Updated on 2024/07/14

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TAMAI, Takako
 
Affiliation
Affiliated organization, Aizu Museum
Job title
Research Associate
 

Internal Special Research Projects

  • 戦後のアメリカにおける日本人美術家の活動について

    2023  

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    申請者は、所属先である會津八一記念博物館で2024年5月に開かれる「ニューヨークを舞台にした日本人アーティストたち―木村利三郎作《メトロポリス》を中心に」展(会期:2024年5月13日~7月15日)の展示企画および図録作成を担当している。展覧会には、ニューヨークで活動した日本人アーティスト10名の作品を出品する予定であるが、出品作家のなかには文献資料がほとんどない作家がいた。展覧会の準備を進めるなかで、ニューヨークのブルックリン美術館のアーカイヴにそうした作家に関する資料があることが分かり、アーカイヴを実際に訪問し、調査を行った。その結果を展覧会の図録に参考文献として記載する予定である。また今回の展覧会では、沖縄出身の日系移民を両親にもつ内間安瑆の作品を数多く展示する。内間は1921年にアメリカのカルフォルニア州に生まれ、1940年に早稲田大学専門部建築学科に入学した後、美術家となったが、戦後日本での作家活動を経て1959年に帰米した。その後はニューヨークで版画家として、また大学で美術の教員として活躍した。内間はまたニューヨークに渡った多くの日本人アーティストと交流を重ねており、彼らへの援助を惜しまなかったことが知られている。そうした作家のひとりが、今回の展覧会に出品予定の彫刻家の流政之である。ふたりの交流は内間の帰米前から日本において始まり、アメリカ滞在期を経て流の日本帰国後も続いた。ふたりの交流の最初期の成果である、1957年の養清堂画廊での二人展は、アーティストたちと内間がどのように交流していたのか、その実態を知る手掛かりになる可能性があり、今回焦点を当てることにした。国内美術館や研究機関で二人展について調査し、その結果を「内間安瑆と流政之の1957年の二人展」と題したエッセイにまとめ、展覧会図録に掲載する予定である。

  • 国内の美術館・博物館における女性作家の作品の展示方法に関する調査

    2022  

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    本研究は、會津八一記念博物館で2023年度に開催される企画展「わたしが描く-コレクションでたどる女性画家たち」の準備となるためのものである。本展は會津八一記念博物館に所蔵されている女性画家27名よって制作された作品60点を取り挙げるが、女性画家の展覧会は近年、国内外の主要な美術館で開催されており、多様性の重要さが認識されるなか、「わたしが描く」展はジェンダーの問題を改めて考察するよい機会となるであろう。展覧会では作品を展示するだけでなく、図録も刊行し、図録は個々の作家に関する研究の基礎資料となる情報(「作家解説」や「主要参考文献」)を盛り込むことを目指した。また本研究の成果として、図録にコラム2編を執筆する予定である。