2024/03/29 更新

写真a

フジオカ ヤスヒロ
藤岡 康宏
所属
法学学術院
職名
名誉教授
学位
法学博士 ( 北海道大学 )

所属学協会

  •  
     
     

    日独法学会

  •  
     
     

    比較法学会

  •  
     
     

    日本私法学会

研究分野

  • 民事法学
 

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 憲法と民法の協働―民法の新しい体系化に向けて―

  • 損害賠償法の構造

  • 権利論、特に人格権の現代的展開

Misc

  • 民法への参加と民法の創造

    特集『法律学の伝統と最先端』/法学部報Themis   第16号  1998年

  • 『世界大百科事典』(CD-ROM版)違法性[民法]、過失[民法上の~]、過失相殺、故意[民法]、不作為[民法]、交通事故[~をめぐる民事法上の問題]、自動車損害賠償保障法、責任[民法における~]

       1998年

  • 新・現代損害賠償法講座2(権利侵害と被侵害利益)

    日本評論社(責任編集)    1998年

  • 「民事責任(今期の主な判例)」

    民法判例レビュー58/判例タイムズ   ;949号,66頁  1997年

  • ハンスーレオ・ヴァイヤース著『保険契約法』(3)の1

      比較法学31巻;1号,511頁  1997年

  • 民法学と比較法学の諸相

    山畠正男・五十嵐清・藪 重夫先生古稀記念/信山社    1997年

  • 新・現代損害賠償法講座3(製造物責任・専門家責任)

    日本評論社    1997年

  • 新・現代損害賠償法講座5(交通事故)

    日本評論社    1997年

  • 新・現代損害賠償法講座1(総論)

    日本評論社    1997年

  • 今期の主な裁判例

    判例タイムズ/判例タイムズ社   893  1996年

  • 損害の意義(民法判例百選II債権〔第4版〕)

    別冊ジュリスト137号/有斐閣    1996年

  • 胆のうがんの疑いを説明しなかったことが診療契約上の債務不履行に当たらないとされた事例

    判例タイムズ/判例タイムズ社   893  1996年

  • 民法学と比較法学の諸相I(山畠正男・五十嵐清・藪重夫先生古稀記念)

    信山社    1996年

  • 長崎じん肺訴訟上告審判決

    ジュリスト/有斐閣   1068  1995年

  • 民法典施行以後の民法の歴史

    月刊法学教室/有斐閣   181  1995年

  • 民法IV-債権各論(第2版)

    有斐閣    1995年

  • 「人格権」『新・現代損害賠償法講座2』所収

     

  • 『基本判例民法』(共編著)

    有斐閣(2001年5月)  

  • 『民法Ⅳー債権各論〔第2版補訂〕(共著)

    有斐閣(2002年4月)  

  • 『損害賠償法の構造』

    成文堂(2002年7月)  

  • 「損害の意義」

    『民法判例百選Ⅱ〔第五版〕(2001年10月)  

  • 〔書評〕「潮見佳男著『不法行為法』(信山社、平成11年)」

    早稲田法学(2003年1月)   78 ( 2 ) 405 - 418

  • 「中国民法典草案の意義ー債権総則の必要性及び不法行為法の発展についてー」

    早稲田法学(2003年9月)   79 ( 1号 ) 227 - 244

  • 「半蔵門線工事事件」

    『環境法判例百選』別冊ジュリスト171号82頁(有斐閣、2004年4月)  

  • 「環境利益の救済法理について」(共著)

    藤岡康宏, 須加憲子

    牛山積先生古稀記念論文集『環境・公害法の理論と実践』(日本評論社、2004年9月)  

  • 「損害の意義」

    『民法判例百選Ⅱ債権〔第五版新法対応補正版〕』別冊ジュリスト176号186頁(有斐閣、2005年4月)  

  • 『民法Ⅳー債権各論〔第3版〕』(共著)

    藤岡康宏, 磯村保, 浦川道太郎, 松本恒雄

    有斐閣(2005年6月)  

  • 「不法行為と権利論」

    早稲田法学(2005年7月)   80 ( 3 ) 159 - 189

▼全件表示

 

特定課題制度(学内資金)

  • わが国における人格権概念の意義及び人格権概念を基軸とする民事責任の体系化に関する研究

    1996年  

     概要を見る

     標記研究課題の準備を兼ねて、96年度には大学院の授業科目「民法研究(講義)」で、「現代不法行為法の課題」と題するテーマで、わが国の損害賠償法の問題点を洗い出す作業を進め、授業の最後に不法行為法の将来的展望について、おおよその考え方を示した。その間、研究会及び資料収集のため札幌と仙台に一回ずつ出張し、来年の構想に肉付けをすることができた。 私の研究は、権利論の系譜を踏まえて、法秩序類型による問題提起を行い(基軸としての人格権概念の重要性)、それを通じて不法行為法の目的(公正な損害賠償のあり方)、より広くは憲法と不法行為法の関係など、今日的な重要課題について、仮説の提示を試みるものである。従来の研究との関連では、かつて「私法上の責任」(『岩波講座基本法学5~責任』所収)と題して、損害賠償法の全体的考察を行ったことがあるが、標記テーマは、その後の法発展を取り込んだうえでこの問題を再論し、さらに、解釈論上の体系化を図ろうとするものである。 標記テーマは、数年来暖めてきたものであるが、この1年間でその内容をかなりの程度まで固めることができた。その成果は、以下の内容で順次公表していく予定であるが、諸般の事情で脱稿が当初の予定から多少ずれこむことになった。97年度はこの仕事に専心し、研究上の一区切りをつけたいと考えている。(1)「人格権」(『新・現代損害賠償法講座2巻』(日本評論社)98年3月刊)(2)『不法行為法』(体系書として出版予定)(3)「損害賠償法の構造~その現状と課題」(仮題)(『早稲田法学』掲載予定) なお、標記テーマとの関連では、昨年度からヴァイヤース『保険契約法』の翻訳を始めたことを付記しておく(『比較法学』30巻1号以下参照)。