2024/12/21 更新

写真a

ミノオ アリヒロ
箕曲 在弘
所属
文学学術院 文化構想学部
職名
教授
学位
博士(文学) ( 2013年01月 早稲田大学 )
プロフィール

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《最近の研究テーマ 2022.07.27更新》

①〔人類学〕グローバルなつながりをめぐる文化と政治に関する民族誌:ラオス南部のコーヒー産地をフィールドとして、コーヒーのコモディティ・チェーンに着目し、グローバル、ナショナル、リージョナル、ローカルといった異なるスケールの節合がいかなる論理で起きているのかを民族誌的に明らかにする。『フェアトレードの人類学』の続編。

②〔地域研究〕ラオス南部ボーラヴェン高原の地域史:高原の人びとがチャムパーサック王国による支配からフランスによる統治を経て、内戦、社会主義、市場開放までをどのように経験してきたのかを明らかにする。まずはフランス統治期のオンコンマダムによる叛乱について、彼が考案した独自の文字(暗号)で書かれた資料を読み解くことで何が見えてくるのかを考えたい。

③〔開発学〕フェアトレード認証制度の社会的・経済的影響に関する研究:世界中で行われているフェアトレード認証制度の社会的・経済的影響に関する研究を精査する。現在80本程度の論文を選別しており、今後はその内容を整理する。その一方で、ラオス南部のコーヒー産地で活動するコーヒー生産者協同組合(CPC)を対象に、設立から10年以上が経過した今日、組合員の生活の変化について個別の家庭訪問を通してえられる情報をもとに生計戦略論の観点から総合的に捉える。『フェアトレードの人類学』のもうひとつの続編。

 

《その他》

①〔フィールド教育〕フェアトレード/国際協力を軸にしたプロジェクト型学習の成果のまとめ:2014年から現在まで続けてきたフェアトレードコーヒーの販売および現地フィールドスタディのプログラム作りや試行錯誤の過程、得られた成果や課題などをフィールド教育論としてまとめる。

②〔人類学・共同研究〕負債の動態に関する比較民族誌的研究:ウェブサイトへ→https://www.debtstudies.net/

経歴

  • 2021年04月
    -
    継続中

    東洋大学   社会学部   非常勤講師

  • 2019年04月
    -
    継続中

    東京外国語大学   アジア・アフリカ言語文化研究所   共同研究員

  • 2021年04月
    -
    2022年03月

    早稲田大学   文学学術院   准教授

  • 2017年04月
    -
    2021年03月

    東洋大学社会学部   社会文化システム学科   准教授

  • 2011年04月
    -
    2021年03月

    早稲田大学文学学術院   非常勤講師

  • 2018年04月
    -
    2020年09月

    慶應義塾大学   文学部   非常勤講師

  • 2019年04月
    -
    2020年03月

    東京外国語大学   国際社会学部   非常勤講師

  • 2016年09月
    -
    2018年03月

    東京大学大学院   総合文化研究科 人間の安全保障プログラム   非常勤講師

  • 2016年04月
    -
    2017年03月

    津田塾大学   非常勤講師

  • 2015年04月
    -
    2017年03月

    東洋大学   社会学部社会文化システム学科   専任講師

  • 2013年04月
    -
    2015年03月

    東洋大学   社会学部社会文化システム学科   助教

  • 2012年09月
    -
    2015年03月

    国立民族学博物館   共同研究員

  • 2010年04月
    -
    2015年03月

    (株)オルター・トレード・ジャパン   ラオス事業アドバイザー

  • 2014年04月
    -
    2014年09月

    津田塾大学   非常勤講師

  • 2012年04月
    -
    2013年03月

    明治学院大学社会学部付属研究所   研究調査員

  • 2008年04月
    -
    2010年03月

    ラオス情報文化省   調査員

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学歴

  • 2005年04月
    -
    2011年03月

    早稲田大学大学院   文学研究科   博士課程  

  • 2003年04月
    -
    2005年03月

    早稲田大学大学院   文学研究科   修士課程  

  • 1998年04月
    -
    2002年03月

    早稲田大学   第一文学部   哲学科人文専修  

委員歴

  • 2020年06月
    -
    継続中

    日本文化人類学会  理事

  • 2017年04月
    -
    継続中

    早稲田文化人類学会  理事(編集委員)

  • 2016年06月
    -
    継続中

    NPO法人APLA  理事

  • 2013年04月
    -
    継続中

    大学教育における「海外体験学習」研究会  運営委員

  • 2013年04月
    -
    2021年03月

    白山人類学研究会  『白山人類学』編集委員

  • 2016年06月
    -
    2018年05月

    日本文化人類学会  第27期学会誌編集委員

  • 2015年06月
    -
    2017年02月

    (一財)国際貿易投資研究所  委員

  • 2012年09月
    -
    2013年03月

    中小企業高度グローバル化経営人材育成事業  講師

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所属学協会

  •  
     
     

    早稲田文化人類学会

  •  
     
     

    日本国際理解教育学会

  •  
     
     

    国際開発学会

  •  
     
     

    東南アジア学会

  •  
     
     

    日本文化人類学会

研究分野

  • 文化人類学、民俗学

研究キーワード

  • フィールド教育

  • 開発人類学

  • 国際協力

  • ラオス

  • フェアトレード

  • 文化人類学

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受賞

  • 第42回澁澤賞

    2015年12月   澁澤民族学振興基金  

    受賞者: 箕曲在弘

  • 2015年度国際開発学会賞(正賞)

    2015年11月   国際開発学会  

    受賞者: 箕曲在弘

  • 第5回地域研究コンソーシアム賞(登竜賞)

    2015年11月   地域研究コンソーシアム  

    受賞者: 箕曲在弘

  • 第12回アジア太平洋研究賞(井植記念賞)

    2013年08月   アジア太平洋フォーラム・淡路会議  

    受賞者: 箕曲在弘

 

論文

  • 境界線をめぐる運動体としての社会調査――多文化共生に向けたパラエスノグラフィの試み

    箕曲在弘

    文化人類学研究   24   111 - 121  2023年12月  [査読有り]

    DOI

  • 生活市場主義に向けて―― ラオス南部におけるコーヒーの取引をめぐる競争と調和

    箕曲在弘

    環境社会学研究   27   101 - 116  2021年12月  [査読有り]  [招待有り]

  • Student Activities to Promote Fair-Trade without Emphasizing It: The Difficulty in Constructing the Citizen-Consumer in Japan

    Arihiro MINOO

    Japanese Review of Cultural Anthropology   21 ( 1 ) 243 - 270  2021年02月  [査読有り]

    DOI

  • 序 《特集》負債をめぐるポリティクス――アジア,アフリカ,オセアニアの事例から――

    箕曲 在弘

    白山人類学 = Hakusan Review of Anthropology   ( 22 ) 1 - 15  2019年03月

    CiNii

  • 新大久保地区における在留外国人住民の多国籍化 ―都市部の多文化共生を考える前に―

    箕曲在弘, 鈴木琢磨

    東洋大学社会学部紀要   53 ( 2 ) 49 - 65  2018年03月

    CiNii

  • Why do farmers not choose fair trade cooperatives?: A consideration based on the livelihood strategy of coffee farmers in Lao PDR

    Arihiro Minoo

    Human Organization   76 ( 2 ) 131 - 140  2017年06月  [査読有り]

     概要を見る

    The purpose of this study is to examine why some farmers stop selling their coffee to cooperatives certified by Fairtrade International
    it does so by taking up the case of the coffee-producing area of Lao People's Democratic Republic. Through this examination, this study attempts to address two interrelated aspects: one is the reaction of farmers when fair trade is adopted as part of a government-driven development program, and the other is the middlemen's function of alleviating the burden of indebtedness in the precarious transactional milieu by focusing on farmers' mistrust of outsiders. Through the examination of two separate sets of coffee transactions-those between middlemen and farmers, and those between cooperatives and farmers-this study concludes that some farmers choose to sell to middlemen for less economic reward because they basically mistrust buyers of different socioeconomic status. The implication of this study is that fair trade should offer not only the minimum price standard but also payment at the time of sale in order to alleviate mistrust.

    DOI

    Scopus

    4
    被引用数
    (Scopus)
  • 《特集》フェアトレードを通じた小規模農家の支援――ミッションの追求とビジネスとの狭間で――

    箕曲 在弘

    白山人類学   ( 18 ) 1 - 9  2015年03月  [査読有り]

    CiNii

  • フェア概念をめぐる協調と競合のつながり : ラオスにおけるコーヒー生産者への支援を事例に (特集 フェアトレードを通じた小規模農家の支援 : ミッションの追求とビジネスとの狭間で)

    箕曲在弘

    白山人類学   ( 18 ) 31 - 56  2015年03月  [査読有り]

    CiNii

  • ラオス南部コーヒー栽培地域における農民富裕者の誕生要因

    箕曲 在弘

    東南アジア研究   51 ( 2 ) 297 - 325  2014年01月  [査読有り]

     概要を見る

    This paper studies the emergence of wealthy people in the farming area of Lao PDR through an analysis of their livelihood strategies. Barbara Grandin's wealth ranking is used to define the criteria of wealth. After the Lao government adopted a market-oriented economy, a monetary system was extended to the Lao plateau and mountain villages, which used to run on self-sufficient farming. As a result, cash income has become indispensable for everyday consumption.<br>&emsp;Previous studies on the introduction of a monetary economy in the mountain areas of Lao PDR have focused on economic inequality. Some studies pointed out the factors that led to the emergence of wealthy people in these areas, such as the brokerage of non-timber products and the introduction of cash crops. Other studies examined the flow of money, which is brought into the villages by people living outside, such as migrant workers and refugees.<br>&emsp;This case study of Boloven plateau in southern Lao PDR suggests that these factors are not the primary reasons for the emergence of wealthy people in this area. It can be attributed instead to farmers' experimentation with new varieties of cash crops and organic fertilizers, as well as new forms of trade with foreign importers.

    DOI CiNii

  • 農業協同組合幹部の「つながり」から生起する公共性 : ラオス人民民主共和国のコーヒー農業協同組合の事例から

    箕曲 在弘

    文化人類学   79 ( 3 ) 219 - 240  2014年  [査読有り]

     概要を見る

    これまでアジアの農村社会論では、農民による国家権力に対する日常的抵抗といった生存戦略の観点から農村政治のあり方が分析されてきた。だが、今日、農村の市場化が顕著な現象として見られるようになり、国家権力とは別の原理で作用する貨幣の力をも同時にとらえる必要性が高まってきた。そこで、本稿ではユルゲン・ハーバーマスによる「公共圏」概念を手掛かりに、政府、市場、農村社会といった3つの極を包括的にとらえる農村社会論を提起することを目指す。具体的にはラオスのコーヒー生産農村地域で活動する農業協同組合を対象として、組合の農民幹部が農村地域の人々とだけでなく、政府や市場とどのようにつながっているのかという、関係性の構築の仕方について明らかにする。対象となるジャイカフェ農業協同組合は、日本の輸入業者にコーヒーを売ることになった2010年から3年を経て、輸入業者への売却世帯数が多くの世帯で減少していき、協同組合の農民幹部が特定の世帯とだけ売買の関係を築くようになった。一方、農民幹部は中央政府の関連機関の傘下に入ることで支援を取り付けたり、ラオス国内の大手輸出業者と提携したりするなど、新たなつながりを構築していった。本事例から確かに農民による対抗的公共圏が生成されていることを指摘できるが、その内実を子細に分析すると、この公共圏は決して共通の問題を抱えた人びとがその苦悩を外部へ開示していくことによって形成されるのではなく、公共圏を構築する過程で組織を維持するために農民幹部の都合で構成員の排除が起きたり、農民幹部が公的な権力を獲得することで組合員を統制していったりするといった、農民幹部の生存戦略を見出すことができた。本事例を踏まえて、本稿では、政府、市場、農村社会の3つの関係性を農民が主導する生産協同組合の幹部の活動を起点にとらえていく、新たな農村社会論の視角を提示した。

    DOI CiNii

  • [特別推進プロジェクト]佐多地区にお住まいの方の意識調査―身近な人とのつながりと食事に着目して―

    箕曲 在弘

    研究所年報   43 ( 43 ) 109 - 128  2013年03月

     概要を見る

    本稿は、「現代日本の地域社会における<つながり>の位相―新しい協働システムの構築に向けて─」の一環として、「港区にお住まいの方の意識調査」に引き続いて行われた、鹿児島県南大隅町佐多地区編の研究プロジェクトの成果報告である。本稿は、2011年度に実施したアンケート調査「佐多地区にお住まいの方の意識調査」の分析結果をもとにFinal Report として整理したものであり、アンケート回答者の中で希望された方々に配布した報告書をもとにしている。なお、本稿は、報告書を取りまとめた著者がプロジェクトメンバーを代表して研究所年報に報告するものである。

    CiNii

  • ラオス南部ボラベン高原におけるコーヒー仲買人の商取引戦略

    箕曲 在弘

    研究所年報   ( 43 ) 69 - 83  2013年03月

     概要を見る

    本稿の目的は、ラオス人民民主共和国(以下、ラオス)におけるコーヒーの仲買人に注目し、仲買人がどのような方法で資金を獲得し、利益を拡大させ、なおかつ農民との関係を維持しているのかを明らかにすることにある。

    CiNii

  • フェアトレード生産協同組合設立による生産者世帯の収入への影響 : ラオス南部コーヒー栽培農村を事例として

    箕曲 在弘

    早稲田大学文学学術院文化人類学年報   6   23 - 43  2011年12月

    CiNii

  • タイとラオス国境地帯における財の流通--どのような種類のタイ製品がラオスにおいて観察されるか

    箕曲 在弘

    早稲田大学大学院文学研究科紀要. 第4分冊   56 ( 0 ) 127 - 137  2010年12月  [査読有り]

    CiNii

  • フェアトレードの影響研究に関する概観

    箕曲 在弘

    早稲田大学文学学術院文化人類学年報   4 ( 0 ) 45 - 54  2009年12月

    CiNii

  • 焼畑からコーヒーへ--南ラオス・ボラベン高原におけるコーヒー栽培の定着過程

    箕曲 在弘

    次世代アジア論集   0 ( 2 ) 1 - 23  2009年03月  [査読有り]

    CiNii

  • ローカルな市場におけるモノと人の交流

    箕曲在弘

    早稲田大学文学学術院文化人類学年報   3   81 - 94  2008年12月

  • 消費の人類学の可能性--消費を通じたモダニティの理解

    箕曲 在弘

    文化人類学研究   8 ( 0 ) 105 - 118  2007年12月  [査読有り]

    CiNii

  • タイにおける日本製マンガの受容--文化のグローバル化とローカル化

    箕曲 在弘

    早稲田大学大学院文学研究科紀要. 第3分冊   52 ( 0 ) 63 - 70  2006年12月

    CiNii

  • タイにおける日本製大衆文化の受容--マンガ、音楽、テレビドラマを中心に

    箕曲 在弘

    インターカルチュラル   4 ( 0 ) 137 - 151  2006年04月  [査読有り]

    CiNii

  • 感覚表出と規則‐タイ語「サバーイ」を事例とした考察

    箕曲在弘

    早稲田大学文学学術院文化人類学年報   2   30 - 38  2005年12月

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書籍等出版物

  • 東南アジアで学ぶ文化人類学

    箕曲在弘, 二文字屋脩, 吉田ゆか子( 担当: 編集,  担当範囲: 序 章 東南アジアを通してみる文化人類学の世界, 第16章 開発と貧困――人類学は貧困削減に貢献できるのか)

    昭和堂  2024年03月 ISBN: 4812223067

    ASIN

  • 摩擦 ―グローバル・コネクションの民族誌《人類学の転回》

    石橋, 弘之, 岩原, 紘伊, 寺内, 大左, 難波, 美芸, 箕曲, 在弘( 担当: 共訳)

    水声社  2023年12月 ISBN: 9784801007871

  • 負債と信用の人類学 人間経済の現在

    佐久間 寛, 箕曲 在弘, 小川 さやか, 佐川 徹, 松村 圭一郎, 酒井 隆史, デヴィッド ・グレーバー, キース・ハート, 田口陽子, 林愛美( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 商業経済と絡まり合う人間経済のありか――ラオスのコーヒー産地における農家による金貸しからの逃避をめぐって)

    以文社  2023年06月 ISBN: 4753103765

    ASIN

  • フィールドから地球を学ぶ: 地理授業のための60のエピソード

    横山 智, 湖中真哉, 由井義通, 綾部真雄, 森本 泉, 三尾裕子( 担当: 分担執筆,  担当範囲: フェアトレード フェアトレードのコーヒーを生産する現地の農家の暮らしはどのようなものだろうか)

    古今書院  2023年03月 ISBN: 4772271554

    ASIN

  • 新大久保に生きる人びとの生活史――多文化共生に向けた大学生による社会調査実習の軌跡

    箕曲 在弘( 担当: 編集)

    明石書店  2022年04月 ISBN: 4750353612

    ASIN

  • 人類学者たちのフィールド教育―自己変容に向けた学びのデザイン

    箕曲, 在弘, 二文字屋, 脩, 小西, 公大( 担当: 共編者(共編著者))

    ナカニシヤ出版  2021年03月 ISBN: 4779514819

    ASIN

  • 持続可能な開発における〈文化〉の居場所――「誰一人取り残さない」開発への応答

    関根, 久雄( 担当: 分担執筆,  担当範囲: コーヒー生産地域における搾取的状況と「文化」―ラオス南部ボーラヴェーン高原におけるフェアトレードコーヒーの事例から)

    春風社  2021年01月 ISBN: 4861107113

    ASIN

  • 東南アジア文化事典

    信田 敏宏, 綾部, 真雄, 岩井, 美佐紀, 加藤, 剛, 土佐, 桂子( 担当: 分担執筆,  担当範囲: フェアトレード/コーヒー)

    丸善出版  2019年11月 ISBN: 4621303902

    ASIN

  • チャレンジ! 多文化体験ワークブック: 国際理解と多文化共生のために

    村田, 晶子, 中山, 京子, 藤原, 孝章, 森茂, 岳雄( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第7章 探訪する)

    ナカニシヤ出版  2019年06月 ISBN: 4779515505

    ASIN

  • 国際開発学事典

    国際開発学会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: マイノリティとサブカルチャー)

    丸善出版  2018年12月 ISBN: 4621303406

    ASIN

  • フェアトレードビジネスモデルの新たな展開――SDGs時代に向けて

    長坂 寿久編, 長坂 寿久( 担当: 分担執筆,  担当範囲: フェアトレードにおける前払いの意義ー連帯型フェアトレード団体のラオスコーヒー事業の経過を踏まえて)

    明石書店  2018年05月 ISBN: 4750346624

    ASIN

  • 大学における海外体験学習への挑戦

    子島進, 藤原孝章編, 子島 進, 藤原 孝章( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 海外スタディツアーにおける授業づくりーアクティブラーニングにおける「関与」を中心に)

    ナカニシヤ出版  2017年12月 ISBN: 4779512018

    ASIN

  • The Informal Economy in Global Perspective: Varieties of Governance

    Abel Polese, Colin Williams, Ioana A. Horodnic, Predrag Bejakovic, Abel Polese, Colin Williams, Ioana A. Horodnic, Predrag Bejakovic( 担当: 分担執筆,  担当範囲: Social mechanisms of the counterpublic sphere: a case of a coffee farmers' cooperative in Lao PDR)

    Palgrave Macmillan  2017年03月 ISBN: 3319409301

    ASIN

  • 医食文化の世界

    松平 俊久, 松田 俊介, 蔵持 不三也( 担当: 分担執筆,  担当範囲: コーヒーの森における森林資源利用‐ラオス南部ボラベン高原に生きる民族集団ラベンの事例から)

    早稲田大学国際医食文化研究所  2010年08月

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講演・口頭発表等

  • 多文化共生に向けた「協著グラフィ」の実践——新大久保をフィールドとした生活史の聞き取りを通して

    箕曲在弘

    第57回日本文化人類学会研究大会   (県立広島大学)  日本文化人類学会  

    発表年月: 2023年06月

    開催年月:
    2023年06月
     
     
  • 新大久保におけるフィールド教育を通した未来に続く「多文化共生」を実現する文化づくり

    箕曲在弘  [招待有り]

    2022 年度 JICA 地球ひろば「多文化共生の文化」共創プログラム  

    発表年月: 2022年11月

    開催年月:
    2022年11月
     
     
  • 大学生による生活史調査から考える多文化共生

    箕曲在弘  [招待有り]

    第6回JICA東京 多文化共生勉強会  

    発表年月: 2022年06月

  • 多種が織りなすコーヒーのコモディティチェーンーーラオス南部におけるコーヒー産地の事例から

    箕曲在弘

    第56回日本文化人類学会研究大会  

    発表年月: 2022年06月

    開催年月:
    2022年06月
     
     
  • 金を借りても逃げればよい――ラオスコーヒー栽培地域にみる貸し手が負う社会

    箕曲在弘  [招待有り]

    東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所『フィールドプラス』カフェ「デット―「負債/負目」研究の最前線」  

    発表年月: 2022年02月

  • コーヒーの仲買人は高利貸しなのか?—―ラオスのコーヒー産地における農家と仲買人の関係

    箕曲在弘  [招待有り]

    日本文化人類学会公開シンポジウム「人類学からみる現代世界の信用と負債『人間の経済』に向けて」   (Zoomによるオンライン開催)  日本文化人類学会  

    発表年月: 2021年11月

  • 国際協働プロジェクトの倫理と論理を考える 第2回「場の創り方」

    箕曲在弘  [招待有り]

    2021年度トヨタ財団国際助成プログラム連続オンラインセミナー   (オンライン)  トヨタ財団  

    発表年月: 2021年08月

  • 人類学者による自己変容型フィールド教育に向けて ―海外体験学習(スタディツアー)の授業づくり

    箕曲在弘

    国際理解教育学会第30回研究大会  

    発表年月: 2021年06月

  • ラオス南部のコーヒー生産現場から「フェアトレード」を考える

    箕曲在弘  [招待有り]

    梨の木ピースアカデミー 村井吉敬の小さな民からの発想Part.2  

    発表年月: 2021年04月

  • 新大久保の多文化共生に関する「社会調査および実習」の展開—多文化共生に向けた生活史調査の授業運営方法

    箕曲在弘  [招待有り]

    東洋大学アジア文化研究所 第15回年次集会  

    発表年月: 2021年01月

  • フェアトレードについて学ぼう―チョコレートとコーヒーの話

    箕曲在弘  [招待有り]

    八王子市立別府中学校 SDGs達成学習支援プログラム講演  

    発表年月: 2021年01月

  • 「生活市場主義」の構築―ラオス南部コーヒー生産地域におけるコーヒー生産をめぐる競争と連帯

    箕曲在弘  [招待有り]

    第62回環境社会学会大会  

    発表年月: 2020年12月

  • 実践のなかの民主主義―ラオスのコーヒー産地におけるインフォーマルな金貸しと農家の関係

    箕曲在弘  [招待有り]

    負債の動態に関する比較民族誌的研究第2回研究会   (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究科) 

    発表年月: 2020年08月

    開催年月:
    2020年08月
     
     
  • Smile F LAOSの活動:東洋大学社会学部におけるプロジェクト学習の軌跡

    箕曲在弘  [招待有り]

    京都産業大学特別授業  

    発表年月: 2020年06月

  • 自己変容型フィールド学習に向けて:課題解決型プロジェクト学習とフィールドワーク教育(分科会趣旨説明)

    箕曲在弘

    第54回日本文化人類学会研究大会   (オンライン)  日本文化人類学会  

    発表年月: 2020年05月

    開催年月:
    2020年05月
     
     
  • 海外短期滞在経験からいかに自己変容を促すのか:大学における短期海外研修(スタディツアー)を事例に(分科会 自己変容型フィールド学習に向けて)

    箕曲在弘  [招待有り]

    第54回日本文化人類学会研究大会   (オンライン)  日本文化人類学会  

    発表年月: 2020年05月

    開催年月:
    2020年05月
     
     
  • フェアトレードの「前払い」に対する贈与的解釈

    箕曲在弘

    国際開発学会第29回全国大会  

    発表年月: 2018年11月

  • ラオスのことをもっと知ろう!

    箕曲在弘  [招待有り]

    発表年月: 2018年11月

  • フェアトレードは「等価」な交換を実現するのか―ラオスのコーヒー産地からみる理想の農産物取引

    箕曲在弘  [招待有り]

    シノドス・サークル  

    発表年月: 2018年09月

  • 趣旨説明ー負債をめぐるポリティクス

    箕曲在弘

    負債をめぐるポリティクス  

    発表年月: 2018年04月

  • 交流プログラムの意義「換金作物栽培地域における農家の生業変容」

    箕曲在弘

    学びあいが生み出す農家の未来   (東洋大学)  NPO法人APLA  

    発表年月: 2017年12月

  • コーヒーでつながる世界-ラオスにおけるフェアトレードの実践

    箕曲在弘  [招待有り]

    北海道教育大学函館校異文化理解講座  

    発表年月: 2017年06月

  • フェアトレード農民協同組合からの脱退をめぐる諸要因の考察―共同加工における労働の公平性をめぐって

    箕曲在弘

    第51回日本文化人類学会研究大会  

    発表年月: 2017年05月

  • An Overview of Economic Impacts on the Fairtrade Artisans: From the Outcome of Household Survey to the Handicraft Artisans of Mitra Bali in Indonesia

    Arihiro Minoo

    International Symposium on Impacts of Fair Trade  

    発表年月: 2017年02月

  • 人類学的手法と人類学の手法―文化人類学者とフェアトレード団体との協働をめぐって

    箕曲在弘  [招待有り]

    2016年度日本文化人類学会関東地区研究懇談会   (東京大学駒場キャンパス)  東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)  

    発表年月: 2016年10月

  • フェアトレード取引の金融力の面での支援の可能性について

    箕曲在弘  [招待有り]

    第3回フェアトレード調査研究委員会   (一財)国際貿易投資研究所(ITI)  

    発表年月: 2016年09月

  • 海外スタディツアーにおける授業づくり―アクティブラーニングにおける「関与」を中心に

    箕曲在弘

    大学における海外体験学習研究会2016年度第一回研究会   大学における海外体験学習研究会  

    発表年月: 2016年06月

  • インドネシア・バリ島におけるフェアトレード生産者に対する家計調査の結果―手工芸品制作団体ミトラバリを事例に

    箕曲在弘

    オルタトレード研究会  

    発表年月: 2016年03月

  • 大学教育における「海外体験学習」の動向―JOELNの取り組みから

    箕曲在弘

    東南アジア学会第94回研究大会  

    発表年月: 2015年12月

  • フェアトレードとコミュニティ・ビジネス―ラオス南部ボーラヴェーン高原におけるコーヒー栽培農村の生活と協同組合とコミュニティ開発

    箕曲在弘

    途上国のコミュニティ・ビジネス開発調査委員会   (一財)国際貿易投資研究所(ITI)  

    発表年月: 2015年07月

  • The farmers’ collaboration with middlemen tempted by the rumor

    箕曲在弘

    The International Union of anthropological and ethnological sciences   (Thammasaat University)  IUAES  

    発表年月: 2015年07月

  • 農民組織における『面』と『線』――国際協力の現場における知識の生産と応用

    箕曲在弘

    第104回 現代人類学研究会「人類学者による働きかけとフィールドからの応答―『開発』の視座から」   (東京大学駒場キャンパス)  現代人類学研究会  

    発表年月: 2015年03月

  • 海外スタディツアーにおけるプログラム作り

    箕曲在弘

    学生の海外体験学習とグローバル人材育成にかかわる研究大会―多様化する海外体験学習と質保証   (東洋大学白山キャンパス)  東洋大学  

    発表年月: 2014年11月

  • フェア概念をめぐる結託と競合の関係――ラオスにおけるコーヒー生産者への支援を事例に

    箕曲在弘

    第7回白山人類学フォーラム   (東洋大学白山キャンパス)  白山人類学研究会  

    発表年月: 2014年11月

  • The Anthropological Study of Fairtrade

    Arihiro Minoo

    5th Conference of Asian Rural Sociological Association  

    発表年月: 2014年09月

  • フェアトレードを通じた学生による国際協力の実践

    箕曲在弘

    第1回NGO/NPO関連講座、大東文化大学国際関係学部   (大東文化大学東松山キャンパス)  大東文化大学国際関係学部  

    発表年月: 2014年07月

  • 噂が誘発する取引関係―ラオス人民民主共和国におけるコーヒー栽培農民と仲買人/協同組合の関係から

    箕曲在弘

    第48回日本文化人類学会  

    発表年月: 2014年05月

  • フェアトレードをめぐる社会関係‐ラオス人民民主共和国コーヒー生産者協同組合の事例から

    箕曲在弘

    国際開発学会 第23回全国大会  

    発表年月: 2012年12月

  • Commentator for the presentation of Dr. Peter Leutchford

    箕曲在弘

    国際シンポジウム「グローバルな倫理的消費:フェアトレードの新展開」   (国立民族学博物館)  国立民族学博物館  

    発表年月: 2012年03月

  • 市民社会の萌芽‐ラオス南部におけるフェアトレード生産協同組合の社会関係に関する一考察

    箕曲在弘

    日本文化人類学会 第45回研究大会  

    発表年月: 2010年06月

  • 南ラオスにおける農民の行動規範の再生産‐フェアトレード生産協同組合への農民の対応を事例として

    箕曲在弘

    早稲田大学文化人類学会 第12回研究集会  

    発表年月: 2009年07月

  • ラオス南部コーヒー栽培農村における世帯の生計戦略

    箕曲在弘

    東南アジア学会 第81回研究大会  

    発表年月: 2009年06月

  • フェアトレード生産組合への参加と暮らしの変容

    箕曲在弘

    日本文化人類学会 第43回研究大会  

    発表年月: 2009年03月

  • The Flow of Goods over the Lao-Thai Border: What kinds of Thai Goods are Observed in Lao PDR?

    箕曲在弘

    10th International Conference on Thai Studies  

    発表年月: 2008年01月

  • 消費の人類学の可能性‐消費を通じたモダニティの理解

    箕曲在弘

    早稲田大学文化人類学会第8回研究集会  

    発表年月: 2005年07月

  • タイにおける日本製大衆文化の受容‐マンガ、音楽を中心に

    箕曲在弘

    第4回日本国際文化学会  

    発表年月: 2005年07月

  • 現代タイにおける消費の実践‐緑茶、日本らしさ、サバーイ

    箕曲在弘

    日本文化人類学会2005年度関東地区研究懇談会・博士論文修士論文発表会  

    発表年月: 2005年03月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • ポスト・ヒューマン時代の〈人間経済〉:アジア、アフリカ、オセアニアからの再構築

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2024年04月
    -
    2029年03月
     

    佐久間 寛, 中山 智香子, 寺内 大左, 山本 真鳥, 酒井 隆史, 河野 正治, 松村 圭一郎, 小川 さやか, 佐川 徹, 深田 淳太郎, 箕曲 在弘, 生駒 美樹

  • フェアトレードがオルタナティブ・フード運動へ貢献する方法の探究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2024年03月
     

    牧田 りえ, 山尾 政博, 箕曲 在弘, 畑山 要介, 池上 甲一, 坂田 裕輔

     概要を見る

    世界的なコロナ禍の影響を受け、本研究の核となるフィールド調査が全く実施できなかったことは本研究の本来の目的を達成する上での大きな障害となった。したがって、これまでの二年間は、①それ以前に収集したデータに基づく論文の執筆、②関連文献の読み込み、および文献サーベイに基づく論文執筆、③オンライン研究会の開催、以上三種類の活動を行なった。①、②については、別記の通り、ある程度の実績を出しつつある。
    ②については、本研究のトピックに関連した過去の研究成果のメタ分析を行なうことにより、国際的な食料主権運動における先進国と途上国の取り組みの相違、ローカルフード(地産地消)運動と有機運動の重複が生じる理由等、オルタナティブ・フード運動研究の今後の方向性を示すような視座を見つけることにつながった。
    ③については、初年度に3回、二年度に8回、合計11回の研究会を開催し、多くの研究者、実務者の参加を得て、オルタナティブ・フードの問題を幅広く把握する機会を設けることができた。取り上げたテーマは、食農をめぐる社会運動、持続可能なサプライチェーン、欧州の先進的な都市食料政策、倫理的生産者と倫理的消費者をつなぐ流通業、産消提携運動、地産地消や有機振興のために地方行政が果たす役割、そして農福連携による地域活性化と多岐にわたった。また、本科研メンバーが中心となり、国際開発学会の中に「倫理的食農システムと農村発展」研究部会を立ち上げ、上記の研究会のうちの大半を共催で実施した。オンライン開催の利点を生かし、参加者は九州から東北在住者までに及び、活発な議論の場を提供することができた。

  • 負債の動態をめぐる比較民族誌的研究:アジア・アフリカ・オセアニア農村社会を中心に

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2024年03月
     

    佐久間 寛, 中山 智香子, 酒井 隆史, 河野 正治, 松村 圭一郎, 深田 淳太郎, 箕曲 在弘, 生駒 美樹

     概要を見る

    本年度は、全4回の研究会における11名による報告を通じて共同研究の深化と問題関心の共有を進めた。その成果は各メンバーが個別に論文等のかたちで公表した。また、本共同研究の研究成果を広く社会発信することを目的として、日本文化人類学会公開シンポジウム「人類学からみる現代世界の信用と負債―「人間の経済」に向けて」(2021年11月6日)をオンラインで開催した。共同研究者である佐久間、箕曲、小川、佐川、松村が講演し、学会外からの有識者2名からコメントをえたうえで、総合討論を行った。本シンポジウムには300人以上の参加者があり、また『読売新聞』により告知されるなど、学術界を越えた関心が集まった。また、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の広報誌『フィールド・プラス』27号にて特集「デット:「負債/負目」研究の最前線」を組み、共同研究者である佐久間、箕曲、河野、関野、酒井が寄稿した。読者アンケートの「興味深かった記事」に同特集の記事が繰り返し挙げられるなど、おおむね良好な反応が得られた。長引くコロナ渦とウクライナ危機により負債という課題は重要性をいっそう高めつつある。人類学的アプローチを通じて、経済問題に還元されがちな「負債」を負目や恩といった社会的事象としての側面から捉え返す本共同研究の試みには、こうした時代的要請に応じるアクチュアルな意義があったといえる。

  • ラオスのコーヒー栽培地域における農業の多様化促進を通じた生態系保全

    りそなアジアオセアニア財団  環境プロジェクト助成

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2021年03月
     

    箕曲在弘

  • ラオスにおける農業協同組合をめぐる経済格差の是正と再生産過程の人類学的研究

    日本学術振興会  : 科学研究費助成事業

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2021年03月
     

    箕曲在弘

  • 国境を超えた倫理的消費に関する国際比較 グローバル正義論を念頭に

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2020年03月
     

    大野 敦, 牧田 りえ, 坂田 裕輔, 山尾 政博, 箕曲 在弘, 池上 甲一

     概要を見る

    本研究課題では、フィールドワークをベースに倫理的消費の哲学的基礎付けを行った。これまでの倫理的消費に関する研究は、統合的データ、一貫した方法論に基づく研究が行われていなかった。本研究課題では、グローバルな倫理的消費運動が、生産地や消費地において、資本主義への修正あるいは市場の失敗への対応という共通の方向性を持つことを明らかにした。さらに、現地化のプロセスにおいて、グローバルな運動そのものに独自の修正を迫る法則性を示した。これは、これまでの倫理的消費に関する研究における新仮説と言え、本研究の独創性と意義を示している。

  • 換金作物栽培地域における循環型有機農業の実践に向けた若手農家リーダー育成プロジェクト

    公益財団法人トヨタ財団  2016年度国際助成プログラム

    研究期間:

    2016年11月
    -
    2017年10月
     

    箕曲在弘

  • フェアトレードによるインパクトの地域間比較:徳の経済を念頭に

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2017年03月
     

    池上 甲一, 牧田 りえ, 鈴木 紀, 辻村 英之, 坂田 裕輔, 鶴田 格, 山尾 政博, 西山 未真, 大野 敦, 箕曲 在弘

     概要を見る

    本研究は、フェアトレードの影響を多面的に評価し、地域間比較が可能になるような枠組みの構築を目指した。フェアトレードは経済的側面だけでなく、社会的・政治的にも自律的に行動できるように支援する。
    他方、消費者はフェアトレード商品の購入がどれくらいこの目的に役立っているのかを知りたがっている。フェアトレード市場が十分成長するためにはその効果をきちんと評価し、諸費者に示すことが必要である。そこで、本研究では所得や雇用といった面だけでなく、環境や自立、時間利用といった指標の開発と5つの資本論の有効性を検証した。また直接・間接、プラス・マイナスといった逆の面からの評価が必須であることを示した。

  • ラオスにおける農業集団化政策をめぐる実施と受容過程の人類学的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2017年03月
     

    箕曲在弘

  • フェアトレードの人類学

    東洋大学  井上円了記念研究助成(刊行の助成)

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2015年03月
     

    箕曲在弘

  • フェアトレードの人類学

    日本学術振興会  科学研究費(研究成果公開促進費)

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2015年03月
     

    箕曲在弘

  • 換金作物栽培地域における持続可能な世帯経営の実践に向けて:. 南ラオス・コーヒー栽培農村における家計調査から

    松下国際財団 

    研究期間:

    2008年09月
    -
    2009年08月
     

    箕曲在弘

  • コーヒー生産農民ラベン族のフェアトレードへの参加と暮らしの変容

    日本財団  笹川研究助成

    研究期間:

    2008年04月
    -
    2009年03月
     

    箕曲在弘

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Misc

  • 金を借りても逃げればよい――ラオスコーヒー栽培地域にみる貸し手が負う社会

    箕曲在弘

    フィールドプラス   ( 27 ) 8 - 9  2022年01月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • フィールドで学ぶ、生活者の経済としてのフェアトレードとは?

    箕曲在弘

    みんなのミシマガジン「教えてください」    2021年07月  [招待有り]

    その他  

  • [新刊紹介]箕曲在弘・二文字屋脩・小西公大『人類学者たちのフィールド教育』

    箕曲在弘

    国際理解教育   27   112  2021年06月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 自己の暗黙の前提を切り崩す文化人類学

    箕曲在弘

    早稲田大学文化構想学部 新任教員紹介    2021年05月  [招待有り]

    その他  

  • 序 グローバル・シティズンシップを学ぶ人のために―共生に向けた社会参画の諸実践―

    箕曲在弘

    社会文化体験演習活動報告書(2020年度)―第4分冊(社会文化体験演習特別編)―     1 - 12  2021年03月

    会議報告等  

  • パークソーンにコーヒーの故郷を訪ねて

    箕曲在弘

    地球の歩き方ラオス     180 - 181  2020年08月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 〈異和感〉を言葉にする―ラオスの農村におけるフィールドツアーの試み

    箕曲在弘

    ハリーナ   2 ( 43 ) 4 - 6  2019年07月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • 【座談会】3カ国若手農民交流を経て見えてきたこと

    箕曲在弘

    ハリーナ   2 ( 39 ) 4 - 8  2018年01月  [招待有り]

    その他  

  • 学び合いから生まれる農家の未来

    箕曲在弘

    JOINT(トヨタ財団広報誌)   ( 26 ) 10 - 11  2018年01月  [招待有り]

    その他  

  • フェアトレードを社会のなかに埋め込む

    箕曲在弘

    自分の言葉で(World Council of Anthropological Associations (WCAA))    2017年09月  [招待有り]

  • An Overview of the Economic Impact of fair Trade on Artisans: Results of a Survey Conducted among the handicraft Artisans of Mitra Bali in Indonesia

    Arihiro Minoo, Hiroi Iwahara

    Impact of Fair Trade; Considering Economy of Virtue,     99 - 114  2017年03月

  • フェアトレードにおける前払いの意義―連帯型フェアトレード団体のラオスコーヒー事業の経過を踏まえて

    箕曲在弘

    平成28年度フェアトレードビジネスモデルの新しい展開   45   107 - 120  2017年02月  [招待有り]

  • フェアトレード農民協同組合からの脱退をめぐる諸要因の考察

    箕曲 在弘

    日本文化人類学会研究大会発表要旨集   2017 ( 0 ) A10  2017年

     概要を見る

    本発表では継続的な貿易を通して小規模生産者や労働者の持続的な生活向上を目指すフェアトレードの試みが、生産者の置かれた生態的、社会的条件により実践者が想定するよりも限定された効果しかもたらさない場合があることをラオス南部のコーヒー生産者の事例に即して明らかにする。同時に、この事例研究をもとに開発援助の諸プロジェクトが向かいつつある自助努力を対象者に求める動きが必然的に抱える恐れのある困難を描出する。

    DOI CiNii

  • 第42回澁澤賞を受賞して

    箕曲在弘

    文化人類学   81 ( 3 ) 534 - 534  2016年12月  [招待有り]

    速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)  

    CiNii

  • ラオス:新興コーヒー生産国の農民の生活

    箕曲在弘

    ハリーナ   2 ( 33 ) 3 - 7  2016年08月  [招待有り]

    その他  

  • ルチフォード発表に関する討論

    箕曲在弘

    フェアトレードによる支援 第2巻 グローバルな倫理的消費:フェアトレードの新展開     73 - 75  2016年03月

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

  • フェアトレードの生産者の実態を通してみるコミュニティビジネスのあり方―農家のことを「よく知る」とは何を意味するのか―

    箕曲在弘

    平成27年度 開発途上国のコミュニティビジネス開発と日本の対応 報告書     71 - 81  2016年03月  [招待有り]

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

  • 学会賞を受賞して

    箕曲在弘

    国際開発学会ニューズレター   27 ( 1 ) 5 - 6  2016年01月

    その他  

  • フェアトレードと倫理的消費に関する全国意識調査2015

    池上甲一, 坂田裕輔, 重田康博, 下澤獄, 鈴木紀, 平野研, 水野晶夫, 箕曲在弘, 宮川公平, 山本純一, 大野敦, 萱野智篤, 渡辺龍也

       2015年11月

  • ラオス産フェアトレードコーヒーの製造販売プロジェクトの活動経過 (特集 大学生によるボランティア活動)

    箕曲 在弘

    国際地域学研究   ( 18 ) 26 - 45  2015年03月

    CiNii

  • ラオスにおける国境を跨いだ生活の諸相 : 複数の事例をもとにした研究課題の提示 (平成27年度井上記念研究助成 大型研究特別支援助成報告 アジアにおける国境をまたぐ生活スタイルの研究 : 東アジア・東南アジア・南アジアの比較を中心に)

    箕曲 在弘

    アジア文化研究所研究年報   ( 50 ) 334 - 329  2015年

    CiNii

  • 座談会「国際家族農業年」を考える

    箕曲在弘ほか

    ハリーナ   2 ( 26 ) 3 - 7  2014年11月

    その他  

  • The Anthropological Study of Fairtrade: A case study of coffee farmers in Lao PDR

    Arihiro Mino

    Asian Rural Sociology V “From Challenges to a Prosperous Future in Rural Asia   Vol.2   143 - 148  2014年09月

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

  • 未完のプロジェクトとしてのフェアトレード――現場から見る可能性と限界

    箕曲在弘

    Academic Journal Synodos    2014年06月

    その他  

  • 「大学院生」から「バイヤー」へ――インフォーマントとの関係性の変化によって見えてくるもの

    箕曲 在弘

    白山人類学研究会   ( 17 ) 59 - 70  2014年03月

    CiNii

  • 噂が誘発する取引関係

    箕曲 在弘

    日本文化人類学会研究大会発表要旨集   2014 ( 0 )  2014年

    CiNii

  • Social Aspects of Fair Trade Coffee

    箕曲在弘

    Minpaku Anthropology Newsletter   36   2 - 4  2013年06月

    その他  

  • コーヒーで息の長い関係を

    箕曲在弘

    ハリーナ   ( 20 ) 2  2013年05月  [招待有り]

    その他  

  • 特別推進プロジェクトの概要 (特別推進プロジェクト報告 現代日本の地域社会における <つながり>の位相 : 新しい協働システムの構築にむけて)

    浅川 達人, 石井 大一朗, 箕曲 在弘, ISHII Daiichiro, 箕曲 在弘, MINOO Arihiro

    研究所年報   ( 43 ) 87 - 89  2013年03月

     概要を見る

    本研究は、現代日本の地域社会における社会関係、すなわち人と人との<つながり>の位相を、性質の異なる3種の地域社会─都心地域・郊外地域・過疎地域─を対象として横断的に分析することにより、現代日本社会が直面する社会問題の解決策を、地域社会における新たな社会システムのあり方に着目し考察する研究である。

    CiNii

  • みんな大好き!!ミリエンダ【ラオス】

    箕曲在弘

    手わたしバナナくらぶニュース   ( 217 )  2013年03月  [招待有り]

    その他  

  • インタビュー企画~ありさんの課外授業

    箕曲在弘

    Cafaire   ( 0 ) 16 - 17  2012年09月  [招待有り]

    その他  

  • 「市民社会」の萌芽:ラオス南部におけるフェアトレード生産協同組合の社会関係に関する一考察

    箕曲 在弘

    日本文化人類学会研究大会発表要旨集   2011 ( 0 ) 152 - 152  2011年

    DOI CiNii

  • ラオス南部コーヒー栽培農村における世帯の生計戦略 : 南ラオス山岳部換金作物栽培世帯における補助的現金獲得手段と新しい富裕者(自由研究発表要旨,第81回研究大会報告)

    箕曲 在弘

    東南アジア学会会報   0 ( 91 ) 16 - 16  2009年11月

    CiNii

  • フェアトレード生産組合への参加と暮らしの変容:ラオス南部チャンパサック県パクソン郡、コーヒー栽培農村を事例として

    箕曲 在弘

    日本文化人類学会研究大会発表要旨集   2009 ( 0 ) 173 - 173  2009年

     概要を見る

    フェアトレードは、コーヒーやカカオなどの一次産品の生産者に対して、技術支援や取引価格の公正化を目的として行われている。このような背景から人道的に好ましい経済的取引だと考えられているが、生産者にとって本当に望ましい取引なのだろうか。この問いをめぐって、ラオス南部のコーヒー栽培農村に行った聞き取り調査をもとに、フェアトレード生産組合の運営が住民の生活に及ぼした影響について検討する。

    DOI CiNii

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その他

  • 専門社会調査士

    2013年10月
     
     
 

現在担当している科目

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担当経験のある科目(授業)

  • 人間文化ゼミ(開発と環境の人類学)

    早稲田大学  

    2021年04月
    -
    継続中
     

  • 文化人類学演習1-1、1-2

    早稲田大学  

    2021年04月
    -
    継続中
     

  • 文化人類学実習1

    早稲田大学  

    2021年04月
    -
    継続中
     

  • 環境と人間(マクロな視点)

    早稲田大学  

    2021年04月
    -
    継続中
     

  • 社会文化システム論演習

    東洋大学  

  • 社会文化体験演習

    東洋大学  

  • 社会調査および実習

    東洋大学  

  • 文化人類学特殊VII(開発の人類学)

    慶應義塾大学  

  • 文化人類学

    東洋大学  

  • 社会の自立と共同

    東京大学大学院  

  • 文化人類学の最前線

    早稲田大学  

  • 国際協力論

    津田塾大学  

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他学部・他研究科等兼任情報

  • 理工学術院   創造理工学部

特定課題制度(学内資金)

  • 首都圏における多文化共生に関する人類学的研究

    2021年  

     概要を見る

    「首都圏における多文化共生に関する人類学的研究」と題した本研究は、コロナ禍において決して順調に計画を遂行できたわけではないものの、2021年10月には新大久保において不動産屋を経営するベトナム出身者に聞き取り調査をすることができた。また、これまでの研究をまとめる形で、明石書店から『新大久保に生きる人びとの生活史』と題する書籍を2022年3月に刊行した。同書には2021年10月の新大久保における調査の成果も含まれている。本研究の助成対象期間は、ほぼ同書の執筆の時期と重なった。