草柳 千早 (クサヤナギ チハヤ)

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所属

文学学術院 文学部

職名

教授

兼担 【 表示 / 非表示

  • 文学学術院   大学院文学研究科

学歴 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1983年

    慶應義塾大学大学院   社会学研究科   社会学専攻  

  •  
    -
    1983年

    慶應義塾大学大学院   社会学研究科   社会学専攻  

  •  
    -
    1981年

    慶應義塾大学   文学部   社会・心理・教育学科  

学位 【 表示 / 非表示

  • 早稲田大学   博士

  • Waseda University   Doctor

  • 慶應義塾大学   修士

  • Keio Gijuku University   master

所属学協会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     

    ジンメル研究会

  •  
     
     

    The Society for Phenomenology and the Human Sciences

  •  
     
     

    日本社会学理論学会

  •  
     
     

    早稲田社会学会

  •  
     
     

    三田社会学会

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研究分野 【 表示 / 非表示

  • 社会学

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 社会学理論、相互作用論、社会問題研究

論文 【 表示 / 非表示

  • 身体と相互作用のこれまでとこれから

    草柳千早

    福音と世界   2020 ( 10 )  2020年10月

  • 他者を「知る」こととカテゴリーの力

    草柳千早

    そだちの科学   ( 34 ) 98 - 100  2020年04月

  • 書評:徳田剛・杉本学・川本格子・早川洋行・浜日出夫著『ジンメルの論点』

    草柳千早

    三田社会学   ( 24 ) 182 - 185  2019年

  • 生き物を食べる --- フード・アクティビズムの可能性

    草柳千早

    『福音と世界』   2018 ( 9 ) 30 - 35  2018年

  • 身体と社会秩序 ---「からだの声をきく」言説からみる---

    草柳千早

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   63   153 - 170  2018年

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 『知の社会学の可能性』

    栗原亘, 関水徹平, 大黒屋貴稔( 担当: 分担執筆)

    学文社  2019年03月 ISBN: 9784762028861

  • 『それでも、「信頼」の可能性を問う』

    早稲田大学文学学術院総合人文科学研究センター研究部門, 現代日本における, 信頼社会, 再構築のための総合的研究, 編( 担当: 分担執筆)

    文化書房博文社  2018年11月 ISBN: 9784830113116

  • 社会学理論応用事典

    日本社会学会, 理論応用事典刊行委員会( 担当: その他)

    丸善出版  2017年07月 ISBN: 9784621300749

     概要を見る

    編集委員・分担執筆

  • 『日常の最前線としての身体 --- 社会を変える相互作用』

    草柳千早( 担当: 単著)

    世界思想社  2015年11月 ISBN: 9784790716709

  • 『希望の社会学』

    山岸健, 浜日出夫, 草柳千早( 担当: 共編者(共編著者))

    三和書籍  2013年04月 ISBN: 9784862511508

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Misc 【 表示 / 非表示

  • 謡の稽古から考える呼吸と現代社会

    草柳千早

    声の道場Ⅲ     172 - 191  2019年10月

    その他  

その他 【 表示 / 非表示

  • 報告書 ・『女性の...

     概要を見る

    報告書
    ・『女性の生き方と今後のライフコース設計』生活科学研究所(総合研究開発機構委託研究)(分担執筆)1985年11月
    ・『東京の日常生活と風景・景観・サウンドスケープに関する社会学的人間学的研究』慶應義塾大学社会学山岸研究室日常生活研究会(財団法人第一住宅建設協会)(分担執筆) 1989年10月
    ・『東京下町の都市空間の再生と活性化のための基礎的研究』慶應義塾大学社会学山岸研究室日常生活研究会(財団法人第一住宅建設協会)(分担執筆)1990年9月
    ・『近代日本の映像メディア受容』(中間報告書)「人間と映像プロジェクト」グループⅡ(財団法人放送文化基金)(分担執筆)1998年3月

    書評
    ・『意味と日常世界---シンボリック・インタラクショニズムの社会学』『社会学評論』1991年4月、第41巻第2号、p.182-p.184
    ・『他者といる技法』1998年12月、『社会学評論』第49巻第3号、p.120-p.122
    ・『社会学講義---感情論の視点』2000年6月、『社会学評論』第51巻第1号、 p.160-p.162
    ・「書評:草柳千早著『「曖昧な生きづらさ」と社会---クレイム申し立ての社会学』世界思想社、2004年 著者リプライ」2005年7月、『三田社会学』第10号、 p.164-p.167

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • アルフレッド・シュッツ文庫を利用したシュッツの社会理論とその影響に関する研究

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2021年03月
     

     概要を見る

    本研究は、早稲田大学文学部社会学研究室に設置されている「アルフレッド・シュッツ文庫(The Alfred Schutz Archive Established in the Memory of Alfred and Ilse Schutz)」(以下「シュッツ文庫」と略記)の資料・設備を利用して、①シュッツ理論の形成と展開に関して内在的に検討し、②シュッツ理論をめぐる今日の研究状況の調査に取り組むことを目的としている。シュッツ文庫には、シュッツ理論に関する第一級の資料が所蔵されているが、資料はすべてマイクロフィルムの状態で保管されていたため、使用する度に劣化する危険があった。また、資料利用の点で、マイクロフィルムという保存媒体は利便性に欠けていた。そうした問題を解消すべく本科学研究費の助成より2018年度から進めてきた電子化作業は、2019年度中に完了した。並行して、所蔵資料の詳細な目次を作成した。資料の電子化、整理ならびに目次の作成により、シュッツ理論の全体像を俯瞰することが可能となった。本研究の中心的な問いであり、これまで断片的にしか論じられてこなかった「時間」「空間」概念、シュッツ理論の根幹をなす「レリヴァンス」概念、これらの概念を中心軸として、シュッツ理論の有機的連関が見えてきた。現在、当該資料について、シュッツ理論に関心をもつ研究者たちで検討を行っている。また、シュッツ理論に関する国内外の二次文献の収集、整理を行い、世界的にも類を見ない網羅的な二次文献リストが完成した。本リストの完成により、これまで世界の各地域で蓄積されてきたシュッツ研究の成果を一望することが可能になった。このリストは今後のシュッツ研究にとって大きく寄与すると確信する。なお、当該文献リストは、シュッツ理論の研究を志す者が広く活用することができるように、シュッツ文庫のホームページ上で公開している。シュッツ文庫には、シュッツの未刊の草稿を含む多くの遺稿や、シュッツと同時代の哲学者・社会科学者とのあいだで交わされた書簡、シュッツ自身による蔵書への書き込みなど、数万頁にもおよぶシュッツ理論に関する第一級の資料がマイクロフィルムの状態で所蔵されている。これらきわめて貴重な資料の保存と利便性の向上のため、2018年度から資料の電子化作業を行ってきた。当初の予定では、資料の電子化作業は2018年度中に完了する予定であったが、電子化に際してマイクロフィルムの内容すべてに目を通したところ、目次データに多くの不備が発見された。それゆえ、電子化作業を一時中断し、資料の分類・整理を行い、それと並行してより詳細で精確な目次を作成する必要が生じた。以上の事情により、2018年度の進捗は当初の予定よりやや遅れていたが、2019年度中に資料の電子化、整理ならびに目次の作成はすべて完了し、前年度の遅れを取り戻すことができた。現在は本研究の代表者を中心として、シュッツ理論に関心をもつ研究者たちで当該資料を参照しながらシュッツ理論について内在的かつ体系的な検討を行っている。電子化作業と同時並行的に、シュッツ理論に関する二次資料の収集、整理も行なった。北米、西欧の二次文献については言うまでもなく、これに加えて、ブエノスアイレス大学のカーロス・ベルべデール教授やコンスタンツ大学のヨッヘン・ドレアー博士の協力を得て、これまで目配りが手薄であった南米、南欧(スペイン語圏、ポルトガル語圏、イタリア語圏)、ならびに北欧、東欧の二次資料についても収集することができた。これらの資料はすべて年代ごとにリスト化し、すでにシュッツ文庫ホームページ上で公開している。以上が、現在の進捗状況を「おおむね順調に進展している」と判断した理由である。本研究の主な目的は、①シュッツ理論の内在的検討と、②シュッツ理論をめぐる今日の研究状況に関する調査である。2020年度も①②に取り組む。①については、電子化した資料の検討を引き続き行う。シュッツの著作において、本研究の主要概念である「レリヴァンス」について明示的に語られるのは、40年代以降である。しかし、彼は最初期のいわゆる<ベルクソン時代>から、この課題に取り組んでいた。それゆえ、彼の最初期の草稿から最晩年のものまで、彼の研究経歴の全体に目を配りつつ資料を検討する必要がある。②については、カーロス・ベルべデール教授、ヨッヘン・ドレアー博士の協力のもと、シュッツ理論に関する二次文献の収集、整理を続ける。加えて、ボストン大学名誉教授のジョージ・サーサス氏が所蔵していた資料の整理、検討に取り組む。サーサス氏は、エスノメソドロジーの第一人者であり、シュッツ研究者としても著名であったが、2018年に逝去した。彼は、現象学を応用した人文社会科学の分野で世界的にも広く認知された学会Society for Phenomenology and the Human Sciencesの設立に多大な貢献をした人物であり、現象学的社会学の今日の学的状況の形成にも大きな影響を与えた人物である。彼と本研究の代表者とは、長年にわたって協力的に研究活動を行ってきた。こうした事情ゆえ、また、サーサス氏自身の生前の希望もあり、彼の所蔵していた研究資料をシュッツ文庫で管理する運びとなった。彼の資料を整理し、検討することがシュッツ研究の発展に寄与するであろうことは言うまでもない。加えて、サーサス氏がシュッツ理論をめぐる今日の学的状況に及ぼした影響について検討することは、シュッツ理論が多様なネットワークを介して伝播し、後の学的状況に影響を与える過程を体系的に把握せんとする本研究にとっては、重要な課題である

  • 学知と社会の関係に関する理論的・実証的研究

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2013年
    -
    2015年
     

     概要を見る

    研究目的:本年度は、(1)関連する先行研究の踏査、(2)社会学関連の学会誌掲載論文と学会大会報告のコピー・収集、ならびにその概要のデータベース化、(3)その分析・解読を通した社会学知の質的、量的変化の在り方に関する作業仮説の構築、(4)民間研究助成機関の調査への着手、を目的とした。
    研究方法:(1)先行研究を収集し、各メンバーがそれについて報告して全員で検討する。(2)40年以上の歴史をもつ社会学関連の学術雑誌(『社会学評論』『社会学研究』『社会学年誌』『社会学史研究』『社会学年報』『応用社会学研究』『社会学論叢』)に掲載されたすべての学術論文の著者名、論文タイトル、要旨、参考文献をコピーしたうえで、データベース化する。(3)40年以上の歴史をもつ社会学関連の学会(日本社会学会、東北社会学会、日本社会学史学会、早稲田社会学会)大会におけるすべての研究報告の報告者名・報告タイトル資料をコピーしたうえで、それらをデータベース化する。(4)民間研究助成機関に関する基礎資料を収集する。(5)収集済のデータ(社会学関連科目シラバス、日本社会学会会員対象の質問紙調査データ)を今年度新たに構築したデータベースと突き合わせながら再分析する。
    研究成果:研究会を6回(4月7日、4月18日、5月31日、8月3日、12月26日、3月20日~21日〔合宿〕)開催し、各回、メンバーがそれぞれの研究テーマに関する報告をし、それをめぐって全員で議論をしながら研究の進展を目指した。報告者と報告タイトルの一部を以下にあげておく。大黒屋貴稔「社会学研究にみる学知の変遷」、飯田卓「学術政策の転換と社会学知の変遷」、栗原亘「組織および制度からみた社会学」、関水徹平「社会学教育のボーダレス化の現状と社会学教育への志向に関する計量的分析」、鳥越信吾「タイトルに社会学者の名前が付けられた論文の検討」

  • 知の構造変動に関する理論的・実証的研究

    基盤研究(B)

    研究期間:

    2007年
    -
    2009年
     

     概要を見る

    「知の在り方・有り様が変わりつつある」という日常的実感(仮説)を導きの糸として、25大学40年間の社会学関連シラバスに関する調査と、社会学の教育と研究に関する質問紙調査を立案・実施し、分析した。これら二つの調査研究は「知の社会学」の構想の一環であり、今日、多くの人びとによって実感されている(であろう)「知」の在り方・有り様の「変化」を見定める第一歩として、社会学知における変化をいくつかの側面から明らかにした。

  • 知の構造変動に関する理論的・実証的研究 研究分担者

    研究期間:

    2007年
    -
    2009年
     

  • 社会問題構築過程の相互行為論的研究

     概要を見る

    本研究では、(1)構築主義アプローチにより人々の相互行為に定位して社会問題が構築される過程を分析すること、(2)それを通じて社会問題の相互行為論的研究のための理論枠組みを整理することを目指し、夫婦別姓問題を題材として以下を実施し結果を得た。1.社会問題構築過程の分析のための方法論の検討-構築主義アプローチによる経験的社会問題研究の方法、既存研究事例を既存文献資料により検討し、本調査(以下の2.3.4.)のためのフレイムを設計。2.社会問題をめぐる相互行為に関する質問紙調査-夫婦別姓問題を題材とし、夫婦別姓実践者を対象に、問題の主観的経験と定義、クレイム申し立て状況、周囲の人々との当該問題をめぐるコミュニケーション状況について探った。3.同インタビュー調査-2の対象者に対して質問紙調査結果を踏まえ、周囲の人々(特に反対者)との夫婦別姓をめぐるコミュニケーション(クレイムの応酬)、そこで使用された社会問題ディスコースのレトリック、一般的に流布する夫婦別姓反対論(下の4により抽出)に対する意見と反対レトリックの使用について詳しい聞き取りを行った。4.パブリシティレベルの社会問題ディスコースの分析-夫婦別姓問題をめぐる公的ディスコースを新聞、雑誌、パンフレット類、単行本等を資料として収集し内容分析を試みた(続行中)。得られた知見:2と3より問題をめぐる日常的相互行為のあり方が考察された。その結果と4の対照的把握により、キツセらが提唱する構築主義の方法を日常生活のvernacularな次元に適用するには方法論の部分的検討が必要と考えられる。具体的には、構築主義に内在するアクターモデル、社会問題ディスコース等概念の再検討が今後の課題となる

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • The Body and Social Order According to the View of “Listening to the Voice of Body”

    Chihaya KUSAYANAGI

    4th Conference of The International Alfred Schutz Circle for Phenomenology and Interpretive Sociology   (University of Konstanz)  The International Alfred Schutz Circle for Phenomenology and Interpretive Sociology  

    発表年月: 2018年05月

  • The Construction of a View of the Body and its Implications for Lifestyle Today

    Kusayanagi, Chihaya

    International Alfred Schutz Circle for Phenomenology and Interpretive Social Science 3rd Conference   (Tokyo)  International Alfred Schutz Circle for Phenomenology and Interpretive Social Science  

    発表年月: 2016年05月

  • "Individuality" As a Moral Expression in Japan

    XVIII ISA World Congress of Sociology  

    発表年月: 2014年07月

  • From Claims-making Activity to Tactics of Everyday Practice: An Alternative Approach to Body Maintenance in Japan

    The Annual Conference of The Society for Phenomenology and the Human Sciences  

    発表年月: 2013年10月

  • On Frances Chaput Waksler's 'The New Orleans Sniper': Constituting the Other 2011 in Japan

    The annual Conference of The Society for Phenomenology and the Human Sciences  

    発表年月: 2011年10月

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特定課題研究 【 表示 / 非表示

  • 現代日本における身体観と社会・生活を問い直す日常的実践の質的研究

    2013年  

     概要を見る

    本研究は、現代社会で西洋/科学的な身体へのアプローチに対して、オルタナティブなものとして現代社会においてある程度受容されている、非西洋的な身体へのアプローチに焦点を当て、このアプローチに基づく日常的実践(M.de Certeau)が現代社会と実践者個人に対して持ちうる意味と可能性について考察した。より具体的には、近年よく言われる「からだの声をきく」という語りと実践に注目し、1)この言葉と実践がどのように語られているか、2)この実践者は、現代社会および現代的な生活スタイルに対していかなる態度を獲得していくか、3)このような日常的実践に注目する社会学的な意義は何か、について、理論的・経験的研究を通して考察した。 理論については、これまでの研究に引き続き、 M.de Certeau、E.Goffmanの日常的実践論、C. Shillingの身体社会学を中心に研究した。結果は、現在とりまとめ中の著書のなかで1章分としてまとめた。経験的研究については、非西洋・東洋的な身体観・身体管理に関する知およびそうした知に基づく日常的実践の普及や啓蒙等の活動を行っている団体組織、人びとについて情報収集し、インタビュー調査、実地取材、講座参加等を行い、また、研究期間中に特別研究期間で過ごした英国にても事例の取材・調査を進めた。 「からだの声をきく」という実践は、現代日本において正統性を付与されている西洋医学的・「専門的」「科学的」な知識に基づく身体へのアプローチ(「対象としての身体」アプローチ)とはまったく異なるアプローチを実践者に要求する。この実践は、一般に正しいとされている専門的で科学的な知識を相対化する契機となりえ、また現代社会の諸個人に対する要請と「からだの声」との間の非両立性の感覚を、実践者のなかで高めうる。これらを通じて人は、自身の身体を基点(根拠)として、社会の現状を問い直す、という態度を獲得しうる。この実践は、社会制度の変化へと直ちに発展するものではないかもしれないが、個人の健康や身体への関心、関わり方、生活スタイル、ひいては社会のありように影響を与えていくものと考えられる。

  • コミュニケーションにおける身体、そのメディアとしての機能と管理技法に関する研究

    2008年  

     概要を見る

     本研究は、社会学における既存の社会的相互作用論に対して、身体をより積極的に組み込んだ理論を構築するという目的の一環として、相互作用における身体の管理技法について、既存理論・研究を検討することを狙いとした。 研究計画では(1)既存研究の検討、(2)質的・経験的な研究のためのフレイム構築を目指していたが、本年度は時間の関係上、既存文献・理論研究が中心となった。そこでの狙いと明らかになったことは3点にまとめられる。(1)社会学における身体の扱いについて、その学史の把握。社会学において身体は近年まで積極的に扱われてこなかったが、同時に暗黙の前提とされていた。この二重性は社会学の成立過程に遡ることができる。初期の社会学は同時代の産業資本主義社会に関心を向け、社会秩序、社会変動等の理論に取り組んだ。その際身体は、自然のもの、前-社会的なものとして社会学的分析の外部に置かれることとなった。身体への関心が本格的に高まったのは1990年代に入ってからである。この背景には、一般社会における身体への関心の高まりがある。(2)身体へのアプローチの理論的系譜の把握と整理。二つの代表的かつ対照的な流れを整理することができる。生物学的アプローチと構築主義的アプローチである。前者は身体を自然、生物学的現象として捉え、後者は社会的に構築されたもの、極端には言語などに還元する。いずれも還元主義的になりがちであり、いずれでもなくかつ両者を組み込んだ第三の視座が必要とされている。特に構築主義と身体との関係を整理することは重要であると考えられる。本研究はその点に重点を置きながら第三の道を選択、探究することになる。(3)社会的相互作用における身体の理論化、その可能性の探究。ゴフマンの相互作用論の検討を中心に、身体をいかに理論的に扱いうるかを探究した。従来の相互作用論において、身体は、それが扱われる場合でもシンボルもしくはシンボル媒介的なものとして捉えられてきたと言える。ゴフマン理論も主にそのように捉えられてきた。しかしながら、それだけでは身体の物質的、自然的なものとしてのあり方を充分に組み込めているとは言い難い。 本研究は、シンボルとしてのみならず、物質、自然、生命としての身体を組み込んだ理論の構築を目指す。このことを今後の課題として本研究をさらに継続していく。

海外研究活動 【 表示 / 非表示

  • 現代社会における社会秩序と身体-E.ゴフマンの身体論を基に

    2019年04月
    -
    2019年09月

    イギリス   University of London SOAS

  • クレイム申し立てからライフスタイルへ     社会を問いなおす日常的実践の質的研究

    2013年04月
    -
    2013年09月

    イギリス   ロンドン大学

 

現在担当している科目 【 表示 / 非表示

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