2024/12/07 更新

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クロダ サトシ
黒田 智
所属
社会科学総合学術院 社会科学部
職名
教授
 

現在担当している科目

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他学部・他研究科等兼任情報

  • 社会科学総合学術院   大学院社会科学研究科

特定課題制度(学内資金)

  • 中近世真宗寺院の宝物をめぐる文化史

    2023年  

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     吉崎御坊は、15世紀後半に本願寺蓮如が布教の一大拠点として越前北潟湖畔(現福井県あわら市)に建立した寺坊で、かつて多くの真宗門徒が集い、宿坊が立ち並ぶ寺内町を形成していた。この地に残る願慶寺に伝えられた手つかずの文化財や史料群は、吉崎御坊の中世・近世の姿を伝える貴重な手がかりとなる。本研究では、あわら市郷土歴史資料館との協同で、はじめて願慶寺史料の悉皆調査を実施し、700点余ほどの古文書・絵図絵画類を調査・撮影し、およその目録を作成した。次年度以降にむけて、①補助調査等により史料目録を整理・精査した上で公表し、②あわら市郷土歴史資料館にて特別展と講演等を開催、③「嫁脅し肉付きの面」や18世紀の日記類の考察を進めて、学術論文を執筆する予定である。なお、願慶寺調査のほかに、同あわら市神宮寺城跡の中世石造物調査、群馬県中之条町赤岩地区の古文書調査に着手した。ひきつづき地域史料の調査と活用を押しすすめたい。

  • 中近世日本の動物をめぐる歴史図像学的研究

    2009年  

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     「動物の会(仮)」を年4回開催して、定期の研究会として軌道にのせることができた。この研究会には、門脇むつみ氏(城西国際大学)、斉藤研一氏(武蔵大学)、斎藤真麻理氏(国文学研究資料館)に研究分担者としてご参加いただき、美術史・日本史・日本文学の各分野から情報交換と研究発表、今後出版を予定している共著についての話し合いを行なった。これらの成果の一部は、各自が研究論文として公表している。 東京芸術大学大学美術館にて同大学芸術資料館所蔵作品「獣尽図屏風」、「獣太平記」、「花鳥屏風」、「牛馬屏風」の熟覧・写真撮影を行なった。今後は、「獣尽図屏風」を中心に共同研究をすすめ、一般書の刊行をめざす。 国立国会図書館所蔵「十二類合戦絵」、同「獣太平記」の写真入手、東京芸術大学芸術資料館所蔵作品「獣太平記」の調査を行なった。また滋賀県愛荘町秦川山密増坊の龍神伝承、、同豊郷町犬上神社の犬神・忠犬伝承と龍神説話に関する史料収集、現地調査を行なった。本年度は論文「絵画史料論と動物史」を発表。調査成果をふまえ、今後も「十二類合戦絵」の諸本調査と研究を継続しながら、動物の歴史図像学的研究をすすめてゆく予定である。