクトを用いた効果的コミュニケーション過程の分析とFDへの応用

    保崎則雄

    科学研究費補助金{基盤研究C}研究成果報告書   研究課題番号 16500608  2004年04月

  • コミュニティーに根ざしたメディアリテラシー育成とケーブルテレビ用の映像制作の実践

    保崎則雄

    「”人間科学”授業アーカイブの開発とCATV網を利用した障害学習への適用」平成13-15年度科学研究費補助金 報告書     41 - 59  2004年03月

  • ファカルティデベロップメント実践に行き着く前の共通理解として

    大学教育と情報/私立大学情報教育協会   12;1  2003年06月

  • プロセスデータの重要性

    保崎則雄

    日本総合学術学会誌(読者の声)   2   28 - 28  2003年04月

    担当区分:筆頭著者

  • テクノロジーが支える教育活動

    大学教育と情報/私立大学情報教育協会   10; 3  2002年01月

  • 総合学習としてのプレゼンテーション

    研究報告「英語プレゼンテーション講座の試み」/メディア教育開発センター   28  2001年12月

  • 映像の分析とコンピュータ支援教材の作り方

    日本総合学術学会研究会    2001年03月

  • 米国大学におけるOnline Educationの特徴

    高等教育のおける高度情報通信技術の活用/ 1998〜2000年度科学研究費補助金 基盤研究(B) (2) 研究成果報告書 課題番号10041048   pp.95-102  2001年03月

  • マイクロプレゼンテーションのクリニック

    研究報告「高等教育におけるメディア活用と教員の教授能力開発 V. 検収プログラム提案事例集」/メディア教育開発センター(NIME)   27  2001年03月

  • コミュニケーションとしてのプレゼンテーション

    研究報告「高等教育におけるメディア活用と教員の教授能力開発 IV. メディアを活用する教員支援のための提案」/メディア教育開発センター(NIME)   26  2001年03月

  • Hot, Hazy, Humane . . . .

    LL通信/ソニー   322  2000年10月

  • 国際理解教育について:話題と笑いの重要性

    ニューズレター/掛川国際都市交流協会   14  2000年03月

  • Media Production & Presentation

    神奈川大学心理・教育研究論文集/神奈川大学   19   126 - 136  2000年03月

  • メディア製作の授業実践:基礎ゼミ99

    保崎 則雄

    神奈川大学 心理・教育研究論集   /19,126-136  2000年

  • ニューメディアとコミュニケーション

    保崎則雄

    神奈川県立学校保健会    1999年12月

  • 国際理解教育について:帰国生の参加

    ニューズレター/掛川国際都市交流協会   13  1999年11月

  • 実践報告:映像メディアで教える自己表現

    日本教育工学会第15回全国大会講演論文集   pp.421-422  1999年10月

  • 声をだすことと言葉を発すること

    ニューズレター/掛川国際都市交流協会   12  1999年07月

  • ハイテク機器と青少年のコミュニケーション

    神奈川県青少年教育協会青少年タイムズスクエア    1999年03月

  • よいコミュニケーターになるためには

    ニューズレター /掛川国際都市交流協会   11  1999年03月

  • Communicative features in video

    Y Hirasawa, N Hozaki

    ADVANCED RESEARCH IN COMPUTERS AND COMMUNICATIONS IN EDUCATION, VOL 2   55   962 - 963  1999年

  • 映像教材における字幕の効果:アイマークレコーダによる視線運動の分析から

    大学英語教育学会(JACET)月例会    1998年04月

  • LLを活性化する異文化理解を目的としたマルチメディア語学学習システムの開発

    1995〜1997年度科学研究費補助金 基盤研究(B)(1) 研究成果報告書 課題番号07558027    1998年04月

  • 情報教育の発信と受信についての一考察:メディアリテラシーの育成をめぐって

    神奈川大学心理・教育研究論文集/神奈川大学   19  1998年04月

  • 英語によるプレゼンテーション

    メディア教育開発センター研究会    1998年03月

  • 映像表現の教育利用

    ランゲージラボラトリー学会関西支部研究会    1998年03月

  • 映像の学習効果:映像を利用すべき方法と様相

    広島大学留学生センター研究会    1998年03月

  • 『情報教育の発信と受信についての-考察』メディアリテラシーの育成をめぐって

    保崎 則雄

    神奈川大学心理・教育論集   /17,165-170  1998年

  • マルチメディアと外国語教育

    広島大学留学生センター研究会    1998年01月

  • メディアを利用した授業改善

    メディア教育開発センター(NIME)研究会    1997年11月

  • 映像教材の英語字幕の大きさが理解に与える影響についての一考察

    教育工学関連学協会連合第5回全国大会   pp. 545-546  1997年09月

  • メディアリテラシーの育成と情報発信、受信

    神奈川大学教職課程委員会研究交流会    1997年09月

  • アメリカにおける地域と大学

    横浜市立大学主催神奈川区民ジョイント講座講演    1997年09月

  • 字幕の読みと内容理解の視線運動分析

    日本語教育研究会    1997年08月

  • 情報教育でなかなか教えてくれないこと

    図書館だより/神奈川大学   95  1997年07月

  • メディア教育を実践しつつ学ぶこと

    ニューズレター/神奈川大学外国語研究センター   21  1997年07月

  • 字幕付き映像の理解を高める提示方法についての一考察

    Language Laboratory/ランゲージラボラトリー学会   34   42 - 62  1997年06月  [査読有り]

  • 視線運動分析に基づく字幕・映像付音声教材利用の効果的英語聴解訓練システムの開発

    1994-1996年度 文部省科学研究費補助金 (基盤研究B)研究成果報告書    1997年04月

  • 字幕つき映像の視聴過程を知るための視線運動分析について

    神奈川大学心理・教育研究論文集/神奈川大学   16  1997年04月

  • A brief report of Japan's Educational Technology Conference 1996-1997

    INTERNATIONAL PERSPECTIVE/Association for Educational Communications and Technology   25: 2  1997年02月

  • 字幕付映像の理解を高める提示方法についての一考察

    鈴木 広子, 保崎 則雄

    Language Laboratory   34   53 - 73  1997年

     概要を見る

    Closed-captioned(cc) videos are designed to help students listen to authentic English that is spoken fast with many reduced forms. Our previous studies have concluded that the burden on reading CC beyond the learner's reading skills has presumably interfered with their listening and viewing processes. In fact, the viewing pattern of the beginning learner is inconsistent between visuals and CC, while that of the advanced learner is the consistent triangular process; visuals to the beginning of CC, and to the end of CC, then back to visuals. Thus, it is hypothesized if they are given appropriate reading practice of the target CC, their comprehension will be enhanced by relying more on viewing and listening to dialogues. The present study attempts to discuss when and how CC benefits and interferes with the learners' listening process in using EFL video materials. The original approach here is to show a video excerpt to the EFL learners and compare each pattern of their eye movements before and after different reading exercises on the target CCs. Their eye movements are traced, recorded and analyzed by the eye-mark recording system. This system makes quantitative analyses feasible by plotting the fixation points against the duration time of their eye movements. This paper is demonstrated those physical evidences.

    DOI CiNii

  • 映像教材の英語字幕の大きさが理解に与える影響についての一考察

    保崎則雄

    教育工学関連学協会連合第5回全国大会   /,545-546  1997年

  • 英語上級者モデルの字幕視聴パターンについての一考察

    保崎則雄, 鈴木広子

    教育メディア研究(日本視聴覚・放送教育学会)   3/2,25-37 ( 2 ) 25 - 37  1997年  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

     概要を見る

    字幕つき映像においては、画面上で視るものが、映像情報と文字情報の2種類存在する。その情報内容は、音声と映像の提示技術と相まって、重複したり、異なったりという様相を絶え間なく繰り返しつつ進行するため、初級者にとっては、認知負荷が増し、混乱を招き、理解の干渉になっていることが確認されている。一方、英語上級者にとっては、字幕は新たな効果的情報源となりうると示唆される。ところが、その上級者の視聴過程に踏み込んで分析した研究は、ほとんどない。本研究では、現在までに収集した英語上級者の字幕つき音声映像の特徴的な視聴モデルを紹介する。映像と字幕間の三角形の情報処理パターン、ネイティブスピーカーの多角形視聴パターン、安定した字幕読みのパターン、上級者と初級者の視点注視時間のパターンの違いなどを具体的な視線運動の分析を中心として示し、上級者の視聴モデルについて実例を交え考察する。

    DOI CiNii

  • 字幕つき映像の視聴過程を知るための視線運動分析について

    保崎則雄

    神奈川大学心理・教育研究論集   /16,58-67  1997年

  • What needs to be considered about creativity and media use in a group-oriented society?

    保崎則雄

    Journal of Educational Media International   33   12 - 16  1996年  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

  • コンピュータ利用における課題

    保崎則雄

    メディア活用マニュアル 語学ラボラトリー学会(LLA)編     178 - 188  1995年06月

    担当区分:筆頭著者, 最終著者

  • (CG)による[動画][静止画]複合利用のインターアクティブ日本語教材開発研究

    1992〜1994年度科学研究費補助金 一般研究(C) 研究成果報告書 課題番号04680293    1995年04月

  • A brief report on the current situation of Ed Tech research and other related areas in Japan, 1994-1995

    Association for Educational Communications and Technology    1995年02月

  • Development of multimedia learning environment under the new concept of achievement (originally written by Takashi Sakamoto)

    INTERNATIONAL PERSPECTIVE/Association for Educational Communications and Technology   24: 3  1995年02月

  • 視線運動分析によるキャプションつき映像教材の利用

    保崎則雄

    教育工学関連学協会連合第4回全国大会   pp. 425-426   425 - 426  1994年10月

    CiNii

  • インターネット利用の英語イマージョンプログラムの実践と可能性

    第20回日本教育工学研究協議会全国大会   pp. 183-184  1994年10月

  • 視線運動分析による英語キャプション付き映像の理解を高める学習システムの構築

    保崎則雄

    第34回全国研究大会発表論集/語学ラボラトリー学会(LLA)   pp. 54-56   54 - 56  1994年08月

    CiNii

  • 映像と語学学習に関する研究のデータベース構築

    第34回全国研究大会発表論集/語学ラボラトリー学会(LLA)   pp. 99-102  1994年08月

  • HYPERHAIKU: Japanese poetry as an intercultural lesson

    Association for the Development of Computer-Based Instructional Systems (ADCIS)    1994年02月

  • 研究・教育におけるパーソナルコンピュータの活用(共著)

    保崎 則雄

    神奈川大学「言語研究」   17   133 - 143  1994年  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

    CiNii

  • 日本語学習者のためのHyeprHAIKU教材の開発

    第18回全国大会研究発表論文集/日本教育工学研究協議会   pp. 188-189  1993年11月

  • 日本語学習者のための非言語コミュニケーション教材の開発

    第19回全国大会研究発表論文集/日本教育工学研究協議会   pp. 181-182  1993年10月

  • Field dependence/independence の知覚テスト(GEFT)における視線運動の分析

    第9回大会講演論文集/日本教育工学会   pp. 374-375  1993年10月

  • 個人差(学習認知差)を重視した[ビデオ]と[CG]複合利用の教材研究

    1989〜1991年度 科学研究費補助金 一般研究(C) 課題番号0150288    1993年04月

  • 海外教育ソフトの外国語教育利用に関する評価と学習効果

    第8回全国大会講演論文集/日本教育工学会   pp. 406-407  1992年10月

  • 外国人のための日本語/文化(CAIビデオソフト)の開発研究

    放送文化基金研究助成費報告書    1992年04月

  • Development of an interactive video lesson in JASL education

    Association for Educational Communications and Technology, U.S.A.    1992年02月

  • アニメーションの教育利用と研究

    視聴覚教育/日本視聴覚教育協会   45:5  1991年05月

  • 英語CAIビデオ教材の開発研究(1)

    保崎則雄

    言語研究/神奈川大学言語研究センター   13  1991年04月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

  • Interactive video in EFL education: A Japanese case

    Association for Educational Communications and Technology, U.S.A.    1991年02月

  • 個性を活かす教育メディア

    授業研究双書/才能開発教育研究財団   No.8 pp.24-30  1990年04月

  • LLの失敗を繰り返さないCAIの利用

    保崎則雄

    現代英語教育     38 - 40  1987年03月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

     概要を見る

    戦後のLLシステムの利用の衰退は、テクノロジープッシュで行って来た結果である。教師が教材設計、制作、質管理などをやるにはあまりに負担が大き。その結果として品質の低い音声教材が大量に生産される。同様のことを避けるために、Computer-Assisted Instruction をインストラクショナルデザインをベースにしっかりと構築すべきである。

  • メディア・センター III: その課題、展望、研究

    保崎則雄

    視聴覚教育   38 ( 10 ) 44 - 48  1984年08月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

     概要を見る

    メディア・センター運営の課題、今後の展望、研究に関しての可能性を述べたもの。米国のMCから考えたこれからの日本における発展的な設置、活用、維持などということを、示唆したもの。

  • メディア・センター II:小中学校レベルでの使用

    保崎則雄

    視聴覚教育   38 ( 9 ) 35 - 39  1984年06月  [査読有り]

     概要を見る

    小中学校レベルでのメディアセンターの機能について、米国オハイオ州立大学のEdgar Dale Media Centerで大学院RAとして働きながら、教材制作のワークショップ、センターツアー、教材注文、検閲などの業務を通して、現職教員に紹介したもの。

  • メディア・センター I: 大学レベルでの使用とは

    保崎則雄

    視聴覚教育   38 ( 8 ) 32 - 37  1984年04月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

     概要を見る

    米国の州立大学レベルでのメディア・センターの機能と役割を、教員養成のシステムで位置付けて紹介し、論じたもの。筆者が働くオハイオ州立大学のEdgar Dale Media Centerを論評しつつ、視聴覚教育の視点から現職、教育学部生が効果的に使用できる環境について論述。

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書籍等出版物

  • 共生社会の大学教育:コミュニケーション実践力の育成に向けて

    山地弘起編著( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第2章 「対立や調整に調整が埋め込まれている大学授業の創造、実施、評価」)

    東信堂  2024年04月 ISBN: 9784798918990

  • 対話を重視した新しいオンライン授業のデザインを創る

    保崎則雄, 冨永麻美, 北村 史( 担当: 共著,  担当範囲: はしがき 第1章 第5章)

    唯学書房  2023年06月 ISBN: 9784908407406

  • 海外研修xディープ・アクティブラーニング

    保崎則雄, 藤城晴佳( 担当: 共著,  担当範囲: はしがき 序章 第1章 おわりに)

    早稲田大学出版部  2021年04月 ISBN: 9784657210050

  • かかわりを拓くアクティブ・ラーニング

    山地弘起編著( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第8章 「映像表現という活動 「本物の状況」でのメディア制作」)

    ナカニシヤ出版  2016年07月 ISBN: 9784779509759

  • 『英語学びノート』を活用した小学校外国語活動授業の提案について

    保崎則雄( 担当: 分担執筆)

    埼玉県所沢市立教育センター  2009年12月

     概要を見る

    所沢市立教育センターで開発した小学校用英語教材を使用した授業実践を紹介したもの。

  • 教育コミュニケーション学

    保崎則雄( 担当: 分担執筆)

    朝倉書店  2008年10月

     概要を見る

    教育コミュニケーション学が扱う研究分野を紹介して、著者が関わる研究分野として言語コミュニケーション、メディアコミュニケーション研究について紹介したもの。

  • 大学の英語教育を変える 第1章「英語コミュニケーション教育をどのように創り上げるか」

    保崎則雄( 担当: 分担執筆)

    玉川大学出版  2008年05月 ISBN: 9784472403637

     概要を見る

    英語コミュニケーション教育について、3つの切り口から紹介したもの。1)人の表現系に関するもの、2)言語表現系に関するもの、3)メディア表現系に関するものの3点であり、それらは個別に、そして統合的に訓練されて修得されるのが望ましい。

  • メディアの高度活用とは何か

    保崎 則雄( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第1章)

    「高等教育とIT」山地、佐賀編 玉川大学出版部  2003年10月

  • 映像利用における様々な問題点と課題

    保崎 則雄( 担当: 分担執筆)

    「映像の言語学」城生編 おうふう  2002年01月

  • 複合メディア英語教育論

    浅野 博ほか( 担当: 分担執筆)

    リーベル出版  1997年02月

  • コンピュータ利用における課題

    保崎則雄( 担当: 分担執筆)

    リーベル出版  1995年04月 ISBN: 4897985021

     概要を見る

    英語教育におけるコンピュータ利用の可能性と課題について述べたもの

  • 個性化と教育メディアの役割

    保崎則雄( 担当: 分担執筆)

    (財)才能開発教育研究財団  1990年

  • インターアクティブビデオの利用

    保崎則雄( 担当: 分担執筆)

    神奈川大学出版  1989年09月

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    コンピュータが制御するビデオ機械のシステム構成を紹介したもの。合わせて教育利用の可能性と発展性を述べたもの。

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Works(作品等)

  • NIhonGO_NOW!教科書シリーズ

    野田眞理, 保崎則雄, Tokorozawa, location manager  教材 

    2020年12月
    -
    継続中

  • 小学生が行なうコミュニケーション力の育成

    2008年02月
    -
     

講演・口頭発表等

  • 社会人大学eスクールの授業においてディスカッションが継続して展開するスレッドの特徴の分析

    冨永麻美, 西村昭治, 保崎則雄

    第30回大学教育研究フォーラム  

    発表年月: 2024年03月

    開催年月:
    2024年03月
     
     
  • 社会関係における創造的非同調の諸相 ―大学教育実践での試みから―

    山地弘起, 田中東子, 谷 美奈, 保崎則雄, Gehrtz 三隅友子

    第28回大学教育研究フォーラム 参加者企画セッション2  

    発表年月: 2022年03月

    開催年月:
    2022年03月
     
     
  • 大学生が授業で行う協働制作における 合意形成と自己との対話の分析

    冨永麻美, 保崎則雄

    第28回大学教育研究フォーラム 口頭発表  

    発表年月: 2022年03月

    開催年月:
    2022年03月
     
     
  • 成績評価に含めない「振り返りシート」を利用した 教員と学生の対話の実践と評価

    保崎則雄, 冨永麻美

    第28回大学教育研究フォーラム 口頭発表  

    発表年月: 2022年03月

    開催年月:
    2022年03月
     
     
  • 中学校から高校、大学まで連携するCLIL, EMI実践の課題

    斎藤隆枝, 保崎則雄, 土性香那美, 関根ハンナ

    第27回大学教育研究フォーラム 口頭発表  

    発表年月: 2021年03月

    開催年月:
    2021年03月
     
     
  • オンライン授業「映像制作」による協働作業が学びに組み込まれる様相の分析

    冨永麻美, 藤城晴佳, 保崎則雄

    第27回大学教育研究フォーラム 口頭発表  

    発表年月: 2021年03月

    開催年月:
    2021年03月
     
     
  • オンライン学習環境での学生の関係様式 ー教員としてのきづきと展望ー

    山地弘起, 三隅友子, 保崎則雄, 谷美奈, 田中東子

    第27回大学教育研究フォーラム 参加者企画セッション  

    発表年月: 2021年03月

    開催年月:
    2021年03月
     
     
  • 中学、高校、大学へとつながるICT教育とそのコンテンツの関わり

    保崎則雄, 斎藤隆枝, 土性香那美, 関根ハンナ

    第27回大学教育研究フォーラム 口頭発表  

    発表年月: 2021年03月

    開催年月:
    2021年03月
     
     
  • A hope list of re-evaluating parameters and actual problems to solve in EMI-based "media production studies" class

    Norio Hozaki, Haruka Fujishiro, Hannah Sekine, Takae Saito

    The 7th International Conference on Foreign Language Education and Technology (FLEAT)  

    発表年月: 2019年08月

  • Introducing of significant and applicable aspects in educational settings in Denmark

    Hannah Sekine, Haruka Fujishiro, Norio Hozaki

    The 7th International Conference on Foreign Language Education and Technology (FLEAT)  

    発表年月: 2019年08月

  • Analysis of the perspective of Japanese students' peer-evaluation for in-class presentation

    Haruka Fujishiro, Yukari Narahara, Norio Hozaki

    44th Annual Conference of Improving University Teaching  

    発表年月: 2019年07月

  • ストリートダンサーの語りからみる”教える経験”を通した指導観の変容に関する事例研究

    垣堺菜生, 藤城晴佳, 保崎 則雄

    第25回大学教育研究フォーラム 口頭発表  

    発表年月: 2019年03月

  • 創造的な映像制作授業におけるEMIの実践と評価

    保崎則雄, 藤城晴佳

    外国語教育メディア学会(LET)第58回(2018年度)全国研究大会   (大阪府豊中市)  外国語教育メディア学会  

    発表年月: 2018年08月

     概要を見る

    大学専門科目「Media Production Studies」の過去3年間の授業アンケートを分析したものの発表。英語で行われる専門授業(EMI)の評価は、関心が自分の英語力から授業内容に早期に移動することがわかった。

  • 「対話」重視のリフレクション活動が制作・表現型授業における学びに与える影響の分析

    保崎則雄, 藤城晴佳

    第24回大学教育研究フォーラム   (京都)  京都大学大学教育研究開発センター  

    発表年月: 2018年03月

     概要を見る

    大学専門科目「Media Production Studies」(EMI)における学習者のリフレクションシートの分析をしたもの。授業言語から授業コンテンツへの学びの集中に視点が移動したことを紹介した。

  • 映像制作授業内でのリフレクションに注目したpeer learning において他者の言動を通して再認識される自己の創造

    藤城晴佳, 保崎則雄

    第23回大学教育研究フォーラム   (京都)  京都大学高等教育開発センター  

    発表年月: 2017年03月

     概要を見る

    大学専門科目「Media Production studies」の受講生同士の作品批評において、クラスメートの批評が作品の修正のみならず、意見を取り入れつつ自己の再認識を構成することを言語データとともに示したもの。

  • 日本の教員養成科目の分析と再構築の提案

    藤城晴佳, 保崎則雄

    第44回オセアニア比較教育研究会  

    発表年月: 2016年11月

     概要を見る

    日本の教員養成課程科目の現状分析、報告と再構築の提案

  • 日本の現状教員養成課程の分析

    藤城晴佳, 保崎則雄

    発表年月: 2016年11月

  • 自律学習を通した英語100語エッセイの分析

    寺田恵理, 保崎則雄

    Improving University Teaching Poster presentation   (London) 

    発表年月: 2016年07月

     概要を見る

    大学科目「Academic Writing」の授業活動のひとつである、オンラインで個別エッセイライティング活動において、内容の評価をしないcommunication sheetを分析をしたもの。

  • 『体演化活動』(Performed Culture Approach)を取り入れた言語教育の実践とその意義

    保崎則雄, 野田真里

    第22回大学教育研究フォーラム   (京都)  京都大学高等教育研究センター  

    発表年月: 2016年03月

     概要を見る

    日本語教育、英語教育における「Performed Culture Approach」について、事例とともに紹介したもの。

  • 様々な内容、目的を持ったStudy abroadの広がりとそこから得られる学び、課題について

    保崎則雄, 長濱澄, 土性香那実, 若山修也, 藤城晴佳

    第21回大学教育研究フォーラム  

    発表年月: 2015年03月

  • 転校経験の有無によるコミュニケーション力調査の分析と新たな教育機会としての転校

    吉田雅大, 保崎則雄

    第40回全日本教育工学研究協議会全国大会  

    発表年月: 2014年10月

  • 身体、言語というメディアの有機的なつながりによるコミュニケーション活動の促進

    保崎則雄, 藤城晴佳, 加瀬隆史

    第40回全日本教育工学研究協議会全国大会  

    発表年月: 2014年10月

  • オンデマンド式と対面式を融合させたブレンド型授業の評価と課題

    保崎則雄

    平成26年度 教育改革ICT戦略大会  

    発表年月: 2014年09月

  • SNSを利用したディスカッションボードの構築 −「教えない」英語教育を目指してー

    菅原安彦, 鈴木広子, 保崎則雄

    平成26年度 教育改革ICT戦略大会  

    発表年月: 2014年09月

  • オンライン講義「プレゼンテーションの基礎」における受講生の態度とBBSへの書き込みの分析

    保崎則雄, 伊澤璃里子

    2014年度韓国教育メディア学会  

    発表年月: 2014年08月

  • 大学生のStudy Abroadで身につく力とその発生の分析

    保崎則雄

    外国語教育メディア学会(LET)第54回全国研究大会  

    発表年月: 2014年08月

  • 日本の大学における言語文化交流プログラムにおける学生の満足度の因子の分析

    藤城晴佳 保崎則雄

    大学教育改善学会  

    発表年月: 2014年07月

  • 協働的な活動を軸にした大学生の海外研修において養われる資質について

    保崎則雄

    外国語教育メディア学会(LET)第53回全国研究大会  

    発表年月: 2013年08月

  • 教養教育におけるコミュニケーション教育の充実に向けて

    山地弘起, 田中東子, 三隅友子, 保崎則雄

    第19回大学教育研究フォーラム  

    発表年月: 2013年03月

  • ライフヒストリーから分析する英語上級者のおける学習、維持の様相

    金順龍, 保崎則雄

    外国語教育メディア学会 第127回関東支部研究大会  

    発表年月: 2011年11月

  • 小学校の図書館前掲示スペースにおける書き込み型掲示による効果

    新井里那, 保崎則雄

    第37回全日本教育工学研究協議会全国大会(丹波大会)  

    発表年月: 2011年10月

  • 小学校教育のおける教科担任制の現状と課題

    千葉美祐, 保崎則雄

    第37回全日本教育工学研究協議会全国大会(丹波大会)  

    発表年月: 2011年10月

  • 伝える、教える、言葉・身体、メディアの活用

    保崎則雄

    日本教育方法学会 第47回大会  

    発表年月: 2011年10月

  • 海外協働研修: 複雑な現実の状況から学ぶ事

    第51回外国語教育メディア学会 全国研究大会  

    発表年月: 2011年08月

  • 学びのワークショップにおけるファシリテーター養成指導者の「語り」からの分析

    菊地 恵美子, 北村 史, 保崎 則雄

    日本教育工学会研究会 2011(3)  

    発表年月: 2011年

    開催年月:
    2011年
    -
     
  • 「英語ノート」を素材として展開する小学校英語活動用マルチメディア教材の制作と評価

    北村郁, 結城尊弘, 保崎則雄

    第36回全日本教育工学研究協議会全国大会(上越大会)  

    発表年月: 2010年11月

  • 中学校マルチメディア教材「英語学びノート」(所沢版)の評価

    第49回外国語教育メディア学会  

    発表年月: 2009年08月

  • 教職課程履修学生(英語科)への「演劇ワークショップ」実施の評価と考察

    第49回外国語教育メディア学会  

    発表年月: 2009年08月

  • 英語発音指導における,カナ使用に関する現状と意識調査

    第9回小学校英語教育学会(JES)  

    発表年月: 2009年07月

  • 所沢市オリジナル教材「英語学びノート」の紹介と課題

    第34回全日本教育工学研究協議会  

    発表年月: 2008年11月

  • 小学校英語活動における少人数授業と一斉授業と教員の発話量の質の変化

    寺田恵理, 保崎 則雄

    外国語教育メディア学会  

    発表年月: 2007年08月

  • Comparative analysis of the function of TA in a lecture and a seminar

    北村史 寺田恵理 保崎則雄

    Associartion of Improving University Teaching Jaen, Spain  

    発表年月: 2007年07月

    開催年月:
    2007年07月
     
     
  • e-School の属性と経験値、学習知 ー教育方法から教育システム構築へー

    保崎則雄

    外国語教育メディア学会(LET) 関東支部第116回研究大会  

    発表年月: 2006年06月

  • e-learningセミナー 大学、大学院における教育へのe-learningの実践

    保崎則雄

    メディア教育開発センターセミナー  

    発表年月: 2005年10月

  • 小学校英語活動の基本的な理念と課題

    保崎則雄  [招待有り]

    所沢市教育センターシンポジウム  

    発表年月: 2005年08月

  • 初めてのデジタルビデオ編集

    保崎則雄

    外国語教育メディア学会 第45回全国研究大会  

    発表年月: 2005年07月

  • e-School の現状と課題

    保崎則雄

    メディア教育開発センター メディアFD研究会  

    発表年月: 2005年03月

  • 授業におけるメディアの選択とメッセージの効果的な組み合わせ

    保崎則雄  [招待有り]

    埼玉県視聴覚放送研究団体協議会  

    発表年月: 2005年01月

  • メディア社会を生き抜くために

    保崎則雄  [招待有り]

    所沢市立明峰小学校 校内研修会  

    発表年月: 2004年08月

  • 小学校英語活動を見直す

    保崎則雄  [招待有り]

    所沢市立教育センター シンポジウム  

    発表年月: 2004年08月

  • A New Style of Field Trip with an Emphasis on Students' Active Participation

    保崎則雄

    外国語教育メディア学会(LET)第44回全国研究大会  

    発表年月: 2004年07月

  • 実践:英語で行う授業「Media Production」

    保崎則雄

    第3回大学教育研究集会第10回大学教育改革フォーラム  

    発表年月: 2004年03月

  • 高等教育におけるIT活用授業創造とFD・SDへのガイドライン

    保崎則雄

    メディア教育開発センターシンポジウム  

    発表年月: 2004年03月

  • メディアと仲良くするために必要なこと

    保崎則雄  [招待有り]

    静岡県立榛原高等学校 校内研修会  

    発表年月: 2004年02月

  • CM制作を通して育成するメディアリテラシー能力

    保崎則雄

    第29回全日本教育工学研究協議会  

    発表年月: 2003年11月

  • 日本のCATV局におけるパブリックアクセスチャンネルの現状と課題

    保崎則雄

    第29回全日本教育工学研究協議会  

    発表年月: 2003年11月

  • 人間科学部における英語e-Learning(SVIC)の現状

    保崎則雄  [招待有り]

    メディア教育開発センター研修  

    発表年月: 2003年09月

  • 英語環境で行う専門科目実践の様相、分析、課題、その評価

    保崎則雄

    第2回大学教育研究集会 第9回大学教育改革フォーラム  

    発表年月: 2003年03月

  • メディアの高度活用とは何か

    保崎則雄

    メディア教育開発センター 「高等教育とFD」研究会  

    発表年月: 2003年03月

  • 言語理解を促進させる字幕提示タイミングについての一考察

    斎藤隆枝;保崎則雄

    第18回日本教育工学会 全国大会  

    発表年月: 2002年11月

  • 統計処理を組み込んだCM分析表の開発

    保崎則雄

    第28回全日本教育工学研究協議会  

    発表年月: 2002年11月

  • 英語で行われる英語科目以外の授業の評価、分析とその課題

    保崎 則雄, 倉八 順子, 中島 和子, 清水 亮

    第41回大学英語教育学会(JACET)全国大会 41  

    発表年月: 2002年09月

    開催年月:
    2002年09月
     
     
  • メディアと人権:メディアとの共生

    保崎則雄

    神奈川県人権教育委員会  

    発表年月: 2001年11月

    開催年月:
    2001年11月
     
     
  • コミュニケーションとしてのコンピュータの活用と問題点

    保崎則雄

    神奈川県立学校保健会  

    発表年月: 2001年05月

    開催年月:
    2001年05月
     
     
  • 英語学習・評価のための コンピュータ利用の現状と問題点

    保崎則雄

    大学入試センター研究会  

    発表年月: 1999年10月

    開催年月:
    1999年10月
     
     
  • 情報社会のわが街交流法

    保崎則雄

    横浜市神奈川区六角橋コミュニティセンター講演  

    発表年月: 1999年10月

    開催年月:
    1999年10月
     
     
  • 異なるものの受け入れ方:異文化理解の問題点

    保崎則雄  [招待有り]

    掛川市国際都市交流協会  

    発表年月: 1998年06月

    開催年月:
    1998年06月
    -
     

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 大学生における対人葛藤の創造的調整を促進する介入モデルの開発と効果検証

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2024年03月
     

    山地 弘起, 保崎 則雄, 三隅 友子, 田中 東子, 谷 美奈

     概要を見る

    今日の多文化共生の課題に直面して、日本の対人関係文化にあっても、必要があればより主張性を発揮し葛藤を創造的に調整する能力が求められている。本研究では、日本ではまだ少ない大学教育での社会情動的学習プログラムの一形態を提案するため、対人葛藤の創造的調整を促進する介入モデルの開発とその効果検証を試みている。
    第3年度である今年度は、前年度に引き続き新型コロナウイルスの影響によって集合研修の実施が困難となっただけでなく、葛藤体験を生じる学外での学習活動の場が制限されていたため、関連した教育実践の展望やウェブ上の関連リソースの整備等を継続した。
    今年度の実践研究として、多くの学生が他者との繋がりに過剰に配慮し、排除を恐れて他者による受容を確証しようとするコミュニケーション強迫(コミュ強迫)の状態にあると考えられることから、遠隔授業における表現活動の中で学生がどのようなコミュ強迫を持ちうるのかを調査した。その結果、殆どの学生が何らかのコミュ強迫を抱えており、匿名性を活用することでコミュ強迫が軽減され表現活動が促進されることが明らかになった。また、映像制作の遠隔授業において学生の参加と協働のあり方について分析したところ、協働の制作活動は楽しめるがその難しさは学期を通して継続される一方、学生間の相互学習は高い肯定的な評価で推移することがわかった。さらに、インプロやドラマ手法を使ったコミュニケーション教育を遠隔で行う方法を開発し、特に即興劇で自己と他者との間に起こる葛藤を表現する体験の有効性について考察した。
    理論的な検討も進め、社会関係は様々な不平等な関係性のもとで編制されていることから、教育の場において同調圧力やそれに抗するコミュニケーションについて考える際には、ジェンダーやセクシュアリティ、エスニシティなど様々な不平等な社会関係と関連づけることが重要であることが示唆された。

  • 工学分野の語学と実習を同時に学べる多言語e-learning教材の開発と授業実践

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2023年03月
     

    土井 香乙里、保崎則雄

     概要を見る

    英語が苦手な学生でも、自身の専門(テクノロジー)の実習にはとても興味を持ち学習を行うことから、テクノロジー分野の専門英語を題材にし、学生たちが楽しく学習可能なe-learningオンライン教材の制作を行ってきた。
    コロナ渦以来、遠隔授業中心であったため、学内でのオンライン教材の使い方にも学生が慣れており、手始めに授業で主に使用してきた「Google Form」形式のオンライン自主学習教材の開発を行ってきた。
    初年度次年度と、研究協力者の協力を得て、学習コンテンツ中心に教材制作を行ってきた。題材として、所属勤務先の学生たちが1年生で主に実施する実習に関わる内容、例えば、旋盤、フライス盤、レーザー加工機、鋳造、鍛造、溶接を手始めに、その後専門でよく使用する機械(3Dプリンタ、CAD、射出成型機など)の専門用語やそれらを使用する場面会話例を英語で作成し、さまざまな形式の学習教材の制作を行った。
    今後も、研究期間の間に、さらに専門分野の用語等を使い、学習コンテンツを増やす予定である。また、これまでGoogle Formでコンテンツ制作を行ってきたが、オンライン教材の媒体として、e-learning制作ソフトを活用し、さらに学習しやすい、また、学生たちが興味をっもって学習可能な教材制作を行っていく予定である。制作した教材を「技術英語」などの授業で試用し、学習効果等を測り、また、教材の形態での学習の違いや効果について、制作したオンライン教材の評価を行う予定である。
    英語学習に苦手意識を持っている学生が多い理系分野の学生でも専門内容を扱った語学教材を、紙媒体等よりも興味を持って自主学習ができるオンライン教材となると思われる。
    本研究プロジェクトのテーマである「多言語」については、現在、一部中国語で表記も作成し、留学生向けにも学習しやすい教材になると思われる。

  • とっさの判断から展開する対話、表現活動を取り入れた授業内活動の設計、実施と評価

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2023年03月
     

    保崎 則雄、藤城晴佳、山地弘起、斎藤隆枝、土井香乙里、北村史

     概要を見る

    本年度は、研究代表者(保崎則雄)は、同期型オンライン授業での授業における言語コミュニケーションにおいては、授業最後にその場で即興的に行う文字を中心とした授業の振り返りに注目して実施、分析をした。
    現在までに明らかになったことは、1)オンラインでの学びや制作活動への馴染みが捗りにつながっていき、学期が進むに連れて有意に高くなったこと、2)協働の制作活動は楽しめる一方で、その難しさは学期を通して継続されたこと、3)クラスメイトとの相互学習は高い尺度評価で安定して
    推移したこと、の3点である。
    研究分担者(斉藤氏)は、プレゼンテーションスキル向上を目指す「英語ライティング」(授業言語は日英バイリンガル)における実践報告。1つのトピックに対するプレゼンテーションを行う際に、ステップ1で動画投稿サイトにプレゼンテーションを投稿して自己省察、ステップ2でプレゼンテーションビデオを3-4人のグループでディスカッションによる省察、ステップ3で省察を元に修正したプレゼンテーションを口頭発表する手順を取った。結果、ディスカッションのステップを経たプレゼンテーションでは、プレゼン構成が圧倒的に分かりやすくなり、即自的な対応が求められる質疑応答時に聴衆から寄せられた様々な質問に対して、多角的な視点から応答をする態度が多く観察された。別の研究分担者(北村氏)の実践では、即興演劇(≒インプロゲでーム)の手法を取り入れた実践を取り入れ、自由記述による学習者の省察を分析した。学習者の省察を分類すると、1)自身の語彙への気づき、2)自身のコミュニケーションスタイルへの気づき、3)意識下で相手の言葉に反応しようとすることへの気づき、4)知識や正しい事実から飛躍して空想することの難しさ、5)空想することの面白さ、6)相手の言葉を引き出す問いかけの必要性、といった概念が抽出された。

  • 大学生の真正な自己表現と機能的な対人調整をめざす社会情動的学習プログラムの開発

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2019年03月
     

    山地 弘起, 三隅 友子, 田中 東子, 谷 美奈, 保崎 則雄

     概要を見る

    本研究では、学生による日常のコミュニケーション習慣の自覚化と相互吟味を促進し、新たな知識や技能を自らのコミュニケーション行為のもとで活用・構築する授業の開発を行った。まず、身体・言語・メディア・異文化間の各コミュニケーション領域における実践研究を進めた後、全体に通じる授業設計の指針として、ある種の非日常との境界面で深い関わりと相互のサポートが生じる場を工夫し、それぞれの学生に何らかの対人葛藤を経た上での協働達成の経験がなされることが重要であると示唆された。

  • 対面授業が入ったブレンド型授業における「書き込み」と「成績評価」の総合的な分析

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2018年03月
     

    保崎 則雄, 山地 弘起, 鈴木 広子, 稲葉 利江子

     概要を見る

    研究代表者が担当する授業科目「プレゼンテーションの基礎知識と技術」でブレンド型授業を実施し、分析した。オンラインの書き込みと対面でのコミュニケーションの関係には因果関係が観察される部分と、個別に習得されているという部分が認められた。オンラインディスカッションの得意な面は、必ずしもSNSでの経験が生かされている訳でもなかった。また、書き込みの展開は、2回、3回がリニアに続くものが多く、一方で、2回目の書き込みの重要性が認められた。

  • 相互学習に基づいたSNSに展開する英語のコミュニティの構築と参加する学習者の評価

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2017年03月
     

    飯野 一彦, 小原 平, 藤枝 美穂, 菅原 安彦, 鈴木 広子, 宮本 節子, 松浦 浩子, 保崎 則雄

     概要を見る

    本研究では、インターネット上に、若者のコミュニケーションの重要な手段の一つとなっているSNSを利用した、学習者が互いに学び合う「英語のコミュニティ」を構築し、そこで展開される参加者の英語そのものとコミュニティへの参加意欲を分析した。その結果、英語については、初級者は相手をあまり意識せずにすでに習った英語を使って自分なりの表現を生み出そうとするが、中級へと進むにしがたい、相手の発言内容を意識した表現ができることが分かった。また、コミュニティへの参加意欲は英語力とは相関が少なく、むしろ議論するトピックへの興味が大いに影響することが分かった。

  • 日本の『外』から日本の『内』を眺めると、何が見えて何が見えなくなるでしょう

    文部科学省  「ひらめき⭐︎ときめきサイエンス」 ようこそ大学の研究室へ

    研究期間:

    2015年07月
    -
     
     

    保崎則雄, 藤城晴佳

  • 複雑で本物の状況において学習者の英語使用を生起、内化させる協働作業の実施と評価

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2012年04月
    -
    2015年03月
     

    保崎 則雄, 鈴木 広子, 山地 弘起, 北村 史

     概要を見る

    授業のほとんどを英語で行う授業科目「Media Production Studies」と10日間の米国海外研修などにて、実践活動を行いアンケート調査を実施した。本実践活動は、言語表現のみならず、身体的な表現といった新しい学力、ジェネリックスキルも含めて、現在大学教育において注目を集め、重要性が指摘されているコミュニケーション教育の一貫として捉えられ、その養成を図るという狙いを持って実施された。
    参加学生への事後評価の結果、自律性、独立性、協働作業の重要性などが指摘され、英語力の向上についての評価は、事前に取ったアンケートと事後のものを比較した結果、さほど重要視されていないという結果が出た。

  • 大学におけるコミュニケーション教育の総合的カリキュラムの開発とFDへの展開

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2015年03月
     

    山地 弘起, 保崎 則雄, 三隅 友子, 田中 東子

     概要を見る

    大学教育において、対人関係や言語表現、情報活用などの基本技能の訓練を越えた、共生への批判的・創造的コミュニケーション力の総合的な教育プログラムを提案するため、コミュニケーション学と学習科学(とくにアクティブ・ラーニング)の知見を応用しながら、身体・感情、認知・言語、メディア・ICT、社会・文化の4領域での事例調査とモジュール開発を行い、それらを踏まえた総合的カリキュラムを試行するとともにFDテキストを制作した。

  • アート活動(演劇、美術)を組み込んだ教員養成カリキュラムの開発、実践、評価

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2008年
    -
    2010年
     

    保崎 則雄, 中野 美知子, 鈴木 広子, 北村 史

     概要を見る

    本研究は、教員養成課程プログラムの改善に焦点を当て、身体、記号を使ってあるメッセージを表現することを実践し、その効果を調査した結果、高い評価をもって受け止められた。演劇ワークショプは有用性の指摘が高かったことが特徴的であった。ただ、その有用性の指摘は、ある程度の予想通り具体性が、課程学生<嘱託員>現職教員という順であった。映像制作においては、デジタル映像表現への馴染みがあまりないため、自分が新しい分野の刺激を楽しんだという評価がやや多かった。

  • 身体、アーティファクトを用いた効果的コミュニケーション過程の分析とFDへの応用

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2004年
    -
    2005年
     

    保崎 則雄, 中野 美知子, 鈴木 広子, 山地 弘起, 中島 義明, 西村 昭治, 菊池 英明

     概要を見る

    本研究では、まずHough & Duncan の開発したObservational System for Instructional Analysis(OSIA)を用いて、大学の講義、小学校英語授業を録画したものを記述し、マトリックス、タイムラインに転記した。同時に、教室内発語をすべて書き起こし、さらに教員の表清分析を行ない解析した結果、以下の諸点が明らかになった。
    1)大学の授業のインターアクションのレベルは講義型の場合、単調な教師の説明が圧倒的に多く、小学校の授業は、教師、児童間のインターアクションのレベルは、英語授業の場合、とりわけ高く、児童の反応が多いことが、記述データの分布図(マトリックス)から再確認された。
    2)小学校授業でのALTは、教育経験の有無により、発語、発問と児童の解答のタイミングに違いがあり、経験の浅いALTは、絵を見せていきなり反復練習に入るのに対し、小学校での教育経験のあるALTは、提示->児童の発語という児童からの主体的な発語を中心に授業を行っており、それが、授業の活性化につながっていることが確認された。
    3)小学校授業において、教員の表情の緩急が授業の活性化につながっており、児童の参加態度の積極性、動機づけにも影響を与えていることが、データ、授業観察、ビデオ録画からも読み取れた。
    4)長い英語のフレーズよりも、短い発問、説明がより児童の学習態度には効果的である。
    5)褒める、ポジティブなフィードバックが英語授業のような言語教育場面においては、特に効果的である。
    6)アーティファクトの使用は、タイミングが合う限りにおいては、授業のテンポアップにつながる。

  • “人間科学"授業アーカイブの開発とケーブルテレビ網を利用した生涯学習への適用

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)

    研究期間:

    2001年
    -
    2003年
     

    野嶋 栄一郎, 西村 昭治, 保崎 則雄, 浅田 匡, 吉野 志保, 齋藤 美穂, 佐古 順彦, 石川 真

     概要を見る

    本研究を平成13年から15年にかけての3年研究として申請した当時、所沢シティーケーブルネットワークを通じて、生涯学習を前提として、細々としたチャンネルを一つ確保しようというもくろみであった。しかし、大学革新の波は激しく、思いもかけず、早大人間科学部にe-schoolを併設する申請を大学の方針として提出し、翌年認可を受け、平成15年4月スタートという結果になった。
    私たちのプロジェクトは、もともと
    (1)授業アーカイブ作成方式の確立
    (2)オンデマンド型遠隔授業方式の確立
    (3)オンデマンド授業方式のオンキャンパス,オフキャンパス授業への利用
    の3つの目的から構成されていたので、(3)の実践対象が所沢市ケーブル網から一挙に世界中に配信可能なADSL対応に変えられた。結論的には、研究そのものは、一挙にわれわれの使命である、早大人間科学部e-schoolのスタートのための先行研究としてのみこまれていった。
    結論的にはいえば、われわれのこの3ヵ年の研究は全く完壁にこの目標を完遂することができた。
    (1)に関しては、スタジオ撮影と教室のライブ撮影の2つのスタイルの映像からストリーミング技法を用いた、Web教材を基本的に15分のモジュールのN倍(基本的に60分程度)の長さを持った教材に編集し、実用に供している。
    (2)に関しては、BBSを利用し、30人1クラス単位に教育コーチを割り当て、e-schoolでなくては実現できない、個別教授方式を実現している。小テスト、期末テストを実施、管理する評価機能も有している。
    (3)に関して、オフキャンパス利用は、約160人の社会人を対象(海外在住者を含む)として、人間環境科学科,健康福祉科学科,人間情報科学科で、計約40科目が実践されている。
    更にオンキャンパス利用では、対面授業とWEB教材の併行利用が実践され、論文作成中である。

  • アクションリサーチを応用したインターネット利用による日米協同学習の評価

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 特定領域研究(A)

    研究期間:

    2001年
     
     
     

    野嶋 栄一郎, 齋藤 美穂, 保崎 則雄, 佐古 順彦, 石川 真, 西村 昭治

     概要を見る

    早稲田大学人間科学部とアメリカ合衆国オハイオ州にあるケースウェスタンリザーブ大学では、1992年以来継続的にインターネットを利用した国際協同学習カリキュラムを行っている。本カリキュラムでは、討論テーマごとにグループ編成された日米の学生が、電子掲示板上で英語による討論を行い、その結果をレポートとしてweb上で公開する。この学習活動には、討論テーマに関する知識、コンピュータ、英語、コミュニケーションスキルなど多くの要素が含まれており、また従来の講義型授業に比べ、学習者の主体的活動に委ねられるところの多い授業だといえる。そのためこのような授業に慣れていない学習者たちは、カリキュラムを実践してゆく中で多くの困難にぶつかることが予測できた。
    本年度の実践では、アクションリサーチの知見を利用して、早稲田側の参加学生の中にキーインフォーマント(情報提供者)を設定し、彼らの活動を丹念に追跡することで、その実態を明らかにすることを目的とした。そこで、各キーインフォーマントの授業中の活動や発話を観察によって記録するとともに、各キーインフォーマントに対して授業内外の活動およびその際の感情などについて詳細な記録をとるよう求めた。また、観察者がキーインフォーマントにインタビューを行うことで記録内容の信頼性を高めることに努めた。その結果、グループにおける役割分担のパターンは様々であること、電子掲示板での討論では相手の実感がわきづらく、日米のコミュニケーションを難しくしていること、グループ内の特定の学習者を中心としてHTMLを習得することが多いということなどが明らかになった。
    さらに、観察者が学習者に積極的に関与することで、活動を行う際に生じた様々な問題の解決・改善を行うという試みも行った。これは、グループワークにおけるメンターの役割を考えるきっかけとして期待できるものであった。

  • LLを活性化する異文化教育を目的としたマルチメディア語学学習システムの開発

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    研究期間:

    1995年
    -
    1997年
     

    浅野 博, 菅原 安彦, 保崎 則雄, 飯野 一彦, 高井 収, 小原 平, 松浦 浩子, 鈴木 広子

     概要を見る

    外国語教育の中にマルチメディアという言葉が使われ始めて以来、音声、文字、映像の3モードをどのように提示、利用していけば効果的な学習につながるかという問題に注目されるようになってきた。このような流れの中で、下記の3点を研究課題とし映像教材を利用したマルチメディア教材の開発を行ってきた:
    1)映像教材を利用し、音声、文字、映像の3モードの提示方法を工夫する。
    2)CALLによる個別学習とOral Activity中心の一斉授業との統合的な教育システムを構築する。
    3)言語学習偏重をさけ、文化的要素、内容の理解を中心としたContent-basedの教授法を開発する。
    2種類の映像を素材として進められてきた本研究の成果は、次の3点にまとめられる。
    1)一つの学習課題に対してに3種類の異なるメディア(音声、映像、文字)を中心としたCALLの教材を用意し、学習音の学習スタイルに対応する教材を開発した。これによって学習者は自分にあった学習法で学ぶことができると同時に、自分にあった学習法をみつけることができる。
    2)学習者が、自分のペースと量で自宅学習できるCALLを開発し、Communication Skillの向上を目指したOral Activilty中心の一斉授業との統合性を持たせた教育システムを開発した。初めの授業で教材の内容の概要をつかむ「導入」を行い、CALLで言語学習中心の練習、再び一斉授業でCALLで学習した表現を利用して、関連する文化についてトピックを選び、英語で話し合っていくといる流れをとる。Pilot Studyでは、CALL終了後のspeaking testで顕著な伸びがみられた。(業績一覧参照;藤枝 1997)
    3)CALL教材のどこを、どのようにどのぐらいの頻度で使用しているかという学習履歴を記録するプログラムを独自に開発し、制作した教材に対する学習者の態度・印象が、学習履歴、listeningとspeaking testにどのように影響を及ぼすかを調査分析し、学習者のCALLに対するストラテジーを考察した。この結果は1998年シアトルで行われたTESOL世界大会で報告された。

  • 視線運動分析に基づく字幕 映像付音声教材利用の効果的英語聴解訓練システムの開発

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    研究期間:

    1994年
    -
    1996年
     

    保崎 則雄, 鈴木 広子

     概要を見る

    英語字幕つきの映画が日本の英語教育に利用され始めて10年ほどたつ。学習者全員に字幕の付加の効果が期待できないことは、いくつかの研究、あるいは、筆者らの先行研究よりかなり明らかにされてきた。
    今までの字幕効果の研究では、視聴過程つまり、視聴者がスクリーン上の情報を処理する際に、画面上のどこを、どのくらいの時間、どのように注視しているのかというデータがほとんど皆無であった。視聴過程を分析しなければ、字幕の理解に対する効果/干渉がなぜ、どのように起きるのか解明されない。
    本研究では、視聴中の視線運動を明らかにすることに注目し、実験を重ね、聞き取り訓練における効果的な字幕の利用法構築を目指して、研究を行った。
    まず、英語上級者の視線運動が三角形の情報処理(映像->字幕の頭部分-字幕の終->映像)であることを突き止め、次に事前練習を課することにより、言語理解(聴解+読解)を高めることができた。ところが、その際、受動的な点に重きを置いた事前練習に対して、理解の伸びが確認できない学習者群がいることが判明した。
    この点に着目して、さらに学習者の英語習熟度に応じた事前練習を施すことにより、内容理解を高め、視線運動のパターンも上級者に近づけることができた。具体的な聴解訓練においては、英語習熟度の低い者には、比較的高い者と違い、受動的+能動的な発話練習を施すことにより、理解を高めることができるということがわかった。
    一方、英語のネイティブスピーカーの視線運動を調べた結果、さらに興味深いことがわかった。上級者の三角形の情報処理の上を行く、多角形の情報処理を行っていることが解明された。つまり、映像->映像->字幕->映像-映像というパターンである。字幕を部分的な確認程度しか利用しない分、時間に余裕ができ、映像を注視する時間が多くなると考えられる。この考察を進めていくと、英語のレベルが上がるに連れ、多角形の辺(角)が増えていくということになるであろうということがある程度明らかになったことも、本研究において大きな収穫である。

  • {CG}による〔動画〕〔静止画〕複合利用のインターアクティブ日本語教材の開発研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 一般研究(C)

    研究期間:

    1992年
    -
    1994年
     

    小池 栄一, 保崎 則雄

     概要を見る

    本研究は、近年内外を通じて必要性が強く叫ばれている日本語教育の中でも最も重要な学習者との相互作用に重きをおいた教材開発に焦点を絞った。まず、NHKの行った日本語教員に対するアンケート(1991)などをもとに、筆者らの米国での日本語教育、文化教育の経験(1980-1987)、担当した日本語教育(1982-1986)、教員養成(1988)の経験を加味し、この分野で望まれていて、手薄になっている教育内容を総合的に分析した。その結果、教材開発が望まれている分野を、文化に根差した日本語表現や文化の一面をインターアクティブなものとして、制作することに意義があると筆者らは判断した。
    具体的には、俳句を英語で紹介するという内容、非言語コミュニケーションのうち、日本文化特有の言い回しで日本語学習者が習得に困難を感じているものの2点に絞って教材を開発した。また、実際の教材の特徴を知るため、市販されている、あるいは研究所、大学などで開発されている日本語教材をいくつか実際に見、あるいは資料を取り寄せて調査してみた。
    これらの教材を日本語学習者、日本語母語者、研究者らを対象として数回にわたりフィールドテストした結果、以下のことが明らかになった。
    1)文化学習には映像、音声、文字の複合情報が効果的である。
    2)静止画の中に動画を適宜挿入することで学習効果を高めることが出来る。
    3)学習者と教材との相互作用の高い教材を若年学習者は好む傾向がある。
    今後の日本語教育の指針の一つとして、言語習得は人間教師が中心となって補助教材を効果的に組み合わせていくこと、そして習慣、文化の学習は映像、音声、文字にて効果的に学習し、その後実社会において失敗を恐れず、繰り返しながら強化していくという図式が考えられる。

  • 個人差(学習認知型)を重視した〔ビデオ〕と〔CG〕複合利用の教材研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 一般研究(C)

    研究期間:

    1989年
    -
    1991年
     

    小池 栄一, 保崎 則雄, 渡辺 恵子, 松山 正男, 末武 国弘

     概要を見る

    本年度は、個人認知差である場独立/依存型学習者の特定を行なわず、学習者群は特に分類を行なわなかった。主な理由はGEFT(Group Embedded Figures Test)の正解数が男女を通じて高く(ceiling effect)、学習者分類に無理があると判断したためである。
    また、コンピュータグラフィックスを用いた動画として俳句の教材を制作し、文字を動画として提示した。俳句学習では音節分類による学習が重要であり、5-7-5のパターンを日本語と英語で教授するときの根本的違いをアニメーション画像で提示するのは日本語学習者には非常に効果的であることが確認された。フィールドテストの結果においても、学習者の記憶、動機付けの点で期待以上の効果が得られた。合わせて俳人の静止画像を学習の過程に導入して効果を調べたが、こちらの方は学習者の興味を引くだけの結果に終った。画像の提示位置の考慮は、理論的に証明されている時計回りの情報提示を行い学習者にとって無理な負担のかからない情報処理(=学習)が行えるようにした。まず注意喚起の目的で画面左側に画像情報を提示し、右半分は文字による情報提示を行いさらにその説明もできうるかぎり10行程度までで収まるように工夫をし1ページでの情報過多を避けた。
    さらにPaivioの二重符号化理論を裏付けるように俳句の音声提示を画像と同時に行ない、学習効果の上昇を確認した。情報の多重符号化の限界を調べることまではできなかったが、次の課題としては調査する意味はおおいにありそうである。
    今後は昨年までの動画像の学習効果に静止画像の学習効果を加味して、さらに画像の属性(情報の定量的かつ定性的差異)について詳しく分析、調査して学習者分析を違った角度から行い、異なった学習課題について調べる予定である。

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Misc

  • 英語字幕付き映像は実際に英語学習に効果があるのか : 学習者モデルと事前練習

    保崎 則雄, 鈴木 広子

    日本教育工学会大会講演論文集   12   95 - 96  1996年11月

    CiNii

  • 英語 CAI ビデオソフトの開発 1

    保崎 則雄

    神奈川大学言語研究   13   117 - 134  1990年

     概要を見る

    Marriage between computer technology and video technology can provide us with several wonderful things in the field of English as a Foreign Language education. Research indicates visual information along with auditory information is effective for language learning as well as language acquisition. Development of interactive video lessons is easy and fun with some assistance of advanced technology. All you need is innovative and creative ideas in which this new media, interactive video, can be fully utilized. This new instructional system, however, needs more intensive research in terms of visualized instruction, answer processing, questioning, and the level of interaction since it is recently introduced to the teaching/learning situation. This short paper, as the first part of the on-going experimental study our research group has been working on, attempts to introduce basic knowledge of video production and the development of CAI lessons, and how to develop an interactive video lesson in the field of foreign language education.

    CiNii

その他

  • 埼玉県庁主催の「県内中小企業の活性化プロジェクト」で会社PV作成

    2012年04月
    -
    2021年03月

     概要を見る

    「彩の国はたらく情報館」への埼玉県内中小企業PR動画の作成
    埼玉県庁が企画、運営する県内中小企業を支援するためのPV制作プロジェクトで初年度から事業終了まで活動をしてきた。研究室では、毎年4社を担当していた。会社や組織を訪問、取材、撮影、編集をして作品(1分と3分)にして県庁からのリンクとして現在も公開されている。毎年3年ゼミ生がそれぞれ3、4人のチームを作って、4社を担当した。

  • 小学校英語活動の支援

    2006年04月
    -
    2011年03月

     概要を見る

    所沢市内の小学校の校内研修「小学校における外国語活動の進め方」にて講演 文科省の「英語ノート」の活用についての注意事項の紹介と、小学校が独自に行なうべき他教科を取り込んだ、「英語コミュニケーション能力育成の基盤づくり」について例示しつつ、紹介した。 合わせて、小中連携の英語教育の現状分析と課題、中学校から派遣されているALT, AETとの授業準備における連携についての課題について具体的な事例を挙げて紹介し、改善策を提示した。

  • 「マイスクールところざわ」

    2003年04月
    -
    2007年03月

     概要を見る

    シティケーブルネット(CATV:現JCOM)、所沢市教育委員会とと研究室の「産」「官」「学」の三者連携で、所沢市内の全小中学校(小学校33校と中学校15校)の学校紹介ビデオを制作し、ケーブルTVで公開した。延べ5年間に渡るプロジェクトである。毎年、研究室に配属されたゼミ3年生(10名前後)がひとり1校を担当して、取材、撮影、ノンリニア編集をして15分の映像作品にした。

 

担当経験のある科目(授業)

  • 英語科教育法4

    早稲田大学教育学部  

    2021年04月
    -
    2024年03月
     

  • 英語科教育法1、2、3

    早稲田大学教育学部  

    2007年04月
    -
    2024年03月
     

  • 大学院研究指導(教育コミュニケーション研究)

    早稲田大学人間科学研究科  

    2006年04月
    -
    2024年03月
     

  • 大学院ゼミ:メディアコミュニケーション研究

    早稲田大学人間科学研究科  

    2005年04月
    -
    2024年03月
     

  • 専門ゼミI & II (メディアコミュニケーション)通信教育課程

    早稲田大学人間科学部通信教課程  

    2004年04月
    -
    2024年03月
     

  • メディアコミュニケーション特論

    早稲田大学人間科学研究科  

    2004年04月
    -
    2024年03月
     

  • メディアコミュニケーション学 (eSchool)

    早稲田大学 人間科学部 通信教育課程  

    2003年04月
    -
    2024年03月
     

  • 卒業研究ゼミ

    早稲田大学人間科学部  

    2002年04月
    -
    2024年03月
     

  • 専門ゼミ(メディアコミュニケーション)I & II

    早稲田大学人間科学部  

    2001年04月
    -
    2024年03月
     

  • メディアコミュニケーション学(2012年まで、「学習とメディア」)

    早稲田大学人間科学部  

    2001年04月
    -
    2024年03月
     

     概要を見る

    メディア「で」、メディア「を」教える科目 1930年代からの日本の映画教育、映像教育から、メディアリテラシー、メディアコミュニケーションの根幹を実際に使用しながら議論を続け、考え、受講生それぞれのメディア教養、メディア観を構築するという授業である。

  • Academic Listening 上級

    早稲田大学人間科学部  

    2000年04月
    -
    2024年03月
     

  • Media Production Studies (formerly Media Production and Presentations)

    早稲田大学人間科学部  

    2000年03月
    -
    2024年03月
     

     概要を見る

    Established as "Exportable class" since it started, or EMI (English Mediated Instruction) since 2000.

  • Academic Writing 中級

    早稲田大学人間科学部  

    1999年04月
    -
    2024年03月
     

  • 基礎ゼミI

    早稲田大学人間科学部  

    2022年04月
    -
    2022年08月
     

  • プレゼンテーションの応用

    早稲田大学Global Education Center  

    2007年09月
    -
    2020年03月
     

  • プレゼンテーションの基礎知識

    早稲田大学Global Education Center (2010年までは「オープン教育センター」)  

    2009年04月
    -
    2019年03月
     

  • 英語I, II, III

    神奈川大学  

    1988年04月
    -
    2000年03月
     

  • 教育方法論

    神奈川県立外語短期大学  

    1993年04月
    -
    1998年03月
     

  • メディアコミュニケーション論

    桜美林大学  

    1995年04月
    -
    1997年03月
     

  • 英語 I, II, III

    放送大学  

    1991年04月
    -
    1996年03月
     

  • 教職ゼミ

    電気通信大学  

    1993年09月
    -
    1994年03月
     

  • 日本語教材教具論

    神奈川大学外国語学部  

    1989年04月
    -
    1990年03月
     

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社会貢献活動

  • BSi(TBSのBS)

    BSi(TBSのBS) 

    2005年08月
    -
     

     概要を見る

    特色ある英語教育活動を行っている早稲田塾の韓国進出の様子を、朝日広告社が特集した中で、英語教育の問題点、課題を指摘した。特に一英語塾を応援するというものではなく、現在の英語教育をわかりやすく分析したもの。

  • NHK「いっと6けん」

    NHK「いっと6けん」 

    2005年06月
    -
     

     概要を見る

    研究室で行っている、所沢市教育委員会、シティケーブルネットとの産官学三者連携で学生が取材、制作活動を行っている、学校紹介番組「マイスクールところざわ」の番組制作の様子が、放映された。

特別研究期間制度(学内資金)

  • 米国マサチュウセッツ州、ボストン市における教員の質向上のための研修の分析と同州におけるメディアリテラシ育成の教育の分析

    2009年08月
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    2010年07月

    アメリカ   Dartmouth College、Boston College

特定課題制度(学内資金)

  • eスクール授業における教授者からの書き込みの時間差が受講生の学びに与える影響

    2023年   冨永麻美

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    2023年度は、昨年度の対面型の授業「Media Production Studies」の授業の分析をもとに関連分野の学会誌に投稿したもの(研究成果発表を参照)を踏まえて、同じオンラインでの学び、コミュニケーションの分析を、春学期の社会人大学、eスクール科目「メディアコミュニケーション学」の14週の授業をもとにして分析した。分析対象としたのは、主に、毎回のオンデマンド授業映像視聴後に各受講生がMoodle上のフォーラムに書き込む2種類の書き込みメッセージである。2種類の書き込みは、1)授業映像視聴に関する理解、疑問などのコメント、2)他の受講生の書き込みについてのコメントや追加情報、意見など、の2種類である。分析の結果、明らかになったことは以下のと通りである。授業内容がフォーラムでのディスカッションでのコメントのしやすさという要素と関係してはいたが、その書きやすさというのは教員側の書き込みのタイミング、文体、創発性といったことばかりではなく、社会人受講生の書き込みのマナーや問題提起のやり方、お互いのコメントへの関わり方といったことに起因していることが、学期最後の「授業の振り返り」の内容を読んで明らかになった。同様に1)ディスカッション活動への参加の肯定感、2)教員側からのコメント内容の有用性、3)オンデマンド授業映像の内容や文字でのディスカッションへの手応えというものが、学びへの積極性へとつながっていることが明らかになった。これらのことから総合的にオンラインのみでの授業において、学びが深まる要素というのは、教え方の適切性、わかりやすさというだけではなく、学びのコミュニティ(教える側と学ぶ側)における参加者属性というものが大きな影響を与えることが再確認されたということは、授業の原点回帰のような視点で考えて興味深い。

  • 対面式とオンライン式授業のリフレクション活動での受講生の意識と評価の違いの分析

    2022年   冨永麻美

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    授業がオンライン中心になって3年目であり、リフレクション活動も手書きのものからMoolde 上でのタイプ打ちでの提出に慣れが出てきた。研究者らはこの「書く」という活動と「タイプ打ち」という作業の中間地点を模索した。それは、少々ややこしい作業ではあるが、タイプ打ち→Word fileでのLMSであるMoodleに提出されたものを紙媒体に印刷し、授業担当者である研究者が手書き文字、イラストなどを使ってコメントするという方式を実践してみた。2022年度のみの分析と3年を総括した分析を併せて現在研究成果を共同研究者と出版すべく原稿を書いている。その出版が年度を超える予定である。

  • 短期海外研修に参加し、主体的な活動をした学生の活動後の振り返りを総括的に分析する

    2021年   藤城晴佳

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    2020年度は、COVID-19の影響で本研究対象の「短期米国研修」(9月)の実施ができなかったため、2019年度までに18年間継続して実施した同種の研修を分析し、過去の研修参加者のリフレクションを試みた。その内容を分析したものを以下分類して記述する。参加者は2001年度から2018年度まで18年間に渡る。まず研修の構造を3つのステージに分けて分析した。1)準備の段階(Preparation stage)&nbsp;「状況に埋め込まれ学習」「米国入植史」などの輪読2)実践の段階(Improvisation stage)その場で判断した言動の実践3)評価の段階(Reflection stage)次年度に繋げる省察

  • 評価対象としない授業の振り返りにおける相当教員とのトランザクション対話の効果

    2019年   藤城晴佳

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    2019年度の対面授業での「授業アンケート」での記述データを分析して、以下の点が明らかになった。1)成績に組み込まないというメッセージに2割程度の学生は組み込まれると考えたこと2)評価を意識せずに書けるという安心感を持ったこと3)教員が毎週返事を書いてくれるので、次に書く動機付けになったこと4)意見の違いと見解の相違が明らかになり、より議論をするようになったこと教育でよく行われる「振り返り」「リフレクション」のようなものの多くは、授業内容の理解を確かめるという視点と何かしらの学生評価のために行われていることが先行研究で明らかになっているが、評価という枠をはずすと興味深い反応が返って来た。

  • 「対話」重視のリフレクション活動が制作・表現型授業における学びに与える影響の分析

    2018年   山地弘起

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    This study intended to clarifyhow college students differently learn in college class and “sprung out ofcollege” production activities based on the contract. What is to be learned incollege class is generally and comprehensively fixed or rigidly constructed as inthe situation, teacher vs. student, or evaluator vs. evaluatee. Extracurricularactivities outside college class could provide totally different but stillquite educational experiences as well as various aspects of learning embeddedin the process of video production in this study. An activity of producing promotionvideos of small-sized enterprises in Saitama Pref. by working together withSaitama Prefectural Government implies very educationally meaningful learning. Moreimportantly, this study has been focusing on what and how students learnthrough “revising” once submitted video products more than twice by the requestscoming from, not a class teacher but the clients and/or the public employees. Students/participantsgradually modify and expand their learning through this negotiating and sometimesfrustrating process. Students’ best products may or may not be the mostdesirable end products to the enterprises. The interviews with students showtheir learning was sometimes unexpectedly modified and re-purposed in theactivities. @font-face { font-family: "Cambria Math";}@font-face { font-family: 游明朝;}@font-face { font-family: "MS Pゴシック";}@font-face { font-family: "@MS Pゴシック";}@font-face { font-family: "@游明朝";}p.MsoNormal, li.MsoNormal, div.MsoNormal { margin: 0mm 0mm 0.0001pt; text-align: justify; font-size: 12pt; font-family: "游明朝", serif; }.MsoChpDefault { font-size: 12pt; font-family: "游明朝", serif; }div.WordSection1 { }

  • TAの授業への参与観察に注目した受講学生の授業リフレクションに関する調査と分析

    2017年   藤城晴佳

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    映像制作の授業「Media Production Studies」においてTAが授業に参与観察し、学生のリフレクションを分析した結果、1)映像制作という想像的な学びを行う学習課題によってリフレクションの構成要素の差異、2)フィールドノーツを主とした記述的分析から、学びにおけるリフレクションは、①自己の理解や認識を深める(俯瞰的な)もの、②他者に向けて意見をまとめ発表する(発信型)2種類の目的が存在すること、3)新たなメタ認知的な省察、が明らかになった。加えて、協働学習についての分析で、表現モードごとの相互コミュニケーションが学びのプロセス過程で行われていることが明らかになった。

  • オンデマンド授業視聴後のディスカッションでの多様なfeedback効果の分析

    2015年  

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    本研究では、2014年度の予備的な実践、評価(伊澤、保崎、2014)を踏まえ、2015年度にオンマントと対面授業をブレンドした「プレゼン基礎」の授業での実践、また、関連して「TED discussion」(飯野他、2015)でのオンラインコミュニティでの英語でのコミュニケーション活動を実施した。その結果、現時点では、以下のことが明らかになり継続して分析が必要である。1)指導教員のフォローするコメントの内容により、書き込みの内容が明らかに変化し、学生は能動的にも受動的にも変容する傾向がある。2)当該活動に熱心な学生ほど、ひとつのトピックを継続して書き込み、展開する傾向が観察される。

  • 言語の習得と異文化の学びを目的とした流動的な協働、協調的な学習活動の構造的な分析

    2014年   Mizuki Eguchi, Toru Nagahama, Ako Kobayashi, Haruka Fujishiro

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    This study was conducted in two ways.The first one is the general evaluation of the present LCE (Language andCultural Exchange) program and in the second way, more precise questionnairewas developed by the present researchers.The preliminary survey of the LCE program was originally conducted byInternational Communication Center, Waseda University, Japan,&nbsp;andre-evaluated by the present researchers, indicated 1) perceived improvement inlistening (41%) and conversational skills (55%). A number of responses in thequestionnaire also implied the process of the development of friendshipafforded the participants an opportunity to use the target language morefrequently and to understand the target culture at a deeper level. Another result showed statisticallysignificant correlation between satisfaction of the entire LCE program and thatof the matching of language partners (n=195, r=0.75, p&lt;0.001). The factor analysis of the questionnaire given to as many as 31 student-participantsin the LCE program extracted the following four factors (caring/responsibility,flexible adjustment for the&nbsp; partner, personal and academic similarity,and personal characteristics). Also, the qualitative analysis of the30 students' descriptive responses revealed two orientations in their(un)satisfaction with the experience in the LCE: friendship-oriented andpartnership-oriented satisfaction.

  • 日本語少人数グループ授業における異なる日本語力を持つファシリテータ機能の分析

    2013年  

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    本研究では、ドイツ、ハイデルベルグ大学において、日本語を学んでいる3学期生の学生の日本語作文において、少人数制指導を用い、グループリーダーを4 つのグループに各1 名ずつ配置した場合、どのような教え、学び、ファシリテーションが生じるのであろうかということを調査し、それぞれのグループに配置した日本語母語者、日本語非母語者のファシリテーションの様子を、受講学生の語りと合わせて分析した。その際、グループリーダー4名の日本語力、指導経験が異なるような配置を計画的に行い、それぞれの指導の仕方にどのような相違点が出るのかということをリーダー、学生へのインタビュー調査、質問紙調査、そして、研究者による観察をもと包括的、且つ個別的に分析した。それぞれのグループに配置されたドイツ人日本語学習者は、3~4名であり、グループ内でバランスを取り、日本語を学び始めて3学期目という括りは同じであったが、その中でも習熟度が上、中、下位というようになるように配置した。 参加者全員の、時系列的な語りを総合的、構造的に分析した結果、グループリーダーの異なる日本語力が指導に影響を与えたことが確認でき、母語話者が指導するメリットと、学生の日本語学習の少し先を行く日本語中級者(JLPT N2レベル)のリーダー、あるいは、さらにその先を行く日本語上級者(JLPT N1レベル)が指導するときのメリットの違いがそれぞれ明らかになった。また、グループリーダーが母語話者かどうかということや指導経験の差に関わらず、アクティブラーニングの実践は十分可能だということがわかった。正統的な教え・学びの活動に参加することで、アクティブ・ラーニングが自然発生的に生成されるということが明らかになったことは非常に興味深い。このことは、アクティブラーニングの特質に深く関わるものであり、カリキュラムを決め、段階を決めて「教え込む」形式の授業スタイルとの対比として、自主学習、グループリーダーを含めた協働学習の発生、生起といったものが学習対象言語の習熟度と正比例的に関係する部分とグループリーダーの教育歴が教授法といった部分で、関わってくるものであり、必ずしも日本語習熟度、教育歴の量が学びの過程、結果に単純に比例すると言えないということを意味するものである。また、ZPD(ヴィゴツキー)やi+1(クラシェン)といったことの具体例が確認されたという点からも興味深い。現在、継続してデータ収集を行うと同時に、成果としての日本語作文の分析を、定量的にも定性的にも進めている。

  • 小学校英語活動教材での映像、音声情報の呈示が発音習得に与える影響についての調査

    2012年  

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    本研究は、所沢市内の小学校5年生(被験者)9名の、口唇映像視聴の発音習得のストラテジーについて、調査した。一昨年から始まった小学校英語活動における小学生の英語発音の習得を効果的に増進するための基礎研究としての位置づけである。具体的には、まず日本人英語上級者である帰国学生をモデルとして、小学校英語活動で頻出する単語の発音を録画し、顔全体の中で口の動きがわかりやすいようにノンリニア編集を行った。完成した映像を使用して3種類の実験群の映像を制作した。3群は、映像のみ、音声のみ、映像と音声である。映像と音声が同時提示された実験映像は、情報の質量ともに一番多く、効果的であろうという予測であり、音声のみの実験材料は音から口の形、動きを小学5年生がどのような方略を用いて近似させるのか、ということを調査する目的で設定した。さらに、映像のみの実験材料は、見えるものと発音がどのようにつながるのかという音声とは逆の実験材料である。音声のみのものとは異なり、映像のみのものでは、マガーク効果(McGurk, H. and McDonald, J., 1976)のように、ある音(GA, BAのような音)を視聴して同じ音の生産を要求した場合、口の形、動きを見て、実際の音とは異なった音(BAの口唇映像を見て、GAと誤解するような)が生産されるということを想定したものである。データは、被験者の発音を視聴前の発音と比較し、英語のネイティブに変化を点数で評価してもらい、比較した。サンプル数がまだ少ないため統計処理は行うことをしていないが、明らかになったことは、1)映像+音声 のものは発音が一番よくなっていた。2)音声のみ のものは音は映像+音声のものと比較してもかなり近い発音となっていた。3)映像のみは3つの中では一番発音の習得が低かった。今回の実験では、音声のみの条件では予想通りにかなりの効果が得られたが、映像のみの条件では、予想した以上に小学5年生の被験者の努力のあとが見られ、発音は近似的であった。サンプル数が少なく、一般化をすることは難しいのであるが、このことは、マガーク効果が日本人にはそれほど大きな差とならない、ということを示唆していたものを支持する結果となった。さらの多くのサンプルを収集する必要があるが、今回の実験は、マガークのような単音ではなく、単語レベルであるため、単音の組み合わせ、つまり形態素での実験であるので、さらに精査が必要であろう。さらに被験者の事後インタビューから、発音動作に至るまでのストラテジーに大きな違いがあった。特に映像だけの場合、必死で試行錯誤し、過去の近似の発音した口唇の動きを真似、映像の発音者に近づけるための苦労、努力が想像以上に大きかったことがわかった。音s婦負だけの場合には先行知識から比較的容易に音を再生することができたことが述べられていた。その後わかったことであるが、映像+音声の条件では、音声なしの映像を見せ、次に音を聞かせ、最後に映像+音声の映像を視聴されることの効果が大であることがわかったことは大きな収穫であった。今後、小学生に英語音声(単語レベルでの)を習得させるときに、たとえ英語ネイティブであっても、口唇映像をじっくり見せ、発音の形を理解させて、音を独立して聞かせ、最後に両方を提示する方法がかなり効果的であろうということが明らかになった。現状では、ほとんどの小学校英語活動では、英語発音練習時には、見せることと聞かせることが重複している。この研究の知見から、初学者にはまず情報処理の限界も考慮し、別々に提示し練習、習得をすることが正当性が明らかになった。今後は、指導法につなげることが次の目標である。

  • 「日英語の音」「心と身体の動き」を扱う小学生の英語素地養成の教材制作と評価

    2010年   北村 史

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     本研究では、小学校英語活動の教材「Tokorozawa English Adventure」の一部に身体表現(非言語表現)のレッスンを入れるべく制作した。文科省制作の「英語ノート」をベースとして、所沢市立教育センターが制作したマルチメディア教材である「Tokorozawa English Adventure」のチャプター1に、パントマイムとして組み入れた。その中でたとえば、「相手にリンゴを勧める」というメッセージを非言語表現で行なうとどのようなものになるのか、それが児童(5、6年生)にどのように理解されるのか、ということをAET(Assistant English Teacher)が登場するビデオクリップとして制作した。文科省の学習指導要領に記載されている小学校英語活動の狙いに、「コミュニケーション能力の素地づくり」という内容がある。本来、この素地にどのようなものが含まれるのかという提示は特にない。しかしながら、実際にメッセージを伝えるときに、我々は言語のみを使用するものでもない。身体動作はその重要な素地の一部になるということが、現在までの小学校英語活動の研究指導(所沢市)でわかっている。 研究代表者は、そのことを確認するため、2011年1月に所沢市内の小学校4年生3クラスにて、素地を音、身体、しぐさ、語順という観点から紹介する授業を行う事ができた。授業を録画したものを分析した結果、児童のコミュニケーション力を促進する素地として、身体動作、それから、音の使い方、ひいては呼吸の仕方に大きなヒントがあることがわかった。本教材では、言語をまったく使用せず、身体動作(非言語コミュニケーション)でメッセージを伝えることの例示を3~5分程度のビデオクリップとして丁寧に行なっている。 また、実際に制作された教材を授業で使用された結果、児童は馴染みのある先生、AETが登場することで動機づけが高まり、また、見てわかる内容であったため、理解が容易であるとの評価を得ている。また、制作者からの評価としては、コミュニケーション能力の素地を作るという点からも確認されている。 小学校4年生を対象とした教材の評価において、興味がわいた、英語が身近になった、やれば出来そうという主旨の評価がいくつもあったことから、本教材は意義のあるものであったと確信した。

  • 英語活動授業を担当する小学校教員と中学校英語教員の英語力と不安の比較調査

    2007年  

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    2007年度に行なった内容は、小学校英語活動への参加的関与(成果発表済)、小学校英語活動担当教員への聞き取り調査、AETとのTeam-Teachingの模様を録画し、分析した。合わせて小学校での研究室の学生(大学院生を含む)が行なう教育ボランティア活動での英語教授場面を参考にした。学生の教育ボランティア(成果発表済)は、英語活動を中心に、メディア教育(メディアリテラシー)などと広く行なっており、英語活動と算数、英語で行なう体育といった合科制での取り組みというのが、教員側の負担を軽減するのではないかという意見を教員側から聴取している。一方、教員の英語力の育成については、市の教育センターでのプロジェクト「学びノート(中学生);英語版」の制作に関わることがこの1年でできたことが、大きな成果である。この取り組みに関しては、今秋関連学会での報告、論文投稿を準備し、計画している。この教材制作については、2006年度に小学生版が試作されており、2007年度は、あたらに中学生版制作となったという背景がある。いずれも教員の英語力がベースになっており、また、学習者側の自主教材としての性格、狙いもあり、この4月からベータ版として、使用されて行く予定である。小学校英語活動を担当する教諭への聞き取り調査では、まず第一に、英語力不足を指導への不安にあげる一方、教授法、教材教具といったものの充実が不安を取り除くものであるとの結果を得ている。現在、まだ、聞き取りのサンプル数が少なく、一般化はできないが、4月以降も継続して調査する予定である。それに比べて中学英語教員は、英語資格の取得を調査している。実際には研修会などで標準テストを受験させ、英語力を測っている自治体もあるが、英語力よりも指導力をあげる中学教員は予想していたよりも多いようである。まだ、継続調査中でもあり、個別インタビューという方法を用いているため、まとまるのは、秋頃になるとの予想である。

  • 視線運動分析によるe―learning教材画面の視聴過程の解析と構成評価

    2006年  

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    本年度は、まずeスクールで使用されている画面の分析を行なった。プログラム開始当時は、講師の講義、板書、その他キーワードというような画面構成であったが、現時点では、そのようなウィンドウが3つというパターンは、あまりない。理由は、学習者の見やすさ、わかりやすさというものが中心であった。本研究者は、担当の科目「学習とメディア」において、試験的に、1画面方式のビデオ授業を12回分、自主制作し、学習者にその見やすさを調査した。その結果、画面に集中できるという点で、1画面方式がわかりやすく、視聴しやすいとの意見が多かった。次に、1画面での視聴過程を調べたところ、Talking headでの話者を中心とした視聴プロセスが認められた。また、画面に文字情報が呈示されると、視線は、文字情報、というよりも新しい情報、動く情報へと吸い寄せられるように微動しつつ、飛越運動をすることが確認された。このことは、伊藤(1997)、鈴木、保崎(1997)の先行研究の結果と同様の結果となった。ただ、今回はまだみやすさ、内容の理解度という点からの結果がデータ収集中にで部分的にしか出ておらず、4月から5月に関して、そのデータが継続収集され、分析されれば、さらに明らかになるものと思われる。この事に関しては、7月上旬のImproving University Teaching International Conference (Jaen, Spain)での報告が決まっており、そのことには、さらに詳しい結果が判明すると期待される。また、それとは前後するが、本研究テーマに関する発表論文として、以下のものがある。この論文では、教授側と教育コーチの役割、連携が学習者との新しい教育コミュニケーションをつくり出し、独特のパターンが存在することを「実践知」「経験知」をベースにまとめた。具体的には、BBSでの教育コミュニケーションは、講義科目であれば、議論の「核」となる授業内容があり、比較的質疑応答もスムーズに行なわれるが、演習のようなややもすれば、Individual Studyのような様相を持っている科目では、議論が活発化しにくく、たとえBBSでの書き込みであっても、結局は1対1の個別指導という形式になる。ところが、せっかく学習コミュニティを形成している(はずの)BBSであるのだから、それを活かすべく努力が必要となる。そのひとつとして、古典的な方法ではあるが、「ことば掛け」を多用するという方法でいくらかの効果を得た。これからさらにあれこれの方法を駆使して、より活発な議論、卒業研究完成へと進めて行く必要があるとの結論に達した。

  • 学習者の他教科学習内容に対応した小学校英語教育のカリキュラムの開発

    2005年  

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    本研究は、1)小学校英語活動の様相を分析、2)新しい教授法を試行、教員、生徒の反応を確認、3)公立小学校が「総合的な学習の時間」内で行うことのできる英語活動を模索すること、の3点であった。実施したことは、1)授業担当教員、教育センター指導主事との打ち合わせの後、授業を3回録画した。(2004年11月、2005年2月、2005年11月)学年は、3、4年生、カメラ2台で1授業を録画した(教員の動き、表情と子供らの反応)。2)録画した授業は、担当教員が事後視聴し、反省会を行い、改善点などについて意見交換した。その結果、授業者は、授業を第3者として観察することができ、授業中の動き、発語などに関して、確認した。3)授業中の全対話を記述し、使用言語量(日本語と英語)の比較をした。3回目の授業になって、かなりスムーズな授業になったことが確認された。4)合科制の授業(英語で算数を教える)を2005年度から始め、11月の研究授業では、かなりの成果を観察することができた。3回目の授業では、英語母語者による算数の授業を行った。児童は積極に参加した。小学校英語授業は、近未来に科目化することが予想されるが、どこまでの習得を目標にし、中学校の英語授業にどのようにつなげて行くのか、という点が重要である。本研究では、もし、小学校英語活動において、従来のJET, AET, HRTの3者での授業から、最終的にはHRT一人で行うということを目指すのであるならば、1)英語力をつける2)教材のバリエーションを充実させる3)英語教授法(TESOL)の履修を必修化4)教員養成を確立というようなことが不可欠である。本研究では、主に教員の研修(FD)に焦点を合わせ、養成と現職研修のあり方が重要であるとの結論を実証的に示したが、今後は、2)の教材研究と合わせて学習環境(英語の部屋:e-room)について発展して行くと予定される。

  • 英語環境における遠隔教育を利用した国際情報コミュニケーション教育の実践と評価

    2003年  

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    英語力を育成するには、1)英語だけを教える初期段階、2)目的を持って英語力を練成する中期段階、3)英語環境にて学習活動を行う最終段階の3ステージが噛み合う必要があるが、多くの高等教育機関では、1)、2)の段階までの教育である。さきほど文部科学省から発表された2002年度のデータによると、「外国語による授業の実施状況」は、国立79校、公立29校、私立210校と前年度から20%ほど増加している。本実践研究では、ゼミ(メディアコミュニケーション)履修の3年生13人を対象にして、最終段階での教育を、「情報教育」の中のメディアコミュニケーション課題(日米TVCM比較分析、映画スターのCM、ペットボトル茶のCM)において行った。具体的には、人間科学部の海外協定校である、米国オハイオ州クリーブランド市のCase Western Reserve Universityと連携して、1)事前交流としてのメールによる自己紹介、情報交換、2)相手校でのプレゼンテーション、3)相手校でのTAとしての経験、4)相手校での他分野での授業聴講 の4種類をすべて英語使用環境で実施した。学生への面談、担当者評価を中心とした調査結果として、以下のことが明らかになった。1)伝達方法としての英語力は、コンテンツの理解の度合いが深いほど気にならなくなった。2)コンテンツを理解したことをを文化の違う相手に伝えて同様の理解をしてもらうためには、言語負荷を軽減させる手段としてのメディア活用が重要である。3)なによりも英語で意思疎通をすることの難しさと重要性を体験的に理解できた。4)伝達するメッセージのモード(映像、音声、文字、身体動作)には効果的な組み合わせがあり、それは伝達場面で決定されるものである。5)メディア使用、英語使用に関しての意欲は、間接体験、実体験の両方を行うことにより増した。6)仮想体験と実体験の組み合わせにより学習は完結する。

  • 英語力、メディア、身体動作を融合させる効果的なプレゼンテーションに関する研究

    2000年  

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     本研究の主たる狙いは、まず、自分のプレゼンテーションの特徴と実態を知り、向上させるという点である。そのため参加学生10人は、筆者が担当する2000年度人間科学部の通年自由科目『上級英語 I』の後期授業の3週目に、まず自分のプレゼンテーションを録音、録画したものを視聴した。その後、メディア利用、非言語コミュニケーション活動、言語使用についての研修を7週間授業で行い、11週目に再度同じトピックでプレゼンテーションを行った。それを録音、録画したものを前回のものと見比べた結果、以下の諸点が確認された。なお、授業はすべて英語で行われ、90分の授業のうち、前半部分は、全体的な英語力を向上させるため、聴解、読み、言語使用、文法などの種々の英語の問題に取り組み、後半部分で、研修を行った。また、各自のプレゼンテーションは、各自のプレゼンテーションが終了後、本人を除く全員で評価表を用いて評価し、参考のため、結果は本人にまとめて通知された。1) プレゼンテーション研修において、メディア資料の存在が言語活動の負荷を減らすということが明らかになった。2) 非言語コミュニケーション行動は、訓練の結果、かなりの程度効果的に向上することが確かめられた。3) プレゼンテーションを録画し、自分で視聴することにより、自分の言動と伝達方法を客観的に評価することができる態度が形成された。4) プレゼンテーションの音声録音の事後聴取を行う事によって、日本語使用の認識と向上が観察された。参加者の感想として、録画した自分のプレゼンテーションを事後視聴することにより、自分の特徴、改善すべき点が自分でよくわかった、また、自分ひとりで視聴できたので、安堵感もあった、ということを述べている。この結果を踏まえ、今年度は、さらに個人の特徴を基にして、ひとりひとりのプレゼンテーション能力の向上を計るために、クリニック形式での研修、身体言語という分野の研修をさらに多く含めていく予定である。また、新しい分析手法として、プレゼンターの眼球運動のデータを取り、調査を進めていく事を行いたいと考える。

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