2024/12/27 更新

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イノマタ マサヒロ
猪股 正廣
所属
商学学術院
職名
名誉教授
学位
文学修士
(BLANK)

学歴

  • 1975年
    -
    1980年

    早稲田大学   文学研究科  

  •  
     
     

    早稲田大学   政治経済学部   政治学  

所属学協会

  •  
     
     

    日本独語独文学会

  •  
     
     

    ハインリッヒ・フォン・クライスト学会(Heinrich-von-Kleist Gesellschaft)

研究キーワード

  • 独語・独文学

 

論文

  • フランツ・ヴェルフェル 『バルバラあるいは敬虔』ー自伝と小説ー

    文化論集   ( 54 ) 67 - 86  2019年03月  [査読有り]

  • フランツ・ヴェルフェルとカール・クラウス

    猪股正廣

    文化論集   51・52   109 - 137  2018年03月  [査読有り]

  • フランツ・ヴェルフェルの家族小説『ナポリの兄弟姉妹』

    猪股正廣

    文化論集   48・49 ( 48 ) 73 - 94  2016年09月  [査読有り]

    CiNii

  • クライスト『ペンテズィレーア』ー使者の報告とテイコスコピア 過去と現在ー

    日本独文学会研究叢書     62 - 75  2013年09月  [査読有り]

  • 『ペンテズィレーア』-使者の報告あるいは神話の時間ー

    猪股正廣

    文化論集   41・42 ( 41 ) 149 - 177  2013年03月  [査読有り]

    CiNii

  • フランツ・ヴェルフェル 『ヴェルディ オペラの小説』 —有り余る着想Einfälle—

    文化論集   38  2011年  [査読有り]

  • クライスト『公子ホンブルク』のコンテクスト

    文化論集   37  2010年  [査読有り]

  • クライストの『決闘』について

    日本独文学会研究叢書 H,v,クライストの散文作品を読み直す   30   53 - 66  2004年  [査読有り]

  • クライストの『決闘』

    文化論集   25   21 - 35  2004年  [査読有り]

  • 金敏基(キンミンギ)

    文化論集   22   101 - 116  2003年  [査読有り]

  • フォルカー・ルートヴィッヒと金敏基の『地下鉄1号線』

    文化論集   23   47 - 70  2003年  [査読有り]

  • 洪世和著 米津篤八訳『コレアン・ドライバーは、パリで眠らない』

    猪股 正廣

    文化論集   19 ( 19 ) 83 - 99  2001年  [査読有り]

     概要を見る

    研究ノート

    CiNii

  • 韓国の高等学校での第2外国語教育(その2)

    文化論集   18   29 - 70  2001年  [査読有り]

  • 韓国の高等学校での第2外国語教育

    文化論集   16   63 - 92  2000年  [査読有り]

  • フランスにおけるクライスト作品受容の一側面-『公子ホンブルク』のアヴィニョン演劇祭公演を中心に-

    文化論集   14   21 - 33  1999年  [査読有り]

  • 輸入ドイツ語教科書使用上の諸問題

    猪股 正広

    文化論集   11 ( 11 ) 25 - 58  1997年  [査読有り]

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    論文

    CiNii

  • ハインリッヒ・フォン・クライスト『ヘルマンの戦い』

    文化論集   9   31 - 58  1996年  [査読有り]

  • コンピューターによるドイツ語授業

    文化論集   5   225 - 258  1994年  [査読有り]

  • クライスト『チリの地震』群像

    文化論集   2   141 - 153  1993年  [査読有り]

  • 修辞学とクライストの案出

    猪股 正廣

    文化論集   1   97 - 126  1992年  [査読有り]

     概要を見る

    論文

    CiNii

  • 有田潤『ドイツ語学講座』第4集(書評)

    早稲田商学   348   211 - 217  1991年06月  [査読有り]

  • Redundanz による読解授業

    ドイツ語教育部会会報   39   20 - 24  1991年  [査読有り]

  • クライスト・コロキウム報告

    人形芝居   6   55 - 61  1990年  [査読有り]

  • 有田潤『ドイツ語学講座』第3集(書評)

    早稲田商学   335   227 - 235  1989年07月  [査読有り]

  • クライスト『チリの地震』の構成と時の接続詞 als

    早稲田商学   333   165 - 184  1989年  [査読有り]

  • ペーター・ローザイと『銀河』

    ヨーロッパ文学研究   36   218 - 223  1988年  [査読有り]

  • 感覚 Empfindung と案出 Erfindung ブレンターノ,クライスト,C.D.フリードリッヒ

    早稲田商学   320   107 - 144  1987年  [査読有り]

  • Amphitryon における神話的変容のパロディー

    早稲田商学   313   125 - 145  1986年  [査読有り]

  • ハインリッヒ・フォン・クライスト『アンフィートリオン』 冥府行神話を中心として

    都留文科大学研究紀要   22,173-186   173 - 186  1985年  [査読有り]

  • ミヒャエル・コールハースの正義感と孤独

    ヨーロッパ文学研究   29   27 - 40  1982年  [査読有り]

  • クライスト『聖ドミンゴ島の婚約』 その悲劇的結末の意味

    アンゲルス・ノーブス   10   1 - 16  1982年  [査読有り]

  • 公民ミヒャエル・コールハースと市民ハンス・コールハーゼ

    アンゲルス・ノーブス   9   33 - 40  1981年  [査読有り]

  • 『シュロッフェンシュタイン家』の成立

    早稲田大学大学院文学研究科紀要別冊   6   27 - 34  1980年  [査読有り]

  • クライスト『シュロッフェンシュタイン家』

    アンゲルス・ノーブス   7   25 - 40  1979年  [査読有り]

  • クライストの『聖ツェツィーリエ或いは音楽の力』について

    アンゲルス・ノーブス  

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特別研究期間制度(学内資金)

  • ドイツ文学(Franz WerfelおよびHeinrich vonKleist)と古典ギリシア文学

    2009年04月
    -
    2010年03月

    ドイツ   テュービンゲン大学

特定課題制度(学内資金)

  • ハインリッヒ・フォン・クライスト作品のフランスにおける受容研究

    1997年  

     概要を見る

    表記課題に関係する文献を昨年から収集しており、目下それを継続しながら整理しつつある。クライストの作品は多岐にわたっているが、論文にまとめるに当たっては、作家と作品全体の受容史の概略をひとつの戯曲作品に関連させて考察する予定である。 生前のクライスト自身がフランス及びフランス文学と交渉をもったことは、それ自体論ずるに足るテーマであるが、彼の作品の受容史においてもドイツとフランスの歴史的関係は大きな足跡を残している。ナポレオン戦争当時の時局に根ざした戯曲『ヘルマンの戦い』がドイツにおいて初めて熱狂的に迎えられたのは、普仏戦争前後のビスマルクの時代であるし、第二次大戦後この「愛国詩人」がドイツ本国において閑却されていたときに、その作品を再発見し、とりわけジェラール・フィリップの扮した『公子ホンブルク』の上演によって、クライスト・ルネッサンスとも言うべき機運を起こすきっかけを作ったのは、フランスの都市アヴィニョン(Festival d'Avignion 1951)においてであった。 フランスおけるクライストの受容史は、大まかに言えば不在から紹介の時期と確立から発展の時期に分けられる。前期には、Mme de Stael や Heine、後期には、Ayrault がその証人となるであろう。 『公子ホンブルク』の成立に関連する作品としては、K.H.Klause の Mein Vaterland unter den hohenzollerischen Regenten や Livius の Ab urbe condita libli の一節、Karl von FranÇ ois の逸話や Jean Rotrou の戯曲 Venceslas 等が挙げられる。これらはいずれもなんらかの形でフランスとの交渉史を内包しているとも言えるが、こうした研究が既にアヴィニョンの演劇祭以前に発表されていたこと、またその後にいわゆる実存主義的研究の方向が展開されたことをたどり、舞台の成功と研究の発展との関係についても考察を進めている。

  • H.v.クライスト『ヘルマンの戦い』研究

    1995年  

     概要を見る

    ナポレオン戦争時代に,きわめてアクチュアルな政治劇として執筆された『ヘルマンの戦い』は,公刊後しばらく歴史劇として一部の人々の評価を受けるにとどまっていたが,1870年から71年までの普仏戦争後,本格的に生き返ることになった。この作品はこのとき以来その時々の政治情勢と結びつくことで見直され,現代化されてきたのである。再評価の波を示す資料の数は,ヴィルヘルム2世時代,ヴァイマール共和国時代,国家社会主義時代の順に多く残されているが,いくつかの文献を参照しながら戦前の流れを概観した後,戦後の東西ドイツにおける動向も視野にいれて,現代に至るまでの受容史を整理してみた。 この作品はつい近年まで,その政治的内容については係争の余地がないように思われていた。しかし,特に1882年にボッフムでクラウス・パイマンによる新演出が行われて以来,時代を越えた意味決定可能性があらためて問われるようになってきている。プロパガンダとしての伝達あるいは書信のモチーフに注目すれば,クライストのもつ特性のひとつである世界市民的な立場からする文明批評の洞察が,この作品の一見愛国的な結末において,未解決のまま残されていることが明らかになる。それを作品の破綻とか一貫性の欠如であるとみるか,意図された効果あるいはクライストの政治的立場の不可避的表明とみるか,見解の分かれるところであろう。 こうした点を扱った論考を本年中に学部紀要に発表する予定であるが,世界市民的文学と愛国的文学の問題については,これを彼の同時代人のゲーテ,シラーなどの古典主義,あるいはシュレーゲル,ミュラー,ゲレスなどのロマン主義と比較して,より広く考察することを今後の課題としたい。