2024/12/21 更新

写真a

サカイ キヨタカ
酒井 清孝
所属
理工学術院
職名
名誉教授
学位
工学博士 ( 早稲田大学 )
ホームページ

学歴

  •  
    -
    1965年

    早稲田大学   理工学部   応用化学科  

  •  
    -
    1965年

    早稲田大学  

委員歴

  • 1999年
    -
     

    化学工学会  評議員

  • 1996年
    -
     

    日本医工学治療学会  副理事長

  • 1993年
    -
     

    日本膜学会  理事

  • 1992年
    -
     

    日本臨床工学技師会  顧問

  • 1982年
    -
     

    日本人工臓器学会  評議員

  •  
     
     

    日本エム・イー学会  評議員

  •  
     
     

    日本血液代替物学会  評議員

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所属学協会

  •  
     
     

    ISAO (International Society for Artificial Organs)

  •  
     
     

    EDTA (European Dialysis and Transplantation Association)

  •  
     
     

    ASAIO (American Society for Artificial Internal Organs)

  •  
     
     

    AIChE (American Institute of Chemical Engineers)

  •  
     
     

    日本医科器械学会

  •  
     
     

    日本生物工学会

  •  
     
     

    日本腎臓学会

  •  
     
     

    日本アフェレーシス学会

  •  
     
     

    日本エム・イー学会

  •  
     
     

    Internatinal Society for Artificial Orgaus

  •  
     
     

    高分子学会

  •  
     
     

    日本化学会

  •  
     
     

    日本血液代替物学会

  •  
     
     

    日本臨床工学技師会

  •  
     
     

    American Society for Artificial Internal Organs

  •  
     
     

    日本透析医学会

  •  
     
     

    日本アフェレシス学会

  •  
     
     

    日本医工学治療学会

  •  
     
     

    European Dialysis and Transplant Asociation

  •  
     
     

    化学工学会

  •  
     
     

    日本膜学会

  •  
     
     

    American Institute of Chemical Engineers

  •  
     
     

    日本人工臓器学会

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研究分野

  • 生体材料学 / 生体医工学

研究キーワード

  • 反応・分離工学

  • 生物・生体工学

  • Chemical Engineering

  • Biomedical Engineering

  • Biochemical Engineering

受賞

  • 化学工学会学会賞

    1999年  

  • 日本人工臓器学会論文賞

    1998年  

  • 日本人工臓器学会論文賞

    1997年  

  • 日本人工臓器学会論文賞

    1995年  

  • 日本医科器械学会著述賞

    1994年  

  • 化学工学会研究賞

    1991年  

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書籍等出版物

  • 透析膜の生体適合性~透析膜の素材はいかに関与するか~

    東京医学社  2010年

  • 血液浄化療法2009

    東京医学社  2008年

  • 生命・医療・福祉ハンドブック

    コロナ社  2007年

  • 機械工学便覧 デザイン編beta8(生体工学)

    丸善  2007年

  • Pro medica 医学大辞典 19版 CD-ROM

    南山堂  2007年

  • 医学大辞典 19版

    南山堂  2006年

  • 最先端の機能膜技術ー未来の膜技術を展望するー

    シーエムシー出版  2005年

  • 21世紀の化学シリーズ14 化学工学

    朝倉書店  2005年

  • 最近の化学工学56 先端医療における化学工学

    化学工学会  2004年

  • 血液浄化療法ハンドブック

    協同医書出版社  2004年

  • Reflexive Polymers and Hydrogels --Understanding and Designing Fast Responsive Polymeric--

    CRC Press  2004年

  • Bio-mechanisms of Swimming and Flying

    Springer  2004年

  • Reflexive Polymers and Hydrogels --Understanding and Designing Fast Responsive Polymeric--

    CRC Press  2004年

  • Bio-mechanisms of Swimming and Flying

    Springer  2004年

  • ME教科書シリーズ 人工臓器(II)

    コロナ社  2003年

  • ライフケアと高分子

    エヌ・ティー・エス  2002年

  • バイオミメティックスハンドブック

    エヌ・ティー・エス  2000年

  • 吸着技術便覧ーープロセス・材料・設計ーー

    エヌ・ティー・エス  1999年

  • 化学工学便覧

    丸善  1999年

  • Newtonムック 21世紀を切り開く先端医療 バイオメディカル・エンジニアリング入門

    ニュートンプレス  1999年

  • ME用語辞典

    コロナ社  1999年

  • 血液浄化療法ハンドブック

    協同医書出版社  1998年

  • Heart Replacement, Artificial Heart 6

    Springer  1998年

  • バイオマテリアルと生体(副作用と安全性)

    中山書店  1998年

  • Biorelated Polymers and Gels

    Academic Press  1998年

  • Heart Replacement, Artificial Heart 6

    Springer  1998年

  • Biorelated Polymers and Gels

    Academic Press  1998年

  • 高純度化技術体系第2巻分離技術

    フジ・テクノシステム  1997年

  • 最近の化学工学49「膜技術の動向と将来展望」

    化学工業社  1997年

  • 化学工学シンポジウムシリーズ58 バイオメディカル研究の動向と工学的課題

    化学工学会  1997年

  • ゲルハンドブック

    エヌ・ティー・エス  1997年

  • 血漿浄化療法

    医学書院  1996年

  • 化学工学シンポジウムシリーズ55 治療と診断のシステム

    化学工学会  1996年

  • Heart Replacement, Artificial Heart 5

    Springer  1996年

  • Heart Replacement, Artificial Heart 5

    Springer  1996年

  • メディカルテクノロジーへの招待

    培風館  1995年

  • Advanced Biomaterials in Biomedical Engineering and Drug Delivery Systems

    Springer-Verlag Tokyo  1995年

  • Advanced Biomaterials in Biomedical Engineering and Drug Delivery Systems

    Springer-Verlag Tokyo  1995年

  • 膜学実験シリーズ第2巻 生体機能類似膜編

    日本膜学会  1994年

  • 化学工学の進歩28 流体・粒子系分離

    槙書店  1994年

  • 化学工学シンポジウムシリーズ43 制御放出技術

    化学工学会  1994年

  • 化学工学シンポジウムシリーズ41 膜工学の新しい挑戦ー1994

    化学工学会  1994年

  • The Expanding World of Chemical Engineering

    Gordon and Breach Science Publishers  1994年

  • Better Living Through Innovative Biochemical Engineering

    National University of Singapore  1994年

  • Advanced Materials '93, II / A: Biomaterials, Organic and Intelligent Materials

    Elsevier Science B.V.  1994年

  • The Expanding World of Chemical Engineering

    Gordon and Breach Science Publishers  1994年

  • Better Living Through Innovative Biochemical Engineering

    National University of Singapore  1994年

  • Advanced Materials '93, II / A: Biomaterials, Organic and Intelligent Materials

    Elsevier Science B.V.  1994年

  • 膜分離プロセスの理論と設計

    アイピーシー  1993年

  • 分離科学ハンドブック

    共立出版  1993年

  • ME早わかりQ&A 6 血液透析・血液濾過・血液灌流(第3刷1993年9月20日)

    南江堂  1993年

  • 人工臓器1993(Artificial Organs '93 Annual Review)

    中山書店  1993年

  • 化学工学と人工臓器

    共立出版  1993年

  • おもしろい膜のはなし

    日刊工業新聞社  1992年

  • Biochemical Engineering for 2001

    Springer-Verlag  1992年

  • Biochemical Engineering for 2001

    Springer-Verlag  1992年

  • 膜処理技術大系 上巻

    フジ・テクノシステム  1991年

  • 日本臨床 別冊 血液浄化療法(上巻)

    日本臨床  1991年

  • バイオメカニクスシリーズ 生体力学

    オーム社  1991年

  • Polymer Gels

    Plenum Press  1991年

  • 人工臓器用語解説集

    金原出版  1991年

  • Polymer Gels

    Plenum Press  1991年

  • 体外免疫調節

    日本メディカルセンター  1990年

  • 血液浄化(医工学治療機器マニュアル1)

    金原出版  1990年

  • WIBA'90 医療・福祉・保健の総合年鑑

    日本医療企画  1990年

  • Apheresis

    Alan R. Liss, Inc.  1990年

  • Apheresis

    Alan R. Liss, Inc.  1990年

  • 膜分離技術マニュアル

    アイピーシー  1989年

  • 透析スタッフのための血液浄化の基礎

    アイピーシー  1989年

  • 最近の化学工学 「膜分離工学ーその現状と工業的応用ー」

    化学工業社  1989年

  • 日本機械学会 バイオテクノロジー・メディカルエンジニアリング

    丸善  1988年

  • 最新高分子材料・技術総覧

    産業技術サービスセンター  1988年

  • 化学工学便覧

    丸善  1988年

  • 人工臓器用語集

    金原出版  1987年

  • 最新の人工臓器技術と今後の展望

    アイピーシー  1987年

  • 高度膜分離技術ハンドブック

    サイエンスフォーラム  1987年

  • ケミカルエンジニアリングのすすめ

    共立出版  1987年

  • Progress in Artificial Organs-1985

    ISAO Press  1986年

  • Proceedings of World Congress � of Chemical Engineering

    The Society of Chemical Engineers、 Japan  1986年

  • Progress in Artificial Organs-1985

    ISAO Press  1986年

  • Proceedings of World Congress � of Chemical Engineering

    The Society of Chemical Engineers、 Japan  1986年

  • 臨床液体クロマトグラフィー

    講談社サイエンティフィック  1984年

  • 臨床MEハンドブック

    コロナ社/医学書院  1984年

  • 臨床検査MOOK No.16 腎透析と臨床検査

    金原出版  1983年

  • Progress in Artificial Organs-1983

    ISAO Press  1983年

  • Progress in Artificial Organs-1983

    ISAO Press  1983年

  • 最近の化学工学「膜利用技術」

    学術談刊行センタ-/学会出版センタ-  1982年

  • 維持透析「雑誌日本臨床, Vol.39(特別号)No.474 」

    日本臨床社  1981年

  • 化学ハンドブック

    オ-ム社  1978年

  • 化学工学の進歩4 高温工学

    日刊工業新聞社  1970年

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講演・口頭発表等

  • 市販透析膜への吸着タンパク質の分析

    日本医工学治療学会 第26回学術大会 / 都市センター  

    発表年月: 2010年

  • 透析膜における溶質透過のシミュレーション解析

    日本医工学治療学会 第26回学術大会 / 都市センター  

    発表年月: 2010年

  • セルローストリアセテート中空糸透析膜の内部構造

    日本医工学治療学会 第26回学術大会 / 都市センター  

    発表年月: 2010年

  • 血中抗体濃度測定を目指した蛍光増強免疫測定法の改良

    日本医工学治療学会 第26回学術大会 / 都市センター  

    発表年月: 2010年

  • フロー式蛍光増強免疫測定法による免疫グロブリンG(IgG)の繰り返し測定の検証

    日本医工学治療学会 第26回学術大会 / 都市センター  

    発表年月: 2010年

  • 対向流増幅効果を利用した人工尿細管システムの開発

    日本医工学治療学会 第26回学術大会 / 都市センター  

    発表年月: 2010年

  • 疑似腹膜中皮モデルを用いた腹膜障害へのHGFの効果

    日本医工学治療学会 第26回学術大会 / 都市センター  

    発表年月: 2010年

  • 人工肺モジュールにおける酸素移動のシミュレーション解析

    日本医工学治療学会 第26回学術大会 / 都市センター  

    発表年月: 2010年

  • 透析患者の血中NO濃度リアルタイム測定装置の開発

    日本医工学治療学会 第26回学術大会 / 都市センター  

    発表年月: 2010年

  • 超音波ドップラー法によるAPS-15SAの内部濾過流量経時変化の推定

    日本医工学治療学会 第26回学術大会 / 都市センター  

    発表年月: 2010年

  • 血液側および透析液側流動を考慮した高性能中空糸型透析器の設計

    日本医工学治療学会 第26回学術大会 / 都市センター  

    発表年月: 2010年

  • リユース処理が透析膜表面に与える影響

    日本医工学治療学会 第26回学術大会 / 都市センター  

    発表年月: 2010年

  • 広範囲分子量におけるPVP溶出の定量的評価

    日本医工学治療学会 第26回学術大会 / 都市センター  

    発表年月: 2010年

  • 免疫グロブリンG(IgG)の繰り返し測定が可能なフロー式免疫走測定法の開発

    第12回 化学工学会学生発表会 東京大会 / 芝浦工業大学豊洲キャンパス  

    発表年月: 2010年

  • 透析膜における溶質透過の可視化(続)

    第12回 化学工学会学生発表会 東京大会 / 芝浦工業大学豊洲キャンパス  

    発表年月: 2010年

  • オクタノール2相系の電位振動に同期した界面の流れの観察

    化学工学会 第75年会 / 鹿児島大学  

    発表年月: 2010年

  • 保管期間が異なる合成高分子透析膜からのPVP溶出特性

    ハイパフォーマンス・メンブレン(第25回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2010年

  • 親水化剤配合率とγ線総吸収量の違いがPSfフィルム表面のタンパク質吸着に与える影響

    ハイパフォーマンス・メンブレン(第25回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2010年

  • 近接場顕微赤外分光法による透析膜内表面のアルブミン吸着層の解析

    ハイパフォーマンス・メンブレン(第25回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2010年

  • ずり応力を負荷された透析膜表面の粗度・硬度およびPVP溶出に異なる滅菌法が与える影響

    ハイパフォーマンス・メンブレン(第25回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2010年

  • PSf透析膜表面におけるPVP分布のNFIR解析

    ハイパフォーマンス・メンブレン(第25回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2010年

  • セルローストリアセテート中空糸透析膜の構造解析

    ハイパフォーマンス・メンブレン(第25回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2010年

  • 命を繋ぐ細い糸:中空糸を使った人工臓器

    化学工学会関東支部 第14回高校生のための現代寺小屋講座 / 芝浦工業大学 豊洲キャンパス  

    発表年月: 2009年

  • EVAL膜とPVP配合合成高分子膜のHAS吸着力の比較

    ハイパフォーマンスメンブレン(第24回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2009年

  • 免疫速度における蛍光増強の血漿中IgG濃度依存性

    第48回日本生体医工学大会 / タワーホール船堀  

    発表年月: 2009年

  • Temperature-controlled intracellular uptake of thermoresponsive polymeric micelles

    The 14th International Symposium on Recent Advances in Drug Delivery Systems / the Sheraton Hotel, Salt Lake City, Utah, USA  

    発表年月: 2009年

  • 命を繋ぐ細い糸:中空糸を使った人工臓器 腎臓のリリーフ:人工腎臓

    化学工学会関東支部 第14回高校生のための現代寺小屋講座 / 芝浦工業大学 豊洲キャンパス  

    発表年月: 2009年

  • 血液透析濾過(HDF)透析器の設計に関する基礎的検討

    ハイパフォーマンスメンブレン(第24回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2009年

  • EVAL膜とPVP配合合成高分子膜のHSA吸着力の比較

    ハイパフォーマンスメンブレン(第24回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2009年

  • 透析膜における溶質透過の可視化

    ハイパフォーマンスメンブレン(第24回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2009年

  • PVP含有率の異なるPEPA膜からのPVP溶出特性

    ハイパフォーマンスメンブレン(第24回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2009年

  • 近接場顕微赤外分光法による透析膜表面におけるポリビニルピロリドン(PVP)分子の分析

    ハイパフォーマンスメンブレン(第24回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2009年

  • APS-15SAの性能の経時変化に及ぼす血液流量および濾液流量の影響

    ハイパフォーマンスメンブレン(第24回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2009年

  • テーパー構造における透析流の解析

    ハイパフォーマンスメンブレン(第24回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2009年

  • 血液透析膜の内表面特性がヒト血清アルブミン吸着力に及ぼす影響

    化学工学会 第74年会 / 横浜国立大学  

    発表年月: 2009年

  • 新型血液透析器における透析液流動の無次元相関式による評価

    化学工学会 第74年会 / 横浜国立大学  

    発表年月: 2009年

  • オクタノール電気振動系における界面吸着

    化学工学会 第74年会 / 横浜国立大学  

    発表年月: 2009年

  • バイオイメージングを指向した温度応答性ガラス表面の作製

    日本医工学治療学会 第25回学術大会 / 大阪国際会議場  

    発表年月: 2009年

  • 温度スイッチによる高分子型薬物キャリアの細胞内移行制御

    日本医工学治療学会 第25回学術大会 / 大阪国際会議場  

    発表年月: 2009年

  • ウシ血漿中IgGによる蛍光標識プロテインAの蛍光増強

    日本医工学治療学会 第25回学術大会 / 大阪国際会議場  

    発表年月: 2009年

  • 透析液流動の改善に効果的な透析器テーパ部の作製とその評価

    日本医工学治療学会 第25回学術大会 / 大阪国際会議場  

    発表年月: 2009年

  • 免疫測定における蛍光増強の血漿中IgG濃度依存性

    第48回日本生体医工学会大会 / タワーホール船堀  

    発表年月: 2009年

  • ずり応力負荷による親水化剤溶出が透析膜表面特性に与える影響

    日本膜学会第31年会 / 東京理科大学 森戸記念館  

    発表年月: 2009年

  • 透析膜における溶質透過挙動の可視化

    日本膜学会第31年会 / 東京理科大学 森戸記念館  

    発表年月: 2009年

  • 透析膜のPVP溶出特性

    日本透析医学会学術集会・総会(第54回) / パシフィコ横浜  

    発表年月: 2009年

  • 過剰なγ線照射が湿潤透析膜表面特性に与える影響

    日本透析医学会学術集会・総会(第54回) / パシフィコ横浜  

    発表年月: 2009年

  • ANSYS-CFXを用いた中空糸型透析器内における透析液流動の評価

    日本透析医学会学術集会・総会(第54回) / パシフィコ横浜  

    発表年月: 2009年

  • 血液透析膜素材がリンパ球機能へ及ぼす影響のex vivo評価

    日本透析医学会学術集会・総会(第54回) / パシフィコ横浜  

    発表年月: 2009年

  • 学生賞 奨励(テーパ部を改良したモデル透析器の試作と透析液流動の可視化)

    化学工学会米沢大会2009(3支部合同大会) / 山形大学工学部  

    発表年月: 2009年

  • テーパ部を改良したモデル透析器の試作と透析液流動の可視化

    化学工学会米沢大会2009(3支部合同大会) / 山形大学工学部  

    発表年月: 2009年

  • 「元気に長生きするための透析」~透析器の性能向上のための工夫~

    江戸川区 腎機能障害者向け講演会 / タワーホール船堀  

    発表年月: 2009年

  • 親水化剤配合率の違いが透析膜表面のタンパク質吸着に与える影響

    化学工学会 第41回秋季大会 / 広島大学 東広島キャンパス  

    発表年月: 2009年

  • 透析膜からの親水化剤溶出特性

    化学工学会 第41回秋季大会 / 広島大学 東広島キャンパス  

    発表年月: 2009年

  • ずり応力負荷に伴う透析膜表面PVPの溶出と表面特性の変化

    化学工学会 第41回秋季大会 / 広島大学 東広島キャンパス  

    発表年月: 2009年

  • 透析器形状が透析液流動と物質移動に及ぼす影響

    化学工学会 第41回秋季大会 / 広島大学 東広島キャンパス  

    発表年月: 2009年

  • 血液透析器における流動と物質移動のシミュレーション解析

    化学工学会 第41回秋季大会 / 広島大学 東広島キャンパス  

    発表年月: 2009年

  • 急速麻酔導入時の薬物動態解析

    化学工学会 第41回秋季大会 / 広島大学 東広島キャンパス  

    発表年月: 2009年

  • 直腸温の連続測定による死後経過時間の推算

    化学工学会 第41回秋季大会 / 広島大学 東広島キャンパス  

    発表年月: 2009年

  • 生体肺内空気流動状態の可視化

    化学工学会 第41回秋季大会 / 広島大学 東広島キャンパス  

    発表年月: 2009年

  • Determination of immunoglobulin G by fluorescence enhancement using fluorescent-labeled protein A

    World Congress 2009 Medical Physics and Biomedical Engineering / International Congress Center, Munich, Germany  

    発表年月: 2009年

  • Determination of polyvinylpyrrolidone elution from synthetic polymer dialysis membranes

    World Congress 2009 Medical Physics and Biomedical Engineering / International Congress Center, Munich, Germany  

    発表年月: 2009年

  • Dialysis fluid flow in a hollow-fiber dialyzer and its effects on dialysis performance

    World Congress 2009 Medical Physics and Biomedical Engineering / International Congress Center, Munich, Germany  

    発表年月: 2009年

  • 温度応答性ブロックコポリマーを用いた細胞内移行型ナノミセル

    第58回高分子学会年次大会 / 神戸国際会議場  

    発表年月: 2009年

  • 局所加温応答能を有する細胞内薬物デリバリーシステムの構築

    第25回日本DDS学会 / 東京ドームホテル  

    発表年月: 2009年

  • 対向流増幅効果を利用した人工尿細管システムにおいて水回収方法の違いが尿素濃縮率に及ぼす影響

    第18回日本次世代人工腎臓研究会 / 全社協 灘尾ホール  

    発表年月: 2009年

  • 救急医療のための装置開発

    日本人工臓器学会大会(第47回) / 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター  

    発表年月: 2009年

  • 化学発光を用いた血中NO濃度測定装置の開発

    日本人工臓器学会大会(第47回) / 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター  

    発表年月: 2009年

  • 透析液流動改善のためにテーパ部を改良した透析器の開発

    日本人工臓器学会大会(第47回) / 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター  

    発表年月: 2009年

  • ずり応力負荷による透析膜からのPVP溶出と膜表面構造の変化

    日本人工臓器学会大会(第47回) / 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター  

    発表年月: 2009年

  • 最新透析膜のPVP溶出特性

    日本人工臓器学会大会(第47回) / 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター  

    発表年月: 2009年

  • 日本人工臓器学会論文賞

    日本人工臓器学会大会(第47回) / 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター  

    発表年月: 2009年

  • Thermoresponsive polymeric micelles as thermally modulated intracellular delivery tools

    8th FBPS2009 (International Symposium on Prontiers in Biomedical Polymers) / Toray Human Resaurces Development Center  

    発表年月: 2009年

  • 湿潤透析膜表面のナノキャラクタリゼーション

    INCHEM TOKYO 2009 / 東京ビックサイト  

    発表年月: 2009年

  • 近接場顕微赤外分光法による透析膜表面のポリビニルピロリドン分布解析

    膜シンポジウム2009 / 広島大学医学部応仁会館大会議室  

    発表年月: 2009年

  • Temperature-controlled intracellular uptake of thermoresponsive polymeric micelles

    The 14th International Symposium on Recent Advances in Drug Delivery Systems / the Sheraton Hotel, Salt Lake City, Utah, USA  

    発表年月: 2009年

  • Determination of immunoglobulin G by fluorescence enhancement using fluorescent-labeled protein A

    World Congress 2009 Medical Physics and Biomedical Engineering / International Congress Center, Munich, Germany  

    発表年月: 2009年

  • Determination of polyvinylpyrrolidone elution from synthetic polymer dialysis membranes

    World Congress 2009 Medical Physics and Biomedical Engineering / International Congress Center, Munich, Germany  

    発表年月: 2009年

  • Dialysis fluid flow in a hollow-fiber dialyzer and its effects on dialysis performance

    World Congress 2009 Medical Physics and Biomedical Engineering / International Congress Center, Munich, Germany  

    発表年月: 2009年

  • Thermoresponsive polymeric micelles as thermally modulated intracellular delivery tools

    8th FBPS2009 (International Symposium on Prontiers in Biomedical Polymers) / Toray Human Resaurces Development Center  

    発表年月: 2009年

  • 膜構造制御によるアルブミン漏出の抑制

    ハイパフォーマンスメンブレン(第23回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2008年

  • 原子間力顕微鏡による血液透析膜の生体適合性の評価

    ハイパフォーマンスメンブレン(第23回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2008年

  • 透析膜へのずり応力負荷が親水化剤溶出および表面構造に与える影響

    ハイパフォーマンスメンブレン(第23回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2008年

  • 透析膜表面PVP減少が表面特性に与える影響

    ハイパフォーマンスメンブレン(第23回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2008年

  • 最新の合成高分子系血液透析膜の内表面特性評価

    ハイパフォーマンスメンブレン(第23回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2008年

  • 新型血液透析器における透析液側流動の無次元相関式による評価

    ハイパフォーマンスメンブレン(第23回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2008年

  • 透析器ハウジング形状が透析液流動に及ぼす影響

    ハイパフォーマンスメンブレン(第23回) / 日本消防会館(ニッショーホール)  

    発表年月: 2008年

  • 水/オクタノール2相振動系における液滴の揺れ

    化学工学会 第73年会 / 静岡大学 浜松キャンパス  

    発表年月: 2008年

  • 吸入麻酔導入期における体内麻酔薬動態シミュレーション

    化学工学会 第73年会 / 静岡大学 浜松キャンパス  

    発表年月: 2008年

  • 人工鰓システム実用化に向けた性能評価

    化学工学会 第73年会 / 静岡大学 浜松キャンパス  

    発表年月: 2008年

  • 透析膜内表面特性のナノレベル評価の必要性

    日本医工学治療学会 第24回学術大会 / 幕張メッセ国際会議場  

    発表年月: 2008年

  • 血中低分子ヘパリン測定のためのプロタミン固定化ガラスの作成

    日本医工学治療学会 第24回学術大会 / 幕張メッセ国際会議場  

    発表年月: 2008年

  • 透析膜内表面からPVP溶出

    日本医工学治療学会 第24回学術大会 / 幕張メッセ国際会議場  

    発表年月: 2008年

  • 新しい人工腎臓の血液透析膜に対するHSA吸着力の評価

    日本医工学治療学会 第24回学術大会 / 幕張メッセ国際会議場  

    発表年月: 2008年

  • 人工肺における血液出口ポート位置と構造が血液流動に及ぼす影響

    日本医工学治療学会 第24回学術大会 / 幕張メッセ国際会議場  

    発表年月: 2008年

  • クレアチニン濃度に応答する拡散透過制御膜の開発

    日本医工学治療学会 第24回学術大会 / 幕張メッセ国際会議場  

    発表年月: 2008年

  • 透析器ジャケットのテーパ形状が透析液流動に及ぼす影響

    日本医工学治療学会 第24回学術大会 / 幕張メッセ国際会議場  

    発表年月: 2008年

  • 無次元相関式を用いた血液透析器の透析側流動状態の評価

    日本医工学治療学会 第24回学術大会 / 幕張メッセ国際会議場  

    発表年月: 2008年

  • Development of a novel device for measuring O2- concentration generated by direct contact of dialysys membrane with blood

    XLV ERA-EDTA Congress / Stockholm International Fairs and Congess Center, Sweden  

    発表年月: 2008年

  • 透析膜表面タンパク質吸着が透析膜透水性に及ぼす影響

    日本膜学会第30年会 / 東京理科大学  

    発表年月: 2008年

  • Effect of container material on electrical oscillation in water/octanol 2-phase system

    213th ECS meeting / Phoenix Convention Cneter, Phoniix, AZ, USA  

    発表年月: 2008年

  • 蛍光増強免疫測定に影響する因子の検討

    第47回 日本生体医工学会大会 / 神戸国際会議場  

    発表年月: 2008年

  • 酸素濃縮器に用いる温度応答性ガスキャリア液の開発

    第47回 日本生体医工学会大会 / 神戸国際会議場  

    発表年月: 2008年

  • Optimum structure design of blood outlet port(BOP) in a membrane oxygenator(MO)

    American Society for Artificial Internal Organs (ASAIO) 54th Annual Conference / San Francisco, USA  

    発表年月: 2008年

  • ASAIO Fellowship "Technical characterization of dialysis fluid flow and mass transfer rate of newly-developed dialyzers(NDD)"

    American Society for Artificial Internal Organs (ASAIO) 54th Annual Conference / San Francisco, USA  

    発表年月: 2008年

  • Technical characterization of dialysis fluid flow and mass transfer rate of newly-developed dialyzers(NDD)

    American Society for Artificial Internal Organs (ASAIO) 54th Annual Conference / San Francisco, USA  

    発表年月: 2008年

  • ASAIO Fellowship "Surface properties of dialysis membranes and their effects on biocompatibility"

    American Society for Artificial Internal Organs (ASAIO) 54th Annual Conference / San Francisco, USA  

    発表年月: 2008年

  • Surface properties of dialysis membranes and their effects on biocompatibility

    American Society for Artificial Internal Organs (ASAIO) 54th Annual Conference / San Francisco, USA  

    発表年月: 2008年

  • コンピュータシミュレーションによる透析器テーパ構造の至適設計

    日本透析医学会学術集会・総会(第53回) / 神戸コンベンションセンター  

    発表年月: 2008年

  • タンパク質吸着に伴う透析膜表面構造変化が濾過係数に及ぼす影響

    日本透析医学会学術集会・総会(第53回) / 神戸コンベンションセンター  

    発表年月: 2008年

  • 透析膜の生体適合性を示す指標としてのHSA吸着力

    日本透析医学会学術集会・総会(第53回) / 神戸コンベンションセンター  

    発表年月: 2008年

  • 小型O2-濃度測定装置の開発

    日本透析医学会学術集会・総会(第53回) / 神戸コンベンションセンター  

    発表年月: 2008年

  • ワークショップ「新しい医療機器をわが国から生み出すためには」~(財)化学技術戦略推進機構での調査や解析などをもとにした報告と提言~

    日本透析医学会学術集会・総会(第53回) / 神戸コンベンションセンター  

    発表年月: 2008年

  • 血液浄化法の新技術

    日本透析医学会学術集会・総会(第53回) / 神戸コンベンションセンター  

    発表年月: 2008年

  • 温度変化を利用した高分子ミセルの細胞内移動メカニズムの解析

    第24回日本DDS学会 / 六本木アカデミーヒルズ40  

    発表年月: 2008年

  • Characterization of wet dialysis membrane surface by atmic force microscopy

    ICOM 2008 (The 2008 International Congress on Membranes and Membrane Processes) / Hawaii, USA  

    発表年月: 2008年

  • 温度応答性高分子ミセルの細胞内移動メカニズムの解析

    第37回医用高分子シンポジウム / 東京医科歯科大学  

    発表年月: 2008年

  • 細胞内デリバリーを目的とした温度応答型薬物キャリアシステムの構造

    化学工学会 第40回秋季大会 / 東北大学  

    発表年月: 2008年

  • 膜構造が溶質透過能に及ぼす影響

    化学工学会 第40回秋季大会 / 東北大学  

    発表年月: 2008年

  • 温度制御型人工鰓システムの開発と実測

    化学工学会 第40回秋季大会 / 東北大学  

    発表年月: 2008年

  • コンピュータシミュレーションによる外部灌流膜型人工肺の物質移動解析

    化学工学会 第40回秋季大会 / 東北大学  

    発表年月: 2008年

  • 蛍光増強免疫測定に及ぼすβ2-ミクログロブリンの影響

    化学工学会 第40回秋季大会 / 東北大学  

    発表年月: 2008年

  • Effects of taper structure of dialyzer jacket on dialysis fluid flow

    XXXV ESAO Congress / geneva, Switerland  

    発表年月: 2008年

  • 湿潤透析膜表面ナノキャラクタリゼーションによる生体適合性評価

    日本人工臓器学会大会(第46回) / 六本木アカデミーヒルズ40階  

    発表年月: 2008年

  • Characterization of hemodialysis membrane Surface by atmic force microscopy

    The 14th Symposium of Young Asian Biochemical Engineers' Community / Shibaura Institute of Technology  

    発表年月: 2008年

  • 温度応答性ガラス表面を構築した細胞培養基材の開発

    日本医工学治療学会 第24回学術大会 / 幕張メッセ国際会議場  

    発表年月: 2008年

  • 相転移現象に伴う温度応答性高分子ミセルの細胞内移行メカニズムの解析

    第30回 日本バイオマテリアル学会大会 / 東京大学  

    発表年月: 2008年

  • 合成高分子透析膜からPVP溶出特性の定量的評価

    日本人工臓器学会大会(第46回) / 六本木アカデミーヒルズ40階  

    発表年月: 2008年

  • 透析膜内表面のタンパク質被覆によるHSA吸着力の経時的変化

    日本人工臓器学会大会(第46回) / 六本木アカデミーヒルズ40階  

    発表年月: 2008年

  • ずり応力負荷が透析膜表面特性に与える影響

    日本人工臓器学会大会(第46回) / 六本木アカデミーヒルズ40階  

    発表年月: 2008年

  • テーパーを持つ透析器の透析流の解析

    日本人工臓器学会大会(第46回) / 六本木アカデミーヒルズ40階  

    発表年月: 2008年

  • 人工肺モジュールの血液出口位置と構造が血液流動および酸素移動速度に与える影響

    日本人工臓器学会大会(第46回) / 六本木アカデミーヒルズ40階  

    発表年月: 2008年

  • 湿潤透析膜表面ナノキャラクタリゼーションによる生体適合性評価

    日本次世代人工腎臓研究会(第17回) / 六本木アカデミーヒルズ40階  

    発表年月: 2008年

  • Characterization of hemodialysis membrane surface by atomic force microscopy

    The 14th Symposium of Young Asian Biochemical Engineers' Community / Shibaura Institute of Technology  

    発表年月: 2008年

  • Development of a novel device for measuring O2- concentration generated by direct contact of dialysys membrane with blood

    XLV ERA-EDTA Congress / Stockholm International Fairs and Congess Center, Sweden  

    発表年月: 2008年

  • Effect of container material on electrical oscillation in water/octanol 2-phase system

    213th ECS meeting / Phoenix Convention Cneter, Phoniix, AZ, USA  

    発表年月: 2008年

  • Optimum structure design of blood outlet port(BOP) in a membrane oxygenator(MO)

    American Society for Artificial Internal Organs (ASAIO) 54th Annual Conference / San Francisco, USA  

    発表年月: 2008年

  • ASAIO Fellowship "Technical characterization of dialysis fluid flow and mass transfer rate of newly-developed dialyzers(NDD)"

    American Society for Artificial Internal Organs (ASAIO) 54th Annual Conference / San Francisco, USA  

    発表年月: 2008年

  • Technical characterization of dialysis fluid flow and mass transfer rate of newly-developed dialyzers(NDD)

    American Society for Artificial Internal Organs (ASAIO) 54th Annual Conference / San Francisco, USA  

    発表年月: 2008年

  • ASAIO Fellowship "Surface properties of dialysis membranes and their effects on biocompatibility"

    American Society for Artificial Internal Organs (ASAIO) 54th Annual Conference / San Francisco, USA  

    発表年月: 2008年

  • Surface properties of dialysis membranes and their effects on biocompatibility

    American Society for Artificial Internal Organs (ASAIO) 54th Annual Conference / San Francisco, USA  

    発表年月: 2008年

  • Characterization of wet dialysis membrane surface by atmic force microscopy

    ICOM 2008 (The 2008 International Congress on Membranes and Membrane Processes) / Hawaii, USA  

    発表年月: 2008年

  • Effects of taper structure of dialyzer jacket on dialysis fluid flow

    XXXV ESAO Congress / geneva, Switerland  

    発表年月: 2008年

  • Characterization of hemodialysis membrane Surface by atmic force microscopy

    The 14th Symposium of Young Asian Biochemical Engineers' Community / Shibaura Institute of Technology  

    発表年月: 2008年

  • Characterization of hemodialysis membrane surface by atomic force microscopy

    The 14th Symposium of Young Asian Biochemical Engineers' Community / Shibaura Institute of Technology  

    発表年月: 2008年

  • Change in proliferation ability and gene expression in lymphocytes in contact with cellulose and polysulfone dialyzer

    XLIV ERA-EDTA Congress / Barcelona, Spain  

    発表年月: 2007年

  • Temperature-controlled intracellular localization of thermoresponsive polymeric micelles

    The 34th Annual Meeting & Exposition of the Controlled Release Society / The long Beach Convention Center, Long Beach, California, USA  

    発表年月: 2007年

  • 生分解性マクロRAFT剤を用いた温度応答性高分子鎖を有するブロックコポリマーの合成とキャラクタリゼーション

    第56回高分子討論会 / 名古屋工業大学  

    発表年月: 2007年

  • 温度応答性酸素濃縮器の開発

    日本人工臓器学会大会(第45回)、第2回国際人工臓器学術大会 / 大阪国際会議場  

    発表年月: 2007年

  • 人工鰓システム用ガスキャリア液の酸素親和力制御

    日本人工臓器学会大会(第45回)、第2回国際人工臓器学術大会 / 大阪国際会議場  

    発表年月: 2007年

  • ドライタイプポリスルホン透析膜の内表面特性

    日本人工臓器学会大会(第45回)、第2回国際人工臓器学術大会 / 大阪国際会議場  

    発表年月: 2007年

  • 透析膜内表面PVPの溶出性

    日本人工臓器学会大会(第45回)、第2回国際人工臓器学術大会 / 大阪国際会議場  

    発表年月: 2007年

  • Evaluation of antioxidant property of vitamin E-coated hollow-fiber dialysis membrane

    The 45th Annual Meeting of the Japanese Society for Artificial Organs, The 2nd Meeting of the International Federation for Artificial Organs / Osaka International Convention Center (OICC)  

    発表年月: 2007年

  • 細胞内デリバリーを実現する温度応答性高分子ミセルシステムの構築

    第29回日本バイオマテリアル学会大会 / 千里ライフサイエンスセンター  

    発表年月: 2007年

  • Preparation and characterization of thermoresponsive block copolymers using biodegradable macro-RAFT agents

    The 10th Pacific Polymer Conference / Kobe International Conference Center  

    発表年月: 2007年

  • Change in proliferation ability and gene expression in lymphocytes in contact with cellulose and polysulfone dialyzer

    XLIV ERA-EDTA Congress / Barcelona, Spain  

    発表年月: 2007年

  • Temperature-controlled intracellular localization of thermoresponsive polymeric micelles

    The 34th Annual Meeting & Exposition of the Controlled Release Society / The long Beach Convention Center, Long Beach, California, USA  

    発表年月: 2007年

  • Evaluation of antioxidant property of vitamin E-coated hollow-fiber dialysis membrane

    The 45th Annual Meeting of the Japanese Society for Artificial Organs, The 2nd Meeting of the International Federation for Artificial Organs / Osaka International Convention Center (OICC)  

    発表年月: 2007年

  • Preparation and characterization of thermoresponsive block copolymers using biodegradable macro-RAFT agents

    The 10th Pacific Polymer Conference / Kobe International Conference Center  

    発表年月: 2007年

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 人工鰓の開発

  • シミュレーション解析によるモジュールの至適設計

  • 分子インプリント膜による選択的透過

  • 電子顕微鏡による透析膜の観察

  • 透析膜の拡散透過係数の測定法

  • 透析膜の構造と透過性

  • スーパーオキシドのモニタリング

  • 人工鰓

  • 生体関連物質の測定法の開発

  • 血液透析膜の構造と透過性

  • Artificial Gill

  • Development of Biosensors for Vital Substances

  • Structure and Permeability of Dialysis Membrane

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Misc

  • Investigation of molecular surfaces with time-of-flight secondary ion mass spectrometry

    Satoka Aoyagi, Koki Namekawa, Kenichiro Yamamoto, Kiyotaka Sakai, Nobuhiko Kato, Masahiro Kudo

    SURFACE AND INTERFACE ANALYSIS   42 ( 10-11 ) 1593 - 1597  2010年10月

     概要を見る

    TOF-SIMS is a promising technique for evaluating biodevices due to its ultrahigh surface sensitivity. Since a cluster ion source such as C(60)(+) provides low collision energy per atom, time-of-flight secondary ion mass spectrometry (TOF-SIMS) with the cluster ion is useful for detecting the uppermost surface of molecules immobilized on a substrate, and therefore, enables the evaluation of the orientation of these immobilized biomolecules. Effects of TOF-SIMS with C(60)(+) were investigated in this study. A relatively small protein, lysozyme, and polypeptides having five amino acid residues, Leu-enkephalin and Met-enkephalin, were employed as model samples. The protein and the polypeptides were immobilized on aminosilanized-indium-tin oxide (ITO) coated glass plates at their N-terminal residues by covalent bonding. The aminosilanized-ITO plate without protein or polypeptide was also prepared as a control sample. After freeze-drying, the samples were measured with TOF-SIMS using gallium and C(60)(+) cluster ion sources, and then TOF-SIMS spectra were analyzed to select peaks specific to each biomolecule by a comparison between the samples. As a result, the C(60)(+) primary ion source showed advantages in evaluating biomolecules, because more peaks at a higher mass generated from the biomolecules can be obtained using C(60)(+) than Ga(+) or Au(3)(+) as the primary ion source, although no difference was detected between the two polypeptide samples under the current measurement conditions. Copyright (C) 2010 John Wiley & Sons, Ltd.

    DOI

  • Membrane potential and charge density of hollow-fiber dialysis membranes

    Ken-ichiro Yamamoto, Takehito Ogawa, Masato Matsuda, Akinori Iino, Taiji Yakushiji, Takehiro Miyasaka, Kiyotaka Sakai

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   355 ( 1-2 ) 182 - 185  2010年06月

     概要を見る

    Membrane charge affects diffusive permeability for ions. Hence, evaluation of membrane charge density is necessary to clarify diffusive permeability for ions. The objective of the present study is to measure stable and reproducible membrane potentials with hollow-fiber membranes and to evaluate the electrostatic characteristics of dialysis membrane by applying membrane potential measurement method for flat membrane to hollow-fiber membranes. Membrane charge density was calculated from data on the membrane potential. Values for membrane charge density obtained as electrostatic characteristics of AM-UP150 (regenerated cellulose), KF-15C (ethylenevinylalcohol copolymer), PAN-150SF (polyacrylonitrile), AM-BC150X (polyethylene glycol-modified regenerated cellulose), FB-150U (cellulose triacetate), APS-150E (polysulfone), FLX-15GW (polyester-polymer alloy) and BLF-10GW (diethylaminoethyl-modified regenerated cellulose) were -0.9, -0.9, -0.7, -0.5, -0.1, +0.1, +0.35 and +3.1 mol/m(3), respectively. This method allows determination of the membrane charge density of hollow-fiber dialysis membrane. (C) 2010 Elsevier B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • Functional-group analysis of polyvinylpyrrolidone on the inner surface of hollow-fiber dialysis membranes, by near-field infrared microspectroscopy

    Sumire Koga, Taiji Yakushiji, Masato Matsuda, Ken-ichiro Yamamoto, Kiyotaka Sakai

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   355 ( 1-2 ) 208 - 213  2010年06月

     概要を見る

    Near-field infrared microspectroscopy (NFIR) is a newly developed surface analysis method that is based on functional-group analysis and has a high spatial resolution. The objective of the present study is to perform nanoscale functional-group analysis of dialysis membrane surfaces by using NFIR. We focused on polyvinylpyrrolidone (PVP), which is employed as an additive to hydrophilize and create pores in synthetic polymer dialysis membranes, and evaluated the PVP distribution on the inner surface of the dialysis membranes. Dialysis membranes made from polysulfone (PSf) and polyester polymer alloy (PEPA) were first assessed by NFIR and then by attenuated total reflection-Fourier transform infrared spectroscopy (ATR-FTIR). The nanoscale NFIR analysis showed heterogeneous distribution of PVP on the PSf membrane even though the amount of PVP on the membrane surface was high. PVP was homogeneously distributed on the PEPA membrane even though the amount of PVP on the membrane surface was low. In contrast, the microscale ATR-FTIR results showed that PVP was homogeneously distributed on both PSf and PEPA membranes. PVP-rich and PVP-poor regions were distinguishable by NFIR and not by ATR-FTIR, because the spatial resolution of NFIR is higher than that of ATR-FTIR. This study demonstrates for the first time that NFIR can provide nanoscale chemical information on the structures of porous membranes. (C) 2010 Elsevier B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • Development of a device for chemiluminescence determination of superoxide generated inside a dialysis hollow-fiber membrane

    Takehito Ogawa, Sumire Koga, Taiji Yakushiji, Masato Matsuda, Ken-ichiro Yamamoto, Hiroki Sakata, Makoto Fukuda, Takehiro Miyasaka, Kiyotaka Sakai

    JOURNAL OF ARTIFICIAL ORGANS   13 ( 1 ) 58 - 62  2010年04月

     概要を見る

    Reactive oxygen species (ROS) generated during hemodialysis treatment cause dialysis complications because of the high reactivity of ROS. To prevent dialysis complications caused by oxidative stress, it is important to evaluate the generation and dismutation of ROS during hemodialysis treatment. In this study, our aim was to develop a device to determine superoxide (O(2) (-)) generated inside a dialysis hollow fiber, and also to examine whether this device could detect O(2) (-) separated from plasma using hollow fibers. Experimental apparatus was set up so that hypoxanthine (HX) solution flowed inside the hollow fibers and 2-methyl-6-p-methoxyphenylethynyl-imidazopyrazinone (MPEC) solution flowed outside the hollow fibers. Then, xanthine oxidase (XOD) solution was added to the HX solution to generate O(2) (-), and chemiluminescence resulting from the reaction of O(2) (-) with MPEC was measured with an optical fiber. Chemiluminescence intensity was measured at different HX concentrations, and the peak area of relative luminescence intensity yielded a first-order correlation with the HX concentration. Based on the relationship between HX and O(2) (-) concentrations determined by the cytochrome c reduction method, the relative luminescence intensity measured by this device was linearly dependent on the O(2) (-) concentration inside the hollow fibers. After modifications were made to the device, XOD solution injection into plasma including HX resulted in an increase in the relative luminescence intensity. We concluded that this novel device based on chemiluminescence is capable of determining aqueous O(2) (-) generated inside a hollow fiber and also of detecting O(2) (-) in plasma.

    DOI PubMed CiNii

  • � 透析効果率に及ぼす各種影響因子 (1)ダイアライザの形状(設計と仕様)

    山本健一郎, 酒井清孝

    臨床透析 / 日本メディカルセンター   26 ( 4 ) 413 - 418  2010年

  • 論文賞受賞レポート "Effects of fluid flow on elution of hydrophilic modifier from dialysis membrane surface"

    松田雅人, 佐藤美佳, 阪田宏樹, 小川貴久, 山本健一郎, 薬師寺大二, 福田誠, 宮坂武寛, 酒井清孝

    人工臓器 / 学研メディカル秀潤社   39 ( 1 ) 31 - 32  2010年

  • Development of an enzyme-free glucose sensor using the gate effect of a molecularly imprinted polymer

    Yasuo Yoshimi, Akisato Narimatsu, Keisuke Nakayama, Shinichi Sekine, Koji Hattori, Kiyotaka Sakai

    JOURNAL OF ARTIFICIAL ORGANS   12 ( 4 ) 264 - 270  2009年12月

     概要を見る

    The instability of enzymatic glucose sensors has prevented the development of a practical artificial pancreas for diabetic patients. We therefore developed an enzyme-free glucose sensor using the gate effect of a molecularly imprinted polymer (MIP). This sensor has the advantages of improved stability and a simplified manufacturing procedure. An adduct of glucose and 4-vinylphenylboronic acid (VPBA) was synthesized by esterification and was then purified. The copolymer of the glucose/VPBA adduct and methylene bisacrylamide was grafted onto an indium tin oxide electrode surface. Glucose was washed out from the copolymer to obtain an MIP layer. Cyclic voltammetry of ferrocyanide in aqueous solution was performed using an MIP-grafted electrode, and the effect of glucose on the anodic current intensity was evaluated. The anodic current intensity was sensitive to the glucose concentration, and the dynamic range (0-900 mg/dl) covered the typical range of diabetic blood glucose levels. The response time of the MIP-grafted electrode to a stepwise change in the glucose concentration was approximately 3-5 min. Thus, we can conclude that, by taking advantage of its gate effect, it is feasible to use an MIP-grafted electrode as a glucose sensor for monitoring blood sugar in diabetic patients.

    DOI CiNii

  • Fluorescence Enhancement of Fluorescein Isothiocyanate-Labeled Protein A Caused by Affinity Binding with Immunoglobulin G in Bovine Plasma

    Takehito Ogawa, Satoka Aoyagi, Takehiro Miyasaka, Kiyotaka Sakai

    SENSORS   9 ( 10 ) 8271 - 8277  2009年10月

     概要を見る

    Fluorescence enhancement of fluorescein isothiocyanate-labeled protein A (FITC-protein A) caused by the binding with immunoglobulin G (IgG) in bovine plasma was studied. FITC-protein A was immobilized onto a glass surface by covalent bonds. An increase in fluorescence intensity was dependent on IgG concentration ranging from 20 to 78 mu g/mL in both phosphate buffer saline and bovine plasma. This method requires no separation procedure, and the reaction time is less than 15 min. A fluorescence enhancement assay by the affinity binding of fluorescence-labeled reagent is thus available for the rapid determination of biomolecules in plasma.

    DOI

  • Temperature-Induced Intracellular Uptake of Thermoresponsive Polymeric Micelles

    Jun Akimoto, Masamichi Nakayama, Kiyotaka Sakai, Teruo Okano

    BIOMACROMOLECULES   10 ( 6 ) 1331 - 1336  2009年06月

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    Well-defined diblock copolymers comprising thermoresponsive segments of poly(N-isopropylacrylamide-co-N,N-dimethylacrylamide) (P(IPAAm-co-DMAAm)) and hydrophobic segments of poly(D,L-lactide) were synthesized by combination of RAFT and ring-opening polymerization methods. Terminal conversion of thermoresponsive segments was achieved through reactions of maleimide or its Oregon Green 488 (OG) derivative with thiol groups exposed by cleavage of polymer terminal dithiobenzoate groups. Thermoresponsive micelles obtained from these polymers were approximately 25 nm when below the lower critical solution temperature (LCST) of 40 degrees C, and their sizes increased to an average of approximately 600 nm above the LCST due to aggregation of the micelles. Interestingly, the OG-labeled thermoresponsive micelles showed thermally regulated internalization to cultured endothelial cells, unlike linear thermoresponsive P(IPAAm-co-DMAAm) chains. While intracellular uptake of P(IPAAm-co-DMAAm) was extremely low at temperatures both below and above the micellar LCST, the thermoresponsive micelles showed time-dependent intracellular uptake above the LCST without exhibiting cytotoxicity. These results indicate that the new thermoresponsive micelle system may be a greatly promising intracellular drug delivery tool.

    DOI PubMed CiNii

  • Computational Evaluation of Dialysis Fluid Flow in Dialyzers With Variously Designed Jackets

    Ken-ichiro Yamamoto, Masato Matsuda, Ayaka Hirano, Natsuo Takizawa, Shigeto Iwashima, Taiji Yakushiji, Makoto Fukuda, Takehiro Miyasaka, Kiyotaka Sakai

    ARTIFICIAL ORGANS   33 ( 6 ) 481 - 486  2009年06月

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    Dialyzer performance strongly depends on the flow of blood and dialysis fluid as well as membrane performance. It is necessary, particularly to optimize dialysis fluid flow, to develop a highly efficient dialyzer. The objective of the present study is to evaluate by computational analysis the effects of dialyzer jacket baffle structure, taper angle, and taper length on dialysis fluid flow. We modeled 10 dialyzers of varying baffle angles (0, 30, 120, 240, and 360 degrees) with and without tapers. We also modeled 30 dialyzers of varying taper lengths (0, 12.5, 25.0, and 50.0 mm) and angles (0, 2, 4, and 6 degrees) based on technical data of APS-SA dialyzers having varying surface areas of 0.8, 1.5, and 2.5 m(2) (Rexeed). Dialysis fluid flow velocity was calculated by the finite element method. The taper part was divided into 10 sections of varying fluid resistances. A pressure of 0 Pa was set at the dialysis fluid outlet, and a dialysis fluid flow rate of 500 mL/min at the dialysis fluid inlet. Water was used as the dialysis fluid in the computational analysis. Results for dialysis fluid flow velocity of the modeled dialyzers indicate that taper design and a fully surrounded baffle are important in making the dialysis fluid flow into a hollow-fiber bundle easily and uniformly. However, dialysis fluid flow channeling occurred particularly at the outflowing part with dialyzers having larger taper lengths and angles. Optimum design of dialysis jacket structure is essential to optimizing dialysis fluid flow and to increasing dialyzer performance.

    DOI

  • Flow Uniformity in Oxygenators with Different Outlet Port Design

    Ayaka Hirano, Ken-Ichiro Yamamoto, Masato Matsuda, Masaru Inoue, Sukemasa Nagao, Katsuyuki Kuwana, Masahiro Kamiya, Kiyotaka Sakai

    ASAIO JOURNAL   55 ( 3 ) 209 - 212  2009年05月

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    This study reports on evaluation of the optimum design of a blood outlet port structure for providing uniform flow by visualizing the blood flow in an extracapillary membrane oxygenator. We tested a cylindrical type extracapillary membrane oxygenator, HPO-20. The HPO-20 has a tangential blood outlet port and is thus referred to as "Tangential HPO20." We engineered "Vertical HPO-20" with a vertical blood outlet port by modifying the Tangential HPO-20. To visualize the blood-side flow, a total of 120 insulated copper-wire electrodes were placed in the "Tangential" and the Vertical HPO-20s. The test solution flow was visualized by the dimensionless fluid arrival time reaching each electrode. The test solution flow in the Tangential HPO-20 was not uniform, particularly at the outside blood channel. The flow was more uniform in the Vertical HPO-20. The blood flow in an extracapillary membrane oxygenator with a vertical blood outlet port is well distributed so that it produces more uniform blood flow than that with a tangential outlet port because of the small stagnation and reduced channeling. ASAIO Joumal 2009; 55:209-212.

    DOI PubMed CiNii

  • Technical Characterization of Dialysis Fluid Flow of Newly Developed Dialyzers Using Mass Transfer Correlation Equations

    Satoru Kunikata, Makoto Fukuda, Ken-Ichiro Yamamoto, Yutaka Yagi, Masato Matsuda, Kiyotaka Sakai

    ASAIO JOURNAL   55 ( 3 ) 231 - 235  2009年05月

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    Dialysis fluid flow and mass transfer rate of newly developed dialyzers were evaluated using mass transfer correlation equations of dialysis fluid-side film coefficient. Aqueous creatinine clearance and overall mass transfer coefficient for APS-15S (Asahi Kasei Kuraray) as a conventional dialyzer, and APS-15SA (Asahi Kasei Kuraray), PES-150S alpha (Nipro), FPX140 (Fresenius), and CS-1.61U (Toray) as newly developed dialyzers were obtained at a blood-side flow rate (Q,) of 200 ml/min, dialysis fluid-side flow rates (Q(D)) of 200-800 ml/min and a net filtration rate (Q,) of 0 ml/min. Mass transfer correlation equations between Sherwood number (Sh) containing dialysis fluid-side mass transfer film coefficient and Reynolds number (Re) were formed for each dialyzer. The exponents of Re were 0.62 for APS-15S whereas approximately 0.5 for the newly developed dialyzers. The dialysis fluid-side mass transfer film coefficients of the newly developed dialyzers were higher than those of the conventional dialyzer. Based on the mass transfer correlation equations, introduction of short taper, full baffle of dialyzer jacket and further wave-shaped hollow fiber improves the dialysis fluid flow of the newly developed dialyzers. ASAIO journal 2009; 55:231-235.

    DOI PubMed CiNii

  • Nanotechnological Characterization of Human Serum Albumin Adsorption on Wet Synthetic Polymer Dialysis Membrane Surfaces

    Koki Namekawa, Makoto Fukuda, Masato Matsuda, Yutaka Yagi, Ken-Ichiro Yamamoto, Kiyotaka Sakai

    ASAIO JOURNAL   55 ( 3 ) 236 - 242  2009年05月

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    The objective of the present study was to evaluate the characteristics of protein adsorption on the inner surface of various dialysis membranes, to develop protein adsorption-resistant biocompatible dialysis membranes. The adsorption force of human serum albumin (HSA) on the inner surface of a dialysis membrane and the smoothness of the membrane were evaluated from a nanoscale perspective by atomic force microscopy. The content ratio of the hydrophilic polymer, polyvinylpyrrolidone (PVP), was determined by attenuated total reflection Fourier transform infrared spectroscopy. Nine synthetic-polymer dialysis membranes on the market made of polysulfone (PSF), polyethersulfone (PES), polyester polymer-alloy (PEPA), and ethylene vinylalcohol (EVAL) were used in the present study. The HSA adsorption force on the surface of the hydrophobic polymer PEPA membrane was higher than that on the hydrophilic polymer EVAL membrane surface. It has been considered beneficial, for decreasing the HSA adsorption force, to cover a hydrophobic polymer membrane surface with PVP. However, there were some areas on PVP-containing membrane surfaces at which much higher HSA adsorption forces were observed. The HSA adsorption force gave a nearly linear correlation with the surface roughness on the PSF membrane surface. However, the HSA adsorption force was uncorrelated with the PVP content ratio for any of the PSF membrane surfaces tested. in conclusion, protein adsorption can be minimized by the use of dialysis membranes made of hydrophobic polymers containing PVP with a smooth surface. ASAIO journal 2009; 55:236-242.

    DOI PubMed CiNii

  • 血液透析濾過(HDF)透析器の設計に関する基礎的検討

    松石健太郎, 八木優, 松田雅人, 山本健一郎, 福田誠, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'09 / 東京医学社   67   149 - 152  2009年

  • 透析膜における溶質透過挙動の可視化

    佐伯努, 松田雅人, 山本健一郎, 薬師寺大二, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'09 / 東京医学社   67   135 - 137  2009年

  • EVAL透析膜とPVP配合合成高分子膜のHSA吸着力の比較

    滑川亘希, 八木優, 松田雅人, 山本健一郎, 福田誠, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'09 / 東京医学社   67   127 - 131  2009年

  • PVP配合率の異なるPEPA膜からのPVP溶出特性

    青松香里, 滑川亘希, 八木優, 松田雅人, 山本健一郎, 福田誠, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'09 / 東京医学社   67   121 - 126  2009年

  • 近接場顕微赤外分光法による透析膜表面におけるポリビニルピロリドン(PVP)分子の分析

    古賀すみれ, 薬師寺大二, 松田雅人, 山本健一郎, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'09 / 東京医学社   67   116 - 120  2009年

  • APS-15SAの性能の経時変化に及ぼす血液流量および濾液流量の影響

    櫻原菜緒, 酒井清孝, 石森勇, 吉田智史, 崎山亮一, 峰島三千男

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'09 / 東京医学社   67   46 - 50  2009年

  • 化学工学と企業経営の接点を探る ~学生編集委員企画による経営者インタビュー~ 住友化学(株)副社長 神田直哉氏に聞く

    清水俊行, 長谷川馨, 木村理一郎, 滑川亘希

    化学工学 / 化学工学会   73 ( 11 ) 556 - 561  2009年

  • Thermoresponsive protein adsorption of poly(N-isopropylacrylamide)-modified streptavidin on polydimethylsiloxane microchannel surfaces

    Shinji Sugiura, Wataru Imano, Toshiyuki Takagi, Kiyotaka Sakai, Toshiyuki Kanamori

    BIOSENSORS & BIOELECTRONICS   24 ( 5 ) 1135 - 1140  2009年01月

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    The control of protein adsorption on microchannel Surfaces is important for biosensors. In this Study, we demonstrated protein adsorption method that is controlled through temperature change, i.e., thermoresponsive protein adsorption, on polydimethylsiloxane (PDMS) microchannel surfaces using a thermoresponsive polymer, poly(N-isopropylacrylamide) (PNIPAAm). To provide general protein adsorption control method, we adopted biotin-streptavidin chemistry and synthesized streptavidin covalently modified with PNIPAAm (PNIPAAm-StAv). Modification of streptavidin, a hydrophilic protein, with PNIPAAm induced successful thermoresponsive adsorption on a PDMS microchannel Surfaces: PNIPAAm-StAv adsorbed at 37 degrees C and desorbed at 10 degrees C on the surfaces. We also demonstrated the thermoresponsive adsorption of biotinylated immunoglobulin G (IgG-b) using PNIPAAm-StAv. Conjugation of IgG-b with PNIPAAm-StAv induced successful thermoresponsive IgG-b adsorption on PDMS. Modification of PDMS surfaces with PNIPAAm reduced physical adsorption of the partially hydrophobic IgG-b on the surface and contributed to the high-contrast thermoresponsive adsorption of IgG-b: less than 1% of the IgG-b adsorbed at 37,C was detected after the PNIPAAm-PDMS surface was washed at 10 degrees C. The controllable adsorption of this system is expected to be applied to the regeneration of biosensor chips and to on-chip protein manipulation. (c) 2008 Elsevier B.V. All rights reserved.

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  • Molecular Design of Outermost Surface Functionalized Thermoresponsive Polymeric Micelles with Biodegradable Cores

    Jun Akimoto, Masamichi Nakayama, Kiyotaka Sakai, Teruo Okano

    JOURNAL OF POLYMER SCIENCE PART A-POLYMER CHEMISTRY   46 ( 21 ) 7127 - 7137  2008年11月

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    We prepared well-defined diblock copolymers of thermoresponsive poly(N-isopropylacrylamide-co-N,N-dimethylacrylamide) blocks and biodegradable poly(D,L-lactide) blocks by combination of reversible addition-fragmentation chain transfer radical (RAFT) polymerization and ring-opening polymerization. alpha-Hydroxyl, omega-dithiobenzoate thermoresponsive polymers were synthesized by RAFT polymerization using hydroxyl RAFT agents. Biodegradable blocks were prepared by ring-opening polymerization Of D,L-lactide initiated by a-hydroxyl groups of thermoresponsive polymers, which inhibit the thermal decomposition of omega-dithioester groups. Terminal dithiobenzoate (DTBz) groups of thermoresponsive blocks were easily reduced to thiol groups and reacted with maleimide (Mal). In aqueous media, diblock copolymer products formed surface-functionalized thermoresponsive micelles. These polymeric micelles had a low critical micelle concentration of 22 mu g/L. In thermoresponsive studies of the micelles, hydrophobic DTBz-surface micelles demonstrated a significant shift in lower critical solution temperature (LCST) to a lower temperature of 30.7 degrees C than that for Mal-surface micelles (40.0 degrees C). In addition, micellar LCST was controlled by changing bulk mixture ratios of respective heterogeneous end-functional diblock copolymers. Micellar disruption at acidic condition (pH 5.0) was completed within 5 days due to hydrolytic degradation of PLA cores, regardless of showing a slow disruption rate at physiological condition. Furthermore, we successfully improved water-solubility of hydrophobic drug, paclitaxel by incorporating into the micellar cores. (C) 2008 Wiley Periodicals, Inc. J Polym Sci Part A: Polym Chem 46: 7127-7137, 2008

    DOI CiNii

  • Effects of fluid flow on elution of hydrophilic modifier from dialysis membrane surfaces

    Masato Matsuda, Mika Sato, Hiroki Sakata, Takahisa Ogawa, Ken-ichiro Yamamoto, Taiji Yakushiji, Makoto Fukuda, Takehiro Miyasaka, Kiyotaka Sakai

    JOURNAL OF ARTIFICIAL ORGANS   11 ( 3 ) 148 - 155  2008年09月

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    When uremic blood flows through dialyzers during hemodialysis, dialysis membrane surfaces are exposed to shear stress and internal filtration, which may affect the surface characteristics of the dialysis membranes. In the present study, we evaluated changes in the characteristics of membrane surfaces caused by shear stress and internal filtration using blood substitutes: water purified by reverse osmosis and 6.7 wt% dextran70 solution. We focused on the levels of a hydrophilic modifier, polyvinylpyrrolidone (PVP), on the membrane surface measured by attenuated total reflectance Fourier transform infrared spectroscopy. Experiments involving 4 h dialysis, 0-144 h shear-stress loading, and 4 h dead-end filtration were performed using polyester-polymer alloy (PEPA) and polysulfone (PS) membranes. After the dialysis experiments with accompanying internal filtration, average PVP retention on the PEPA membrane surface was 93.7% in all areas, whereas that on the PS membrane surface was 98.9% in all areas. After the shear-stress loading experiments, PVP retention on the PEPA membrane surface decreased as shear-stress loading time and the magnitude of shear stress increased. However, with the PS membrane, PVP retention scarcely changed. After the dead-end filtration experiments, PVP retention decreased in all areas for both PEPA and PS membranes, but PVP retention on the PEPA membrane surface was lower than that on the PS membrane surface. PVP on the PEPA membrane surface was eluted by both shear stress and internal filtration, while that on the PS membrane surface was eluted only by internal filtration.

    DOI PubMed CiNii

  • The effect of extensible PEG tethers on shielding between grafted thermo-responsive polymer chains and integrin-RGD binding

    Mitsuhiro Ebara, Masayuki Yamato, Takao Aoyagi, Akihiko Kikuchi, Kiyotaka Sakai, Teruo Okano

    BIOMATERIALS   29 ( 27 ) 3650 - 3655  2008年09月

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    The affinity control of integrin-RGD (Arg-Gly-Asp) binding by a thermal "on-off' switch has been achieved using newly designed surfaces presenting grafted temperature-responsive poly(N-isopropylacrylamide-co-2-carboxyisopropylacrylamide) copolymers functionalized with synthetic peptides. The prepared surface was designed to expose the tethered peptides available for cell binding at active "on" state above the lower critical solution temperature (LCST). The fully extended chains, on the other hand, masked the peptides completely and the cells started to detach from the surfaces at inactive "off' sate below the LCST. This paper elucidates the shielding effect of the grafted polymer chains on the dissociation of integrin-RGD binding below the LCST. To assess the ability of the polymer-shielding, extensible poly(ethylene glycol) (PEG) tethers were introduced between peptides and the grafted polymers. PEG chains allow peptides to be tethered to surfaces via functional PEG end-groups, leading to active "on" state even below the LCST. The time required to release cells from the surface was found to be longer when peptides were coupled to an extensible tether ends, suggesting that the surfaces can engender cell attachment through adhesive moieties covalently bound to the free ends of PEG chains. These results indicate that architectural changes on the nanometer length scale are crucial for controlling integrin-RGD binding and one of the main factors causing cell detachment is the shielding effect of the grafted polymer chains. (C) 2008 Elsevier Ltd. All rights reserved.

    DOI PubMed CiNii

  • A novel approach to observing synergy effects of PHSRN on integrin-RGD binding using intelligent surfaces

    Mitsuhiro Ebara, Masayuki Yamato, Takao Aoyagi, Akihiko Kikuchi, Kiyotaka Sakai, Teruo Okano

    ADVANCED MATERIALS   20 ( 16 ) 3034 - 3038  2008年08月

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    A novel assay for measuring time-dependant ligand-receptor affinity changes is developed based on a peptide-immobilized temperature-responsive surface, as schematically illustrated in the figure. The grafted thermoresponsive polymer acts as an "on-off" switch for mediating integrin-peptide bonding. At temperatures above and below the lower critical solution temperature (LCST), the peptides are accessible and shielded from integrin access, respectively.

    DOI CiNii

  • Nanotechnological evaluation of protein adsorption on dialysis membrane surface hydrophilized with polyvinylpyrrolidone

    Masato Matsuda, Ken-ichiro Yamamoto, Taiji Yakushiji, Makoto Fukuda, Takehiro Miyasaka, Kiyotaka Sakai

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   310 ( 1-2 ) 219 - 228  2008年03月

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    Hydrophilizing synthetic polymer dialysis membranes with polyvinylpyrrolidone (PVP) play an important role for inhibition of protein adsorption on membrane surface. In the present study, the effect of PVP on protein adsorption was evaluated from a nano-scale perspective. Swelling behavior of PVP present on wet polysulfone (PS)/PVP film surfaces was observed by atomic force microscopy (AFM). Fibrinogen and human serum albumin (HSA) were immobilized on the tip of AFM probes, with which a force-curve between protein and wet PS/PVP film surface was measured by AFM while scanning in order to visualize two-dimensional protein adsorbability on film surfaces. Furthermore, HSA adsorbability on non-PVP containing PEPA dialysis membrane (FLX-15GW) and PVP containing PEPA dialysis membrane (FDX-150GW) was evaluated by the AFM force-curve method. As a result, PS/PVP film surface was completely covered with hydrated and swollen PVP at 5 wt% or more PVP content. Protein adsorbability on PS/PVP film surfaces decreased greatly with increasing content of PVP. The adsorption of HSA was inhibited by the presence of PVP on film surfaces more significantly than that of more hydrophobic fibrinogen. HSA adsorbability on wet FLX-15GW dialysis membrane surface was 428+/-174 pN whereas that on wet FDX-150GW dialysis membrane surface was 42+/-29 pN. (C) 2007 Elsevier B.V. All rights reserved.

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  • 理工の知が築いた後世への遺産

    編集委員会

    早稲田大学理工学部百年誌 / 早稲田大学     170  2008年

  • 原子間力顕微鏡による血液透析膜の生体適合性の評価

    八木優, 松田雅人, 滑川亘希, 國方賢, 山本健一郎, 酒井清孝, 福田誠, 薬師寺大二, 宮坂武寛

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'08 / 東京医学社   65   64 - 67  2008年

  • 透析膜へのずり応力負荷が親水化剤溶出および表面構造に与える影響

    朝妻恵一, 松田雅人, 山本健一郎, 薬師寺大二, 福田誠, 宮坂武寛, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'08 / 東京医学社   65   60 - 63  2008年

  • 最新の合成高分子系血液透析膜の内表面特性評価

    滑川亘希, 八木優, 松田雅人, 山本健一郎, 福田誠, 薬師寺大二, 宮坂武寛, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'08 / 東京医学社   65   51 - 55  2008年

  • 新型血液透析器における透析液側流動の無次元相関式による評価

    國方賢, 八木優, 松田雅人, 山本健一郎, 福田誠, 薬師寺大二, 宮坂武寛, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'08 / 東京医学社   65   47 - 50  2008年

  • コンピュータシミュレーションによる透析器のハウジング形状が透析液流動に及ぼす影響の解析

    滝沢夏生, 山本健一郎, 松田雅人, 薬師寺大二, 福田誠, 宮坂武寛, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'08 / 東京医学社   65   42 - 46  2008年

  • 透析膜表面PVP減少が表面特性に与える影響

    松田雅人, 朝妻恵一, 阪田宏樹, 山本健一郎, 薬師寺大二, 福田誠, 宮坂武寛, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'08 / 東京医学社   65   56 - 59  2008年

  • 膜構造制御によるアルブミン漏出の抑制

    松田雅人, 久保宜昭, 山本健一郎, 薬師寺大二, 福田誠, 宮坂武寛, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'08 / 東京医学社   65   26 - 29  2008年

  • 湿潤透析膜表面特性のナノレベル評価の必要性

    松田雅人, 朝妻恵一, 阪田宏樹, 山本健一郎, 薬師寺大二, 福田誠, 宮坂武寛, 酒井清孝

    医工学治療 / 特定非営利活動法人日本医工学治療学会   20 ( 4 ) 246 - 250  2008年

  • 透析器の軸方向および断面方向における親水化剤溶出性

    佐藤 美佳, 松田 雅人, 薬師寺 大二, 福田 誠, 宮坂 武寛, 山本 健一郎, 酒井 清孝

    医工学治療   19 ( 4 ) 251 - 255  2007年12月

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    透析で用いられている合成高分子膜のうち、ポリスルホン(PS)とポリエステル系ポリマアロイ(PEPA)は、親水化剤であるポリビニルピロリドン(PVP)を添加することによって膜表面を親水化し、生体適合性の向上を図っている。しかし、透析により生じる中空糸膜表面のPVP分布の変化を定量的に検討した例はない。そこで、本研究では、透析器内の中空糸膜を軸方向および断面方向のいくつかのエリアに分け、各エリアにおける膜表面PVP残存率を測定し、PVPの溶出性を評価した。APS-15EX(試作品:PS膜、旭化成メディカル)およびFDX-15GW(PEPA膜、日機装)の透析器を用いて、血液側流量200mL/min、透析液側流量500mL/minで4時間透析を行った。このとき、血液側には血液と同粘度を有する6.7wt%デキストラン70水溶液、透析液側には逆浸透水を用いた。透析終了後に透析器ジャケットを取り外し、各エリア(透析器軸方向に3分割、断面方向に12分割、合計36エリア)から中空糸を取り出した。全反射減衰フーリエ変換赤外分光法(FTIR/ATR)で透析前後の中空糸膜内表面におけるPVP残存率を測定した。APS-15EXおよびFDX-15GWのいずれの透析器も、透析によって膜表面PVP残存率はすべてのエリアで減少しており、すべてのエリアでPVPが溶出したことがわかった。なお、APS-15EXとFDX-15GWの平均PVP残存率は、それぞれ94.1%、90.8%となり、APS-15EXの方が若干高いPVP残存率を示した。さらに、断面方向と軸方向で比較したところ、いずれの透析器も次のように同様の傾向を示した。断面方向では各断面にPVP残存率の偏りがみられた。軸方向では、中空糸束中央部に比較して、内部濾過量の多い中空糸束両端部においてPVP残存率が著しく低下した。特に、濾過が生じている血液出口部において、この傾向は顕著であった。(著者抄録)

  • Influence of solvents on chiral discriminative gate effect of molecularly imprinted poly(ethylene glycol dimethacrylate-co-methacrylic acid)

    Shinichi Sekine, Yuta Watanabe, Yasuo Yoshimi, Koji Hattori, Kiyotaka Sakai

    SENSORS AND ACTUATORS B-CHEMICAL   127 ( 2 ) 512 - 517  2007年11月

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    This paper discusses the chiral discriminative gate effect of molecularly imprinted polymer (MIP) in organic solvents. We grafted L- (or D-) phenylalanine anilide (PAA) imprinted poly(ethylene glycol dimethacrylate-co-methacrylic acid) on an indium-tin oxide (ITO) in a number of organic solvents. Cyclic voltammetry of ferrocene with the grafted ITO electrode was carried out in several organic solvents and the effect Of L-(or D-) PAA on an electric current of ferrocene was evaluated. As the result, the faradic current at the electrode grafted in the non-polar solvent was remarkably sensitive to the template in the voltammetry carried out in the non-polar solvent. However, it was insensitive to the enantiomer of the template. The results indicate that the gate effect of MIP can discriminate between the template and its analogue by stereochemical structure even if the difference in the chemical or physical property is omitted. They also indicate that the gate effect could have limited applications with the enantio-selective amperometric sensors working in non-polar solvents where biosensors cannot work. (c) 2007 Elsevier B.V. All rights reserved.

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  • Thermal modulation of intracellular drug distribution using thermoresponsive polymeric micelles

    M. Nakayama, J. E. Chung, T. Miyazaki, M. Yokoyama, K. Sakai, T. Okano

    REACTIVE & FUNCTIONAL POLYMERS   67 ( 11 ) 1398 - 1407  2007年11月

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    Intracellular distribution of free doxorubicin (DOX) or DOX-loaded in polymeric micelles with thermoresponsive outer shells of poly(N-isopropylacrylamide) or its copolymers in cultured human breast cancer cells (MCF-7) were investigated by fluorescence and confocal laser scanning microscopy. Free DOX accumulated rapidly and selectively in cell nuclei, independent of temperature changes. In contrast to free drugs, the intracellular distribution of DOX-loaded in the thermoresponsive polymeric micelles was significantly affected by temperature changes across lower critical solution temperature (LCST) of the micelles. Above the micelle LCST, DOX delivered by the micelles was localized uniformly inside of MCF-7 cells. By contrast, the amount of DOX delivered to MCF-7 cells drastically decreased below the micelle LCST due to minimal interaction of the micelles with cell membrane surfaces. These results clearly showed that the mechanism of the intracellular drug localization was different between free drugs and DOX-loaded in the micelles. The thermoresponsive micelles aggressively interacted with the cells and carried DOX into the cells via triggered phase transition of the outer shells. In addition, much lower accumulation of free DOX was observed in the resistant cells compared to its parent sensitive MCF-7 due to the resistant mechanism. Of interest, DOX accumulation in the resistant cells was almost in the same level as with MCF-7 (sensitive) cells for the micelle system above the LCST. (c) 2007 Elsevier Ltd. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • Antioxidation property of vitamin E-coated polysulfone dialysis membrane an recovery of oxidize vitamin E by vitamin C treatment

    Ken-Ichiro Yamamoto, Masato Matsuda, Masashi Okuoka, Taiji Yakushiji, Makoto Fukudab, Takehiro Miyasaka, Yutaka Matsumoto, Kiyotaka Sakai

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   302 ( 1-2 ) 115 - 118  2007年09月

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    The antioxidation property of vitamin E-coated dialysis membrane is effective for reduction of oxidative stress. Effect of amount of vitamin E coating on antioxidation property has been poorly understood yet. In the present study, we evaluated a relationship between amount of vitamin E coating and antioxidation property using a superoxide probe of 2-methyl-6-p-methoxyphenylethynylimidazopyrazinone (MPEC) by the optical fiber method to determine optimum amount of vitamin E coating and to improve antioxidation property of the vitamin E-coated dialysis membrane. Furthermore, from the viewpoint of reuse, we examined recovery of oxidized vitamin E by vitamin C treatment. In conclusion, it is necessary to coat polysulfone dialysis membranes with vitamin E at over 74 mg/m(2). The antioxidation property is recoverable by treating dialysis membrane containing oxidized vitamin E with vitamin C. By administrating vitamin C, higher antioxidation property may be realized with a small amount of vitamin E coating. (c) 2007 Elsevier B.V. All rights reserved.

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  • 生体機能代行装置(人工臓器)

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   71 ( 1 ) 63 - 66  2007年

  • 分子インプリント透析膜による濾過流量の制御

    大西孝, 服部浩二, 吉見靖男, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'07 / 東京医学社   63   32 - 34  2007年

  • 血液中のNOをモニタリングできる新しいシステムの開発

    松川裕章, 奥岡眞視, 松田雅人, 薬師寺大二, 福田誠, 宮坂武寛, 山本健一郎, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'07 / 東京医学社   63   38 - 40  2007年

  • アルブミン漏出を抑制する非対称膜の設計

    南めぐみ, 松田雅人, 山本健一郎, 薬師寺大二, 福田誠, 宮坂武寛, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'07 / 東京医学社   63   41 - 43  2007年

  • APS-DRY膜の表面キャラクタリゼーション

    松田雅人, 山本健一郎, 薬師寺大二, 福田誠, 宮坂武寛, 小泉智徳, 吉田一, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'07 / 東京医学社   63   44 - 46  2007年

  • 新型透析器のパルスレスポンス法と局所圧力測定による透析液流動評価

    長谷川真衣, 山本健一郎, 酒井清孝, 薬師寺大二, 福田誠, 宮坂武寛

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'07 / 東京医学社   63   62 - 65  2007年

  • 血液流動ストレスに対するポリスルホン膜内表面の親水化剤耐溶出性

    佐藤美佳, 小川貴久, 松田雅人, 薬師寺大二, 福田誠, 宮坂武寛, 山本健一郎, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'07 / 東京医学社   63   66 - 68  2007年

  • 論文賞(代謝領域)受賞レポートhollow-fiber blood-dialysis membranes: superoxide generation, permeation, and dismutation measured by chemiluminescence

    山本健一郎, 小林憲由, 遠藤恒介, 宮坂武寛, 望月精一, 小堀深, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   36 ( 1 ) 86 - 87  2007年

    DOI CiNii

  • 人生万事塞翁が馬

    坂本裕馬

    化学工学 / 化学工学会   71 ( 6 ) 402  2007年

  • いつのまにか科学者のはしくれに

    青柳里果

    化学工学 / 化学工学会   71 ( 5 ) 328 - 329  2007年

  • 重篤な腎不全の治療に使われる透析膜と透析器

    山本健一郎, 酒井清孝

    化学と教育 / 日本化学会   55 ( 7 ) 346 - 347  2007年

    DOI CiNii

  • Evaluation of asymmetrical structure dialysis membrane by tortuous capillary pore diffusion model

    Ken-ichiro Yamamoto, Masayo Hayama, Masato Matsuda, Taiji Yakushiji, Makoto Fukuda, Takehiro Miyasaka, Kiyotaka Sakai

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   287 ( 1 ) 88 - 93  2007年01月

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    The tortuous capillary pore diffusion model (TCPDM) has been used for estimating diffusive and pure water permeability from simple structure parameters such as pore diameter, surface porosity, wall thickness and tortuosity. The validity of this model for evaluation of homogeneous membrane has been already confirmed. Recently, there is a trend toward the use of asymmetrical dialysis membranes made of synthetic polymer such as poly(acrylonitrile) (PAN), polysulfone (PS) and a polyethersulfone polyarylate (PEPA) blend polymer. The purpose of the present study is to apply the TCPDM to evaluation of commercially available hollow-fiber dialysis membranes with asymmetrical structures by simplifying them to a double-layer membrane. The TCPDM is capable of estimating pore tortuosity of asymmetrical dialysis membranes having skin and supporting layers from data on membrane thickness, pore diameter, pure water permeability and water content. Values for diffusive permeability obtained by the TCPDM are in a good agreement with experimental data. This TCPDM model is useful for evaluation of not only homogeneous membrane but also asymmetrical membrane. (c) 2006 Elsevier B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • Electrical oscillation at a water/octanol interface in a hydrophobic container

    Takehito Ogawa, Hiroshi Shimazaki, Satoka Aoyagi, Kiyotaka Sakai

    JOURNAL OF COLLOID AND INTERFACE SCIENCE   305 ( 1 ) 195 - 197  2007年01月

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    The electrical potential oscillation at and the shape of the water/octanol interface were investigated using hydrophobic fluoroplastic containers. The interfacial potential between a water solution containing 1.5 mM sodium dodecyl sulfate (SDS) and an octanol solution containing 5 mM tetrabutylammonium chloride oscillated with an amplitude of 50-100 mV. The potential oscillation was also observed using a transparent fluoroplastic tube. The water/octanol interface shape was unchanged and no interfacial flow was observed during the oscillation. The interface shape was convex toward the octanol phase for 1.5 mM SDS, meaning that SDS adsorption to the wall was suppressed by the hydrophobic container. Therefore, the octanol system in a hydrophobic container enabled us to elucidate the electrical oscillation without any influence from the wall effect. (c) 2006 Elsevier Inc. All rights reserved.

    DOI PubMed CiNii

  • Technical evaluation of dialysate flow in a newly designed dialyzer

    Ken-Ichiro Yamamoto, Hiroaki Matsukawa, Taiji Yakushiji, Makoto Fukuda, Tatsuo Hiyoshi, Kiyotaka Sakai

    ASAIO JOURNAL   53 ( 1 ) 36 - 40  2007年01月

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    Rexeed was developed by Asahi Kasei Medical using wave-shaped hollow fibers, a full baffle, and a short taper housing to improve dialysate flow. The present study is clarifies improvement in dialysate flow with Rexeed-15 compared with that of a conventional dialyzer. Dialysate flow was evaluated by the pulse-response method. Dialysate pressure and tracer concentration were measured at a blood-side flow rate (Q(B)) of 200 ml/min, a dialysate-side flow rate (Q(D)) of 500 ml/min, and a net filtration rate (Q(F)) of 0 ml/min using needles placed in the test dialyzer. Dialyzer performance was evaluated by measuring urea and vitamin B-12 clearance at Q(B) = 200 and 400 ml/min, Q(D) = 300-800 ml/min, and Q(F) = 0 ml/min. In the conventional dialyzer, dialysate channeling was observed. In contrast, Rexeed-15 had a uniform dialysate flow. Urea and vitamin B-12 clearance with Rexeed-15 was slightly sensitive to Q(D). The overall mass transfer coefficient for urea with Rexeed-15 was more than 50% higher than that of the conventional dialyzer, indicating the possibility of reduced dialysate usage with Rexeed. Rexeed has a highly optimal dialysate flow, due to the wave-shaped hollow fibers and the new housing, and gives increased clearance for lower-molecular-weight substances.

    DOI PubMed CiNii

  • Novel modeling of electrical potential oscillation across a water/octanol/water liquid membrane

    Takehito Ogawa, Hiroshi Shimazaki, Satoka Aoyagi, Kiyotaka Sakai

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   285 ( 1-2 ) 120 - 125  2006年11月

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    An oscillating electrical potential across a liquid membrane is studied as a model of a biological system. The oscillating potential is caused by repeated surfactant adsorption and desorption at the interface. The surfactant desorption process was simulated using both Fick's diffusion equation and the Langmuir-Hinshelwood equation. A water/octanol/water liquid membrane containing sodium dodecyl sulfate (SDS) was used and the effect of NaCl was studied. Calculations agree closely with experimental results, supporting the validity of the model we propose. Adsorption rate constants were obtained by comparing the experimental and calculated results. The addition of NaCl increased adsorption rate constants and decreased desorption rate constants. Calculations suggest that surfactant desorbs mainly into the octanol phase and this desorption is not affected by the addition of NaCl. The disordering of potential oscillations by NaCl addition may be caused by decreased SDS accumulation in the octanol phase close to the interface. A lower adsorption rate of the surfactant from the octanol phase onto the water/octanol interface leads to an oscillating electrical potential across the liquid membrane. (c) 2006 Elsevier B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • Molecular design of biodegradable polymeric micelles for temperature-responsive drug release

    Masamichi Nakayama, Teruo Okano, Takanari Miyazaki, Fukashi Kohori, Kiyotaka Sakai, Masayuki Yokoyama

    JOURNAL OF CONTROLLED RELEASE   115 ( 1 ) 46 - 56  2006年09月

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    We designed thenno-responsive and biodegradable polymeric micelles for an ideal drug delivery system whose target sites are where external stimuli selectively release drugs from the polymeric micelles. The thermo-responsive micelles formed from block copolymers that were composed both of a hydrophobic block and a thermo-responsive block. Poly(N-isopropylacrylamide-co-N,N-dimethylacrylamide) showing a lower critical solution temperature (LCST) around 40 degrees C was synthesized for the thermo-responsive block, while biodegradable poly(D,L-lactide), poly(epsilon-caprolactone), or poly(D,L-lactide-co-epsilon-caprolactone) was used for the hydrophobic block. By changing both the block lengths of the poly(D,L-lactide)-containing block copolymers, physical parameters such as micelle diameter and critical micelle concentration were varied. On the other hand, the choice of the hydrophobic block was revealed to be critical in relation to both on the thermo-responsive release of the incorporated anticancer drug, doxorubicin, and the temperature-dependent change of the hydrophobicity of the micelles' inner core. One polymeric micelle composition successfully exhibited rapid and thermo-responsive drug release while possessing a biodegradable character. (c) 2006 Elsevier B.V. All rights reserved.

    DOI

  • Superoxide sensors

    Takehiro Miyasaka, Kosuke Endo, Seiichi Mochizuki, Kiyotaka Sakai

    SENSOR LETTERS   4 ( 2 ) 144 - 154  2006年06月

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    The reactive oxygen species (ROS) have important physiological and protective roles in the maintenance of living systems. However, excessive production of ROS can impact cellular homeostasis and lead to oxidative stress. Superoxide has high reactivity acting as a reductant and an oxidant. Because of the pathophysiological roles of superoxide several methods for its detection have been developed. Spectrophotometric assay is nonspecific for superoxide, which limits its use. Chemiluminescent methods have been used frequently for vascular tissue samples because they are more sensitive than other conventional methods. Fluorescence-based assays have also been widely used in cultured cells and vascular tissues. Electron spin resonance (ESR) spectroscopy, also known as electron paramagnetic resonance (EPR), quantitatively measures superoxide concentration but is less suitable for its in vivo detection. Electrochemical sensors based on cytochrome c reduction or superoxide dismutase (SOD) enzymatic reaction have been developed for real-time monitoring, but lack adequate performance for in vivo superoxide measurement. Newly developed SOD-immobilized superoxide sensors reportedly have satisfactory performance, for in vitro measurement. In this paper, we review superoxide measurement methods from the early spectrophotometric assays to the third generation of electrochemical sensors.

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  • Evaluation of the activity of endotoxin trapped by a hollow-fiber dialysis membrane

    K Yamamoto, M Matsuda, M Hayama, J Asutagawa, S Tanaka, F Kohori, K Sakai

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   272 ( 1-2 ) 211 - 216  2006年03月

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    dialysis patients are at risk of amyloidosis attributed to Et. This suggests that Et may affect the blood even if it does not mix with the blood. The objective of the present study is to evaluate the activity of Et trapped by membranes. We made mini modules out of hollow fibers using three different types of membranes and filtered Et solution. The lumen of the hollow fibers was then filled with limulus amebocyte lysate (LAL) for 15 min at 310 K. Et activity was then determined by measuring absorbance of the LAL reagent. The surfaces of test membranes were studied using an atomic force microscope. With polyester polyrner alloy (PEPA), no Et leakage or Et activity was detected in the hollow fibers under any conditions. With polysulfone (PS) and polyether sulfone (PES), no Et leakage was detected under clinical conditions, but Et activity was detected in the hollow fibers. These results show that Et trapped by the inner skin may affect the blood, even if Et does not mix with the blood. Therefore, Et should be trapped by an outer skin or the part somewhat far from the blood which does not contact with the blood directly. (c) 2005 Elsevier B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • ずり応力を負荷された透析膜表面構造の観察

    小川貴久, 松田雅人, 山本健一郎, 薬師寺大二, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'06 / 東京医学社   61   156 - 159  2006年

  • 原子間力顕微鏡を用いたポリスルホン膜表面のタンパク質吸着特性の評価

    松田雅人, 山本健一郎, 薬師寺大二, 酒井清孝, Rehana Afrin, 猪飼篤

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'06 / 東京医学社   61   163 - 166  2006年

  • 透析膜に固定化されたビタミンEの抗酸化能の回復

    奥岡眞視, 山本健一郎, 薬師寺大二, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'06 / 東京医学社   61   167 - 169  2006年

  • ウェーブ状中空糸膜を用いた新しい透析器の評価

    松川裕章, 山本健一郎, 松田雅人, 薬師寺大二, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'06 / 東京医学社   61   116 - 118  2006年

  • コンピュータシミュレーションによる高性能透析器の性能評価

    岩島重人, 浅野修司, 小堀深, 酒井清孝, 福田誠, 日吉辰夫

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'06 / 東京医学社   61   119 - 121  2006年

  • 分子認識素子として分子インプリントポリマーを応用した化学センサ

    服部浩二, 吉見靖男, 酒井清孝

    Chemical SENSORS / 化学センサ研究会   22 ( 3 ) 110 - 115  2006年

    CiNii

  • Thermal modulated interaction of aqueous steroids using polymer-grafted capillaries

    N Idota, A Kikuchi, J Kobayashi, Y Akiyama, T Okano

    LANGMUIR   22 ( 1 ) 425 - 430  2006年01月

     概要を見る

    Poly (N-isopropylacrylamide) (PIPAAm) of controlled molecular weight was densely grafted onto glass capillary lumenal surfaces using surface-initiated atom transfer radical polymerization (ATRP). Temperature-dependent changes of these thermoresponsive brush surfaces with hydrophobic steroids were investigated by exploiting thermoresponsive aqueous wettability changes of the polymer-modified surfaces in microfluidic systems. IPAAm was polymerized on ATRP initiator-immobilized glass surfaces using CuCl/CuCl2/tris(dimethylaminoethyl)amine (Me6TREN) as an ATRP catalyst in water at 25 C. PIPAAm graft layer thickness and its homogeneity on glass surfaces are controlled by changing ATRP reaction time. Aqueous wettability changes of PIPAAm-grafted surfaces responses drastically changed to both grafted polymer layer thickness and temperature, especially at lower temperatures. Temperature-responsive surface properties of these PIPAAm brushes within capillary inner wall surfaces were then investigated using capillary chromatography. Effective interaction of hydrophobic steroids with dehydrated, hydrophobized PIPAAm-grafted capillary surfaces was observed above 30 C without any column packing materials. Steroid elution behavior from PIPAAm-grafted capillaries contrasted sharply with that from PIPAAm hydrogel-grafted porous monolithic silica capillaries prepared by electron beam (EB) irradiation wherein significant peak broadening was observed at high-temperature regardless of sample hydrophobicity factors (log P values), indicating multistep separation modes in coated monolithic silica capillaries. In conclusion, thermoresponsive polymer-grafted capillary inner wall surfaces prepared by ATRP exhibit useful temperature-dependent surface property alterations effective to regulate interactions with biomolecules without requirements for separation bed packing materials within the capillary lumen.

    DOI PubMed CiNii

  • 2006年度日本人工臓器学会論文賞(代謝)"Hollow-fiber blood-dialysis membranes: superoxide generation, permeation and dismutation measured by chemiluminescence"

    山本健一郎, 小林憲由, 遠藤恒介, 宮坂武寛, 望月精一, 小堀深, 酒井清孝

    Journal of Artificial Organs / 日本人工臓器学会   8 ( 4 ) 257 - 262  2005年12月

    DOI PubMed CiNii

  • Hollow-fiber blood-dialysis membranes: Superoxide generation, permeation, and dismutation measured by chemiluminescence

    Ken-Ichiro Yamamoto, Kazuyoshi Kobayashi, Kosuke Endo, Takehiro Miyasaka, Seiichi Mochizuki, Fukashi Kohori, Kiyotaka Sakai

    Journal of Artificial Organs   8 ( 4 ) 257 - 262  2005年12月

     概要を見る

    The interaction of blood with a material surface results in activation of the body's humoral immune system and the generation of reactive oxygen species (ROS). It has recently become clear that ROS are central to the pathology of many diseases. In this study, we evaluated the superoxide generation, permeation, and dismutation in hollow-fiber dialysis membranes by using 2-methyl-6-p-methoxyphenylethynyl-imidazopyrazinone (MPEC) as a superoxide-reactive chemiluminescence producer and an optical fiber probe to detect the resulting chemiluminescence in the hollow fiber lumen. We measured the superoxide generated when bovine blood leukocytes were brought into contact with dialysis membranes. Superoxide permeation was determined by measuring MPEC chemiluminescence in the hollow fiber lumen using an optical fiber probe. Additionally, superoxide dismutation was evaluated by examining the difference in superoxide permeability for membranes with and without vitamin E coating. Superoxide generation varies for different membrane materials, depending on the membrane's biocompatibility. Superoxide permeability depends on the diffusive permeability of membranes. No marked decrease in superoxide permeability was observed among membrane materials. The superoxide permeability of vitamin E-coated membrane was smaller than that of uncoated membrane. The antioxidant property of vitamin E-coated membranes is hence effective in causing superoxide dismutation. © The Japanese Society for Artificial Organs 2005.

    DOI PubMed CiNii

  • Microfluidic valves comprising nanolayered thermoresponsive polymer-grafted capillaries

    N Idota, A Kikuchi, J Kobayashi, K Sakai, T Okano

    ADVANCED MATERIALS   17 ( 22 ) 2723 - +  2005年11月

     概要を見る

    Thermally regulated flow control using a thermoresponsive polymer grafted onto surfaces of capillary lumen facilitates rapid, reliable, and repeatable open-close cycles (see Figure). Hydration of the grafted polymer chains on the internal surfaces may increase the microviscosity of the hydration layers at the wall interfaces without physically occluding the lumen, producing complete and reversible on/off flow valving in microchannels under hydrostatic pressures relevant for microfluidics approaches.

    DOI

  • Membrane fouling and dialysate flow pattern in an internal filtration-enhancing dialyzer

    Ken-Ichiro Yamamoto, Michihito Hiwatari, Fukashi Kohori, Kiyotaka Sakai, Makoto Fukuda, Tatsuo Hiyoshi

    Journal of Artificial Organs   8 ( 3 ) 198 - 205  2005年09月

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    For efficient removal of large molecular weight solutes by dialysis, several types of internal filtration-enhancing dialyzers (IFEDs) are commercially available. However, in a pressure-driven membrane separation process (i.e., filtration), membrane fouling caused by adhesion of plasma proteins is a severe problem. The objective of the present study is to investigate the effects of internal filtration on membrane fouling based on the membrane's pure-water permeability, diffusive permeability, and sieving coefficient. Hemodialysis experiments were performed with two different dialyzers, IFEDs and non-IFEDs. Local membrane fouling in each dialyzer was evaluated by measuring the pure-water permeability, the diffusive permeability, and the sieving coefficient of native membranes and membranes treated with bovine blood. The effects of packing ratio on dialysate flow pattern were also evaluated by measuring the time required for an ion tracer to reach electrodes placed in the dialyzers. In the IFED, membrane fouling caused by protein adhesion is increased because of enhanced internal filtration only at the early stage of dialysis, and this fouling tends to occur only near the dialysate outlet port. However, enhanced internal filtration has little effect on measured membrane transfer parameters. © The Japanese Society for Artificial Organs 2005.

    DOI PubMed CiNii

  • Fabrication of a cell array on ultrathin hydrophilic polymer gels utilising electron beam irradiation and UV excimer laser ablation

    S Iwanaga, Y Akiyama, A Kikuchi, M Yamato, K Sakai, T Okano

    BIOMATERIALS   26 ( 26 ) 5395 - 5404  2005年09月

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    Most of the surface patterning methods currently applied are based on lithography techniques and microfabrication onto silicon or glass substrates. Here we report a novel method to prepare patterned surfaces on polystyrene substrates by grafting ultrathin cell-repellent polymer layers utilising both electron beam (EB) polymerisation and local laser ablation techniques for microfabrication. Polyacrylamide was grafted onto tissue culture polystyrene (TCPS) dishes using EB irradiation. Water contact angles for these PAAm-grafted TCPS surfaces were less than 10 degrees (cos theta = 0.99) with PAAm grafted amounts of 1.6 mu g/cm(2) as determined by ATR/FT-IR. UV excimer laser (ArF: 193 nm) ablation resulted in the successful fabrication of micropatterned surfaces composed of hydrophilic PAAm and hydrophobic basal polystyrene layers. Bovine carotid artery endothelial cells adhered only to the ablated domains after pretreatment of the patterned surfaces with 15 mu g/mL fibronectin at 37 degrees C. The ablated domain sizes significantly influenced the number of cells occupying each domain. Cell patterning functionality of the patterned surfaces was maintained for more than 2 months without loss of pattern fidelity, indicating that more durable cell arrays can be obtained compared to those prepared by self-assembled monolayers of alkanethiols, as described in previous reports. The surface fabrication techniques presented here can be utilised for the preparation of cell-based biosensors as well as tissue engineering constructs. (c) 2005 Elsevier Ltd. All rights reserved.

    DOI PubMed CiNii

  • Rearrangement of hollow fibers for enhancing oxygen transfer in an artificial gill using oxygen carrier solution

    K Nagase, F Kohori, K Sakai, H Nishide

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   254 ( 1-2 ) 207 - 217  2005年06月

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    Using the derived mass transfer correlations for hollow fibers, hollow fiber arrangements were optimized for an artificial gill that uses an oxygen carrier solution. FC-40, a perfluorocarbon (PFC), was used as the oxygen carrier solution. In the oxygen uptake module, a hollow fiber arrangement with parallel coiled hollow fibers is preferred. The optimum outside diameter of the hollow fibers and the transverse pitch between them are 300 and 500 μ m. respectively. In the oxygen release module, a hollow fiber arrangement of straight parallel hollow fibers is preferred. The optimum outside diameter of the hollow fibers and transverse pitch between them are 300 and 500 μ m, respectively. In the case of humans, the scaling up was estimated from the oxygen transfer rates using these optimum hollow fiber arrangements. The required total membrane surface area is 50.8 m(2), the total delivered pumping energy is 124 W, and the oxygen partial pressure in inspiration is 17.8 kPa. Importantly, the total membrane surface area required was significantly reduced using the modules with an optimum hollow fiber arrangement in comparison with that using connected membrane oxygenators as a gas exchanger. The optimization of hollow fiber arrangements in an artificial gill significantly enhances oxygen transfer from water to air. © 2005 Elsevier B.V. All rights reserved.

    DOI

  • Oxygen transfer performance of a membrane oxygenator composed of crossed and parallel hollow fibers

    K Nagase, F Kohori, K Sakai

    BIOCHEMICAL ENGINEERING JOURNAL   24 ( 2 ) 105 - 113  2005年06月

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    We have evaluated the mass transfer performance of four commercially available membrane oxygenators in which the blood path is external to and approximately perpendicular to the fiber bundle. Water flowed outside the hollow fibers as an oxygen carrier medium and substitution for blood, and nitrogen gas flowed inside the hollow fibers. The oxygen transfer rates in the membrane oxygenators were measured, and their mass transfer coefficients were obtained. When we analyzed the mass transfer performance using the theory of heat transfer across tube banks, the Sherwood numbers were obviously divided into two regions; one was the data for parallel hollow fibers, and the other was the data for crossed hollow fibers. This indicates that the mass transfer performance of the membrane oxygenator is attributable to the hollow fiber arrangement namely, parallel and crossed hollow fibers, in the same manner as that for heat transfer across tube banks (staggered and in-line bank). New mass transfer correlations have been developed for the membrane oxygenators composed of parallel hollow fibers and crossed hollow fibers. These mass transfer correlations may be used as a guide for the design of a new and efficient membrane oxygenator. (c) 2005 Elsevier B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • The photoresponse of a molybdenum porphyrin makes an artificial gill feasible

    K Nagase, U Hasegawa, F Kohori, K Sakai, H Nishide

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   249 ( 1-2 ) 235 - 243  2005年03月

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    An artificial gill has been developed that transfers oxygen from water to air, using oxo-molybdenum(IV)5,10,15,20-tetramesitylporphyrin ((MoO)-O-IV(tmp)) dissolved in o-xylene as an oxygen carrier solution and the energy of visible light. The oxygen partial pressure in the oxygen carrier solution is changed by photo-irradiation to enhance both the oxygen uptake from water and the oxygen release to air. The ratio of the oxygen mass transfer coefficient of the oxygen carrier solution to that of water is 0.746 for oxygen uptake and 0.654 for oxygen release. In designing a large-scale artificial gill for supplying oxygen to a closed space underwater such as submerged vessel, the required membrane surface area, the seawater flow rate and the reservoir tank volume were 123 m(2), 0.00533 m(3) s(-1), and 5.06 m(3), respectively. These values increased as the oxygen partial pressure of seawater decreased. However, the high partial pressure of oxygen required for human respiration (20.0 kPa) can be provided in a closed space even from seawater with an oxygen partial pressure as low as 10.0 kPa. This newly developed artificial gill may be useful for deep sea activities, such as underwater exploration, marine research and underwater habitation. (C) 2004 Elsevier B.V. All rights reserved.

    DOI

  • 人の命を助ける人工膜

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   69 ( 3 ) 136 - 139  2005年

  • 医療用膜の現状と将来展望

    酒井清孝

    膜 / 日本膜学会   30 ( 4 ) 185 - 191  2005年

    DOI CiNii

  • 透析器の透析液流動状態評価ー新しいAPS透析器と従来型透析器の比較ー

    山本健一郎, 樋渡道士, 小堀深, 酒井清孝, 福田誠, 日吉辰夫

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'05 / 東京医学社   59   112 - 114  2005年

  • 透析膜にトラップされたエンドトキシンの活性評価

    松田雅人, 山本健一郎, 小堀深, 酒井清孝, 宮坂武寛, 望月精一, 明田川純, 田中重則

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'05 / 東京医学社   59   61 - 63  2005年

  • ビタミンE固定化透析膜のスーパーオキシドO2-消去能

    山本健一郎, 小林憲由, 小堀深, 酒井清孝, 遠藤恒介, 松本優, 日吉辰夫

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'05 / 東京医学社   59   234 - 236  2005年

  • メディカルナノテクノロジーによる新しい透析膜の開発

    松田雅人, 山本健一郎, 薬師寺大二, 酒井清孝

    医工学治療 / 特定非営利活動法人日本医工学治療学会   17 ( 4 ) 175 - 180  2005年

  • Improvement of hydrogen peroxide sensitivity by an electrochemiluminescent method with luminol using polyion adsorption onto the electrode

    Y Yoshimi, M Kamada, Y Ohkawara, K Hattori, K Sakai

    ELECTROCHEMISTRY   72 ( 11 ) 747 - 750  2004年11月

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    Chemiluminescence (CL) of luminol with hydrogen peroxide is useful for the highly sensitive determination of biochemicals by conjugation with oxidase. However, the method has stability problems because reactant-mixing conditions influence the results. However, electrochemiluminescence (ECL) of luminol can be performed on well-mixed solutions of luminol and hydrogen peroxide. ECL has not yet been applied to the quantitative analysis of biochemicals due to low quantum yields at physiological pH. In this work, we evaluated the effect of modifying the electrode with cationic polymer on the ECL intensity of luminol. Transparent indium-tin oxide (ITO) electrode was treated with 1 wt% aqueous solution of polyethyleneimine (MW : 70,000) buffered by 0.1 M borate at pH 8.0. ECL intensity at the ITO electrode was measured in a mixed solution of 1.0 mM luminol and 10-30 muM hydrogen peroxide buffered by phosphate or Tris-HCI (pH 7.4). The electrode potential was applied in alternate pulses of 0.00 V versus Ag/AgCl for 3 s and 1.00 V for 3 s. The sensitivity of ECL to hydrogen peroxide concentration at the treated ITO increased remarkably. Results indicate that the cationic polymer adsorbed on the electrode enhances ECL by increasing pH in the vicinity of the electrode surface. However, the cationic polymer also enhanced inhibition of ECL by ascorbic acid, an anionic reducing reagent.

  • Incorporation of new carboxylate functionalized co-monomers to temperature-responsive polymer-grafted cell culture surfaces

    M Ebara, M Yamoto, S Nagai, T Aoyagi, A Kikuchi, K Sakai, T Okano

    SURFACE SCIENCE   570 ( 1-2 ) 134 - 141  2004年10月

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    Several cultured cell types are easily detached from poly(N-isopropylacrylamide) (PIPAAm)-grafted surfaces only by reducing culture temperature without traditional proteolytic treatments that might damage certain cell functions. We have exploited these novel surfaces for tissue engineering applications where harvested intact cell sheets are useful for fabricating tissue-like constructs. We now extend the polymer chemistry of such grafted surfaces with new charged co-monomers. Functional carboxylate groups are incorporated into temperature-responsive surfaces with newly designed analogous carboxylate co-monomers, 2-carboxyisopropylacrylamide (CIPAAm) and 3-carboxy-n-propylacrylamide (CNPAAm), which have a small structural difference in the placement of the carboxylate group (iso or normal to the monomer propyl group). P(IPAAm-co-CIPAAm) demonstrates a similar phase transition behavior to that of pure PIPAAm, and the ionic dissociation of carboxyl groups is suppressed (elevated pK'a) even under physiological conditions. By contrast, P(IPAAm-co-CNPAAm) exhibits a higher charge density (lower pK'a), higher hydration, and reduced temperature-sensitivity under identical conditions. Introduction of 5 mol% CNPAAm into PIPAAm grafted surfaces produces no cell attachment under typical cell culture conditions, while identical introductions of CIPAAm into grafted copolymers functions well for cell attachment. Cultured cell spreading efficiency was essentially similar on PIPAAm-grafted surfaces as on copolymer-grafted surfaces with I mol% introduction of either carboxylate co-monomer. Accelerated cell detachment upon reducing culture temperature was observed for the 1 mol% these copolymer-grafted surfaces since polymer hydration and swelling kinetics are enhanced by the increased ionizable moiety in these grafted surfaces. (C) 2004 Elsevier B.V. All rights reserved.

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  • Immobilization of cell-adhesive peptides to temperature-responsive surfaces facilitates both serum-free cell adhesion and noninvasive cell harvest

    M Ebara, M Yamato, T Aoyagi, A Kikuchi, K Sakai, T Okano

    TISSUE ENGINEERING   10 ( 7-8 ) 1125 - 1135  2004年07月

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    We have developed temperature-responsive cell culture surfaces to harvest intact cell sheets for tissue-engineering applications. Both cost and safety issues (e.g., prions, bovine spongiform encephalopathy) are compelling reasons to avoid use of animal-derived materials, including serum, in such culture. In the present study, synthetic cell-adhesive peptides are immobilized onto temperature-responsive polymer-grafted surfaces, and cell adhesion and detachment under serum-free conditions were examined. The temperature-responsive polymer poly(N-isopropylacrylamide) (PI-PAAm) was functionalized by copolymerization with a reactive comonomer having both a carboxyl group and an isopropylacrylamide group. These copolymers were covalently grafted onto tissue culture-grade polystyrene dishes. Synthetic cell-adhesive peptides were then immobilized onto these surfaces via carboxyl groups. Bovine aortic endothelial cells both adhered and spread on these surfaces even under serum-free conditions at 37degreesC, similar to those in 10% serum-supplemented culture. Spread cells promptly detached from the surfaces on lowering culture temperatures below the lower critical solution temperature of the polymer, 32degreesC. These surfaces would be useful for serum-free culture for tissue-engineering applications.

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  • Effect of electrostatic interactions on gate effect in molecularly imprinted polymers

    K Hattori, Y Yoshimi, T Ito, K Hirano, F Kohori, K Sakai

    ELECTROCHEMISTRY   72 ( 7 ) 508 - 510  2004年07月

     概要を見る

    The mechanism of the change in diffusive permeability of nanometer-ordered thin layers of molecularly imprinted polymer (MIP) in the presence of its template is examined and discussed based on electrostatic interactions. In this work, the theophylline-imprinted copolymer of ethyleneglycol dimethacrylate and methacrylic acid (Theo-MIP) is grafted onto indium-tin oxide (ITO) as an electrode for cyclic voltammetry of ferrocyanide with the grafted ITO, and the permeability of the Theo-MIP is estimated from the faradic current. The permeability is found to decrease with increasing pH, and the change in permeability due to the presence of the template is found to decrease with increasing concentration of the supporting electrolyte. These results indicate that the layer of grafted copolymer swells due to electric repulsion between carboxyl groups, representing a major factor in the gate effect of the Theo-MIP. If the grafted layer is considered to be porous, the porosity of Theo-MIP should increase as the polymer shrinks, and decrease as it swells. The increase in the permeability of the MIP in the presence of the template is therefore due to the increase in porosity due to shrinking.

  • Estimation of protein adsorption on dialysis membrane by means of TOF-SIMS imaging

    S Aoyagi, M Hayama, U Hasegawa, K Sakai, M Tozu, T Hoshi, M Kudo

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   236 ( 1 ) 91 - 99  2004年06月

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    Protein adsorption on dialysis membrane was studied by time-of-flight secondary ion mass spectrometry (TOF-SIMS), which is expected to be capable of chemical imaging of insulated samples, such as hollow-fiber dialysis membranes. Three commercially available hollow-fiber dialysis membranes having different pore sizes and structures, were tested in the present study. Bovine serum albumin (BSA) solutions were used to adsorb the protein on the samples. TOF-SIMS images and spectra of native membranes and membranes treated with BSA were compared in order to identify secondary ions related to BSA and membranes. Mutual information, one of applications of information theory, was employed to select fragment ions related to BSA. TOF-SIMS images show distribution of adsorbed BSA on the dialysis membranes and indicate that BSA permeability and interaction between the membranes and BSA definitely depend on pore size, structure and material. (C) 2004 Elsevier B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • TOF-SIMS imaging of protein adsorption on dialysis membrane

    S Aoyagi, M Hayama, U Hasegawa, K Sakai, T Hoshi, M Kudo

    APPLIED SURFACE SCIENCE   231   411 - 415  2004年06月

     概要を見る

    Time-of-flight secondary ion mass spectrometry (TOF-SIMS) is capable of chemical imaging of proteins on insulated samples such as hollow-fiber dialysis membranes. Albumin loss and a lowering of diffusive permeability caused by protein adsorption on dialysis membranes should be reduced in order to enhance dialysis adequacy of the patients. Bovine serum albumin (BSA)adsorbed hollow-fiber dialysis membranes were tested in the present study. TOF-SIMS images and spectra of both native membranes and BSA-adsorbed membranes were compared in order to identify secondary ions related to BSA and membranes. Peaks of secondary ions related to BSA and each membrane were selected by means of information theory, and they are characterized by principal component analysis (PCA). Chemical images of BSA adsorption on both native and treated membranes were obtained to find that BSA permeability and interaction between the membranes and BSA definitely depend on the properties of a membrane. TOF-SIMS imaging obtained with information theory is a powerful tool to estimate protein adsorption on the dialysis membranes. (C) 2004 Elsevier B.V. All rights reserved.

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  • How polysulfone dialysis membranes containing polyvinylpyrrolidone achieve excellent biocompatibility?

    M Hayama, K Yamamoto, F Kohori, K Sakai

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   234 ( 1-2 ) 41 - 49  2004年05月

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    Polysulfone (PS) dialysis membranes hydrophilized by blending poly vinylpyrrolidone (PVP) are well known to have excellent biocompatibility in clinical use. The objective of the present study is thus to clarify how PVP improves biocompatibility of PS membranes and furthermore to develop a patient-friendly PS dialysis membrane with higher biocompatibility. Biocompatibility based on both lactate dehydrogenase (LDH) activity and amount of protein adsorption was greatly different among four commercially available PS hollow-fiber dialysis membranes. PVP present on the inner surface of the hollow fiber was quantitatively determined by X-ray photoelectron spectroscopy (XPS), demonstrating the amount of PVP to be varying for each membrane. Structure parameters such as surface roughness, three-dimensional surface area and polymer particle diameter, indications of the physicochemical properties of the membranes, were measured on the observed inner surface images in both wet and dry conditions by atomic force microscopy (AFM) to account for dependence of biocompatibility on these structure parameters. The higher regularity polymer particle structure has in the wet condition, the lower wet/dry ratio surface roughness has and the larger wet/dry ratio polymer particle diameter has, that is, the more greatly the polymer particles swell by wetting, the higher biocompatibility is achieved by "cushion effect". (C) 2004 Elsevier B.V. All rights reserved.

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  • Gate effect of theophylline-imprinted polymers grafted to the cellulose by living radical polymerization

    K Hattori, M Hiwatari, C Iiyama, Y Yoshimi, F Kohori, K Sakai, SA Piletsky

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   233 ( 1-2 ) 169 - 173  2004年04月

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    Morphology and solute diffusive permeability of thin layer of molecularly imprinted polymer (MIP) change in the presence of templates, which is termed as "gate effect". To optimize morphological changes induced by the gate effect, the flexibility, density, and the amount of specific binding sites for templates of the MIP-grafted layer must be tightly controlled during radical polymerization. Living radical polymerization with "iniferter" (initiator-transfer agent-terminator) is useful tool for controlling degree of polymerization by reaction time. In this work, photoactive iniferter (benzyl dietyldithiocarbamate) was immobilized on a cellulose membrane via a silane coupler. This treated membrane was grafted with theophylline-imprinted copolymer of methacrylic acid and ethylene glycol dimethacrylate by ultraviolet irradiation. The relationship between the amount of graft copolymer, the degree of the gate effect and the time of UV irradiation was studied. The amount of grafted copolymer increase by repeating polymerization cycle. In addition, the variation of the diffusive permeability by template clearly differs to that by analogue. Therefore, these MIP membranes can discriminate two alkaloids by difference of diffusive permeability. The variation by the template or the analogue and the selectivity of the permeability depended on irradiation time. Those results indicate that synthesized MIP has a "living nature" and the gate effect is feasible to control by irradiation time. Living radical polymerization is a promising method to build sophisticated architecture of MIP membranes possessing self-controllable permeability by gate effect. (C) 2004 Elsevier B.V. All rights reserved.

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  • Nanoscopic behavior of polyvinylpyrrolidone particles on polysulfone/polyvinylpyrrolidone film

    M Hayama, K Yamamoto, F Kohori, T Uesaka, Y Ueno, H Sugaya, Itagaki, I, K Sakai

    BIOMATERIALS   25 ( 6 ) 1019 - 1028  2004年03月

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    We revealed morphology and physicochemical behavior of a widely used powerful hydrophilizing agent, polyvinylpyrrolidone (PVP), present on polysulfone (PS)/PVP films by atomic force microscopy (AFM). This is the first time such clear PS/PVP phase-separated morphology was observed by nanoscopic technique. The film surfaces were observed by the identical observation mode, probe and scanning conditions to reveal the change of PVP morphology and behavior between dry and wet conditions. Morphology was related to biocompatibility by combining AFM data with results of surface element composition, contact angle, adhesion amount of rabbit platelet and relative amount of adsorbed fibrinogen. PVP nano-particles of one or several molecules were formed on the dry PS/PVP film surfaces. Amount of PVP present on the surfaces increased with the molecular weight of PVP. At a mixed amount of 1-5 wt%, PVP K90 formed crowded particles on the dry surface. When wet, they swelled, followed by their union to produce a smooth surface leading to improved biocompatibility. The highest biocompatibility with excellent mechanical strength is achieved by blending the highest molecular weight PVP K90 at 1-5 wt%. (C) 2003 Elsevier Ltd. All rights reserved.

    DOI PubMed CiNii

  • Temperature-responsive cell culture surfaces enable "on-off" affinity control between cell integrins and RGDS ligands

    M Ebara, M Yamato, T Aoyagi, A Kikuchi, K Sakai, T Okano

    BIOMACROMOLECULES   5 ( 2 ) 505 - 510  2004年03月

     概要を見る

    In this study, specific interactions between immobilized RGDS (Arg-Gly-Asp-Ser) cell adhesion peptides and cell integrin receptors located on cell membranes are controlled in vitro using stimuli-responsive polymer surface chemistry. Temperature-responsive poly(N-isopropylacrylamide-co-2-carboxyisopropylacrylamide) (P(IPAAm-co-CIPAAm)) copolymer grafted onto tissue culture grade polystyrene (TCPS) dishes permits RGDS immobilization. These surfaces facilitate the spreading of human umbilical vein endothelial cells (HUVECs) without serum depending on RGDS surface content at 37degreesC (above the lower critical solution temperature, LCST, of the copolymer). Moreover, cells spread on RGDS-immobilized surfaces at 37degreesC detach spontaneously by lowering culture temperature below the LCST as hydrated grafted copolymer chains dissociate immobilized RGDS from cell integrins. These cell lifting behaviors upon hydration are similar to results using soluble RGDS in culture as a competitive substitution for immobilized ligands. Binding of cell integrins to immobilized RGDS on cell culture substrates can be reversed spontaneously using mild environmental stimulation, such as temperature, without enzymatic or chemical treatment. These findings are important for control of specific interactions between proteins and cells, and subsequent "on-off" regulation of their function. Furthermore, the method allows serum-free cell culture and trypsin-free cell harvest, essentially removing mammalian-sourced components from the culture process.

    DOI PubMed CiNii

  • 応化教室近況 荏原充宏君(酒井・小堀研究室 博士後期課程3年)化学工学会第36回秋季大会 ”バイオ部会優秀ポスター賞”受賞

    小堀深

    早稲田応用化学会報 / 早稲田大学   ( 70 ) 34  2004年

  • 人工臓器開発への挑戦

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   68 ( 1 ) 13 - 15  2004年

  • 温度による細胞ー基材間のナノ構造制御

    荏原充宏

    Newsletter Division of Biochemical Engineering / 化学工学会バイオ部会   ( 10 ) 13  2004年

  • 巻頭言 バイオメディカルのこれまでとこれから!

    酒井清孝

    Newsletter Division of Biochemical Engineering / 化学工学会バイオ部会   ( 10 )  2004年

  • 生体適合性発見のメカニズム--PS膜ダイアライザを例として--

    葉山順代, 酒井清孝, 福田誠, 日吉辰夫

    臨床透析 / 日本メディカルセンター   20 ( 5 ) 517 - 520  2004年

  • シミュレーションによる高性能人工肺の検討指針

    小堀深, 井戸田直和, 稲生雄一郎, 酒井清孝

    膜型肺 / 膜型人工肺研究会   27   31 - 36  2004年

  • 膜透過の基礎

    葉山順代, 酒井清孝

    日本臨牀 ー血液浄化療法(上)基礎理論ー / 日本臨床会   62 ( Suppl 5 ) 13 - 17  2004年

  • 「人工えら」試作 水中の酸素供給装置に

    記者

    日本経済新聞 / 日本経済新聞社     2004年7月23日  2004年

  • 早大生初の受賞~文部科学大臣賞を受賞して~

    荏原充宏

    塔 / 早稲田大学理工学部   79   13  2004年

  • 明和電気のマイ・リトルラボー「魚のえらに追いつけ追い越せ、人工肺」

    記者(木内昇

    大人の科学 / 学習研究社   14   86 - 87  2004年

  • 酸素ボンベ代わりに「人工えら」

    記者

    週刊新潮 / 新潮社   2004/8/5   39  2004年

  • ルポタージュ 大学の先端研究「魚のエラを手本に水から酸素を取り出す人工エラを開発 海底で生活し、水中で魚のように泳ぐという夢に迫る」

    記者

    蛍雪時代 / 旺文社   74 ( 17 ) 120 - 123  2004年

  • ホッカホカ科学 第6回「人工臓器」

    記者

    ロゼッタストーン / ロゼッタストーン   19   94 - 95  2004年

  • 研究室訪問 「人工えらで描く水中居住の夢」

    記者

    Science & Technolosy Journal / 科学技術広報財団   11   46 - 47  2004年

  • Optimum dialysis membrane for endotoxin blocking

    M Hayama, T Miyasaka, S Mochizuki, H Asahara, K Yamamoto, F Kohori, K Tsujioka, K Sakai

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   219 ( 1-2 ) 15 - 25  2003年07月

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    We have reported a novel method of visualizing endotoxin (Et) distribution inside an Et-blocking filtration membrane using both fluorescence-labeled Et and a confocal laser scanning fluorescence microscope (CLSFM) in our previous paper [J. Membr. Sci. 210 (2002) 45]. The objective of the present study is to clarify Et-blocking mechanism of dialysis membranes. Six kinds of dialysis membranes with varying materials (hydrophilic and hydrophobic) and varying structures (pore diameter, skin layer location and thickness, and water content) were evaluated by CLSFM together with other techniques such as atomic force microscopy (AFM). Physicochemical property of a membrane material affects Et-adsorbing efficiency, and further membrane structure affects Et-plugging efficiency. Rejected Et distribution in the membranes with varying materials and structures is successfully visualized using fluorescence-labeled Et by CLSFM. Et adsorption on the membranes occurs first, followed by the narrowing of their pores, and afterward pore plugging is continued. Adsorption plays a vital role in Et-blocking. Double skin layer structure is valid for preventing of Et contamination than only inner skin layer structure because the double skin layer structure blocks Et more farther from blood-side surfaces than the only inner skin layer structure. (C) 2003 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • Cross-linked thermoresponsive anionic polymer-grafted surfaces to separate bioactive basic peptides

    J Kobayashi, A Kikuchi, K Sakai, T Okano

    ANALYTICAL CHEMISTRY   75 ( 13 ) 3244 - 3249  2003年07月

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    Cross-linked, thermoresponsive poly(N-isopropylactylamide-co-acrylic acid-co-N-tert-butylacrylamide) [poly(IPAAm-co-AAc-co-tBAAm)] thin hydrogel layers on silica beads were used as new column matrix modifiers for LC separation of basic bioactive peptides, angiotensin subtypes I, II, and III. Terpolymer poly(IPAAm-co-AAc-co-tBAAm) showed both phase transition and apparent carboxylate pK(a) shifts in water, depending on temperature. Polymer-grafted silica bead surfaces exhibited simultaneous thermally modulated changes in hydrophilic/hydrophobic properties and charge densities. More effective separation of angiotensin peptide subtypes was achieved on columns of these terpolymer thin hydrogel grafted surfaces, as compared to an uncharged control binary copolymer of IPAAm and tBAAm. Although hydrophobic interactions effect separation of angiotensin subtypes, combined electrostatic and hydrophobic interaction resulted in more pronounced retention. At temperature below the terpolymer phase transition, hydrophobic interactions predominated, and minimal changes in electrostatic interactions were supported by little shift in the apparent AAc carboxylate pK(a) values. Above the phase transition temperature, electrostatic interactions were dramatically reduced as a result of the decreased charge densities of the polymer grafted surfaces. Therefore, peptide retention times were also reduced, exhibiting a maximum at near 30-35 degreesC. Interestingly, column retention behavior of angiotensins is dramatically modulated by applied step temperature gradients. Thermoresponsive surface property alteration is a very rapid, reversible phenomenon, allowing step temperature gradients on thermoresponsive columns to enable the analogous performance advantages as gradient elution in reversed-phase HPLC. More importantly, injected peptides were recovered completely from the columns from calculation of peak area. In conclusion, these anionic thermoresponsive polymer-modified surfaces are good candidates for improved separation of bioactive peptides under exclusively aqueous conditions.

    DOI CiNii

  • Reagentless and regenerable immunosensor for monitoring of immunoglobulin G based on non-separation immunoassay

    S Aoyagi, R Imai, K Sakai, M Kudo

    BIOSENSORS & BIOELECTRONICS   18 ( 5-6 ) 791 - 795  2003年05月

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    Based on the enhancement of fluorescein isothiocyanate (FITC) fluorescence caused by reactions between proteins, we developed a reagentless, regenerable and rapid immunosensing system to determine immunoglobulin G (IgG). Fluorescence intensity of the immobilized FITC depends on IgG concentration, ranging from 10 to 50 mug/ml, specifically, even with co-existing proteins. The response time is 30 min during steady-state measurement and is less than a minute during transient measurement. When the FITC-labeled protein A binds to IgG, the surrounding atmosphere of FITC becomes hydrophobic. Since the fluorescence intensity of fluorescent substances generally increases at a hydrophobic environment, FITC fluorescence intensity increases with the concentration of protein A bonding to IgG. This system is regenerable because the fluorescence enhancement repeatedly occurs every time the immobilized fluorescent reagent is immersed in sample solutions. (C) 2003 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

    DOI PubMed CiNii

  • Development of a compact artificial gill using concentrated hemoglobin solution as the oxygen carrier

    K Nagase, F Kohori, K Sakai

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   215 ( 1-2 ) 281 - 292  2003年04月

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    An artificial gill was developed using a concentrated hemoglobin solution containing inositol hexaphosphate (IHP), as the oxygen carrier solution, with the oxygen affinity controlled by temperature. Oxygen dissolved in sea water is first taken up from water to the oxygen carrier solution at 293 K. The oxygen carrier solution is then heated and the oxygen is released from the oxygen carrier solution to expired air at 310 K. The enhancement factors of the oxygen carrier solution that indicate its performance were obtained from the oxygen uptake rate and oxygen release rate. The values were approximately 3 at oxygen uptake and 16 at oxygen release. The scale-up for a human being at rest was estimated using these values, and the optimal operating condition was determined. The required membrane surface area for a human being is 63.8 m(2). The oxygen partial pressure of inspiration is 20.7 kPa, adequate for the respiration. These indicate the feasibility of a compact and portable artificial gill device. (C) 2003 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • Copolymerization of 2-carboxyisopropylacrylamide with N-isopropylacrylamide accelerates cell detachment from grafted surfaces by reducing temperature

    M Ebara, M Yamato, M Hirose, T Aoyagi, A Kikuchi, K Sakai, T Okano

    BIOMACROMOLECULES   4 ( 2 ) 344 - 349  2003年03月

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    Acrylic acid (AAc) has been utilized to introduce reactive carboxyl groups to a temperature-responsive polymer, poly(N-isopropylacrylamide) (PIPAAm). However, AAc introduction shifts the copolymer phase transition temperatures higher and dampens the steep homopolymer phase transition with increasing AAc content. We previously synthesized 2-carboxyisopropylacrylamide (CIPAAm) having both a similar side chain structure to IPAAm and a functional carboxylate group in order to overcome these shortcomings. In the present study, these copolymers, grafted onto cell culture plastic, were assessed for cell adhesion control using their phase transition. AAc introduction to PIPAAm-grafted surfaces resulted in excessive surface hydration and hindered cell spreading in culture at 37 degreesC. In contrast, CIPAAm-containing copolymer-grafted surfaces exhibited relatively weak hydrophobicity similar to both homopolymer PIPAAm-grafted surfaces as well as commercial ungrafted tissue culture polystyrene dish surfaces. Cells adhered and spread well on these surfaces at 37 degreesC in culture. As observed previously on PIPAAm-grafted surfaces, cells were spontaneously detached from the copolymer-grafted surfaces by reducing culture temperature. Cell detachment was accelerated on the CIPAAm copolymer-grafted surfaces compared to pure IPAAm surfaces, suggesting that hydrophilic carboxyl group microenvironment in the monomer and polymer is important to accelerate grafted surface hydration below the lower critical solution temperature, detaching cells.

    DOI PubMed CiNii

  • 各部門の入賞者決まる

    記者

    夕刊フジ(2003年6月24日) / 夕刊フジ    2003年

  • 「HOW」「WHY」で”知源”を磨けーー先端技術大賞授賞式ーー(1面)・独創的技術で世界に羽ばたく若き研究者たち(10,11面)

    記者

    日本工業新聞(2003年7月11日) / 日本工業新聞社    2003年

  • 第17回先端技術大賞 きょう授賞式(1面)・文部科学大臣賞荏原充宏さん(2面)・指導教官から一言(2面)・体外での組織再生のための新規培養皿の設計(8面)

    記者

    日本工業新聞(2003年7月10日) / 日本工業新聞社    2003年

  • 独創性を招く先端技術大賞 入賞者決まる

    記者

    日本工業新聞(2003年6月24日) / 日本工業新聞社    2003年

  • 体外での組織再生のための新規培養皿の設計~患者本人の細胞を用いた21世紀型医療をめざして~

    荏原充宏

    第17回独創性を招く先端技術大賞 / 日本工業新聞社     8 - 16  2003年

  • 文部科学大臣賞 体外での組織再生のための新規培養皿の設計~患者本人の細胞を用いた21世紀型医療をめざして~

    荏原充宏

    第17回独創性を招く先端技術大賞 / 日本工業新聞社    2003年

  • 応化教室近況

    小堀深

    早稲田応用化学会報 / 早稲田大学   ( 69 ) 17 - 18  2003年

  • 細胞シート工学のためのインテリジェント培養皿の開発

    荏原充宏, 大和雅之, 菊池明彦, 酒井清孝, 岡野光夫

    生物工学会誌 / 生物工学会誌   81 ( 11 ) 478 - 480  2003年

  • 血液透析に関連した病態におけるNO・酸化ストレスの関連因子の計測・評価

    望月精一, 宮坂武寛, 後藤真已, 小笠原康夫, 麻原仁子, 辻岡克彦, 小野淳一, 柏原直樹, 赤阪隆史, 吉田清, 酒井清孝

    腎臓 / 日本腎臓財団   26 ( 2 ) 172 - 176  2003年

  • 文部大臣賞に荏原充宏さん

    記者

    産経新聞(2003年6月24日) / 産経新聞社    2003年

  • 学生会員の声 ナノの世界から考えること

    葉山順代

    化学工学 / 化学工学会   67 ( 12 ) 300  2003年

  • 各部門の入賞者決まる

    記者

    サンスポ(2003年6月24日) / サンスポ    2003年

  • 連続的エンドトキシンモニタリングシステムー透析液の清浄化を保つー

    宮坂武寛, 酒井清孝

    クリニカルエンジニアリング / 秀潤社   15 ( 1 ) 36 - 41  2003年

  • アルブミンセンサの可能性

    遠藤恒介, 酒井清孝

    クリニカルエンジニアリング / 秀潤社   15 ( 1 ) 45 - 47  2003年

  • 特集 医療用センサー

    特集編輯, 酒井清孝, 末松誠

    MSD Medical Science Digest / ニュー・サイエンス社   29 ( 14 ) 548 - 574  2003年

  • スーパーオキシドセンサー

    遠藤恒介, 宮坂武寛, 望月精一, 小堀深, 辻岡克彦, 酒井清孝

    MSD Medical Science Digest / ニュー・サイエンス社   29 ( 14 ) 558 - 561  2003年

  • 医療用センサーの現状と将来

    酒井清孝

    Medical Science Digest (MSD) / ニュー・サイエンス社   29 ( 14 ) 548 - 549  2003年

  • TOF-SIMS imaging of protein adsorption on dialysis membrane by mean of information entropy

    Aoyagi S, Kudo M, Hayama M, Hasegawa U, Sakai K, Tozu M, Hoshi T

    e-Journal of Surface Science and Nanotechnology / The Surface Science Society of Japan   1   67 - 71  2003年

  • Reagentless and regenerable immunosensor for monitoring of immunoglobulin g based on non-separation immunoassay

    Aoyagi S, Imai R, Sakai K, Kudo M

    Biosensors Bioelectronics / Elsevier Science B.V.   18 ( 5/6 ) 791 - 795  2003年

    DOI PubMed CiNii

  • Designing an artificial gill using oxygen carrier solution for effective supply of oxygen to underwater closed spaces

    Nagase K, Kohori F, Sakai K

    Journal of Research in Science and Engineering /   1 ( 1 ) 31 - 36  2003年

  • TOF-SIMS imaging of protein adsorption on dialysis membrane by mean of information entropy

    Aoyagi S, Kudo M, Hayama M, Hasegawa U, Sakai K, Tozu M, Hoshi T

    e-Journal of Surface Science and Nanotechnology / The Surface Science Society of Japan   1   67 - 71  2003年

  • Designing an artificial gill using oxygen carrier solution for effective supply of oxygen to underwater closed spaces

    Nagase K, Kohori F, Sakai K

    Journal of Research in Science and Engineering /   1 ( 1 ) 31 - 36  2003年

  • Visualization of distribution of endotoxin trapped in an endotoxin-blocking filtration membrane

    M Hayama, T Miyasaka, S Mochizuki, H Asahara, K Tsujioka, F Kohori, K Sakai, Y Jinbo, M Yoshida

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   210 ( 1 ) 45 - 53  2002年12月

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    Since the finding Of beta(2)-microglobulin as a causal substance in the carpal tunnel syndrome of chronic hemodialysis patients, removal Of beta(2)-microglobulin has been performed using highly permeable dialysis membranes with larger pores. Such large-pore membranes tend to allow endotoxins (Et), harmful substances contained in dialysate, to enter blood. At present, as a countermeasure, Et-blocking filtration membranes are used to remove Et from dialysate. However, Et removal mechanism by these membranes has not been clarified yet. The objective of this study is thus to visualize distribution of fluorescence-labeled Et trapped inside the polyester-polymer alloy (PEPA) membrane, a widely used Et-blocking filtration membrane using a confocal laser scanning fluorescence microscope (CLSFM). Et were observed mainly in the outer skin layer of the hollow fiber, while some in the void and inner skin layers. No Et were present inside the hollow fiber. In conclusion, we succeeded in visualization of Et distribution inside the Et-blocking filtration membrane using CLSFM. This novel visualization technique may allow evaluation of distribution of Et trapped inside various kinds of Et-blocking filtration membranes. (C) 2002 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • Aqueous chromatography utilizing hydrophobicity-modified anionic temperature-responsive hydrogel for stationary phases

    J Kobayashi, A Kikuchi, K Sakai, T Okano

    JOURNAL OF CHROMATOGRAPHY A   958 ( 1-2 ) 109 - 119  2002年06月

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    A new pH-/temperature-responsive poly(N-isopropylacr-ylarnide-co-acrylicacid-co-N-tert-butylacrylamide) (poly(IPAAmco-AAc-co-tBAAm)) hydrogel grafted on silica beads was evaluated as colunm matrix for a cation-exchange thermoresponsive chromatography. The stationary phase showed simultaneous changes in temperature-responsive surface charge density and hydrophobicity by incorporation of anionic AAc and hydrophobic tBAAm into IPAAm sequences, Thermoresponsive polymer property alterations were confirmed by temperature-responsive phase transition and shift in apparent pK(a) values. Catecholamine derivatives were retained on poly (IPAAm-co-AAc-co-tBAAm)-modified column at pH 7.0. Analyte retention was primarily due to the electrostatic interaction. It was noted that the temperature-induced phase transition of poly(IPAAmco-AAc-co-tBAAm) hydrogel layer on the stationary phases was evidenced by the apparent inflection point in van't Hoff plots around 36 degreesC. This suggests that solute interactions should be changed below and above the stationary phase transition temperature, reducing electrostatic interaction above the transition temperature, (C) 2002 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • AFM observation of small surface pores of hollow-fiber dialysis membrane using highly sharpened probe

    M Hayama, F Kohori, K Sakai

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   197 ( 1-2 ) 243 - 249  2002年03月

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    Determining pore size distribution is important for characterization of a dialysis membrane. However, conventional microscopic techniques cannot present a sufficient image for determining pore size distribution. In the present study, tapping mode atomic force microscopy (TMAFM) has been shown to be a powerful tool for observing and evaluating the small surface pores of a hollow-fiber dialysis membrane. Sample fixing technique described below and a highly sharpened probe have made it possible to observe small pores on a soft and undulant surface of a dialysis membrane. This is the first time that clear TMAFM images of surface pores of a hollow-fiber dialysis membrane at such high resolution have been presented. Pore diameter was determined by image analysis. Average pore diameter of APS-150 (Asahi-kasei, Japan) determined by TMAFM was compared with those by field emission scanning electron microscopy (FESEM) and by the Hagen-Poiseuille equation. The average pore diameter of APS-150 determined by TMAFM was slightly higher than that by FESEM. The average pore diameter determined by the Hagen-Poiseuille equation was intermediate between values for that of inside and outside surfaces determined by TMAFM. (C) 2002 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • Development of a superoxide sensor by immobilization of superoxide dismutase

    K Endo, T Miyasaka, S Mochizuki, S Aoyagi, N Himi, H Asahara, K Tsujioka, K Sakai

    SENSORS AND ACTUATORS B-CHEMICAL   83 ( 1-3 ) 30 - 34  2002年03月

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    Superoxide (O-2(-), one of the reactive oxygen species (ROS)) produced in vivo plays various pathphysiological and physiological roles, and thus it is of great importance and value to evaluate quantitatively dynamic changes in superoxide concentration. We thus aimed at developing a superoxide dismutase (SOD)-immobilized sensor. Using a batch cell, the amount of superoxide produced via oxidation of hypoxanthine by xanthine oxidase (XOD) was quantitatively determined based on the measured electrical current. The peak current increased linearly with hypoxanthine concentration (0-100 muM, r(2) = 0.99). Using a flow cell, the concentration of superoxide produced from the isolated heart of an endotoxin-administered rat was successfully measured. Overall, the new superoxide sensor demonstrated satisfying performance and reproducibility for the tissue-derived superoxide. (C) 2002 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

    DOI

  • 膜を用いた血液濾過

    酒井清孝

    日本アフェレーシス学会雑誌 / 日本アフェレーシス学会   21 ( 1 ) 1 - 3  2002年

  • Process design for efficient and controlled drug incorporation into polymeric micelle carrier system

    Kohori F, Yokoyama M, Sakai K, Okano T

    Journal of Controlled Release / Elsevier Science B.V.   78 ( 1/3 ) 155 - 163  2002年

    DOI PubMed CiNii

  • Electrochemiluminescent measurement of human serum albumin concentration in dialysate

    Miyasaka T, Endo K, Sakai K

    Journal of Artificial Organs / Springer   5 ( 1 ) 18 - 23  2002年

    DOI CiNii

  • Optimum control of oxygen affinity of hemoglobin as an oxygen carrier solution for an artificial gill

    Nagase K, Matsuda N, Sakai K

    Journal of Artificial Organs / Springer   5 ( 1 ) 44 - 49  2002年

    DOI

  • A new reagentless immunosensor for measuring IgG concentration in human plasma based on fluorescence-enhancement immunoassay

    Aoyagi S, Miyasaka T, Yoshimi Y, Sakai K

    Journal of Artificial Organs / Springer   5 ( 1 ) 60 - 63  2002年

    DOI

  • GAP TO THE FUTURE 第5回海底都市編 ~人工えら

    記者

    週刊アスキー / アスキー   2002-9 ( 24 ) 33  2002年

  • 抗原・抗体モニタリング装置の開発

    小川武人, 青柳里果, 小堀深, 酒井清孝

    医工学治療 / 医工学治療研究会   14 ( 3 ) 169 - 171  2002年

  • 生体計測用スーパーオキサイドセンサ

    宮坂武寛, 遠藤恒介, 望月精一, 氷見直之, 小堀深, 麻原仁子, 辻岡克彦, 酒井清孝

    医工学治療 / 医工学治療研究会   14 ( 3 ) 158 - 161  2002年

  • 手術に即したシミュレートが可能な吸入麻酔コンピュータプログラムの開発

    小堀深, 酒井清孝, 宇野宏志, 成沢朋広, 中村洋平, 井上政昭

    医科器械学 / 日本医科器械学会   72 ( 10 ) 505 - 506  2002年

  • 血液透析による生体腎機能の代行とその限界

    酒井清孝

    クリニカルエンジニアリング / 秀潤社   13 ( 4 ) 273 - 280  2002年

  • Carbonylation of oxyhemoglobin solution (HbO2 → HbCO) using a membrane oxygenator

    Fukutomi I, Sakai H, Takeoka S, Tsuchida E, Sakai K

    Journal of Artificial Organs / Springer   5 ( 2 ) 102 - 107  2002年

    DOI

  • Development of a contamination free 6 valve injector inline monitoring system for endotoxin measurement in dialysate

    Miyasaka T, Matsuda Y, Sakai K, Mochizuki S, Tanaka S

    ASAIO Journal / Lippincott Williams & Wilkins   48 ( 4 ) 389 - 393  2002年

    DOI PubMed CiNii

  • Process design for efficient and controlled drug incorporation into polymeric micelle carrier system

    Kohori F, Yokoyama M, Sakai K, Okano T

    Journal of Controlled Release / Elsevier Science B.V.   78 ( 1/3 ) 155 - 163  2002年

    DOI PubMed CiNii

  • Electrochemiluminescent measurement of human serum albumin concentration in dialysate

    MIYASAKA Takehiro, ENDO Kosuke, SAKAI Kiyotaka

    Journal of artificial organs : the official journal of the Japanese Society for Artificial Organs   5 ( 1 ) 18 - 23  2002年

    DOI CiNii

  • Optimum control of oxygen affinity of hemoglobin as an oxygen carrier solution for an artificial gill

    Nagase K, Matsuda N, Sakai K

    Journal of Artificial Organs / Springer   5 ( 1 ) 44 - 49  2002年

    DOI

  • A new reagentless immunosensor for measuring IgG concentration in human plasma based on fluorescence-enhancement immunoassay

    Aoyagi S, Miyasaka T, Yoshimi Y, Sakai K

    Journal of Artificial Organs / Springer   5 ( 1 ) 60 - 63  2002年

    DOI

  • Technical evaluation of dialysate flow in a hollow-fiber dialyzer

    Kei Ishiwata, Kenichiro Yamamoto, Fukashi Kohori, Kiyotaka Sakai, Makoto Fukuda, Tatsuo Hiyoshi

    Journal of Artificial Organs   5 ( 4 ) 251 - 256  2002年

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    In a hollow-fiber dialyzer, uremic toxins are removed by diffusion and convection, which are influenced by the dialysate flow patterns in the dialyzer. Recently available high-performance dialyzers have complicated dialysate flow patterns, because both positive filtration and negative filtration occur. The objective of the present study was to evaluate dialysate flow in high-performance dialyzers experimentally. Glass-coated 0.1 mmφ platinum electrodes were used for the electrode counter and the working electrode. A counter electrode was placed at the inlet of the dialyzer, and working electrodes were placed at 20 different positions. A voltage of 0.5V was applied between the counter and the working electrodes with a potentiostat, and after the dialyzer was filled with water purified by reverse osmosis, 0.9% NaCl solution was caused to flow. The time at which the 0.9% NaCl solution reached each working electrode from the counter electrode was then measured at a dialysate-side flow rate of 300ml/min and blood-side flow rates of 0 and 200 ml/min. It was found that in dialyzers with high permeability to pure water, dialysate flow was affected by both positive and negative filtration. A comparison was then made between the experimental results and the results of simulation by the finite element method
    at positions at which positive and negative filtration occurred, good agreement was obtained. This method makes possible the experimental evaluation of dialysate flow in a high-performance dialyzer in which positive and negative filtration occur.

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  • Carbonylation of oxyhemoglobin solution (HbO2 → HbCO) using a membrane oxygenator

    I. Fukutomi, H. Sakai, S. Takeoka, E. Tsuchida, K. Sakai

    Journal of Artificial Organs   5 ( 2 ) 102 - 107  2002年

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    In the purification process of hemoglobin (Hb) from red blood cells, we stabilized Hb as carbonylhemoglobin (HbCO) against pasteurization at 60°C. In this study, the process of carbonylation (HBO2 → HbCO) was tested with a membrane oxygenator (CX-II08
    membrane area, 0.8m2
    maximum circulation rate, 1.21/min) under the conditions of a solution flow rate of 100-1000 ml/min and a CO gas flow rate of 30-100 ml/min. Comparing the overall O2 transfer coefficient of carbonylation with that of deoxygenation (N2 flow) revealed that the resistance to O2 transfer of carbonylation was about 35 times smaller, indicating that carbonylation hindered O2 rebinding (deoxyHb → HbO2). On the other hand, the O2 released in the course of carbonylation hindered carbonylation at the beginning, because rebinding of O2 is competitive with carbonylation. The time required for carbonylation was significantly shortened from 1000 to 150s when the solution flow rate was increased from 50 to 400 ml/min
    however, the CO gas flow rate did not affect it very much. Increasing the Hb concentration from 7.5 to 15 g/dl accelerated carbonylation by 1.3 times. Even though further study is necessary to select a suitable polymer membrane to avoid protein adsorption, a membrane oxygenator will be effective for the large-scale carbonylation of Hb as a starting material of HbV in the production process.

    DOI

  • Development of a contamination free 6 valve injector inline monitoring system for endotoxin measurement in dialysate

    Miyasaka T, Matsuda Y, Sakai K, Mochizuki S, Tanaka S

    ASAIO Journal / Lippincott Williams & Wilkins   48 ( 4 ) 389 - 393  2002年

    DOI PubMed CiNii

  • Gate effect of cellulosic dialysis membrane grafted with molecularly imprinted polymer

    K Hattori, Y Yoshimi, K Sakai

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   34 ( 11 ) 1466 - 1469  2001年11月

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    Graft copolymerization of ethyleneglycol dimethacrylate and merthacrylic acid onto cellulosic membrane was performed in the presence and absence of theophylline as the template for imprinting the copolymer molecularly. The effect of the presence of the template on the diffusive permeability of the grafted membrane was estimated by batch-wise dialysis of creatinine. The permeability of the theophylline-imprinted membrane was increased by the presence of theophylline, but was virtually unaffected by caffeine, which is an analogue of theophylline. The permeability of the non-imprinted grafted membrane decreased in the presence of theophylline or caffeine without discrimination. These results indicate that the diffusive permeability of the cellulosic membrane grafted with molecularly imprinted copolymer discriminates between the template and its analogue.

    DOI CiNii

  • Clarification of enhanced hydroxyl radical production in Fenton reaction with ATP/ADP based on luminol chemiluminescence

    S Aoyagi, M Yamazaki, T Miyasaka, K Sakai

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   34 ( 7 ) 956 - 959  2001年07月

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    Enhanced hydroxyl radical production in the Fenton reaction with ATP or ADP based on luminol chemiluminescence was clarified. Luminol chemiluminescence intensity increases with the concentration of ATP or ADP due to their influence on the Fenton reagents which produce hydroxyl radicals. Fenton reagents containing hydrogen peroxide and ferrous ion produce hydroxyl radicals which attack luminol and this emits light. The effect of ATP and ADP on the Fenton reaction is detected as luminol CL intensity with a photon counting system. This method allows measurement of ATP or ADP concentration ranging from 0 to 15 mM, which covers the physiological concentration range.

    DOI CiNii

  • Determination of effective charge density of hollow-fiber dialysis membranes and its effects on phosphate ion permeability

    A Nakajima, T Miyasaka, K Sakai, T Tsukahara

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   187 ( 1-2 ) 129 - 139  2001年06月

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    Phosphate ion, which is a cause of metabolic bone disease, is excessively accumulated in the blood of chronic dialysis patients, because many of dialysis membranes have negative charge, which inhibit removal of phosphate ion from their blood. The ability to remove phosphate ion can be evaluated by membrane charge. The electrical charge of the membrane affects the rate of ion permeability, and the phosphate ion is no exception. The membrane charge of sheet dialysis membranes can be readily evaluated by measuring the membrane potential and calculating the effective charge density. Accordingly a study was made of the influence on the phosphate ion permeability exerted by the membrane charge of sheet membranes composed of the same material as the hollow-fiber membranes used in hemodialysis. The diffusive permeability of phosphate ion was greater due to the result that the higher the ionic strength in the solution, the higher the absolute ion mobility. On the other hand, because of their shape, it is impossible to measure the membrane potential of hollow-fiber membranes using conventional techniques, making it difficult to determine the effective charge density. The authors therefore, have proposed a novel technique to enable the measurement of membrane potential in hollow-fiber membranes, and have studied the influence exerted on the phosphate ion permeability by the effective charge density calculated by this technique. The phosphate ion permeability increases when the following situations occur: (1) the smaller the absolute value of effective charge density, (2) the greater the ionic strength of the solution, and (3) the greater the concentration of plasma proteins. This agrees with the theoretical results. By calculating the effective charge density from the membrane potential of the hollow-fiber membranes, as measured by the technique proposed here, it is possible to evaluate the rate of phosphate ion permeability in such membranes. (C) 2001 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • Determination of human serum albumin by chemiluminescence immunoassay with luminol using a platinum-immobilized flow-cell

    S Aoyagi, T Iwata, T Miyasaka, K Sakai

    ANALYTICA CHIMICA ACTA   436 ( 1 ) 103 - 108  2001年06月

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    A new technique for analysis by means of chemiluminescence (CL) is reported. Conventional CL methods for analysis using a homogeneous catalyst can be unsuitable for stable analysis, because the conditions of mixing of the reactant solutions greatly affects the results. Though, electrochemiluminescence (ECL) is capable of solving this problem, it requires more complicated equipment than CL. A platinum plate-immobilized flow-cell is capable of stably controlling the CL from luminol as in ECL and has the advantage of requiring no electrical equipment. Human serum albumin (HSA) concentrations ranging from 0 to 100 mug ml(-1) in water and in dialysate are measured by means of the CL intensity enhancement of luminol-labeled anti-HSA antibody caused by an antigen-antibody reaction in the presence of hydrogen peroxide using the Pt-immobilized flow-cell. (C) 2001 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • Aqueous chromatography utilizing pH-/temperature responsive polymer stationary phases to separate ionic bioactive compounds

    J Kobayashi, A Kikuchi, K Sakai, T Okano

    ANALYTICAL CHEMISTRY   73 ( 9 ) 2027 - 2033  2001年05月

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    Cross-linked poly(N-isopropylacrylamide-co-acrylic acid) (poly(IPAAm-co-AAc))-grafted silica bead surfaces mere prepared and applied as new column matric; materials that exploit temperature-responsive anionic chromatography to separate basic bioactive compounds,specifically catecholamine derivatives,in aqueous mobile phases. Since poly(IPAAm-co-AAc); has a well-known temperature-responsive phase transition and apparent pK(a) shift, polymer-grafted silica bead surfaces are expected to exhibit simultaneous hydrophilic/hydrophobic and charge density alterations under thermal stimuli. Elution behavior of catecholamine derivatives from a copolymer-modified head packed column was monitored using aqueous mobile-phase HPLC under varying temperature and pH, Catecholamine derivatives had higher retention times on poly(IPAAm-co-AAc) columns at higher pH in comparison with those or, noncharged PIPAAm reference columns, suggesting an electrostatic interaction as a separation mode. Temperature also affected the retention behavior of catecholamine derivatives. Optimal separation of four catecholamine derivatives aas achieved at elevated temperature, 50 degreesC, and at pH 7.0. This is due to the increased hydrophobicity of the stationary phase as evidenced by the elution of a nonionic hydrophobic steroid. From these results, mutual influences of both electrostatic and hydrophobic interactions between basic catecholamine derivatives and pH-/temperature-responsive surfaces are noted. Consequently, elution of weakly charged bioactive compounds is readily regulated through the modulation of stationary-phase thermoresponsive hydrophilic/hydrophobic and charge density changes.

    DOI PubMed CiNii

  • Transient measurement with an enzyme-immobilized electrode undergoing protein adsorption

    S Aoyagi, Y Suzuki, K Sakai, T Miyasaka, Y Yoshimi

    ELECTROCHEMISTRY   69 ( 4 ) 251 - 253  2001年04月

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    A measurement without the influence of protein adsorption on the sensor surface has been developed using transient current of an enzyme-immobilized electrode. Response current decreases due to protein adsorption on the sensor surface and the enzyme-immobilized membrane causing glucose concentration gradient. By measuring glucose concentration in the transient state while controlling GOD activity, it is possible to prevent the influence of protein adsorption. A needle-type electrode glucose sensor on which enzyme is immobilized with a polyurethane membrane, with electrochemical on-off control of enzyme activity, is capable of accurate measurement of glucose concentration in bovine serum at least for 24 hrs.

  • Temperature-controlled enhancement of oxygen uptake from water using oxygen carrier solution

    N Matsuda, K Sakai, T Nakamura, R Majima

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   184 ( 1 ) 17 - 26  2001年03月

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    Development of an artificial gill, for the uptake of oxygen from water to air, requires an increase in oxygen transfer rate. In the present study, oxygen transfer rate was enhanced using a washed red blood cell suspension as a thermo-responsive oxygen carrier solution, which changes oxygen affinity with temperature. Oxygen dissolved in water first combined with the oxygen carrier solution at a low temperature using a membrane module. The oxygen carrier solution was then heated to release oxygen into the air using a second membrane module. The water flow rate required to sustain a human being at rest was greatly reduced by heating the oxygen carrier solution due to increase in the limit of the oxygen partial pressure of water of which can be transferred, compared with when oxygen was transferred directly from water. The required membrane surface area is 225 m(2), sufficient for the development of a compact artificial gill. (C) 2001 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • "Gate effect" of thin layer of molecularly-imprinted poly (methacrylic acid-co-ethyleneglycol dimethacrylate)

    Y Yoshimi, R Ohdaira, C Iiyama, K Sakai

    SENSORS AND ACTUATORS B-CHEMICAL   73 ( 1 ) 49 - 53  2001年02月

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    Molecular imprinting is a new technology for the synthesis of polymers with antibody-like specificity, which art: potentially useful in sensing or separation devices. Here, we report that a thin layer of molecularly-imprinted copolymer exhibits an increase in its diffusive permeability in the presence of its template. A thin layer of molecularly-imprinted poly(methacrylic acid-co-ethyleneglycol dimethacrylate) of theophylline was observed to form on the surface of electrically conductive indium-tin oxide (ITO) him. Cyclic voltammetry of ferrocyanide was performed using the copolymer-grafted ITO as a working electrode in the presence and absence of the template. The presence of the template was found to enhance the anodic current remarkably, which suggests that the diffusive permeability of the thin layer of the molecularly-imprinted polymer (MIP) is sensitive to the presence of its template molecule. This idea is supported by atomic force microscopy (AFM) in which the surface porosity of the layer of the MIP was observed to increased in the presence of its template. We conclude that the structure and diffusive permeability of a thin layer of molecularly-imprinted poly(methacrylic acid-co-ethyleneglycol dimethacrylate) enables this system to be used as a sensor for a given template, (C) 2001 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

    DOI

  • The incorporation of carboxylate groups into temperature-responsive poly(N-isopropylacrylamide)-based hydrogels promotes rapid gel shrinking

    M Ebara, T Aoyagi, K Sakai, T Okano

    JOURNAL OF POLYMER SCIENCE PART A-POLYMER CHEMISTRY   39 ( 3 ) 335 - 342  2001年02月

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    Aqueous gel deswelling rates for copolymer hydrogels comprising N-isopro-pylacrylamide (IPAAm) and 2-carboxyisopropylacrylamide (CIPAAm) in response to increasing temperatures were investigated. Compared with pure IPAAm-based gels, IPAAm-CIPAAm gels shrink very rapidly in response to small temperature increases across their lower critical solution temperature (their volume is reduced by five-sixths within 60 s). Shrinking rates for these hydrogels increase with increasing CIPAAm content. In contrast, structurally analogous IPAAm-acrylic acid (AAc) copolymer gels lose their temperature sensitivity with the introduction of only a few mole percent of AAc. Additionally, deswelling rates of IPAAm-AAc gels decrease with increasing AAc content. These results indicate that IPAAm-CIPAAm copolymer gels behave distinctly from IPAAm-AAc systems even if both comonomers, CIPAAm and AAc, possess carboxylic acid groups. Thus, we propose that the sensitive deswelling behavior for lPAAm-CIPAAm gels results from strong hydrophobic chain aggregation maintained between network polymer chains due to the similar chemical structures of CIPAAm and IPAAm. This structural homology facilitates aggregation of chain isopropylamide groups for both IPAAm and CIPAAm sequences with increasing temperature. The incorporation of AAc, however, shows no structural homology to IPAAm, inhibiting chain aggregation and limiting collapse. A functionalized temperature-sensitive poly(N-isopropylacrylamide) hydrogel containing carboxylic acid groups is possible with CIPAAm, producing rapid and large volume changes in response to smaller temperature changes. (C) 2000 John Wiley & Sons, Inc. J Polym Sci A: Polym Chem 39: 335-342, 2001.

    DOI CiNii

  • 21世紀を迎える膜科学・膜技術

    酒井清孝, 大木和夫

    膜(MEMBRANE) / 日本膜学会   26 ( 1 ) 14 - 30  2001年

    DOI CiNii

  • 医療用センサ技術ーー酵素固定化電極センサについてーー

    青柳里果, 酒井清孝

    分離技術 / 化学工業社   31 ( 2 ) 93 - 97  2001年

  • (TOPICS) 流れの「カーテン」で吸着を防ぐグルコースセンサ

    青柳里果

    化学工学 / 化学工学会   65 ( 1 ) 59  2001年

  • メディカル・テクノロジーのインパクト

    金森敏幸, 新保外志夫, 酒井清孝

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   46 ( 1 ) 32 - 36  2001年

  • Kinetic modelingの有用性

    酒井清孝

    臨床透析 / 日本メディカルセンター   17 ( 4 ) 405 - 410  2001年

  • 人工鰓の技術的展望

    長瀬健一, 小堀深, 酒井清孝

    日本バイオレオロジー学会誌(B&R) / 日本バイオレオロジー学会   15 ( 3 ) 68 - 74  2001年

  • 人工腎臓ーー血液と透析液の流れーー

    酒井清孝

    日本バイオレオロジー学会誌(B&R) / 日本バイオレオロジー学会   15 ( 1 ) 3 - 13  2001年

    DOI CiNii

  • 医と工の価値観の違い

    酒井清孝

    東京都臨床工学技師会会誌 / 京都臨床工学技師会   12 ( 1 ) 4  2001年

  • 常識が非常識、非常識が常識

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   65 ( 7 ) 351  2001年

  • 透析液中エンドトキシン濃度インラインモニタリングシステム

    宮坂武寛, 松田靖子, 酒井清孝, 田中重則

    医工学治療 / 医工学治療研究会   13 ( 4 ) 191 - 193  2001年

  • 吸入麻酔のシミュレーションプログラム

    小堀深, 岩倉徹, 酒井清孝, 宇野宏志, 成沢朋広, 中村洋平, 井上政昭

    医科器械学 / 日本医科器械学会   71 ( 10 ) 210 - 511  2001年

  • ルミノールの化学発光を利用したATPおよびADP測定

    青柳里果, 山崎 真, 酒井清孝

    ケミカルエンジニアリング / 化学工業社   46 ( 5 ) 366 - 368  2001年

  • Computer-aided design of hollow-fiber dialyzers

    Y. Suzuki, F. Kohori, K. Sakai

    Journal of Artificial Organs   4 ( 4 ) 326 - 330  2001年

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    Blood and dialysate flow patterns in hollow-fiber dialyzers are complicated, and hence the flow patterns and mass transfer are difficult to analyze theoretically. Consequently, dialyzers are usually developed by a trial-and-error method. We attempt to design dialyzers by computer simulation analysis in this work. Blood-side and dialysate-side flows were modeled using the Hagen-Poiseuille equation and the Blake-Kozeny equation, respectively. These flow patterns were evaluated as pressure drop and velocity distribution. The mass transfer rate was evaluated as solute clearance. Computed values of the pressure drops and clearance for urea and vitamin B12 were found to agree closely with those obtained experimentally. We evaluated the influences of the inner diameter of hollow fibers, module geometry, and void fraction on the pressure drop and clearance, and computer-aided design was performed.

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  • Effects of hollow fiber packing fraction on blood flow pattern and gas transfer rate of an intravascular oxygenator (IVOX)

    N Matsuda, K Sakai, K Yamamoto, H Iwasaki

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   179 ( 1-2 ) 231 - 241  2000年11月

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    Effects of hollow fiber packing fraction on gas transfer rate, blood pressure drop and blood flow characteristics of an intravascular oxygenator (IVOX) were evaluated by in vitro experiments. An IVOX module was prepared by packing hollow fiber membranes, of which packing fraction ranged from 0.056 to 0.338, in a pipe corresponding to vena cava. Overall mass transfer coefficients for oxygen and carbon dioxide were evaluated using water, and gas transfer rates through blood were estimated. Blood flow in the IVOX was evaluated by both pulse response method and electrode method. Blood flow was not uniform and depended on the hollow fiber packing fraction. Easy-flow channels between vascular wall and bundle of the hollow fibers were produced and stagnation of blood flow occurred in the bundle of the hollow fibers at the blood inlet. More uniform blood flow was obtained by optimizing the hollow fiber packing fraction. With respect to gas transfer rate, blood pressure drop and uniformity of the blood how the optimum hollow fiber packing fraction was approximately 0.28 when the outside diameter of the hollow fiber was 300 mum. Effect of inner diameter of the hollow fibers was also evaluated, demonstrating that reduction in the inner;diameter was an effective way to increase oxygen transfer rate. (C) 2000 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • Introducing reactive carboxyl side chains retains phase transition temperature sensitivity in N-isopropylacrylamide copolymer gels

    M Ebara, T Aoyagi, K Sakai, T Okano

    MACROMOLECULES   33 ( 22 ) 8312 - 8316  2000年10月

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    Introduction of significant quantities of functional carboxyl groups into temperature-responsive poly(N-isopropylacrylamide) (PIPAAm) hydrogels without compromising their intrinsic temperature sensitivity has proven difficult. We have overcome this problem by incorporating the newly synthesized 2-carboxyisopropylacrylamide (CIPAAm) monomer, with a side chain structure similar to N-isopropylacrylamide (IPAAm). Hydrogels containing more than 10 mol % CIPAAm exhibit large and sensitive volume phase transitions in response to temperature changes. These volume phase transition temperatures were nearly identical to that seen for IPAAm homopolymer gels. This is in contrast to IPAAm-acrylic acid (AAc) copolymer gels whose phase transition temperatures increase with reduced magnitudes of phase transitions with increasing AAc content. Moreover, volume phase transition temperatures and transition magnitudes for IPAAm-CIPAAm gels were not influenced by solution pH, which significantly influences the IPAAm-AAc gel. These results indicate that IPAAm-CIPAAm gels maintain their hydrophobic aggregation forces without disruption by ionized or hydrogen-bonded carboxyl groups. Because of the common carboxyl functionality and the noted apparent differences between the structures of CIPAAm and AAc monomers, differences in respective gel behaviors were rationalized to result from the structural analogy of CIPAAm's isopropylamide side chain groups with those of IPAAm. We therefore propose that maintaining alignment of isopropylamide side chains within the copolymer facilitates introduction of large amounts of functional groups into IPAAm copolymer gels without loss of phase transition behavior. The new monomer, CIPAAm, should prove useful to introduce functional carboxyl groups into temperature-responsive IPAAm hydrogels while maintaining their intrinsic temperature-sensitive behavior.

    DOI CiNii

  • Difference in solute diffusivity in crosslinked collagen gels prepared under various conditions

    T Kanamori, T Habu, T Shinbo, K Sakai

    MATERIALS SCIENCE & ENGINEERING C-BIOMIMETIC AND SUPRAMOLECULAR SYSTEMS   13 ( 1-2 ) 85 - 89  2000年09月

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    Collagen gel was prepared by an ordinary method as that used for preparing a cell-culture medium from an aqueous type-1 atelocollagen solution through crosslinking with glutaraldehyde (GA). Solute diffusivity in the gels prepared in the different conditions was discussed, being related to their water content. The water content of the gel decreased with increasing GA concentration at crosslinking but the solute diffusivity in the gel hardly changed. On the other hand, collagen concentration, at crosslinking of the collagen solution, dramatically affected the solute diffusivity of the obtained gel, although the water content of the gel was not changed and maintained at higher value around 0.9. The inconsistency suggested that the gel had a heterogeneous microstructure although the content of the gel was almost water. This result suggests that the process to prepare collagen medium for cell culture affects cell growth in the case that mass transfer is dominant. (C) 2000 Elsevier Science S.A. All rights reserved.

  • Two different types of nonthrombogenic surfaces: PEG suppresses platelet adhesion ATP-independently but HEMA-St block copolymer requires ATP consumption of platelets to prevent adhesion

    K Uchida, M Yamato, E Ito, OH Kwon, A Kikuchi, K Sakai, T Okano

    JOURNAL OF BIOMEDICAL MATERIALS RESEARCH   50 ( 4 ) 585 - 590  2000年06月

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    Poly(ethylene glycol) (PEG) and a hydrophobic-hydrophilic microdomain structured block copolymer comprising poly(2-hydroxyethyl methacrylate) and polystyrene (HEMA-St) have been reported to show good blood compatibility owing to inhibition of platelet activation. By using a computer-assisted novel technique to analyze platelet behavior on the surfaces, we found two different mechanisms to prevent platelet adhesion. Platelets were prevented from adhesion and spreading on the microdomain surface and retained cell movement for a long time. The platelet movement velocity was not significantly different between PEG-grafted surfaces and HEMA-SI block copolymer-cast surfaces. However, platelet motion was qualitatively different. Platelets on HEMA-St block copolymer-cast surfaces moved with rolling, spinning, and vibrating, whereas platelet movement was limited to oscillatory vibration on PEG-grafted surfaces. When platelets were treated with NaN3, an adenosine triphosphate (ATP) synthesis inhibitor, before contacting the surfaces, platelets movement velocity was decreased only on HEMA-St block copolymer-cast surfaces. Such an inhibitory effect was hardly observed with platelets on PEG-grafted surfaces. We propose two different mechanisms to prevent platelet adhesion onto surfaces. One is ATP-independent as observed with PEG, and the other is ATP-dependent for HEMA-St block copolymer, where platelets consume ATP to prevent adhesion. (C) 2000 John Wiley & Sons, Inc.

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  • Blood flow and oxygen transfer rate of an outside blood flow membrane oxygenator

    N Matsuda, K Sakai

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   170 ( 2 ) 153 - 158  2000年05月

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    We evaluated effects of the number of tied hollow fibers of an outside blood flow membrane oxygenator with cross-wound hollow fibers on the blood flow pattern and oxygen transfer rate. The number of tied hollow fibers in a bundle was varied from one to six, and the blood flow pattern was observed by X-ray computed tomography. The oxygen transfer rate and blood pressure drop were measured by in vitro experiments using bovine blood. Uniform blood flow patterns were obtained for each number of tied hollow fibers. A decrease in the number of tied hollow fibers caused more effective contact of blood with the tied hollow fibers and oxygen transfer rate was enhanced, demonstrating that single hollow fiber was the most effective. Empirical equations were obtained based on these results and optimum structure parameters of the membrane oxygenator were determined by simulation analysis. Optimum membrane surface area and axial jacket length of the oxygenator were 3.0 m(2) and 320 mm, respectively, at a hollow fiber outside diameter of 250 mu m. (C) 2000 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

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  • Temperature-sensitive poly (N-isopropylacrylamide)-grafted surfaces modulate blood platelet interactions

    K Uchida, K Sakai, OH Kwon, E Ito, T Aoyagi, A Kikuchi, M Yamato, T Okano

    MACROMOLECULAR RAPID COMMUNICATIONS   21 ( 4 ) 169 - 173  2000年02月

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    Interactions between a temperature-responsive poly(N-isopropylacrylamide)-grafted surface and blood platelets have been analyzed with computerized image analysis. Platelet behavior on this surface is dramatically dependent upon temperature in contrast to that on poly(ethylene glycol) (PEG)-grafted surfaces or polystyrene. The poly(N-isopropylacrylamide)-grafted surface interacts with platelets similarly as the poly(ethylene glycol)-rafted surface at 18 degrees C at 37 degrees C, platelets readily adhere onto the poly(N-isopropylacrylamide)-grafted surface similarly as to that of polystyrene.

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  • 応化 教室近況1

    宮坂武寛

    早稲田応用化学会報 / 早稲田応用化学会   62   26  2000年

  • エンドトキシン濃度インラインモニタリング装置の開発ーー分離型リムルス試薬を用いてーー

    松田靖子, 宮坂武寛, 酒井清孝, 田中重則

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   29 ( 1 ) 151 - 156  2000年

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    透析液管理が問われる中, エンドトキシン除去法と同時に, インラインでのエンドトキシンモニタリング法の確立が求められている。我々は, リムルス試験法を用いたインラインモニタリング装置の開発を進めており, 反応時間30minで検出下限40EU/lのモニタリングを可能にした。しかし, 実際にはさらに低濃度域での検出感度が要求され, 感度上昇が課題であった。そこで, 感度に影響する試薬分散を制御し, さらに外部からのエンドトキシンによる汚染を効果的に防止するため, 6連バルブ型インラインモニタリング装置を新たに考案した。フローインジェクション分析法に基づき, 本装置の分散特性を調べ, 中程度の試薬分散を持つように設計した。この条件下で反応生成物の吸光度を測定し, 検量線を作成したところ, 反応時間20minにおいて, 0~125EU/lの範囲で良好な直線関係が得られた。本装置は, インラインでの測定が可能であり, 安全で快適な透析治療に大きく貢献すると考える。

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  • 特集 医工学治療 人工えらの開発

    松田範昭, 酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   64 ( 2 ) 86 - 87  2000年

  • Temperature-dependent Modulation of Blood Platelet Movement and Morphology on Poly(N-isopropylacrylamide)-grafted Surfaces

    Uchida K, Sakai K, Ito E, Kwon OH, Kikuchi A, Yamato M, Okano T

    Biomaterials / 2000 Elsevier Science Ltd.   21 ( 9 ) 923 - 929  2000年

    DOI PubMed CiNii

  • 工側から見た透析療法

    酒井清孝

    東海透析技術交流会10周年記念誌 / 東海透析技術交流会     13  2000年

  • 人の体はまさに化学工場

    荏原充宏

    早稲田ウィークリー / 早稲田大学学生部   909   2  2000年

  • 高性能透析器における至適中空糸内径の検討

    宮坂武寛, 村尾一樹, 中島亜弓, 酒井清孝, 福田誠, 日吉辰夫

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'00 / 東京医学社   別冊   20 - 23  2000年

  • BIOREX (AM-BC-X)膜の対称グラディエント孔構造と物質透過の異方性

    福田誠, 日吉辰夫, 酒井清孝, 小久保謙一

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   29 ( 2 ) 411 - 418  2000年

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    新たに開発されたBIOREX®《AM-BC-X》膜は, 膜最外層の孔径が小さい対称グラディエント孔構造を有するために, 膜外部から体内へのエンドトキシン等汚染物質の逆流入を抑制しつつ, 体内不要物の高除去能を発現できる。今回, 孔構造の異なる4種類の膜 ((1) 均質膜, (2) グラディエント構造膜, (3) 逆グラディエント構造膜, (4) 対称グラディエント構造膜) を試作し, 各々の透析器内で起こる物質透過現象を定量的に把握した上で孔構造と物質透過の異方性との関係について検討し, 《AM-BC-X》膜の上記特性を検証した。その結果, 中空糸両側が緻密であり, かつ内側よりも外側の方が緻密である《AM-BC-X》膜では, 外側から内側よりも, 内側から外側に物質が移動しやすかった。このような孔構造の非対称膜は, 血液からは病因物質を除去しやすく, 透析液から血液中へのエンドトキシン等汚染物質の逆侵入は起こりにくい, 理想的な孔構造の透析膜であると考えられた。

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  • 鋳型分子に応答した分子インプリント薄膜の溶質拡散透過速度変化に関する研究

    吉見靖男, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   29 ( 2 ) 441 - 445  2000年

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    分子インプリントは, 抗体のような基質特異性を持たされた合成高分子であり, センシング用または分離用デバイスとして有望である。我々は, インジウムースズ酸化物 (ITO) の表面に, テオフィリンに対する分子インプリントの薄膜を形成した。そして, この処理を施したITOを用いて試験液中のテオフィリンの存在下または非存在下でフェロシアン化物のサイクリックボルタメトリーを行った。その結果, 分子インプリントの存在によってフェロシアン化物の酸化電流は著しく増大した。この結果は, 鋳型分子の存在によって分子インプリント薄膜は拡散溶質透過速度を増大させることを示唆している。一方, 鋳型物質の存在によって分子インプリント薄膜の表面開孔率が増大することが, 原子問力顕微鏡で確認された。これらの結果より, 分子インプリント薄膜は鋳型物質の共存によって, その構造および溶質透過性を変化させることが示唆された。

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  • EVM (epifluorescent video microscopy)を用いた光不透過材料の抗血栓性相対評価システムの開発

    野口剛志, 野尻知里, 城戸隆行, 杉山知子, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   29 ( 1 ) 203 - 208  2000年

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    我々は既にEVM (Epifluorescent Video Microscopy) を利用したIn vitroでの血液流動下における抗血栓性相対評価システムを開発し, それを用いて材料の抗血栓性相対評価を行ってきた。本研究では, 従来の評価系では不可能であった金属材料等の光不透過材料の評価を可能にした新たな抗血栓性評価システムを開発し, 実際に数種の金属材料の評価を行った。その結果, 共有結合型ヘパリン処理を施した金属表面は基材自身より有意に血小板粘着率を低下させた (p<0.05)。また, 未処理の材料間では有意な差が見られなかった。このことからヘパリン固定化処理が, 金属材料表面への抗血栓性表面改質処理として有効であることが示唆された。そしてこのシステムを用いることで, さらに多様な医療材料の抗血栓性相対評価が可能であると考えられる。

    DOI CiNii

  • バイオテクノロジー"医用化学工学"

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   64 ( 10 ) 513  2000年

  • 学生会員の声 目的意識?!

    青柳里果

    化学工学 / 化学工学会   64 ( 4 ) 207  2000年

  • 新規温度応答性ハオドロゲルの薬物制御放出デバイスへの展開

    荏原充宏, 青柳隆夫, 酒井清孝, 岡野光夫

    医工学治療 / 日本医工学治療学会   12 ( 4 ) 877 - 883  2000年

  • カチオン性温度応答表面による酸性生理活性物質の分離

    小林純, 中山幸子, 菊池明彦, 金澤秀子, 松島美一, 酒井清孝, 岡野光夫

    医工学治療 / 日本医工学治療学会   12 ( 1 ) 670 - 676  2000年

  • 刺激応答性高分子によるインテリジェント薬物送達システム

    小堀深, 酒井清孝, 横山昌幸, 岡野光夫

    医工学治療 / 日本医工学治療学会   12 ( 1 ) 680 - 684  2000年

  • Dialysis membranes for blood purification

    Sakai K

    Frontiers Medical and Biological Engineering / VSP-2000   10 ( 2 ) 117 - 129  2000年

  • Novel bifunctional polymer with reactivity and temperature sensitivity

    T Aoyagi, M Ebara, K Sakai, Y Sakurai, T Okano

    JOURNAL OF BIOMATERIALS SCIENCE-POLYMER EDITION   11 ( 1 ) 101 - 110  2000年

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    To introduce reactive groups into temperature-responsive polymeric chains of poly(N-isopropylacrylamide) (PIPAAm), IPAAm is copolymerized with other monomer such as acrylic acid (AAc). IPAAm homopolymer exhibited temperature-responsive properties and phase transition at 32 degrees C, however, the lower critical solution temperature (LCST) of the IPAAm-AAc copolymer shifts to a higher temperature and the phase transition becomes insensitive with increasing,AAc content. To achieve a useful bifunctional copolymer containing both reactivity and temperature-sensitivity, we assumed that the homopolymer-like structure in the polymer chain would be required to maintain a sensitive temperature response with functional groups. Therefore, we designed a reactive monomer, 2-carboxyisopropylacrylamide (CIPAAm), and investigated its copolymerization with IPAAm. The important characteristic of the poly(IPAAm-co-CIPAAm) structure is that it was composed of the same polymer backbone and isopropylamide groups and some additional carboxyl groups. The transmittance measurement of the polymer aqueous solution revealed that phase transition of IPAAm-co-CIPAAm random copolymer occurred within a very narrow temperature range in pH 6.4, 7.4, and also even 9.0 phosphate buffered solution. These profiles were almost same as that of IPAAm homopolymer. While, under the same conditions, phase transition properties of poly(IPAAm-co-AAc)s solution were considerably influenced by small AAc content. We succeeded with the preparation of bifunctional polymer that possessed reactive functional groups and very sensitive response to temperature change.

  • Temperature-dependent Modulation of Blood Platelet Movement and Morphology on Poly(N-isopropylacrylamide)-grafted Surfaces

    Uchida K, Sakai K, Ito E, Kwon OH, Kikuchi A, Yamato M, Okano T

    Biomaterials / 2000 Elsevier Science Ltd.   21 ( 9 ) 923 - 929  2000年

    DOI PubMed CiNii

  • Dialysis membranes for blood purification

    Sakai K

    Frontiers Medical and Biological Engineering / VSP-2000   10 ( 2 ) 117 - 129  2000年

  • Control of adriamycin cytotoxic activity using thermally responsive polymeric micelles composed of poly(N-isopropylacrylamide-co-N,N-dimethylacrylamide)-b-poly(D,L-lactide)

    F Kohori, K Sakai, T Aoyagi, M Yokoyama, M Yamato, Y Sakurai, T Okano

    COLLOIDS AND SURFACES B-BIOINTERFACES   16 ( 1-4 ) 195 - 205  1999年11月

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    Adriamycin (ADR)-loaded thermally responsive polymeric micelles composed of poly(N-isopropylacrylamide-co-N,N-dimethylacrylamide)-b-poly(D,L-lactide were prepared by dialysis from its dimethylacetamide solution against water. Microfiltration was successfully applied to removal of block copolymer associates, which were smaller than micellar structures. By this microfiltration polymeric micelles showing a lower critical solution temperature (LCST) at 40 degrees C in phosphate buffered saline was obtained with a monodispersed size distribution of 69.2 nm in cumulant average diameter. ADR-loaded micelles released more ADR at 42.5 degrees C (above the LCST) than at 37 degrees C (below the LCST). ADR-loaded micelles did not show much cytotoxic activity against bovine aorta endothelial cells at 37 degrees C, in contrast to high cytotoxicity at 42.5 degrees C. On the other hand, free ADR expressed high cytotoxicity at both the incubation temperatures. Thus, thermally responsive polymeric micelles showed distinct control of ADR cytotoxic activity by temperature, while free ADR did not. From these results, an effective target therapy against solid tumors is feasible for these polymeric micelles by a combination of selective delivery to tumor sites based on stable micellar structures at 37 degrees C and enhanced cytotoxic activity of these drug-loaded micelles at 42.5 degrees C by local heating at tumor sites. (C) 1999 Elsevier Science B.V. All rights reserved.

    DOI CiNii

  • Surface roughness of cellulose hollow fiber dialysis membranes and platelet adhesion

    N Tsunoda, K Kokubo, K Sakai, M Fukuda, M Miyazaki, T Hiyoshi

    ASAIO JOURNAL   45 ( 5 ) 418 - 423  1999年09月

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    A great deal of research has been conducted focusing on membrane materials with reference to their blood compatibility, but blood compatibility is influenced both by the material used in membranes and their structure, and by the flow conditions at the membrane surface. Accordingly, the relationship between membrane surface roughness and hemocompatibility has been evaluated using five types of membranes of differing surface roughness by evaluating the inner surfaces of the hollow fibers by atomic force microscopy (AFM) and by measuring platelet adhesion ratios using bovine blood. The yield stress, which equates to flow characteristics, was also evaluated using a glycerol suspension of polymethylmethacrylate (PMMA), a Bingham fluid. It was found that membranes having rough surfaces had high platelet adhesion ratios and poor hemocompatibility, whereas those with smoother surfaces had lower platelet adhesion ratios and better hemocompatibility. Measurement of the yield stresses for these membranes revealed higher values far those with rough surfaces, and lower values for those with smoother polyethylene glycol (PEG) grafted surfaces. This suggests that flow conditions at the membrane surface differ according to its surface roughness, and that this difference in flow conditions also influences hemocompatibility.

  • Technical evaluation of oxygen transfer rates of fish gills and artificial gills

    N Matsuda, K Sakai

    ASAIO JOURNAL   45 ( 4 ) 293 - 298  1999年07月

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    An artificial gill, which takes oxygen from water, would enhance the ability of people to function under water for extended periods. Increasing oxygen transfer rate, however, would be essential to the realization of compact, commercially viable equipment. Fish have evolved a variety of techniques to enable them to breathe under water, and their mechanisms must be clarified before compact, high-performance artificial gills can be developed. A model of the secondary lamellae of fish gills, through which oxygen is taken up from water to the blood, was devised, and its structure and oxygen transfer rate were evaluated by computer simulation analysis for carp and dogfish. Oxygen transfer rates were also found for an outside-water-flow artificial gill using a hollow fiber membrane at various fiber packing ratios. The biologic membrane is rate-determining for oxygen transfer through the secondary lamellae. Blood and water side boundary film resistances are small for fish because the blood and water channels are very narrow and numerous. When the fiber packing ratio of the artificial gill is raised, the oxygen transfer rate increases because of lower water side boundary film resistance. An optimum fiber packing ratio should be selected so that there is no major increase in pressure drop and no channeling occurs.

    DOI

  • Effects of cross-linked structure on temperature-responsive hydrophobic interaction of poly(N-isopropylacrylamide) hydrogel-modified surfaces with steroids

    T Yakushiji, K Sakai, A Kikuchi, T Aoyagi, Y Sakurai, T Okano

    ANALYTICAL CHEMISTRY   71 ( 6 ) 1125 - 1130  1999年03月

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    Cross-linked poly(N-isopropylacrylamide) (PIPAAm) hydrogel-modified surfaces were prepared to investigate the effects of a three-dimensionally cross-linked structure of PIPAAm layers on both wettability changes and hydrophobic interactions with hydrophobic solutes in response to temperature changes. The temperature-responsive surface was prepared by polymerization of IPAAm in the presence of cross-linker on the substrates on which an azo polymerization initiator was covalently bonded. The PIPAAm hydrogel-modified surface showed temperature-responsive hydrophilic/hydrophobic surface property alterations as demonstrated by a large and discontinuous wettability changes in a range of 27-32 degrees C, a slightly lower temperature range than the phase transition temperature for soluble PIPAAm in aqueous media. This implies that the dynamic motion in response to temperature for PIPAAm segments in the modified hydrogel is restricted due to the cross-linked structure. The effect of the three-dimensional PIPAAm structure on the separation of hydrophobic steroids was investigated by high-performance liquid chromatography with an aqueous mobile phase. The retention times for steroids with different hydrophobicities were increased as the temperature was raised. Cortisone and prednisolone, those showing close hydrophobicity, were successfully separated at an elevated temperature above 25 degrees C owing to the amplified hydrophobic interaction of prednisolone compared to that of cortisone with the hydrophobic gel surfaces. The separation of relatively hydrophobic steroids was achieved even at lower temperature. The expanded network of the highly hydrated gel layer allowed the penetration of steroid molecules within the hydrogel layer which resulted in the changes in peak width. The cross-linked structure of PIPAAm hydrogels on substrates strongly influences both surface wettability changes and interaction with hydrophobic steroids in response to temperature due to the restricted dynamic motion of PIPAAm segments in the gel.

    DOI CiNii

  • 命を守る膜(membranes for medical applications)

    酒井清孝

    日本機械学会誌 / 日本機械学会   102 ( 962 ) 28 - 31  1999年

  • 酒井、遠藤氏に学会賞贈呈

    日刊工業新聞 / 日刊工業新聞    1999年

  • 学会賞を受賞して

    宮坂武寛

    塔 / 早稲田大学理工学部   72   16  1999年

  • 生体材料の最近の進歩 6)血液透析に用いる透過性材料の最近の進歩

    酒井清孝

    外科 / 南江堂   61 ( 2 ) 140 - 143  1999年

  • 玉置明善記念賞 (研究業績)温度応答性高分子ゲルの分子構造設計による膨潤・収縮動態の制御とその薬物放出制御への応用

    金子祐三

    化学工学 / 化学工学会   63 ( 3 ) ix  1999年

  • 池田亀三郎記念賞(研究業績)医用化学工学に関する研究

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   63 ( 3 ) vi  1999年

  • 化学工学会奨励賞(研究業績)温度応答性高分子ゲルの分子構造設計による膨潤・収縮動態の制御とその薬物放出制御への応用

    金子祐三

    化学工学 / 化学工学会   63 ( 3 ) ix  1999年

  • 化学工学会学会賞 (研究業績)医用化学工学に関する研究

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   63 ( 3 ) vi  1999年

  • エンドトキシンセンサー

    宮坂武寛, 酒井清孝

    臨床透析 / 日本メディカルセンター   15 ( 5 ) 609 - 612  1999年

  • 研究室紹介ーー酒井研究室ーー

    葉山順代

    早稲田応用化学会報 / 早稲田応用化学会   61   12 - 16  1999年

  • 新規な薬物キャリヤーとしての温度応答性高分子ミセル

    小堀深, 酒井清孝, 青柳隆夫, 横山昌幸, 桜井靖久, 岡野光夫

    医工学治療 / 日本医工学治療学会   11 ( 2 ) 430 - 432  1999年

  • 透析治療と工学

    酒井清孝

    医工学治療 / 日本医工学治療学会   11 ( supplement ) 24  1999年

  • 「特集:注目される新技術・新製品」 特集のねらい

    酒井清孝

    医科器械学 / 日本医科器械学会   69 ( 8 ) 357  1999年

  • Theoretical and experimental evaluation for blood pressure drop and oxygen transfer rate in outside blood flow membrane oxygenator

    Matsuda N, Nakamura M, Sakai K, Kuwana K, Tahara K

    Journal of Chemical Engineering of Japan / The Society of Chemical Engineers Japan   32 ( 6 ) 752 - 759  1999年

    DOI CiNii

  • Theoretical comparison of filtration by the renal glomerulus and artificial membranes

    M Tsuji, K Sakai

    ASAIO JOURNAL   45 ( 1 ) 98 - 103  1999年01月

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    Improvement in filtration performance of artificial membranes will be possible if their structure mimics the renal glomerulus. Blood filtration with glomerular capillary and artificial membranes was, therefore, modeled to clarify the effects of their structure on filtration rates. Filtration rates were obtained by dividing membrane modules axially into a number of sections and using a calculus of finite differences. The modules were assumed to be composed of straight hollow fibers arranged in parallel, with a membrane surface area of 1.5 m(2). The mean transmembrane pressure (TMP) was assumed to be too low for a protein gel layer to form on the membrane surface. A decrease in the inner diameter of membrane hollow fibers led to an increase in filtration rate because of an increased film mass transfer coefficient. A decrease in hollow fiber length also produced an increase in filtration rate because of decreased axial TMP drop. The glomerular capillary has a higher filtration rate than artificial membranes because of the low TMP drop and the low osmotic pressure at the membrane surface. Decreasing both the inner diameter and the length of the hollow fibers is effective in increasing the filtration rate at constant TMP.

  • Development of a stopped flow reactor for the rapid, high sensitivity measurement of endotoxin concentration in dialysate

    T Miyasaka, K Iijima, K Sakai, Y Yoshimi, J Aketagawa, H Tamura, S Tanaka

    ASAIO JOURNAL   45 ( 1 ) 104 - 108  1999年01月

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    Continuous measurement of endotoxin concentration in dialysate, using a separated endotoxin-specific limulus reagent, promises rapid measurement without the complex operating procedures of the limulus reagent. To achieve high sensitivity measurements in a short period of time, an improved system featuring stopped-flow operation was developed. To prevent dispersion of the limulus reagent and residence of reacting solution containing the limulus reagent in the system reactor, the circuit in the reactor was changed from a coil configuration to a straight line, and its length was reduced. An endotoxin test solution was supplied at 760 mu l/min, into which 40 mu l of limulus reagent was pulse-injected. Flow was stopped at the point where the test solution entered the reactor. After the completion of the reaction, the solution was passed through a spectrophotometer and the relationship between reaction time and absorbance was determined. Peak tailing was less than that obtained by the conventional technique, good correlation was obtained from the peak height, and a decrease in sensitivity caused by broadening of the peak was suppressed. The lower detection limit of dialysate was 100 endotoxin units (EU)/L at a reaction time of 20 minutes, and 60 EU/L at 30 minutes. Change from the monitoring system to stop-flow operation made high sensitivity monitoring of endotoxin concentration with a short reaction time possible.

  • Theoretical and experimental evaluation for blood pressure drop and oxygen transfer rate in outside blood flow membrane oxygenator

    Matsuda N, Nakamura M, Sakai K, Kuwana K, Tahara K

    Journal of Chemical Engineering of Japan / The Society of Chemical Engineers Japan   32 ( 6 ) 752 - 759  1999年

    DOI CiNii

  • Synthesis and swelling-deswelling kinetics of poly(N-isopropylacrylamide) hydrogels grafted with LCST modulated polymers

    Y Kaneko, S Nakamura, K Sakai, A Kikuchi, T Aoyagi, Y Sakurai, T Okano

    JOURNAL OF BIOMATERIALS SCIENCE-POLYMER EDITION   10 ( 11 ) 1079 - 1091  1999年

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    Two types of thermo-responsive hydrogels are synthesized to obtain comb-type grafted gels with different lower critical solution temperatures (LCSTs) between graft chains and crosslinked backbone networks: these are poly(N-isopropylacrylamide) (PIPAAm) cross-linked hydrogels grafted with poly(N-isopropylacrylamide-co-N,N-dimethylacrylamide) (poly(IPAAm-co-DMAAm)) maintaining a freely mobile end and poly(IPAAm-co-DMAAm) cross-linked hydrogels grafted with PIPAAm chains. The effect of graft chain hydrophilic/hydrophobic balance as well as its mobility on deswelling kinetics of these grafted gels are investigated through the polymer LCST modulation and external temperature changes. The deswelling rate of poly(IPAAm-co-DMAAm)-grafted PIPAAm gel increases with increasing in temperature. This gel shows a discontinuous increase of the deswelling rate when the temperature is applied from below to above the graft chain LCST (37 degrees C). The deswelling rate of PIPAAm-grafted poly(IPAAm-co-DMAAm) gel increases continuously when the temperature is applied from below to above the graft chain LCST (31 degrees C). Due to the strong hydrophilicity of backbone network, the hydrophobic aggregation force weak. In contrast to the graft-type gels, normal-type poly(IPAAm-co-DMAAm) cross-linked gel without graft chains demonstrates the discontinuous decrease for the deswelling rate when the temperature is applied from below to above the polymer LCST (36 degrees C), entrapping water inside the gel due to the formation of an impermeable dense skin layer at the gel surface. These gel deswelling mechanisms are discussed in terms of gel structures.

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  • Evaluation of dialysis membranes using a tortuous pore model

    K Kokubo, K Sakai

    AICHE JOURNAL   44 ( 12 ) 2607 - 2619  1998年12月

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    The pore-size distribution and diffusive permeability of homogeneous cellulosic dialysis membranes were measured by thermoporometry and by radioisotope and photoabsorption techniques, respectively. A tortuous pore model incorporating membrane pore-size distribution in which tortuosity differs with pore size, can predict diffusive permeability for a wide range of solute molecular weights. The tortuosity obtained using the tortuous pore model by fitting the experimentally obtained diffusive permeability varied with molecular weight (Stokes radius). To evaluate the physical meaning of the tortuosity varied with solute Stokes radius, the tortuosity of the tortuous pore model was correlated to permeability parameters of the friction model. Tortuosity is represented by a ratio of intramembrane friction coefficients for solute and water between actual and hypothetical membrane having isodiametric pores for which the straight pore model is valid. The change in the ratio with the solute is attributable to the pore-size distribution.

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  • Anisotropic differences in solute transfer rate through asymmetric membranes for blood purification accompanied by filtration

    M Fukuda, K Kokubo, K Sakai, G Onishi, K Takewaki, T Hiyoshi

    BIOCHEMICAL ENGINEERING JOURNAL   2 ( 2 ) 127 - 136  1998年11月

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    The objectives of the present study are to clarify the phenomenon of solute transfer occurring inside dialyzers made from asymmetric membranes, to examine the structure of asymmetric membranes capable of suppressing the inflow of endotoxins from the dialysate, and thereby to contribute to the design of a more effective dialysis membrane. Using membranes that have tight layers on both sides (drum-shaped membrane) with the outer one tighter, solutes are more easily transferred from the inside out than from the outside in, leading to effective removal of pathogenic substances from the blood and a significant lowering of endotoxin inflow from the dialysate. The anisotropy of solute permeability of asymmetric dialysis membranes is caused by the difference in the amount of solute transfer due to filtration from the inside out and from the outside in. (C) 1998 Elsevier Science S.A. All rights reserved.

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  • Preparation and characterization of thermally responsive block copolymer micelles comprising poly(N-isopropylacrylamide-b-DL-lactide)

    F Kohori, K Sakai, T Aoyagi, M Yokoyama, Y Sakurai, T Okano

    JOURNAL OF CONTROLLED RELEASE   55 ( 1 ) 87 - 98  1998年10月

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    The thermally sensitive block copolymer, poly(N-isopropylacrylamide-b-DL-lactide) (PIPAAm-PLA), was synthesized by ring-opening polymerization of DL-lactide initiated from hydroxy-terminated poly (N-isopropylacrylamide) (PIPAAm). A PIPAAm bearing a single terminal hydroxyl group was prepared by telomerization using 2-hydroxyethanethiol as a chain-transfer agent. Successful preparation of PIPAAm and the PIPAAm-PLA block copolymer was verified by gel permeation chromatography (GPC) and H-1-NMR spectroscopy. Polymeric micelles were prepared from block copolymers using a dialysis method. Their solutions showed reversible changes in optical properties: transparent below a lower critical solution temperature (LCST) and opaque above the LCST. Dynamic light scattering measurements were used to observe the formation of micellar structures approximately 40 nm in diameter, which do not change between 20 degrees C and 30 degrees C, Above the LCST, polymer micelles aggregated, a phenomenon found to be reversible since the aggregates dissociated again by cooling below the LCST. Further observations using atomic force microscopy (AFM) confirmed this behaviour. The properties of this block copolymer system are interesting from both applied and fundamental perspectives, particularly for active targeting as drug carriers. (C) 1998 Elsevier Science B.V.

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  • Evaluation of the structure of asymmetric hollow-fiber dialysis membranes by dye adsorption

    K Kokubo, K Sakai, A Okada, Y Aoki

    BIOCHEMICAL ENGINEERING JOURNAL   2 ( 1 ) 45 - 52  1998年09月

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    To develop high performance dialysis membranes, the asymmetric structure should be positively accepted and the relationship between asymmetric structure and diffusive permeability should be further clarified. A little information on the asymmetric structure can be obtained from SEM observation. The objective of the present study is to propose a new method for evaluating asymmetric hollow-fiber dialysis membranes by dye adsorption. Adsorption experiments were carried out using mini-modules composed of test membranes (AM-SD-M, PS-UW, PEPA, PAN-DX, PAN-CX2) of which the inside was packed with paraffin to make solutes diffuse only from the outside inward, or of which the outside was packed with paraffin to make solutes diffuse only from the inside outward. The amount of solutes (cytochrome C, Evans blue, Congo red, ethidium bromide) transferred into the membranes was plotted as a function of time. In membranes of asymmetric structure the shape of the transfer rate curves differed with the direction of transfer, and a difference in the rate of solute transfer was produced which is due to the asymmetric structure of the membrane. Further, depending on the solute size and on the membrane, the directional difference in the transfer rate curves appeared either in the middle portion or the initial portion of the curves. It is concluded that the adsorption technique can be used to evaluate the asymmetric structure and diffusive permeability. (C) 1998 Elsevier Science S.A. All rights reserved.

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  • Determination of glucose concentration by electroluminescence of an indium-tin oxide electrode

    T Miyasaka, Y Jinbo, K Sakai, Y Yoshimi

    FOOD AND BIOPRODUCTS PROCESSING   76 ( C2 ) 102 - 106  1998年06月

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    Glucose reacts with glucose oxidase to form gluconolactone and hydrogen peroxide (H2O2) and the glucose concentration may be determined indirectly from the amount of hydrogen peroxide produced. The authors have developed a method of H2O2 assay that uses the electroluminescence (EL) of indium-tin oxide (ITO). Since this method depends on a reversible reaction of the ITO itself, it does not require the addition of an emitting substance, allowing convenient continuous monitoring of the anylates. In the present work the triangular-wave potential was set at 0 - +1.4 - 0V against the Ag/AgCl reference electrode, and swept at a rate of 200 mV s(-1). The integrated number of photons was taken as the electroluminescence intensity, and its response to changes in H2O2 concentration was investigated. As a result a value that was dependent on H2O2 concentration was obtained. Electroluminescence intensity was measured varying the pH of the test solution from 7 to 13 with a Britton-Robinson buffer solution, and it was found that electroluminescence intensity was constant at pH 9 and above. When glucose and glucose oxidase were mixed in the test solution, measurements of electroluminescence intensity showed a good correlation with glucose concentration.

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  • Transient measurement of glucose using on-off controllable enzyme electrode with polypyrrole membrane

    T Miyasaka, Y Yoshimi, K Sakai

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   31 ( 1 ) 29 - 34  1998年02月

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    A glucose sensor, using glucose oxidase immobilized in an electrically conductive polymer membrane, is developed for transient-mode measurement by on-off reaction control in the present work. An implantable glucose sensor loses its stability under the skin by fouling resulting from fibroblast adhesion on the glucose oxidase-immobilized membrane. Change in glucose distribution inside the membrane and in the vicinity of the surface of the membrane resulting from the fouling makes the measurement of the glucose concentration unstable. A technique of measuring transient current of the glucose sensor after activation of glucose oxidase may hardly be affected by the fouling as oxidation of coenzyme of glucose oxidase is rapid and the transient current is sensitive to glucose concentration. A glucose sensor with glucose oxidase immobilized in an electrically conductive polypyrrole membrane was fabricated. The activity of the glucose oxidase is switched on and off by a stepwise change of potential of the polypyrrole membrane from 0.15 V to 0.45 V versus a saturated calomel electrode. The two conditions described above can be confirmed by measuring transient current. Current increased momentarily after activation of glucose oxidase and decreased moderately after that. The oxidation and reduction of glucose oxidase is sufficiently rapid, and current intensity depends on glucose concentration in the test solution.

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  • 新しい時代の化学工学教育

    酒井清孝

    分離技術 / 分離技術会   28 ( 1 ) 19  1998年

  • 製膜条件により分子ふるい効果を制御したコラーゲンゲル膜の作製

    土生拓史, 酒井清孝, 金森敏幸

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   27 ( 1 ) 244 - 249  1998年

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    細胞培養媒体として有用なコラーゲンゲルの微細構造を変化させることにより、物質の拡散透過性の制御を試みた。豚皮由来のtype Iアテロコラーゲン溶液をキャストした後に乾燥させ、さらにグルタルアルデヒド(GA)により架橋することによりコラーゲンゲル平膜を得た。ゲル膜の微細構造を迷宮細孔モデルで検討したところ、架橋時のGA濃度が膜構造因子に及ぼす影響は少なく、微細構造は変化しないと考えられた。一方、77~96wt%まで濃縮したコラーゲン溶液において製膜を行った結果、架橋時のコラーゲン濃度に依存して拡散透過性が大きく異なるゲル膜を作製することができた。さらに、架橋時のコラーゲン濃度と膜構造因子の間に相関性があり、曲路率により膜の微細構造の均質性を推測できた。したがって、架橋時のコラーゲン濃度により微細構造を制御することができ様々な拡散透過性を持つコラーゲンゲル膜が作製可能である。

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  • ソフトセグメントにポリ炭酸エステルを有するポリカーボネートポリウレタンの耐劣化性と抗血栓性

    水本大悟, 野尻知里, 猪俣依子, 大西誠人, 千秋和久, 城戸隆行, 杉山知子, 内田勝美, 酒井清孝, 阿久津哲造

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   27 ( 1 ) 269 - 274  1998年

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    生体材料のポリエーテルタイプポリウレタン(PEU)に劣化が起こることが明らかとなっている。PEUの優れた機械的特性と生体適合性を温存し、しかも劣化を減少させる目的で、最近ポリエーテルタイプに代わりポリカーボネートタイプのポリウレタン(PCU)が開発されている。本研究では、これらPCUのin vitro加速劣化試験と、我々が開発したepifluorescent video microscopy (EVM)装置を用いた抗血栓性評価を行い、従来のPEUと比較した。加速劣化試験後、PEUは表面が物理的・化学的に劣化することが明らかとなった。一方、PCUではこのような変化は認められなかった。EVM実験の結果より、PCUはPEUに比べ同等またはそれ以上に血小板の粘着を抑制することがわかった。以上の結果から、埋込み型人工心臓をはじめとする長期使用の循環系デバイスの構造材料としてセグメント化ポリウレタンを選択する場合、現状ではPCUを第一選択とするべきであると考える。

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  • ポリエチレングリコールをグラフトした新規な温度応答性高分子ゲルによる膨潤・収縮変化の加速とパルス型薬物放出制御

    金子祐三, 中村里樹, 酒井清孝, 菊池明彦, 青柳隆夫, 桜井靖久, 岡野光夫

    化学工学論文集 / 化学工学協会   24 ( 2 ) 200 - 204  1998年

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  • 抗血栓性材料における血液ー材料界面の解析

    内田勝美, 脇雅弘, 酒井清孝, 野尻知里, 城戸隆行, 杉山知子, 石原一彦, 中林宣男

    化学工学論文集 / 化学工学協会   24 ( 2 ) 217 - 221  1998年

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  • Push/pull血液透析濾過法における溶質除去メカニズムの解明

    峰島三千男, 阿岸鉄三, 佐々木淳, 春原隆司, 酒井清孝

    化学工学論文集 / 化学工学協会   24 ( 2 ) 195 - 199  1998年

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  • 異なる製膜条件により得られたコラーゲンゲル膜の溶質透過性から推測される膜構造

    土生拓史, 酒井清孝, 金森敏幸, 新保外志夫

    化学工学論文集 / 化学工学協会   24 ( 2 ) 211 - 216  1998年

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  • 温度応答性表面を用いた新しい温度制御型疎水性クロマトグラフィーとそれを用いたステロイドの分離

    薬師寺大二, 酒井清孝, 菊池明彦, 青柳隆夫, 桜井靖久, 岡野光夫

    化学工学論文集 / 化学工学協会   24 ( 2 ) 205 - 210  1998年

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  • 第34会日本人工臓器学会大会 大会印象記

    酒井清孝

    Medical Academy NEWS / 薬事日報社   ( 643 ) 7  1998年

  • 非対称構造を有する透析膜の膜内拡散係数および阻止率とそれらのファウリングによる変化

    小久保謙一, 春原隆司, 竹脇幸治, 酒井清孝

    膜(MEMBRANE) / 日本膜学会   23 ( 6 ) 327 - 333  1998年

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    One of the factors to reduce the performance of a hemodialyzer during clinical treatment is membrane fouling caused by protein adsorption. Highly permeable dialysis membranes recently developed are of asymmetrical structure and the reduction in permeability after protein adsorption may vary with their asymmetrical structure. Intramembrane diffusion coefficients and rejection factor for several solutes of polysulfone membranes having asymmetrical structure were measured before and after plasma protein adsorption. Ratio of intramembrane diffusion coefficient to diffusion coefficient in water for higher molecular weight solutes is reduced after plasma protein adsorption, but that for lower molecular weight solutes is slightly reduced. Rejection factor after plasma protein adsorption increases at lower filtration flux especially for smaller molecules, but that at higher filtration flux hardly changes.

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  • 透析膜の性能評価

    酒井清孝

    日本透析医学会雑誌 / 日本透析医学会   31 ( 4 ) 253 - 266  1998年

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    透析治療に用いられている透析膜の素材には大別してセルロースと合成高分子がある. 透析膜は均質膜であるが, 最近では非対称膜が用いられている. 分子量が大きい病因物質の分離速度 (クリアランス) を大きくするには, 分離に寄与する緻密なスキン層は薄いほど好ましい. その機械的強度を保持するための粗な支持層とから構成された非対称膜の有利性が大いに評価されている.<br>透析器のクリアランスおよび濾過係数は透析膜の性能と透析器の設計に依存する. すなわち濾過係数が数ml/m2hrmmHgの透析膜では分子量が1,000以上, 濾過係数が数十ml/m2hrmmHgの高性能透析膜では分子量が10,000以上の溶質の分離速度は透析膜律速である. すなわち分子量の大きい尿毒症病因物質の除去は透析膜の透過性能 (拡散透過係数および濾過係数) に左右される.<br>基本的には, 透析膜の両側の流体の浸透圧差をゼロに設定し, ある一定の膜間圧力差で一定時間に得られた濾液量のデータから透析膜の濾過係数が求められる. また拡散透過係数は濾過流束をゼロに設定した時に得られる溶質濃度と拡散流束のデータから求められる. 濾過係数を測定するときに透析器内を血液と透析液が流れていると, 両流体の流動方向に (静) 圧力が変化するため, 膜間圧力差を正しく求めることができない. そこで透析器を完全濾過で操作すると, 正しい濾過係数が求められる.<br>本稿では, 透析膜の性能評価について, 透析膜の拡散透過係数および濾過係数の測定法, さらに透析膜の構造と透過性の関係について述べたい.

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  • 人工臓器は移植と両輪

    日刊工業新聞 / 日刊工業新聞    1998年

  • 外部灌流膜型人工肺における血液流れと酸素移動のシミュレーション解析

    中村真之, 酒井清孝, 田原耕一郎, 桑名克之

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   27 ( 2 ) 384 - 389  1998年

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    外部灌流膜型人工肺の設計は、実験的な試行錯誤の結果に基づき、コストと時間を要する。そこで本研究では、外部灌流膜型人工肺内の血液流動状態やガス交換能の解析法として、コンピュータによるシミュレーション解析法を検討した。血液流れのモデル化には、多孔質媒体中の低レイノルズ数流れにおけるDarcyの法則を応用した。酸素移動のモデル化には、血中酸素分圧による物質移動係数の変化を考慮するために反応係数を用いた。得られた支配方程式の数値解を有限要素法により得た。血液流れをシミュレーション解析した結果、異なる膜充填法の場合に生じる偏流について知見が得られ、これらはX線CTによる流れの可視化実験の結果と一致した。また、円管外流れにおける物質移動の無次元相関式より血液側境膜物質移動係数を推算して、酸素移動をシミュレーション解析した。その結果より、外部灌流膜型人工肺における酸素移動速度が計算された。

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  • 透析液監視用エンドトキシンモニタリング装置の開発

    飯島かおり, 宮坂武寛, 吉見靖男, 酒井清孝, 明田川純, 田村弘志, 田中重則

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   27 ( 2 ) 524 - 527  1998年

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    エンドトキシン(Et)濃度の測定に用いられるリムルステストは、Et混入による測定誤差が生じやすく、煩雑な操作が必要である。そこで我々は、リムルス試薬を用いた簡便かつ連続的なモニタリング装置の開発を進めている。以前報告した測定装置では、反応時間45分で検出下限50EU/lのEtモニタリングを実現している1)。しかし、透析現場ではさらに低濃度域のEtのリアルタイムなモニタリングが望まれる。そこで、従来の装置の反応回路長を95%減少させ、反応時に流動を停止させることで、試薬の分散を抑制し、感度上昇を試みた。これまでの基礎検討から、至適反応時間を30分に設定して検量線を作成した。これより、Et濃度40-200 EU/lの範囲で良好な直線関係が得られた。同様に反応時間20分、10分でも検量線を作成したところ、反応時間20分では40-200EU/lの範囲を、反応時間10分では80-200EU/の範囲をモニタリングできるようになった。

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  • 再生セルロース透析膜の表面粗さが抗血栓性に与える影響

    角田奈々絵, 小久保謙一, 酒井清孝, 福田誠, 宮崎誠, 日吉辰夫

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   27 ( 2 ) 475 - 479  1998年

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    透析膜の血液適合性については、これまでに膜材質の違いに着目した多くの研究がある。しかし、血液適合性は、これら膜材質の違いだけではなく、膜表面での流動状態の影響も受けると考えられる。そこで、膜表面粗さの異なる5種類の膜を用い、ウシ血液を用いて血小板粘着量を測定することにより、膜表面粗さと抗血栓性を評価した。まな、ビンガム流体であるPMMAのglycerolサスペンションを用い、その流動特性である降伏値を測定した。膜表面の粗い膜では血小板粘着量が多く抗血栓性が劣り、膜表面が滑らかな膜ほど血小板粘着量が少なく抗血栓性に優れた。これらの膜について、それぞれ降伏値を測定したところ、膜表面構造の粗い膜では降伏値が大きくなり、PEGでグラフトされた麺の滑らかな膜では降伏値が小さくなった。このことから膜表面の粗さは抗血栓性に影響を与えることが示唆された。

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  • 特集 化学工学年鑑/化学工学の動き:1997 6.生物化学工学 6.3医用化学工学全般

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学協会   62 ( 9 ) 517 - 519  1998年

  • 外部灌流型人工肺における血液流れのシミュレーション解析

    中村真之, 酒井清孝, 田原晃一郎, 桑名克之

    医工学治療 / 日本医工学治療学会   10 ( 1 ) 44 - 47  1998年

  • 水系での透析器の性能から臨床における透析器の性能を予測することは可能か?ー尿素およびクレアチニンー

    酒井清孝, 小久保謙一

    医工学治療 / 日本医工学治療学会   10 ( 1 ) 16 - 32  1998年

  • Artificial gill to give man freedom of seas

    Lole Rogers

    THE SUNDAY TIMES / THE SUNDAY TIMES (England)    1998年

  • Rapid deswelling response of poly(N-isopropylacrylamide) hydrogels by the formation of water release channels using poly(ethylene oxide) graft chains

    Kaneko Y, Nakamura S, Sakai K, Aoyagi T, Kikuchi A, Sakurai Y, Okano T

    Macromolecules / American Chemical Society   31 ( 18 ) 6099 - 6105  1998年

    DOI CiNii

  • Graft architectural effects on thermoresponsive wettability changes of poly(N-isopropylacrylamide)-modified surfaces

    Yakushiji T, Sakai k, Kikuchi A, Aoyagi T, Sakurai Y, Okano T

    Langmuir / American Chemical Society   14 ( 16 ) 4657 - 4662  1998年

    DOI CiNii

  • Feasibility of wearable artificial kidney using presently commercially available hollow-fiber membrane

    Kanamori T, Shinbo T, Sakai K

    Journal of Artificial Organs / The Japanese Society for Artificial Organs   1 ( 2 ) 69 - 75  1998年

  • Respireremo in accua come pesci grazie alle branchie artificiali

    Focus / ?   70  1998年

  • 化学工学会関東支部学生賞奨励賞(研究業績)電気発光を利用したグルコース定量法の開発

    宮坂武寛

    / 化学工学会関東支部    1998年

  • Transient measurement of glucose using on-off controllable enzyme electrode with polypyrrole membrane

    Miyasaka T, Yoshimi Y, Sakai K

    Journal of Chemical Engineering of Japan / The Society of Chemical Engineers, Japan   31 ( 1 ) 29 - 34  1998年

    DOI CiNii

  • Size of polymeric particles forming hemodialysis membranes determined from water and solute permeabilities

    T Kanamori, T Shinbo, K Sakai

    JOURNAL OF APPLIED POLYMER SCIENCE   67 ( 5 ) 833 - 840  1998年01月

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    Regarding hemodialysis membranes as layers packed with uniform polymeric particles, the size of the particles is determined using the Kozeny-Carman equation. Diameter of the spheres forming cellulosic membranes is the same order as the size of primary polymeric particles determined by electron microscopy in a previous article. Pore radii of the membranes calculated by the Kozeny-Carman equation are in agreement with those determined by the tortuous capillary pore model. The result suggests that an estimate of a pore radius of a membrane is feasible by the Kozeny-Carman equation only with water permeability of the membrane. Intramembrane diffusion coefficients of vitamin B(12) calculated from an equation derived from the analogy of heat conduction in heterogeneous media consisting of a continuous phase and particles are larger than the experimental values. The result suggests the failure of the analogy between heat conduction and diffusion of vitamin B(12) in a heterogeneous medium. (C) 1998 John Wiley & Sons, Inc.

    DOI CiNii

  • Artificial gill to give man freedom of seas

    Lole Rogers

    THE SUNDAY TIMES / THE SUNDAY TIMES (England)    1998年

  • Deswelling mechanism for comb-type grafted poly(N-isopropylacrylamnide) hydrogels with rapid temperature responses

    Y Kaneko, S Nakamura, K Sakai, A Kikuchi, T Aoyagi, Y Sakurai, T Okano

    POLYMER GELS AND NETWORKS   6 ( 5 ) 333 - 345  1998年

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    Deswelling mechanism for comb-type grafted poly(N-isopropylacrylamide) (PIPAAm) hydrogel was investigated to make clear the effect of gel architecture on the gel deswelling kinetics. Deswelling rate and mechanism were compared with those for conventional crosslinked PIPAAm gel and poly(ethylene oxide) (PEO)-grafted PIPAAm gel in response to temperature increase from below to above the gel-phase transition temperatures. The deswelling rate for the conventional PIPAAm gel are reciprocal to the gel size square, indicative of collective diffusion mediated manner for crosslinked network into water. Although PEO graft chains formed water release channels within the network to produce fast gel deswelling changes, deswelling change of PEG-grafted gel also demonstrated collective diffusion mediated manner of crosslinked backbone chains. On the other hand, one order faster rate of deswelling change of PIPAAm-grafted gel was observed than that of PEG-grafted gel with identical gel dimension. The deswelling change of PIPAAm grafted gel did not obey collective diffusion mediated manner, demonstrating reciprocal to the gel size to 1.58th power. This deswelling mechanism was explained in terms of rapid hydrophobic aggregation of freely mobile PIPAAm graft chains and an operation of intrinsic elastic forces of polymer network. The operation of both elastic force and strong hydrophobic aggregation force between the dehydrated PIPAAm graft chains released water inside the gel, causing more rapid deswelling changes of the PIPAAM-grafted gels. (C) 1999 Elsevier Science Ltd. All rights reserved.

    DOI

  • Rapid deswelling response of poly(N-isopropylacrylamide) hydrogels by the formation of water release channels using poly(ethylene oxide) graft chains

    Kaneko Y, Nakamura S, Sakai K, Aoyagi T, Kikuchi A, Sakurai Y, Okano T

    Macromolecules / American Chemical Society   31 ( 18 ) 6099 - 6105  1998年

    DOI CiNii

  • Graft architectural effects on thermoresponsive wettability changes of poly(N-isopropylacrylamide)-modified surfaces

    Yakushiji T, Sakai k, Kikuchi A, Aoyagi T, Sakurai Y, Okano T

    Langmuir / American Chemical Society   14 ( 16 ) 4657 - 4662  1998年

    DOI CiNii

  • Feasibility of wearable artificial kidney using presently commercially available hollow-fiber membrane

    Toshijuki Kanamori, Toshio Shinbo, Kiyolaka Sakai

    Journal of Artificial Organs   1 ( 2 ) 69 - 75  1998年

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    On the assumption that continuous treatment is effective in preventing β2-microglobulin deposition in a patient without kidney function, a wearable artificial kidney device was theoretically designed on the basis of using presently commercially available hollow-fiber membrane for hemodialysis. The device was assumed to be connected between an arteriole and a large vein. The device, with an optimal dimension consisting of the membrane with an appropriate filtration permeability, was capable of carrying out continuous hemofiltration using the blood pressure of the patient only and of preventing β2-microglobulin deposition. If dialysate was fed into the device for an appropriate time every day, concentrations of urea nitrogen and creatinine were also maintained at a lower level than that of conventional intermittent hemodialysis. Because the dimension and technical data of the device giving these results are comparable to those of commercially available hemodialyzers, we should reconsider whether the wearable artificial kidney can be put into clinical use. © The Japanese Society for Artificial Organs 1998.

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  • Respireremo in accua come pesci grazie alle branchie artificiali

    Focus / ?   70  1998年

  • Blood purification and the role of membranes

    K Sakai

    JOURNAL OF THE CHINESE INSTITUTE OF CHEMICAL ENGINEERS   28 ( 6 ) 427 - 434  1997年11月

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    Virtually all of the artificial membranes such as reverse-osmosis membrane, dialysis membrane, ultrafiltration membrane, microfiltration membrane and gas separation membrane in use industrially also have therapeutic applications. Dialysis membranes used clinically in the treatment of patients with renal failure account for by far the largest volume of membranes and, worldwide, their consumption has reached some 70 million square meters a year. Almost all dialyzers now in use are of the hollow-fiber type.
    A hollow-fiber dialyzer contains a bundle of approximately 10,000 hollow fibers having an inner diameter of about 200 mu m when wet, a membrane thickness of 20-45 mu m when wet, and a length of 160-250 mm. The walls of the hollow fibers function as the dialysis membrane and the materials used for dialysis membranes are many and varied, and include cellulose-based materials and synthetic polymers.
    This paper reviews blood purification and dialysis membranes and also discusses differences in performance between the natural kidney and filters to clarify separation mechanism of glomerular basement membranes and filtration membranes. An intelligent membrane is proposed of temperature-responsive dialysis membrane with pores the size of which varies with temperature.

  • Artificial kidney engineering - Dialysis membrane and dialyzer for blood purification

    K Sakai

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   30 ( 4 ) 587 - 599  1997年08月

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    Since artificial organs are intended to replicate chemical processes, knowledge of chemical engineering is essential in their design so that they will function with the maximum efficiency. The most commonly used artificial organ is the artificial kidney, a machine that performs a treatment known as hemodialysis. This process cleanses the bodies of renal failure patients by dialysis and filtration which are simple physicochemical processes. Hemodialysis membranes act to remove accumulated uremic toxins, excess ions and water from the patient via the dialysate, and to supply from the dialysate those ions that are insufficient.
    This paper describes dialysis membranes and dialyzers for blood purification, the solute transport mechanism of the membrane, and a technical evaluation of the dialysis membrane. Lastly, the next generation of artificial kidney is reviewed.

    DOI CiNii

  • Analysis of reaction of luminol at an indium-tin oxide anode by cyclic voltammetry

    Y Yoshimi, K Sakai

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   30 ( 3 ) 535 - 538  1997年06月

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    In the present study, cyclic voltammograms obtained with an indium-tin oxide (ITO) anode were compared with those obtained with a platinum anode. The peak currents generated by luminol oxidation at the platinum anode showed convex curves facing upwards with increasing luminol concentration, as the result of the prevention of the oxidation of the platinum electrode by the presence of Luminol. With the ITO anode, no current due to electrode oxidation or reduction was detected. The peak current intensity of luminol oxidation was proportional to the luminol concentration, but the peak current was also in a linear relationship with the square root of the scan rate. However, the intercept current was largely deviated from zero. The deviation suggests radial diffusion of luminol at the ITO anode which has a small active point density. In conclusion, the ITO anode is useful for accurate measurement of the rate of luminol oxidation, but radial diffusion of luminol in the vicinity of the ITO surface should be taken into consideration in analysis of luminol oxidation.

    DOI CiNii

  • Comparison between urea removal in hemodialysis and continuous ambulatory peritoneal dialysis using a mathematical kinetic model

    T Kanamori, K Sakai

    INTERNATIONAL JOURNAL OF ARTIFICIAL ORGANS   20 ( 3 ) 158 - 162  1997年03月

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    Urea removal by continuous ambulatory peritoneal dialysis (CAPD) was compared with that by hemodialysis (HD) using a mathematical kinetic model. The time-averaged urea-nitrogen concentration (TAG) in the blood of a patient on maintenance HD was calculated by the model. Clearance with HD giving a TAC value equal to the constant urea-nitrogen concentration in the blood of a patient on CAPD was obtained, leading to the relation of equivalent clearances between HD and CAPD on the assumption that the urea-generation rate of the patient on CARD was equal to that of the patient on HD.

  • Characterization and transport phenomenaの報告

    酒井清孝

    膜(MEMBRANE) / 日本膜学会   22 ( 1 ) 39  1997年

  • 温度変化に素早く収縮応答するグラフトゲルによる新しいパルス型薬物放出制御

    金子祐三, 酒井清孝, 菊池明彦, 青柳隆夫, 桜井靖久, 岡野光夫

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   26 ( 1 ) 238 - 243  1997年

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    従来、ゲルを用いた薬物放出の制御は、ゲル中の薬物の拡散によっていた。これに対し、グラフト鎖を有するゲルを用い、網目の凝集変化による水の押し出しを同期させた薬物の放出を起こす、新しい温度応答性薬物放出制御の実現を目的として研究を行った。ゲルは網目の協同拡散により膨潤状態から収縮状態に変化するため、本来、温度変化に対する収縮変化はサイズに依存し、ゆっくりとしたものであった。これに対し、自由末端を有するポリN-イソプロピルアクリルアミド(PIPAAm)のグラフト鎖がPIPAAm網目中に導入されたグラフト型のゲルは、32℃以上への段階的な温度上昇に対し素早く収縮変化した。これはグラフト鎖が温度変化に対して素早く凝集変化し、凝集したグラフト鎖間に強い疎水性相互作用が働く結果、ゲルは水を素早く外部へと押し出したためと考えられた。このゲルの収縮変化に伴う水の押し出しの相異により、単なる三次元網目の通常型ゲルに対し、グラフト型ゲルからの薬物放出挙動は大きく異なることが明らかにされた。すなわち、通常型のゲルが収縮時に表面スキン層を形成して薬物拡散を停止するのに対し、グラフト型ゲルはその特徴的な水の押し出しにより、温度変化で薬物をパルス的に放出させることができた。このグラフト型の分子構築に基づく温度応答性の薬物放出制御の特性を通常型のゲルと比較しながら議論し、グラフトゲルによって新しく実現されたミクロポンプとしての温度応答性ゲルの機能を詳細に検討した。

    DOI CiNii

  • 医の挑戦、工の挑戦

    酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   25 ( 6 ) 911  1997年

  • 酵素活性on-off制御を伴うグルコースセンサーの開発

    宮坂武寛, 吉見靖男, 酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   61 ( 2 ) 138 - 139  1997年

    CiNii

  • 光触媒を用いた透析液調製ライン中エンドトキシンの不活化

    宮坂武寛, 酒井清孝

    バイオサイエンスとインダストリー / バイオイダストリー協会   55 ( 2 ) 102 - 103  1997年

  • 温度応答性の速い高分子ゲルによる新しいパルス型薬物放出制御

    金子祐三, 酒井清孝, 菊池明彦, 青柳隆夫, 桜井靖久, 岡野光夫

    薬理と臨床 / 裕文社   7 ( 8 ) 1295 - 1299  1997年

  • 材料表面特性による抗血栓性の検討

    内田勝美, 野尻知里, 城戸隆行, 杉山知子, 脇雅宏, 水本大悟, 石原一彦, 中林宣男, 岸田晶夫, 明石満, 酒井清孝

    薬理と臨床 / 裕文社   7 ( 8 ) 1301 - 1305  1997年

  • 数理モデルを用いた透析患者体内へのβ2-microglobulin沈着量の推定およびその効果的除去法の提案

    金森敏幸, 酒井清孝

    薬理と臨床 / 裕文社   7 ( 8 ) 1215 - 1218  1997年

  • 酵素活性ON-OFF制御による吸着の影響を受けにくい血中グルコース定量法の開発

    宮坂武寛, 吉見靖男, 酒井清孝

    薬理と臨床 / 裕文社   7 ( 8 ) 1323 - 1326  1997年

  • 医療分野に用いられている人工膜

    巻頭言, 酒井清孝

    膜(MEMBRANE) / 日本膜学会   22 ( 2 ) 73  1997年

  • 透析液からエンドトキシンが流入しにくい非対称透析膜の構造

    小久保謙一, 大西豪, 酒井清孝, 福田誠, 日吉辰夫

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'97 / 東京医学社   43   46 - 49  1997年

  • 血液系における透析器の尿素とクレアチニンの除去特性

    春原隆司, 小久保謙一, 酒井清孝, 梅田薫, 田中治, 高江洲聡, 牛田素子, 西本裕美子

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'97 / 東京医学社   43   36 - 39  1997年

  • コラーゲンゲルを血漿分離膜の細孔内に充墳した新規透析膜の開発

    土生拓史, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   26 ( 2 ) 513 - 518  1997年

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    Type Iアテロコラーゲンをグルタルアルデヒドで架橋したコラーゲンゲル平膜について、様々な分子量の溶質の透過性を調べた。現行の透析膜と比較すると、アルブミンが両者でほぼ同等に阻止されているのに対し、他の溶質ではコラーゲンゲル平膜が遥かに優れた溶質透過性を示し、コラーゲンゲルは透析膜として理想的な溶質透過性を持つことがわかった。そこでコラーゲンゲルの強度の増大および薄膜化を図るために、コラーゲン溶液を血漿分離膜により濾過することにより、その細孔にコラーゲンゲルを充填した複合膜を作製した。走査型電子顕微鏡による観察、閉塞濾過式および迷宮細孔モデルでの解析により、細孔内へのゲルの充填状態を検討した。充填膜の細孔内にはコラーゲン溶液より作製したゲル平膜と溶質透過性が同等である薄層のゲル充填層が存在することが確認され、本研究で用いた充填法の妥当性が示唆された。

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  • 異なる表面修飾を施したポリウレタン(PU)の血小板粘着挙動の相対評価

    脇雅宏, 野尻知里, 城戸隆行, 杉山知子, 石原一彦, 中林宣男, 岸田晶夫, 明石満, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   26 ( 3 ) 752 - 755  1997年

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    人工心臓などの人工臓器に用いられる抗血栓性材料の評価法として、蛍光顕微鏡、ビデオカメラ、パラレル・プレート・フロー・チャンバーからなるepifluorescent video microscopy (EVM)法を用いて、抗血栓性発現機構の異なる4種類の材料(HEMA-styreneプロック共重合体、ポリエチレングリコール誘導体、ヒトトロンボモジュリン、MPC共重合体)の抗血栓性を相対的に評価した。蛍光色素で標識した血小板を含むヒト全血をシリンジポンプにより壁ずり速度100sec-1で20分間流し、1分毎に血小板粘着量を測定した。いずれの材料もコントロールに用いたセグメント化ポリウレタンに比べ、有意に血小板粘着を抑制した。また、これまでに発表されている各材料の特性が本実験の結果にも反映され、本実験方法が抗血栓性材料のin vitroにおける相対的評価法として有用であることを確認した。

    DOI CiNii

  • 濾過方向により阻止率が異なる透析膜における物質移動の異方性

    大西豪, 小久保謙一, 酒井清孝, 福田誠, 日吉辰夫

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   26 ( 3 ) 734 - 738  1997年

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    現在透析に用いられている高透水性の膜の多くは非対称構造を有しておりこのような膜では透析時に溶質透過方向により透過係数が異なる。この原因は非対称膜に見られる濾過方向による阻止率の差であると予想される。この関係を解明すれば血液からは溶質が抜けやすく、透析液からはエンドトキシンなどが侵入しにくい理想的な透析膜の開発が可能になる。そこで溶質にデキストランを用い数種の対称膜、非対称膜についてその阻止率と総括物質移動係数を測定した。その結果、均質膜では濾過方向による阻止率の差はみられず透析時の溶質透過の異方性もみられなかった。中空糸内側に緻密層を有する膜では外側から内側に濾過を行った方が阻止率が小さく、透過係数は大きくなった。中空糸外側に緻密層を有する膜では阻止率、透過係数の大小とも逆になった。したがって、透析時の溶質透過の異方性は非対称膜のみにみられ、その原因は濾過方向による阻止率の違いに起因する。

    DOI CiNii

  • 高分子メディエーターを用いた酵素活性ON-OFF制御型グルコースセンサーの開発

    谷山喜昭, 宮坂武寛, 吉見靖男, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   26 ( 3 ) 749 - 751  1997年

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    皮下留置を目的としたグルコースセンサーの抱える最大の問題点は、タンパク質や細胞など吸着による応答電流の変化である。グルコースの酸化反応を断続的に行い、濃度勾配の小さい状態で測定すれば、吸着の影響を小さく抑えて定量できると考えた。本研究では、ウシ血清アルブミンとフェロセンカルボキシアルデヒドの結合体をメディエーターとしたグルコースセンサーを用いた。印加電位をパルス的に変化させることで反応を断続的に行い、非定常状態の応答電流とグルコース濃度の相関を求めた。反応初期の非定常状態では、拡散が律速ではなかった。また、非定常状態のグルコース酸化電流はグルコース濃度に依存した。これらの結果より、本センサーを用いて反応をON-OFF制御しながらの測定が可能であることが示唆され、長期利用の可能性が見いだされた。

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  • 日本人工臓器学会論文賞受賞 電気化学発光免疫センサーの開発ー抗体定量とその発光メカニズムー

    原本浩隆, 吉見靖男, 酒井清孝

    学会:日本人工臓器学会大会(第35回) / 日本人工臓器学会    1997年

    DOI

  • クエスチョンボックス・ワンポイント:エイズウイルスを膜で除去できますか? 解答

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   61 ( 7 ) 542  1997年

  • 最近の医療工学の展望

    酒井清孝, 小久保謙一

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   42 ( 12 ) 1 - 5  1997年

  • 酵素活性制御型血中グルコースセンサの開発

    宮坂武寛, 酒井清孝

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   42 ( 5 ) 20 - 23  1997年

  • 第34会日本人工臓器学会大会 予告

    酒井清孝

    Medical Academy NEWS / 薬事日報社   ( 625 ) 9  1997年

  • Comparative bood compatibility of polyether vs polycarbonate urethanes by epifluorescent video microscopy

    Mizumoto D, Nojiri C, Inomata Y, Onishi M, Waki M, Kido T, Sugiyama T, Senshu K, Uchida K, Sakai K, Akutsu T

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   43 ( 5 ) M500-M504  1997年

  • Development of a glucose sensor with on/off control of enzyme activity without the effects of protein adsorption

    Miyasaka T, Taniyama Y, Sakai K, Yoshimi Y

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   43 ( 5 ) M505-M509  1997年

  • Artificial kidney engineering - Dialysis membrane and dialyzer for blood purification

    Kiyotaka Sakai

    Journal of Chemical Engineering of Japan   30 ( 4 ) 587 - 599  1997年

     概要を見る

    Since artificial organs are intended to replicate chemical processes, knowledge of chemical engineering is essential in their design so that they will function with the maximum efficiency. The most commonly used artificial organ is the artificial kidney, a machine that performs a treatment known as hemodialysis. This process cleanses the bodies of renal failure patients by dialysis and filtration which are simple physicochemical processes. Hemodialysis membranes act to remove accumulated uremic toxins, excess ions and water from the patient via the dialysate, and to supply from the dialysate those ions that are insufficient. This paper describes dialysis membranes and dialyzers for blood purification, the solute transport mechanism of the membrane, and a technical evaluation of the dialysis membrane. Lastly, the next generation of artificial kidney is reviewed.

    DOI CiNii

  • Blood purification and the role of membranes

    Sakai K

    J. Chin. Inst. Chem. Engrs. / The Chinese Institute of Chemical Engineers, Taipei, Taiwan, Republic of China   28 ( 6 ) 427 - 434  1997年

  • Comparative bood compatibility of polyether vs polycarbonate urethanes by epifluorescent video microscopy

    Mizumoto D, Nojiri C, Inomata Y, Onishi M, Waki M, Kido T, Sugiyama T, Senshu K, Uchida K, Sakai K, Akutsu T

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   43 ( 5 ) M500-M504  1997年

  • Development of a glucose sensor with on/off control of enzyme activity without the effects of protein adsorption

    Miyasaka T, Taniyama Y, Sakai K, Yoshimi Y

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   43 ( 5 ) M505-M509  1997年

  • Electroluminescence of indium-tin oxide in an alkaline solution of hydrogen peroxide

    Y Yoshimi, S Iguchi, T Miyasaka, K Sakai

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   29 ( 6 ) 1063 - 1066  1996年12月

    DOI CiNii

  • Cathodic electrochemiluminescence of luminol enhanced by antibody-antigen reaction

    Y Yoshimi, H Haramoto, T Miyasaka, K Sakai

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   29 ( 5 ) 851 - 857  1996年10月

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    The purpose of the present work is to characterize the cathodic electrochemiluminescence of luminol with a view to its application in continuous immunoassay. The authors designed a method for continuous antibody determination from the change in electrochemiluminescent intensity of luminol resulted from antigen-antibody reactions. The cathodic electrochemiluminescences of luminol-labeled antigens in hydrogen peroxide solution were enhanced by the presence of the respective antibodies. Cathodic electrochemiluminescence Of a luminol-labeled antibody was also enhanced by the presence of antigen. The enhancement of electrochemiluminescence may be useful in homogeneous immunoassay of antibodies or antigens. Analysis of a batchwise reaction suggested that the presence of antibody increases the quantum yield of electrochemiluminescence of luminol-labeled antigen. And analysis of the electrolytic current of luminol and hydrogen peroxide at indium-tin oxide (ITO) cathode revealed that hydrogen peroxide was electrochemically active at the cathode, while luminol was inert. These results suggest that cathodic electrochemiluminescence of luminol or luminol-labeled proteins is triggered by hydroxide radical produced from hydrogen peroxide at the ITO cathode.

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  • Fast swelling/deswelling kinetics of comb-type grafted poly(N-isopropylacrylamide) hydrogels

    Y Kaneko, K Sakai, A Kikuchi, Y Sakurai, T Okano

    MACROMOLECULAR SYMPOSIA   109   41 - 53  1996年05月

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    The synthesis and characterization of comb-type grafted thermo-sensitive hydrogels is presented. These hydrogels were synthesized by polymerization of N-isopropylacrylamide (IPAAm) with a PlPAAm macromonomer. This process leads to a crosslinked IPAAm backbone polymer, copolymerized with highly mobile comb-type PIPAAm chains. These new thermo-responsive copolymers displayed higher equilibrium swellings at lower temperatures and rapid deswelling kinetics at elevated temperatures. The swelling/deswelling for comb-type gels is dependent on the graft chain lengths, in contrast to normal PIPAAm gel lacking the graft chains. As the temperature is increased above the critical temperature, the dehydrated graft chains aggregated due to hydrophobic attraction. Rapid and reversible kinetics of the graft-type gel were observed in response to stepwise temperature changes within short time cycles: phenomena not observed in normal crosslinked thermo-sensitive gels. The influence of freely mobile graft chains on both the equilibrium and dynamic properties of comb-type PIPAAm gel is demonstrated. Possible application of graft-type gel is discussed for actuator systems.

  • Changes in charge and ion permeability of PAN-DX dialysis membrane caused by protein adsorption

    KI Kokubo, M Taguchi, K Sakai

    CHEMICAL ENGINEERING JOURNAL AND THE BIOCHEMICAL ENGINEERING JOURNAL   62 ( 1 ) 73 - 79  1996年04月

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    Some patients on long-term dialysis may suffer from metabolic bone disease owing to abnormal metabolizing of phosphorus and calcium. It is possible to prevent these conditions by controlling serum ion concentrations to an appropriate level, and to do this the rate of ion permeability through the dialysis membrane must be clarified. The rate of ion permeability is influenced by membrane structure and membrane charge. The changes in membrane charge occurring when protein was adsorbed on a polyacrylonitrile dialysis membrane were evaluated for cytochrome C, which is positively charged in an aqueous solution at pH 7.4 and for alpha-lactalbumin, which is negatively charged at pH 7.4, by means of changes in zeta potential, and these were compared with changes in rates of ion permeability. Changes brought about in membrane structure were also evaluated from changes in the diffusive permeability coefficient of urea, which is a non-electrolyte. After cytochrome C adsorption, the absolute zeta potential of the membrane decreased, and the charge on the membrane became electrically closer to neutral than before the adsorption. In membranes on which alpha-lactalbumin was adsorbed, on the contrary, absolute zeta potential increased and the negative charge on the membrane increased. The diffusive permeability coefficient of urea decreased no matter which protein was adsorbed, but the amount of decrease was slight and there was little change in membrane structure. The diffusive permeability coefficients of sodium hydrogen phosphate and NaCl increased after cytochrome C adsorption and decreased after alpha-lactalbumin adsorption. The changes in electric charge evaluated by zeta potential and changes in the rate of ion permeability due to protein adsorption are in qualitative agreement with ion permeability theory. It is therefore suggested that the zeta potential can be used as an index of membrane charge when evaluating the membrane permeability of ions.

  • 生体との調和

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   60 ( 1 ) 37 - 38  1996年

    CiNii

  • Effect of mass transfer between plasma and erythrocyte interior on evaluating dialyzer performance

    Kanamori T, Sakai K

    Artif. Organs Today / VSP   5 ( 2 ) 101 - 112  1996年

  • Estimating solute concentrations in blood from solute concentrations in dialysate and apparent distribution volume of solutes

    Kokubo K, Ishii A, Miura A, Suzuki T, Sakai K

    Artif. Organs Today / VSP   5 ( 2 ) 113 - 123  1996年

  • ポリエチレングリコールをグラフトした再生セルロース膜の中空糸内流動状態と抗血栓性

    小久保謙一, 竹脇幸治, 酒井清孝, 福田誠, 日吉辰夫

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'96 / 東京医学社   40   52 - 55  1996年

  • ポリスルホン膜の非対称構造の差異がタンパク質吸着による透析器の溶質透過性能の低下に及ぼす影響

    春原隆司, 小久保謙一, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   25 ( 3 ) 664 - 669  1996年

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    臨床における透析膜の性能低下の一因に、血液接触後の膜構造変化による拡散透過性の低下がある。近年開発された高性能透析膜の多くは非対称構造を有しており、その性能低下の起こり方は膜の非対称構造によって異なると考えられる。そこで、非対称構造を有するポリスルホン膜を用いて、血漿タンパク質吸着前後で吸光法により分子量の異なる溶質の膜内拡散係数と溶質透過係数を測定した。血漿タンパク質の吸着により、膜内拡散係数比は小さな溶質ではほとんど減少しなかったのに対し、大きな溶質では顕著に減少した。また、非対称構造を有する高透水性透析膜の場合、従来の透析膜に比べて特に小さな溶質の膜抵抗が小さかった。そのため、これらの膜からなる透析器では、タンパク質の吸着によるクリアランスの低下が少ない溶質の分子量範囲が広い。

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  • 非対称構造を有するポリスルホン透析膜の膜構造の評価ーSEM観察、染色速度比較法、BEM法DSC法ー

    中村真之, 小久保謙一, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   25 ( 3 ) 658 - 663  1996年

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    高透水性透析膜の多くは非対称構造を有している。しかし、現在、膜の非対称構造を評価する指標はなく、溶質ごとに透過実験をしなければ非対称膜の溶質透過性能は評価できない。そこで、非対称構造を有するポリスルホン透析膜(PS-400膜、PS-UW膜、APS膜)を対象として、SEM観察、染色速度比較法、BET法およびDSC法をそれぞれ適用した。そして、膜の非対称構造の評価への適用限界を明らかにするとともに、膜構造の評価を試みた。SEM観察、BET法、DSC法では、膜の透過性の違いの原因となる構造の違いは見られなかった。染色速度比較法では、他の方法と異なり膜により結果に違いが現れた。今回用いた膜のように緻密層と支持層の構造が大きく異なる非対称膜の場合、BET法では支持層の大きい細孔を評価できないが、DSC法では評価できる。また、今回用いた膜はそれぞれ、支持層の非対称構造にあまり違いはないが、緻密層の構造が大きく異なると考えられる。

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  • ポリスルホン透析膜の非対称構造の違いによる阻止率の差異

    竹脇幸治, 小久保謙一, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   25 ( 2 ) 380 - 384  1996年

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    透析患者の合併症の軽減めため、非対称構造を有する高透水性膜が開発されている。このような高透水性膜では、濾過による溶質透過が起こりやすく、膜の濾過特性の評価が必要である。そこで、非対称構造を有するポリスルホン膜(PS-UW, PS-NW, APS)について、試験溶質として分子量の異なるDextranを用い、阻止率を血漿接触前後で測定し、非対称構造と阻止率の関係について検討した。高分子量の溶質では、濾過流束が大きくなるにつれ、阻止率が減少したのに対し、低分子量の溶質では増加した。この傾向は膜の外表面に緻密層を有する非対称膜、あるいは内部よりも開孔率の小さい支持層を有する非対称膜に特有のものである。また、阻止率は純水濾過係数が大きい膜ほど小さかった。血漿接触による阻止率の増加は分子量の小さい溶質ほど、低濾過流束で顕著であった。以上より、非対称構造や溶質の分子量の違いによって阻止率の濾過流束依存性が異なると結論づけられる。

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  • Epifluorescent video microscopy(EVM)装置を用いたin situヘパリン固定化及びスルホン化ポリウレタンの抗血栓性評価

    城戸隆行, 野尻知里, 萩原和彦, 千秋和久, 杉山知子, 木島利彦, 酒井清孝, 阿久津哲造

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   25 ( 1 ) 187 - 192  1996年

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    著者らは、成形加工したデバイスの血液接触面にin situでヘパリン及びスルホン化ポリマーを固定化し血液適合性を賦与する表面処理技術を開発した。ポリウレタン(PU)表面にこれらの処理を行い、著者らの開発したEpifluorescent Video Microscopy (EVM)システムを用いてin vitro血液適合性を評価した。XPSによる表面解析では、未処理を除く全ての表面で、ヘパリン及びスルホン化ポリマーの固定化を示す硫黄元素が確認された。ヘパリン固定化PUでは高い抗FXa活性(2.13×10-1IU/cm2)を示したが、スルホン化ポリマー固定化PUは、その1/10以下の活性であった。表面修飾したPUは、いずれも未処理のPUと比較して、血小板粘着量は有意に低値を示した。β-TGは、血小板粘着率と同様の傾向を示したが、C3aはヘパリン固定化PUのみが有意に低値であった。ヘパリン及びスルホン化ポリマー固定化PUは、未処理PUと比較して、EVM実験において血小板粘着/活性化を抑制し、優れた抗血栓性を示した。

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  • 透析液監視用エンドトキシン濃度連続測定装置の至適操作条件

    水本大悟, 吉見靖男, 酒井清孝, 明田川純, 田中重則

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   25 ( 1 ) 98 - 101  1996年

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    エンドトキシン(Et)濃度の測定に用いられるリムルステストは、Et混入による測定誤差が生じやすく、煩雑な操作が必要である。そこで我たは、簡便な定量が可能なリムルステストの連続測定装置を試作し、その至適操作条件を検討した。まず、リムルス試薬の反応に伴う吸光スペクトルの変化、および反応時間による測定感度の違いを観察した。さらに、その結果を用いて、連続測定装置における至適操作条件を検討した。その結果、新規開発Et特異的比色法リムルス試薬でEt濃度を定量する場合、検出波長を381nmに設定し、定量するEt濃度範囲に最適な反応時間を設定することで感度が高くなることがわかった。しかし、連続測定装置では、反応時間を長くすると試薬が回路内に分散し、感度が低下した。そこで、検出波長を381nmに、反応時間を45分に設定したところ、最も感度が高くなり、連続測定装置でも濃度50-100EU/1のEt濃度を定量できるようになった。

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  • 電気化学発光免疫センサーの開発 ~抗体定量とその発光メカニズム~

    原本浩隆, 吉見靖男, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   25 ( 3 ) 683 - 687  1996年

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    免疫抑制剤の至適投与量の指標となる抗原量や抗体量をリアルタイムで監視するシステムの開発が本研究の目的である。我々は、連続的かつ簡便に操作できる電気化学発光フローセルを試作し、免疫定量法への有効性を確認した。また、抗原抗体反応によって発光強度が変化するメカニズムの解明も試みた。分子量および荷電の異なる抗原にルミノールを標識し、水溶液および血漿混合水溶液中での抗体定量と、水溶液中での標識抗ヒト血清アルブミン(HSA)抗体によるHSA抗原定量を試みた。0~2.2mg/mlの抗HSA抗体、0~200μg/mlの抗免疫グロブリンG抗体の各抗体濃度範囲と、0~3.8μMのHSA抗原濃度範囲で、水溶液中の発光強度が増大した。血漿中でも抗体量に伴って、標識抗原の発光強度が増大した。本法は水溶液系および血漿系での抗原抗体定量に有効であること、さらに発光強度増大の原因は、抗原抗体反応によるルミノール発光の量子収率の増大にあることが示唆された。

    DOI CiNii

  • 血液浄化法の基礎 1)血液浄化法に用いられる分離膜の特性 ー透析膜ー

    酒井清孝

    外科 / 南江堂   58 ( 10 ) 1181 - 1184  1996年

  • Biomedical engineeringはいま

    酒井清孝, 金森敏幸

    化学工学 / 化学工学会   60 ( 11 ) 805 - 809  1996年

    CiNii

  • 血液浄化法の将来展望:医工学の立場から

    小久保謙一, 酒井清孝

    LISA / メディカル・サイエンス・インターナショナル   3 ( 8 ) 746 - 750  1996年

  • Mass transfer of antibiotics adsorbed by human serum albumin in hemodialyzers

    Kanamori K, Takeshita T, Sakai K

    Biotechnology Progress / American Chemical Society and the American Institute of Chemical Engineers   12 ( 4 ) 503 - 509  1996年

    DOI PubMed CiNii

  • Diffusive permeability of asymmetrical polysulfone dialysis membranes dependent on pore size and pore size distribution of thier skin and supporting layers

    Kokubo K, Yakushiji T, Sakai K

    Artif. Organs Today / J.B.Lippincott Company   5 ( 3 ) 185 - 195  1996年

  • ニッポン放送賞 "インテリジェント機能を持つ新しい材料の創製とそのドラッグデリバリーシステムへの応用"

    金子祐三

    '96先端技術学術論文集 / 日本工業新聞社 先端技術学生論文表彰制度委員会事務局   10   105 - 122  1996年

  • インテリジェント機能を持つ新しい材料の創製とそのドラッグデリバリーシステムへの応用

    金子祐三

    '96先端技術学術論文集 / 日本工業新聞社 先端技術学生論文表彰制度委員会事務局   10   105 - 122  1996年

  • Effect of mass transfer between plasma and erythrocyte interior on evaluating dialyzer performance

    Kanamori T, Sakai K

    Artif. Organs Today / VSP   5 ( 2 ) 101 - 112  1996年

  • Estimating solute concentrations in blood from solute concentrations in dialysate and apparent distribution volume of solutes

    Kokubo K, Ishii A, Miura A, Suzuki T, Sakai K

    Artif. Organs Today / VSP   5 ( 2 ) 113 - 123  1996年

  • Mass transfer of antibiotics adsorbed by human serum albumin in hemodialyzers

    Kanamori K, Takeshita T, Sakai K

    Biotechnology Progress / American Chemical Society and the American Institute of Chemical Engineers   12 ( 4 ) 503 - 509  1996年

    DOI PubMed CiNii

  • Diffusive permeability of asymmetrical polysulfone dialysis membranes dependent on pore size and pore size distribution of thier skin and supporting layers

    Kokubo K, Yakushiji T, Sakai K

    Artif. Organs Today / J.B.Lippincott Company   5 ( 3 ) 185 - 195  1996年

  • An estimate of β2-microglobulin deposition rate in uremic patients on hemodialysis using a mathematical kinetic model

    Kanamori T, Sakai K

    Kidney International / International Society of Nephrology   47 ( 5 ) 1453 - 1457  1995年05月

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  • AN ESTIMATE OF BETA(2)-MICROGLOBULIN DEPOSITION RATE IN UREMIC PATIENTS ON HEMODIALYSIS USING A MATHEMATICAL KINETIC-MODEL

    T KANAMORI, K SAKAI

    KIDNEY INTERNATIONAL   47 ( 5 ) 1453 - 1457  1995年05月

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  • TEMPERATURE-RESPONSIVE SHRINKING KINETICS OF POLY(N-ISOPROPYLACRYLAMIDE) COPOLYMER GELS WITH HYDROPHILIC AND HYDROPHOBIC COMONOMERS

    Y KANEKO, R YOSHIDA, K SAKAI, Y SAKURAI, T OKANO

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   101 ( 1-2 ) 13 - 22  1995年05月

     概要を見る

    Temperature-responsive poly(N-isopropylacrylamide) and its copolymer gels with the hydrophilic comonomer, acrylamide and the hydrophobic comonomer, butyl methacrylate, all exhibit swelling-deswelling changes in response to external temperature changes. These hydrogels show negative swelling thermosensitivities, particularly swelling at lower temperature and complete deswelling over specific phase transition temperatures (T-p). Shrinking kinetics of these gels from swollen to deswollen states at several different temperature changes have been investigated. When temperature changes are performed entirely below T-p, the shrinking process is dominated by polymer network diffusion. On the other hand, shrinking kinetics for temperature changes from below to above T-p are dramatically influenced by gel surface structural changes and formation of a collapsed polymer skin layer. This surface skin formation prompts the accumulation of internal hydrodynamic pressure inside the gels upon shrinking by blocking the outflux of entrapped water. Both rate and magnitude of internal hydrodynamic pressure are modulated by the gel volume, the hydrophobicity of the gel polymer chains and the degree of external temperature changes. This internal pressure eventually causes convective outflow of water from the gel interior. Hydrodynamic internal pressure affects the drug release on-off pattern during gel shrinking.

    DOI

  • STRUCTURAL-ANALYSIS OF HEMODIALYSIS MEMBRANES BY EVALUATING DISTRIBUTION VOLUME OF WATER CONTAINED IN THE MEMBRANES

    T KANAMORI, M FUKUDA, K SAKAI

    JOURNAL OF COLLOID AND INTERFACE SCIENCE   171 ( 2 ) 361 - 365  1995年05月

     概要を見る

    The distribution volume of water contained in 31 hemodialysis membranes made from seven polymers was measured by three different methods, Water contained in the membranes was classified into three groups according to thermal mobility of the molecules, Structural analysis of the membranes was feasible through determining proportion of nonfreezing water to total water contained in the membranes. (C) 1995 Academic Press, Inc.

    DOI CiNii

  • PREFERABLE STRUCTURE OF POLY(ETHYLENE GLYCOL) FOR GRAFTING ONTO A CELLULOSIC MEMBRANE TO INCREASE HEMOCOMPATIBILITY WITHOUT REDUCTION IN SOLUTE PERMEABILITY OF THE MEMBRANE

    T KANAMORI, K SAKAI, M FUKUDA, Y YAMASHITA

    JOURNAL OF APPLIED POLYMER SCIENCE   55 ( 11 ) 1601 - 1605  1995年03月

     概要を見る

    Swelling layers formed by poly(ethylene glycol) (PEG) chains grafted onto surfaces of a cellulosic membrane are known to improve hemocompatibility of the membrane. Three types of hemodialysis membranes were derived from the same regenerated-cellulose hollow-fiber membrane by grafting PEG with different formulas onto the surfaces to clarify the influence of the grafted PEG chains on solute permeability of the membranes. Determination of volume fractions of nonfreezing water contained in the membranes by differential scanning calorimetry revealed that most of the PEG chains were grafted onto the external surfaces and less into the pores in the membranes. Permeability of vitamin B-12 for the PEG-grafted membranes except for the one with the shortest PEG chains was reduced as compared with the original membrane, while that of tritium-labeled water for all the PEG-grafted membranes was the same as that of the original membrane. Structural parameters only of the PEG-grafted membrane with the largest alkyl groups at the terminal of the PEG chains were different from those of the other PEG grafted and original membranes. The shorter PEG chains with the larger terminal alkyl groups are suitable for grafting onto a cellulosic membrane to increase hemocompatibility of the membrane without significant reduction in the solute permeability of the membrane. (C) 1995 John Wiley & Sons, Inc.

    DOI CiNii

  • 血漿分離と膜

    酒井清孝

    表面技術 / 社団法人 表面技術協会   46 ( 1 ) 2 - 6  1995年

    DOI CiNii

  • A novel method for the continuous measurement of endotoxin concentration

    Yoshimi Y, Yotsumoto M, Sakai K

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   41 ( 1 ) 68 - 71  1995年

  • 血液浄化と膜

    酒井清孝

    臨床透析 / 日本メディカルセンター   11 ( 12 ) 1767 - 1774  1995年

  • 付着物の影響を排除 早大がグルコースセンサー 血糖値測定用めざす

    日本工業新聞 / 日本工業新聞    1995年

  • 透析液の内毒素濃度オンラインで検出

    日本工業新聞 / 日本工業新聞    1995年

  • 膜構造の異なるポリスルホン膜の透水性および溶質透過性

    小久保謙一, 薬師寺大二, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'95 / 東京医学社   38   86 - 88  1995年

  • 日本人工臓器学会論文賞 "血液透析膜に含まれる水の状態と膜内拡散係数の関係"

    金森敏幸, 酒井清孝, 福田誠

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   23 ( 3 ) 578 - 584  1995年

     概要を見る

    血液透析膜の基本性能として、溶質透過性および透水性が挙げられる。溶質は膜に含まれる水の中を拡散し、水は膜内外で入れ替わることにより膜を透過するため、膜内の水の状態は溶質透過性および透水性に影響すると考えられる。本研究では、7種類の高分子素材からなる31種類の血液透析膜について、膜に含まれる水の分布状態および体積を測定した。その結果、膜内には分子運動性が異なる3種類の水が存在し、その比率は膜素材によって大きく異なることが明らかになった。再生セルロース系高分子の血液透析膜では、膜内の水の大部分が高分子鎖によって強く束縛を受けており、その内部の溶質拡散現象は疎水性高分子膜におけるそれとは異なることが明らかになった。さらに、自由体積理論によって再生セルロース系高分子の血液透析膜の膜内拡散現象を解析したところ、5種類の溶質の膜内拡散係数を膜内の水の分布体積によって表すことができた。

    DOI CiNii

  • Epifluorescent video microscopy (EVM) を用いた6種類の異なるセグメント化ポリウレタンの抗血栓性評価

    黒田茂, 野尻知里, 城戸隆行, 千秋和久, 永井博史, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   24 ( 1 ) 59 - 64  1995年

     概要を見る

    我々は既に抗血栓性材料のin vitro評価法として、蛍光顕微鏡、ビデオ、パラレル・プレート・フロー・チャンバーからなるepifluorescent video microscopy (EVM)を用いたリアルタイム評価法が有用であることを確認している。この方法を用いて6種類の異なるセグメント化ポリウレタン(PUs)の抗血栓性を評価した。蛍光色素で標識した全血をシリンジポンプにより壁ずり速度200sec-1で流し、1分毎に血小板粘着量を20分間測定した。ソフトセグメントが高分子量のPTMGより構成されるPUは低分子量のPTMGより構成されるPUと比較して血小板粘着・活性化を抑制したが、補体を活性化した。また、ウレア結合を持つPUUはPUよりも血小板粘着量が多く、血小板および補体のいずれも活性化した。以上から、PUsの化学組成が抗血栓性に大きな影響を及ぼしている可能性が示唆された。また、本評価法の使用により6種類のPUsの抗血栓性に差が認められたことから、本EVM装置が優れたin vitro評価法であることが示された。

    DOI CiNii

  • 透析膜のタンパク質除去における吸着の影響

    小久保謙一, 黒田茂, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   24 ( 3 ) 717 - 720  1995年

    DOI CiNii

  • タンパク質の吸着がポリスルホン透析膜の有効荷電密度およびイオンの透過性に与える影響

    国分孝幸, 小久保謙一, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   24 ( 3 ) 707 - 712  1995年

     概要を見る

    イオンの膜透過は、透析膜の荷電と構造の両方に依存する。しかし、実際の透析においては、膜に血漿タンパク質が吸着し、膜構造と膜荷電の双方が変化する。そこで、透水性の異なるPS-600とPS-620からなるダイアライザ(有効長25cm、中空糸本数700本)に、水溶液中で正に荷電するチトクロームCあるいは負に荷電するα-ラクトアルブミンを平衡吸着させ、吸着前後における尿素の溶質透過係数から膜構造の変化を、有効荷電密度の変化から膜荷電の変化を評価した。その結果、いずれのタンパク質吸着後においても尿素の溶質透過係数は減少し、膜構造の変化が示唆された。また、有効荷電密度はチトクロームC吸着後には減少し、α-ラクトアルブミン吸着後にはあまり変化しなかった。これより、タンパク質の吸着により膜構造、膜荷電が変化し、膜荷電の変化はタンパク質により異なることが分かった。

    DOI CiNii

  • 中空糸透析膜の流動電位測定法の改良

    中村友一, 小久保謙一, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   24 ( 3 ) 702 - 706  1995年

    DOI CiNii

  • 吸着を利用した透析膜の非対称構造の評価

    岡田篤, 小久保謙一, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   24 ( 3 ) 697 - 701  1995年

     概要を見る

    高性能透析膜の多くは非対称膜であるが、膜の非対称構造とその溶質透過性の関連は明らかになっていない。膜に吸着する溶質では、膜の半径方向の位置によって膜内拡散係数および平衡吸着量が異なるため、非対称膜の膜内への移動速度が、溶質の移動方向(内側→外側, 外側→内側)により異なる。これを利用して、非対称構造の評価を試みた。中空糸透析膜に吸着するタンパク質あるいは染料を用い、膜内部への溶質の移動速度を測定し移動速度曲線の移動方向による差異を溶質により比較した。その結果、非対称構造に起因すると考えられる移動速度曲線の違いが現れた。移動速度曲線の形状は、緻密層の構造が非対称であることに起因して移動初期に差が大きく現れるもの、膜全体の非対称構造に起因して中心部で差が現れるものがあった。これより、吸着を利用して透析膜の溶質透過性に影響を与える非対称構造の評価が可能であると考えられる。

    DOI CiNii

  • One bag方式push/pull HDFにおける溶質除去特性

    佐々木淳, 峰島三千男, 金子岩和, 佐中孜, 阿岸鉄三, 太田和夫, 小野信行, 今村和夫, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   24 ( 3 ) 664 - 669  1995年

     概要を見る

    One Bag方式のPush/Pull HDF (P/P HDF)における溶質除去特性を水溶液系実験および理論解析を通じ明らかにし、最適操作条件の確立を目的とした。定常状態のpush phase、pull phaseでの濾過流量(QPull、QPush)とクリアランス(CL)の関係を求めた結果、myoglobinではQPullの増加に伴いCLは急激に増加し、QPushの増加に伴い緩やかに減少した。ureaでは逆の、vitamin B12では両者の中間的な傾向を示した。時間平均クリアランス(CLav)はureaで若干HDが、myoglobinでP/P HDFが高値を示した。さらに、浄化器内物質移動非定常モデルを用い検討した結果、非定常の影響によりmyoglobinのCLはpush phaseで負の値を有することが明らかとなった。本モデルを用いmyoglobin除去に関して最適操作条件を検討した結果、QPull、QPushおよびBag容量が大きいほどCLavが上昇することが明らかとなったが、現実的には患者血流量など安全面でのかねあいで設定されるものと思われた。

    DOI CiNii

  • 医療用透析膜

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   59 ( 9 ) 650 - 653  1995年

  • 血液浄化器の性能をどのように評価するか

    金森敏幸, 酒井清孝

    クリニカル・エンジニアリング / 秀潤社   6 ( 5 ) 291 - 299  1995年

  • Glucose sensor eliminates effects of glucose oxidase immobilized in electrically conductive polymer membrane by activity on-off switching

    Yoshimi Y, Sakai K

    New Technology Japan (JETRO) / JETRO   23 ( 8 ) 38 - 39  1995年

  • Comb-type grafted hydrogels with rapid de-swelling response to temperature changes

    Yoshida R, Uchida K, Kaneko Y, Sakai K, Kikuchi A, Sakurai Y, Okano T

    Nature / Macmillan Magazines Ltd.   374 ( 6519 ) 240 - 242  1995年

    DOI CiNii

  • Influence of Freely Mobile Grafted Chain Length on Dynamic Properties of Comb-type Grafted Poly(N-isopropylacrylamide) Hydrogels

    Kaneko Y, Sakai K, Kikuchi A, Yoshida R, Sakurai Y, Okano T

    Macromolecules / American Chemical Society   28 ( 23 ) 7717 - 7723  1995年

    DOI CiNii

  • 体温近傍の微小温度変化で薬物放出をON-OFF制御するDDSの設計

    吉田亮, 岡野光夫, 桜井靖久, 金子祐三, 酒井清孝

    Drug Delivery System / 日本DDS学会   10 ( 1 ) 31 - 35  1995年

    DOI CiNii

  • In vitro studies of immobilized heparin and sulfonated polyurethane using epifluorescent video microscopy

    Nojiri C, Kuroda S, Saito N, Park KD, Hagiwara K, Senshu K, Kido T, Sugiyama T, Kijima T, Kim YH, Sakai K, Akutsu T

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   41 ( 3 ) M389-M394  1995年

  • Development of A new endotoxin sensor with intermittent injection of limulus reagent for continuous monitoring of dialysate fluid

    Aoyagi S, Yoshimi Y, Sakai K, Aketagawa J, Tanaka S

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   41 ( 3 ) M601-M604  1995年

  • A novel method for the continuous measurement of endotoxin concentration

    Yoshimi Y, Yotsumoto M, Sakai K

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   41 ( 1 ) 68 - 71  1995年

  • Glucose sensor eliminates effects of glucose oxidase immobilized in electrically conductive polymer membrane by activity on-off switching

    Yoshimi Y, Sakai K

    New Technology Japan (JETRO) / JETRO   23 ( 8 ) 38 - 39  1995年

  • Comb-type grafted hydrogels with rapid de-swelling response to temperature changes

    Yoshida R, Uchida K, Kaneko Y, Sakai K, Kikuchi A, Sakurai Y, Okano T

    Nature / Macmillan Magazines Ltd.   374 ( 6519 ) 240 - 242  1995年

    DOI CiNii

  • Influence of Freely Mobile Grafted Chain Length on Dynamic Properties of Comb-type Grafted Poly(N-isopropylacrylamide) Hydrogels

    Kaneko Y, Sakai K, Kikuchi A, Yoshida R, Sakurai Y, Okano T

    Macromolecules / American Chemical Society   28 ( 23 ) 7717 - 7723  1995年

    DOI CiNii

  • In vitro studies of immobilized heparin and sulfonated polyurethane using epifluorescent video microscopy

    Nojiri C, Kuroda S, Saito N, Park KD, Hagiwara K, Senshu K, Kido T, Sugiyama T, Kijima T, Kim YH, Sakai K, Akutsu T

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   41 ( 3 ) M389-M394  1995年

  • Development of A new endotoxin sensor with intermittent injection of limulus reagent for continuous monitoring of dialysate fluid

    Aoyagi S, Yoshimi Y, Sakai K, Aketagawa J, Tanaka S

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   41 ( 3 ) M601-M604  1995年

  • MASS-TRANSFER IN LAMINAR FLOWS AROUND SINGLE HOLLOW-FIBER MEMBRANES FOR HEMODIALYSIS

    T KANAMORI, K SAKAI, T AWAKA, M FUKUDA

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   27 ( 6 ) 830 - 832  1994年12月

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

    DOI CiNii

  • DETERMINATION OF PORE-SIZE AND PORE-SIZE DISTRIBUTION .2. DIALYSIS MEMBRANES

    K SAKAI

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   96 ( 1-2 ) 91 - 130  1994年11月

    書評論文,書評,文献紹介等  

     概要を見る

    In porous media such as adsorbents, catalysts or sandy soil, the porosity - the size and distribution and specific surface area of the capillary pores - is an important factor providing such media with their respective functions of adsorbency, catalysis and permeability.
    Largely, the synthetic membranes used in separation may also be thought of as porous media. In dialysis membranes, the area in which water is present when the membrane is wet acts as a channel for the solute. Thus, the proportion of water present in the membrane (that is, the prove volume), the width of the layer of water acting as the solute channel (that is, the pore size) and the pore size distribution are the main factors governing the function of dialysis membranes.
    Therefore, it is the purpose of this review to provide a general description of the concept and determination of pore size; the size of pores in dialysis membranes in the broad sense and pore size distribution, pore volume, etc.

  • POSITIVE THERMOSENSITIVE PULSATILE DRUG-RELEASE USING NEGATIVE THERMOSENSITIVE HYDROGELS

    R YOSHIDA, Y KANEKO, K SAKAI, T OKANO, Y SAKURAI, YH BAE, SW KIM

    JOURNAL OF CONTROLLED RELEASE   32 ( 1 ) 97 - 102  1994年11月

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

     概要を見る

    Poly(N-isopropylacrylamide) gel has negative temperature dependency of swelling behavior in aqueous solution. In this study, IPAAm copolymer gel was utilized to design positive thermosensitive pulsatile drug release system to induce drug release with increasing temperature and stop the release with decreasing temperature. Skin structure of the shrunken gel at higher temperature was controlled by introduction of hydrophilic acrylamide to allow drug release. Using an impermeable capsule equipped with a release orifice, positive thermosensitive pulsatile release was achieved by diffusion area-regulating mechanism, which was different from surface-regulating mechanism to achieve conventional negative thermosensitive pulsatile release. A new concept to convert negative thermosensitivity of IPAAm gels to positive thermosensitive pulsatile release has been demonstrated.

    DOI CiNii

  • IN-VITRO EVALUATION OF PLATELET/BIOMATERIAL INTERACTIONS IN AN EPIFLUORESCENT VIDEO MICROSCOPY COMBINED WITH A PARALLEL-PLATE FLOW CELL

    N KAWAGOISHI, C NOJIRI, K SENSHU, T KIDO, H NAGAI, T KANAMORI, K SAKAI, H KOYANAGI, T AKUTSU

    ARTIFICIAL ORGANS   18 ( 8 ) 588 - 595  1994年08月

     概要を見る

    Suitable evaluation systems are critical for ranking various biomaterials in order to develop a method to design and synthesize nonthrombogenic biomaterials. We have recently developed an in vitro test system to evaluate platelet/biomaterial interactions in whole blood. The system consists of a parallel plate flow cell and epifluorescent video microscopy (EVM). A glass coverslip coated with a polymer was incorporated into the flow cell, and blood was perfused using a syringe pump via a polymer-coated PVC tubing connected to the flow cell. Whole human blood was anticoagulated with heparin (2 U/ml), and the platelets were labeled with the fluorescent dye mepacrine (5 mu M). This system permitted real-time and dynamic observations of platelet/biomaterial interactions in whole blood under a defined flow condition. In order to evaluate the feasibility of this system, two different segmented polyether-poryurethanes (SPEUs), PU-PTMG(650) and PU-PTMG(2000), were chosen as test polymers. Surface characteristics verified with electron spectroscopy for chemical analysis (ESCA) and contact angle measurements showed similar results in both SPEUs. Blood was perfused at a wall shear rate of 200 s(-1) for 20 min. Excitation light was applied for 2 s at 1 min intervals. The real-time image was then analyzed at each time point for the percentage of surface area of platelet coverage. Plasma beta-thromboglobulin (beta-TG) levels were also measured before and after each run. PU-PTMG(650) showed a significantly higher number of adhered platelets than PU-PTMG(2000) at each time point. beta-TG levels of PU-PTMG(650) were also higher than those of PU-PTMG(2000), which is comparable to the results of EVM. Thus, this EVM system has been proven to be an excellent and highly sensitive in vitro analytical method for evaluating platelet/biomaterial interactions.

  • SIGMOIDAL SWELLING PROFILES FOR TEMPERATURE-RESPONSIVE POLY(N-ISOPROPYLACRYLAMIDE-CO-BUTYL METHACRYLATE) HYDROGELS

    R YOSHIDA, Y OKUYAMA, K SAKAI, T OKANO, Y SAKURAI

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   89 ( 3 ) 267 - 277  1994年04月

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    Temperature-responsive poly(N-isopropylacrylamide-co-butyl methacrylate) gels exhibit ''on-off'' regulation of drug release in response to temperature. In a previous study, swelling kinetics of these gels from deswollen to swollen states at several temperatures were investigated. It was demonstrated that the swelling behavior of the gel changed at various temperatures, yielding several patterns of drug release profiles. At 20-degrees-C, gel swelling increased with time, which was explained using a Case-II transport mechanism. In this mechanism, the glassy polymer matrix core acts to suppress the swelling of the outer region when swelling forces dominate. By reducing the experimental temperature to 10-degrees-C and utilizing the greatly enhanced hydration of polymer chains after disappearance of the glassy core, a sigmoidal swelling pattern gives rise to novel drug release profiles. In this study, these swelling mechanisms have been verified in detail by theoretical analysis. The existence of a swelling front was confirmed by observation of the colored gel using a dye. When the thickness of gel was changed. the acceleration of swelling was delayed with increasing thickness, and the acceleration times agreed with theoretical values predicted from the model. The observed changes in diameter and thickness of the gel also supported the model. These results demonstrate the validity of the model presented in the previous paper.

    DOI CiNii

  • AN IMPROVEMENT ON THE METHOD OF DETERMINING THE SOLUTE PERMEABILITY OF HOLLOW-FIBER DIALYSIS MEMBRANES PHOTOMETRICALLY USING OPTICAL FIBERS AND COMPARISON OF THE METHOD WITH ORDINARY TECHNIQUES

    T KANAMORI, K SAKAI, T AWAKA, M FUKUDA

    JOURNAL OF MEMBRANE SCIENCE   88 ( 2-3 ) 159 - 165  1994年03月

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    Absorbancy of a solution in the narrow lumen of a tubular membrane under dialysis is continuously measurable with a newly-developed apparatus using quartz optical fibers. The solute permeability of the membrane was determined by calculating time-dependent changes in the absorbancy measured with the apparatus by the mathematical solution derived for unsteady-state concentration profiles in an infinitely long composite cylinder. This method was independent of convective mass transport and osmotic flow through membranes, leading to superiority to ordinary techniques with respect to accuracy.

    DOI CiNii

  • 液ー液系膜型肺の酸素移動量を増加させる試み

    原本浩隆, 小久保謙一, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   23 ( 1 ) 238 - 242  1994年

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    液-液系の人工肺は気泡混入の危険性がほとんどなく、気体との直接接触による血液破損がない。したがって酸素移動量が増加すれば、安全性の高い、高性能な人工肺が得られる可能性がある。そこで、液-液系膜型肺において酸素ガスの代わりにガスキャリア液として水、ストローマフリーヘモグロビン(SFH)、パーフルオロオクチルブロマイド(PFOB)を流し、酸素移動量の増加を試みた。静脈血には水およびウシ血液を使用し、酸素移動速度を測定した。人工肺にはCuprophan®膜からなる中空糸型透析器(S・SP-1.5H:泉工医科工業(株))を用いた。その結果、ガスキャリア液としてPFOBを用い、それを中空糸内側に、血液を中空糸外側に流した場合、実用に十分な酸素移動量が得られることがわかった。また、疎水性であるPFOBは、親水性の中空糸膜を使用しているため、血液側への漏出は見られなかった。

    DOI CiNii

  • エンドトキシン連続測定のためのリムルス試薬長期安定化

    丸谷博毅, 吉見靖男, 酒井清孝, 明田川純

    薬理と臨床 / 裕文社   4 ( 6 ) 1423 - 1426  1994年

  • 血液浄化法における膜利用

    金森敏幸, 酒井清孝

    分離技術 / 分離技術懇話会   24 ( 6 ) 346 - 352  1994年

  • グルコースセンサー 体内埋め込み型に応用

    記者

    日経産業新聞 / 日経産業新聞    1994年

  • 有毒物質の血清分析

    記者

    中日新聞 /    1994年

  • 巻頭言 「若人よ、夢と情熱を!」

    酒井清孝

    早稲田応用化学会報 /   47   1  1994年

  • 吸着現象を利用した透析膜の非対称性の評価

    小久保謙一, 青木美貴, 岡田篤, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'94 / 東京医学社   36   41 - 43  1994年

  • 次世代型人工腎としての連続的再循環腹膜透析(CRPD)システムの開発

    峰島三千男, 渡貫幹彦, 山形桂仁, 江良和雄, 寺岡慧, 阿岸鉄三, 太田和夫, 酒井清孝, 増田利明, 福井清

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   23 ( 3 ) 646 - 649  1994年

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    次世代型人工腎システムの1つとして連続的再循環腹膜透析(continuous recirculating peritoneal dialysis, CRPD)を開発した。CRPDでは患者腹腔内へいったん貯液した腹膜透析液の一部を新開発のダブルルーメンカテーテルを通じ体外循環し、外部ダイアライザによって積極的に溶質除去を行う透<br>析システムである。現在までに、(1)イヌ透析実験を通じCRPDの安全性、溶質除去特性などの性能評価を、(2)(1)で得られた結果をcompartment modelを用いたシミュレーショγ解析により腹膜ダイアリザンスを求め、実際に臨床応用した時の治療効果の推算を、(3)水溶液実験により試験ダイアライザの溶質除去特性を把握し、その結果からCRPD用外部ダイアライザの至適設計を行った。CRPDはCAPD同様、腹膜炎合併の恐れはあるものの、HDをはるかに超える性能をもち、原則的に抗凝固剤やブラッドアクセスを必要としないなどの多くの長所を有する治療法であることが確認された。

    DOI CiNii

  • 血液透析膜に含まれる水の状態と膜内拡散係数の関係

    金森敏幸, 酒井清孝, 福田誠

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   23 ( 3 ) 578 - 584  1994年

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    血液透析膜の基本性能として、溶質透過性および透水性が挙げられる。溶質は膜に含まれる水の中を拡散し、水は膜内外で入れ替わることにより膜を透過するため、膜内の水の状態は溶質透過性および透水性に影響すると考えられる。本研究では、7種類の高分子素材からなる31種類の血液透析膜について、膜に含まれる水の分布状態および体積を測定した。その結果、膜内には分子運動性が異なる3種類の水が存在し、その比率は膜素材によって大きく異なることが明らかになった。再生セルロース系高分子の血液透析膜では、膜内の水の大部分が高分子鎖によって強く束縛を受けており、その内部の溶質拡散現象は疎水性高分子膜におけるそれとは異なることが明らかになった。さらに、自由体積理論によって再生セルロース系高分子の血液透析膜の膜内拡散現象を解析したところ、5種類の溶質の膜内拡散係数を膜内の水の分布体積によって表すことができた。

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  • 電気化学発光フローセルを用いた体液中抗体連続定量法の開発

    氷見直之, 吉見靖男, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   23 ( 2 ) 523 - 526  1994年

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    手術後の感染症などによる血中抗体量変化のモニタリングを目的とした、抗体連続定量法を開発した。現在の抗体定量法は、煩雑な操作を伴うため、連続化は困難である。そこで我々はルミノールの電気化学反応により生ずる発光(電気化学発光)と抗原抗体反応を利用した連続定量が可能なセンサーを開発した。測定は、導電性ガラスを電極としたフローセルを用いた。<br>予めルミノールを標識したヒト血清アルブミン(HSA)溶液に、0.0~2.2mg/mlの濃度の抗HSA抗体を加え、発光強度から抗体量を推算した。発光強度は抗体濃度の増加に伴い直線的に上昇した。これは発光反応を陰極で行う場合にのみ確認される特別な傾向である。<br>本法により、体液中から、特定の抗原に対して特異的に反応する抗体のみを定量できると考えた。

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  • フィン付き中空糸型透析器における透析液側流動状態および溶質透過に対するフィンの効果

    蓮尾健直, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   23 ( 2 ) 423 - 428  1994年

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    高効率の透析器の設計には、膜を介した溶質移動現象の解明が必要であるが透析器内の流動状態は複雑で、その解明は困難である。溶質移動速度を決定する全抵抗は、膜抵抗、血液側及び透析液側境膜抵抗の和である。そのうち透析液側境膜抵抗は、膜抵抗と共に全抵抗に占める割合が大きい。そこで本研究では、膜同士の接触を抑え、有効膜面積を増加させ、透析液側流動状態を改善する効果が期待される、膜面上にフィンの付いた透析膜について、膜を介した溶質移動現象を検討した。1本の中空糸透析膜での透析実験から膜面上のフィンは溶質移動に影響を及ぼさないことがわかった。またフィン付き中空糸透析膜を用いた市販透析器での透析実験から、フィンは膜同士の接触を抑え、有効膜面積を増加させる効果があることが示唆された。またX線CTを利用した透析器内の透析液側流動状態の観察結果から、フィンはチャンネリングを抑える効果があることが示唆された。

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  • 高効率治療における透析排液濃度からの血中溶質濃度の推算

    石井亜佐子, 小久保謙一, 酒井清孝, 三浦明, 鈴木利昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   23 ( 2 ) 417 - 422  1994年

     概要を見る

    透析排液中の溶質濃度から血中溶質濃度が推算できれば、透析のたびに患者個人個人の詳細なデータを得ることができる。そこで、8名の安定期透析患者を対象に血中および透析排液中の尿素、リン酸イオン、クレアチニン、尿酸の濃度を測定し、血中溶質濃度の推算精度について検討した。あらかじめ定めた見かけの体液量を用いると、尿酸など1-poolモデルに従わない溶質でも、見かけ上1-poolモデルで精度よく推算できた。リン酸イオン以外の溶質については、1、2ヶ月の間見かけの体液量に変化がなかったことから、見かけの体液量を用いて血中溶質濃度を正しく推算できると考えられた。また、見かけの体液量は溶質ごとに特徴があり、尿酸はどの患者についても少なく、リン酸イオンは人により大きく異なった。

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  • タンパク質の吸着が透析膜の荷電およびイオンの透過係数に与える影響

    田口雅啓, 小久保謙一, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   23 ( 2 ) 408 - 411  1994年

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    臨床における透析膜の性能をタンパク質の吸着のない膜の評価とタンパク質の吸着特性から推算できれば透析器の設計に非常に役立つと考えられる。そこで、タンパク質の吸着による膜構造の変化と荷電状態の変化がイオンの透過性に与える影響を検討するために自作のミニモジュール(長さ10cm、中空糸本数200本)を用い、チトクロームCまたはα-ラクトアルブミンが平衡吸着した後のリン酸水素イオン(濃度3.33mEq/l、pH7.4)および非電解質である尿素(10mg/dl)の溶質透過係数の変化を透析実験によって測定した、実験は、37℃のもとで並流操作によって行った。その結果、リン酸水素イオンの溶質透過係数はチトクロームC吸着後には増加し、α-ラクトアルブミン吸着後には減少した。尿素の場合はどちらの場合も若干減少した。以上より、イオンの膜透過にはタンパク質の吸着による膜構造の変化だけでなく荷電状態の変化も影響することがわかった。

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  • Epifluorescent video microscopy (EVM) を用いた抗血栓性材料のリアルタイム評価法

    皮籠石信親, 野尻知里, 城戸隆行, 千秋和久, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   23 ( 3 ) 564 - 570  1994年

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    抗血栓性材料のin vitro評価法として、蛍光顕微鏡、ビデオ、パラレル・プレート・フロー・チャンバーから成るEpifluorescent Video Microscopy(EVM)を用いたリアルタイム評価法を検討した。比較的表面特性の類似した2種類のセグメント化ポリエーテルポリウレタンPU-PTMG(650)およびPb-PTMG(2000)をスライドグラスにコートし、フロー・チャンバーに装着した。蛍光色素で標識した血小板を含む血液をシリンジポンプにより壁ずり速度200sec-1で20分流し、1分毎に血小板粘着量を測定した。PU-PTMG(650)にはPU-PTNG(2000)より有意に多く血小板が粘着した。またPU-PTMG(650)は血小板のβ-TG放出を、PU-PTMG(2000)は補体活性化を促進する傾向を示した。比較的表面特性の類似した2種類の材料間で抗血栓性に差が認められたことから、本EVM装置がin vitroでの抗血栓性材料評価法として有用であることを確認した。

    DOI CiNii

  • 酵素活性をオン・オフ制御

    記者

    化学工業日報 / 化学工業日報社    1994年

  • 刺激応答性高分子ゲルによる新しい薬物放出システム

    金子祐三, 酒井清孝, 岡野光夫

    化学工業 / 化学工業社   46   36 - 43  1994年

  • 日本医科器械学会著述賞

    吉田文武, 酒井清孝

    化学工学と人工臓器 / 共立出版    1994年

  • 血液透析の物理化学

    金森敏幸, 酒井清孝

    クリニカル・エンジニアリング別冊 透析入門 / 秀潤社   5   24 - 31  1994年

  • Advances in polymeric hydrogels for control of drug release

    Yoshida R, Sakai K, Okano T

    Trends in Chemical Engineering / Research Trends   2   59 - 73  1994年

  • Modulating the Phase Transition Temperature and Thermosensitivity in N-isopropylacrylamide Copolymer Gels

    Yoshida R, Sakai K, Okano T, Sakurai Y

    J. Biomater. Sci. Polymer Edn. / VSP   6 ( 6 ) 585 - 598  1994年

    DOI PubMed CiNii

  • A new procedure for stable quantification of endotoxin in dialysate fluid using limulus reagent

    Yoshimi Y, Marutani H, Sakai K, Aketagawa J

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   40 ( 3 ) M808-M810  1994年

  • An artificial gill system for oxygen uptake from water using perfluorooctylbromide

    Haramoto H, Kokubo K, Sakai K, Kuwata K, Nakanishi H

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   40 ( 3 ) M803-M807  1994年

    DOI

  • Advances in polymeric hydrogels for control of drug release

    Yoshida R, Sakai K, Okano T

    Trends in Chemical Engineering / Research Trends   2   59 - 73  1994年

  • Determination of pore size and pore size distribution 2. dialysis membrane

    Sakai K

    Journal of Membrane Science / Elsevier Science Publishers B.V.   96   91 - 130  1994年

  • Modulating the Phase Transition Temperature and Thermosensitivity in N-isopropylacrylamide Copolymer Gels

    Yoshida R, Sakai K, Okano T, Sakurai Y

    J. Biomater. Sci. Polymer Edn. / VSP   6 ( 6 ) 585 - 598  1994年

    DOI PubMed CiNii

  • A new procedure for stable quantification of endotoxin in dialysate fluid using limulus reagent

    Yoshimi Y, Marutani H, Sakai K, Aketagawa J

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   40 ( 3 ) M808-M810  1994年

  • An artificial gill system for oxygen uptake from water using perfluorooctylbromide

    Haramoto H, Kokubo K, Sakai K, Kuwata K, Nakanishi H

    ASAIO Journal / J.B.Lippincott Company   40 ( 3 ) M803-M807  1994年

    DOI

  • PULSATILE DRUG-DELIVERY SYSTEMS USING HYDROGELS

    R YOSHIDA, K SAKAI, T OKANO, Y SAKURAI

    ADVANCED DRUG DELIVERY REVIEWS   11 ( 1-2 ) 85 - 108  1993年07月

    書評論文,書評,文献紹介等  

     概要を見る

    In recent years, temporal control of drug delivery has been of interest to achieve improved drug therapies. Intelligent drug delivery systems (DDS) are one expected result, demonstrating an ability to sense external environmental changes, judge the degree of external signal, and release appropriate amounts of drug. Intelligent DDS may be achieved using stimuli-responsive polymeric hydrogels which alter their structure and physical properties in response to external stimuli. Pulsatile drug release has the advantages of avoiding drug tolerance or matching the body's release of specific peptides or hormones. In this review, recent studies for pulsatile drug delivery in response to stimuli such as chemical agents, pH, electric fields, and temperature are discussed. Achievement of pulsatile drug release from stimuli-responsive polymeric hydrogels as on-off switches and its mechanism are reviewed in terms of control for stimuli-responsive swelling.

    DOI CiNii

  • 中空糸型荷電膜の評価技術

    金森敏幸, 酒井清孝

    表面 / 広信社   31 ( 4 ) 289 - 297  1993年

  • タンパク質の吸着が膜の荷電に及ぼす影響

    小久保謙一, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   22 ( 1 ) 74 - 78  1993年

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    タンパク質の吸着による表面荷電状態などの材料表面の性質の変化は、血栓形成などに影響すると考えられる。そこで、チトクロームCの吸着による膜の荷電状態の変化をポリマーブレンド比の異なる三種類のポリエステル系ポリマーアロイ(PEPA)膜とポリアクリロニトリル(PAN)膜について、吸着前後でのζ電位の値を測定し評価した。また、表面性質の変化の速さを吸着速度を用いて評価した。PEPA膜、PAN膜ともにζ電位は負の値を示し、正に荷電しているチトクロームCが吸着するとその絶対値が小さくなった。膜の表面荷電状態は膜自身の荷電だけでなく、吸着したタンパク質の荷電の影響を受けると考えられる。また、PEPA膜の吸着速度は拡散律速であり、PAN膜では拡散速度が速く、タンパク質と材料の吸着反応の速さの違いが吸着速度に影響する。抗血栓性に優れているPAN膜は、吸着反応速度が速い抗血栓性のあるタンパク質が吸着していると考えられる。

    DOI CiNii

  • 高性能透析器(HP透析器)の至適設計

    金森敏幸, 鈴木庸子, 酒井清孝, 桑名克之, 中西光

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   22 ( 1 ) 64 - 69  1993年

     概要を見る

    形状が全く同じで、膜の溶質透過性のみが異なる2種類の透析器、S・SP-1.5H(通常型)とS・SP-1.5L(高性能型)について透析液流量を変化させてvitamin B12のクリアランスを測定したところ、Hに比べLの流量依存性は大きく、高性能透析器ではvitamin B12程度の中分子量物質の溶質透過性は、もはや膜抵抗支配とはいえないことが分かった。<br>化学工学的手法を用いて、高性能透析器の形状が溶質除去性能、血液側圧力損失、血液充填量に及ぼす影響を理論的に検討した。その結果、中空糸内径の減少は溶質除去能の向上に効果があるものの、圧力損失を急激に増加させるため、200μmが下限値であった。また、ジャケット内径の減少も溶質除去能の向上に効果があるが、糸束率が75%を越えると透析液側境膜抵抗が増加するため、上限値が存在した。<br>S・SP-1.5Lの中空糸寸法およびジャケット内径は、ほぼ至適値に近かった。

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  • 連続的再循環腹膜透析(CRPD)用ダイアライザの至適設計

    渡貫幹彦, 峰島三千男, 阿岸鉄三, 太田和夫, 増田利明, 福井清, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   22 ( 1 ) 58 - 63  1993年

     概要を見る

    新しい人工腎臓治療システムとして、連続的再循環腹膜透析(Continuous recirculating peritoneal dialysis; CRPD)を考案した。CRPDでは患者の腹腔内に貯液した透析液を一部再循環させ外付けのダイアライザにより連続的に浄化することから、その治療効果は外付けのダイアライザの性能に大きく依存する。本報では血液透析(HD)とは異なり、血液側に腹膜透析液が、透析液側にHD用透析液が流れるという条件を考慮してCRPD用ダイアライザの設計を行った。目標の尿素クリアランスを膜抵抗のみが存在すると仮定した場合の97.0ml/minの95%、92.2ml/minとし、中空糸内圧力損失を50mmHgとすると中空糸内径を87μmとすることにより小型、高効率なダイアライザの設計が可能であることが分かった。さらに、このダイアライザを用い1日8時間CRPD治療を施行するとして、その治療効果をcompartment modelを用い推算した。患者の体内尿素窒素濃度(BUN)の週間平均濃度(TAC)は32.2mg/dlとなり、12hr/weekのHDの45.3mg/dlに比較して低値を示した。

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  • 改質再生セルロース膜のPEG鎖の散漫層が溶質透過係数におよぼす影響

    福田誠, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   22 ( 1 ) 47 - 52  1993年

     概要を見る

    再生セルロース膜の表面にpolyethylene glycol(PEG)鎖をグラフトすると、その生体適合性が向上すると報告されている。一方、PEG鎖が形成する散漫層のために、改質再生セルロース膜の溶質透過性能が低下することが危惧される。本研究では迷宮細孔モデルに基づいて改質再生セルロース膜の膜構造モデルを考えると共に、改質再生セルロース膜の膜構造および溶質透過性能に及ぼすPEG鎖の散漫層の影響を検討した。従来の再生セルロース膜(AM-SD)と、SD膜に長さの異なるPEG鎖をグラフトした3種類の改質再生セルロース膜(AM-PC(l), PC(m), PC(s))の膜構造を解析した。SD膜とPC(m)膜およびPC(s)膜の細孔半径は2.8nmであり、膜面開孔率は35%であった。PEG鎖が最も長いPC(l)膜の細孔半径および膜面開孔率は他の膜のそれらよりも小さかった。吸光法で測定したPC(l)膜のビタミンB12の溶質透過係数は他の膜よりも小さく、上記の膜構造の解析結果を反映した。これはPC(l)膜のPEG鎖が膜表面の細孔入口を覆い、溶質の透過に寄与する細孔入口での細孔半径がSD膜のそれより小さかったためであると考える。

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  • 赤血球の拡散と細孔閉塞を考慮した新しい血漿分離モデル

    清水将夫, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   22 ( 1 ) 212 - 216  1993年

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    血漿分離では時間とともに濾過流束が減少し、定常状態における濾過流束は、同一条件における純水や血漿を用いた時の濾過流束の数十分の一になる。これは、赤血球分極層、堆積層および赤血球による細孔閉塞が濾過流束に対して大きな抵抗になるためである。しかし、多くの血漿分離モデルは赤血球分極層だけに着目している。また、赤血球の血漿中における拡散についての検討も不十分である。<br>本研究では、赤血球分極モデルに赤血球の拡散係数の赤血球体積分率依存性、および細孔閉塞による膜抵抗の増加を考慮した新しい血漿分離モデルを考案した。そして洗浄赤血球懸濁液を用いた定圧濾過実験を行うことにより、モデルの妥当性を検討した。<br>その結果、赤血球分極モデルに赤血球の拡散係数の赤血球体積分率依存性および細孔閉塞による膜抵抗を考慮に入れることによって、実験結果を本モデルで説明できることが明らかとなった。

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  • 中空糸透析膜のξ電位測定の改良

    鈴木庸子, 小久保謙一, 萩原一仁, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   22 ( 1 ) 53 - 57  1993年

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    中空糸膜の荷電状態は、一般的にζ電位により評価されている。しかし、その測定方法は未だ統一されておらず、報告者によって値が異なっている。本研究では、ζ電位の測定値に影響する操作因子の影響を明らかにし、標準的測定法を確立することを目的とした。ζ電位を算出する基となる中空糸両端の圧力差および電位差(流動電位)は、測定セルへの膜の充填方法、セルの組立方法、および流動液組成により大幅に変化し、得られるζ電位は異なった。通常流動電位測定に用いられる流動液(0.01規定KCl水溶液)では流動電位の経時変化が著しく、その1/1000程度の導電率の流動液を用いなければ測定値は安定しなかった。膜素材の異なる8種類の中空糸透析膜について、新しく確立した標準方法でζ電位を測定したところ、リン酸イオンの溶質透過係数と良好な相関関係が得られた。<br>標準手法で測定したζ電位を用いることにより、荷電膜の評価が可能であると思われる。

    DOI CiNii

  • 血液浄化システム(人工腎臓)

    酒井清孝

    バイオサイエンスとインダストリー / バイオサイエンスインダストリ-協会   51 ( 3 ) 208 - 212  1993年

  • ゲル表面をスイッチとするONーOFF薬物放出

    吉田亮, 酒井清孝, 岡野光夫, 桜井靖久

    バイオサイエンスとインダストリー / バイオサイエンスインダストリ-協会   51 ( 1 ) 34 - 36  1993年

  • 血液透析における逆濾過

    吉見靖男, 酒井清孝

    クリニカル・エンジニアリング / 秀潤社   4 ( 1 ) 21 - 30  1993年

  • Optimal design of A high-performance dialyzer involving backfiltration

    Hosoya N, Kanamori T, Sakai K

    Artif. Organs Today / VSP   2 ( 4 ) 287 - 298  1993年

    CiNii

  • 電気化学発光現象を利用した非侵襲型人工膵臓用グルコースセンサ

    吉見靖男, 酒井清孝

    薬理と臨床 / 裕文社   3 ( 8 ) 1367 - 1369  1993年

  • 血液透析膜の現状と展開

    酒井清孝

    表面 / 広信社   31 ( 8 ) 600 - 605  1993年

  • 蛋白質の吸着が膜の荷電に及ぼす影響

    小久保謙一, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'93 / 東京医学社   34   41 - 43  1993年

  • AM-PC 膜におけるPEG鎖長と溶質透過性の関係

    金森敏幸, 福田誠, 酒井清孝, 山下康彦

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'93 / 東京医学社   34   48 - 51  1993年

  • Push & pull HDF における濾過と拡散

    金森敏幸, 酒井清孝

    腎と透析 / 東京医学社   34 ( 3 ) 417 - 420  1993年

  • 連続測定型エンドトキシンセンサの開発

    四元盛文, 氷見直之, 吉見靖男, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   22 ( 3 ) 1036 - 1039  1993年

     概要を見る

    透析液ライン内のエンドトキシン濃度を連続的に監視するために、リムルステストを用いたエンドトキシンセンサーを開発した。<br>エンドトキシンセンサーに用いる発色試薬をトキシカラーから選択性の高いエンドスペシーに替え、また反応回路の洗浄法および試料の混合効率を改良し、測定精度の向上を試みた。<br>エンドスペシーを用いて0~40pg/ml程度の濃度範囲で十分な定量性の得られる最小反応時間は12分であった。この反応時間で連続測定を行ったところ応答時間15分で0~20pg/mlのエンドトキシン濃度と吸光度の間に良好な直線性が得られた。<br>本センサーは、透析液ラインのエンドトキシン濃度の管理目標値10pg/ml程度の低エンドトキシン濃度の透析液の監視が可能であると考えられる。

    DOI CiNii

  • 中空糸透析膜の荷電状態評価技術

    金森敏幸, 酒井清孝

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   38 ( 4 ) 321 - 326  1993年

  • 医用工学の進歩と将来

    酒井清孝, 金森敏幸

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   38 ( 6 ) 473 - 480  1993年

  • 血液浄化システムと膜

    酒井清孝

    エル・エス・ティ学会誌 / LST学会   5 ( 5 ) 870 - 878  1993年

    DOI CiNii

  • Development of a sensitive method for continuous determination of hydrogen peroxide concentration by electrochemiluminescence

    Yoshimi Y, Sakai K

    Chemical Engineering Food and Bioproducts Processing (Trans IChemE, Part C) / The Alden Press   71   279 - 284  1993年

  • Comparison of oxygenation and flow characteristics of inside and outside blood flow membrane oxygenators

    Sakai K, Yanagisawa M, Hosoya N, Ohmura T, Sakagami M, Kuwana K, Nakanishi H

    Artif. Organs Today / VSP   3 ( 1 ) 57 - 80  1993年

    CiNii

  • Usefulness of KT/V in comparing the adequacy of hemodialysis and continuous ambulatory peritoneal dialysis

    Sakai K, Kanamori T, Nakasato S

    Artif. Organs Today / VSP   3 ( 2 ) 81 - 83  1993年

  • Optimal design of A high-performance dialyzer involving backfiltration

    Hosoya N, Kanamori T, Sakai K

    Artif. Organs Today / VSP   2 ( 4 ) 287 - 298  1993年

  • SWELLING CONTROLLED ZERO-ORDER AND SIGMOIDAL DRUG-RELEASE FROM THERMORESPONSIVE POLY(N-ISOPROPYLACRYLAMIDE-CO-BUTYL METHACRYLATE) HYDROGEL

    Y OKUYAMA, R YOSHIDA, K SAKAI, T OKANO, Y SAKURAI

    JOURNAL OF BIOMATERIALS SCIENCE-POLYMER EDITION   4 ( 5 ) 545 - 556  1993年

     概要を見る

    Thermo-responsive hydrogels of poly(N-isopropylacrylamide-co-butyl methacrylate) (poly-(IPAAm-co-BMA)) are capable of swelling-deswelling changes in response to external temperature. As poly(IPAAm-co-BMA) gels swell larger at a lower temperature, the degree and rate of the swelling could be controlled by temperature without altering the chemical structure. Therefore, drug release profiles were remarkably changed by alternation of temperature. The release profiles of indomethacin from poly(IPAAm-co-BMA) were observed to be zero-order at 20-degrees-C. This release profile was explained in terms of a Case-II diffusion mechanism; which indicates relaxation of polymer chains with swelling was rate-determining. In the case of 10-degrees-C, release demonstrated a sigmoidal profile. The acceleration of drug release was due to a rapid increase in swelling with disappearance of the glassy core which had constrained swelling. The regulation of the water-uptake process by changing external temperature remarkably affected drug release and resulted in several different release profiles.

  • Development of a sensitive method for continuous determination of hydrogen peroxide concentration by electrochemiluminescence

    Yoshimi Y, Sakai K

    Chemical Engineering Food and Bioproducts Processing (Trans IChemE, Part C) / The Alden Press   71   279 - 284  1993年

  • A new amphiphilic block co-polymer with improved elastomeric properties for application in various medical devices

    C. Nojiri, S. Nakahama, K. Senshu, T. Okano, N. Kawagoishi, T. Kido, K. Sakai, H. Koyanagi, T. Akutsu

    ASAIO Journal   39 ( 3 ) M322 - M326  1993年

     概要を見る

    The authors have demonstrated that an amphiphilic block co-polymer composed of 2-hydroxyethyl methacrylate (HEMA) and styrene (HEMA-st) showed excellent blood compatibility in in vitro, ex vivo, and in vivo experiments. The poor elastomeric properties of HEMA-st, however, have been an obstacle to its wider application in medical devices. To improve the mechanical properties of HEMA-st, the authors have developed a new amphiphilic block co- polymer composed of HEMA and octylstyrene (HEMA-oct). The size and morphology of the microdomain structures of HEMA-oct observed by transmission electron microscopy were similar to those of HEMA-st. Kink resistance tests showed improved elastomeric properties of HEMA-oct over HEMA-st. The blood compatibility of HEMA-oct was evaluated using an in vitro flow cell system combined with an epifluorescent video microscope, in which real time platelet adhesion and activation in whole blood can be observed and quantified, and ex vivo rabbit A-A shunt experiments. HEMA-st and a polyurethane (Pellethane(TM)2363-80AE) were used for comparison. In a flow cell system, both HEMA-st and HEMA-oct showed minimal platelet coverage on the surfaces and less platelet activation as measured by β-thromboglobulin (β-TG), whereas Pellethane showed a considerable amount of platelet coverage with high β-TG production. A-A shunt occlusion times were 309 ± 31.2 min for HEMA-st, 251 ± 47.7 min for HEMA-oct, and 30 ± 3.4 min for Pellethane. Thus, HEMA-oct has improved elastomeric properties while still preserving excellent blood compatibility, comparable to HEMA-st, and has a significant potential to be widely applied as a coating to the blood contacting surfaces of various medical devices.

    DOI PubMed CiNii

  • Zeta potential of hollow fiber dialysis membranes and its effects on hydrogen phosphate ion permeability

    Y. Suzuki, T. Kanamori, K. Sakai

    ASAIO Journal   39 ( 3 ) M301 - M304  1993年

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    To clarify ion transport, dialysis membranes are evaluated in terms of zeta potential calculated by the Helmholtz-Smoluchowski equation from data on streaming potential ΔE and pressure drop ΔP, depending upon the operating conditions at which the values are measured. The objective of the current study is to design an improved method for measurement of ΔE and ΔP of hollow fiber dialysis membranes and to clarify the diffusive permeability of hydrogen phosphate ion. A polytetrafluoroethylene cylindrical cell with an inside diameter of 14 mm and a height of 10 mm was packed with 2,000-3,000 pieces of hollow fibers, and glass filters were set on either side of the cell. Deaerated water purified by ion exchange and reverse osmosis with an electric conductivity of approximately 150 μS/m was caused to flow in the hollows at 293 K to determine ΔE and ΔP. A good linear relationship between ΔE and ΔP and the reproducibility of the data was obtained and is shown in Figures 5 and 6, demonstrating the utility of the improved method to measure ΔE and ΔP, and the validity of the Helmholtz-Smoluchowski equation to calculate zeta potential from data on ΔE and ΔP. Hydrogen phosphate ion permeability increased with zeta potential for the membranes at about the same rate as pure water permeability. This indicates that hydrogen phosphate ion permeability depends upon the charge and internal structure of dialysis membranes.

    DOI PubMed CiNii

  • Comparison of oxygenation and flow characteristics of inside and outside blood flow membrane oxygenators

    Sakai K, Yanagisawa M, Hosoya N, Ohmura T, Sakagami M, Kuwana K, Nakanishi H

    Artif. Organs Today / VSP   3 ( 1 ) 57 - 80  1993年

  • Usefulness of KT/V in comparing the adequacy of hemodialysis and continuous ambulatory peritoneal dialysis

    Sakai K, Kanamori T, Nakasato S

    Artif. Organs Today / VSP   3 ( 2 ) 81 - 83  1993年

  • エンドトキシン濃度 測定時間4分の1に

    記者

    日経産業新聞 /    1992年

  • 各種血液浄化法における病因物質除去原理の基礎

    金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 1 ) 77 - 82  1992年

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    現在実用化されている血液浄化技術は多岐に渡るが、これらを化学工学の立場で捉えると、ほとんどが分離精製技術の範疇に入る。分離精製技術は不均一系に適用される機械的分離操作と、均一系に適用される輸送的分離操作及び拡散的分離操作に分類される。血漿に溶解した溶質を除去する場合、輸送的分離操作である限外濾過あるいは拡散的分離操作である透析または吸着が用いられる。限外濾過、透析では分子直径と細孔形状で溶質除去性能が決まるため、選択性や鋭い分画特性を発現せしめることは難しい。一方、吸着では分子直径と細孔形状に加え、吸着材表面での吸・脱着特性によって分離特性が決まるため、優れた選択性を付与することができる。血液浄化法では、これらの原理を単一で用いることは少なく、分離特性は用いる原理の組み合わせによって決定される。<br>今後の血液浄化法では、分離媒体とのaffinityを利用した高選択性の実現が望まれる。

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  • 微小温度変化に対する温度応答性パルス型ドラッグデリバリーの検討

    吉田亮, 酒井清孝, 岡野光夫, 桜井靖久

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 1 ) 244 - 248  1992年

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    感温性のイソプロピルアクリルアミドとアルキルメタクリレートのコポリマーゲルを合成し、このゲルによる薬物放出のON-OFF制御の可能性を検討した。ポリマーの化学構造および温度の変化幅を変え、表面収縮層の形成による放出制御メカニズムを高分子マトリックスの動的変化に注目して検討するとともに、ON-OFF制御が可能となる最小温度変化幅を追求した。ゲルからのインドメタシン放出速度を連続的に測定した結果、一般的に低温で放出が起こり高温で放出が停止する傾向を示した。しかし温度変化幅が大きい場合には温度上昇直後に鋭い放出ピークが生じ、そののち放出速度は減少した。これは表面収縮層形成による急激な薬物の搾り出しによると考えられた。また温度変化幅が小さくなると、温度上昇後ゲル内部に蓄積する圧力により遅れ時間を伴う放出ピークが新たに観察された。収縮層の形成・消失に応答する放出挙動にポリマーのアルキル鎖長および温度変化幅がどのように影響するかをその動的変化に着目して検討し、薬物のON-OFF放出パターンを制御するゲルの構造について考察した。

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  • 人工臓器開発における医と工の連携

    酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 1 ) 3 - 6  1992年

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    人工臓器は医と工の連携が医療にもたらした最大の恩恵の一つと言えよう。人工臓器の実用化が治療法の多様化、患者の延命などに大いに貢献したのは事実だが、さらに医学に新しい治療概念を導入したことも見逃せない。新しい発見が往々にして発想の転換から生じるのは医学においても例外ではなかろう。現代医療の発展には目ざましいものがあるが、これは医工学に負うところが大きいといっても過言ではあるまい。そしてこの医工学の発展は医と工の連携なしにはあり得なかった。しかしこれまでの医と工の連携は必ずしも理想的とは言えない面もある。そこで今後人工臓器の一層の発展を期待するならば、医と工の新たな連携の樹立が急務であろう。

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  • 電気化学発光を利用した生体関連物質の高感度定量の可能性

    吉見靖男, 酒井清孝

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工学社   37 ( 2 ) 28 - 33  1992年

  • KineticsによるCAPDの治療評価

    金森敏幸, 酒井清孝

    臨床透析 / 日本メディカルセンター   8 ( 10 ) 1573 - 1579  1992年

  • 人工腎臓における透析膜の役割

    巻頭言, 酒井清孝

    膜(MEMBRANE) / 日本膜学会   17   1  1992年

  • 巻頭言 人工腎臓における透析膜の役割

    酒井清孝

    膜(MEMBRANE) / 日本膜学会   17 ( 1 ) 244 - 248  1992年

  • 刺激応答性高分子による時間制御型ドラックデリバリーシステム

    吉田亮, 酒井清孝, 岡野光夫

    膜(MEMBRANE) / 日本膜学会   17 ( 1 ) 33 - 41  1992年

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    In recent years, temporal control of drug delivery has been of interest in basic and applied fields as a new approach to achieve improved drug therapies. This new drug delivery may be achieved by utilization of "intelligent" polymeric materials having auto-feedback functions. Stimuli-responsive polymers have been investigated as potential molecular devices to achieve intelligent drug delivery systems such as self-regulating and externally modulated drug delivery systems. A stimuli-responsive polymer (sensing) can change its structure and physical properties (responding) in response to appropriate external stimuli (signals), which changes can subsequently affect drug release (acting) from a drug reservoir. In this paper, this new concept of intelligent drug delivery system is described in detail and related studies are reviewed and discussed.

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  • Highly permeable membrane の溶質透過性の検討

    金森敏幸, 福田誠, 酒井清孝

    膜(MEMBRANE) / 日本膜学会   17 ( 1 ) 19 - 26  1992年

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  • 人工透析、睡眠中も可能に

    記者

    日経産業新聞 /    1992年

  • 治療条件からみたハイパフォーマンス透析器の可能性と限界

    金森敏幸, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'92 / 東京医学社   32   141 - 144  1992年

  • ポリエステル系ポリマーアロイ透析膜の溶質透過能の評価

    田原耕一郎, 清水将夫, 萩原一仁, 金森敏幸, 酒井清孝, 吉田政司, 井越忠彰

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'92 / 東京医学社   32   21 - 24  1992年

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  • 新しい分析用血漿採取法の開発

    桜井裕, 小笠原啓一, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 3 ) 1148 - 1152  1992年

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    血液の生化学検査における検体の処理能力および検査精度を向上させるため、迅速かつ簡便な血漿採取法の開発を目的とし、基礎的な検討を行った。<br>中空糸血漿分離膜ミニモジュールを作製し、ポンプおよびシリンジによりミニモジュールに血液を流して血漿採取を試みた。得られた試料の評価には、ふるい係数および溶血度を用いた。<br>膜間圧力差100mmHg、壁ずり速度5000s-1、血液量11mlの条件下、ポンプにより血液を灌流する方法においては、有効長3.5cm、膜面積74.7cm2のポリエチレン膜ミニモジュールにより約14秒、シリンジにより灌流した場合には、膜面積37.4cm2のモジュールにより約75秒で2mlの血漿が得られた。溶血は許容範囲であり、生理的食塩水による希釈は、添加生理的食塩水量と血漿採取量から換算が可能であった。

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  • 電気化学発光を利用した高感度型グルコースセンサの開発

    吉見靖男, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 3 ) 1109 - 1114  1992年

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    糖尿病患者の血糖値を非侵襲的に監視できる、高感度で安定性の高い人工膵臓用センサの開発を本研究の目的としている。高感度なグルコース定量法である化学発光法では、試薬溶液を完全混合で反応させることができず、安定性の高い測定は困難であった。そこで我々は、化学発光の反応過程を電気化学的に操作する装置を開発し、試薬溶液を完全混合状態で反応させることを可能とした。さらにこの装置を高感度型のヴルコースセンサに利用し、安定性および感度を確認した。連続供給される一定濃度のゲルコース濃度に対して応答する発光強度の変動は8時間で5%以内であった。この安定性から本センサは人工膵臓への利用が期待できることが分かった。一方、本ゲルコースセンサの濃度測定可能範囲は0.1~1.0mg/dlであり、汗のゲルコース濃度範囲を包括している。本センサでの汗のゲルコース濃度測定による非侵襲的な血糖値監視の実現が有望である。

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  • ポリエステル系ポリマーアロイ透析膜の溶質透過能の評価

    田原耕一郎, 清水将夫, 金森敏幸, 酒井清孝, 吉田政司, 井越忠彰

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 3 ) 1031 - 1034  1992年

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    ポリマーアロイは成型条件によって高次構造を変化させられるという特徴を持つ。ポリマーアロイを透析膜に用いる意義は、透水性能、細孔半径及びその分布、ひいては分画特性の制御を任意に行なえる点にある。本研究では、polyarylateとpolyethersulfonとをブレンドしたポリエステル系ポリマーアロイ膜について、反撥係数による分画特性を測定し、溶質透過能を評価した。測定には、すでに臨床で用いられている透析器のFLX-12GWと、製膜時における凝固速度を変えた3つの膜からなる試作透析器を用いた。その結果、FLX-12GWは分子量10,000から50,000で反撥係数の変化が見られ、β2-microglobulinなど低分子量タンパク質の除去に優れていると考えられた。また、ポリエステル系ポリマーアロイ膜の製膜時における凝固速度を遅くすると、反撥係数は小さくなった。

    DOI CiNii

  • 濃度境膜抵抗に着目した透析器至適設計法の検討

    青木美貴, 阿波加徹, 福田誠, 金森敏幸, 酒井清孝, 錦戸條二, 渡邊哲夫, 伏見文良

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 3 ) 982 - 986  1992年

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    従来の透析膜に比べより高い溶質透過性能を示すHighly permeable membrane(HP膜)の実用化により、総括物質移動抵抗に占める境膜物質移動抵抗の割合が増加している。血液側および透析液側境膜物質移動抵抗は透析器内部の流動状態に左右されるため、透析器の性能を向上させるためには流動状態の把握が不可欠となっている。<br>現在まで我々は膜性能および透析液側流動状態について研究し、多くの重要な知見を得ている1)。そこで本研究では血液側流動状態に着目し、血液側流量、中空糸内径および中空糸有効長が総括物質移動係数に及ぼす影響について検討した。その結果、中空糸有効長が23.5cmの透析器よりも19.4cmの透析器の方が溶質除去効率は高かった。総括物質移動係数および血液側境膜物質移動係数は血液側流量によって変化しなかった。また総括物質移動係数は中空糸内径によって変化しなかった。

    DOI CiNii

  • 透析膜の有効荷電密度と無機リン透過性

    萩原一仁, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 3 ) 952 - 957  1992年

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    長期透析患者における骨代謝障害の原因となる無機リンの透析膜透過性を論じるには、膜の荷電状態の指標である有効荷電密度を知ることが不可欠である。しかし中空糸膜については、膜電位の測定が困難ぐあるため、透折膜の持つ荷電が無機リン透過性に与える影響を定量的に把握するに至っていない。そこで、中空糸膜(再生セルロース(RC)膜、Hemophan膜)と同じ素材からなる平膜(膜厚16μm)の膜電位を測定し、中空糸膜における有効荷電密度と無機リンの透析膜透過性との関係について検討した。また中空糸膜のζ電位を測定し、無機リン透過性をζ電位で評価できるかどうか検討した。その結果、平膜の膜電位測定から有効荷電密度の絶対植が等しいと考えられたRC膜とHemophan膜における無機リンの溶質透過係数は、負荷電膜であるRC膜より正荷電膜であるHemophan膜の方が高く、溶媒に純水を用いた場合より生理的食塩水を用いた場合の方が高かった。またζ電位は両者とも負値を示したが、その絶対値が小さいHemophan膜の方が高い無機リン透過性を示した。両者の細孔構造が等しいことから、無機リンの溶質透過係数の差は電気的抵抗の違いによると考えられる。これより無機リンの透析膜透過には膜の有効荷電密度が影響し、透析膜の正荷電性が無機リン透過性を促進することがわかった。また膜素材の等しい中空糸膜の無機リン透過性は、ζ電位で評価できると考えられた。

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  • 蛍光物質を用いた中空糸透析膜荷電状態の測定

    磯野薫, 阿波加徹, 萩原一仁, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 3 ) 946 - 951  1992年

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    透析膜の微小荷電は電解質の膜透過に影響を与えることが報告されているが、中空糸透析膜の荷電量を直接実測することは技術的に困難である。本報では、生体膜の膜電位測定法として知られている蛍光法を応用することにより、膜荷電状態を直接測定する方法について検討した。蛍光物質として用いたl-anilinonaphthalene-8-sulfonic acid(ANS)は、疎水性部分をもつ物質とイオン的に結合すると蛍光量が増大する性質を有する。膜構造が等しく、正と負の荷電をもつ2種類の再生セル[コース製中空糸透析膜について、蛍光の強度測定を行った。その結果ANSの蛍光強度は、膜荷電状態および周囲の電解質濃度変化に伴う荷電状態の変化を、定性的に表していることが示された。さらに、膜に対する電解質であるANSの結合量を求めることにより、膜荷電量の定量化および膜構造の解析ができる可能性が示唆された。

    DOI CiNii

  • 吸光法による中空糸膜内外物質輸送現象の検討

    阿波加徹, 福田誠, 青木美貴, 内藤明, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 3 ) 873 - 876  1992年

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    透析器の至適設計のためには、透折器内部における流動と物質移動の関係を把握することが重要である。しかし、透析器内の流動は複雑であり、特に透析液側の物質移動現象の解析は困難である。<br>本研究では、最も理想系に近い中空糸膜一本の単位において、透析液側物質移動現象の基礎的検討をおこなった。測定には吸光法を用い、Stevensonの解析方法を利用して、吸光法による透析液側物質移動係数の新しい算出法を考案した。<br>ConventionalタイプのAM-SD-10MおよびHigh FluxタイプのAM-FP-15の二種類の透析膜について検討した結果、透析液側境膜における物質移動は膜構造には依存せず、流動のみに依存した。また、透析液側物質移動現象は円管内層流におけるLevequeの式で説明できることが確認された。

    DOI CiNii

  • アルブミンへの吸着を考慮した抗生物質の透析性の検討

    竹下隆顯, 渡貫幹彦, 金森敏幸, 酒井清孝, 石田直文, 吉田昌彦

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 3 ) 867 - 872  1992年

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    薬物の血漿タンパクへの結合は一種の吸着現象と見なすことができる。タンパク結合性薬物の透析器内における挙動を明らかにするために、実験とシミュレーションを行った。数種類のセフェム系抗生物質と人血清アルブミンを用いて、吸着平衡及び吸着速度を測定した。吸着平衡実験より、薬物総濃度の増加に対してタンパク結合率が増加する抗生物質と、減少する抗生物質のあることがわかった。吸着速度実験より、抗生物質によってHSAとの吸着速度が大きく異なるこ、とが明らかになった。また、実験結果をもとに透析器内の薬物輸送現象を表すモデルを作成し、シミュレーションを行った。その結果、結合状態及び遊離状態の抗生物質の挙動は吸着速度の影響を受けて大きく変化したが、血液中の総薬物濃度で計算したクリアランスは、吸着速度にそれほど大きく影響されなかった。

    DOI CiNii

  • 各種膜評価法による透析膜構造および溶質の膜透過機構の検討

    福田誠, 阿波加徹, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 3 ) 861 - 866  1992年

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    中空糸透析膜の溶質透過係数は、Wilson-Plot法、Klein法、RI法および吸光法により測定される。しかし、同一の膜について各測定法により得られる溶質透過係数は大きく異なり、それらの信頼性は明らかではない。本研究では、各測定法の差異とそれらより得られた溶質透過係数の真の溶質透過係数としての妥当性を検討した。中空糸透析膜の真の溶質透過係数は、吸光法により測定されることがわかった。透析膜の膜構造および溶質の膜透過機構の解明には、吸光法により測定された溶質透過係数を用いるのが最も適当である。さらに測定された真の溶質透過係数を用いて、各種HP透析膜の膜構造と溶質透過性の関係について検討した。分子量6,000以上の高分予量物質については、AM-EP膜よりもPAN-DX膜の拡散除去能の方が大きかった。逆に、分子量6,000以下の物質については、AM-EP膜の拡散除去能の方が大きかった。

    DOI CiNii

  • 連続測定型エンドトキシンセンサの開発

    氷見直之, 吉見靖男, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 3 ) 902 - 904  1992年

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    エンドトキシン(ET)による透析液汚染の問題は、近年のハイパフォーマンス・ダイアライザの発達に伴ない患者の血液へのETの移動という形で表面化してきた。透析液ライン内のET濃度は連続的に監視されていることが望ましい。訂濃度の測定に広く使用されているリムルステストは、煩雑な操作を必要とし、かつ大気からの汚染を受けやすい。そのためET濃度の検査は充分に行なわれていない。これらの問題を解決するために、リムルステストのサンプリング、混合、反応、測定の各操作を連続化して行なう方法の開発を試みた。<br>透析液のET濃度変化に対する応答の高速化を目的として、リムルステストの連続化とともに反応時間の短縮を検討した。<br>結果として、0~80pg/mlのET濃度範囲において定量性を示す連続測定法を開発できた。

    DOI CiNii

  • 装着型人工腎を用いた連続的再循環腹膜透析

    峰島三千男, 渡貫幹彦, 山形桂仁, 星野敏久, 松本和之, 江良和雄, 仲里聡, 菅英育, 鈴木利昭, 寺岡慧, 阿岸鉄三, 太田和夫, 酒井清孝, 増田利昭, 福井清

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   21 ( 3 ) 883 - 888  1992年

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    新しい人工腎治療システムとして, ダブルルーメンカテーテル, 外付けダイアライザからなる連続的再循環腹膜透析(Con-tinuous Recirculation Peritoneal Dialysis, CRPD)を考案し, in vitro, イヌex vivo実験を通じその溶質透過性, 安全性について検討した。1.25リットルの透析液を貯液したex vivo再循環実験の結果, 最大200ml/minで180min間, 顕著な圧力損失の上昇やフィブリン析出もなく安全に循環することができた。また, 体重9Kgの成犬に820mlの尿素添加透析液を貯液し, FB-50H(0.5m2)で再循環流量100ml/min, 透析液流量200ml/minの条件下で180min間透析したところ, 尿素の腹膜ダイアリザンス3.05ml/min, ダイアライザ"のダイアリザンス33.3ml/minが得られた。この結果をもとに体重60Kgの仮想患者の週間平均クリアランスを尿素について推算したところ, 12hr/dayのCRPDで115.51/weekとなり, 12hr/weekのHD99.8l/week, 4回/dayのCAPD70.01/weekに比べ高値を示した。

    DOI CiNii

  • 将来の医療における化学工学の役割

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   56 ( 3 ) 189 - 196  1992年

  • 血液透析膜の構造解析と性能評価

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   56 ( 6 ) 377 - 379  1992年

  • 知優快美の時代の医療への化学工学の貢献

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学会   56 ( 3 ) 166 - 167  1992年

  • 血漿分離とニューガラス(インタビュー報告)

    酒井清孝

    ニューガラス産業対策調査研究報告書(通産省産業省委託調査 平成4年度) / ニュウガラスフォーラム   不要 ( 不要 ) 183 - 187  1992年

  • New polymer alloy dialysis membranes with varying permeabilities and sievings

    Shimizu M, Kanamori T, Sakai K, Igoshi T, Yoshida M

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   38 ( 4 ) 784 - 787  1992年

  • Development of continuous recirculating peritoneal dialysis using A double lumen catheter

    Mineshima M, Watanuki M, Yamagata K, Era K, Nakazato S, Suga H, Agishi T, Ota K, Sakai K, Fukui K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   38 ( 3 ) M377-M381  1992年

  • Surface-modulated skin layers of thermal responsive hydrogels as on-off switches: II. drug permeation

    Yoshida R, Sakai K, Okano T, Sakurai Y

    J. Biomater. Sci. Polymer Edn. / VSP   3 ( 3 ) 243 - 252  1992年

  • Drug Release Profiles in the Shrinking Process of Thermoresponsive Poly(N-isopropylacrylamide-co-alkyl Methacrylate) Gels

    Yoshida R, Sakai K, Okano T, Sakurai Y

    I & Eng. Chem. Res. / ACS   31 ( 10 ) 2339 - 2345  1992年

    DOI CiNii

  • Protein adsorption on microporous membranes for plasma separation and its effects on flux decay

    Ogasawara K, Tsuda S, Ozawa K, Sakai K

    Chemical Engineering Journal / Elsevier Sequoia   48 ( 1 ) B1-B7  1992年

  • Determination of optimal fiber density of conventional and high performance dialyzers

    Fukuda M, Hosoya N, Kanamori T, Sakai K, Nishikido J, Watanabe T, Fushimi F

    Artif. Organs Today / VSP   2 ( 3 ) 205 - 214  1992年

  • Utilization of microporous glass membranes in plasma separation

    Ogasawara K, Sakai K

    Artif. Organs Today / VSP   2 ( 1 ) 55 - 75  1992年

  • New polymer alloy dialysis membranes with varying permeabilities and sievings

    Shimizu M, Kanamori T, Sakai K, Igoshi T, Yoshida M

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   38 ( 4 ) 784 - 787  1992年

  • Development of continuous recirculating peritoneal dialysis using A double lumen catheter

    Mineshima M, Watanuki M, Yamagata K, Era K, Nakazato S, Suga H, Agishi T, Ota K, Sakai K, Fukui K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   38 ( 3 ) M377-M381  1992年

  • Surface-modulated skin layers of thermal responsive hydrogels as on-off switches: II. drug permeation

    Yoshida R, Sakai K, Okano T, Sakurai Y

    J. Biomater. Sci. Polymer Edn. / VSP   3 ( 3 ) 243 - 252  1992年

  • Drug Release Profiles in the Shrinking Process of Thermoresponsive Poly(N-isopropylacrylamide-co-alkyl Methacrylate) Gels

    Yoshida R, Sakai K, Okano T, Sakurai Y

    I & Eng. Chem. Res. / ACS   31 ( 10 ) 2339 - 2345  1992年

    DOI CiNii

  • Protein adsorption on microporous membranes for plasma separation and its effects on flux decay

    Ogasawara K, Tsuda S, Ozawa K, Sakai K

    Chemical Engineering Journal / Elsevier Sequoia   48 ( 1 ) B1-B7  1992年

  • Determination of optimal fiber density of conventional and high performance dialyzers

    Fukuda M, Hosoya N, Kanamori T, Sakai K, Nishikido J, Watanabe T, Fushimi F

    Artif. Organs Today / VSP   2 ( 3 ) 205 - 214  1992年

  • Utilization of microporous glass membranes in plasma separation

    Ogasawara K, Sakai K

    Artif. Organs Today / VSP   2 ( 1 ) 55 - 75  1992年

  • THE ROLE OF VONWILLEBRAND-FACTOR AND FIBRINOGEN IN PLATELET-AGGREGATION UNDER VARYING SHEAR-STRESS

    Y IKEDA, M HANDA, K KAWANO, T KAMATA, M MURATA, Y ARAKI, H ANBO, Y KAWAI, K WATANABE, ITAGAKI, I, K SAKAI, ZM RUGGERI

    JOURNAL OF CLINICAL INVESTIGATION   87 ( 4 ) 1234 - 1240  1991年04月

     概要を見る

    Exposure of platelets to shear stress leads to aggregation in the absence of exogenous agonists. We have now found that different adhesive proteins and platelet membrane glycoproteins are involved in aggregation depending on the shear stress conditions and the concentration of divalent cations in the medium. When blood is collected with trisodium citrate as anticoagulant, which causes a decrease in the levels of external ionized calcium ([Ca2+]0), platelet aggregation can be induced under low shear force (12 dyn/cm2) and is mediated by fibrinogen binding to the glycoprotein IIb-IIIa complex. Aggregates formed under these conditions are not stable, and when shear force is increased to 68 dyn/cm2, disaggregation results. By contrast, platelets from blood collected with hirudin as anticoagulant, wherein [Ca2+]0 is within normal plasma levels, do not undergo low shear-induced aggregation; however, after exposure to a shear force above 80 dyn/cm2, aggregation is observed but only when von Willebrand factor is present and can interact with both its platelet binding sites, glycoprotein Ib-IX and glycoprotein IIb-IIIa. Fibrinogen is not involved in high shear-induced aggregation which, in fact, occurs normally in patients with severe afibrinogenemia. Thus, von Willebrand factor in the absence of exogenous agonists can mediate platelet aggregation in experimental conditions that may mimic the hemorheological situation of partially occluded arteries. This pathway of platelet aggregation involving only one adhesive ligand and two membrane adhesion receptors may play a relevant role in thrombogenesis.

  • EFFECTS OF HEMATOCRIT ON FILTRATE FLUX OF MICROPOROUS GLASS MEMBRANES FOR BOVINE BLOOD

    K OGASAWARA, R YOSHIDA, K SAKAI

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   24 ( 1 ) 118 - 120  1991年02月

    DOI CiNii

  • 新型のグルコースセンサー 電気化学発光現象を利用

    記者

    日本工業新聞 /    1991年

  • 血流量の新測定法

    記者

    日本工業新聞 /    1991年

  • 透析と化学工学

    金森敏幸, 酒井清孝

    臨床透析 / 日本メディカルセンター   7 ( 4 ) 441 - 445  1991年

  • 血液浄化の数量的アプローチ

    金森敏幸, 酒井清孝

    臨床透析 / 日本メディカルセンター   7 ( 4 ) 375 - 382  1991年

  • ヘマトクリットの上昇が逆濾過量に及ぼす影響と逆濾過の抑制

    細矢範行, 金森敏幸, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'91 / 東京医学社   30   38 - 40  1991年

  • ポリエステル系ポリマーアロイ膜の構造解析および溶質透過能の評価

    清水将夫, 金森敏幸, 酒井清孝, 吉田政司, 井越忠彰

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'91 / 東京医学社   30   41 - 44  1991年

  • スクリーンフィルタによる赤血球損傷の検討

    阿波加徹, 小笠原啓一, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   20 ( 3 ) 1305 - 1308  1991年

     概要を見る

    体外循環に用いられている動脈フィルタが赤血球の損傷に及ぼす影響について検討した。開心術における体外循環操作に基づいて実験条件を定め、モデル装置を作製してスクリーンフィルタの影響を調べた。<br>血漿中のヘモゲロビン濃度から求めた溶血量は処理時間とともに上昇した。しかし、ヘマトクリット、流量・操作圧力等を変化させても、溶血量に対するフィルタの影響は確認されなかった。そこで、赤血球浸透圧脆弱性試験により赤血球の損傷程度を検討した。その結果、赤血球の損傷の影響はNaCI濃度0.69/dl付近の浸透圧脆弱性で最もよく現れた。浸透圧脆弱性が小さい血液ではフィルタによる溶血はほとんど起こらないが、浸透圧脆弱性が大きい血液ではフィルタによる溶血がみられた。<br>浸透圧脆弱性が小さい通常の血液においては、スクリーンフィルタによる溶血はほとんど問題とならなかった。

    DOI CiNii

  • 蛍光物質の消光を利用した高速応答酸素センサの開発

    柳沢真澄, 板垣一郎, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   20 ( 2 ) 526 - 530  1991年

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    蛍光物質の消光現象を利用した光ファイバ酸素センサを作成し、その気体中および水中での応答特性について検討した。今回使用した蛍光物質のDecacycleneは、酸素分子の存在により特異的に消光される性質がある。本研究では、Decacycleneを含浸させたシリコーン膜中を光ファイバの先端に装着した幾つかの酸素センサを用い、その気体中および水中での酸素分圧変化に対する蛍光強度を、光電子増倍管を用いて計測した。本装置により、気体中および液体中での、温度、流動状態に依らない酸素分圧測定が可能であった。また、シリコーン膜厚を46.36μmとすることにより、従来の装置と比較して高速応答性に優れた酸素センサを作成することができた。本センサは人工肺などの酸素モニタリングへの応用が可能と考えられる。

    DOI CiNii

  • サーミスタの時定数を考慮した新しい心拍出量測定法

    阪上正裕, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   20 ( 2 ) 521 - 525  1991年

     概要を見る

    Swan-Ganz熱希釈カテーテルにおけるサーミスタの時定数のばらつきに影響されない新しい心拍出量算出法を考案した。心臓を模した自作伝熱撹拌槽を用いて牛血液の流量を測定し、時定数が流量の測定値に及ぼす影響について検討した。サーミスタの時定数はカテーテルにより大きくばらつき、従来の流量算出法では測定流量に大きな誤差が生じた。低流量で最大32%、高流量でも大きい時定数で最大9%の誤差が得られ、実測流量と一致しなかった。一方、ニュートンの冷却の法則に基づく新しい流量算出法による測定流量は実測流量と有意に一致し(p<0.01, NS)、時定数のばらつきに影響されなかった。さらに、新しい流量算出法は指示薬の注入条件に影響されず、モニタへの補正係数の代入が不要となる。新しい流量算出法により、各力テーテルの時定数のばらつきと指示薬の注入条件に影響されない心拍出量測定が可能となる。

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  • 外部灌流膜型肺の開発と今後の展開

    辰口俊秀, 桑名克之, 中西光, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   20 ( 2 ) 385 - 390  1991年

     概要を見る

    膜型人工肺における酸素透過抵抗の大部分は血液側に存在する。外部灌流膜型肺は血液の流れが乱れているため、血液側の境膜が有効に破壊される。中空糸を斜めに編み込むことで、この血流の乱れを促進することが可能である。流動状態がガス交換能に及ぼす影響を検討するために、中空糸の編み込み本数を変化させた。編み込み本数を1本にしたとき、最も高い総括物質移動係数が得られた。X線CTおよびパルスリスポンス法を用いて流動状態を観察したところ、編み込み本数1本で均一な流動状態が観察された。また、編み込み本数1本は中空糸同志の接触面積が少ないため、有効膜面積が増加している。これよりガス交換能の向上は流動状態の均一化と、有効膜面積の増加に起因するものと考えられる。しかしモジュール単位でのガス交換能は編み込み本数2本が最も優れており、良野な流動状態を損なわずに高膜面積が得られる充填方法の開発が望まれる。

    DOI CiNii

  • 血漿分離における多孔質ガラス膜の利用

    小笠原啓一, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   20 ( 2 ) 298 - 303  1991年

     概要を見る

    Na2O-B2O3-SiO2-Al2O3-CaO系の多孔質ガラス膜は耐摩耗性、耐薬品性、耐熱性に優れている。また細孔直径分布が狭く、薬品洗浄などにより再生が可能という利点を持つ。合成高分子膜における血漿分離では膜間圧力差約50mmHgで溶血を起こすが、多孔質ガラス膜を用いると約100mmHgでも溶血を起こさない。多孔質ガラス膜における血漿濾過流束と総タンパク質のふるい係数は平均孔直径が1~1.5μm、膜間圧力差25mmHg、壁ずり速度2000s-1の条件において最も適切となる。血漿濾過流束は壁ずり速度が変化しても管長の(-/3)乗に比例した。濾過流束のヘマトクリツト依存性は限外濾過理論では説明できない。低温における血漿分離は、膜間圧力差25~50mmHg、壁ずり速度2000s-1の条件で実施可能である。

    DOI CiNii

  • 低分子タンパク質のセラミックパウダーによる吸着除去

    竹沢真吾, 日台 英雄, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   20 ( 1 ) 98 - 101  1991年

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    透析膜の溶質透過性能の向上にともない、従来拡散で除去不可能と思われていた低分子タンパク質の除去が可能となった。しかし、拡散で除去し得るということは、透析液側に同程度の低分子タンパク質などが存在する場合、同様にそれらが拡散で血液側に移動することを意味している。抗原性を有するタンパク質などが移動した場合は種々の免疫反応を惹起し、新たな透析合併症をきたすことにもなりかねない。そこで、ダイアライザー直前でこれら低分子タンパク質などを除去すべく、一つの試みとしてセラミックパウダーを用いた吸着除去方法を検討した。<br>使用したセラミックパウダーは粒径100~200μm、細孔直径1,500Åである。ビーカーバッチによる吸着試験では、リゾチーム・チトクロムC・リボヌクレアーゼA・α-ラクトアルブミンの順に吸着がみられた。これは等電点の順と一致する。つぎに、濃度を1.000ng/mlに調整したリゾチームを用いて内径10mmの自作カラムに詰めたセラミックパウダーへの吸着実験を行ったところ、滞留時間2~11秒で除去率が変わらず、いずれも80%前後であった。すなわち、吸着はきわめて速やかに行われることがわかる。しかし、カラム出口濃度を厳密に0とすることはできず、低分子タンパク質の除去には限界がある。低等電点を有するタンパク質は高等電点タンパク質ほど吸着されないが、細孔径・表面基の操作により幅広い等電点における吸着能の向上が期待できる。

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  • 光ファイバを用いた溶質透過係数測定法

    内藤明, 大村朋幸, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   20 ( 1 ) 76 - 81  1991年

     概要を見る

    溶質透過係数測定法の確立は中空糸透析膜の溶質透過機構を解明する上で不可欠である。我々は溶液の光学的特性を利用することにより、単成分系水溶液中の溶質透過係数測定が可能であることを明らかにした。ところが、不透明懸濁液である血液や半透明溶液である血漿中の溶質濃度の測定には多くの問題点が存在した。そこで、今回、牛血清、牛血漿および牛血液中の溶質透過係数を光ファイバを用いて測定する方法を考案した。尿素、クレアチニン、ビタミンB12等の小中分子は中空糸透析膜を透過するが、蛋白質や赤血球などの光学的測定を阻害する分子、粒子は透過できない。この現象を利用し、中空糸透析膜外側に牛血液、牛血漿などの試験溶液を配し、中空糸膜内側に透過した溶質の濃度を光ファイバを用いて測定した。この時の溶質濃度変化より溶質透過係数を算出した。<br>牛血液および牛血漿中で測定したビタミンB12の溶質透過係数は蛋白質や赤血球に影響されず一定であり、水溶液中のそれとほぼ等しかった。溶質透過係数は溶質半径や膜特性に支配されるため、共存する粒子、溶質に影響されなかった。

    DOI CiNii

  • 無機リンの透析膜透過性に与えるイオン強度の影響

    萩原一仁, 内藤明, 岡田勝, 金森敏幸, 酒井清孝, 渡部哲夫, 今村和夫, 鶴見隆, 須磨靖徳

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   20 ( 1 ) 65 - 69  1991年

     概要を見る

    無機リンが透析膜を透過する際に受ける電気的影響について検討するため、溶液のイオン強度を変化させて無機リンの溶質透過係数を測定した。NaClやKClを加えてイオン強度を変化させた32P-Na2HPO4水溶液(放射量185GBq/m3、無機リン濃度3.33mEq/l)を中空糸透析膜一本に充填して一定時間透析実験を行い、中空糸内の残存溶質濃度から溶質透過係数を算出した。透析液には試験溶液と同じイオン強度のNaClあるいはKClの水溶液を用いた。再生セルロース膜、PMMA膜、いずれの膜の場合も溶液中のイオン強度が大きいほど、また同じイオン強度では対イオンの移動度が大きいほど、得られた溶質透過係数は大きかった。またT. M. S. 理論に基づいて無機リンの膜透過性を解析した結果、無機リンの膜透過では、膜の荷電状態のみならず、膜構造も考慮しなければならないことが明らかになった。

    DOI CiNii

  • 透析器の至適設計

    福田誠, 細矢範行, 金森敏幸, 酒井清孝, 錦戸條二, 渡邊哲夫, 伏見文良

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   20 ( 1 ) 59 - 64  1991年

     概要を見る

    Highly permeable membrane(HP膜)は薄膜で大きな細孔を持つため、従来の透折膜に比べより大きな溶質透過性を示す。HP膜を用いたHP透析器では通常の透析器に比べて、総透過抵抗に占める血液側および透析液側境膜物質移動抵抗の割合が大きい。したがって、境膜物質移動抵抗を減少させることによって透析器の性能をさらに向上させることができる。そこで、中空糸内径および糸束率の異なる透析器を試作し、これらのパラメータと溶質除去能との関係から、透析器の至適形状について検討した。糸束率の増加に伴い透析液側境膜物質移動係数が増加し、それにより総括物質移動係数およびクリアランスも増加した。この傾向は通常の透析器よりも膜の溶質透過抵抗が小さいHP透析器において、より顕著に現れた。また、従来解析に用いられてきたKellerによる無次元相関式より推算した透析液側境膜物質移動係数とその実測値は一致せず、新たに理論式を考察する必要があることが示唆された。

    DOI CiNii

  • 透析膜の細孔直径分布の測定

    奥山幸成, 佐々木敬一, 金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   20 ( 1 ) 53 - 58  1991年

     概要を見る

    透析膜の選択性に寄与する細孔直径分布を窒素ガス吸着法(BET法)および示差走査型熱量測定法(DSC法)を用いて測定した。BET法では透析膜への窒素ガス吸着量と、そのときの平衡圧から吸着等温線を作成し、Inkley法により細孔直径分布を算出した。DSC法では凍結した細孔内自由水の融解過程におけるDSC曲線を記録し、凝固点降下度および細孔内自由水の吸熱量より細孔直径分布を算出した。われわれが採用してきた湿潤透析膜の真空乾燥処理では、透析膜が中空糸軸方向と膜厚方向に収縮し、その割合は膜材質、含水率および膜厚によって変化すると考えられる。どの透析膜においても、凍結乾燥処理した方が真空乾燥処理よりもBET法により得られた細孔容積が大きくなり、凍結乾燥により湿潤状態に近い細孔容積が得られることがわかった。DSC法による透析膜の細孔直径分布の測定は簡便であり、BET法により求められた細孔直径分布と同様の傾向が得られ、その有用性が確かめられた。また、透析膜の細孔容積が大きいほどβ2-microglobulinの溶質透過係数および純水濾過係数が大きく、含水率、曲路率、膜面開孔率などの膜構造因子とともに細孔容積を考慮すれば、β2-microglobulinの除去に適した透析膜の至適設計が可能であると考えられる。

    DOI CiNii

  • HP透析器における逆濾過の抑制を目的とした透析器至適設計の検討

    細矢範行, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   20 ( 1 ) 42 - 47  1991年

     概要を見る

    β2-MGを除去可能なhighly permeable membrane(HP膜)は従来の膜に比べて透水性が高いため、逆濾過が起こると指摘されている。しかし、逆濾過の起こらない透析器の至適設計についてはまだ十分に検討されていない。本研究では、透析器形状を変化させた透析器において逆濾過量を求め、逆濾過の抑制を目的とした透析器の設計について検討した。向流操作で逆濾過の起こりにくい透析器の至適設計を理論的に検討した結果、FB-190UGAおよびPAN-12CX2透析器では中空糸有効長を短かくして5cm、かつハウジング径を大きくして各々7.7, 8.8cmにすることによって逆濾過を完全に抑制できた。並流操作では、膜面積および中空糸長さ(L=25cm)を一定にして糸束率を増加させると、逆濾過量は極小値を持った。中空糸有効長を25cmに設定した場合、FB-190UGAおよびPAN-12CX2透析器において逆濾過量を完全に抑制できる糸束率は各々0.52, 0.62となった。

    DOI CiNii

  • 短時間頻回透析の有用性に関する工学的検討

    金森敏幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   20 ( 5 ) 1411 - 1420  1991年

    DOI CiNii

  • パルス型薬物放出におけるゲル表面変化のON-OFFスイッチ機構

    吉田亮, 酒井清孝, 岡野光夫, 桜井靖久

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   20 ( 2 ) 465 - 469  1991年

     概要を見る

    感温性を有するイソプロピルアクリルアミドとアルキルメタクリレートのコポリマーゲルを用いて薬物透過・放出のON-OFF制御を行い、ポリマーの化学構造変化とゲル表面の収縮過程との関連を、ゲル内部における薬物移動の制御という立場から検討した。アルキル鎖長の異なるゲル膜を2-チャンバーセルの間にはさみ、抗炎症剤であるインドメタシンの膜透過性を20℃と30℃の段階的温度変化下で測定した結果、透過の完全なON-OFFを確認した。これは20℃から30℃に変化したときにゲル表面に生じる収縮層が薬物の透過を妨げることによる。再び20℃に下げると薬物は透過を開始し、30℃で薄い収縮層を形成するゲルでは大きな初期透過速度を示した。このことはOFF状態の間で薬物がゲル内部で移動することを示唆し、ゲルを放出制御素材とした場合放出速度の低下を抑制する。ポリマーのアルキル鎖長を変えることで表面収縮層の生成過程が変化し、ゲル内部の薬物移動を制御できる。

    DOI CiNii

  • ドラッグデリバリーシステム

    岡野光夫, 桜井靖久, 吉田亮, 酒井清孝

    金属 / アグネ   61 ( 12 ) 63 - 70  1991年

  • 蛍光物質の消光現象を利用した高速応答酸素センサの開発

    柳沢真澄, 酒井清孝, 板垣一郎

    医工学治療 / 医工学治療研究会   III   205 - 208  1991年

  • スワンガンツカテ-テルを用いた心拍出量測定におよぼすサーミスタ時定数の影響

    阪上正裕, 酒井清孝

    医工学治療 / 医工学治療研究会   III   201 - 204  1991年

  • A new model for zero-order drug release I. hydrophobic drug release from hydrophilic polymeric matrices

    Yoshida R, Sakai K, Okano T, Sakurai Y

    Polymer Journal / The Society of Ploymer Science, Japan   23 ( 9 ) 1111 - 1121  1991年

    DOI CiNii

  • Surface-modulated skin layers of thermal responsive hydrogels as on-off switches: I. drug release

    Yoshida R, Sakai K, Okano T, Sakurai Y, Bae Y.H, Kim S.W

    J. Biomater. Sci. Polymer Edn. / VSP   3 ( 2 ) 155 - 162  1991年

  • Diffusive permeability for inorganic phosphate ion of cuprophan and hemophan membranes

    Hagiwara K, Kanamori T, Sakai K

    Blood Purifi. /   9   51  1991年

  • Newly-developed regenerated cellulose dialysis membranes for efficient removal of beta-2-microglobulin

    Tatsuguchi T, Sakai K, Nishikido J, Yamamoto T, Fushimi F, Nishida O

    Artificial Organs / ICAOT Press   14 ( Suppl4 ) 215 - 216  1991年

  • Technical aspects of membrane plasma separation and fractionation

    Mineshima M, Agishi T, Ota K, Sakai K

    Artif. Organs Today / VSP   1 ( 2 ) 135 - 149  1991年

  • Measurement system for monitoring endotoxin dialysate concentration

    Sakai K

    New Technology Japan (JETRO) / JETRO   19   42  1991年

  • A new model for zero-order drug release I. hydrophobic drug release from hydrophilic polymeric matrices

    Yoshida R, Sakai K, Okano T, Sakurai Y

    Polymer Journal / The Society of Ploymer Science, Japan   23 ( 9 ) 1111 - 1121  1991年

    DOI CiNii

  • Surface-modulated skin layers of thermal responsive hydrogels as on-off switches: I. drug release

    Yoshida R, Sakai K, Okano T, Sakurai Y, Bae Y.H, Kim S.W

    J. Biomater. Sci. Polymer Edn. / VSP   3 ( 2 ) 155 - 162  1991年

  • Diffusive permeability for inorganic phosphate ion of cuprophan and hemophan membranes

    Hagiwara K, Kanamori T, Sakai K

    Blood Purifi. /   9   51  1991年

  • Newly-developed regenerated cellulose dialysis membranes for efficient removal of beta-2-microglobulin

    Tatsuguchi T, Sakai K, Nishikido J, Yamamoto T, Fushimi F, Nishida O

    Artificial Organs / ICAOT Press   14 ( Suppl4 ) 215 - 216  1991年

  • Technical aspects of membrane plasma separation and fractionation

    Mineshima M, Agishi T, Ota K, Sakai K

    Artif. Organs Today / VSP   1 ( 2 ) 135 - 149  1991年

  • Measurement system for monitoring endotoxin dialysate concentration

    Sakai K

    New Technology Japan (JETRO) / JETRO   19   42  1991年

  • 血漿分離には高分子膜か?セラミック膜か?

    小笠原啓一, 酒井清孝

    クリニカル・エンジニアリング / 秀潤社   1 ( 1 ) 23 - 28  1990年

  • 透析と工学

    金森敏幸

    臨床透析 / 日本メディカルセンター   6 ( 5 ) 1211 - 1215  1990年

  • 透析と工学

    酒井清孝

    臨床透析 / 日本メディカルセンター   6 ( 5 ) 623 - 627  1990年

  • 新しく開発されたセ再生ルロース透析膜のβ2-microglobulinの透過性

    酒井清孝, 錦戸條二, 山本卓也, 伏見文良, 西田治

    日本透析療法学会雑誌 / 日本透析療法学会   23 ( 8 ) 911 - 912  1990年

  • 抗生物質排出は少ない 人工透析同時投与で好結果

    記者

    日経産業新聞 /    1990年

  • 応答時間300分の1 流体でも測れる酵素センサー

    記者

    日経産業新聞 /    1990年

  • 逆拡散・逆濾過によるエンドトキシン輸送の検討

    細矢範行, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'90 / 東京医学社   28   45 - 48  1990年

  • 高性能透析膜の細孔構造と透過性

    辰口俊秀, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'90 / 東京医学社   28   8 - 12  1990年

  • 精密濾過特性におよぼす粒子の変形能の影響

    阿波加徹, 磯野薫, 小笠原啓一, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   19 ( 2 ) 970 - 973  1990年

     概要を見る

    回転円筒膜型血漿分離装置を用い、変形能の異なる粒子を用いて精密濾過のメカニズムを検討した。赤血球およびグルタールアルデヒド(GA)で固定処理した赤血球の5vol%のサスペンションを用いて定圧濾過実験を行い、濾過流束や濾過抵抗が変形粒子と剛体粒子とでどのように異なるかを調べ、粒子の変形能を利用して濾過機構を検討した。濾過流束は入ロ圧力に対してピークを持った。最大濾過流束は、赤血球サスペンションの方がGA固定赤血球サスペンションよりも大きくなった。そのため、流体中では変形能のある粒子の方が変形能の無い粒子よりも大きな揚力を受けることがわかる。TMP=49mmHgにおける分極層抵抗の値は、回転速度の増加とともに減少した。低回転領域ではGA固定赤血球の方が大きく、高回転領域ではほとんど差がみられなかった。低回転領域では粒子の変形能の違いによって、分極層の形成に差が現れるためと考える。

    DOI CiNii

  • 溶質透過係数のデ-タから透析膜の孔径分布の推定

    吉見靖男, 岡田勝, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   19 ( 2 ) 675 - 678  1990年

     概要を見る

    溶質分子の大きさに対する溶質透過係数の変化から透析膜の孔径分布を解析する新しい手法を考案した。尿素、ブドウ糖、ショ糖の溶質透過係数のデータから、ストークス半径と溶質透過係数の相関を求め、それから面積基準の孔径分布を解析した。対象の透析膜はMCO.8H、TAF10、AM10、AM2000U、B2-100であり、再生セルロース膜は合成膜に比べて孔径分布が狭いという結果が得られた。さらにmaltodextrin溶液を用いてTAF10の透析実験を行い、ブドウ糖の単量体から8量体までのクリアランスを測定し、その値から溶質透過係数を算出した。その結果、良好な分布曲線を得ることができた。

    DOI CiNii

  • 不均衡ポリマーマトリックスによる薬物放出パターンの制御

    吉田亮, 酒井清孝, 岡野光夫, 桜井靖久

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   19 ( 3 ) 1243 - 1246  1990年

     概要を見る

    温度により膨潤性を著しく変化させるイソプロピルアクリルアミドとメタクリル酸エステルのコポリマーを用い、薬物放出の量的制御およびON-OFF制御を試みた。ポリマー膜を合成した後インドメタシンをloadingして放出デバイスを作製し、リン酸緩衝溶液中で薬物放出パターンを調べた。一定温度下では、ポリマーの膨潤度が大きくなるほど0次放出に近づいた。これは疎水性薬物の場合薬物消失領域の透過性が増加するためであり、モデルによるシュミレーション結果と一致した。また温度を20℃と30℃の間で段階的に変化させて放出実験を行った結果、表面収縮層の生成により薬物放出の完全なON-OFFが得られた。このパルス型放出パターンは、OFF状態が長いほど0次放出が長く保たれ、OFF状態の間に薬物がポリマー内で再分布することが示唆された。感温性ポリマーゲルの膨潤-収縮特性を変化させることで温度変化に伴う薬物放出のON-OFFおよび放出速度の制御が可能である。

    DOI CiNii

  • 膜蒸留における温度および濃度分極層抵抗の解析

    近藤健司, 細矢範行, 田村真紀夫, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   19 ( 2 ) 819 - 822  1990年

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    膜蒸留法は、海水の淡水化やアルコールの脱水の分野で注目を集めている新しい膜分離技術である。我々は、この膜蒸留法による血液からの除水について研究を進めてきた。牛血液系で膜蒸留実験を行った場合、膜面近傍に形成される温度および濃度分極層が透過抵抗となる。このため、装置の設計に半たっては、この分極層抵抗の解析が不可欠である。本報では、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)平膜を装着した二連式撹拌バッチセル装置にてエチレンゲリコール水溶液-水系および牛血液-水系における膜蒸留実験を行った。濃度分極層の解析に限外濾過理論を適用することにより、膜面濃度の算出が可能となった。また、牛血液-水系では、200rpmの低撹拌回転数において温度分極層抵抗が総抵抗の61%を占め分極層律速となった。これに対して、1000rpmでは、膜抵抗が総抵抗の5鏡を占め膜律速となった。これより、実用化には分極層の破壊と膜の薄膜化が必要となることがわかった。

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  • 透析膜における無機リンイオンの膜透過性

    岡田勝, 酒井清孝, 渡辺哲夫, 今村和夫, 鶴見隆, 須磨靖徳

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   19 ( 2 ) 805 - 808  1990年

     概要を見る

    イオンは、透析膜透過時に膜からの電気的抵抗を受けていると考えられる。この電気的抵抗の濃度依存性を検討するため無機リン(ip)の濃度を変化させてipの溶質透過係数(Pm)を測定した。また、透析液側のイオン強度を大きくしてipのPmを測定した。また、牛血清系でipのPmを測定し、水系実験の時と比較検討を行った。また、使用した透析膜のζ電位の測定も行った。ipのPmは、放射性同位元素で標識したNaHPO(5μCi/ml)水溶液を1本の中空糸透析膜内に密封し、一定時間透析を行い、中空糸内部の残存溶質濃度を測定して算出した。ζ電位測定には流動電位法を用いた。湿潤状態の1本の中空糸透析膜内に窒素ガスを用いてKCl水溶液を圧入し測定した。ip濃度が低いとipのPmは一定の値を示したが、濃度を大きくすると急激にPmは大きくなり、約2倍になり、一定値となった。イオン強度が大きくなると膜が見かけ上電気的に中性になり、ipのPmは大きくなった。また、牛血清系の方が水系に比べてipのPmが大きくなることが分かった。

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  • 流動状態を考慮したダイアライザー設計の試み

    鈴木一人, 竹沢真吾, 日台英雄, 河田一郎, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   19 ( 2 ) 791 - 794  1990年

     概要を見る

    低分子量物質の除去は, 膜性能のほかにも透析液および血液側の流動状態により大きく左右される。そこで, 市販ダイアライザーの透析液側流動状態をX線CTを用いて観察したところ, 多くは中心部にチャンネリングやデッドスペースを持っており, 有効膜面積の減少をきたしていた。充填率の異なるダイアライザーを試作し, 小分子量物質ならびに低分子タンパク質の除去能を比較検討しところ, 充填率の低いダイアライザーではチャンネリングが多く,透析効率が低い。また, この結果をもとにダイアライザー中心部へPS膜を, その周囲にEVAL-D5膜の配置を試みた。この試作ダイアライザーではPS膜の比率が多くなるほど小分子量物質の除去能が上昇する傾向にある。これはPS膜が湿潤により伸張することなく, 良好な充填状態が維持されるためと考えられる。また, 低分子タンパク質はPSに吸着するため, やはりPSの割合が増えるにつれて除去能は上昇する。

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  • 新しく開発された再生セルロース透析膜のβ2-microglobulinの透過性

    辰口俊秀, 酒井清孝, 錦戸篠二, 山本卓也, 伏見文良, 西田治

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   19 ( 2 ) 707 - 710  1990年

     概要を見る

    β2-microglobulin(以下β2MG)の除去を目的とした数多くのHP透析膜が開発されている。拡散だけでβ2MGを除去できれば安価で簡便な治療が可能となる。新しく開発された再生セルロースを膜素材とするHP透析膜AM-EP-19を用いて、拡散によるβ2MG透過性の検討を行った。放射性同位元素で標識したβ2MGを中空糸透析膜一本に充填して一定時間透析実験を行い、中空糸内部の残存溶質濃度を測定し溶質透過係数を求めた。得られた溶質透過係数は、拡散による除去が可能な酢酸セルロースを膜素材とするFB-190UGAと同等に大きく、AM-EP-19も拡散だけで十分β2MGの除去が可能であることがわかった。迷宮細孔理論を用いてAM-EP-19の細孔構造を解析したところ、大孔半径と高膜面開孔率を有することがわかった。各溶質半径に対するクリアランスは通常透析膜に比べ高く、また除去可能な溶質半径も広範囲に渡っていることが確認された。

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  • 溶質の光学的特性を利用した新しい溶質透過係数測定法の開発

    大村朋幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   19 ( 2 ) 679 - 682  1990年

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    中空糸透析膜の溶質透過係数の正確かつ簡便な測定方法は未だ確立されてない。我々はこれまでラジオアイソトープ(RI)を用いた溶質透過係数測定法を開発してきたが、放射能の危険性、特殊施設の必要性など様々な問題を抱えている。今回我々は溶質の光学的特性を利用し、光の吸光度の時間による変化より中空糸透析膜の溶質透過係数を測定する新しい方法を開発した。我々が開発した測定装置において各種単成分溶液濃度と透過光強度の関係は低濃度領域においてLambert-Beerの法則に従うことが確認された。また今回の方法による各種溶質の溶質透過係数測定値はクリアランスから算出される総括物質移動係数、もしくは従来のラジオアイソトープ法による溶質透過係数測定値とほぼ一致した。<br>今回の光を用いる溶質透過係数測定法はRI法に比べ安全かつ簡便であり、本法による多成分同時測定の可能性も示唆された。

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  • ダイアライザー膜への低分子タンパク質吸着能の測定

    竹沢真吾, 日台英雄, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   19 ( 2 ) 666 - 669  1990年

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    透析で除去すべき物質として低分子タンパク質が挙げられる。低分子タンパク質は分子量が膜の除去限界に近いため, 拡散による除去は困難である。効率よく除去するためには, 濾過, 吸着現象を利用しなければならない. 濾過による除去具合はふるい係数が目安となるが, 吸着による除去具合を知る簡便な目安はない。また, 吸着現象は膜材質のほかタンパク質そのものの物性による影響も受ける。そこで, 等電点の異なる低分子タンパク質を用い, 数種類の膜への吸着実験を行いその程度を調べた。使用した膜は吸着が起こらないとされる再生セルロース, 適度に吸着すると思われるPMMA, 吸着能の高いポリスルフォンである。再生セルロース, ポリスルフォンでは等電点の影響はみられないがPMMAでは同一分子量でも等電点により吸着量が異なる。また, 水溶液系での実験結果は血清を用いた実験結果と同一であり, 水溶液系での結果をもって臨床使用の目安とすることができる。

    DOI CiNii

  • ハイフラックス透析膜の膜構造に関する検討

    佐々木敬一, 辰口俊秀, 大村朋幸, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   19 ( 2 ) 649 - 652  1990年

     概要を見る

    近年、β2-microglobulinの除去を目的として、新しい透析膜(HP透析膜)が開発されている。目的とする溶質の除去には、どのような膜構造が適しているかを検討することにより、優れた透析膜の開発がより効率的に行われる。そこで膜構造の最も基本的な因子である細孔直径を各種測定法を用いて検討した。TPM法(細孔理論)、DSC法により測定された細孔直径と、BET法により測定された細孔直径分布との比較を行ったところ、BET法の細孔直径は他の方法に比べ小さくなった。これは主に試料乾燥時における細孔構造に起因するものと思われる。また、HP透析膜と通常の透析膜との比較を行ったところ、HP透析膜は代表細孔直径が大きく、細孔容積も大きい。さらに大孔径部に多くの細孔が存在する特徴を持っている。再生セルロース膜と合成高分子膜では、細孔直径分布曲線の形状において大孔径部で差異が認められた。

    DOI CiNii

  • 外部潅流クロスワインド型人工肺の中空糸巻き込み本数のガス交換能と流動に与える影響

    渡邊嘉信, 阪上正裕, 桑名克之, 中西光, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   19 ( 1 ) 435 - 438  1990年

     概要を見る

    現在、外部灌流クロスワインド中空糸膜型人工肺は6本の中空糸を束ねて巻き込むことにより生産されている。しかし、中空糸巻き込み本数(以下、フィラメント数)はモジュールに膜面積および流動状態の変化を与える。これらがガス交換能に与える影響は未だ検討されていない。今回、フィラメント数を1本から6本までと24本の外部潅流クロスワインド型人工肺を作成し、O2-水系実験、牛血液を用いたin vitro実験を行い、フィラメント数がガス交換能に与える影響を比較した。フィラメント数は従来の6本より少ない方が総括物質係数は増加したが、これは低充填率による流動の均一化と中空糸同志の接触面積の減少による有効膜面積の増加に起因する。また、X線CTにより、血液側の流動状態を観察した。フィラメント数3、6本の人工肺にはモジュール中心部にチャンネリンゲが観察されたが、フイラメント数1本では均一な流れが観察され、有効膜面積の増加が視覚的にも確認された。

    DOI CiNii

  • 回転二重円筒管型血漿分離器の血漿分離特性

    酒井清孝

    新機能性膜素材の開発とその性能評価 文部省科学研究費補助金研究成果報告書(平成元年) / 文部省   なし   68 - 72  1990年

  • 人工臓器で「多面的な成果」今度は内臓、携帯型に照準

    記者

    化学工業日報 /    1990年

  • 温度応答性ハイドロゲルによるパルス型薬物放出パターンの解析

    吉田亮, 酒井清孝, 岡野光夫, 桜井靖久

    化学工学 / 化学工学会   54 ( 12 ) 919 - 921  1990年

    CiNii

  • 温度による薬物放出のON-OFF制御

    吉田亮, 酒井清孝, 西村ゆか里, 近藤保, 岡野光夫, 桜井靖久

    医工学治療 / 医工学治療研究会   II   220 - 223  1990年

  • ずり応力による血小板機能測定装置の開発

    河上桂子, 福山真弓, 酒井清孝, 板垣一郎, 川野晃一, 半田誠, 池田康夫

    医工学治療 / 医工学治療研究会   II   166 - 169  1990年

  • Swan-ganz 熱希釈カテ-テルによる心拍出量測定における問題点

    阪上正裕, 柳沢真澄, 桑名克之, 中西光, 酒井清孝

    医工学治療 / 医工学治療研究会   II   152 - 155  1990年

  • SPOT 早大、東レ 液体でもはかれる酵素センサを開発

    記者

    センサ技術 /   10  1990年

  • 逆濾過現象

    細矢範行, 酒井清孝

    クリニカル・エンジニアリング / 秀潤社   1 ( 6 ) 454 - 459  1990年

  • Measurement of back clearance

    Takesawa S, Saito H, Hidai H, Suzuki M, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   36 ( 3 ) M441-M443  1990年

  • Change of intracellular calcium ions during shear induced platelet aggregation

    Kawakami K, Fukuyama M, Ogasawara K, Sakai K, Itagaki I, Kawano K, Handa M, Ikeda Y

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   36 ( 3 ) M696-M699  1990年

  • Shear stress induces not only platelet aggregation but also platelet-tumor cell interaction

    Fukuyama M, Kawakami K, Sakai K, Itagaki I, Kawano K, Handa M, Ikeda Y

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   36 ( 3 ) M189-M191  1990年

  • Improvements in determination of cardiac output with A swan-ganz catheter

    Sakagami M, Kuwana K, Nakanishi H, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   36 ( 3 ) M684-M686  1990年

  • Ionic strength affects diffusive permeability to an inorganic phosphate ion of negatively charged dialysis membranes

    Okada M, Watanabe T, Imamura K, Tsurumi T, Suma Y, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   36 ( 3 ) M324-M327  1990年

  • Backdiffusion rather than backfiltration enhances endotoxin transport through highly permeable dialysis membranes

    Hosoya N, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   36 ( 3 ) M311-M313  1990年

  • イソプロピルアクリルアミド-アルキルメタクリレ-ト共重合体ヒドロゲルによる薬物放出のON-OFF制御

    吉田亮, 酒井清孝, 田口由弥, 近藤保, 岡野光夫, 桜井靖久

    DDS / 日本DDS学会   5 ( 4 ) 279 - 283  1990年

    DOI

  • 不均質構造を有する薬物徐放化製剤の放出特性

    吉田亮, 酒井清孝, 岡野光夫, 桜井靖久

    DDS / 日本DDS学会   5 ( 4 ) 273 - 277  1990年

    DOI CiNii

  • ドラッグデリバリ-システム

    吉田亮, 岡野光夫, 酒井清孝, 桜井靖久

    BME / 日本ME学会   4 ( 2 ) 23 - 33  1990年

    DOI

  • Shear stress dependent selectivity in adhesive proteins required for platelet aggregation

    Kawakami K, Fukuyama M, Sakai K, Itagaki I, Kawano K, Handa M, Ikeda Y

    Artificial Organs / ISAO Press   14 ( Suppl3 ) 97 - 100  1990年

  • Changes in intracellular Ca2+ concentrations during shear-induced platelet aggregation

    Itagaki I, Fukuyama M, Kawakami K, Sakai K, Kawano K, Handa M, Ikeda Y

    Artificial Organs / ISAO Press   14 ( Suppl3 ) 275 - 277  1990年

  • Kinetics in membrane plasma separation and fractionation

    Mineshima M, Agishi T, Ota K, Sakai K

    Artificial Organs / ISAO Press   14 ( Suppl1 ) 11 - 15  1990年

  • Potentiation by heparin of shear-induced platelet aggregation

    Fukuyama M, Kawakami K, Sakai K, Itagaki I, Kawano K, Handa M, Ikeda Y

    Artificial Organs / ISAO Press   14 ( Suppl2 ) 76 - 79  1990年

  • Measurement of back clearance

    Takesawa S, Saito H, Hidai H, Suzuki M, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   36 ( 3 ) M441-M443  1990年

  • Change of intracellular calcium ions during shear induced platelet aggregation

    Kawakami K, Fukuyama M, Ogasawara K, Sakai K, Itagaki I, Kawano K, Handa M, Ikeda Y

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   36 ( 3 ) M696-M699  1990年

  • Shear stress induces not only platelet aggregation but also platelet-tumor cell interaction

    Fukuyama M, Kawakami K, Sakai K, Itagaki I, Kawano K, Handa M, Ikeda Y

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   36 ( 3 ) M189-M191  1990年

  • Improvements in determination of cardiac output with A swan-ganz catheter

    Sakagami M, Kuwana K, Nakanishi H, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   36 ( 3 ) M684-M686  1990年

  • Ionic strength affects diffusive permeability to an inorganic phosphate ion of negatively charged dialysis membranes

    Okada M, Watanabe T, Imamura K, Tsurumi T, Suma Y, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   36 ( 3 ) M324-M327  1990年

  • Backdiffusion rather than backfiltration enhances endotoxin transport through highly permeable dialysis membranes

    Hosoya N, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   36 ( 3 ) M311-M313  1990年

  • Shear stress dependent selectivity in adhesive proteins required for platelet aggregation

    Kawakami K, Fukuyama M, Sakai K, Itagaki I, Kawano K, Handa M, Ikeda Y

    Artificial Organs / ISAO Press   14 ( Suppl3 ) 97 - 100  1990年

  • Changes in intracellular Ca2+ concentrations during shear-induced platelet aggregation

    Itagaki I, Fukuyama M, Kawakami K, Sakai K, Kawano K, Handa M, Ikeda Y

    Artificial Organs / ISAO Press   14 ( Suppl3 ) 275 - 277  1990年

  • Kinetics in membrane plasma separation and fractionation

    Mineshima M, Agishi T, Ota K, Sakai K

    Artificial Organs / ISAO Press   14 ( Suppl1 ) 11 - 15  1990年

  • Potentiation by heparin of shear-induced platelet aggregation

    Fukuyama M, Kawakami K, Sakai K, Itagaki I, Kawano K, Handa M, Ikeda Y

    Artificial Organs / ISAO Press   14 ( Suppl2 ) 76 - 79  1990年

  • CONTINUOUS MEASUREMENT OF SHEAR-INDUCED PLATELET-AGGREGATION

    M FUKUYAMA, K SAKAI, ITAGAKI, I, K KAWANO, M MURATA, Y KAWAI, K WATANABE, M HANDA, Y IKEDA

    THROMBOSIS RESEARCH   54 ( 3 ) 253 - 260  1989年05月

  • TECHNICAL EVALUATION OF NEWLY-DEVELOPED INORGANIC MEMBRANES FOR PLASMA FRACTIONATION

    K OZAWA, K OHASHI, T IDE, K SAKAI

    INTERNATIONAL JOURNAL OF ARTIFICIAL ORGANS   12 ( 3 ) 195 - 199  1989年03月

  • 吸着力学とβ2-microglobulinの除去

    酒井清孝

    臨床透析 / 日本メディカルセンタ-   5 ( 1 ) 29 - 35  1989年

  • 人工透析膜の設計 透析カイネティクスより

    酒井清孝

    膜(MEMBRANE) / 日本膜学会   14 ( 1 ) 31 - 44  1989年

     概要を見る

    Various materials are presently available for hollow fiber dialysis membranes which satisfy technical and medical requirements such as high permeability to uremic toxins and water, biocompatibility, resistance to sterilization, and high mechanical strength. New dialysis membranes with high permeability to β2-microglobulin and with biocompatibility leading to low complement activation have been developed for more optimal hemodialysis. Data on structure and permeability are then required to prepare the new dialysis membranes. Much attention should be paid also to the geometry of hollow fiber dialysis membranes available for chronic renal failure patients with elevated hematocrits caused by the administration of erythropoietin.

    DOI CiNii

  • 新分野を拓く膜分離技術

    酒井清孝

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   34 ( 1 ) 22 - 27  1989年

  • Filtration characteristics of rotating plasma filter composed of flat nylon membraneナイロン平膜を用いた回転円筒型フィルタによる血漿分離特性

    Ogasawara K, Kushiya F, Sakai K

    Membrane / The Membrane Society of Japan   14 ( 1 ) 50 - 53  1989年

    DOI

  • Low-temperature plasma separation by cross-flow filtration with microporous glass membranes

    Sakai K, Ozawa K, Ohashi K, Yoshida R, Sakurai H

    Ind. Eng. Chem. Res. / ACS   28 ( 1 ) 57 - 64  1989年

    DOI CiNii

  • 血漿成分の膜分離

    小笠原啓一, 酒井清孝

    表面 / 広信社   27 ( 10 ) 821 - 830  1989年

  • 回転二重円筒管型血漿分離フィルタの血漿分離特性

    小笠原啓一, 竹田達道, 松本徹, 吉田晋也, 遠藤真弘, 堀尾哲一郎, 酒井清孝

    日本透析療法学会雑誌 / 日本透析療法学会   22   1023 - 1025  1989年

  • β2 -microglobulinの各種吸着剤による除去特性

    小沢喜久夫, 酒井清孝

    日本透析療法学会雑誌 / 日本透析療法学会   22 ( 9 ) 1021 - 1022  1989年

  • バイオレオロジー

    金森敏幸, 酒井清孝

    日本ゴム協会誌 /   62 ( 6 ) 337 - 345  1989年

    DOI CiNii

  • 新しく開発された再生セルロース透析膜のβ2-microglobulin透過係数

    辰口俊秀, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'89 / 東京医学社   27   57 - 59  1989年

  • 光ファイバに導かれたレーザ光を用いた新しい溶質透過係数測定法の開発

    大村朋幸, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'89 / 東京医学社   27   53 - 55  1989年

  • 討論のまとめ 血漿交換・免疫工学(3)

    伴野丞計

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   18 ( 3 ) 1396  1989年

  • 討論のまとめ 人工腎(2)

    峰島三千男

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   18 ( 3 ) 1132  1989年

  • トピックス 第14回医工懇談会に出席して

    小笠原啓一

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   18 ( 1 ) 425 - 426  1989年

  • 無機多孔質膜の血漿タンパク質分画特性

    小笠原啓一, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   18 ( 3 ) 1388 - 1391  1989年

     概要を見る

    血漿タンパク質の成分分離への応用を目的として、多孔質ガラス膜およびアルミニウム陽極酸化皮膜の2種類の無機多孔質膜および対照として有機多孔質膜を用いて、牛血漿の定圧濾過実験を行った。多孔質ガラス漠などの無機多孔質膜は細孔直径分布、細孔の屈曲率などが小さく、細孔直径を任意に変化させることができることから、分離性能に優れているだけでなく、薬品処理や熱処理によって再生が可能であるなど、有機膜にはない長所を持つ。血漿タンパク質分離実験および2次元電気泳動による血漿タンパク質の分折の結果、多孔質ガラス膜は血漿処理能力に優れていること、および血漿タンパク質をシヤープに分離ずることができることがわかった。また、現在のアルミニウム陽極酸化皮膜は血漿成分分離膜として不適であるが、吸着を抑えることがでぎれば、多孔質ガラス膜以上の性能を持つ可能性が示唆された。

    DOI CiNii

  • 回転二重円筒型フィルタによる血漿分離特性

    櫛谷文彦, 小笠原啓一, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   18 ( 3 ) 1384 - 1387  1989年

    DOI CiNii

  • 膜蒸留法による血液からの除水速度におよぼす分極層抵抗の影響

    横田和彦, 小谷野武, 酒井清孝, 田村真紀夫

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   18 ( 3 ) 1128 - 1131  1989年

    DOI

  • 拡散によるβ2-microglobulinの除去

    辰口俊秀, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   18 ( 3 ) 1124 - 1127  1989年

     概要を見る

    β2-microglobulin(以下β2-MG)は濾過で除去するのが好ましいが、通常の透析治療で除去できれば、安価で操作が煩雑とならずに透析患者を治療することが可能となる。拡散だけでどこまでβ2-MGの除去が可能か、新しく開発されたハイフラクッス透析膜を用いて検討を行った。放射性同位元素で標識したβ2-MGを中空糸透析膜一本に充填して一定時間透析を行い、中空糸内部の残存溶質濃度を測定し溶質透過係数を求めた。得られた溶質透過係数よりdiffusive clearanceを算出したところ、酢酸セルロースを膜素材とするCT-190GAは拡散だけで十分なclearanceが得られることがわかった。逆濾過がβ2-MGの溶質移動に及ぼす影響を検討するため、並流および向流で操作したときのmyoglobinのclearanceを測定した。並流と向流でclearanceはほぼ同じ値を示し、中分子量物質の除去においては逆濾過は溶質の移動にほとんど影響していないことがわかった。

    DOI CiNii

  • 拍動流ポンプを用いた内部及び外部灌流膜型人工肺におけるガス透過能

    柳沢真澄, 細矢範行, 石橋亮一, 大村朋幸, 桑名克之, 中西光, 井上政昭, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   18 ( 2 ) 1034 - 1037  1989年

     概要を見る

    拍動流体外循環は、定常流に比べて生体に有利であることが多数報告されている。しかし、拍動流ポンプを用いた内部および外部灌流型人工肺のガス交換特性については、いまだ十分に解明されていない。我々は、牛血液を用いたin vitro実験を行い、拍動流が灌流方式の異なる人工肺に与えるガス交換能の影響を比較検討した。さらに外部灌流型人工肺において、モジュール内の部位によるガス交換能の差異を検討するため、有効膜面積を変化させガス交換能を比較検討した。その結果、拍動流では、灌流方式の違いによらず、定常流よりもガス移動量が増加した。とくに、内部灌流においてその差が大きかった。これは、拍動流により液に乱れが生じ液側境膜を効果的にはがしたためと考えた。モジュールの外縁部の方が中心部よりガス交換能に優れていた。これは、モジュール内において偏流が生じており、外縁部を中心に流れているためと考えた。

    DOI CiNii

  • 座談会 メディカルテクノロジーを語る

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学協会   53 ( 3 ) 190 - 199  1989年

  • ケミカルエンジニアリングにおけるメディカルテクノロジーの展開

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学協会   53 ( 3 ) 157 - 161  1989年

  • A new method of determining the solute permeability of hollow-fiber dialysis membranes by means of laser light traveling along optic fibers

    Ohmura T, Tatsuguchi T, Nishikido J, Yamamoto T, Fushimi F, Nishida O, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   35 ( 3 ) 601 - 603  1989年

  • Effects of zeta potential on the permeability of dialysis membranes to inorganic phosphate

    Okada M, Takesawa S, Watanabe T, Imamura K, Tsurumi T, Suma Y, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   35 ( 3 ) 320 - 322  1989年

  • Adsorption of β2-microglobulin on PMMA, PAN and cellulosic membranes

    Sakai K, Nagase M, Tsuda S

    The Chemical Engineering Journal / Elsevier Sequoia   42 ( 1 ) B39-B49  1989年

  • 多孔質ガラス膜の血漿分離特性

    小笠原啓一, 吉田亮, 酒井清孝

    SPG応用技術研究会論文集 創立6周年記念号 / SPG応用技術研究会   不要   234 - 240  1989年

  • Technical determination of optimal dimensions of hollow fiber membranes for clinical dialysis

    Sakai K

    Nephrology Dialysis Transplantation / EDTA   4 ( Suppl.3 ) 73 - 77  1989年

  • Structure and permeability of dialysis membranes sterilized by various methods

    Sakai K

    Journal of Biomaterials Applications / Technomic   4 ( 2 ) 71 - 101  1989年

    DOI PubMed CiNii

  • Filtration characteristics of rotating plasma filter composed of flat nylon membrane

    K. Ogasawara, F. Kushiya, K. Sakai

    Membrane   14 ( 1 ) 50 - 53  1989年

    DOI

  • Low-temperature plasma separation by cross-flow filtration with microporous glass membranes

    Sakai K, Ozawa K, Ohashi K, Yoshida R, Sakurai H

    Ind. Eng. Chem. Res. / ACS   28 ( 1 ) 57 - 64  1989年

    DOI CiNii

  • A new method of determining the solute permeability of hollow-fiber dialysis membranes by means of laser light traveling along optic fibers

    Ohmura T, Tatsuguchi T, Nishikido J, Yamamoto T, Fushimi F, Nishida O, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   35 ( 3 ) 601 - 603  1989年

  • Effects of zeta potential on the permeability of dialysis membranes to inorganic phosphate

    Okada M, Takesawa S, Watanabe T, Imamura K, Tsurumi T, Suma Y, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott   35 ( 3 ) 320 - 322  1989年

  • Adsorption of β2-microglobulin on PMMA, PAN and cellulosic membranes

    Sakai K, Nagase M, Tsuda S

    The Chemical Engineering Journal / Elsevier Sequoia   42 ( 1 ) B39-B49  1989年

  • Technical determination of optimal dimensions of hollow fiber membranes for clinical dialysis

    Sakai K

    Nephrology Dialysis Transplantation / EDTA   4 ( Suppl.3 ) 73 - 77  1989年

  • Structure and Permeability of Dialysis Membranes Sterilized by Various Methods

    Kiyotaka Sakai

    Journal of Biomaterials Applications   4 ( 2 ) 71 - 101  1989年

     概要を見る

    Appropriate design of dialysis membranes requires correct values of structural parameters such as pore radius, surface porosity, water content and tortuosity. It is impossible, however, to find the pore radius of dialy sis membranes using a mercury porosimeter or an electron microscope because the pores are only several tens of angstroms in radius. Consequently, diffu sional and convectional procedures such as the Lw method that uses both pure water permeability and water content, the Lw and Pm method which uses both solute and pure water permeability, and the σ method which uses the reflection coefficient, have been employed extensively to determine the pore radius of dialysis membranes. The structural parameters of symmetric membranes are determined from water content, solute and pure water permeability data based on the Lw and Pm method combined with the tortuous pore model we have pro posed. Determination of the structural parameters of microfiltration mem branes for plasma separation having huge pores by various methods is required to verify the method of characterizing dialysis membranes based on the tor tuous pore model. A dyeing method is also suitable for characterizing dialysis membranes of regenerated cellulose. Pore model studies using permeability and water content data for sterilized and treated membranes facilitate optimal design of dialysis membranes for clinical applications. © 1989, Sage Publications. All rights reserved.

    DOI PubMed CiNii

  • IMPORTANCE OF FIBRINOGEN AND PLATELET MEMBRANE GLYCOPROTEIN-IIB/IIIA IN SHEAR-INDUCED PLATELET-AGGREGATION

    Y IKEDA, M MURATA, Y ARAKI, K WATANABE, Y ANDO, ITAGAKI, I, Y MORI, M ICHITANI, K SAKAI

    THROMBOSIS RESEARCH   51 ( 2 ) 157 - 163  1988年07月

  • DETERMINATION OF PORE RADIUS OF HOLLOW-FIBER DIALYSIS MEMBRANES USING TRITIUM-LABELED WATER

    K SAKAI, S TAKESAWA, R MIMURA, H OHASHI

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   21 ( 2 ) 207 - 210  1988年04月

    DOI CiNii

  • ダイアライザの膜性能

    酒井清孝

    日本透析療法学会雑誌 / 日本透析療法学会   21 ( 2 ) 101 - 102  1988年

  • 血漿分離

    記者

    日経産業新聞 /    1988年

  • 拡散だけでβ2-microglobulinを除去できるか?

    内藤明, 大村朋幸, 岡田勝, 辰口俊秀, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン88 / 東京医学社   25   53 - 55  1988年

  • β2 -microglobulinの吸着除去特性

    佐藤史郎, 小沢喜久夫, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン'88 / 東京医学社   25   56 - 58  1988年

  • 外部および内部潅流膜型人工肺におけるガス交換能

    大村朋幸, 永瀬道臣, 桑名克之, 中西光, 井上政昭, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   17 ( 3 ) 1446 - 1449  1988年

     概要を見る

    外部灌流膜型人工肺は内部灌流膜型人工肺に比べて、液体の流動状態に違いがあることからガス交換能に優れていることが報告されている。今回、我々は牛血液を用いたin vitro実験を行い、CO2-水系の実験結果と比較することによって、内部および外部灌流膜型人工肺のガス交換特性の機構の解明を試みた。CO2-水系実験および牛血液実験において、外部灌流におけるガスの総括物質移動係数は内部灌流のそれに比べ大きな値を示した。血液1リットルに対する酸素の付加能力という点から見ると、外部灌流は内部灌流の約2倍の性能を示した。また、総括物質移動係数がレイノルズ数に依存することがCO2-水系実験において確認された。外部灌流膜型人工肺の灌流方式が血液側圧力損失を大きくすることなくレイノルズ数を増加させることが可能で、その結果液側境膜抵抗が減少し、物質輸送に有利に働いている。外部および内部灌流膜型人工肺のガス交換能の差を確認するのに、CO2-水系実験による基礎的検討が有用であった

    DOI CiNii

  • 血漿分離用多孔質ガラス膜の分離特性に及ぼす孔直径と管長の影響

    吉田亮, 大橋啓一, 小沢喜久夫, 酒井清孝, 鈴木克義, 的場成公

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   17 ( 1 ) 383 - 386  1988年

     概要を見る

    管状型多孔質ガラス膜を用いて血漿分離実験を行い、膜間圧力差を25mmHg、50mmHgに変化させて孔直径および管長が血漿分離特性に与える影響を検討した。濾過流束およびタンパク質のふるい係数は膜の孔直径の増加とともに上昇するが、孔直径が1μm以上になると一定値を示した。濾過流束は管長の(-1/3)乗および壁ずり速度の1乗に比例した。これらの関係は膜間圧力差が50mmHgから25mmHgに低下しても変化しなかった。しかし孔直径が1μmの多孔質ガラス膜の場合、膜間圧力差低下に伴いふるい係数が大きく上昇し、他の孔直径の膜と異なった現象を示した。血漿分離においては赤血球の分極層が支配的な抵抗になる。膜間圧力差が低下すると分極層抵抗および付着層抵抗は減少した。濾過流束なヘマトクリットの対数値の増加に対して直線的に減少せず、限外濾過理論による濾過流束の原液濃度依存性と異なった結果が得られた。

    DOI CiNii

  • 無機多孔質膜のタンパク質分画特性

    大橋啓一, 樫村隆司, 佐藤史郎, 吉田亮, 小沢喜久夫, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   17 ( 1 ) 379 - 382  1988年

     概要を見る

    血漿成分分離への応用を目的として、定圧濾過実験により3種類の無機多孔質膜のデキストラン分画特性を明らかにした。無機多孔質膜の孔直後分布は現行の合成高分子膜より極めて小さく、タンパク質の成分分離に適すると考えられる。多孔質ガラス膜およびアルミニウム陽極酸化皮膜は孔直径を変化させることにより、ふるい係数を変化させることが可能である。膜を用いたタンパク質の成分分離において主要な阻害因子は濃度分極による抵抗である。壁ずり速度を増加させると、膜表面に生成した濃度分極層が破壊されるためタンパク質の分離がシャープとなる。孔直径を変化させ、高壁ずり速度下で過を行うことにより希望する分離を行うことができる。多孔質ガラス膜およびアルミニウム陽極酸化皮膜は血漿タンパク質の成分分離に適用可能である。

    DOI CiNii

  • 回転円筒膜による血漿分離特性

    田代健, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   17 ( 1 ) 267 - 270  1988年

     概要を見る

    回転二重円筒管膜を用いた血漿分離システムの濾過機構を解明するために、入口圧力、膜回転数および血液性状を変化させ血漿分離実験を行った。入口圧力が遠心力による圧力に打ち勝つと濾過が開始され、さらに入口圧力を上昇させると濾過流束は急激に上昇し極値をもち定常に達する。回転による遠心力は濾過開始圧力を支配し、またテイラー渦発生の原因となる。膜回転数が増加すると濾過流束は増加し、約4000rpmを超えるとやがてプラトーに達し、従来のクロスフロー濾過の10倍以上の濾過性能を示す。これは本システム特有のテイラー渦流、高勢断力による血球の撹拌効果に伴い、分極層抵抗が従来のシステムに比べて大きく減少したためである。また軸方向の物性値変化を考慮した物質移動モデルを提案し、実験データのシミユレーシヨンを行ったところ、データと理論の良好な一致を見た。

    DOI CiNii

  • ハイフラックスダイアライザにおける血液接触後の透水能低下

    津田章一, 竹沢真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   17 ( 1 ) 115 - 118  1988年

     概要を見る

    ハイフラックスダイアライザを含む9種類の市販中空糸型透析器を用いて、牛血漿接触前後の透水能を比較・検討した。また、各種透析膜への牛血清アルブミン(BSA)吸着量を、放射性同位元素を用いて測定した。いずれの透析膜でも血漿接触後の純水濾過係数は低下した。低下の度合は膜材質や純水濾過係数の値によって異なる。各膜へのBSA吸着量はPMMA>EVAL・CA>RCの順である。BK-1.0に用いられているPMMA膜のBSA吸着量、透水能低下率はともに著しく大きかった。これは、膜の孔直径が大きいため、アルブミンなどが膜細孔内に進入し、膜細孔が狭窄したためと考えられる。EVAL膜はBSA吸着量が少ないにもかかわらず、透水能低下率は大きい。これは孔入口にタンパク質分子が入り込み、有効孔個数が減少するためと考える。透水能の低下とタンパク質の吸着には、いずれも膜構造が大きな因子になると思われた。

    DOI CiNii

  • 血液透析膜のイオン透過性と膜表面電位

    内藤明, 老沼正房, 酒井清孝, 渡辺哲夫, 今村和夫, 鶴見隆, 須磨靖徳

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   17 ( 1 ) 65 - 68  1988年

     概要を見る

    透析中に体内電解質の移動を制御する方法の一つとして透析膜に荷電を付加することが有効と考えられる。本報では、血液透析膜を用いて、無機リンおよびナトリウムイオンの膜透過性、無機リンの溶質透過性. 膜表面電位(ζ電位)を測定し膜透過性と膜表面電位の関係を検討した。ζ電位は湿潤状態の中空糸透析膜1本について、流動電位測定装置を用いて中空糸内にKCi水溶液を圧入して測定した。無機リンの溶質透過係数は放射性同位元素で標識した32P-Na2HPO4 (5μCi/ml)の水溶液を中空糸透析膜1本に充填して一席時間透析を行い、中空糸内部の残存溶質濃度を測定して算出した。再生セルロース膜では、無機リンの総括物質移動係数および無機リンの溶質透過係数Pmに及ぼすζ電位の影響はない。PMMA膜では、ζ電位が無機リンおよびナトリウムイオンの総括物質移動係数および無機リンの溶質透過係数Pmに影響を及ぼしている。

    DOI CiNii

  • 透析患者血中β2-microglobulin濃度の解析

    竹沢真吾, 日台英雄, 小川洋史, 高木豊巳, 斉藤明, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   17 ( 1 ) 42 - 45  1988年

     概要を見る

    手根幹症候群の原因物質として長期透析患者にて注目されているβ2-microglobulinの血中濃度変化を推算すべく、3プールモデル解析を試みた。その際、ダイアライザーでの除去速度を正確に求めるため、臨床検査に用いた後の透析患者廃棄血漿を集め、血清処理後1プールin vitro実験を行った。ダイアライザーに旭メディカルのAM-Neo-1000-HPを用いたところ、膜のふるい係数は0.30であった。この値から計算したクリアランスを用いて血中濃度変化をトレースすべくモデルのパラメータを求めた。細胞膜クリアランスはβ2-microglobulinの分子量より予想される値よりもはるかに大きかった。また、毛細血管クリアランスはダイアライザーでの除去速度よりも大きく、文献値と一致した。透析終了直後の急激なリパウンド現象はこのモデルでおおよそ説明できる。見掛けの溶質生成速度は一般に言われている値よりも小さく、100mg/day以下であった。

    DOI CiNii

  • β2 -microglobulinの吸着除去に関する検討

    佐藤史郎, 大橋啓一, 樫村隆司, 吉田亮, 小沢喜久夫, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   17 ( 1 ) 14 - 17  1988年

     概要を見る

    長期透析患者にはアミロイド沈着がみられるが、このアミロイドーシスにβ2-microglobulin (以下β2-MG)が関与していることが報告されて以来、β2-MGの効率のよい体外排除が検討されている。我々は回分式吸着実験を行い、コラーゲン、ヒドロキシアパタイト、多孔質ガラス微粒体、Amberlite XAD-7、8、DHP-1活性炭のβ2-MG吸着特性を測定した。その結果、コラーゲンビーズ、DHP-1活性炭およびXAD-7、8に優れたβ2-MG吸着能が認められ、平衡吸着量はそれぞれ1.9、1.3、6.6、2.7×10-3kg/kg-sorbentであった。弱疎水性材料であるXAD-7は、最も優れた吸着能を示した。吸着平衡に達するまでにDHP-1活性炭では60時間以上、多孔質ガラス微粒体では24時間以上を要した。これは吸着剤の細孔直径が40Å以下であるため、細孔内拡散が律速となるためである。吸着量および吸着速度の点から考えて、β2-MGの除去には弱疎水性素材で、細孔直径が40Å以上の細孔構造を有する吸着剤が適当と思われる。

    DOI CiNii

  • ニュー・ケミカルエンジニアリング構築のために

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学協会   52 ( 8 ) 570 - 571  1988年

  • メディカルテクノロジーの新しい展開

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学協会   52 ( 2 ) 133 - 135  1988年

  • 超微細管粘度計測法によるウシ血清アルブミン溶液粘度の検討

    岡田勝, 酒井清孝, 辻隆之, 戸川達男

    医科器械学 / 医科器械学会   58 ( 12 ) 544 - 546  1988年

    CiNii

  • 多孔質ガラス膜の医療への応用

    小澤喜久夫, 酒井清孝

    医科器械学 / 医科器械学会   58 ( 6 ) 260 - 265  1988年

  • 血液粘度に影響を及ぼす各種因子

    金森真帆, 酒井清孝

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   33 ( 4 ) 31 - 37  1988年

  • Removal of beta-2-microglobulin by diffusion alone is feasible using highly permeable dialysis membranes

    Naitoh A, Tatsuguchi T, Okada M, Ohmura T, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   34 ( 3 ) 630 - 634  1988年

  • Rotation-induced taylor vortex enhances filtrate flux in plasma separation

    Ohashi K, Tashiro K, Kushiya F, Matsumoto T, Yoshida S, Endo M, Horio T, Ozawa K, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   34 ( 3 ) 300 - 307  1988年

  • Nondestructive evaluation by X-ray computed tomography of dialysate flow patterns in capillary dialyzers

    Takesawa S, Terasawa M, Sakagami M, Kobayashi T, Hidai H, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   34 ( 3 ) 794 - 799  1988年

  • Effects of pore size on filtration characteristics in plasma separation with microporous glass membranes

    Ozawa K, Sakurai H, Ohashi K, Yoshida R, Sakai K, Nishioka T, Matoba S, Yaginuma T, Kato H

    Therapeutic Plasmapheresis / ISAO Press   7   196 - 199  1988年

  • Determination of the pore radius of regenerated cellulose membranes by a dyeing technique

    Sakai K, Chiba H, Naitoh A

    Journal of Membrane Science / Elsevier Science Publishers B.V./Amsterdam   37 ( 2 ) 101 - 112  1988年

    DOI CiNii

  • Effects of blood contact on the properties of tubular dialysis membranes

    Sakai K, Ohashi H, Naitoh A

    Chemical Engineering Journal / Elsevier Science Publishers B.V./Amsterdam   38 ( 1 ) B1-B6  1988年

  • Effects of temperature and concentration polarization on water vapour permeability for blood in membrane distillation

    Sakai K, Koyano T, Muroi T, Tamura M

    Chemical Engineering Journal / Elsevier Science Publishers B.V./Amsterdam   38 ( 1 ) B33-B39  1988年

  • Removal of beta-2-microglobulin by diffusion alone is feasible using highly permeable dialysis membranes

    Naitoh A, Tatsuguchi T, Okada M, Ohmura T, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   34 ( 3 ) 630 - 634  1988年

  • Rotation-induced taylor vortex enhances filtrate flux in plasma separation

    Ohashi K, Tashiro K, Kushiya F, Matsumoto T, Yoshida S, Endo M, Horio T, Ozawa K, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   34 ( 3 ) 300 - 307  1988年

  • Nondestructive evaluation by X-ray computed tomography of dialysate flow patterns in capillary dialyzers

    Takesawa S, Terasawa M, Sakagami M, Kobayashi T, Hidai H, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   34 ( 3 ) 794 - 799  1988年

  • Effects of pore size on filtration characteristics in plasma separation with microporous glass membranes

    Ozawa K, Sakurai H, Ohashi K, Yoshida R, Sakai K, Nishioka T, Matoba S, Yaginuma T, Kato H

    Therapeutic Plasmapheresis / ISAO Press   7   196 - 199  1988年

  • Determination of the pore radius of regenerated cellulose membranes by a dyeing technique

    Sakai K, Chiba H, Naitoh A

    Journal of Membrane Science / Elsevier Science Publishers B.V./Amsterdam   37 ( 2 ) 101 - 112  1988年

    DOI CiNii

  • Effects of blood contact on the properties of tubular dialysis membranes

    Sakai K, Ohashi H, Naitoh A

    Chemical Engineering Journal / Elsevier Science Publishers B.V./Amsterdam   38 ( 1 ) B1-B6  1988年

  • Effects of temperature and concentration polarization on water vapour permeability for blood in membrane distillation

    Sakai K, Koyano T, Muroi T, Tamura M

    Chemical Engineering Journal / Elsevier Science Publishers B.V./Amsterdam   38 ( 1 ) B33-B39  1988年

  • EFFECTS OF MEMBRANE-STRUCTURE ON REMOVAL OF LOW-MOLECULAR-WEIGHT PROTEINS

    S TAKESAWA, H OHASHI, H HIDAI, K SAKAI

    ARTIFICIAL ORGANS   11 ( 6 ) 495 - 497  1987年12月

  • STRUCTURAL-ANALYSIS OF HOLLOW FIBER DIALYSIS MEMBRANES FOR CLINICAL USE

    K SAKAI, S TAKESAWA, R MIMURA, H OHASHI

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   20 ( 4 ) 351 - 356  1987年08月

    DOI CiNii

  • FILTRATION CHARACTERISTICS OF MEMBRANES FOR PLASMA SEPARATION AND CHANGES IN MEMBRANE-STRUCTURE AFTER BLOOD CONTACT

    K OZAWA, R MIMURA, K SAKAI

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   20 ( 4 ) 345 - 351  1987年08月

    DOI CiNii

  • Binary-solute adsorption of dosed drugs on serum albumin

    Matsuhisa S, Takesawa S, Sakai K

    Chemical Engineering Journal / Elsevier Science Publishers B.V./Amsterdam   34 ( 1 ) B21-B27  1987年

  • 定量的透析条件決定の試み

    小沢喜久夫, 酒井清孝

    臨床透析 / 日本メディカルセンタ-   3 ( 5 ) 675 - 683  1987年

  • 高機能膜設計へのアプローチ

    酒井清孝, 小沢喜久夫

    綜合臨床 / 永井書店   36 ( 3 ) 399 - 405  1987年

  • EVAL-C 膜11カ月間連続使用の臨床的評価

    樋口順三, 小沢喜久夫, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン87 / 東京医学社   なし ( なし ) 172 - 174  1987年

  • 透析患者血中β2-MG濃度の解析

    竹沢真吾, 日台英雄, 小川洋史, 高木豊巳, 斉藤明, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン87 / 東京医学社   なし ( なし ) 129 - 130  1987年

  • PMMA、PANおよびRC膜へのβ2-microglobulinの吸着特性

    永瀬道臣, 津田彰一, 酒井清孝

    腎と透析 別冊ハイパフォーマンスメンブレン87 / 東京医学社   なし ( なし ) 114 - 117  1987年

    CiNii

  • 巻頭語 独創性と国際性

    酒井清孝

    腎と透析 / 東京医学社   23 ( 4 ) 567 - 568  1987年

  • 血液浄化器の性能評価

    酒井清孝, 神谷勝弘

    腎と透析 / 東京医学社   23 ( 1 ) 26 - 32  1987年

  • 自動透析システムの開発ー至透析から埋め込み型人工腎臓への挑戦ー

    竹沢真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   16 ( 3 ) 1282 - 1285  1987年

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    現在約6万名の血液透析患者のうち、慢性的に血圧が不安定な患者や、常に細胞内溢水の状態にある患者に対し、最適な透析条件を模索できるよう、自動透析システムを作成中である。現在のところ、透析廃液中の溶質濃度を連続的に測定することにより、血液中の尿素、クレアチニン濃度を臨床上十分な範囲内で推算できた。また、簡便な圧一流量関係から比較的良好に総除水量を知ることができた。しかし、至適透析を自動的に行うためには、極力不均衡症候群などを呈さない状態で目的とする除水量を達成することも大切である。したがって、簡便な除水コントローラーの外に、血圧モニター、循環血液量モニターが必要である。さらに、透析液ナトリウム濃度をある範囲内で自動的に変化させるようなシステムにすることが望ましい。一方、埋め込み型人工腎臓について考えると、ミクロ相分離構造や、液体膜を応用することにより、小型の人工糸球体、再吸収膜が作成できると思われる。

    DOI CiNii

  • 血液浄化膜の構造と透過性

    酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   16 ( 3 ) 1169 - 1172  1987年

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    人工膜は現在広い分野で注目されており、機能性膜として医療分野で大量に用いられている。そのほとんどが中空糸透析膜であるが、日本においては使い捨てを義務づけられているために消費量は多い。血液透析膜として年間使用される膜面積は約0.3億m2、年間浄化される血液量は約20億リットルにも達する。この中空糸透析膜の膜構造については不明な点が多く、製膜は試行錯誤で進められてきた。膜構造が明らかにされれば、製膜が容易となり、どの製膜条件を動かせば膜構造がどう変化し、それがまた透過性にどう影響するかが明らかになる。そしてより科学的に膜分離を行うことが可能となる。精密濾過膜はSEMによって表面を直接観察することが可能であるが、透析膜と限外濾過膜の細孔は未だ観察されていない。そのため膜構造に関するモデルが不可欠であるが、現在までに細孔モデルが提案されている。これを修正した迷宮細孔モデルを用いて市販中空糸透析膜の構造を検討した結果を提示する。

    DOI CiNii

  • 血漿分離用セラミック膜からの溶出物

    小沢喜久夫, 桜井秀彦, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   16 ( 2 ) 1116 - 1119  1987年

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    セラミック膜を用いて血漿分離を行う場合に問題となる膜構成成分の溶出について検討した。水、1N硝酸、500ppm次亜塩素酸ナトリウム、牛血漿を用い、厚生省の「透析型人工腎臓装置承認基準」に従い溶出試験を行った。アルミナ焼結体よりなるセラミック膜では、いずれの場合も膜構成成分の溶出は認められなかった。多孔質ガラスの場合、硝酸による溶出試験を行うと製膜時に細孔内に残留したコロイド状シリカが溶出してくるが、次亜塩素酸ナトリウムを用いた場合は膜のシリカ骨格からも溶出が起こることがわかった。また血漿への膜構成成分の溶出を調べた結果、AIは検出されなかったが、Siについてはサンプル1g当り85-370μg、Bについては0-50μgの溶出が認められた。今回はICP発光分析法による血漿の直接定量を試みたが、今後は湿式灰化法などの分析法の検討を行うと共に、膜表面に有機物をコーティングするなどの表面改質を考えていく必要がある。

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  • 血漿分離用セラミックフィルターの設計

    桜井秀彦, 小沢喜久夫, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   16 ( 2 ) 1112 - 1115  1987年

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    セラミック膜を血漿分離に応用した時の最適孔直径および最適操作条件を決定するため、血液流量、膜間圧力差、管内径、管長、孔直径を変化させる濾過実験を行った。孔直径が1μm以上では、濾過流束、血漿タンパク質のふるい係数の孔直径による変化はほとんどなかった。孔直径が1.5μmの膜を用いても赤血球の漏出はみられず、孔直径分布が狭いことがわかった。濾過流束は、shear rateと管長さに依存し、孔直径と膜間圧力差にほとんど依存しなかった。これは、濾過抵抗が有形成分の濃度分極に支配されているためである。血漿タンパク質のふるい係数は、高shear rateと低膜間圧力差の時に高値を示し、赤血球層が溶質の透過の抵抗になっていることが示唆された。試験したセラミック膜は、内径が大きく、F. F. が小さい。濾過流束が現行の血漿分離膜より大きいこと、再生が可能であり繰り返し使用できることを考え合わせると、工業的血漿分離のような大量処理にセラミック膜は有利である。

    DOI CiNii

  • 膜を用いた血漿成分分離の性能向上

    廣戸健一郎, 酒井清孝, 池田博之, 伴野丞計

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   16 ( 2 ) 1103 - 1106  1987年

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    血漿成分分離の性能向上を目的として、in vitroで溶液環境を変化させて実験を行い、分離性能について検討した。この結果、従来低温下においてはたんぱく質のSCが著しく低下するが、IgGの界面凝集を抑えられる添加物を加えることにより、高いSCが得られることがわかった。また、pHを変化させることによりアルブミン、IgGのSCは著しく変化した。また、それぞれのSCはアルブミンで、pH 4.8, IgGでpH 6.0付近で各膜共に最大値を示した。この最大値を示すpHは各々のたんぱく質の等電点と一致した。また、pHを変化させることにより従来の中性条件では分離することの難しかったアルブミンとIgGを完全に分離することができた。このように、pHによってSCを変化させる原因は、溶質径がpHによって変化したためと考えられた。

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  • 膜蒸留を用いた血液からの水分除去における透水能と膜の劣化

    室井利仁, 小谷野武, 小沢喜久夫, 田村真紀夫, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   16 ( 2 ) 729 - 732  1987年

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    疎水性多孔質膜を用いた膜蒸留法は近年海水の淡水化、アルコール濃縮等の分野で注目を集めている。膜蒸留法は従来の純水製造法と比較してエネルギー効率がよく、透過水量が大きいという利点を持つ。また膜の両側の液相蒸気圧差により溶媒のみを透過させる方法であるため、原液中の溶質は膜を透過しない。膜蒸留法の医療面への利用は本研究が始めての試みであるが、除水コントロールシステム、医療用純水の製造及び透析液の再生に応用可能と考える。本報では四フッ化エチレン(PTFE)及びニフッ化ビニリデン(PVDF)を用いた膜蒸留法にて、牛血漿、牛血液及び透析液廃液からの除水実験を行った。その結果、膜蒸留法の透過流束は逆浸透法より優れ、溶質の漏出が殆どないことを確認した。また膜の経時的性能低下が少なく再生可能であること、透水性が膜厚、空孔率といった膜構造に依存することがわかった。

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  • γ線滅菌による再生セルロース膜の構造変化

    竹沢真吾, 日台英雄, 佐藤史郎, 酒井清孝, 関口守, 高橋剛

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   16 ( 2 ) 721 - 724  1987年

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    再生セルロース膜に対するγ線の影響を知るため、照射線量を3点変えて検討した。その結果、乾燥状態で照射した場合、透水性能、中分子量物質のクリアランスが大きく低下した。一方、γ線照射時にダイアライザー内部に純水を満たした場合は、透水性能、クリアランスが減少しなかった。しかし、いずれの場合においても溶出液中には膜の劣化によると思われる物質が検出された。この物質は乾煤状態と湿潤状態とで異なり、乾燥状態では分子量数千の物質が、また、湿潤状態では分子量数十万の物質が検出された。溶出液のpHはいずれも低下し、水素イナンの生成が認められた。膜強度を知るためオートグラフを用いて最大破断加重、伸長率を測定したところ、湿潤状態の照射で著しい低下がみられた。以上の結果より、γ線による滅菌は透水性能、中分子量物質のクリアランス、膜の強度を十分検討した上で行うべきであると思われる。

    DOI CiNii

  • 染色法を用いた透析膜構造の検討

    千葉浩, 竹澤真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   16 ( 2 ) 711 - 714  1987年

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    市販の中空糸膜の性能や構造を調べることは、より優れた膜を作る上で非常に重要である。膜の構造を決定する因子の一つである平均孔半径は、Stevensonらの考案した放射性同位元素(RI)でラベルした溶質を用いる方法で行ってきた。すなわちRIでラベルした溶質を透過物質として、溶質透過係数及び濾過係数を実測し、細孔理論より平均孔半径を求めている。しかし溶質の膜内拡散係数を実測して、その値より平均孔半径を求めた報告はない。そこで、膜内拡散係数を実測するために染色理論を用いて中空糸膜内の染料の拡散係数を実測した。またその値より、細孔理論を用いて平均孔半径を算出した。その結果再生セルロースへの染料の拡散はFickの第二法則に従うことが分かった。また、平均孔半径は、RI法による結果とほぼ同じ値が得られた。

    DOI CiNii

  • 血液接触による透析膜の構造変化

    大橋英彦, 津田彰一, 小沢喜久夫, 竹澤真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   16 ( 2 ) 707 - 710  1987年

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    5種類の市販透析膜を用いて血液接触前後の透水性、溶質透過性および含水率を測定し、tortuous pore modelを用いて、透析膜構造の変化を定量化した。本報では操作条件、血液性状など膜構造の変化に及ぼす影響について検討したので報告する。いずれの透析膜でも血液接触後の濾過係数は低下した。低下の度合は膜材質によって異なった。これは膜材質によって溶質の吸着能が異なるためと考える。また、比較的孔径の大きい膜において、血液との接触によって膜孔径の大幅な減少が見られた。アルブミン等の血中溶質が膜孔内へ侵入することによって、膜孔が狭窄したためと考える。実験結果より透水性に及ぼす膜構造の変化は膜の吸着特性と細孔径に依存することが示唆された。

    DOI CiNii

  • 体内イオンの膜透過に及ぼす膜荷電の影響

    内藤明, 老沼正芳, 小沢喜久夫, 山下明泰, 竹沢真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   16 ( 2 ) 703 - 706  1987年

     概要を見る

    近年、荷電膜をから成るダイアライザーが試作されているが、電解質透過に関して基礎的検討を加えた例は少ない。<br>本報では、無機リンおよびナトリウムイオンの透析膜透過性の違いを膜材質および膜特性の観点より検討を加えた。透析実験により無機リンおよびナトリウムイオンの総括物質移動係数を測定した。その結果、無機リンおよびナトリウムイオンの移動に濃度依存性が観察された。これは、イオンの半径および拡散係数の濃度依存性だけでは説明できず、膜荷電の影響が示唆された。荷電膜の電解質透過には、イオン強度が大きく影響していることがわかった。

    DOI CiNii

  • 外部潅流模型人工肺のガス交換能の評価

    樫村隆司, 千葉浩, 竹澤真吾, 酒井清孝, 中西光, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   16 ( 1 ) 670 - 673  1987年

     概要を見る

    現在臨床使用されている内部潅流膜型人工肺にかわり、中空糸外部に血液を潅流させる外部潅流膜型人工肺がコンパクトでガス交換能に優れる新しいタイプの人工肺として注目されている。我々は内部及び外部潅流膜型人工肺の流動状態の違いに着目し、CO2-水系において両型のガス透過に及ぼす膜抵抗及び液側境膜抵抗を測定することにより、ガス交換の機構を検討した。その結果、外部潅流膜型人工肺は内部潅流膜型人工肺に比べて高いガス移動速度を示し、ガス交換能に優れていることが認められた。この性能の差が生じる原因の一つとして、外部潅流型の液境膜抵抗が内部潅流型のそれに比べて小さいことが確かめられた。

    DOI CiNii

  • ひと学界 応用、ようやく日の目

    記者

    化学工業日報 / 化学工業日報社    1987年

  • 医用分離膜

    小沢喜久夫, 酒井清孝

    化学工学 / 化学工学協会   51 ( 8 ) 585 - 588  1987年

  • 学際領域の学問のすすめ

    酒井清孝

    化学工学 / 化学工学協会   51 ( 1 ) 19 - 22  1987年

  • 生体機能材料とメディカルテクノロジー

    小沢喜久夫, 酒井清孝

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   32 ( 12 ) 23 - 29  1987年

  • Degradation by gamma irradiation of regenerated cellulose membranes for clinical dialysis

    Takesawa S, Satoh S, Hidai H, Sekiguchi M, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   10 ( 3 ) 584 - 587  1987年

  • Comparison of methods for characterizing microporous membranes for plasma separation

    Sakai K, Ozawa K, Mimura R, Ohashi H

    Journal of Membrane Science / Elsevier Science Publishers B.V./Amsterdam   32 ( 1 ) 3 - 17  1987年

    DOI CiNii

  • Factors affecting plasma and blood viscosity and corresponding abnormalities in renal failure patients

    Sakai K, Tashiro K, Sakurai H, Kanamori T, Torii M, Ohshima M, Higuchi J, Sakai T

    Chemical Engineering Journal / Elsevier Science Publishers B.V./Amsterdam   36 ( 1 ) B7-B13  1987年

  • Varying methods of sterilisation, and their effects on the structure and permeability of dialysis membranes

    K. Sakai, S. Takesawa, S. Ohmi, Y. Konno, M. Sekiguchi, S. Shitaokoshi, T. Takahashi, H. Hidai

    Nephrology Dialysis Transplantation   1 ( 4 ) 254 - 257  1987年

     概要を見る

    This study elucidates changes in membrane structure and permeability due to the methods of sterilisation and the conditions under which they are carried out. Tubular dialysis membranes of regenerated cellulose having various values for porosity were sterilised by ethylene oxide gas, autoclave or gamma irradiation under varying conditions. Non-sterilised membranes were included as controls. The solute permeability of the membranes was determined using14C-urea. The membranes tested showed no difference in clearance of urea or creatinine. Gamma-ray sterilisation under dry conditions greatly reduced the vitamin B12 clearance and hydraulic permeability of membranes with a water content of below 60%. Hydraulic permeability increased with gamma irradiation for membranes sterilised under wet conditions. A reduction in vitamin B12 clearance for membranes with a water content of above 60% resulted after autoclave sterilisation. Pore model calculation reveals that membrane shrinkage resulted from sterilisation both by gamma-rays under dry conditions, and by autoclave. Thus, the structure of dialysis membranes varies with the method of sterilisation and the conditions under which the sterilisation is carried out. © 1987 European Dialysis and Transplant Association-European Renal Association.

    DOI PubMed

  • Binary-solute adsorption of dosed drugs on serum albumin

    Matsuhisa S, Takesawa S, Sakai K

    Chemical Engineering Journal / Elsevier Science Publishers B.V./Amsterdam   34 ( 1 ) B21-B27  1987年

  • Degradation by gamma irradiation of regenerated cellulose membranes for clinical dialysis

    Takesawa S, Satoh S, Hidai H, Sekiguchi M, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   10 ( 3 ) 584 - 587  1987年

  • Comparison of methods for characterizing microporous membranes for plasma separation

    Sakai K, Ozawa K, Mimura R, Ohashi H

    Journal of Membrane Science / Elsevier Science Publishers B.V./Amsterdam   32 ( 1 ) 3 - 17  1987年

    DOI CiNii

  • Factors affecting plasma and blood viscosity and corresponding abnormalities in renal failure patients

    Sakai K, Tashiro K, Sakurai H, Kanamori T, Torii M, Ohshima M, Higuchi J, Sakai T

    Chemical Engineering Journal / Elsevier Science Publishers B.V./Amsterdam   36 ( 1 ) B7-B13  1987年

  • 血漿分離技術の進歩 (2)濾過膜

    小沢喜久夫, 三村理七, 酒井清孝

    臨床科学 / 世界保険通信社   22 ( 2 ) 182 - 187  1986年

  • 特集人工腎臓(II) 膜における拡散と濾過のkinetics

    山下明泰, 酒井清孝

    臨床水電解質 / 新興交医書   6 ( 6 ) 627 - 637  1986年

  • 特集人工腎臓(I) 透析膜の分子構造と透過性

    山下明泰, 酒井清孝

    臨床水電解質 / 真興交易医書   6 ( 5 ) 495 - 501  1986年

  • 血漿たんぱく質中のアルブミンとグロブリン

    記者

    日刊工業新聞 / 日刊工業新聞    1986年

  • サーモパーベーパレーション

    記者

    日刊工業新聞 / 日刊工業新聞    1986年

  • シラス多孔質ガラス膜による血漿分離

    記者

    読売新聞 / 読売新聞    1986年

  • 座談会 腎臓学とハイテクノロジー

    酒井清孝

    腎臓 / 財団法人 腎研究会   9 ( 1 ) 29 - 41  1986年

  • 低分子量タンパク質の除去性能に及ぼす膜構造の影響

    竹沢真吾, 大橋英彦, 酒井清孝

    腎と透析 別冊メンブレンの性能評価 / 東京医学社   不要 ( 不要 ) 6 - 7  1986年

  • 血漿分画分離器に対する各種ふるい係数の妥当性

    峰島三千男, 阿岸鉄三, 金子岩和, 蓮尾良博, 江良和雄, 太田和夫, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   15 ( 3 ) 1575 - 1578  1986年

     概要を見る

    血漿分画分離器のような限外濾過器の溶質分離能を表わす指標としてふるい係数(SC)がしばしば用いられている。このSCはさまざまな定義により種々の形で提出されてきたが, いずれもみかけの指標であり膜を介した濃度比で定義される真のふるい係数とは異った値を示す。そこで本研究ではヒト血漿を用いたin vitro実験より真のふるい係数および膜自身の分離能を表わす反射係数を求めた。その結果みかけのSCはその定義により最大0.3の差異が認められ, さらに供給流量や濾液流量といった流量条件, partial discard法やrecycle法といった操作方式によっても大きく変化した。そこで臨床データから血漿分画分離器の性能を論ずる場合, 評価基準を厳格に定めるか, 少くとも条件, 方式を明記すべきものと思われた。得られた反射係数よリアルブミン, グロブリン間の分離に限界があることが明らかとなったが, 逆説的に言えば条件, 方式などの使用法で分離効率が異なることが示唆された。

    DOI CiNii

  • 中空糸血液浄化膜のRIを用いた構造解析

    酒井清孝, 大橋秀彦, 三村理七, 小沢喜久夫, 竹沢真吾

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   15 ( 3 ) 1541 - 1544  1986年

     概要を見る

    効果的な中空糸型血液透析器, 血漿分離器を設計するには,孔半径など膜構造の情報は不可欠である。われわれはすでに, 中空糸型血液透析膜の溶質透過係数と純水濾過係数を実験的に求め, 細孔理論を用いて孔半径など膜性能を示すパラメータを推算した。本報では同様の手法を中空糸血漿分離膜および血漿濾過膜に適用し, 解析を行った。また各膜の含水率を求め, 曲路率, 膜面開孔率を算出した。その結果, 血漿分離膜は1000~2000Åの孔半径を有することがわかった。また溶質透過係数が溶質によって極端に低下する膜も見られ, 溶質の膜への吸着が起こっていることが示唆された。

    DOI CiNii

  • 血液接触前後の血漿分離膜の構造変化

    三村理七, 大橋秀彦, 小沢喜久夫, 竹沢真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   15 ( 3 ) 1533 - 1536  1986年

     概要を見る

    現在市販されている血漿分離膜の溶質透過係数を3H-waterを用いて測定した。その結果とすでに得られているろ過係数とから血漿分離膜の細孔半径をTortuous Pore Modelを用いて算出した。さらに、その値を走査型電子顕微鏡と水銀圧入法により得られた結果と比較検討した。その結果PoreModelと走査型電子顕微鏡により得られた細孔半径は900-2000Åであった。また開孔率は23-35%であった。水銀圧入法による細孔半径は、膜強度と細孔形状の点で不適当であった。走査型電子顕微鏡により細孔分布について検討した結果、孔径分布曲線は対数正規分布関数で表わされた。また、牛血液を用いた時の膜透過性におよぼすずり速度、ヘマトクリット、総タンパク濃度の影響について検討した。その結果、ずり速度の増加、ヘマトクリットの低下、総タンパク濃度の増加に伴い血液接触後のろ過係数は低下しにくくなった。それらの膜の細孔半径をPore Modelを用いて求めた結果、細孔半径の減少は20-100Åであった。

    DOI CiNii

  • セラミック膜を用いた血漿分離法の検討

    小沢喜久夫, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   15 ( 3 ) 1529 - 1532  1986年

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    管状型セラミツク膜、CERAVER, TOTO DOIT, TOTO MOIT, ISE 1093, ISE 1153Nを用いて血漿分離実験を行った。セラミツク膜の孔直径、空孔率を適切に選択すれば、高分子膜に近い濾過性能が得られることがわかつた。またタンパク質や血液有形成分により膜細孔が閉塞し濾過性能が低下した場合、1000℃2時間の熱処理、あるいは500ppmの次亜塩素酸ナトリウム洗浄により、膜性能が完全に回復することが確認された。実験データをもとに、血漿分離モジユールの設計を行ったところ、内径300μm, 長さ15cmのセラミック膜630本のモジユールを用いれば、QB=100ml/minでQF=30ml/minが得られることがわかつた。しかし、現在のセラミツク膜は膜が厚く、濾過流量、タンパク質分離能の経時変化が見られる。今回の実験結果より、(1)膜厚を100μm以下にする、(2)空孔率を40%以上にする、(3)スキン層を持つ非対称セラミツク膜の開発、など今後の改良点が明らかになつた。

    DOI CiNii

  • 短時間透析への至適透析モニターの応用

    竹沢真吾, 金武潤, 酒井清孝, 中西光, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   15 ( 3 ) 1395 - 1398  1986年

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    透析患者が社会復帰するためには、腹膜透析などの持続型もしくは通院透析時間を短くした短時間透析が不可欠である。そこで、短時間透析を行うための指標となるパラメータについて検討するとともに、その指標を透析中常にモニターすべく、自動透析システムの応用を考えた。コンピュータシミュレーションの結果、短時間透析では中分子量物質の血液中濃度が真の透析効率を示していない。総除去量は短時間透析ほど増加する。これは、血液中濃度が上昇したためである。総除去量を透析初期の血液中濃度で割った値を調べたところ、透析効率を良く表わしていることがわかった。これらのパラメータを透析中自動的に求めるべく自動透析システムを適用したところ、臨床上問題ない精度で用いることができると思われる。この方法は、透析液濃度のみから血液中濃度を推算するもので、患者に全く負担をかけずに使用することができる。

    DOI CiNii

  • ダイアライザー内における電解質移動

    老沼正芳, 小沢喜久夫, 竹沢真吾, 酒井清孝, 樋口順三

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   15 ( 3 ) 1375 - 1378  1986年

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    透析患者の体内電解質異常を是正するには, 電解質を体内へ付加あるいは体内から除去する装置であるダイアライザーでの電解質挙動を定量的に把握する必要がある。<br>本報では, Ca2+及び無機リンのダイアリザンスを単成分系透析実験により測定した。また, Na+, K+, Cl-の3成分系透析実験を行い, それぞれの電解質についてダイアリザンスを測定した。さらに, 臨床データからin vivoでのダイアリザンスを求め, in vitroのダイアリザンスと比較検討した。その結果, 水溶液in vitroでは電解質の移動が単に拡散だけでなく電気的相互作用に影響されること, またin vitroのダイアリザンスからin vivoのダイアリザンスを推算する事は難しく, さらに検討が必要であることが判明した。Ca2+, 無機リンについては, 分子の種類および対イオンによってダイアリザンスが異なった。

    DOI CiNii

  • 透析によるタンパク結合性物質の除去

    松久茂樹, 竹沢真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   15 ( 3 ) 1371 - 1374  1986年

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    尿毒症患者では, タンパク結合能が多くの薬物に対して低下するが, この原因としてタンパク結合性物質の体内蓄積が指摘されている。そこで, 透析時のタンパク結合性物質の除去特性を明らかにするため, 自作透析器を用いて検討した。サリチル酸―アルブミンおよび安息香酸―サリチル酸―アルブミン溶液を37℃, pH7.4で透析した。透析結果より得られるクリアランスは, その算出方法で異なった。これは, 透析器内で結合型薬物がアルブミンより解離したことを意味する。また, 本報で提出したモデルによる解析結果より, 結合型薬物の解離速度は遊離型薬物濃度に依存することが明らかとなった。以上の検討から, 本報のモデルの妥当性が確認され, タンパク結合性物質の除去特性の解明に有効であることがわかった。

    DOI CiNii

  • 血液接触前後における透析膜構造変化のRIを用いた検討

    大橋英彦, 三村理七, 小沢喜久夫, 竹沢真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   15 ( 3 ) 1350 - 1353  1986年

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    ダイアライザーは血液透析に使用されることによって、その性能が低下する。これは血液中の物質(タンパク質等)が膜面上に付着あるいは吸着することにより、膜の目詰り、膜孔の狭窄が起こり、膜構造が変化するためと考えられる。本研究では、血液接融前後の膜構造の変化を定量化し、そのメカニズムを検討した。程度に差異はあるものの、いずれのダイアライザーにおいても純水濾過係数Lpは低下した。再生セルロース系のダイアライザーは低下率が小さい傾向が見られた。これは再生セルロース系の素材が血中溶質を吸着しにくいためと考える。また、放射性同位元素で標識した尿素を用いて血液接触前後の溶質透過係数pmを測定し、Tortuous Pore Modelによって各膜の孔半径rpおよび膜性能を示すパラメータ(AK/τΔX)を算出したので報告する。

    DOI CiNii

  • 各種滅菌法が透析膜の透過性および構造に与える影響

    竹沢真吾, 大海伸二, 今野義治, 酒井清孝, 関口守, 下起幸郎, 高橋剛

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   15 ( 3 ) 1346 - 1349  1986年

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    ダイアライザーの溶質除去効率、透水性能は主に膜によって決定される。膜は滅菌法によってその構造が変化し、クリアランス、透水性能に変化を与える。そこで、TAF10、TAF10Mおよび、さらに含水率の高い膜を用いたダイアライザー2種、合計4種類のダイアライザーの、無滅菌、エチレンオキサイドガス、オートクレープ、γ線の4種類の滅菌についてクリアランスなどを調べた。その結果、TAF10、TAF10Mではドライ状態におけるγ線滅菌で性能が有意に低下した。一方、含水率の高い膜ではオートクレーブにて性能が有意に低下した。また、低分子量物質のクリアランス、含水率は滅菌法によらず一定とみなせた。細孔理論を適用して膜構造の変化を検討したところ、膜の孔径のみが変化していた。滅菌法は患者に与える影響を第一に考慮して決定すべきだが、膜設計は滅菌による膜性能の変化も考えて行うべきであることがわかった。

    DOI CiNii

  • サーモパーベーパレーション法による血液からのsolute-free waterの除去

    室井利仁, 田村真紀夫, 中根尭, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   15 ( 1 ) 433 - 436  1986年

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    疎水性膜の両側に温度差の異なる液体を流し、その蒸気圧差を利用して溶媒を蒸気の形で透過させるサーモパーベーパレーション法は、現在海水の淡水化、食品工業、排水処理等広い分野で注目を集めている。本研究においては疎水性膜によるサーモパーベーパレーション法を用いて、牛血液からSolute-free waterの除去を行ったところ、牛血漿―水系・牛血液―水系の定圧透過実験において安定した水透過流束が得られた。また、その透過水の純度が高く、牛血漿中のNa+, K+, Cl-は99%以上阻止された。

    DOI CiNii

  • 血液凝固反応に及ぼす諸因子の影響

    山本一英, 竹沢真吾, 酒井清孝, 板垣一郎, 森有一

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   15 ( 1 ) 269 - 272  1986年

     概要を見る

    血液と接触する人工材料表面における血栓の形成は、材料の性質と血液の流動状態に左右される。<br>本報では、血液の流動状態が内因系凝固因子、血小板の凝固系に与える影響についての基礎的検討と材質についての比較検討を行った。実験には、円錐―平板型回転粘度計を用い、セル材質はポリカーボネートおよびPVC/PEOを使用した。shear rateが上昇すると凝固時間が延長し、血小板のADP、Collagen凝集能の低下や血小板からのLDHの放出が観察され、凝固因子、血小板が損傷をうけているものと推察された。血小板数はshear rateをかけた後に、その減少が認められた。PVC/PEOポリマーをコーティングしたセル中では、凝集が抑制され、抗血栓性材料として有用であることがうかがえた。

    DOI CiNii

  • 医学における化学工学的分析と方法

    酒井清孝

    侵襲時の体液・代謝管理 / 侵襲時の体液・代謝管理研究会   1 ( 1 ) 74 - 79  1986年

  • 透析技術交流会10周年に寄せて

    酒井清孝

    血液浄化 10周年記念号 / 透析技術交流会   ?   7 - 8  1986年

  • 巻頭言

    酒井清孝

    血液浄化 / 透析技術交流会   17 ( 2 ) 1 - 2  1986年

  • MPG膜用い血漿分離

    記者

    化学工業日報 / 化学工業日報    1986年

  • 血漿採取用円盤型血漿分離器の性能

    峰島三千男, 阿岸鉄三, 太田和夫, 酒井清孝

    化学工学論文集 / 化学工学協会   12 ( 3 ) 280 - 286  1986年

    DOI CiNii

  • 医療分野における吸着操作の応用

    竹沢真吾, 酒井清孝

    化学工学 / 化学工学協会   50 ( 3 ) 178 - 180  1986年

  • 代謝系人工臓器における医用材料

    峰島三千男, 酒井清孝

    化学工学 / 化学工学協会   50 ( 10 ) 682 - 688  1986年

  • バイオレオロジー

    竹沢真吾, 酒井清孝

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   31 ( 1 ) 57 - 61  1986年

  • 血液浄化膜の医療への応用

    小沢喜久夫, 酒井清孝

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   31 ( 1 ) 28 - 32  1986年

  • Relationship between staverman's reflection and sieving coefficients in a plasma fractionator

    Mineshima M, Hasuo H, Kaneko I, Era K, Agishi T, Ota K, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   32 ( 1 ) 418 - 421  1986年

  • Design of a plasma separator using ceramic membranes

    Sakurai H, Ozawa K, Takesawa S, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   32 ( 1 ) 410 - 413  1986年

  • Extraction of solute-free water from blood by membrane distillation

    Sakai K, Muroi T, Ozawa K, Takesawa S, Tamura M, Nakane T

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   32 ( 1 ) 397 - 400  1986年

  • 多孔質ガラス膜(SPG)による血漿分離

    酒井清孝, 小沢喜久夫, 桜井秀彦, 加藤弘, 植村功

    SPG応用技術研究会論文集 3周年記念号 / SPG応用技術研究会   不要   132 - 138  1986年

  • 透析技術交流会10周年記念座談会 「透析技術交流会10年の歩みと展望」

    記者

    血液浄化 10周年記念号 / 透析技術交流会   ?   41 - 74  1986年

  • Relationship between staverman's reflection and sieving coefficients in a plasma fractionator

    Mineshima M, Hasuo H, Kaneko I, Era K, Agishi T, Ota K, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   32 ( 1 ) 418 - 421  1986年

  • Design of a plasma separator using ceramic membranes

    Sakurai H, Ozawa K, Takesawa S, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   32 ( 1 ) 410 - 413  1986年

  • Extraction of solute-free water from blood by membrane distillation

    Sakai K, Muroi T, Ozawa K, Takesawa S, Tamura M, Nakane T

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   32 ( 1 ) 397 - 400  1986年

  • 透析と限外濾過による物質輸送

    竹沢真吾, 酒井清孝

    日本臨床 特別号 / 日本臨床会   43   823 - 833  1985年

    CiNii

  • 血漿交換療法における血液粘度変化の検討ーHyperviscosity syndromeに対する治療効果ー

    金森敏幸, 竹沢真吾, 酒井清孝, 峰島三千男, 太田和夫

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   14 ( 1 ) 491 - 494  1985年

     概要を見る

    血漿交換療法(以下、PPと略)の効果が顕著である疾患の一つとして、従来よりHyperviscosity syndromeが知られているが、粘度変化を追跡した具体的な研究は皆無である。本報では、PPにおける血漿および血液粘度(以下、粘度と略)を測定し、その動態のメカニズムの解明を試みた。血液成分変化の影響を除いた血液透析患者の粘度異常性の評価には、2つのパラメーター(V-factor、I. V. F.)が有効であることを、我々は既に報告している。本報でもこの手法を用いて解析を行った。PPに伴い粘度の絶対値はほとんどの症例で低下した。しかし、PP後ではHt値・TP値が低下している場合が多いため、V-factor、I. V. F. で評価を行なってみると、必ずしも改善されていない例が見られた。本質的な粘度の改善にはTP中のアルブミン組成の増加が寄与しており、特に血漿粘度への影響が著しかった。以上の結果から、V-factorおよびI. V. F. はPPを評価するパラメーターとしても有効であることがわかった。

    DOI CiNii

  • 血漿タンパクおよび温度が血漿粘度に及ぼす影響ー血漿粘度の推算とその応用ー

    桜井秀彦, 金森敏幸, 大島昌子, 小沢喜久夫, 竹沢真吾, 酒井清孝, 樋口順三

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   14 ( 1 ) 487 - 490  1985年

     概要を見る

    血漿粘度と温度の関係にはAndradeの式, 血漿粘度と総タンパク質濃度(TP)の関係にはわれわれの式が適用可能である。これら2つの式を組み合わせることによって, 温度, TPを変数とした健康人血漿粘度推算式を提出した。<br>タンパク質組成が健康人と異なる透析患者血漿粘度は, TPに大差がないにもかかわらず, 健康人血漿粘度より高値を示す。また, 推算式より導出きれた活性化エネルギー(E)は, 健康人血漿に比して有意に高値を示す。このため, CA膜血漿電気泳動法によむ分画を調べたところ, グロブリン, フィブリノーゲン分画が健康人よりも高値をもつほど, 粘度異常性, 温度依存性が大きいことがわかった。

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  • 血清電解質の透析膜透過性

    小沢喜久夫, 老沼正芳, 河田一郎, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   14 ( 1 ) 158 - 161  1985年

     概要を見る

    ダイアラィザーおよび透析膜に於ける体内電解質の移動特性の把握は、膜設計、ダィアラィザー設計、さらには血液透析システムの改善に寄与するところが大きい。本報では、ダィアライザーおよび透析膜での電解質透過性について、水溶液in vitro実験を行い、基礎的検討を加えた。また、機能性高分子膜である負荷電膜について同様の実験を行った。その結果、次の知見が得られた。(1) 電解質の膜透過性の大小は拡散係数、水和半径を考えれば定性的に説明できる。(2) 電解質の透析膜透過性は、非電解質と異なり膜構造のみに支配されず、膜構造、膜素材と電解質との相互作用に影響を受ける。(3) 負荷電膜の電解質透過性は、ダイアリザンスとして見た場合、膜の電荷の影響は極めて小さい。(4) 負荷電膜は負に帯電した高分子溶質をほぼ完全に阻止する。以上の結果のうち、負荷電膜については、(4) の理由より、臨床応用する場合、長期的な検討が必要と考える。

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  • 短時間透析へのWADICの応用

    神品順二, 竹沢真吾, 酒井清孝, 山下明泰, 島村寿一, 本間崇, 日台英雄, 中西光, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   14 ( 1 ) 153 - 156  1985年

     概要を見る

    WADICを血中溶質濃度モニターとして用いて、高性能ダイアライザーによる短時間透析の評価を行なつた。治療効果を評価する上で、次のパラメータを導入した。<br>(1) R 除去率(%)<br>(2) CL・td クリアランスx透析時間(1)<br>(3) M/CB0 溶質総除去量÷透析初期血液中溶質濃度(1)<br>クレアチニンについて、WADICによる計算値と検査データによる実測値で比較したところ、両者の間に良い一致が得られた。さらに本報では除水モニターシステムを開発し、臨床に応用した。これは圧トランスデューサとコンピュータを組み合わせたもので、陽圧型であればどのコンソールにも使用できる。臨床応用の結果から、除水モニターとして十分使用可能である。

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  • Double filtration plasmapheresis用2nd filterの温度依頼性

    今井陽一, 酒井清孝, 池田博之, 伴野丞計

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   14 ( 1 ) 334 - 337  1985年

    DOI CiNii

  • 膜による血漿分離:膜間圧力差(TMP)とふるい係数(SC)の相関と、膜の閉塞機構の検討

    廣戸健一郎, 堀登志彦, 酒井清孝, 池田博之, 伴野丞計

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   14 ( 1 ) 330 - 333  1985年

     概要を見る

    各種膜型血漿分離器について透水実験を行うことにより, 温度変化によって膜構造が変化しないことを確めた後, 温度, 流量条件等の操作条件が, ふるい係数, 膜間圧力差に対し, どのような影響を与えるかを検討した。この結果, 温度を一定として流量を変えた時と, 流量を一定とし温度を変えた時ではSCとTMPの相関が異なった。TMPは膜孔径と孔数によって影響されるのに対し, SCは孔径によって影響されると考えられる。従って両者間において膜の閉塞原因が異なるものと推測される。すなわち膜の閉塞原因として考えられている血球成分の孔へのもぐり込みとタンパク質成分の膜孔への付着のうち, 流量変化の場合には主に前者が影響し, 温度変化の場合には主に後者が影響していると考えられる。

    DOI CiNii

  • 濾過膜の限外濾過能とそれに伴なう諸因子の検討

    平野史朗, 金森敏幸, 三村理七, 小沢喜久夫, 竹沢真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   14 ( 1 ) 326 - 329  1985年

    DOI CiNii

  • RIを用いた中空糸透析膜の構造と溶質透過性の検討

    酒井清孝, 三村理七, 竹沢真吾

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   14 ( 1 ) 322 - 325  1985年

     概要を見る

    市販中空糸透析膜の溶質透過性のデータは現在のところ皆無である。滲透圧の影響, 液境膜抵抗の存在, 中空糸透析膜の内径が200μときわめて小さいことなどのため, 平膜と違って測定法が困難なためである。分析法としては微量分析をしなければならないことから, Stevensonらは放射性同位元素(RI)でラベルした溶質を用いて中空糸透析膜の溶質透過性を実測する方法を考案している。そこで本報ではStevensonらの方法を改良し, 現在市販されている代表的な9つの中空糸透析膜の溶質透過係数を尿素, グルコース, シュクロース, PEG4000について実測した。そしてその値とすでに得られている濾過係数とから, 中空糸透析膜の孔半径を細孔理論から求めた。その結果再生セルロース系の中空糸透析膜は, 50~90Åの孔径を有することがわかった。また牛血を用いた時のダイアライザーの性能におよぼす限外濾過の影響, また孔径分布の溶質透過係数, 濾過係数におよぼす影響について検討した。

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  • 大孔径膜における中・高分子量物質の透過性

    小沢喜久夫, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   14 ( 1 ) 7 - 10  1985年

     概要を見る

    従来の透析膜より高い分画分子量を有し, タンパク質を透過させる大孔往透析膜の溶質透過性を調べた。膜の溶質透過性は反射係数σ, 溶質透過係数Pmにより表わされる。そこでKF-101C(EVA膜, クラレ製)を用い, 流速変化法にて実験を行い, σ, Pmを測定した。また, 細孔理論とモジュール内物質収支式を組合せたモジュール内溶質移動モデルを考案し, モジュール効率を解析したところ, 分子量の小さい物質は拡散により物質の除去が行われ, 分子量の大きい物質は孔径の影響を強く受け, bulk flowにより物質の除去が支配される事がわかった。さらに, 臨床的な指標の1つである最大安定濃度を計算したところ, 小分子量物質の場合は(Ak/ΔX)に, 大分子量物質の場合は孔径により最大安定濃度が影響されることがわかった。以上より, 開孔率, 膜厚み, 孔径を組合せることにより, 対象とする物質の除去量を変化させることが可能である。

    DOI CiNii

  • REMOVAL ESTIMATION OF MIDDLE MOLECULAR SUBSTANCES (MM) WITH HIGH-SPEED LIQUID-CHROMATOGRAPHY

    K SAKAI, S TAKESAWA

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   18 ( 1 ) 8 - 13  1985年

    DOI CiNii

  • 透析検査データを利用した食事摂取量の計算方法

    樋口順三, 小沢喜久夫, 大島昌子, 酒井清孝

    臨床透析 / 日本メディカルセンタ-   1 ( 11 ) 1757 - 1763  1985年

  • 座談会 生体膜と人工膜の交流

    清水剛夫, 小出輝, 折田義正, 丹沢宏, 酒井清孝

    膜(MEMBRANE) / 日本膜学会   10 ( 1 ) 13 - 23  1985年

    DOI

  • 血漿粘度に対する温度およびタンパク質濃度の影響

    桜井秀彦, 田代健, 金森敏幸, 小沢喜久夫, 竹沢真吾, 酒井清孝, 樋口順三

    日本バイオレオロジー学会論文集 / 日本バイオレオジ-学会論文集   8   307 - 310  1985年

  • 処方透析の実際と食事管理

    樋口順三, 小沢喜久夫, 酒井清孝

    透析会誌 / 日本透析療法学会   18 ( 4 ) 355 - 363  1985年

     概要を見る

    透析治療の進歩はめざましいものがあり, アセテート透析から重曹透析の転換によって透析の副作用は著しく改善された. 重曹透析では従来よりも除水量は有意に増加するが, 除水量とNa除去量とは極めて有意に相関し, 除水量の増加に伴って過剰なNa除去による透析愁訴が再び出現するようになった. これを改善し無症状透析を行うには食塩摂取量にみあったNa除去を行うことが重要で, プールモデルを応用して, 目的とするNa除去を行い, さらに細胞内からも除水するような透析液Na濃度を設定することが重要である. この数年重曹透析にさらにNaインフユーザーを用いることにより, 透析液Na濃度をそれぞれの患者の条件に適合するように変化させた処方透析が可能となり, 高性能で大面積のダイアライザーを使用して, 従来よりもはるかに高い効率の透析が無症状で行えるようになった. 500透析での重回帰分析から適正な透析液Na濃度の決定には除水量の因子が極めて大きいことがわかり, 除水量を因子とする簡易式を提示した.<br>こうした処方重曹透析では従来の低い透析効率での食事管理とは異なる考え方が必要であり, 処方透析を行いやすいように日常生活での水と食塩との摂取を指導すべきで, 平均除水量1lあたり食塩6g以下になるように, 水と食塩との摂り方のバランスを考慮して1日の食塩摂取量を指導することが望ましい.<br>蛋白摂取についてはurea kineticsによる尿素産生量を臨床検査データから計算し, Gotchの式でのPCRで蛋白摂取量を推測するとともにに, 透析前後のBUNなどから透析での尿素除去量を計算して, 尿素の産生と除去とのバランスがとれるような蛋白摂取量とダイアライザー性能の検討が必要である.

    DOI CiNii

  • バイオセパレーション

    酒井清孝

    綜合臨床 / 永井書店   34 ( 7 ) 1258 - 1262  1985年

  • デキストランによる限外濾過膜の分画特性評価

    小沢喜久夫, 室井利仁, 酒井清孝

    早稲田大学理工学研究所報告 / 早稲田大学理工学研究所   第111輯   19 - 25  1985年

  • 透析条件とダイアライザー効率

    竹沢真吾, 平野史朗, 芦沢真佐子, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   14 ( 1 ) 3 - 6  1985年

     概要を見る

    人工腎臓に広く用いられているダイアライザーの溶質除去効率は, 膜の溶質透過性能の他に, 透析液側, 血液側流動状態に大きく左右される。血液側流動状態は, 種々のダイアライザー間で中空糸内径, 本数に極端な差がないため, ダイアライザーによってさほど異なるとは思われない。一方, 透析液側流動状態はほとんどのダイアライザーで流れにくい部分が存在すると思われ, 効率に与える影響は大きい。そこで, 透析効率と流動状態を無次元式をもって整理した。この手法では, ダイアライザーの大きさ, 形状に関係なく同一の式にて検討することができる。6種類の市販ダイアライザーを用いて実験したところ, クリアランスが高値を示しても流動状態が良好とはいえないものもあった。ダイアライザーによっては, さらにジャケット形状などを工夫するとクリアランスが向上し, ダイアライザーの小型化が計れるものもあり, モジュール設計上有益な知見が得られた。

    DOI CiNii

  • 人工腎臓の至適設計とその効果

    酒井清孝

    新医療 9月号 /   12 ( 9 ) 95 - 98  1985年

  • 血液浄化療法におけるコンパートメントモデルの適用

    小沢喜久夫, 酒井清孝, 樋口順三

    医用電子と生体化学 特別号 第24回日本ME学会大会論文集 / 日本ME学会   23   273  1985年

  • Kinetic comparison of hemofilters for continuous arteriovenous hemofiltration (CAVH)

    Mineshima M, Yamagata K, Era K, Agishi T, Ota K, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   31 ( 1 ) 660 - 663  1985年

  • Removal estimation of middle molecular substances (MM) with high speed liquid chromatography

    Sakai K, Takesawa S

    Journal of Chemical Engineering of Japan / The Society of Chemical Engineers Japan   18 ( 1 ) 8 - 13  1985年

    DOI CiNii

  • Kinetic comparison of hemofilters for continuous arteriovenous hemofiltration (CAVH)

    Mineshima M, Yamagata K, Era K, Agishi T, Ota K, Sakai K

    Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs / J.B.Lippincott Company   31 ( 1 ) 660 - 663  1985年

  • 透析時の物質輸送シミュレーション

    酒井清孝

    病態生理 /   13 ( 7 ) 551 - 556  1984年

  • 血漿分離器、血液濾過器の生体工学的条件

    小沢喜久夫, 酒井清孝

    日本臨床 / 日本臨床会   42 ( 8 ) 1810 - 1816  1984年

  • Membrane technologyの進歩とプラスマフェレーシス

    小沢喜久夫, 酒井清孝

    日本臨床 / 日本臨床会   42 ( 8 ) 1803 - 1809  1984年

  • 血漿・血液粘度に影響する因子と推算式

    金森敏幸, 鳥居真帆, 酒井清孝, 酒井糾

    日本バイオレオロジー学会論文集 / 日本バイオレオジ-学会論文集   7   71 - 74  1984年

  • 透析最適条件自動制御装置(WADIC)の研究

    竹沢真吾, 神品順二, 酒井清孝

    透析会誌 / 日本透析療法学会   17 ( 3 ) 187 - 191  1984年

  • CAPDにおける溶質除去特性

    峰島三千男, 鈴木利昭, 須藤尚美, 竹本三重子, 阿岸鉄三, 太田和夫, 酒井清孝

    透析会誌 / 日本透析治療学会   16 ( 5 ) 321 - 324  1984年

  • 高速液体クロマトグラフィーのセンサーへの応用ー中分子量物質の高速検出ー

    竹沢真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   13 ( 5 ) 1387 - 1392  1984年

    DOI CiNii

  • 血漿分離器の牛血液in vitro 性能評価

    平野史朗, 小沢喜久夫, 竹沢真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   13 ( 2 ) 927 - 930  1984年

    DOI

  • 人保存血液を用いた膜型血漿分離器の性能評価

    池田博之, 伴野丞計, 島田淳, 堀登志彦, 小沢喜久夫, 酒井清孝, 中西光, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   13 ( 2 ) 914 - 917  1984年

     概要を見る

    血漿交換治療用に開発された各種膜型血漿分離器を血漿分画製剤の原料血漿採取用として利用することを目的とし, その膜材質, 形状および操作条件(血液流量, 濾過速度, 温度, ヘマトクリット, タンパク質濃度等)の血漿分離性能へ与える影響を, 人保存血液を用いたin vitro実験により検討した。<br>その結果, 操作条件は経時的な分離性能の変化に大きく影響することを確認し, 有効に血漿分離のできる流量条件を決定した。温度もまた分離性能に大きく影響し, 低温では経時的に透過性能が減少すること, および膜材質, 形状, 孔径などが温度依存性の重要な因子であることを確認した。さらに, 膜の閉塞原因を検討したところ, タンパク質成分が膜面およびPore内面へ付着することと, 血球成分の付着およびPoreへのもぐり込みが相乗的に作用して膜が閉塞するものと推測された。

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  • WADIC(waseda automatic dialysis controller)の開発

    神品順二, 小沢喜久夫, 竹沢真吾, 酒井清孝, 山下明泰, 市原彦之, 安藤和弘, 日台英雄, 中西光, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   13 ( 2 ) 735 - 738  1984年

     概要を見る

    現在, 質, 量ともに向上しつつある血液透析を一部自動化することで, さらに充実した治療の展開が期待できる。WADIC(Waseda Automatic Dialysis Controller)は, 各患者に見合った至適透析を行うことを目的として考案された。本システムは, 尿素窒素およびクレアチニンに関して, 透析液廃液中濃度からの血中濃度の推算が可能であり, 膜間圧力差(TMP)による除水コントロール機能を備えている。またMMに関しても, 総除去量の推算が可能である。これらの機能により, 透析中に透析時間の自動設定が可能となる。長期的な変動を追うことで, 患者に最適のダイアライザー, 透析液流量を決定できる。このようにWADICは, 各患考に対して質の高い透析を行い, 医療スタッフの労力軽減による余裕のある看護を可能にする。

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  • イオンダイアリザンス

    河田一郎, 神品順二, 竹沢真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   13 ( 2 ) 677 - 680  1984年

     概要を見る

    モジュールでの溶質移動の研究は、従来、非電解質について行われてきたが、本報では、電解質について検討を行った。Kleinらが示したダイアリザンス(DB)は非電解質に対するものであるが、この式が電解質についても成立するかどうかについて実験を行った。方法として、モジユールの血液側入口濃度が変化した場合にDBが変化するかどうか、また、l pool Mbdelにおいて、血液側入口濃度が経時的に変化した場合にDBが一定値を示すかどうかについてみた。その結果、水溶液系では、任意の血液側入口濃度に対してDBは一定となつた。またl pool Mbdel実験でも、透析中、DBは一定値を示した。すなわち、水溶液系ではKleinのDBが電解質にも使用できることがわかつた。しかし、タンパク質を含む場合、膜不透過の陰イオンのため、電解質に対してDB式は使用できなかつた。しかし、ドナン比を考慮すれば、DBは一定となつた。

    DOI CiNii

  • 血液濾過器の性能評価

    斎藤和幸, 竹沢真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   13 ( 2 ) 668 - 671  1984年

    DOI

  • ダイアライザーの性能評価における牛血液使用の問題点

    新井信之, 竹沢真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   13 ( 2 ) 664 - 667  1984年

     概要を見る

    ダイアライザーを性能評価する場合, 本来人血液を用いるのが望ましい。しかし種々の事情から, 水溶液や牛血液が用いられている。特に牛血液は, 血中の因子が性能に与える影響を調べるのに使用されているが, 牛血液と人血液の物性には違いがあり, 牛血液を用いた場合の性能が人血液の場合に必ずしも適用できない。そこで, ダイアライザーの溶質除去能に影響を与える最大の要因である赤血球膜の溶質透過性に注目し, 牛血液での除去能が人血液にも適用できるかどうかを調べた。この結果, 尿素については両者の赤血球膜透過性は極めて良く, 平衡分配比もほぼ等しい。しかし, クレアチニンでは牛血液での赤血球膜移動抵抗が大きいため, 人血液の場合より高いクリアランスを示してしまう。また, 平衡分配比も異なるので, 牛血液でのダイアライザーの除去性能が人血液の場合には適用できないことがわかった。

    DOI CiNii

  • 人工腎臓の性能評価

    竹沢真吾, 新井信之, 堀田朗, 酒井清孝, 安藤和弘, 本間崇, 山下明泰, 日台英雄

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   13 ( 2 ) 660 - 663  1984年

    DOI

  • ダイアライザーにおける溶質の膜透過機構

    竹沢真吾, 小沢喜久夫, 三村理七, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   13 ( 6 ) 1460 - 1467  1984年

    DOI CiNii

  • 化学工学と医学の混成

    峰島三千男, 酒井清孝

    化学装置 /   26 ( 1 ) 31 - 37  1984年

  • 中空糸内の血液流動

    金森敏幸, 酒井清孝

    医用電子と生体化学 特別号 第23回日本ME学会大会論文集 / 日本ME学会   22   456 - 457  1984年

  • WADIC (waseda automatic dialysis controller) の開発

    神品順二, 酒井清孝

    医用電子と生体化学 特別号 第23回日本ME学会大会論文集 / 日本ME学会   22   454 - 455  1984年

  • 人工膜による血中電解質分離に関する化学工学的検討

    酒井清孝, 小澤喜久夫, 河田一郎, 神品順二

    旭硝子工業技術奨励研究報告書 / 旭硝子工業   44 ( ない ) 201 - 209  1984年

  • 医用化学工学

    酒井清孝, 小沢喜久夫

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   29 ( 1 ) 29 - 33  1984年

  • PERFORMANCE EVALUATION OF A MODULE IN ARTIFICIAL-KIDNEY SYSTEM

    K SAKAI, M MINESHIMA

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   17 ( 2 ) 198 - 203  1984年

    DOI CiNii

  • 人工腎臓の自動制御化

    竹沢真吾, 酒井清孝

    臨床ME /   7 ( 4 ) 447 - 451  1983年

  • 膜と物質移動

    竹沢真吾, 岡野泰則, 酒井清孝, 平田彰

    膜(MEMBRANE) / 日本膜学会   8 ( 6 ) 340 - 350  1983年

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    The purpose of this paper is to review most recent separation techniques utilizing dialysis membrane, filtration membrane and liquid membrane with respect to mass transport. <BR>The boundary film formed on dialysis membrane plays an important role in mass transport, which is probably a rate-determing step for solutes with small molecular weight. Current modules for hemodialysis are modified for the decrease of mass transfer resistance caused by the film. <BR>In the case of recently available dialyzers, the ratio of membrane permeability (Pm) to reciprocal of mass transfer resistance through the film (Kb) is 0.248 for urea. However, Pm/Kb is 1.10 in an out dated module. <BR>Pore theory will predict the desirable structure for hemodialysis membrane, which is 10 μm or less in thickness, 80 A in pore diameter and 0. 15 in ratio of total cross-sectional pore area to effective membrane area. <BR>Filtration properties are generally related to the formation of concentration polarization and gel layer on the membrane surface, which may be eliminated to some extent by the use of pulsatile flow. The movement of red blood cells is not effective for tearing off each layer because they have a tendency for being concentrated mainly at the axial side. <BR>There are a few researches on the mass transfer through the liquid membranes, though, the application of the liquid membrane to the high performance separation has attracted special interest recently. The problems of the operation with the liquid membrane are membrane break up and demulsification. Especially, the demusification process is one of the important subject for a future study.

    DOI CiNii

  • 未来技術 血液透析の自動化 4

    記者

    日経産業新聞 /    1983年

  • 未来技術 血液透析の自動化 2

    記者

    日経産業新聞 /    1983年

  • 未来技術 血液透析の自動化 1

    記者

    日経産業新聞 /    1983年

  • コンパートメントモデルの数式を応用した透析食管理について

    樋口順三, 樋口千恵子, 樋口清子, 本間孝子, 小沢喜久夫, 大島昌子, 板垣一郎, 酒井清孝

    透析会誌 / 日本透析療法学会   16 ( 1 ) 37 - 44  1983年

  • プラズマセパレーターにおける中空糸膜の孔形状及び操作条件による溶血現象の検討

    中西光, 井上政昭, 岩井靖雄, 森光男, 伴野丞計, 池田博之, 島田淳, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   12 ( 1 ) 137 - 140  1983年

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    血漿交換療法に用いられるプラズマセパレーターでは、種々の中空糸を用いたものが開発されているがそのほとんどのものが、湿式法で製膜されたものである。今回開発されたポリエチレン中空糸膜は、熔融紡糸法と呼ばれる新しい製法によるものである為にその膜表面上の孔形が短冊形状となつている。しかも、中空糸内を流れる血液の流れる方向に対して長軸方向が一致している構造的特徴がある。これと他の種々の膜とを比較評価した結果、その孔形状と操作条件による溶血とに関連があり、ポリエチレン中空糸膜の孔形状が有利である事が認められた。

    DOI CiNii

  • 中空線維型モジュールの至適形状

    酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   12 ( 1 ) 29 - 32  1983年

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    中空線維型モジュールの設計はほとんどが経験的に行なわれており、試行錯誤法が有力な手段となっている。そこで溶質除去能、血液側圧力損失ΔPB、プライミングボリュームVBの観点から、モジュール内溶質移動モデルを用いて中空線維型モジュールの至適形状について検討したところ、次の事柄が判明した。中空糸内径は約200μ、有効長は約160mmが適当である。これらの値は溶質除去能よりむしろΔPBおよびVB値の制約から決定され、さらに血液および透析液流量、ヘマトクリットによって変化する。濾過における除水能の場合と異なり、透析における溶質除去能は、膜面積一定の時中空糸本数が少なく、有効長の大きい方がすぐれている。中空糸内径の製作上の誤差および中空糸閉塞率の影響は、中分子量物質の除去、ΔPB、VBにおいて大きい。

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  • モジュール内溶質移動に及ぼす赤血球の役割

    峰島三千男, 新井信之, 岡部正明, 神品順二, 竹沢真吾, 酒井清孝, 酒井糾

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   12 ( 2 ) 676 - 679  1983年

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    血液浄化療法による患者の治療効果やモジユールの性能を評価する場合、一般に血液サンプリングが施行されている。しかし、得られた血液濃度は血球分離や除蛋白操作を経た後の血漿濃度や血漿水濃度である場合がほとんどである。従つて血液浄化療法によつて血漿濃度が50%減少しても、血球内液では10%しか減少していないこともあり、血漿濃度が誤つた情報を提供する可能性がある。そこで本研究では溶質として尿素、クレアチニンを選び、牛血定常実験により赤血球による影響について調べた。この結果、尿素の赤血球膜透過速度はきわめて速く、クリアランスとしては全血流量QBを用いるべきことがわかつた。一方、クレアチニンはモジユール滞留時間内ではほとんど血球内から流出せず、クリアランスとしては血漿濃度、血漿流量を用いなければならない。クレアチニンに及ぼす赤血球の影響はむしろ治療時間のオーダーで効き、血球とのrebound現象は治療後15時間にも及ぶことがわかつた。

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  • 細胞膜クリアランス及び細胞内外体積比の患者間分布

    山下明泰, 吉本達雄, 安藤和弘, 善本勝男, 日台英雄, 酒井糾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   12 ( 2 ) 425 - 428  1983年

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    血液浄化療法において, 溶質除去能を支配する外的因子は人工腎のクリアランス(CL)のみであるが, 生体における溶質除去効果は, 除水量(Δv), 体液量(V), 細胞膜クリアランス(KC)および細胞内外の体積比(VI:VE)で決定される。本報ではCL, Δv, Vに実測あるいは推算値を用いて, 臨床データと最も良く照合するKCおよび(VI:VE)を求めた(尿素, クレアチニン, 尿酸)。HFを利用して行なった今回のシミュレーションでは, 既報に比し高いKC値が得られ, その生体内挙動はこれまで言われてきたプール性よりも, 1-プールに近い傾向が見られた。また(VI:VE)値は尿素, クレアチニンでは約7:3となったが, 尿酸では大きく異なり, 血中濃度の経時変化が(VI:VE)の影響を受け異いことが示唆された。また, 細胞外液量と臨床症状との間に相関があることが予想された。

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  • 小分子溶質除去能の治療法による差異の解明

    山下明泰, 吉本達雄, 安藤和弘, 善本勝男, 日台英雄, 酒井糾, 峰島三千男, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   12 ( 1 ) 45 - 48  1983年

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    血液透析(HD)および血液濾過(HF)による小分子溶質除去能の差異を明らかにするため, 除去量(M)の概念を導入した。Mは除水量(ΔV)の影響は受けにくいが, 治療時間, 治療前体液量(V(0))に左右され, 治療前血中溶質濃度(C(0))に正比例するため, 溶質除去能の本質的な違いは, 患者を固定して両治療を交互に施行し, M/C(0)の値で評価しなければならない。V(0)≒27l, ΔV≒3lの症例に対するHD, HFの両5時間治療によれば, 尿素窒素の除去率は各々73.1および44.8%とHDがはるかに高値を示すことは周知の通りである。しかしM/C(0)値でも各々19.1および13.4lとHDが高値を示し, HFの小分子溶質除去能の有用性を説いた報告とは異なる結果を得た。またこれらのM/C(0)値が, クリアランス(CL)に対して1本の曲線を与えることより, 溶質の除去能は治療法そのものとは無関係に, CLの差のみによって決定されることが示唆された。

    DOI CiNii

  • 血漿濃度、除去量、クリアランスによる評価法の差異

    峰島三千男, 山下明泰, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   12 ( 1 ) 41 - 44  1983年

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    血液浄化療法による体内老廃物の除去効果やモジユールの性能評価を行う場合、その評価指標としては血漿濃度、除去量、クリアランス(またはダイアリザンス)などが一般に用いられている。しかし、これらの指標はそれぞれ一長一短があり、1つの指標だけで除去効果を論じたり、あるいは誤つて用いた場合には、大きな誤解が生じることも少なくない。そこで本研究では"HD VS. HF"を1つのテーマとして取り上げ、各指標の特徴を比較検討した。コンパートメントモデルを用いた解析の結果、尿素、Vitamin B12とも除去量では両治療間で大差がなかつた。尿素については安定血漿濃度レベルがHFの方が高く、除去率ではHDの方がはるかに優れていることがわかつた。一方、Vitamin B12では、総体液の2/3以上を占める細胞内液からほとんど除去されておらず、両治療の除去率の差異もほとんど認められなかつた。従つて、HD、HFをクリアランスで比較する従来の考え方には疑問が残つた。

    DOI CiNii

  • 工学面から見た血液浄化療法の将来像

    酒井清孝, 竹沢真吾

    新医療 /   10 ( 5 ) 110 - 113  1983年

  • 血液浄化の理論

    酒井清孝, 山下明泰

    循環器科 /   13 ( 1 ) 1 - 15  1983年

  • 自動透析システムの開発

    酒井清孝, 竹沢真吾

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   28 ( 10 ) 736 - 740  1983年

  • 人工臓器 シリーズ21世紀のライフサイエンスを考える

    酒井清孝

    FUJI M.R. マーケティングレポート / 富士経済   548 ( ? ) 181  1983年

  • THERAPEUTIC PARAMETERS FOR SOLUTE REMOVAL IN HEMODIALYSIS

    K SAKAI, M MINESHIMA

    JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN   16 ( 4 ) 320 - 323  1983年

    DOI CiNii

  • 人工膜および生体膜による血液濾過

    酒井清孝

    膜(MEMBRANE) / 日本膜学会   7 ( 2 ) 78 - 84  1982年

    DOI CiNii

  • センサーを用いた透析液濃度の測定および血中動態の推定

    石川厚史, 峰島三千男, 酒井清孝

    透析会誌 / 日本透析療法学会   15 ( 5 ) 705 - 709  1982年

  • 逆相クロマトグラフィー(ODS)による透析患者血清分析

    五十嵐健, 竹沢真吾, 酒井清孝, 東仲宣, 鈴木満

    腎と透析 / 東京医学社   12 ( 6 ) 701 - 705  1982年

  • 血液濾過モジュール内部における濾過流束の偏倚

    竹沢真吾, 池俊太郎, 酒井清孝, 東仲宣, 鈴木満, 中西光, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   11 ( 6 ) 1249 - 1252  1982年

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    血液濾過においてモジュールの性能を支配するものは膜自体と膜面上に形成されるタンパク層である。ここでは、そのような観点から膜面上に形成されるタンパク層厚みのモジュール内部分布を間接的に調べるべく、東レB1-Lの牛血in vitroによる半径方向濾過流量分布を測定した。その結果、半径方向では濾過流量の偏りがみられたが、その傾向は一定ではなく、血液流量、すなわち膜表面せん断速度の影響を強く受けることが判明した。さらに、自作平膜型モジュールにより長さ方向の濾過流量分布を調べたところ、ダイセルCDA膜にて入口付近においてやや高値を示す傾向がみられた。以上のことから、せん断速度を大きくとることにより膜表面上のタンパク層の生成を抑制し、モジュール性能を向上させることが可能である。しかし、せん断速度はかなりの高値でなければこの効果は期待できないと思われ、今後モジュール構造の改善が望まれるところである。

    DOI CiNii

  • 透水性の経時劣化機構の検討

    竹沢真吾, 斎藤和幸, 山下明泰, 酒井清孝, 酒井糾

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   11 ( 6 ) 1245 - 1248  1982年

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    血液浄化療法の一つである血液濾過は治療中にタンパク質等の生体高分子が膜面に堆積するため濾過流束、溶質透過能が著しく低下する。本研究では濾過流束の経時的な減少を清澄濾過におけるHarman-Bredee-Graceの式を用いて整理しその妥当性を確かめた。その際、4つの濾過式はいずれも高い相関でデータを説明し得た。これは膜面、孔壁における高分子堆積物の抵抗がほぼ等しいために起こるものと考えられる。また濾過抵抗の主因をなす物質を確認するためSC=1の物質(NaCl, イヌリン等)・タンパク質・フィブリノーゲン生食緩衡液・血清・血漿等を濾過し、濾過流束の経時変化を調べた。その結果SC=1の物質・タンパク質・フィブリノーゲン生食緩衡液は経時変化をせず血清・血漿のみが経時劣化を示した。このことから濾過抵抗の経時的増加は、数種類の物質が相互に影響し合って起こるものと考えられる。

    DOI CiNii

  • ダイアライザーの性能評価法の検討

    竹沢真吾, 平野史郎, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   11 ( 6 ) 1237 - 1240  1982年

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    ダイアライザーの性能を評価するためには、同一条件下にて行なわれた実験結果を用いなければ正しい結論は下せない。しかし、臨床において同一条件を要求することはまず不可能である。そこで、水溶液系in vitro実験にてその評価方法の検討、ならびに各社モジュールの性能を比較した。その結果、クリアランス(CL)は温度の影響を受けるが、ダイアライザーの設置位置には関係のないことが判明した。また、CLに与える血液ポンプ脈流の影響も得られなかった。12社のダイアライザーは膜面積が同一でないため、総括物質移動係数(K)にて比較した。Kは膜の厚さにも関係するが、ファイバーのポッティング状態がモジュール全体の性能を支配する傾向がみられた。以上のことより、ダイアライザーの性能は膜自体の性能の他にファイバーの充填状態が大きく影響していると思われた。

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  • 脂質と透水性能

    竹沢真吾, 鳥居真帆, 酒井清孝, 東仲宣, 鈴木満

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   11 ( 1 ) 20 - 23  1982年

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    The hydraulic permeability (Lp) of a hemofiltration (HF) membrane is highly influenced by the proteins in plasma. It is always observed to decrease ultrafiltration rate (UFR) or increase transmembrane pressure (IMP) during HF therapy on chronic renal failure patients. For such a patient, the blood usually tends to be chyliform. The effect of Lipids to Lp of the HF membrane, therefore, was experimentally investigated in this paper.<br>The correlation coefficient between triglycerol (TG) and in vitro Lp (Lp(G)) was fairly high, that is, 0.9531, and the correlation equation was as follows;<br>Lp(G)=-0.01916*(TG)+8.7989<br>The chyliform plasma of HD patients gives higher TG concentration than the normal plasma of HD patients (p<0.01). However, total protein (TP) has more effect on Lp(G) than TG.<br>Lp(G) may be altered especially by the high TG concentration in plasma.

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  • タンパク存在下における膜のsolute permeability

    斎藤和幸, 松田兼一, 竹沢真吾, 酒井清孝, 酒井糾

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   11 ( 1 ) 16 - 19  1982年

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    This report describes the quantitative analysis for solute permeability under the existance of plasma proteins.<br>In this filtration experiments, Cytochrome C and Inulin are chosen as a solute and dissolved with bovine albumin. The relationship between water flux and reflection coefficient is analyzed by the solute transfer model which considers concentration polarization layer, protein layer and membrane. In this model, the resistance in the protein layer is defined as the resistance excepting the membrane resistance.<br>From the theoretical calculations, the decrease of overall solute permeability results from increase of the reflection coefficient and decrease of the local permeability in the protein layer. The reflection coefficient and the local permeability are influenced by the plasma proteins and required to estimate the overall solute permeability.<br>When plasma protein concentration and water flux are fixed, the sieving coefficient of an interest solute can be calculated by this model.

    DOI CiNii

  • 水の透過流束の経時的減少

    小沢喜久夫, 松田兼一, 竹沢真吾, 酒井清孝, 酒井糾

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   11 ( 1 ) 12 - 15  1982年

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    This report describes the mass transfer models for the water flux change during hemofiltration.<br>In the case of hemofiltration, plasma proteins will reduce water flux(JV) since the proteins remain in membrane pores and/or accumulate on a membrane. Therefore, JV may be determined by protein layer resistance(Rp).<br>Meanwhile, Rp is expressed as a function of total filtrate volume(V) or weight of accumulated protein on the membrane(M). The relationship between Rp and V is derived experimentally and the concentration polarization model gives the relationship between Rp and M. Through these relationships, JV can be expressed as a function of time in two ways.<br>Compared with the experimental results, these two water flux models can sufficiently simulate JV change during hemofiltration.

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  • 全自動透析システムの開発

    五十嵐健, 竹沢真吾, 峰島三千男, 酒井清孝, 和田孝雄, 中西光, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   11 ( 6 ) 1061 - 1064  1982年

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    透析によって除去される溶質は、すべて透析液中に廃葉される。したがって、透析液濃度を経時的に測定することにより溶質除去量を知ることができる。また、プールモデルを適用することにより、透析液濃度変化から体内血中濃度変化を推算することができる。そこでON LINEで透析尿素濃度を測定し、血中尿素濃度を推算するシステムを開発すべく、水溶液・牛血を用いた透析実験及び臨床試験を行なったところ、各々高成績が得られた。本装置は、全自動透析システムWADIC (WASEDA Automatic Dialysis Controller)第一段階であり、治療の評価を行なう上で最も重要なセンサー部を構成している。血液を一滴もサンプルすることなく血中尿素濃度をREAL TIMEで推定できるため、治療中に初期・終了時尿素濃度、クリアランス、溶質総除去量なども推算し、同時に表示させることが可能である。

    DOI CiNii

  • アセテート及びバイカーボネートを用いた血液透析における体液のph変動

    田中秀実, 峰島三千男, 酒井清孝, 藤島悟, 西本裕美子, 中西光, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   11 ( 6 ) 1054 - 1057  1982年

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    本研究では、まずアセテートやバィカーボネートといつたアルカリ化剤を用いた場合の体液pH変動機構を定量的に取り扱う為に、透析中の血中アセテート濃度、バイカーボネート濃度、CO2 gas濃度及びpHの変動をシミユレートするプールモデルを作成した。その結果、アセテート透析では血中CO2 gas濃度の低下がpHの改善に大きく寄与していることが分つた。一方バィカーボネート透析ではカルシウム塩の沈澱を生成して、装置への悪影響及び体内からのカルシウムイオンの流出といつた問題が予測された。また以上の結果にもとづき、イントレランスの発症や、沈澱の生成を起こすことなく透析治療を行なうには、アセテートとバイカーボネートを同時に使用することが好ましいことが分つた。そこで各患者の代謝能力に応じて至適透析液組成を決定した。

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  • 高Na+治療における至適Na+濃度の一決定法

    小沢喜久夫, 板垣一郎, 峰島三千男, 酒井清孝, 南部正人, 酒井糾, 樋口順三

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   11 ( 6 ) 1050 - 1057  1982年

  • HD、HDFにおける透析液再循環の効果

    峰島三千男, 田中秀実, 山下明泰, 酒井清孝, 西本裕美子, 前田憲志

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   11 ( 4 ) 834 - 839  1982年

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    ダイアライザー内での水および溶質の物質移動を促進するため, 透析液再循環方式 (RSP) を適用した. この方式では透析液流量を増大させることによって透析液側境膜物質移動抵抗が小さくなり, 偏流も是正されて有効膜面積が増大することが期待される. 一方, 再循環によって血液-透析液濃度推進力は減少するという欠点も同時に持ち合わせており, この両者のかねあいがRSPの性能を決定していると考えられる. そこで今回, RSPの治療効果を定量的に表わす指標として, 同一治療条件下でのsingle pass (SP)方式に対する除去量比Rを導入し, HD, HDFについて検討した. この結果, RSP-HDは比較的分子量の大きい溶質の除去に有効で, 個々の溶質, ダイアライザーごとに最適循環透析液流量が存在することがわかった. 一方, RSP-HDFではbulk flowの影響により透析液再循環の効果は軽減される結果となった.

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  • Urea spaceの測定による総体液量の定量的評価

    山下明泰, 吉本達雄, 善本勝男, 酒井糾, 新井信之, 峰島三千男, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   11 ( 2 ) 444 - 447  1982年

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    Because each patient has his own body fluid volume, it is not reasonable to examine a patient only by solute concentration In this paper, we calculated total body fluid using urea as a marker, called urea space (US), by four different kinetic models. Each result, calculated by those four equations, is puite agreed. So we concluded that the urea behavior in a body was explained by single-pool model. Hypertension patients were high in UBR (US-Body weight Ratio), and hypotension were low. UBR may be one step to evaluate the symptom of blood pressure depended upon salt and water.

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  • 透析液と補液における最適Na+濃度

    板垣一郎, 峰島三千男, 酒井清孝, 酒井糾, 南部正人

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   11 ( 1 ) 173 - 176  1982年

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    The mathematical model of solute and water removal is devised in order to determine the optimum sodium concentration in dialysate and substitution fluid. This model involves the movement of water and solutes between each body compartment. The theoretical results agree well with the clinical data. The results indicate that the change of intracellular volume during hemopurification therapy is independent of the urea concentration gradients between the intracellular and extracellular compartments, and that the effective factors required to determine the optimum sodium concentration in dialysate and substitution fluid are pre-treatment plasma concentration, effective osmolarity, volume of body fluid and body fluid removal. The effects of solute and body fluid removal on the plasma volume changes are also analysed.

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  • 治療条件設定の示標となる有効な手段

    酒井清孝, 竹沢真吾

    新医療 /   8 ( 10 ) 81 - 84  1982年

  • スプレークエンチング法に用いた直接接触式熱交換器の研究

    酒井清孝, 田村真紀夫, 石川厚史, 小森昌樹, 伊藤和廣, 呂恒盛, 多田正

    化学工学論文集 /   8 ( 5 ) 566 - 571  1982年

    DOI CiNii

  • 体外循環による低体温、高体温制御のシミュレーション

    酒井清孝, 峰島三千男, 竹沢真吾, 鈴木充

    化学工学 / 化学工学協会   46 ( 8 ) 436 - 438  1982年

  • 人工臓器と工学とのかかわり合い

    酒井清孝

    ケミカルレーダー / シーエムシー   5 ( 13 ) 3 - 5  1982年

  • 人工臓器工学の現状と将来

    山下明泰, 酒井清孝

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   27 ( 1 ) 19 - 25  1982年

  • 体外における溶血

    石本哲也, 池田博之, 酒井清孝, 山下明泰, 酒井糾, 内間高夫, 大坪修, 中西光, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 2 ) 382 - 385  1981年

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    The in-vitro experiments reported here were designed to find some factors responsible for hemolysis in extracorporeal circuit including roller pump. Experimental condition studied (blood volume: 500ml, 30r. p. m.) were twenty times as severe as actual clinical conditions.<br>Occulusion pressure and temperature (especially over 300mmHg and 37°C) were found to be important for evalution of hemolysis.<br>Dust such as glass and adsorbent resin (Amberlite) is also responsible for hemolysis.<br>Hemolysis Model was devised for quantitative analysis of hemolysis phenomena in extracorporeal circuit, from which rate equation were obtained.<br>The change of Plasma Ha with time was explained well with these equations in bovine blood circulation.

    DOI CiNii

  • 透析患者血清蛋白質と血清粘度との関係

    大島昌子, 酒井清孝, 星博, 鈴木満

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 1 ) 237 - 240  1981年

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    Serum viscosity is an important physical property for the simulation of solutetransfer in hemodialysis. For normal serum, its viscosity can be estimated only by total protein concentration as far as protein fraction is maintained in constant level.<br>However, for uremic serum, protein fraction is different from normal one, which influences its viscosity. Therefore, the influence of the fraction must also be considered for viscosity estimation.<br>In the study, new empirical equation for viscosity was introduced with a function of protein fraction as V-factor. The equation was improved through 41 clinical data by CA membrane electrophoresis.<br>As a result, almost all kind of serum viscosity could be estimated.

    DOI CiNii

  • 人工腎臓の性能評価およびその臨床への応用

    酒井清孝

    膜(MEMBRANE) / 日本膜学会   6 ( 2 ) 107 - 122  1981年

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    Hemodialysis was used as an initial artificial kidney in 1913 and since then this system has been prevailing remarkably for renal failure treatment. However, new systems, hemoperfusion and hemofiltration, have been developed along with accelerated scientific progress. These three systems are based on diffusion, adsorption and filtration, respectively.<BR>In terms of the solute-separation mechanism, the idea to regard device and patient as one united system is required. Therefore, two approaches have been adopted in our laboratory for the determination of solute-removal efficiency. One is in-vivo estimation by gel chromatography and amino acid analysis. The other is by mathematical simulation on solute-transfer with body-fluid compartment model. The compartment model has been improved by the use of routine clinical data. When solute-transfer can be simulated accurately by the model, most comfortable therapy for each patient will be decided under computer program.

    DOI CiNii

  • 血液透析における体内尿毒症原因物質の除去性能

    峰島三千男, 酒井清孝

    早稲田大学理工学研究所報告 / 早稲田大学理工学研究所   第95輯   45 - 51  1981年

  • 大量除水のある血液浄化法の性能指数

    峰島三千男, 松田兼一, 酒井清孝

    腎と透析 / 東京医学社   11 ( 2 ) 183 - 187  1981年

  • 早稲田大学理工学部-サイボーグの研究-

    酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 3 ) 797 - 798  1981年

  • 高速液クロによるM.M.相当物質の特性

    竹沢真吾, 横井博嗣, 酒井清孝, 東仲宣, 鈴木満, 中西光, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 6 ) 953 - 956  1981年

     概要を見る

    The high speed liquid chromatography (HSLC) has been commonly used for the analysis of middle molecule substances (MM). This is because of easily detecting many materials in a serum which are sensitive to various detectors. The deproteined serum of the patient on routine maintemance hemodialysis was analyzed with HSLC and the parameters in the two pool model were then determined. Two unknown paramerters such as cell membrane clearance (Kc) and solute generation rate (G) could be estimated by the trial & error method on a computer. The input of these postulated values into the equations for the pool model is adjusted until a best fit to the data from HSLC analysis is found.<br>The value of Kc for MM peaks was found to be very small (Table 2). In the case of No, 1, MM concentration in peak a5 is very sensitive to clearance (CL).<br>MM is more suitable for a marker showing the extent of rejection on kidney transplantation than creatinine so far used clinically.

    DOI CiNii

  • Pulsatile filtration

    峰島三千男, 中山慈, 酒井清孝, 西本裕美子

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 6 ) 928 - 931  1981年

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    The pulsatile flow has been observed to reduce the mass transfer resistance which is existed in the counter-current flow system like hemodialysis (HD). In hemofiltration(HF), it must also be effective for decreasing the thickness of concentration polarization and/or protein gel layer.<br>The performance of pulsatile flow was examined experimentally both in HD and HF.<br>The comparison of mass transfer effects between pulsatile flow, blood pump flow and constant flow was done in vitro.<br>In HD, mass transfer coefficient was increased with higher amplitude and lower constant flow ratio, and had a peak at the frequency of 100min-1.<br>In HF, the ultrafiltration rate (UFR) with blood side pulsatile flow was 10% and 20% higher than that with blood pump flow and constant blood flow respectively.

    DOI CiNii

  • 血漿分離器、血液濾過器の最適形状

    松田兼一, 竹沢真吾, 酒井清孝, 中西光, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 6 ) 924 - 927  1981年

    DOI CiNii

  • Haemodiafiltrationにおける溶質除去能の検討-輸送現象から見た膜の性能評価-

    山下明泰, 沢谷哲, 吉本達雄, 善本勝男, 熊野和雄, 南部正人, 草刈修一, 酒井糾, 峰島三千男, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 1 ) 299 - 302  1981年

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    High degree of solute removal occurs especially in HDF therapy due to both diffusion and convection. Shortening of therapeutic time may be easily planned in HDF compared with in HD and HF. The nomogram, which was designed for the simplicity of use, gives the conditions for 50% reduction of solute in HDF. For single pass HDF, much larger quantities of solute were removed from the human body water than expected; consequently, recirculating pass HDF was satisfactorily applicable to patients, whose body water were relatively light. Physical model was also devised in expectation of prcving this fact.

    DOI CiNii

  • Pulsatile dialysis

    峰島三千男, 酒井清孝, 西本裕美子, 小林快三

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 1 ) 85 - 88  1981年

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    Pulse flow has been said to reduce overall transfer resistance. Therefore, pulse flow appliance to hemodialysis can improve total treatment efficiency.<br>In this report, pulsatile removal effects on K+, urea, and creatinine were investigated in vitro by using Asahi AM-06 dialyzer.<br>As a result, each mass transfer coefficient increased with 80-90 beats (min-1), higher amplitude, and lower Constant Flow Ratio, respectively.<br>In addition, same high efficiency will be expected for hemofiltration and hemoperfusion.

    DOI CiNii

  • HDFにおける透析液濃度からの血中動態の推定

    石川厚史, 山下明泰, 峰島三千男, 酒井清孝, 西本裕美子, 柴田昌雄, 中西光, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 6 ) 941 - 944  1981年

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    Hemopurification therapy is operated at present based upon each doctor's judgement. The purpose of this research is to establish the automatic control of dialysis therapy using desk-top computer.<br>At first, removal dynamics of uremic toxin in a body and in a module was analysed both with pool model and mass transfer model. Applying these techniques, CL, DB and CB(0) can be obtained from dialysate concentration alone. The change of blood concentration with time can be also estimated only from the analysis of dialysate concentration. The calculated values of the blood concentration were found to agree well with the experimental values.<br>Next, an optimum schedule of the dialysis therapy was derived from the concept of maximum solute concentration in stable periods. The condition of the therapy would be chosen to fit this schedule.

    DOI CiNii

  • HDFにおける補液、透析液のNa+濃度の検討

    山下明泰, 吉本達雄, 善本勝男, 酒井糾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 6 ) 933 - 936  1981年

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    Dialyzers, used in HDF, have high hydraulic permeability. They make i t easy to collect extra sodium from body water especially in high sodium concentration therapy. We evaluated the HDF therapy employing high sodium concentration in the substitute fluid or dialysate in this report. The storage of dialysate drainage taught us total amounts of solute (or sodium) removal M (or M Na+). Then we knew that M has no relationship to sodium concentration but dialyzer clearance. And we can hardly know sodium concentration exactly, so it is quite difficult to calculate M Na+). It means that the evaluation of high sodium concentration therapy by M Na+ is impossible. We concluded that every patient has his own fitted sodium concentration in each therapy.

    DOI CiNii

  • Pore theoryによる各種膜の性能評価

    酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 6 ) 912 - 915  1981年

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    Membranes are usually used in the recent artificial kidney to purify the contaminated blood of renal failure patients. For example, in hemofiltration with artificial membrane, there are lots of problems to be solved. The comparison of hemofiltration between with artificial and glomerulus basement membrane may reveal these major problems.<br>In this report, performance evaluation with respect to both hydraulic and solute permeability was done by using Verniory's modified pore theory for GBM (glomerulus basement membrane) and artificial membranes already developed.<br>For membranes of plasmaseparator recently used in plasmapheresis, the comparison of hydraulic permeability was also carried out.<br>Glomerulus (biological module) and filter (artificial module) were evaluated from the various points, hydraulic and solute permeability consequently depended upon not only performance of membrane but also design and operating conditions of a module.

    DOI CiNii

  • 血液浄化療法におけるkinetics

    酒井清孝, 峰島三千男, 石川厚史

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 3 ) 766 - 773  1981年

    DOI CiNii

  • 熱交換器を用いた高体温における溶血現象の基礎検討癌治療のためのhyperthermia

    高井良尋, 東仲宣, 鈴木満, 竹沢真吾, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 2 ) 378 - 381  1981年

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    Fundamental experiment of hyperthermia with excorporeal circulation for cancer therapy was made by use of heal ty dogs. As the results, the hemolysis was not found when the blood temperature of excorpoeral circulation was 45°C. Hyperthermia condition was kept enough by 42°C of circuit water and the electric blanket. It will be able to minimize the damage to the body by high temperature. The survival rate was extremely up when the value, which means the area of rectal temperature over 42°C, was under 1.0 hr·deg.

    DOI CiNii

  • 透析液濃度からの血中動態の推定

    石川厚史, 峰島三千男, 酒井清孝, 松田貞夫, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   10 ( 1 ) 229 - 232  1981年

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    Hardware and software deviced in this paper, which can reveal the dynamic condition of solute concentration in blood solely by the analysis of dialysate, may enable us to monitor the change of solute concentration in blood and control the hemopurification therapy. A special device is necessary to analysis urea concentration continuously. We used ammonia electrode and urease column packed with immorbilized urease on porous glass with resultant absence of urease loss.<br>The in vitro data on the change of concentration with time can be explained well with the model taking into account the recirculating effect of dialysate in RSP Coil AK. The equations to estimate blood concentration from dialysate concentration alone were formulated by using our model especialy in the case of DB=const.

    DOI CiNii

  • 多孔板もれ柵を用いた気液直接接触式熱交換器の研究

    酒井清孝, 峰島三千男, 斉藤典明, 堤英輔, 小沢宏, 村松禎夫

    化学工学論文集 /   7 ( 1 ) 13 - 18  1981年

    DOI CiNii

  • 浸漬型液中燃焼装置における液混合と伝熱

    酒井清孝, 日比正昭, 佐々木孝一郎

    化学工学論文集 /   7 ( 1 ) 6 - 12  1981年

    DOI CiNii

  • 膜を用いた血液浄化法

    酒井清孝, 峰島三千男, 板垣一郎, 松田兼一

    化学工学 / 化学工学協会   45 ( 3 ) 158 - 164  1981年

  • 医用化学工学

    大島昌子, 酒井清孝

    ケミカル・エンジニヤリング / 化学工業社   26 ( 9 ) 707 - 711  1981年

  • Water shift and solute transfer in osmotic hemopurification using high sodium fluid

    Sakai K, Itagaki I, Mineshima M, Matsuda K, Suzuki M, Azuma N, Sakai T, Nanbu M

    Artificial Organs / Raven Press   5(suppl.)   359 - 363  1981年

  • Water shift and solute transfer in osmotic hemopurification using high sodium fluid

    Sakai K, Itagaki I, Mineshima M, Matsuda K, Suzuki M, Azuma N, Sakai T, Nanbu M

    Artificial Organs / Raven Press   5(suppl.)   359 - 363  1981年

  • 粘度による透析患者血清検討

    酒井清孝, 大島昌子, 竹沢真吾, 鈴木満, 星博

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   9 ( 2 ) 310 - 313  1980年

  • 液クロによる透析患者血清分析

    酒井清孝, 竹沢真吾, 峰島三千男, 鈴木充, 鈴木満, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   9 ( 1 ) 49 - 52  1980年

  • Osmotic hemopurification(HD、HF)のkinetics

    板垣一郎, 松田兼一, 竹沢真吾, 峰島三千男, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   9 ( 6 ) 1069 - 1072  1980年

  • 血中溶質の赤血球内拡散および血漿タンパク質との結合

    星徹, 岩竹俊彦, 峰島三千男, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   9 ( 6 ) 1065 - 1068  1980年

  • HDとHFにおける血中アミノ酸動態

    鈴木充, 竹沢真吾, 酒井清孝, 鈴木満

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   9 ( 6 ) 1057 - 1060  1980年

  • 透析液再循環方式による透析性能の変化

    田中秀実, 峰島三千男, 酒井清孝, 西本裕美子, 小林快三

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   9 ( 6 ) 988 - 991  1980年

  • 血漿タンパク質と血中溶質との結合

    峰島三千男, 星徹, 鳥居資郎, 酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   9 ( 1 ) 66 - 69  1980年

  • 透析液濃度からの血液濃度の推算

    酒井清孝, 日比政昭, 松田兼一, 峰島三千男, 鈴木満, 東仲宣, 井上政昭, 神谷勝弘, 中西光

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   9 ( 1 ) 58 - 61  1980年

  • 透析液再循環の血液透析に及ぼす効果

    酒井清孝, 池田博之, 山下明泰, 峰島三千男, 西本裕美子, 小林快三

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   9 ( 1 ) 54 - 57  1980年

  • 血液透析のシミュレーションとその臨床への応用

    峰島三千男, 酒井清孝

    計測と制御 / 計測自動制御学会   19 ( 7 ) 84 - 87  1980年

    DOI

  • 血液透析におけるuremic toxinの除去性能

    峰島三千男, 日比政昭, 池田博之, 星徹, 酒井清孝

    生体化学工学 シンポジウム・プロシーディングス /   不要 ( 不要 ) 109 - 113  1979年

  • 高速液クロによる透析患者血清分析

    竹沢真吾, 鈴木充, 峰島三千男, 酒井清孝, 鈴木満

    生体化学工学 シンポジウム・プロシーディングス /   不要 ( 不要 ) 40 - 45  1979年

  • 人工腎臓の性能評価総括物質移動係数Kによる評価

    日比政昭, 峰島三千男, 酒井清孝

    生体化学工学 シンポジウム・プロシーディングス /   不要 ( 不要 ) 24 - 28  1979年

  • 変形液中燃焼法

    酒井清孝

    燃料協会誌 /   626 ( 58 )  1979年

    DOI

  • 液クロによる透析患者血清分析

    酒井清孝, 大島昌子, 竹沢真吾, 鈴木満, 稲垣利恵子, 穂坂英明, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   8 ( 1 ) 174 - 177  1979年

  • 体外循環に伴なう溶血の一評価法

    酒井清孝, 池田博之, 本多秀夫, 鈴木満, 東仲宣, 飯坂修

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   8 ( 1 ) 59 - 62  1979年

  • 濾過型人工腎臓の性能評価

    酒井清孝, 松田兼一, 日比政昭, 峰島三千男, 山上征二, 岸本武利, 東仲宣, 鈴木満

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   8 ( 6 ) 702 - 705  1979年

  • 寒天充填型人工腎臓の携帯使用における基礎的性能評価

    鶴岡秀志, 酒井清孝, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   8 ( 6 ) 565 - 568  1979年

  • 人工腎臓の性能評価

    酒井清孝

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   8 ( 1 ) 301 - 304  1979年

  • 透析器の性能評価

    酒井清孝, 日比政昭, 岩崎勝, 鶴岡秀志, 鈴木満, 井上政昭

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   8 ( 1 ) 170 - 173  1979年

  • ゲルクロマトグラフィーによる各種ダイアライザーの評価

    鈴木満, 東仲宣, 酒井清孝, 竹沢真吾, 稲垣利恵子, 品川茂, 高橋雅俊

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   8 ( 1 ) 162 - 165  1979年

  • 血液透析におけるuremic toxinの除去性能

    峰島三千男, 日比政昭, 板垣一郎, 酒井清孝, 鈴木満, 井上政昭, 中西光, 神谷勝弘

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   8 ( 6 ) 698 - 701  1979年

  • 血液浄化における溶質移動特性およびノモグラフによる治療条件の決定

    峰島三千男, 星徹, 酒井清孝, 鈴木満

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   8 ( 1 ) 182 - 185  1979年

  • 人工腎臓

    酒井清孝, 大島昌子

    現代化学 / 東京化学同人   97 ( 97 ) 42 - 49  1979年

  • 充墳層を用いた気液直接接触式熱交換器の研究

    酒井清孝, 村松禎夫, 中村裕志, 呂恒盛

    化学工学論文集 /   5 ( 6 ) 578 - 583  1979年

    DOI CiNii

  • Theoretical study on the blow-off limit of a bunsen flame

    Sakai K, Fujita N, Shirotsuka T

    International Chemical Engineering / American Institute of Chemical Engineers   19 ( 1 ) 107 - 112  1979年

  • Theoretical study on the blow-off limit of a bunsen flame

    Sakai K, Fujita N, Shirotsuka T

    International Chemical Engineering / American Institute of Chemical Engineers   19 ( 1 ) 107 - 112  1979年

  • 体内compatmentモデルを用いた透析システムの化学工学的考察

    酒井清孝, 坂口保雄, 鈴木満, 東仲宣, 品川茂

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   7 ( 2 ) 322 - 325  1978年

  • 直接血液灌流における性能の評価法

    酒井清孝, 屋ヶ田和彦, 神谷勝弘, 鈴木満, 東仲宣

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   7 ( 5 ) 624 - 627  1978年

  • 吸着型人工腎臓の性能評価

    酒井清孝, 山根伸吾, 鈴木満, 東仲宣, 時松秀治, 品川茂, 青木利三郎, 井上政昭, 大西昌子, 神谷勝弘

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   7 ( 2 ) 326 - 328  1978年

  • RSP方式コイル型人工腎臓の性能評価

    酒井清孝, 岩崎勝, 横山真喜男, 坂口保雄, 鈴木満, 東仲宣, 時松秀治, 品川茂, 青木利三郎, 井上政昭, 飯坂修

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   7 ( 2 ) 319 - 325  1978年

  • RSP方式コイル型人工腎臓の性能評価

    酒井清孝

    透析技術交流会会誌 / 透析技術交流会   5 ( 5 ) 56 - 72  1977年

  • 半減期による透析時間の予知 -HFAK使用例について-

    酒井清孝

    人工透析療法 北里大学病院腎センター報告 /   3 ( なし ) 121 - 136  1977年

  • 機械的因子による溶血の定量的研究

    斉藤哲次, 池田博之, 酒井清孝, 鈴木満, 東仲宣, 青木利三郎, 井上政昭, 飯坂修

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   6 ( 6 ) 288 - 291  1977年

  • ブンゼン火炎の吹き消え限界に関する理論的考察

    酒井清孝, 藤田直明, 城塚正

    化学工学論文集 /   3 ( 4 ) 349 - 353  1977年

    DOI CiNii

  • 吸着剤を利用した人工臓器

    酒井清孝, 大西昌子

    化学工学 / 化学工学協会   41 ( 8 ) 412 - 417  1977年

  • 負圧による赤血球の破壊

    酒井清孝, 斉藤哲次, 中西光, 青木利三郎, 東伸宣, 鈴木満

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   5(Supplement) ( Supplement ) 415 - 417  1976年

  • 体内COMPARTMENTモデルを用いた透析システムの化学工学的考察

    酒井清孝, 坂口保雄, 鈴木満, 東伸宣, 品川茂, 高橋雅俊, 小崎正巳

    人工臓器 / 日本人工臓器学会   5(Supplement) ( Supplement ) 83 - 86  1976年

  • ブンゼン火炎の吹き消え限界

    酒井清孝

    化学工学論文集 /   2 ( 2 ) 171 - 175  1976年

    DOI CiNii

  • 重質油を熱分解原料とした高負荷熱分解装置の研究

    酒井清孝, 三井俊介

    化学工学論文集 /   1 ( 3 ) 282 - 285  1975年

    DOI CiNii

  • 高負荷熱分解装置の研究

    酒井清孝, 三井俊介

    化学工学論文集 /   1 ( 3 ) 277 - 281  1975年

    DOI CiNii

  • 気体噴霧式オイルバーナにおける火炎の安定性ー2次空気流れ(軸流)の影響ー

    酒井清孝, 森下弘計

    化学工学 / 化学工学会   37  1973年

    DOI

  • Flame stability of A submerged burner

    Shirotsuka T, Sakai K

    International Chemical Engineering / American Institute of Chemical Engineers   11 ( 2 ) 332 - 338  1971年

  • Flame stability of A submerged burner

    Shirotsuka T, Sakai K

    International Chemical Engineering / American Institute of Chemical Engineers   11 ( 2 ) 332 - 338  1971年

  • 濃厚火炎の安定限界ー吹き消えー

    城塚正, 酒井清孝, 又木登司

    化学工学 / 化学工学会   34  1970年

  • 火炎の安定限界ー吹き消えー

    城塚正, 酒井清孝, 又木登司

    化学工学 / 化学工学会   33  1969年

  • Analysis of unsteady-state mass transfer through an interface between different phases. the case of varying surface concentration accompanying interfacial flow.

    Shirotsuka T, Hirata A, Sakai K

    International Chemical Engineering /   9 ( 3 ) 546 - 553  1969年

  • Analysis of unsteady-state mass transfer through an interface between different phases. the case of varying surface concentration accompanying interfacial flow.

    Shirotsuka T, Hirata A, Sakai K

    International Chemical Engineering /   9 ( 3 ) 546 - 553  1969年

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特定課題制度(学内資金)

  • 生体内における活性酸素種のリアルタイム計測法の開発

    2008年  

     概要を見る

    透析治療時の血中活性酸素種(Reactive Oxygen Species : ROS)産生亢進によって引き起こされる酸化ストレスが、動脈硬化や透析アミロイドーシスなどの透析合併症を引き起こす原因と考えられている。本研究では、ROSの中で一酸化窒素(NO)およびスーパーオキシド(O2-)に着目し、高感度測定が可能な化学発光測定法と、血中の血漿タンパク質などの夾雑物質が測定に及ぼす影響を低減する膜分離法を組み合わせることで、リアルタイムで高精度かつ簡便にモニタリング可能なデバイスの創製を目指す。中空糸透析膜により試料溶液中のROSを分離し、化学発光物質と反応させて発生する光を、光ファイバを介して検出するモジュールデバイスを開発し、その定量性および検出限界を評価した。NOの検出には発光物質としてルミノール、O2-の検出には発光物質としてO2-と特異的に反応する2-methyl-6-p-methoxyphenylethynyl Imidazopyrazinone (MPEC) を用いた。NOの定量性および検出限界を検討するため、NOドナーの濃度を変えることによって発生したNOを、ルミノール化学発光法により定量した。その結果、0.42 &#61549;Mの濃度のNOを検出でき、NO濃度0.42-16.8 &#61549;Mの範囲において、NOドナー濃度と相対発光強度積算値の間に1次の相関関係(R2=0.991)が得られた。透析治療中に発生するNO濃度は11.4±2.3 &#61549;Mと推算されるため、本モジュールデバイスにより、透析治療中に発生したNOをリアルタイムで高精度にモニタリングできる。また、O2-の定量性および検出限界を検討するため、ヒポキサンチン-キサンチンオキシダーゼの反応系で発生させたO2-をMPEC化学発光法により定量した。その結果、本モジュールデバイスのO2-検出限界は0.6 nmol/minであった。透析治療中に発生するO2-量は12.6 nmol/minと推算されるため、本モジュールデバイスにより、透析治療中に発生するO2-をリアルタイムで高性能にモニタリングできる。本研究で開発したモジュールデバイスにより、透析治療中に発生したNOおよびO2-の量をリアルタイムで高精度かつ簡便にモニタリングができる。

  • 生体内で生成する活性酸素種の新規測定法の開発

    2007年  

     概要を見る

    透析治療時の血中活性酸素種(Reactive Oxygen Species : ROS)産生亢進によって引き起こされる酸化ストレスが、動脈硬化や透析アミロイドーシスなどの透析合併症を引き起こす原因と考えられている。本研究では、ROSの中で一酸化窒素(NO)およびスーパーオキシド(O2-)に着目し、高感度測定が可能な化学発光測定法と、血中の血漿タンパク質などの夾雑物質が測定に及ぼす影響を低減する膜分離法を組み合わせることで、リアルタイムで高精度かつ簡便にモニタリング可能なデバイスの創製を目指す。中空糸透析膜により試料溶液中のROSを分離し、化学発光物質と反応させることで発生する光を、光ファイバを介して検出するマイクロモジュールデバイスを作製した。作製したデバイスに化学発光物質2-methyl-6-p-methoxyphenylethynyl-imidazopyrazinone(MPEC)を流し、ヒポキサンチン(Hypoxanthine:HX)-キサンチンオキシダーゼ(Xanthineoxidase:XOD)の酵素反応で生成したO2-を検出した。HX濃度を変えて検討したところ、発光強度とHX濃度の間に一次の相関関係(R2 = 0.998)が得られた。また、血液中で発生したO2-に関しても、本デバイスにより検出できた。さらに、作製したデバイスに化学発光物質ルミノールを流し、NOドナーから生じたNOを検出した。NOドナー量を変えて検討したところ、発光強度とNOドナー量の間に一次の相関関係(R2 = 0.986)が得られた。また、血液中で発生させた数十 mM濃度のNOに関しても、本デバイスで検出できた。作製したマイクロモジュールデバイスを用いると、血中のO2-およびNO濃度をリアルタイムで高精度かつ簡便に測定できる。

  • 優れた生体適合性を有する高性能合成高分子透析膜の創製

    2006年  

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    血液が透析膜と接触すると血漿タンパク質の吸着が起こり、このタンパク質吸着層を介して血液凝固反応などの過激な生体反応が誘起される。そのため、生体適合性を透析膜に付与するためにはタンパク質吸着を低減することが重要である。本研究では、原子間力顕微鏡(AFM)を用いて、ナノレベルの視点から、材料表面と生体適合性の関係を解明することにより、さらに優れた生体適合性を有する合成高分子透析膜の創製を目指す。PVP(K90,M.W.:1200 kDa)配合量が0-50 wt%、ガンマ線吸収線量が0,25,50 kGyのPS/PVPフィルムを調製した。AFMにより水中での調製フィルム表面構造を観察し、AFMフォースカーブにより測定した表面柔軟性マッピング、フィブリノーゲン(Fib)吸着力マッピングと比較することで、PVP配合量およびガンマ線照射量に起因する表面状態を検討した。表面構造観察の結果、PVP配合量の増大に伴い、表面粗度は大きくなった。5 wt%より少ないPVP 配合量では、PVPの増加による表面粗度の変化が大きく、5 wt%以上では変化は小さくなった。また、表面柔軟性マッピングの結果、PVP配合量の増大に伴い、表面は顕著に柔軟となり、PVP配合量5 wt%以上で一様に柔軟となった。これらのことから、PVP配合量が5 wt%以上で水和膨潤したPVPはフィルム表面を完全に被覆すると考える。Fib吸着力に関しては、PVP配合量が0 wt%では約3 nNの強い吸着力を示したが、PVP配合量5 wt%では最大で約1 nNの弱い吸着力を示した。PVP配合量が5 wt%以上でさらに吸着力は小さくなった。PVP層の厚みがFibの吸着力を緩和することを見出した。また、ガンマ線吸収線量が50 kGyのPS/PVPフィルムでは、PVP量増大に伴うFib吸着力の低減が緩やかになったことから、過剰なガンマ線照射はPVPのFib吸着緩和効果を阻害することを見出した。

  • 分子インプリントを医療用センサーおよび薬物送達システムに応用するための基礎研究

    2005年  

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    近年、人工臓器用材料の開発において、生体膜の機能を人工膜で模倣する研究が広く進められている。生体膜の特徴的な機能として、分子認識をともなった輸送がある。我々は、分子認識能を有する分子インプリントポリマー(MIP)をグラフトした膜が、鋳型とした物質の存在下で溶質の拡散透過速度を変化させるメゲート効果モを見出した。MIPグラフト膜は、病因物質濃度に応じて薬物投与速度を制御する薬物送達カプセル、バイオセンサと同等の感度を有する安定な化学センサなど、医療材料に広く応用できる。 MIP膜を医療用拡散透過速度制御膜として応用するためには、アミノ酸、ペプチド、糖といった生体関連物質に対してゲート効果を示すことが必要となる。昨年度、光学活性アミノ酸であるフェニルアラニンをインプリントした膜が、光学異性体を識別し、キラリティの一致する鋳型物質の存在でゲート効果を示すことを明らかにした。そこで今年度は、不斉構造が複雑なジペプチド、フェニルアラニル-フェニルアラニン(Phe-Phe)をインプリントした膜のゲート効果を評価した。その結果、鋳型とキラリティの一致するPhe-Pheの存在下で溶質の拡散透過速度を40%増大させるゲート効果が観察された。アミノ酸だけでなく、不斉構造が複雑なペプチドも、MIP膜のターゲットにできる可能性が示された。さらに、ボロン酸のcis-ジオール基とのエステル結合を利用してグルコース(Glc)をインプリントした膜も、鋳型とキラリティの一致するGlcのみに応答して、拡散透過速度を減少させるゲート効果を示した。鋳型物質結合前後においてGlc-MIP膜の含水率を測定した結果、鋳型物質結合後では明らかに含水率が低下した。これは膜の空隙率が鋳型物質の結合により大きく減少していることを示している。鋳型物質の結合にともなってcis-ジオール基が減少することで、膜にグラフトされたGlc-MIPが疎水化・収縮したため、溶質の拡散透過速度が減少したと推測される。

  • ナノバイオミメティックスによる新規高機能血液浄化膜の創製

    2004年  

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    血液が材料と接触すると血漿蛋白質の吸着が起こり,この蛋白質吸着層を介して血液凝固反応などの生体反応が誘起される.そのため生体適合性向上には蛋白質吸着を減じることが重要である.生体適合性向上に対する試みの多くは,材料表面の平滑化および親水性向上に終始しているが,本研究では,原子間力顕微鏡(AFM)を用いることによりナノレベルで材料表面の粒子構造と生体適合性の関係を解明することで,生体に優しい表面を有する血液浄化膜の創製を目指す.高分子透析膜素材の一つである疎水性のポリスルホン(PS)に対して,親水化剤であるポリビニルピロリドン(PVP)を配合してフィルムを作製した.PVPの配合量(0 - 67%),PVP分子量(10k ミ 360kDa)を変化させることでフィルム表面のPVP粒子形状,分布,絶対量を変化させた.各々のフィルムに関して,AFMにより表面構造を観察し,抗血栓性の指標となる接触角,蛋白質吸着量,AFMを用いた分子レベルの吸着力マッピングの結果と比較することで,表面の粒子構造と抗血栓性の関係を検討した.表面構造観察の結果,PVP配合量が増加するにつれ表面粗さが増し,PVP粒子数,径ともに増加した.接触角の測定では,PVP分子量によらずPVP配合量1-5 %で親水性が高くなった.血小板吸着量に関してもPVP配合量1-5 %で大きく低下した.一方,フィブリノーゲン吸着量に関しては,PVP配合量が増加するにつれ低下した.吸着力マッピングでは,PVP配合量1 %以上で吸着力の小さくなる領域が観察された.以上より,PVP粒子は配合量1 %以上で表面に一様に分布し,疎水部である表面のPSの露出を防ぐことで,蛋白質の吸着が阻止できることを見出した.今後は,PVPがg線照射により凝集する影響を検討するために,照射線量を変えたPSフィルムで同様の評価を進める.

  • 刺激により親和力を変化する酸素運動体を用いた人工えらの開発

    2002年  

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     温度変化により酸素親和力が変化する酸素キャリア液であるInositol hexaphosphate (IHP)添加濃縮ヘモグロビン溶液を開発した。また、開発した酸素キャリア液を用いて小さい装置体積でヒトの呼吸に十分な酸素を供給する人工えらを開発した。  通常のヘモグロビン溶液では、温度変化を与えても酸素親和力の変化は少なく、ヘモグロビン&#8722;酸素間の結合を温度により制御することは難しい。そこで、ウシへモグロビン溶液にアロステリック効果剤であるIHPを作用させることで、大きな温度応答性を持たせることに成功した。これにより、海水温度とヘモグロビンの熱変性とを考慮した293 Kから310 Kへの温度変化により、海水から酸素キャリア液への酸素吸収、酸素キャリア液から呼気ガスへの酸素放散の制御が可能になった。 このIHP添加ヘモグロビン溶液を、酸素を運搬する酸素キャリア液として装置内を循環させる人工えらシステムを構築した。はじめに、海水から酸素キャリア液に酸素を293 Kで吸収し、酸素キャリア液を310 Kに加温し、酸素を呼気ガスへと放散することで酸素移動を促進した。酸素キャリア液の性能を示す反応係数は、酸素吸収部では3前後、酸素放散部では16前後の値を示した。また、人工えらのガス交換モジュールとして最適な中空糸配列を求めた。これらの結果を用いて、ヒトの安静時の呼吸に必要な酸素量を供給する人工鰓のスケールアップをおこない、最適操作条件を決定した。その結果、必用膜面積63.8 m2であり、吸気酸素分圧20.7 kPaであった。これらより、ヒトの呼吸に十分な酸素を供給する携帯可能な小型人工鰓の開発が可能である。

  • 抗体量を自動的・連続的に測定する高感度免疫センサの開発

    2000年  

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     固定化触媒によって任意の場所で発光可能なルミノール化学発光法を利用して、水溶液中のタンパク質モニタリングシステムを開発した。ルミノールなどの化学発光物質は、過酸化水素の分解で生じるヒドロキシラジカルによって励起される。化学発光では、発光物質、過酸化水素、過酸化水素を分解する触媒を混合して発光させるため、溶液の混合状態によって発光が影響を受けるという問題がある。そこで、特定の場所で電位を印加し、任意に発光させることのできる電気化学発光法が開発されたことによって、化学発光を制御しやすくなった。しかし、電位印加装置が必要であるため装置系が大きくなり、またコストもかかる。そこで、固定化触媒を用いることによって、混合状態の影響を受けにくく、電気化学発光法よりもシンプルな測定系を開発した。 電位印加に用いていた白金板は、それ自体が過酸化水素を分解する触媒であり、電位を印加しなくてもルミノールを発光させることができる。反応装置を至適設計することによって、電位が印加されなくても安定して十分なルミノール化学発光が得られる白金板内蔵型フローセルを開発した。このフローセルを用いて、ルミノール濃度に対する発光強度の依存性を検討した。さらに、均一系化学発光免疫測定法にこのフローセルを用い、ヒト血清アルブミン(HSA)を測定対象とし、ルミノール標識した抗HAS抗体を試薬として用いて、その応答性を検討した。 結果として、白金板内蔵型フローセルを組み込んだ測定装置を用いてルミノールの良好な検量線が得られた。さらに、この測定系を用いた化学発光免疫測定法では、HSA濃度が大きくなると、試薬であるルミノール標識抗HSA抗体の発光強度が増大するという結果が得られた。 結論として、過酸化水素存在下および本研究のフローセル内で、白金板はルミノール化学発光を測定系に応用可能な程度、強く、安定に発光させることができることが示された。

  • 長期間安定して測定の可能な血糖センサの開発

    1997年  

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    人工膵臓用皮下留置型グルコースセンサの実現を阻む最大の問題点は、センサ表面への線維芽細胞の付着やタンパク質の吸着により、センサにグルコースが拡散しにくくなり、実際よりも低い濃度が検出されてしまうことである。この問題解決のために、我々はセンサ表面に固定したグルコース酸化酵素の活性をON-OFF制御し、酵素固定膜内の濃度勾配の小さい過渡状態で測定する方法を試みた。酵素活性をOFF状態にすればセンサでグルコースが消費されなくなるので、センサ表面のグルコース濃度を均一にできる。この状態で再び酵素活性をON状態にして濃度勾配の小さい過渡状態で測定すれば、付着や吸着の影響を受けずに測定できると考える。酵素活性を制御しながら過渡状態で測定した場合に、リン酸緩衝水溶液中でグルコースの濃度変化に対して応答するかを検討したところ、グルコース濃度と応答電流に相関が観察された。次に、過渡状態で測定する方法と酵素活性を制御せずに定常状態で測定する方法を用い、ヒト血清アルブミン水溶液中とリン酸緩衝水溶液中の検量線を比較した。その結果、連続測定ではどちらの実験でもタンパク質吸着により応答電流は大きく低下したが、ON-OFF測定では応答電流はほとんど変化しなかった。また、ウシ血漿中で480minの間グルコース濃度を測定し、応答電流の経時変化を比較した。定常状態での測定と過渡状態での測定を比較すると、定常状態では90 minの測定値に対して480 minの測定値は約70 %低下しており、過渡状態での測定では、100 minの測定値に対して480 minの測定値はほとんど変化しなかった。定常状態での測定における応答電流の低下は、酵素固定膜表面への血漿タンパク質の吸着のためと考えられる。過渡状態での測定においてもセンサ表面にタンパク質は吸着しているが、酵素活性をON-OFF制御しながら過渡状態で測定することにより、グルコース濃度に対するタンパク質吸着の影響を阻止できたと考える。

  • インジウム─スズ酸化物(ITO)電極の電気発光を利用した血糖値監視システム

    1996年  

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     現在、我が国におけるインスリン投与を必要とする糖尿病患者は20万人を超えており、簡易で携帯可能な人工膵臓の開発が期待されている。このような人工膵臓は血糖値の連続的なモニタリングが可能であること、監視システムが簡便であることが不可欠である。そこで、我々は過酸化水素とITOの間に生じる電気発光反応に着目した。血糖であるグルコースはグルコース酸化酵素と反応して過酸化水素を生成するため、間接的に血糖値を測定することができる。また、試薬を用いる必要がない定量法であるために、患者の体液を装置内に供給するだけで血糖値を測定することが可能である。しかし、この反応は再現性が低く、正確な過酸化水素濃度を測定することは困難である。そこで、測定方法、測定条件を検討することによって、電気発光の再現性、定量性を向上させることを試みた。支持電解質を含む過酸化水素水溶液を反応セル内に充填し、potentiostatを用いて陽電位を電極に印加した。このとき、得られた光子量の積算値を発光強度とし、過酸化水素濃度との相関関係を調べた。その結果、0-1.4-0Vの三角電位を印加したときに高い再現性が得られた。また、グルコース定量には過酸化水素を生成させるグルコース酸化酵素が必要である。酵素の活性は溶液のpHに強く影響されるため、電気発光のpH依存性を調べ、pH9以上で電気発光反応を生じることを確認した。また、グルコース酸化酵素の酵素反応を利用したグルコース定量の可能性について検討したところ、電気発光強度とグルコース濃度に良好な直線関係が得られ、糖尿病患者の体液を反応装置内に供給するだけで、直接的に血糖値を測定できることが示唆された。また、安定かつ高精度の過酸化水素センサ開発により、過酸化水素生成酵素との組み合わせから、グルコース定量だけでなく尿素やコレステロールなど幅広い応用が期待できると考えられる。

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