2023/02/02 更新

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オオクボ タカジ
大久保 孝治
所属
文学学術院 文化構想学部
職名
教授
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他学部・他研究科等兼任情報

  • 人間科学学術院   大学院人間科学研究科

  • 文学学術院   大学院文学研究科

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

学内研究所・附属機関兼任歴

  • 1989年
    -
     

    人間総合研究センター   兼任研究員

学歴

  •  
     
     

    早稲田大学   文学研究科   社会学専攻  

  •  
     
     

    早稲田大学   文学研究科   社会学専攻  

  •  
     
     

    早稲田大学   文学部   人文  

学位

  • Waseda University   Master of Literature

  • 早稲田大学   文学修士

所属学協会

  •  
     
     

    家族問題研究会

  •  
     
     

    早稲田社会学会

  •  
     
     

    日本教育社会学会

  •  
     
     

    日本家族社会学会

  •  
     
     

    日本社会学会

 

研究分野

  • 社会学

研究キーワード

  • 社会学

論文

  • 清水幾太郎における原風景—時間・空間・物語—

    大久保孝治

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   54  2009年02月

  • 清水幾太郎における「庶民」のゆくえ

    大久保孝治

    社会学年誌(早稲田社会学会)   ( 48 ) 103 - 126  2007年03月

  • ポピュラーカルチャーとライフストーリー

    大久保孝治

    早稲田大学第一文学部社会学専修    2006年03月

  • 清水幾太郎における戦中と戦後の間

    大久保孝治

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   第51輯第1分冊   91 - 105  2006年02月

  • コーホート間比較による戦後日本の家族変動の研究

    熊谷苑子, 大久保孝治編

    日本家族社会学会全国家族調査委員会    2005年05月

  • 家族の寝方に関する考察−C中央型とM中央型をめぐって

    大久保孝治

    熊谷苑子・大久保孝治編『コーホート比較による戦後日本の家族変動の研究』日本家族社会学会全国家族調査委員会     113 - 126  2005年05月

  • 戦後日本の人生問題とライフヒストリー

    大久保孝治

    早稲田大学第一文学部社会学専修    2005年04月

  • 清水幾太郎の「内灘」

    大久保孝治

    社会学年誌/早稲田社会学会   45  2004年03月

  • そして彼らは30代の半ばになった—バブル崩壊の前後に大学を卒業した若者たちのライフストーリー

    大久保孝治

    早稲田大学第一文学部社会学専修    2004年03月

  • 介護経験の「双系化」

    大久保孝治

    渡辺秀樹他編『現代家族の構造と変容』(東京大学出版会),pp.159-172    2004年01月

  • 回想の中の人生

    大久保孝治

    発達レポート/早稲田大学人間総合研究センター   13  2003年07月

  • 子どもの誕生と育児をめぐる変化

    大久保孝治

    全国調査「戦後日本の家族の歩み」(NFRJ−S01)/日本家族社会学会    2003年03月

  • 第19章 事例分析的アプローチ

    大久保孝治

    野々山久也・清水浩昭編著『家族社会学の分析視角』(ミネルヴァ書房),pp.385-403    2001年09月

  • 彼女はどの親を介護したか

    大久保孝治

    石原邦雄・大久保孝治編『現代家族におけるサポート関係と高齢者介護』日本家族社会学会全国家族研究会,pp.153-168    2001年09月

  • 現代家族におけるサポート関係と高齢者介護

    石原邦雄, 大久保孝治

    日本家族社会学会全国家族調査研究会    2001年09月

  • 第7章 生活史分析

    大久保孝治

    斎藤耕ニ・本田時雄編著『ライフコースの心理学』(金子書房),pp.66-75    2001年06月

  • 第13章 転機

    大久保孝治

    斎藤耕ニ・本田時雄編著『ライフコースの心理学』(金子書房),pp.122-131    2001年06月

  • 近代日本における「人生の物語」の生成

    大久保孝治

    大久保孝治編著『変容する人生ーライフコースにおける出会いと別れ』(コロナ社),pp.1-25    2001年04月

  • サンドイッチ世代の困難

    大久保孝治, 杉山圭子

    藤崎宏子編『親と子 交錯するライフコース』(ミネルヴァ書房),pp.211-233    2000年07月

  • 「30歳」の風景—回想と展望—

    大久保孝治

    発達レポート/早稲田大学人間総合研究センター   12;PP98-114  1999年11月

  • しあわせになるということ—幸福の社会学的考察

    大久保孝治

    早稲田大学第一文学部社会学専修    1999年03月

  • 忘れられつつある思想家—清水幾太郎論の系譜

    大久保孝治

    大学院文学研究科紀要/大学院文学研究科   44;1,pp.133-148  1999年02月

  • エルダー『大恐慌の子どもたち』

    大久保孝治

    『社会学文献大事典』/弘文堂   266ページ  1998年02月

  • 大人になるということ 大学卒業6年目のライフコース

    大久保孝治

    早稲田大学第一文学部社会学専修    1997年09月

  • 自伝の変容−清水幾太郎の3冊の自伝をめぐって

    社会学年誌/早稲田社会学会   38  1997年03月

  • 中野卓・桜井厚編『ライフヒストリーの社会学』

    大久保孝治

    社会学評論/日本社会学会   47;3  1996年12月

  • 人生の浮沈と転機

    大久保孝治

    文学部社会学会研究室    1996年07月

  • 昭和史と個人史分析篇

    大久保孝治

    文学部社会学研究室    1996年03月

  • 卒業2年目の生活と自己への評価

    大久保孝治

    発達レポート/人間総合研究センター   11  1995年11月

  • 家族呼弥の発達論的研究

    大久保孝治, 篠田有子

    家庭教育研究所紀要/(財)小平記念会   17  1995年11月

  • 卒業1年目の生活と自己への評価

    大久保孝治

    発達レポート/人間総合研究センター   10  1995年07月

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書籍等出版物

  • 日常生活の社会学

    大久保孝治

    学文社  2008年03月 ISBN: 9784762018015

  • 『変容する人生 ライフコースにおける出会いと別れ』

    大久保孝治

    コロナ社  2001年04月

  • きみたちの今いる場所

    大久保孝治

    数研出版  2000年03月

  • 新訂生活学入門 日常生活の探求

    大久保孝治, 嶋﨑尚子

    放送大学教育振興会  1998年03月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 重量型資本主義下における炭礦労働者の生涯職業キャリアの再構築と分析

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

    研究期間:

    2003年
    -
    2006年
     

     概要を見る

    本研究は、19世紀・20世紀半ばまでの重量型資本主義の基盤を第一次エネルギー供給の面から下支えしてきた石炭鉱業の経済史的ならびに社会学的な意義と特殊性、そしてその発展と終焉過程とを緻密に記述することを目的としたものである。あわせて、それを比較歴史的な記録資料として利用可能な状態で保存する。具体的には以下の5点の作業をすすめ、成果をえた。
    (1)旧常磐炭砿株式会社磐城砿業所(福島県いわき市)で就労した労働者の職業キャリアの大規模なミクロ・データの構築。
    (2)入社から退社にいたるまでの個別砿員の職業を中心として各種キャリアの時系列データの分析。
    (3)磐城砿業所の閉山にともない解雇された労働者の炭砿での職業キャリアと閉山後に形成した職業キャリアとの連結と、その分析(非自発的職業中断の影響)。
    (4)炭砿で就労した経験をもち、かつそこを解雇された元炭砿労働者たちの職業生活から離脱過程のデータの構築と分析(解雇経験後の職業キャリアと引退後生活)。
    (5)以上の諸ミクロ・データをデジタル化したうえで、大規模ミクロ・データの公共利用。
    上記作業の結果、昭和30年代の「採解簿データ」(約80,000件)をデジタル化し、6,459名の入社から退職にいたる職業キャリアの大規模なミクロ・データを構築した。他方、4,209名の離職者の89%にあたる3,747名の追跡調査を終えた(調査終了1,427名(34%)、調査不能879名(21%)、死亡確認(34%)1,441名)。彼らの閉山後の職業キャリアデータと入社から退職までの職業キャリアデータとを連結し、生涯職業キャリアデータを構築した。
    これらの生涯職職業キャリアデータを用いて、非自発的職業中断の影響、解雇経験後職業キャリアと引退生活の分析をすすめ、その成果を報告書にまとめ刊行した。本研究で構築した大規模ミクロ・データについては、HP上でその一部を公開した。

  • パネル法による大学卒業生の成人前期の人生移行に関する研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2001年
    -
    2002年
     

     概要を見る

    われわれは今回の研究助成を受ける以前より、首都圏の私立大学を1991年〜1993年に卒業した者たちの対象にして、学部在学中(4年生の12月)、卒業直後の6月、卒業2年目の6月という3時点の追跡調査(第一波調査)を、さらに1998年11月には「30代への移行調査1」(第二波調査初回)を実施してきた。そして今回、研究助成を得て、2002年11月に「30代への移行調査2」(第二波調査2回目)を実施した。
    「30代への移行調査2」は、「30代への移行調査1」の回答者のうち住所不明のケースを除く519名に対して実施し、379名の有効回答が得られた(回収率73%)。ただし、第一波の初回調査(学部在学中)の対象者は1570名に対する最終時点での追跡率は24%にとどまる。
    379名の性別は男性183名(43%)、女性196名(52%)。年齢は31歳から37歳まで広がっているが、9割が32歳から35歳の間にある。調査時点における対象者の職業と家族を中心とした生活状況については、『発達レポート』13号(早稲田大学人間総合研究センター、2003年)を参照されたい。
    また、379名のうちの98名(男性46名、女性52名)に対して、2003年7月から11月にかけて、面接法によるライフストーリー調査を実施したが、この結果については、『そして彼らは30代の半ばになった-バブル崩壊の前後に大学を卒業した若者たちのライフストーリー』(早稲田大学第一文学部社会学専修、2004年)を参照されたい。
    今後、われわれは全5時点の調査データを連結したパネルデータを構築し、大学卒業から30代の半ばに至るまでのライフコースの持続と変容に関する分析を進めていく。

  • 家族社会学による全国家族調査研究

    科学研究費助成事業(慶應義塾大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    1998年
     
     
     

     概要を見る

    本研究では,全国規模での家族の実態および家族の意識についての信頼性の高い基本データの作成とその分析を目指し,日本家族社会学会が組織的に取り組んで調査の実施の準備を進めてきた.具体的には,調査実施を担う組織つくりと,調査実施の基本的枠組みについての検討,調査票の作成を行い,さらに予備調査を実施した.組織化では,全国から有志者を集った研究会をひらくとともに,いくつかの部会にわかれてテーマごとに会合をひらいて,以下の事柄について討論を重ねた. 1,調査研究のための概念的整理,2,サンプル数やサンプル抽出法についてを含む調査デザイン,3,データ収集の方法,4,データの公開や管理についての基本原則など継続調査研究のあり方について,である.海外を含めた既存調査のサーベイおよび公開されている海外の全国サンプルの家族調査データの再分析と検討もあわせてすすめた上で,質問項目インベントリーを作成し,それらを踏まえた質問調査票を作成した.ついで,首都圏で予備調査を実施し,そこで得られた結果をもとに修正を加えて,本調査に用いる調査票を完成させた.本調査の実施に当たっては,研究メンバーが全国の調査会社の支局に赴き,調査員へのインストラクションに参加し,調査の精度向上につとめた.現在,調査でえられたデータの分析および公開にむけて,さらに準備を進めている.
    以上の成果を踏まえて,今後も引き続き家族調査を実施してその変動を正確にとらえること,そのために重点領域研究を申請することを望んでいる.

  • 長寿社会におけるライフコ-スの世代間比較

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(総合研究(A))

    研究期間:

    1989年
    -
    1991年
     

     概要を見る

    本研究は、大都市、地方都市でのライフコ-ス調査(統計調査と事例調査を併用)から、現代日本人のライフコ-ス・パタ-ンを析出し、その世代的差異の原因と結果(将来動向)について分析することを目的としたものである。
    統計調査として「ライフコ-スにおける出来事経験のコ-ホ-ト間比較調査」(大都市ー東京都新宿区、別途予算、1988年実施、地方都市ー福島市、平成元年度予算、1989年度実施)を実施した。また、その統計分析結果から析出された複数のライフコ-ス・パタ-ンについて、代表性をもつ事例を抽出し、個別面接法による詳細な生活史調査を実施した。(「福島生活史調査」平成2年予算、1990年実施、なお「東京生活史調査」は平成3年度別途予算で実施)。
    本年度は、昨年度から引続きデ-タ分析を行った。分析は、大都市、地方都市それぞれについて、第1段階として、統計調査デ-タから、ライフコ-ス・パタ-ンの出生コ-ホ-ト間比較を行い、その歴史的変化と持続性について説明を試みた。第2段階として、典型的な複数のライフコ-ス・パタ-ンについて実施した事例研究デ-タを併用し、ライフコ-ス・パタ-ンの形成に関与する内的な要因連関について分析・検討を行った。
    分析結果は、大都市調査については、「昭和期を生きた人びと」(1990年、別途予算)を、地方都市調査については「昭和期を生きた人びとー地方都市編ー」(1991年5月)の2報告書にまとめ、刊行した。

  • 地域の教育力と住民の学習ニーズの相互関係に関する実証的研究

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    本研究の目的達成のための第1段階として、平成3年度は対象地域住民の学習ニーズの調査を実施したが、最終年度である平成4年度は第2段階としてまず、上記学習ニーズの調査に関する集中的な相関分析を行ない(4月〜9月)、これと平行して地域既存の教育機関・学習集団の訪問面接調査(7月〜8月)を実施した。青少年の地域生活に関する調査は、当該地域に立地する4つの小中学校を抽出し、小中学生を対象としてアンケート調査(10月〜11月)を実施するとともに、休日の地域活動についての観察調査を行ってビデオ撮影によって記録した。なお青少年、成人、高齢者の学習ニーズの充足と地域の教育力との相関を確認するための総合考察は10月〜1月までの数回の研究会によって検討し、その一致した見解によって報告書をまとめたのである。1.住民の学習ニーズの充足と地域の教育力について住民が地域内で学習ニーズを充足し、住民相互のコミュニケーションが円滑にゆき、快適性を味わいつつ生活できるときはその地域社会の人間形成力すなわち地域の教育力が強いであろうという仮説であるが、研究調査の結果次のように実証された。(1)地域への帰属度を、愛着心、住み心地、施設利用度、参加度を指標として測定したが、年数が長く、高齢の人ほど地域への帰属度が強く、地域内で学習ニーズを充足しようとする意欲も強く、地域内の学習活動に積極的に参加する。(2)ただし、学習成果を地域社会へあまり還元させていない。すなわち、教育力となり得る資源は地域にあっても、未開発の状態と言わなければならない。2.青少年にとっての地域の教育力青少年にとって地域の教育力の影響は希薄である。地域住民の影響力が弱いばかりでなく、小中学生自身が家庭、学校、通塾等に多忙で地域社会と接触が極端に弱いからである

  • 清水幾太郎とその時代:自伝の索引作りと関係者へのインタビュー

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    社会学者で戦後日本のオピニオンリーダーの一人であった清水幾太郎(1907-1989)は、三冊の自伝を残している。最初の自伝は42歳のとき(1949)に書かれた。通常の感覚からすれば、自伝を書くには若すぎる年齢である。しかし彼はそのとき人生の転機に立っていた。過去を振り返ることは、過去を懐かしむためではなく、ライフコースの方向転換(フリーのジャーナリストから大学教授兼平和運動家へ)のために必要なことだった。二番目の自伝は48歳のとき(1956)に書かれた。最初の自伝からわずか6年後である。しかし二番目の自伝は最初の自伝のたんなる焼き直しではなかった。最初の自伝は学校と職業すなわち人生の公的領域の物語であったのに対して、二番目の自伝は家族すなわち人生の私的領域の物語に重点が置かれている。2冊の自伝は相互補完的な関係にあり、両者を併せて1冊の自伝と見ることができる。ただし、両者を隔てる6年の歳月(具体的には平和運動の渦中で経験した孤独感)は物語の内容に微妙な変化を与えている。三番目の自伝は67歳のとき(1975)書かれた。二番目の自伝から20年が経過していた。かつての進歩的文化人は保守の論客に変貌しようとしていた。当然、三番目の自伝には前の二冊の自伝には含まれていなかった40代以降の出来事が含まれている。と同時に、すでに前の二冊の自伝で語られた出来事も含まれている。後者を反復して語るとき、そこには細部へこだわりと劇化(dramatization)の抑制がみてとれる。また、旧い出来事を語りつつ現代の社会問題に積極的に言及しようとする姿勢もみてとれる。三番目の自伝は自伝の形式を借りた社会評論でもある

  • 日本現代家族の基礎的調査研究

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    本研究グループ(研究代表・分担者および研究協力者〈日本家族社会学会有志〉)は,戦後日本の家族変動および家族行動の変化に関する基礎的データを構築するため,平成11年1〜2月に全国確率標本に基づく調査を実施した。1,調査の実施:国内外の比較可能な既存調査および予備調査(平成10年10月実施)をふまえた上で,出生コーホート・デザインの採用を決定,1995年国勢調査結果に基づき1921〜70年生まれ〈1998年時点で77歳から28歳の男女〉を確率的に標本対象とするサンプリング(各出生コーホート別に確率標本数を確定し,さらに地域性を考慮しながら全国560地点を抽出,住民台帳から標本を抽出)を行った。調査の実施は調査会社に委託,構造化された調査票を用いた調査員による留置,対象者の自記式回答,調査員による回収という方式で実施した。その結果,7,000の有効標本を回収した。2,データベースの構築および研究組織の編成:委託した調査会社から納品されたデータを,研究協力者数名からなる専門班を発足させ,クリーニングを実施。SPSSおよびSASで使用可能なデータベースに加工し,研究グループのメンバーに配布。約80名のメンバーで,「家族・親族構造」「家族キャリア」「夫婦」「親子」「援助」「介護」「意識」「職業」「ライフスタイル・きょうだい・地域」の9班からなる組織を編成,班ごとに情報交換や会合を通じて,報告書の作成にむけて分析作業を進めた。3,成果の報告:基礎集計表を添付した第一次報告書を作成。得られた成果の一部を第10回日本家族社会学会大会および韓国国際学会にて報告。テーマ別に第二次報告書を作成,これは目下編集作業中である。4,データの公開:予備調査データをSSJ(Social Science Japan Data Archive)およびSORD(Social and Opinion Research Database)で公開。本研究によって得られたデータは,2001年中に公開する予定で準備中である。5,なお,5年経過した時点(平成15年度)の第2回調査実施をめざして準備も進めている

  • 現代日本家族のトレンド(趨勢)研究

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    本研究は日本家族社会学会の全国家族調査委員会が中心になって1999年に実施した第1回「家族についての全国調査」の第2回調査を行うこと、このデータから家族の趨勢的な変化を把握すると同時に、多くの研究者に利用可能な公共利用データとして公開することを目的としている。2002年度、2003年度は調査票の作成と標本設計を中心に議論をすすめ、毎月のように検討会を行いながら、2003年12月に調査票を完成させた。標本抽出については、第1回調査の標本抽出法を再点検し、問題点を明らかにした上で(渡辺秀樹・稲葉昭英・嶋崎尚子編『現代家族の構造と変容』東京大学出版会、2004年に収録)、2003年10月に1926年一65年生まれの全国の男女を対象に層化二段抽出により標本抽出を行い、2004年1月〜2月に実査をおこなった。実査では5054の標本を得た。2004年度は、8月に納品されたデータの第1次クリーニング作業を行い、11月にこの作業を終了、科研費の共同研究者を中心にデータを配布し、記述的分析を行った第1次報告書を2005年3月に刊行した。同時に第2次のクリーニング作業も進め、2005年3月には第2次クリーニング終了済みのデータを共同利用者に配布している。データをマクロな統計と比較した限りでは、単独世帯居住者の比率が低いなどの傾向はあるが、おおむねこれらの統計との差異は小さく、公共利用データとしての使用に耐えうるものであることが確認された。現在(2005年5月)データは家族社会学会会員を中心に広く共同利用をよびかけ、約20名がデータを利用して本格的な分析に着手している(第2次報告書として刊行予定)。同時に、2002年以降毎年日本家族社会学会大会においてテーマセッションを企画し、全国家族調査の問題点、統計手法および方法論などについての検討と、この研究プロジェクトに関する広報活動を進めている

  • コーホート比較による戦後日本の家族変動の研究

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    戦後日本において家族が大きく変化したのは周知の事実とされるが、社会学的分析にもとづく家族変動のメカニズムと戦後日本社会の特質についての論議は充分とは言えない。本研究はこのような問題意識にたち、同時に日本家族社会学会によって実施された全国家族調査(NFRJ98)の補足調査として、回想法による家族経歴・家族イベントの調査を行い、コーホート間比較の分析を行った。1.調査設計:上記問題意識に基づく作業仮説の構築と、回想法の妥当性に関しての検討に依拠して、質問項目の作成を行い、調査票を編成した。質問項目は、家族経歴、就業歴、育児体験、介護体験、家族意識関連項目等である。調査対象は1920年〜1969年生まれ(平成14年1月1日現在で32歳〜81歳)の女性とし、全国から層化二段無作為抽出法により312地点5000サンプルを抽出した。2.実査:調査実施は調査会社に委託し、調査票の訪問留め置き・対象者の自記式回答・調査員による回収という方式をとった。回収率69.5%。3.データ作成:委託した調査会社から納入されたデータに関して、研究員がデータクリーニングを行い、データベースを作成した。4.集計分析・知見:研究員それぞれの分担箇所に関してコーホート間比較の集計分析を行い、報告しあい検討し、基礎的な集計分析については報告書として刊行すべく原稿のとりまとめを行った。5.研究成果・データ公開:平成14年度における分析からの知見をとおして、戦後日本の家族変動のベクトルは、一般に認識されているような直線的な「近代化・西欧化」ではないとする仮説が得られつつある。このような仮説を検証し分析を展開することが今後の課題である。平成15年9月に開催される日本家族社会学会大会において本研究組織の研究成果を報告する予定である。その後、日本家族社会学会会員の希望者による総合的分析を経て、調査データの公開を予定している

  • 日本家族の趨勢に関する基礎的研究

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    本研究は、第2回全国家族調査(NFRJ03)の準備のための基礎研究である。第1回全国家族調査(NFRJ98)によって収集されたデータは、すでに多種多様な分析の対象となり、その結果は合計8冊の報告書、および単行本『現代家族の構造と変動』(2004年1月刊、東京大学出版会)において公表されている。しかしNFRJ03の実施準備を行っていく過程で、NFRJ98調査がその調査方法、質問項目、尺度や測度などの点で検討すべき問題を抱えていることが次第に明らかになってきた。NFRJ98データを最大限生かしつつ、今後定期的に実施しようとしている全国家族調査結果に連動させていくためには、第2回全国家族調査(NFRJ03)においてより信頼性・妥当性のある質問項目、尺度、測度を確保することが望まれた。そこで本研究では、一方でNFRJ98データを海外で実施されている同様の調査(たとえばアメリカのNSFHやPSID、イギリスのBHPS、ドイツのGLHS、また東アジア諸国での諸調査)結果と比較可能なデータに構築し直した。この作業は、上記したように、より信頼性・妥当性のある質問項目、尺度、測度を得るためばかりでなく、近い将来、日本家族の各時点での実態とその変容の実相を海外諸国と比較するためにも至当と考えたからである。他方、NFRJ98データの再構築過程で入手しえた結果は、NFRJ03実施計画の見直しに反映された。本研究で、より望ましい全国家族調査の方法、観察側面、測度や尺度などをある程度確かめることができたといえるが、2003年末にサンプリング、2004年2月に実施した第2回全国家族調査(NFRJ03)には、主として経費の面から、本研究の成果を十分生かすことはできなかった。しかし、海外諸調査結果との比較研究のための基盤をつくることができたと考える

  • 清水幾太郎と彼らの時代

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    高名な社会学者であり、戦後日本のオピニオン・リーダーの一人であった清水幾太郎は、論文「庶民」(1950年)の中で、「私自身が庶民なのである」と告白した。彼はなぜそんな告白を行ったのか。第一に、彼は下層の出身で、そのことにプライドと羞恥心の両方を感じていた。第二に、庶民は人間性の直接的な体現者であるが、清水の社会学理論において人間性は重要な位置を占めている。第三に、彼は国民的な平和運動に積極的にかかわっていた。要するに、清水は庶民への共感という点において、彼自身を他の進歩的文化人から区別しようとしたのである。しかし、1950年代と60年代を通して、庶民の概念は有効性を失っていった。庶民はマスメディアの発達(とくにTV)と経済成長の中で新しい群集に変貌した。一方、清水は平和運動を離れ、アカデミックな研究に専念するようになった。清水にとって新しい群集はもはや共感や連帯の対象ではなく、貴族との対比において、厳しく批判すべき対象となった。晩年、清水は大衆社会を乗り越えるために、愛国と社交の必要性を説くに至った

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学内研究費(特定課題)

  • パネル法による大学卒業生の成人前期の人生移行に関する研究

    2001年   正岡 寛司, 嶋崎尚子, 白井千晶

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     われわれは今回の研究女性を受ける以前より、首都圏の4年制私立大学を1991~93年に卒業した若者たちを対象にして、①4年在学中、②卒業直後の6月、③卒業翌年の6月という3時点の追跡調査を、さらに④1998年11月に「30代への移行調査(第1回)」を実施してきた。そして今回の助成を受けて、2002年11月に「30代への移行調査(第2回)」を実施することになった。(今回の助成は2002年3月までだが、引き続き科研費の助成を受けられることになったので、11月の実査に支障はない)。 この2年間はわれわれの長期にわたるパネル調査の最終回である「30代への移行調査(第2回)」の実施へ向けての準備作業を行なった。具体的には、第一に、①~③調査の縦断データセットの構築を行なった。この作業には膨大な時間を要したが、コードブックも完成し、パネル項目(反復質問項目)の個人水準での推移について単純集計結果を出した。このデータセットに④および⑤の調査データを連結すれば、大学卒業後約10年間にわたる成人前期のライフコースの展開過程を詳細に分析することが可能になる。 第二に、定期的な研究会をグループ内でもち、パネルデータを用いた縦断分析の方法論の検討を行ない、その成果を日本社会学会大会や、家計経済研究所主催のパネル調査カンファレンスで報告した。また、これまでの研究成果の一部をまとめて大久保孝治編著『変容する人生』(コロナ社)を刊行した。 第三に、⑤の調査の対象予定者に継続して調査への協力をお願いするべく(同時に住所データベースの管理のために)、ニューズレター『ディベロプメント』12号(2001年8月)と13号(2002年1月)を発行し、対象者に発送した。

  • 近代日本の知識人:清水幾太郎とその時代を中心に

    1998年  

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     戦後の50年間に雑誌、新聞等に発表された夥しい数の「清水幾太郎論」を収集・分析して、論文「忘れられつつある思想家-清水幾太郎論の系譜」としてまとめた。論文の概要は以下の通り。①戦後の清水の再出発を精神的に後押ししたのは、大熊信行の評論「戦争体験としての国家」であった。清水が戦争と知識人の問題について書いた文章が大熊に評価されたことで、清水は「戦後」に足を踏み入れることができた。②1949年から1960年までの12年間は「清水幾太郎の時代」であった。この時期、清水は進歩的文化人の代表として平和運動に深くかかわった。週刊誌や月刊誌の匿名コラムや覆面座談会で「清水幾太郎」が論じられるようになっていく。大宅壮一は清水を「平和論の神さま」と揶揄し、以後、これが大衆ジャーナリズムにおける清水幾太郎の枕詞として定着した。③米軍基地反対運動の最中、福田恆存や三好十郎らは進歩的文化人の平和運動の党派性(左翼性)を執拗に問いただしたが、清水は沈黙を守った。しかし、やがて清水は内灘闘争や砂川闘争の経験から、平和運動の中心的な担い手であった左派社会党や共産党を批判し、全学連主流派の同伴知識人として安保闘争に突入していく。④安保闘争の末期、清水は共産党や岩波文化人グループと決定的に対立し、闘争敗北後は運動の一線から退き、マルクス主義的歴史観を批判する文章を発表する。清水の「転向」は竹山道雄や今日出海ら保守的文化人からも非難された。⑤1970年代半ば、清水は保守の論客として論壇にカンバックした。一年単位で見るならば、「清水幾太郎論」が一番多く書かれたのが1980年である。それは清水が「核の選択-日本よ国家たれ」を発表した年である。しかし、その翌年から「清水幾太郎論」は激減する。それは言論の世界で清水がアプリオリに負の記号のついた存在に転化したことを意味していた。

  • 清水幾太郎とその時代―自伝の索引づくりと関係者へのインタビュー

    1997年  

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    本研究の目的は、社会学者であり、戦後日本のオピニオンリーダーであった清水幾太郎の81年間のライフコースを綿密にたどりながら、明治・大正・昭和の日本社会の変動を、各時代の社会・経済・政治的状況を背景として、知識人と大衆の意識と行動の側面から分析することにある。研究は3年計画で、今年度はその最初の年にあたる。今年度の研究実績の中心は、人生の異なる時期に書かれた清水の3冊の自伝(『私の読書と人生』1949年、『私の心の遍歴』1956年、『わが人生の断片』1975年)の合成作業である。すなわち、3冊の自伝をテキストファイル化し、同じ項目(出来事、人物、団体、書物など)に関する記述をひとまとめにして、1冊の「合成自伝」を編集した。この過程で、自伝的事実をめぐるいくつかの興味深い異同が明らかになった。これは自伝(生活史)というデータの本質的特徴の1つである「状況規定性」、すなわち「現在」の状況によって語られる過去の物語の内容が変容することを実証的に示すものである。「合成自伝」の編集と同時進行的に自伝の索引作りを行なった。索引項目は社会的出来事(関東大震災や安保闘争)、個人的出来事(結婚や父親の死)、人物(大杉栄や三木清)、団体(昭和研究会や平和問題談話会)、書物(立川文庫や有本芳水詩集)など多岐にわたる。しかし、それらは決してバラバラにあるのではなく、「清水幾太郎」という個人を中心にして有機的に統合されているのである。自伝の分析とは、その統合のメカニズムを解明することにほかならない。現在、この課題に向けて、個々の索引項目について資料を収集中である。とくに、清水とかかわりのあった人物で、生存中の方々にはインタビュー調査を実施している。

 

現在担当している科目

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