2024/02/29 更新

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ツジウチ タクヤ
辻内 琢也
所属
人間科学学術院 人間科学部
職名
教授
学位
博士(医学) ( 1999年03月 東京大学 )

経歴

  • 2016年04月
    -
    継続中

    浜松医科大学医学部・看護学部非常勤講師(医療人類学)

  • 2014年10月
    -
    継続中

    早稲田大学災害復興医療人類学研究所所長

  • 2007年04月
    -
    2016年03月

    早稲田大学人間科学学術院准教授

  • 2013年04月
    -
    2014年03月

    ハーバード大学難民トラウマ研究所客員研究員、マサチューセッツ総合病院精神科客員研究員

  • 2003年04月
    -
    2006年03月

    早稲田大学人間科学部助教授

  • 2002年04月
    -
    2004年03月

    共立女子大学家政学部非常勤講師(臨床心理学)

  • 2001年04月
    -
    2004年03月

    浜松医科大学医学部非常勤講師(公衆衛生学)

  • 2002年04月
    -
    2003年03月

    早稲田大学大学院文学研究科非常勤講師(心理学研究)

  • 2002年01月
    -
    2002年05月

    東京大学医学部附属病院心療内科医員

  • 1999年04月
    -
    2001年12月

    健生会クリニック(内科・心療内科・神経科)診療室長

  • 1994年06月
    -
    1997年03月

    関東医療少年院(内科)法務医官

  • 1992年05月
    -
    1994年05月

    東京警察病院内科臨床研修医

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学歴

  •  
    -
    2004年

    千葉大学大学院   社会文化科学研究科   健康環境論(文化人類学)専攻  

  •  
    -
    1999年

    東京大学大学院   医学系研究科   内科学・ストレス防御心身医学専攻  

  •  
    -
    1992年

    浜松医科大学   医学部   医学科  

所属学協会

  •  
     
     

    日本トラウマティック・ストレス学会

  •  
     
     

    日本質的心理学会

  •  
     
     

    日本東洋医学会

  •  
     
     

    日本自殺予防学会

  •  
     
     

    日本公衆衛生学会

  •  
     
     

    日本社会福祉学会

  •  
     
     

    日本臨床死生学会

  •  
     
     

    日本心療内科学会

  •  
     
     

    早稲田文化人類学会

  •  
     
     

    日本文化人類学会

  •  
     
     

    日本心身医学会

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研究分野

  • 文化人類学、民俗学   医療人類学 / 精神神経科学   精神医学 / 医療管理学、医療系社会学   医療社会学 / 衛生学、公衆衛生学分野:実験系を含まない / 内科学一般

研究キーワード

  • 福島原発事故

  • 東日本大震災

  • 医療人類学

  • 精神保健

  • 文化人類学

  • 精神医学

  • 社会医学

  • 心身医学

  • PTSD

  • グローバルヘルス

  • 補完代替医療

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受賞

  • 学会奨励賞『優秀演題賞』

    2021年08月   日本トラウマティック・ストレス学会  

  • 高木賞奨励賞

    2018年   全日本鍼灸学会  

    受賞者: 高梨知揚, 西村桂一, 辻内琢也

  • 第16回(2014年度)身体疾患と不安・抑うつ研究会賞

    2014年08月  

  • 第32年回(2013年度)日本社会薬学会「SP(Social Pharmacy)」賞

    2013年10月  

    受賞者: 菊地真実, 辻内琢也

  • 第11回(1997年度)日本心身医学会石川記念賞

    1997年05月  

メディア報道

  • 分断の果てに“原発事故避難者”は問いかける

    テレビ・ラジオ番組

    執筆者: 本人以外  

    日本放送協会(NHK)   明日へつなげよう(NHK総合)  

    https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/article/1354.html  

    2020年09月

  • “分断”された故郷で~原発事故7年 めざした復興の今~

    テレビ・ラジオ番組

    執筆者: 本人以外  

    日本放送協会(NHK)   東北ココから(仙台放送局)  

    https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/article/1354.html  

    2018年07月

  • 震災6年 埋もれていた子どもたちの声 ~“原発避難いじめ”の実態

    テレビ・ラジオ番組

    執筆者: 本人以外  

    日本放送協会(NHK)   クローズアップ現代【No.3947】  

    https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3947/  

    2017年03月

  • 心をサポートする体制作り

    テレビ・ラジオ番組

    執筆者: 本人以外  

    日本放送協会(NHK)   視点・論点  

    http://blog.livedoor.jp/tsujiuchi_labo/archives/1067690565.html  

    2016年06月

  • 原発事故・避難者アンケート―何が福島の人々を苦しめているのか―

    テレビ・ラジオ番組

    執筆者: 本人以外  

    日本放送協会(NHK)   ハートネットTV(Eテレ)  

    https://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/2300/217547.html  

    2015年05月

  • “帰りたい… 帰れない…”~福島の避難者 それぞれの選択~

    テレビ・ラジオ番組

    執筆者: 本人以外  

    日本放送協会(NHK)   クローズアップ現代【No.3629】  

    https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3629/  

    2015年03月

  • 被災者1万人の声~復興はどこまで進んだのか~〔シリーズ東日本大震災 震災4年〕

    テレビ・ラジオ番組

    執筆者: 本人以外  

    日本放送協会(NHK)   NHKスペシャル  

    https://www.nhk.or.jp/special/detail/20150308.html  

    2015年03月

  • Fukushima:Two Years Later

    テレビ・ラジオ番組

    執筆者: 本人以外  

    NHK World  

    2013年04月

  • 3.11あの日から2年、福島のいまを知っていますか~西田敏行が見つめる福島のいま~

    テレビ・ラジオ番組

    執筆者: 本人以外  

    日本放送協会(NHK)   NHKスペシャル  

    2013年03月

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論文

  • 福島県内仮設住宅居住者にみられる高い心的外傷後ストレス症状-原子力発電所事故がもたらした身体・心理・社会的影響-

    辻内琢也, 小牧久見子, 岩垣穂大, 増田和高, 山口摩弥, 福田千加子, 石川則子, 持田隆平, 小島隆矢, 根ヶ山光一, 扇原淳, 熊野宏昭

    心身医学   56 ( 7 ) 723 - 736  2016年07月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

     概要を見る

    本研究は、東日本大震災に伴って発生した福島原子力発電所事故の2年後に、福島県内の仮設住宅において避難生活を送る住民の心的外傷後ストレス症状と、そのストレスに影響を与える身体・心理・社会的要因を明らかにしたものである。2,425世帯に対して無記名で任意回答のアンケート用紙を配布し、745名(回答率30.7%)の回答を得た。欠損値を除く661名の解析を行ったところ、IES-Rの平均値が34.20±20.56であり、PTSDの可能性に対する高いリスクを示すカットオフ値24/25を超えた者が62.56%であった。PTSDの可能性との関連を多重ロジスティック回帰分析で検討した結果、「経済的困難」(OR:2.34、95%CI:1.30〜4.24)、「賠償の心配」(OR:4.16、95%CI 1.26〜13.76)、「持病の悪化」(OR:2.94、95%CI:1.63〜5.30)、「新疾患の罹患」(OR:2.20、95%CI:1.21〜3.99)、「相談者の不在」(OR:1.92、95%CI:1.07〜3.42)が有意な予測因子として認められた。これまでに世界各地で報告されてきた他の災害と比較しても、原発事故被災者にきわめて高い外傷後ストレス症状が認められた理由として、事故に対する補償や賠償といった問題など、本災害の人為災害としての要素が重要であると考えられた。(著者抄録)

    DOI

  • High Prevalence of Post-Traumatic Stress Symptoms in Relation to Social Factors in Affected Population One Year after the Fukushima Nuclear Disaster

    Takuya Tsujiuchi, Maya Yamaguchi, Kazutaka Masuda, Marisa Tsuchida, Tadashi Inomata, Hiroaki Kumano, Yasushi Kikuchi, Eugene F. Augusterfer, Richard F. Mollica

    PLOS ONE   11 ( 3 )  2016年03月  [査読有り]

     概要を見る

    Objective
    This study investigated post-traumatic stress symptoms in relation to the population affected by the Fukushima Nuclear Disaster, one year after the disaster. Additionally, we investigated social factors, such as forced displacement, which we hypothesize contributed to the high prevalence of post-traumatic stress. Finally, we report of written narratives that were collected from the impacted population.
    Design and Settings
    Using the Impact of Event Scale-Revised (IES-R), questionnaires were sent to 2,011 households of those displaced from Fukushima prefecture living temporarily in Saitama prefecture. Of the 490 replies; 350 met the criteria for inclusion in the study. Multiple logistic regression analysis was performed to examine several characteristics and variables of social factors as predictors of probable post-traumatic stress disorder, PTSD.
    Results
    The mean score of IES-R was 36.15 +/- 21.55, with 59.4% having scores of 30 or higher, thus indicating a probable PTSD. No significant differences in percentages of high-risk subjects were found among sex, age, evacuation area, housing damages, tsunami affected, family split-up, and acquaintance support. By the result of multiple logistic regression analysis, the significant predictors of probable PTSD were chronic physical diseases (OR = 1.97), chronic mental diseases (OR = 6.25), worries about livelihood (OR = 2.27), lost jobs (OR = 1.71), lost social ties (OR = 2.27), and concerns about compensation (OR = 3.74).
    Conclusion
    Although there are limitations in assuming a diagnosis of PTSD based on self-report IES-R, our findings indicate that there was a high-risk of PTSD strongly related to the nuclear disaster and its consequent evacuation and displacement. Therefore, recovery efforts must focus not only on medical and psychological treatment alone, but also on social and economic issues related to the displacement, as well.

    DOI

    Scopus

    35
    被引用数
    (Scopus)
  • 福島原発事故10 年の経験から学ぶ―当時小学生だった若者達との対話から

    平田修三, 金智慧, 鴨下全生, 藤井豪, 菊池翔大, 阿部ゆりか, 櫻田昂樹, 原田光汰, 加藤裕美, 高村柚奈, 鵜沼はな, 越沼愛美, 田中翔大, 富塚悠吏, 遠藤凌佑, 小島隆矢, 増田和高, 桂川泰典, 熊野宏昭, 日高友郎, 扇原淳, 辻内琢也

    人間科学研究   35 ( 2 ) 353 - 362  2022年

    担当区分:最終著者

  • 被災当事者の語りに耳を傾け学ぶことの意義

    萩原裕子, 中川博之, 愛甲裕, 猪股正, 辻内琢也

    人間科学研究   35 ( 1 ) 261 - 265  2022年

    担当区分:最終著者

  • 人総研シンポジウム抄録:福島原発事故10年の経験から学ぶ―小学生だった若者達との対話から

    平田修三, 金智慧, 鴨下全生, 藤井豪, 菊池翔大, 櫻田昂樹, 原田光汰, 高村柚奈, 越沼愛美, 田中翔大, 遠藤凌佑, 小島隆矢, 増田和高, 桂川泰典, 熊野宏昭, 日高友郎, 扇原淳, 辻内琢也

    人間科学研究   35 ( 1 ) 249 - 252  2022年

    担当区分:責任著者

  • 薬を飲むこと,やめることの意味ーHIVとともに生きる人の語りをもとにした事例研究

    首藤真由美, 鈴木勝己, 野村亜由美, 辻内琢也

    日本看護科学会雑誌   42   588 - 594  2022年  [査読有り]

    担当区分:最終著者

    DOI

  • 原発事故による県外避難者のメンタルヘルスと生活状況との関連 震災支援ネットワーク埼玉による2018年の調査から

    岩垣 穂大, 辻内 琢也, 金 智慧, 大橋 美の里, 賈 一凡, 中川 博之, 愛甲 裕, 猪股 正, 扇原 淳

    心身医学   61 ( 7 ) 629 - 641  2021年10月  [査読有り]

     概要を見る

    本研究は、原発事故による県外避難者の生活やメンタルヘルスにおける課題を明らかにすることを目的とした。対象者は原発事故で首都圏に避難中の4,905世帯とした。調査期間は2017年10月~2018年1月であった。回収できた362部(回収率7.4%)を集計の対象とした。調査の結果、気分・不安障害調査票(K6)得点13点以上の割合は20.2%であった。17点以上の割合は10.8%であった。ロジスティック回帰分析の結果、経済的困難「なし」群に対し、「あり」群における心理的苦痛の調整済みオッズ比は3.906と有意な正の関連を示した。自由記述の分析では、経済的な悩み・不安、仕事に関する悩み・不安、加齢に対する悩み・不安などの課題が明らかとなった。これらの結果から、個別具体的な支援活動を強化すること、複雑に絡み合う生活課題を解決するワンストップの相談機関の設置を制度化すること、民間支援団体が新たなコミュニティ育成のために行う交流会やイベントへの公的支援を充実させる必要性が示唆された。(著者抄録)

  • コロナ!人狼探しはもうやめよう-科学・医学の不確実性から考える

    辻内琢也

    こころの未来   ( 24 ) 21 - 25  2021年  [招待有り]

  • 原発避難者の被害実態について―精神医学的見地から

    辻内琢也

    法と民主主義   ( 558 ) 9 - 13  2021年  [招待有り]

  • 多領域協働による社会的ケアの実践-原発事故後の支援者達の多声的な語りの分析

    金智慧, 増田和高, 辻内琢也

    プロジェクト研究   ( 15 ) 33 - 47  2021年  [査読有り]

    担当区分:最終著者

  • 復興庁への要望書―原発事故・支援のフィールドワークから

    辻内琢也

    学術の動向   26 ( 3 ) 52 - 57  2021年  [招待有り]

  • HIV陽性者の長期治療における病いの意味づけ―生活者としての経験に焦点を当てた1事例

    首藤真由美, 辻内琢也

    文化看護学雑誌   13 ( 1 ) 19 - 27  2021年  [査読有り]

    DOI

  • シンポジウム:医療における共感を考える 司会のことば

    辻内琢也, 阿部哲也

    心身医学   60 ( 7 ) 589 - 591  2020年  [招待有り]

    DOI

  • フクシマの医療人類学:構造的暴力による社会的虐待論

    辻内琢也

    N:ナラティヴとケア   ( 10 ) 35 - 45  2019年  [招待有り]

  • 医療人類学からみたフィールド医学の意義

    辻内琢也

    心身医学   59 ( 4 ) 337 - 344  2019年  [招待有り]

    DOI

  • 「人と人」・「人と社会」 のつながりが心身の健康に与える影響

    岩垣 穂大, 辻内 琢也

    心身医学   59 ( 4 ) 328 - 336  2019年  [招待有り]

    担当区分:最終著者

     概要を見る

    <p>住民同士の支え合い活動の中で生まれる 「人と人」 ・ 「人と社会」 のつながりは信頼・規範・ネットワークを基盤とするソーシャル・キャピタル (social capital) の概念でとらえることができる.</p><p>今回の報告では筆者が地域包括支援センターの業務の中で出会った対照的なA・Bの例を紹介し, ソーシャル・キャピタルの概念を用い 「人と人」 ・ 「人と社会」 のつながりが心身の健康に与える影響について考察した. 同じ地域に住んでいてもAは地縁組織とまったく接点をもたず, 公的な支援も拒否しつづけた結果, 孤立死に至ってしまった. 一方Bは地域, ボランティアとつながり, さまざまな活動に参加し, 役割や生きがいをもって自立した生活を送っている. この対照的な2人の事例から, わが国の高齢者福祉の課題や今後の目標について示した. さらに地域で行われている 「だれでも食堂」 の事例から, 地域活動を通して信頼関係を構築し, 社会へつながるための自立支援の重要性を示した.</p>

    DOI CiNii

  • ソーシャル・キャピタルを活用した災害に強いまちづくり;福島原子力発電所事故による県外避難者受け入れ経験から

    岩垣穂大, 辻内琢也, 扇原 淳

    日本災害復興学会論文集   ( 12 ) 21 - 29  2018年  [査読有り]

    DOI

  • 在宅緩和ケアにおける鍼灸治療の導入をめぐる他職種の意識

    高梨 知揚, 辻内 琢也

    Palliative Care Research   12 ( Suppl. ) S412 - S412  2017年06月

  • 原発災害が被災住民にもたらした精神的影響

    辻内琢也

    学術の動向   22 ( 4 ) 8 - 13  2017年04月  [招待有り]

    DOI

  • 福島原子力発電所事故により県外避難する高齢者の個人レベルのソーシャル・キャピタルとメンタルヘルスとの関連.

    岩垣穂大, 辻内琢也, 増田和高, 小牧久見子, 福田千加子, 持田隆平, 石川則子, 赤野大和, 山口摩弥, 猪股 正, 根ヶ山光一, 小島隆矢, 熊野宏昭, 扇原 淳

    心身医学   57 ( 2 ) 173 - 184  2017年02月  [査読有り]

     概要を見る

    本研究は、原発事故によって福島県から東京都・埼玉県に避難されている高齢者の個人レベルのソーシャル・キャピタル(以下、SC)とメンタルヘルスの関連を明らかにすることを目的とした。調査は2014年3、4月に実施し、3,599世帯を対象に自記式質問紙調査を行った。回収できた772世帯分(回収率21.5%)の中から、65〜85歳までの高齢者229名分を分析の対象とした。多重ロジスティックモデルにより、個人レベルのSCとストレスとの関連について分析したところ、性、年齢、経済状況、持病の有無、転居回数を調整しても、近隣住民への信頼・助け合いの意識などの認知的指標や近隣であいさつを交わす人数、趣味・娯楽活動への参加頻度といった構造的指標が低い群ほど、高いストレス状態にあることが統計学的に有意に認められた。したがって、豊かなSCを醸成することによりメンタルヘルスを向上させる支援が今後重要になると考えられる。(著者抄録)

    DOI

  • 過敏性腸症候群患者の治療プロセスに関する質的研究:複線経路等至性モデルによる検討

    川西ひとみ, 辻内琢也, 藤井靖, 野村忍

    心身医学   57 ( 1 ) 59 - 68  2017年  [査読有り]

  • 大災害時におけるソーシャル・キャピタルと精神的健康-福島原子力災害の調査・支援実績から-

    岩垣穂大, 辻内琢也, 扇原淳

    心身医学   57 ( 10 ) 1013 - 1019  2017年  [査読有り]

     概要を見る

    災害復興におけるソーシャル・キャピタルの役割が注目されている。ソーシャル・キャピタルとは「社会関係資本」と訳され、他者への信頼感、助け合いの意識、ネットワーク、社会参加などで評価される人間関係の強さを表す概念である。先行研究において、災害発生時、ソーシャル・キャピタルの豊かな地域ではPTSDやうつといった精神疾患の発症リスクが低いとの報告も行われている。本研究では福島第一原子力発電所事故からの避難者を対象にソーシャル・キャピタルとメンタルヘルスの関連について調査を行った。その結果、高齢者を対象とした調査、子育て中の母親を対象とした調査のいずれも、個人レベルのソーシャル・キャピタルが豊かなほどメンタルヘルスが悪化しにくいことが明らかとなった。今後、ソーシャル・キャピタル醸成の視点を取り入れた災害復興政策を行っていくことが重要であると考えられた。(著者抄録)

    DOI

  • パネルディスカッション:大災害ストレスの心身医学 司会のことば

    辻内琢也, 村上典子

    心身医学   57 ( 10 ) 997 - 998  2017年  [招待有り]

  • 福島原子力発電所事故により自主避難する母親の家族関係及び個人レベルのソーシャル・キャピタルとメンタルヘルスとの関連

    岩垣穂大, 辻内琢也, 小牧久見子, 福田千加子, 持田隆平, 石川則子, 赤野大和, 桂川泰典, 増田和高, 小島隆矢, 根ヶ山光一, 熊野宏昭, 扇原 淳

    社会医学研究   34 ( 1 ) 21 - 29  2017年  [査読有り]

     概要を見る

    東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故により、2016年3月現在でも避難指定区域外の多くの住民が自主的に避難を続けている。自主避難者の中でも特に、子育て中の母親は経済的な負担や放射線被曝への心配に加え、子育て負担の増加や家族関係の変化、避難先での人間関係の希薄化等よるメンタルヘルスの悪化が指摘されている。本研究では、子どもを持ち自主的に避難を続ける20歳から49歳までの母親241名を対象とし、家族関係及びソーシャル・キャピタルとメンタルヘルスとの関連について明らかにすることを目的とした。同居家族の有無と母親の抑うつ状態(CES-D:26点以上)との関連について多重ロジスティックモデルによる分析を行ったところ、母子のみで生活する母親は家族と同居する母親に比べ2.502倍(95%CI:1.125-5.563)抑うつが疑われる状態にあることが明らかになった。また、近隣住民への信頼感が高い母親に比べ、低い母親は5.434倍(95%CI:1.384-21.339)、地域活動への参加頻度が高い母親に比べて、低い母親は3.244倍(95%CI:1.083-9.718)抑うつが疑われる状態にあることが明らかになった。今後、特に母子のみで避難する母親の支援においては、子育てサークル等の地域で行われるインフォーマルな組織への参加を通して、他者への信頼感や地域活動への参加度を高め、ソーシャル・キャピタルを醸成していくことが重要であると考えられる。(著者抄録)

  • Development and evaluation of an electromagnetic hypersensitivity questionnaire for Japanese people.

    Sachiko Hojo, Mikiko Tokiya, Masami Mizuki, Mikio Miyata, Kumiko T Kanatani, Airi Takagi, Naomi Tsurikisawa, Setsuko Kame, Takahiko Katoh, Takuya Tsujiuchi, Hiroaki Kumano

    Bioelectromagnetics   37 ( 6 ) 353 - 72  2016年09月  [国際誌]

     概要を見る

    The purpose of the present study was to evaluate the validity and reliability of a Japanese version of an electromagnetic hypersensitivity (EHS) questionnaire, originally developed by Eltiti et al. in the United Kingdom. Using this Japanese EHS questionnaire, surveys were conducted on 1306 controls and 127 self-selected EHS subjects in Japan. Principal component analysis of controls revealed eight principal symptom groups, namely, nervous, skin-related, head-related, auditory and vestibular, musculoskeletal, allergy-related, sensory, and heart/chest-related. The reliability of the Japanese EHS questionnaire was confirmed by high to moderate intraclass correlation coefficients in a test-retest analysis, and high Cronbach's α coefficients (0.853-0.953) from each subscale. A comparison of scores of each subscale between self-selected EHS subjects and age- and sex-matched controls using bivariate logistic regression analysis, Mann-Whitney U- and χ(2) tests, verified the validity of the questionnaire. This study demonstrated that the Japanese EHS questionnaire is reliable and valid, and can be used for surveillance of EHS individuals in Japan. Furthermore, based on multiple logistic regression and receiver operating characteristic analyses, we propose specific preliminary criteria for screening EHS individuals in Japan. Bioelectromagnetics. 37:353-372, 2016. © 2016 The Authors. Bioelectromagnetics Published by Wiley Periodicals, Inc.

    DOI PubMed

    Scopus

    8
    被引用数
    (Scopus)
  • 東日本大震災に伴う原発事故による県外避難者のストレス反応に及ぼす社会的要因~縦断的アンケート調査から~

    山口摩弥, 辻内琢也, 増田和高, 岩垣穂大, 石川則子, 福田千加子, 平田修三, 猪股正, 根ヶ山光一, 小島隆矢, 扇原淳, 熊野宏昭

    心身医学   56 ( 8 ) 819 - 832  2016年08月  [査読有り]

     概要を見る

    本研究は、東日本大震災から1年経過した時期および2年経過した時期に、埼玉県内または東京都において避難生活を送る福島県民の世帯に対して行ったアンケート調査の結果である。2011年に発生した東日本大震災は、原子力発電所事故を伴ったことによって、全国に県外避難者を生み出したことが、これまでの自然災害と決定的に異なる特徴である。震災から1年後の2012年調査の結果からは、男性において生活費の心配や失業がストレス反応に影響していることが示され、女性において住宅の被災状況や人間関係、原発に対する賠償問題などがストレス反応に影響していることが示された。一方、2013年調査の結果からは、男女ともに苦しい経済状況、健康状態の悪化、避難者というスティグマ、家族関係や近隣関係、住環境などがストレス反応に影響していることが示され、年月の経過とともに、ストレスが、震災の直接的影響よりも避難生活に起因するものになってきていることが明らかとなった。(著者抄録)

    DOI

  • 在宅緩和ケアにおける鍼灸治療の意味 患者の語りからの考察

    高梨 知揚, 辻内 琢也

    全日本鍼灸学会学術大会抄録集   65回   281 - 281  2016年05月

  • 鍼灸師と連携している在宅療養支援診療所医師らの連携経験の実態調査 -在宅緩和ケアにおける連携経験の語りの質的分析を中心に-

    高梨知揚, 西村桂一, 辻内琢也

    全日本鍼灸学会雑誌   66 ( 2 ) 90 - 100  2016年  [査読有り]

    担当区分:最終著者

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    【目的】本研究では、在宅療養支援診療所医師を対象として、在宅緩和ケアにおける鍼灸師との連携経験の実態を明らかにすることを目的とする。【対象と方法】在宅療養支援診療所297施設の医師を対象とした質問紙調査において得られた、「在宅緩和ケアに鍼灸が関わることについてどのように考えるか」に関する68の自由記述内容を、KJ法を用いて分析した。また質問紙調査にて現在鍼灸師と連携していると回答した5施設の医師を対象に連携の経験に関して半構造化面接を行い、グラウンデッド・セオリー・アプローチ(GTA)の手法を用いて質的分析を行った。【結果】質問紙調査からは、[関わる上で求められるもの]、[関わりへの前向きな見解]、[関わりを持つ困難さ]、「関わることの意義」、[知られていない鍼灸]、[リスクが生じる可能性]の6つのカテゴリーが抽出された。インタビュー調査からは、[鍼灸の必要性]、[ケアを共有する経験]、[ケアの広がりの認識]、[連携意識の強化」、[連携することの困難]の5つのカテゴリーが抽出された。インタビュー調査から得られたカテゴリーの関連性を検討した結果、連携の背景には[鍼灸の必要性]が存在しており、また、カンファレンスや対面でのやりとりなど、直接的な情報共有を含めた[ケアを共有する経験]が、鍼灸師が関わることによる[ケアの広がりの認識」および、鍼灸師との[連携意識の強化]に繋がっていた。一方で、[ケアを共有する経験]が円滑にできない状況では、鍼灸師との[連携することの困難]が生じていた。【結語】複数の手段を用いた情報共有や患者ケアの状況を経時的に共有する連携経験は、共にケアをする感覚を醸成し、鍼灸師の仕事内容や役割を可視化させ、チームメンバーとしての認識を生み出していたと考えられた。一方で、医師と鍼灸師の間には連携を阻害する職種間の「壁」が存在する可能性も示された。(著者抄録)

  • 心身医学的見地からみた化学物質過敏症

    辻内琢也

    アレルギーの臨床   36 ( 6 ) 530 - 534  2016年

  • 在宅医療にかかわる薬剤師の患者に対する直接接触行為に関する研究-必要性の認識と行為頻度-

    菊地真実, 辻内琢也

    社会薬学   35 ( 1 ) 10 - 22  2016年  [査読有り]

    担当区分:最終著者

  • 原発事故広域避難者のトラウマに対する社会的ケアの構築

    辻内琢也

    分子精神医学   15 ( 3 ) 238 - 241  2015年07月

  • 鍼灸師との連携に対する在宅療養支援診療所医師の意識 在宅緩和ケアにおける連携を中心に

    高梨 知揚, 西村 桂一, 辻内 琢也

    全日本鍼灸学会学術大会抄録集   64回   252 - 252  2015年05月

  • ポスト3.11の災害復興と環境問題を考える[第2報]:災害に伴う心理的課題・社会的課題に対峙する

    辻内琢也, 根ケ山光一, 竹中晃二, 増田和高, 佐藤純俊, 高山恒明, 北村浩, 岡本卓大, 薄井篤子, 大石美恵子, ユージン・F, オーガスタファー

    人間科学研究   28 ( 1 ) 157 - 167  2015年03月

    CiNii

  • 緩和ケア病棟を有する医療機関での鍼灸治療の実態調査

    高梨知揚, 西村桂一, 前田樹海, 辻内琢也

    Palliative Care Research(日本緩和医療学会誌)   10 ( 1 ) 329 - 333  2015年03月

     概要を見る

    【目的】緩和ケア病棟を有する医療機関における鍼灸治療の実態を明らかにすることを目的とした.【方法】緩和ケア病棟入院料加算を受けている医療機関244施設の病棟長ないし看護師長を対象に,自記式質問紙調査を行った.【結果】回答が得られた98施設中6施設(6.1%)において,鍼灸治療が実施されていることが明らかとなった.治療対象となる愁訴については「疼痛」「倦怠感」「便秘」などが挙げられていた.緩和ケア領域において鍼灸師が関わることは,ケアの多様性の1つとしての意義があると指摘されていた.その一方で,鍼灸治療を病院で行う困難さが指摘されており,鍼灸治療が同領域において実践されるうえでの課題が明らかとなった.【結語】ケアの多様性の1つとして鍼灸治療が緩和ケアに関わる意義があると考えられる一方で,医療機関で鍼灸治療が実践されるための方法を検討していく必要がある.

    DOI CiNii

  • 在宅医療にかかわる薬剤師の患者に対する直接接触行為に関する 研究─法的妥当性の認識と抵抗感─

    菊地真実, 辻内琢也

    社会薬学   34 ( 2 ) 81 - 96  2015年  [査読有り]

    担当区分:最終著者

  • Healthy Aging and Concerns Among Elderly Japanese:A Text Analysis Approach.

    Tsuchiya Y, Shida N, Tsujiuchi T, Machida K

    Int Q Community Health Educ.   35 ( 3 ) 215 - 26  2015年  [国際誌]

    DOI PubMed

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    7
    被引用数
    (Scopus)
  • 末期がん患者ケアを実践している在宅療養支援診療所医師と鍼灸師の連携に関する調査

    高梨知揚, 西村桂一, 辻内琢也

    全日本鍼灸学会雑誌   64 ( 4 ) 196 - 203  2014年11月

     概要を見る

    【目的】本研究は、在宅療養支援診療所の医師を対象として、在宅緩和ケア領域における鍼灸師との連携の実態を明らかにすることを目的とする。【方法】在宅でのがん緩和ケア実績のある在宅療養支援診療所297施設を対象とした。郵送法による自記式質問紙調査を行い、回答は診療所所属の医師に依頼した。質問紙は、鍼灸師と連携をして在宅緩和ケアを実践している施設数、連携の現状、および情報共有の実態と方法を把握する内容とした。【結果】294施設中98施設から回答を得た(回答率33.3%)。現在鍼灸師と連携して末期がん患者のケアを実践しているのが14施設(14.3%)、過去に連携をしたことがあるのが9施設(9.2%)であった。鍼灸師と連携してケアする患者の症状は、疼痛、吃逆、浮腫、腹水、便秘等が挙げられていた。鍼灸師と連携することによるメリットについては、「症状の緩和」、「患者の満足度の向上」、「患者のモチベーションの向上」などの記述が見られた。鍼灸師との情報共有の有無について、「必ず共有する」が7施設(50%)、「状況に応じて共有する」が7施設(50%)で、「情報共有しない」施設は無かった。今後の在宅緩和ケアにおける鍼灸師との連携についての考えを尋ねたところ、全体のうち「積極的に連携したい」が9施設(9.2%)、「状況によっては連携を考える」が65施設(66.3%)であった。【結論】本研究より、在宅緩和ケア領域において、在宅療養支援診療所医師と鍼灸師とが連携している施設が14.3%存在することが判明した。また、連携により症状緩和だけではない患者ケアが実践できる可能性が示唆された。一方で、鍼灸師が在宅緩和ケアの現場に関わるためには、患者情報やチームとして行われているケアの状況を適切に把握する必要があり、医師をはじめとした他職種と連携を図り情報共有する為の環境整備を推進すべきであると考えられた。(著者抄録)

  • ポスト3.11の災害復興と環境問題を考える[第1報]:被災当事者・支援者の立場から

    辻内琢也, 増田和高, 井戸川克隆, 高山恒明, 佐藤純俊, 大石美恵子, 北村浩, 岡本卓大, 簿井篤子

    人間科学研究   27 ( 2 ) 241 - 254  2014年10月

    CiNii

  • 従業員の自殺を経験した中小製造業A社における再発防止の取組みとその効果

    中原登世子, 鈴木勝己, 辻内琢也, 小野充一

    心身医学   54 ( 7 ) 692 - 702  2014年07月

     概要を見る

    従業員の自殺を経験した中小製造業A社において,医療人類学的なアプローチで従業員の苦悩を拾い上げ,心身医学的な視点で再発防止対策を行った結果,同社に生じた変化を明らかにすることを目的とした.11名の対象者から聴き取り調査を行った結果,彼らはさまざまな苦悩を抱えていることがわかった.社内の人間関係が希薄化し,孤独を感じている人が多かった.経営者が重視する創業当初からの企業文化に根ざした業務体制や手順が,彼らを苦しめていた.経営者も従業員も,お互いに生活者としての側面を理解していなかった.苦悩の要因となっていた業務体制や手順などを変更し,メンタルヘルス教育を推進した結果,経営者と従業員に,相互に理解しケアしあう行動の変化がみられた.心身医学的な視点で従業員個人の社会文化的背景を理解し,それらの側面に働きかけることや対話を促進することによって,従業員の心身の健康を増進できる可能性が示された.

    DOI CiNii

  • 深刻さつづく原発事故被災者の精神的苦痛:帰還をめぐる苦悩とストレス

    辻内琢也

    岩波書店「世界」 臨時増刊   852   103 - 114  2014年01月

  • 原子力発電所事故による県外非難に伴う近隣関係の希薄化:埼玉県における原発避難者大規模アンケート調査をもとに

    増田和高, 辻内琢也, 山口摩弥, 永友春華, 南雲四季子, 粟野早貴, 山下奏, 猪股正

    厚生の指標   60 ( 8 ) 9 - 16  2013年08月

    CiNii

  • 医療人類学はいかに臨床に貢献できるか?:糖尿病臨床を事例に

    辻内琢也, 杉本正毅, 濱雄亮, 浮ヶ谷幸代, 鈴木勝己

    文化人類学研究   13   56 - 75  2012年12月

    CiNii

  • 原発避難者への官民協同支援体制の構築:埼玉県を事例に

    辻内琢也, 増田和高, 千田瑛子, 永友春華, 伊藤康文, 中上綾子, 鈴木勝己, 猪股正

    日本心療内科学会誌   16 ( 4 ) 261 - 268  2012年11月

     概要を見る

    <研究1>埼玉県では、震災直後に「さいたまスーパーアリーナ」に大規模な一時避難所を設立し、最大約2,500人の被災者を受け入れた。「震災支援ネットワーク埼玉(SSN)」が一時避難場所利用者受付票として行ったアンケート調査を解析し、人口構成を震災前の福島県相双管内人口動態統計データと比較したところ、5〜14歳の就学年齢と、その親世代と考えられる40代女性の人口が多く、子ども達を守るために母子が避難してきた可能性が示唆された。また、1人世帯および2人世帯には高齢者が多く、特に"子育て世代"と"高齢者"への支援が重要であることが判明した。<研究2>2011年11月の段階で、避難者は公営住宅や民間住宅に個別避難し、地域での生活を模索している状況である。(1)情報が入らない・支援が届かない、(2)避難先の地域に理解してもらえない、という問題が民間団体への相談から見出されており、今後は個人情報を把握している"官"と、実質的な支援を行う"民"との協同による、「社会的包摂(social inclusion)」の考え方に基づいた新たな支援体制の構築が求められる。埼玉県では、埼玉弁護士会の呼びかけにより、県および市町村の自治体、各民間団体、各士業・専門家団体が集まり「震災対策連絡協議会」を発足させ、(1)支援情報窓口の設置、(2)総合的な相談体制の構築、(3)官民連携型の協議会の定期的開催、を目指している。(著者抄録)

  • 原発事故避難者の深い精神的苦痛:緊急に求められる社会的ケア

    辻内琢也

    岩波書店「世界」   835 ( 835 ) 51 - 60  2012年10月

    CiNii

  • メタボリックシンドローム言説の社会的危険性[第1報]:批判的医療人類学の観点から見た診断基準をめぐる医学的課題

    辻内琢也

    心身医学   52 ( 10 ) 918 - 926  2012年10月

     概要を見る

    本研究では,メタボリックシンドロームをひとつの社会現象として位置づけ,医学界内外のさまざまな問題点を,社会制度としての医療の諸問題を政治的経済的側面から検討する「批判的医療人類学」の観点から考察した.わが国におけるメタボリックシンドローム診断基準の成立過程を検証したところ,ウエスト周囲径・脂質異常・高血圧・高血糖の基準は各担当学会のガイドラインを並列したに過ぎず,科学的根拠を明らかにする作業も不十分なまま,また内科系8学会合同による検討委員会内部でも十分なコンセンサスが得られないまま,特定健診・特定保健指導という保健政策に応用されてしまったことが明らかになった.今後,診断基準を構成する各項目の心血管病発症に対する寄与率を統計学的に明らかにし,さらにこの概念をもとに保健政策を進めた場合の経費や対費用効果などを医療経済学的に検証していく必要があるだろう.

    DOI CiNii

  • メタボリックシンドローム言説の社会的危険性[第2報]:批判的医療人類学による社会反応の分析

    辻内琢也

    心身医学   52 ( 10 ) 927 - 936  2012年10月

  • 原発事故避難者の心理・社会的健康:埼玉県における調査から

    辻内琢也, 山口摩弥, 増田和高, 永友春華, 山下奏, 南雲四季子, 粟野早貴, 伊藤康文, 鈴木勝己, 加瀬裕子, 熊野宏昭, 猪股正

    Depression Frontier   10 ( 2 ) 21 - 31  2012年10月

     概要を見る

    本研究は、震災より1年が経過した時期に、震災支援ネットワーク埼玉(SSN)と早稲田大学人間科学学術院が協働して作成したアンケートを、埼玉県内において避難生活を送る福島県民2011世帯に対して行った大規模調査の解析である。生活費の心配が65.7%の世帯にあり、ローンを30.4%が抱え、貯蓄が25.9%に無く、震災による失業者が41.2%おり、体調についての心配を75.5%がしており、継続的な治療が必要な持病を抱える世帯が63.5%であった。心理的ストレス反応尺度(SRS-18)や改訂 出来事インパクト尺度(IES-R)によって明らかにされた原発事故避難者の極めて高いストレスを改善させるためには、「心理的ケア」のみならず、雇用の促進、生活費の安定、コミュニティーの再構築、ソーシャルサポートの確立、放射線被曝問題への対処、といった社会的問題の解決をはかる「社会的ケア」が必須である。(著者抄録)

  • 原発避難者への長期的支援を考える:福島県双葉町教育委員会アンケート分析結果および被災者の行動記録より

    辻内琢也, 増田和高, 永友春華, 千田瑛子, 山下奏, 山口摩弥, 南雲四季子, 粟野早貴, 伊藤康文, 中上綾子, 鈴木勝己, 佐藤純俊, 井戸川克隆

    人間科学研究   25 ( 2 ) 273 - 284  2012年09月

    CiNii

  • 「病い」と「障害」の狭間から:電磁波過敏症の医療人類学的研究

    伊藤康文, 鈴木勝己, 辻内琢也

    人間科学研究   25 ( 2 ) 205 - 220  2012年09月

    CiNii

  • EEG source imaging during two Qigong meditations.

    Pascal L. Faber, Dietrich Lehmann, Shisei Tei, Takuya Tsujiuchi, Hiroaki Kumano, Roberto D. Pascual-Marqui, Kieko Kochi

    Cogn. Process.   13 ( 3 ) 255 - 265  2012年

    DOI

    Scopus

    18
    被引用数
    (Scopus)
  • ナラティブ・アプローチの危うさ

    辻内琢也, 中上綾子, 鈴木勝己

    緩和ケア   21 ( 3 ) 266 - 271  2011年05月

    CiNii

  • 『代替医療のトリック』を受け入れられないこれだけの理由;シャム鍼、RCT、プラセボ、EBM、病の概念からの考察

    辻内琢也, 津嘉山洋, 川喜多健司, 小川卓良

    医道の日本   808 ( 1 ) 23 - 39  2011年01月

    CiNii

  • Meditators and non-meditators: EEG source imaging during resting.

    Shisei Tei, Pascal L Faber, Dietrich Lehmann, Takuya Tsujiuchi, Hiroaki Kumano, Roberto D Pascual-Marqui, Lorena R R Gianotti, Kieko Kochi

    Brain topography   22 ( 3 ) 158 - 65  2009年11月  [国際誌]

     概要を見る

    Many meditation exercises aim at increased awareness of ongoing experiences through sustained attention and at detachment, i.e., non-engaging observation of these ongoing experiences by the intent not to analyze, judge or expect anything. Long-term meditation practice is believed to generalize the ability of increased awareness and greater detachment into everyday life. We hypothesized that neuroplasticity effects of meditation (correlates of increased awareness and detachment) would be detectable in a no-task resting state. EEG recorded during resting was compared between Qigong meditators and controls. Using LORETA (low resolution electromagnetic tomography) to compute the intracerebral source locations, differences in brain activations between groups were found in the inhibitory delta EEG frequency band. In the meditators, appraisal systems were inhibited, while brain areas involved in the detection and integration of internal and external sensory information showed increased activation. This suggests that neuroplasticity effects of long-term meditation practice, subjectively described as increased awareness and greater detachment, are carried over into non-meditating states.

    DOI PubMed

    Scopus

    57
    被引用数
    (Scopus)
  • 医療人類学から見た補完代替医療の世界;ナラティブ・ベイスト・メディスンへの期待

    辻内琢也, 中上綾子, 谷口礼

    病院   68 ( 11 ) 919 - 923  2009年11月

    CiNii

  • Meditators and non-meditators: EEG source imaging during resting.

    Shisei Tei, Pascal L Faber, Dietrich Lehmann, Takuya Tsujiuchi, Hiroaki Kumano, Roberto D Pascual-Marqui, Lorena R R Gianotti, Kieko Kochi

    Brain topography   22 ( 3 ) 158 - 65  2009年11月  [査読有り]  [国際誌]

     概要を見る

    Many meditation exercises aim at increased awareness of ongoing experiences through sustained attention and at detachment, i.e., non-engaging observation of these ongoing experiences by the intent not to analyze, judge or expect anything. Long-term meditation practice is believed to generalize the ability of increased awareness and greater detachment into everyday life. We hypothesized that neuroplasticity effects of meditation (correlates of increased awareness and detachment) would be detectable in a no-task resting state. EEG recorded during resting was compared between Qigong meditators and controls. Using LORETA (low resolution electromagnetic tomography) to compute the intracerebral source locations, differences in brain activations between groups were found in the inhibitory delta EEG frequency band. In the meditators, appraisal systems were inhibited, while brain areas involved in the detection and integration of internal and external sensory information showed increased activation. This suggests that neuroplasticity effects of long-term meditation practice, subjectively described as increased awareness and greater detachment, are carried over into non-meditating states.

    DOI PubMed

    Scopus

    57
    被引用数
    (Scopus)
  • [Functional somatic syndromes from the view of cultural anthropology].

    Ayako Nakagami, Takuya Tsujiuchi

    Nihon rinsho. Japanese journal of clinical medicine   67 ( 9 ) 1683 - 8  2009年09月  [国内誌]

     概要を見る

    The functional somatic syndromes have acquired major socio-cultural and political dimensions. Socio-cultural factors clearly affect symptoms, suffering, and disability perception and reporting. And knowledge of explanatory models of bodily distress for patients from different cultural backgrounds is useful in the establishment of a stable doctor -patient relationship. FSS may be an operational category to bridge between medical explanatory model and patient's model. According to medical anthropology, sickness has two faces; illness and disease. "Disease" is the problem from the practitioner's perspective, and "illness" is the human experience of symptoms and suffering. In this paper, the anthropological research on chronic fatigue syndrome as "not real" illness experience was described.

    PubMed

  • 文化人類学からみたFSS(機能性身体症候群)

    中上綾子, 辻内琢也

    日本臨床   67 ( 9 ) 1683 - 1688  2009年09月

    CiNii

  • 不同生功法:2型糖尿病患者生存量及糖代的影

    容瑞, 王芳, 倪青, 石井康智, 辻内琢也, 越川房子, 岸太一, 木晶夫

    北京中医   2009 ( 1 ) 9 - 12  2009年

  • 不同养生功法对2型糖尿病患者生存质量及糖代谢的影响

    林颖娜, 汪卫东, 张容瑞, 王芳, 洪兰, 赵阳, 倪青, 石井康智, 辻内琢也, 越川房子, 岸太一, 春木丰, 铃木晶夫

    北京中医药 Beijing Journal of Traditional Chinese Medicine   2009 ( 1 ) 9 - 12  2009年

  • 即興音楽療法

    辻内琢也

    地球人(ビイング・ネット・プレス社)   10   26 - 31  2007年06月

  • 物語りに基づく医療(Narrative-Based Medicine)の発展可能性に向けた医療人類学の取り組み:証言に基づく医療の事例紹介

    鈴木勝己, 辻内琢也, 辻内優子, 熊野宏昭, 久保木富房

    心身医学   47 ( 3 ) 185 - 191  2007年03月

     概要を見る

    近年,心身医療における物語りに基づく医療(narrative-based medicine; NBM)に関する研究では,病者の語りを質的に分析していく意義が理解されつつある.医療人類学によるNBM研究への貢献の一つは,病いの語りの質的調査において,病者・医療者・調査者間の交感的な関わりを含めた相互作用を理解しようとする点にあるだろう.病いの語りの医療人類学研究では,質的調査の中で生じた相互作用を考慮しつつ,病者の生活世界を精緻に理解しようとするからである.今回の報告では,精錬された病いの語りは病者の証言(witness)であり,その証言が証人である医療者と外部の第三者から確認されていくことが,NBMの実践においてきわめて重要であることを提示したい.本報告における証言は,全人的医療の理解に貢献し,NBM研究における重要な概念と考えられるからである.病者・医療者・第三者の相互作用は,病いの語りを精錬させ,病者が病いの専門家としての自負をもち,医療への過度な依存から脱していく臨床プロセスが確認される可能性がある.ここで問うべきは,病者の個人的経験に関する証言は,心身医療における治療の根拠となるのか,という点であろう.医療人類学は,病者の証言の理解を通して,NBMのあり方について根源的な問いを投げかけている.

    DOI CiNii

  • Trial of Multiple Approaches for the Healing Heart &#8211; Abridge to Future Medicine by Spiritual Healing

    Oku T, Wesa K, Tsujiuchi T

    J. Intl. Soc. Life Info. Sci   25 ( 1 ) 164 - 167  2007年

  • 心身医学の研究方法の開発を目指して 要素還元主義による研究を乗り越えて 心身医学研究における医療人類学の貢献

    辻内 琢也, 鈴木 勝己, 辻内 優子, 鄭 志誠, 熊野 宏昭, 久保木 富房

    心身医学   46 ( 9 ) 799 - 808  2006年09月

     概要を見る

    「医療人類学」は社会・文化人類学の一分野として、健康や病いと社会・文化システムとの関係を探求してきた。本稿では、はじめに病いの経験の社会的・文化的な相互作用を明らかにするうえでとても有用な、1)多元的ヘルスケアシステム、2)説明モデル・アプローチ、3)病いの語りと臨床民族誌、という三つのキーコンセプトについて解説する。次に、われわれがこれまでに取り組んできた、医療人類学的アプローチを応用した質的研究3点を具体的に提示し、物語りに基づく医療(ナラティブ・ベイスト・メディスン;NBM)の理論的骨格の一つとも言える、「医療人類学」の目指す学問的姿勢を明らかにする。(著者抄録)

  • 心身医療における”証言に基づく医療”;文化人類学による質的研究(第2報)

    鈴木勝己, 辻内琢也, 辻内優子, 熊野宏昭, 久保木富房

    心身医学   45 ( 12 ) 907 - 914  2005年12月

     概要を見る

    本研究は文化人類学の立場から病いの語りを分析する質的研究である.分析対象は, 第1報において報告された臨床プロセスの第3段階における病者の語りと聴き手との相互作用である.第3段階の医師-患者関係は, 疾病を慢性の病いとして受容していく関係性であり, 病者が自らの病いの経験を意義あるものとして語り, 医師がその語りに対して感嘆しつつ傾聴する姿勢が確認された.本研究では, この治療関係が外部の第三者から確認されることによつて, 病いの語りにおける"証言(witness)"というべき現象が生成されていく仮説が導き出された.この現象は, 全人的医療の理解に貢献し, "物語りに基づく医療(Narrative-Based Medicine)"の核となる重要な概念と考えられた.病者・医師・第三者の相互作用は, 病いの語りを精錬させ, 病者が病いの専門家として自立していく臨床プロセスを導くと分析されたからである.

    DOI CiNii

  • 精神的外傷を引き起こす死別の社会文化的背景への一考察 説明モデルとしてのオマーンのZombification

    Al-Adawi Samir, 鄭 志誠, 辻内 琢也, 葉山 玲子, 吉内 一浩, 熊野 宏昭, 久保木 富房

    心身医学   45 ( 12 ) 933 - 941  2005年12月

     概要を見る

    国際的にみて,精神的外傷を引き起こすような死別に対し,十分に対処がとられている社会は少ない.これにもかかわらず,死別に対する反応を社会的特性という観点でとらえる人類学的研究はごくわずかであり,死への非嘆反応は,心身医学的問題としてとらえられている傾向がある.本稿では,オマーンの伝統的な社会に存続する不慮の死における死者の生き返り(zombification), そして呪術や魔法に関する信仰(信念)を紹介する.これらの反応は社会的に容認されており,死者の死の否定を基礎としている.さらに考察では,これらを説明モデルという概念を用いて分析し,世界各地で観察される類似する悲嘆反応を欧米のタナトロジー(死亡学)研究におけるそれと比較し,新たな視点で論じる(著者抄録)

  • 消化器心身医療における医療人類学の貢献

    鈴木勝己, 辻内琢也

    Modern Physician(新興医学出版社)、「消化器心身医学:エビデンスとナラティブからのアプローチ!」斎藤清二編   25 ( 12 ) 1507 - 1511  2005年12月

    CiNii

  • 補完代替医療は近代医療の問題性を克服できるか;ポストモダンの中のモダン

    辻内琢也

    現代のエスプリ(クリニカル・ガバナンス特集)、城山英明・小長谷有紀・佐藤達哉編、至文堂   458 ( 458 ) 63 - 71  2005年09月

    CiNii

  • Estimation of Neurophysiogical Bases of Meditation Using Loreta

    Shisei Tei, Takuya Tsujiuchi, Hiroaki Kumano, I.Shibata, G.Ohyama, A.Akabayashi

    Brain Topography &#8211; Journal of Functional Neurophysiology   18 ( Fall ) 9  2005年09月

  • 情報サービス業従事者における過重労働が心理・行動・身体面に及ぼす影響

    中尾睦宏, 苅田香苗, 綿谷まりこ, 矢野栄二, 森田美保子, 辻内琢也

    日本心療内科学会誌   9 ( 3 ) 31 - 35  2005年08月

    CiNii

  • 心身医療における病いの語り;文化人類学による質的研究(第1報)

    鈴木勝己, 辻内琢也, 辻内優子, 熊野宏昭, 久保木富房

    心身医学   45 ( 6 ) 449 - 457  2005年06月

     概要を見る

    本研究は, 文化人類学の研究手法を用いて病いの語りと医師-患者関係を分析したものである. 文化人類学者による質的分析は, 病いの語りの意味と機能の考察から語りの動態性と医師-患者関係の推移を抽出し, "物語りに基づく医療(Narrative-Based Medicine)"との関連性を明らかにした. 本研究における臨床プロセスの4段階モデルは, 難治性の慢性疾患を患う患者が心身の相関性と自己の身体の固有性を自覚していくプロセスである. 病者は各段階を経るにつれて"疾病(disease)"を"慢性の病い(chronic illness)"として受容するようになり, 病いの語りは精錬され, より自省的かつ解釈的になっていくことが明らかになった.

    DOI CiNii

  • 医療文化人類学からみたうつと自殺の背景について

    辻内琢也

    ACCESS No.113   20 ( 2 ) 26 - 28  2005年04月

  • 民族セクター医療を利用する患者の社会文化的背景:医療人類学的視点による質的研究

    辻内琢也, 鈴木勝己, 辻内優子, 熊野宏昭, 久保木富房

    心身医学   45 ( 1 ) 54 - 62  2005年01月

     概要を見る

    本研究では, クラインマンが提唱した「説明モテル」を鍵概念として, わが国における民俗セクター医療を利用する患者の社会文化的背景に対して, 医療人類学的視点に基づいた質的研究法による解明が試みられた. 対象は東洋医学, 仏教医学, スピリチュアリズム理論に基づく治療実践を行う治療家Aのクライエントらとし, 自由記述式のアンケート調査および聞き取り調査が行われた. その結果, 民俗セクター医療を利用しやすい病態群や受療行動パターンが持定され, 病いの物語りからは, 人々が多元的医療システムの中でそれぞれのライフストーリーに裏づけられた価値観に基づいて, 自分に合った医療を主体的に選択していくありさまが認められた. 研究の背景と目的 「医療」が「人間の病気に対する対処行動の全体系」であると定義されるように, 現代社会には治療の基盤となる根本原理がまったく異なる複数のヘルス, ケア, システムが多元的, 多様的, 多層的に存在しており, そのありさまは「多元的医療システム(pluralistic medical systems)」とよばれる.

    DOI CiNii

  • ケアとオルタナティブ・メディスン(第6回:ケアをめぐる交話)

    辻内琢也, 広井良典

    看護学雑誌   68 ( 6 ) 590 - 595  2004年06月

    CiNii

  • 気功法

    辻内琢也

    からだの科学   236   48 - 53  2004年03月

  • 時代の処方箋としての「呪」

    辻内琢也

    Mind-Body Science、人体科学会   14 ( 14 ) 13 - 15  2004年03月

    CiNii

  • 健康おたくVSホリスティックな患者

    辻内琢也

    「地球人」、帯津良一編、ビイング・ネット・プレス社   2号   8 - 11  2004年02月

  • シックハウス症候群;心身医学の見地から

    辻内優子, 斎藤麻里子, 熊野宏昭, 辻内琢也, 久保木富房

    アレルギー・免疫   10 ( 12 ) 36 - 42  2003年12月

  • スピリチュアリティを語る姿勢

    辻内琢也

    「地球人」、帯津良一編、ビイング・ネット・プレス社   1号   38 - 41  2003年11月

  • 私と音楽療法:ピアノによる即興演奏

    辻内琢也

    日本心療内科学会誌   7 ( 3 ) 187 - 191  2003年03月

  • 大学病院心療内科の心身医療におけるEBM

    熊野宏昭, 菊池裕絵, 宮坂菜穂子, 吉内一浩, 辻内琢也, 佐々木直, 久保木富房

    日本心療内科学会誌   7 ( 3 ) 149 - 155  2003年

  • 化学物質過敏症における心身医学的検討

    辻内優子, 熊野宏昭, 吉内一浩, 辻内琢也, 中尾睦広, 久保木富房

    心身医学   42 ( 3 ) 205 - 216  2002年03月

     概要を見る

    化学物質過敏症(MCS)とは, Cullenによって提唱され, 化学物質の少量持続暴露か大量暴露を受けた後に, 多臓器にわたって臨床症状が発現する機序不明の病態とされている.本研究ではこのMCS概念に基づき, 心身医学的観点から比較検討(患者18名, 健常者35名)を行った.その結果, 発症および経過には心理社会的ストレスの関与が認められ, 過去1カ月間の飲酒・喫煙歴が少ないという生活習慣の特徴が認められた.発症後の状態として, 患者群は多くの身体症状と精神症状を自覚しており, 精神疾患の合併が83%で, 身体表現性障害・気分障害・不安障害が多く認められた.

    DOI CiNii

  • The Effect of Qi-gong Relaxation Exercise on the Control of Type2 Diabetes Mellitus: A Randomized Controlled Trial(2型糖尿病コントロールにおける気功リラクセーション運動の効果:無作為化臨床介入試験)

    Takuya Tsujiuchi, Hiroaki Kumano, Kazuhiro Yoshiuchi

    Diabetes Care   25 ( 1 ) 241 - 242  2002年02月

    DOI CiNii

    Scopus

    51
    被引用数
    (Scopus)
  • The effect of Qi-gong relaxation exercise on the control of type 2 diabetes mellitus: a randomized controlled trial.

    Takuya Tsujiuchi, Hiroaki Kumano, Kazuhiro Yoshiuchi, DeGuang He, Yuko Tsujiuchi, Tomifusa Kuboki, Hiroyuki Suematsu, Koichi Hirao

    Diabetes care   25 ( 1 ) 241 - 2  2002年01月  [国際誌]

    PubMed

  • 心療内科領域における「気功」の可能性

    辻内琢也

    心療内科,「特集:東洋医学と心療内科」   5 ( 6 ) 387 - 393  2001年11月

  • PII-5 化学物質過敏症における心身医学的評価(アレルギー疾患と心身医学)

    辻内 優子, 熊野 宏昭, 吉内 一浩, 辻内 琢也, 中尾 睦宏, 久保木 富房

    心身医学   41   40 - 40  2001年

    DOI CiNii

  • IG-11 心療内科患者における説明モデル(explanatory model)の構築 : 医療人類学的考察(治療技法III)

    辻内 琢也, 鈴木 勝己, 武井 秀夫, 辻内 優子, 河野 友信, 熊野 宏昭, 久保木 富房

    心身医学   41   105 - 105  2001年

    DOI CiNii

  • チベット医学と心療内科

    辻内琢也, 大塚晃志郎

    オルタナティブ・メディスン   14 ( 4 ) 56 - 60  2000年

  • 文化人類学と心身医学

    辻内琢也, 河野友信

    心身医学   39 ( 8 ) 585 - 593  1999年08月

    DOI CiNii

  • チベット医学とストレス

    辻内琢也

    至文堂、現代のエスプリ別冊・現代のストレス・シリーズⅣ(ストレス研究と臨床の軌跡と展望)     225 - 233  1999年

  • IIH-23 糖尿病患者に対する気功指導の効果に関する研究<第3報>(治療III)

    辻内 琢也, 賀 徳広, 吉内 一浩, 森村 優子, 山中 学, 鶴ケ野 しのぶ, 堀江 はるみ, 大林 正博, 熊野 宏昭, 佐々木 直, 野村 忍, 末松 弘行, 久保木 富房, 神里 昌子, 平尾 紘一

    心身医学   38   172 - 172  1998年

    DOI CiNii

  • 9.20年間ほぼ無治療で経過した神経性食欲不振症の1例(第78回日本心身医学会関東地方会演題抄録)

    森村 優子, 山中 学, 鶴ケ野 しのぶ, 辻内 琢也, 吉内 一浩, 佐々木 直, 野村 忍, 久保木 富房

    心身医学   37 ( 6 ) 455  1997年

    DOI CiNii

  • C-11-21 糖尿病患者に対する気功指導の効果に関する研究 : <第1報>心理的指標の客観的評価(内分泌, 代謝)

    賀 徳広, 辻内 琢也, 吉内 一浩, 森村 優子, 山中 学, 西川 将巳, 鶴ケ野 しのぶ, 堀江 はるみ, 大林 正博, 熊野 宏昭, 佐々木 直, 野村 忍, 末松 弘行, 久保木 富房, 神里 昌子, 平尾 紘一

    心身医学   37   158 - 158  1997年

    DOI CiNii

  • C-11-22 糖尿病患者に対する気功指導の効果に関する研究 : <第2報>身体的指標の客観的評価(内分泌, 代謝)

    辻内 琢也, 賀 徳広, 吉内 一浩, 森村 優子, 山中 学, 西川 将巳, 鶴ケ野 しのぶ, 堀江 はるみ, 大林 正博, 熊野 宏昭, 佐々木 直, 野村 忍, 末松 弘行, 久保木 富房, 神里 昌子, 平尾 紘一

    心身医学   37   159 - 159  1997年

    DOI CiNii

  • 特発性大腿骨頭壊死を合併した神経性食欲不振症の1例

    森村優子, 山中学, 鶴ケ野しのぶ, 辻内琢也, 吉内一浩, 佐々木直, 野村忍, 久保木富房

    心療内科   1 ( 1 ) 76 - 80  1997年

  • 第2章 緊急事態の中での医療と福祉;4.メンタル・ケアをめぐってⅡ、阪神大震災・医療ボランティア活動報告、本田徹編

    辻内琢也

    SHARE=国際保健市民の会発行     35 - 37  1996年03月

  • II B-1 立毛筋を収縮させた気功状態の脳波および自律神経系の検討(精神生理・精神薬理)

    賀 徳廣, 辻内 琢也, 熊野 宏昭, 吉内 一浩, 野村 忍, 久保木 富房, 末松 弘行

    心身医学   36   145 - 145  1996年

    DOI CiNii

  • II E-13 橋出血・橋梗塞後に観察されたパニック発作2例の検討(神経・筋)

    辻内 琢也, 久保木 富房, 山中 学, 西川 将巳, 吉内 一浩, 熊野 宏昭, 野村 忍, 藤本 彰, 桑木 絅一, 中村 豊, 杉本 耕一, 末松 弘行

    心身医学   36   190 - 190  1996年

    DOI CiNii

  • 阪神淡路大震災におけるストレスと漢方治療

    辻内琢也

    日本東洋心身医学研究   11 ( 1/2 ) 63 - 71  1996年

  • 阪神淡路大震災における心身医学的諸問題(Ⅰ);PTSDの諸症状と心理的ストレス反応を中心として

    坂野雄二, 嶋田洋徳, 辻内琢也, 伊藤克人, 赤林朗, 吉内一浩, 野村忍, 久保木富房, 末松弘行

    心身医学   36 ( 8 ) 649 - 656  1996年

     概要を見る

    阪神・淡路大震災が心的外傷後ストレス障害(PTSD)と心理的ストレス反応の発生にどのような影響を及ぼしているかを調べるために, 震災の3〜4カ月後, 128名の被災者を対象としてDSM-IVに基づく質問紙と心理的ストレス反応尺度の調査を実施した。推定されるPTSDの発症率は, 男性で12.90%, 9.09%, 全体では10.94%であった。被災者は, 外傷的出来事の持続的再発体験と覚醒の亢進を多く示し, 地震に関連する刺激に対する心理的苦痛と回避反応, 反復的な想起などの症状が顕著であった。また, 被害者は有意に強いストレス反応を示し, 特にPTSDの症状を示被災者は, 他の被災者に比べて有意に強いストレス反応を示していた。

    DOI CiNii

  • 阪神淡路大震災における心身医学的諸問題(Ⅱ);身体的ストレス反応を中心に(本論文にて、96年度日本心身医学会「石川記念賞」を受賞)

    辻内琢也, 吉内一浩, 嶋田洋徳, 伊藤克人, 赤林朗, 熊野宏昭, 野村忍, 久保木富房, 坂野雄二, 末松弘行

    心身医学   36 ( 8 ) 657 - 665  1996年

     概要を見る

    阪神・淡路大震災の被災者における身体症状を中心とした心身医学的問題を探るため, 震災1カ月前後に神戸市灘区内の避難所にて80名に問診カード調査を行い, 心身の諸症状の出現率を健常者と比較したところ, 「不眠・易疲労・食欲不振・頭痛・動悸・胸痛」が多く, 被災者内要因として慢性疾患が「風邪症状・食欲不振・易疲労・抑うつ気分」に, 近親者死亡が「易疲労」に, 建物全壊が「不眠・抑うつ気分」に影響を与えていた。さらに震災後2週目および5週目に計408名の避難所生活者の血圧測定を行ったところ, 高血圧症の既往のない者の約45%に高血圧状態が認められた。なお本研究所では, 様々な被害状況の互いの交絡因子の影響を除外するために多重ロジスティック回帰分析を使用した。

    DOI CiNii

  • 桂枝加芍薬湯とアローゼンの併用が有効であった過敏性腸症候群の1例

    辻内琢也

    漢方診療   14 ( 2 ) 5  1995年

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書籍等出版物

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講演・口頭発表等

  • Care for People using HIV Pre-exposure Prophylaxis (PrEP): Ethnographic Qualitative Research in Sexual Health Clinics

    Mayumi Shudo, Katsumi Suzuki, Takuya Tsujiuchi

    26th East Asia Forum of Nursing Scholars Secretariat  

    発表年月: 2023年03月

  • 福島原発事故首都圏被害者に持続する甚大な精神的被害―人間科学的実証研究から

    辻内琢也, 金智慧, 岩垣穂大, 増田和高, 平田修三, 日高友郎, 扇原淳, 小島隆矢, 桂川泰典, 熊野宏昭

    第20回日本トラウマティック・ストレス学会(福島)  

    発表年月: 2021年11月

    開催年月:
    2021年11月
     
     
  • Long time psychological distress affected by the Great East Japan Earthquake after four years

    Yoko Tsuchiya, Takuya Tsujiuchi, Takahiro Iwagaki, Atsushi Ogiwara

    14th European Public Health Conference 2021 Virtual Event (Online)  

    発表年月: 2021年11月

    開催年月:
    2021年11月
     
     
  • Women’s vulnerability affected by tsunami of the Great East Japan Earthquake after Four Years - Focusing on psychological aspect of women

    Yoko Tsuchiya, Takuya Tsujiuchi

    2021 American Pubic Health Association Annual Meeting & Expo. (Online)  

    発表年月: 2021年10月

    開催年月:
    2021年10月
     
     
  • Survivor's Guilt Among People Affected By Tsunami of the Great East Japan Earthquake after Four Years

    Yoko Tsuchiya, Takuya Tsujiuchi, Takahiro Iwagaki, Ryuhei Mochida, Noriko Ishikawa, Taisuke Katsuragawa, Kazutaka Masuda, Tsutomu Taga, Takaya Kojima, Atsushi Ogihara, Koichi Negayama, Hiroaki Kumano

    IV ISA Forum of Sociology, International Society of Sociology, Porto Alegre, Brazil  

    発表年月: 2021年02月

    開催年月:
    2021年02月
     
     
  • Difficulties in Life affected by Job Lost after the Great East Japan Earthquake

    Yoko Tsuchiya, Takuya Tsujiuchi, Takahiro Iwagaki, Atsushi Ogiwara

    12th European Public Health Conference, (EUPHA) Marseille, France  

    発表年月: 2019年11月

    開催年月:
    2019年11月
     
     
  • 復興と生活者の声~震災経験の意味を考究することは被災者支援にどのようにつながるか?~

    増田和高, 辻内琢也, 金智慧  [招待有り]

    日本心理学会第83回大会(大阪)  

    発表年月: 2019年11月

  • 壮絶な原発事故体験を聞き取ることの意義:現場の質感を記述する新たな試み

    辻内琢也, 金智慧, 増田和高  [招待有り]

    日本心理学会第83回大会(大阪)  

    発表年月: 2019年09月

    開催年月:
    2019年09月
     
     
  • Difficulties in Life: Four Years after the Great East Japan Earthquake - Focusing on a keyword of “suicide” by quality analysis

    Yoko Tsuchiya, Takuya Tsujiuchi, Takahiro Iwagaki, Ryuhei Mochida, Noriko Ishikawa, Taisuke Katsuragawa, Kazutaka Masuda

    The Inaugural Congress of East Asian Sociological Association (EAST)  

    発表年月: 2019年05月

    開催年月:
    2019年05月
     
     
  • Difficulties in Life: Four Years after the Great East Japan Earthquake

    Yoko Tsuchiya, Takuya Tsujiuchi, Takahiro Iwagaki, Ryuhei Mochida, Noriko Ishikawa, Taisuke Katsuragawa, Kazutaka Masuda, Tsutomu Taga, Takaya Kojima, Atsushi Ogihara, Koichi Negayama, Hiroaki Kumano

    European Public Health Conference, Ljubljana  

    発表年月: 2018年11月

  • Difficulties in Life: Four Years after the Great East Japan Earthquake, Focusing on Elderly Population 65 Years and Older

    Yoko Tsuchiya, Takuya Tsujiuchi, Takahiro Iwagaki, Ryuhei Mochida, Noriko Ishikawa, Taisuke Katsuragawa, Kazutaka Masuda, Tsutomu Taga, Takaya Kojima, Atsushi Ogihara, Koichi Negayama, Hiroaki Kumano

    第77回日本公衆衛生学会総会(English Session示説発表).  

    発表年月: 2018年10月

  • 老いの医療人類学からみたフィールド医学の意義〔シンポジウム2:心身医学とフィールド医学-生態学的視点から健康長寿を探る〕

    辻内琢也  [招待有り]

    第59回日本心身医学会総会ならびに学術講演会  

    発表年月: 2018年06月

  • Factors Associated with Mothers not Vaccinating their Children against Mumps in Japan

    Yoko Tsuchiya, Takuya Tsujiuchi

    4th Annual Global Health Conference, Kaohsiung, Taiwan  

    発表年月: 2016年11月

    開催年月:
    2016年11月
     
     
  • 原発事故広域避難者へのガジュマル的支援の構築<第2報>;医療・心理・福祉・法律のゆるやかなネットワーク

    辻内琢也, 増田和高

    日本社会福祉学会第63回秋季大会(久留米)  

    発表年月: 2015年09月

  • 原発事故被害者にみられる高い外傷後ストレス症状;トラウマとソーシャル・バイオレンス

    辻内琢也, 増田和高, 岩垣穂大, 赤野大和, 福田千加子, 山口摩弥, 扇原淳, 熊野宏昭

    第56回日本心身医学会総会(東京)  

    発表年月: 2015年06月

  • 原発事故広域避難者へのガジュマル的支援の構築;医療・心理・福祉・法律のゆるやかなネットワーク

    辻内琢也, 増田和高

    日本社会福祉学会第62回秋季大会   (東京) 

    発表年月: 2014年11月

  • 原発事故被災者の外傷後ストレス症状:社会的ケアの必要性

    辻内琢也,山口摩弥,増田和高,福田千加子,熊野宏昭

    第55回日本心身医学会総会(千葉)  

    発表年月: 2014年06月

  • The first huge domestic and development refugees in Japan: social suffering out of Fukushima

    Takuya Tsujiuchi, Yasushi Kikuchi, Marisa Tsuchida

    International Union of Anthropological and Ethnological Sciences 2014,Chiba JAPAN  

    発表年月: 2014年05月

  • 「電磁波過敏症」の総合人間科学的解明[第1報]:病いの語りから「回復のプロセス」を探る

    辻内琢也,伊藤康文,熊野宏昭

    第21回日本臨床環境医学会総会・学術集会(新潟)  

    発表年月: 2012年06月

  • 原発避難者の“喪失と再生”の語りから学ぶ

    辻内琢也, 永友春華, 伊藤康文, 中上綾子, 菊地真実, 鈴木勝己, 熊野宏昭

    第53回日本心身医学会総会・学術大会(鹿児島)  

    発表年月: 2012年05月

  • 医療人類学はいかに臨床に貢献できるか?:糖尿病臨床を事例に

    辻内琢也, 杉本正毅, 濱雄亮, 浮ヶ谷幸代, 鈴木勝己

    第13回早稲田文化人類学会総会・シンポジウム  

    発表年月: 2012年01月

  • Narrative Based Medicine as a Cultural Relativism in Medical Professionals and Patients Relationships

    Takuya Tsujiuchi  [招待有り]

    TheⅡWorkshop on Medical Anthropology (Rielo Institute for Integral Development &amp; Institute of Medical Anthropology Waseda University),Rome ITALY  

    発表年月: 2011年10月

  • メタボリックシンドローム言説の危険性;肥満介入への医療人類学的提言

    辻内琢也  [招待有り]

    シンポジウム6「生活習慣病の心身医学;生活習慣病のターゲット、肥満介入の光と影」,第52回日本心身医学会総会(横浜)  

    発表年月: 2011年06月

  • 線維筋痛症に対峙する医師達の苦悩:医療人類学の観点から

    辻内琢也, 中上綾子, 鈴木勝己, 辻内優子, 村上正人

    日本線維筋津症学会第2回学術集会(東京)  

    発表年月: 2010年11月

  • 慢性疼痛の医療人類学

    辻内琢也, 中上綾子  [招待有り]

    シンポジウム②「線維筋痛症の全体像をどうとらえるか」,日本線維筋津症学会第2回学術集会(東京)  

    発表年月: 2010年11月

  • スピリチュアリティの医療化問題:補完代替医療領域の医療人類学調査から

    辻内琢也, 谷口礼, 中上綾子, 前田未加子, 佐野文哉, 古関光浩, 辻内優子, 鈴木勝己

    第51回日本心身医学会総会(仙台)  

    発表年月: 2010年06月

  • メタボリックシンドローム言説の抱える問題性:批判的医療人類学の知見から学ぶ

    辻内琢也,中上綾子,前田未加子,谷口礼,島田亜季,辻内優子,鈴木勝己

    第1回日本心身医学5学会合同集会・第50回日本心身医学会総会(東京)  

    発表年月: 2009年06月

  • スピリチュアリティへの医療職の関わり

    辻内琢也

    特別講演3,第6回医療マネジメント学会東京地方会学術集会  

    発表年月: 2006年02月

  • Medical Anthropology Contributes to Psychosomatic Research

    Takuya Tsujiuchi

    18th World Congress on Psychosomatic Medicine in Kobe  

    発表年月: 2005年08月

  • 補完代替医療をめぐる<つながり>:病いの経験を通じたつながりの再構築

    辻内琢也

    第39回日本文化人類学会(北海道)  

    発表年月: 2005年05月

  • 日常生活の中の物語:alternative optionsの視点から

    湧井幸子, 荒川歩, 辻内琢也, 村上幸史, 伊藤哲司, 溝口元

    ラウンドテーブル:日本発達心理学会第16回大会(大阪)  

    発表年月: 2005年03月

  • ボトムアップ人間関係論の構築

    辻内琢也  [招待有り]

    日本心理学会第68回大会ワークショップ  

    発表年月: 2004年09月

  • 日本の補完代替医療の現状に関する質的研究;ポストモダン医療におけるモダン

    辻内琢也, 鈴木勝己, 辻内優子, 熊野宏昭, 久保木富房

    パネルディスカッション関連ワークショップ「補完代替医療」,第45回日本心身医学会総会(福岡)  

    発表年月: 2004年06月

  • 民俗セクター医療を利用する患者の社会文化的背景

    辻内琢也,鈴木勝己,辻内優子,熊野宏昭,久保木富房

    パネルディスカッションⅦ「社会文化的背景と心身症」,第44回日本心身医学会総会(沖縄)  

    発表年月: 2003年05月

  • 私と音楽療法—ピアノによる即興演奏

    辻内琢也

    第7回日本心療内科学会学術大会(新潟)  

    発表年月: 2003年01月

  • 民俗セクター医療に関する心身医学的・医療人類学的研究

    辻内琢也,鈴木勝己,辻内優子,熊野宏昭,久保木富房

    第43回日本心身医学会総会(東京)  

    発表年月: 2002年05月

  • 心療内科患者における説明モデル(explanatory model)の構築:医療人類学的考察

    辻内琢也,鈴木勝己,武井秀夫,辻内優子,河野友信,熊野宏昭,久保木富房

    第42回日本心身医学会総会(鹿児島)  

    発表年月: 2001年05月

  • The Effect of Qi-gong Exercise on the Control of Diabetes Mellitus

    Takuya Tsujiuchi, He D.G, Hiroaki Kumano, Koichi Yoshiuchi, Yuko Morimura, Tomifusa Kuboki, Kinoshita T, Koichi Hirao

    The 10th International Congress of Oriental Medicine,Tokyo Japan  

    発表年月: 1999年05月

  • 糖尿病患者に対する気功教室の効果(第2報):患者の身体・心理特性とHbA1cの変化

    第42回日本糖尿病学会年次学術集会  

    発表年月: 1999年05月

  • 糖尿病患者に対する気功指導の効果に関する研究<第3報>

    辻内琢也,賀徳廣,吉内一浩,森村優子,山中学,鶴ケ野しのぶ,堀江はるみ,大林正博,熊野宏昭,佐々木直,野村忍,末松弘行,久保木富房,神里昌子,平尾紘一

    第39回日本心身医学会総会  

    発表年月: 1998年06月

  • Psychosomatic Problem After The Great Hanshin Earthquake In January 1995

    Takuya Tsujiuchi, Kazuhiro Yoshiuchi, Hiroaki Kumano, Yuko Morimura, Shinobu Tsurugano, Gaku Yamanaka, Katsuto Ito, Akira Akabayashi, Sakai T, Shinobu Nomura, Hironori Shimada, Yujiro Sakano, Tomifusa Kuboki, Hiroyuki Suematsu

    14th World Congress on Psychosomatic Medicine,Cairns Australia  

    発表年月: 1997年09月

  • 糖尿病患者に対する気功指導の効果に関する研究;<第1報>身体的指標の客観的評価

    賀徳廣, 辻内琢也, 吉内一浩, 森村優子, 山中学, 西川将巳, 鶴ケ野しのぶ, 堀江はるみ, 大林正博, 熊野宏昭, 佐々木直, 野村忍, 末松弘行, 久保木富房, 神里昌子, 平尾紘一

    第38回日本心身医学会総会(東京)  

    発表年月: 1997年05月

  • 糖尿病患者に対する気功指導の効果に関する研究;<第2報>心理的指標の客観的評価

    辻内琢也,賀徳廣,吉内一浩,森村優子,山中学,西川将巳,鶴ケ野しのぶ,堀江はるみ,大林正博,熊野宏昭,佐々木直,野村忍,末松弘行,久保木富房,神里昌子,平尾紘一

    第38回日本心身医学会総会  

    発表年月: 1997年05月

  • 阪神淡路大震災におけるストレスと漢方による治療経験

    辻内琢也

    第29回日本漢方交流会全国学術総会京都大会  

    発表年月: 1996年11月

  • 橋出血・橋梗塞後に観察されたパニック発作2例の検討

    辻内琢也,久保木富房,山中学,西川将巳,吉内一浩,熊野宏昭,野村忍,藤本彰,桑木絅一,中村豊,杉本耕一,末松弘行

    第37回日本心身医学会総会  

    発表年月: 1996年06月

  • 阪神大震災におけるストレスと漢方治療

    第32回日本東洋心身医学研究会学術総会  

    発表年月: 1996年02月

  • 体重減少期に分裂病様症状を呈した神経性食欲不振症の1例

    辻内琢也, 大林正博, 田辺文夫, 西川将巳, 野村忍, 久保木富房, 末松弘行

    第75回日本心身医学会関東地方会  

    発表年月: 1995年11月

  • 体重減少期に分裂病様症状を呈した神経性食欲不振症の一例

    辻内琢也,大林正博,田辺文夫,西川将巳,野村忍,久保木富房,末松弘行

    第75回日本心身医学会関東地方会  

    発表年月: 1995年11月

  • 災害と行動障害;震災後のストレス性障害と阪神大震災における心身医学的問題

    坂野雄二, 辻内琢也  [招待有り]

    総会特別企画「阪神大震災」,第36回日本心身医学会総会ランチョン・セミナー  

    発表年月: 1995年06月

  • Felty症候群の1例

    辻内琢也,瀬在秀一,西村秀司

    第223回日本消化器病学会関東支部例会  

    発表年月: 1993年02月

  • 経時的にG-CSFを測定した慢性好中球性白血病の1例

    辻内琢也, 林達之, 野中泰延

    第414回内科学会関東地方会  

    発表年月: 1992年11月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 原発事故被災者の移住・帰還・避難継続における新たな居住福祉に関する人間科学的研究

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2024年03月
     

  • 21世紀型放射能被害など蓄積的損害・大災害の居住福祉救済システムの学際的構築

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2023年03月
     

    吉田 邦彦, 辻内 琢也, 今野 正規, 津田 敏秀, 成 元哲, 窪田 亜矢, 淡路 剛久, 今中 哲二

     概要を見る

    本研究は、《福島放射能被害・水俣病・アスベスト被害などの潜伏的健康被害と地球温暖化の大規模災害の救済システムの国際的学際研究――21世紀型不法行為に関する医学・法学・工学の対話》がテーマである。<BR>敷衍すると、福島原発事故の放射能被害をはじめとする蓄積的健康被害および地球温暖化に関わる大災害の救済システムについて、医学・原子力工学などの自然科学の経験分析研究と、環境法・医事法・居住福祉法学やリスク論の方法論的展開を踏まえた法学研究を糾合しつつ、被災者の社会学的知見や医療人類学的な分析も取り込みながら、従来の損害賠償法のスキームに囚われぬ総合的枠組みを現状批判的に再構築することを目指す。福島の原発事故による放射能被害を皮切りに、蓄積的損害に関わる被害者救済の学際的考察を幅広く行うことを目指してリセットをかけた本研究だが、原発事故の被害者救済について、定期的な実務家との研究会にもかかわらず、関連の裁判例は芳しくなく(とくに放射能被害の知見が問われる『自主被害者(区域外被害者)』の問題)、非力を感じ、更なる学際的研究の詰めを求めたい(例えば、精神心理学上のトラウマは少しも解決されていない旨を説く辻内研究は注目される)。しかしこのテーマで国連絡みの国際会議報告では、脚光を浴びて、日本と海外との温度差を痛感した。他方で、事例的には数十年遡る水俣病問題の被害者掘り起こし活動に関与し、さらに疫学的知見を学際的に深めることができて、カナダ水俣病も調査して、それなりに成果を収めることができた。<BR>この時期代表者吉田は在外研究時期で、災害復興との関係で、否応なく地球温暖化問題(水害、森林火災、熱帯雨林の破壊)に直面することとなり、その関連場所の訪問や国際会議での報告を行った。東南アジア、南アメリカ(とくにブラジル)などにおける自然環境破壊は、先住民族問題も関係し、自然災害難民も生んでいて、グローバルな経済、資本主義権力とも深く関わり、21世紀の難問で打開策は急務なのだが緒はつかみがたく、因果関係の立証も難しく、不法行為救済を超える枠組み作りに苦慮している。<BR>そうこうする内に世界はコロナウィルスウイルス災害に席巻されるようになり、感染防止の点から身動きがとれなくなり、現場主義的研究・実証的(経験的)研究ををモットーとしている本研究との関係でも暗雲が垂れ込めているが、まずは感染学などとの学際的研究の幅を拡げて、他方で、大不況が生ずるのは必定なので、そこにおける居住福祉政策など、関連分野と提携しつつ打開策を探ることも、損害機序が難しい損害の救済を考える本研究の格好の課題・素材としたい。水俣病に関する疫学との学際的研究の論文、座談会などは発表することはできたし、他方で、福島の放射能損害に関する原賠法上の救済は、かねて行政が進めた原賠審の中間指針、その追補による枠組みの構造的欠落として、自主避難者問題を論じ、それをまとめる拙著も刊行できた。もっとも、実務は芳しくなく、学理的に説得的ではない非合理な状況が固まりつつあるが、そもそも法的救済の限界を踏まえて、学際的研究の課題を大きさを見据えて、次のステップとしたい。<BR>福島問題だけでも課題山積なのであるが、次述のように、この延長線上の問題として、地球環境問題をも取り上げることしており、それは国際報告をしたにせよ、まだ緒に就いたばかりであり、営為研究を続行させたい。本研究に繋がることとして、地球温暖化の問題が前面に出るようになり、それもあり、本研究にリセットをかけた。地球規模的な災害問題・環境破壊問題という21世紀の難問処理は、そう簡単ではないが、蟷螂の斧を振るいたい。そして、これについては既に国際会議などで、『地球温暖化時代の居住福祉』の方向性を探っているが、さらに研究を継続させたい。<BR>そしてそうこうする内にコロナウィルス問題に世界は席巻されるようになり、ウィルス被害は、本研究に接合できて、まさに疫学の出発点でもあり、学際的研究からの救済諸政策の開拓に努めたい。さらに近時の感染爆発の状況は、我々の研究にも方向転換を迫る勢いであるが、まずはじっくり文献研究などにより、これまでのこの分野の学際研究の成果の確認から進めていきたい

  • 東北大震災放射能・津波被災者の居住福祉補償とコミュニティ形成--法学・医学の対話

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2020年03月
     

    吉田 邦彦, 辻内 琢也, 家田 修, 松本 克美, 米村 滋人, 淡路 剛久, 今中 哲二, 水野 吉章, 今野 正規, 池田 恒男

     概要を見る

    福島の原発事故損害賠償訴訟との関係での定期的研究会は継続し(2018年4月、6月、7月、2019年3月)、福島原発被災地(避難指示エリア)を改めて調査し(2018年7月)、その変貌ぶりに驚き(太陽光パネルの広大な設置など)、その成果も公表している。しかしそれと共に、水俣病に関する研究会を開催し(同年4月、7月、10月)、疫学的因果関係の問題の第一人者の岡山大学の津田教授とも連携して、水俣病訴訟の意見書を提出し、それと関連する研究成果も公表した。併せて、再生エネルギー問題や地球温暖化問題にも関心も強くなり、その関連のシンポにも参加した(2019年2月、3月)。<BR>海外調査として関係することとして、既に開始した太平洋の原爆実験被害の状況などに関する広島シンポに出席して、知見を広め(2018年11月)、ベトナム戦争時の枯れ葉剤被害者に面会し、その被害調査を遅ればせながら、開始した(2019年1月)。蓄積的損害ないしその因果関係の認定などは共通することであり、アメリカ兵士に対する補償立法による保護と、ベトナム人被害者の被害保護の放置という対蹠的取扱いに問題を感じている。なお、分担研究者辻内は、被災者ないコミュニティ分断に関する成果を発表している。その他、居住福祉との関係では、長年の共同研究者早川博士を失い、ソウルで開かれた日中韓居住問題会議での同博士追悼企画では、原発被害者の分断的居住の問題も扱った(2018年10月)。<BR>以上のように、本研究は予定通りに進行しているが、その過程で関心は、当初焦点を当てていた福島問題から広く蓄積的損害、さらには、地球温暖化問題に関わる大災害にも拡がり、学際的研究の幅も更に広げて、再出発することとした。平成30年度が最終年度であるため、記入しない。平成30年度が最終年度であるため、記入しない

  • 原発事故被災者の震災関連死・震災関連自殺に対する「社会的ケア」の確立

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2020年03月
     

    辻内 琢也

     概要を見る

    本研究は、心身医学的な量的調査と医療人類学的な質的調査を通して、原発事故広域避難者のストレスや孤独死・自殺予防のための新たな「社会的ケア」モデルの構築を目指しているものである。そのため、研究者らは、民間支援団体「震災支援ネットワーク埼玉(以下SSN)」、埼玉弁護士会等と協働し、事故直後から今まで “支援”を前提とした研究を継続させてきた。2016年度当初の研究計画通り、[A]大規模アンケート調査、[B]被災者・被害者へのインタビュー調査、[C]ハーバード大学との海外連携、[D]民間支援団体と共に企画実践するフィールドワーク、の4手法を用いた調査研究を継続してきた。今年度特記すべき成果として、原発事故発生直後から2018年まで続けてきた大規模アンケート調査結果をもとに、原告となった被災者を救済するための裁判や生活再建を確保するための裁判への提言書・意見書を作成したことが挙げられよう。これまでに共同して活動を行ってきた民間支援団体「震災支援ネットワーク埼玉(SSN)」は昨年度に引き続き、交流会やコミュニティカフェ等の地道な支援活動を行っている。また、時間の経過とともに、被災者のニーズや必要とされる支援活動が変化してきていることから、その変化に伴う今後の新たな調査研究を企画するに先立って、被災者の現状を把握する必要があると考えられた。そこで、今年度はNHKと協働し、2019年度の首都圏大規模アンケート調査用紙を作成し、実施を行った。この調査研究結果をもとに、東日本大震災発生10年目になる2020年~2021年に実施予定の全国大規模アンケート調査用紙の作成および実施、その後の長期的な研究計画を立てていきたい

  • 福島原発事故により長期的な避難生活をおくる子どもの福祉・教育課題への学際的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2018年03月
     

    戸田 典樹, 辻内 琢也, 河村 能夫, 梶山 卓司, 田中 聡子, 大友 信勝, 深澤 茂俊, 西田 奈保子, 菊池 真弓, 大友 芳恵, 伊藤 泰三, 勝木 洋子, 千葉 悦子, 藤原 伸夫, 門 道子, 權 順浩, 江川 和弥, 津久井 進, 出口 俊一, 渡部 朋宏

     概要を見る

    研究結果は、著作として「福島原発事故-漂流する自主避難者たち-実態調査からみた課題と社会的支援のあり方」、福島原発事故、取り残される避難者‐直面する生活問題の現状とこれからの支援課題」を出版した。また、報告書として「チェルノブイリ原発事故30年に学ぶ-ウクライナ原発事故被害者への聞き取り調査-」、研究紀要「福島第一原子力発電所事故による避難生活の問題」、「阪神・淡路大震災22年に学ぶ」、「福島原発事故後6年に学ぶ」、「福島原発事故により避難した子どもたちへの学習支援及び遊び支援に関する研究2016」を作成した。さらには、学会発表、書評報告などを実施した

  • 科学の多様な不定性と意思決定:当事者性から考えるトランスサイエンス

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2013年04月
    -
    2017年03月
     

    本堂 毅, 平田 光司, 関根 勉, 米村 滋人, 尾内 隆之, 笠 潤平, 辻内 琢也, 吉澤 剛, 渡辺 千原, 小林 傳司, 鈴木 舞, 纐纈 一起, 水野 紀子, 中島 貴子, 中原 太郎

     概要を見る

    科学技術の専門的知識には,程度の差はあれ,様々な不確実性が避けられない.また,社会の中で科学技術の知識を用いる際にどのような科学的知識が必要かは価値判断と不可欠であるため科学自体では定まらない.このような「科学的知識の不定性」を直視し,不定性の様々な性質を踏まえた上で,より的確な判断を私たちが主体的に下すための条件を考察し,科学的知識に伴う不定性の性質・類型を明らかにするとともに,その成果を書籍にまとめた(2017年度に出版予定)

  • 原発事故広域避難者のストレスに対する研究-自殺予防のための社会的ケアモデルの構築

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2013年04月
    -
    2016年03月
     

    辻内 琢也, 増田 和高

     概要を見る

    原子力発電所事故広域避難者に対して、大規模アンケート調査、半構造化インタビュー調査、人類学的フィールド調査を行なった。その結果、避難者には極めて高い心的外傷後ストレス障害(PTSD)の可能性が見いだされ、その精神的被害には、原発事故によってもたらされた経済的問題、住宅問題、賠償格差の問題、家族やコミュニティ分断の問題、などの社会経済的問題が関与していることを統計学的に明らかにした。避難者のメンタルヘルスの問題は決して個人的なものではなく、社会のいわば「構造的暴力」が避難者の生活や人生を傷つけていると考えられた。避難者の自殺予防には、様々な社会経済的問題の解決といった「社会的ケア」が必要である

  • 国際医食文化研究所(代表:蔵持不三也)[早稲田大学総合研究機構・プロジェクト研究所]

    研究期間:

    2010年
    -
     
     

  • ライフステージに応じた健康増進に関する健康・生命医科学的研究(代表:鈴木秀次)[早稲田大学人間総合研究センター・研究プロジェクト]

    研究期間:

    2007年
    -
    2009年
     

  • 健康行動変容プログラムの開発およびそのデリバリーチャンネルに関する総合的研究(代表:竹中晃二)[早稲田大学人間総合科学研究センター・プロジェクト研究]

    研究期間:

    2004年
    -
    2007年
     

  • 健康日本21所沢市計画

    研究期間:

    2004年
    -
    2007年
     

  • 東洋医学の人間科学(代表:石井康智)[早稲田大学人間総合研究センター・プロジェクト研究(井深大基金)]

    研究期間:

    2003年
    -
    2007年
     

  • 健康の維持増進に関わる医科学的研究(代表:小室輝昌)[早稲田大学人間総合研究センター・研究プロジェクト]

    研究期間:

    2006年
    -
     
     

  • ボトムアップ人間関係論の構築(代表:立命館大学人間科学研究所,サトウタツヤ)[日本学術振興会・人文社会科学新興のためのプロジェクト研究]

    研究期間:

    2004年
    -
    2006年
     

  • 補完代替医療における"癒し"メカニズムの身体・心理・社会・文化的解明

     概要を見る

    "癒し"のメカニズムには、自然科学的手法によって実証可能な一面が確かに存在する一方、それのみでは表現しきれない多面性があることが明らかにされた。(1)癒しのエビデンスevidence的理解:頭痛を持つ者10名を対象に、4分間の前安静-5分間の呼吸法(数息法)-4分間の後安静状態の脳波を測定した。解析の結果、前安静に比較しSpectral Powerのalphal, delta, theta帯域が呼吸法実践中に優位に低下し、delta, theta帯域が後安静において優位に低下した。さらに呼吸法実践中のOmega Dimensional Complexity(脳波の複雑性指標)が優位に上昇し、呼吸法の実践が脳状態を正常化させる可能性が示唆された。本研究は13th congress of the International Headache Society 2007にて発表予定(東京大学医学系研究科:鄭志誠・熊野宏昭との共同研究)(2)癒しのナラティヴnarrative的理解:ナラティヴ(物語り/語り)論は、我々の"現実=リアリティ"捉える強力な認識論的・方法論的枠組みである。補完代替医療を受ける病者へのinterview調査・group focused interviewから、"癒し"という客観的現実が物語りという形式によって組織化・秩序化され、意味づけられていることが明らかにされた。(3)海外における補完代替医療調査:インドにおけるインド伝承医療(Ayurveda Kendra Hospital)、およびチベット伝承医療(Chagpori Tibetan Medical Institute, Manjushree Tibetan Culture Center)の調査を行った。調査結果は順次発表してゆく予定

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Misc

  • 東日本大震災被災者におけるメンタルヘルスと社会経済文化的要因との関連

    伊藤 和哉, 赤根 歩, 岩垣 穂大, 金 智慧, 増田 和高, 平田 修三, 日高 友郎, 桂川 泰典, 小島 隆矢, 熊野 宏昭, 扇原 淳, 辻内 琢也

    社会医学研究   (特別号2021)   55 - 55  2021年11月

    担当区分:責任著者

  • Long time psychological distress affected by the Great East Japan Earthquake after four years

    Y Tsuchiya, T Tsujiuchi, T Iwagami, A Ogiwara, Y Tanaka

    European Journal of Public Health   31 ( Supplement_3 ) iii569 - iii570  2021年10月

     概要を見る

    Abstract

    Background

    On March 11th, 2011, the Great East Japan Earthquake hit the Tohoku area, and more than 15,000 people lost their lives by the tsunami and earthquake. People who survived natural disasters, terrors, or serious diseases reported long-time psychological distress such as PTSD (Post Traumatic Stress Syndrome) or depression. This study aims to elaborate on factors associated with PTSD post the Great East Japan Earthquake after four years.

    Methods

    Quantitative and qualitative analysis from a questionnaire survey conducted after four years of the earthquake in 2015. The questionnaires included participants' attributes, IES-R scale to evaluate PTSD, loss of their families by tsunami and earthquake, their own tsunami experience, many relocations after the earthquake, lost job after the earthquake. The open-ended question asked them to write about their challenges in their lives and others.

    Results

    We received 3465 responses. Among those who responded, the IES-R scale was significantly larger in women (n = 1397) (aOR=1.55, p = 0.001) than men (n = 1966). Higher in those with more their own tsunami experience (aOR=1.35, p = 0.014), in those with lost loved ones (aOR=2.1, p &amp;lt; 0.01), and in those with more economic difficulties (aOR=1.6, p &amp;lt; 0.001). In addition, those with less social connectedness (aOR=1.34, p = 0.017) and forced to live separately with family members after the earthquake(aOR=1.36, p = 0.014) were significantly higher in the scale. From a quality analysis, we observed much psychological distress from participants.

    Discussion and Conclusions

    In this study, more than half in the PTSD risk group reported that they had never cared for mental pain after the earth quake. We overlook PTSD frequently. However, long-range monitoring and care are necessary for those affected by a significant disaster.

    Key messages

    PTSD after disasters have been overlooked frequently. A long-range monitoring and care are necessary after a significant disaster.

    DOI

  • 福島原子力発電所事故の県外避難者におけるメンタルヘルスと生活における課題

    岩垣 穂大, 辻内 琢也, 扇原 淳

    日本公衆衛生学会総会抄録集   第77回   503 - 503  2018年10月

  • 福島原発事故により避難指示の指定を受けた被災者の心的外傷後ストレス症状

    小牧 久見子, 持田 隆平, 岩垣 穂大, 石川 則子, 赤野 大和, 福田 千加子, 桂川 泰典, 増田 和高, 多賀 努, 小島 隆矢, 扇原 淳, 根ヶ山 光一, 熊野 宏昭, 辻内 琢也

    心身医学   57 ( 6 ) 684 - 684  2017年06月

    担当区分:責任著者

  • 東日本大震災が生み出した自主的避難者における心的外傷後ストレス症状

    小牧 久見子, 持田 隆平, 岩垣 穂大, 石川 則子, 赤野 大和, 福田 千加子, 桂川 泰典, 増田 和高, 多賀 努, 小島 隆矢, 扇原 淳, 根ヶ山 光一, 熊野 宏昭, 辻内 琢也

    日本心療内科学会誌   20 ( (別冊) ) 109 - 109  2016年12月

    担当区分:責任著者

  • 居住地喪失と将来展望にみる東日本大震災避難者の場所との情緒的な結びつき

    持田 隆平, 石川 則子, 赤野 大和, 増田 和高, 根ヶ山 光一, 辻内 琢也, 小島 隆矢, 扇原 淳, 桂川 泰典, 岩垣 穂大, 小牧 久見子, 福田 千加子

    人文地理学会大会 研究発表要旨     162 - 163  2016年11月

  • 〔大災害ストレスの心身医学〕 大災害時におけるソーシャル・キャピタルと精神的健康ー福島原子力災害の調査・支援実績から

    岩垣 穂大, 辻内 琢也, 扇原 淳

    心身医学   56 ( 6 ) 590 - 590  2016年06月

  • 東日本大震災4年目の宮城県被災者の外傷後ストレス症状に影響をあたえる身体・心理・社会的要因

    高橋 光咲, 辻内 琢也, 岩垣 穂大, 増田 和高, 扇原 淳, 熊野 宏昭

    心身医学   56 ( 6 ) 676 - 676  2016年06月

    担当区分:責任著者

  • 東日本大震災4年目の岩手県被災者の外傷後ストレス症状に影響をあたえる身体・心理・社会的要因

    川崎 拓真, 小牧 久見子, 岩垣 穂大, 赤野 大和, 高橋 光咲, 福田 千加子, 増田 和高, 扇原 淳, 熊野 宏昭, 辻内 琢也

    心身医学   56 ( 6 ) 677 - 677  2016年06月

    担当区分:責任著者

  • 原子力発電所事故4年後の被災者の放射線・放射能のイメージとストレス度との関連

    小牧 久見子, 岩垣 穂大, 赤野 大和, 川崎 拓真, 高橋 光咲, 福田 千加子, 増田 和高, 扇原 淳, 熊野 宏昭, 辻内 琢也

    心身医学   56 ( 6 ) 677 - 677  2016年06月

    担当区分:責任著者

  • 福島原子力発電所事故による母子避難者のストレス 家族関係とソーシャルキャピタルに着目して

    岩垣 穂大, 小牧 久見子, 赤野 大和, 福田 千加子, 持田 隆平, 石川 則子, 桂川 泰典, 増田 和高, 多賀 努, 小島 隆矢, 根ヶ山 光一, 熊野 宏昭, 扇原 淳, 辻内 琢也

    日本心療内科学会誌   19 ( (別冊) ) 94 - 94  2015年11月

    担当区分:責任著者

  • 福島原子力発電所事故による自主的避難者のストレス 現居住地の放射線に対する安心感に着目して

    小牧 久見子, 岩垣 穂大, 持田 隆平, 赤野 大和, 福田 千加子, 石川 則子, 桂川 泰典, 増田 和高, 多賀 努, 小島 隆矢, 熊野 宏昭, 扇原 淳, 根ヶ山 光一, 辻内 琢也

    日本心療内科学会誌   19 ( (別冊) ) 93 - 93  2015年11月

    担当区分:責任著者

  • 化学物質過敏症患者と喘息患者の微量化学物質や電磁場曝露による過敏反応

    北條 祥子, 釣木澤 尚美, 水城 まさみ, 坂部 貢, 宮田 幹夫, 小倉 英郎, 大友 守, 押方 智也子, 須藤 京子, 山口 拓洋, 辻内 琢也, 熊野 宏昭

    Journal of Environmental Dermatology and Cutaneous Allergology   9 ( 5 ) 475 - 475  2015年11月

  • 原発事故による被災者の放射線・放射能のイメージとストレスの関連

    小牧 久見子, 辻内 琢也, 岩垣 穂大, 増田 和高, 扇原 淳

    日本公衆衛生学会総会抄録集   第   475 - 475  2015年10月

  • 東日本大震災における仮設住宅居住者のPTSDとソーシャル・キャピタルとの関連

    岩垣 穂大, 辻内 琢也, 小牧 久見子, 増田 和高, 扇原 淳

    日本公衆衛生学会総会抄録集   第74回   473 - 473  2015年10月

  • 日本における電磁過敏症(EHS)患者の実態調査の開始

    北條 祥子, 秋山 一男, 水城 まさみ, 小倉 英郎, 宮田 幹夫, 石川 哲, 坂部 貢, 釣木澤 尚実, 押方 智也子, 長谷川 眞紀, 大友 守, 今井 奈妙, 土器屋 美貴子, 乳井 美和子, 角田 和彦, 木俣 肇, 加藤 貴彦, 五十嵐 公英, 井上 博之, 青木 真一, 高塚 俊治, 近藤 加代子, 吉富 邦明, 水越 厚史, 辻内 琢也, 宮田 英威, 熊野 宏昭

    臨床環境医学   23 ( 2 ) 130 - 130  2014年12月

  • アレルギー疾患、シックハウス症候群、化学物質過敏症、電磁過敏症の相互関係 QEESI問診票を用いた症状、化学物質不耐性、日常生活障害の比較

    北條 祥子, 秋山 一男, 水城 まさみ, 宮田 幹夫, 石川 哲, 坂部 貢, 相澤 好治, 小倉 英郎, 山中 隆夫, 角田 和彦, 吉野 博, 釣木澤 尚実, 長谷川 眞紀, 大友 守, 押方 智也子, 水越 厚史, 今井 奈妙, 加藤 貴彦, 木俣 肇, 辻内 琢也, 熊野 宏昭

    臨床環境医学   23 ( 2 ) 131 - 131  2014年12月

  • 日本における電磁過敏症(EHS)患者の実態調査の開始

    北條 祥子, 秋山 一男, 水城 まさみ, 小倉 英郎, 宮田 幹夫, 石川 哲, 坂部 貢, 釣木澤 尚実, 押方 智也子, 長谷川 眞紀, 大友 守, 今井 奈妙, 土器屋 美貴子, 乳井 美和子, 角田 和彦, 木俣 肇, 加藤 貴彦, 五十嵐 公英, 井上 博之, 青木 真一, 高塚 俊治, 近藤 加代子, 吉富 邦明, 水越 厚史, 辻内 琢也, 宮田 英威, 熊野 宏昭

    日本臨床環境医学会総会プログラム・抄録集   23回   77 - 77  2014年05月

  • アレルギー疾患、シックハウス症候群、化学物質過敏症、電磁過敏症の相互関係 QEESI問診票を用いた症状、化学物質不耐性、日常生活障害の比較

    北條 祥子, 秋山 一男, 水城 まさみ, 宮田 幹夫, 石川 哲, 坂部 貢, 相澤 好治, 小倉 英郎, 山中 隆夫, 角田 和彦, 吉野 博, 釣木澤 尚実, 長谷川 眞紀, 大友 守, 押方 智也子, 水越 厚史, 今井 奈妙, 加藤 貴彦, 木俣 肇, 辻内 琢也, 熊野 宏昭

    日本臨床環境医学会総会プログラム・抄録集   23回   78 - 78  2014年05月

  • 日本語訳版EHS問診票の作成とそれを用いた調査(その2) 医師により診断されたEHS患者を対象とした調査

    北條 祥子, 土器屋 美貴子, 宮田 幹夫, 水城 まさみ, 石川 哲, 熊野 宏昭, 辻内 琢也, 辻内 優子, 中村 陽一, 本堂 毅, 乳井 美和子, 坂部 貢

    臨床環境医学   21 ( 2 ) 219 - 219  2012年12月

  • 日本語訳版EHS問診票の作成とそれを用いた調査(その1) 予備調査・日本語訳版EHS問診票の信頼性の検討

    北條 祥子, 土器屋 美貴子, 宮田 幹夫, 坂部 貢, 水城 まさみ, 石川 哲, 辻内 琢也, 本堂 毅, 乳井 美和子, 熊野 宏昭

    臨床環境医学   21 ( 2 ) 218 - 219  2012年12月

  • 原発避難者の"喪失と再生"の語りから学ぶ

    辻内 琢也, 永友 春華, 伊藤 康文, 中上 綾子, 菊地 真実, 鈴木 勝己, 熊野 宏昭

    心身医学   52 ( 6 ) 534 - 534  2012年06月

  • 日本語訳版EHS問診票の作成とそれを用いた調査(その1) 予備調査・日本語訳版EHS問診票の信頼性の検討

    北條 祥子, 土器屋 美貴子, 宮田 幹夫, 坂部 貢, 水城 まさみ, 石川 哲, 辻内 琢也, 本堂 毅, 乳井 美和子, 熊野 宏昭

    日本臨床環境医学会総会プログラム・抄録集   21回   24 - 24  2012年05月

  • 日本語訳版EHS問診票の作成とそれを用いた調査(その2) 医師により診断されたEHS患者を対象とした調査

    北條 祥子, 土器屋 美貴子, 宮田 幹夫, 水城 まさみ, 石川 哲, 熊野 宏昭, 辻内 琢也, 辻内 優子, 中村 陽一, 本堂 毅, 乳井 美和子, 坂部 貢

    日本臨床環境医学会総会プログラム・抄録集   21回   np25 - np25  2012年05月

  • ライフステージに応じた健康増進に関する健康・生命科学的研究

    鈴木 秀次, 木村 一郎, 小室 輝昌, 今泉 和彦, 山内 兄人, 永島 計, 竹中 晃二, 辻内 琢也, 鈴木 克彦

    人間科学研究   23 ( 1 ) 152 - 153  2010年03月

    CiNii

  • ライフステージに応じた健康増進に関する健康・生命医科学的研究

    鈴木 秀次, 木村 一郎, 小室 輝昌, 今泉 和彦, 山内 兄人, 竹中 晃二, 永島 計, 辻内 琢也, 鈴木 克彦

    人間科学研究   22 ( 0 ) 136 - 136  2009年03月

    CiNii

  • Magnitude and location of EEG spectral power in experienced QiGong meditators during resting and three meditations.

    Shisei Tei, Pascal L. Faber, Dietrich Lehmann, Ikuho Shibata, Gen Ohyama, Takuya Tsujiuchi, Hiroaki Kumano, Akira Akabayashi, Kieko Kochi, Lorena R. R. Gianotti

    JOURNAL OF PSYCHOSOMATIC RESEARCH   61 ( 3 ) 420 - 420  2006年09月

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

  • 心身医療におけるエビデンス・ベイスト・アプローチとナラティブ・アプローチ 理論・実践・研究 NBMの発展可能性に向けた医療人類学の取り組み "証言に基づく医療"の事例紹介から

    鈴木 勝己, 辻内 琢也, 辻内 優子, 熊野 宏昭, 久保木 富房

    心身医学   46 ( 6 ) 476 - 476  2006年06月

  • The impact of stress-related factors on multiple chemical sensitivities

    Y Tsujiuchi, H Kumano, K Yoshiuchi, T Tsujiuchi, M Saitoh, M Nakao, T Kuboki, T Okano

    JOURNAL OF PSYCHOSOMATIC RESEARCH   55 ( 2 ) 166 - 166  2003年08月

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

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現在担当している科目

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特別研究期間制度(学内資金)

  • 原発避難者の社会的苦悩(Social Suffering)の解決を目指す人間科学的研究

    2013年04月
    -
    2014年03月

    アメリカ   ハーバード大学

    アメリカ   マサチューセッツ総合病院

他学部・他研究科等兼任情報

  • 人間科学学術院   大学院人間科学研究科

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

学内研究所・附属機関兼任歴

  • 2022年
    -
    2024年

    カーボンニュートラル社会研究教育センター   兼任センター員

特定課題制度(学内資金)

  • 災害支援の人類学 ―原発事故避難者の“苦悩と再生”のエスノグラフィー―

    2013年  

     概要を見る

    本研究は、申請者が東日本大震災以降3年間継続して行ってきた、原発事故により故郷を失いつつある人々に対する支援と同時に、その活動を人類学的フィールドワークとして位置づけていく実践的研究の成果を、エスノグラフィー=民族誌としてまとめようとしたものである。彼らが“苦悩(suffering)”の体験を超えて新しいコミュニティを再生していく動的な過程に寄り添い、それをエスノグラフィーとして克明に記録し、ひいては災害難民をめぐる諸問題を明らかにした上で、その解決方法を提示することを目的とした。研究手法としては、被災者の置かれている社会状況のみならず「語り(ナラティブ)」を通して内面的な状況にまで迫るという点、行政・支援団体・自助団体・弁護団体それぞれとの関わりを通して原発避難という現象を多面的に捉えようとする点が、これまでにない挑戦的な手法と言える。理論的には、「災害難民研究、支援の人類学、苦悩の人類学」という、人類学における3領域を射程にいれた研究である点に特色がある。 埼玉県に避難してきた福島県住民への支援と調査研究は、次の4つの立場の人々との協同関係の上で成立している。[A.行政との関わり]福島県双葉町役場・富岡町・白河市・川内村への支援、埼玉震災対策連絡協議会への参加、[B.民間支援団体・自助団体との関わり]震災支援ネットワーク埼玉(SSN)・杉戸元気会・一歩会活動への参加、個別の避難者への交流、[C.弁護士団体との関わり]埼玉弁護士会・東京三弁護士会・大阪弁護士会の原発賠償請求活動の参与観察、[D.海外研究機関との連携]1年間、米国ハーバード大学難民トラウマ研究所(Harvard Program in Refugee Trauma: HPRT)のリサーチ・フェローとしての研究である。研究成果の一部は、辻内琢也(編著)『ガジュマル的支援のすすめ:一人ひとりのこころに寄り添う』(早稲田大学出版部,2013)として執筆。現在は、引き続きこれらの多面的調査研究の成果をまとめている段階である。

  • 代替医療/スピリチュアリティに関する研究

    2003年  

     概要を見る

    「スピリチュアリティを語る姿勢」              1990年代半ばから、医療や心理臨床の分野において「スピリチュアリティ」という用語の使用が急激に増加してきている。近代医療が抱えてきた様々な問題点を克服する医療の新たな形態として、まさにポストモダン医療を支える中核概念としてスピリチュアリティが注目されてきているのである。 確かに、「生の意味・価値・目的」といった広い意味でのスピリチュアリティが尊重される医療のあり方は望ましいものと考えられる。演者自身も、内科医・心療内科医として終末期医療・補完代替医療等に携わってきた臨床経験から、その重要性を痛感してきた。しかしながら、医師=医療を提供する側という立場を離れ、医療人類学的な視点からスピリチュアリティをめぐるフィールドワークをはじめたところ、このスピリチュアリティという言葉の使われ方、利用のされ方に内包されている大きな問題点が立ち現れてきたのである。いったい誰が誰のために何のためにこの言葉を使うのか? あるいは使いたいのか? そして、スピリチュアリティとはそもそも誰のものなのか?  現代の社会の背景には、医療の知識や技術が人々の日常生活に浸透してゆき、知らず知らずのうちに日常生活が医療の支配・影響・監督下に入ってゆく医療化(medicalization)と呼ばれる仕組みが存在している。生老病死といった人間の一生における様々な苦の経験を、医療の問題に帰してしまう大きな力が存在している。また、様々なケアが行なわれる医療者-患者関係において、医療者は依然として強い力・権力性を保持している。「こころのケア」という一見良さそうな言葉によって「こころの管理」が行なわれようとしている社会の心理学化現象を考えると、今後「スピリチュアル・ケア」という名のもとで「スピリチュアリティの管理」が知らず知らずのうちに行なわれてゆく危険性があるのではないだろうか。 構造として権威を保持せざるを得ない医療者が、スピリチュアリティを語る時に求められる姿勢として、物語りと対話に基づく医療、すなわちナラティブ・ベイスト・メディスンにおけるナラティブ・アプローチに注目したい。限りなく権力性を排し水平化させた医療者-患者関係=医療の場という前提があってこそ、スピリチュアリティが真に生かされてくるのではないだろうか。