2025/04/26 更新

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ヤマザキ リョウスケ
山崎 諒介
所属
理工学術院 創造理工学部
職名
助教
 

論文

  • SBHS500の機械的性質と自由突出板としての耐荷力特性に関する研究

    山崎諒介, 松村政秀, 東山浩士, 野阪克義, 八木知己, 小野潔

    鋼構造論文集(Web)   31 ( 121 )  2024年

    J-GLOBAL

  • SBHS400およびSBHS700の機械的性質と両縁支持板としての耐荷力特性に関する研究

    山崎諒介, 竹嶋夏海, 岡田誠司, 宮下剛, 宮崎靖大, 小野潔

    土木学会論文集(Web)   79 ( 10 )  2023年

    J-GLOBAL

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 鋼材の材料特性を活用した損傷制御設計による鋼橋の巨大地震に対する耐震設計法

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2024年04月
    -
    2028年03月
     

    小野 潔, 宮下 剛, 奥村 徹, 山崎 諒介

  • 耐震性と耐腐食性を兼ね備えたステンレス鋼R付き箱型断面による橋梁の安全性向上

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2024年07月
    -
    2025年03月
     

    山崎 諒介

Misc

  • 冷間曲げ加工を施したSBHS400の材料特性とR付き箱形断面短柱の軸圧縮挙動に関する研究

    山崎 諒介, 北爪 大貴, 竹嶋 夏海, 岡田 誠司, 穴見 健吾, 宮下 剛, 小野 潔

    構造工学論文集 A   69A   45 - 57  2023年

    DOI

 

現在担当している科目

 

特定課題制度(学内資金)

  • 冷間曲げ加工を施したステンレス鋼の機械的性質に関する研究

    2024年   小野潔, 渡邉俊輔

     概要を見る

    鋼橋に多用される矩形断面鋼部材は,過大な地震力が作用した際に角溶接部が割れる危険がある.この対策として角溶接の代わりに冷間曲げ加工を施した構造が有効と考えられるが,ひずみ時効によって鋼材そのものが割れやすくなる点には要注意であり,ステンレス鋼のような割れにくい鋼材が適している.本研究では冷間曲げ加工を施したステンレス鋼の機械的性質に関する情報を収集すべく,断面寸法が互いに異なる3本のSUS304製冷間ロール成形角型鋼管を対象に.各鋼管につき,平板部中央からJIS5号試験片を4本,平板部の角寄りの箇所と円弧部から小型引張試験片を7本,計11本ずつ採取し,引張試験を実施した.なお,ロール成形角型鋼管は平板を一旦円形に成形した後に角型鋼管に成形されるため,平板部にも予ひずみが導入されている.試験は早稲田大学のAUTOGRAPHで実施し,載荷速度はJIS5号試験片は5.0[mm/min.],小型引張試験片は2.0[mm/min.]でそれぞれ実施した.  試験の結果,円弧部は平板部に比べて降伏点σy・引張強さσu・降伏比YRが高い一方で破断伸びεfは低く,ステンレス鋼に関する既往の研究と同様の傾向であった.また,同じ平板部でも,円弧部に近い箇所の方が強度が高い傾向が見られ,円弧部に近い箇所の予ひずみは平板部中央よりも大きかった可能性が考えられる.本研究で対象としたSUS304製角型鋼管の平板部と円弧部で応力-ひずみ関係の形状に明確な違いは見られなかったが,冷間加工により応力-ひずみ曲線の形状が顕著に変化するケースも他の研究では報告されており,引き続き情報の収集が必要である.今後は本研究で得た機械的性質に関する情報が耐荷力に与える影響を検討するとともに,割れにくさを示す指標の1つである「シャルピー吸収エネルギー」に関する情報も実験的に収集してゆく.