研究者詳細
2025/03/14 更新
基本情報
教育活動
現在担当している科目
社会貢献活動・その他
特定課題制度(学内資金)
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工場見学・実習
創造理工学部
2025年 通年
生産システム工学実験 【前年度成績S評価者用】
2025年 秋学期
生産システム工学実験
経営システム工学入門実験
2025年 春学期
経営システム工学入門実験 【前年度成績S評価者用】
従業員ウェルビーイングを考慮したリアクティブスタッフスケジューリング手法
2024年
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人材不足を解決するために従業員のモチベーションを高め生産性を向上させるためには,従業員のストレスや満足度を正確に把握し,その状態に適した働き方が可能な労働現場を実現することが重要である.本研究では,ウェアラブルセンサーや業務記録を用いて従業員の身体的・心理的健康状態のモニタリングし,作業中の従業員の状態をリアルタイムで推定することにより各従業員の状態に合わせて業務全体を考慮するリアクティブスタッフスケジューリング手法の提案を目的とした. 令和6年度の成果として,実証実験により生体情報を計測し,従業員の作業状態を推定するための手法が提案された点が挙げられる.実証実験では,セル生産現場を想定したピン刺し作業の実証実験を行い,ウェアラブルセンサを用いて,被験者10名に対して脳血流量・心拍数を計測した.作業状態の中でも業務全体への影響が大きい作業ミスに着目し,予測モデルを構築するとともに,作業ミスが生じる際にどのような負荷がかかっているかを理解するための解釈手法を提案した.作業ミス予測モデルは,異常検知手法であるオートエンコーダを用いて構築し,個人差はあるものの,作業ミスの発生が予測可能となった.解釈手法には,XAIの代表的な手法である統合勾配を拡張することにより,オートエンコーダに適用可能な解釈手法を提案した.提案手法を用いて作業ミスの要因を分類することにより,個人の状態に適した従業員への作業支援が可能となることが示唆された. 本研究では,スタッフスケジューリングにおいて従来考慮される従業員のシフト希望や能力に加えて,今年度の成果により,生体情報から推定される従業員の状態が考慮可能となる点において,進展したといえる.
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