2024/04/16 更新

写真a

コマツバラ アキノリ
小松原 明哲
所属
理工学術院 創造理工学部
職名
教授
学位
博士(工学) ( 早稲田大学 )

経歴

  • 2004年04月
    -
    継続中

    早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 経営システム工学科 教授

  • 1996年
    -
    2004年

    金沢工業大学教授

  • 1992年
    -
    1996年

    金沢工業工学 助教授

  • 1988年
    -
    1992年

    金沢工業大学 講師

  • 1985年
    -
    1988年

    早稲田大学 理工学部 助手

学歴

  •  
    -
    1980年

    早稲田大学   理工学部   工業経営学科  

委員歴

  •  
     
     

    国土交通省  運輸審議会 安全確保部会

所属学協会

  •  
     
     

    医療の質・安全学会

  •  
     
     

    ヒューマンインタフェース学会

  •  
     
     

    安全工学会

  •  
     
     

    日本経営工学会

  •  
     
     

    日本人間工学会

研究分野

  • その他   人間生活工学 / その他   安全人間工学 / その他   経営システム工学

研究キーワード

  • 人間生活工学、安全人間工学、安全マネジメントシステム

受賞

  • 功労賞

    2021年   一般社団法人日本人間工学会  

  • 第36回 北川学術賞

    2020年   特定非営利活動法人 安全工学会  

 

論文

  • ヒューマンファクターズの論理と方法

    小松原明哲

    システム/制御/情報   61 ( (6) ) 207 - 212  2017年

    DOI CiNii

  • Safety-ⅠとSafety-Ⅱ:安全におけるヒューマンファクターズの理論構造と方法論

    小松原明哲

    安全工学   56 ( (4) ) 230 - 237  2017年

  • FRAM 分析におけるFRAM 図の表記に関する提案

    野田 浩幸, 小松原 明哲

    ヒューマンファクターズ   20 ( 2 ) 83 - 87  2016年

    DOI CiNii

  • What if展開による交通KYT の提案

    望月 隆太郎, 小松原 明哲

    ヒューマンファクターズ   20 ( 2 ) 79 - 82  2016年

    DOI CiNii

  • Operational Assistance for Elderly People Using a Rhythm System

    Hiroko Akatsu, Akinori Komatsubara

    HUMAN ASPECTS OF IT FOR THE AGED POPULATION: HEALTHY AND ACTIVE AGING, ITAP 2016, PT II   9755   269 - 276  2016年  [査読有り]

     概要を見る

    Information Technology machines as MFPs (Multiple Function Printers) and ATMs (Automatic Teller Machines) with complicated functions require better user assistance, particularly for elderly people. It is necessary to reduce psychological loads such as a sense of insecurity or impatience in operation, as well as the cognitive load.
    This study focuses on enhanced operational rhythm to reduce psychological load on the elderly when using MFPs, which require the user to navigate between quite a few settings. Evaluation was carried out by observing elderly subjects and middle-aged subjects using MFP interfaces whilst hearing an audio rhythm at a Tempo of 40, 60 and 120 bpm (beats per minute).
    The number of operational errors and overall time taken to complete the task were recorded, along with subjective evaluation via interviews with the subjects. The results showed that elderly subjects tended to operate in accordance with the operational rhythm. On the other hand, middle-aged subjects tended to operate at their own rhythm.

    DOI

    Scopus

  • 血液透析施術中の状況変化に対するベテラン臨床工学技士の対応とそれに必要な内在知識の明確化

    前田佳孝, 鈴木 聡, 小松原明哲

    日本経営工学会論文誌   66 ( 2 ) 130 - 138  2015年07月  [査読有り]

    DOI

  • 血液透析中の不具合判断に関する新人技士への訓練項目明確化:―ベテラン臨床工学技士の判断箇所可視化に基づいた検討―

    前田 佳孝, 鈴木 聡, 小松原 明哲

    日本経営工学会論文誌   65 ( 4 ) 302 - 310  2015年01月  [査読有り]

     概要を見る

    血液透析では,体外循環に伴う出血などの事故の防止や,患者の容態に応じた透析条件設定・調整を確実に行うため,装置の透析条件設定は適切か等の判断を適切・迅速に行うことが医療安全上重要となる.一方,同じ透析状態でも,それが不具合に相当するか否かの判断基準は様々な要因により異なり,臨床工学技士の経験度により判断が異なる場合も多い.また,判断基準の多くは各技士が経験により獲得した内在化された知識から構成されているため,新人教育上の課題も多い.本稿では透析中の判断に関して,新人技士が難度を高く感じる判断箇所に着目し,技士が困難さを感じている理由を抽出することで,新人技士の訓練項目を明確化した.

    DOI CiNii

  • 特集①:分野別人間工学の現状と将来(14):-子どもを守り育てる人間工学-

    小松原 明哲, 越山 健彦, 江川 賢一, 畠中 順子

    人間工学   51 ( 4 ) 217 - 224  2015年

    DOI CiNii

  • レジリエンスエンジニアリングの動向 組織安全とレジリエンス

    小松原明哲

    日本原子力学会誌   56(5) ( 5 ) 323 - 327  2014年

    CiNii

  • 大学の安全マネジメントの展開と課題

    小松原明哲

    環境と安全   5 ( 3 ) 177 - 182  2014年

  • 人間生活工学の方法と技術

    三菱電機技報、(招待論文)   89 ( 9 ) 10 - 16  2014年

  • 1B2-3 血液透析中の不具合判断に関する訓練項目明確化

    前田 佳孝, 鈴木 聡, 小松原 明哲

    人間工学   49   S114 - S115  2013年

    DOI CiNii

  • レジリエンス・エンジニアリングの概念とその展開

    小松原明哲

    ヒューマンインタフェース学会誌   14(2)   83 - 88  2012年

  • 人間生活工学における生活観察と質的研究

    小松原明哲

    人間生活工学   12(2) ( 2 ) 31 - 36  2011年

    CiNii

  • 多数の規格のある医薬品の取り違い抑止のための人間工学検討

    小松原明哲

    PHARM TECH JAPAN   25(4)  2009年

  • 製品安全のための使用状況の予見方法を巡って

    小松原明哲

    人間生活工学   10(1) ( 1 ) 36 - 40  2009年

    CiNii

  • Encouraging People to do Resilience

    A.Komatsubara

    Proceedings of the Third Resilience Engineering Symposium 2008    2008年

  • 規則違反のメカニズムとその人間工学的対応に関して

    安全工学   47(4)  2008年

  • Human Defense-in-depth is Dependent on Culture

    A.Komatsubara

    Proceedings of the Second Resilience Engineering Symposium     165 - 172  2006年

    CiNii

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書籍等出版物

  • 人にやさしいモノづくりの技術 人間生活工学の考え方と方法

    小松原明哲( 担当: 単著)

    丸善出版  2022年

  • Advancing Resilinet Performance

    Komatsubara Akinori( 担当: 共著,  担当範囲: Chapter; Development of Resilience Engineering on Worksites)

    Springer  2021年

  • 医療安全対策概論-人間工学の視点からの医療安全、日本医師会医療安全推進者養成講座第一講

    小松原明哲( 担当: 単著)

    日本医師会  2021年

  • 医療安全と医事法【医事法講座第11巻】 甲斐克典編

    小松原明哲( 担当: 共著)

    信山社  2021年

  • エンジニアのための人間工学(改定第6版)

    小松原明哲

    日本出版サービス  2021年

  • 実践レジリエンスエンジニアリング -社会・技術システムおよび重安全システム への実装の手引き-

    E.Hollnagel他著, 北村正晴, 小松原明哲監訳

    日科技連出版社  2014年

  • エンジニアのための人間工学 第5版

    横溝克己, 小松原明哲

    日本出版サービス  2013年03月

  • 社会技術システムの安全分析 FRAMガイドブック

    E.Hollnagel著, 小松原明哲監訳

    海文堂  2013年

  • 現場安全の技術—ノンテクニカルスキル・ガイドブック

    R.Flin 他著, 小松原明哲, 十亀洋, 中西美和訳

    海文堂  2012年

  • マネジメント人間工学

    小松原明哲, 辛島光彦

    朝倉書店  2008年

  • Remaining Sensitive to the Possibility of Failure

    ed. by E.Hollnagel, C.P.Nemeth, S.Dekker

    Ashgate  2008年

  • ユーザビリティハンドブック

    ユーザビリティハンドブック編集委員会編

    共立出版  2007年

  • ヒューマンファクターと事故防止・”当たり前”の重なりが事故を起こす

    E.Hollnagel 著, 小松原明哲監訳

    海文堂  2006年

  • ワークショップ「人間生活工学」第1,2,3巻

    社, 人間生活工学研究センター編

    丸善  2005年05月

  • 人間工学の百科事典

    丸善  2005年03月

  • 家の中の認知科学

    野島久雄, 原田悦子編

    新曜社  2004年

  • 人間工学ハンドブック

    朝倉書店  2003年

  • 人間計測ハンドブック

    朝倉書店  2003年

  • ヒューマンエラー

    小松原明哲

    丸善  2003年

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 超音波ガイド下侵襲的処置時の術者負担軽減を目指した安全な超音波画像の提示法の開発

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2021年04月
    -
    2024年03月
     

    川上 裕理, 後藤 隆久, 中村 京太, 佐藤 仁, 小松原 明哲, 安部 猛

     概要を見る

    研究計画どおり、まず、シミュレーターによる計測環境を整備した。視点解析ソフトウエアであるiMotionをPCとともに購入し、シミュレーターを用いて中心静脈を穿刺する際の視点の移動の解析が可能となった。最初の解析の対象として、中心静脈穿刺の経験がほとんどない初期研修医を対象として、パイロットスタディーを実施した。この中で、超音波画像の中心静脈穿刺術野への画像の適切な投影法を、角度や画像の大きさ、プロジェクターでの解像度の設定、超音波機器との接続ケーブルの適正など検討し、実施法を確立した。計測時の台の高さと被験者の身長との関係を確認し、台の高さを適切に設定しなくては、視点解析時に被験者の視点が、測定可能範囲から外れてしまうことが判明したため、台の高さを適切に変更可能な手術台を使用して、身長との関係から適切な高さを設定できるよう測定環境の設定を確立した。また、初期研修医を対象にしたパイロットスタディーにおいて、穿刺の状況を画像に収録し、中心静脈穿刺中の視点解析以外の副次測定項目における定義を確立し、穿刺の成功、穿刺回数、超音波画像の描出の質、合併症の発生についてシミュレーション研究での測定プロトコルを確立した。現在は、初期研修医を対象とした実際のデータを5例収集し、さらにデータ数の集積をおこなっている。また、計画通り対象者を広げ、より中心静脈穿刺に熟練している麻酔科医への測定の準備を始めている。また、実際の臨床でのデータ収集を開始するための準備として、麻酔科医の中で中心静脈穿刺の経験の少ない医師と、経験の豊富な医師の手技をあらためて画像で検討し、プロジェクションマッピングによる穿刺法開発の基礎データを整理している。実際に穿刺針をどのように扱っているのか、どのように超音波画像を利用しているのかを明らかにし、今後の研究を推進する基礎データを収集している。

  • 人の認知・判断の特性と限界を考慮した自動走行システムと法制度の設計

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2015年05月
    -
    2020年03月
     

    稲垣 敏之, 伊藤 誠, 芳賀 繁, 和田 隆広, 中山 幸二, 田中 健次, 池田 良彦, 小松原 明哲, 高橋 宏, 中嶋 豊, 齊藤 裕一, 中川 由賀

     概要を見る

    ヒューマンファクター(HF)研究アスペクトでは、機能共鳴モデルに状況認識のレベルを組込み、道路交通状況に応じた人のレジリエントな運転行動の記述を可能にした。また、人のレジリエンス能力を高めるためのゲーミング活用型研修を開発し、有効性を検証した。エンジニアリングデザイン(ED)研究アスペクトでは、レベル2の自動運転のための双対制御機構、すなわち、ハンズオン形態の場合、車線逸脱の発生を予測したとき、車線区分線のわずかに内側となる領域を区分線に沿って走行するという「不十分なステアリング制御」を実行するにとどめ、それへの運転者の対応を注視することにより運転者の状態を識別する方式と、ハンズオフ形態の場合、運転者と対話・コミュニケーションを行う機能を活用して運転者の状況認識の的確さを識別しようとする方式を開発した。いずれの方式においても、システムは「運転者が監視制御の任を果たしていない」ことを的確に判定することができること、さらに双対制御機構とMRMによって行われる2段階にわたる安全制御により、車両の安全を確実に担保できることを立証した。レベル3の自動運転については、システムの環境認識機能が低下したときに人に権限委譲への準備を促す方式を開発し、頻繁に権限委譲を行う方式、情報提供を行わない方式と比べ、提案方式が運転交代要請への反応時間の短縮、車両安定性向上、作業負荷抑制への有効性を示した。権限と責任(AR)研究アスペクトでは、自動走行の事故責任に関する技術者と法律家の認識のズレを埋めるべく、講演会やシンポジウムで「工学と法学の架橋」をめざした情報発信ならびに自動運転をめぐる法的課題に関する問題提起を行った。2019年の道路交通法及び道路運送車両法の改正を踏まえ,レベル3の自動運転におけるシステムから人への権限委譲時の事故にかかる運転者の刑事責任に関する考察等を行った。令和元年度が最終年度であるため、記入しない。令和元年度が最終年度であるため、記入しない

  • 手術場における麻酔関連アラームのリスク低減と新たなモニタリングシステム構築

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2019年03月
     

     概要を見る

    本研究は、周術期、特に様々な医療機器が混在する手術室におけるアラーム機能を備えた医療機器のもつアラームに関するリスク課題を、医療従事者と医療機器の相互の視点から、実証的に明らかにすることを具体的な目的とした。その内容は、まず術中にアラームを備えた医療機器からどのように、さらにどの程度アラームが発生しているかに関しての基礎的なデータを収集し、検討を行った。次いで、アラームに関連して麻酔科医の認知時間、考察時間、対応速度などがどのような形で実際に生じているか、つまり、アラームに関連して麻酔科医の行動、認知、意思決定がどのような反応を示しているかということを明確化するために、麻酔科医がアラームをどのように判断したのかを記録するタイムスタンプシステムとアイトラッキングを用いたシステムとを統合したシステムを構築し、解析を行った。そこでの論点は、インターバル時における視線位置等から判断を行うことにあったのであるが、視点における特殊性が含まれていた可能性や測定時におけるキャリブレーションの精度が低い(部屋の明るさ等、アイトラッキング環境を含む)可能性があることも考慮する必要があるが、麻酔科医が初見のバイタルサインを認識する状況把握においては、麻酔科医は、焦点となる特定の点を中心に特定の方向で全体を把握する傾向が共通に伺われるなど、いわゆるヒューマンファクターとして、アラーム等の警告装置を考える際には考慮すべき要素が見いだされた。最終的に、これまでのいわゆる機器機材の観点からアラーム等を含む安全な装置のあり方の検討は、本研究の知見からすると十分なものではなく、いわゆるこれまで明確にされてこなかったヒューマンファクター的要素をより加味することにより、より安全性の高い、機器機材の開発がなしうると考えられた

  • 医師のノンテクニカルスキル習得および向上のための基盤構築に関する研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2019年03月
     

    相馬 孝博, 斉田 芳久, 浦松 雅史, 大滝 純司, 鳥谷部 真一, 山内 豊明, 高橋 英夫, 鈴木 明, 兼児 敏浩, 金澤 寛明, 後藤 康志, 門倉 光隆, 伊藤 彰一, 織田 順, 水野 信也, 菊地 龍明, 小松原 明哲, 高田 眞二, 石川 輝彦, 大場 春佳

     概要を見る

    NTSを適切に習得するための最新のシミュレーション環境をも加味したe-learningシステムの構築を試みた.具体的にはデータの継続的な管理に加えて,データの分析をも一元的に可能とする情報基盤の構築を行い,くわえてシミュレーション環境においてNTS取得のための学習が行われた際のデータを分析し,その結果を適切に学習者らにフィードバックする仕組みの検討を行った.こうしたフィードバックは事後評価という形でe-learningシステムにおいてどのように機能的に組み込み,さらにはそれを実際に行いうることが可能かという点に関しても検討を行った.本研究は,たんにNTSが重要であるから身に付けるべきであり,その習得には本人が努力すべきであるという規範的なアプローチとは異なる,効果的な習得プロセスを具体的かつ体系的に提示するものである点で,医療の安全性を高める全ての医療従事者,なかでも医師らのNTS習得および向上を広く促進していく点に高い意義がある.本研究は,NTSの効果的な習得アプローチを,具体的に提示することにより,医師らが効果的にNTSを習得することに寄与するに留まらず,それにより我が国の医療の安全性をより高め,その研究成果を発信することにより,より安全な医療を全世界で推進する事になるという意味で大きな意義がある

  • 在宅ケアの安全性を高めるチームワーク構築と向上のプログラム構築の研究

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2019年03月
     

     概要を見る

    本研究は、多職種が関わる在宅ケアにおけるチームワーク構築および向上とそれによる安全性の担保を可能とするために、我が国の在宅ケアにおけるチームワークの構成要素とそれらを統合し具体化するためのアプローチを明確化、具体化し、その有効性の検証を行うことを目的とした。そこで本研究はこれまでに、介護施設におけるケアの安全性向上を意図した、チームワーク構築に関する既存プログラムの検討を実施し、チームワークの構成要素を照らし合わせる形を通して、我が国の在宅ケアにおける安全性向上に寄与しうるチームワークの構成要素を同定し、それらの構築を促し、向上させることとなる要素の論点の整理を行った。さらにこれらの論点を踏まえて、当該構成要素に関して、先行知見に基づいた、暫定的な日本語版を作成した。こうした日本語版を元に、本研究組織の研究者および外部の専門家を加えて、その内容に関する検討を行い、暫定版の在宅ケアのチームワーク構築プログラムとして検証を行う前の叩き台を作成した。これらの暫定版プログラムに関しては、様々な意見が出されたため、数度に渡り検証を行い、本研究における最終的なチームワーク構築プログラム(日本語版)を構築した。また当該プログラムが、実際の現場におけるチームワークの構築やその向上に寄与しうるに妥当なものであるかどうかという点に関しては、本研究組織の研究者および在宅ケアにおける介護者らのケア提供の状況を理解している研究協力者らを中心に検討を行い、その内容に関する妥当性等の検証を試みた。最終的に、本研究において構築された在宅ケアにおけるチームワーク構築プログラムを、より広範囲な形で現場等において検証することにより、その有用性の検証が可能となるものとなった

  • レジリエンス・エンジニアリング理論の医療の質・安全における実用化に関する研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2018年03月
     

    中島 和江, 中村 京太, 南 正人, 芳賀 繁, 五福 明夫, 原田 賢治, 橋本 重厚, 藤野 裕士, 北村 温美, 徳永 あゆみ, 綾部 貴典, 田中 晃司, 小松原 明哲, 中島 伸, 上間 あおい, 木下 徳康, 田中 宏明, 吉岡 大輔, 池尻 朋, 増田 真一, 滝沢 牧子, 中川 慧

     概要を見る

    医療安全への新しいアプローチであるレジリエンス・エンジニアリングは、チームや組織をシステムとしてとらえ、変動と制約のある環境下でシステムがレジリエンス(柔軟性、自律性、省エネ性)を発揮している機序を解明し、またそれをシステムに実装しようとするものである。本理論に基づいた先行型安全マネジメントの実践には、システム内での変動を最小化するような安全対策、構成要素間やシステム間のつながりの同定と全体最適化のためのシステム設計、自律分散システム内の相互作用を生み出しているシンプルルールの同定とその利用による問題解決、データを用いた動的な日常業務の把握等の、従来型の安全管理とは異なる戦略が必要である

  • 我が国の外科領域におけるノンテクニカル・スキル評価システムの構築

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2017年03月
     

     概要を見る

    本研究は、外科医の「ノンテクニカル・スキル」を体系的に把握、評価するシステムの構築を目的とした。具体的には「ノンテクニカル・スキルの洗い出しとリスト化」を既存の公開資料を用いて検討を行い、その結果を踏まえ評価尺度を設定した。またこの評価尺度を用いて、実際の臨床現場においてノンテクニカル・スキルに関するデータの構築を試みた。検証結果としては、ノンテクニカル・スキルの評価尺度項目の中でもリーダーシップの評価が低く、ばらつきが大きいものであった。さらにノンテクニカル・スキルの評価を受けることにより、ノンテクニカル・スキルの評価得点が改善されることが確認された

  • 想定外リスク環境下でのシステム安全のための人と技術と法のレジリエンスデザイン

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2012年04月
    -
    2015年03月
     

    稲垣 敏之, 芳賀 繁, 池田 良彦, 小松原 明哲, 高橋 宏

     概要を見る

    本研究は,想定外リスク環境下でも交通移動体の安全確保が可能なレジリエンスを備えた多層的安全制御システムの開発と,時間・情報制約下での人の認知・判断の特性を踏まえた刑事過失責任に関する新しい法理論の提案を目指すものである。そのために,全期間に渡って三つの研究アスペクト(ヒューマンファクター,エンジニアリングデザイン,権限と責任)を設け,個人・組織のレジリエンス能力の向上策,レジリエントなシステムの設計指針,人の関与の余地を残しながらも機械が能力を最大限に活かして安全制御を行う双対制御論的システム,先進技術導入によるリスクと責任の所在に関する新しい法理論等を開発した

  • シリアスゲームを取り入れた卒前医療安全教育の教材開発

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2014年03月
     

    中島 和江, 中島 伸, 芳賀 繁, 小松原 明哲, 中村 京太, 鈴木 敬一郎, 福井 康三, 古市 昌一, 高橋 りょう子, 奥村 明之進, 上島 悦子, 山田 憲嗣, 高橋 敬子, 鶴和 幹浩, 田中 宏明, 和田 裕太, 上間 あおい, 島井 良重, 服部 高子, 團 寛子, 圓見 千代, 池尻 朋

     概要を見る

    学生がチーム医療やエラー予防を疑似体験できる、卒前医療安全教育用のゲーム及び教育方法を開発した。2コマの授業で、既存のグループ対抗ゲーム「マシュマロチャレンジ」を実施し、新規作成した振り返りシートでチームパフォーマンスを振り返り、引き続いて講義、有害事象に関するグループディスカッション、講師からのフィードバックを行うという教育方法を開発した。3大学の医学生等に対して実施し、高い教育効果が得られた。また、類似外観や名称による医薬品のとり間違いを経験するシリアスゲームを開発し、16名の医療従事者らで試行した。ゲーム上での失敗及び上達が、臨床の実際と似ていることやエンターテイメント性が確認された

  • 想定外リスク環境下でのシステム安全のための人と技術と法のレジリエンスデザイン

    科学研究費助成事業(筑波大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

    研究期間:

    2012年
    -
    2014年
     

     概要を見る

    本研究は,想定外リスク環境下でも交通移動体の安全確保が可能なレジリエンスを備えた多層的安全制御システムの開発と,時間・情報制約下での人の認知・判断の特性を踏まえた刑事過失責任に関する新しい法理論の提案を目指すものである。そのために,全期間に渡って三つの研究アスペクト(ヒューマンファクター,エンジニアリングデザイン,権限と責任)を設け,個別目標を定めて研究を遂行することにしている。平成25年度の研究成果は以下のとおりである。
    ヒューマンファクター研究アスペクトでは,2011年3月の東日本大震災とそれに伴う津波に際して鉄道乗務員らがとった行動を調査・分析し,緊急時にレジリエントな対応がとれた要因を抽出した。さらに,レジリエントな対応に結びつく態度・スキルを訓練する手法を開発し,鉄道社員に試行して効果を検証した。
    また,レジリエンスを実装するに際して,組織が管理すべき要件について検討した。特にチームにおいて,各人のレジリエンス行動のミスマッチが機能共鳴型事故を招くことを明らかにし,当該形態の事故抑止について考察した。
    エンジニアリングデザイン研究アスペクトでは,想定外事象発生時にシステム破たんをきたさないようにするためのレジリエントなヒューマンマシンインタフェースの例として,ロボットハンドを通じて人と機械が協調するシステムを提案し,想定外事象発生時の支援情報提示系を設計して上記協調作業システムへインストールした。
    権限と責任研究アスペクトでは,自動運転走行中に想定外事象が発生した際,人の判断・制御の余地を残しながらも,機械がその知識・能力の範囲内で最大限の制御を行う双対制御論的システムを開発した。また,刑事過失責任の根拠となる「危険性の予見」について,英米法と日本法(ドイツ法)を比較し,結果回避可能性との間に必要な因果関係の認定方法の違いについて調査した。

  • 想定外リスク環境下でのシステム安全のための人と技術と法のレジリエンスデザイン

    科学研究費助成事業(筑波大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

    研究期間:

    2012年
    -
    2014年
     

     概要を見る

    本研究は,想定外リスク環境下でも交通移動体の安全確保が可能なレジリエンスを備えた多層的安全制御システムの開発と,時間・情報制約下での人の認知・判断の特性を踏まえた刑事過失責任に関する新しい法理論の提案を目指すものである。そのために,全期間に渡って三つの研究アスペクト(ヒューマンファクター,エンジニアリングデザイン,権限と責任)を設け,個別目標を定めて研究を遂行することにしている。平成25年度の研究成果は以下のとおりである。
    ヒューマンファクター研究アスペクトでは,2011年3月の東日本大震災とそれに伴う津波に際して鉄道乗務員らがとった行動を調査・分析し,緊急時にレジリエントな対応がとれた要因を抽出した。さらに,レジリエントな対応に結びつく態度・スキルを訓練する手法を開発し,鉄道社員に試行して効果を検証した。
    また,レジリエンスを実装するに際して,組織が管理すべき要件について検討した。特にチームにおいて,各人のレジリエンス行動のミスマッチが機能共鳴型事故を招くことを明らかにし,当該形態の事故抑止について考察した。
    エンジニアリングデザイン研究アスペクトでは,想定外事象発生時にシステム破たんをきたさないようにするためのレジリエントなヒューマンマシンインタフェースの例として,ロボットハンドを通じて人と機械が協調するシステムを提案し,想定外事象発生時の支援情報提示系を設計して上記協調作業システムへインストールした。
    権限と責任研究アスペクトでは,自動運転走行中に想定外事象が発生した際,人の判断・制御の余地を残しながらも,機械がその知識・能力の範囲内で最大限の制御を行う双対制御論的システムを開発した。また,刑事過失責任の根拠となる「危険性の予見」について,英米法と日本法(ドイツ法)を比較し,結果回避可能性との間に必要な因果関係の認定方法の違いについて調査した。

  • ヒューマンエラー発生予測及び制御のための認知行動モデルの開発研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    1999年
    -
    2001年
     

    小松原 明哲

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    産業事故の起因源として、ヒューマンエラーがある。ヒューマンエラーは、作業者本人の注意力を喚起することでカバーされがちである。しかし、このことは裏返すと、注意をしなくてはならない作業機器、あるいは作業システムに作業に従事させていることが問題であるといえる。また作業者本人に注意を期待する場合であっても、具体的に何に、どの様に注意すればよいのかが明らかにされなければならない。そのためには、ヒューマンエラーの発生条件を対策指向で明らかとした上で、ヒューマンエラー防止指針が示される必要がある。本研究では、いかなる環境条件においてヒューマンエラーが発生するものかを明らかとする認知行動モデルを作成し、エラー抑止のためのシステム設計指針を得ることを目的とした。まず各種認知行動モデルの収集を行った。そして原子力発電所などでの人間要因に起因する事故事例を幅広く収集し、各事故を梯子モデル上で検討した。その結果、認知型のヒューマンエラーは、熟練レベルにより発生形態が異なり、熟練とともに、内的記述型スリップエラーが増加すること等が示唆された。そこで、熟達過程と認知行動との関係を検討する実験を行った。その結果、熟練とともに知識が内的に蓄積されるので、予測行動は出来るが、判断が省略され、状況の変化に気がつかないという、いわゆる不注意型エラーが発生することがうかがわれた。これらの成果をもとに、エラー防止のためのシステム設計ガイドラインへ盛り込むべき内容について産業場面への調査を行い、その結果を踏まえ、「ヒューマン防止のためのシステム設計指針」を作成した

  • 眼差し解析によるテレビ通信システムの認知人間工学設計原則に関する研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    1994年
    -
    1996年
     

    小松原 明哲

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    テレビ通信システムのユーザインタフェイスの設計基準を、認知人間工学の立場から明らかとするために、テレビ通信システムシミュレータを用いて、人間のコミニケーション時の認知行動を解析した。平成8年度は、研究期間の最終年度として、平成7年度までの実験の実験成果の考察、取りまとめを行った。そして、計測自動制御学会ヒューマンインタフェイスシンポジウムにおいて、成果発表を行った。一連の研究において得られた成果を取りまとめると、次の通りである。○顔提示画面サイズ、視線一致性などの外形的インタフェイス条件により、会話頻度、発話特質などが大きく影響を受ける。ただし会話参加者の事前親密度、交わされる話題の特質により、相手方顔画面提示条件への要求内容は、異なる。○相手方の顔画面の注視率は概して低く、作業画面の注視率が高い。しかし、自分の意思を表明する場合や、相手の意思を確認する場合など、情緒的コミュニケーションがなされる場合には、相手の表情が読み取れないと、不安感がつのり、円滑なコミュニケーションがなされない。これらの結果をもとにすると、テレビ通信システムでは、言外の情報伝達に、相手方の顔提示が必要となり、その言外情報伝達が、会議への参加を促すといえ、インタフェイス条件の良否が、そのコミュニケーション性に大きな影響を与えるといえた。ただし、事前親密度、交わされる話題の特質という前提により、その影響度は異なると見られたことから、これらの前提条件が定まらないと、インタフェイス条件の適当設計値は定まらないといえた

  • ヒューマンインタフェースのユーザビリティ、そして情報環境における自然な行為支援のための情報インタフェイスシステム

    研究期間:

    1988年
    -
     
     

  • 製品の人間・生活適合性 評価・設計方法論の開発

    研究期間:

    1988年
    -
     
     

  • レジリエンス・エンジニアリング ヒューマンファクターに起因する事故の未然防止のためのリスクマネジメント

    研究期間:

    1988年
    -
     
     

  • 安全・安心な社会構築を目指す産業災害リスクマネジメント科学の創出と展開

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    近年の大きな産業構造変化、設備の老朽化などのため、多様で大規模な産業災害が多発するようになってきた。最近のJR脱線事故や原子力発電所事故、自動車リコール隠しなど,これらの災害の従来にみられなかった特徴は、経営・管理の組織と人の機能不全が、災害を誘起し、かつ拡大したことにある。これはまさに、企業経営におけるリスクマネジメントの欠如にほかならない。産業災害のリスクマネジメントは、製品(もの)のリスクベースメンテナンス(RBM)という工学的視点のみでは不十分で、企業経営そのもののなかに位置付ける必要がある。一方、災害の結果として社会には、安全技術のみならず産業そのものへの不信感が芽生えており、この不信感を払拭するため、社会と産業の間に社会科学的視点に立脚したリスクコミュニケーションの実行が有用である。このように安全・安心な社会構築のために、経営学、工学および社会科学を融合したリスクマネジメント体系の構築が必要である。これを「産業災害リスクマネジメント科学」と名付け、その創出と展開を目的とした企画調査を行い、科学研究費補助金(特定領域研究)の新規発足研究領域の応募のための準備を行った上で,「安心・安全社会の構築を目指す産業災害リスクマネジメント科学の創出と展開」と題した研究申請を行った。さらに,本年度の成果として,平成19年3月に,本研究の調査研究成果シンポジウムを開催し,「特定領域研究」の準備状況,研究進捗状況ならびに研究体制等について意見交換を行った

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Misc

  • Cognitive task analysis for interface designs to assist medical engineers in hemodialysis machine troubleshooting

    Yoshitaka Maeda, Satoshi Suzuki, Akinori Komatsubara

    Engineering Psychology and Cognitive Ergonomics: Cognition and Design   10276   101 - 114  2017年  [査読有り]   [ 国際誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(国際会議プロシーディングズ)  

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    With the aim of designing an interface that supports troubleshooting of a dialysis machine, a medical-engineer (ME) cognitive task analysis was conducted in this study, with the error messages currently provided by a hemodialysis machine also being analyzed and evaluated. First, we developed the “error-message mechanism diagram” for the given problem, indicating the relationship between the error message and the notifying conditions of this message (corresponding to the candidate for the cause of the problem). Next, we developed the “cognitive task flow diagram,” which shows the cause candidates generated by the ME until the source of the problem was detected. This diagram also clarifies the manner in which the ME verifies the cause candidates and the information or knowledge employed by the ME. Then, for the given problem, we compared the cognitive task flow diagram of an ME who successfully detected the problem cause and corresponding error-message mechanism diagram to evaluate the efficacy of the error messages currently provided by the device.

    DOI

産業財産権

  • 機器操作支援装置及び機器操作支援方法

    小松原 明哲

    特許権

その他

  • 研究業績、研究内容に...

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    研究業績、研究内容についてより詳しくは研究室Webサイトに記載しています。 http://www.f.waseda.jp/komatsubara.ak/index.html

  • 研究業績、研究内容についてより詳しくは研究室Webサイトに記載しています。 http://www.f.waseda.jp/komatsubara.ak/index.html

 

現在担当している科目

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他学部・他研究科等兼任情報

  • 理工学術院   大学院創造理工学研究科

学内研究所・附属機関兼任歴

  • 2022年
    -
    2024年

    理工学術院総合研究所   兼任研究員

特定課題制度(学内資金)

  • 子どもの行動刺激要素の心理学的解明による製品安全設計方法論の開発研究

    2006年  

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     特定課題研究(2004B-855:便益性を維持した上で安全性を設計し得る製品設計プロセスの開発研究)に引き続くもので、発達年代別の子どもの行動特性と事故との関係を、東京都内の保育所(3箇所)の調査を踏まえて明らかとし、さらに子どもの生活事故を防止するための製品設計の方法論を構築することを目指した。 保育所での子どもの遊戯実態の観察、及び、事故やいわゆる“いたずら”実態に関するアンケート調査を実施したところ、子どもの事故のパターンとして次の3形態が明らかとなった。【誘発的事故】子どもの興味を刺激する要素が生活環境(製品)に埋め込まれ、しかも、それがハザードと直結しているために生じる事故。例えば、小さなおもちゃを、ビデオデッキのテープ挿入口に入れるようないたずら(事故)であり、この場合には“小さなもの”“空隙”が刺激となり、“入れる”という行為が誘発されて、結果としていたずらを招いている。【突発的事故】転倒、衝突、高所からの踏み外しなどであり、子どもにハザード認知が不足している、あるいは認知が出来ていても回避のための運動能力が不足しているために生じる事故。【巻き込まれ事故】例えば、ベビーカが傾いた拍子に子どもが投げ出されることや、他の子どもが投げたおもちゃにあたり怪我をするなどのもらい事故。 本研究ではこれら事故パターンの中でも、特に誘発的事故に注目し、その具体例を収集した。 ここで誘発的事故については、誘発要素を生活の中から完全に排除したのでは、臨界期が刺激されず、その結果、行動活動量も制限され、子どもの健全な発達は望めなくなる懸念があることから、生活環境設計(製品設計)においては、リスクが許容される程度にまで減じることを方針とした設計や改善がなされることが望ましい。そこで本研究では、調査結果に基づき、子どもの行動刺激要素の製品内包性をチェックするためのチェックリストを作成し、さらにハザードを緩和することを方針とした、製品のリスクアセスメント手法を構築した。(なお、本研究では、保育所調査などにおいて津田塾大学国際関係学科外山紀子助教授のご指導を得た。ここに記し謝意を表します)。

  • 便益性を維持した上で安全性を設計し得る製品設計プロセスの開発研究

    2004年  

     概要を見る

    不特定多数者が使用する公共設備、消費生活用品、また公園遊具等には、内包するリスクが高いものも多い。このリスクを受容できる水準にまで低減する必要がある。一方で単に安全性を高めることのみを念頭に置いたリスク低減策を講じると、往々にして使いにくく、また公園遊具等では、「つまらない遊具」になってしまうこともある。この場合には、通常の使用方法を保証した上での安全性が考えられることが望ましい。本研究では、公園遊具など、子どもが関係する製品を事例として取り上げ、以下の検討を行った。(1)事故事例の分析:新聞記事等に報道された乳児を除く子どもに係わる事故事例を収集し、年齢別に分類し、そのときの子どもの行為の共通性を分析した。その結果、子どもの発達段階に対応して、事故に至る子どもの挙動には共通性が見られ、これは発達心理学で言うところの臨界期を反映した行為であると思われた。このことは裏返すと、臨界期に好む行為を刺激する要素が製品の中に埋め込まれていると、子どもはたやすくその行為を行ってしまい、そのときにその行為を前提とした安全性が考えられていないと事故に至ってしまうといえる。一方で、その行為を禁止、不可能化する設計対応がなされていると、子どもにとっては魅力的ではない製品となってしまう例も見られた。一方で、事故事例の中には、子どもの行為の刺激とは無関係のものも見られた。例えば滑り台に釘が出ていることや、衣服が絡む空隙があることがそうである。これらは無条件に除去すべき事故の起因源であるといえる。(2)設計プロセスの提案:ISO12100(機械安全)に示されるリスクアセスメントのプロセスに、当該リスクが魅力等に関係するものか否かの判定を組み入れたプロセスを提案した。このプロセスにおいては、リスクが魅力等と無関係なのであれば、単なるリスク低減を図ればよく、関係しているのであれば、その魅力が損なわれない安全性が考えられるべきであることを示した。(3)プロセスの試用:協力の得られたある住宅設備機器メーカーにおいて提案したプロセスを試用し、その有用性を検証した。