2024/04/19 更新

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タカハシ ジュンイチ
高橋 順一
所属
教育・総合科学学術院
職名
名誉教授
学位
修士(文学) ( 埼玉大学 )

経歴

  •  
     
     

    1986年早稲田大学教育学部非常勤講師(ドイツ語担当)

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    1994年早稲田大学教育学部教授

  •  
     
     

    1989年早稲田大学教育学部助教授

  •  
     
     

    1987年早稲田大学教育学部専任講師

  •  
     
     

    1981年麻布大学非常勤講師(ドイツ語担当)

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    1981年埼玉大学教養部非常勤講師(ドイツ語担当)

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    1980年国士舘大学非常勤講師(ドイツ語担当)

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学歴

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    -
    1980年

    埼玉大学大学院   文化科学研究科   言語文化論専攻  

  •  
    -
    1977年

    立教大学   文学部   ドイツ文学科  

所属学協会

  •  
     
     

    日本独文学会

研究分野

  • 思想史

研究キーワード

  • フランクフルト学派、批判理論、モダニズム、ナチズム、政治的審美主義、

受賞

  • 日本翻訳大賞

    1995年05月  

 

論文

  • 美学のポリティクス 連載第7回

    高橋順一

    理戦 実践社   ( 84 )  2006年04月

  • 批評精神の<今>、あるいは経験的=超越的批評は物象化の論理を超えうるか?南剛『意志のかたち 希望のありか』(人文書院 2005年)をめぐって

    高橋順一

    早稲田ブレッター 早稲田大学ドイツ語学・文学会   ( 13 )  2006年03月

  • 美学のポリティクス 連載第6回

    高橋順一

    理戦 実践社   ( 83 )  2006年01月

  • 異化する<事実>−ドイツ・ドキュメンタリー演劇について

    高橋順一

    舞台芸術 京都造形芸術大学舞台芸術センター   ( 09 )  2006年01月

  • ハイデガーとナチス

    高橋順一

    季刊アソシエ/御茶の水書房   ( 16 )  2005年12月

  • 外部化する空間・外部化する身体 荒川修作:三鷹天命反転住宅をめぐって

    高橋順一

    水声通信 水声社   ( 創刊号 )  2005年11月

  • 美学のポリティクス 連載第5回

    高橋順一

    理戦 実践社   ( 82 )  2005年10月

  • 美学のポリティクス 連載第4回

    高橋順一

    理戦 実践社   ( 81 )  2005年07月

  • <終わりの始まり>のとき—ドイツ1968

    高橋順一

    思想読本11『1968』 作品社    2005年01月

  • 美学のポリティクス 連載第3回

    高橋順一

    理戦 実践社   77号  2004年07月

  • 傷みと悼みの記憶 紀行「アウシュヴィッツを旅して」

    高橋順一

    図書新聞   2004年6月5日号より連載開始  2004年06月

  • <80年代的なもの>の浮上 吉本隆明『ハイ・イメージ論』

    高橋順一

    『未来』2004年6月号 未來社    2004年06月

  • 美学のポリティクス 連載第2回

    高橋順一

    理戦 実践社   76号  2004年04月

  • 自然史的なものとしての思想−<自然>から思考する態度もしくは事後的なもの−

    高橋順一

    立教経済学研究   第57巻第3号  2004年01月

  • 非対象性としての力—ネグリ「構成的権力」の概念をめぐって

    高橋順一

    情況 情況出版   2003年6月号  2003年06月

  • 歴史の転機としての1968年

    情況 情況出版   2002年5月号  2002年05月

  • 吉本隆明の事後的思考

    吉本隆明が語る戦後55年   3号  2001年03月

  • 吉本隆明の古典論をめぐって 個と制度のあいだ

    高橋順一

    吉本隆明が語る戦後55年 三交社   1号  2000年12月

  • 美的仮象は終焉したのか—ポスト・アドルノ的な美的思考の行方

    高橋順一

    神奈川大学評論 神奈川大学   37号  2000年11月

  • ブックハンティング(現在まで月1回約60回連載中)

    高橋順一

    出版ニュース社   月刊連載中  2000年04月

  • 閉じられた〈国民=主体〉を超えるために(1)〜(8)(3年にわたり連載)

    高橋順一

    理論戦線/実践社   60  2000年03月

  • 〈始まり〉としての1968年

    高橋順一

    季刊アソシエ/御茶の水書房   1  1999年11月

  • オペラ演出の現実可能性(高島勳氏)

    高橋順一

    季刊iichiko   49  1998年10月

  • Theatrum, Mundi or Baroque Dreams : Aporias in Chapter Two of Foucault's the order of things

    Jun'ichi Takahashi

    iichiko international   Numer10  1998年07月

  • 自然の美学—アドルノ以降の展開

    高橋順一

    情況   1998年5月号  1998年05月

  • 近代思想の生まれる場所(2)

    高橋順一

    理論戦線   51  1997年03月

  • 近代思想の生まれる場所(1)

    高橋順一

    理論戦線   50  1996年12月

  • 新たな企業文化研究に向けて

    高橋順一

    季刊iichiko   40  1996年11月

  • 小松美彦著「死は共鳴する」

    高橋順一

    月刊フォーラム   1996年11月号  1996年11月

  • 今村・三島・鷲田・野家「現代思想の源流」

    高橋順一

    週刊読書人   2150  1996年10月

  • ワーグナーヤールブーク1996年号特集パリ

    高橋順一

    東京書籍   1996年号  1996年10月

  • ポスト冷戦時代の批判的言語の可能性

    高橋順一

    情況   1996年10月号  1996年10月

  • 今村仁司著「貨幣とは何だろうか」

    高橋順一

    東京経大学会誌   1997  1996年07月

  • 文学論争は何をもたらしたのか−戦後文学論争の功罪(鈴木貞美氏他と)

    鈴木貞美, 福田和也, 秀美, 高橋順一

    海燕/ベネッセ   1996.3.15  1996年03月

  • 価値の此岸と彼岸−『言語にとって美とは何か』から

    高橋順一

    季刊iichiko/日本ベリエールアートセンター   39  1996年03月

  • ドゥールズの残したもの

    高橋順一

    情況/情況出版   1996年3月号  1996年03月

  • ジル・ドゥールズの死

    高橋順一

    情況/情況出版   1996年1・2月号  1996年01月

  • 「今」の静止状態あるいは弁証法的形象−アジェのパリ,アラキの東京

    ユリイカ/青土社   1996.2.28  1996年01月

  • ヘーゲル,ポスト・ヘーゲル,現在−歴史の転換と歴史観(長谷川宏氏と)

    長谷川宏, 高橋順一

    情況/情況出版   1995年10月号  1995年10月

  • ヴァルダー・ベンヤミン『パサージュ論』V

    著者ヴぁるたー, べンヤミン 訳者高橋順一他

    岩波書店    1995年08月

  • Toward a Changing Concept of Capital

    高橋順一

    iichiko international/editions iichiko   7  1995年07月

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書籍等出版物

  • 戦争と暴力の系譜学

    高橋順一

    実践社  2003年08月

  • ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』(全5冊)改訂新編纂版

    著者ヴァルター・ベンヤミン, 訳者高橋順一他

    岩波書店(岩波現代文庫)  2003年05月

  • 事典『哲学の木』(「批評」と「啓蒙」の項〔各4500字〕執筆)

    講談社  2002年03月

  • 埴谷雄高『幻視のなかの革命』・解説

    未來社  2001年11月

  • ニーチェとヴァーグナー—『パルジファル』問題を手がかりに

    高橋順一

    文藝別冊・KAWADE夢ムック『ニーチェ』 河出書房新社  2000年12月

  • 公共圏の成立

    高橋順一

    岩波講座『世界歴史』/岩波書店  1999年10月

  • もう一つの近代化論としてのマルクス主義

    高橋順一

    AERA MOOK;マルクスがわかる。/朝日新聞社  1999年10月

  • Philosophical Designs for a Socio-Cultural Transformation

    Jun'ichi Takahashi

    Rowman & littlefield  1998年10月

  • 両大戦間期の政治思想

    高橋順一

    新評論  1998年04月

  • マルクス・カテゴリー事典(「法則」の項目)

    高橋順一

    青木書店  1998年04月

  • 響きと思考のあいだ−リヒャルト・ヴァーグナーと19世紀近代

    高橋順一

    青弓社  1996年12月

  • 廣松渉コレクション第3巻

    高橋順一

    情況出版  1995年10月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 暴動する反近代としての〈過剰な食〉―規範の逸脱をめぐる複合文化学研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    研究期間:

    2004年
    -
    2007年
     

    福田 育弘, 神尾 達之, 桑野 隆, 後藤 雄介, 高橋 順一, 原 克

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    各人がそれぞれのフィールドにおいて近代の飲食行為を文化現象として考察した。
    福田は、おもにフランスと日本において、共に食べることに価値を見出す<共食の思想>の在り方を、歴史的な社会的背景をふくめ学際的に考察した。とくに、日仏の文学作品における共食の表象を研究し、それぞれの社会で、個人にとっての飲食の意味を重要視する<個食の快楽>が、<共食の思想>にあらがいながら形成されてきたことを明らかにした。ロアルド・ダール『チャーリーとチョコレート工場』(1964)は、2005年にティム・バートン監督によって映画化された。神尾は、子供向けのファンタジーとして読まれているダールの原作から表向きはいわば排除されていたチョコレートのセクシュアルな意味合いは、バートンの映画で回帰する。本研究では、この回帰のプロセスをチョコレートの表象の変化として考察した。桑野は、ロシア・アヴァンギャルドと社会主義リアリズムにおける飲食の表象を比較した結果、後者は豊かな飲食のイメージを捏造しているのに対し、前者では独特の日常生活観や革命観も関連して飲食の表象が乏しいことが改めて確認した。後藤は、ラテンアメリカの「喰人」表象が西欧とラテンアメリカの関係性において、今日のポストコロニアル的なものへと変化していったことを明らかにした。高橋は、わたしたちの社会の変容にとって重要なキー概念としての歓待の概念を研究した。歓待の概念は人類と生活世界(Lebenswelt)についての新たな視点の基礎となるものである。現在、高橋は歓待の哲学的な基礎について考察を行っている。原は、「お袋の味」言説を起点に、大量生産消費文化と家族制度イデオロギーという視点から20世紀米国の食をめぐる表象構造を批判的に分析した。
    以上の研究から、近代における飲食の問題性が学際的に浮き彫りになった。

その他

  • わたしの研究は多分野...

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    わたしの研究は多分野にまたがっています。1960年代あたりからフランスで「人間(諸)科学」という言葉が使われるようになりましたが、人間にかかわる諸現象を総合的・複合的に研究するこのあたらしい学問がわたしのやろうとしていることに近いかもしれません。もうひとつファシズムの嵐が吹き荒れた1930年代にドイツで始まったフランクフルト社会研究所に集うグループ、いわゆるフランクフルト学派の提唱した「批判理論」の考え方にも大きな影響を受けました。とくにアドルノとベンヤミンという二人の思想家の仕事は常にわたしの指針でした。今わたしは仕事の軸を授業の中での学生諸君との共同作業においています。テーマカレッジや教育学部学際コースの授業と演習はその柱です。多くの意欲ある学生の皆さんとの出会いを楽しみにしています。

 

社会貢献活動

  • TBSテレビ

    TBSテレビ 

    2005年04月
    -
     

     概要を見る

    4月17日放映の「サンデーモーニング」の反日問題特集に関連しドイツの戦後処理のあり方についてのコメントを求められヴィデオによる取材と出演。

  • フジテレビ

    フジテレビ 

    1989年06月
    -
     

     概要を見る

    「哲学の傲慢」という番組のなかの「この人を見よ』というコーナーで約15分間私の考える哲学の課題について話した。

特別研究期間制度(学内資金)

  • 近現代ドイツ思想・文化史研究

    2010年03月
    -
    2011年03月

    ドイツ   ライプツィヒ大学

特定課題制度(学内資金)

  • ヨーロッパにおける政治と芸術の関わりについての思想史的考察

    1995年  

     概要を見る

    本研究の背景にあるのは,19世紀において頂点を迎えた「近代」という時代性の全体的構造を把握したいという問題意識であった。その際の認識の重要な導きの糸となったのはJ.ハーバーマスの『近代の哲学的ディスクルス』における「二つの近代」の相関関係のシューマであった。すなわち主として政治・経済領域において進行した「社会的近代」と,文化,とりわけ芸術の領域において進行した「文化的近代」のあいだの相関関係であった。すでに19世紀初頭のドイツ・ロマン派において明らかであったように,「社会的近代」がもたらした「脱神活化-合理化」のプロセスは,そこに生じた物象化現象や共同体的帰属意識の解体等による精神的・内面的空白ゆえにそれへの激しい反発,対抗を招いた。そこから「社会的近代」に対抗するもう一つの近代(対抗的近代)としての「文化的近代」が形成される。それは,すでにカント・ヘーゲル・シラーの芸術論にも部分的に含まれていた美の社会に対する自律的な批判・反省機能をさらに拡大させて,「社会的近代」の次元における国民国家一市民社会体制への流れに対抗するオルタナティヴとしての意味を持つに至った。この「文化的近代」-私としては「美的近代」という用語を用いたい-は19世紀近代において両義的意味を有している。すなわちその批判的・反省的機能による「社会的近代」へのたえざる問題の投げかけというアクチュアルな側面と,後にナチスへと到り着く保守革命的反近代の源泉としてのネガティヴな側面の両義性である。私はこの両義性を具体的にR.ヴァーグナーの「芸術=革命」(その体現としての「総合芸術作品」)の理念を通じて検証しようとした。このことは「美的近代」のもう一人の焦点であるニーチェに対する考察(『ニーチェ事典』参照)と深い関連を持つ。ヴァーグナーについての考察を一書にまとめえた現在,この問題をさらに包括的な「政治と芸術」の考察へと深めたい。