研究者詳細
2022/06/29 更新
基本情報
学位
研究活動
特定課題研究
2020年03月 千葉大学 博士(工学)
入力シグナルの統合分配可能な融合型転写調節タンパク質の開発
2021年
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遺伝子パーツの数が増え,デザインツールが進歩してきたことによって,遺伝子回路の設計自由度は向上してきたが,スイッチの堅牢性の低さから人工ネットワークへの応用は限定的である。この問題を回避するために,転写因子単体に論理回路としての機能を埋め込むことを試みている。2つの転写因子を融合したタンパク質を2種類構築し,入力条件に対する各転写因子の機能を調べたところ,どちらも機能を保持する形で融合タンパク質が発現していることが分かったが,論理回路的な振る舞いは見られなかった。今後は,融合タンパク質全体へランダム変異を導入し,入力情報を2つの出力へ分配できるように改変されたタンパク質の探索を行う予定である。