2026/04/18 更新

写真a

カネコ トモコ
金子 萌子
所属
スポーツ科学学術院 スポーツ科学部
職名
助教
 

現在担当している科目

 

特定課題制度(学内資金)

  • 運動がエクオール産生状態に与える影響

    2025年  

     概要を見る

    エクオールは、大豆イソフラボンから腸内細菌により産生され、高い心血管保護作用を有する。しかし、エクオールを産生できない者が存在し、腸内細菌叢の多様性がエクオール産生状態に関与することが示唆されている。一方、運動は腸内細菌叢の多様性を高めることが報告されている。したがって、運動が腸内細菌叢の多様性を高め、エクオール産生能に影響する可能性があるが、運動とエクオール産生の関連については全く明らかにされていない。運動とエクオール産生状態との関連性に検討した先行研究は非常に限られており、十分なデータが蓄積されていない。以上を踏まえて、外部資金への応募を見据えた運動とエクオール産生状態との関連性を解明する研究基盤の形成を目的として、本特定課題を実施した。早稲田大学で進行中のコホート研究「WASEDA’S Health Study」に参加した中高齢者186名を対象に、全身持久力およびエクオールを評価した。全身持久力として、自転車エルゴメーターを用いた漸増負荷試験で測定した最高酸素摂取量を評価した。エクオールは尿サンプルを用いて競合ELISA法により測定した (Equol ELISA Kit,Healthcare  Systems Co, Ltd., Japan)。尿中エクオール濃度が37 ng/mL以上である者をエクオール産生者と定義した。現在までに測定は完了し、取得したデータの解析および分析を進めている。本特定課題で得られたデータを基盤に、採択されている研究スタート支援(2026年度まで)で得るデータと統合し、今後、研究結果を学会発表および学術論文として研究成果を公表する予定である。さらに、本特定課題で構築したデータを基盤として、運動がエクオール産生能に与える影響を検討する介入研究や縦断研究へと発展させることを計画しており、本課題の結果は、外部資金獲得に向けた研究基盤の強化および研究の発展につなげていく予定である。