トレンソン スティーブン (トレンソン スティーブン)

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所属

国際学術院 国際教養学部

職名

准教授

プロフィール

日本の密教の歴史、特に、日本中世における密教と神道の交渉史を考察しています。過去の研究では主に龍神や仏舎利に関する諸信仰を検討し、その信仰の真言密教における位置と重要性を明らかにしました。現在、密教の龍神や舎利信仰の観点から中世神道の展開史を再考しています。 そのほかに、日本伝統的な芸術と宗教思想の関係についても探究しています。

学歴 【 表示 / 非表示

  • 2000年04月
    -
    2006年03月

    京都大学大学院   人間環境学研究科   歴史文化社会論  

  • 2000年04月
    -
    2006年03月

    京都大学大学院   人間環境学研究科   歴史文化社会論  

  • 1994年09月
    -
    1998年08月

    ゲント大学   文学部   東洋学科  

学位 【 表示 / 非表示

  • ゲント大学   修士

  • 京都大学   修士

  • 京都大学   博士

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2014年04月
    -
    2018年03月

    広島大学大学院   総合科学研究科   准教授

  • 2013年04月
    -
    2014年03月

    京都大学   白眉センター   白眉研究員

  • 2010年09月
    -
    2013年03月

    京都大学   高等教育研究開発推進機構   特定准教授

  • 2008年10月
    -
    2010年08月

    京都大学大学院   人間環境学研究科   外国人特別研究員

  • 2008年10月
    -
    2010年08月

    京都大学大学院   人間環境学研究科   外国人特別研究員

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研究分野 【 表示 / 非表示

  • 宗教学

  • 中国哲学、印度哲学、仏教学

  • 中国哲学、印度哲学、仏教学

  • 日本史

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 中世神道

  • 日本仏教史

  • 日本宗教史

論文 【 表示 / 非表示

  • “A Study on the Combination of the Deities Fudō and Aizen in Medieval Shingon Esoteric Buddhism.”

    Steven Trenson

    Buddhist Encounters and Identities Across East Asia, edited by Ann Heirman, Carmen Meinert, and Christoph Anderl     108 - 136  2018年

  • 「平家納経経箱意匠の一考察―醍醐寺の龍神信仰の視座より」

    スティーブン・トレンソン

    人間文化研究   9   1 - 20  2017年

  • “Cutting Serpents: Esoteric Buddhist Dimensions of the Classical Martial Art of Drawing the Sword.”

    Steven Trenson

    Analecta Nipponica   4   31 - 51  2015年

  • “Shingon Divination Board Rituals and Rainmaking.”

    Steven Trenson

    Cahiers d’Extrême Asie   21   107 - 134  2013年

  • 「醍醐寺における祈雨の確立と清瀧神信仰」

    スティーブン・トレンソン

    『儀礼の力―中世宗教の実践世界』(ルチア・ドルチェ/松本郁代編)     231 - 270  2010年

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 祈雨・宝珠・龍 : 中世真言密教の深層

    スティーブン・トレンソン著

    京都大学学術出版会  2016年 ISBN: 9784814000197

  • 京都山内派無雙直伝英信流居合術 : 日本語・英語編

    山越正樹編, 山越正樹, 月本一武著, スティーベン・トレンソン訳

    英信流山内派出版局;丸善京都出版サービスセンター  2004年 ISBN: 4944229488

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 真福寺所蔵の中世神祇書の研究

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2021年03月
     

     概要を見る

    本研究は、日本中世神道研究において重要な問題である、真言密教と神道との交流に光を投じることを目的としている。最新の中世神道研究の成果により中世神道の一つの基準点が醍醐寺(真言宗の寺院)にあることが判明された。『野決』(真福寺所蔵)という十二世紀末に醍醐寺で成立した聖教典籍には様々な神祇書が付随しており、その事実は醍醐寺の真言密教思想が中世神道の形成に影響を与えたことを示唆する。しかし、すでに十二世紀末に醍醐寺で中世神道説を伝える神祇書が成立したかどうかは疑わしく、醍醐寺の密教が中世神道へ与えた影響の程度も不明である。そのために、本研究では醍醐法流の密教と中世神道がどのような関係にあるのかを検討している。昨年度に『野決』付随の神祇書に焦点を当て、その内容と教義的特徴を検討し分析した。特に、それらの神祇書における仏舎利と宝珠の役割に注目し、舎利・宝珠信仰を中心に中世における神道と密教の思想的交流について考察した。今年度はさらに、昨年度の研究で明らかになった神祇書の教義的内容を醍醐寺の密教思想の観点から見做し分析した。研究方法は、神祇書の教義を同時代の醍醐寺の密教思想と照らし合わせるという方法であるが、その醍醐寺の密教思想の中で中世神道と特に重要な関わりを持つのは即位灌頂という儀礼世界である。醍醐寺の即位灌頂の思想を神祇書の言説と比較することによって、醍醐法流が中世神道に多大な影響を与えたという仮説の妥当性を検証した。本研究は順調に進展しているが、本年度の三月に勃発した新型コロナウイルスのパンデミックの影響により出席を計画していた国際学会が中止となり、研究成果を口頭発表することができず、その成果の執筆にも十分に従事することができなかった。今後研究作業を完成させ、研究成果をまとめることを予定している。研究計画調書では「量的に論文という形でまとめるのが困難であれば図書を刊行する」と述べていたが、パンデミックの影響もあり、図書ではなく、いくつかの論文を執筆して発表したいと思う。また、同じく研究計画調書で「本研究課題に関わる会議やワークショップを開催する予定である」と書いたが、これもパンデミックにより果たしにくくなった。一般的に言えば、パンデミックの影響により今年度の間に研究をまとめるのが難しいため、補助事業期間延長承認申請書を提出する予定である

  • 真福寺所蔵の中世神祇書の研究

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2021年03月
     

     概要を見る

    本研究は、真福寺所蔵『野決』の神祇書を考察することによって、すでに十二世紀末の醍醐寺において中世神道説を説く神祇書が成立していたかどうかを確認するものである。『野決』は、醍醐寺座主勝賢(1138-1196)の教えを仁和寺御室守覚法親王(1150-1202)がまとめて記した聖教であるが、後に醍醐寺の法流を受け継いだ真福寺の学問僧によって書写された。この真福寺の『野決』にはいくつかの神祇書が付随しているが、このことは醍醐寺の密教が中世神道の形成に重要な影響を与えたという可能性を示す。ところが、中世神道の一つの基準点が醍醐寺にあるという新視点に対して積極的に取り組む研究者もいれば、強く疑問に思っている学者もいる。それはすでに十二世紀末に醍醐寺で中世神道の説が確立したということが驚くべき信じがたい新展望だからである。だが、その疑問は、『野決』の神祇書の教義を醍醐寺の密教思想と照らし合わせながら分析するという研究がまだ行われていないということにも起因する。そのために、本研究では、『野決』の神祇書の内容と醍醐法流の密教の歴史的位相を解明し、十二世紀末の醍醐寺で中世神道説が確立していたかどうかを検討する。『野決』付随の神祇書に関して、完全なセットは真福寺に所蔵されているが、称名寺聖教(金沢文庫)にもいくつかの神祇書の写本が残っている。なお、本来称名寺聖教に含まれていたと推定される一具の『野決』付随神祇書の写本は尊経閣文庫へ移転された。よって、平成30年度の研究計画に基づき、本年度は真福寺、称名寺や尊経閣文庫で『野決』付随の聖教を調査し、その教義的内容を検討した。本調査とは並行的に、本年度にはさらに中世醍醐寺の密教思想についての研究も行い続けていた。特に、鎮魂祭(招魂祭)と醍醐法流の招魂延命法における「米」(仏舎利・宝珠)の役割に注目し、中世における神道と密教の思想的交流について考察した。本研究は順調に進展しているが、本年度に広島大学から早稲田大学に転出し、新しい仕事の環境に慣れてくるまでは少し時間や手間がかかったため、聖教の調査と内容分析の作業を終えることができなかった。来年度にその調査を終わらせるようにしたい。今後研究計画通りに研究を実施する。すなわち、『野決』付随の神祇書の教義的内容を醍醐寺の密教思想の観点から見做し、分析する。『野決』付随の神祇書がすでに十二世紀末の醍醐寺で成立していたという点を前提とするが、その教義を同時代の醍醐寺の密教思想と照らし合わせることによって、どこまでその前提の妥当性が裏付けられるかを検討する。また、『野決』付随の神祇書だけではなく、それと深く関係するほかの神祇書や聖教の内容をも横断分析し、考察する

  • 中世日本における密教・神道交渉史の研究

    若手研究(B)

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2017年03月
     

     概要を見る

    本研究では、中世日本における密教と神道の交渉史を龍神信仰の観点から再検討した。中世日本では神祇信仰と密教思想は様々な形で結合し、その結果として中世神道の諸流が確立したが、その歴史的展開については未解決な問題が多く残っている。通説では、中世神道が初めて伊勢神宮の周辺に形成され、その後室生山や三輪山などほかの霊地へ広まったとされているが、本研究では、中世神道の言説において龍神信仰に関わる点が多い事実に着目し、そのために古来龍神信仰の聖地とされた醍醐寺の密教の観点から中世神道の様々な信仰を再考した。その結果として、中世神道が醍醐寺の密教から多大な影響を受けたということを明らかにすることができた

  • 中世日本における密教・神道交渉史の研究

    若手研究(B)

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2017年03月
     

     概要を見る

    本研究では、中世日本における密教と神道の交渉史を龍神信仰の観点から再検討した。中世日本では神祇信仰と密教思想は様々な形で結合し、その結果として中世神道の諸流が確立したが、その歴史的展開については未解決な問題が多く残っている。通説では、中世神道が初めて伊勢神宮の周辺に形成され、その後室生山や三輪山などほかの霊地へ広まったとされているが、本研究では、中世神道の言説において龍神信仰に関わる点が多い事実に着目し、そのために古来龍神信仰の聖地とされた醍醐寺の密教の観点から中世神道の様々な信仰を再考した。その結果として、中世神道が醍醐寺の密教から多大な影響を受けたということを明らかにすることができた

講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 米・舎利・宝珠―中世日本の密教における米粒のエージェンシーとネットワーク

    スティーブン・トレンソン

    法政大学国際日本学研究所公開研究会   (東京)  法政大学国際日本学研究所  

    発表年月: 2018年11月

  • "Rice, Relics, and Stūpas: The Sacredness of Rice Grains in Medieval Japanese Esoteric Buddhist Practice."

    スティーブン・トレンソン

    15th EAJS International Conference   (リスボン)  EAJS, New University of Lisbon  

    発表年月: 2017年08月

  • “The Universe Inside a Rice Bowl: Prolegomena to the Sacredness of Rice Grains in Medieval Japanese Esoteric Buddhism.”

    スティーブン・トレンソン

    Sophia University Institute of Comparative Culture workshop “Rites, Rice, and Rokuji Myōō”   (東京)  Sophia University  

    発表年月: 2016年07月

  • 『Dhatu法口伝集』上中下

    スティーブン・トレンソン

    International Workshop “Buddhist Ceremonies and Space”   (京都)  京都大学  

    発表年月: 2015年10月

  • 中世真言密教祈雨法の舎利・宝珠信仰と中世神道との関係をめぐって

    スティーブン・トレンソン

    多分野複合の視角から見た日本仏教国際的研究   (東京)  早稲田大学  

    発表年月: 2015年01月

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特定課題研究 【 表示 / 非表示

  • 中世神道の源流に関する一考察ー大嘗祭と鎮魂祭を手掛かりとしてー

    2018年  

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    本研究では鎮魂祭(大嘗祭)を中心に中世の密教と神道の交渉について考究した。古代の大嘗祭では稲の霊魂が重要視されていたようである。また、一説では大嘗祭で天皇霊が新しい生命力を浴びるとされている。中世には、神道の鎮魂祭が陰陽道の招魂祭とほぼ同じような機能を果たしていたが、招魂祭は密教の招魂延命法とも関係を結んでいた。それらの儀礼では人から遊離する魂を呼び戻すことによってその人の息災延命が祈願されていたが、いずれの儀礼でも「衣」と「米」が重要な要素であった。特に、招魂祭において衣に米の嚢が附けられていたことは興味深い。「米」を軸として上記の三つの儀礼が思想的に繋がれていたと推察されるのである。

 

現在担当している科目 【 表示 / 非表示

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