2024/04/19 更新

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アサコ ヒロシ
浅古 弘
所属
法学学術院
職名
名誉教授
学位
法学修士
ホームページ

学歴

  •  
    -
    1978年

    早稲田大学   法学研究科   日本法史  

  •  
    -
    1971年

    早稲田大学   法学部  

所属学協会

  •  
     
     

    全米アーキビスト協会

  •  
     
     

    アジア学会

  •  
     
     

    法制史学会

研究分野

  • 公法学 / 基礎法学

研究キーワード

  • 日本法制史、記録管理法学

 

論文

  • 私立大学に於ける情報公開と文書管理

    浅古 弘

    早稲田大学史紀要   49   201 - 226  2018年03月  [招待有り]

  • 文書管理とアーカイブズ−早稲田大学の現状と未来−

    早稲田大学史紀要   43   15 - 27  2012年03月

  • 日本における近代的土地所有観念

    早稲田大学大学院法学研究科編『法学研究の基礎所有』     137 - 153  2010年03月

  • 歴史分析と法:日治時代の台湾法院記録史料

    王泰升主編『跨界的日治法院檔案研究』元照出版公司     311 - 347  2009年11月

  • 豊かな法曹になるために ④日本法制史

    法学教室   345   30 - 36  2009年06月

  • 〔書評〕牛尾洋也ほか著『近代日本における社会変動と法』

    浅古 弘

    法制史研究   58 ( 58 ) 258 - 265  2009年03月

    CiNii

  • パネルディスカッション「法科大学院における法学未修者教育の在り方」

    川村正幸, 白取祐司, 四ッ谷有喜, 浅古弘

    平成19年度大学教育改革支援プログラム合同フォーラム記録集     201 - 215  2008年08月

  • (座談会)インターネットによる法令情報の発信−太政官布告から現代法まで−

    浅古弘, 岩谷十郎, 高橋良彰

    国立国会図書館月報   ( 568 ) 4 - 13  2008年07月

  • 岡松参太郎與台湾法

    浅古 弘

    台日学術交流国際会議論文集(殖民化與近代化-検視日治時代的台湾)/亜東関係協会     46 - 48  2007年12月

  • 海外における司法資料の保存と利用-アメリカ合衆国の場合-

    浅古 弘

    アーカイブズ   ( 29 ) 33 - 38  2007年07月

    CiNii

  • 裁判を国民の身近なものへ−裁判員裁判が始まる

    早稲田学報   ( 1162 ) 48 - 50  2007年03月

  • 〔書評〕西英昭「土地をめぐる「舊慣」と「臺灣私法」の関係について-「不動産権」部分のテキスト分析を手がかりとして-

    法制史研究   ( 56 ) 283 - 285  2007年03月

  • 官制沿革表

    国立国会図書館 http://dajokan.ndl.go.jp/SearchSys/enkaku_top.pl    2007年01月

  • 〔書評〕安竹貴彦「『大坂代官所『』から『司農局』へ(1)(2)」

    法制史研究   ( 55 ) 218 - 220  2006年03月

  • 日本法制史之変遷(上)

    司法新聲   48   12 - 14  2006年03月

  • 日本早稲田大学大学院法務研究科浅古弘教授訪談紀実

    浅古弘, 林俊言, 蘇逸修

    司法新聲   48   14 - 17  2006年03月

  • 有斐閣の名著再発見〔続〕和田小次郎著『近代自然法学の発展』

    書斎の窓   ( 547 ) 50 - 51  2005年09月

  • 法科大学院のための認証評価

    自由と正義   56 ( 7 ) 37 - 42  2005年06月

  • 穂積・岡松論に寄せて−石部報告へのコメント

    浅古 弘

    早稲田大学比較法研究所編『日本法の国際的文脈−西欧・アジアとの連鎖−』     104 - 108  2005年03月

  • 法科大学院の設置から新入生を迎えるまで−早稲田大学の経験−

    大学入試フォーラム   ( 27 ) 34 - 41  2004年12月

  • 岡松家旧蔵図書文献與台湾法史

    浅古 弘

    黄源盛主編『法史学的伝承・方法與趨向−戴炎輝先生九五冥誕紀念論文集』中國法制史学会     323 - 355  2004年07月

  • 〔基礎法・特別法講義XⅠ−日本法制史〕裁判の歴史③ 国民の裁判

    法学教室/有斐閣   282号 pp81-88  2004年03月

  • 〔基礎法・特別法講義XⅠ−日本法制史〕裁判の歴史② 西欧型裁判の成立

    法学教室/有斐閣   ( 281 ) 97 - 105  2004年02月

  • 法曹養成システム改革の背景と法科大学院構想

    びぶろす(電子版)/国立国会図書館   23号  2004年01月

  • 〔基礎法・特別法講義XⅠ−日本法制史〕裁判の歴史① 日本法制史序論

    法学教室/有斐閣   280号,pp72-78  2004年01月

  • 岡松家舊藏圖書文獻與台灣法史

    法制史研究/中国法制史学会   ( 4 ) 333 - 347  2003年12月

  • 岡松参太郎の学問と政策提言−後藤新平との関係を中心に−

    日本台湾学会第5回学術大会報告者論文集/大会実行委員会     67 - 74  2003年06月

  • 法科大学院への招待

    法学教室(有斐閣)   ( 270 )  2003年03月

  • 法科大学院における法情報検索教育をめぐって

    法律時報   75 ( 3 )  2003年03月

  • 京都裁判所の設置

    浅古 弘

    林屋礼二・石井紫郎・青山善充編『明治前期の法と裁判』信山社     127 - 154  2003年03月

  • 国際文書館評議会法律問題委員会最終報告書:記録史料および現用記録に関する立法の諸原則

    比較法学/早稲田大学比較法研究所   36 ( 1 ) 185 - 196  2003年01月

  • 「横浜事件」再審請求事件鑑定意見書

    横浜地方検察庁    2002年12月

  • 早稲田大学のロースクール(インタビュー記事)

    日経社会人のための大学・大学院ガイド   2002年春号  2002年05月

  • 早稲田大学と「法科大学院」構想

    受験新報   615号, pp38-39 ( 615 ) 38 - 39  2002年05月

  • 岡松家旧蔵図書文書資料整理始末

    法制史研究/中國法制史學会・台湾   ( 2 ) 341 - 348  2001年12月

  • 法学教育とロースクール

    「司法改革とロースクール」(国士舘大學法学部比較法制研究所)(11/24/2001)    2001年11月

  • 岡松家旧蔵図書・文書資料のこと

    書斎の窓/有斐閣   ( 505 ) 6 - 10  2001年06月

  • 大学と法学教育−早稲田大学法学部−

    法律時報/日本評論社   72 ( 8 ) 150 - 151  2000年07月

  • 「法科大学院」設置構想の展開

    早稲田学報   54 ( 4 ) 9 - 13  2000年04月

  • 「法科大学院」設置構想の展開

    Campus Now/早稲田大学広報課   ( 99 ) 2 - 3  2000年02月

  • 早稲田大学の構想と展開(特集 法曹養成制度と大学教育)

    法律のひろば/ぎょうせい   ( 1 ) 26 - 29  2000年01月

  • 「法科大学院」構想と早稲田大学法学部

    Waseda Campus Information/早稲田大学入試課   2000年冬号   4 - 5  1999年12月

  • 岡松家旧蔵図書・文書資料について

    ふみくら/早稲田大学図書館   ( 63 ) 4 - 6  1999年12月

  • 〔書評〕新井勉著「明治16年参事院の刑法論小考−明治政府の憲法構想と刑法秩序の不整合序説」

    法制史研究   ( 48 )  1999年03月

  • The Legal Status of Concubines in Meiji Japan

    Waseda Journal of Asian Studies/International Division/Waseda University   ( 19 ) 1 - 13  1998年03月

  • アメリカにおける州裁判所記録の管理—マサチューセッツ州の事例—

    記録と史料/全国歴史資料保存利用機関連絡協議会   ( 8 ) 195 - 203  1997年10月

  • 記録管理の現状と法的諸問題—司法資料保存利用問題を手がかりとして—

    レファレンス/国立国会図書館調査及び立法考査局   ( 541 ) 89 - 108  1996年02月

  • 裁判資料保存についての各国法制と実情 アメリカ

    ジュリスト/有斐閣   ( 1078 ) 24 - 25  1995年11月

  • 〔学界動向〕 司法資料保存利用問題(分担執筆)

    浅古弘, 岩谷十郎

    法制史研究   ( 44 ) 163 - 201  1995年03月

  • 司法資料の保存と公記録の管理

    地方史研究   ( 249 ) 53 - 56  1994年

  • 裁判記録の保存と利用-裁判史研究の立場から

    アーキビスト   ( 31 ) 1 - 4  1994年

  • 序説・司法資料保存法制の歴史

    早稲田法学   69 ( 2 ) 72 - 90  1993年

  • 司法省裁判所私考

    浅古 弘

    杉山晴康編『裁判と法の歴史的展開』敬文堂     43 - 68  1992年05月

  • 日清修好條規に於ける観審の成立

    浅古 弘

    島田正郎博士頌寿記念会編『東洋法史の探求』汲古書院    1987年

  • 明治戸籍法二題-届出と公開-(1・2)

    埼玉司法書士会会報   ( 36・37 ) 11  1983年

  • 刑法草案審査局小考

    早稲田法学   57 ( 3 ) 379 - 407  1982年

  • 明治初年における娶妾資格

    早稲田法学会誌   ( 26 ) 125 - 155  1976年

  • 明治前期における妾の身分-戸籍記載を通して-

    法律時報   47 ( 13 ) 104 - 113  1975年

  • 明治四年戸籍法における届出人-石井良助教授「戸主権の成立」によせて-

    早稲田大学法研論集   ( 12 ) 1 - 23  1975年

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書籍等出版物

  • 明治文庫解題集(平成10年度~平成30年度)

    浅古 弘

    最高裁判所  2020年01月

  • 近代法の形成と実践 : 19世紀日本における在野法曹の世界

    Flaherty, Darryl E, 浅古 弘

    早稲田大学比較法研究所,成文堂 (発売)  2019年03月 ISBN: 9784792306434

  • 『明治時代史大辞典』第3巻

    宮地正人ほか( 担当: 共著)

    吉川弘文館  2013年02月 ISBN: 9784642014632

  • 『明治時代史大辞典』第2巻

    宮地正人ほか( 担当: 共著)

    吉川弘文館  2012年07月

  • 『明治時代史大辞典』第1巻

    宮地正人ほか( 担当: 共著)

    吉川弘文館  2011年12月

  • 日本法制史

    浅古弘, 伊藤孝夫, 植田信廣, 神保文夫

    青林書院  2010年08月 ISBN: 9784417015178

  • 法学研究の基礎所有(共著)

    早稲田大学大学院法学研究科組織的な大学院教育改革推進プログラム編著

    成文堂  2010年02月

  • 跨界的日治法院档案研究

    王泰升主編浅古弘ほか合著

    元照出版公司  2009年11月 ISBN: 9789860194494

  • 研究成果報告書(基盤研究(A))(課題番号16203001)「東アジアにおける近代法形成と法の回廊に関する実証的研究」

    研究代表者, 浅古弘

    2008年10月

  • 岡松参太郎文書目録(共編)

    早稲田大学図書館, 早稲田大学東アジア法研究所編

    雄松堂書店  2008年09月 ISBN: 9784841950014

  • (マイクロフィルム版)岡松参太郎文書

    早稲田大学図書館

    雄松堂書店  2008年09月

  • 研究成果報告書(基盤研究(B)(2))(課題番号12420003)「岡松参太郎の学問と政策提言に関する研究」

    研究代表者, 浅古 弘

    2003年10月

  • 明治前期の法と裁判(共著)

    林屋礼二, 石井紫郎, 青山善充編

    信山社  2003年03月

  • 日本法制史(共著)

    牧英正, 藤原明久編

    青林書院  1993年

  • 裁判と法の歴史的展開(共著)

    杉山晴康編

    敬文堂  1992年

  • 東洋法史の探求(共著)

    島田正郎博士頌寿記念会編

    汲古書院刊  1987年

  • 刑法審査修正関係諸案(共編)

    早稲田大学比較法研究所  1984年

  • 近代日本法律司法年表(共編)

    赤石壽美, 浅古弘, 森一朗編

    第一法規出版  1982年

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講演・口頭発表等

  • 慣習と法:臨時臺湾舊慣調査會と法院の対立

    浅古 弘  [招待有り]

    第278回法制史学会東京部会例会  

    発表年月: 2019年12月

  • 日治時期台中地方法院刑事判決原本之解読及課題

    浅古 弘  [招待有り]

    国立台湾大学図書館・国立台湾大学法律学院・台湾法律史学会共催学術研討会  

    発表年月: 2018年03月

  • 特別講義:日本法制史

    浅古 弘

    国立台湾大学法律学院  

    開催年月:
    2018年03月
     
     
  • 慣習と法:台湾旧慣調査と日本法の交錯

    浅古 弘  [招待有り]

    法律與歴史的交匯:台湾法律史二十年国際シンポジウム  

    発表年月: 2017年12月

    開催年月:
    2017年11月
    -
    2017年12月
  • 〔研究ノート〕朝鮮総督府法院裁判の終焉時期について

    浅古 弘

    第13回「帝国と植民地法制」研究会  

    発表年月: 2016年12月

  • 日本法制史:日本法における天皇の地位

    浅古 弘  [招待有り]

    (台北)  国立台湾大学  

    発表年月: 2015年03月

     概要を見る

    天皇の法的地位について裁判例の紹介及び帝国憲法と日本国憲法との比較

  • 「公的研究費の管理・監査に関するガイドライン」への大学の対応

    浅古 弘

    大学監査協会  

    発表年月: 2015年03月

     概要を見る

    早稲田大学に於ける改正ガイドラインに対応する統制環境の構築と運用について

  • 日本統治下の独立運動と治安維持法の適用:台湾と朝鮮の比較を中心として

    浅古 弘

    発表年月: 2014年12月

  • 学校法人早稲田大学における内部監査への取組み

    浅古 弘  [招待有り]

    日本内部監査協会  

    発表年月: 2014年03月

     概要を見る

    早稲田大学に於ける内部監査の概要と業務監査の実例報告

  • 日本統治下独立運動與治安維持法之適用:以台灣和朝鮮的比較為中心

    発表年月: 2014年02月

  • リスクマネジメントに基づく大学経営のあり方

    浅古 弘

    (東京)  大学監査協会  

    発表年月: 2013年07月

     概要を見る

    教育再生会議第三次提言を踏まえた大学のガバナンス改革と評価のあり方

  • 日本における司法記録の保存と公開

    発表年月: 2012年09月

  • 諸外国における司法記録の保存と公開

    発表年月: 2012年07月

  • 東アジアに於ける記録管理法の比較−韓国・中国・台湾

    発表年月: 2010年07月

  • 歴史分析と法:日治時代の台湾法院記録史料

    発表年月: 2009年03月

  • 早稲田大学における文書管理の将来像

    発表年月: 2008年12月

  • 「グローバル・スタンダードとしての記録管理法制」

    発表年月: 2008年03月

  • パネルディスカッション「法科大学院における法学未修者教育の在り方」

    発表年月: 2008年02月

  • 事例報告:早稲田大学の場合

    発表年月: 2007年06月

  • パネルディスカッション「法科大学院の認証評価のあり方-成績評価・修了認定を中心に」

    発表年月: 2007年03月

  • 日本における法学教育の改革

    発表年月: 2007年02月

  • 日本における新法科大学院の経験と課題

    発表年月: 2006年12月

  • 日本における新しい法学教育と裁判官養成

    発表年月: 2006年10月

  • 日本的司法制度:歴史與現代的課題

    発表年月: 2006年03月

  • 日本における法科大学院制度の経験と課題

    発表年月: 2006年03月

  • 法科大学院教育の現状と課題-IT環境の将来-

    発表年月: 2005年07月

  • (ミニ・シンポジウム)岡松参太郎の学問と政策提言:概要報告

    発表年月: 2003年04月

  • 公文書館の閲覧制度と個人情報保護

    発表年月: 2002年03月

  • 法学教育とロースクール

    発表年月: 2001年11月

  • パネルディスカッション「公文書館における公開をめぐる諸問題−解決への方策−」

    発表年月: 2001年02月

  • 国立公文書館法の成立と司法資料

    発表年月: 1999年11月

  • 近代日本の刑事手続のおける自首と自白:律令の遺産と影響

    発表年月: 1999年03月

  • 「序説・司法資料保存法制の歴史」(「シンポジウム 司法資料保存の歴史と現代的課題)

    発表年月: 1993年05月

  • 「司法省裁判所について」(共同報告「司法省裁判所民事判決原本について」)

    発表年月: 1990年04月

  • 官報創刊以前の法令公示の方法-明治初年の法令の調べ方

    発表年月: 1989年05月

  • 京都裁判所の設置をめぐって

    発表年月: 1985年10月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 「岸清一法律事務所訴訟記録」を起点とする法の近代化と裁判の実相に関する実証的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2021年04月
    -
    2026年03月
     

    福永 清貴, 村上 一博, 五島 京子, 岡部 雅人, 藤野 裕子, 本山 雅弘, 岩谷 十郎, 浅古 弘

     概要を見る

    令和3年度は、「岸清一法律事務所訴訟記録」を学界共通の財産として広く研究者の利用に供するために整理し、目録を作成して適切な方法で公開するために、その下準備を行った。具体的には、100年以上前の明治後期・大正・昭和初期の訴訟資料であることから埃をかぶり汚損した資料も多く含まれていたため、専門の業者へクリーニングおよび整理作業を3年計画で委託した。今年度分については、当該資料のクリーニングおよび分別作業を終えて、中性紙の保存用袋に資料ごとに収納し国士舘大学中央図書館の専用書庫に分別して保管している。
    また、当該資料の適切な方法での公開に向けて、公文書管理に関する勉強会を開催した。具体的には、令和3年5月8日に、研究分担者の一人であり日本法制史の専門家である早稲田大学名誉教授の浅古弘氏に「公文書管理から考える司法記録の保存と公開」というテーマで報告をしていただいた。そこで報告された「諸外国における司法記録の保存と公開」や「日本における司法記録の保存と公開」の内容に基づき、「岸清一法律事務所訴訟記録」の保存や公開のあり方について分担研究者および研究協力者で意見交換を行った。さらに、令和3年7月3日には、明治後期・大正・昭和初期に活躍した岸清一弁護士の業績や人物像を知るために外部の研究者(江戸川大学客員教授の古城庸夫氏)を招聘して講演会を開催した。
    さらに、令和3年7月17日に、「岸清一法律事務所訴訟記録」の目録化に向けて、採録項目について検討するための研究会を開催した。

  • 岡松参太郎を起点とする帝国と植民地における法実務と学知の交錯

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2023年03月
     

    浅古 弘, 加藤 哲夫, 山中 至, 新田 一郎, 藤野 裕子, 浦川 道太郎, 岡松 暁子, 和仁 かや, 小沢 隆司, 岡本 真希子, 井上 正仁, 藤野 奈津子, 谷口 眞子, 菅原 郁夫, 山田 八千子, 石田 京子, 五島 京子, 中網 栄美子, 山本 研, 江 秀華, 太田 茂

     概要を見る

    本年度は、①「岡松参太郎文書」のうち台湾関係の文書の翻刻作業を進め、「法律六三号問題」に関する意見書等、「殖民地ノ立法司法制度」にかかわる草案類、「蕃族調査報告書」草稿類、「台湾居留外国人ノ土地永借権」に関する意見書など73点の翻刻原稿(未定稿)を作成した。②第18回「帝国と植民地法制」研究会(2019年10月19日 早稲田大学)を開催し、岸本亜季「岡松参太郎文書の翻刻作業について」、浅古弘「司法記録の保存と公開の現状と課題」の報告があった。③第19回「帝国と植民地法制」研究会(2019年12月21日 早稲田大学)を開催し、岡松暁子「岡松甕谷の学問と生涯-岡松甕谷生誕200年によせて」、小澤隆司「法典調査会起草委員補助松波仁一郎の函館商事慣習調査について」の報告があった。④COVID-19ウイルスの感染拡大により海外渡航が制限されたため、米国国立公文書館での調査並びに日本統治期の台湾に於ける特別保存制度の調査及び裁判所構成法時代の法曹の出自に関する台湾大学でのセミナーの開催ができなかったので、次年度以降にCOVID-19感染症の終熄状況を見て実施したい。

  • 東アジアにける近代法形成と法の回廊に関する実証的研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

    研究期間:

    2004年
    -
    2007年
     

    浅古 弘, 小澤 隆司, 浦川 道太郎, 加藤 哲夫, 岡本 真希子, 藤野 裕子, 田山 輝明, 田口 守一

     概要を見る

    「岡松文書研究班」・「千種文書研究班」・「裁判記録研究班」の3つのグループを組織して、東アジアの諸国・地域の近代法形成過程を知るための一等資料である早稲田大学図書館が所蔵する「岡松家旧蔵文書資料」・「千種達夫文書資料」及び台湾法務部司法官訓練所が保管する「刑事裁判記録」を、研究者の共有の研究資料として学界に提供するため、公開利用に向けて、各班において、次のような基礎的研究・作業を行った。
    (1)「岡松文書研究班」:早稲田大学図書館が所蔵する「岡松家旧蔵文書資料」(8,579件)について、「(マクロフィルム版)岡松参太郎文書」(122リール)と「岡松参太郎文書目録」(全820頁)を雄松堂より刊行した。
    (2)「千種文書研究班」:早稲田大学図書館に寄贈された「千種達夫文書資料」(1,271件)の仮目録を作成した。
    (3)「裁判記録班」:台湾法務部司法官訓練所が保管する日本統治時代の刑事裁判記録について、現地調査を行い、刑事判決原本など192冊19,558件を仮目録に採録した。
    (4)これらの目録は成果報告書に掲載し公開した。
    (5)東アジアでの法形成における法の回廊を実証的に研究する材料として、東アジア各国で盛んに議論をされている新たな法曹養成・法学教育の展開を取り上げ、各国で開催された国際シンポジウ等に参加し、活発な意見交換をし、各国の歴史的・社会的背景の違いと相互の制度的比較を研究した。

  • 岡松参太郎の学問と政策提言に関する研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    研究期間:

    2000年
    -
    2002年
     

    浅古 弘, 田山 輝明, 小林 英夫, 浦川 道太郎, 岡本 真希子, 江 正殷

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    1)岡松家寄贈図書・文書資料の整理
    (1)文書資料の仮目録作成作業
    ・岡松家から寄贈された文書資料(書架延長約15m)の整理を行い、件名単位の仮目録カードの作成とデータ入力作業を行った。作成したカードの総件数は8,340件であった。内訳は以下の通りである。
    ・岡松甕谷関係の記録群182件
    ・岡松参太郎関係の記録群8,158件
    書簡類799件 留学関係580件 独逸商品カタログ類86件
    ノート類114件 大学・学士院関係426件 鑑定意見書183件
    原稿類2,336件 台湾関係1,967件 満鉄関係347件
    拓殖委員会関係11件 立法関係93件 葬儀関係27件
    その他1,189件
    (2)図書類の整理
    ・寄贈図書の整理と早稲田大学図書館所蔵本との重複調査を行った。
    ・重複本2,991タイトルの入力作業を行った。
    ・古書については、長澤孝三の協力得て、整理を終わった。
    2)岡松参太郎の著作リスト(327件)の作成および著作の所在調査と蒐集を国内及び台湾に於いて行った。
    3)台湾所在の岡松参太郎及び台湾総督府旧慣調査会関係資料の所在調査と複写蒐集のため、国史館文献館・国家図書館台湾分館・国立台湾大学図書館・同大法学院図書館の各所蔵資料の7調査を行った。
    4)台湾司法院・台中地方法院・台南地方法院・台北高等法院などの档案室及び法務部司法官訓練所図書館の調査を行い、日本植民地統治統治時代の司法資料の所在調査のための予備調査を故なった。
    5)「岡松家旧蔵資料展」(平成15年4月22日-27日)および「ミニ・シンポジウム:岡松参太郎の学問と政策提言」(平成15年4月27日、法制史学会)の為の準備作業を行った。

  • 帝国と植民地法制に関する実証的研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

  • 帝国と植民地法制に関する比較法制史的研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

  • 岡松参太郎の学問と政策提言に関する研究

  • 東アジアにおける近代法形成と法の回廊に関する実証的研究

  • 帝国と植民地法制に関する実証的研究

  • 法科大学院における成績と新司法試験の成績との相互関係に関する調査研究

  • 帝国と植民地法制に関する比較法制史的研究

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特定課題制度(学内資金)

  • 東アジアにおける近代法形成と法の回廊に関する実証的研究Ⅱ

    2008年   浦川 道太郎, 加藤 哲夫, 田口 守一, 田山 輝明, 江 正殷

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    Ⅰ 早稲田大学図書館に寄贈された「岡松家旧蔵文書資料」8,579点をマイクロフィルムで公開するために、「早稲田大学図書館所蔵(マイクロフィルム版)岡松参太郎文書」122リールおよび早稲田大学図書館・早稲田大学東アジア法研究所編『岡松参太郎文書目録』820頁の刊行に向けての原稿校正を行った。Ⅱ 中華民国(台湾)法務部司法官訓練所所蔵の日本統治時代の刑事事件記録史料の仮目録作成の作業を行った。本年度は明治期及び昭和期の刑事判決原本36冊から3,380件の目録作成作業を行った。この作業のため、2008年9月7日から同月9日まで、中華民国(台湾)・法務部司法官訓練所で刑事判決原本の調査を実施した。Ⅲ 国立台湾大学主催の「International Symposium on the Taiwan Colonial Court Records Archives」(2009年3月21日国立台湾大学)に参加し、浅古弘が「歴史分析と法:日治時代の台湾法院記録史料」と題する講演を行いました。

  • 東アジアにおける近代法形成と法の回廊における実証的研究

    2004年   浦川 道太郎, 加藤 哲夫, 田口 守一, 田山 輝明, 江 正殷, 鄭 鐘休, 王 泰升, 黄 源盛

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    Ⅰ 早稲田大学図書館に寄贈された「岡松家旧蔵図書・文書資料」の整理と仮目録の作成を前年度に引き続き行い、文書資料8,340件の整理を終えた。Ⅱ 早稲田大学図書館と雄松堂による「岡松家旧蔵文書資料」のマイクロ化事業を支援するために、撮影のための準備作業を行った。Ⅲ 早稲田大学図書館に寄贈された「千種達夫旧蔵文書資料」の整理と仮目録の作成、データ入力の作業に着手した。Ⅳ 第55回法制史学会総会(4月27日)で「ミニ・シンポジウム『岡松参太郎の学問と政策提言』」を開催した。報告者及び報告演題は以下の通りである。浅古弘「概要報告」、岡松暁子「研究者としての岡松参太郎」、浦川道太郎「岡松参太郎と民法教育-試験問題を通して窺われる民法教育-」、岡本真希子「岡松参太郎と台湾-臨時台湾旧慣調査会との関係から」、小林英夫「満鉄の創立と岡松参太郎」、鄭鐘休(韓国・国立全南大学校)「コメント①東アジア民法史の立場から」、春山明哲(国立国会図書館)「コメント②台湾研究の立場から」、司会:伊藤孝夫(京都大学)。Ⅴ 「岡松家旧蔵資料展」(4月22日~4月27日)を早稲田大学図書館の協力得て開催した。Ⅵ 日本台湾学会第5回学術大会(6月14日、関西大学)で「セッション:法学博士・岡松参太郎と台湾総督府の立法政策」に参加した。報告者及び報告題目は以下の通りである。春山明哲「企画の趣旨」、岡松暁子「岡松参太郎の生涯と関係文書について」、浅古弘「岡松参太郎の学問と政策提言-後藤新平との関係を中心に-」、岡本真希子「臨時台湾旧慣調査会の組織運営と調査方法-」、春山明哲「台湾統治法と台湾私法について-台湾総督府の立法政策をめぐって」、コメント:川島真(北海道大学)・駒込武(京都大学)。Ⅴ 9月には、中華民国(台湾)法務部司法官訓練所を訪問し、同所所蔵の裁判記録について、今後の整理と目録作成についての打合せを行い、試行的に目録化の作業を開始し、本格的目録化のための問題点の抽出作業を行った。

  • 岡松参太郎の学問と政策提言に関する研究

    2001年   浦川 道太郎, 小林 英夫, 田山 輝明, 江 正殷

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    本研究は、岡松家旧蔵図書・文書資料を学界共有の財産として公開するために適切な整理方法を検討し研究の基礎を整えること、及び岡松参太郎の学問業績と政策提言の歴史的意義を研究することを目的とするものであり、平成12年度から3ヶ年の日本学術振興会科学研究費補助金基盤(B)(2)の助成を受けての3ヶ年計画の研究の一部である。1)岡松家寄贈図書・文書資料の整理 ①文書資料の仮目録作成作業  ・2ヶ年度に渉り、岡松家から寄贈された文書(書架延長15m)の整理を行い、件名単位の仮目録カードの作成と整理を行った。   採録したカードの総件数は4,432件であった。   ・岡松甕谷関係の記録群  92件    ・岡松参太郎関係の記録群 書簡類 441件 留学関係 453件 法律取調委員会関係 65件 台湾関係 1,623件 満鉄関係 299件      拓殖関係 11件 大学・学士院関係 135件 ノート類 110件 商品カタログ 57件 葬儀関係 27件      その他 782件      原稿及び写真類は現在作業中である。  ・上記カードのうち、3,495件についてはデータ入力作業(未定稿)を行った。  ・文書資料は保存状態を勘案し、マイクロ化による公開を検討中。 ②図書類の整理及び早稲田大学図書館所蔵本との重複調査を行った。  ・調査の結果、早稲田大学図書館が所蔵していない洋書3,019タイトル、和書800タイトルが含まれていることが判明した。  ・所蔵していない図書についてはWINEシステムへの登録を検討中。  ・重複本2,991タイトルについてはデータ入力を行った。  ・漢籍については、整理作業を継続中である。2)甕谷・参太郎父子に関する基礎的データを蒐集するため、大分県立図書館・日出町立萬里図書館・国立公文書館・國學院大學図書館 (井上匡四郎文書)の調査を行った。3)台湾所在の岡松参太郎関係資料蒐集のため、台湾省文献委員会・国家図書館台湾分館・台湾司法院・国立台湾大学図書館・国立政治  大学黄源盛研究室の各所蔵資料の調査を行い、台湾総督府公文類纂からは、364件の記録公文書の複写を行った。4)岡松参太郎の本籍調査を沖縄県において行った。