2024/04/26 更新

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キマタ ナオキ
木股 直規
所属
理工学術院 大学院先進理工学研究科
職名
講師(任期付)
 

現在担当している科目

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特定課題制度(学内資金)

  • ニワトリクリプトクロム4による視覚シグナル伝達効率への影響の解析

    2022年  

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    渡り鳥を含む一部の生物は、地磁気を感知して行動の選択に利用している。地磁気を感知するための分子として、青色光を受容するタンパク質であるクリプトクロム4(CRY4)が候補として考えられているが、CRY4で受け取った磁気信号を細胞としてどのように処理するかはまだ不明である。申請者は、ニワトリのCRY4が網膜の赤色錐体視細胞に発現することに着目し、CRY4が磁気によって視覚を変化させる可能性を考えた。そこで、本課題ではCRY4が視覚のシグナル伝達系に与える影響について検証した。その結果、CRY4が視覚系に関わる分子の1つであるトランスデューシンを活性化することが示唆された。この結果から、一部の生物は地磁気を捉えるのに視覚のシグナル伝達系を用いている可能性が考えられる。