2024/12/21 更新

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タカヤマ マサヒロ
高山 正弘
所属
附属機関・学校 本庄高等学院
職名
教諭

経歴

  • 1982年04月
    -
    継続中

    早稲田大学本庄高等学院   英語科   専任教諭

  • 2010年04月
    -
    2021年03月

    高崎経済大学   経済学部   非常勤講師

  • 1996年04月
    -
    2011年03月

    早稲田大学教育学部   非常勤講師

  • 2003年04月
    -
    2004年03月

    オーストラリア ニューサウスウェールズ大学   現代言語学研究科言語学部   客員研究員

学歴

  • 1994年04月
    -
    1995年07月

    英リーズ大学   教育学部大学院 (Med. TESOL)  

所属学協会

  • 2006年04月
    -
    2023年03月

    外国語教育メディア学会

  • 2000年04月
    -
    2023年03月

    日本英語表現学会

  • 1990年04月
    -
    2011年03月

    大学英語教育学会

研究分野

  • 外国語教育   英語教育学

研究キーワード

  • 欧州言語共通参照枠と欧州言語ポートフォリオ

  • 英語リーディング指導

  • 英語ライティング指導

  • 学習者動機づけ

  • 英語語彙指導

  • 英語リスニング指導

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論文

  • “Will the ELP be an effective tool to enhance learner autonomy in the teaching and learning of English at the secondary school level in Japan?”

    教育と研究   37   1 - 10  2019年03月  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    CEFR(欧州言語共通参照枠)の目標や理念を達成する具体的手立てとしてのELP(欧州言語ポートフォリオ)の可能性、特に学習者が行動志向アプローチを通して自己省察活動による自律的な学びを獲得していく可能性が日本の伝統的な教師中心主義の教育現場で欧州のようにlearner autonomyを醸成する有効な方策となりうるかを論じたもの。

  • 「認知科学的視点から見た英語リーディング指導の新たな可能性 ―心理言語学、認知心理学、認知脳科学の知見と第二言語習得―」

    高山 正弘

    教育と研究   25   139 - 160  2007年02月  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    第二言語習得という観点から主に高等学校における英語リーディングの指導に焦点を絞り、実際の教育現場での教授法にどのように学際的視点に基づくSLA研究の成果が活かされうるかを考察することにある。その意味では、本研究は、仮説・検証型の実証研究ではなく、先行研究の知見を基に幅広い観点から英語リーディングの指導をめぐる理論的側面を明らかにしようとするものである。

  • “Does a "Needs Analysis" Have a Legitimate Place in the Teaching of English at the Secondary School Level in Japan?”

    教育と研究   24   1 - 9  2006年03月  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    The purpose of the present paper is to discuss some problems with the implementation of a needs analysis of English language learners especially at the secondary school level in Japan. In the light of the relation between needs analysis and syllabus design I will look at some views on how to deal with students’ needs in structuring syllabuses.

  • “Lexical Richness and Readability Measures as Evaluative Criteria for Judging L2 Learners’ Proficiency in Writing”

    教育と研究   23   1 - 18  2005年03月  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    The purpose of this study is twofold: one is to consider whether measures of lexical richness such as lexical variety and lexical density, and readability measures focusing on the total number of words (essay length), and word length are related to the quality of writing; and the other is to consider the use of lexical richness and readability measures in looking at changes of the students’ proficiency in writing.

  • 「分析的評価法から見るL2学習者のエッセイ・ライティングの指導についての一考察」

    高山 正弘

    私学研修   ( 163・164 ) 154 - 170  2005年02月  [査読有り]  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    本研究の目的は、日本人学習者の英文エッセイを評価する場合、分析的評価法を取った場合、エッセイの構成要素である英文構成や、内容、語彙や文法といった、それぞれの個別の項目観点評価が、それらを合わせた作品の総得点とどのような相関関係にあるのか、また、項目間の相関はどのようなものであるか調べるものである。このことによりじっさいに日本人学習者のライティング指導において、作品の質を高めるのに、スキルのどの部分に重点を置くのが指導上効果的であるかを探ることが主目的である。

  • “Discussing Views of Motivation: An Evaluation of a Theoretical Model Focusing on the Process of Learning in Comparison with Attribution Theory”

    教育と研究   21   81 - 94  2003年03月  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    The main purpose of the present paper is to discuss widely accepted views of motivation and evaluate an argument that regards motivation as a dynamic process in learning in which the teacher can best view motivation as largely a product of learners' learning experience.

  • 「コンピュータライティングの効果に関する一考察」

    高山 正弘

    教育と研究   20   21 - 33  2002年03月  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    本研究はこれまでの研究を基に、統計分析の手法を用いてコンピュータライティングの実際的効果の検証を行うものである。 1つは生徒のライティング作品を、リーダビリティの観点から数量的に分析して、センテンスの長さや使用単語の音節等に関して、ある一定期間に生徒の書く英文にどのような変化が見られるか、特にリーダビリティの向上が見られるか否かを検証する。

  • 「ネットワークコンピュータを使ったライティング指導におけるシラバスデザイン」

    高山 正弘

    教育と研究   19   1 - 34  2001年03月  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    本研究は中等教育段階の日本人英語学習者のパフォーマンス能力、特に英文による表現能力を伸ばすのに効果的な指導は何かという問に答えようとするものであり、主にコンピュータを使ったエッセイ・ライティング作品の評価面の研究から、英語表現力養成指導上最も有効かつ適切と思われる方法論を考察する。

  • “Are Authorized Textbooks Good Enough to Raise Students’ Cultural Awareness?”

    英語表現研究   16   19 - 29  1999年06月  [査読有り]  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    The present paper discusses and evaluates current ideas on the meaning and role of culture in teaching materials, and suggests what aspect of culture should be taken into consideration for designing texts. I suggest that cross-cultural topics related to socio- linguistic aspects should be included more in textbooks to help the students develop their communicative skills.

  • “Approaches to Vocabulary Learning and Teaching, and Strategies for Dealing with Vocabulary Gaps”

    教育と研究   17   1 - 16  1999年03月  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    The purpose of the present paper is to examine what approaches are relevant in learning and teaching vocabulary in an L2 environment and to present strategies for dealing with vocabulary gaps that the learners experience. To attain the purpose above, the present paper mainly focuses on a survey of the previous literature on learning and teaching vocabulary.

  • “A Study of the Effect of Class Size on Scholastic Achievement and Affective Variables”

    JACET Bulletin   28   129 - 142  1997年11月  [査読有り]  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    There is a high probability that class size affects learning in some way; especially it may at least influence instructional strategies as well as learning strategies, although the direct causality between class size and its effects on 'achievement' or 'motivation and attitudes' has not been clearly identified in terms of statistical evidence.

  • 「リスニング教材選定方法に関する一考察」

    高山 正弘

    教育と研究   15   1 - 22  1997年03月  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    本稿では高等学校教育段階におけるlistening comprehensionのコースにおいて使われる指導教材の選定に関して、従来ともすれば教師としてのカンであるとか限られた範囲における経験則に頼るとかいった、いわば教える側の主観に基づいてなされてきたことに対して、ある一定の判断基準を設けることにより、出来るだけ客観的に妥当な指導教材を選ぶ方法論を模索することをその目的とする。

  • 「Listening Comprehension指導の理論的側面」

    高山 正弘

    私学研修   ( 139・140 ) 106 - 122  1996年03月  [査読有り]  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    本稿では英語の4技能の一つであるlisteningに焦点を充て、TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)の見地からその指導をめぐる様々な理論的側面をあきらかにすることを主たる目的とする。

  • “How should We Teach Literature at Secondary Level?

    教育と研究   14   1 - 18  1996年03月  [国内誌]

    担当区分:責任著者

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    The purpose of the present paper is to make a suggestion of how to get learners to respond to a certain literary text; I will show a specific approach, and based on the rationale of the plan, I will analyze the features of the text that I would hope the learners would become aware of.

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書籍等出版物

  • New discovery : English communication III

    生井健一, 菊池惠太, 志村美加, 髙山正弘, ウイリアム・ロジスキー( 担当: 共著)

    開隆堂出版  2019年02月 ISBN: 9784304080852

  • New discovery : English communication II

    生井健一, 菊池惠太, 志村美加, 髙山正弘, ウイリアム・ロジスキー( 担当: 共著)

    開隆堂出版  2018年02月 ISBN: 9784304080845

  • New discovery : English communication I

    生井健一, 菊池惠太, 志村美加, 髙山正弘, ウイリアム・ロジスキー( 担当: 共著)

    KAIRYUDO  2017年02月 ISBN: 9784304080807

 

特別研究期間制度(学内資金)

  • 日本の中高の英語教育における自律的学習者養成をめぐる欧州言語ポートフォリオ(ELP)導入の可能性について

    2018年04月
    -
    2019年03月

    イギリス   大英図書館

  • 語彙密度とリーダビリティの指標分析から見るエッセイライティングの新たな評価基準、および分析的評価法から見るL2学習者のエッセイライティング指導についての一考察

    2003年04月
    -
    2004年03月

    オーストラリア   ニューサウスウエ―ルズ大学

特定課題制度(学内資金)

  • 高等学校L2リーディングの指導における内容スキーマ指導の有効性に関する実証研究

    2013年  

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    本研究はL2Readingのモデルの構成要素、特に内容スキーマの有効性について検証することを目的とした。多くの先行研究が、L2の言語的能力が高い学習者ほどL1Readingの能力をうまくL2Reading能力に転移させているという考え方を、大体が量的分析による実証的研究によって支持する結果を出している。この考え方を基にした場合、L2Readingの一般的モデルはCoadyやBernhardtのL2Readingのモデルに見られるように、コンポーネントとしては、①高次の概念把握能力、②背景知識、③L2の言語的能力の3つとなる。本研究は上記のL2リーディングのモデルにおいて、2つめのコンポーネントである「背景知識」の部分に焦点を当て、リーディングにおけるその有効性を扱うものである。これまでの先行研究では、形式スキーマについてはその指導の有効性についてはかなりポジティブな成果が出ている。しかしながら、内容スキーマの指導の有効性については、研究者によって意見が分かれている。そこで本研究はこれについて追実験を行い検証した。 被験者は25名2クラスの計50人を対象に、実験群と統制群に分け、双方に同一の時事問題に関する英文記事(768語)を読ませた。実験群の方は事前にトピックに関する背景知識を授業担当者から説明しWeb上で関連サイトを確認させた。統制群に対してはトピックについて何ら背景は与えなかった。英文記事を読んだ後に双方に同一の確認テストを実施し統計処理をおこなった。平均値は前者が後者を数点上回ったが、これら2群の平均値の差が統計的に有意であるかどうかt検定にかけて検証したところ、P(T<=t) 両側が0.18で有意差はないことが判明した(t=1.35, df=44, ns)。 これは一つには、内容理解確認テストの中の、ある設問(英問英答)に対して、被験者の多くが英文記事の中の基本的なif節の名詞用法を理解しておらず、十分に内容把握ができていなかったことによることが分かった。トピックの背景等の内容スキーマを事前に読み手に提示することが必ずしも有効ということではなく、やはり、L2の言語的能力も同時に涵養する指導が必要であろう。

  • 語彙密度とリーダビリティの指標分析から見るエッセイライティングの新たな評価法

    2004年  

     概要を見る

    本研究は中等教育段階の日本人英語学習者のパフォーマンス能力、特に英文による表現能力を伸ばすのに効果的な指導は何かという問に答えようとするものであり、主にコンピュータを使ったエッセイ・ライティング作品の評価面の研究から、英語表現力養成指導上最も有効かつ適切と思われる方法論を考察する。これまでの研究では、L2学習者対象の英文エッセイ・ライティングの評価方法についてはフィードバックの観点からは全体的評価法よりも分析的評価法の方が適しているということがわかっている。本研究では、日本人学習者の書いた実際のライティング作品をL2学習者へのライティング指導経験のあるネイティブ・スピーカー2人に、分析的評価法の基準(criteria)に従って評価してもらう。そして語彙面の分析とライティングの構成要素間の相関や因果関係についてどのような結果になるかを統計処理を通して見た。結論は以下のようである。ライティング分析の指標として、語彙の多様性と語彙密度、リーダビリティの指標として、エッセイの長さと語の長さを取り上げ、こうした「語彙の豊さ」やリーダビリティの指標のそれぞれを独立変数、エッセイ・ライティング作品の「質」を従属変数として統計分析を行い、相互の関係を考察したが、語彙の多様性に関しては、「誤りのない語彙の多様性」がライティングの質と一部有意な結果を示したものの、総体的には語彙の多様性も語彙密度もライティングの質との関係においては有意な相関は見られなかった。ただ経年的に見た場合、語彙の多様性や語彙密度の結果の向上は見られた。またリーダビリティについては、語の長さはライティング作品の質とは無相関であったが、エッセイの長さは質と有意な相関を示した。これは経年的観点から見た場合でも統計的に有意な結果がでており、エッセイ・ライティングの長さはライティング能力伸長の評価基準として有効な指標になりえることが改めて検証された。また、分析的評価法に基づいたライティングの項目別観点評価の分析結果によると、「英文パラグラフ構成・文法」の組み合わせが、最も高くライティングの「質」を予測説明できることがわかった。本研究の結果は語彙指導や文法指導と平行して英文パラグラフ構成の指導を強化することが日本人学習者の英語表現能力を向上させる一つの有効な方法になりうることを示していると思われる。

  • ネットワークを活用した英語表現力養成指導に関する基礎研究

    2000年  

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     ネットワークコンピュータを使った英語表現力養成に関する基礎研究の一つとして、まずコンピュータライティングによるライティング作品の量と質に関するquantitativeな面からの研究を行った。コンピュータを使ったライティングであれば、コンピュータの特性を活かした文章の推敲が容易、且つすばやく行える。このことにより、手書の場合に比べて、より分量のある、長い英文を書くことが可能となる。では、トピック展開や英文表現といったライティングの質(quality)はどうか。一定時間内に、量的に多い、より長い英文が書ける生徒は、そうでない生徒に比べて、英文の質の面においても優れるといえるか。こうした、英文の量と質の関係について実際のところどうであるか、実験データをもとに統計分析を行いその結果、「一定時間内において、生徒の書く英文の量(語数)と英文の質(内容)には強い正の相関関係がある」ことが検証された。 また、効果的なコンピュータライティングの指導について、どのようなシラバスデザインが望ましいかということにおいては「英文ライティング作品の発信を意図したネートワークコンピュータ活用型シラバスデザイン」が一つの形として考えられる。ネットワークコンピュータを使えば、より学習者が英文作成のプロセスに意識を向けることにつながるであろうし、そうした授業展開であれば、いわゆる「学習者中心」(learner-centered)であり、「タスク中心」(task-based)の学習形態を定着させることにつながる。何よりも、英文推敲の観点に立ったときに、ネットワークコンピュータを使えば,学習者は自らのライティング作品の迅速な評価を基に繰り返し見直しが短時間に労少なく行なえるわけで、一連の作品の推敲・校正を含めたライティングの全過程作業が、確実に手書きの場合よりも効率的に行なえる。また、学習者の動機付けの観点からも、コンピュータライティングは学習者の情意因子にプラスに作用すればポジティブな態度を生むことにつながり、好ましい学習活動の成果をもたらす本来的な動機の喚起が期待できる。更に、ネットワークコンピュータを使った海外の学校とのEメール交信は、アンケートの結果にも見られるように、他者とのコミュニケーションを刺激するという動機付けの面でも、マイナス面よりもプラス面の効果が多いことが検証された。

  • TESOLの分野における「語彙」の習得及び指導に関するアプローチ

    1997年  

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    本研究の目的は英語を外国語として学ぶ教育環境における語彙の習得及び指導においてどのようなアプローチが適切であるか、また、語彙不足に対処するためのストラテジーとしてはどのようなことが考えられるかをこれまでの研究をもとに概観的に考察することにある。第1章では語彙習得のプロセスを扱う。まず、語彙を学ぶということはどういうことかを総体的な視野でとらえ、簡潔に段階を追って、短期記憶がどのように刺激され、ねらいとする語彙がどのように長期記憶に入り将来の活用として蓄えられるかをみる。第2章は語彙指導のアプローチに視点を置く。ここでは主に2つの基本的な語彙指導におけるスタンス、つまりimplicitな方法とexplicitな方法に焦点をあて、それぞれにおいていかなる具体的な語彙指導の方法があるかを明らかにする。第3章は学習者の経験する語彙不足を処理するためのストラテジーに言及するが、たんに語彙の意味を理解するためだけの方法論にとどまらず、語彙の活用面にも視点を向ける。第4章では語彙習得理論において、まだよくわかっていない部分にどのようなことがあるかをさぐり、また最近の動向であるコロケーションなどの活用にみられる、いわゆるlexical approachに触れる。第5章では教室での教育的視点から様々なアプローチにおいてどれが妥当であるか考察し、その意味合いをさぐる。次に、本研究を通じていくつか明らかになったことの一つに簡潔に触れておく。それは、語彙の研究においてよく見られる、未知語の理解に「文脈」の活用が有効というのがあるが、これは文脈からの類推は未知語の意味をおよそ理解する助けになることもあり得る(そうでないという研究もある)というだけのことであって、それが必ずしも語彙習得には結びつかないということである。語彙習得には学習者の集中力の問題や単語と意味の結びつきをどの程度詳細に把握しているかという面も考慮されねばならない。理解の過程を習得にまで移行させるには学習者の認知的側面をさまざまな学習活動を通して刺激することが大事であり、この部分の細目は次回の研究対象としたい。