2023/04/01 更新

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エダガワ ヨシクニ
枝川 義邦
Scopus 論文情報  
論文数: 16  Citation: 306  h-index: 11

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所属
理工学術院 大学院創造理工学研究科
職名
教授(任期付)
学位
早稲田大学 経営学修士(専門職)
東京大学 博士(薬学)

所属学協会

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研究分野

  • その他 / 薬理学 / 感性情報学
 

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • マイクロフルイディックエンジニアリングの深化と生体分子高感度定量計測への展開

    研究期間:

    2011年05月
    -
    2016年03月
     

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    本研究では、微小発光サンプルの光学的超高感度定量計測を可能とすべく、以下の新規マイクロ流体デバイス要素技術を開発した。1)自由なサイズの液滴作製技術の構築,2) 自由な流れのコントロール技術の構築,3) 液滴のパッシブソーティング技術の構築。次に要素技術をシステム化することにより、微小発光サンプルの計測を実現した。1)液滴に生体サンプルを個別に抱合して環境微生物個々の遺伝子を解析,2) 個別に抱合された細胞の成長を観察して酵素反応活性を評価。本研究の遂行により、従来定性的観察のみ可能であった光学信号が高感度な定量的計測結果を得るのに十分なレベルに増幅され、光学的定量計測が実現された

  • 神経細胞死の位置特異的情報の獲得とマイクロドメインの寄与の解明

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2014年03月
     

     概要を見る

    本研究は、単一培養細胞における細胞死の位置特異的情報について細胞内のマイクロドメインの寄与について検討するためにマイクロシステムの構築とその応用を目的とした。マイクロ流体デバイスによって、孤立化した複数の単一細胞を非侵襲的に捕獲およびその場所での微小培養を実現し、層流による局所的な薬液曝露による細胞死誘発刺激の負荷を行ったところ、細胞核付近でアポトーシスのエフェクターカスパーゼである活性型Caspase-3の発現を誘発するためには、細胞突起部のマイクロドメインに限局したストレス負荷で充分であることを確認した

  • 色彩を共通軸とした感性情報の「調和感」生成に関する多層モデルと統合管理手法の構築

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    研究期間:

    2011年
    -
    2013年
     

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    本研究では、人間の感じる「調和感」の生成メカニズムを検討した。特に、色彩を中間言語として、様々な感性情報(視覚、聴覚、嗅覚等の感覚)を結びつけるための基礎的な研究とその実環境への応用に関する研究を行った。その成果は以下の通りである。(1)「調和感」生成に関する基礎的な知見を得たこと、(2)調和空間の構築に関する比較的普遍性の高い知見を得たこと、(3)「調和感」生成に関する脳科学な観点からの知見を得たこと、(4)「調和感」の統合的管理のためのオントロジーを構築したこと。なお、これらの成果に基づいた「調和感」の統合的管理システムの構築が今後の発展的課題である。

  • 大脳皮質視覚野の抑制性シナプスにおける可塑性の分子機構

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    大脳皮質視覚野の視覚反応性発達の基礎過程と考えられている、抑制性シナプス伝達の長期増強と長期抑圧の分子機構を、ラット視覚野スライス標本を用いて解析した結果、以下に記す成果が得られた。1. 長期増強の誘発に関するシナプス後細胞内での信号伝達機構を解析したところ、誘発が次のような機構によることが示唆された。青斑核と縫線核の細胞の活動によりノルアドレナリンとセロトニンが視覚野で放出されて、α_1と5-HT_2受容体が共に活性化されいるときに、抑制性シナプスが強く活動してGABA_B受容体が活性化されるとモノアミン受容体を介するIP_3,の生成が増強される。これによりIP_3受容体を介して細胞内ストアーからCa^<2+>が放出されると、Ca^<2+>依存性過程が活性化されて伝達効率の上昇につながる。2. 長期抑圧の誘発機構を解析したところ、シナプス後細胞の活動電位発生に伴ないL型Ca^<2+>チャンネルを通してCa^<2+>が流入し、シナプス後細胞内のCa^<2+>濃度が上昇すると

  • 大脳皮質視覚野における長期増強のシナプス前機構の解析

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    発達期の大脳皮質視覚野では興奮性シナプスだけでなく抑制性シナプスにも長期増強が生じる。両長期増強の誘発にシナプス後細胞におけるCa^<2+>濃度の上昇が必要であることはすでに確立されている。興奮性シナプスの長期増強の発現部位は不明であるが、抑制性シナプスの長期増強はシナプス前側に発現することを示唆する結果を得ている。本研究では、薬理学的に興奮性シナプス伝達を遮断したラット視覚野切片標本においてホールセン・パッチクランプ法により抑制性シナプスの長期増強のシナプス前機構を解析した。その結果、長期増強の維持にシナプス前細胞の電気的活動が必要であることが明らかとなった。シナプス前線維の高頻度刺激により誘発された長期増強はテスト刺激を30分間停止するとテスト刺激再開後約60%の細胞で反応の大きさがコントロール・レベルに戻り、増強は消失した。長期増強を誘発してからTTXを加えてシナプス前細胞の活動を一時的に停止してから洗

  • 大脳皮質視覚野のシナプス可塑性と反応選択性の発達

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    1、昨年度の研究において、発達期ラット視覚野5層錐体細胞からパッチ電極でホール・セル記録し、静止膜電位から0mVへの20msの脱分極パルスを繰り返し与えると、抑制性シナプス伝達に長期増強あるいは長期抑圧が生じることを見出した。細胞体の抑制性シナプスについて変化の方向を決める因子を解析した。2、脱分極パルスを-70mVから与えると常に長期抑圧が生じ、-90mVから与えるとほとんどの場合長期増強が生じた。長期抑圧はL型Ca^<2+>チャネルブロッカーのnifedipineにより、長期増強はR型Ca^<2+>チャネルブロッカーのSNX-482によりそれぞれ選択的に阻害された。したがって、長期増強と長期抑圧の発生は膜電位に強く依存し、変化の方向はLとR型Ca^<2+>チャネルの膜電位依存性の相違により説明できる。3、記録細胞に阻害薬を導入する実験により、Ca^<2+>チャネル依存性の長期抑圧と長期増強はそれぞれGABA_A受容体のエンドサイトーシスとエクソサイトーシスにより生じることを示唆する結

  • 海馬長期増強の形成を促進させる薬物の作用機序の解明と学習亢進薬への応用

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    平成14年度には,地衣類Flavoparmelia baltimorensis由来の多糖であるPB-2のラット歯状回長期増強(LTP)に関する効果を検討した.PB-2は経口投与・静脈内投与の二経路においてそれぞれ60Hz,30発で誘導されるLTPを増大させた.しかし,この効果は脳室内投与では見られなかったので,PB-2のLTP増大効果は中枢への直接作用により生じるのではなく,末梢の因子を介した機序により生じることが考えられた.次にPB-2のLTP増大作用の機序を明らかにする為に,アドレナリンβ受容体の関与を検討した.アドレナリンβ受容体拮抗薬を静脈内投与すると,同じく静脈内投与したPB-2のLTP増大効果が消失した.脳室内に投与した拮抗薬もまた静脈内投与したPB-2の増大効果を消失させた.末梢・中枢のβ受容体はPB-2の投与により独立に活性化しているのではなく,末梢のβ受容体が活性化する事によって中枢のβ受容体も活性化することが示唆された.中枢では,特に歯状回のβ受容体が関与する事も明らかにされた.末梢血中のインターロ

  • 時間軸に沿って配置されたシナプス可塑性の発現とその調節機序

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    生体内で観察対象とする神経細胞には、周囲から入力が数多くあり、それら数多ある情報の中より目的とするシナプス情報を抽出するためには、単に伝達情報の強弱を調節するのみではなく、タイミングの違いに根ざした時間軸に沿った調節機構が有用である。このような現象を精緻に解析するために、空間的にも時間的にも任意にデザインを制御可能な神経回路の形成を行い、目的とするシナプスでの伝達調節の機序の解明を目指した。本年度は特に任意のデザインをもつ人工的な神経回路の形成を目的とした突起伸長の制御法の開発を行った。光分解性の保護基をもつアルキルシロキサン化合物により自己組織化単分子膜を形成させ、その表面にPEGとPPOからなるブロック共重合体を吸着させることにより、接着面と非接着面を光照射依存的に描画可能な細胞培養基板を作製し、任意のデザイン・タイミングでの細胞接着と突起伸長の制御システムとして使用した。NGF暴露依存的に突起伸

  • 流体の性質を利用した単一細胞を操作・解析するための新しいマイクロシステムの構築

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    本研究では,マイクロチップ上で単一の細胞を分離し,孤立させたまま効率よく捕獲・培養を可能とするデバイスと一連のシステムの開発を行った.システムの主要部にマイクロ流体デバイスを用いることにより,微小な流れの中での種々の細胞種について非侵襲的に単一細胞の分離・捕獲を可能とし,捕獲部位における微小培養を実現した.さらに,微小培養した細胞のオルガネラなど関連対象物のイメージングが可能となった

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産業財産権

  • 細胞捕捉装置及びそれを利用した細胞操作方法

    荒川 貴博, 武田 直也, 山口 佳則, 枝川 義邦

    特許権

 

現在担当している科目

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他学部・他研究科等兼任情報

  • 理工学術院   創造理工学部

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

  • 商学学術院   大学院経営管理研究科

学内研究所・附属機関兼任歴

  • 2022年
    -
    2024年

    理工学術院総合研究所   兼任研究員

  • 2022年
     
     

    大学総合研究センター   兼任センター員

特定課題制度(学内資金)

  • 従業員のプレゼンティーイズムに関連する要因の解明

    2021年  

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    我が国における労働生産性の低さは国際比較により指摘されており、生産性を向上させることにより得られる経済的・社会的便益は大きいと考えられる。従業員のパフォーマンス低下による損失計上にはプレゼンティーイズムの概念が適用され、特に健康関連指標のリスク者では損失コストが大きく上回るという具体的な指摘もなされている。そこで本研究では、生産性の指標としてプレゼンティーイズムの概念に着目し、影響要因を明らかにする目的で、国内在住の企業従業員を対象にしたアンケート調査を行った。得られた回答の多変量解析による結果では、プレゼンティーイズムに及ぼす複数の因子が明らかとなった。