2024/12/21 更新

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イケダ マサユキ
池田 雅之
所属
社会科学総合学術院
職名
名誉教授

所属学協会

  •  
     
     

    日本フランシス・キング協会

  •  
     
     

    日本比較思想学会

  •  
     
     

    世界比較文明学会

  •  
     
     

    日本比較文学会

研究キーワード

  • 文化人類学(含民族学・民俗学)、仏語・仏文学、文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典

 

論文

  • 「奇跡のミュージカル『キャッツ』の楽しさ」−最終回

    劇団四季、「ル・アルプ」    2005年11月

  • 「晩年の母とのたたかい」

    長流短歌会、「長流」    2005年11月

  • 「こと親が共に育つ、そんな地域を創ろう」

    在家仏教協会、「在家仏教」    2005年11月

  • 「奇跡のミュージカル『キャッツ』の楽しさ」−第4回

    劇団四季、「ル・アルプ」    2005年10月

  • 「奇跡のミュージカル『キャッツ』の楽しさ」−第3回

    劇団四季、「ル・アルプ」    2005年09月

  • 「奇跡のミュージカル『キャッツ』の楽しさ」−第1回

    劇団四季、「ル・アルプ」    2005年08月

  • 「奇跡のミュージカル『キャッツ』の楽しさ」−第2回

    劇団四季、「ル・アルプ」    2005年08月

  • 「鎌倉てらこや2004年度活動報告書」

    鎌倉てらこや実行委員会    2005年04月

  • 「ヨーロッパ世界の言語と文化を学ぶ

    早大国際言語文化研究所    2005年04月

  • 「21世紀を創る哲学−夢をかたちにする」

    早大オープン教育センター    2005年03月

  • 「混淆文化の国クレオールと日本−小泉八雲没後百年記念国際シンポジウム

    早大国際言語文化研究所    2005年03月

  • 「没後百年・八雲の再発見」

    筑摩書房「ちくま」    2004年12月

  • 「キャッツ−幸福探しのたび」

    劇団四季ミュージカル「キャッツ」プログラム    2004年11月

  • 「八雲の生んだ妖怪・妖精たち」

    松江市観光課、「湖都松江」    2004年09月

  • 「アジアのことばと文化を学ぶ」

    早大国際言語文化研究所    2004年06月

  • 「子育ち親育ち−子どもたちの魂を輝かせるために」

    フォーラムin早稲田    2004年06月

  • 「鎌倉に「てらこや」を創る」

    草思社「草思」    2004年04月

  • 「八雲『怪談』誕生の背景」

    メディアファクトリー、「幽」   ( 2 )  2004年04月

  • 「老子のタオを生きる伊那谷の詩人」

    宣伝会議「環境会議」    2004年04月

  • 『タオにつながる』

    加島祥造

    朝日新聞社、産経新聞    2004年02月

  • 「アメリカンインディアンの世界観」

    「環境会議」㈱宣伝会議    2004年01月

  • 「大学と地域の教育力を高めよう」

    朝日新聞広告局Waseda.com    2003年12月

  • 「日本語の表現力を考える」

    婦人の友社「婦人の友」    2003年11月

  • 「ケルトが現代に守り育てる自然の知恵」

    環境会議 ㈱宣伝会議    2003年10月

  • 「光となりて−隅を照らせ」

    春秋社、「春秋」    2003年10月

  • 『神話と日本人の心』(岩波書店)

    河合隼雄

    産経新聞    2003年10月

  • 「ジェリクル舞踏会へのご招待

    劇団四季「ル・アルプ」    2003年08月

  • 「生活の中の神話」

    婦人の友社、「婦人の友」    2003年08月

  • 「エリオットと『キャッツ』」

    中国新聞    2003年07月

  • 「『鎌倉てらこや』について」

    「環境会議」㈱宣伝会議    2003年07月

  • 「いま、大人が子どもたちにできること」

    婦人の友社、「婦人の友」    2003年02月

  • J・ヒューズ「ハーンの轍の中で」

    週間読書人    2003年02月

  • 「オオクニヌシ神(2)」

    「伊勢人」/伊勢文化舎   No125 p42-45  2002年02月

  • 「オオクニヌシ神(1)」

    「伊勢人」/伊勢文化舎   No124 p52-55   52 - 55  2001年12月

  • 「神武天皇と熊野(2)」

    「伊勢人」/伊勢文化舎   No123 p40-43   40 - 43  2001年10月

  • 「神武天皇と熊野(1)」

    「伊勢人」/伊勢文化舎   No122 p38-41   38 - 41  2001年08月

  • 「イザナギ命とイザナミ命(2)」

    「伊勢人」/伊勢文化舎   No121 p44-47   44 - 47  2001年06月

  • 「イザナギ命とイザナミ命(1)」

    「伊勢人」/伊勢文化舎   No120 p60-63   60 - 63  2001年04月

  • 「オールド・ポッサムの栄光と悲惨—見えざる『キャッツ』の詩人T.Sエリオット」

    Catsプログラム劇団四季    2001年03月

  • 「アマテラス大神(2)」「伊勢人」

    「伊勢人」/伊勢文化舎   No119 p60-63   60 - 63  2001年02月

  • 「アマテラス大神(1)」「伊勢人」

    「伊勢人」/伊勢文化舎   No118 p98-101   98 - 101  2000年12月

  • 「スサノオ命(2)」

    「伊勢人」/伊勢文化舎   No117 p76-79 ( 117 ) 76 - 79  2000年10月

  • 「スサノオ命(1)」

    「伊勢人」/伊勢文化舎   No116 p98-101 ( 116 ) 98 - 101  2000年08月

  • 「アメノウズメ命」

    「伊勢人」/伊勢文化舎   No115 p104-107 ( 115 ) 104 - 107  2000年06月

  • 「サルタヒコ大神」

    「伊勢人」/伊勢文化舎   No114 p98-101 ( 114 ) 98 - 101  2000年04月

  • 「クレオール文化の魅惑—ラフカディオ・ハーン」

    週刊朝日百科「世界の文学」34、朝日新聞社   34  2000年03月

  • 『Kaisha Culture』(教科書)

    松柏社    1999年01月

  • フランシスキングと20世紀文学(日本フランシス・キング協会)

    「日本フランシスキング」ニューズレター,5月号(99.11)    1998年12月

  • 鎌田東二「宗教と霊性」(角川選書)

    EXTENTION NEWS/早稲田大学   31  1997年03月

  • マークス寿子「女の身勝手男の出番」

    中公文庫    1996年11月

  • マークス寿子「戦勝国イギリスへ日本の言い分」

    時事英語/研究社   10月号  1996年10月

  • マークス寿子「戦勝国イギリスへ日本の言い分」

    週刊読書人/草思社   96年9月13日  1996年09月

  • 漱石と私

    熊本日々新聞   8月22日付  1996年08月

  • 小泉八雲のコスモロジー

    聖教新聞   7月30日付  1996年07月

  • ハーンと漱石

    山田太一作『日本の面影』プログラム/地人会    1996年05月

  • ハーンと漱石

    山田太一作「日本の面影」プログラム/地人会    1996年05月

  • D.F. Owen; What is Ecology? (エコロジーって何んだろう?)

    北星堂    1996年04月

  • 『キャッツ』の語られざる魅力

    ミュージカル『キャッツ』プログラム/劇団四季    1996年04月

  • D.F.Owen『What is Ecology?』

    北星社    1996年04月

  • 「“キャッツ”の語られざる魅力」

    ミュージカル・T.S.エリオット作「キャッツ」プログラム/劇団四季    1996年04月

  • 詩の翻訳をめぐって−T・S・エリオットの『キャッツ』の試訳と解説

    早稲田人文自然科学研究/早稲田大学社会科学学会   49  1996年03月

  • E・M・フォースターとフランシス・キング

    フランシス・キング研究/日本フランシス・キング協会   1;2  1996年03月

  • キャッツとエリオット

    聖教新聞   2月20日付  1996年02月

  • 異文化受容の遠近法−F・キングの『異郷のかたすみ』

    日本フランシス・キング協会    1995年12月

  • ラフカディオ・ハーンとフランシス・キング

    日本英文学会中国・四国支部大会    1995年10月

  • 横島昇「フランシス・キング−東西文学の一接点」

    週刊読書人    1995年06月

  • 文化のジャポニスム−ハーン・ウェイリー・キング

    日本比較文学会(東京支部)    1995年05月

  • ハーンの日本漱石のイギリス

    文化における「異」と「同」/明治大学人文科学研究所    1995年05月

  • 杉本良夫/ロス・マオア「日本人論の方程式」

    時事英語/研究社    1995年04月

  • 文化における『異』と『同』−ハーンと漸石

    明治大学人文科学研究所    1994年10月

  • フランシス・キングとハーン

    フランシス・キング研究/日本フランシス・キング協会   1;1  1994年10月

  • ジョナサン・コット「さまよう魂」

    週刊読書人    1994年04月

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書籍等出版物

  • 小泉八雲コレクション−『虫の音楽家』

    筑摩書房 ちくま文庫  2005年10月

  • 『共生と循環のコスモロジー』

    成文堂  2005年06月

  • 小泉八雲コレクション−『妖怪・妖精譚』

    筑摩書房、ちくま文庫  2004年08月

  • 『不登校−引きこもりをなくすために』

    森下一, 池田雅之

    春秋社  2003年10月

  • 「ブレイク伝」(P・アクロイド著)

    みすず書房  2002年02月

  • 「自分に人生に出会うための言葉—ローマ皇帝マルクス・アウレリウスの人生訓」(M・フォースティター著)

    草思社  2002年01月

  • 「猫たちの神話と伝説」(G・ハウスマン著)

    青土社  2000年11月

  • 「犬たちの神話と伝説」(G・ハウスマン著)

    青土社  2000年10月

  • 『新編日本の面影』

    小泉八雲

    角川文庫  2000年09月

  • 「小泉八雲と夏目漱石」

    「怪」角川書店  2000年09月

  • 『うちの猫が変だ!』

    ニコラス・ドッドマン

    草思社  1999年12月

  • 『隠された神サルタヒコ』

    大和書房  1999年09月

  • 『猫たちの舞踏会—ミュージカル「キャッツ」の謎』

    角川ミニ文庫・角川書店  1999年08月

  • 『想像力の比較文学—フォークロアー・ジャポニスム・モダニズム』

    成文堂  1999年06月

  • 『作家の自伝「小泉八雲」』

    日本図書センター  1999年04月

  • 『ラフカディオ・ハーン怪談』

    角川ミニ文庫・角川書店  1999年04月

  • 『作家の自伝「小泉八雲」』

    日本図書センター  1999年03月

  • 『ラフカディオ・ハーン怪談』

    小泉八雲

    角川ミニ文庫  1999年03月

  • 『軌跡を呼んだ猫たちのおとぎ話』

    J・スティーブンス

    草思社  1999年03月

  • 文化英雄としてのサルタヒコ(猫田彦大神フォーラム)

    『隠された神サルタヒコ(大和書房)(99.9刊行予定)  1998年10月

  • 「うちの犬が変だ!」

    ニコラス・ドッドマン

    草思社  1997年12月

  • おとぎの国の妖怪たち−小泉八雲怪談集II

    社会思想社・教養文庫  1996年06月

  • 「世界文学大辞典」全10巻(ハンガリー編)

    集英社  1996年04月

  • T・S・エリオット『キャッツ』

    ちくま文庫  1995年12月

  • おとぎの国の妖精たち−小泉八雲怪談集

    社会思想社・教養文庫  1995年09月

  • Toshiko Marks: Double Vision(英国貴族の見たニッポン)

    北星堂  1995年02月

  • Robert Collins: Japan-Think, Ameri-Think(こう違う日本人とアメリカ人)

    桐原書店  1995年02月

  • Dick Wilson; British Windows on Japan(変わりゆく日英関係)

    成美堂  1995年01月

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特定課題制度(学内資金)

  • 小泉八雲『怪談』に関する比較文学的実証研究

    2000年  

     概要を見る

     小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の晩年の作品で、日本で最も親しまれている『怪談』KWAIDAN(1904)について、比較文学・文化的視点から幾つかのアプローチを試みた。私の研究方法は、対象が外国人作家・外国文学ということもあって、先ず翻訳の実践から入り、その作品の比較研究を行い、作家と作品を生み出した背景の実地調査を試みるという手順を踏んでいる。そのことをはじめにお断りしておきたい。この研究に着手することになった理由は、数冊のハーンに関する著作の他に、最近改めて『怪談』(角川文庫)を翻訳する機会を持ったからである。それでは、次に成果のあらましを述べてみたい。 『怪談』は一般的には、日本の古典、仏教説話、民間伝承(「夜窓鬼談」「古今著聞集」「玉すだれ」「百物語」など)から話の素材やテーマを得て、語り直した再話文学作品だといわれてきた。従って、『怪談』研究にとって、原話とハーンの作品の比較・検討は、欠くことのできない方法であると考えられている。しかし、その両者をきちんと比較研究したものがほとんどないように思われる。そこで、私は『怪談』の代表作(「むじな」「おしどり」「雪女」「耳なし芳一」「青柳の話」など)を原話と比較・対照することを試みた。幾つかの興味深い点が抽出できたが、その特徴を一言でいえば、単なる説教臭い世間話や通俗的な迷信や幽霊話が、ハーン一流の美意識と倫理観に裏打ちされて、一箇の上質な民話風の物語に仕上げられているということであろう。文章の長さも原話と比べて、三、四倍に引き伸ばされている場合が多かった。 もう一つ、翻訳と比較研究を進める過程で分かってきたことは、『怪談』のアイルランド民話との類似性である。この点は、アイルランド人の学者からも指摘を受けたことでもあるが、アイルランド系の血を引くハーンの文学研究は、今後アイルランドからの視点をもっと導入する必要を痛感した。そういう意味で、この研究期間中、ハーンの日本時代の処女作『日本の面影』(角川文庫)を訳出できたのは、幸運であった。『怪談』を生む素地として、松江・出雲地方の風土が大きく作用しているが、その山陰一帯を描いた『日本の面影』は、ハーンのアイルランド的想像力の発現のありようを見ていく上で『怪談』と並んで重要な作品と言えるだろう。 また、平成12年4月と11月二度に渡って、『怪談』の原点の一つ、日本体験の出発点である松江・鳥取・出雲など山陰地方を取材できたことも記しておきたい。この二つのリサーチの旅がなければ、『怪談』のより深い理解も、『日本の面影』の翻訳も、覚束なかったであろう。記して、感謝申し上げたい。今後、以上の成果を踏まえて、『怪談』論を展開したいと念じている。

  • ケルトと日本の基層文化の比較研究

    1998年  

     概要を見る

     1年間、ケルトと日本の基層文化の比較を自然観、死生観、宗教、神話などの側面から行った。 文化的影響がないと思われる二つの文化にいくつかの共通性が発見できた。たとえば地理的条件(東の島国、西の島国)から、島信仰、ユートピア観、死生観などにもきわめて類似した形態が見られた。また古事記のサルタヒコを通じて、日本神話の世界観にも触れた。 ケルトの自然観やドルイド信仰と日本の縄文の自然観、神道のアニミズムにも近いものが見い出された。日本とケルトの基層文化には、相響き合う要素が多く、今後もっと詳しく比較対照してみたいと考えている。両神話の比較研究も発展させたいと思う。近い将来、論文集のかたちでまとめたいと考えている。 研究費は主として資料、文献等の購入に当てた。

  • 日本文明史の構想-ポスト冷戦の国際秩序に向けて

    1995年  

     概要を見る

    本研究は,ポスト冷戦下におけるあらたな日本の文明史的アイデンティティーを模索しようとする試みである。冷戦時のイデオロギー的束縛からの解放,欧米中心指向(価値観および歴史観)への反省と共に,今一つの時代が終焉した感が深い。しかし来るべき新しい時代は,どのような貌(かお)をしているのか,いまだ見きわめがたい。本研究が,その問題にいささかでも光を当てることができればと考えている。 ある識者は,今日の時代を覇権主義の終焉から文明間の衝突の時代への移行期と見なしている。またある学者は,欧米文化中心の時代が終り,アジアの時代が始まったと考えている。この大転換期に当り,私たちは,従来のイデオロギー的思考や欧米中心主義の歴史観を洗い直し,日本の文明史をあらたに構想する必要性を痛感している。そして日本文明が,今日の世界的な新無秩序(カオス)に対して,どのような文明の協調システムを指示できるかもあわせて考えてみたつもりである。 本研究において取り組んだテーマは,大きく分けて二つある。(1)「西洋文明と日本のアイデンティティー」 日本文明を西洋の下位文明としてではなく,双方をパラレルに見直してゆく。比較文明論の視点に文明史のパラレリズムという方法を導入することによって,日本的立場から西洋文明の問題点を抽出していくことが可能である。(2)「日本文明の西欧文明受容・拒否のパターン」 このテーマについては,15世紀のマルコ・ポーロの時代から19世紀中葉の鎖国・開国期になるまでの西洋の日本観や交流のあり方の変遷を辿ることによって,明らかにすることをめざした。もう一つは,鎖国時代を比較文明論の観点からその功罪を洗い直す作業を行った。江戸時代の文明的可能性を掘り起こす試みである。 以上,欧米のみならず,アジアとの交渉史も視野に入れ,さらにこれからの日本文明の役割とあらたなアイデンティティーをさぐっていきたいと思う。