2024/12/21 更新

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イシイ ミチコ
石井 道子
所属
理工学術院 創造理工学部
職名
教授
学位
修士

所属学協会

  •  
     
     

    日本独文学会

研究分野

  • 文学一般

研究キーワード

  • 文学

  • 思想史

  • 独語・独文学、ドイツ語教育

 

論文

  • グリム童話の東アジア受容:日本語および中国語翻訳について

    石井道子

    環日本海研究学報   28   63 - 79  2023年03月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

  • シュタインヘーヴェル版イソップ寓話集の利瑪竇『畸人十篇』に与えた影響

    石井道子

    環日本海研究年報   ( 27 ) 22 - 23  2022年03月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 『新編天主実録』訳注(四)

    石井道子, 永冨青地

    『環日本海研究年報』   ( 25 ) 13 - 31  2020年03月  [査読有り]

  • 『新編天主実録』訳注(三)

    石井道子, 永冨青地

    『人文社会科学研究』、人文社会科学研究会   ( 59 ) 89 - 123  2019年03月  [査読有り]

  • 『新編天主実録』訳注(二)

    石井道子, 永冨青地

    『人文社会科学研究』58号、人文社会科学研究会   ( 58 ) 43 - 75  2018年03月  [査読有り]

  • 『新編天主実録』訳注(一)

    石井道子

    早稲田大学創造理工学部社会文化領域編「人文社会科学研究」   57 ( 57 ) 129 - 176  2017年03月  [査読有り]

     概要を見る

    中国語で記された最も古いカテキズムであるミケーレ・ルッジェーリ『天主実録』の冒頭の「天主実録引」から「天主制作天地人物」までの本邦初の日本語訳と注釈。

    CiNii

  • ハインリヒと少女の罪と許し -ハルトマン・フォン・アウエ『哀れなハインリヒ』について

    石井道子

    『人文社会科学研究』早稲田大学創造理工学部社会文化領域人文社会科学研究会編   56 ( 56 ) 39 - 57  2016年03月

    CiNii

  • ドラゴン物語としての『メルジーネ』論

    石井道子

    『人文社会科学研究』早稲田大学創造理工学部社会文化領域人文社会科学研究会編   55 ( 55 ) 17 - 36  2015年03月

    CiNii

  • 井上ひさしと「グレゴリウス伝説」

    石井 道子

    『人文社会科学研究』早稲田大学創造理工学部社会文化領域人文社会科学研究会   53 ( 53 ) 115 - 138  2013年03月

    CiNii

  • 現代文学の『レビヤタン』 —文学におけるドラゴンの変容

    石井 道子

    『人文社会科学研究』早稲田大学創造理工学部社会文化領域人文社会科学研究会   52 ( 52 ) 37 - 53  2012年03月

    CiNii

  • 「指輪」の物語 —文献学から見たトールキン—

    石井 道子

    『人文社会科学研究』早稲田創造理工学部知財・産業社会政策領域/国際文化領域人文社会科学研究会   49 ( 49 ) 27 - 43  2009年03月

    CiNii

  • 指輪の物語

    石井 道子

    『人文社会科学研究』早稲田大学理工学部複合領域人文社会科学研究会   第46号 ( 46 ) 31 - 47  2006年03月

    CiNii

  • ペーター・ケルン教授講演会 報告

    石井 道子

    Waseda Blätter   13   167 - 167  2006年

    CiNii

  • 『人は悲しみで死ぬ動物である』ゲーリー・シュミット著

    アスペクト    2003年07月

  • EUの言語政策とその具体化について

    石井 道子

    『人文社会科学研究』早稲田大学理工学部複合領域人文社会科学研究会   第43号 ( 43 ) 39 - 54  2003年03月

    CiNii

  • 新しいドイツ語教育をめざして −共通教材『ドイツ語マスター100』の開発

    秋葉 裕一, 石井 道子, Schlecht Wolfgang

    「人文社会科学研究」早稲田大学理工学部複合領域人文科学研究会   第41号 ( 41 ) 45 - 64  2001年03月

    CiNii

  • ミンネザング −ドイツ中世恋愛抒情詩撰集

    大学書林    2001年02月

  • Das waka und der Minnesang. Versuch einer Analyse der hoefischen Dichtung von Japan und Deutschland.

    Zwischenzeiten - Zwischenwelten: Festschrift fuer Kozo Hirao. Hrsg.v. Josef Fuernkaes, Masato Izumi und Ralf Schnell. Peter Lang Verlag.    2001年

  • オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインの「マリアのターゲリート」について

    石井 道子

    「人文社会科学研究」/早稲田大学理工学部複合領域人文科学研究会   ;第38号,15-26頁 ( 38 ) 15 - 26  1998年03月

    CiNii

  • オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインの自然描写について

    石井 道子

    「人文社会科学研究」/早稲田大学理工学部複合領域人文科学研究会   ;第37号,209-230頁 ( 37 ) 209 - 230  1997年03月

    CiNii

  • 生徒たちによる学校評価・授業評価 - ドイツの場合

    石井道子

    早稲田教育評論   9 ( 1 ) 125 - 141  1995年03月

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書籍等出版物

  • 『あらすじと読みどころで味わう 世界の長編文学』

    新曜社  2005年08月

  • 人は悲しみで死ぬ動物である

    Schmid, Gary Bruno, 石井道子( 担当: 単訳)

    アスペクト  2003年07月 ISBN: 4757209746

講演・口頭発表等

  • 三つのタンホイザー像からヴァーグナー《タンホイザー》へ

    石井道子  [招待有り]

    2023年12月研究例会(第215回オペラ研究会)  

    発表年月: 2023年12月

  • 「ものがたりの国境を越えるモビリティと持続可能性 ーヨーロッパから日本へ」『日本語翻訳におけるグリム童話の同化現象 ―オノマトペ効果が果たす役割』

    石井道子

    オーストラリア日本学会  

    発表年月: 2021年09月

  • 『新編天主実録』考 -『天主実義』比較的視角

    石井道子  [招待有り]

    相遇与互鑑:利瑪竇与中西文化交流国際学術研討  

    発表年月: 2016年11月

  • 『新編天主実録』について―『天主実義』との比較において

    石井道子  [招待有り]

    東アジア文化交渉学会第八回国際シンポジュウム   (関西大学100周年記念会館)  東アジア文化交渉学会・関西大学  

    発表年月: 2016年05月

     概要を見る

    『天主実録』『天主実義』の比較を典拠になるキリスト教説話集所載の逸話紹介とともに行った。

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 邦訳作品のアジアにおけるリンガフランカ的役割への一考察 ― 邦訳グリム童話を例に

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2021年04月
    -
    2024年03月
     

    西口 拓子, 石井 道子

     概要を見る

    『グリム童話集』は、世界各国で翻訳刊行されており、原著第一巻の初版刊行200周年を記念する学会が2012年にドイツ・カッセル大学で開催された。その際、各地での翻訳受容も数多く紹介された。本研究では、日本におけるグリム童話の受容を研究するだけでなく、日本の翻訳が、近隣のアジアの国の翻訳受容に与えた影響についても考察対象を広げる。2017年の厳基珠論文が示したように、韓国での初期のグリム童話翻訳に、日本語の翻訳が底本として用いられた。こうした例は他にもあることが想定される。
    世界的にみても、初期のグリム童話翻訳には、ドイツ語の原著ではなく、英語版が用いられることが少なくない。そして韓国や台湾においては、歴史的な事情から、日本語に通じた翻訳者が多かった時代には、英語圏よりも文化的に近い日本語訳からの翻訳のほうが都合も良く、現在明らかになっている以上に、邦訳が底本として使われた可能性がある。それはグリム童話にとどまらない可能性もあるだろう。
    日本では明治期以降、西欧の書物が多数翻訳出版されてきた。それらが、アジアで翻訳底本として使われた可能性の調査を支える礎となるデータを収集することも本研究の目的のひとつである。現在は対象はグリム童話の邦訳に絞っているが、明治・大正期に日本語に翻訳され出版されたグリム童話集は、多くがオンラインで公開されている。そのデータを整理し、日本(語)でオンライン公開されている資料に、各国語からのアクセスが可能な状態にし、今後の研究への一助としたい。

Misc

  • 「中世・ルネッサンス・バロック集成 −グレゴリオ聖歌からバッハまで−」

    石井道子

    音楽之友社編 ポリグラム(歌詞対訳)    1998年07月

  • 最後の吟遊詩人 オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン

    石井道子

    ポリグラム(歌詞対訳)    1996年12月

    担当区分:筆頭著者

 

現在担当している科目

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特別研究期間制度(学内資金)

  • 15世紀~17世紀におけるヨーロッパ文芸の東アジア伝播

    2019年08月
    -
    2020年08月

    台湾   台湾師範大学

他学部・他研究科等兼任情報

  • 政治経済学術院   政治経済学部

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

  • 理工学術院   大学院先進理工学研究科

学内研究所・附属機関兼任歴

  • 2022年
    -
    2024年

    理工学術院総合研究所   兼任研究員

特定課題制度(学内資金)

  • 中世ドイツ文化圏を中心とするドラゴンの諸相と象徴性

    2013年  

     概要を見る

    本研究では中世ドイツ文化圏のドラゴンの一形態として、いわゆるメルジーナ伝説を扱う。中心となるテキストは1456年にドイツ語で書かれたテューリング・フォン・リンゴルティンゲンの『メルジーナ』である。本テキストの原典は1400年ごろ成立したクルドレッドによるフランス語韻文叙事詩である。それ以前に発表され、よく読まれているジャン・ダラスのフランス語散文からの直接の影響は少ない。テューリングの『メルジーナ』は直接あるいは間接的に後世の作家に少なからぬ影響を与え、16世紀のハンス・ザックス、ヤーコプ・アイラー、翻案とも18世紀の言えるツァハリアエ、19世紀のティークやゲーテがメルジーナを作品化している。メンデルスゾーン作曲の『序曲麗しのメルジーヌ』も有名である。メルジーナという女性は俗に「ルジーナの母」の語が語源とされ、物語はフランスのルジーナ家興隆を語っている歴史物語の要素を含んでいるとも言われている。しかし、その一方で半人半蛇の姿を持つ女主人公の魔力と、秘密を知った夫との別れの物語でもあり、民話的要素も備えている。本研究では主として後者の性格を扱う。ヨーロッパにおいて多くの場合、ドラゴンあるいは蛇は忌むべきもの、退治されるべきものと位置づけられている。蛇はエデンの園における原罪にさかのぼり、ドラゴンは聖書で敵の象徴として登場する。一方、世界中で古来蛇は豊穣をつかさどる信仰と結びついている。夫ライムントとの出会いの過程と婚姻に至るいきさつにおいては、メルジーナとの約束が悪魔との契約に類似しているという一面がある。不思議な出会いは牧歌的ではなく、メルジーナ主体の奇妙な手続きと解釈されうる。中世後期に体系化された悪魔の在りようが、このエピソードにも見て取れる。その一方で、後の一族の成功話はまさに豊穣神を迎えたゆえのことである。古い蛇信仰との関連、あるいは異類婚に伴う繁栄の物語と位置づけられる。息子たちは母の血を示して異形の姿を持つが、立派な騎士になる息子、残虐非道な息子など、凡庸な者はおらず、ただならぬ出自を示している。メルジーナ婚姻の物語は夫ライムントが「見るなの禁止」を破ることで終止符が打たれ、夫婦の仲は不幸せに終わる。これはメルヒェン研究において「ミルジーナ・モティーフ」と名付けられるほど普遍的なストーリー展開である。しかし『メルジーナ』本編において、夫婦の別れは物語の中ほどを過ぎたあたりに位置し、別れが悲劇的結末になっていない。続いてメルジーナの前史と姉妹のエピソード、あるいは夫と息子たちのその後が語られ、雑然とした展開にドイツ民衆本の特徴を読み取ることができる。しかし『メルジーナ』本編において、夫婦の別れは物語の中ほどを過ぎたあたりに位置し、別れが悲劇的結末になっていない。続いてメルジーナの前史と姉妹のエピソード、あるいは夫と息子たちのその後が語られ、雑然とした展開にドイツ民衆本の特徴を読み取ることができる。『メルジーナ』物語を分析すると、以上のように様々な要素がモザイク状に組み合わさっていることがわかる。そしてそれぞれには多面的な蛇のイメージが反映され、中世ドイツにおけるドラゴンのイメージを幅広く表現していると解釈される。

  • ドイツ後期中世文芸における死生観

    1995年  

     概要を見る

    本研究はドイツ中世後期の詩人オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(1376/78~1445)を中心に扱っている。チロルの貴族オズヴァルトは宮廷文芸の最後の担い手で,伝統を継承し,新しい展開をみせたが,この後は都市文化の時代となり,彼の後継者と言える宮廷詩人はいない。 オズヴァルトの宗教的な作品と中世盛期の詩人の作品を比較すると,次のような特徴を明らかにすることができる。 この時代は安定した教皇権の絶頂期にあり,教会のあり方,聖職者に対する批判精神は見られない。 それに対し,フスの改革運動には反対の立場をとっており,フス派批判をおこなっている。 また,罪の告白および死と地獄の不安が重要なテーマになっている。これらの詩は,信仰に希望を求める言葉で終わっている。この告白や不安感は,細かく具体的な描写で歌われ,また死への畏れは個人的な「自分の死」が対象となり,抽象的な常套句を中心とした中世盛期の詩とはかなり異なっている。特に,地獄の描写におけるイメージの拡張が特徴的である。