2024/04/27 更新

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モリタ タカコ
森田 貴子
所属
文学学術院 文化構想学部
職名
教授
学位
博士
 

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 20世紀日本における農地改革の国際的・総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2009年04月
    -
    2013年03月
     

    森田 貴子

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    日本における農地改革は、その遂行にあたり、農民に農地改革の方針と方法を正確に伝えることが重要な課題であった。農民に農地改革について直接、伝達する手段の一つとして、ラジオ放送が使用された。ラジオ番組では、日本人・日本の農林省官僚によって農地改革への関心が呼びかけられ、農地改革は日本人の主導のもと実施されているという方針が貫かれた。農地改革啓蒙映画も、改革実施時期においては、すべて日本人によって製作された。農地改革終了後、映画製作の目的は、連合国軍による農地改革の実施とその意義を記録することへ変わった

  • 20世紀土地制度における日本の農地改革の生成と展開に関する研究

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    日本の農地改革について、農地改革を主導したアメリカの土地所有に対する認識に注目しつつ、国際的な視点から捉えた。農地改革案の形成過程を明らかにし、日本の農村構造と土地所有について、アメリカ国務省が太平洋問題調査会IPRによる知識を情報源の1つとしていたこと、国務省は外交と対外政策に利用するため、日本の国内事情を幅広く収集しており、その中には日本の農地・農業問題に関する情報が含まれていたこと、後に国務次官として対日政策に深くかかわることとなる当時駐日大使であったJ.C.Grewによる報告も存在したこと等を明らかにした

 

現在担当している科目

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