山本 浩司 (ヤマモト ヒロシ)

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所属

文学学術院 文学部

職名

教授

学歴 【 表示 / 非表示

  •  
     
     

    早稲田大学   文学研究科   ドイツ文学  

  •  
     
     

    早稲田大学   第一文学部   ドイツ文学専修  

学位 【 表示 / 非表示

  • 早稲田大学   文学修士

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2017年04月
    -
    継続中

    早稲田大学文学学術院   文学部/文学研究科   教授

  • 2002年04月
    -
    2017年03月

    早稲田大学   文学学術院、ドイツ語ドイツ文学コース   助教授、のち准教授

  • 1998年10月
    -
    2002年04月

    早稲田大学   文学部ドイツ語ドイツ文学コース   専任講師

  • 1995年10月
    -
    1998年09月

    広島大学   総合科学部ヨーロッパ研究講座   専任講師

  • 1994年04月
    -
    1995年09月

    早稲田大学   ドイツ文学専修   助手

所属学協会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     

    日本独文学会中四国支部

  •  
     
     

    早稲田ドイツ語学・文学会

  •  
     
     

    日本独文学会

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • ヨーロッパ文学

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 文学教授法

  • 比較文学

  • ドイツ現代文学

  • 独語・独文学

  • 翻訳研究

論文 【 表示 / 非表示

  • „des letzten tagebaus sumpfiger wunde“. Zur Poetologie der ausradierten Landschaft in der Lyrik von Wolfgang Hilbig und Volker Braun

    Hiroshi Yamamoto

    Bernard Banoun, Bénédicte Terrisse, Sylvie Arlaud und Stephan Pabst (Hg.): Wolfgang Hilbigs Lyrik. Eine Werkexpedition. Berlin (Verbrecher Verlag) 2021.     187 - 208  2021年04月

    担当区分:責任著者

  • 区切りの前の一年 インゲボルク・バッハマン『三十歳』

    山本浩司

    金志成(編)『さまざまな一年 近現代ドイツ文学における暦の詩学』     283 - 326  2021年03月

    担当区分:責任著者

  • 書評論文:Gunter Reus: Marcel Reich-Ranicki. Kritik für alle. Darmstadt 2020.

    山本浩司

    早稲田ブレッター   ( 28 ) 49 - 55  2021年03月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • „mitten im japonisierenden Wandbehang“. Zum Japanbild in Marion Poschmanns Lyrikband „Geliehene Landschaften“

    Hiroshi YAMAMOTO

    Muroi, Yoshiyuki (Hrsg.) Einheit in der Vielfalt? Germanistik zwischen Divergenz und Konvergenz Asiatische Germanistentagung 2019 in Sapporo. München 2020.     542 - 549  2021年01月

  • Habitus im Zeitalter des globalen Neoliberalismus. Einige Überlegungen am Beispiel der neueren Texte Kathrin Rögglas

    Hiroshi YAMAMOTO

    Akten des JGG-Kulturseminars 1 (2020)   1   376 - 392  2020年12月  [査読有り]

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • Haiku und Waka als Polaroid. Nachleben der japanischen dichterischen Kurzformen bei Delius, Grünbein und Kling, in: Turns und kein Ende?: Aktuelle Tendenzen in Germanistik und Komparatistik

    Hiroshi Yamamoto, herausgegeben von, Elke Sturm-Trigonakis, Olga Laskarido, Evi Petropoulou, Katerina Karakassi( 担当: 分担執筆)

    Peter Lang  2017年11月 ISBN: 9783631730454

  • ベルリン終戦日記 ある女性の記録(新装版)

    アントニー・ビーヴァー 序文, ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー 後記, 山本 浩司( 担当: 単訳)

    白水社  2017年05月 ISBN: 9784560095508

  • Nachleben der Toten – Autofiktion

    Herausgegeben von der, Japanischen Gesellschaft, für Germanistik unter der Leitung von, Hiroshi Yamamoto, unter Mitwirkung von Mechthild Duppel-Takayama, Arne Klawitter, Masanori Manabe, Thomas Pekar, Thomas Schwarz( 担当: 共編者(共編著者))

    Iudicium  2017年03月 ISBN: 9783862053360

  • 共訳:アルフレート・デーブリーン短編集成『たんぽぽ殺し』

    アルフレート・デーブリーン, 著, 粂田文, 山本浩司( 担当: 共訳)

    河出書房新社  2016年02月 ISBN: 9784309207001

  • 東欧の想像力

    山本浩司, 編者, 奥彩子, 西成彦, 沼野充義( 担当: 分担執筆)

    松籟社  2016年01月

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Misc 【 表示 / 非表示

  • 書評:凛とした女性の一生を描く ベルンハルト・シュリンク『オルガ』

    山本浩司

    日本経済新聞2020年7月4日朝刊     24 - 24  2020年07月  [招待有り]

  • 書評:アウシュヴィッツのタトゥー係(ヘザー・モリス著、双葉社)

    山本浩司

    北海道新聞 2019年12月1日付     11 - 11  2019年12月  [招待有り]

  • この3冊:ベルリンの壁の崩壊30年と文学

    山本浩司

    毎日新聞社 2019年11月10日付     9 - 9  2019年11月  [招待有り]

  • 書評:光るモダニズム表現技法 アルフレート・デーブリーン『運命の旅』(長谷川純訳、河出書房新社)書評

    山本浩司

    産経新聞 2019年8月4日付     19 - 19  2019年08月  [招待有り]

  • コツがあります

    山本浩司

    早稲田ブレッター   25   194 - 197  2018年03月

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その他 【 表示 / 非表示

  • 日本独文学会(JGG...

    2015年03月
     
     

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    日本独文学会(JGG)第57回文化ゼミナール("Autofiktion – Literarische (De-)Konstruktionen des Selbst")の運営統括。ドイツ学術交流会DAAD招聘講師 Martina Wagner-Egelhaaf (Münster) 、JGG招聘講師 Hu Wei (Beijing) を招き、講演12、分科会9を開催した。

  • Organisation der Tagung: Das 57. Kulturseminar der JGG: "Autofiktion – Literarische (De-)Konstruktionen des Selbst", in Zusammenarbeit mitMartina Wagner-Egelhaaf (Münster) und Hu Wei (Beijing), Tateshina, 15.-20.03.2015.

    2015年03月
     
     

     概要を見る

    日本独文学会(JGG)第57回文化ゼミナール("Autofiktion – Literarische (De-)Konstruktionen des Selbst")の運営統括。ドイツ学術交流会DAAD招聘講師 Martina Wagner-Egelhaaf (Münster) 、JGG招聘講師 Hu Wei (Beijing) を招き、講演12、分科会9を開催した。

  • Organisation der Tagung: Das 56. Kulturseminar der JGG: „Nachleben der Toten“, in Zusammenarbeit mit Ulrike Vedder(HU Berlin) und Chien Chieh(Taiwan National Universtiy), Tateshina, 23.-29.03.2014.

    2014年03月
     
     

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    2014年3月23日(日)-3月29日(土)
    日本独文学会(JGG)第56回文化ゼミナール("Nachleben der Toten")の運営統括DAAD招聘講師 Ulrike Vedder (HU Berlin) 、JGG招聘講師 Chien Chieh (Taiwan National University) を招き、講演13、分科会12を開催した。

  • 2014年3月23日...

    2014年03月
     
     

     概要を見る

    2014年3月23日(日)-3月29日(土)
    日本独文学会(JGG)第56回文化ゼミナール("Nachleben der Toten")の運営統括DAAD招聘講師 Ulrike Vedder (HU Berlin) 、JGG招聘講師 Chien Chieh (Taiwan National University) を招き、講演13、分科会12を開催した。

  • 国際シンポジウム「翻訳と変容 テキスト、メディア、文化における/からの変形プロセスを考える」の企画、運営

    2008年10月
     
     

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受賞 【 表示 / 非表示

  • 第8回日本独文学会賞(ドイツ語論文部門)

    2010年10月   日本独文学会  

  • ドイツ語学文学振興会奨励賞

    1995年05月   ドイツ語学文学振興会  

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 現代ドイツ語圏文学における紀行エッセイの美学的射程

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2022年03月
     

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    グローバル化と消費文化の浸透によって旅の形式が変質していく現代において、「紀行エッセイ」がいかなる美的射程を持ちうるかを精査することを目的に月例研究集会を重ね、歴史的に見て英仏語圏のコロニアリズムの当事者性とは一線を画してきた現代ドイツ語圏作家たちによる非ヨーロッパ圏紀行文を分析していく。ムージルやベンヤミンなど古典的なエッセイ論とドイツ戦後文学の旅行記などを比較対象に引きながら、現代の紀行エッセイの新奇性を明確にしていく。その際、国際的な研究ネットワークの構築にも力を入れ、完成年度には東京で国際シンポジウムを開催した上で、日独両国で比較文化論集を出版し研究成果を社会に還元する。During the first semester of the project I reached out both for Japanese and international researchers in order to establish a platform for collaboration and exchange. This allowed me to broaden the horizon of my research and to plan a joint public presentation at a conference of the Japanese Society of German Studies. At 2019th Asian Germanist Society Conference (August 2019, Sapporo) I presented some of our key ideas. In contemporary literary discourse essayistic writing is no longer primarily understood as a literary genre, but rather as a way of thinking and writing that is experimentally generated from the subjective experience of the writer. For this particular reason, we focus on the subjectivity of the author and the cognitive functions of his/her journey.It turned out that there is a diverse and rapidly growing research landscape in the field of traveling in literature as well as essay writing, while the intersection of both, the travel essay, is still underrepresented in German contemporary literary discourse. To fill this research gap, I decided to collaborate with international researchers from Germany and China. The discussion appeared to be fruitful, so we plan to present our findings in one of the next Japanese Germanist' Society Congresses and to continue publishing our research results. In the Austrian national library archives, I discovered some unpublished documents of early 1900th travel author Alice Schalek concerning her journeys to China and Japan which gave us new insights in the production of travel essays.Due to the outbreak of the COVID-19 crisis, some conferences both in Japan and internationally were cancelled or postponed. Nevertheless, we hope to be able to present our research results in the near future to a broader audience. In the meantime, we concentrate on publications rather than public presentations. In addition, journeys to international research institutions appear to be rather difficult, as most countries currently maintain tight border restrictions. For this reason, we will intensify our co-operation by web-meetings and digital conferences. While journeys to international libraries appear to be difficult, many research institutions nowadays open up their digital resources to the Scientific community. We will try to use these opportunities for our project

  • ドイツ現代文学におけるアヴァンギャルド詩の系譜

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2022年03月
     

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    今年度は一方でオーストリア現代アヴァンギャルド詩の読解作業、他方で現代ドイツのアヴァンギャルド詩を牽引したオスカー・パスティオールの晩年の詩ならびに翻訳詩の試みに集中的に取り組んだ。現代オーストリアのアヴァンギャルド詩については、詩というジャンルに限定せずにアヴァンギャルドの伝統を取り入れながら更新したイェリネクやレッグラの散文や戯曲に「文学野」や「ハビトゥス」(ブルデュー)といった切り口からアプローチした。2020年3月にはウィーン文学館で資料調査を進め、共同研究者のツェルガー氏(ウィーン大学)と研究打ち合わせを行なって、今年度以降の研究計画を練り直し、対象とすべき作家と作品の絞り込みを行った。それと同時にアン・コッテン、フリーデリケ・マイレッカーら日本での研究がまだ十分とは言えない女性アヴァンギャルド作家たちに関する文献収集を進めた。パスティオールについては、ボードレールの『悪の華』の数篇を様々な形で「寄生虫訳」(ミッシェル・セール)する詩集『シュペックトゥルム(スペクトラムをシュペック(脂肪)とトゥルム(塔)の合成語として捉え直したもの)』について2019年11月にドイツ、マルバッハ文書館で遺稿の集中的な調査を行った。それまでの段階で、6月に日本独文学会シンポジウムでヘルタ・ミュラーと翻訳との関連で、7月に日本独文学会阪神支部にてボードレール詩の寄生虫翻訳の諸相について発表した。寄生虫訳については同様の試みをしているエルンスト・ヤンドルや最近のモニカ・リンクの試みも参照し、意味を移す逐語訳ではなく、音声的類似をてこに原詩に寄生して自己増殖を遂げる翻訳が抒情詩の創造性に寄与することを検証した。各口頭発表はその後加筆訂正して論文にまとめた。日本独文学会シンポジウムでの発表は同学会のシンポジウム記録論集に、阪神学会での発表は神戸大学独文学会機関誌に公表される。研究のインプットとアウトプットはおおむね計画通りに進展した。これまでの成果を国内外の研究者に向けて発信するために、2019年度には5月ヘルタ・ミュラーのコラージュ詩(ドイツ学術振興会研究チーム2603、トリア大学)、6月パスティオールの寄生虫的翻訳(INSL、ローザンヌ)、ミュラーとパスティオールにおける翻訳の詩学(日本独文学会、学習院大学)、7月ミュラーのコラージュ詩(ハンブルク大学)、ヒルビヒとグラスの比較(マールバッハ文学資料館)、パスティオールの翻訳の詩学(日本独文学会阪神支部大会、神戸大学)、8月マリオン・ポッシュマン(アジアゲルマニスト会議、北海学園)について発表した。こうして年度前半は、国内外の研究者との学会の場での意見交換をするとともに、トリア、マールバッハ、ハンブルクで資料の収集にも努めた。年度後半は研究発表に加筆訂正して論文の形にまとめることに力を傾注した。日本独文学会研究叢書、神戸大学独文学会機関誌、トリア大学研究叢書、マールバッハ研究叢書などに寄稿し、一部は年度内に公刊された。同時にウィーン派ならびに歴史的アヴァンギャルドについては、秋以降に「アヴァンギャルドとジェンダー」に力点を置いて、テキストの精読に時間を当てた。戦後ウィーン派の周辺にいた女性作家たち(マイレッカーやゲルストゥル、さらにその遺産を継承して新機軸を出したイェリネクやアン・コッテン、カトリン・レッグラ)らの言語実験の査定を試みた。2020年3月には、計画通りに、ウィーンに研究滞在して、ウィーン文学館やウィーン大学独文科図書館で資料の収集に当たるとともに、ウィーン大学の研究者との意見交換を進めた。2020年度は新型コロナウィルスの世界的な感染拡大によってすでに研究計画が変更を余儀なくされている。当初計画ではDAAD=早稲田の研究プロジェクトの枠組みで6月にロストック大学でワークショップを開催する予定であったが、渡航自体を中止せざるをえなくなった。プロジェクトの来年度への延期を含めて、関係機関との交渉を進めるつもりである。3月に引き続いて夏季休暇中にウィーンにて資料調査をするとともに、春学期中に進めた成果をウィーン大学の共同研究者に示して意見交換する計画も予定通り執行できるかについても、怪しい情勢となっている。場合によっては11月もしくは12/1月にずらすことも含めて再検討する。意見の交換については、オンライン会議ツールを用いるなどして、計画変更による研究への悪影響を最低限に止めるように努める。昨年度の口頭発表の成果を論文の形にまとめ直す作業はほぼ峠をこえたので、今年度は再びインプットを強化する。オーストリアとアメリカの共同研究者たちが二言語併記のオーストリアアヴァンギャルドアンソロジーをまもなく公刊する。これを今後の研究の基礎資料として位置づけつつ、日本のパースペクティヴを加味して独自のアンソロジーを作り翻訳を進める。上半期はこれらの準備に集中するとともに、国内外の研究者との学会の場での意見交流を通じて、問題整理を進める予定である。2019年度に取り組んだ女性アヴァンギャルディストについて年度内に国内で口頭発表もしくは論文として発表できるように最大限の努力を重ねるつもりである

  • 現代ドイツ文学におけるオートフィクションの諸相

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2019年03月
     

     概要を見る

    本研究では、同時代のドイツ語文学作品の分析に対する「オートフィクション」概念の適用可能性を検討した。まずルジュヌやド・マンなど先行研究の批判的受容を進め、古典的な自伝との違いを明確にした。その上で、「新メディア」「女性の自伝」「文化産業に置ける作家の自己演出」「経験の虚構化としての想起」という五つの観点から、ハントケ、ホッペ、ガイガーら最新の自伝的テキストを読み解いた。これにより今日「オートフィクション」が新たな局面を迎えていることが示された。同時に国際的な研究ネットワークの強化にも努めた。特に「オートフィクション」研究のアジアにおけるプラットフォームの形成に一定の成果を上げることができた。本研究は、20世紀末から21世紀のドイツ文学を対象とする中で、「オートフィクション」を従来のように自伝の一ジャンルとして狭く限定するのではなく、あらゆるジャンルの自己を主題化したテクストに拡大できるとした。この点に研究史上新しい学術的な意義が認められる。さらに「フェイクニュース」やジャーナリズムにおける捏造スキャンダルが話題となる現代にあって、事実性と虚構性との複雑な関係がかつてなく注目を浴びている。その点で、本オートフィクション研究は狭い文学研究の域を超えた社会的な意義を持ちうる

  • 東ドイツ文学史記述のための方法論としてのクロノトポス

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2017年03月
     

     概要を見る

    東ドイツ文学の通史的な文学史把握を批判的に補完するクロノトポス的な考察方法を提示できた。党の文化政策に規定された東独文学にあって、1970年代以降の地下出版文学は小さな「公共性の孤島」を作り出した。そこでは社会的、政治的、経済的なヒエラルキーも国家のイデオロギー言語も完全に放棄された。西側市民社会の「公衆の原理的な開放性」(ハーバーマス)とは違い、芸術家だけからなる小さなサークルは「公共性の孤島」と呼ぶのがふさわしい。その性格を考えるに当たって、バフチンの「クロノトポス」を基本に、フーコーの「ヘテロトポス」やユートピア的なクロノトポスなどを取り込み、概念の精密化にも大きく貢献することができた

  • ドイツ同時代小説に見る歴史の「残像」

    研究期間:

    2013年04月
    -
    2018年03月
     

     概要を見る

    戦後と同時代のドイツ文学で過去との取り組み方が質的に異なるのを明らかにするべく、1)時系列による編年体形式に変わって同一の空間に複数の時代を併存させるクロノトポスの技法が、現代では、バフチンが論じた小説にばかりではなく、詩においても認められること、2)伝記的自伝的な真実性を基準とするのではなく、歴史的事実と虚構を織り交ぜるオートフィクションの手法が顕著であること、3)絶対的な公準としていた過去から目を逸らさないという戦後ドイツ文学の道義的要請を徹底的に放棄して現在にフォーカスする傾向が強まっていることに注目し、H・ミュラー、W・ヒルビッヒ、K・レッグラらを研究し、その成果を国際学会で発表した

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

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特定課題研究 【 表示 / 非表示

  • 20世紀後半から現在までのドイツ文学における「故郷」の表現

    2003年  

     概要を見る

     戦後ドイツ文学における「故郷」の表現を考えるにあたり、とりわけ辺境をキーワードにしてきたつもりである。北部のウーヴェ・ヨーンゾン、北東部のヨハネス・ボヴロウスキー、ギュンター・アイヒ、ギュンター・グラス、モニカ・マーロン、ルーマニアのローゼ・アウスレンダ―、パウル・ツェラン、ヘルタ・ミュラー、リヒャルト・ヴァーグナー、ヨハン・リペット、南東部のインゲボルク・バッハマン、ペーター・ハントケなど。とりわけスラブ文化圏との挟間にある東側の境界にこだわった営みに注目してきた。バッハマンとハントケにとってのスロウ゛ェニア、グラスとマローンにとってのポーランド、ボヴロウスキーにとってのリトアニアなど、境界線の彼方に一種のユートピアを志向する傾向は確かであって、それはナチズムの過去を背負う戦後のドイツ文学が素直に「故郷」を打ち出せないことに対する、代償としての意味もありそうだ。50年代の反動的故郷礼賛とも60年代後半からの批判的な反=郷土文学という図式におさまりきれないものが、これらの作家の作品には認められる。 今後の課題としては、計画しておきながら必ずしも十分に検討できなかった90年代以降のベルリン小説の隆盛とオスタルギーの言葉でまとめられるDDR出身の若手作家たちによる作品などを合わせ鏡としながら、50年代から80年代の文学における「故郷」の特性をより精密に捉えていかなければならない。 2年間の研究期間の多くは資料の収集と正確な読解に費やされたが、ヨーンゾンが終生こだわったメクレンブルクの地に実際に足を運び、彼が小説の中でオマージュを捧げた同郷の詩人・彫刻家エルンスト・バルラッハの足跡をたどることができたのは大きな収穫であった。戦後文学に限定することの困難さも同時に認識させられ、例えばハントケにとってのシュティフターの意味だとか、考えるべき課題は多い。 研究期間に活字になった研究成果は提出できなかったが、2003年度日本独文学会秋季研究発表会で「バッハマンとアイヒ」について口頭発表し、その成果を日本独文学会研究叢書の形で出版する予定であるし、またいくつかの研究会でハントケやボヴロウスキーについても報告しており、近いうちにこれも活字にできれば、と考えている。

  • 20世紀のドイツ文学における「故郷」の変容について

    2004年  

     概要を見る

     本研究は、とりわけ「小さな文学」(ドゥルーズ/ガタリ)という発想にヒントを得て、東欧圏のドイツ語文学の諸相を見ることを出発点とした。この研究領域では先駆的な平野嘉彦の仕事(『獣たちの地図』『マゾッホという思想』)を参照しながら、ポスト冷戦時代の新しい文学にも目を向け、とりわけルーマニア出身のドイツ語作家ヘルタ・ミュラーの作品分析を中心的に行った。近年の彼女は、コラージュの技法を大きく取り入れ、ダダなどにつながるアヴァンギャルド的な言語批判、言語と写真の相互作用に関心を寄せ出していて、「大文字の文学」への批判的視点を強めている。2004年度中の研究成果は、論文「想起とアヴァンギャルド――ヘルタ・ミュラーのコラージュ作品について」(「研究成果発表」の項参照のこと)にまとめることができた。 2005年度には「早稲田大学特別研究期間制度」を利用して、オーストリア/ザルツブルク大学で特別研究員と過ごし、「ラウリス文学週間」ではヘルタ・ミュラーと知己も得、情報交換を行った。この研究期間中には、ハントケ、ベルンハルト、イィリネクらの研究者たちとの知的交流によって、オーストリア戦後文学における「故郷」批判の言説における周縁性の重要性に注意を喚起されるとともに、ウィーンという文化的中心のなかであくまでもアウトサイダー性(女性、ユダヤ人)を体現しているイルゼ・アイヒンガーの徹底した脱=「故郷」的知性にも関心が向かった。これらは一方論文「ウィーン、消失の地誌――アイヒンガーのエッセイ集『定かならぬ旅』について」に、他方で口頭発表「「海」と「砂漠」――アイヒンガーとバッハマンにおける非=場所」にまとめられた。

  • オーストロアヴァンギャルドの新たな展開

    2016年  

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    本研究では、現代アヴァンギャルドの源泉に戦後ウィーンの前衛運動「ウィーン・グループ」を想定し、ドイツ語圏における言語批判的な文学伝統の復権を試みるとともに、政治性や倫理性に過剰な力点が置かれたドイツ戦後文学史を読み直す作業を進めた。戦後西ドイツの主流文学を「アヴァンギャルド=バッシング」と呼んで、ダダとオーストリアの言語批判の伝統に接続した90年代のクリングやバイヤーの試みの再評価を進め、11月にはコロラド大学とウィーン大学の共同研究者たちとウィーン大学で徹底討議をして問題意識を深めた。現在、アヴァンギャルド作品のアンソロジー形式での翻訳紹介と国際学会発表の準備を順調に進めているところである。

  • 現代ドイツ小説に現れる「ジャンクスペース」というトポス

    2018年  

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    建築家コールハースがモダニズム建築の構築性に対して現代建築の特徴として提唱した「ジャンクスペース」概念の同時代文学への適応可能性を検証した。特に、K・レッグラの作品を手掛かりとし、空港や見本市会場など、グローバルな脱工業化社会に典型的な空間が対話を原理とする演劇にとってもつ破壊的な意味を考えた。その結果、ミメーシスの意味でそうした現代空間が取り上げるばかりか、ブリコラージュなど文学的な手法への空間特徴の応用も認められることが明らかになった。日本独文学会文化ゼミナールでの口頭発表と論集「住むことと途上にあること」(いずれも独文)への寄稿が本研究の成果である。

  • オスカー・パスティオールにおけるソ連収容所体験の詩化

    2020年  

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    コロナ禍で、海外渡航ができず、国内の図書館や研究室の利用さえも大幅な制限を受け、計画通りに研究を進めるのは困難を極めた。それでも2019年度末の春休みにウィーン文学館とマルバッハ文学資料館で収集した手稿や創作メモなど一次資料を手がかりにオスカー・パスティオールの作品にかすかに残るソ連収容所体験の痕跡を探す作業を地道に行った。同時に、ソ連収容所関連の歴史書、ドイツ語に限らず収容所体験を綴った記録文学や創作文学を広く渉猟して、言語遊戯的な詩の中に暗示的な形でソ連労働収容所移送体験を織り込んだ詩人の独自性を浮き彫りにできた。研究成果は、ドイツ語の研究論集と日本独文学会の研究叢書に発表した。

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海外研究活動 【 表示 / 非表示

  • 20世紀ドイツ抒情詩--<外部>へのまなざし

    2005年03月
    -
    2006年03月

    ドイツ   ミュンヘン大学

    オーストリア   ザルツブルク大学

 

現在担当している科目 【 表示 / 非表示

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委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2019年05月
    -
    2021年05月

    日本独文学会  常任理事(企画担当)

  • 2018年07月
    -
    2019年06月

    日本独文学会  第16回日本独文学会賞日本語部門選考委員

  • 2017年08月
    -
    2018年06月

    日本独文学会  日本独文学会賞ドイツ語部門選考委員長

  • 2013年05月
    -
    2017年05月

    日本独文学会  理事

社会貢献活動 【 表示 / 非表示

  • ドイツの作家モニカ・リンクとの対談

    ゲーテインスティトゥート東京  詩の朗読とトーク モニカ・リンク:舞い踊る概念  (東京ドイツ文化センター) 

    2016年11月
     
     

  • Jens Christian Deeg und Martina Wernli: Balanceakte. Herta Müllers Ubersetzer Hiroshi Yamamoto und Shuangzi Li im Interview

    Lehrstuhl für neuere deutsche Literaturgeschichte. Universität Würzburg  „Herta Müller – Gegenwartsliteratur denken“, 11. – 13. Februar 2015 im Kloster Bronnbach bei Würzburg  (Jens Christian Deeg / Martina Wernli (Hg.):Herta Müller und das Glitzern im Satz: Eine Annäherung an Gegenwartsliteratur. Würzburg: Königshausen u. Neumann 2016. S. 335-346.) 

    2016年04月
     
     

  • ドイツの作家マルセル・バイアーとのワークショップ

    早稲田大学ドイツ語ドイツ文学コース+ゲーテインスティトゥート東京  芸術の交錯 言葉の感性  (早稲田大学33号館第10会議室) 

    2016年03月
     
     

  • 第58回日本独文学会文化ゼミナール分科会(グリュンバイン)責任者

    日本独文学会文化ゼミナール  (リゾートホテル蓼科(長野県茅野市)) 

    2016年03月
     
     

  • オーストリアの週刊紙『Profil』への取材協力

    Profil 2, 11. Januar 2016  (p.92) 

    2016年01月
     
     

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メディア報道 【 表示 / 非表示

  • 第二回メルク「かけはし」文学賞審査委員

    インターネットメディア

    ゲーテインスティトゥート東京  

    2016年02月

  • オーストリアの週刊紙『Profil』への取材協力

    新聞・雑誌

    Profil 2, 11. Januar 2016  

    p.92  

    2016年01月

  • メルク架け橋翻訳文学賞審査員

    インターネットメディア

    株式会社メルク、ゲーテインスティトゥート東京  

    2015年10月

  • 【話題の本】『狙われたキツネ』ヘルタ・ミュラー著、山本浩司訳の重版に対するコメント

    新聞・雑誌

    産経ニュース(電子版)  

    2009年12月

     概要を見る

    【話題の本】『狙われたキツネ』ヘルタ・ミュラー著、山本浩司訳\重版に対するコメント

  • ノーベル賞作家が描く「遍在する疎外」

    新聞・雑誌

    朝日新聞出版   雑誌『アエラ』(2009.11.16.付)  

    2009年11月

     概要を見る

    四本倫子記者:ノーベル賞作家が描く「遍在する疎外」でのコメント

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