2024/04/20 更新

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キムラ アキコ
木村 晶子
所属
教育・総合科学学術院 教育学部
職名
教授
学位
文学博士 ( 名古屋大学 )

学歴

  • 2010年04月
    -
    2016年03月

    名古屋大学   大学院博士課程 国際言語文化研究科   国際多元文化専攻  

  • 1981年04月
    -
    1987年03月

    お茶の水女子大学   人間文化研究科博士課程  

  • 1978年09月
    -
    1979年08月

    Stirling University   Graduate School, English Literature  

所属学協会

  •  
     
     

    ディケンズフェローシップ

  •  
     
     

    イギリス・ロマン派学会

  •  
     
     

    日本ブロンテ協会

  •  
     
     

    英国ジョージ・エリオット協会

  •  
     
     

    英国ギャスケル協会

  •  
     
     

    日本ギャスケル協会

  •  
     
     

    日本英文学会

  •  
     
     

    ヴィクトリア朝文化学会

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研究分野

  • 英文学、英語圏文学

研究キーワード

  • 英米文学、文学一般(含文学論・比較文学)

メディア報道

  • ダークサイドミステリー『フランケンシュタインとメアリー・シェリー』

    NHK BS   ダークサイドミステリー  

    2022年04月

 

論文

  • アン・ラドクリフ『ユドルフォの謎』における〈感受性〉の教育

    木村晶子

    学術研究     151 - 164  2020年03月

  • 『北と南』における死の表象

    ギャスケル研究   ( 23 )  2013年10月

  • エリザベス・ギャスケルの『メアリ・バートン』における語りの限界

    木村 晶子

    早稲田大学大学院教育学研究科紀要   ( 22 ) 61 - 72  2012年03月

    CiNii

  • パストラルを超える物語としての『従妹フィリス』

    多元文化     61 - 72  2011年03月

  • ゴシック文学とギャスケル—メアリ・シェリーとの比較から

    ギャスケル論集   ( 20 ) 47 - 62  2010年08月

  • 家庭小説として読むメアリ・シェリーの『フォークナー』

    イギリス・ロマン派研究    2008年

  • 世紀末のミソジニストのヒロイン像:ジョージ・ギッシングの『女王即位50年祭の年に』と『渦』

    木村 晶子

    早稲田大学大学院教育学研究科紀要   ( 17 ) 31 - 44  2007年03月

    CiNii

  • George Gissing のThe Odd Women にみる「新しい女」の文学的空間

    木村 晶子

    早稲田大学大学院教育学研究科紀要   ( 16 ) 1 - 13  2006年03月

    CiNii

  • A Story on the Verge —Charlotte Perkins Gilman's "The Yellow Wallpaper"

    木村 晶子

    サイコアナリティカル英文学論叢   ( 25 ) 13 - 26  2005年01月

    CiNii

  • ”The Double” in Robert Louis Stevenson's Dr Jekyll and Mr Hyde

    Gakujyutsukenkyu   ( 25 )  2004年02月

  • ”The Double” in Robert Louis Stevenson's The Strange Case of Dr Jekyll and Mr Hyde

    木村 晶子

    学術研究   52 ( 52 ) 31 - 40  2004年02月

    CiNii

  • メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』「創造神話として」

    イギリスロマン派学会    2003年06月

  • 『不思議の国のアリス』の世界—19世紀のアリスと20世紀のアリス

    かながわオープンカレッジ(神奈川県立図書館)    2001年11月

  • メアリー・シェリー『マチルダ』─もうひとつの怪物の物語─

    『美神を追いて─イギリス・ロマン派の系譜』(音羽書店鶴見書店)   161〜170頁  2001年03月

  • 『フランケンシュタイン』における牢獄─観念・肉体・母性

    木村 晶子

    イギリス・ロマン派研究   第25号49〜57頁 ( 25 ) 49 - 57  2001年03月

    CiNii

  • メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』における女性たち─不在の母性をめぐって

    木村 晶子

    学術研究(早稲田大学教育学部)   第49号81〜89頁 ( 49 ) 81 - 89  2001年02月

    CiNii

  • Placed in Confinement : Mary Shelley's ┣DBFrankenstein(/)-┫DB

    Essays in English Romanticism   /25,49-57  2001年

  • (論文)『フランケンシュタイン』における牢獄-観念,肉体,母性

    イギリス・ロマン派研究(イギリス・ロマン派学会)   /25,49-57  2001年

  • イギリスの女流作家たち─ホースティンとブロンテ姉妹

    同上    2000年11月

  • イギリスの文化と自然─スコットランドとウェールズ

    かながわオープンカレッジ(神奈川県立図書館)    2000年10月

  • シャーロット・ブロンテの作品における鏡の中の女性像

    ブロンテ・スタディーズ(日本ブロンテ協会)   3/3,22-35  2000年

  • Witches in Two Stories : "Lois the Witch" and "The Poor Clare"

    Gaskell Studies   /8,53-67  1998年

  • Another Portrait of the Madwoman:Jean Rhys's <U>Wide Sarasso Sea</U>

    木村 晶子

    学術研究/教育学部   45 ( 45 ) 75 - 85  1997年02月

    CiNii

  • An Obsessive Eye in Charlotte Bront(]E88D4[)'s ┣DBVillette(/)-┫DB

    Bront(]E88D4[) Studies   3/1,36-50  1997年

  • Laughter in Jean Rhys's Fiction

    English Usage and Style   /14,106-114  1997年

  • 交錯する視線-C. ブロンテの『ヴィレット』について

    ブロンテ・スタディーズ(日本ブロンテ協会)   3/1,36-50  1997年

  • Jean Rhysの作品における<笑い>の表現について

    英語表現研究(日本英語表現学会)   /14,106-114  1997年

  • ギャスケルにおけるオースティン的世界の変容−<U>Wives and Daughters</U>の女性像

    英語英文学叢誌/早稲田大学英語英文学会   26  1997年01月

  • ギャスケルのヒロインと病

    ギャスケル論集/日本ギャスケル協会   6  1996年10月

  • 狂女の虚実− <U>Jane Eyre</U>のバーサ・メイソンをめぐって

    ブロンテ・スタディーズ/日本ブロンテ協会   2;5  1996年10月

  • ギャスケルのヒロインと病

    ギャスケル論集(日本ギャスケル協会)   /6,63-74  1996年

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書籍等出版物

  • 早稲田文学 特集ホラーのリアリティ

    早稲田文学会( 担当範囲: 「女性のゴシック」)

    早稲田文学会,筑摩書房(発売)  2021年10月 ISBN: 9784480993267

  • Dickens and the anatomy of evil : sesquicentennial essays

    Mitsuharu Matsuoka( 担当: 分担執筆,  担当範囲: Our Mutual Friend: Evil and the Fantastic)

    Athena Press  2020年12月 ISBN: 9784863403376

  • めぐりあうテクストたち:ブロンテ文学の遺産と影響

    惣谷美智子, 岩上はる子( 担当: 分担執筆)

    春風社  2019年07月 ISBN: 9784861106293

  • ディケンズとギッシングー底流をなすものと似て非なるもの

    松岡光治( 担当: 分担執筆)

    大阪教育図書  2018年12月 ISBN: 9784271210597

  • 「エリザベス・ギャスケルの『シルヴィアの恋人たち』におけるロマンティシズムの探求」(『知の冒険ーイギリス・ロマン派文学を読み解く』)

    市川純, 伊藤健一郎, 小林英美, 鈴木喜和, 直原典子, 藤原雅子編( 担当: 分担執筆)

    音羽書房鶴見書店  2017年03月 ISBN: 9784755302992

  • 文藝禮讃 : イデアとロゴス : 内田能嗣教授傘寿記念論文集

    内田能嗣教授傘寿記念論文集刊行委員会( 担当範囲: 物語としての〈日常〉ーエリザベス・ギャスケル『クランフォード』)

    大阪教育図書  2016年03月 ISBN: 9784271210443

  • ジェンダー研究 /教育の深化のために:早稲田からの発信

    小林富久子, 村田晶子, 弓削尚子( 担当: 分担執筆)

    彩流社  2016年03月 ISBN: 9784779121968

  • エリザベス・ギャスケル中・短編小説研究

    日本ギャスケル協会( 担当: 分担執筆)

    大阪教育図書  2015年11月 ISBN: 9784271210412

  • ブロンテ姉妹と15人の男たちの肖像

    岩上はる子, 惣谷美智子( 担当: 分担執筆)

    ミネルヴァ書房  2015年09月 ISBN: 9784623074167

  • Evil and Its Variations in the Works of Elizabeth Gaskell

    松岡光治( 担当: 分担執筆)

    大阪教育図書  2015年06月 ISBN: 9784271210399

  • 『イギリス文学と文化のエートスとコンストラクション』 (分担執筆)シャーロット・ブロンテ『ヴィレット』とエリザベス・ギャスケル『北と南』における都市の表彰

    石田久教授喜寿記念論文集刊行委員会

    大阪教育図書  2014年08月 ISBN: 9784271210320

  • 『ミルトンと対話するジョージ・エリオット』(翻訳分担)

    アナ・K・ナード

    英宝社  2011年03月 ISBN: 9784269820326

  • 『エリザベス・ギャスケルとイギリス小説の伝統』(分担執筆)『魔女ロイス』—史実とフィクション

    日本ギャスケル協会

    大阪教育図書  2010年09月 ISBN: 9784271210009

  • 『ギャスケルで読むヴィクトリア朝前半の社会と文化』(分担執筆)「ゴシック小説—ヴィクトリア朝のシェヘラザード」

    松岡光治

    渓水社  2010年09月 ISBN: 9784863271098

  • メアリー・シェリー研究:『フランケンシュタイン』作家の全体像

    木村晶子編著

    鳳書房  2009年12月 ISBN: 9784902455236

  • 『英米文学の精神分析的考察』(分担執筆)『メアリ・シェリーの失われた子供との再会」

    サイコアナリティカル英文学会

    啓文社  2009年01月 ISBN: 9784990424701

  • 『ギャスケル全集別巻』(翻訳) 収録 「ハリソン氏の告白」

    大阪教育図書  2008年09月

  • 『ギッシングを通して見る後期ヴィクトリア朝の社会と文化』(分担執筆)

    松岡光治編

    渓水社  2007年11月 ISBN: 9784874409831

  • 『ギャスケル小説の旅』(分担執筆)「二つの「転落した女」の物語−『ルース』とD.H.ロレンス『ロスト・ガール」

    朝日千尺編

    鳳書房  2002年09月

  • 『ギャスケル文学にみる愛の諸相』(分担執筆)「『北と南』−ヒロインが語ること・語らないこと」

    山脇百合子編

    北星堂  2002年03月 ISBN: 4590011271

  • 『ギャスケルの文学−ヴィクトリア朝を多面的に照射する』(分担執筆)『シャーロット・ブロンテの生涯』について

    松岡光治編

    英宝社  2001年10月 ISBN: 4269720743

  • 『美神を追いて:イギリス・ロマン派の系譜』(分担執筆)「メアリー・シェリー「マチルダ」-もうひとつの怪物の物語」

    音羽書房鶴見書店  2001年03月 ISBN: 4755302188

  • ギャスケル全集第一巻収録『灰色の女』(翻訳)

    エリザベス・ギャスケル

    大阪教育図書  1999年10月 ISBN: 4271114510

  • (翻訳) 絵・ことばシリーズFRIENDSHIP, LOVE, CATS, MOTHERS, DAUGHTERS, SISTERS

    ヘレン・エクスレー編

    三修社  1999年

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講演・口頭発表等

  • 新たな〈女性のゴシック〉としての『ワイルドフェル・ホールの住人』

    木村晶子  [招待有り]

    日本ブロンテ協会第36回大会  

    発表年月: 2021年10月

    開催年月:
    2021年10月
    -
     
  • シャーロット・ブロンテとエジェ氏

    日本ブロンテ協会大会  

    発表年月: 2013年10月

  • 『ヴィレット』と『北と南』の都市空間

    日本ギャスケル協会第24回大会  

    発表年月: 2012年10月

  • ゴシック文学とギャスケル

    日本ギャスケル協会第21回大会  

    発表年月: 2009年10月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 英国小説における〈女性のゴシック〉の継承と展開

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2021年03月
     

     概要を見る

    ゴシック文学は、18世紀後半に英国で誕生した、恐怖小説ですが、現在では初期ゴシック小説のみでなく、19世紀ヴィクトリア朝の文学や20世紀の映画やドラマを中心にしたアダプテーション研究においても、ゴシック的要素の重要性が論じられています。また、フェミニズム批評が発展する中で、1970年代から女性独自のゴシック小説(Female Gothic)が注目されました。近年、英語圏におけるこの分野の研究の深化・発展が目覚ましく、多くの批評書が出版されていますが、日本の英文学研究においてはほとんど注目されていない現状を踏まえ、研究テーマを設定しました。昨年度から今年度にかけては、〈女性のゴシック〉小説の原点とされるアン・ラドクリフ(1764-1823)について研究しました。当時は非常に人気があり、その後の多くの作家だけでなく、ロマン派の詩人たちにも影響を与えているとされる作家ですが、伝記的事実は不明な点が多く、作品に関しても、国内の資料はもとより、電子化された資料も少ないため、2019年夏には英国の大英図書館やエジンバラ大学図書館などで資料収集をしました。その成果をもとに、ラドクリフの最も重要な作品『ユドルフォ城の謎』について論文を執筆し、恐怖小説という枠組みを使いながら、男性のゴシック小説とは異なり、女性が犠牲者とならずに、成長して幸福をつかむ主体になること、その過程において当時のキーワードだった〈感受性〉をコントロールすることの重要性について論じました。また、ゴシック的要素が強い作家とされるシャーロット・ブロンテの影響力を研究した論文が、ブロンテ文学の受容に関する書物『めぐりあうテクストたち―ブロンテ文学のに収録され、出版されました。本務校の研究科主任の業務と、日本ギャスケル協会会長職が予想以上に忙しかったことで、十分な研究の時間がとれなかった。また、アン・ラドクリフの資料が少なかったため、研究が進まなかった。日本ギャスケル協会会長職を2020年3月末で終えたこと、また研究科主任業務は2020年9月までのため、今後は、これまでよりは研究時間を確保できる見通しである。<BR>ただ、研究期間が少なくなっているのもかかわらず、今年の4月からの新たな学習システムによるオンライン授業に対応することで非常に忙しく、毎週、膨大な量の課題添削に追われてしまっている。研究科主任業務終了後にタイムマネジメントを工夫したい

  • 英国小説における〈女性のゴシック〉の継承と展開

    日本学術振興会  科研費

 

現在担当している科目

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特別研究期間制度(学内資金)

  • 英国女性作家(主に19 世紀における)の研究

    2002年04月
    -
    2003年03月

    イギリス   ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ

他学部・他研究科等兼任情報

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

  • 教育・総合科学学術院   大学院教育学研究科

  • 国際学術院   国際コミュニケーション研究科

特定課題制度(学内資金)

  • 19・20世紀英国におけるFemale Gothic の〈語り〉の可能性

    2017年  

     概要を見る

    (1)本研究第一段階として、このジャンルの創始者アン・ラドクリフに関する文献研究を行った。その成果をこれまで行ってきたエリザベス・ギャスケル研究と結びつけ、論文「ギャスケルとアン・ラドクリフ―〈女性のゴシック〉の継承」(『エリザベス・ギャスケルを〈比較〉で読み解く』2018年10月出版予定)としてまとめた。(2)同じく19世紀〈女性のゴシック〉研究として、ルイザ・メイ・オルコットの文学におけるシャーロット・ブロンテの影響を分析し、その成果を論文「シャーロット・ブロンテとルイザ・メイ・オルコット―女性のゴシック」(『ブロンテ姉妹の子どもたち―ブロンテ文学の遺産と影響』2018年12月出版予定)としてまとめた。

  • 英国女流作家におけるヒロイン像(十九世紀、特にヴィクトリア朝)~オースティン、ブロンテ姉妹、ギャスケル、エリオット

    1997年  

     概要を見る

    1997年度は、研究課題に掲げた英国女流作家のうち、特に、エリザベス・ギャスケルとブロンテ姉妹に絞って研究を進めた。ギャスケルに関して、以前より長編小説についてそれぞれ考察してきたが、今年度は、中編と短編を取上げ、中でも、超現実的な魔女の力を扱った作品に光を当て、社会問題や女性問題等、現実に即したリアリズムの長編との対比を考えた。現在、仕上っている論文としては、「魔女の棲む空間―The Poor ClareとLois the Witch」と題して、魔女の呪いと母娘の愛を主題とした前者の作品と17世紀末のニューイングランドのセイレム魔女裁判を扱った後者の作品を比較、検討しながら、ギャスケルの文学における魔女という存在の意味と、魔女のあらわす女性像の深層を探ったものがあげられる。魔女や魔術の研究書は、非常に多く、高価なものが多いため、資料費を活用させていただいた。ブロンテ姉妹に関しては、これまで姉のシャーロットを中心にして研究してきたが、最後の長編、Villetteにおける語りの問題を取上げ、独特なヒロイン像と一人称小説としての特殊性を考え、「ルーシー・スノウの物語の空間――C.ブロンテのヒロインの語りの到達点」を『学術研究』第46号に発表した。また、日本ブロンテ協会の公開講座講演として、「ブロンテ姉妹の作品における鏡の中の女性像」と題し、三姉妹の主な長編を全部取上げながら、それぞれの鏡の場面を考察し、女性像や作品の構造の違いを論じた。改めて修正し、まとめなおして論文として発表する予定である。英国で、資料を収集できたことは大きな助けとなった。今後は、ギャスケルのゴシック的要素の強い作品の研究、ブロンテ姉妹の作品におけるゴシックの影響の研究、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』の研究、ギャスケルとジョージ・エリオットとの比較研究等に広げてゆく予定である。研究成果の発表98.3 早稲田大学教育学部『学術研究』46号「ルーシー・スノウの物語の空間――C.ブロンテのヒロインの語りの到達点」98.4 日本ブロンテ協会公開講座講演「ブロンテ姉妹の作品における鏡の中の女性像」98.10 日本ギャスケル協会『ギャスケル論集』第8号「魔女の棲む空間――The Poor ClareとLois the Witch」