Updated on 2025/01/11

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SAWADA, Keiji
 
Affiliation
Faculty of Law, School of Law
Job title
Professor
Degree
博士 (PhD) ( マッコーリー大学 )
Doctor of Philosophy ( Macquarie University )
Master of Arts ( Waseda University )

Research Experience

  • 1995
    -
    1998

    Postdoctoral Fellow For Research Abroad, Japan Society for the Promotion of Science

  • 1992
    -
    1995

    Research Associate, Theatre Museum, Waseda University

Education Background

  •  
    -
    2005

    Macquarie University   Department of Critical & Cultural Studies   Cultural Studies  

  • 1992.04
    -
    1995.03

    Waseda University   Graduate School, Division of Letters   Theatre Studies  

  • 1900.04
    -
    1992.03

    Waseda University   Graduate School, Division of Letters   Theatre Studies  

  • 1986.04
    -
    1990.03

    Waseda University   School of Letters, Arts and Sciences I   English Studies  

Professional Memberships

  •  
     
     

    日本演劇学会

  •  
     
     

    オーストラリア学会

  •  
     
     

    オセアニア英語研究会

Research Areas

  • Area studies / European literature

Research Interests

  • オセアニア(含オセアニア史)、英語・英米文学、美学(含芸術諸学)、演劇、映画、オーストラリア

Awards

  • Australia-Japan Foundation Publication Award

    2016.07  

  • Tri-Centre Fellowship, Monash University

    2008.07  

  • 10th Yuasa Yoshiko Award

    2003.03  

 

Papers

  • 難民家族の壮大な叙事詩

    佐和田敬司

    国際演劇年鑑   2021年版  2021.03  [Invited]

    Authorship:Lead author, Corresponding author

  • アンドリュー・ボヴェルの作品と先住民に関する主題

    佐和田敬司

    オーストラリア演劇叢書   13   176 - 186  2021.03

    Authorship:Lead author

  • A body moving to and fro between fact and fiction: Jack Charles vs the Crown

    Keiji Sawada

    Tokyo University of Foreign Studies, Institute for Global Area Studies, Quadrante   ( 21 ) 129 - 135  2019.03  [Invited]

    Authorship:Corresponding author

  • ジャック・チャールズが体現するもの

    佐和田敬司

    劇場文化 SPAC静岡県舞台芸術センター     7 - 8  2018.05  [Invited]

  • Book reviews : Yasuko Mikami, The Collected Essays of Australian and New Zealand Literature

      31   121 - 123  2018.03  [Invited]

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Books and Other Publications

  • Holy Day; The Secret River; When the Rain Stops Falling

    Keiji Sawada( Part: Sole translator)

    Oceania Press  2021.03

  • オーストラリア多文化社会論 移民・難民・先住民族との共生をめざして

    ( Part: Contributor, オーストラリア映画・演劇と日本)

    法律文化社  2020.02

  • 紛争地域から生まれた演劇

    国際演劇協会日本センター, 林, 英樹(演出家), 曽田, 修司( Part: Contributor)

    ひつじ書房  2019.08 ISBN: 9784894769489

  • サスティナビリティ・サイエンスとオーストラリア研究:地域性を超えた持続可能な地球社会への展望

    宮崎里司, 樋口くみ子( Part: Joint author)

    オセアニア出版社  2018.04 ISBN: 9784872031157

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Works

  • Face to Face

    Keiji Sawada, Haiyuza Theatre Company  Artistic work 

    2021.11
     
     

  • To Whom It May Concern

    Keiji Sawada, Tohoku Ebisu 

    2021.06
     
     

  • Holy Day

    Keiji Sawada, Haisho Theatre Company  Artistic work 

    2021.03
     
     

  • Jasper Jones

    Keiji Sawada, Natori Theatre Office  Artistic work 

    2019.07
     
     

  • Dead White Males

    Keiji Sawada, Haiyuza Theatre Company  Artistic work 

    2018.12
     
     

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Presentations

  • 『聖なる日』について

    佐和田敬司, みなもとごろう, 眞鍋卓嗣  [Invited]

    俳小公演『聖なる日』 

    Presentation date: 2021.03

  • ファクトとフィクションを行き来する身体

    佐和田敬司

    ポストファクト時代におけるGlobalizing reconciliationのゆくえ  オーストラリア学会

    Presentation date: 2018.06

  • 興行師W・S・リスターによって植民地オーストラリアで上演されたマイアーベーアのオペラ

    佐和田敬司

    オペラ学研究会

    Presentation date: 2018.05

  • オーストラリア演劇『エレファントマンの現実および想像上の伝記』の意味するもの

    佐和田敬司

    シンポジウム「ハンディキャップと演劇」  早稲田大学「演劇・舞台芸術」副専攻

    Presentation date: 2017.12

  • オーストラリア先住民演劇の目指すところ

     [Invited]

    日本英文学会 第88回大会 

    Presentation date: 2017.05

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Research Projects

  • Contemporary Australian theatre and story telling

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2020.04
    -
    2025.03
     

  • 19世紀パリのグランド・オペラ―ジャンルの生成からトランスナショナルな展開へ

    Project Year :

    2020.04
    -
    2023.03
     

     View Summary

    今日の世界の歌劇場の「定番オペラ」の多くは、19世紀のイタリアとドイツの作品で占められている。しかしそれらが「19世紀の首都」パリのトランスナショナルな文化的環境のもとで花開いたグランド・オペラと相互に深く影響しあいながら発展を遂げていった事実は看過されがちである。本研究はそうした問題意識を出発点に、このフランス・オペラの重要なジャンルの本質解明を目指す。具体的にはまずグランド・オペラの定義を明確にした上で、同時代の諸芸術との関連、オペラ作曲家の双璧とされるヴェルディ、ヴァーグナーを擁したイタリアやドイツ、さらにその他地域との影響関係に立ち入り、このジャンルのオペラ史における意義を問い直す

  • Globalism and multiculturalism in contemporary Australian theatre

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2014.04
    -
    2019.03
     

    Sawada Keiji

     View Summary

    This research project investigated the latest development of Australian contemporary theatre through the following viewpoints: (1) Translations of Australian plays and Australia-Asia theatrical collaborations, and their reception in Japan; (2) Ethnic minorities’ intervention to the mainstream culture; (3) The way of depicting multicultural Australian society and the way of reading it form Japanese perspectives; (4) The development of Australian plays with multicultural subjects; (5) New subjects in recent Australian plays including sustainability, globalism, and disability. Research outcomes gained through this research project were made public in the forms of books, essays, and keynote paper at an international conference

  • The Australian Aboriginal identity represented in theatre and film

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2010.04
    -
    2014.03
     

    SAWADA Keiji

     View Summary

    The aim of this research was to clarify "Aboriginality" (Aboriginal identity) reflected in Australian indigenous theatre and film. I made clear what kind of identity indigenous artists tried to express, not only by investigating written materials including reviews and criticisms, but also by producing some indigenous plays as professional stages in Japan and interviewing Japanese theatre practitioners and audience members, and indigenous artists who attended at symposiums and talks after the shows. Besides, my research investigated Australian indigenous film history and made clear some subjects Aboriginal filmmakers dealt with. Most findings of my research were made public through books, essays, lectures, symposiums, and commercial journals and booklets

  • 日豪現代演劇比較研究 両国の小劇場運動とナショナリズム

     View Summary

    日豪の演劇比較に関し、日豪演劇の違い、特に「ナショナル」なイメージが演劇にどのような形で反映されるか、を具体的に検証するため、日豪の演劇実践者に協力を仰ぎ、実験的なパフオーマンスを行った。それがオーストラリア先住民戯曲を研究代表者が日本語訳、そして日本の演出家、および俳優がリーディング上演を行うという試みだった。そこで得られた全く新しい知見は、一部国立民族学博物館の研究部会で報告したほか、日本人演出家和田喜夫、来日し当該パフォーマンスにも参加してくれたオーストラリア先住民の劇作家・演出家ウェスリー・イノックに対して行ったインタビューを材料に近く論文にまとめ、日豪いずれかの学会誌に投稿する予定でいる。資料収集・整理については、オーストラリアへの資料収集の時期は予定より遅れたが、収集された文献資料をデータベース化するためのフォーマット作りを、まず完成させた。その他、日豪比較演劇関連の研究成果としては、日本の天皇の戦争責任をあつかったオーストラリア劇作家テレーズ・ラディックをインタビューし、オーストラリアの日本観、天皇観、戦争観、国家観、現代史観などを掘り起こすと共に、日本演劇との交流の可能性についての指摘を行った論文『テレーズ・ラディック:オーストラリアから見た天皇制』が発表された。また、現代を代表するオーストラリア女性作家ジョアンナ・マレースミスの代表作『オナー』の日本語版の舞台を、日本の演劇実践者(演劇集団円)と議論しながら製作した。このテクストを用いての議論の過程で日豪演劇の相違が浮き彫りになり、その成果は実際の舞台となって表れている。また、このパフォーマンスについても、日本人の観客のリアクションも含めて、オーストラリアの演劇研究学術誌に報告の論文を投稿する計画がある

Misc

  • 歴史に向き合う勇気

    佐和田敬司

    劇団俳小『聖なる日』公演パンフレット    2021.03  [Invited]

    Authorship:Lead author

 

Syllabus

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Social Activities

  • Aubrey Mellor: We could be trusted with new work

    Theatre Heritage Australia 

    2021.09
    -
     

  • The Stage Show

    ABC Radio, Australia 

    2020.06
    -
     

  • 映画『ブレス あの波の向こうへ』特別試写会トークショー

    アンプラグド 

    2019.07
    -
     

     View Summary

    翻訳したオーストラリアの小説『ブレス』(ティム・ウィントン)の映画化作品の、日本公開にむけて行われたイベント。映画と原作の魅力や、オーストラリアのサーフィン文化など文化的背景について語った。

  • 美の巨人たち(テレビ東京)

    美の巨人たち(テレビ東京) 

    2005.12
    -
     

     View Summary

    豪の現代美術家シドニー・ノーランの絵画についての番組で、取材協力。

  • トリビアの泉(フジTV)

    トリビアの泉(フジTV) 

    2005.08
    -
     

     View Summary

    オーストラリアの文化についてのコメント

Sub-affiliation

  • Faculty of Letters, Arts and Sciences   School of Culture, Media and Society

  • Faculty of Letters, Arts and Sciences   Graduate School of Letters, Arts and Sciences

  • Affiliated organization   Global Education Center

  • Faculty of International Research and Education   Graduate School of International Culture and Communication Studies

Internal Special Research Projects

  • オーストラリア現代演劇とストーリーテリング

    2020  

     View Summary

     2020年度はコロナ禍にあって、当初の研究計画から大幅な変更が余儀なくされた。最も影響を受けたのが、マユ・カナモリ作の戯曲『ヤスキチ・ムラカミ』のリーディング上演とシンポジウムについての計画だったが、オンラインを用いて、この作品の研究の端緒となるイベントを実施できた。また劇団俳小によるアンドリュー・ボヴェル作『聖なる日』上演はコロナ禍にあっても実現し、それに合わせた論考を発表し同時に批評や観客の反応についての資料収集が出来た。

  • オーストラリア先住民演劇の現代的表現の展開とグローバルな広がり

    2019  

     View Summary

     演劇におけるオーストラリア先住民に関する表現について、本研究では2つの柱で研究成果を公表することが出来た。一つ目は、オーストラリア先住民演劇『ナパジ・ナパジ』について。二つ目は、クレイグ・シルビー原作、ケイト・マルヴァニー翻案『ジャスパー・ジョーンズ』の日本公演についてである。 前者では、作品の日本上演が持つ新しい論点の提供について検証し、核の問題が、作品を通して日本や南半球の個別の出来事として収束せずにリンクしていった過程を明らかにした。 後者では、翻訳劇というスタイルの中で、日本人俳優がオーストラリア先住民の役を演じることは果たして可能なのかを考察した。

  • 現代オーストラリア演劇の中の先住民と多文化主義

    2019  

     View Summary

     多文化社会における現代オーストラリアの表現について分析を行った。その際、三つの柱を設定した。1つめは、「日本」が、オーストラリアの表象メディアにどのように表象されたのかという問題。2つめは、「日本」とどのような協働によって作品が作り出されてきたのか、その歴史的な展開。そして3つめに、オーストラリの内なる日本、つまり「日系」の表象や表現者の活動と影響について考察を広げた。 もう一つの成果は、オーストラリア学会パネルディスカッション「多文化社会とアート オーストラリアにおける文化創造の最前線」にコメンテーターとして加わり、研究者/実践者の報告を受けながら、本研究で得た知見を共有することが出来た。

  • オーストラリア先住民アボリジニの自己表象としての演劇・映画

    2009  

     View Summary

     オーストラリア先住民の芸術的表象について、今年度も昨年度に引き続き、予備的研究を継続した。特に2010年3月に行ったオーストラリア・アデレード国際芸術祭において、アーネムランドのコミュニティから、携帯電話の流通やYou Tubeのインパクトを反映したダンスグループ、チューキー・ダンサーズによる公演を取材することが出来た。 その現代性と、伝統との融合、そして先住民文化とサブカルチャーがどのようなバランスで出会っているかなど、とても興味深い減少が展開している。チューキー・ダンサーズに関しては、2009年に公開された、オーストラリア先住民の現代文化全体を祝福するアボリジニミュージカル『ブラン・ニュー・デイ』(レイチェル・パーキンズ監督)でも出演を果たしており、とても興味深い事例となっている。早速収集した情報をもとにして、舞台、映画作品における彼らの活動についての分析を開始している。 これらの成果は、2010年度のグローバルCOE紀要などで公表する予定である。 また、ジミー・チャイによる原典『ブラン・ニュー・デイ』の翻訳プロジェクトも進めており、初演当時の上演情報や、再演について、また先に述べた昨年の映像化においてどのような問題点や議論が生じたかについても、翻訳の公表と同時に何らかの形で発表する予定である。あわせて、日本での上演の機会を模索していくことは言うまでもない。

  • オーストラリア先住民アボリジニの自己表象としての演劇・映画

    2008  

     View Summary

      2008年8月から9月にかけて、モナッシュ大学よりフェローシップを得て、同大学National Centre for Australian Studiesに研究員として滞在した。同大学において、全二回にわたってTranslating Australian indigenous theatre into the Japanese language and into a Japanese performance context (Presented at Japanese Studies Centre, Monash University, September, 2008)と題する口頭発表を行った。また研究員としての研究活動の中でいくつかの先住民戯曲に関する資料を収集し、また、カンパニーBによる先住民演劇『イビヤン』の上演(ウェズリー・イノック演出)に関してフィールド・ワークを実施した。また、先住民劇作家ジェーン・ハリソンとのインタビューを実施した。このインタビュー内容については、今後論文化していく予定である。 さらに、先住民劇作家・演出家ウェズリー・イノック作の『ブラック・メディア』の訳出作業を行った。この翻訳は日本演出者協会の編纂による『海外戯曲アンソロジー』に収録される。また同書の解説で、ウェズリー・イノック論を展開した。(同書は2009年4月れんが書房新社より刊行予定) 映画に関しては、2009年、バズ・ラーマン監督『オーストラリア』が日本公開されたことにともない、いくつかの媒体で映像における先住民表象について、2本の論考を行った。これについては、映画『オーストラリア』における先住民表象についての論考を同作品劇場用パンフレットに(オーストラリア大使館公式ウェブサイトに転載予定)、また、ここ数年のオーストラリア映画作品における先住民表象についての論考を『キネマ旬報』に(同時にオーストラリア大使館公式ウェブサイトに転載)、それぞれ発表した。また、これらの成果を統合し、大幅な論考を加えた論文を、早稲田大学オーストラリア研究所編『オーストラリア研究:日本の多文化社会への提言』オセアニア出版社(近刊)に発表した。

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