2022/01/24 更新

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コスギ リョウスケ
小杉 亮介
所属
商学学術院 商学部
職名
助手

学位

  • 修士

 

研究分野

  • 経済史

論文

  • 明治・大正期の中規模醤油醸造業者の販路形成―青森県上北郡野辺地町・野坂味噌醤油店の醤油販売の分析から―

    小杉亮介

    産業経営   ( 54 )  2021年05月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 2017年の歴史学会―回顧と展望―(日本史近現代)

    真辺将之, 武藤三代平, 袁甲幸, 荒船俊太郎, 松田好史, 竹内桂, 廣木尚, 上田美和, 松谷昇蔵, 渡邊桂子, 蔦田修, 小杉亮介, 佐竹康扶, 長井景太郎, 李英美, 迫内祐司

    『史学雑誌』   127 ( 5 ) 151 - 195  2018年05月  [招待有り]

    CiNii

  • 戦前期の瀬戸内地域における醤油醸造経営の成長条件―佐野家「井筒屋醤油」の高知県市場進出を事例に―

    小杉亮介

    早稲田大学 産業経営研究所『産業経営』   ( 52 ) 53 - 84  2017年11月  [査読有り]

     概要を見る

    本稿は「在来産業」としての醤油醸造業の成長条件について,先行研究が捉えてこなかったマーケティ
    ングの展開に着目する。そして,醤油醸造業の成長条件のうち特に醤油醸造経営と市場との対応関係に
    ついて,地域によって異なる対応関係が見出せることを明らかにする。1934年から1936年までを範囲に,
    香川県大川郡引田町で醤油醸造業を展開した佐野家の「合名会社井筒屋」(以下,井筒屋)の高知県市
    場進出を分析する。
    近代の香川県では,各地で生産された醤油の大半が大都市を含む県外の都市市場へ移出されていた。
    井筒屋は中規模の醤油醸造経営であり,1934年から高知県市場へ本格的に進出した。中心的な取引相手
    であった山崎斌商店の協力を得ながら,井筒屋は高知県市場の環境に対応するため,マーケティングを
    展開した。井筒屋は,1936年までに自家の醤油を高知県市場の需要に沿うように調整できるようになっ
    たと考えられる。また,井筒屋は醤油の品質向上についてもカビ止めを使用するなどして対応していた。
    販売面では井筒屋醤油販売会を組織し,2度の販売促進を展開した。井筒屋は井筒屋醤油販売会の会員
    に口銭の取得を認め,会員が井筒屋の販売促進に協力するインセンティブを与えた。
    井筒屋の醤油醸造経営にとって,他地域の市場に販路を拡大するためのマーケティングの展開は重要
    な成長条件であったと考えられる。また,香川県内の醤油醸造業および井筒屋の事例にみる醤油醸造経
    営と市場との対応関係は,林玲子(1986)や谷本雅之(1990)が関東の醤油醸造業から提示した「二層
    構造」とは異なっている。井筒屋のように,中規模の醤油醸造経営でありながら,大都市を含む都市市
    場へ販路を拡大することが重要だった醤油醸造経営が存在した。井筒屋による高知県市場でのマーケ
    ティングの事例は,地域で異なる醤油醸造経営の成長条件の1つを具体的に示している。

    CiNii J-GLOBAL

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 昭和期瀬戸内地域における醤油市場の環境変化にみる大規模醤油醸造経営の成長条件

    早稲田大学  特定課題研究

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2018年03月
     

    小杉 亮介

講演・口頭発表等

  • 近代青森県の醤油味噌醸造業者の販売動向からみる醸造業経営の展開過程―青森県上北郡野辺地町・野坂味噌醤油店の事例を通して―

    小杉 亮介

    経営史学会第55回全国大会  

    発表年月: 2019年10月

  • 近代青森県の醤油味噌醸造業者の販売にみる青森県・北海道の市場環境変化の影響―青森県上北郡野辺地町・ヤマサンの事例を通して―

    小杉 亮介

    経営史学会関東部会 9月例会  

    発表年月: 2019年09月

特定課題研究

  • 近代醤油醸造業の展開と近代日本経済発展に持つ意義―地域別の醤油醸造業の展開から―

    2020年  

     概要を見る

    2020年12月には青森県八戸市・八戸市立図書館所蔵の『矢幅家(三戸)文書』、ならびに同県上北郡野辺地町野辺地町立歴史民俗資料館所蔵の『野坂常吉家文書』を閲覧・調査した。このうち、『野坂常吉家文書』の分析結果をもとに、野坂味噌醤油店の明治期から戦前期における醤油醸造業に関する研究を行った。研究成果は論文にまとめ、2020年12月に「明治・大正期の中規模醤油醸造業者の販路形成を規定した地理的条件―青森県上北郡野辺地町・野坂味噌醤油店の醤油販売の分析から―」と題し、早稲田大学産業経営研究所発行の『産業経営』に投稿した。2021年2月現在、査読結果を待っている段階である。

  • 近代醤油醸造業の展開と近代日本経済発展に持つ意義―地域別の醤油醸造業の展開から―

    2019年  

     概要を見る

    青森県上北郡野辺地町野辺地町立歴史民俗資料館所蔵の『野坂常吉家文書』をもとに、野坂味噌醤油店の明治期から戦前期における醤油・味噌醸造業に関する研究を行い、2019年秋に学会報告を2件行った。9月21日に経営史学会関東部会において「近代青森県の醤油味噌醸造業者の販売にみる青森県・北海道の市場環境変化の影響―青森県上北郡野辺地町・ヤマサンの事例を通して―」と題して発表した。その後、さらに史料の調査と分析を重ねて、10月26日に第55回経営史学会全国大会にて「近代青森県の醤油味噌醸造業者の販売動向からみる醸造業経営の展開過程―青森県上北郡野辺地町・野坂味噌醤油店の事例を通して―」と題する自由論題報告を行った。

  • 昭和期瀬戸内地域における醤油市場の環境変化にみる大規模醤油醸造経営の成長条件

    2017年  

     概要を見る

    本年度は、各年次の『工場統計表』から各府県の醤油醸造企業の製造所数を調査し、『大日本帝国港湾統計』から瀬戸内地域の各府県と大阪府について醤油の移出入量の推移、主な移出先あるいは移入元の港を年次ごとに把握した。また、香川県小豆島の丸金醤油株式会社(以下、丸金)の戦前期の営業報告から、瀬戸内地域の醤油醸造経営が大正期から昭和期にかけてどのような問題に直面していたか調査した。丸金は第一次大戦後の不況に突入すると供給過剰の問題に直面し、出荷調整や販路拡大に注力していた。さらに、1920年代後半から千葉県野田市の野田醤油株式会社(以下、野田醤油)が大阪市場に進出すると、丸金はキッコーマンの市場進出に対抗した。