2024/05/23 更新

写真a

タニグチ シンコ
谷口 眞子
所属
文学学術院 文学部
職名
教授
学位
博士(史学) ( 早稲田大学 )

所属学協会

  •  
     
     

    日本史攷究会

  •  
     
     

    アジア民衆史研究会

  •  
     
     

    歴史学研究会

  •  
     
     

    日本史研究会

  •  
     
     

    日本歴史学会

研究分野

  • 史学一般   日本史、比較史、グローバル・ヒストリー

研究キーワード

  • 19世紀、軍人、学知、書物、移動、戦争、情報、外交

受賞

  • 第三回日本歴史学会賞

    2002年07月  

メディア報道

  • お正月スペシャル

    テレビ・ラジオ番組

    執筆者: 本人  

    BS松竹東急   号外!日本史スクープ砲  

    番組出演  

    2023年01月

  • 智の巨人 西周

    テレビ・ラジオ番組

    執筆者: 本人  

    BS松竹東急   号外!日本史スクープ砲  

    番組出演  

    2022年12月

  • 〔出演〕NHK「BS歴史館」

    NHK「BS歴史館」  

    2011年12月

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    第27回 忠臣蔵

  • 〔インタビュイー〕ーYOMIURI ONLINE WASEDA ONLINE

    YOMIURI ONLINE WASEDA ONLINE  

    2010年08月

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    「武士道と敵討」

  • 〔出演〕NHK教育テレビ「知るを楽しむ 歴史に好奇心」

    NHK教育テレビ「知るを楽しむ 歴史に好奇心」  

    2008年12月

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    ナナメ読み忠臣蔵 第1回(12/4)と第4回(12/25)に出演

  • 〔寄稿〕NHK教育テレビ「知るを楽しむ 歴史に好奇心」テキスト

    NHK教育テレビ「知るを楽しむ 歴史に好奇心」テキスト  

    2008年12月

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    「討ち入りをめぐる忠義と名誉」

  • 〔インタビュイー〕山陽新聞、中国新聞など

    山陽新聞、中国新聞など  

    2003年03月

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    武士道についての識者コメント

  • 〔インタビュイー〕静岡新聞、京都新聞、福井新聞、山陽新聞など

    静岡新聞、京都新聞、福井新聞、山陽新聞など  

    2002年07月

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    新聞記事「無礼打ち 武士の義務」

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論文

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書籍等出版物

  • 葉隠「武士道」の史的研究

    谷口, 眞子( 担当: 単著)

    吉川弘文館  2022年08月 ISBN: 9784642043519

  • The military in the early modern world : a comparative approach

    Meumann, Markus, Pühringer, Andrea( 担当: 分担執筆,  担当範囲: The Military Raison d'Etre in Peacetime: The Characteristics of Bushido (the Way of the Samurai) in Early Modern Japan)

    V&R unipress  2020年 ISBN: 9783847110132

  • 近代法の形成と実践 : 19世紀日本における在野法曹の世界

    Flaherty, Darryl E., 浅古, 弘( 担当: 共訳,  担当範囲: 第1章)

    早稲田大学比較法研究所,成文堂 (発売)  2019年03月 ISBN: 9784792306434

  • 日本の文明―表象と表出

    ( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 近世身分制社会における忠と孝―近世武士像創出の一面―)

    2019年 ISBN: 9788381380720

  • 「殉死・仇討ち・心中」『生と死』

    谷口 眞子著, 島薗 進, 高埜 利彦, 林 淳, 若尾 政希編( 担当: その他,  担当範囲: 79108)

    春秋社  2015年01月 ISBN: 9784393299432

  • 赤穂浪士と吉良邸討入り

    谷口 眞子

    吉川弘文館  2013年12月 ISBN: 9784642067768

  • 「名誉と規律化―日本近世の法文化―」『名誉の原理―歴史的国際的視点から―』

    谷口 眞子著, 王雲海編( 担当: その他,  担当範囲: 3760)

    国際書院  2010年05月

  • 「元禄時代と赤穂事件の史実」『仮名手本忠臣蔵を読む』

    谷口 眞子著, 服部 幸雄編( 担当: その他,  担当範囲: 3561)

    吉川弘文館  2008年08月

  • 「恩赦をめぐる幕府権威と仏教世界」『近世の宗教と社会2』

    谷口 眞子著, 井上 智勝, 高埜 利彦編( 担当: その他,  担当範囲: 159196)

    吉川弘文館  2008年07月

  • 武士道考−喧嘩・敵討・無礼討ち−

    谷口 眞子

    角川学芸出版  2007年03月 ISBN: 9784047021358

  • 赤穂浪士の実像(歴史文化ライブラリー214)

    谷口 眞子

    吉川弘文館  2006年07月

  • 「長久手の戦いにみる「記憶のかたち」」『近世成立期の大規模戦争 戦場論下』

    谷口 眞子著, 藤田 達生編( 担当範囲: 309336)

    岩田書院  2006年04月

  • 「小牧・長久手の戦いの記憶と顕彰―池田恒興を事例に―」『近世成立期の大規模戦争 戦場論下』

    谷口 眞子著, 藤田 達生編( 担当: その他,  担当範囲: 283308)

    岩田書院  2006年04月

  • 近世社会と法規範−名誉・身分・実力行使−

    谷口 眞子

    吉川弘文館  2005年06月 ISBN: 464203403X

  • KNIGHT AND SAMURAI: Actions and Images of Elite Warriors in Europe and East Asia

    Rosemarie Deist ed.( 担当: 分担執筆,  担当範囲: Military Evolution or Revolution? : State Formation and the Early Modern Samurai)

    Kummerle Verlag in Germany  2003年 ISBN: 3874529584

  • 「移行期戦争論―大坂冬の陣の総合的検討―」『シリーズ歴史学の現在7 戦争と平和の中近世史』

    谷口眞子著, 歴史学研究会編( 担当: その他,  担当範囲: 175205)

    青木書店  2001年11月

  • 「無礼討ちに見る武士身分と社会」『藩世界の意識と関係』

    谷口眞子著, 岡山藩研究会編( 担当範囲: 221248)

    岩田書院  2000年05月

  • 新編千代田区史 通史編

    千代田区史編纂委員会( 担当: その他,  担当範囲: 576595)

    千代田区  1998年05月

  • 新編千代田区史 通史資料編

    千代田区史編纂委員会( 担当: その他,  担当範囲: 455462)

    千代田区  1998年05月

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講演・口頭発表等

  • 幕末維新期における西周と津田真道―三津同盟構想に寄せて

    谷口眞子

    公開科研集会  

    発表年月: 2022年08月

    開催年月:
    2022年08月
     
     
  • 西周の軍事思想―その世界史認識と日本の独立国家像―

    谷口眞子  [招待有り]

    第18回西周シンポジウム  

    発表年月: 2021年12月

    開催年月:
    2021年12月
     
     
  • 明治日本に与えたジュール・ブリュネの教訓―トランスナショナル及びナショナルな視角から

    谷口眞子

    第16回ヨーロッパ日本研究協会国際大会  

    発表年月: 2021年08月

    開催年月:
    2021年08月
     
     
  • 〔口頭発表〕1930年代の武士道とサムライ・イメージー「葉隠」を中心にー

    谷口 眞子

    サムライ・イメージの光と影ー国際日本学の観点からー  

    発表年月: 2018年10月

  • 〔口頭発表〕西周の軍事思想ー服従と忠誠をめぐってー

    谷口 眞子

    第67回日本西洋史学会大会小シンポジウム5「忠誠のゆくえー近代移行期における軍事的エトスの比較史ー」  

    発表年月: 2017年05月

  • 〔講演〕葉隠と忠臣蔵のその後ー読みかえられた歴史ー

    谷口 眞子

    葉隠成立300年記念特別展「葉隠と忠臣蔵」記念講演会  

    発表年月: 2016年11月

  • 〔口頭発表〕赤穂浪士とその家族

    谷口 眞子

    赤穂義士会講演会  

    発表年月: 2015年03月

  • 〔口頭発表〕赤穂浪士の討ち入りと忠臣蔵

    谷口 眞子

    水と緑と詩のまち前橋文学館  

    発表年月: 2014年12月

  • 〔口頭発表〕ジャパニーズ・サムライの光と影—歴史学のおもしろさ—

    谷口 眞子

    2014年度浦安東門会講演会  

    発表年月: 2014年09月

  • 〔口頭発表〕堀部安兵衛と赤穂事件

    谷口 眞子

    早稲田大学地域交流フォーラム  

    発表年月: 2014年09月

  • "Conference Activities" Loyalty and Piety in the early Modern Status Society – the Creation of the image of Japanese Samurai-

    ポーランド日本学会「Japanese Civilization: Tokens and Manifestations」  

    発表年月: 2013年11月

  • 〔口頭発表〕討入りにかかわった人々とその人生

    谷口 眞子

    講演会「忠臣蔵の真実~赤穂事件と米沢〜」米沢市上杉博物館  

    発表年月: 2013年11月

  • 〔口頭発表〕加賀藩における恩赦の時代的変遷

    谷口 眞子

    2013年度法制史学会東京部会  

    発表年月: 2013年09月

  • "Conference Activities" Raison d'etre of the Military in a Time of Peace: The Characteristics of Bushido(the Way of the Samurai)in Early Modern Japan

    Life-world, Economy of Violence, Instrument of Governance- What was "the Military" in the Early Modern Period?  

    発表年月: 2013年03月

  • 〔口頭発表〕討入りは忠義の実現か?−「忠臣蔵もの」に表象された赤穂浪士の物語−

    谷口 眞子

    近世に於ける武士像と武家文化の表象とその想像力  

    発表年月: 2012年12月

  • 〔口頭発表〕幕藩権力による恩赦の構造と特質—近世中後期萩藩を事例に—

    谷口 眞子

    2012年度日本史研究会大会  

    発表年月: 2012年10月

  • 〔口頭発表〕赤穂事件の虚と実—歴史と物語のはざま—

    谷口 眞子

    2010年度早稲田大学史学会大会  

    発表年月: 2010年10月

  • 〔口頭発表〕日本近世軍事史の研究動向とその資料

    谷口 眞子

    「新しい軍事史」の課題と方法:ヨーロッパ・アジア・日本  

    発表年月: 2010年03月

  • 〔口頭発表〕日欧比較史の観点から−近世の紛争解決をめぐる法・裁判と解決原理

    谷口 眞子

    「中〜近世紛争史の現在」シンポジウム  

    発表年月: 2009年08月

  • 〔口頭発表〕名誉と紀律化−日本近世の法文化−

    谷口 眞子

    法文化学会第11回研究大会  

    発表年月: 2008年11月

  • "Conference Activities" The image and realityof samurai from the perspective of the use of force

    11th International Conference of the European Association for Japanese Studies  

    発表年月: 2005年09月

  • 〔口頭発表〕近世身分制社会における実力行使と法規範

    谷口 眞子

    2004年度歴史学研究会大会  

    発表年月: 2004年05月

  • "Conference Activities" The ideology of peace and changes in the way of samurai in 16th and 17th century Japan

    the conference titled 'The way of the Samurai and the Medieval Knight'  

    発表年月: 2000年04月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 19世紀を中心とした軍事的学知をめぐる人と書物の交錯

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2024年03月
     

    谷口 眞子, 中島 浩貴, 竹本 知行, 小松 香織, 丸畠 宏太, 斉藤 恵太, 柳澤 明, 長谷部 圭彦, 原田 敬一, 佐々木 真, 吉澤 誠一郎, 鈴木 直志, 小暮 実徳

     概要を見る

    2020年度は新型コロナウィルス感染症が世界的に流行し、変異株などの出現により手探りの状態で研究活動を行った。
    ①早稲田大学高等研究所・「軍隊と社会の歴史」研究会との共催による公開講演会(フレックス)を10月に開催した。2020年4月と7月に開催予定だったものは1年延期し、2021年4月と7月にそれぞれ実施した。
    ②科研集会は4回実施した。第1回~第3回では2本ずつ研究報告を行った。第1回と第4回はzoom、第2回と第3回はハイフレックスである。代表者会議は新潟で1回開催し、翌日は白壁兵舎広報館ほかの巡見を行った。長崎・平戸の視察はコロナのため2021年度に延期し、2021年8月5日~7日に実施した。2020年12月には福井市立図書館にて「越国文庫」の史料調査を実施した。海外での史料調査はできないが、日本にある海外の文献を探索し、その分析を通じて研究活動を続けることも重要であると認識した。
    ③海外との共同研究については、リール大学より2020年夏に共同研究者が来日する予定だったが、コロナ流行により1年延期となった。2021年夏に高等研究所の訪問研究員として来日し、公開講演会やセミナーなどを開催した。2020年8月に開催予定だったEAJS(ヨーロッパ日本学会)が1年延期となり、2021年8月26日に研究代表者と海外の共同研究者3人で構成したパネルをzoomで発表した。研究代表者が執筆分担したMarkus Meumann, Andrea Puhringer編の”The Military in the Early Modern World”がドイツで出版された。
    ④刊行された研究論文は多岐にわたり、zoom開催ではあったが学会発表も行った。金澤周作監修『論点・西洋史学』や石田勇治ほか編『ドイツ文化事典』の項目執筆を担当した者も目立った。

  • 戦争の「歴史化」を考える―「戦争の消費」と戦争認識の変化

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2023年03月
     

    佐々木 真, 丸畠 宏太, 斉藤 恵太, 辻本 諭, 剣持 久木, 原田 敬一, 谷口 眞子, 西山 暁義, 鈴木 直志, 大村 順子

     概要を見る

    新型コロナウイルスの感染拡大のため、研究費執行の繰越を行い、2020年度と2021年度に研究を実施した。
    2020年度は、11月5日に日仏会館・フランス国立日本研究所と共催でシンポジウム「戦争博物館から戦時の社会の博物館へ、国際比較によるアプローチ」をオンラインで開催した。報告者は研究協力者のアネット・ベッケール(パリ西大学)で、分担者の原田敬一と兼清順子がディスカッサントとして参加、剣持久木が司会を務めた。
    2021年度は、4月10日に打ち合わせ会を実施し、今後の方針を策定した。7月8日にオンライン形式で研究会(著者を招いて、北村陽子『戦争障害者の社会史』(名古屋大学出版会)の書評会)を実施した。10月31日から11月3日にかけては沖縄の視察を行った(沖縄県埋蔵文化センター、首里城地下壕、南風原文化センター、ひめゆり平和祈念館、沖縄県平和祈念館などを訪問し、学芸員と意見交換をした)。1月6日には、周南市の回天記念館を視察。2022年3月1日から3日に長野県に出張をし、松代大本営跡の保存に携わった大日方悦夫氏との意見交換、安茂里村の大本営海軍壕跡の保存活動を実施する「昭和の安茂里を語り継ぐ会」との意見交換、上田市の無言館館主窪島誠一郎氏との意見交換などを行った。
    海外出張が不可能であったが、国内の博物館関係者や民間団体との対話により、さまざまな知見を得ることができた。とりわけ、大本営海軍壕跡はマスコミの取材を受け、テレビ2局のニュースと新聞2紙で紹介され、本研究自体が「戦争の消費」の実例となる貴重な機会を得た。

  • 近世における幕藩権力の恩赦に関する基礎的研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2011年
    -
    2013年
     

    谷口 眞子

     概要を見る

    本研究の目的は、江戸時代に幕府と藩が実施した恩赦について関連史料を収集・分析し、恩赦の具体的過程を明らかにすることによって、その近世的位置づけを考察するところにあった。現代的観点からすれば、恩赦は政治による司法への介入だが、そもそも近世では恩赦を前提として裁判が行われ、幕府・藩の慶弔による恩赦の実施は、政治的威信の発露、御家の存続の象徴であるとともに、時代感覚に適合した刑罰を科す結果も生み出した。岡山藩、萩藩、加賀藩の検討から、恩赦適用者の選択や裁判の合理化などに司法的技術の進化、司法的論理の芽生えがみられ、行政と司法を分離しようとする思考が幕末にかけて見いだせることが明らかになった。

  • 岡山藩権力と諸集団—意識の形成と相互関係—

  • 近世成立期の大規模戦争と幕藩体制—占領・国分・仕置の観点から—

  • 「書物・出版と社会変容」研究の深化と一般化のために

    科学研究費助成事業(一橋大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

  • 「書物・出版と社会変容」研究の深化と一般化のために

  • 軍事史的観点からみた18~19世紀における名誉・忠誠・愛国心の比較研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

  • 軍事史的観点からみた18〜19世紀における名誉・忠誠・愛国心の比較研究

  • 岡松参太郎を起点とする帝国と植民地における法実務と学知の交錯

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))(一般)

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現在担当している科目

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社会貢献活動

  • 〔運営参加・支援、その他〕公益財団法人 岡崎嘉平太国際奨学財団 奨学生選考委員

    2014年04月
    -
     

学内研究所・附属機関兼任歴

  • 2022年
    -
    2024年

    高等研究所   兼任研究所員

特定課題制度(学内資金)

  • 19世紀を中心とした軍事的学知をめぐる人と書物の交錯

    2023年  

     概要を見る

    2019年度より5年間にわたり、科研費基盤研究(A)「19世紀を中心とした軍事的学知をめぐる人と書物の交錯」を受けて行っている研究活動の補完的支援のため、2023年度特定課題「研究基盤形成」に応募した。現在、国民国家が形成された19世紀を中心とし、軍人のグローバルな移動による人的ネットワークと、軍事関連書の翻訳・流通・受容という分析視角から、軍事的学知を研究している。本特定課題全額に旅費30万円を申請したのは、2023年8月17日~20日の4日間にわたり、ベルギーのゲントで開催されるEAJS(ヨーロッパ日本研究協会)の大会に参加して、最新の研究動向を把握し、ブリュッセルの王立軍事歴史博物館を見学し、早稲田大学のブリュッセル・オフィスを訪ねて、国際会議が開催できるかどうかを判断するためであった。8月16日にはブリュッセルの王立軍事歴史博物館(Royal Museum of the Armed Forces and of Military History)を視察した。展示は陸海空に分かれていたが、あいにく1815-1914の陸軍のコーナーは改修中で入れなかった。1840年に一般兵役義務が課されたあとの時期が展示の中心で、海が近いため海岸防備などには日本との類似性を感じた。8月17日~20日まで開催されたEAJSでは、本研究と深く関連し印象に残ったパネルとして「Foreigners in Bakumatsu and Meiji Japan」「The burden of civilian lives: military conduct and the protection of civilians in the second Sino-Japanese war, 1937-1945」「The military-ideological complex of the Japanese empire」「From law to art: a reappraisal of Tomii Masa’akira’s contributions to Meiji modernity」があった。8月22日には早稲田大学のブリュッセル・オフィスを訪ねた。ブリュッセル中央駅からバスで30分ほどのブリュッセル自由大学から、徒歩10分ほどのビルの一室にあり、事務担当のMOORTGAT氏より会議室の設備や利用状況、大会議室が大学から借りられるかどうかなどを、具体的に教えていただいた。

  • 越境する軍事史―19世紀を中心とした人と学知の交流

    2018年   柳澤明, 小松香織

     概要を見る

    谷口眞子はリール大学主催の国際シンポジウムで、研究発表「武力行使権のゆくえ-軍隊・警察の創設と身分制社会の変容」を行った。また論文2本(「1930年代の日本における「葉隠」の普及過程」・「「軍人勅諭」再考―西周「勅諭稿」との比較を通じて―」)を刊行した。ドイツ・ハレ大学からドイツ史・日本史研究者のティノ・シェルツ氏を、フランス・リール大学からフランス史研究者のカトリーヌ・ドニ氏を招聘し、それぞれ2回ずつ、合計4回の研究集会を開催した。また研究補助者を雇用し、軍人の移動を調査するための基礎的データとなる日本陸軍軍人のうち、海外駐在経験者を選び出した履歴データを作成した。

  • 日本近世における朝廷の行事を契機とする恩赦の基礎的研究

    2018年  

     概要を見る

     本研究は、2015年度~2017年度の3年間にわたって研究代表者が受けてきた特定課題研究助成費をもとにしており、日本近世における朝廷の行事を契機とする恩赦の基礎的研究は、これをもって一応終了した。昨年度刊行の谷口眞子・児玉憲治編『朝廷の行事を契機とする恩赦事例史料集(上)』に続き、2018年度は1733年から1868年までの47例を収めた谷口眞子・児玉憲治編『朝廷の行事を契機とする恩赦事例史料集(下)』を刊行した。朝廷のどのような行事を契機として恩赦が行われるのか、いつどのような場所で誰に言い渡され、それが京都のどこで執行されるのか、その手続きに関する基礎的事実が明らかになった。

  • 日本近世の天皇家における恩赦の基礎的研究

    2017年  

     概要を見る

      近世の朝廷研究は近年盛んになってきたというものの、改元や天皇崩御・回忌法要など、朝廷の行事を契機として実施された恩赦について、その具体的事柄は不明のままである。  2017年度は、現在わかっている71例のうち、正徳6(1716)年までの30例までについて、『天皇皇族実録』『続史愚抄』『徳川実紀』『史料稿本』『史料纂集 泰重卿記』『大日本史料』『加賀藩史料』など、既刊史料集の該当箇所の史料を入力し、語句や人名を調査して、谷口眞子・児玉憲治共編『朝廷の行事を契機とする恩赦事例史料集(上)』を2017年9月に刊行した。事例ごとに解説をつけ、上記の史料集に収録されている記事をすべて載せた。さらに巻末には人名索引を付し、どの事例のどの史料に登場するか、そのときの官位や官職は何かなども記した。  2018年度特定課題研究助成を受けることができた場合には、残りの41例について同じ作業を行い、『朝廷の行事を契機とする恩赦事例史料集(下)』を刊行したい。これによって、日本近世における朝廷の行事を契機とする恩赦事例について、基礎的データがそろうことになる。

  • 日本近世の天皇家・将軍家による恩赦と朝幕関係の研究

    2016年  

     概要を見る

    幕府の恩赦については、幕府により流罪となった流人に対する恩赦適用の実施状況を調査した。研究費の関係から、調査対象を八丈島の流人にしぼり、慶長11年から慶応3年までの262年に及ぶ期間において、八丈島への流人がどれほどいたのか、いつ恩赦の適用を受けたのかについてデータベースを作成した。朝廷の恩赦については、『天皇皇族実録』所収の恩赦の記事について、正徳6(1716)年の享保改元の赦から宝暦6(1756)年の桜町院7回忌法要の赦まで、人名や語句などの基礎的データを調べた。この過程で、新たに恩赦の記事を15件、発見することもできた。また『天皇皇族実録』編纂の際に使われたさまざまな公家の記録のうち、翻刻・刊行済の史料については複写を終え、国立公文書館内閣文庫所蔵の史料についても撮影を行った。2017年度には17世紀の朝廷の恩赦について、収集した史料と人名や語句などの調査をあわせた史料集を、冊子体の形で刊行する予定である。

  • 日本近世の天皇家・将軍家における恩赦と朝幕関係の研究

    2015年  

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     近世中後期の将軍家の恩赦については、これまで考察していなかったので、幕府の「法事の赦」「祝儀の赦」を記録した「撰要類集」を分析し、近世中後期の幕府の恩赦についての大枠を整理した。 また、学界でまったく手がつけられていない朝廷の恩赦については、『天皇皇族実録』のうち、江戸時代の14人の天皇の治世について、恩赦関連の記事を拾い出すことにより、天皇がいつどのような理由で恩赦を宣言したのか、明らかにした。『天皇皇族実録』編纂の際に使われたさまざまな公家の記録の所在、各史料の作成者、作成時点での役職や史料の性格、活字で入手できる関係史料などについて、正徳6(1716)年の享保改元の赦まで調査した。 今後は、幕末の赦まで同じ作業を行い、その上で『天皇皇族実録』編纂に使われた原史料にもあたり、天皇による恩赦の宣言がどのようにして誰に伝達されたのか、その実施過程や効力はいかなるものだったのかを検討したい。

  • 日本近世の幕藩権力による恩赦の歴史的・構造的分析

    2014年  

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     恩赦は江戸時代を通じて全国で行われており、政治的・社会的・法的・宗教的影響力を国家と社会に及ぼした事柄である。2014年度は「加賀藩における先祖祭祀と司法業務への影響―「行政」と「司法」の分離の芽生え―」『WASEDA RILAS JOURNAL』NO.2(2014年10月)と、「「法事の赦」に表象された政治的構図の変容―萩藩を事例に―」『早稲田大学大学院文学研究科紀要』第60輯(2015年2月)の2本の論文を公表した。前者は、恩赦を実施する背景となる司法業務の実態について、加賀藩を事例に分析したものである。家が存続するとともに祀るべき先祖の数は増え、それにともない忌日が増加して、司法業務の円滑な運営が阻害されていることが恩赦実施の理由の一つであった。加賀藩では、家の祭祀が司法業務に与える影響力を最小限にする方向で近世後期に改革を行っており、ここに司法と行政の分離の端緒が見いだせる。 後者の論文は、萩藩において、毛利元就とそれ以外の歴代藩祖・藩主との政治的格付けの違いが、「非常の大赦」と「大赦」実施事由に見いだせること、幕末には祭祀の簡素化や恩赦・刑罰体系の合理化により、司法と行政の分離がみられるようになるが、一方で幕府は朝廷の慶弔を理由にした恩赦を実施し、朝幕関係の変化、政治的構図の変容が司法的世界でもみられることを実証したものである。

  • 岡山藩池田家における恩赦の基礎的研究

    2010年  

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     岡山藩における近世の恩赦を研究するために,池田家文庫マイクロフィルムの史料調査を行った結果、恩赦の関連史料が数百点にわたって残されていることが判明した。まず、岡山藩内の寺院で実施された歴代将軍の死去や回忌法要の恩赦、並びに藩主やその妻子などの「法事の赦」については、法事ごとに史料が作成され、そこに恩赦の記事がみえる。マイクロフィルム史料目録「藩侯1」に収録されている膨大な量の「吉凶仏事」史料のほとんどは、法事の際に作成されたこの種の覚書・留帳であった。また毎年の「留帳」にも恩赦について記載があることがわかった。さらに国元と江戸との往復書簡にも、藩主が参勤交代で江戸在府の場合、恩赦適用者決定の判断を仰ぐために、恩赦に言及したものがみいだせる。 これらのことから、司法史料として有名な「刑罰書抜」には、実際に恩赦で赦免された者の一部しか収録されていないことが明らかになった。岡山藩は外様大名であるにもかかわらず、17世紀後半から幕末に至るまで将軍の回忌法要を領内寺院で行い、そのたびごとに恩赦を実施していたのである。 そこで岡山藩で実施された歴代将軍の回忌法要のうち、元禄13年に行われた大猷院(三代将軍家光)50回忌と厳有院(四代将軍家綱)21回忌をとりあげ、恩赦適用者はどのような過程を経て決定されたのか、赦免はどこで申し渡されたのか、赦免にはどのような種類があるのかなどを分析した。その結果、法事の最終日に、法事が営まれる寺院で直接赦免が申し渡される籠舎の者、減刑される者、すでに刑罰が執行されている者のうち赦免される者がおり、さらに法事が終了したあと、寺院から提出された赦免嘆願者リストを藩が吟味し、あとで恩赦を言い渡される者がいたことがわかった。 口頭報告を行う計画だった近世法史研究会は大地震のため開催中止となったが、研究成果は平成23年9月刊行予定の早稲田大学史学会編『史観』第157冊に論文の形で発表する。

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