2026/03/17 更新

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ヤマヨシ ショウヘイ
山吉 頌平
所属
文学学術院 文化構想学部
職名
講師(任期付)
 

特定課題制度(学内資金)

  • 正覚山月桂寺縁起の基礎的研究―戦禍で失われた古伝の探求―

    2025年  

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     臨済宗円覚寺派の寺院、月桂寺(東京都新宿区河田町)の所蔵史料の調査を行った。そのうち、明治29年(1896)成立の『明細帳』を翻字し、資料として発行した。『明細帳』には、戦災で失われてしまった数多くの寺宝が記載されており、往時の月桂寺のありさまをうかがい知ることのできる貴重な史料であるといえよう。なお、翻刻資料の発行にあたっては、月桂寺住職、熊谷老師の格別のご高配を賜った他、本文の整定および印刷に際しての資料の編集には、令和7年度秋学期に早稲田大学文学学術院で開講された「文化構想学部 選択基礎演習 12」に参加した、織田佐也香・根本拓実・松本隼祐各氏の多大なる協力・貢献があったことを言い添えておく。

  • 『白山大鏡第二神代巻初一』の基礎的研究

    2024年  

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     『白山大鏡第二神代巻初一』の研究基盤形成のため、史料の読解や関連資料の調査を行った。当初の計画では、岐阜県の石徹白地区における調査も行う予定であったが、積雪の影響によりいずれの調査予定日も不可となり、石徹白地区での史料調査は延期となった。 『白山大鏡第二神代巻初一』の形成過程や成立環境を明らかにするため、主に石川県・福井県で関連史料を調査するとともに、同書からの引用や、共通する内容を持つ史料、『白山禅頂私記』・『白山権現鏡之巻』・『白山豊原寺縁起』・『白山之縁起(鏡卷)』・『泰澄記』などの読解を行った。これにより、白山信仰史における同書の影響の大きさの一端を明らかにするとともに、副次的に、『白山大鏡』の影響を受けた書物の成立年をめぐっても新見解を得るに至った。これらの研究成果は、博士学位申請論文の一部として令和6年度に早稲田大学位に提出した他、近いうちにも学術論文の形で公表する予定である。

  • 立山縁起諸本の網羅的研究

    2023年  

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    立山信仰研究のための基礎的な作業として、根本史料である縁起類の調査・発掘を行った。主として金沢市立玉川図書館近世史料館蔵の加賀藩政期史料から立山関連資料を捜索した他、富山県[立山博物館]の協力を得て、館蔵史料の閲覧・調査を行った。この他、立山信仰関連の史跡の現地踏査を行い、信仰の総体相対的な把握を目指した。これらの作業を通して、近世の芦峅寺・岩峅寺系縁起の生成過程の一端を明らかとすることができた。本研究の具体的な成果は、令和6年度中に成稿予定の論文にて発表する予定である。