2024/12/21 更新

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カワジリ アキオ
川尻 秋生
所属
文学学術院 文化構想学部
職名
教授
学位
博士(文学) ( 早稲田大学 )

経歴

  • 2015年08月
    -
     

    同志社大学(集中)   文学部   非常勤講師

  • 2015年08月
    -
     

    同志社大学(集中)   文学部   非常勤講師

  •  
     
     

    九州大学文学部非常勤講師(集中)

  •  
     
     

    日本女子大学非常勤講師

  •  
     
     

    ハノイ国家大学附属人文社会科学大学招聘講師(集中)

  •  
     
     

    茨城大学人文学部非常勤講師

  •  
     
     

    山梨県史古代部会専門調査員

  •  
     
     

    千葉県史古代史部会専門員

  •  
     
     

    明治大学文学部非常勤講師

  •  
     
     

    早稲田大学教育学部非常勤講師

  •  
     
     

    千葉大学文学部非常勤講師

  •  
     
     

    早稲田大学文学部非常勤講師

  •  
     
     

    千葉大学教育学部非常勤講師

  •  
     
     

    千葉県立中央博物館上席研究員

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学歴

  •  
    -
    1986年

    早稲田大学   文学研究科   史学(日本史学)専攻修士課程  

  •  
    -
    1984年

    早稲田大学   第一文学部   日本史学専修  

所属学協会

  •  
     
     

    歴史学研究会

  •  
     
     

    日本史研究会

  •  
     
     

    史学会

  •  
     
     

    木簡学会

研究分野

  • 日本史

研究キーワード

  • 古代史

 

論文

  • 武蔵守平賀義信と鎌倉初期の武蔵国―新慈悲寺と平沢寺―

    川尻秋生

    日本歴史   ( 906 ) 70 - 78  2023年11月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 「水落地蔵」の納入品からみた鎌倉初期の東国と東北―愛知県津島市西光寺所蔵地蔵菩薩立像を中心として―

    川尻秋生

    田島公編『禁裏・公家文庫研究』   ( 8 ) 99 - 121  2022年03月

    担当区分:筆頭著者

  • 九世紀における唐制受容の一様相-中世文書様式成立の史的前提-

    川尻秋生

    日本史研究   667   1 - 23  2018年03月  [査読有り]  [招待有り]

  • 古代東国の在地社会と仏教-村落寺院・開発・双堂-

    川尻秋生

    民衆史研究   ( 93 ) 31 - 50  2017年05月  [招待有り]

    CiNii

  • 古代下総国結城郡と高橋氏―結城廃寺と法隆寺―

    川尻秋生

    本郷   ( 128 ) 2 - 4  2017年03月

    CiNii

  • 回顧と展望

    川尻秋生

    史学雑誌   126 ( 5 )  2016年05月

  • シンポジウム 「古代下総の村を考える」 市川考古博物館

    川尻秋生

    市川考古博物館    2014年04月

  • 我孫子市歴史講演会「平将門と我孫子の古代」

    川尻秋生

    我孫子市    2014年02月

  • 市原市講演会「騒乱の上総国府を治める」

    川尻秋生

    市原市    2013年12月

  • 「神護寺五大堂一切経目録」の性格

    川尻秋生

    日本史研究   ( 612 ) 28 - 50  2013年08月

    CiNii

  • 弘仁格式からみた大学寮

    川尻秋生

    ヒストリア   ( 238 ) 1 - 22  2013年06月

    CiNii

  • 回顧と展望

    川尻秋生

    史学雑誌   122 ( 5 )  2013年05月

  • 歴史教育者協議会第64回千葉大会 将門と古代房総とのかかわりをさぐる

    川尻秋生

    歴史教育者協議会    2012年08月

  • 千葉歴史学会第31回総会 基調講演 地域史からみた通史 —房総の歴史から日本史へ

    川尻秋生

    千葉歴史学会    2012年05月

  • 国際学術研究会 国際的日本古代学の展開—交響する古代Ⅱ 菅原道真と和歌

    川尻秋生

       2012年03月

  • 入唐僧宗叡と請来典籍の行方

    川尻秋生

    早稲田大学會津八一記念博物館 研究紀要   13 ( 13 ) 3 - 15  2012年03月

    CiNii

  • 野田市史集中講座「古代・中世の野田地域」

    川尻秋生

    野田市    2012年02月

  • 書評 条里制・古代都市研究会編『日本古代の郡衙遺跡』

    川尻秋生

    考古学研究   ( 228 ) 110 - 112  2011年03月

  • 書評 古市晃著『日本古代王権の支配論理』—仏教の視点から—

    川尻秋生

    歴史科学   ( 202 ) 1 - 5  2010年10月

    CiNii

  • 保安元年「摂津国帳簿群」の性格

    川尻秋生

    古代文化   62 ( 1 ) 123 - 129  2010年06月

  • 書評 鎌田元一著『律令国家史の研究』

    川尻秋生

    日本史研究   ( 569 ) 45 - 50  2010年01月

  • 古代印旛と大和王権

    川尻秋生

    千葉県立房総のむら    2009年10月

  • 平忠常

    川尻秋生

    千葉史学   54   38 - 42  2009年05月

  • 平忠常

    川尻秋生

    千葉史学   54   38 - 42  2009年05月

  • 平忠常

    川尻秋生

    千葉史学   54   38 - 42  2009年05月  [査読有り]

  • 特別展講演会 平将門の乱と武蔵国

    川尻秋生

    埼玉県立歴史と民俗の博物館    2009年03月

  • 武社クニと国造支配

    川尻秋生

    房総古代学研究会シンポジウム 古代房総の地域社会を探る(1)    2009年03月

  • 書評 松本保宣著『唐王朝の宮城と御前會議—唐代聽政制度の展開』

    川尻秋生

    東洋史研究   ( 67-4 ) 137 - 143  2009年03月

  • 国分寺の諸段階

    川尻秋生

    シンポジウム 国分寺の創建を読むⅡ    2008年10月

  • 東国からみた東北との交流

    川尻秋生

    国士舘大学考古学研究室40周年記念シンポジウム 古代社会と地域間交流    2008年04月

  • 国分寺の法会

    川尻秋生

    シンポジウム 国分寺の創建を読むⅠ    2008年02月

  • 平将門の乱と房総

    川尻秋生

    千葉県史公開講座14    2008年01月

  • ミブ部と東国

    川尻秋生

    古代印波クニシンポジウム    2007年01月

  • 古代国家の成立—国家の発生と社会—

    川尻秋生

    季刊 考古学   ( 98 ) 46 - 49  2007年01月

  • 書評 鈴木哲雄著『中世関東の内海世界』

    川尻秋生

    千葉史学   ( 48 ) 82 - 86  2006年06月  [査読有り]

  • 古代東国の牧経営と武力

    川尻秋生

    山梨県考古学協会2005年度研究集会 牧と考古学—馬をめぐる諸問題—    2005年11月

  • 古代王権と仏教・寺院

    川尻秋生

    第5回大学合同考古学シンポジウム 古墳から寺院へ—関東の7世紀を考える—    2004年11月  [査読有り]

  • 書評 松本政春『古代兵制史の研究』

    川尻秋生

    歴史学研究   ( 795 ) 64 - 67  2004年11月

    CiNii

  • 平将門と古代東国社会

    川尻秋生

    歴史書懇話会連続講演会    2004年09月

  • 回顧と展望

    川尻秋生

    史学雑誌   113 ( 5 ) 60 - 63  2004年05月

  • 『紀家集』と国史編纂—「競狩記」を中心として—

    川尻秋生

    史観   ( 150 ) 1 - 13  2004年04月

  • 分担執筆

    川尻秋生

    高校日本史B/実教出版    2004年03月

  • 文献からみた神仏習合の担い手

    川尻秋生

    古代考古学フォーラム 古代の社会と環境 遺跡の中のカミ・ホトケ 帝京大学山梨文化研究所・山梨県考古学会    2003年11月

  • 将門・良文・新皇

    川尻秋生

    千葉氏フォーラム 東国の自立と千葉氏 平将門—史実と伝説の系譜—    2003年07月

  • 「桜井舎人部」考—上総国武射郡の事例から—

    川尻秋生

    日本歴史   ( 661 ) 91 - 92  2003年06月

  • 東国の国分寺造営と国郡—文字瓦を素材として—

    川尻秋生

    シンポジウム 古代武蔵国を考える 古代武蔵国研究会    2003年04月

  • 『長寛勘文』の成立

    川尻秋生

    山梨県史研究   ( 11 ) 1 - 17  2003年03月

  • 新刊紹介 日本古代の王家・寺院と所領

    川尻秋生

    日本歴史   ( 656 ) 114 - 116  2003年01月

    CiNii

  • 日本古代における合議制の特質—「畿内政権論」批判序説—

    川尻秋生

    歴史学研究   ( 763 ) 1 - 16  2002年06月

  • 古代東国における交通の特質—東海道・東山道利用の実態—

    川尻秋生

    古代交通研究   ( 11 ) 73 - 94  2002年03月

  • 古代甲斐国の氏族と三枝氏

    川尻秋生

    山梨県立博物館(仮称)第2回講演会    2002年02月  [査読有り]

  • 書評 吉田一彦著『日本古代社会と仏教』

    川尻秋生

    寺院史研究   ( 6 ) 77 - 83  2002年01月

  • 資財帳からみた伽藍構成と大衆院・政所

    川尻秋生

    早稲田大学考古学会第7回研究発表会    2001年12月

  • 東国の国司と交通—東山道・東海道の利用実態—

    川尻秋生

    第10回古代交通研究会大会    2001年06月

  • 平安貴族がみた坂東—平将門の乱の影響を中心として—

    川尻秋生

    日本歴史   ( 635 ) 1 - 17  2001年04月

    CiNii

  • 御物『弘仁格抄』古写本調査報告

    川尻秋生ほか

    平成10年度日本学術振興会科学研究費基盤研究A(2)研究成果報告書(平成10〜12年度) 東山御文庫本を中心とした禁裏本および禁裏文庫の総合的研究(研究代表者 田島公)/東京大学史料編纂所     92 - 100  2001年03月

  • 香取大中臣氏と鹿嶋中臣氏—古代末期の香取神宮神主職をめぐって—

    川尻秋生

    佐原の歴史   ( 1 ) 48 - 60  2001年03月

  • 資財帳からみた伽藍と大衆院・政所

    川尻秋生

    古代   ( 110 ) 233 - 244  2001年03月

    CiNii

  • 平将門の新皇即位と菅原道真・八幡大菩薩—菅原道真・八幡神の託宣をめぐって—

    川尻秋生

    千葉県史研究   ( 9 ) 1 - 15  2001年03月

  • 大生部直と印波国造—古代東国史研究の一試論—

    川尻秋生

    千葉県立中央博物館研究報告—人文科学—   7 ( 14 ) 1 - 25  2001年03月

    CiNii

  • 日本古代における「議」

    川尻秋生

    史学雑誌   110 ( 3 ) 1 - 38  2001年03月

  • 新刊紹介 根本誠二『奈良時代の僧侶と社会』

    川尻秋生

    日本歴史   ( 672 ) 111 - 113  2000年08月  [査読有り]

  • 書評 井上辰雄編『古代東国と常陸国風土記』

    川尻秋生

    史境   ( 40 ) 116 - 120  2000年03月

    CiNii

  • 福島金治氏の「聖教引用の古代房総関係資料紹介」に応える

    川尻秋生

    千葉県史研究   ( 7 ) 99 - 101  1999年03月

  • 御牧制の成立—貞観馬寮式御馬条の検討を中心として—

    川尻秋生

    山梨県史研究   ( 7 ) 1 - 17  1999年03月

  • 坂東の成立

    川尻秋生

    千葉県立中央博物館研究報告—人文科学—   ( 12 ) 1 - 15  1999年03月  [査読有り]

  • 新刊紹介 下出積与『日本古代の仏教と神祇』

    川尻秋生

    日本歴史   ( 606 ) 122 - 123  1998年11月

  • 『多度神宮寺資財帳』について—僧綱の寺領検察機能の視点から—

    川尻秋生

    仏教史学研究   41 ( 1 ) 1 - 19  1998年09月

    CiNii

  • 史料紹介 将門記

    川尻秋生

    歴史と地理   ( 524 ) 39 - 42  1998年06月

  • 古代東国の沿岸交通

    川尻秋生

    千葉県立中央博物館研究報告—人文科学—   ( 11 ) 69 - 88  1998年03月

  • 古代東国の外洋交通

    川尻秋生

    歴史学研究   ( 703 ) 52 - 56  1997年11月

  • 『多度神宮寺資財帳』について

    川尻秋生

    第48回仏教史学会学術大会    1997年10月

  • 古代東国の外洋交通

    川尻秋生

    1997年度歴史学研究会大会    1997年05月

  • 回顧と展望

    川尻秋生

    史学雑誌   106 ( 5 ) 45 - 48  1997年05月

  • 国立歴史民俗博物館所蔵『大刀節刀契等事 小右記中右記抜書』

    川尻秋生

    日本歴史   ( 586 ) 97 - 106  1997年03月

    CiNii

  • 回顧と展望

    川尻秋生

    史学雑誌   104 ( 5 ) 59 - 63  1995年05月

  • 古代安房国の特質—安房大神と膳神—

    川尻秋生

    延喜式研究   ( 10 ) 1 - 48  1995年03月

  • 安房大神と膳神

    川尻秋生

    第9回延喜式研究会研究集会    1994年06月

  • 九暦

    川尻秋生

    日本「日記」総覧/新人物往来社     76 - 77  1994年04月

  • 三代の格の復原に関する一考察

    川尻秋生

    千葉県立中央博物館研究報告—人文科学—   ( 7 ) 1 - 34  1994年04月

  • 平安時代における格の特質

    川尻秋生

    史学雑誌   103 ( 1 ) 1 - 33  1994年01月  [査読有り]

  • 新刊紹介 弘仁式貞観式逸文集成

    川尻秋生

    史学雑誌   102 ( 11 ) 115 - 116  1993年11月

  • 香取の海雑考

    川尻秋生

    千葉県立中央博物館研究報告—人文科学—   ( 6 ) 37 - 46  1993年03月

  • 平良文と将門の乱

    川尻秋生

    千葉県史研究   ( 1 ) 36 - 52  1993年01月

  • 平安時代の格について

    川尻秋生

    第90回東京大学史学会大会    1992年11月  [査読有り]

  • 新刊紹介 史跡上野国分寺跡発掘調査報告書

    川尻秋生

    史学雑誌   101 ( 6 ) 111 - 112  1992年06月  [査読有り]

  • 回顧と展望

    川尻秋生

    史学雑誌   101 ( 5 ) 65 - 68  1992年05月

  • 下総国府を焼討ちした平維良

    川尻秋生

    千葉史学   ( 20 ) 26 - 35  1992年05月

  • 将門の乱と陸奥国

    川尻秋生

    日本歴史   ( 527 ) 1 - 18  1992年04月

  • 将門の乱と陸奥国

    川尻秋生

    第10回千葉歴史学会大会    1991年05月

  • 史料紹介 内閣文庫所蔵『広隆寺縁起』

    川尻秋生

    寺院史研究   ( 1 ) 74 - 81  1990年08月

  • 資財帳と交替公文—広隆寺帳を中心として—

    川尻秋生

    日本歴史   ( 503 ) 21 - 38  1990年04月

    CiNii

  • 書評 関晃監修 熊田亮介校注・解説『狩野文庫本 類聚三代格』

    川尻秋生

    古文書研究   ( 33 ) 94 - 96  1990年01月

  • 内閣文庫所蔵『広隆寺縁起』について—広隆寺と薬師信仰—

    川尻秋生

    千葉県立中央博物館研究報告—人文科学—   ( 1 ) 23 - 51  1989年12月

  • 新弾例と大同二年弾例について

    川尻秋生

    延喜式研究   ( 3 ) 68 - 96  1989年12月

  • 新弾例と大同二年弾例について

    第3回延喜式研究会研究集会    1989年10月

  • 九暦

    川尻秋生

    日本歴史「古記録」総覧上, 新人物往来社     28 - 29  1989年09月

  • 史料紹介 広隆寺資財帳及び広隆寺資財交替実録帳について

    川尻秋生

    古文書研究   ( 31 ) 55 - 80  1989年09月

    CiNii

  • 白玉腰帯について—延暦十五年正月五日官符に関する一試論—

    川尻秋生

    千葉史学   ( 15 ) 104 - 121  1989年03月

  • 観心寺縁起資財帳について

    川尻秋生

    ヒストリア   ( 116 ) 1 - 19  1987年09月

  • 資財帳の研究

    川尻秋生

    早稲田大学文学研究科紀要   ( 32 ) 284 - 287  1986年01月

  • 全国墨書土器データベースの構築と在地社会の研究

    川尻秋生

    平成19年度日本学術振興会科学研究費基盤研究B(2)(研究代表者 明治大学吉村武彦 平成19〜22年度)  

  • 日本古代における文字・図像・伝承と宗教の総合的研究

    川尻秋生

    平成16年度文部科学省・学術フロンティア推進事業(研究代表者 明治大学吉村武彦 平成16年度〜平成20年度)  

  • 文字瓦・墨書土器のデータベース構築と地域社会の研究

    川尻秋生

    平成16年度日本学術振興会科学研究費基盤研究B(2)(研究代表者 明治大学吉村武彦 平成16〜18年度)  

  • 古代文字資料のデータベース構築と地域社会の研究

    川尻秋生

    平成12年度文部省科学研究費基盤研究B(2)(研究代表者 明治大学吉村武彦 平成12〜14年度)  

  • 原始・古代安房国の特質と海上交通に関する研究

    川尻秋生

    平成10年度文部省科学研究費基盤研究A(1)(研究代表者 千葉大学河原純之 平成10〜13年度)  

  • 平成16年度日本学術振興会科学研究費基盤研究C(2)(平成16〜18年度)

    川尻秋生

    唐制の影響からみた日本古代の合議と政務  

  • 古代東国史の基礎的研究

    川尻秋生

    平成14年度日本学術振興会科学研究費研究成果公開促進費  

  • 資財帳の研究

    川尻秋生

    平成11年度日本学術振興会科学研究費奨励研究A(平成11〜12年度)  

  • 奈良時代における「格」の特質

    川尻秋生

    平成6年度文部省科学研究費奨励研究A  

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書籍等出版物

  • 日本古代の道路と景観-駅家・官衙・寺-

    鈴木靖民, 荒木敏夫, 川尻秋生( 担当: 共編者(共編著者))

    八木書店古書出版  2017年05月

  • 古代の東国2 坂東の成立

    川尻秋生( 担当: 単著)

    吉川弘文館  2017年02月

  • 船を操る技術

    舘野和己, 出田和久編, 日本古代の交通, 交流, 情報, 遺跡と技術( 担当: 分担執筆)

    吉川弘文館  2016年08月

  • 弘法大師の成立―真言宗の分裂と統合

    新川登亀男編, 仏教文明と世俗秩序( 担当: 分担執筆)

    勉誠出版  2016年06月

  • 文の場―「場」の変化と漢詩文・和歌・「記」

    河野貴美子ほか編, 文」の環境, 文学以前( 担当: 分担執筆)

    勉誠出版  2015年09月

  • 日本古代の運河と水上交通

    川尻秋生( 担当: 共編者(共編著者))

    八木書店  2015年05月

  • 陣定の成立

    吉村武彦, 編, 日本古代の国家と王権, 社会』( 担当: 分担執筆)

    塙書房  2014年05月

  • 飛鳥・白鳳文化

    川尻秋生

    岩波講座日本歴史2 古代2/岩波書店  2014年03月

  • 山路と海路—信濃国・越後国・会津郡と日本海交通—

    川尻秋生

    古代山国の交通と社会(鈴木靖民・吉村武彦・加藤友康編)/八木書店  2013年06月

  • 国分寺造営の諸段階—文献史学から—

    国分寺の創建, 組織, 技術編(須田勉, 佐藤信編

    吉川弘文館  2013年02月

  • 安房国関係木簡二題

    川尻秋生

    技術と交流の考古学(岡内三眞編)/同成社  2013年01月

  • 「長寛勘文」を読み直す—君主権と熊野—

    川尻秋生

    「仏教」文明の受容と君主権の構築(大橋一章・新川登亀男編)/勉誠出版  2012年03月

  • 国分寺・国庁の法会

    川尻秋生

    国分寺の創建 思想・制度編(須田勉・佐藤信編)/吉川弘文館  2011年12月

  • シリーズ日本古代史5 平安京遷都(岩波新書)

    川尻秋生

    岩波書店  2011年06月

  • 入唐僧宗叡と請来典籍の行方

    川尻秋生

    東アジアのなかの韓日関係史(高麗大学日本史研究会編)/J&C  2010年05月

  • 仏教文化のはじまり

    川尻秋生

    史跡で読む日本の歴史3 古代国家の形成(森公章編)/吉川弘文館  2010年02月

  • 東国からみた東北との交流

    川尻秋生

    古代社会と地域間交流—土師器からみた関東と東北の様相—(国士舘大学考古学会編)/六一書房  2009年06月

  • 古代房総の国造と在地

    川尻秋生

    房総と古代王権(吉村武彦・山路直充編)/高志書院  2009年03月

  • 将門記を読む

    川尻秋生

    吉川弘文館  2009年03月

  • 全集日本の歴史4 揺れ動く貴族社会

    川尻秋生

    小学館  2008年03月

  • 戦争の日本史4 平将門の乱

    川尻秋生

    吉川弘文館  2007年04月

  • 平安京造営考

    川尻秋生

    都城—古代日本のシンボリズム—(吉村武彦・山路直充編)/青木書店  2007年03月

  • 寺院と知識

    川尻秋生

    列島の古代史3 社会集団と政治組織(上原真人他編)/岩波書店  2005年11月

  • 郡充制試論

    川尻秋生

    律令制国家と古代社会(吉村武彦編)/塙書房  2005年05月

  • 日本古代における在地仏教の特質—僧侶の出自と寺院機能—

    川尻秋生

    古代東国の考古学(大金宣亮氏追悼論文集刊行会編)/慶友社  2005年05月

  • 古代史の基礎知識(吉村武彦編著)

    川尻秋生

    角川書店  2005年03月

  • 口頭と文書伝達—朝集使を事例として—

    川尻秋生

    『文字と古代日本2 文字による交流』(平川南ほか編)/吉川弘文館  2005年03月

  • 分担執筆

    川尻秋生

    山梨県史 通史編Ⅰ 原始・古代/山梨県  2004年03月

  • 分担執筆

    川尻秋生

    日本史文献事典(黒田日出男他編)/弘文堂  2003年11月

  • 仏教の伝来と受容—王権と仏教—

    川尻秋生

    古墳時代の日本列島(大塚初重・吉村武彦編)/青木書店  2003年10月

  • 日本古代の格と資財帳

    川尻秋生

    吉川弘文館  2003年02月

  • 古代東国史の基礎的研究

    川尻秋生

    塙書房  2003年01月

  • 武門の形成

    川尻秋生

    日本の時代史6 摂関政治と王朝文化(加藤友康編)/吉川弘文館  2002年11月

  • 分担執筆

    川尻秋生

    歴史学事典9 法と秩序(山本博文編)/弘文堂  2002年02月

  • 弘仁格抄

    川尻秋生

    国史大系書目解題 下(皆川完一・山本信吉編)/吉川弘文館  2001年11月

  • 分担執筆

    川尻秋生

    日本史小百科 交通(荒井秀規・櫻井邦夫・佐々木虔一・佐藤三知男共編)/東京堂出版  2001年06月

  • 分担執筆

    川尻秋生

    千葉県の歴史 通史編 古代/千葉県  2001年03月

  • 分担執筆

    川尻秋生

    歴史学事典8 人と仕事(佐藤次高編)/弘文堂  2001年02月

  • 天皇と貴族政治

    川尻秋生

    日本史研究最前線(吉村武彦・安田常雄編)/新人物往来社  2000年05月

  • 平将門の乱と佐倉

    川尻秋生

    ふるさと歴史読本 中世の佐倉/佐倉市  2000年03月

  • 分担執筆

    川尻秋生

    岩波 日本史辞典(石上英一ほか編 永原慶二監修)/岩波書店  1999年01月

  • 分担執筆

    川尻秋生

    歴史学事典6 歴史学の方法(樺山紘一編)/弘文堂  1998年12月

  • 上総国

    川尻秋生

    本歴史地名大系12 千葉県の地名/平凡社  1996年07月

  • 神仏習合

    川尻秋生

    日本古代史研究事典(阿部猛・義江明子・槇道雄・相曽貴志編)/東京堂出版  1995年09月

  • 三代の格の格文改変とその淵源—書き換え・増補を中心として—

    川尻秋生

    日本古代の法と社会(虎尾俊哉編)/吉川弘文館  1995年07月

  • 平将門の乱と成田

    川尻秋生

    図説 成田の歴史/成田市  1994年12月

  • 空海はなぜ仏教を伝えたか

    川尻秋生

    日本の歴史を解く100話(吉村武彦・池享・吉田伸之・原田敬一編)/文英堂  1994年09月

  • 院と東国—院牧を中心として—

    川尻秋生

    古代国家と東国社会(千葉歴史学会編)/高科書店  1994年04月

  • 神仏習合の担い手は誰か

    川尻秋生

    新視点日本の歴史3 古代編(吉村武彦・吉岡眞之編)/新人物往来社  1993年05月

  • 弘仁格式はなぜ編纂されたか

    川尻秋生

    新視点日本の歴史3 古代編(吉村武彦・吉岡眞之編)/新人物往来社  1993年05月

  • 将門は英雄か

    川尻秋生

    千葉県の民衆の歴史50話/桐書房  1992年05月

  • 分担執筆

    川尻秋生

    弘仁格の復原的研究 民部下篇(福井俊彦編)/吉川弘文館  1991年02月

  • 仏教はいつ伝来したか

    川尻秋生

    争点日本の歴史2 古代編1(白石太一郎・吉村武彦編)/新人物往来社  1990年12月

  • 分担執筆

    川尻秋生

    弘仁格の復原的研究 民部下篇(福井俊彦編)/ 吉川弘文館  1989年02月

  • 川尻秋生「使者」と文書

    新川登亀男編, 日本古代史の方法と意義( 担当: 分担執筆)

    勉誠出版 

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講演・口頭発表等

  • 九世紀における唐制受容の一様相-中世文書様式成立の史的前提-

    川尻秋生  [招待有り]

    2017年日本史研究会大会(個別報告)   (京都市京都学園大学)  日本史研究会  

    発表年月: 2017年09月

  • 古代の仏教受容と在地支配

    川尻秋生

    民衆史研究会2016年度シンポジウム   (早稲田大学)  民衆史研究会  

    発表年月: 2016年11月

  • 下総国府にやって来た源頼政

    川尻秋生

    市川市史講演会「古代下総のまつりごと」   (市川市 生涯学習センター(メディアパーク市川)グリーンスタジオ)  市川市  

    発表年月: 2016年11月

  • 古代の北武蔵一郡(評)家から将門まで

    川尻秋生  [招待有り]

    本庄早稲田の杜地域連携展覧会「古代のこだま地域」関連講演会   (埼玉県本庄市 早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター)  本庄市  

    発表年月: 2016年07月

  • 将門の乱 と古代末期の関東

    川尻秋生  [招待有り]

    企画展「中世黎明-時代を変えた武士と民衆-」講演会   (埼玉県嵐山町 国立女性教育会館 講堂)  埼玉県立嵐山史跡の博物館  

    発表年月: 2016年01月

  • 平安京遷都と堀川の成立

    川尻秋生  [招待有り]

    京都女子大学 春季公開講座   (京都市京都女子大学)  京都女子大学  

    発表年月: 2015年06月

  • 出土文字資料からみた総武河口論

    川尻秋生

    国際学術研究会 交響する古代Ⅴ   (明治大学)  明治大学古代学研究所  

    発表年月: 2015年02月

  • 古代東国的内乱与武士的発生

    川尻秋生  [招待有り]

    “日本古代史研究的現在与未来”国際学術検討会   (北京市清華大学甲所第三会議室)  北京大学・清華大学  

    発表年月: 2012年10月

  • 長寛勘文を読み直す―君主権と熊野―

    川尻秋生

    国際シンポジウム「君主権の構築と「仏教」文明」   (新宿区早稲田大学大隈小講堂)  早稲田大学重点領域研究機構 東アジア「仏教」文明研究所  

    発表年月: 2010年12月

  • 印波国造と東国社会

    川尻秋生  [招待有り]

    地方史研究協議会第61回大会   (成田市成田国際文化会館)  地方史研究協議会  

    発表年月: 2010年11月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 格・式研究を踏まえた日本古代社会像の再構築

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2023年03月
     

     概要を見る

    本研究は、最新の写本研究を踏まえて『類聚三代格』と『延喜式』という9~10世紀の基本史料テキストに再検討を加えることにより、古代社会を広い視野から捉え直し、その展開過程の解明を図ることを目標とする。『類聚三代格』と『延喜式』は古代の法制である律令格式のうちの「格」と「式」にあたるが、これまで写本研究が充分になされないまま本文利用がなされてきた。近年進んだ両史料の写本研究を踏まえ、新たな本文校訂を進めつつ、それを踏まえて新たな古代社会像の再構築をめざす

  • 古代古文書学の構築と東アジア古文書学

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2023年03月
     

     概要を見る

    中国史料にみられる宣旨・綸旨を分析し、どのように日本に伝来したのかという点を明らかにする。また、朝鮮史料にみられる宣旨を抽出した上で、日本の宣旨・綸旨とこれらの国々のそれらを比較して、特徴を明らかにする。また、日本の古文書学は、公式令に規定される様式以外については、今まで国内だけで完結する傾向にあったが、東アジアの視点から俯瞰し、「東アジア古文書学」の成立の可否について検討する

  • 風土記と古墳からみた常陸7世紀史の研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2020年03月
     

    佐々木 憲一, 菱田 哲郎, 田中 裕, 吉川 真司, 若狭 徹, 川尻 秋生, 日高 慎

     概要を見る

    この科研で発掘調査を行った茨城県かすみがうら市折越十日塚古墳と坂稲荷山古墳の報告書と、それらの成果を常陸の古墳文化全体に位置付けるために『続常陸の古墳群』の作成を行った。折越十日塚古墳は墳丘長72.3m、後円部直径41.0m、クビレ部幅24.35m、前方部幅43.5mでほぼ確定である。二重周濠を伴っていることは1冊目の報告書『霞ケ浦の前方後円墳』で報告した通りである。今回、出土の土器をすべて分析したが、古墳に伴うものはなく、すべて奈良・平安時代のものであった。古墳の築造時期は、7世紀初頭築造と判明している千葉県龍角寺浅間山古墳と同様の石室構造であるという知見に基づき、7世紀初頭と考えたい。坂稲荷山古墳は、2012年の測量調査報告の結論に反して、周濠が二重ではなく一重であることが確定した。また下野の後期古墳に特徴的な「基壇」を伴うことも判明した。発掘面積が限られており不確定な部分もあるが、基壇を含めた全長は70.6m、後円部直径40.7m、前方部幅60.0mである。古墳の築造時期は、常陸で埴輪生産が終焉を迎えた6世紀末以降としか言えない。飛鳥寺が完成した596年以降、相前後する時期に様相が大きく異なる前方後円墳が近接して2基築かれた意味は大きい。これらの成果を常陸の古墳時代史に位置付けるため、常陸大宮市、日立市、東海村、大洗町、桜川市、茨城町、行方市、美浦村、稲敷市、牛久市、鹿嶋市、潮来市の古墳・古墳群集成を『続常陸の古墳群』として刊行した(『常陸の古墳群』は2010年に刊行)。横穴墓などどの属性に注目するにもよるが、常陸の旧国造領域とは異なる古墳文化の地域性が明らかになってきた。古墳時代後期に大型前方後円墳の築造が継続する以外に、古墳時代中期に大型円墳の築造が続くのも、常陸の古墳文化の大きな特色であることもわかってきた。令和元年度が最終年度であるため、記入しない。令和元年度が最終年度であるため、記入しない

  • 風土記と古墳からみた常陸7世紀史の研究(研究代表者 明治大学佐々木憲一)

    日本学術振興会  科学研究費

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2020年03月
     

  • 『類聚三代格』の史料学的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2019年03月
     

    熊谷 公男, 小倉 慈司, 堀 裕, 川尻 秋生, 遠藤 慶太, 鹿内 浩胤, 新井 重行, 福島 真理子, 中村 憲司, 佐藤 早樹子, 佐藤 真海

     概要を見る

    本研究は、弘仁・貞観・延喜の三代の格(律令の修正法)を内容によって分類、再編した『類聚三代格』の新たなテキストを作成することを目的とするもので、そのために必要な主要な写本について史料学的な検討を行いつつ各巻の底本を選び直し、校訂方針の明確化をはかった。その結果、古写本の文字をできるだけ尊重しながら原本の復原をめざすという基本方針を立て、研究代表者・研究分担者から巻ごとの担当者を定めて、協議をしながら校訂作業をすすめてきた。その成果の一部は論文の形でも公表した。また出版社も決定し、全体を3分冊として2022年から順次刊行していく予定である。古代の体系的な基本法である律令格式の分野では、日本思想大系『律令』や訳注日本史料『延喜式』など、新たなテキストの刊行が相ついでいる。そのなかで格の根本史料である『類聚三代格』は、なお80余年前に刊行された新訂増補国史大系本が標準テキストとされており、近年の研究の進展や新写本の発見等によってさまざまな問題が生じている。最大の問題は、現在では常識とされている古写本重視、原文尊重の立場が必ずしもとられていないことで、底本に近世の印本を用いたり、古写本の文字を印本や校訂者の判断によって改めることも見られる。そこで本研究で原本の復原という方針のもとに校訂を進め、新たなテキストの作成、刊行を進めている

  • 『類聚三代格』の史料学的研究 (研究代表者 東北学院大学熊谷公男)

    日本学術振興会  科学研究費

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2019年03月
     

  • 日本墨書土器データベースの構築

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2018年03月
     

    吉村 武彦, 加藤 友康, 川尻 秋生, 柴田 博子, 市 大樹, 荒木 志伸

     概要を見る

    研究の基礎となる墨書土器研究文献目録は2180点を数え、明治大学の日本古代学研究所のホームページで公開している。画像つきの詳細なデータベースは、山形県・茨城県(補遺)・奈良県(平城京)、兵庫県・広島県・鳥取県(因幡国・伯耆国)・鹿児島県(薩摩国補遺)・鹿児島県(大隅国)を公開した。現在は、三重県・滋賀県・島根県・岡山県のデータ集成が終わり、入力を準備中である。その結果、都城を含め、日本全国の墨書土器の状況の理解と比較研究が、できるようになった。また、全国墨書・刻書土器データベース検索(オンライン検索)」のシステムによって、ネット上で墨書土器の検索が可能である

  • 日本目録学の基盤確立と古典学研究支援ツールの拡充-天皇家・公家文庫を中心に-

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2012年05月
    -
    2017年03月
     

    田島 公, 尾上 陽介, 遠藤 基郎, 末柄 豊, 吉川 真司, 金田 章裕, 馬場 基, 本郷 真紹, 山本 聡美, 伴瀬 明美, 藤原 重雄, 稲田 奈津子, 黒須 友里江, 林 晃弘, 月本 雅幸, 三角 洋一, 川尻 秋生, 小倉 慈司, 渡辺 晃宏, 桃崎 有一郎, 北 啓太, 吉岡 眞之, 山口 英男, 金子 拓, 遠藤 珠紀, 原 秀三郎, 神尾 愛子, 名和 修, 名和 知彦, 内海 春代, 飯田 武彦

     概要を見る

    東京大学史料編纂所閲覧室で東山御文庫本、陽明文庫本、書陵部蔵九条家本・伏見宮家本など禁裏・公家文庫収蔵史料のデジタル画像約100万件を公開した。高松宮家伝来禁裏本・書陵部所蔵御所本の伝来過程を解明し、分蔵された柳原家本の復原研究を行い、禁裏・公家文庫収蔵未紹介史料や善本を『禁裏・公家文庫研究』や科学研究費報告書等に約30点翻刻・紹介した。更に、日本目録学の総体を展望する「文庫論」を『岩波講座日本歴史』22に発表し、『近衞家名宝からたどる宮廷文化』を刊行した

  • 東アジアにおける日本墨書土器データベースの構築

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2015年03月
     

    吉村 武彦, 加藤 友康, 川尻 秋生, 柴田 博子, 市 大樹, 荒木 志伸

     概要を見る

    研究の基礎となる墨書土器研究文献目録は2061点を数え、明治大学のホームページで順次公開している。データベースは、秋田県*・岩手県*・山形県*、茨城県補遺*・千葉県*、長野県・岐阜県、奈良県(平城京)*、広島県*・山口県、鹿児島県・宮崎県補遺のデータベースを作成し、ホームページで公開(*は6月公開)。現在は、約11万点弱を数え、汎日本的な墨書土器研究ができる条件が整備されつつある。また、全国墨書・刻書土器データベース検索(オンライン検索〉」にデータを提供し、ネット上で検索できる。中国の墨書土器(磁器)を集成し、比較研究が可能となった。地域研究では市川市史編さん事業調査報告書刊行に協力した

  • 文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

    研究期間:

    2011年
    -
    2014年
     

     概要を見る

    第一に、本研究の日常的な基盤となる定例研究集会を7回おこなった。
    第二に、特別研究集会を2回開催した。1回目は、古井龍介・馬場紀寿両氏(東京大東文研)を招いて、インドおよび東南アジアの仏教文明に関する最新の研究状況を学び、意見交換をおこなった。仏教文明の本源と東アジア仏教との差異を知ることができた。2回目は、石見清裕氏(早稲田大)を招いて、中国太原地域の地政学的位置を学んだ。これは、前年度における本研究での太原石窟(仏教・道教)調査を補うものである。
    第三に、シンポジウムを早稲田大学で2回開催した。1回目は、9月28日の「対敵と仏法」である。昨年度の課題を継承して、これまで見失われがちであった仏教の実践的側面、つまり造形物にみられる対敵、調伏、防御の役割を追求した。大島幸代(龍谷大)、三上喜孝(山形大)、長坂一郎(東北芸工大)、黒田智(金沢大)、長岡龍作(東北大)各氏の報告を受けて討論がおこなわれた。2回目は、12月21日の「言語・文字の転回からみた『仏教』流伝」である。翻訳を含む言語文字表現の変革と仏教の関係を問題視した。朱慶之(香港教育学院)、吉田豊(京都大)、阿部龍一(ハーバード大)、ジョン・ウイットマン(国立国語研究所)、河野貴美子(早稲田大)各氏による報告および問題提起がなされた。
    第四に、研究分担者城倉正祥氏を中心にして、2014年2月末から3週間以上、千葉県龍角寺跡の調査をおこなった。かつて多くの文字瓦を出土した本寺院跡は、仏教文明の列島移動において注目されるところであるが、本格的な調査は進んでいなかった。このたびは、最新技術のレーダー探査などを駆使し、廻廊を含む伽藍配置の歴史的変遷などを確認した。また、散布する古代瓦を慎重に回収し、次調査に備えた。

  • 和歌を素材とした平安時代の研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2009年04月
    -
    2013年03月
     

    川尻 秋生

     概要を見る

    本研究によって、平安時代の和歌を歴史研究の素材として利用することが可能であることを見通すことができるようになった。とくに、一般的な歴史史料には残されない、平安時代の交通研究、なかでも交通経路や旅のようすなどを復元的に理解することに、和歌を利用することが有用であるという点が明らかとなったことは、今後の歴史研究にとって大きな成果となろう

  • 全国墨書土器データベースの構築と在地社会の研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2007年
    -
    2010年
     

    吉村 武彦, 杉原 重夫, 加藤 友康, 川尻 秋生, 柴田 博子, 市 大樹, 加藤 友康, 川尻 秋生, 柴田 博子, 市 大樹

     概要を見る

    墨書土器に関する研究文献データベースは、総計が1,866件になった(継続中)。墨書土器データベースは、全国簡易版(釈文・遺跡名・所在地・出典データ)が108,744点、詳細版は四国4県、鹿児島を除く九州6県と、北陸の富山、東海の静岡、および飛鳥・藤原・平城宮出土の墨書土器を公開した。この成果により、関東以西の墨書土器の全国的比較研究と都城との比較が可能になった。地域研究は、千葉県市川市を対象に進めている

  • 文字瓦・墨書土器のデータベース構築と地域社会の研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2004年
    -
    2006年
     

    吉村 武彦, 佐々木 憲一, 杉原 重夫, 加藤 友康, 川尻 秋生

     概要を見る

    本研究では、墨書土器(刻書土器等を含む)調査を優先させ、関東地域を中心に研究を進めた。最初に墨書土器文献目録を作成し、ついで全国の墨書土器集成として、釈文・遺跡名・所在地・出典の4項目としてデータベース化した。この成果は大学のホームページで掲載する。旧武蔵国と千葉県の房総3国、および相模・上野国については、詳細なデータ(釈文・実測図(複写)のほか、遺跡名・所在地・出土遺構・出土状況・時期・器質・器種・寸法・記銘部位・記銘方向・字体)を作成した。いずれも報告書の形態で公表することは量的に不可能なので、ホームページのかたちで順次発表したい。常陸国・甲斐国・下野国については集成中であり、部分的に公表していきたい。並行して文字瓦のデータ集成を進行させている。集成に際して、基礎的調査を実施しているが、全国的な文字瓦の調査・集成としては、日本で最初の試みとなる。とりわけ千葉県栄町の五斗蒔遺跡出土の瓦調査は、悉皆調査を実施した。調査結果は、栄町教育委員会との調整を経て公表したい。また、その地域研究の成果は、現在学術出版の準備中である。墨書土器・文字瓦の調査・研究は、出土文字資料の木簡等と相互に関係する。研究調査に際しては、出土文字資料の相互の関係に留意し、出土文字資料に伴出する遺物や遺構との関係を重視して、遺跡の立地を配慮した調査を実施した。さらに、墨書土器と密接な関連がある墨関係の調査・研究を合わせて行なった。なお、日本の古代文字と朝鮮との影響関係を調べるために、韓国においても調査を行ない、韓国の研究者の論文を報告書に掲載した

  • 唐制の影響からみた日本古代の合議の政務

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2004年
    -
    2006年
     

    川尻 秋生

     概要を見る

    (1)『続日本紀』『日本後紀』『続日本後紀』『日本文徳天皇実録』『日本三代実録』および『類聚符宣抄』『別聚符宣抄』を対象にして、殿舎や場に関する記載について悉皆調査を行い、表にまとめた。(2)『日本後紀』弘仁9年(818)4月条の逸文を発見したことにより、それまで寝殿・南殿といわれていた内裏の殿舎の名称が、仁寿殿・紫宸殿と改称されたことが明らかとなった。これにより、儀式の唐風化として名高い弘仁9年に、内裏における儀式の整備が進んだことがいっそうはっきりした。(3)光仁朝以降の上宣制の成立原因として、中国の宙官が皇帝の意向を宰相に伝えていた文書の影響があると考えた。また、上宣の輪番制は、藤原仲麻呂の専権の轍を踏まないためにとられるようになったもので、中国で特定の宰相の専権を排除するために執筆の輪番制がとられたことに影響されていると推定した。この点からも、中国の政治堂会議が日本の太政官会議に影響を与えたことが再確認できた。(4)作成した表に基づき、陣定が行われる左右近衛陣の使用方法について考察した。最初、宴など天皇が臣下との交流を深める場として用いられていたが、郡司を任命するに際しての議場として使用されるようになった。ところが、元慶2年(878)に出羽国の俘囚の乱が起きた際、公卿が飛駅の使者をこの場1に呼んで尋問したことを画期として、以後、参考人への諮問する場および公卿が議定する場となった。したがって、陣定の直接の起源は、この反乱の対応に求められると考えるべきである。(5)平安京の造営の賞が延暦13年10月28日に下されたことを明らかにし、対象となった人物の分析から公卿を含む大規模な叙位・任官であったことを解明した。また、「造京式」が桓武天皇の命により、作成されたことを明らかにし、桓武が京の造営に強い関心をもっていたことを論証した。以上から、長岡京に比べて評価の低かった平安京の造営は、従来考えられていたより大規模であり、もっと積極的に評価すべきであると結論づけた

  • 古代文字資料のデーターベース構築と地域社会の研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    1999年
    -
    2001年
     

    吉村 武彦, 加藤 友康, 杉原 重夫, 気賀沢 保規, 川尻 秋生

     概要を見る

    本研究においては、出土文字資料に関しては墨書土器(刻書土器等を含む)の調査と研究に特化して行なった。墨書土器の集大成としては、日本で最初の試みであり、文献目録もデータベース化した。ただし、現地の研究調査にあたっては、墨書土器のみならず、木簡・文字瓦との相互関係に留意し、出土地の立地を配慮して調査を行なった。なお、墨書土器と密接な関連がある墨関係の調査・研究を合わせて実施した。こうしたデータを利用した地域研究は、データベース構築が遅れたこともあり、いくつかの地域研究を発表するにとどまっている。なお、研究報告書とCD-ROMで公表する研究概要は、以下のとおりである。1 文献史学と考古学における墨書土器(刻書土器と人面墨書土器を含む)に関する研究文献を集大成した。目録をデータベース化し、研究成果として公表する。文献調査にあたっては、奈良文化財研究所や各自治体の歴史博物館・埋蔵文化財センター等で調査を実施した。2 古代武蔵国(東京都・神奈川県・埼玉県地域)における墨書・刻書土器のデータを、カード形式で集大成した。データは2000年までの報告書等の刊行物から、釈文・実測図(複写)のほか、遺跡名・所在地・出土遺構・出土状況・時期・器質・器種・寸法・記銘部位・記銘方向・字体を調査した。これらの詳細なデータベースはCD-ROMの形態で公表する。3 全国各地域の墨書土器・刻書土器に関しては、釈文・遺跡名・所在地・出典の4項目のデータベースを作成した。4項目データは、CD-ROMの形態で公表する。4 墨の分析に関する研究を行うとともに、墨の製造過程についての研究を行なった

  • 原始・古代安房国の特質と海上交通

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    1998年
    -
    2001年
     

    岡本 東三, 河原 純之, 平川 南, 原 秀三郎, 河原 純之, 柳澤 清一, 天野 努, 川尻 秋生, 岡本 東三

     概要を見る

    安房における考古学・古代史上の特質は、『古語拾遺』や「高橋氏文」に伝える氏族伝承説話や律令制下の安房郡が神郡とされたことから、古くからヤマト政権の東国支配の海上交通の要路、軍事的な基地であったと推定されてきた。しかし史料的な制約や考古学的資料も少ないことから「古代安房」の実像に迫る研究は十分進捗してきたとはいいがたい。そこで考古学的フィールドとして勝浦市守谷海岸に所在する海食洞穴群の発掘調査を着手し、その実体を究明することとした。平成10年度には海食洞穴の分布調査ならびに本寿寺洞穴・守谷洞穴の実測調査を行った。それに基づき11・12年度に本寿寺・長兵衛岩陰の発掘調査、13年度にこうもり穴洞穴の発掘調査を実施した。調査の結果、縄文時代から古墳時代におけるこの地域に暮らした海民の暮らしと風習を明らかにすることができた。特記すべきは弥生時代から古墳時代にかけてのト骨祭祀の実態を解明した点にある。また古代史的調査は安房関係の文献史料・木簡資料、忌部氏の分析や関連する伊豆半島の調査を通し古代安房にいたる、この地域の特質と海民としての歴史的形成過程を探ることができた

  • 資財帳の研究

     概要を見る

    本年度は、研究の総括として、資財帳の基礎的史料調査ならびにこれまでの両年度の研究成果をもとに、論文執筆を行った。論文では、資財帳の記載をもとに、寺院の伽藍構成について検討した。その結果、奈良時代の資財帳は、仏・法・僧、すなわち三宝の順に記載され、仏には仏像、法には経典、僧には聖僧・衆僧が、所属の堂舎に関係なく配列されていること、大衆院も伽藍に含まれること、塔でも中心建築物から離れれば伽藍に含まれない場合があることが判明した。伽藍は、「七堂伽藍」という言葉に惑わされず解釈するべきであるとの結論に達した。一方、平安時代になると、仏の空間を金堂、法の空間を講堂・鐘楼、僧の空間を僧坊・食堂と認識し、建造物ごとに三宝の空間とみなす概念を表す資財帳が出現する。他方、三宝の区別がなくなり、建築物ごとに資財を列記するものも現れ、これが中世の寺院目録へとつながっていくことを明らかにした。ついで、大衆院と政所の関係を検討し、本来、政所は大衆院に含まれていたものの、寺院規模が大きくなればなるほど、また時代が降れば降るほど、政所が大衆院から独立する傾向があることを指摘した。この成果は、従来、大衆院と政所を異なった空間として認識していた研究の再考をせまるものである

  • 奈良時代における「格」の特質に関する研究

     概要を見る

    1 唐代の「格」とは、「格」として編纂されたもののみを指し(以下、狭義の格と呼ぶ)、単なる詔・勅などの単行法令は(以下、広義の格と呼ぶ)、格とは呼ばない。2 日本には、「弘仁格」編纂まで、狭義の格は存在せず、したがって、奈良時代には「格」という法制用語は存在しても、唐の格とは本質的な相違がある。3 しかしながら、奈良時代初期には、唐に倣い日本でも格編纂が試みられた可能性がある。しかし、唐の格や三代の格のように、編纂時に無効になった箇所を削除したり、格文の書き換え・増補を行った可能性は低く、単に単行法令を集積した形態だったと思われる。したがって、「格」とは言っても広義の格に属したと推定される。4 唐で格が編纂された背景には、漢代以降の法令の蓄積があったことが挙げられるが、奈良時代には律令制の継受以降まだ日が浅く、単行法が十分蓄積されていなかった。これが狭義の格が編纂されなかった理由と考えられる。5 「弘仁格」編纂以降、「貞観格」編纂を画期として、日本にも狭義の格の意識が浸透するが、形式上は広義の格を踏襲し、唐の格の引用法とは大きな相違がある

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Misc

  • シンポジウム 「古代下総の村を考える」 市川考古博物館

    川尻秋生

    市川考古博物館    2014年04月  [査読有り]

  • 我孫子市歴史講演会「平将門と我孫子の古代」

    川尻秋生

    我孫子市    2014年02月  [査読有り]

  • 市原市講演会「騒乱の上総国府を治める」

    川尻秋生

    市原市    2013年12月  [査読有り]

  • 「神護寺五大堂一切経目録」の性格

    川尻秋生

    日本史研究   ( 612 ) 28 - 50  2013年08月  [査読有り]

  • 弘仁格式からみた大学寮

    川尻秋生

    ヒストリア   ( 238 ) 1 - 22  2013年06月  [査読有り]

  • 弘仁格からみた大学寮

    川尻秋生

    ヒストリア   ( 238 ) 1 - 22  2013年

  • 弘仁格からみた大学寮

    川尻秋生

    ヒスとリア   ( 238 ) 1 - 22  2013年

  • 歴史教育者協議会第64回千葉大会 将門と古代房総とのかかわりをさぐる

    川尻秋生

    歴史教育者協議会    2012年08月  [査読有り]

  • 千葉歴史学会第31回総会 基調講演 地域史からみた通史 —房総の歴史から日本史へ

    川尻秋生

    千葉歴史学会    2012年05月  [査読有り]

  • 入唐僧宗叡と請来典籍の行方

    川尻秋生

    早稲田大学會津八一記念博物館 研究紀要   13   3 - 15  2012年03月  [査読有り]

  • 国際学術研究会 国際的日本古代学の展開—交響する古代Ⅱ 菅原道真と和歌

    川尻秋生

       2012年03月  [査読有り]

  • 野田市史集中講座「古代・中世の野田地域」

    川尻秋生

    野田市    2012年02月  [査読有り]

  • 歴史教育者協議会第64回千葉大会 将門と古代房総とのかかわりをさぐる

    川尻秋生

       2012年

  • 千葉歴史学会第31回総会 基調講演 地域史からみた通史 ―房総の歴史から日本史へ

    川尻秋生

       2012年

  • 野田市史集中講座「古代・中世の野田地域」

    川尻秋生

       2012年

  • 2010年度日本史研究会大会報告批判 加藤麻子報告「律令文書行政の構築とその理念」を聞いて

    川尻秋生

    日本史研究   ( 584 ) 45 - 48  2011年04月

  • 書評 条里制・古代都市研究会編『日本古代の郡衙遺跡』

    川尻秋生

    考古学研究   ( 228 ) 110 - 112  2011年03月  [査読有り]

  • 書評 古市晃著『日本古代王権の支配論理』—仏教の視点から—

    川尻秋生

    歴史科学     1 - 5  2010年10月  [査読有り]

  • 保安元年「摂津国帳簿群」の性格

    川尻秋生

    古代文化   62 ( 1 ) 123 - 129  2010年06月  [査読有り]

    CiNii

  • 書評 鎌田元一著『律令国家史の研究』

    川尻秋生

    日本史研究   59 ( 569 ) 45 - 50  2010年01月

    DOI CiNii

  • 古代印旛と大和王権

    川尻秋生

    千葉県立房総のむら    2009年10月  [査読有り]

  • 特別展講演会 平将門の乱と武蔵国

    川尻秋生

    埼玉県立歴史と民俗の博物館    2009年03月  [査読有り]

  • 武社クニと国造支配

    川尻秋生

    房総古代学研究会シンポジウム 古代房総の地域社会を探る(1)    2009年03月  [査読有り]

  • 書評 松本保宣著『唐王朝の宮城と御前會議—唐代聽政制度の展開』

    川尻秋生

    東洋史研究   ( 67-4 ) 137 - 143  2009年03月

  • 平忠常

    川尻秋生

    千葉史学   54   38 - 42  2009年

  • 国分寺の諸段階

    川尻秋生

    シンポジウム 国分寺の創建を読むⅡ    2008年10月

  • 東国からみた東北との交流

    川尻秋生

    国士舘大学考古学研究室40周年記念シンポジウム 古代社会と地域間交流    2008年04月  [査読有り]

  • 国分寺の法会

    川尻秋生

    シンポジウム 国分寺の創建を読むⅠ    2008年02月

  • 平将門の乱と房総

    川尻秋生

    千葉県史公開講座14    2008年01月  [査読有り]

  • ミブ部と東国

    川尻秋生

    古代印波クニシンポジウム    2007年01月  [査読有り]

  • 古代国家の成立—国家の発生と社会—

    川尻秋生

    季刊 考古学   ( 98 ) 46 - 49  2007年01月

  • 書評 鈴木哲雄著『中世関東の内海世界』

    川尻秋生

    千葉史学   ( 48 ) 82 - 86  2006年06月

  • 古代東国の牧経営と武力

    川尻秋生

    山梨県考古学協会2005年度研究集会 牧と考古学—馬をめぐる諸問題—    2005年11月  [査読有り]

  • 古代王権と仏教・寺院

    川尻秋生

    第5回大学合同考古学シンポジウム 古墳から寺院へ—関東の7世紀を考える—    2004年11月

  • 書評 松本政春『古代兵制史の研究』

    川尻秋生

    歴史学研究   ( 795 ) 64 - 67  2004年11月  [査読有り]

  • 平将門と古代東国社会

    川尻秋生

    歴史書懇話会連続講演会    2004年09月

  • 回顧と展望

    川尻秋生

    史学雑誌   113 ( 5 ) 60 - 63  2004年05月  [査読有り]

  • 『紀家集』と国史編纂—「競狩記」を中心として—

    川尻秋生

    史観   ( 150 ) 1 - 13  2004年04月

  • 分担執筆

    川尻秋生

    高校日本史B/実教出版    2004年03月

  • 文献からみた神仏習合の担い手

    川尻秋生

    古代考古学フォーラム 古代の社会と環境 遺跡の中のカミ・ホトケ 帝京大学山梨文化研究所・山梨県考古学会    2003年11月  [査読有り]

  • 将門・良文・新皇

    川尻秋生

    千葉氏フォーラム 東国の自立と千葉氏 平将門—史実と伝説の系譜—    2003年07月

  • 「桜井舎人部」考—上総国武射郡の事例から—

    川尻秋生

    日本歴史   ( 661 ) 91 - 92  2003年06月  [査読有り]

  • 東国の国分寺造営と国郡—文字瓦を素材として—

    川尻秋生

    シンポジウム 古代武蔵国を考える 古代武蔵国研究会    2003年04月  [査読有り]

  • 『長寛勘文』の成立

    川尻秋生

    山梨県史研究   ( 11 ) 1 - 17  2003年03月

  • 新刊紹介 日本古代の王家・寺院と所領

    川尻秋生

    日本歴史   ( 656 ) 114 - 116  2003年01月  [査読有り]

  • 日本古代における合議制の特質—「畿内政権論」批判序説—

    川尻秋生

    歴史学研究   763 ( 763 ) 1 - 16  2002年06月

    CiNii

  • 古代東国における交通の特質—東海道・東山道利用の実態—

    川尻秋生

    古代交通研究   ( 11 ) 73 - 94  2002年03月  [査読有り]

  • 古代甲斐国の氏族と三枝氏

    川尻秋生

    山梨県立博物館(仮称)第2回講演会    2002年02月

  • 書評 吉田一彦著『日本古代社会と仏教』

    川尻秋生

    寺院史研究   ( 6 ) 77 - 83  2002年01月  [査読有り]

  • 資財帳からみた伽藍構成と大衆院・政所

    川尻秋生

    早稲田大学考古学会第7回研究発表会    2001年12月  [査読有り]

  • 東国の国司と交通—東山道・東海道の利用実態—

    川尻秋生

    第10回古代交通研究会大会    2001年06月  [査読有り]

  • 平安貴族がみた坂東—平将門の乱の影響を中心として—

    川尻秋生

    日本歴史   ( 635 ) 1 - 17  2001年04月  [査読有り]

  • 御物『弘仁格抄』古写本調査報告

    川尻秋生ほか

    平成10年度日本学術振興会科学研究費基盤研究A(2)研究成果報告書(平成10〜12年度) 東山御文庫本を中心とした禁裏本および禁裏文庫の総合的研究(研究代表者 田島公)/東京大学史料編纂所     92 - 100  2001年03月

  • 香取大中臣氏と鹿嶋中臣氏—古代末期の香取神宮神主職をめぐって—

    川尻秋生

    佐原の歴史   ( 1 ) 48 - 60  2001年03月  [査読有り]

  • 資財帳からみた伽藍と大衆院・政所

    川尻秋生

    古代   ( 110 ) 233 - 244  2001年03月

  • 平将門の新皇即位と菅原道真・八幡大菩薩—菅原道真・八幡神の託宣をめぐって—

    川尻秋生

    千葉県史研究   ( 9 ) 1 - 15  2001年03月  [査読有り]

  • 大生部直と印波国造—古代東国史研究の一試論—

    川尻秋生

    千葉県立中央博物館研究報告—人文科学—   ( 14 ) 1 - 25  2001年03月  [査読有り]

  • 日本古代における「議」

    川尻秋生

    史学雑誌   110 ( 3 ) 1 - 38  2001年03月

  • 新刊紹介 根本誠二『奈良時代の僧侶と社会』

    川尻秋生

    日本歴史   ( 672 ) 111 - 113  2000年08月

    CiNii

  • 書評 井上辰雄編『古代東国と常陸国風土記』

    川尻秋生

    史境   ( 40 ) 116 - 120  2000年03月  [査読有り]

  • 福島金治氏の「聖教引用の古代房総関係資料紹介」に応える

    川尻秋生

    千葉県史研究   ( 7 ) 99 - 101  1999年03月  [査読有り]

  • 御牧制の成立—貞観馬寮式御馬条の検討を中心として—

    川尻秋生

    山梨県史研究   ( 7 ) 1 - 17  1999年03月  [査読有り]

  • 坂東の成立

    川尻秋生

    千葉県立中央博物館研究報告—人文科学—   6 ( 12 ) 1 - 15  1999年03月

    CiNii

  • 新刊紹介 下出積与『日本古代の仏教と神祇』

    川尻秋生

    日本歴史   ( 606 ) 122 - 123  1998年11月  [査読有り]

  • 『多度神宮寺資財帳』について—僧綱の寺領検察機能の視点から—

    川尻秋生

    仏教史学研究   41 ( 1 ) 1 - 19  1998年09月

  • 史料紹介 将門記

    川尻秋生

    歴史と地理   ( 524 ) 39 - 42  1998年06月

  • 古代東国の沿岸交通

    川尻秋生

    千葉県立中央博物館研究報告—人文科学—   5 ( 11 ) 69 - 88  1998年03月

    CiNii

  • 古代東国の外洋交通

    川尻秋生

    歴史学研究   ( 703 ) 52 - 56  1997年11月

  • 『多度神宮寺資財帳』について

    川尻秋生

    第48回仏教史学会学術大会    1997年10月

  • 古代東国の外洋交通

    川尻秋生

    1997年度歴史学研究会大会    1997年05月

  • 回顧と展望

    川尻秋生

    史学雑誌   106 ( 5 ) 45 - 48  1997年05月  [査読有り]

  • 国立歴史民俗博物館所蔵『大刀節刀契等事 小右記中右記抜書』

    川尻秋生

    日本歴史   ( 586 ) 97 - 106  1997年03月  [査読有り]

  • 回顧と展望

    川尻秋生

    史学雑誌   104 ( 5 ) 59 - 63  1995年05月  [査読有り]

  • 古代安房国の特質—安房大神と膳神—

    川尻秋生

    延喜式研究   ( 10 ) 1 - 48  1995年03月  [査読有り]

  • 安房大神と膳神

    川尻秋生

    第9回延喜式研究会研究集会    1994年06月

  • 九暦

    川尻秋生

    日本「日記」総覧/新人物往来社     76 - 77  1994年04月

  • 三代の格の復原に関する一考察

    川尻秋生

    千葉県立中央博物館研究報告—人文科学—   ( 7 ) 1 - 34  1994年04月  [査読有り]

  • 平安時代における格の特質

    川尻秋生

    史学雑誌   103 ( 1 ) 1 - 33  1994年01月

     概要を見る

    In this paper the author examines the characteristics of ritsu-ryo (律令) code Regulations (kyaku 格) during the Heian period. In the first chapter, the auther divides the Heian period into three parts : (1)the time after the Engi-regulations (Engi-Kyaku 延喜格) were enforced, (2)the time after the Jogan-regulations (Jogan-Kyaku 貞観格) were enforced, but before the Engi-Kyaku were enforced, and (3)the time after the Konin-regulations (Konin-Kyaku 弘仁格)were enforced. He then examines whether in each time period kyaku compiled previously were differentiated from other laws at the time. As a results of this study, the following facts are clear. In time peridds (1) and (2), kyaku meant regulations compiled previously, but in time period (3)some laws quoted as kyaku were not contained in the Konin-Kyaku and other laws quoted as fu (符 the Document for Communication from superiors to inferiors) were contained in the Konin-Kyaku. The form of the laws is different from that in time periods (1) and (2). Kyaku in the (3)time only meant a law enforced by itself. Consequently the author concludes that the Jogan-Kyaku should be considered more important than Konin-Kyaku in terms of the consciousness of the bureaucrats. In the second chapter, the author investigates reasons why Jogan-Kyaku represents a turning point. He finds that i) it was difficult for bureaucrats to accept the Konin-Kyaku because its complilation was the first project for compiling kyaku in Japan and it involved a complicated process of enforcement; ii) the work of the office of the Regulations for Appointments were (Senkyaku-Sho 撰格所) was more active when the Jogan-Kyaku was compiled than when the Konin-Kyaku were compiled, and the Jogan-Kyaku were not mere imitations of the Konin-Kyaku. Looking further at the perface to the Jogan-Kyaku, we find that it characteristically contains rules about the clothing of the emperors which, we cannot find in the Japanese ritsu-ryo code or the Konin-Kyaku. These facts suggest that although the Jogan-Kyaku contain many rules peculiar to Japan, it is a set of regulations which first included the Chinese-style Rites (rei 礼) and also states that the emperor existed in the Rites order like the rest of the people. In the third chapter, the author estimates missing documents and contents of the present Ruiju-Sandai-Kyaku (類聚三代格). A matter that deserves serious consideration; however, as argued in chapter one; he presumed some document was one of the rule or regulation quoted as a Kyaku after Jogan but not contained in the present Ruiju-Sandai-Kyaku, can be assumed to either have been lost or contained in a related historical source.

    DOI CiNii

  • 新刊紹介 弘仁式貞観式逸文集成

    川尻秋生

    史学雑誌   102 ( 11 ) 115 - 116  1993年11月  [査読有り]

  • 香取の海雑考

    川尻秋生

    千葉県立中央博物館研究報告—人文科学—   ( 6 ) 37 - 46  1993年03月  [査読有り]

  • 平良文と将門の乱

    川尻秋生

    千葉県史研究   ( 1 ) 36 - 52  1993年01月

  • 平安時代の格について

    川尻秋生

    第90回東京大学史学会大会    1992年11月

  • 新刊紹介 史跡上野国分寺跡発掘調査報告書

    川尻秋生

    史学雑誌   101 ( 6 ) 111 - 112  1992年06月

  • 回顧と展望

    川尻秋生

    史学雑誌   101 ( 5 ) 65 - 68  1992年05月  [査読有り]

  • 下総国府を焼討ちした平維良

    川尻秋生

    千葉史学   ( 20 ) 26 - 35  1992年05月  [査読有り]

  • 将門の乱と陸奥国

    川尻秋生

    日本歴史   ( 527 ) 1 - 18  1992年04月  [査読有り]

    CiNii

  • 将門の乱と陸奥国

    川尻秋生

    第10回千葉歴史学会大会    1991年05月

  • 史料紹介 内閣文庫所蔵『広隆寺縁起』

    川尻秋生

    寺院史研究   ( 1 ) 74 - 81  1990年08月  [査読有り]

  • 資財帳と交替公文—広隆寺帳を中心として—

    川尻秋生

    日本歴史   ( 503 ) 21 - 38  1990年04月  [査読有り]

  • 書評 関晃監修 熊田亮介校注・解説『狩野文庫本 類聚三代格』

    川尻秋生

    古文書研究   ( 33 ) 94 - 96  1990年01月

    CiNii

  • 内閣文庫所蔵『広隆寺縁起』について—広隆寺と薬師信仰—

    川尻秋生

    千葉県立中央博物館研究報告—人文科学—   ( 1 ) 23 - 51  1989年12月  [査読有り]

  • 新弾例と大同二年弾例について

    川尻秋生

    延喜式研究   ( 3 ) 68 - 96  1989年12月  [査読有り]

  • 新弾例と大同二年弾例について

    第3回延喜式研究会研究集会    1989年10月  [査読有り]

  • 九暦

    川尻秋生

    日本歴史「古記録」総覧上, 新人物往来社     28 - 29  1989年09月

  • 史料紹介 広隆寺資財帳及び広隆寺資財交替実録帳について

    川尻秋生

    古文書研究   ( 31 ) 55 - 80  1989年09月  [査読有り]

  • 白玉腰帯について—延暦十五年正月五日官符に関する一試論—

    川尻秋生

    千葉史学   ( 15 ) 104 - 121  1989年03月  [査読有り]

  • 観心寺縁起資財帳について

    川尻秋生

    ヒストリア   ( 116 ) 1 - 19  1987年09月  [査読有り]

    CiNii

  • 資財帳の研究

    川尻秋生

    早稲田大学文学研究科紀要   ( 32 ) 284 - 287  1986年01月  [査読有り]

  • 全国墨書土器データベースの構築と在地社会の研究

    川尻秋生

    平成19年度日本学術振興会科学研究費基盤研究B(2)(研究代表者 明治大学吉村武彦 平成19~22年度)  

  • 日本古代における文字・図像・伝承と宗教の総合的研究

    川尻秋生

    平成16年度文部科学省・学術フロンティア推進事業(研究代表者 明治大学吉村武彦 平成16年度~平成20年度)  

  • 文字瓦・墨書土器のデータベース構築と地域社会の研究

    川尻秋生

    平成16年度日本学術振興会科学研究費基盤研究B(2)(研究代表者 明治大学吉村武彦 平成16~18年度)  

  • 古代文字資料のデータベース構築と地域社会の研究

    川尻秋生

    平成12年度文部省科学研究費基盤研究B(2)(研究代表者 明治大学吉村武彦 平成12~14年度)  

  • 原始・古代安房国の特質と海上交通に関する研究

    川尻秋生

    平成10年度文部省科学研究費基盤研究A(1)(研究代表者 千葉大学河原純之 平成10~13年度)  

  • 平成16年度日本学術振興会科学研究費基盤研究C(2)(平成16~18年度)

    川尻秋生

    唐制の影響からみた日本古代の合議と政務  

  • 古代東国史の基礎的研究

    川尻秋生

    平成14年度日本学術振興会科学研究費研究成果公開促進費  

  • 資財帳の研究

    川尻秋生

    平成11年度日本学術振興会科学研究費奨励研究A(平成11~12年度)  

  • 奈良時代における「格」の特質

    川尻秋生

    平成6年度文部省科学研究費奨励研究A  

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その他

  • 歴史学を研究するこ...

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    歴史学を研究することの楽しさ、そして、歴史学の現代的意義を広めていきたい。

  • 歴史学を研究することの楽しさ、そして、歴史学の現代的意義を広めていきたい。

 

現在担当している科目

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社会貢献活動

  • NHKテレビ「その時歴史が動いた」

    NHKテレビ「その時歴史が動いた」 

    2004年06月
    -
     

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    平将門についてコメントを行った。

  • 山陰中央新報

    山陰中央新報 

    2004年05月
    -
     

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    「21世紀の古代史」欄に「博物館に求められるもの」で執筆し、地域博物館の重要性を指摘した。

他学部・他研究科等兼任情報

  • 文学学術院   大学院文学研究科

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

学内研究所・附属機関兼任歴

  • 2022年
    -
    2026年

    奈良文化研究所   プロジェクト研究所所長

特定課題制度(学内資金)

  • 水落地蔵」納入「諸国勧進交名」の基礎的研究

    2023年  

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     文治3年(1187)、日本の30ヶ国以上の国々で行われた勧進の記録である、水落地蔵納入「諸国勧進交名」の新たな翻刻およびその内容に関する研究を行った。当史料は、史料の少ない鎌倉時代初期の在地社会での勧進の記録であり、一ヶ国につき100名を超える人名および勧進場所が書かれている。このうち、今回は、これまでの釈文を見直し、訂正しつつ新たな釈文を作成した。また、武蔵国、常陸国・下総国・上総国・安房国について、「勧進交名」自体を検討した。その結果、①勧進場所は、他の文書史料から裏付けられる場合が多く、交通の要衝に当たること、②既知の古代の氏族名と比較すると、一致する場合が多く、「勧進交名」を用いて古代の氏族の復元に役立てることができること、③奈良時代の豪族が「勧進交名」の中に見出される場合があり、400年以上、場合によっては600年以上にわたって、在地で繁栄を続けている場合も確認できたこと、④古代、東北に移住して大きく繁栄した房総の氏族(丸子氏)が、出身地に戻っていたことから、房総と東北の相互交流が行われた可能性が高いこと、などが確認された。 以上の成果から見て、「勧進交名」を研究することによって、古代・中世の交通の実態、中世氏族の具体的研究、古代氏族の復元、他地域との交流の実態、などを明らかにできることが明らかとなった。本研究は、予算・時間の関係もあり、ごく限られた地域しか検討の対象にできなかったが、日本の3分の2以上の地域を含む「勧進交名」全体を検討の対象とすることによって、中世初期の地域社会はもちろん、古代の地域社会の解明を勧める糸口が得られることが明らかとなった。 これまで、仏像に納入される勧進交名は、ほとんど研究の対象にされなかったが、多くの交名の集積・データ化を進めることによって、「交名学」という学問分野を新たに構築することを目指したいと考えるに至った。

  • 文字瓦からみた東国の国分寺造営と国郡

    2003年  

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    本研究では、関東の国分寺のうち、武蔵・上野・下野国分寺出土の文字瓦を素材として、古代の国衙と郡の関係を、具体的に解明することを目的とした。 研究の成果は以下のとおり。 造瓦は郡を単位として行われていたことを再確認した上で、造瓦の時期によって相違があるものの、必ずしもすべての郡が瓦を負担していたわけではなく、特定の郡がグループを形成して瓦を作成して国分寺に供給する場合があることが明らかとなった。そのグループとは、国内の郡を道や地形をもとにいくつかに分割して管理した道前・道後に対応し、法則性を持っていた場合も見受けられた。また、瓦窯も、道ごとに設けられる場合があることが判明した。 このことは、国衙が各郡を均一に支配していたのではなく、負担を課す必要があるごとに、各郡に支出を命令するという弾力的な運用を行っていたことを示している。また、こうした国と郡の関係は、文献史料、たとえば「越前国郡稲帳」などからも復原することが可能であることもわかった。 従来、国衙が郡を差配する具体的なあり方は不明であったが、以上の検討からある程度の見通しを持つことができた。今後は、今回の成果に立脚して、文献史料や木簡を含む出土文字資料の見直し、瓦窯を含む文字瓦のさらなる検討を行い、国衙と郡のより具体的関係の諸様相を明らかにすることに努めたい。