児玉 竜一 (コダマ リュウイチ)

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所属

文学学術院 文学部

職名

教授

兼担 【 表示 / 非表示

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

学位 【 表示 / 非表示

  • 修士

 

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 金春禅竹作品の分析を基盤とした、能台本の構造解析――その積層性と多様性に注目して

    研究期間:

    2018年11月
    -
    2021年03月
     

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    特別受入研究員であるマガリ・ビューニュ氏の研究実績について記す。第二次世界大戦後のパリでは、数多くの新しい芸術団体が誕生したが、その中の一つであるペルシーという一座が日本人と協力して能の『羽衣』を上演することにした。このような驚くべき計画を立てたのは、二人のフランス人、エレーヌ・ジューグラリスとマルセル・ジューグラリスであった。現在、私が研究した限りではそれに関する資料は、静岡市立清水中央図書館、フランス国立図書館、大学間共同利用言語・文化図書館(別名BULAC)、ギメ東洋美術館の資料館そしてアルザス・欧州日本学研究所(別名CEEJA)に保存されている。フランス国立図書館と大学間共同利用言語・文化図書館とギメ東洋美術館の資料館に通って研究調査を行い、これらの調査結果を早稲田大学の大学院ゼミで予行発表を行うなどした。さらに能の源流をさぐるために民俗芸能調査を行った。奈良豆比古神社では「翁舞」を調査、無形文化遺産であるこの野外での「翁舞」の主な場面を撮影した。また、京都の日文研の博報日本研究フェロー鋳物美佳氏との研究打合せを行った。鋳物氏は哲学的な観点から能の稽古を研究しており、来年の6月に香港で開催されるASS大会でパネル発表を行うための、打ち合わせを行った(香港の政情不安のため、延期も検討)。早稲田大学への受入以降、能楽研究を中心に据えつつ、歌舞伎等を視野に収めた日本演劇全般への興味関心を拡大することに積極的で、結果としては受入研究者の領分とも齟齬のない形で研究領域を拡げることができたものと評価することができると思われる。親族の病勢によって一時的に帰国を余儀なくされたところから、受入期間を繰り上げて研究期間を終了という形になったが、日本の伝統演劇の諸ジャンルを知悉したマガリ氏のような人材は、今後も様々な活躍先があるものと期待される。令和元年度が最終年度であるため、記入しない。令和元年度が最終年度であるため、記入しない

  • 国際的な比較調査を踏まえた日本演劇雑誌の総合的研究

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2021年03月
     

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    演劇雑誌の書誌的調査と目録化をめざした作業をすすめ、なお新たな雑誌の発掘成果を得ることもできた。本年度は、昨年度1月の北京に続いて、上海を訪れることができ、中国の研究機関との連携等を模索する上で、中国の演劇雑誌や演劇写真の事情について触れる機会を得た。写真資料等については、欧米以上に資料としての残存状況を見極めにくいようだが。演劇の映像資料に関しては、1960年代以前のものがDVDとして市販されているなど、日本や欧米以上の浸透を見ることができた。日本国内の演劇雑誌から得られた新たな知見については、大英博物館でのマンガ展に出品された「新富座妖怪引幕」に関わる、いくつかの海外での研究発表の機会に、応用することができた。雑誌および新聞からの情報を総合すると、同引幕の遍歴については、ベルギーでの展観状況を調査する必要が生まれ、ベルギー自由大学との研究協力に発展させる予定である。また、国内の成果発表では、歌舞伎学会において、地方劇場を調査研究する上での演劇雑誌の重要性について初めて言及する機会を得た。演劇雑誌の国際的な比較研究については、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、海外への渡航調査が困難とみられるため、演劇博物館所蔵の海外雑誌との比較研究に専心する予定である。蔓延以前に訪れることができたロサンゼルス日系人博物館では、移民社会の中の演劇写真、演劇の記録映像についての新見を得ることができた。演劇雑誌の調査研究が、次々と新たな研究領域の開拓につながっており、本研究課題のみならず、演劇とメディアを包括的に考える上では、大きな収穫につながっている。本課題に特化していえば、なお新たに知られていなかった雑誌や、所蔵の知られていなかった雑誌を発掘しており、目次のデータベース化についても優秀な協力者を得て、進展しつつある。表題に掲げた国際的な視点からの比較という点については、コロナウイルス感染症の蔓延によって、実際に海外へ渡航して調査することが当分難しくなったため、この面からは研究計画の修正が迫られることとなろう。しかし、演劇博物館収蔵の海外雑誌との比較によって基礎的研究を位置づけ、今後の展開のための準備とするなど、いくつかの方途をすでに勘案している。最終年度にあたる本年は、目次のデータベース化と、誌面のデジタル化を推し進めることを中心とする。その上で、なお新たな資料発掘を心がける予定である。ロサンゼルス日系人博物館からは、映像提供を受ける予定であるので、この点については再度確認を行う

  • 新派映画と「新派的なるもの」の系譜学

    研究期間:

    2018年06月
    -
    2020年03月
     

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    2019年度は、前年度に実施した研究会等での議論と関連資料の調査を踏まえ、以下の研究活動を進めた。まず国立映画アーカイブにおいて、研究代表・分担者の上田学、スザンネ・シェアマン、児玉竜一、木下千花、谷口紀枝、小川佐和子、土田牧子による第三回研究会を開催した(2019年6月15日)。戦前期の8作品の新派映画を特別映写観覧により調査した後、オブザーバーの斉藤綾子(明治学院大学)を交え、新派映画の定義と形式、インターメディアリティに関する議論をおこなった。続いて、神戸映画資料館で開催された神戸発掘映画祭2019のプログラム「明治大正期の新派映画」を共催し(2019年10月27日)、児玉が「新派」の定義と演劇史・映像史的な変形について、上田が新派映画の東アジアにおける連環について解説をおこなった後、調査成果にもとづき早稲田大学演劇博物館所蔵『朝顔日記』『生さぬ仲』から作成した新プリントほか1作品の新派映画を上映し、研究成果を社会的に発信した。さらに、早稲田大学において第四回研究会を開催し(2020年2月3日)、谷口、小川、シェアマンによる研究発表、および河野真理江(立教大学)による招聘講演と、上田、土田、斉藤ほかを交えた、新派映画とメロドラマ、比較文化に関する広汎な議論がおこなわれた。これらの研究成果については、上田、シェアマン、小川、谷口が学術論文にまとめ、『映画学』(34号、2021年発行予定)の特集として、その成果を発信予定である

  • 能楽及び能楽研究の国際的定位と新たな参照標準確立のための基盤研究

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2020年03月
     

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    最終年度のため、当初からの計画通り英語版の能楽全書刊行(出版社と相談済み)に向けて英語原稿の執筆・編集に力を入れるとともに、その根幹をなす研究成果については逐次口頭発表や論文化をおこなった。作者研究、能楽論、レトリック、能面や楽器等のマテリアル研究など、原稿化が遅れていた部分の本文執筆を終え、演出、現代の能楽システム、作者研究等、すでに原稿化を終えている部分と相互参照しつつ、統合する作業に注力した。術語の統一に向けても複数回の研究会議をおこなった。能楽全般の歴史、能を取り巻く中世の宗教的環境、近・現代の思想や他分野の舞台芸術への影響、脚本構造の比較文学的分析、能の文学的背景や素材処理等については、本年度も新たな成果が積み上げられ、論文、小論、口頭発表等での発表が成されたが、そのことで逆にこれらの領域の一部では、「英語版能楽全書」としての原稿完成がやや遅れてしまった。基盤Bの研究期間は終了したが引き続き、成果の刊行に向けて同じメンバーで執筆と編集活動を進め、2020年度内の刊行をめざしている。研究成果のうち、書籍以上にウェブサイトでの発信が有効と思われる一部(装束・面研究や演出に関わるものなど)は、書籍刊行に先駆けて、https://jparc.online/nogaku/ での解説にも利用している。また、能作品の仏教関係語句に焦点を当てたデータベース作成をめざす研究グループとも連携し、能の作品ごとに、梗概や作者・素材、引用される仏教関係語句、室町期上演情報、演出情報などをまとめて表示するサイトを構想。web公開のためのデータ整備をおこなった。2020年度早い段階からの順次公開をめざす。令和元年度が最終年度であるため、記入しない。令和元年度が最終年度であるため、記入しない

  • 歌舞伎・新派・新国劇等の記録とメディア環境をめぐる研究

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2018年03月
     

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    ニューヨーク公立図書館に所蔵される七代目松本幸四郎の映像を発掘、年代考証の誤りを訂正する成果を得た。年代考証にあたっては雑誌記事が最有力であることを改めて確認した。『伝統芸能放送85年史』のデータ化を進め、放送映像資料の考証方法を確定するとともに、映像の現存状況の概要をつかんだ。<歌舞伎映像大全集>を開催して、歌舞伎映像研究をおおよそ集成することができた。解説・監修をつとめたSPレコードからの復刻選集「古典は消えてゆく、されど」で芸術祭大賞を受賞、武智鉄二旧蔵SPレコードコレクションの普及に貢献した。以上のような成果の根底にある、演劇雑誌記事の整理・調査の集大成を次の段階の目標としたい

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特定課題研究 【 表示 / 非表示

  • 日本伝統音楽の録音資料の基礎的研究

    2020年  

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    コロナ禍によって委託業者の選定などが困難な中で、歌舞伎を中心とする演劇に関する映像資料、音声資料の整理と体系化の見直しを行った。映像資料については、戦前から21世紀に至るまでの約700件、音声については蝋管による初期録音からCD時代までの約30,000件を整理した。これによって、諸ジャンル紹介のための映像資料としては潤沢な素材を得たこととなり、演技の比較のための基礎資料、映像記録・録音記録の歴史そのものを語る基礎資料を得たこととなる。今後は、この件数をさらに増やすことと、その保存体制の確立と、記録内容を検索する方法の探究を進めることとなろう。

  • 日本演劇の写真資料をめぐる基礎研究

    2019年  

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    The study of theatrical photography is a field withlittle accumulation, although it is obvious that it is useful for theatricalhistory. From the history of photography, it is a field that has been neglectedfrom the point of writerism because it is a commercial photograph that may notbe able to identify the photographer. In this research, Ipromoted the digitization of about 900 photos of small kabuki(Koshibai), newschools(Shimpa), theaters, in order to organize the huge number of theaterphotographs that were published as picture postcards. The history of theatricalperformances and theater in rural areas has a lot to do with the history ofcinema, because the theater often turns into a cinema afterwards. At thesymposium "Edo Tokyo in Kabuki: Urban Space and Theater District", I summarizesthe current perspectives on the relationship between Koshibai and early filmsand the new schools, or on research methods and perspectives on local theaterhistory.  演劇写真の研究は、演劇史に有益であることは自明でありながら、蓄積の少ない分野である。写真史の上からは、撮影者を特定できない場合もある商業写真であるために、作家主義的な面からは無視されてきた分野でもある。 本研究では、絵はがきとして発行されていた膨大な演劇写真の整理を進めるために、小芝居、新派、劇場などの写真、およそ900点のデジタル化を推進した。地方における演劇興行史や劇場史は、劇場がのちに映画館に転身した事例が多いことから、映画史とも重なりあうところが大きい。小芝居と初期映画や新派との関係、あるいは地方劇場史の研究方法と見通しについて、シンポジウム「歌舞伎の江戸東京―都市空間と劇場街-」において現時点での総合的見解をまとめた。

  • 日本古典演劇における映像音声記録資料の総合的研究

    2018年  

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    I presented severalpapers looking back the last quarter century of Kabuki history, these areaiming to be examples to use I havesummarized and published some attempts that try to review steps of Kabuki inthe past quarter-century as a part of utilization and application that based onaudio and video records which focused on Kabuki. During Heisei Period, however,almost all stages have been recorded into videos, while the discussion oncollection and systematical management as well as utilization and applicationof these records is still not active. Problem presentations concerned aboutthis point shall be our missions in the future. Application of video materials is especiallyuseful in presentations in overseas. I have utilized results of scientificresearch on video records in presentations and lectures which were held inIsrael and China this school year. In Israel, I gave a keynote speech with atitle of Theatrical Traditions inJapanese Culture, and introduced Kabuki plays such as One Piece which adapted from a Japanese manga series as “Adaptations in ContemporaryKabuki Theatre”. I reconfirmed that the latter isexactly a good example of “Seeing is believing”, and video materials of theatrical plays are very effective asbeginnings to liven up essential discussions. I’ll publish several papers concerning aboutthe research on audio and video records of No and Bunraku.

  • 歌舞伎の映像・音声記録資料の総合的研究

    2017年  

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    申請者のこれまでの歌舞伎映像研究の成果を踏まえて、2017年12月に歌舞伎学会創立30周年記念大会において、<歌舞伎映像大全集>として総合的な研究成果を発表する企画を立案・遂行した。 世界最古の日本演劇映像に始まり、日本人撮影の最古資料「紅葉狩」など、すでに網羅している各種映像を、多数上映することによって、歌舞伎を撮影した映像を大系化して整理を試みた。加えて、これまでに旧所蔵者との信頼関係の積み重ねによって、申請者がデジタル化を依頼され、公開・使用について一任を受けている映像に改めて調査・考証を施し、精選集をあわせて上映した。これらによって、幕内の個人撮影による映像が集大成されたことになる。

  • 歌舞伎舞台映像の基礎研究

    2016年  

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    歌舞伎舞台映像の基礎研究として、①記録映画、②映画作品中の映像、③舞台中継テレビ映像の各種を網羅的に調査した。この内、概要が知られている①、偶発的な遭遇に待つほかない②に先んじて、③の調査整理を重点的に進めた。同時並行で行った能狂言の放送データを約1,600件整理したが、歌舞伎については、検索による事例確定など、映像資料整理のツールとしての有効性にまで辿りついたところを、次の段階では先に進めて、データ化によって様々な検証が可能であるとのメドをつけることができた。次年度にはこれらを踏まえて、<歌舞伎の映像音声記録資料の総合的研究>と発展させた研究調査を行い、①②③を集約した発表を行うことになっている。

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現在担当している科目 【 表示 / 非表示

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