陣野 英則 (ジンノ ヒデノリ)

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所属

文学学術院 文化構想学部

職名

教授

プロフィール

1965年、福島県石城郡田人村(当時、現いわき市田人町)生まれ。2009年より、早稲田大学文学学術院 教授。専攻は、平安時代文学、物語文学。

著書に『源氏物語の話声と表現世界』(勉誠出版、2004年)、『源氏物語論―女房・書かれた言葉・引用―』(勉誠出版、2016年)、『藤岡作太郎 「文明史」の構想』(岩波書店、2021年)、編著に『源氏物語の鑑賞と基礎知識 38 匂兵部卿・紅梅・竹河』(至文堂、2004年)、『平安文学の古注釈と受容』第一集~第三集(共編著、武蔵野書院、2008-2011年)、『世界へひらく和歌 言語・共同体・ジェンダー』(共編著、勉誠出版、2012年)、『王朝文学と東ユーラシア文化』(共編著、武蔵野書院、2015年)、『日本文学研究ジャーナル』第3号〈特集 源氏物語の和歌と言説分析〉(共編著、古典ライブラリー、2017年)、『日本「文」学史 』第一冊~第三冊(共編著、勉誠出版、2015-2019年)、『近代人文学はいかに形成されたか―学知・翻訳・蔵書』(共編著、勉誠出版、2019年)など。

兼担 【 表示 / 非表示

  • 文学学術院   大学院文学研究科

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

学歴 【 表示 / 非表示

  • 1995年04月
    -
    1998年03月

    早稲田大学大学院   文学研究科 博士後期課程   日本文学専攻  

  • 1993年04月
    -
    1995年03月

    早稲田大学   大学院文学研究科 修士課程   日本文学専攻  

  • 1984年04月
    -
    1988年03月

    早稲田大学   第一文学部   哲学科哲学専修  

学位 【 表示 / 非表示

  • 2001年02月   早稲田大学   博士(文学)

  • 1995年03月   早稲田大学   修士(文学)

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2009年04月
    -
    継続中

    早稲田大学文学学術院   教授

  • 2010年04月
    -
    2012年03月

    お茶の水女子大学・お茶の水女子大学大学院 非常勤講師

  • 2004年04月
    -
    2009年03月

    早稲田大学文学学術院   助教授 → 准教授

  • 2001年04月
    -
    2004年03月

    早稲田大学文学部   専任講師

  • 1998年04月
    -
    2001年03月

    早稲田大学文学部   非常勤講師

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所属学協会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     

    早稲田大学国文学会

  •  
     
     

    早稲田大学国語教育学会

  •  
     
     

    和漢比較文学会

  •  
     
     

    和歌文学会

  •  
     
     

    ヨーロッパ日本研究協会

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研究分野 【 表示 / 非表示

  • 日本文学   古典文学

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 日本文学

  • 日本古典文学

  • 平安時代文学

  • 中古文学

  • 物語文学

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論文 【 表示 / 非表示

  • 時空を超える『源氏物語』―文学上の理念・理論との相互作用―

    陣野英則

    『WASEDA RILAS JOURNAL』(早稲田大学総合人文科学研究センター)   9   pp.370(61) -360(71)  2021年10月  [査読有り]

  • 『枕草子』におけるテクストの真正性

    陣野英則

    Edoardo Gerlini・河野貴美子編『【アジア遊学261】古典は遺産か? 日本文学におけるテクスト遺産の利用と再創造 』(勉誠出版)     pp.109-121  2021年10月  [招待有り]

  • 『堤中納言物語』「はなだの女御」論―物語から遠くはなれて―

    陣野英則

    『国文学研究』(早稲田大学国文学会)   195   pp.67-80  2021年10月  [査読有り]

  • 『堤中納言物語』「貝あはせ」論―観音信仰を虚仮にする物語―

    陣野英則

    古代中世文学論考刊行会編『古代中世文学論考 第43集』(新典社)     pp.203 - 223  2021年04月

  • 『堤中納言物語』「思はぬ方にとまりする少将」論 ─多様な女房たちの標本─

    陣野英則

    『早稲田大学大学院文学研究科紀要』(早稲田大学大学院文学研究科)   66   pp.1164(105) - 1150(119)  2021年03月

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 『近代「国文学」の肖像 第2巻 藤岡作太郎 「文明史」の構想』

    陣野英則( 担当: 単著)

    岩波書店  2021年08月 ISBN: 9784000269773

  • 『源氏物語(八) 早蕨-浮舟』〈岩波文庫 30-015-17〉

    柳井滋, 室伏信助, 大朝雄二, 鈴木日出男, 藤井貞和, 今西祐一郎(校注), 今井久代, 陣野英則, 松岡智之, 田村隆(編集協力)( 担当: その他,  担当範囲: 「東屋」巻の注釈)

    岩波書店  2020年10月 ISBN: 9784003510223

     概要を見る

    編集協力者として、新日本古典文学大系『源氏物語』(岩波書店、1993-1999年)にもとづく文庫版の編集にあたり、「東屋」巻の注釈を担当。

  • 『源氏物語(七)匂兵部卿-総角』〈岩波文庫 30-015-16〉

    柳井滋, 室伏信助, 大朝雄二, 鈴木日出男, 藤井貞和, 今西祐一郎(校注), 今井久代, 陣野英則, 松岡智之, 田村隆(編集協力)( 担当: その他,  担当範囲: 「匂兵部卿」「紅梅」「竹河」巻の注釈、解説「「光源氏の物語」からの継承と離脱」)

    岩波書店  2020年01月 ISBN: 9784003510216

     概要を見る

    編集協力者として、新日本古典文学大系『源氏物語』(岩波書店、1993-1999年)にもとづく文庫版の編集にあたり、「匂兵部卿」「紅梅」「竹河」巻の注釈を担当。あわせて巻末の解説「「光源氏の物語」からの継承と離脱」を執筆。

  • 『日本「文」学史 第三冊 「文」から「文学」へ―東アジアの文学を見直す』

    河野貴美子, Wiebke DENECKE, 新川登亀男, 陣野英則( 担当: 共編者(共編著者))

    勉誠出版  2019年05月 ISBN: 9784585294931

  • 『源氏物語(五)梅枝-若菜 下』〈岩波文庫 30-015-14〉

    柳井滋, 室伏信助, 大朝雄二, 鈴木日出男, 藤井貞和, 今西祐一郎(校注), 今井久代, 陣野英則, 松岡智之, 田村隆(編集協力)( 担当: その他,  担当範囲: 「若菜 下」巻の注釈)

    岩波書店  2019年03月 ISBN: 9784003510193

     概要を見る

    編集協力者として、新日本古典文学大系『源氏物語』(岩波書店、1993-1999年)にもとづく文庫版の編集にあたり、「若菜 下」巻の注釈を担当。

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Misc 【 表示 / 非表示

  • 年立

    陣野英則

    柳井滋・室伏信助・大朝雄二・鈴木日出男・藤井貞和・今西祐一郎 校注『源氏物語(九)蜻蛉-夢浮橋/索引』〈岩波文庫 30-015-18〉(岩波書店)     pp.429-444  2021年09月

    その他  

  • 『源氏物語』「野分」巻の叙述と「間主観性」

    陣野英則

    『平安朝文学研究』(平安朝文学研究会)   復刊26, pp.36-40  2018年03月

  • 第一部 《文の発信者》―文の人、文と人 総論

    陣野英則

    河野貴美子・Wiebke DENECKE・新川登亀男・陣野英則・谷口眞子・宗像和重編『日本「文」学史 第二冊 「文」と人びと―継承と断絶』(勉誠出版)   pp.60-74  2017年06月

  • 『堤中納言物語』における「冷めた知性」 [書評] 井上新子著▼堤中納言物語の言語空間

    陣野英則

    『図書新聞』(図書新聞)   3272, p.4  2016年09月  [招待有り]

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共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 平安時代文学、特に和文と歌謡にみられる韻律的表現の研究

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2021年04月
    -
    2025年03月
     

    陣野 英則, 山中悠希, 山﨑薫

    担当区分: 研究代表者

  • グローバルな視野からみる和漢の「文」と日本古典籍をめぐる学術文化史研究

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2024年03月
     

    河野 貴美子, 高松 寿夫, 陣野 英則, 田中 史生, 吉原 浩人

    担当区分: 研究分担者

  • 古代・中世日本における廃墟の文化史

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2023年03月
     

    木下 華子, 山本 聡美, 堀川 貴司, 渡邉 裕美子, 陣野 英則, 山中 玲子, 梅沢 恵

    担当区分: 研究分担者

  • 東アジアの視野からみる和漢の「文」の学術文化史研究

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2020年03月
     

    河野 貴美子, 新川 登亀男, 陣野 英則, 高松 寿夫, 吉原 浩人

    担当区分: 研究分担者

     概要を見る

    前近代から近現代に至る「文」と「文学」の変化を検証し、現在の人文学が抱える問題の本質に迫ること、また日本及び東アジアの「文」学の意義と可能性を追求することを目指し、以下の3項目を柱として研究を実施した。
    1.日本の学術文化史を「文」の概念から捉え直す研究をWiebke DENECKE教授と連携して行い、その成果を『日本「文」学史』全三冊として刊行した。2.古注釈書の研究と共に、和漢の古典籍の研究を進め北京大学中国語言文学系と連携して中日古典学ワークショップを開催した。3.近代初期の日中の図書館の蔵書形成と目録分類について北京での調査を基に分析を進め、その成果を口頭発表や論文により公表した。

  • 『源氏物語』古注釈の展開と平安文学の受容に関する基礎的研究

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2020年03月
     

    陣野 英則, 坂本 清恵, 新美 哲彦, 宮川 葉子, 山中 悠希, 横溝 博

    担当区分: 研究代表者

     概要を見る

    この事業は、『源氏物語』の古注釈書の研究、および近現代における平安文学の受容に関する研究という二つの柱を立てて実施した。
    前者では、室町末期の重要な古注釈書ながら、未だ翻刻のない『長珊聞書』の翻刻を中心に据えた。膨大な全体のうち四分の一の翻刻と入稿、さらに初校の校正までは終えており、いずれ公刊の予定である。また、研究会活動で、他の未翻刻の古注釈書について検討も行った。
    後者では、藤岡作太郎と黎明期の国文学に関して調査・検討を進め、論文二篇を発表した。また、藤岡に関する著書(単著)の準備も進めた。さらに、現代作家の『源氏物語』翻案作品について論じた。

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 「身」の精神性と「心」―古今集から源氏物語へ―

    陣野英則  [招待有り]

    国際オンライン ラウンドテーブル「身と心の位相―源氏物語を起点として」   (東京(早稲田大学、オンライン))  IFRAE-イナルコ・CRCAO-パリ大学・スーパーグローバル大学創成支援 早稲田大学国際日本学拠点  

    発表年月: 2020年12月

  • 『源氏物語』と文学理論における相互作用

    陣野英則

    第12回 東アジア人文学フォーラム(第十二屆東亞人文學論壇 「典範轉移―東亞文化的互動與整合」)   (台北(国立台湾大学、オンライン))  國立臺灣大學文學院  

    発表年月: 2020年11月

  • 『枕草子』におけるテクストの真正性

    陣野英則  [招待有り]

    早稲田大学 オンライン・ワークショップ 「テクスト遺産の利用と再創造 ―日本古典文学における所有性、作者性、真正性」   (東京(早稲田大学、オンライン))  スーパーグローバル大学創成支援事業 早稲田大学国際日本学拠点、早稲田大学総合人文科学研究センター 角田柳作記念国際日本学研究所  

    発表年月: 2020年07月

  • 『源氏物語』の写本・文字・言葉

    陣野英則  [招待有り]

    アカデミックレクチャー   (鎌倉(鎌倉女学院))  鎌倉女学院高等学校  

    発表年月: 2019年12月

  • 『源氏物語』「少女」巻における『文選』とのかかわり

    陣野英則

    北京大學人文論壇 "中日古典學工作坊" 第二屆學術研討會   (北京(北京大学))  北京大学人文学部、北京大学中国語言文学系、早稲田大学日本古典籍研究所  

    発表年月: 2019年11月

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特定課題研究 【 表示 / 非表示

  • 平安時代の仮名書きの文学と手紙に関する研究

    2007年  

     概要を見る

     平安時代の仮名文字を用いた文学と手紙との関係を探求しようする本研究は、当初、以下の4つの目的を設定した。 (1) 『源氏物語』『堤中納言物語』などにみられるさまざまな手紙から、仮名文字を用いた文学と手紙との連続面をとらえる。 (2) 平安時代の「歌語り」の源流には、音声としての「語り」ではなく、手紙に相当する物体があったことを論じる。 (3) 上記(2)に伴い、「歌語り」あるいは「歌物語」の定義・概念規定などを根本的にとらえ直す。 (4) 仮名文字を用いる文学全般、すなわち和歌文学・物語文学・日記文学などにおける手紙の諸相を網羅的に調査・整理する。 これらのうち、特に(1)については、前年度(2006年度)に公にした数篇の論文からの展開として、2007年度は、『堤中納言物語』の中の「よしなしごと」に関する論文と、『源氏物語』「橋姫」「椎本」巻に関する論文を執筆した。 「よしなしごと」は、ある僧がしたためた手紙をそのまま引用しているという体裁がとられていると思しい。ただし、書簡そのものの言葉と、これを引用・書写する者の記している言葉との境界は甚だ曖昧である。そうした点などに注目して、物語と手紙との連続面をとらえた。 また、『源氏物語』「宇治十帖」の最初の巻、「橋姫」では、密通によって生まれた薫が、自身の出生に関わる謎を解く証拠物件、すなわち母女三の宮と亡き実父柏木との間で交わされた手紙の数々が入っている袋を老女房弁から受け取っている。それらの手紙に書かれてあること自体が、薫当人の出生に関わる「昔物語」である。一方、「橋姫」以降の物語は、薫当人が実地に体験してゆく、一風変わった「昔物語」となる。そのように、薫の実の父母が遺した手紙から薫当人の「物語」への連続面をとらえた上で、新たな薫論を試みた。 上記の目的(2)については、2007年度末現在、いくつかの注目すべき素材を拾い上げてみた段階である。たとえば『伊勢物語』『蜻蛉日記』『源氏物語』『紫式部集』などから、「歌語り」の生成を示唆する事例を丹念に抽出し、それらを分析・検討して論文にまとめる予定であるが、論文の完成までにはもうしばらく時間を要する。  上記の目的(3)と(4)については、当初から1年間で成果としてまとまるものとは考えていなかった。網羅的な調査・整理については特に数年の時間を費やして、充分に吟味する必要があると考えている。

  • 『長珊聞書』を中心とする中世の源氏物語古注釈の研究

    2006年  

     概要を見る

     中世の源氏物語古注釈書『長珊聞書』(陽明文庫蔵、全53冊、約3100丁分)の紙焼きコピーは、2004年7月に入手していたが、今年度は、昨年度に引き続き、この膨大な量に及ぶ資料の解読・翻刻作業を進めた。この作業は、早稲田大学大学院出身の新美哲彦・緑川真知子・横溝博の三氏の協力を得ている。この翻刻の成果については、武蔵野書院から『源氏物語古註釈叢刊』(全10巻、既刊8巻)の続刊として、全4分冊で刊行されることが決まっている。当初は、4分冊のうちの第1分冊(「桐壺」~「須磨」巻)を2006年度中に刊行する予定であったが、翻刻作業がまだ完了していないため、刊行は2007年度となる。 また、中世の源氏物語古注釈研究の一環として、一条兼良から牡丹花肖柏、そして三条西家の注釈へと至る過程をより実証的にとらえるべく、若手研究者ならびに大学院生たちとともに、研究会(原則として月1回)において未翻刻の注釈書の解読作業に取り組んでいる。現在は『肖柏問答抄』を読み進めている。さらに、この研究会での活動の成果を公にするため、論集の編纂を企画している。予定としては、2008年秋に第1集を刊行すべく調整中である。 さらに、これらの古注釈研究と並行して、平安時代の物語文学を主たる研究対象とする論文3篇などを発表した。うち2篇の論文では、特に和文(仮名文書)の生成をめぐる新たな考察を展開している。また、『堤中納言物語』「逢坂越えぬ権中納言」の生成・享受に関する論考もまとめた。

  • 『光源氏物語抄』を中心とする中世源氏古註釈と、『源氏物語』本文の研究

    2003年  

     概要を見る

     2002年度より、中世前期の古注釈書において、『源氏物語』本文の区分に関する注記がどの程度見出されるか、ということを網羅的に調査・検討した。そうした注記は、基本的にほとんど見出されないのであるが、今回の調査・検討によって、『光源氏物語抄(異本紫明抄)』の中に引用されている素寂説が、同時代の注釈に比べると、本文の区分に関してかなり先駆的であること等がわかった。このことについては、既に論文にまとめてあり、近く刊行する予定の著書『源氏物語の話声と表現世界』に、これを補正した上で収載する予定である。 これと並行して、2003年度からは、中世に成立した『源氏物語』の古注釈書のうち、重要な位置にありながらも未だに翻刻さえなされていないものに注目すべきであろうと考え、それらの注釈書に関する調査の準備をはじめた。特に、京都・陽明文庫のみに現存する『長珊聞書』(全53冊)は、室町末期までの諸注を集成する膨大な注釈書であり、注目に値するとおもわれた。『源氏物語』注釈史上とりわけ重要な「家」と目される三条西家の公条の講釈を聴聞した、長珊なる人物によってまとめられたものであるが、未だに充分な調査も翻刻もなされていない。 そこで、2003年12月、陽明文庫を訪ね、写本の調査にあたった。結果、その注釈内容は(先行する注釈の引用も含め)かなり詳細であること、殊に、他の古注釈では常に注記の分量が少ない「宇治十帖」に関しても、その量・質ともに充実していることなどが確認された。中世後期の『源氏物語』古注釈の展開を把握する上で、きわめて重要な注釈と考えられることから、全53冊、計3000丁(6000頁)を超える写本の紙焼きコピーの許可を申請し、かつはその翻刻・紹介についても許可を得ることとなった。2004年度以降、その翻刻作業に取り組むこととなろう。

  • 『うつほ物語』の表現方法、及びその本文の変容に関する研究

    2001年  

     概要を見る

     これまで、『源氏物語』の表現方法に関して多角的に研究をつづけてきたが、『源氏物語』の独自の達成をみきわめる上でも、これに先行する長篇『うつほ物語』の表現方法の検討が必須であるとおもわれる。その表現方法として、たとえば、『源氏物語』以降の物語文学よりも、むしろ男性の漢文日記に通底するような叙述が注目されてきたが、その一方で、『源氏物語』のさきがけとなるような表現も、(おもに会話文中において)見出されるようである。それらは、これまでさほど評価されてこなかったが、今後は『うつほ物語』の仮名文としての先駆的な表現に光をあてることで、平安前期の物語から『源氏物語』にいたるまでの表現方法の展開について、再検討する必要があろう。本研究では、特に、この物語全体にわたり膨大な量を占める会話文を逐一検討して、仮名文としての表現の深化を汲み取ってゆくことにした。これは、いまなお調査・検討を継続中である。 他方、『うつほ物語』においては、『源氏物語』の主人公と同様、「源氏」の正頼がいわゆる王者性らしきものを発揮して藤原摂関家を圧倒し、権力を獲得しているという点も、物語文学の根源的な特質を考える上で注目すべき問題であることに気付いた。これらの長篇物語が生成された時代は、まさに藤原摂関家の全盛期であったにもかかわらず、なぜ物語文学は「源氏」の勝利を描くのか。これまでは、『源氏物語』あるいは光源氏に関する議論が集中していたため、他の物語作品における「源氏」の問題は、論じられることが少なかったようである。そこで、『うつほ物語』の「源氏」、殊に源正頼とその子女たちについて考察した。その結果、『うつほ物語』の「源氏」は、将来の卓越した帝、あるいは新たなる皇統に寄与するような位置にあるという特徴がとらえられた。これについては、シンポジウム報告・学会発表でとりあげたのち、論文にまとめている。

 

現在担当している科目 【 表示 / 非表示

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担当経験のある科目(授業) 【 表示 / 非表示

  • 国際日本学研究指導 D

    早稲田大学大学院文学研究科  

    2019年04月
    -
    継続中
     

  • 日本文学研究指導 D

    早稲田大学大学院文学研究科  

    2004年04月
    -
    継続中
     

  • 日本文学研究指導 M

    早稲田大学大学院文学研究科  

    2004年04月
    -
    継続中
     

  • 日本文学演習

    早稲田大学大学院文学研究科  

    2004年04月
    -
    継続中
     

  • 言語文化ゼミ(ことばと文学・ことばと美意識)

    早稲田大学文化構想学部  

    2020年04月
    -
    2021年03月
     

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委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2020年12月
    -
    継続中

    日本文学協会  運営委員

  • 2015年05月
    -
    継続中

    中古文学会  編集委員

  • 2011年05月
    -
    継続中

    中古文学会  常任委員

  • 2004年04月
    -
    継続中

    平安朝文学研究会  委員(事務局担当)

  • 2001年12月
    -
    継続中

    早稲田大学国文学会  評議員

社会貢献活動 【 表示 / 非表示

  • NHK文化センター 青山教室での講座担当

    NHK文化センター 青山教室 

    2018年04月
    -
    2021年03月

  • 早稲田大学エクステンションセンターでの講座担当

    早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 

    2008年04月
    -
    2018年12月