研究者詳細
2026/04/14 更新
基本情報
教育活動
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社会貢献活動・その他
他学部・他研究科等兼任情報
特定課題制度(学内資金)
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社会構築論系演習(国家の成り立ちと形成3)
文化構想学部
2026年 秋学期
考古学特殊演習
大学院文学研究科
文化財の保存と活用特論
文学学術院 文化構想学部
文学学術院 文学部
文学学術院 大学院文学研究科
先史時代東南アジアの埋葬習俗に関する比較研究
2025年 劉俊昱
概要を見る
本研究課題では「先史時代東南アジアの埋葬習俗に関する比較研究」を目的としてフィリピンにおける現地調査を実施し、台湾とフィリピンの比較視点を導入するため、台湾人研究者劉俊昱氏(台湾国立自然科学博物館 研究所理。台湾考古学、東南アジア考古学、金属器研究専門)を招聘したものである。調査は2026年1月に約10日間実施し、フィリピン・マスバテ島に所在するカラナイ洞穴およびバトオンガン洞穴を中心に踏査・試掘を行った。カラナイ洞穴では、過去の盗掘により堆積が大きく攪乱され、遺構・遺物が著しく損なわれているばかりか、洞穴内部の形状までも改変されていることが確認された。またバトオンガン洞穴では、グアノ採集に伴い約1mにわたり土壌が除去されており、本来の文化層がほぼ消失していることが判明した。これらの結果は、洞穴埋葬遺跡の保存状況が想定以上に悪化していることを示す。一方で、地元観光局および地元住民からの聞き取り調査により、新たに開地遺跡の存在があきらかになったため、3地点において踏査・表採・試掘調査を実施した。その結果、13〜14世紀頃に比定される陶磁器片、土器、および人骨が確認され、当該地域における「交易の時代」の埋葬習俗の実態を示す資料が新たに得られた。今回の調査により、洞穴埋葬の保存状況の評価とともに、新たな埋葬関連遺跡の存在が明らかとなり、地域における埋葬習俗の時期的変遷を検討する基礎資料が蓄積された。今後は追加踏査および本格的発掘調査を実施し、東南アジアや台湾を含む広域比較の枠組みの中で、マスバテ島における埋葬習俗と地域史の解明を進める予定である。
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