細川 英雄 (ホソカワ ヒデオ)

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所属

国際学術院

職名

名誉教授

ホームページ

http://gbki.org/

プロフィール

「ことばの市民」という、新しい言語文化教育をめざす、学習者主体の言語教育理論を展開するとともに、その実践活動の場としての言語学習環境およびその設計について考えています。

学歴 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1977年

    早稲田大学   大学院文学研究科   日本文学専攻  

  •  
    -
    1977年

    早稲田大学  

  •  
    -
    1971年

    早稲田大学   第一文学部   日本文学専攻  

  •  
    -
    1971年

    早稲田大学  

学位 【 表示 / 非表示

  • 早稲田大学   博士(教育学)

  • Waseda University   M.A. in Literature

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2013年
    -
    継続中

    早稲田大学   国際学術院   名誉教授

  • 2001年
    -
    2013年

    早稲田大学   大学院日本語教育研究科

  • 1991年
    -
    2013年

    早稲田大学   日本語研究教育センター

  • 1986年
    -
    1991年

    金沢大学   教養部

  • 1979年
    -
    1986年

    信州大学   教育学部

所属学協会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     

    言語文化教育研究学会

  •  
     
     

    日本言語政策学会

  •  
     
     

    日本語教育学会

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 日本語教育   言語文化教育

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 第二言語

  • 母語

  • 実践研究

  • 言語文化教育

論文 【 表示 / 非表示

  • 対話の場の形成と発展──『リテラシーズ』のバイオグラフィからの知見

    細川英雄

    リテラシーズ   23  2020年12月

    担当区分:筆頭著者

  • 「日本語人」という生き方-ことばによって人は何をめざすのか

    細川 英雄

    南米日本語教育シンポジウム2017:南米における日本語教育の現在と未来-日系社会のポテンシャル     25 - 34  2018年03月  [招待有り]

  • 学習者主体からことばの市民へ ポリティクスとしての言語文化教育の歴史と革新

    細川 英雄

    言語文化教育研究   15   58 - 66  2017年12月  [査読有り]

     概要を見る

    本稿では,人間の学としての言語文化教育学の歴史的な展開として,学習者主体からこと<br />
    ばの市民への教育理念の変容を論じた。いわゆるコミュニケーション能力育成が目的化さ<br />
    れてきた1970 年代から80 年代以降,90 年代後半から打ち出された言語文化教育の思想<br />
    は,これまでの言語教育の範疇を超え,ことばと文化の教育を人間科学として捉えようと<br />
    する,言語教育上のポリティクスだったといえよう。1995 年の「学習者主体」提案から<br />
    20 年,教育技術方法主義と文化本質主義に陥った日本語教育を捉えなおすための,自<br />
    己・他者・社会をつなぐ理論的な枠組みとして,言語能力向上の先に存在する,人間形成<br />
    の課題としての「ことばの市民」という教育概念の意味とその位置づけを提案し,その社<br />
    会変革理念がどのように具体的な活動実践と結びついていくかという課題を,言語文化教<br />
    育学のポリティクスとその実践の方向性として示した。

  • 対話は言語教育に何をもたらすか

    細川 英雄

    ヨーロッパ日本語教育   ( 20 ) 19 - 30  2016年06月  [招待有り]

  • 公共日本語教育という思想へ:早稲田日研のこれまでとこれから

    細川 英雄

    早稲田日本語教育学   20   21 - 31  2016年06月  [査読有り]  [招待有り]

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 私はいかにして表現活動主義者となったか──思考と表現の往還から学習者主体へ

    西口光一編, 思考と言語の実践活動へ, 日本語教育に, おける表現活動の意義と可能性( 担当: 分担執筆)

    ココ出版  2020年12月

  • コミュニケーションとは何かーポスト・コミュニカティブ・アプローチ

    細川 英雄( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第3章 ことばの活動によるコミュニケーションとその教育の意味-欧州評議会における言語教育政策観の推移から)

    くろしお出版  2019年06月

  • 対話をデザインするー伝わるとはどういうことか

    細川 英雄( 担当: 単著)

    ちくま新書  2019年06月 ISBN: 4480072292

     概要を見る

    対話の基本は「あなた自身にしか話せないこと」を見つけることです。そこから始めて話題設定、他者との関わり、納得と合意の形成まで、対話の根本を考えます。

  • グローバル化のなかの異文化間教育

    細川 英雄( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第3章 日本社会と異文化間教育のあるべき姿)

    明石書店  2019年03月 ISBN: 9784750348018

  • キャリアデザインのための自己表現ー過去・現在・未来を結ぶバイオグラフィ

    細川 英雄( 担当: 共編者(共編著者))

    東京図書  2017年09月

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Misc 【 表示 / 非表示

  • Interculturalite et Dynamique du dialigue-pour une integration de la culture a la langue-

    Hideo HOSOKAWA

    Enseignement du Japonais en France   5   32 - 53  2010年

  • Integration of Language and Culture:A Theory of "An Individual's Culture"in Japanese Langage Teaching

    Hosokawa,H

    Paris Lectures in Japanese Linguistics Kurosio Publishers    2005年

  • Acquisition de la culture dans le Japonais Langue Etrangere

    Hosokawa, H

    早稲田大学語学教育研究所紀要   52   57 - 67  1997年

  • Review of La politesse et personne: Andr? Wlodarczyk

    Hosokawa, H

    Alternatif / alternative (CREDIF)   2  1996年

受賞 【 表示 / 非表示

  • 第2回奨励賞

    2004年   日本語教育学会  

  • 第5回ヨゼフ・ロゲンドルフ賞

    1989年  

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 自律的日本語学習の支援を基盤とした留学生支援システムの構築

    研究期間:

    2011年
    -
    2012年
     

    細川 英雄

    担当区分: 研究代表者

  • アイデンティティ形成に関する言語教育とその教師養成・研修プログラムの実践的研究

    基盤研究(C), 基盤研究(C)

    研究期間:

    2010年
    -
    2012年
     

    細川 英雄, 舘岡 洋子, 池上 摩希子

    担当区分: 研究代表者

     概要を見る

    今年度は、前年度に引き継ぎ、学習者のアイデンティティ形成に関わる教育実践理論の構築をめざした。前年度までに得たさまざまなアイデンティティ形成に関わる実践観察記録の集積をもとにその成果をML上で共有し,分析作業を行うとともに、前年度末に行った国際シンポジウムと研究集会の集約として、細川英雄編『言語教育とアイデンティティ-ことばの教育実践の可能性』(春風社)を刊行した。この間、7月・10月・1月・3月に研究会を開催し、言語教育とアイデンティティに関する知見を共有し、その成果を中間報告書「アイデンティティ形成に関する言語教育とその教師養成・研修プログラムの実践的研究」として集約・公開した。また、1月よりインターネット上でのプログラムによりフランス・リール第3大学との間でアイデンティティ形成に関する言語教育の実践を実施し、3月には、2月下旬に当地にてワークショップを行った。この一連の実践は、教師研修としての活動型理論を実践したもので、学習者のアイデンティティ形成に関わる教育実践理論の構築へ大きく寄与するものと考える。この成果は、24年度にリール第3大学ネット対話プロジェクトの実践として公開の予定である。同時に、インターネット上の教師研修プログラムの開発を行い、これを実施に移すべく現在、広報活動中である。最終年度4月から、この実施に向けて活動を始める。また、この成果を、次年度9月上旬に...

  • アイデンティティ形成に関わる活動型日本語教育とその教師養成プログラムの実践的研究

    研究期間:

    2009年
    -
    2010年
     

    細川 英雄

    担当区分: 研究代表者

  • 日本語教育における「実践研究」の方法論構築およびその実現コミュニティの生成と普及

    研究期間:

    2008年
    -
    2009年
     

    細川 英雄

    担当区分: 研究代表者

  • 「共生日本語」教育構築の試み―「共生日本語」による教室実践モデル開発

    萌芽研究, 挑戦的萌芽研究

    研究期間:

    2007年
    -
    2009年
     

    細川 英雄, 三代 純平, 塩谷 奈緒子

    担当区分: 研究代表者

     概要を見る

    本研究の目的は、以上の四点に集約されている。(1)「共生日本語」の理論的精緻化(2)クレオール語圏の言語教育実態の調査(3)日本語学習者の言語意識の調査(4)「共生日本語」実践モデルの開発理論的な構築に関しては、2007-2009年度を通して、「共生日本語」およびクレオール理論をめぐって、ポストモダン・社会構成主義に関わる文献を研究会の形で定期的に実施してきた。とくに2008年度は、研究代表者の在外経験を機軸として、ヨーロッパ言語共通参照枠(以下、CEFR)での複言語複文化主義によるフランス語圏をはじめとした諸外国の言語教育の実態調査により、「共生言語」教育の実践に必要なものとは何かを明らかにすることに焦点を置いた。2009年度は、これらの知見を踏まえ、日本語教育における実践モデルの構築を試みた。訂正を行わない「共生日本語」の立場にたった実践として研究者らが長年早稲田大学で実践を続けている「総合活動型日本語教育」に、研究の成果を加えた、新しい実践モデルをプロトタイプとして実践し、その分析・改善を重ね、現在の段階では、ポストモダンおよび社会構成主義的立場からのパブリック・カンヴァセーションという理論にたどり着いた。とくに、2009年度は、このパブリック・カンヴァセーションの理論をもとに、「討論会プロジェクト」を立ち上げた他、「考えるための日本語」として「個人と社会を結ぶ」の実践...

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 社会的行為主体としてのことばの活動とは何か

    細川 英雄  [招待有り]

    日本社会を生きるとは ーことばのオートノミーと社会的行為主体ー   (同志社大学・良心館)  同志社大学日本語教育センター  

    発表年月: 2019年03月

  • 市民性形成はなぜ言語文化教育の目的として位置づけられるのか

    細川 英雄

    第5回年次大会   (早稲田大学3号館)  言語文化教育研究学会  

    発表年月: 2019年03月

  • 複言語主義をどう解釈するか ― 欧州評議会の理念と日本社会 ―

    細川 英雄  [招待有り]

    CEFRの理念と現実   (京都大学人間環境学研究科)  京都大学人間環境学研究科  

    発表年月: 2019年03月

  • 教えない教え方・理論背景編

    細川 英雄  [招待有り]

    第49回年次研究集会   (早稲田大学8号館)  日本英語教育学会・日本教育言語学会  

    発表年月: 2019年03月

  • なぜ実践と研究は統合されるのか ~ 人間学としての実践研究 ~

    細川 英雄  [招待有り]

    思考と言語研究会   (愛媛大学 校友会館2Fサロン)  第149回次世代大学教育研究会  

    発表年月: 2018年12月

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特定課題研究 【 表示 / 非表示

  • 自律的日本語学習の支援を基盤とした留学生支援システムの構築

    2012年  

     概要を見る

    早稲田大学では,4000名以上在籍している学部・大学院留学生の受け皿として,様々な日本語学習リソースや留学生サポートが用意されてきた。例えば,日本語教育研究センターが提供する多様な日本語科目を始め,個人チューター制度,学生読書室(22号館3階)などの日本語学習リソースや,日本人学生との相互交流・相互理解の促進を担う国際コミュニティ・センター,日本語による学術的文章の作成を支援するライティング・センターといった留学生サポートが挙げられる。しかしながら,このような学内リソースやサポートは,従来,留学生たちに十分活用されてこなかったのが実情である。これは,学内に用意された学習リソースやサポートに関する情報が,留学生たちの手元に十分に届いていなかったことが主な原因である。そこで,学内の日本語学習リソースや留学生サポートを提供している各セクションに働きかけて連携を強化し,強固な支援ネットワークを形成することによってリソースとサポートを留学生に確実に結び付けようという構想が,日本語教育研究センターの教員の間から生まれた。日本語教員発でありながら教室の外にも積極的に目を向け,全学的な留学生支援ネットワークの拡充を目指したこの取り組みが,本特定課題研究助成を得て実現した「留学生支援システムの構築」プロジェクトである。本プロジェクトでは,日本語学習や留学生活において疑問・問題を抱えている留学生が,留学生支援ネットワークを介し,自分に最も相応しい日本語学習リソースや留学生サポートに無理・無駄なくセルフ・アクセスできる大学コミュニティの創造を一番の目標に掲げている。この目標達成のために,支援ネットワークへの入口であり,支援拠点でもある「わせだ日本語サポート」を2011年度に開設した(2012年度からは22号館8階821室が専用スペースとなった)。また、大学院日本語教育研究科の大学院生を支援スタッフとして常駐させると共に、継続的にスタッフ・ディベロップメントに取り組み、サポートの質的向上に努めている。「わせだ日本語サポート」では,支援スタッフと一人ひとりの留学生との丁寧な対話を通じ、留学生自身による身近な学習リソースや留学生サポートを計画的・継続的に活用した日本語学習や留学生活の自主デザインを全面的にサポートしている。この「わせだ日本語サポート」の開設は,日本語教員による大学への働きかけと,それに応えようとする日本語教育研究センター事務・教務の教学姿勢が具体的な形となって現れたものであると言える。同様に,日本語使用機会を増やしたいという留学生の要望を汲み上げた国際コミュニティ・センターによる「にほんごペラペラクラブ」の開設(2012年度秋学期),留学生の自律的日本語学習を支援するための「日本語学習アドバイジング」という観点とスキルの浸透を目指した日本語教育研究センターにおける「日本語学習アドバイジング研究会」の設置(2012年度)、大学院日本語教育研究科における理論科目「日本語学習アドバイジング」の新設(2012年度)なども,留学生支援ネットワークを一層強固なものに成長させるための日本語教員による努力の成果であり,大学コミュニティ内の各セクションに対する働き掛けから生まれた産物である。その他にも、キャリア・センター、レジデンス・センター、保健センター、学生相談室、ポータル・オフィスといった学内各セクションとも連携を図ってきた。本「留学生支援システム構築」プロジェクトは,日本語教師が教室の壁を乗り越え,同僚である日本語教師,教務担当者,事務スタッフ,学内の留学生関連セクション等に働き掛けて大学コミュニティ全体を変えていくことにより,留学生にとってより有意義な学習環境を作り上げようとする冒険的な営みである。換言すれば,教室の外にも学びの世界を拓こうという目標を共有した教員たちが,教育機関に対して自発的・継続的に介入することにより,教育機関全体を変革していった「社会実践」ないし「アクションリサーチ」であるという理論的位置づけが可能となる。特定課題研究助成の終了後も引き続き、学内各セクションとの協働的・実務的な取り組みも視野に入れながら、大学コミュニティをフィールドとした「社会実践」「アクションリサーチ」を健全に継続し、学術的かつ実践的な成果を蓄積・発信していきたいと望んでいる。

  • アイデンティティ形成に関わる活動型日本語教育とその教師養成プログラムの実践的研究

    2009年  

     概要を見る

    本研究では,以下5項目を研究期間内に達成した。(1) 学習者のIDen形成に関わる言語教育とその背景に関する調査: 従来からの言語教育観研究の蓄積を,IDen形成の観点からもう一度振り返り,国内外における言語教育教員養成とその教育理念との関係の調査を行った。(2) 学習者のIDen形成に関わる教育実践モデルの開発: すでに蓄積のある活動型言語教育活動に加え,研究代表者・分担者の連携・共同により学習者のIDen形成に関わる教育実践モデルを「考えるための日本語―個人と社会を結ぶ」として新しく開発した。同時に,この教育実践モデルを記録・観察・分析する実習プロジェクトを立ち上げ,その記録観察誌を実習ポートフォリオ(試作)のデータベース(以下,DB)として蓄積をすすめている。(3) 教育実践モデルの教員養成機関での試用: (2)を,実際に研究代表者・分担者の所属する教育研究機関のクラス活動およびその教育実習作業として試用することの検討を始めた。これによりIDen形成に関わる活動型日本語教育にシフトした実習ポートフォリオのフォーマットをDB上に完成させることを目的とする。(4) 教育実践モデルの実習ポートフォリオの公開: (3)の成果をインターネット上に公開し,その内容に関して関係者・参加者とのやりとりをネット上で行うために、遠隔教育センターの協力を得て、2010年度に向けて検討中である。このための準備及び検討のため、小規模研究会を継続的に行い,その成果の質的議論を行った。(5) 成果の公開・共有: 上記のネット上の議論に加えて,最終的には,国際シンポジウムおよび一般出版物によって世に問うことを目標としているが、今回の教員養成プログラム自体,基本的に生涯をかけて行うための枠組み作りであり,本来,長期間の継続的研究が必要であるため、あえて「活動型日本語教育による教員養成ポートフォリオ」の開発に焦点化した。さらにその制度への導入をめざした具体的ツールおよびプログラムを特許申請すべく、次年度へ向けて検討を重ねている。

  • 日本語教育における「実践研究」の方法論構築およびその実現コミュニティの生成と普及

    2008年  

     概要を見る

    本研究では、「実践研究」の方法論構築の理論的研究とその実現のためのコミュニティの生成と普及を行った。交付額1000千円と7月から3月までの9ヶ月間という研究期間を考慮して、以下の計画をたて、上記問題に対応する以下3 項目を,記載のスケジュールに従って実施した。(1) データベース(以下,DB)を中心とした知見の共有と実践研究の理論化  i. 戦後の代表的な日本語教育研究誌における実践研究の収集と集積およびDB 化  ii. 多くの実践者によるさまざまな実践報告の集積とDB 化(海外調査を含む)  iii. DB 登録内容についての,多くの実践者による討議システムの構築(2)  実践研究ネットワークの構築  iv. DB の運用  v. 日本語学校・ボランティアを含めた実践者間による実践研究報告会の開催(3)  成果の公開・共有  vi. 学会発表,論文執筆  vii. DB の継続的運用(1)については、とくに毎月定期的な研究会を開催し、その成果を文字化、データベース化した。(2)については、(1)でのデータベース化に伴い、さまざまな意見交換を行うことができた。(3)では、別記の成果を挙げることができる。

  • 「日本語教師自身による実践研究」を促進する実践研究理論の構築とその研修環境の開発

    2006年  

     概要を見る

    日本語教育の水準向上に,教師自らによる「実践研究」がますます重要な役割を担っていることが,近年,さまざまに指摘されている(実践研究プロジェクトチーム2001; 石黒2003; 細川2005; 横溝2005; など)。その中でとくに,本申請者は,日本語教育が「教育」という現場における実践であることを重視する立場から,研究が実践と乖離した現状に対して,「私はどのような教室をめざすのか」という問いを出発点とする,実践と研究が不可分かつ往還する実践研究理論を提起してきた(細川2005a; など)。 これまでにこの実践研究理論を,細川 (2004)は,大学院での教師養成において具体的に位置づけ,申請者所属機関においては「実践研究」科目として実現した (GSJAL2004, 2005)。さらに,日本語教育学会研究集会「実践研究フォーラム」を,委員長として2004年以来毎年開催し,内外の日本語教師による実践研究をめぐる議論の場を提供してきた(他に,細川他2004; 細川2005bなど)。 今回の研究は全て,本申請者が提唱する「私はどのような教室をめざすのか」という問いを出発点とする「実践研究」理論に基づいて進展された。中でも,多様化が進む日本語教育状況によってその教室で育むべき能力とは何なのかが複雑多様化している現在,日本語学校を中心として,「私はどのような教室をめざすのか」の検討には,さまざまな状況で従事する教師(実践研究者)との対話・討議が必要であるとの声が高まっている。 そこでまず,本研究では,これまでより継続される実践研究フォーラム等の活動での発表・討議が,より具体的・実効的なものとなると期待できるような研究会を立ち上げた。こうした活動は,大学機関だけでなく,ボランティア,日本語学校,NPO法人など、多様な状況下で活躍する実践者が参加することによってこそ,高い成果をあげることができる。今後は、インターネットを積極的に利用するだけでなく,同時に,実践研究フォーラム開催の実績を踏まえて,各地で小規模かつ深い議論が可能な報告会を開催し,「実践研究」ネットワークを構築することで,実践者間での実質的な討議が可能な環境の構築をめざす。

  • eラーニングによる総合活動型日本語教育プログラムの開発及びその実践環境の普及

    2005年  

     概要を見る

     本研究では、総合活動型日本語教育のe-learning化の開発を試みた。「総合活動型日本語教育」は、元来、第二言語教育として開発したものであるが、2000年度本庄高等学院「日本語表現総合」や日本語研究教育センター・日本語教育研究講座「言語文化」等の実績から母語話者にも有効と考え、早稲田大学入学予定者対象の大学入学前導入教育(オープン教育センター所管)の中の一つである「文章表現」(オンデマンド方式)について、2003-2005年度に実施した。 「文章表現」の活動は、人と対話する、自分についての考えを深める、問題を自分の問題として捉える、他者に考えていることをわかりやすく提示する、他者の考えを受容するというような活動内容の面でも、オンデマンドという形態の面でも、特に2005年度の全国の受講者にとって必然性が感じられるものであったと考えられる。 オンデマンド「文章表現」はまだまだ発展途上の活動である。特に、メンターの支援のあり方とその負担を軽減するための活動の見直しは大きな課題だと言える。それはとりもなおさず、活動の質を向上させることにつながるからである。今後は、「総合活動型」の活動として、より「ことば」の奥の人との対話が成立し、そのことを通して参加者一人一人の思考と表現が活性化する活動へと、この活動を進化させていきたいと考えている。

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委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2000年
    -
    2008年

    日本語教育学会  理事、研究集会委員会委員長

  • 1990年
    -
    1999年

    日本語教育学会  評議員