Updated on 2024/12/21

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KAWASE, Yoshiteru
 
Affiliation
Faculty of Letters, Arts and Sciences, School of Humanities and Social Sciences
Job title
Professor

Committee Memberships

  • 2014.12
    -
    Now

    文化庁  文化財買取評価員

Professional Memberships

  •  
    -
    Now

    早稲田大学美術史学会

  •  
     
     

    美術史学会

Research Areas

  • History of arts   日本彫刻史、仏教美術史、文化財学、文化財修理論
 

Papers

  • 甦った鎌倉殿

    川瀬由照

    芸術新潮   73 ( 7 ) 22 - 23  2022.07  [Invited]

    Authorship:Lead author

Books and Other Publications

  • 東大寺・正倉院と興福寺

    浅井, 和春, 朴, 亨國, 川瀬, 由照, 杉本, 一樹, 谷口, 耕生, 箱崎, 和久, 田中, 陽子

    小学館  2013.09 ISBN: 9784096011034

Presentations

  • 開山堂良弁僧正像再考

     [Invited]

    第20回ザ・グレイトブッダ・シンポジウム 良弁僧正-伝承と実像の間-  (東大寺総合文化センター内金鐘ホール)  東大寺・大仏奉賛会

    Presentation date: 2022.12

    Event date:
    2022.12
     
     
  • 日本彫刻史上における能面の魅力

    川瀬由照  [Invited]

    能をめぐる美の世界 

    Presentation date: 2020.11

Research Projects

  • Construction and Implementation of a Deep Learning System for Estimating the Production Date and Region of Buddhist Statues

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2023.04
    -
    2028.03
     

  • ディープラーニングによる仏像の系譜に関する研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    Project Year :

    2023.04
    -
    2028.03
     

    藤岡 穣, 肥田 路美, 川瀬 由照, 山口 隆介, 大澤 信, 大河内 智之, 濱田 瑞美, 豊山 亜希, 稲本 泰生, 中島 悠太, 長原 一, 皿井 舞, 内記 理

  • Research on Chinese Wooden Buddhist Sculptures in Japan

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2023.04
    -
    2028.03
     

  • 背後世界との関係を媒介する仏像の研究―納入品と立地に着目して

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    Project Year :

    2022.04
    -
    2026.03
     

    川瀬 由照, 長岡 龍作, 神田 雅章, 瀬谷 貴之, 近藤 暁子, 皿井 舞, 久慈 麻亜沙

  • Comprehensive Research on the Creation Dates and Creators of Noh and Kyogen Masks

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    Project Year :

    2019.04
    -
    2024.03
     

  • Comprehensive research on the representational function of Buddha statues: Focusing on Space, Decoration, and Internal

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2016.04
    -
    2020.03
     

    Ariga Yoshitaka

     View Summary

    The purpose of this reseach was to clarify the "Representative function of the Buddha statues" while taking into consideration the religious meanings of the Buddha statues, as "living Buddha" and "Holy miracle." For that purpose, we focused on the three viewpoints of (1) the location of the Buddha statues, (2) the Decoration, and (3) the Internal of statues, and conducted a thorough survey by selecting Buddha statues that are closely related. As a result, in four years, we surveyed the 69 statues and 4 objects in 20 temples/shrines, 10 statues in 7 public institutions, 1 statue in personal collection. And we published a research result report in the form of a booklet containing detailed research reports and images, and sent it to related organizations and researchers to open the research results.

  • Shojin and Reigen-The fundamental research for the Buddhist statues focusing on the religious meaning

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (A)

    Project Year :

    2011.04
    -
    2014.03
     

    ARIGA Yoshitaka, ASAI Kazuharu, YAMAMOTO Tutomu, IWASA Mituharu, MUKASA Akira, IZUMI Takeo, NAGAOKA Ryusaku, TSUDA Tetsuei, SEYA Takayuki, KAWASE Yoshiteru, UNNO Hiroyuki

     View Summary

    During three years, we have conducted the research in the area including Tohoku(Miyagi), Kanto/Koshinetsu(Chiba, Kanagawa), Kansai(Kyoto, Nara),Chugoku district(Yamaguchi), Shikoku(Kochi) . Therefore we got the data and photos of 102 statues. After we finished the research, we published the research report (volume of texts: 129pages, volume of figures: 268pages) on March, 2014. Because of the distribution of the reports, we believe that we could make an important contribution to academic world and society.

  • Research on gilding techniques of Japanese bronze Buddhist images from the 7th century to the 16th century

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    Project Year :

    2006
    -
    2008
     

    TSUDA Tetsuei, SARAI Mai, HAYAKAWA Yasuhiro, ASAI Kazuharu, KAZIMA Masaru, KAWASE Yoshiteru, HAGIWARA Hajime, PARK Hyounggook, MATSUSHIMA Tomohide, MYOCHIN Motoya

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Misc

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Syllabus

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Internal Special Research Projects

  • 神仏習合と修験に関する調査研究

    2023  

     View Summary

    本研究ではこれまでの受けた特待課題の研究を受け、修験美術における神仏習合について研究を行った。その中心として日光山輪王寺が所蔵する銅造神像について研究を行った。同寺には壮年相の男神像と女神像が一対で祀られている。体部に嘉元3年(1305)十二月、願主当上人覚音の刻銘を有する。近年これと同銘文の若年相の男神像が見いだされ、法量や材質、作風の近似から三軀の一対像であることが判明した。輪王寺の二像ではわからなかった位置づけが若年相男神像を加えることで日光三山の垂迹神を表したものであることが明確になった。つまり古来より男体山、女峰山、太郎山は日光山の垂迹神が宿り、絵画では輪王寺所蔵の正和二年(1313)、正和五年(1316)銘の板絵があり、中央に女神、左右に男神を配する。彫像で三神を表したものはほとんどなく、本彫像は重要作例とみられる。女神は女峰山を表し、若年相の男神は太郎山になるかと考えられ、壮年相は男体山になろう。本一具では女神と壮年相男神像が片足を下げてもう一方を組んで坐す。若年相男神像が両足裏を合わせて坐す姿になり、三尊形式としては若年相が中央で、左右に女神と壮年相が配する形式になろう。ただ絵画作品に比べると足の組み方が異なり、先述の板絵は中央に女神を配する。さらに同寺所蔵の絹本著色の掛軸装では壮年男像と女神を対にしてその向かいに若年相男神像を描く。対の男女神は片足を下げ、若年相は両足を合わせて坐る形式となっている。一様でない表現形式については今後再検討したいが、半跏踏み下げの像は仏像では東大寺大仏脇侍や興福院三尊脇侍など奈良時代より脇侍像に見られる表現である。神像では大将軍神像に見られるが少ない。つまり仏像の脇侍を意識して三尊形式をあらわすために行われた表現であろう。おそらく日光山と奈良との関係からつくられた形式を想定され、その端緒についての考察は次の課題としたい。

  • 修験道儀礼と仮面制作・奉納に関する研究

    2022  

     View Summary

    わが国には多くの古面が伝来するが、室町時代以前の作品で伝来しているのはほとんど古社寺である。しかしなぜそこに伝来しているのかについて考察したものは少なく、その理由について、本研究では儀礼の観点から調査研究を行った。室町以前の古面の銘文を見るとその記述内容は制作年代、制作者が多いが奉納やその奉納先の名を記すものがある。その多くはいずれも山岳信仰に関係する古社寺であることが多い。前回調査を行った日光山をはじめ、その他では白山や吉野山、金峯山に関わる寺社に伝わる古面に「奉納」を記すものがあり、神体となる山の神に関わる神の面を制作し、奉納儀礼を行うことによって感得を期待しての作面との可能性がみられた。

  • 中近世の古面の成立に関する調査研究

    2021  

     View Summary

    我が国の中世古面の制作状況についてはさほど明確になっていないため、これを明らかにするために中世の古面の制作目的等について考察を行った。栃木県日光山には室町期の優れた古面が数多く遺存し、中でも女面が多い。こうした理由について今回滝尾山に関連することと、同山における儀礼によるものではないかとの結論に至った。滝尾山は女峰山とも称され、田心姫命が祀られる。滝尾山に入峯する滝尾上人はみな法華経を奉納し、それ以外に法具などを奉納することもあった。代々の上人の中には女面を奉納する上人がおり、女峰山である滝尾権現として女面を制作、奉納儀礼を行うことによって田心姫命の感得を期待してのことではないかと考えられる。

  • 中国南宋以降彫像におけるわが国中近世の仏像への影響に関する調査研究

    2020  

     View Summary

    南宋以降の彫像がわが国の仏像に及ぼした影響と、鎌倉期以降の彫像製作における中国彫像の受容について考察した。北宋・南宋時代の彫刻は猫背の姿勢が特徴で背面の肉取りは単純な面構成で造形される。面貌では所謂のっぺりとした表現で、長瀧寺韋駄天像にみる長い眉や切れ長の目や太い鼻梁の鼻もその特徴である。鎌倉大仏に代表される宋風の影響が強いとされる仏像にはこうした表現がみられるが、忠実な再現ではなく、のっぺりとした面貌にはしない。慶派の仏像にみる理知的な彫像の影響もあり、取捨選択された中国風彫像が院派仏師によって完成され、近世に至るまで院派風の作風がわが国の仏像様式の一典型として存在した可能性も考えられる。

  • 南都近世彫刻の調査研究

    2018  

     View Summary

    近世の奈良では南北朝期慶派の流れを汲む高天仏師以降彫刻制作の工房が分派していった。本研究では奈良県の唐招提寺覚盛上人像や金峯山寺蔵王権現像等の実査を行うことによって当時の工房の成立と活動実態についての研究を行った。その結果、高天仏師から派生したとみられる椿井仏師は奈良椿井町に住していたかもしれないが当初は唐招提寺や法隆寺などの現地工房での制作から始まったことが判明し、桃山時代の下御門仏師は兄弟・親戚等同族組織に加え、中世慶派と同じく大型彫像には大工衆とともに制作を行い、当時の豊臣・徳川政権での大規模造営に対応していたことがわかった。研究成果は『國華』と『唐招提寺の伝統と戒律』に投稿した。