Updated on 2024/02/28

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ISHII, Michiko
 
Affiliation
Faculty of Science and Engineering, School of Creative Science and Engineering
Job title
Professor
Degree
修士

Professional Memberships

  •  
     
     

    日本独文学会

Research Areas

  • Literature in general

Research Interests

  • 文学

  • History of Comparative Philosophy

  • Deutsche Literatur, Deutch als Fremdsprache

 

Papers

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Books and Other Publications

  • 『あらすじと読みどころで味わう 世界の長編文学』

    新曜社  2005.08

  • 人は悲しみで死ぬ動物である

    Schmid, Gary Bruno, 石井道子( Part: Sole translator)

    アスペクト  2003.07 ISBN: 4757209746

Presentations

  • The phenomenon of assimilation of Grimm's fairy tales in Japanese translation

    Japanese Studies Association of Australia Conference 2021 - 'Sustainability, Longevity and Mobility' – Virtual Conference The University of Queensland 

    Presentation date: 2021.09

  • 『新編天主実録』考 -『天主実義』比較的視角

    石井道子  [Invited]

    相遇与互鑑:利瑪竇与中西文化交流国際学術研討 

    Presentation date: 2016.11

  • 『新編天主実録』について―『天主実義』との比較において

    石井道子  [Invited]

    東アジア文化交渉学会第八回国際シンポジュウム  (関西大学100周年記念会館)  東アジア文化交渉学会・関西大学

    Presentation date: 2016.05

     View Summary

    『天主実録』『天主実義』の比較を典拠になるキリスト教説話集所載の逸話紹介とともに行った。

Research Projects

  • 邦訳作品のアジアにおけるリンガフランカ的役割への一考察 ― 邦訳グリム童話を例に

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    Project Year :

    2021.04
    -
    2024.03
     

    西口 拓子, 石井 道子

     View Summary

    『グリム童話集』は、世界各国で翻訳刊行されており、原著第一巻の初版刊行200周年を記念する学会が2012年にドイツ・カッセル大学で開催された。その際、各地での翻訳受容も数多く紹介された。本研究では、日本におけるグリム童話の受容を研究するだけでなく、日本の翻訳が、近隣のアジアの国の翻訳受容に与えた影響についても考察対象を広げる。2017年の厳基珠論文が示したように、韓国での初期のグリム童話翻訳に、日本語の翻訳が底本として用いられた。こうした例は他にもあることが想定される。
    世界的にみても、初期のグリム童話翻訳には、ドイツ語の原著ではなく、英語版が用いられることが少なくない。そして韓国や台湾においては、歴史的な事情から、日本語に通じた翻訳者が多かった時代には、英語圏よりも文化的に近い日本語訳からの翻訳のほうが都合も良く、現在明らかになっている以上に、邦訳が底本として使われた可能性がある。それはグリム童話にとどまらない可能性もあるだろう。
    日本では明治期以降、西欧の書物が多数翻訳出版されてきた。それらが、アジアで翻訳底本として使われた可能性の調査を支える礎となるデータを収集することも本研究の目的のひとつである。現在は対象はグリム童話の邦訳に絞っているが、明治・大正期に日本語に翻訳され出版されたグリム童話集は、多くがオンラインで公開されている。そのデータを整理し、日本(語)でオンライン公開されている資料に、各国語からのアクセスが可能な状態にし、今後の研究への一助としたい。

Misc

  • 「中世・ルネッサンス・バロック集成 −グレゴリオ聖歌からバッハまで−」

    石井道子

    音楽之友社編 ポリグラム(歌詞対訳)    1998.07

  • The Last Minnesinger Oswald von Wokenstein

    Michiko Ishii

       1996.12

    Authorship:Lead author

 

Syllabus

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Overseas Activities

  • 15世紀~17世紀におけるヨーロッパ文芸の東アジア伝播

    2019.08
    -
    2020.08

    台湾   台湾師範大学

Sub-affiliation

  • Faculty of Political Science and Economics   School of Political Science and Economics

  • Faculty of Science and Engineering   Graduate School of Advanced Science and Engineering

Research Institute

  • 2022
    -
    2024

    Waseda Research Institute for Science and Engineering   Concurrent Researcher

Internal Special Research Projects

  • 中世ドイツ文化圏を中心とするドラゴンの諸相と象徴性

    2013  

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    本研究では中世ドイツ文化圏のドラゴンの一形態として、いわゆるメルジーナ伝説を扱う。中心となるテキストは1456年にドイツ語で書かれたテューリング・フォン・リンゴルティンゲンの『メルジーナ』である。本テキストの原典は1400年ごろ成立したクルドレッドによるフランス語韻文叙事詩である。それ以前に発表され、よく読まれているジャン・ダラスのフランス語散文からの直接の影響は少ない。テューリングの『メルジーナ』は直接あるいは間接的に後世の作家に少なからぬ影響を与え、16世紀のハンス・ザックス、ヤーコプ・アイラー、翻案とも18世紀の言えるツァハリアエ、19世紀のティークやゲーテがメルジーナを作品化している。メンデルスゾーン作曲の『序曲麗しのメルジーヌ』も有名である。メルジーナという女性は俗に「ルジーナの母」の語が語源とされ、物語はフランスのルジーナ家興隆を語っている歴史物語の要素を含んでいるとも言われている。しかし、その一方で半人半蛇の姿を持つ女主人公の魔力と、秘密を知った夫との別れの物語でもあり、民話的要素も備えている。本研究では主として後者の性格を扱う。ヨーロッパにおいて多くの場合、ドラゴンあるいは蛇は忌むべきもの、退治されるべきものと位置づけられている。蛇はエデンの園における原罪にさかのぼり、ドラゴンは聖書で敵の象徴として登場する。一方、世界中で古来蛇は豊穣をつかさどる信仰と結びついている。夫ライムントとの出会いの過程と婚姻に至るいきさつにおいては、メルジーナとの約束が悪魔との契約に類似しているという一面がある。不思議な出会いは牧歌的ではなく、メルジーナ主体の奇妙な手続きと解釈されうる。中世後期に体系化された悪魔の在りようが、このエピソードにも見て取れる。その一方で、後の一族の成功話はまさに豊穣神を迎えたゆえのことである。古い蛇信仰との関連、あるいは異類婚に伴う繁栄の物語と位置づけられる。息子たちは母の血を示して異形の姿を持つが、立派な騎士になる息子、残虐非道な息子など、凡庸な者はおらず、ただならぬ出自を示している。メルジーナ婚姻の物語は夫ライムントが「見るなの禁止」を破ることで終止符が打たれ、夫婦の仲は不幸せに終わる。これはメルヒェン研究において「ミルジーナ・モティーフ」と名付けられるほど普遍的なストーリー展開である。しかし『メルジーナ』本編において、夫婦の別れは物語の中ほどを過ぎたあたりに位置し、別れが悲劇的結末になっていない。続いてメルジーナの前史と姉妹のエピソード、あるいは夫と息子たちのその後が語られ、雑然とした展開にドイツ民衆本の特徴を読み取ることができる。しかし『メルジーナ』本編において、夫婦の別れは物語の中ほどを過ぎたあたりに位置し、別れが悲劇的結末になっていない。続いてメルジーナの前史と姉妹のエピソード、あるいは夫と息子たちのその後が語られ、雑然とした展開にドイツ民衆本の特徴を読み取ることができる。『メルジーナ』物語を分析すると、以上のように様々な要素がモザイク状に組み合わさっていることがわかる。そしてそれぞれには多面的な蛇のイメージが反映され、中世ドイツにおけるドラゴンのイメージを幅広く表現していると解釈される。

  • ドイツ後期中世文芸における死生観

    1995  

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    本研究はドイツ中世後期の詩人オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(1376/78~1445)を中心に扱っている。チロルの貴族オズヴァルトは宮廷文芸の最後の担い手で,伝統を継承し,新しい展開をみせたが,この後は都市文化の時代となり,彼の後継者と言える宮廷詩人はいない。 オズヴァルトの宗教的な作品と中世盛期の詩人の作品を比較すると,次のような特徴を明らかにすることができる。 この時代は安定した教皇権の絶頂期にあり,教会のあり方,聖職者に対する批判精神は見られない。 それに対し,フスの改革運動には反対の立場をとっており,フス派批判をおこなっている。 また,罪の告白および死と地獄の不安が重要なテーマになっている。これらの詩は,信仰に希望を求める言葉で終わっている。この告白や不安感は,細かく具体的な描写で歌われ,また死への畏れは個人的な「自分の死」が対象となり,抽象的な常套句を中心とした中世盛期の詩とはかなり異なっている。特に,地獄の描写におけるイメージの拡張が特徴的である。