久保 純子 (クボ スミコ)

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所属

教育・総合科学学術院 教育学部

職名

教授

ホームページ

http://www.f.waseda.jp/sumik/

兼担 【 表示 / 非表示

  • 教育・総合科学学術院   大学院教育学研究科

  • 文学学術院   大学院文学研究科

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

学内研究所等 【 表示 / 非表示

  • 2020年
    -
    2022年

    理工学術院総合研究所   兼任研究員

学位 【 表示 / 非表示

  • Tokyo Metropolitan University   Doctor of Science

  • 東京都立大学   博士(理学)

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2006年
    -
     

    早稲田大学教育学部 教授

  • 2001年
    -
    2005年

    早稲田大学教育学部 助教授

  • 1998年
    -
    2000年

    中央学院大学 助教授

  • 1995年
    -
    1997年

    中央学院大学 専任講師

所属学協会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     

    国際第四紀研究連合(International Union for Quaternary Research)

  •  
     
     

    日本地形学連合

  •  
     
     

    日本第四紀学会

  •  
     
     

    日本地理学会

 

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 自然地理学、地形学、第四紀学

論文 【 表示 / 非表示

  • (総論)平野の地形と遺跡立地―変化する環境と人々の活動―、

    久保純子

    考古学ジャーナル   ( 723 ) 3 - 4  2019年  [招待有り]

  • 防災の基礎としての地形分類図

    平井幸弘, 久保純子, 熊木洋太

    地理   63 ( 10 ) 26 - 30  2018年

  • 洪水ハザードマップとその利用

    久保純子

    都市問題   109 ( 6 ) 64 - 74  2018年  [招待有り]

  • Geographical survey of Sambor Prei Kuk -A World Heritage Archaeological Site in Cambodia-.

    KUBO, S, NAGUMO N

    学術研究(早稲田大学教育・総合科学学術院)   ( 66 ) 153 - 168  2018年

  • Sediment accumulation owing to backwater effect in the lower reach of the Stung Sen River, Cambodia

    Naoko Nagumo, Sumiko Kubo, Toshihiko Sugai, Shinji Egashira

    GEOMORPHOLOGY   296   182 - 192  2017年11月  [査読有り]

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    We examined channel bars at two sites in the lower reach of the Stung Sen River, which flows into Lake Tonle Sap, Cambodia, to identify sediment transport and accumulation processes during monsoon-related flood events and to investigate how sediment transport capacity changes as a result of enhanced backwater effect of the lake. Channel bars in the lower reach of the Stung Sen River that emerge in the dry season were classified into type A (lateral bars), type B (point bars), type C (concave-bank benches) and type D (diagonal and island bars, or fluvial dunes) based on Nagumo et al.'s previous study. Type B, type C, and type D channel bars were at our study sites of SEN-01 and SEN-02, about 83 and 77 km from the river mouth respectively. Computation of water surface profiles showed that sediment transport capacity of the Stung Sen River decreased abruptly after the peak flow stage because of the backwater effect from Lake Tonle Sap during the decreasing flow stage. Our observations suggest that alternating layers of sand and silt to clay layers accumulate to form type C channel bars, corresponding to changes in sediment transport capacity controlled by backwater effects from Lake Tonle Sap and by changes in flow depths and associated slackwater systems. The accumulation of alternating silt and sand layers of type B channel bars results from lateral sediment transportation that is accelerated with an increase of secondary flow, whereas development of type D channel bars is related to bedload mobility. (C) 2017 Elsevier B.V. All rights reserved.

    DOI

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 『さいたま市史 自然編 ―気象・地形・地質―』

    さいたま市( 担当: 分担執筆)

    さいたま市  2019年

  • 『図解 日本列島100万年史2 大地のひみつ』

    ( 担当: 監修)

    講談社  2018年

  • 『図解 日本列島100万年史1 誕生のふしぎ』

    山崎晴雄, 久保純子監修( 担当: 監修)

    講談社  2018年

  • 『わかる!取り組む!災害と防災』シリーズ 第4巻「豪雨・台風」、第5巻「土砂災害・竜巻・豪雪」の一部

    帝国書院編( 担当: 監修)

    帝国書院  2017年

  • 『自然地理学事典』朝倉書店、のうち「第四紀」「河川流路の人工改変」他

    小池一之ほか編( 担当: 分担執筆)

    朝倉書店  2017年

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受賞 【 表示 / 非表示

  • 日本第四紀学会 学術賞

    2013年  

  • 日本第四紀学会 論文賞

    1999年  

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • インドシナ半島における河川環境の変化が遺跡立地に与える影響

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2024年03月
     

     概要を見る

    インドシナ半島東部に位置するデルタ平野において、長期的な気候変動と河道変遷に対応した人々の居住空間の変遷を、ボーリング掘削や歴史資料によって明らかにする。特にこれまで詳細なボーリングコア分析が行われていないベトナム中部の河川地形や、遺跡立地と地形の関係が十分に議論されていない北部の紅河、南部のメコン川の形成する地形に注目し、古地図やボーリング調査、遺跡データや空中写真、衛星写真などから過去に巨大洪水が発生した時期や場所、河道変遷の形跡を探り、インドシナ半島の各地における長期的な環境変動に対する人間活動の応答について、地形学の視点から比較・検討する。平成31年度にはベトナムのアンザン省とクァンナム省において現地調査を実施した。その具体的内容、意義、重要性は以下の通りである。(1)研究代表者・船引と研究分担者・久保はベトナム中部クァンナム省ホイアンおよびダナン周辺において、トゥボン川下流域の地形について踏査し、海岸部の浜堤列において堆積物を採取した。さらにクァンナム省チャーキュウ遺跡の踏査を行い、河川堆積物を採取した。本研究では、トゥボン川低地においてボーリングコアの掘削を予定しており、そのための事前調査となった。(2)研究代表者・船引はベトナム南部社会科学院が行っている、アンザン省オケオ遺跡での発掘調査に同行し、2-3世紀頃まで使われていたという運河跡のトレンチにおいて層相を観察し、年代測定、花粉、珪藻分析用のサンプルを採取した。花粉分析はベトナム考古学院のNguyen Thi Mai Huong博士、珪藻分析はハノイ国家大学のNguyen Thi Thu Cuc博士に依頼した。オケオ遺跡は 1世紀から 7世紀にかけてメコンデルタ(現在のカンボジア、ベトナム南部)から 東北タイ南部 にかけて栄えた古代国家、扶南国の港市である。当該地での河川環境の調査は、オケオ周辺の堆積環境のみならず、メコンデルタの形成史に関する研究を大きく前進させる資料である。(3)研究分担者・米澤はベトナム中部クァンナム省ダナンを中心とした野外調査データ(標高測量データ)を用いて微細な地形データ(DEM:Digital Elevation Model)を作成し、作成したDEMの検証をおこなった。(4)研究代表者・船引と研究分担者・久保は東南アジア考古学会主催の研究集会内『ベトナム南部・オケオ遺跡をめぐる近年の調査動向:「扶南外港」の実態解明を目指して』において、これまでのインドシナ半島東部に位置するデルタ平野と遺跡に関する研究成果について、講演発表を行った。(1)ベトナム中部クァンナム省ホイアン周辺はトゥボン川の下流域にあたり、数千年スケールでのデルタの地形変化を明らかにするため、ボーリング調査の実施を予定している地点だが、現地での聞き取りの結果、海岸部の砂丘地域は工業地域としての開発が進んでおり、地権者との交渉は難航することが予想される。またトゥボン川中流のチャーキュウ遺跡では、2018年秋に水田で農民による遺跡破壊(水田の深い耕起)が発生し、現地行政機関が遺跡の現況を変えることに敏感になっているという現状について確認できた。そのため、日本からの考古学分野の発掘調査の実施も難しく、ボーリング調査においても困難が予想される。(2)ベトナム南部、メコンデルタにおけるアンザン省オケオ遺跡では、7点の放射性年代測定を行うことができた。運河の最下部からは2-3世紀の年代を示す試料が多く得られ、深いところでは地表から2-3mまで掘りこんでいることがわかった。また運河の下に見られる沖積層からは8000-3000年前の年代が得られた。花粉や珪藻などの微化石分析は、主に運河の下に見られる沖積層からサンプルを採取した。完新世初期の海水準上昇期の花粉は、バックマングローブを始め、海と陸との境界付近に生育する植物の花粉が多くみられる。5000年前頃の高海水準期の層準からは、より海側に生育するマングローブなどの花粉が多く検出された。珪藻は汽水域のものが多く、完新世の海水準高頂期における内陸までの潮汐の影響が及んでいたと考えられる。(3)ダナン市周辺のDEM 作成においては、パラメータ設定の影響を詳細に検証し、DEM作成における適切なパラメータ設定基準を提案した。作成したDEMはダナン市のような平坦な地形についても効果的であることがわかった。また、水文解析や洪水ハザードゾーネーションの分野においても有効に利用することができる。(1)チャーキュウ遺跡発掘などの中部のホイアン周辺でのボーリングに関しては、ベトナム側との交渉が進んでおらず、来年度以降のチャーキュウ遺跡付近の調査に合わせて打診を行う予定である。(2)フランス国土地理院への協力要請を行い、ベトナム中部のホイアン・ダナン周辺や南部のオケオ遺跡周辺での古地形図や航空写真の取得を目的として、フランスへの渡航を検討している。(3)地形解析に関しては、これまで作成したダナン周辺のDEMに加え、画像解析ソフトMetashapeを用いて航空写真からもDEMを作成し、両者を統合して高精度な地形データを作成する。(4)2019年度の調査で得られたオケオ遺跡における放射性炭素年代値、珪藻や花粉分析の結果をもとに、完新世を通じたオケオ周辺の環境変化について整理と研究、報告を行う。オケオの運河はメコン川の本流が南流するのに対し、カンボジア国境付近からタイ湾に向けて西流する。流路が短くなるという利点もあるが、既往研究ではこの流路を旧河道とする者もある。運河と旧流路との関係を明らかにすることを目的とする。オケオ遺跡においては、ベトナム南部社会科学院による学術調査が続いており、運河内における微化石分析も進められている。今後は彼らの進める研究成果も参考に、メコンデルタにおける河川環境の変化について検討を進める。(5)しかしながら、新型コロナウイルスの世界的な感染状況などを鑑み、今後2年間の研究に関してはどれほどの進展があるか予想が難しい状況である。昨年度の成果については、2020年5月にハノイにおいてオケオ遺跡の研究成果に関する国際シンポジウム、8月にトルコで開催予定の国際地理学会で発表する予定であったが、新型コロナウイルスの影響でそれぞれ中止、延期となっている。今後はベトナム側とも協力し、入手可能な資料を最大減に活用し、研究成果を上げていく方針である

  • インドシナ半島における河川環境の変化が遺跡立地に与える影響

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2022年03月
     

     概要を見る

    インドシナ半島東部に位置するデルタ平野において、長期的な気候変動と河道変遷に対応した人々の居住空間の変遷を、ボーリング掘削や歴史資料によって明らかにする。特にこれまで詳細なボーリングコア分析が行われていないベトナム中部の河川地形や、遺跡立地と地形の関係が十分に議論されていない北部の紅河、南部のメコン川の形成する地形に注目し、古地図やボーリング調査、遺跡データや空中写真、衛星写真などから過去に巨大洪水が発生した時期や場所、河道変遷の形跡を探り、インドシナ半島の各地における長期的な環境変動に対する人間活動の応答について、地形学の視点から比較・検討する

  • インドシナ半島における古代国家の形成:ベトナム・チャーキュウ遺跡からのアプローチ

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2021年03月
     

     概要を見る

    平成30年度にはベトナムのクァンナム省とアンザン省において現地調査を実施した。その具体的内容、意義、重要性は以下の通りである。(1)研究代表者・山形と研究分担者・鈴木がベトナム人研究協力者とともに、クァンナム省の世界遺産ミーソン遺跡E1祠堂周辺から出土した瓦の資料調査を実施した。ミーソンE1は8世紀初頭の建立とされ、人面紋瓦当が出土しているが、チャーキュウ遺跡の人面紋瓦当とは意匠、形態、瓦の葺き方に違いが認められた。インドシナ半島の古代瓦研究を大きく前進させる資料である。(2)チャーキュウ遺跡内の水田で農民が耕起を行い、遺跡を破壊した箇所から獅子像彫刻2点を含む大量の遺物が出土した。美術史家によれば獅子像はチャンパ彫刻でも初期の作例であり6~7世紀にさかのぼる。チャンパ考古学において編年上の空白となっている時代であるため、山形と鈴木が遺物群の整理と分析を進めている。(3)研究分担者・中山がチャーキュウ遺跡とクァンナム省博物館において植物圧痕レプリカの採取を行った。日本国内では平成29年度にベトナム南部で採取した圧痕レプリカを走査電子顕微鏡観察する一方、現生イネの野生種と栽培種の籾構造の違いに関する検討を行い、研究論文の作成を行った。(4)研究分担者・重枝がミーソン遺跡における近年の修復事例を調査し、その手法に対する検証を行った。ベトナムとインドのチームが進めている修復は観光客のための整備を主眼としており、研究の進展がほとんどみられない現状を整理した。(5)研究分担者・久保は日本において、アンザン省オケオ遺跡で平成29年度に採取した堆積物試料の分析を進め、3~4世紀の年代測定値を得た。オケオの都城外でおこなったハンドオーガーにより、深度4.85mで約16000年前(更新世)の年代測定値も得られた。昨年度にはオケオの古代運河沿いの発掘地点において試料採取と断面観察を実施した。平成30年度にチャーキュウ遺跡東城壁の小規模な再発掘をベトナム側に提案したが、実現に至らなかった。その理由は、共同研究機関であるベトナム南部社会科学院がオケオ遺跡の発掘調査を実施中であるため、別遺跡の調査のために彼らが割くことができる日程と人員が限られる。さらには旧正月後の半月間は土地を掘り起こすことを忌避する慣習もあり、研究代表者が大学業務の合間をぬってベトナムに渡航できる日程と、ベトナム側の都合を合致させることができなかった。さらに、昨年秋にチャーキュウ遺跡内の水田で農民による遺跡破壊(水田の深い耕起)が発生したため、現地行政機関が遺跡の現況を変えることに敏感になっているという現状も影響した。発掘調査の実施を見送ったが、チャーキュウ遺跡、ミーソン遺跡、オケオ遺跡において研究を前進させるべき課題は山積しており、現時点で実施可能な調査を優先しながら本研究課題に取り組んでいる。本研究課題の今後の方向性について、以下のように考えている。(1)最近2年の間に思いがけない新出資料があったことを踏まえ、それらの整理と研究、報告を行う。すなわちミーソン遺跡Eグループならびにチャーキュウ遺跡内水田の出土資料であり、いずれも考古学的研究が進んでいない後5世紀から8世紀に属する可能性が高い貴重な資料であると予測している。(2)ミーソン遺跡管理委員会と我々の調査団との連携が深まっていることから、ミーソン遺跡とチャーキュウ遺跡を関連付けるような研究と博物館展示、さらにはミーソン遺跡の修復手法などの問題について、ミーソン遺跡管理委員会に提言を行っていきたい。(3)チャーキュウ遺跡において発掘調査の実施が困難である状況を受け入れ、城壁外部を巡っていた環濠の存在を確かめることを当面の目的とし、ボーリング調査を実施する。環濠は城壁の建設年代や手法と密接に関連するため、その存在について議論するための基本情報を得ることを目指す。(4)ベトナム側共同研究機関によるオケオ遺跡の発掘調査が2019年末まで継続する。我々の調査団としてはオケオ遺跡とチャーキュウ遺跡の土器比較研究、土壌堆積物分析にもとづく旧水路と遺跡との関連、植物圧痕分析、オケオ遺跡の大規模レンガ建築遺構に関する建築史学的考察など、複数の研究分野でベトナム側と協力し、研究成果をあげていく方針である。(5)本研究課題の成果報告を刊行する

  • インド東海岸ゴダバリ・クリシュナデルタの形成と人類の活動に関する地形学的研究

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2020年03月
     

     概要を見る

    「インド東海岸ゴダバリ・クリシュナデルタの形成と人類の活動に関する地形学的研究」本研究はインド東海岸ゴダバリ・クリシュナデルタを対象に、微地形分布と堆積物の分析によりデルタの形成史を明らかにするとともに、遺跡分布から人類の活動史を追跡し、地形条件とデルタの開発・居住に関する地形学的研究を行うことを目的とした。インド、アンドラ大学のK.Nageswara Rao教授を中心に、これまでゴダバリ・クリシュナデルタ地域でボーリング調査を行い、堆積物の分析によるデルタ形成史の解明が進められてきた。また、両デルタ海岸部におけるマングローブ林の変化、両デルタの間に位置するコレル湖の形成と人為による縮小など、地形形成と人類の関わりの研究を行い、それらは以下の国際誌に公表された。Nageswara Rao et al.(2015) Palaeo-3, 440: 213-233/ Naga Kumar et al.(2016) Wetlands, 36: 745-758/ KUBO et al. (2017) Geographical Review of Japan Ser.B, 90: 66-75/ Nageswara Rao et al.(2020) J.of Paleolimnology, DOI 10.1007/s10933-020-00124-2さらに、デルタ上に分布する遺跡の堆積物分析と年代測定を行い、デルタの形成史と居住に関わる調査を進め、国際地理学連合大会で発表の予定である。2019年度末に、今後の研究方針を含めた打ち合わせをアンドラ大学にて実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響で実施できなかった。また、2020年8月にトルコで開催予定の国際地理学会議で報告の予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響で、学会の開催が1年延期となった。2019年度に、山口大学貞方昇名誉教授の助言により、流域の人間活動がデルタ形成に与えた影響を堆積物の分析から考察するモデルケースとして、広島県太田川を対象とした研究に着手した。今後もゴダバリ・クリシュナデルタや東南アジアのメコン川流域などで同様の分析を行いたい

  • ハザードマップにおける災害予測および避難情報伝達の機能向上に資する地理学的研究

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2018年03月
     

     概要を見る

    ハザードマップは最近20年間に急速に整備されたが、2011年東日本大震災以降、大規模災害が起きるたびに問題が露呈している。具体的な問題としては、①災害種ごとに定義や概念が異なる、②「災害予測」と「避難情報提供」の機能が融合できていない、③情報の空間解像度が不足し土地条件に対応しない、④計算結果に偏重し予測の不確実性が考慮できない、⑤境界線が明快に示せない、などがある。本研究では、1)ハザードマップの体系的整理、2)災害予測地図の高度化、3)緊急情報提供機能の高度化、4)防災地理教育への展開について検討し、今後の我が国のハザードマップ整備の総合的なあり方について地理学の立場から提言した

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特定課題研究 【 表示 / 非表示

  • モンスーンアジアの河川下流部における平野形成と人類の活動:地理学の視点からの考察

    2020年  

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     本研究はインド東海岸やインドシナ半島、東アジアなどのモンスーンアジア諸河川流域を対象に、洪水特性、平野の微地形、表層堆積物の分析による完新世後半の環境変遷を明らかにし、モンスーンアジアの自然環境・河川の特色と人類の活動史との関わりを地理学的に考察することを目的とした。 2020年度は新型コロナウイルスの影響で海外での調査は実施できなかったが、広島県太田川を中心に、歴史時代の人間活動と平野形成に関する調査を進めた。そして、太田川下流の広島デルタは自然堆積によるものは小規模であり、たたら製鉄に伴う砂鉄採取による廃土が最上部層の形成に大きく影響したことを明らかにした。

  • インドシナ半島部の河川下流域における古代国家の立地環境

    2019年  

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     本研究はインドシナ大河川下流域の沖積平野の地形環境と古代国家の都市や生産基盤を結びつけ、考古学や歴史学とも協働しながら地理学の立場から古代国家の立地環境を考察することを目的とする。 研究方法は、1)微地形に注目して平野の地形環境を明らかにする、2)ボーリング調査などにより表層地質の解明と年代資料の採取を行う、3)考古学研究者と遺跡やその周辺の共同調査をすすめる、などである。  2019年度は、ベトナム、メコンデルタのオケオ遺跡の試料分析のほか、河川上流域における人間活動と下流域の平野形成という視点から、広島県の太田川流域をモデルケースとして予察的な調査を行った(2019年8月)。また、東南アジアにおいて最も早い時期にヒンドゥー文化を受け入れたとされるインドネシア、カリマンタンのマハカム川流域の現地踏査を実施した(2019年9月)。

  • インド東海岸ゴダバリ・クリシュナデルタにおける地形環境変化

    2014年   K. Nageswara Rao

     概要を見る

     本研究は日本学術振興会科学研究費助成研究「インド東海岸ゴダバリ・クリシュナデルタにおける遺跡分布と地形」(平成26年度)と合わせて実施した。インド、アンドラ大で実施、保管している対象地域のボーリング試料の観察・記載を行い、年代測定を実施した。 ゴダバリ・クリシュナデルタ地域のDPコア(17.37m)のこれまで分析の結果、最下部からは約15000年前(更新世)の年代値が、8~11m付近からは7000年頃の値が得られた。これらに加えさらに3点の年代測定を行ったところ、3m付近と6.7m付近からの2点はmodern、7.3m付近が約7000年の値が得られた。

  • インド南東部ゴダバリ川・クリシュナ川平野における地形形成と人類の活動の環境史

    2010年   貞方 昇

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     本研究は、インド亜大陸でガンジス・インダスに次ぐ流域面積をもち、東海岸の主要稲作地帯を擁するゴダバリ川・クリシュナ川流域を対象として、平野の地形形成と人類の活動との関係を複数の視点から分析し、平野の環境史を解明することを目的とする。 研究代表者は2010年11月よりインド、アンドラ大学に研究滞在し、アンドラ大学のナゲシュワラ ラオ教授(共同研究者)とともに2010年度はゴダバリ川下流デルタ地域の研究を開始した。 インドではセキュリティ上の理由で地形図ならびに空中写真の利用ができないため、人工衛星によるリモートセンシングデータを利用した。現地調査ではポータブルGPSを利用し、調査箇所はアメリカのLANDSAT衛星画像やGoogle Earth上に表示させた。また、スペースシャトルによる標高データ(SRTM)をあわせて利用した。さらに、日本のALOS衛星データを入手し、ステレオ実体視による地形判読をおこなった。 2010年12月~2011年1月にゴダバリデルタにおいて現地調査をおこなった。アンドラ大学のナゲシュワラ ラオ教授によるボーリング調査に参加し、3ヶ所で合計約80mを掘削し、試料を採取した。ボーリング試料は産総研の斎藤文紀博士とアンドラ大で記載・分析をおこなっているが、年代測定など一部を分担の予定である。 山口大学の貞方 昇教授も現地調査に参加の予定であったが、勤務の都合で現地調査を行うことができなかった。 このほか、ゴダバリデルタの先史遺跡に関するデータ収集(主として文献資料)、ゴダバリ・クリシュナデルタのマングローブ林の変化に関する調査もおこなった。 2011年度には福武科学研究財団の助成が採択され、引き続き研究を継続する予定である。

  • メコン川下流平野(カンボジア)の地形と洪水、土地利用・水利用に関する統合的研究

    2007年  

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     本研究は、モンスーンの影響で雨季と乾季の水文条件が大きく異なるメコン川下流平野において、空中写真判読と野外調査により微地形と表層地質の分布と特色を明らかにし、また、雨季と乾季両方の時期に現地調査をおこない、土地利用、水利用の季節サイクルに注目して、地形や水文環境との関係を考察した。その結果、微地形や水位季節変化に対応した稲作システムが展開され、持続的な土地利用が行われていることがわかった。 また、カンボジアとその周辺に分布するアンコール期・プレアンコール期の遺跡についても地形・表層地質条件と当時の土地利用・水利用システムとの関係の考察を行った。本研究ではとくに7世紀~9世紀の都城とされるイシャナプラ(カンボジア、コンポントム州)を中心に、周辺の微地形条件、表層地質、水文条件の調査をおこない、当時の土地条件や水利システム、稲作などの生産施設の復元をめざし、微地形区分図の作成や簡易ボーリングを実施し、試料のC14年代測定を行った。

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海外研究活動 【 表示 / 非表示

  • インドの河川地域の研究

    2010年10月
    -
    2011年09月

    インド   ヴィシャカパトナム・アンドラ大学

 

現在担当している科目 【 表示 / 非表示

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