Updated on 2024/04/18

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HATA, Kotone
 
Affiliation
Faculty of Human Sciences, School of Human Sciences
Job title
Assistant Professor(without tenure)
 

Syllabus

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Internal Special Research Projects

  • 慢性・身体疾患患者におけるメンタルヘルス支援の基盤形成

    2023  

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    特定課題研究として行った「慢性・身体疾患患者におけるメンタルヘルス支援の基盤形成」の研究活動として、前期(~9月)はKing’s College Londonにて開発されている慢性・身体疾患患者を対象としたメンタルヘルス改善のためのセルフヘルプ資料の日本語版開発を進めた。日本語版のセルフヘルプ資料は作成済みであり、原著者の確認を受けている段階にある。今後、原著者の確認を受け修正したセルフヘルプ資料を用いた調査研究やインタビュー研究の実施などを予定している。また、6月にソウルで行われた10th WorldCongress of Cognitive and Behavioral Therapies (WCCBT)では、がんをはじめとした身体疾患患者に対するメンタルヘルス支援についての話題提供を行った(学会発表、研究業績1)。後期(10月~)は、前期に作成したセルフヘルプ資料の活用方法などを中心に話題提供を行ったシンポジウムの内容を論文にまと日本社会精神医学誌に発表した(学術論文、研究業績3)。また、慢性・身体疾患患者に対する認知行動療法の普及と実装に関して、日本認知・行動療法学会第49回大会において自主企画シンポジウムを企画し、発表をおこなった(学会発表、研究業績4)。さらに、がんを経験した者が抱えやすい思考を整理することを目的としたインタビュー研究の倫理申請を行い、現在インタビュー対象者のリクルートを行っている。インタビューの結果をまとめ、学術論文として発表する予定である。

  • がん経験者の生きがいや価値観に着目したプログラムの効果検討―ランダム化比較試験―

    2022   鈴木伸一

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    特定課題研究として行った「がん経験者の生きがいや価値観に着目したプログラムの効果検討―ランダム化比較試験―」の研究活動として、前期(~9月)はランダム化比較試験(以下本RCT)に向けた資材準備やリクルート、関連論文の執筆・研究発表などを行いました。まず、本RCTの効果メカニズムを検討するために必要な尺度である「がんの再発や病状悪化に関する不安・心配の対処努力尺度」の開発に関する研究を学術誌に投稿し、出版されました。さらに、がんを含む身体疾患患者の心理的支援のニーズ調査のデータをもとに、The European Association for Behavioural and Cognitive Therapies (52nd EABCT Congress)にて発表を行いました。後期(10月~)は、主にRCTに使用するプログラムの構成、資材準備を行い、対象者リクルートのための関連機関との会議などを実施しました。また、本RCTの重要な構成要素である「価値」が、がん経験者の活動抑制とどのような関係があるのかについて、横断調査のデータを解析し、日本サイコオンコロジー学会においてポスター発表を行いました。そして、3月にはイギリスに研究出張を行い、本RCT実施に関する研究相談をKing’s Collegeにて実施しました。