2024/04/18 更新

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ヤノ タカオ
矢野 敬生
所属
人間科学学術院
職名
名誉教授
学位
文学修士 ( 早稲田大学 )
文学修士

学歴

  •  
    -
    1971年

    早稲田大学   第一文学部   社会学専攻  

  •  
    -
    1971年

    早稲田大学  

委員歴

  • 2004年
    -
     

    独立行政法人国際協力機構(JICA):「エルサルバドル国貝類増殖開発計画」 国内支援委員 2004 -

  • 2003年
    -
     

    独立行政法人国際協力機構(JICA):「エクアドル・ガラパゴス諸島海洋環境保全計画 国内支援委員 2003 -

  • 1999年
    -
    2001年

    日本村落研究学会  理事

  • 1995年
    -
    1997年

    日本村落研究学会  理事

所属学協会

  •  
     
     

    日本村落研究学会

  •  
     
     

    日本民族学会

研究キーワード

  • 社会学(含社会福祉関係)

  • 文化人類学(含民族学・民俗学)

  • 海洋民族学

  • 村落社会学

  • 文化人類学

  • Maritime Anthropology

  • Rural Sociology

  • Cultural Anthropology

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書籍等出版物

  • 沖縄・小浜島の石干見

    法政大学出版局、『ものと人間の文化史135 石干見』  2007年

  • 韓国における高齢化と高齢者問題の現在

    早稲田大学出版部、『アジアの少子高齢化と社会・経済発展』  2005年

  • 韓国の大綱引きの現在―忠清南道機池市綱引きの事例―

    早稲田大学人間科学部村落社会学研究室、『村落社会のフィールドワーク』  2002年

Works(作品等)

  • 韓国忠南一漁村内島の生活慣行調査

    2005年
     
     

  • 韓国沿岸地域の石干見調査

    2003年
     
     

  • 海外協定校との学生交流および韓国村落社会の見学

    2003年
     
     

  • 両班マウルの正月行事および西海岸漁村の豊漁祭

    2002年
     
     

  • マウルの水利慣行および干拓化・開発過程

    2001年
     
     

  • 韓国機池市の大綱引き行事の調査

    2000年
     
     

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • ビサヤ内海の文化人類学的研究

    研究期間:

    1990年
    -
    2000年
     

  • Visayas Maritime Anthrological Studies

    研究期間:

    1990年
    -
    2000年
     

  • アジアの村落社会の比較研究

  • 干潟の社会誌

  • 東南アジア・東アジアの海洋民俗学

  • 東アジア村落社会の基礎構造

  • 日本村落社会の基礎構造

  • A Study on Basic Social Structure of Villages in East Asia

  • Village Japan

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Misc

  • 私たちの韓流

    矢野敬生, 林在圭, 井上博登編

    早稲田大学人間科学部社会人類学研究室     1 - 177  2005年

  • アジアの女と男─インドネシア・ジャワ村落における婚姻をめぐって─

    矢野敬生

    山内兄人編、『女と男の人間科学』(コロナ社)     105 - 120  2004年

  • 韓国における豊漁祭の現在─西海岸忠南唐津郡内島豊漁堂クッの事例─

    矢野敬生, 林在圭

    早稲田大学人間科学部、『人間科学研究』   17 ( 1 ) 99 - 118  2004年

  • 村落社会のフィールドワーク

    矢野敬生, 林在圭編

    早稲田大学人間科学部村落社会学研究室     1 - 451  2002年

  • 沖縄八重山群島・小浜島の石干見

    矢野敬生, 中村敬, 山崎正矩

    早稲田大学人間科学部、『人間科学研究』   15 ( 1 ) 47 - 83  2002年

  • 文化人類学における東アジアの最近の研究動向─韓国・中国の村落社会の研究を中心として─

    矢野敬生, 林在圭, 大澤幸一郎

    日本村落研究学会、『日本農村の構造転換を問う:一九八〇年代以降を中心として』、農文協   年報村落社会研究 ( 38 ) 267 - 280  2002年

  • 日本・中国・韓国現代社会の基層構造に関する実証的比較研究

    矢野敬生編

    科学研究費研究成果報告書   平成9-11年   1 - 264  2000年

  • Continuity and change to the manughudhod

    TAKAO YANO, TAKAHIRO KOBAYASHI

    I.Ushijima&C.N.Zayas, Bisayan Knowledge movement & identity、THIRD WORLD STUDIES CENTER(U.P.)     162 - 177  2000年

  • 海とはざまで生きるサデ網漁師の生計戦略─フィリピン・パナイ島イビサン川河口域の事例─

    小林孝広, 矢野敬生

    早稲田大学大学院人間科学研究科、『ヒューマンサイエンスリサーチ』   9   157 - 175  2000年

  • 宗族マウルにおけ水利慣行─韓国忠清南道唐津郡宗族マウルの事例─

    矢野敬生, 林在圭

    早稲田大学人間科学部、『人間科学研究』   13 ( 1 ) 51 - 73  2000年

  • 泥質干潟における採貝漁撈─東部ジャワ沿岸漁村の事例─

    矢野敬生

    早稲田大学人間科学部、『人間科学研究』   13 ( 1 ) 75 - 99  2000年

  • 水利秩序にみる村の「領域」統括―八ヶ岳南麓村の事例

    ヒューマンサイエンス   11;2,pp.74-92  1999年

  • 新編白川村史

    第一法規出版   下巻750p  1999年

  • 瀬沢新田における祭祀組織とその構造

    民族社会の基礎構造/東アジア比較研究会   pp.195-228 下巻  1998年

  • 韓国忠清南道同族村の社会・文化変動に関する実証的研究―露梁海戦の南瑜将軍俊裔両班村の事例

    青丘学術論集/韓国文化研究振興財団   13;pp.283-338  1998年

  • 甲州山峡村の段畑農耕と生活慣行-山梨県芦川村上芦川区の事例

    人間科学部人間基礎科学科 村落社会学研究室    1997年

  • 韓国忠清南道の両班村桃季里における文化と社会(その1)-村落悉皆調査の手法と経緯

    人間科学研究/人間科学部   10  1997年

  • 「隠居」「年齢階梯制」「養子」など15項目

    現代エイジング辞典/早稲田大学出版部    1996年

  • 東京湾漁村の史的展開と社会変動(2)-木更津市金田地区畔戸集落の事例

    ヒューマンサイエンス リサーチ/大学院人間科学研究科   5  1996年

  • Small-Scale Fishing in the Muddy-Tidal Area of Capiz,Ceutral Philippines

    Binisaya nga Kinabuhi,Visayan Life/CSSP Pub Univ of the Philippines    1996年

  • 生きる力-ムラ社会の子育ち機能

    「教育・子育て」を考えるシンポジウム/ヤマギシズム社会博覧会    1996年

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特別研究期間制度(学内資金)

  • アジア諸地域における沿岸漁村の生態と海面利用慣行の変容

    2004年04月
    -
    2005年03月

    大韓民国   全北大学校

特定課題制度(学内資金)

  • 現代韓国社会における伝統と変容

    2002年   林 在圭, 李 承洙

     概要を見る

     本研究は、近年急速に変動しつつある韓国の地方地域社会(これまで開発において後発地域であった「忠清南道唐津郡」)を対象として、土着文化と儒教的大伝統とがいかに変容し、いかなる適応形態をとっているかについて、韓国社会の現代的変貌過程を明らかにすることを目的としている。そために本研究では、韓国忠清南道の特定地域(桃李里・機池市里・内島)を対象としたインテンシヴな事例研究を行った。まず忠清南道唐津郡の両班マウル(桃李里)と非両班マウル(沿岸漁村の内島)とを対象村落として、村落レベルにおける儒教的大伝統の受容の差異がいかなる異同を呈しているかを実証的に検証した。 具体的には、①伝統的民俗祭礼としての機池市の大綱引き(実施2001年3月・8月および2002年2月)、②非両班ナウル(内島)の豊漁祭の参与観察調査(調査実施2002年3月)、および③両班マウル桃李里の祖先祭祀と崇慕祭のフィールドワーク調査(調査実施2001年3月)を行った。また、④忠清南道唐津郡一帯における地域開発と環境問題の聞き取り調査もあわせておこなった。こうした調査研究を通して、近代化(とくにセマウル運動)以降脆弱化した巫俗的な小伝統が近代化の流れのなかで、行政レベルの参与や国家の主導による伝統文化復興政策の活性化に伴い、当該地域社会の伝統的な民俗祭礼の再活性化・祝祭イベント化が生じていることを明らかにした。さらに、韓国における二重構造とその地域的偏差を明らかにし、つづいて近年めざましい伝統文化の再興過程にみられる地元住民と行政との関連を明らかにし、韓国の基層文化の特徴と変化のプロせスを継時的把握する作業を行った。さらに急激な社会変化に伴って、生起した諸問題(たとえば、地方地域社会の過疎・高齢化や墓地問題および開発・環境問題など)についても検討を行っている。 こうした地方文化をトータルにとらえる視点から、ソウル対地方都市(地域)との地域格差や現代的な大衆文化化の地方への波及、あるいは村落社会の過疎・高齢化、開発に伴う地域社会の変貌といった現代化に伴って生じている諸問題およびそうした社会問題への韓国的な変動および適応過程を実証的・総合的に明らかにする作業を現在継続して進めているところである。

  • 小型定置網漁業の研究

    1997年  

     概要を見る

    本研究は(A)フィリピン・ビサヤ地方における地先小型定置網漁業の研究と(B)北陸能登半島内灘地方のブリ小型定置網漁業を中心として調査研究を行った。研究方法としては文化人類学の参与観察手法、社会学の調査票による村落悉皆調査法、民族学による聴き書調査法および歴史学による古文書研究等を併用した。このため、それぞれの地域で数次にわたるフィールドワークを実施した。(A) に関しては沿岸地域における漁民の小型定置網漁の利用実態と、水産物の加工流通網に関して、東南アジア的特徴の一端(たとえばsuki関係やalsada関係等)を解明することができた。(B) に関しては、日本型漁村の特質としてのムラとムラの占有的な漁場利用慣行に焦点を当てつつ、対象村落の社会構造と近隣村落との相互関係を歴史的な変動過程をふまえて究明した。特に、(1)個人有の小型定置網と旧慣としての中型ムラ持ち網の漁場利用慣行(2)漁場利用に規制された村落内の階層秩序(オヤッサマ層とヨボシ親子慣行)(3)村落による資源管理および村落間の漁場紛争(4)漁撈技術の展開といった諸点について調査をすすめてきた。 こうした研究成果は、今後学術雑誌やモノグラフとして公表する予定である。

  • 東南アジア島嶼部における漁撈文化複合の研究

    1996年  

     概要を見る

     報告者が1970年代後半に行ったインドネシア東部ジャワのイスラム系漁村(1975~)と、1991年以来フィリピン西ビサヤ諸島のパナイーヒリガイノン語系(キリスト教)の漁村を対象とした文化人類学調査の資料をもとに、生業としての漁撈活動を通して両地域の村落生活の構造と変化についての分析作業を実施した。東南アジア島嶼部は水産資源に恵まれ、近年における大・中規模の沖合漁業の展開の裏舞台にあって、多様な海底地形と漁獲対象魚類に応じた伝統的漁業活動が依然として盛んに展開している。 本研究では、まずこうした沿岸エコシステムとこれの対応した多様な漁業技術をふまえ(拙稿1994“The Characteristics of Fisherfolk Culture in Panay:From the Viewpoint of Fishing Ground Exploitation”(pp3-51)U shijima.I&Zayas.C.N eds.Fishers of the Visayas,University of Philippines Press)、漁撈技術の史的展開について分析を行なった(拙稿1996“Small-Scale Fishing in the Muddy-Tidal Area of Capiz, Central Philippines”Ushijima,I&Zayas, C.N.eds.Binisaya nga Kinabuhi,Visayan Life,CSSP Publication, Philippines)。また一方で定置網を所有しない漁業労働者世帯にとって、浅海域に展開される多様な漁撈活動が、ことにsubsistence水準における重要な生計戦略になっていることを指摘した(近刊予定)。このことは東南アジア島嶼部を理解する上で、海が生業と交通の要であり、陸地中心主義の視点からは理解できない生態学的・社会的条件がここには存在することを意味する。こうしたことから東南アジア島嶼部研究にとって、漁民的視野を取り込むことはきわめて重要であるという認識を強く持っている。 また、こうした分析作業と並行して東南アジア島嶼部内における海洋人類学的文献資料の収集および文献目録を作成中である。