2024/12/21 更新

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コバヤシ シゲル
小林 茂
所属
文学学術院
職名
名誉教授

学歴

  •  
    -
    1971年

    早稲田大学   文学研究科   フランス文学  

  •  
    -
    1971年

    早稲田大学  

  •  
    -
    1964年

    早稲田大学   文学部   文学  

  •  
    -
    1964年

    早稲田大学  

委員歴

  • 1997年
    -
    1998年

    日本フランス語フランス文学会  幹事長

所属学協会

  •  
     
     

    フランス日本研究学会

  •  
     
     

    日仏図書館情報学会

  •  
     
     

    日本フランス語教育学会

  •  
     
     

    日本比較文学会

  •  
     
     

    日本フランス語フランス文学会

研究キーワード

  • 比較文学

  • 仏語・仏文学

 

書籍等出版物

  • 薩摩治郎八

    ミネルヴァ書房  2010年

  • イヴ・シュヴレル『比較文学入門』

    白水社  2009年

  • フランス人の見た日本橋

    『日本橋トポグラフィ事典』【本編】(日本橋トポグラフィ事典編集委員会),たる出版  2007年

  • フランス語の歴史とフランス文化―純化の軸と多様性の軸の上で

    『ヨーロッパ世界のことばと文化』,成文堂  2006年

  • 絵でみる旅のフランス語

    大修館書店  2005年

  • イヴァン・コンボー『パリの歴史〔新版〕』

    白水社  2002年

  • ジャン=リュック・エニグ『事典果物と野菜の文化誌』

    大修館書店  1999年

  • 絵でみる暮らしのフランス語

    大修館書店  1998年

  • パトリック・ベッソン『孤独な若者の家』

    白水社  1995年

  • ジュネス仏和辞典

    大修館書店  1993年

  • 「文化と文学の現在」

    『フランスの社会──変革を問われる文化の伝統』,早稲田大学出版部  1993年

  • ロラン・トポル『カフェ・パニック』

    東京創元社  1988年

  • 新スタンダード仏和辞典

    大修館書店  1987年

  • ジャン・ロラン:「仮面の孔」

    窪田般彌・滝田文彦編『フランス幻想小説傑作集』,白水社  1985年

  • 新聞のフランス語

    白水社  1984年

  • 「ネルヴァル──近代の『聖杯』を求めて」

    『フランスの文学─《知》の新しい地平から』,有斐閣  1984年

  • ジャン・ロラン:「仮面の孔」;J.-H. ロニー兄:「吸血美女」

    窪田般彌・滝田文彦編『フランス幻想文学傑作選3』,白水社  1983年

  • ルネ・カーワン原編訳『策略の書──アラブ人の知恵の泉』

    読売新聞社  1979年

  • ジャン=ピエール・アンドルヴォン:「過去へひと跳び」;クロード・フランソワ・シェニス:「法則の矛盾」;ジョルジュ・ゲオルギウ:「アリアドネの糸」;クリスチーヌ・ルナール:「わたしのパラレルワールド」;ギ・スコヴェル:「ペルダーニュの森」)

    アラン・ドレミュー編『フランスSF選 青い鳥の虐殺』,白水社  1978年

  • ジュヌヴィエーヴ・セロー『18立方メートルの沈黙』

    集英社  1978年

  • ジャン・ガッテニョ『SF小説』

    白水社  1971年

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講演・口頭発表等

  • La langue française au Japon

    Conference organisée dans le cadre de la semaine de la francophonie de Nantes (IEA)  

    発表年月: 2010年

  • Jirohachi SATSUMA, fondateur de la Maison du Japon et disciple d’André Honnorat

    Mobilités académiques et Idéal international  

    発表年月: 2010年

  • 薩摩治郎八とパリ国際大学都市日本館

    日仏会館  

    発表年月: 2009年

  • De Bibliotheca ― ウンベルト・エコの図書館論をめぐって

    日仏図書館情報学会  

    発表年月: 2009年

  • 吉江喬松、フランス研究の先駆者、第一次世界大戦下パリの日本人

    発表年月: 2009年

  • YOSHI Takamatsu, un des precurseur des etudes francaises au Japon(en francais)

    Association des Membres de l'ordre des Palmes academiques (section de Paris XV)  

    発表年月: 2009年

  • パリ国際大学都市日本館建設まで

    発表年月: 2008年

  • 1921年の仏蘭西同好会

    日仏会館図書館友の会  

    発表年月: 2008年

  • Vers la construction de la Maison du Japon, CIUP(en francais)

    Conference a la Maison du Japon  

    発表年月: 2008年

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 早稲田大学フランス文学科の誕生と吉江喬松

  • 日本人文学者のフランス体験

  • 両次大戦間のパリにおける文学の場

  • フランス20世紀小説

  • ジェラール・ド・ネルヴァル(後期小説群;初期詩篇)

  • -

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Misc

  • 仏蘭西同好會始末

    小林茂

    比較文学年誌   47号   76 - 96  2011年

  • デ・ビブリオテカ ― ウンベルト・エコの図書館論をめぐって

    小林茂

    日仏図書館情報研究   35   3 - 6  2010年

  • アラン・ロブ=グリエの死の報道から

    小林茂

    早稲田文学   第10次 ( 復刊1号 )  2008年

  • アンリ・ジルマルシェックスの演奏会詳細追補

    小林茂

    比較文学年誌   ( 44 ) 145 - 148  2008年

    CiNii

  • 言葉たちの立体模型

    小林茂

    月刊言語   34 ( 7 )  2005年

  • 一九二五年の器楽的幻覚―アンリ・ジル=マルシェックスの演奏旅行と梶井基次郎

    小林茂

    比較文学年誌   ( 41 ) 1 - 26  2005年

  • ビュルガーのバラード「レノーレ」仏訳の諸問題,ネルヴァルによる8つのversions

    小林茂

    早稲田フランス語フランス文学論集Etudes Francaises   ( 12 ) 95 - 132  2005年

  • ビュルガーのバラード『レノーレ』仏訳の諸問題

    小林茂

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   49輯  2004年

  • 文学の実践と翻訳の系譜―新しい文学・新しい翻訳

    小林茂

    早稲田大学学術研究史/早稲田大学史資料センター    2004年

  • 早稲田大學文學部佛蘭西文學科と吉江喬松(一,佛蘭西文學科の誕生,二,吉江喬松の方法,三,吉江を扶けた人々 - 西條八十,平林初之輔,椎名其二,四,吉江の死と早稲田仏文科の出身者たち)

    小林茂

    早稲田大学学術研究史/早稲田大学史資料センター    2004年

  • 吉江喬松とジョルジュ・ピトエフ

    小林茂

    比較文学年誌   35号  1999年

  • 孤雁と喬松のあいだ

    小林茂

    学鐙   93巻7号  1996年

  • アントロジー Les Cinq Contenents の日本詩編──詩人たちが同時代を生きていたとき

    小林茂

    比較文学年誌   30号  1994年

  • 吉江喬松の仏訳『役の行者』の批評について

    小林茂

    社会科学討究   113号  1993年

  • パリ暮らし

    小林茂

    日本放送出版協会「フランス語会話」   1992年4月~1994年3月号  1992年

  • 吉江喬松のパリ時代──調査のための覚書

    小林茂

    早稲田大学社会科学研究所研究シリーズ   30号  1992年

  • 無限定な領域を限定的に書いてはならないことについて

    小林茂

    早稲田文学   180号  1991年

  • レイモン・ジャン「オペラ・タクシー」

    小林茂

    フィガロ・ジャポン    1991年

  • トマス・ムア『アイリッシュ・メロディーズ』仏訳をめぐる二・三の覚書

    小林茂

    比較文学年誌   27号  1991年

  • NHKテレビフランス語講座《会話編》

    小林茂

    日本放送出版協会「フランス語会話」   1990年4月~1992年3月号  1990年

  • コニアール兄弟作の戯曲『レノール』について

    小林茂

    比較文学年誌   26号  1990年

  • NHKテレビフランス語講座《文法編》

    小林茂

    日本放送出版協会「フランス語会話」   1989年4月~1991年3月号  1989年

  • 弧・弧たち・およびアノニマの声―『シングル・セル』『静謐の日』を読む

    小林茂

    早稲田文学   128号  1987年

  • 『復讐の女神たち』

    小林茂

    比較文学年誌   22号  1986年

  • 柳北のパリ──その構造・『航西日乗』を通して

    小林茂

    比較文学年誌   21号  1985年

  • 『シルヴィ』の地理

    小林茂

    ヨーロッパ文学研究   32号  1984年

  • ネルヴァルのナポレオン詩篇と仏訳バイロン詩

    小林茂

    比較文学年誌   19号  1983年

  • 《本の友の家》余録

    小林茂

    比較文学年誌   17号  1981年

  • プログラム―フランス文芸批評と精神分析

    小林茂

    早稲田文学   35号  1979年

  • 新小説(ヌーヴォ・ロマン)以後

    小林茂

    創文   182号  1979年

  • レオン・セリエ「ブルトンとネルヴァル」

    小林茂

    カイエ   1979年11月号  1979年

  • ウィーンの恋──反カザノヴァから反ドン・ジュアンへ

    小林茂

    カイエ   1979年2月号  1979年

  • キリスト教文学の世界 3 「ルナール,ペギー,クローデル」(解説「ルナール 人と作品」)

    小林茂

    主婦の友社    1978年

  • ネルヴァル研究の二極──構造分析と神秘解釈

    小林茂

    現代文学   19号  1978年

  • ジェラール・ラニョー「宝探し競走―広告言語の合理的分析序説(一/ニ)」

    小林茂

    早稲田文学   10号/11号  1977年

  • ガリマール書店と二十世紀文学の冒険

    小林茂

    図書新聞   1976年6月26日号,7月3,10,17,24日号  1976年

  • 『パンドラ』4態

    小林茂

    ヨーロッパ文学研究   23号  1975年

  • ジョルジュ・プーレ「同化の批評」

    小林茂

    季刊思潮   3号  1971年

  • ジェラール・ド・ネルヴァルの『シルヴィ』──構築解読の試み

    小林茂

    ヨーロッパ文学研究   16号  1969年

  • ジェラール・ド・ネルヴァル――現代ロマンの一風土

    小林茂

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   第12輯  1968年

  • ジェラール・ド・ネルヴァル─現代ロマンの一風土

    小林茂

    〔早稲田大学大学院文学研究科〕    1966年

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特別研究期間制度(学内資金)

  • 大正期日本人のパリ体験とフランス文化の日本移入

    2008年04月
    -
    2009年03月

    フランス  

特定課題制度(学内資金)

  • 吉江喬松遺品文書調査研究―家族宛書簡および研究ノートの解読を中心に

    2008年  

     概要を見る

    本研究は、早稲田大学が大正9(1920)年、新大学令によって、名実ともに大学となった年に、文学部を改組して新たに仏独露の文学科が設置されるに先立って、1916年末より1920年夏までフランスに滞在して、当時その頂点にあった、フランス実証主義文学史研究を、その唱導者というべきギュスターヴ・ランソンに師事して学びとり、これを日本に伝えて、日本人として初めて、組織的フランス文学研究の基礎を築いた吉江喬松の業績を明らかにする上で、不可欠でありながら、これまでまったく手が付けられていなかった、滞仏中の状況について、これを明らかにすることを第一の目的として着手された。吉江家今日の当主の好意によって可能となった、保存資料のうち、フランスよりの家族宛書簡類の整理、写真撮影、解読作業を、その第一段階として行った。当主家族の、高齢と健康状態の危惧があって、当初予定した現地(長野県塩尻市)への一定期間滞在しての持続的調査に困難があったために、短期に数回に分けて作業に当たった。書簡類の解読、翻字は補助者をも用いて完了した。滞仏中の研究ノートは、存在を確認することができなかったが、帰国後の講義ノート類の保存は確認できた。これの撮影、解読等は、今後の課題となるであろう。しばしば、「学生下宿の寒い部屋で、ひたすら学習に励んだ」と伝えられながら、『仏蘭西印象記』等の刊本に伝える以外に、生活の実際は知られていなかったが、妻貞子宛を中心とする書簡によって、生活状況、交友関係などがある程度まで明らかになった。書簡類については、吉江家の許可を求めて、今後活字化して発表していく予定がある。担当者は、長期研究期間にあたり、フランスにおける当時の状況の一端を調査することも試みた。ただし、吉江喬松が夏季に滞在したグルノーブルでの状況については、必ずしも当時の事情が明確にならないために、充分な調査に着手することまでは、今回は及ぶことができなかった。なお、吉江家の上記の事情もあって、当初予定のうち、作業を完遂できなかった部分があり、そのことが、予算執行の上で必要とされず、残額を残した。下記の成果欄に記載する如く、吉江喬松の業績についてフランス語で講演する機会を与えられたので、そのために、一旦帰国して資料などを運び、フランスにおいて講演を準備、実施した。