2024/11/21 更新

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コウノ キミコ
河野 貴美子
所属
文学学術院 文化構想学部
職名
教授
学位
修士(文学) ( 早稲田大学 )
修士(文学) ( 二松学舎大学 )
博士(文学) ( 早稲田大学 )

学歴

  •  
    -
    2004年

    早稲田大学   文学研究科   日本文学  

  •  
    -
    2001年

    二松学舎大学   文学研究科   中国学  

  •  
    -
    1994年

    早稲田大学   文学研究科   日本文学  

  •  
    -
    1987年

    早稲田大学   文学部   文学科・日本文学専修  

委員歴

  • 2004年
    -
    2007年

    説話文学会  委員

  • 2005年
    -
     

    和漢比較文学会  理事

  • 2005年
    -
     

    早稲田大学国文学会  評議員

  • 2002年
    -
     

    平安朝文学研究会  委員

所属学協会

  •  
     
     

    訓点語学会

  •  
     
     

    早稲田大学国語教育学会

  •  
     
     

    中世文学会

  •  
     
     

    平安朝文学研究会

  •  
     
     

    説話文学会

  •  
     
     

    ヨーロッパ日本研究協会

  •  
     
     

    和漢比較文学会

  •  
     
     

    東方学会

  •  
     
     

    日本中国学会

  •  
     
     

    中古文学会

  •  
     
     

    早稲田大学国文学会

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研究分野

  • 日本文学 / 文学一般

研究キーワード

  • 日中古典学、日本文学、日本中古文学、和漢比較文学

受賞

  • 早稲田大学国文学会窪田空穂賞

    1997年11月  

  • 小野梓記念学術賞

    1995年03月  

 

論文

  • 『釈氏源流』を通してみる明代絵入り刊本の出版と流通

    河野貴美子

    説話文学会編『説話文学研究の海図 説話文学会60周年記念論集』/文学通信     145 - 156  2024年06月

  • LỊCH SỬ VỀ SỰ PHIÊU DẠT, GIAO LƯU VÀ NGHIÊN CỨU GIỮA NHẬT BẢN VÀ VIỆT NAM NHÌN TỪ CÁC TÁC PHẨM CỔ ĐIỂN LIÊN QUAN ĐẾN AN NAM HIỆN LƯU TRỮ TẠI THƯ VIỆN ĐẠI HỌC WASEDA.

    河野貴美子(Đặng Thị Minh 訳, Nguyễn Thị Oanh 編訳)

    Thang Long Journal of Science: Applied Science   1 ( 1 ) 1 - 16  2024年03月

  • 写本時代の書字と文学の媒体――『遍照発揮性霊集』を通してみる――

    河野貴美子

    河野貴美子・杜暁勤編『中日古典学ワークショップ論集――文献・文学・文化――』/汲古書院   1   331 - 363  2024年03月

    担当区分:筆頭著者

  • 目録学からたどる仏教説話集の展開とその位置

    河野貴美子

    河野貴美子・李銘敬編『日本文学研究ジャーナル 特集 仏教と説話』/古典ライブラリー   ( 29 ) 111 - 125  2024年03月

    担当区分:筆頭著者

  • 燕京大学図書館の蔵書形成を通してみる学問の近代化と伝統文化――「美術類」を例に――

    河野貴美子

    重田みち編『「伝統文化」を問い直す』/臨川書店     368 - 387  2024年03月

    担当区分:筆頭著者

  • 中国古代典籍的流伝、重組、変異――以空海《秘密曼荼羅教付法伝》為中心――

    河野貴美子

    劉玉才主編『中華文明伝播史研究叢刊 東亜漢籍与漢文学論集』初編/商務印書館     203 - 221  2023年09月

  • 河野貴美子・魏樸和(Wiebke DENECKE)等編、《日本「文」学史》第1~3冊

    魏樸和(Wiebke DENECKE, 河野貴美子, 黄如萍訳

    山藤夏郎・林承緯・陳志文・柳瀬善治・楊素霞・榊祐一・羅暁勤編『日本学指南――100本研究日本人文科学領域主題的経典専書』/五南図書     315 - 318  2023年07月  [招待有り]

  • 儒教在日本中世的伝播与接受

    河野貴美子撰, 鄧暁婕訳

    張哲俊主編『東方学術』/四川大学出版社   ( 1 ) 25 - 46  2023年05月  [招待有り]

  • 日本平安時代的中国典籍受容――以空海《秘蔵宝鑰》、藤原敦光《秘蔵宝鑰鈔》為例

    河野貴美子, 楽曲訳

    卞東波編『域外漢籍研究集刊』/中華書局   25   75 - 87  2023年04月

  • 平安 漢文學으로부터 본 唐物 : 文具를 중심으로

    河野貴美子, 宋好彬訳

    『東亜漢学研究』/高麗大学校漢字漢文研究所   ( 17 ) 303 - 322  2023年03月  [招待有り]

  • 『仙源抄』の注釈方法――漢字をあてる注を中心に

    河野貴美子

    中野幸一編『平安文学の饗宴』/勉誠社     439 - 464  2023年03月

  • 〈書評〉堀誠著『日中比較文学の小径―今昔逍遥―』

    河野貴美子

    『国文学研究』/早稲田大学国文学会   ( 197 ) 65 - 68  2022年11月

  • 平安漢文学からみた唐物――文具を中心として

    河野貴美子

    河添房江・皆川雅樹編『【アジア遊学275】「唐物」とは何か 舶載品をめぐる文化形成と交流』/勉誠社     183 - 195  2022年10月

  • 北京人文科學研究所における藏書形成と中國古典學

    河野貴美子

    『日本中國學會報』/日本中國學會   ( 74 ) 205 - 220  2022年10月  [招待有り]

  • 「ベトナムの漢文説話を読む―『嶺南摭怪』を中心に」を通して

    河野貴美子

    『説話文学研究』/説話文学会   ( 57 ) 56 - 57  2022年09月

  • Nihon ryōiki: Its “Letters”, and their Relevance for the History of Literature

    Kimiko Kōno

    Images from the Past: Intertextuality in Japanese Premodern Literature/ edited by Carolina Negri and Pier Carlo Tommasi, Edizioni Ca'Foscari     143 - 165  2022年08月  [招待有り]

  • 写本時代的書写和文学載体――以《遍照発揮性霊集》為例的考察

    河野貴美子

    杜暁勤・河野貴美子主編『文献・文学・文化:中日古典学交流与融通工作坊論集』   1   190 - 211  2022年08月

    担当区分:筆頭著者

  • 中國古代典籍的流傳・重組・變異――以空海《秘密漫荼羅教付法傳》爲中心

    河野貴美子

    北京大學國際漢學研修基地編『國際漢學研究通訊』/北京大學出版社   ( 23・24 ) 31 - 49  2022年06月  [招待有り]

  • 日本伝存資料を通してみる唐代典籍文化の統一性と多様性

    河野貴美子

    渡邉義浩編『中国文化の統一性と多様性』/汲古書院     387 - 417  2022年04月

  • 日本 漢詩史를 바라보는 視線 : 하야시 가호(林鵞峰)의 「本朝一人一首]를 중심으로

    河野貴美子, 宋好彬訳

    『東亜漢学研究』/高麗大学校漢字漢文研究所   ( 16 ) 241 - 277  2022年03月  [招待有り]

  • 日本漢詩史へのまなざし:林鵞峰『本朝一人一首』を中心に

    河野貴美子

    『東亜漢学研究』/高麗大学校漢字漢文研究所   ( 16 ) 205 - 240  2022年03月  [招待有り]

  • 〈新収資料紹介〉富岡鉄斎旧蔵明刊『釈氏源流』

    河野貴美子

    早稲田大学図書館報 ふみくら   ( 101 ) 6 - 9  2022年03月

  • 早稲田大学図書館所蔵 富岡鉄斎旧蔵明刊『釈氏源流』について

    河野貴美子

    早稲田大学図書館紀要   ( 69 ) 1 - 31  2022年03月

  • 『日本霊異記』の表現と内部連関からみるその主張

    河野貴美子

    鉄野昌弘・奥村和美編『萬葉集研究』/塙書房   ( 41 ) 239 - 285  2022年02月

  • 《源氏物語》 古注釋書所引漢籍考 ———以 《光源氏物語抄》 爲例

    河野貴美子

    卞東波編『縞紵風雅:第二届南京大学域外漢籍研究国際学術研討会論文集』/中華書局     361 - 376  2021年12月

  • 従《三教指帰》及《三教指帰注集》看《孝経》的受容

    河野貴美子

    雋雪艶・黒田彰主編『孝文化在東亜的伝承和発展』/上海遠東出版社     106 - 121  2021年12月

  • これからの日本古典籍研究のビジョンをめぐって

    河野貴美子

    『中古文学』/中古文学会   ( 108 ) 29 - 41  2021年11月

  • 漢籍の受容と交流

    河野貴美子

    鈴木靖民監修、高久健二・田中史生・浜田久美子編『古代日本対外交流史事典』/八木書店     336 - 348  2021年11月

  • テクストの蒐集、収蔵、継承と「遺産化」のこと――王羲之の書を例として

    河野貴美子

    【アジア遊学261】古典は遺産か? 日本文学におけるテクスト遺産の利用と再創造     75 - 79  2021年10月

  • 空海の文事を通してみる平安朝文学史の一考察

    河野貴美子

    『国語と国文学』/東京大学国語国文学会   98 ( 5 ) 3 - 17  2021年05月  [招待有り]

  • パネルディスカッション「国際日本研究の課題と展望――コンソーシアム加盟機関の現場から」コメント

    河野貴美子

    「国際日本研究」コンソーシアム編『環太平洋から「日本研究」を考える――「国際日本研究」コンソーシアム記録集2020』/国際日本文化研究センター     154 - 161  2021年03月  [招待有り]

  • 日本における中国漢籍の利用

    河野貴美子

    金文京編『東アジア文化講座 第2巻 漢字を使った文化はどう広がっていたのか 東アジアの漢字漢文文化圏』/文学通信     423 - 427  2021年03月  [招待有り]

  • 危機下の「文」の機能とその力――空海の場合

    河野貴美子

    久保朝孝編『危機下の中古文学2020』/武蔵野書院     207 - 221  2021年03月  [招待有り]

  • Chapter 12. Japanophone Glosses (kunten) in Printed and Digitized Manuscripts

    Kimiko Kono, Translation: Jeffrey Knott

    Impagination – Layout and Materiality of Writing and Publication     351 - 374  2021年01月

    DOI

    Scopus

  • 儒教の伝播と受容――古代・中世――

    河野貴美子

    佐藤文子・上島享編『日本宗教史4 宗教の受容と交流』/吉川弘文館   4   126 - 151  2020年11月  [招待有り]

  • 空海の「文」をめぐる一考察――『遍照発揮性霊集』にみる実践と思考――

    河野貴美子

    『国文学研究』/早稲田大学国文学会   ( 192 ) 16-29  2020年10月

  • 「日本文学史」の今後一〇〇年――『日本「文」学史』から見通す

    Wiebke Denecke, 河野貴美子

    荒木浩編『古典の未来学――Projecting Classicism』/文学通信     559 - 568  2020年10月

  • 北京人文科学研究所の蔵書から考える「投企する古典性」

    河野貴美子

    荒木浩編『古典の未来学――Projecting Classicism』/文学通信     275 - 300  2020年10月

  • 『日本霊異記』の用字と表現

    河野貴美子

    『日本文学研究ジャーナル 特集 奈良・平安の漢詩文』   ( 14 ) 71 - 85  2020年06月

  • 明経道と紀伝道

    河野貴美子

    日本思想史事典編集委員会編『日本思想史事典』丸善出版株式会社     246 - 247  2020年04月

  • 古代の儒教思想

    河野貴美子

    日本思想史事典編集委員会編『日本思想史事典』丸善出版株式会社     216 - 217  2020年04月

  • 渤海使関係文筆資料注釈稿 ①『日本後紀』弘仁六年六月癸丑条所載「嵯峨天皇詔」、②弘仁七年五月二日「嵯峨天皇書」(類聚国史)

    河野貴美子

    早稲田大学日本古典籍研究所年報/早稲田大学プロジェクト研究所日本古典籍研究所   ( 13 ) 38 - 47  2020年03月

  • 長瀬由美著『源氏物語と平安朝漢文学』

    河野貴美子

    『和漢比較文学』/和漢比較文学会   ( 64 ) 51 - 61  2020年02月

  • 平安期における中国古典籍の摂取と利用――空海撰『秘蔵宝鑰』および藤原敦光撰『秘蔵宝鑰鈔』を例に

    河野貴美子

    榎本淳一・吉永匡史・河内春人編『アジア遊学242 中国学術の東アジア伝播と古代日本』/勉誠出版     214 - 227  2020年01月

  • 『蒙求』「霊運曲笠」をめぐって――日本中近世の抄物、注釈を通してみる謝霊運故事の展開とその意義

    河野貴美子

    蒋義喬編『アジア遊学240 六朝文化と日本 謝霊運という視座から』/勉誠出版     147 - 162  2019年11月

  • 經學文獻與一條兼良的著作及學問

    河野貴美子

    顧永新編『經學文獻學』/北京大学出版社     814 - 829  2019年10月

  • 戴復古五律譯注(Ⅳ)「歸來二首、兒子創小樓以安老者 其一」「歸來二首、兒子創小樓以安老者 其二」

    河野貴美子

    江湖派研究/江湖派研究會(内山精也・種村和史編)   ( 4 ) 231 - 241  2019年07月

  • 戴復古五律譯注(Ⅳ)「同趙鼎臣游黄甫眞人淸虚庵」「同曾景建金陵登覽」

    河野貴美子

    江湖派研究/江湖派研究會(内山精也・種村和史編)   ( 4 ) 155 - 161  2019年07月

  • 日本の古典籍および学術文化史から考える中国学の方法論

    河野貴美子

    渡邉義浩編『第十回日中学者中国古代史論壇論文集 学際化する中国学』/汲古書院     211 - 228  2019年06月

  • 空海在唐時代の啓について――古代東アジア外交における文筆をめぐる一考察

    河野貴美子

    早稲田大学日本古典籍研究所年報   ( 12 ) 14 - 30  2019年03月

  • 中国の近代大学図書館の形成と知の体系――燕京大学図書館を例として

    河野貴美子

    『近代人文学はいかに形成されたか――学知・翻訳・蔵書』/勉誠出版     330 - 356  2019年02月

  • “Literature” (bungaku) and “The Novel” (shōsetsu) as Book Classifications in Modern Japan and China

    河野貴美子

    早稲田大学総合人文科学研究センター研究誌 WASEDA RILAS JOURNAL   ( 6 ) 27 - 37  2018年10月

  • 経学文献与一条兼良的著作及学問

    河野貴美子

    中国典籍与文化論叢(鳳凰出版社)   ( 19 ) 189 - 204  2018年07月

  • 『日本霊異記』における聖徳太子

    河野貴美子

    阿部泰郎・吉原浩人編『南岳衡山と聖徳太子信仰』勉誠出版     81 - 103  2018年06月

  • 従佚存書看中国学術文化的伝播以及漢字漢文文化圏的形成意義

    河野貴美子

    国際漢学研究通訊(北京大学国際漢学家研修基地/北京大学出版社)   ( 16 ) 86 - 108  2018年06月

  • 日本霊異記の典拠

    河野貴美子

    瀬間正之編『〈古代文学と隣接諸学10〉 「記紀」の可能性』/竹林舎     190 - 219  2018年04月

  • 〔座談会〕古典のあり方をめぐって

    上野誠, 川合康三, 沓掛良彦, ワトソン・マイケル, 司, 河野貴美子

    國學院雑誌   119 ( 2 ) 77 - 112  2018年02月

  • “日本‘文’学史 A New History of Japanese 'Letterature'" 与“域外漢学”

    Wiebke Denecke, 河野貴美子

    熱風学術網刊     150 - 155  2017年12月

  • 日中近代の図書分類からみる「文学」、「小説」

    河野貴美子

    小峯和明監修、金英順編『シリーズ日本文学の展望を拓く 第一巻 東アジアの文化圏』/笠間書院     196 - 209  2017年11月

  • 『和漢朗詠集』「仏事」と〈仏伝文学〉

    河野貴美子

    小峯和明編『東アジアの仏伝文学』/勉誠出版     563 - 573  2017年06月

  • 奈良(南都)仏教における人的交流・文化接触

    河野貴美子

    鈴木靖民・金子修一・田中史生・李成市編『日本古代交流史入門』/勉誠出版     174 - 190  2017年06月

  • 敦煌出土「新集文詞九経抄」と古代日本の金言成句集

    河野貴美子

    荒木浩・近本謙介・李銘敬編『アジア遊学208 ひと・もの・知の往来 シルクロードの文化学』/勉誠出版   ( 208 ) 27 - 41  2017年05月

  • 渤海使関係文筆資料 注釈稿 『続日本紀』天平十一年二月戊辰条所載「渤海王(欽茂)啓」

    河野貴美子

    早稲田大学日本古典籍研究所年報/早稲田大学プロジェクト研究所日本古典籍研究所   ( 10 ) 78 - 87  2017年03月

  • 渤海との外交における文事と白居易

    河野貴美子

    中古文学   ( 98 ) 41 - 52  2016年12月

  • 『日本霊異記』における『法華経』語句の利用

    河野貴美子

    浅田徹編『アジア遊学202 日本化する法華経』/勉誠出版   ( 202 ) 145 - 159  2016年10月

  • 「鬼」を語り記すことの意味―『弘決外典鈔』からみる『日本霊異記』の「鬼」および内典・外典(〔シンポジウム〕二〇一四年十二月例会「南都・鬼・霊異記」)

    河野貴美子

    説話文学研究   ( 51 ) 43 - 53  2016年08月

  • 幼学書・注釈書からみる古代日本の「語」「文」の形成――漢語と和語の衝突と融合

    河野貴美子

    河野貴美子・王勇編『アジア遊学199 衝突と融合の東アジア文化史』/勉誠出版   ( 199 ) 92 - 107  2016年08月

  • 『源氏物語』古注釈書が引く漢籍由来の金言成句

    河野貴美子

    李銘敬・小峯和明編『アジア遊学197 日本文学のなかの〈中国〉』/勉誠出版   ( 197 ) 216 - 221  2016年06月

  • 日本文学史における『日本霊異記』の意義――その表現と存在――

    河野貴美子

    上代文学   ( 116 ) 28 - 45  2016年04月

  • 自著を語る 日本「文」学史 第一冊 「文」の環境――「文学」以前

    Wiebke DENECKE, 河野貴美子

    書物学   ( 6 ) 100 - 103  2015年11月

  • 東アジアの「文」と書物からみる人文学の形成

    河野貴美子

    WASEDA RILAS JOURNAL   ( 3 ) 271 - 274  2015年10月

  • 『源氏物語』古注釈書にみる和漢の往還――『光源氏物語抄』所引漢籍考――

    河野貴美子

    小山利彦・河添房江・陣野英則編『王朝文学と東ユーラシア文化』/武蔵野書院     105 - 131  2015年10月

  • 『三教指帰』および『三教指帰注集』にみる『孝経』の受容

    河野貴美子

    『東アジア比較文化研究』/東アジア比較文化国際会議日本支部   14   29 - 46  2015年06月

  • 身延文庫蔵《弘決外典鈔》古鈔本初探

    河野貴美子

    劉玉才・潘建国主編『日本古鈔本与五山版漢籍研究論叢』/北京大学出版社     199 - 217  2015年06月

  • 北京大学図書館蔵の「燕京大学図書館日文書籍総計簿」

    河野貴美子

    『日本歴史』/日本歴史学会(吉川弘文館)   ( 802 ) 73 - 75  2015年03月

  • 渤海使関係詩注釈稿 都良香「代渤海客上右親衛源中郎将」(『扶桑集』巻七 57)

    河野貴美子

    『早稲田大学日本古典籍研究所年報』/早稲田大学プロジェクト研究所 日本古典籍研究所   ( 8 ) 38 - 50  2015年03月

  • 古代日本の仏教説話と内典・外典——『日本霊異記』を中心に

    河野貴美子

    新川登亀男編『仏教文明の転回と表現 文字・言語・造形と思想』/勉誠出版     169 - 208  2015年03月

  • 『花鳥余情』が説く『源氏物語』のことばと心——「漢」との関わりにおいて——

    河野貴美子

    『国文学研究』/早稲田大学国文学会   ( 175 ) 1 - 16  2015年03月

  • 晩宋の社会と詩歌

    侯体健, 翻, 河野貴美子

    内山精也編、アジア遊学180『南宋江湖の詩人たち 中国近世文学の夜明け』/勉誠出版     36 - 48  2015年03月

  • 臨安と江浙の詩社

    河野貴美子

    内山精也編、アジア遊学180『南宋江湖の詩人たち 中国近世文学の夜明け』/勉誠出版     195 - 200  2015年03月

  • 『河海抄』にみる「万葉学」—漢語・漢籍との関係を中心に—

    河野貴美子

    『國學院雑誌』/國學院大學   116 ( 1 ) 90 - 109  2015年01月

  • 経学文献在古代日語文化中的展開——以源為憲撰《世俗諺文》為中心

    河野貴美子

    張伯偉編『域外漢籍研究集刊』/中華書局   ( 10 ) 17 - 37  2014年10月

  • 中国国家図書館蔵楊守敬旧蔵『日本霊異記』写本について

    河野貴美子

    『文化史資料考證』刊行委員会編『嵐義人先生古稀記念論集 文化史資料考證』/『文化史史料考證』刊行委員会     421 - 431  2014年08月

  • 渤海との交流と漢詩文

    河野貴美子

    堀池信夫総編集 増尾伸一郎・松﨑哲之編『知のユーラシア5 交響する東方の知 漢文文化圏の輪郭』/明治書院     21 - 54  2014年02月

  • 『源氏物語』と漢語、漢詩、漢籍——『河海抄』が読み解く『源氏物語』のことばと心——

    河野貴美子

    日向一雅編『源氏物語 注釈史の世界』/青簡舎     161 - 190  2014年02月

  • 解説〔「歌垣」「大祓」「折口信夫」「神楽」「語部」「神饌」「大儺」「魂振り」「真床追衾」「柳田国男」「遊女」以上11項目〕

    河野貴美子

    立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所編『白川静を読むときの辞典』/平凡社    2013年10月

  • 東アジアの資料学の観点からみた説話研究

    河野貴美子

    『説話文学研究』/説話文学会   ( 48 ) 65 - 74  2013年07月

  • 古代日本仏典注釈書所引的《文選》初探——以善珠撰述書為中心

    河野貴美子

    張伯偉編『域外漢籍研究集刊』/中華書局   ( 9 ) 31 - 42  2013年07月

  • 日本古代仏典註釈書與《論語》

    河野貴美子

    劉玉才主編『從鈔本到刻本:中日《論語》文獻研究』/北京大学出版社     214 - 233  2013年06月

  • 「言」「語」と「文」——諺を記すこと

    河野貴美子

    アジア遊学162『日本における「文」と「ブンガク(bungaku)」』/勉誠出版   ( 162 ) 51 - 68  2013年03月

  • 『日本霊異記』を生み出した「語」学と「文」学

    河野貴美子

    『文学・語学』/全国大学国語国文学会   ( 205 ) 108 - 119  2013年03月

  • 古代日本文人的漢文学研究方法——以藤原敦光《三教勘注抄》為例

    河野貴美子

    王宝平主編『東亜視域中的漢文学研究』/上海古籍出版社     141 - 166  2013年02月

  • 奈良寺院摂取漢文典籍小考

    河野貴美子著, 裴暁宇翻訳

    王勇主編『東亜座標中的書籍之路研究』/中国書籍出版社     65 - 80  2013年01月

  • 現代の漢和辞典に求められる内容

    河野貴美子

    『日本語学』/明治書院   31 ( 12 ) 26 - 34  2012年10月

  • 上代の女性の結婚と仏教——『日本霊異記』を通してみる

    河野貴美子

    仁平道明編『アジア遊学157 東アジアの結婚と女性——文学・歴史・宗教』/勉誠出版   ( 157 ) 19 - 31  2012年09月

  • 源為憲撰『世俗諺文』にみる漢語と漢籍の受容

    河野貴美子

    小峯和明編『東アジアの今昔物語集——翻訳・変成・予言』/勉誠出版     419 - 443  2012年07月

  • 日本平安時代文人与白居易——以島田忠臣和菅原道真与渤海使的贈答詩為中心

    河野貴美子

    雋雪艶・高松寿夫編『白居易与日本古代文学』/北京大学出版社     150 - 165  2012年07月

  • 〔書評〕三浦祐之著『日本霊異記の世界—説話の森を歩く』

    河野貴美子

    『説話文学研究』/説話文学会   ( 47 ) 232 - 235  2012年07月

  • 善珠撰述仏典注釈書にみる漢語読解の方法——憬興撰述注釈書との比較を通して——

    河野貴美子

    河野貴美子・王勇編『東アジアの漢籍遺産——奈良を中心として』/勉誠出版     321 - 348  2012年06月

  • 古注釈書を通してみる『源氏物語』の和漢世界——『河海抄』、『花鳥余情』——

    河野貴美子

    中野幸一編『平安文学の交響 享受・摂取・翻訳』/勉誠出版     326 - 349  2012年05月  [査読有り]

  • 和語と漢語が紡ぐ文——古注釈を通してみる『源氏物語』と『白氏文集』——

    河野貴美子

    仁平道明編『源氏物語と白氏文集』/新典社     259 - 283  2012年05月

  • 日本古代の仏典注釈書にみえる『論語』の引用をめぐって

    河野貴美子

    大橋一章・新川登亀男編『「仏教」文明の受容と君主権の構築—東アジアのなかの日本—』/勉誠出版     199 - 226  2012年03月

  • 戴復古五律訳注(Ⅱ)「訪楊伯子監丞、自白沙問路而去 其一」「同 其二」

    河野貴美子, 江湖派研究会, 保苅佳昭主

    『江湖派研究』/江湖派研究会   ( 2 ) 93 - 96  2012年03月

  • 古注釈からみる源氏物語と唐代伝奇

    河野貴美子

    日向一雅編『源氏物語と唐代伝奇 『遊仙窟』『鶯鶯伝』ほか』/青簡舎     39 - 93  2012年02月

  • 藤原敦光『三教勘注抄』の方法—音義注を中心に—

    河野貴美子

    河野貴美子・張哲俊編『東アジア世界と中国文化——文学・思想にみる伝播と再創』/勉誠出版     177 - 204  2012年01月

  • 関于北京大学図書館蔵余嘉錫校《弘決外典鈔》

    河野貴美子

    張伯偉編『域外漢籍研究集刊』/中華書局   ( 7 ) 233 - 251  2011年11月

  • 渤海使関係詩 注釈稿 菅原道真「客館書懐同賦交字寄渤海副使大夫」(『菅家文草』423)

    河野貴美子

    『早稲田大学日本古典籍研究所年報』   ( 4 ) 50 - 56  2011年03月

  • 紹介 高松寿夫・雋雪艶編『日本古代文学と白居易 王朝文学の生成と東アジア文化交流』

    河野貴美子

    『和漢比較文学』/和漢比較文学会   ( 46 ) 121 - 127  2011年02月

  • 北京大学図書館蔵余嘉錫校『弘決外典鈔』について

    河野貴美子

    『汲古』/汲古書院   ( 58 ) 21 - 31  2010年12月

  • 《源氏物語》注釈書引用的宋代書籍—以《河海抄》為例

    河野貴美子

    『新国学』/四川大学中国俗文化研究所《新国学》編輯委員会   ( 8 ) 61 - 71  2010年12月

  • “孝”的観念与古代日本

    河野貴美子

    張哲俊主編『厳紹トウ先生七十華誕紀念集 厳紹トウ学術研究』/北京大学出版社     378 - 388  2010年08月

  • 古代日本仏家注釈書所引的《史記》初探——以成安撰《三教指帰注集》為中心

    河野貴美子

    安平秋・張玉春主編『古文献与嶺南文化研究——古文献与嶺南文化国際学術研討会論文集』/華文出版社     85 - 99  2010年07月

  • 古代日本における『周易』の受容

    河野貴美子

    『国文学研究』/早稲田大学国文学会   ( 161 ) 22 - 32  2010年06月

  • 奈良寺院摂取漢文典籍小考

    河野貴美子著, 裴暁宇訳

    王勇主編『東亜視域与遣隋唐使』/光明日報出版社     111 - 126  2010年06月

  • 狂言綺語観

    河野貴美子

    榎本隆司編著『はじめて学ぶ 日本文学史』/ミネルヴァ書房     221 - 222  2010年05月

  • 本草学と医薬書

    河野貴美子

    小峯和明編『中世文学と隣接諸学1 漢文文化圏の説話世界』/竹林舎     171 - 195  2010年04月

  • 島田忠臣、菅原道真の詩と白居易——渤海使との贈答詩を通して——

    河野貴美子

    高松寿夫・雋雪艶編『日本古代文学と白居易——王朝文学の生成と東アジア文化交流——』/勉誠出版     54 - 81  2010年03月

  • 《周易》在古代日本的継承与展開

    河野貴美子

    『中国典籍与文化』/全国高等院校古籍整理研究工作委員会   ( 72 ) 39 - 48  2010年01月

  • 『弘決外典鈔』音釈小考

    河野貴美子

    『注釈史と考証』/注疏考証学会   ( 1 ) 23 - 34  2009年12月

  • 《因明論疏明灯抄》対漢籍的引用

    河野貴美子

    王勇主編『書籍之路与文化交流』/上海辞書出版社     82 - 103  2009年12月

  • 関於興福寺蔵《経典釈文》以及《講周易疏論家義記》

    河野貴美子

    張伯偉編『風起雲揚 首届南京大学域外漢籍研究国際学術研討会論文集』/中華書局     531 - 547  2009年10月

  • 域外漢籍研究国際学術研討会

    河野貴美子著, 呉正嵐摘訳

    張伯偉編『風起雲揚 首届南京大学域外漢籍研究国際学術研討会論文集』/中華書局     783 - 787  2009年10月

  • 渤海使関係詩研究会発表資料集 島田忠臣「七言夏夜於鴻臚館餞北客帰郷一首」(『田氏家集』一一四)

    河野貴美子

    早稲田大学日本古典籍研究所年報   ( 2 ) 55 - 65  2009年03月

  • 戴復古五律訳注(「次韻史景望雪夜」「春日懐家」)

    河野貴美子

    『江湖派研究』/宋代詩文研究会 江湖派研究班   ( 1 ) 161 - 167  2009年02月

  • 解説〔醍醐天皇、藤原隠子、為子内親王、源和子、藤原能子、藤原和香子、藤原淑姫、源周子、源封子、藤原鮮子、満子女王、源暖子、源清子、藤原同子、源昇女、源敏相女、克明親王、保明親王、代明親王、重明親王、常明親王、式明親王、有明親王、時明親王、長明親王、雅明親王、行明親王、章明親王、盛明親王、兼明親王、勧子内親王、宣子内親王、勤子内親王、婉子内親王、修子内親王、雅子内親王、普子内親王、靖子内親王、韶子内親王、康子内親王、源高明、源自明、以上42項目〕

    河野貴美子

    志村有弘編『天皇皇族歴史伝説大事典』/勉誠出版     341 - 361  2008年12月

  • 具平親王『弘決外典鈔』の方法

    河野貴美子

    吉原浩人・王勇編『海を渡る天台文化』/勉誠出版     49 - 80  2008年12月  [査読有り]

  • 《弘決外典鈔》所引漢籍考——具平親王的学問及周辺的漢籍

    河野貴美子著, 葛継勇訳

    『甘粛社会科学』/甘粛社会科学院   2008-5(176)   192 - 196  2008年09月

  • 『新羅殊異伝』佚文「崔致遠(仙女紅袋)」について

    河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 114 ) 44 - 52  2008年09月

  • 古代中日における孝子譚の展開と継承 丁蘭を例として

    河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 112 ) 4 - 12  2008年07月

  • 黒田彰著『孝子伝図の研究』

    河野貴美子

    『説話文学研究』/説話文学会   ( 43 ) 169 - 173  2008年07月

  • 渤海使と平安時代の宮廷文学

    河野貴美子

    仁平道明編『平安文学と隣接諸学5 王朝文学と東アジアの宮廷文学』/竹林舎     316 - 343  2008年05月

  • 濱田寛著『平安朝日本漢文学の基底』

    河野貴美子

    『平安朝文学研究』/平安朝文学研究会   ( 16 ) 50 - 54  2008年03月

  • 『河海抄』の『源氏物語』注——和漢の先蹤計ふるに勝ふべからず

    河野貴美子

    小林保治監修『中世文学の回廊』/勉誠出版     373 - 385  2008年03月

  • 古代日本仏典注釈書中的漢籍引用——以善珠撰《因明論疏明灯抄》為例

    河野貴美子著

    王宝平主編『中日文化交流史研究』/上海辞書出版社     158 - 174  2008年02月

  • 域外漢籍研究国際学術研討会

    河野貴美子

    『東方学』/東方学会   ( 115 ) 182 - 190  2008年01月

  • 興福寺蔵『経典釈文』及び『講周易疏論家義記』について

    河野貴美子

    『汲古』/汲古書院   ( 52 ) 30 - 44  2007年12月

  • 古代日本的佛家与漢籍

    河野貴美子

    韓昇主編『古代中国:社会転型与多元文化』/上海人民出版社     439 - 453  2007年12月

  • 奈良・平安期における漢籍受容の一考察—善珠撰『因明論疏明灯抄』を手がかりとして—

    河野貴美子

    『国文学研究』/早稲田大学国文学会   ( 151 ) 11 - 21  2007年03月

  • 鬼之董狐—干宝と三善清行を結ぶもの—

    河野貴美子

    『比較文学年誌』/早稲田大学比較文学研究室   ( 43 ) 49 - 73  2007年03月

  • 『日本霊異記』に見える薬師寺と僧侶の生活

    河野貴美子

    『薬師寺』   ( 148 ) 18 - 24  2006年07月

  • 『捜神記』と中国古代の伝説をめぐる一考察

    河野貴美子

    『説話文学研究』/説話文学会   ( 41 ) 167 - 177  2006年07月

  • 閻羅王闕と地獄 『日本霊異記』及び中国説話から

    河野貴美子

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   71 ( 5 ) 38 - 46  2006年05月

  • 古代日本の仏典注釈書における漢籍の引用—善珠撰『因明論疏明灯抄』の反切注記を中心に—

    河野貴美子

    早稲田大学古代文学比較文学研究所編『アジア遊学別冊 日本・中国 交流の諸相』/勉誠出版   ( 3 ) 55 - 67  2006年03月

  • 興福寺蔵『因明義断』裏書にみえる古辞書類の引用について

    河野貴美子

    『日本漢文学研究』/二松学舎大学21世紀COEプログラム   ( 創刊号 ) 1 - 24  2006年03月

  • 平安末期における善珠撰述仏典注釈書の継承

    河野貴美子

    『早稲田大学大学院文学研究科紀要』/早稲田大学大学院文学研究科   ( 51 ) 15 - 30  2006年02月

  • 東野治之著『日本古代金石文の研究』『日本古代史料学』—内容紹介を中心に—

    河野貴美子

    『和漢比較文学』/和漢比較文学会   ( 36 ) 64 - 73  2006年02月

  • 善珠撰『因明論疏明灯抄』の反切

    河野貴美子

    『日本語言文化研究』/大連理工大学出版社   ( 2 ) 638 - 646  2005年11月

  • 「鷲巚」の注解をめぐって—善珠撰『成唯識論述記序釈』の注釈文改変に関する一考察—

    河野貴美子

    『国文学研究』/早稲田大学国文学会   ( 145 ) 1 - 11  2005年03月

  • 善珠撰述仏典注釈書における老荘関係書の引用

    河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 73 ) 83 - 94  2005年03月

  • 『日本霊異記』の怪奇

    河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 71 ) 114 - 121  2005年01月  [査読有り]

  • 「善巧太子」あるいは「瞿夷太子」/他補助論文3本

    河野貴美子

    鈴木一雄監修・陣野英則編集『国文学解釈と鑑賞別冊 源氏物語の鑑賞と基礎知識38匂兵部卿・紅梅・竹河』/至文堂   ( 38 )  2004年12月

  • 「和物」の誕生と草庵茶道の形成

    滕軍(河野貴美子

    王敏編著『〈意〉の文化と〈情〉の文化 中国における日本研究』/中央公論新社    2004年10月

  • 清の視察官、日本に書を訪ねる

    呂順長

    王敏編著『〈意〉の文化と〈情〉の文化 中国における日本研究』/中央公論新社    2004年10月

  • 善珠撰『成唯識論述記序釈』に現れた外典の特色——「白虹飛祲」の注釈をめぐって——

    河野貴美子

    田中隆昭編『日本古代文学と東アジア』/勉誠出版    2004年03月

  • 善珠撰『成唯識論述記序釈』に現れた外典の特色——「白虹飛祲」の注釈をめぐって——

    河野貴美子

    田中隆昭編『日本古代文学と東アジア』/勉誠出版    2004年03月

  • 竹取物語

    河野貴美子

    小林保治編著『あらすじで読む日本の古典』/樂書館    2004年03月

  • 《日本霊異記》的編纂与《捜神記》《法苑珠林》——関于神仙伝類故事的存在

    河野貴美子

    『中日比較文学比較文化研究』/中国・中山大学出版社     57 - 63  2004年02月

  • 渤海関連詩を読む 第七回 釈仁貞「七日禁中陪宴詩」

    河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 60 ) 109 - 116  2004年02月

  • 『捜神記』と『日本霊異記』の類話をめぐる考察——『法苑珠林』を媒介とした摂取の可能性——

    河野貴美子

    早稲田大学古代文学比較文学研究所編『交錯する古代』/勉誠出版     196 - 208  2004年01月

  • 中日代厄呪詛人形法術例説

    王育成

    早稲田大学古代文学比較文学研究所編『交錯する古代』/勉誠出版     245 - 264  2004年01月

  • 中国における新羅詩人

    韋旭昇

    早稲田大学古代文学比較文学研究所編『交錯する古代』/勉誠出版     85 - 106  2004年01月

  • 奈良末・平安初期の仏典注釈書の方法——『成唯識論述記序釈』と『肇論』『肇論疏』及び『文選』李善注——

    河野貴美子

    田中隆昭監修『アジア遊学別冊 渤海使と日本古代文学』/勉誠出版   ( 2 ) 76 - 84  2003年10月

  • 『日本霊異記』の編纂と『捜神記』・『法苑珠林』——神仙伝的記事の存在をめぐって——

    河野貴美子

    和漢比較文学会・中日比較文学学会共編『新世紀の日中文学関係——その回顧と展望』/勉誠出版     157 - 172  2003年08月

  • 善珠撰述仏典注釈書における漢籍の引用——『成唯識論述記序釈』をめぐる一考察——

    河野貴美子

    『中古文学』/中古文学会   ( 71 ) 63 - 72  2003年05月

  • 奈良末・平安初期における唐代文化受容の水準——『成唯識論述記序釈』を通して——

    河野貴美子

    『国文学研究』/早稲田大学国文学会   ( 139 ) 64 - 74  2003年03月

  • 『捜神記』所収の再生記事に関する考察——五行志的記事の展開と変容——

    河野貴美子

    『日本中国学会報』/日本中国学会   ( 54 ) 62 - 76  2002年10月

  • 〈仏教〉『日本霊異記』にみる漢籍の受容と消化

    河野貴美子

    『和漢比較文学』/和漢比較文学会   ( 29 ) 14 - 23  2002年08月

  • 中国妖怪小説/他1項目

    河野貴美子

    志村有弘編『国文学解釈と鑑賞別冊 司馬遼太郎の世界』/至文堂    2002年07月

  • 『日本霊異記』の予兆歌謡をめぐって——史書五行志・『捜神記』・『法苑珠林』との関係——

    河野貴美子

    『説話文学研究』/説話文学会   ( 37 ) 1 - 13  2002年06月

  • 『捜神記』の語る歴史——史書五行志との関係——

    河野貴美子

    『二松』/二松学舎大学大学院文学研究科   ( 16 ) 293 - 335  2002年03月

  • 奈良時代の仏典注釈書の方法——『成唯識論述記序釈』と『肇論』『肇論疏』及び『文選』李善注——

    河野貴美子

    『日本学論壇』/中国・東北師範大学   ( 3-4 ) 74 - 78  2002年

  • 夜光りけむ玉/他補助論文2本、基本用語12項目

    河野貴美子

    鈴木一雄監修・田中隆昭編集『国文学解釈と鑑賞別冊 源氏物語の鑑賞と基礎知識20絵合・松風』/至文堂   ( 20 )  2002年01月

  • 中国昔話の猫/他1項目

    河野貴美子

    菊地真・日本招猫倶楽部編『museo⑧招き猫の文化誌』/勉誠出版   ( 8 )  2001年11月

  • 額田王/他2項目

    河野貴美子

    志村有弘・豊嶋泰國編『museo④阿倍晴明陰陽師 超能力者』/勉誠出版   ( 4 )  2001年06月

  • 『日本霊異記』における舌不朽の話について

    林嵐(河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 27 ) 94 - 101  2001年05月

  • 冥界巡り

    河野貴美子

    田中隆昭監修『museo③天神さまの起源』/勉誠出版   ( 3 ) 12 - 13  2001年04月

  • 日蔵(道賢)上人と五台山

    河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 22 ) 110 - 120  2000年12月

  • 五台山に奉納された経筒

    王育成

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 22 ) 8 - 23  2000年12月

  • 浦島子伝/他1項目

    河野貴美子

    歴史と文学の会編『museo②奇書!奇書!奇書の達人』/勉誠出版   ( 2 )  2000年11月

  • 小野篁

    河野貴美子

    志村有弘編『museo①京都魔界紀行』/勉誠出版   ( 1 ) 122 - 123  2000年08月

  • 一条天皇/他14項目

    河野貴美子

    志村有弘・諏訪春雄編『日本説話伝説大事典』/勉誠出版    2000年06月

  • 『日本霊異記』下巻第三十一縁の考察

    河野貴美子

    『説話・伝承学』/説話・伝承学会   ( 8 ) 100 - 112  2000年04月

  • 『日本霊異記』下巻第十九縁の考察——大陸の伝承の影響と『霊異記』編纂への過程——

    河野貴美子

    『和漢比較文学』/和漢比較文学会   ( 22 ) 1 - 13  1999年02月

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書籍等出版物

  • 中日古典学ワークショップ論集――文献・文学・文化―― 第一巻

    河野貴美子, 杜暁勤( 担当: 共編者(共編著者))

    汲古書院  2024年03月 ISBN: 9784762967702

  • 日本文学研究ジャーナル 第29号 特集 仏教と説話

    河野貴美子, 李銘敬編( 担当: 共編者(共編著者))

    古典ライブラリー  2024年03月

  • 中国古代典籍的流伝・重組・変異――以空海《秘密曼荼羅教付法伝》為中心

    河野貴美子( 担当: 単著)

    劉玉才主編『(中華文明伝播史研究叢刊) 東亜漢籍与漢文学論集 初編』/商務印書館  2023年09月 ISBN: 9787100224031

  • 文献・文学・文化 : 中日古典学交流与融通工作坊論集

    杜暁勤, 河野貴美子( 担当: 共編者(共編著者))

    北京大学出版社  2022年08月 ISBN: 9787301332795

  • 【アジア遊学261】古典は遺産か? 日本文学におけるテクスト遺産の利用と再創造

    Edoardo Gerlini, 河野貴美子( 担当: 共編者(共編著者))

    勉誠出版  2021年10月

  • 『日本文学研究ジャーナル 第14号 特集 奈良・平安の漢詩文』

    河野貴美子, 高松寿夫編

    古典ライブラリー  2020年06月

  • 日本「文」学史 第三冊 「文」から「文学」へ――東アジアの文学を見直す

    河野貴美子, Wiebke DENECKE, 新川登亀男, 陣野英則( 担当: 共編者(共編著者))

    勉誠出版  2019年05月 ISBN: 9784585294931

  • 近代人文学はいかに形成されたか――学知・翻訳・蔵書

    甚野尚志, 河野貴美子, 陣野英則( 担当: 共編者(共編著者))

    勉誠出版  2019年02月 ISBN: 9784585200680

  • 日本「文」学史 第二冊 「文」と人びと――継承と断絶

    河野貴美子, Wiebke DENECKE, 新川登亀男, 陣野英則, 谷口眞子, 宗像和重

    勉誠出版  2017年06月 ISBN: 9784585294924

  • 海東高僧伝

    小峯和明, 金英順編訳( 担当: 分担執筆)

    平凡社  2016年09月 ISBN: 9784582808759

  • アジア遊学199 衝突と融合の東アジア文化史

    河野貴美子, 王勇編( 担当: 共編者(共編著者))

    勉誠出版  2016年08月 ISBN: 9784585226659

  • 日本「文」学史 第一冊 「文」の環境――「文学」以前

    河野貴美子, Wiebke DENECKE, 新川登亀男, 陣野英則( 担当: 共編者(共編著者))

    勉誠出版  2015年09月 ISBN: 9784585294917

  • 日本における「文」と「ブンガク(bungaku)」

    河野貴美子, Wiebke Denecke 編

    勉誠出版  2013年03月 ISBN: 9784585226284

  • 東アジアの漢籍遺産——奈良を中心として

    河野貴美子, 王勇編

    勉誠出版  2012年06月 ISBN: 9784585290360

  • 東アジア世界と中国文化——文学・思想にみる伝播と再創

    河野貴美子, 張哲俊編

    勉誠出版  2012年01月 ISBN: 9784585290247

  • 清原宣賢漢籍抄翻印叢刊 1 大学聴塵

    戸川芳郎, 大島晃, 町泉寿郎監修, 四書註釈書研究会編著, 大島晃, 久米晋平, 河野貴美子, 佐藤進, 清水信子, 白藤禮幸, 瀧康秀, 戸川芳郎, 長尾直茂, 鍋島亜朱華, 町泉寿郎翻印, 整理・校注

    汲古書院  2011年10月 ISBN: 9784762914003

  • 新羅殊異伝 散逸した朝鮮説話集

    小峯和明, 増尾伸一郎編訳, 小峯和明, 増尾伸一郎, 河野貴美子, 深津行徳, 恩, 金英順, 金英珠, 権香淑注解

    平凡社  2011年06月 ISBN: 9784582808094

  • 倉石武四郎講義 本邦における支那学の発達

    倉石武四郎講述, 大島晃, 河野貴美子, 佐藤進, 佐藤保, 清水信子, 戸川芳郎, 長尾直茂, 町泉寿郎整理, 校注

    汲古書院  2007年03月

  • 日本霊異記と中国の伝承

    河野貴美子

    勉誠社  1996年10月

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講演・口頭発表等

  • 東亜古典学的未来構想:従崔南善的学術活動出発

    河野貴美子  [招待有り]

    世界古典学大会  

    発表年月: 2024年11月

    開催年月:
    2024年11月
     
     
  • 日本現存漢籍的特徴――写本・仏典・朝鮮版

    河野貴美子  [招待有り]

    北京大学中国古文献研究中心学術講座  

    発表年月: 2024年10月

    開催年月:
    2024年10月
    -
     
  • 崔南善の蔵書形成:漢籍を中心に

    河野貴美子

    早稲田大・高麗大共同ワークショップ:崔南善の蔵書、出版、思想をめぐって/高麗大学校漢字漢文研究所、高麗大学校図書館、早稲田大学総合研究機構日本古典籍研究所、早稲田大学総合人文科学研究センター角田柳作記念国際日本学研究所共催  

    発表年月: 2024年08月

    開催年月:
    2024年08月
     
     
  • 作為“環境文学”的中日古代詩賦研究試論

    河野貴美子  [招待有り]

    第五届中国文化研究国際論壇/中国社会科学院古代史研究所主催、四川大学歴史文化学院承辦  

    発表年月: 2024年08月

    開催年月:
    2024年08月
     
     
  • 国際日本学の10年―研究の過去・現在・未来―

    河野貴美子

    SGU10周年記念シンポジウム〈日本〉史をひらく/主催:スーパーグローバル大学創成支援事業 早稲田大学国際日本学拠点、早稲田大学総合人文科学研究センター 角田柳作記念国際日本学研究所、共催:早稲田大学総合研究機構 奈良文化研究所、同 日本古典籍研究所他  

    発表年月: 2023年12月

    開催年月:
    2023年12月
     
     
  • 書跡⽂化の「遺産化」の諸相

    河野貴美子

    国際ワークショップ「近現代日本を生きるテクスト遺産 モノ、営為、世界」/主催:スーパーグローバル大学創成支援事業 早稲田大学国際日本学拠点、早稲田大学総合人文科学研究センター 角田柳作記念国際日本学研究所、共催:早稲田大学総合研究機構日本古典籍研究所  

    発表年月: 2023年12月

    開催年月:
    2023年12月
    -
     
  • 『本朝文集』の編纂を通して見る「文」と「集」

    河野貴美子

    “中日古典学交流与融通工作坊”第四届学術研討会 中日古代“文”“集”観念及相互関係/主催:北京大学中国語言文学系・早稲田大学総合研究機構日本古典籍研究所・スーパーグローバル大学創成支援事業 早稲田大学国際日本学拠点  

    発表年月: 2023年11月

    開催年月:
    2023年11月
     
     
  • 従近代中日図書館的図書分類看中国古典学的課題与可能

    河野貴美子  [招待有り]

    北京論壇2023 文明的和諧与共同繁栄――伝承与互鑑/北京大学・北京市教育委員会・崔鐘賢学術院  

    発表年月: 2023年11月

    開催年月:
    2023年11月
     
     
  • 近現代日本的中国学及漢文学研究状況管窺

    河野貴美子  [招待有り]

    馬来亜大学中文系60周年紀念漢学国際研討会 21世紀漢学/中文系的定位与未来/マラヤ大学中文系  

    発表年月: 2023年10月

    開催年月:
    2023年10月
     
     
  • 全球化時代的中文古籍跨国目録的構思

    河野貴美子  [招待有り]

    世界高校中文古籍論壇/主催:全国高等院校古籍整理研究工作委員会、承辦:北京大学中国古文献研究中心、共催:北京大学中国語言文学系  

    発表年月: 2023年10月

    開催年月:
    2023年10月
     
     
  • 平安期初頭の仏者の文 ②空海が伝えた文の世界

    河野貴美子  [招待有り]

    高麗大学校4段階BK21中日教育研究団海外碩学招請講演会/於 高麗大学校青山MK文化館201号  

    発表年月: 2023年09月

    開催年月:
    2023年09月
     
     
  • 平安期初頭の仏者の文 ①『日本霊異記』の作文方法

    河野貴美子  [招待有り]

    高麗大学校4段階BK21中日教育研究団海外碩学招請講演会/於 高麗大学校青山MK文化館201号  

    発表年月: 2023年09月

    開催年月:
    2023年09月
     
     
  • Writing media and reading styles: the tapestry of chinese “letters” in kūkai and beyond

    河野貴美子

    EAJS 2023, the 17th International Conference of the European Association for Japanese Studies (EAJS) / 於ベルギー・ゲント大学)  

    発表年月: 2023年08月

    開催年月:
    2023年08月
     
     
  • 早稲田大学図書館所蔵安南関係古典籍からみる日越間の漂流、交流、研究史

    河野貴美子  [招待有り]

    国際シンポジウム「中近世におけるベトナムと東アジア諸国間の文化・文学交流」/主催:タンロン大学 タンロン認識・教育研究所  

    発表年月: 2023年07月

    開催年月:
    2023年07月
    -
     
  • 『釈氏源流』を通してみる明代絵入り刊本の出版と流通

    河野貴美子

    2023年度説話文学会大会(60周年記念大会)  

    発表年月: 2023年07月

  • 雑誌『禹貢』を通して考えるポストコロナ期の人文学

    河野貴美子

    第14回東アジア人文学フォーラム/主催:早稲田大学総合人文科学研究センター  

    発表年月: 2022年12月

    開催年月:
    2022年12月
     
     
  • 《源氏物語》古注所見訓詁研究

    河野貴美子  [招待有り]

    鄭州大学古文字班系列講座之十四/主催:漢字文明伝承伝播与教育研究中心・鄭州大学漢字文明研究中心・鄭州大学文学院  

    発表年月: 2022年12月

  • 鎌倉期成立の金言成句集にみる「知」―『明文抄』を例として―

    河野貴美子

    第三回中日古典学ワークショップ/主催:早稲田大学総合研究機構日本古典籍研究所・スーパーグローバル大学創成支援事業早稲田大学国際日本学拠点・北京大学人文学部・北京大学中国語言文学系、共催:早稲田大学総合人文科学研究センター角田柳作記念国際日本学研究所・日本学術振興会科学研究費助成事業「グローバルな視野からみる和漢の「文」と日本古典籍をめぐる学術文化史研究」(20K00303)基盤研究(C)(一般)  

    発表年月: 2022年11月

    開催年月:
    2022年11月
     
     
  • 古代日本的書法与文字媒体

    河野貴美子  [招待有り]

    第四届跨文化漢字国際学術研討会/主催:教育部人文社科重点研究基地四川大学中国俗文化研究所、共催:鄭州大学漢字文明研究中心・四川大学漢語史研究所  

    発表年月: 2022年07月

    開催年月:
    2022年07月
     
     
  • 八至十六世紀日本對儒教的接受

    河野貴美子  [招待有り]

    中國古典文學及其海外傳播項目 海外名師系列講座之二/主催:中国海洋大学国際合作与交流処、中国海洋大学文科処、中国海洋大学文学与新聞伝播学院。共催:中国海洋大学中国伝統文化研究中心、中国海洋大学古代文学与伝統文化重点研究団体、“中国古典文学及其海外伝播”項目組)  

    発表年月: 2022年06月

    開催年月:
    2022年06月
    -
     
  • 明刊仏教典籍在東亜的伝播——以早稲田大学図書館蔵《釈氏源流》為例

    河野貴美子  [招待有り]

    “東亜古典学研究”学術研討会/主催:湖南師範大学語言与文化研究院・湖南師範大学外国語学院・湖南師範大学東北亜研究中心・湖南師範大学“一帯一路”文化交流与伝播研究中心  

    発表年月: 2022年06月

    開催年月:
    2022年06月
    -
     
  • 空海従唐朝帯来的“文”和“文字”

    河野貴美子  [招待有り]

    陝西師範大学文学院“交流・発展――文学文化系列講座第十講”  

    発表年月: 2022年05月

    開催年月:
    2022年05月
    -
     
  • 従中華文明伝播史看日本平安時期的語言及学術体系

    河野貴美子

    “中華文明日本伝播史”工作坊/北京大学国際漢学家研修基地  

    発表年月: 2022年04月

  • 儒者の学問と異文化交流―林鵞峰を中心に

    河野貴美子

    ワークショップ「日本と東アジアの〈異文化交流文学史〉をめぐる(主催:JSPS科学研究費基盤研究B「16世紀前後の日本と東アジアをめぐる〈異文化交流文 学史〉の総合的比較研究」(課題番号20H01236 研究代表者・小峯和明) 共催:中国人民大学外国語学院日本語科、日本人文社会科学研究中心)  

    発表年月: 2021年11月

    開催年月:
    2021年11月
     
     
  • Heian kanshibun in early modern Japan: Hayashi Gahō's Honchō ichinin isshu

    河野貴美子

    発表年月: 2021年08月

  • これからの日本古典籍研究のビジョンをめぐって

    河野貴美子

    中古文学会2021年度春季大会 大会企画 シンポジウム「リベラル・アーツとしての古典研究の可能性」  

    発表年月: 2021年05月

    開催年月:
    2021年05月
    -
     
  • 日本伝存資料を通してみる唐代典籍文化の統一性と多様性

    河野貴美子

    第2回中国文化研究国際論壇(主催:一般財団法人東方学会、中国社会科学院古代史研究所)  

    発表年月: 2021年05月

    開催年月:
    2021年05月
     
     
  • 中国古代典籍的流伝・重組・変異――以空海《秘密漫荼羅教付法伝》為中心

    河野貴美子

    中華文明伝播史系列工作坊 東亜漢籍伝播研究討論会/北京大学国際漢学家研修基地主催(騰訊線上会議)  

    発表年月: 2021年04月

  • 『日本霊異記』の「文」とその文学史的意義

    河野貴美子  [招待有り]

    International Symposium Images from the Past: Intertextuality in Japanese Premodern Literature (Università Ca' Foscari Venezia)   (カ・フォスカリ大学(オンライン開催))  カ・フォスカリ大学  

    発表年月: 2021年02月

    開催年月:
    2021年02月
     
     
  • 空海的“文”初探――以《遍照発揮性霊集》為中心

    河野貴美子  [招待有り]

    北京大学“東方文学・“新糸路与新思路”暑期学校   (北京大学(騰訊による開催))  北京大学東方文学研究中心・北京大学外国語学院  

    発表年月: 2020年08月

  • 古代、中世日本書法:形式、人物、故事

    河野貴美子

    北京大学中文系 特邀専家講課系列   (北京大学第二教学楼313教室)  北京大学中文系  

    発表年月: 2019年12月

  • 《日本“文”学史》的構思

    河野貴美子  [招待有り]

    “北方絲綢之路文学・芸術的跨文化研究”系列学術講座   (清華大学文北楼309教室)  清華大学外文系文史学科群 清華東亜文化講座  

    発表年月: 2019年12月

  • The Literature and Calligraphy Introduced by Kūkai

    河野貴美子  [招待有り]

    Centre for Japanese Research Lunchtime Lecture   (ブリティッシュコロンビア大学)  Centre for Japanese Research  

    発表年月: 2019年11月

  • 写本時代の書字と文学――『遍照発揮性霊集』を通してみる

    河野貴美子

    中日古典学工作坊第二届学術研討会/北京大学   (北京大学)  北京大学人文学部主催/北京大学中国語言文学系・早稲田大学総合研究機構日本古典籍研究所・スーパーグローバル大学創成支援事業国際日本学拠点・早稲田大学総合人文科学研究センター角田柳作記念国際日本学研究所共催  

    発表年月: 2019年11月

  • 寧波における遣明使の蒐書活動初探

    河野貴美子

    グローバルな視点からの浙江地域と日本の文化交流史シンポジウム   (寧波大学)  スーパーグローバル大学創成支援事業 早稲田大学国際日本学拠点、早稲田大学総合人文科学研究センター 角田柳作記念国際日本学研究所、寧波大学人文与伝媒学院、寧波大学浙東文化研究院、寧波大学浙東文化与海外華人研究院  

    発表年月: 2019年09月

  • 中国典籍古冩本在日本的傳承與闡釋――以《世説新語》爲例

    河野貴美子  [招待有り]

    首届中国文化研究国際論壇   (厦門市・篔簹書院)  中国社会科学院古代史研究所  

    発表年月: 2019年08月

  • 日本現存佛典古冩本的特點及其意義初探――以石山寺本《妙法蓮華經玄贊》冩本爲例

    河野貴美子  [招待有り]

    從中古到近代:冩本與跨文化研究 國際學術研討會   (北京大學外國語學院)  北京大學東方文學中心、京都大學人文科學研究所術數學研究会、加拿大英屬哥倫比亜大學佛學論壇、北京大學人文學部  

    発表年月: 2019年08月

  • 奈良・平安期日本の学問・教育・課試

    河野貴美子  [招待有り]

    1075-1919年越南儒学科挙百年回顧   (ベトナム社会科学アカデミー)  ベトナム社会科学アカデミー  

    発表年月: 2019年08月

  • 《世説新語》在日本的流傳論考

    河野貴美子  [招待有り]

    文本的潜力:中文写本工作坊   (中央研究院中国文哲研究所)  中央研究院中国文哲研究所  

    発表年月: 2019年06月

  • 平安期における中国古典籍の摂取と利用:空海撰『秘蔵宝鑰』および藤原敦光撰『秘蔵宝鑰鈔』を例に

    河野貴美子

    2019年度東アジア知識人文学国際学術大会 檀国大学校 早稲田大学共同学術大会「東アジアの知識交流のメカニズム:知識の生産と伝達」   (早稲田大学33号館第10会議室)  檀国大学校 日本研究所(韓国研究財団2017年度人文韓国プラス支援事業)、早稲田大学 教育・総合科学学術院、早稲田大学 総合人文科学研究センター 角田柳作記念国際日本学研究所、スーパーグローバル大学創成支援事業 早稲田大学国際日本学拠点  

    発表年月: 2019年05月

  • 空海の「文」をめぐる一考察ーー『遍照発揮性霊集』にみる実践と思考

    河野貴美子

    中古文学会 二〇一九年度春季大会   (共立女子大学)  中古文学会  

    発表年月: 2019年05月

  • 経書写本在日本的流伝、利用及文献価値

    河野貴美子  [招待有り]

    北京大学中国古文献研究中心系列学術講演(第八十九講)   (北京大学)  北京大学中国古文献研究中心  

    発表年月: 2019年03月

  • 「文」和「文学」:『日本「文」学史』的嘗試

    河野貴美子  [招待有り]

    北京大学“東方大文学”系列講座 第七講   (北京大学)  北京大学東方文学研究中心、北京大学外国語学院南亜学系  

    発表年月: 2018年12月

  • 清原宣賢の抄物を通してみる漢籍の利用

    河野貴美子

    中日古典学ワークショップ   (早稲田大学)  早稲田大学日本古典籍研究所・北京大学中国語言文学系・北京大学中国古典学中心  

    発表年月: 2018年11月

  • ことばと知のパラダイムから考える「国風文化」

    河野貴美子

    国書の会ミニシンポジウム 「国風文化」期の東アジアを考える   (國學院大學渋谷キャンパス)  国書の会  

    発表年月: 2018年10月

  • 「日本文学史」の今後100年――『日本「文」学史』から見通す

    ヴィーブケ・デーネーケ, 河野貴美子

    国際日本文化研究センター共同研究「投企する古典性――視覚/大衆/現代」平成30年度・第3回共同研究会   (国際日本文化研究センター)  国際日本文化研究センター共同研究「投企する古典性――視覚/大衆/現代」共同研究会  

    発表年月: 2018年09月

  • 日本古代の仏典注釈書を通してみる中国古辞書の利用とその意義

    河野貴美子

    国際シンポジウム「古辞書研究の射程」   (国立国語研究所)  日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)「平安時代漢字字書総合データベースによる研究基盤の確立」/国立国語研究所共同研究プロジェクト「通時コーパスの構築と日本語史の新展開」  

    発表年月: 2018年08月

  • 「近代日中の図書館形成及び図書分類から考える古典研究の問題と可能性」

    河野貴美子

    国際日本文化研究センター共同研究「投企する古典性――視覚/大衆/現代」平成30年度・第2回共同研究会   (国際日本文化研究センター)  国際日本文化研究センター共同研究「投企する古典性――視覚/大衆/現代」共同研究会  

    発表年月: 2018年07月

  • Translation and Reception in Kiyohara no Nobukata's Chōgonka narabini Biwakō hishō

    河野貴美子

    日本アジア研究学会   (国際基督教大学) 

    発表年月: 2018年06月

  • 日本の古典籍および学術文化史から考える中国学の方法論

    河野貴美子

    第10回日中学者中国古代史論壇 学際化する中国学 中国学発展の方法論の探求   (早稲田大学戸山キャンパス33号館3階第一会議室)  一般財団法人東方学会、中国社会科学院歴史研究所  

    発表年月: 2018年05月

  • 経学文献与一条兼良的著作及学問

    河野貴美子

    経学文献学国際学術研討会   (北京大学中関新園1号楼)  北京大学中文系、北京大学中国古文献研究中心  

    発表年月: 2017年12月

  • 従佚存書立場所見的中国学術文化的伝播以及漢字漢文文化圏的形成意義

    河野貴美子  [招待有り]

    北京論壇2017 文明的和諧与共同繁栄――変化中的価値与秩序   (北京大学)  北京大学/北京市教育委員会/韓国高等教育財団  

    発表年月: 2017年11月

  • 『蒙求』「霊運曲笠」をめぐって――日本中近世の抄物、注釈を通してみる謝霊運故事の展開とその意義

    河野貴美子  [招待有り]

    「謝霊運を中心とした六朝詩と日本文学」ワークショップ   (中国・北京師範大学)  北京師範大学日本語科、北京師範大学東アジア文化センター  

    発表年月: 2017年09月

  • 『日本霊異記』における聖徳太子

    河野貴美子

    シンポジウム「南岳衡山と聖徳太子信仰」   (中国湖南省衡陽市君雅洲際酒店)  名古屋大学大学院人文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研究センター /早稲田大学日本宗教文化研究所  

    発表年月: 2017年08月

  • 《源氏物語》古注釋書所引漢籍考

    河野貴美子

    第二届南京大学域外漢籍国際学術研討会   (南京大学文学院)  南京大学域外漢籍研究所、南京大学“中国文学与東亜文明協同創新中心”  

    発表年月: 2017年07月

  • 中日“嘉言”集考

    河野貴美子  [招待有り]

    東亜漢籍与越南漢喃古辞書国際学術研討会   (浙江財経大学)  中国浙江財経大学人文与伝播学院  

    発表年月: 2017年05月

  • Japanophone Glosses (kunten) in Printed and Digitized Manuscripts

    河野貴美子  [招待有り]

    IMPAGINATION Forms, Media and Circulation of Writing and Publication International Conference in Comparative History of Philology   (中央研究院歴史語言研究所)  中央研究院歴史語言研究所  

    発表年月: 2017年03月

  • 清原宣賢所撰“抄物”与明代書籍

    河野貴美子  [招待有り]

    “明代的書籍与文学”国際学術研討会   (寧波市天一閣)  寧波市天一閣博物館、復旦大学古籍整理研究所主催  

    発表年月: 2016年12月

  • 《北京人文科学研究所蔵書目録》中的「鈔本」研究初探

    河野貴美子

    日本漢文古写本的整理研究与中日学術交流史第二届写本論壇   (中国・小湯山国際商務官員研修中心)  天津師範大学  

    発表年月: 2016年11月

  • Legend, Lexicon, Commentary: The Lotus Sutra in Japanese Letters

    河野貴美子

    AJLS 2016 (Association of Japanese Literary Studies Conference: WORD/IMAGE/JAPAN)   (Pennsylvania State University)  Pennsylvania State University's Department of Asian Studies, the Center for Global Studies, the Department of Comparative Literature, and the North-east Asia Council  

    発表年月: 2016年10月

  • 中国古文献在日本的伝承

    河野貴美子  [招待有り]

    東北亜走廊研究院学術講座   (渤海大学)  渤海大学東北亜走廊研究院  

    発表年月: 2016年09月

  • 東アジアにおける漢籍の伝播と共同体の構築――日本と渤海の外交における文事を例として

    河野貴美子  [招待有り]

    渤海大学「多元視覚下亜洲共同体意識的発現与共同体的建構」系列講座   (渤海大学)  渤海大学(一般財団法人ワンアジア財団プロジェクト)  

    発表年月: 2016年09月

  • Fiction and Trurh: The Challenge to Kukai's Sango Shiiki

    河野貴美子

    AAS-in-ASIA Conference, ASIA IN MOTHION: HORIZONS OF HOPE, 2016 Kyoto   (同志社大学)  Association for Asian Studies,Inc. and Doshisha University  

    発表年月: 2016年06月

  • 渤海との外交における文事と白居易

    河野貴美子

    平成二十八年度中古文学会春季大会 大会企画シンポジウム《平安朝文学と白氏文集》   (早稲田大学国際会議場 井深大記念ホール)  中古文学会  

    発表年月: 2016年05月

  • 和漢文のカノンの形成――『和漢朗詠集』の成立とその後

    河野貴美子  [招待有り]

    Loose Canons Ⅱ: Value and Valuation in Japanese Engagements with Chinese Writing   (Doheny Memorial Library University of Southern California)  USC Shinso Ito Center for Japanese Religions and Culture  

    発表年月: 2016年04月

  • 『日本霊異記』からみる「世界」の想像

    河野貴美子  [招待有り]

    前近代日本における《世界》の想像   (UCLA)  The Tadashi Yanai Initiative for Globalizing Japanese Humanities Waseda University/ UCLA,The Ryusaku Tsunoda Center of Japanese Culture, Waseda University, TGU Project"Global Japanese Studies" (MEXT Grant), The Haruhisa Handa Professorship in Shinto Studies at UCLA  

    発表年月: 2016年03月

  • 鎌倉・室町期の古注釈書からみる『源氏物語』と漢籍

    河野貴美子  [招待有り]

    “全球化時代的日語教育・日本学研究”2016年曁南大学国際学術研討会   (曁南大学)  広東省本科高校外語類専業教学指導委員会亜非語言専業分委員会・中国日語教学研究会華南分会  

    発表年月: 2015年12月

  • 『釈氏源流』研究 139段「証明説呪」、140段「龍王説法」

    河野貴美子

    “全球化時代的日語教育・日本学研究”国際学術研討会   (曁南大学)  広東省外語専業教学指導委員会亜非語専業教学指導分委員会・中国日語教学研究会華南分会  

    発表年月: 2015年12月

  • 『日本霊異記』を通してみる東アジア文史哲

    河野貴美子

    2015年東アジア古代学会秋季学術大会(第59回)及び東アジア古代学会と早稲田大学日本古典籍研究所共催国際学術シンポジウム「人類共有資産としての東アジア文史哲」   (東国大学校)  東アジア古代学会・早稲田大学日本古典籍研究所  

    発表年月: 2015年12月

  • 日本文学史における『日本霊異記』の意義――その表現と存在

    河野貴美子  [招待有り]

    上代文学会秋季大会シンポジウム「日本霊異記――その文学史的位置付けを考える――」   (國學院大學)  上代文学会  

    発表年月: 2015年11月

  • 中国古文献写本在日本

    河野貴美子  [招待有り]

    暨南文史学科名師論壇   (暨南大学文学院)  暨南大学文学院  

    発表年月: 2015年09月

  • 清原宣賢所撰“抄物”中所引漢籍之研究――以《長恨歌並琵琶行秘抄》為例

    河野貴美子  [招待有り]

    第一届中国古典文学高端論壇 中国古典文学与東亜文明   (南京国際会議中心大酒店)  南京大学“中国文学与東亜分明”協同創新中心、中華詩詞発展基金会、台湾新地文学発展協会  

    発表年月: 2015年08月

  • 『日本霊異記』の言説世界——古代日本の仏教説話と内典・外典——

    Asian Languages & Cultures/ Waseda University Workshop/UCLA Royce 306, Los Angeles, CA, USA  

    発表年月: 2015年05月

  • 《日本霊異記》中的漢文学

    日本学名師講壇(中国人民大学外国語学院日語教研室、日本人文社会科学研究中心/於 中国人民大学)  

    発表年月: 2015年05月

  • 《源氏物語》的“古注釋書”與中國古文獻

    國際漢學系列講座第七十五講(北京大學國際漢學家研修基地、東亜漢籍研究工作坊主催/於 中国・北京大学人文学苑)  

    発表年月: 2015年05月

  • 日本における儒教の受容と変容

    ハノイ国家大学人文社会科学大学漢喃学科の依頼による講義  

    発表年月: 2015年04月

  • Translingual Reading in Japan’s Age of Civil War: Kiyohara Nobukata’s Mengqiu Commentaries

    Kimiko Kōno

    Association for Asian Studies 2015 Annual Conference   (Chicago Sheraton Hotel & Towers, Mayfair)  Association for Asian Studies  

    発表年月: 2015年03月

  • 日蔵中国経部・史部文献古写本研究的問題与未来

    首届漢文古写本研究論壇曁国家社科基金重大項目“日本漢文古写本整理与研究”開題論証会  

    発表年月: 2015年03月

  • 「和漢古文献研究」の問題意識

    NEW HORIZONS IN JAPANESE LITERARY AND CULTURAL STUDIES(International Symposium Organized by Columbia University and Waseda University)/Columbia University,NY, USA  

    発表年月: 2015年03月

  • 「鬼」を語り記すことの意味——『日本霊異記』と内典・外典——

    平成26年度説話文学会12月例会(講演&シンポジウム「南都・鬼・霊異記」)/於 奈良女子大学  

    発表年月: 2014年12月

  • 燕京大学図書館収蔵日文図書を通してみる「人文学」の形成

    The Sixth East Asian Humanities Forum/ Hanyang University  

    発表年月: 2014年11月

  • 『源氏物語』から見る東アジアの文学と文化

    グローバル文化コンテンツ学会・韓国外国語大学校GCIC主催、慶尚大学校大学院文化融複合学科、BK21プラス文化融複合ビジネスモデル開発人力養成事業団主管「2014秋季文化融複合共同学術大会 storytellingとデジタル文化」/於 韓国・慶尚大学校海洋科学大学海洋生物教育研究センター  

    発表年月: 2014年10月

  • Textbooks and Commentaries as Sources of Understanding the Formation of Early Japanese Language and Literature

    The 14th EAJS International Conference  

    発表年月: 2014年08月

  • 入明日本僧人与其学問、文化

    故宮博物院故宮学研究所主催「燕行使進紫禁城 14至19世紀的宮廷文化与東亜秩序学術研討会」/於 中国・故宮博物院  

    発表年月: 2014年06月

  • 古代日本的漢文学——従“幼学書”談起

    北京師範大学外文学院日文系主催講演/於 中国・北京師範大学  

    発表年月: 2014年05月

  • 楊貴妃の魂—清原宣賢が説く『長恨歌』世界—

    蔚山大学校日本語日本学科・浙江工商大学東亜研究院・早稲田大学日本宗教文化研究所主催、韓中日国際シンポジウム 東アジアの霊魂観と文化交流/於 韓国・蔚山大学校  

    発表年月: 2014年03月

  • 身延文庫蔵『弘決外典鈔』古鈔本初探

    北京大学国際漢学家研修基地・北京大学中文系主催、北京大学出版社典籍与文化事業部共催「東亜漢籍研究:以日本古鈔本及五山版漢籍為中心」国際学術討論会/於 中国・北京大学  

    発表年月: 2014年03月

  • 古代日本の仏教説話と内典・外典—『日本霊異記』を中心に—

    科研基盤(A)「文明移動としての『仏教』からみた東アジアの差異と共生の研究」国際シンポジウム「言語・文字の転回からみた『仏教』流伝」/於 早稲田大学小野記念講堂  

    発表年月: 2013年12月

  • 平安期の著作にみる『孝経』の受容——成安撰『三教指帰注集』を中心として

    清華大学外文系・清華大学日本研究中心主催「東アジアにおける孝文化の伝承と発展」国際シンポジウム/於 中国・清華大学  

    発表年月: 2013年11月

  • 日・中の「語」「文」世界にみる自然、人

    南開大学主催第五届東亜人文学論壇/於 中国・天津匯高花園酒店  

    発表年月: 2013年11月

  • 『世俗諺文』を通してみる中国古典語の日本語化

    ハノイ大学主催第2回国際シンポジウム「ベトナムにおける日本語教育・日本研究—過去・現在・未来—」/於 ベトナム・ハノイ大学  

    発表年月: 2013年10月

  • 空海在唐時の啓について——古代東アジア外交における言語と文筆をめぐる一考察

    浙江工商大学東亜文化研究院・早稲田大学日本古典籍研究所主催「東アジアにおける筆談の研究」国際学術シンポジウム/於 中国・華北飯店  

    発表年月: 2013年09月

  • 経学文献在古代日語文化中的展開——以源為憲撰《世俗諺文》為中心

    南京大学“中国文学与東亜文明研究協同創新中心”、南京大学文学院・古典文献研究所、清華大学経学研究中心、揚州文化研究会主催「経学与中国文献文化国際学術研討会」/於 中国・華東飯店  

    発表年月: 2013年08月

  • 『源氏物語』と漢語、漢文、漢籍——古注釈が読み解く『源氏物語』のことばと心

    第58回国際東方学者会議(ICES)東京会議 SymposiumⅢ:「源氏学」という学問——古注釈の方法と古記録・漢籍・仏典・古典学の書  

    発表年月: 2013年05月

  • Lecture-based Commentary and the Reception of Bai Juyi's Poetry in Japan: Kiyohara no Nobukata's "Secret Notes on the 'Song of Lasting Sorrow' and the 'Lay of the Lute'"

    Association for Asian Studies 2013 Annual Conference/Manchester Grand Hyatt San Diego, California, USA  

    発表年月: 2013年03月

  • 高麗僧覚訓撰『海東高僧伝』にみる「仏教流通」

    早稲田大学日本古典籍研究所・浙江工商大学東亜文化研究院主催シンポジウム「文化の衝突と融合—東アジアの視点から—」/於 早稲田大学  

    発表年月: 2013年02月

  • 日本古代仏典注釈書中所見的訓詁——以《弘決外典鈔》為例

    中国訓詁学研究会二〇一二年学術年会(中国訓詁学研究会・浙江大学漢語史研究中心・浙江大学古籍研究所)/於 中国・華北飯店  

    発表年月: 2012年10月

  • 日本における白居易文学の受容と継承——清原宣賢『長恨歌並琵琶行秘抄』を中心に

    南開大学外国語学院日語系主催「東アジア文学及び文化交流」国際シンポジウム/於 中国・南開大学  

    発表年月: 2012年09月

  • 古代日本仏典注釈書所引的《文選》初探——以善珠撰述書為中心

    中国文選学会第十届年会曁成立二十周年国際学術研討会/於 中国・河南大学  

    発表年月: 2012年08月

  • 「言」「語」と「文」——諺を記すこと

    早稲田大学日本古典籍研究所ワークショップ「日本における「文」の世界・伝統と将来」  

    発表年月: 2012年07月

  • 東アジアの資料学の観点からみた説話研究

    説話文学会平成24年度4月例会 シンポジウム「説話研究の潮流」/於 駒澤大学  

    発表年月: 2012年04月

  • 『海東高僧伝』の叙述方法

    浙江工商大学東亜文化研究院・早稲田大学日本宗教文化研究所主催「古典籍にみる高僧伝」国際学術シンポジウム/於 中国黄山  

    発表年月: 2012年01月

  • 渤海使在日本古代文学史上的意義

    浙江財経学院人文学院学術講座/於 中国・浙江財経学院  

    発表年月: 2012年01月

  • 古代日本文人的漢文学研究方法——以藤原敦光《三教勘注抄》為例

    “東亜漢文学研究——回顧与展望”学術研討会/於 中国・浙江工商大学  

    発表年月: 2011年10月

  • THE TRADITION OF THE CLASSICS AS SEEN IN THE OLD COMMENTARIES OF GENJI MONOGATARI : KAKAISHO AND SUBSEQUENT WORKS

    ヨーロッパ日本研究協会/於 エストニア・タリン大学  

    発表年月: 2011年08月

  • 奈良朝の仏典注釈書にみる漢語読解の方法

    浙江工商大学東亜文化研究院・早稲田大学日本古典籍研究所主催国際学術シンポジウム「東アジアの漢籍遺産—奈良を中心として」/於 中国・杭州華北飯店  

    発表年月: 2011年07月

  • 《遊仙窟》在日本的伝播

    “中国文学海外伝播”国際学術研討会/於 中国・北京師範大学  

    発表年月: 2011年04月

  • 古注釈からみる源氏物語と唐代伝奇

    明治大学古代学研究所公開シンポジウム 源氏物語と唐代伝奇/於 明治大学  

    発表年月: 2010年12月

  • 古代日本仏家注釈書所引的《史記》初探——以成安撰《三教指帰注集》為中心

    古文献与嶺南文化国際学術研討会暨中国《史記》研究会第九届年会/於 中国・暨南大学  

    発表年月: 2010年12月

  • 古代中日の仏教書にみる孝思想と孝子譚をめぐって

    杭州仏学院講演会/於 中国・杭州仏学院  

    発表年月: 2010年11月

  • 日本と渤海の交流と文学——日渤応酬詩の意義

    建国大学校シンポジウム「日本古典文学における異文化交流とその展開をたどる」/於 韓国・建国大学校  

    発表年月: 2010年11月

  • 中国古典籍研究における日本伝存資料の意義——北京大学図書館蔵余嘉錫校『弘決外典鈔』をめぐって

    日本中国学会第62回大会/於 広島大学  

    発表年月: 2010年10月

  • 唐代仏典注釈書にみる「漢字学」—湛然撰『止観輔行伝弘決』を中心に—

    (鄭州大学外国語学院・歴史学院、浙江工商大学日本文化研究所、早稲田大学日本宗教文化研究所共催「漢字文化遡源—文字から書籍へ—」国際シンポジウム/於 中国・鄭州大学  

    発表年月: 2010年09月

  • 『三教指帰』古注釈書を通してみる空海の文学と思想の継承

    北京師範大学文芸学研究中心、北京師範大学文学院、北京語言大学国際漢学研究所、早稲田大学国際日本文学・文化研究所共催“多元視野下的中国文学思想”国際学術研討会/於 中国・北京師範大学  

    発表年月: 2010年09月

  • 日本漢文学研究的成就与問題——倉石武四郎《本邦における支那学の発達》編輯工作小報告

    “中国三十年日本文学研究的成就与方法”国際研討会——慶賀厳紹トウ先生七十華誕/於 中国・北京大学  

    発表年月: 2010年08月

  • 白居易詩在東亜的伝播——以九世紀前後在日本和渤海的接受為中心

    首届亜洲文化芸術界高層学術論壇/於 中国・成都喜来登酒店  

    発表年月: 2010年05月

  • 関於北京大学図書館蔵余嘉錫校《弘決外典鈔》

    北京大学中国語言文学系・イエール大学東亜研究中心・北京大学中国古文献研究中心主催;中国典籍与文科国際学術研討会/於 中国・北京大学  

    発表年月: 2010年03月

  • 20世紀50年代以前北大、燕大図書館与日本学術界的交流

    北京大学中国古文献研究中心系列学術演講/於 中国・北京大学  

    発表年月: 2010年03月

  • 20世紀50年代前北京大学図書館及び燕京大学図書館と日本学術界の交流

    浙江工商大学日本語言文化学院日本文化名家講座/於 中国・浙江工商大学  

    発表年月: 2010年01月

  • 《源氏物語》注釈書引用的宋代書籍——以《河海抄》為例

    第六届中国宋代文学国際学術研討会/於 中国・成都京川賓館  

    発表年月: 2009年10月

  • “孝”的展開与古代日本——以丁蘭故事為例

    国家漢辦・中国人民大学主辦 第二届世界漢学大会/於 中国・人民大学  

    発表年月: 2009年10月

  • 東アジア文化交流史における渤海の意義

    浙江工商大学日本文化研究所・関西大学文化交渉学教育研究拠点共催「東アジア文化交流——学術論争の止揚をめざして」国際シンポジウム/於 中国・杭州  

    発表年月: 2009年09月

  • 東アジア比較文学・比較文化研究の方法

    日本国際交流基金会海外日本研究重点支援機構項目 第三届中国高校教師「日本歴史文化」高級講習班/於 中国・鄭州  

    発表年月: 2009年08月

  • 孝をめぐる言説の展開と古代日本における受容

    JSAA-ICJLE 2009 International Conference/於オ-ストラリア・シドニ-  

    発表年月: 2009年07月

  • 平安前期の日本漢詩と白居易—渤海使との贈答詩を通して—

    早稲田大学日本古典籍研究所・清華大学外語系共同シンポジウム 日本古代文学と白居易/於 早稲田大学  

    発表年月: 2009年07月

  • 経書の継承と展開—日本における『周易』受容—

    東アジアの文化遺産—その普遍性と独自性—/於 アメリカ コロンビア大学  

    発表年月: 2009年05月

  • 菅原道真と渤海使

    ヨーロッパ日本研究協会/於 イタリア・サレント大学  

    発表年月: 2008年09月

  • 新羅文人崔致遠の作品と事跡をめぐって

    浙江工商大学日本文化研究所・関西大学アジア文化交流研究センター主催「東アジア文化交流——人物往来 国際学術シンポジウム」/於 中国・杭州  

    発表年月: 2008年07月

  • 具平親王『弘決外典鈔』の方法

    浙江工商大学日本文化研究所・早稲田大学日本宗教文化研究所主催第三回共同シンポジウム「海を渡る天台文化」/於 中国・天台山  

    発表年月: 2008年05月

  • 『弘決外典鈔』所引漢籍考—具平親王の学問とその環境—

    浙江工商大学日本文化研究所・早稲田大学日本宗教文化研究所主催「越境する文化」国際シンポジウム/於 中国・浙江工商大学  

    発表年月: 2007年12月

  • 『新羅殊異伝』佚文「崔致遠(仙女紅袋)」について

    韓国外国語大学校・立教大学日本学研究所主催国際シンポジウム「東アジアの日本文学研究」/於 韓国・韓国外国語大学校  

    発表年月: 2007年11月

  • 奈良朝寺院における漢籍の受容

    浙江工商大学日本文化研究所主催 紀念遣隋使・遣唐使1400周年“東亜文化交流的源流”国際研討会/於 中国・杭州  

    発表年月: 2007年09月

  • 関於興福寺蔵《経典釈文》以及《講周易疏論家義記》

    南京大学文学院・同人文科学高級研究院・同域外漢籍研究所主催 域外漢籍研究国際学術研討会/於 中国・南京  

    発表年月: 2007年08月

  • 奈良・平安期における漢籍受容の一考察——善珠撰『因明論疏明灯抄』を手がかりとして——

    2006(平成18)年度早稲田大学国文学会秋季大会/於 早稲田大学  

    発表年月: 2006年12月

  • 鬼之董狐—干宝と三善清行を結ぶもの—

    早稲田大学日本宗教文化研究所・浙江工商大学日本文化研究所交流協定締結記念シンポジウム「神仙伝・高僧伝の流伝と展開」/於 中国・浙江工商大学  

    発表年月: 2006年12月

  • 三善清行と干宝『捜神記』

    東アジア日本学国際シンポジウム/於 中国・洛陽外国語学院  

    発表年月: 2006年10月

  • 日本古代の漢籍受容—善珠と安澄の場合—

    国際シンポジウム 世界における日中文化と文学/於 中国・東北師範大学  

    発表年月: 2006年09月

  • 古代日本の仏典注釈書に見る漢籍の引用と漢語知識

    国際学術シンポジウム ブックロードと文化交流—日本漢文学の源流—/於 中国・浙江工商大学  

    発表年月: 2006年09月

  • 日本古代の仏典注釈書にみる漢籍の受容——善珠撰述書を中心に——

    2006'清華大学日本言語文化国際フォーラム/於 中国・清華大学  

    発表年月: 2006年06月

  • 伝と記と小説と——『捜神記』の出現とその享受をめぐって——

    早稲田大学比較文学研究室第194回月例研究発表会/於 早稲田大学  

    発表年月: 2006年06月

  • 『捜神記』と中国古代の伝説をめぐる一考察

    説話文学会平成17年度10月例会/於 慶應義塾大学  

    発表年月: 2005年10月

  • 『因明論疏明灯抄』所引の漢籍に関する一考察

    ヨーロッパ日本研究協会/於 オーストリア・ウィーン大学  

    発表年月: 2005年09月

  • 古代日本の仏典注釈書における漢籍の引用

    国際シンポジウム「世界的視野における日中文化」/於 中国・北京師範大学  

    発表年月: 2005年09月

  • 平安末期の仏典注釈にみる仏家の語学知識

    第三回大学日本語教育国際シンポジウム/於 中国・西安交通大学  

    発表年月: 2005年08月

  • 古代日本の仏家と漢籍

    “社会転型与多元文化”国際学術研討会/於 中国・復旦大学  

    発表年月: 2005年06月

  • 平安末期における善珠撰述仏典注釈書の継承

    二〇〇四年度早稲田中世の会三月例会/於 早稲田大学  

    発表年月: 2005年03月

  • 奈良・平安期の仏典注釈書における音釈について

    2005中国文学与日本文学研究国際学術研討会/於 中国・広東外語外貿大学  

    発表年月: 2005年03月

  • 日本古代の仏典注釈書に見る音釈

    日中比較研究国際シンポジウム/於 中国・廈門大学  

    発表年月: 2004年12月

  • 善珠撰述仏典注釈書における老荘関係書の引用

    「道教と日本文化」国際シンポジウム/於 中国・浙江工商大学  

    発表年月: 2004年11月

  • 善珠撰『因明論疏明灯抄』の反切

    第1回日本言語文化研究国際フォーラム/於 中国・大連大学  

    発表年月: 2004年07月

  • 奈良時代の仏典注釈書に見る漢籍の受容

    ヨーロッパ日本研究協会/於 ポーランド・ワルシャワ大学  

    発表年月: 2003年08月

  • 善珠撰述仏典注釈書における漢籍の引用——『成唯識論述記序釈』をめぐる一考察——

    平成14年度中古文学会秋季大会  

    発表年月: 2002年10月

  • 奈良時代の仏典注釈書の世界——善珠撰『成唯識論述記序釈』を中心に——

    二十一世紀に向かっての中日(日中)比較文学・文化国際シンポジウム/於 中国・東北師範大学  

    発表年月: 2002年07月

  • 善珠撰『成唯識論述記序釈』について

    平安朝文学研究会平成14年度第1回研究発表会/於 早稲田大学  

    発表年月: 2002年06月

  • 『日本霊異記』説話の形成と編纂——神仙伝的記事の存在をめぐって——

    日中比較文学国際学術研討会/於 中国・中山大学  

    発表年月: 2001年12月

  • 『捜神記』所収の再生記事についての考察——五行志的記事の展開と変容——

    日本中国学会第53回大会/於 福岡大学  

    発表年月: 2001年10月

  • 〈仏教〉『日本霊異記』にみる漢籍の受容と消化

    第20回和漢比較文学会大会公開シンポジウム/於 相模女子大学  

    発表年月: 2001年09月

  • 『日本霊異記』考——漢籍との類話の存在をめぐって——

    説話文学会例会  

    発表年月: 2001年04月

  • 『捜神記』と日本の説話

    古代文学比較文学研究所研究発表会/於 早稲田大学  

    発表年月: 2001年02月

  • 干宝『捜神記』考——『捜神記』の語る歴史——

    二松学舎大学人文学会第82回大会/於 二松学舎大学  

    発表年月: 2000年11月

  • 日蔵(道賢)上人と五台山

    道賢をめぐる国際学術シンポジウム/於 中国北京歴史博物館  

    発表年月: 2000年07月

  • 『日本霊異記』下巻第三十一縁の考察

    1999年度説話・伝承学会春季大会  

    発表年月: 1999年05月

  • 『日本霊異記』下巻第十九縁の考察

    和漢比較文学会東部例会  

    発表年月: 1998年07月

  • 『日本霊異記』試論——『捜神記』との関わりから——

    1989年度早稲田大学国文学会秋季大会/於 早稲田大学  

    発表年月: 1989年12月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 江戸幕府紅葉山文庫の再構と発信―宮内庁書陵部収蔵漢籍のデジタル化に基づく古典学―

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2025年03月
     

     概要を見る

    江戸幕府が250年の間に収集した和漢の貴重書を、幕府を中心とする知識文化の源と捉え、その全貌を再構築する。またこの蔵書のもつ意義を、日本の書籍史の上に位置付け直し、東アジアの古典文化に対する意義をも新たに研究、発見する。その過程では、図書原本と一次史料に基づく研究を原則とし、学術情報の発信を行って世界の知識界に貢献すべく、インターネット経由で情報を公開し、その意義を多角的に俯瞰するためのシステムを築いて、文化資源の活用を準備する

  • グローバルな視野からみる和漢の「文」と日本古典籍をめぐる学術文化史研究

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2024年03月
     

  • 16世紀前後の日本と東アジアの〈異文化交流文学史〉をめぐる総合的比較研究

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2023年03月
     

     概要を見る

    〈異文化交流文学史〉とは、今日の国際化時代に応じて関心の高い多様な異文化との交流を通して生まれ、享受、再生された文学の総体を意味する。特に16世紀の大航海時代は、地球規模での文化交流が活発化し、アジアや日本が西洋文化と初めて接触する、近代の始発期として特筆される。〈異文化交流文学史〉は善隣友好に止まらず、倭寇や対外戦争のもたらした文学も含み、歴史実体に還元されない、架空・幻想の領域をも対象とする。16世紀を中心にその前後にも視野をひろげ、日本と東アジア各地域に即した基礎的な資料学から再構築し、身体芸や絵画表象なども併せてその全体像を究明することで、既存の文学史の再編をめざしたい

  • 東アジアの視野からみる和漢の「文」の学術文化史研究

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2020年03月
     

     概要を見る

    本研究は、1.日本の学術文化史を「文」の概念を軸として捉え直すことを主たる目的とし、2.和漢の典籍と古注釈書を通して前近代の学問の実相を辿り、3.近代初期の日中の図書館の蔵書形成と目録分類の変遷を調査分析することを合わせて進めるものである。これらの研究活動は早稲田大学プロジェクト研究所「日本古典籍研究所」が統括し行っている。1.については、研究協力者(海外共同研究者)であるボストン大学Wiebke DENECKE准教授と連携し、研究代表者と研究分担者が共同研究を行い、『日本「文」学史 第二冊 「文」と人びと――継承と断絶』(河野貴美子・Wiebke DENECKE・新川登亀男・陣野英則・谷口眞子・宗像和重編、勉誠出版)の執筆と編集を進め、2017年前半には公刊できる予定である。内容は、日本の古代から近代の入口までを見通しつつ、「文」と人びととの関係をさまざまな角度から描き出すもので、総勢28名の執筆者の協力を得た成果である。また『日本「文」学史 第三冊 「文」から「文学」へ――東アジアの文学を見直す』(河野・DENECKE・新川・陣野編、同)の刊行準備を整え、目次編成、内容構成について研究検討を行い、執筆を進めている。これは主として、西洋の概念や学問と出会い近代化に向かった日本の「文」から「文学」への移行を、東アジア全体の問題として考察するものである。2.については、清原宣賢の抄物(『長恨歌并琵琶行秘抄』『蒙求聴塵』)や具平親王の『弘決外典鈔』身延文庫蔵写本の研究と翻刻を行い、公刊に向けて準備を進めた。また、中古中世の学問史、古注釈書に関して学会発表や論文執筆を行い、研究成果を発表した。3.については、北京大学図書館所蔵の燕京大学図書館関連資料及び中国科学院国家科学図書館所蔵の旧北京人文科学研究所所蔵図書関連資料等の調査、考察を行い、資料のデジタルデータ化を進めた。1.日本の学術文化史を「文」の概念から捉え直す研究については、『日本「文」学史 第二冊 「文」と人びと――継承と断絶』をほぼ完成まで進めることができた。2016年3月に編集のためのワークショップを行って以後、編者や執筆者とのディスカッションを経て、「文」と人びととの関わりを通史的に眺め、従来の歴史区分とは異なる角度から日本の「文」の世界の変化や転換を見通す試みを、具体的な形としてまとめあげることができた。なお、2016年には『リポート笠間』61(笠間書院)で「理想の『日本文学史』」という特集が組まれ、「『日本「文」学史』A New History of Japanese "Letterature"の試み――全三冊刊行に向けて』(Wiebke DENECKE、河野貴美子)の執筆機会を与えられた。本研究課題の取り組みが、関連の学界にインパクトをもって迎えられた一つの成果といえよう。また『日本「文」学史 第三冊 「文」から「文学」へ――東アジアの文学を見直す』の目次構成を検討、決定することができた。東アジアにかつて共有されていた「文」の概念の変容と、現在の文学世界への転換を、東アジア全体の問題として検討する試みであり、第二冊同様、多数の執筆者の協力を得て執筆を進行している。2.和漢の典籍と古注釈書の研究については、清原宣賢の抄物や具平親王の『弘決外典鈔』の翻刻公刊に向けて作業と研究を進めた。また、浙江工商大学・王勇教授との共同研究成果として論文集(『衝突と融合の東アジア文化史』勉誠出版)を公刊した。3.近代初期の日中の図書館の研究については、北京大学図書館及び中国科学院国家科学図書館において近代初期の図書館関連資料の調査とデジタルデータ化を進めた。また、台湾・中央研究院歴史語言研究所傅斯年図書館においても旧北京人文科学研究所関連資料を調査し、資料を入手することができた。1.日本の学術文化史を「文」の概念から捉え直す研究については、『日本「文」学史』第二冊を刊行し、続いて『日本「文」学史 第三冊 「文」から「文学」へ――東アジアの文学を見直す』の刊行に向けて、執筆と編集を進めていく。その過程で、執筆者が草稿を持ち寄り読み合わせを行う編集のためのワークショップを2017年7月22日、23日に早稲田大学を会場として行う予定である。2.和漢の典籍と古注釈書の研究については、引き続き清原宣賢の抄物や具平親王の『弘決外典鈔』の翻刻と研究を進め、公刊を目指す。また、研究成果を学会発表や論文執筆を通して公にしていく。3.近代初期の日中の図書館の研究については、引き続き北京大学図書館及び中国科学院国家科学図書館において近代初期の図書館関連資料について、とくに蔵書カードや蔵書登録簿等の未公開資料を中心に調査を継続し、デジタルデータ化を進める。2017年7月22日、23日に開催を予定している「日本「文」学史」第3回ワークショップには、現在のところ『日本「文」学史 第三冊 「文」から「文学」へ――東アジアの文学を見直す』の執筆者計47名に対して参加を依頼している。内訳は国内22名、米国1名、欧州3名、韓国14名、中国7名であり、2017年度の研究費はこの国内外の執筆者をワークショップに招聘する旅費を中心に使用する予定である。また、和漢の典籍と古注釈書の研究、及び、近代初期の日中の図書館の研究についても、図書資料費を中心に使用する計画である

  • 六国史時代文筆活動の研究

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2019年03月
     

     概要を見る

    2016年度の具体的な研究計画は、次の4項目であった。「1.諸文献の電子テキスト化」、「2.注釈作業」、「3.『六国史時代漢語集成』の編集」、「4.近世六国史関連研究文献調査」。各項ごとの成果は次のとおりであった。1.すでに業者委託によって電子化の基礎作業が終了している『日本詩紀』のデータの校正作業の続きを、大学院生の分担作業により行った。ダブルチェックも完了した。データは本研究の関係者間で共有し、今後の研究に利用することが可能となった。将来的には一般公開の方法を検討している。『古京遺文』の電子化も、業者委託で行った。今後、『日本詩紀』と同じ要領で、2017年度に校正作業を完了させる予定である。2.昨年度に引き続き、『懐風藻』と渤海使関係文筆資料の注釈作業を行った。『懐風藻』は、8月9月以外の毎月研究会を開催、計10回の研究会を開催した。1回につき3首ずつ検討し、計30首(古典大系番号で6,7,9,10,11,15,17,18,22-29,31,33,35,37,39,40,42,50,51,53-55,85,87)の検討を終えた。研究会での検討を経て、担当者各自が改稿を加えることになっている。渤海使関係文筆資料については、原則隔月開催の研究会を計6回開催し、『続日本紀』掲載の資料についての検討を終えた。研究会での検討を反映させた注釈稿を、『早稲田大学日本古典籍研究所年報』第10号(3月刊)に掲載した。今号に掲載できなかった分が一部あるが、それらは次号掲載の予定である。3.以前の科研費研究で作成した『8世紀日本漢語集成』作成の要領で、作業を進めている。4.国文学研究資料館で、各機関所蔵の関連文献の基礎調査委を行い、名古屋市蓬左文庫、天理大学附属天理図書館等で文献調査を行った。ほぼ研究計画に沿った進展であった。業者委託による電子データの校正作業をいかに効率的に進めるかは、依然として課題ではあるが、協力の大学院生のチーム作業は、次第に要領を得てきているようである。本年度の調子で進めれば、大きな支障はないものと考えている

  • 宮内庁書陵部収蔵漢籍の伝来に関する再検討―デジタルアーカイブの構築を目指して―

    研究期間:

    2012年04月
    -
    2017年03月
     

     概要を見る

    近世以前の日本における学術の基礎を提供した漢籍(中国の古典)について、宮内庁書陵部の蔵書を実地に調査し、伝存する原本の意義と、日本文化への貢献について考察するための基本情報を整理し、学術的検討を加えた。上記の研究に伴い、23名の研究者による、のべ759日間、626部7232点の原本調査を実施し、172部8705点について書誌データの定位を行う一方、229部9145点、279123齣に及ぶ全文のデジタル影像データを作成した。これらの研究成果を共有するため、最重要文献138部8054点を選び、書誌と全文影像のデータベースを統合する、デジタルアーカイブ「宮内庁書陵部収蔵漢籍集覧」をウェブに公開した

  • 日本古代の漢文文献を通してみる東アジアの文学世界及び学術交流に関する研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2012年
    -
    2015年
     

     概要を見る

    本研究は、日本古代の漢文文献を通して、日本そして東アジアにいかなる文学世界が構築されていたか、またいかなる学術交流が展開していたかを考察し、それを文学・文化史上に正しく位置付け直すことを目指すものである。具体的な研究計画としては、以下の3項目を柱として研究活動を行った。
    (1)渤海使関係詩の精読注解 早稲田大学日本古典籍研究所主催による「渤海詩研究会」を六回開催し(2013年4月21日、7月21日、9月23日、12月8日、2014年1月26日、3月2日)、『扶桑集』所収の渤海使関係詩を精読した(成果は『早稲田大学日本古典籍研究所年報』第7号に掲載)。また、京都大学附属図書館にて『扶桑集』の写本調査を行い、写真複写資料等を収集した。
    (2)「文」の概念に関する研究 「文」の概念に関する新たな体系を構築、発信する専門書(『日本「文」学史をひらく』(仮題)、全3冊、勉誠出版)を刊行するため、企画立案を行った。そして、その第1冊『「文」の環境――「文学」以前』(仮題)の内容、項目について編集会議を重ね、2014年11月の刊行を目指し、準備を進めた。また、2014年5月31日、6月1日には、執筆者による編集ワークショップを開催するため、その準備を平行して行った。
    (3)日本伝存漢籍に関する研究 早稲田大学日本古典籍研究所と中国・浙江工商大学東亜研究院との共催により、2013年9月14日~16日に杭州に於いて、「東アジア世界における筆談の研究」「西湖のイメージ―東アジアの名勝の誕生・流伝・移動―」をテーマとする国際シンポジウムを開催した。また、書物をはじめとする東アジアの文化交流について、個別に研究発表、論文発表を行った。また、2013年2月に開催したシンポジウム「文化の衝突と融合―東アジアの視点から―」の成果論文集(『アジア遊学』勉誠出版)を2014年度中に刊行すべく、準備を進めた。

  • 中国近代文献学―余嘉錫の総合的研究

    研究期間:

    2010年04月
    -
    2014年03月
     

     概要を見る

    中国近代の代表的な文献学者である、余嘉錫(1884-1955)に関する総合的研究を遂行し、その著書『目録学発微』を研究し、翻訳・注釈・解題を作成し、古勝隆一・嘉瀬達男・内山直樹訳『目録学発微』(平凡社、2013年)として出版した。同時に、中国の北京大学に収蔵されている余嘉錫旧蔵書についても、調査を行った

  • 文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

    研究期間:

    2011年
    -
    2014年
     

     概要を見る

    第一に、本研究の日常的な基盤となる定例研究集会を7回おこなった。
    第二に、特別研究集会を2回開催した。1回目は、古井龍介・馬場紀寿両氏(東京大東文研)を招いて、インドおよび東南アジアの仏教文明に関する最新の研究状況を学び、意見交換をおこなった。仏教文明の本源と東アジア仏教との差異を知ることができた。2回目は、石見清裕氏(早稲田大)を招いて、中国太原地域の地政学的位置を学んだ。これは、前年度における本研究での太原石窟(仏教・道教)調査を補うものである。
    第三に、シンポジウムを早稲田大学で2回開催した。1回目は、9月28日の「対敵と仏法」である。昨年度の課題を継承して、これまで見失われがちであった仏教の実践的側面、つまり造形物にみられる対敵、調伏、防御の役割を追求した。大島幸代(龍谷大)、三上喜孝(山形大)、長坂一郎(東北芸工大)、黒田智(金沢大)、長岡龍作(東北大)各氏の報告を受けて討論がおこなわれた。2回目は、12月21日の「言語・文字の転回からみた『仏教』流伝」である。翻訳を含む言語文字表現の変革と仏教の関係を問題視した。朱慶之(香港教育学院)、吉田豊(京都大)、阿部龍一(ハーバード大)、ジョン・ウイットマン(国立国語研究所)、河野貴美子(早稲田大)各氏による報告および問題提起がなされた。
    第四に、研究分担者城倉正祥氏を中心にして、2014年2月末から3週間以上、千葉県龍角寺跡の調査をおこなった。かつて多くの文字瓦を出土した本寺院跡は、仏教文明の列島移動において注目されるところであるが、本格的な調査は進んでいなかった。このたびは、最新技術のレーダー探査などを駆使し、廻廊を含む伽藍配置の歴史的変遷などを確認した。また、散布する古代瓦を慎重に回収し、次調査に備えた。

  • 漢籍抄物を中心とした中世末期~近世初期の学術的展開に関する基礎的研究

    研究期間:

    2010年04月
    -
    2013年03月
     

     概要を見る

    本研究は「抄物」を室町期俗語資料としてではなく、その本来の漢籍注釈書ととらえ、具体的には日本中世漢学を集大成した清原宣賢の学術に向き合うべく、その「四書」を中心とした「漢籍抄」を取り上げ、特に宣賢自筆の手控え、またはその忠実な写本を主たる研究対象とした。我々は日本学研究者と中国学研究者が参加する会読研究会を実施し、抄物本文の正確な翻刻と、訓点に準拠し字音・字訓・音便等の日本語と中国語に配慮した正確な訓読文に留意した。その四書解釈の内容については元明期注釈書(『四書輯釈』『四書大全』等)、一条?良や清原家点本、および文之点・羅山点等の後続文献まで視野に入れて照合し、宣賢を起点として南北朝期~近世初期の学術の展開を追求した。会読成果の第1冊として、平成23年10月に汲古書院から『大学聴塵』をその翻印・訓読・脚注、および『四書童子訓』との対照表・『四書童子訓』翻印によって構成し、フルカラーの影印を添えて刊行した。併せて「清原宣賢漢籍抄翻印叢刊」第I期・第II期を企画した。次いで『中庸抄』の会読を進めるとともに、第I期分の『三略秘抄』『曲礼抄』『長恨歌並琵琶行秘抄』『論語聴塵』『蒙求秘抄』の整理を進め、第II期分(『左傳聴塵』『漢書抄』『易学啓蒙抄』『六韜秘抄』)のための準備を進めた

  • 平安時代初期の文筆活動と国際交流の基礎研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2009年
    -
    2011年
     

     概要を見る

    平安時代前期の漢詩文集、とりわけ『菅家文草』の諸本調査を行い、本文の異同、諸本の系統についての検討を行い、新たな見識を得た。2種版本(寛文版本・元禄版本)の本文異同については、漢詩部分(前半6巻)については、一覧にした冊子も作成した。渤海使関係詩の注釈作業を行ったが、その際にも、『菅家文草』諸本調査の成果が役立った。渤海使関係詩の注釈成果は、『早稲田大学日本古典籍研究所年報』誌上に公表した。

  • 二松学舎大学21世紀COEプログラム「日本漢文学研究の世界的拠点の形成」、研究協力者

    研究期間:

    2005年
    -
    2009年
     

  • 日中朝をめぐる交流と日本古代文学についての研究-渤海使と文学・『聖徳太子伝暦』-

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    研究期間:

    2003年
    -
    2006年
     

     概要を見る

    8世紀〜10世紀に日本にやってきた渤海使との交流の中で詠作された漢詩と、伏見宮本『聖徳太子伝暦』との読解作業をとおして、古代における日本と海外諸国(中国・朝鮮)との文化交流の諸相を多角的に検討した。渤海使関係詩の読解については、勅撰三詩集に掲載のそれはほぼ注釈作業を終え、研究書としての刊行準備段階に入った。詩の語句の解釈や典拠に関する点ばかりでなく、渤海使を受け入れる際の制度的な細部などについても、新たに判明した点が少なくない。またさらに、『田氏家集』『菅家文草』所収の作品についても鋭意読解作業を続けている。漢詩文読解のために索引類の充実は必須であることが実感され、日本漢文の総合的な電子検索システムを立ち上げる作業も開始した。伏見宮本『聖徳太子伝暦』の読解も、2006年度末の段階で、太子十人歳条まで読み進めた。いまだ十分になされたとは言えない『伝暦』の諸本論について、現存最古本に属する伏見宮本と他本との比校によって、かなり明確な傾向をつかむに至っている。歴史資料として扱われることの多い『伝暦』であるが、漢文としてのレトリックにも注目しつつ読解作業を進めている。判読の困難な資料を、写真(およびそのコピー)によって解読して行く作業は、なかなかはかどらないが、今後も作業を継続して行く予定である。それらの知見を含め、研究分担者がそれぞれの関心から得た新たな知見を、2005年・2006年の夏、それぞれ中国北京・同長春で開催された国際シンポジウムで発表し、内外の研究者との意見交換を図ることができた。特に2005年度の国際シンポジウムでの成果は、『日本・中国交流の諸相』(勉誠出版2006年)として刊行した。

  • 日中朝をめぐる交流と日本古代文学についての研究−渤海使と文学・『聖徳太子伝暦』−

    研究期間:

    2003年
    -
    2006年
     

  • 日本伝存典籍による漢籍佚文の輯集と研究

     概要を見る

    本研究は、日本に伝存する典籍における漢籍佚文の輯集と研究を通じて、日本の学術・文化が中国の書物からいかなる影響を受けつつ形成されてきたのか、その具体相を明らかにすることを目指したものである。従来十分な検討がなされてこなかった古代日本の仏典注釈書を主たる考察対象として、漢籍の佚文に関する基礎データを整理するとともに、それらの資料が有する文化史的意義や日本のことばの特質について多角的に検証し、論文としてその成果を公表した

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Misc

  • 『三教指帰』および『三教指帰注集』にみる『孝経』の受容

    河野貴美子

    『東アジア比較文化研究』/東アジア比較文化国際会議日本支部   14   29 - 46  2015年06月  [査読有り]

  • 北京大学図書館蔵の「燕京大学図書館日文書籍総計簿」

    河野貴美子

    『日本歴史』/日本歴史学会(吉川弘文館)   ( 802 ) 73 - 75  2015年03月

  • 渤海使関係詩注釈稿 都良香「代渤海客上右親衛源中郎将」(『扶桑集』巻七 57)

    河野貴美子

    『早稲田大学日本古典籍研究所年報』/早稲田大学プロジェクト研究所 日本古典籍研究所   ( 8 ) 38 - 50  2015年03月  [査読有り]

  • 古代日本の仏教説話と内典・外典——『日本霊異記』を中心に

    河野貴美子

    新川登亀男編『仏教文明の転回と表現 文字・言語・造形と思想』/勉誠出版     169 - 208  2015年03月

  • 『花鳥余情』が説く『源氏物語』のことばと心——「漢」との関わりにおいて——

    河野貴美子

    『国文学研究』/早稲田大学国文学会   ( 175 ) 1 - 16  2015年03月

  • 晩宋の社会と詩歌

    侯体健, 翻, 河野貴美子

    内山精也編、アジア遊学180『南宋江湖の詩人たち 中国近世文学の夜明け』/勉誠出版     36 - 48  2015年03月  [査読有り]

  • 臨安と江浙の詩社

    河野貴美子

    内山精也編、アジア遊学180『南宋江湖の詩人たち 中国近世文学の夜明け』/勉誠出版     195 - 200  2015年03月

  • 『河海抄』にみる「万葉学」—漢語・漢籍との関係を中心に—

    河野貴美子

    『國學院雑誌』/國學院大學   116 ( 1 ) 90 - 109  2015年01月  [査読有り]

  • 経学文献在古代日語文化中的展開——以源為憲撰《世俗諺文》為中心

    河野貴美子

    張伯偉編『域外漢籍研究集刊』/中華書局   ( 10 ) 17 - 37  2014年10月  [査読有り]

  • 中国国家図書館蔵楊守敬旧蔵『日本霊異記』写本について

    河野貴美子

    『文化史資料考證』刊行委員会編『嵐義人先生古稀記念論集 文化史資料考證』/『文化史史料考證』刊行委員会     421 - 431  2014年08月

  • 渤海との交流と漢詩文

    河野貴美子

    堀池信夫総編集 増尾伸一郎・松﨑哲之編『知のユーラシア5 交響する東方の知 漢文文化圏の輪郭』/明治書院     21 - 54  2014年02月  [査読有り]

  • 『源氏物語』と漢語、漢詩、漢籍——『河海抄』が読み解く『源氏物語』のことばと心——

    河野貴美子

    日向一雅編『源氏物語 注釈史の世界』/青簡舎     161 - 190  2014年02月  [査読有り]

  • 解説〔「歌垣」「大祓」「折口信夫」「神楽」「語部」「神饌」「大儺」「魂振り」「真床追衾」「柳田国男」「遊女」以上11項目〕

    河野貴美子

    立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所編『白川静を読むときの辞典』/平凡社    2013年10月  [査読有り]

  • 古代日本仏典注釈書所引的《文選》初探——以善珠撰述書為中心

    河野貴美子

    張伯偉編『域外漢籍研究集刊』/中華書局   ( 9 ) 31 - 42  2013年07月  [査読有り]

  • 東アジアの資料学の観点からみた説話研究

    河野貴美子

    『説話文学研究』/説話文学会   ( 48 ) 65 - 74  2013年07月  [査読有り]

  • 日本古代仏典註釈書與《論語》

    河野貴美子

    劉玉才主編『從鈔本到刻本:中日《論語》文獻研究』/北京大学出版社     214 - 233  2013年06月

  • 「言」「語」と「文」——諺を記すこと

    河野貴美子

    アジア遊学162『日本における「文」と「ブンガク(bungaku)」』/勉誠出版   ( 162 ) 51 - 68  2013年03月  [査読有り]

  • 『日本霊異記』を生み出した「語」学と「文」学

    河野貴美子

    『文学・語学』/全国大学国語国文学会   ( 205 ) 108 - 119  2013年03月  [査読有り]

  • 「言」「語」と「文」——諺を記すこと

    河野貴美子

    アジア遊学162『日本における「文」と「ブンガク(bungaku)」』/勉誠出版   ( 162 ) 51 - 68  2013年03月  [査読有り]

  • 古代日本文人的漢文学研究方法——以藤原敦光《三教勘注抄》為例

    河野貴美子

    王宝平主編『東亜視域中的漢文学研究』/上海古籍出版社     141 - 166  2013年02月

  • 奈良寺院摂取漢文典籍小考

    河野貴美子著, 裴暁宇翻訳

    王勇主編『東亜座標中的書籍之路研究』/中国書籍出版社     65 - 80  2013年01月  [査読有り]

  • 現代の漢和辞典に求められる内容

    河野貴美子

    『日本語学』/明治書院   31 ( 12 ) 26 - 34  2012年10月  [査読有り]

  • 上代の女性の結婚と仏教——『日本霊異記』を通してみる

    河野貴美子

    仁平道明編『アジア遊学157 東アジアの結婚と女性——文学・歴史・宗教』/勉誠出版   ( 157 ) 19 - 31  2012年09月  [査読有り]

  • 源為憲撰『世俗諺文』にみる漢語と漢籍の受容

    河野貴美子

    小峯和明編『東アジアの今昔物語集——翻訳・変成・予言』/勉誠出版     419 - 443  2012年07月  [査読有り]

  • 日本平安時代文人与白居易——以島田忠臣和菅原道真与渤海使的贈答詩為中心

    河野貴美子

    雋雪艶・高松寿夫編『白居易与日本古代文学』/北京大学出版社     150 - 165  2012年07月  [査読有り]

  • 〔書評〕三浦祐之著『日本霊異記の世界—説話の森を歩く』

    河野貴美子

    『説話文学研究』/説話文学会   ( 47 ) 232 - 235  2012年07月  [査読有り]

  • 善珠撰述仏典注釈書にみる漢語読解の方法——憬興撰述注釈書との比較を通して——

    河野貴美子

    河野貴美子・王勇編『東アジアの漢籍遺産——奈良を中心として』/勉誠出版     321 - 348  2012年06月

  • 古注釈書を通してみる『源氏物語』の和漢世界——『河海抄』、『花鳥余情』——

    河野貴美子

    中野幸一編『平安文学の交響 享受・摂取・翻訳』/勉誠出版     326 - 349  2012年05月

  • 和語と漢語が紡ぐ文——古注釈を通してみる『源氏物語』と『白氏文集』——

    河野貴美子

    仁平道明編『源氏物語と白氏文集』/新典社     259 - 283  2012年05月

  • 戴復古五律訳注(Ⅱ)「訪楊伯子監丞、自白沙問路而去 其一」「同 其二」

    河野貴美子, 江湖派研究会, 保苅佳昭主

    『江湖派研究』/江湖派研究会   ( 2 ) 93 - 96  2012年03月

  • 日本古代の仏典注釈書にみえる『論語』の引用をめぐって

    河野貴美子

    大橋一章・新川登亀男編『「仏教」文明の受容と君主権の構築—東アジアのなかの日本—』/勉誠出版     199 - 226  2012年03月

  • 古注釈からみる源氏物語と唐代伝奇

    河野貴美子

    日向一雅編『源氏物語と唐代伝奇 『遊仙窟』『鶯鶯伝』ほか』/青簡舎     39 - 93  2012年02月  [査読有り]

  • 藤原敦光『三教勘注抄』の方法—音義注を中心に—

    河野貴美子

    河野貴美子・張哲俊編『東アジア世界と中国文化——文学・思想にみる伝播と再創』/勉誠出版     177 - 204  2012年01月

  • 関于北京大学図書館蔵余嘉錫校《弘決外典鈔》

    河野貴美子

    張伯偉編『域外漢籍研究集刊』/中華書局   ( 7 ) 233 - 251  2011年11月  [査読有り]

  • 渤海使関係詩 注釈稿 菅原道真「客館書懐同賦交字寄渤海副使大夫」(『菅家文草』423)

    河野貴美子

    『早稲田大学日本古典籍研究所年報』   ( 4 ) 50 - 56  2011年03月  [査読有り]

  • 渤海使関係詩 注釈稿 菅原道真「客館書懐同賦交字寄渤海副使大夫」(『菅家文草』423)

    河野貴美子

    『早稲田大学日本古典籍研究所年報』   ( 4 ) 50 - 56  2011年03月  [査読有り]

  • 紹介 高松寿夫・雋雪艶編『日本古代文学と白居易 王朝文学の生成と東アジア文化交流』

    河野貴美子

    『和漢比較文学』/和漢比較文学会   ( 46 ) 121 - 127  2011年02月  [査読有り]

  • 《源氏物語》注釈書引用的宋代書籍—以《河海抄》為例

    河野貴美子

    『新国学』/四川大学中国俗文化研究所《新国学》編輯委員会   ( 8 ) 61 - 71  2010年12月

  • 北京大学図書館蔵余嘉錫校『弘決外典鈔』について

    河野貴美子

    『汲古』/汲古書院   ( 58 ) 21 - 31  2010年12月  [査読有り]

  • 《源氏物語》注釈書引用的宋代書籍—以《河海抄》為例

    河野貴美子

    『新国学』/四川大学中国俗文化研究所《新国学》編輯委員会   ( 8 ) 61 - 71  2010年12月  [査読有り]

  • “孝”的観念与古代日本

    河野貴美子

    張哲俊主編『厳紹トウ先生七十華誕紀念集 厳紹トウ学術研究』/北京大学出版社     378 - 388  2010年08月

  • 古代日本仏家注釈書所引的《史記》初探——以成安撰《三教指帰注集》為中心

    河野貴美子

    安平秋・張玉春主編『古文献与嶺南文化研究——古文献与嶺南文化国際学術研討会論文集』/華文出版社     85 - 99  2010年07月  [査読有り]

  • 古代日本における『周易』の受容

    河野貴美子

    『国文学研究』/早稲田大学国文学会   ( 161 ) 22 - 32  2010年06月  [査読有り]

  • 奈良寺院摂取漢文典籍小考

    河野貴美子著, 裴暁宇訳

    王勇主編『東亜視域与遣隋唐使』/光明日報出版社     111 - 126  2010年06月  [査読有り]

  • 狂言綺語観

    河野貴美子

    榎本隆司編著『はじめて学ぶ 日本文学史』/ミネルヴァ書房     221 - 222  2010年05月

  • 本草学と医薬書

    河野貴美子

    小峯和明編『中世文学と隣接諸学1 漢文文化圏の説話世界』/竹林舎     171 - 195  2010年04月  [査読有り]

  • 島田忠臣、菅原道真の詩と白居易——渤海使との贈答詩を通して——

    河野貴美子

    高松寿夫・雋雪艶編『日本古代文学と白居易——王朝文学の生成と東アジア文化交流——』/勉誠出版     54 - 81  2010年03月  [査読有り]

  • 《周易》在古代日本的継承与展開

    河野貴美子

    『中国典籍与文化』/全国高等院校古籍整理研究工作委員会   ( 72 ) 39 - 48  2010年01月  [査読有り]

  • 『弘決外典鈔』音釈小考

    河野貴美子

    『注釈史と考証』/注疏考証学会   ( 1 ) 23 - 34  2009年12月  [査読有り]

  • 《因明論疏明灯抄》対漢籍的引用

    河野貴美子

    王勇主編『書籍之路与文化交流』/上海辞書出版社     82 - 103  2009年12月  [査読有り]

  • 関於興福寺蔵《経典釈文》以及《講周易疏論家義記》

    河野貴美子

    張伯偉編『風起雲揚 首届南京大学域外漢籍研究国際学術研討会論文集』/中華書局     531 - 547  2009年10月  [査読有り]

  • 域外漢籍研究国際学術研討会

    河野貴美子著, 呉正嵐摘訳

    張伯偉編『風起雲揚 首届南京大学域外漢籍研究国際学術研討会論文集』/中華書局     783 - 787  2009年10月  [査読有り]

  • 渤海使関係詩研究会発表資料集 島田忠臣「七言夏夜於鴻臚館餞北客帰郷一首」(『田氏家集』一一四)

    河野貴美子

    早稲田大学日本古典籍研究所年報   ( 2 ) 55 - 65  2009年03月

  • 戴復古五律訳注(「次韻史景望雪夜」「春日懐家」)

    河野貴美子

    『江湖派研究』/宋代詩文研究会 江湖派研究班   ( 1 ) 161 - 167  2009年02月  [査読有り]

  • 解説〔醍醐天皇、藤原隠子、為子内親王、源和子、藤原能子、藤原和香子、藤原淑姫、源周子、源封子、藤原鮮子、満子女王、源暖子、源清子、藤原同子、源昇女、源敏相女、克明親王、保明親王、代明親王、重明親王、常明親王、式明親王、有明親王、時明親王、長明親王、雅明親王、行明親王、章明親王、盛明親王、兼明親王、勧子内親王、宣子内親王、勤子内親王、婉子内親王、修子内親王、雅子内親王、普子内親王、靖子内親王、韶子内親王、康子内親王、源高明、源自明、以上42項目〕

    河野貴美子

    志村有弘編『天皇皇族歴史伝説大事典』/勉誠出版     341 - 361  2008年12月  [査読有り]

  • 具平親王『弘決外典鈔』の方法

    河野貴美子

    吉原浩人・王勇編『海を渡る天台文化』/勉誠出版     49 - 80  2008年12月

  • 《弘決外典鈔》所引漢籍考——具平親王的学問及周辺的漢籍

    河野貴美子著, 葛継勇訳

    『甘粛社会科学』/甘粛社会科学院   2008-5(176)   192 - 196  2008年09月  [査読有り]

  • 『新羅殊異伝』佚文「崔致遠(仙女紅袋)」について

    河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 114 ) 44 - 52  2008年09月  [査読有り]

  • 古代中日における孝子譚の展開と継承 丁蘭を例として

    河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 112 ) 4 - 12  2008年07月  [査読有り]

  • 黒田彰著『孝子伝図の研究』

    河野貴美子

    『説話文学研究』/説話文学会   ( 43 ) 169 - 173  2008年07月  [査読有り]

  • 渤海使と平安時代の宮廷文学

    河野貴美子

    仁平道明編『平安文学と隣接諸学5 王朝文学と東アジアの宮廷文学』/竹林舎     316 - 343  2008年05月  [査読有り]

  • 濱田寛著『平安朝日本漢文学の基底』

    河野貴美子

    『平安朝文学研究』/平安朝文学研究会   ( 16 ) 50 - 54  2008年03月  [査読有り]

  • 『河海抄』の『源氏物語』注——和漢の先蹤計ふるに勝ふべからず

    河野貴美子

    小林保治監修『中世文学の回廊』/勉誠出版     373 - 385  2008年03月  [査読有り]

  • 古代日本仏典注釈書中的漢籍引用——以善珠撰《因明論疏明灯抄》為例

    河野貴美子著

    王宝平主編『中日文化交流史研究』/上海辞書出版社     158 - 174  2008年02月  [査読有り]

  • 域外漢籍研究国際学術研討会

    河野貴美子

    『東方学』/東方学会   ( 115 ) 182 - 190  2008年01月  [査読有り]

  • 興福寺蔵『経典釈文』及び『講周易疏論家義記』について

    河野貴美子

    『汲古』/汲古書院   ( 52 ) 30 - 44  2007年12月

  • 古代日本的佛家与漢籍

    河野貴美子

    韓昇主編『古代中国:社会転型与多元文化』/上海人民出版社     439 - 453  2007年12月  [査読有り]

  • 奈良・平安期における漢籍受容の一考察—善珠撰『因明論疏明灯抄』を手がかりとして—

    河野貴美子

    『国文学研究』/早稲田大学国文学会   ( 151 ) 11 - 21  2007年03月  [査読有り]

  • 鬼之董狐—干宝と三善清行を結ぶもの—

    河野貴美子

    『比較文学年誌』/早稲田大学比較文学研究室   ( 43 ) 49 - 73  2007年03月  [査読有り]

  • 『日本霊異記』に見える薬師寺と僧侶の生活

    河野貴美子

    『薬師寺』   ( 148 ) 18 - 24  2006年07月  [査読有り]

  • 『捜神記』と中国古代の伝説をめぐる一考察

    河野貴美子

    『説話文学研究』/説話文学会   ( 41 ) 167 - 177  2006年07月

  • 閻羅王闕と地獄 『日本霊異記』及び中国説話から

    河野貴美子

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   71 ( 5 ) 38 - 46  2006年05月  [査読有り]

  • 古代日本の仏典注釈書における漢籍の引用—善珠撰『因明論疏明灯抄』の反切注記を中心に—

    河野貴美子

    早稲田大学古代文学比較文学研究所編『アジア遊学別冊 日本・中国 交流の諸相』/勉誠出版   ( 3 ) 55 - 67  2006年03月  [査読有り]

  • 興福寺蔵『因明義断』裏書にみえる古辞書類の引用について

    河野貴美子

    『日本漢文学研究』/二松学舎大学21世紀COEプログラム   ( 創刊号 ) 1 - 24  2006年03月  [査読有り]

  • 平安末期における善珠撰述仏典注釈書の継承

    河野貴美子

    『早稲田大学大学院文学研究科紀要』/早稲田大学大学院文学研究科   ( 51 ) 15 - 30  2006年02月

  • 東野治之著『日本古代金石文の研究』『日本古代史料学』—内容紹介を中心に—

    河野貴美子

    『和漢比較文学』/和漢比較文学会   ( 36 ) 64 - 73  2006年02月  [査読有り]

  • 善珠撰『因明論疏明灯抄』の反切

    河野貴美子

    『日本語言文化研究』/大連理工大学出版社   ( 2 ) 638 - 646  2005年11月  [査読有り]

  • 「鷲巚」の注解をめぐって—善珠撰『成唯識論述記序釈』の注釈文改変に関する一考察—

    河野貴美子

    『国文学研究』/早稲田大学国文学会   ( 145 ) 1 - 11  2005年03月

  • 善珠撰述仏典注釈書における老荘関係書の引用

    河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 73 ) 83 - 94  2005年03月  [査読有り]

  • 『日本霊異記』の怪奇

    河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 71 ) 114 - 121  2005年01月

  • 「善巧太子」あるいは「瞿夷太子」/他補助論文3本

    河野貴美子

    鈴木一雄監修・陣野英則編集『国文学解釈と鑑賞別冊 源氏物語の鑑賞と基礎知識38匂兵部卿・紅梅・竹河』/至文堂   ( 38 )  2004年12月  [査読有り]

  • 「和物」の誕生と草庵茶道の形成

    滕軍(河野貴美子

    王敏編著『〈意〉の文化と〈情〉の文化 中国における日本研究』/中央公論新社    2004年10月

  • 清の視察官、日本に書を訪ねる

    呂順長

    王敏編著『〈意〉の文化と〈情〉の文化 中国における日本研究』/中央公論新社    2004年10月  [査読有り]

  • 竹取物語

    河野貴美子

    小林保治編著『あらすじで読む日本の古典』/樂書館    2004年03月  [査読有り]

  • 《日本霊異記》的編纂与《捜神記》《法苑珠林》——関于神仙伝類故事的存在

    河野貴美子

    『中日比較文学比較文化研究』/中国・中山大学出版社     57 - 63  2004年02月  [査読有り]

  • 渤海関連詩を読む 第七回 釈仁貞「七日禁中陪宴詩」

    河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 60 ) 109 - 116  2004年02月  [査読有り]

  • 『捜神記』と『日本霊異記』の類話をめぐる考察——『法苑珠林』を媒介とした摂取の可能性——

    河野貴美子

    早稲田大学古代文学比較文学研究所編『交錯する古代』/勉誠出版     196 - 208  2004年01月  [査読有り]

  • 中日代厄呪詛人形法術例説

    王育成

    早稲田大学古代文学比較文学研究所編『交錯する古代』/勉誠出版     245 - 264  2004年01月  [査読有り]

  • 中国における新羅詩人

    韋旭昇

    早稲田大学古代文学比較文学研究所編『交錯する古代』/勉誠出版     85 - 106  2004年01月

  • 善珠撰『成唯識論述記序釈』に現れた外典の特色――「白虹飛祲」の注釈をめぐって――

    河野貴美子

    田中隆昭編『日本古代文学と東アジア』/勉誠出版    2004年

  • 奈良末・平安初期の仏典注釈書の方法——『成唯識論述記序釈』と『肇論』『肇論疏』及び『文選』李善注——

    河野貴美子

    田中隆昭監修『アジア遊学別冊 渤海使と日本古代文学』/勉誠出版   ( 2 ) 76 - 84  2003年10月  [査読有り]

  • 『日本霊異記』の編纂と『捜神記』・『法苑珠林』——神仙伝的記事の存在をめぐって——

    河野貴美子

    和漢比較文学会・中日比較文学学会共編『新世紀の日中文学関係——その回顧と展望』/勉誠出版     157 - 172  2003年08月  [査読有り]

  • 善珠撰述仏典注釈書における漢籍の引用——『成唯識論述記序釈』をめぐる一考察——

    河野貴美子

    『中古文学』/中古文学会   ( 71 ) 63 - 72  2003年05月  [査読有り]

  • 奈良末・平安初期における唐代文化受容の水準——『成唯識論述記序釈』を通して——

    河野貴美子

    『国文学研究』/早稲田大学国文学会   ( 139 ) 64 - 74  2003年03月  [査読有り]

  • 『捜神記』所収の再生記事に関する考察——五行志的記事の展開と変容——

    河野貴美子

    『日本中国学会報』/日本中国学会   ( 54 ) 62 - 76  2002年10月

  • 〈仏教〉『日本霊異記』にみる漢籍の受容と消化

    河野貴美子

    『和漢比較文学』/和漢比較文学会   ( 29 ) 14 - 23  2002年08月  [査読有り]

  • 中国妖怪小説/他1項目

    河野貴美子

    志村有弘編『国文学解釈と鑑賞別冊 司馬遼太郎の世界』/至文堂    2002年07月  [査読有り]

  • 『日本霊異記』の予兆歌謡をめぐって——史書五行志・『捜神記』・『法苑珠林』との関係——

    河野貴美子

    『説話文学研究』/説話文学会   ( 37 ) 1 - 13  2002年06月  [査読有り]

  • 『捜神記』の語る歴史——史書五行志との関係——

    河野貴美子

    『二松』/二松学舎大学大学院文学研究科   ( 16 ) 293 - 335  2002年03月

  • 夜光りけむ玉/他補助論文2本、基本用語12項目

    河野貴美子

    鈴木一雄監修・田中隆昭編集『国文学解釈と鑑賞別冊 源氏物語の鑑賞と基礎知識20絵合・松風』/至文堂   ( 20 )  2002年01月  [査読有り]

  • 奈良時代の仏典注釈書の方法――『成唯識論述記序釈』と『肇論』『肇論疏』及び『文選』李善注――

    河野貴美子

    『日本学論壇』/中国・東北師範大学   ( 3-4 ) 74 - 78  2002年

  • 中国昔話の猫/他1項目

    河野貴美子

    菊地真・日本招猫倶楽部編『museo⑧招き猫の文化誌』/勉誠出版   ( 8 )  2001年11月  [査読有り]

  • 額田王/他2項目

    河野貴美子

    志村有弘・豊嶋泰國編『museo④阿倍晴明陰陽師 超能力者』/勉誠出版   ( 4 )  2001年06月  [査読有り]

  • 『日本霊異記』における舌不朽の話について

    林嵐(河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 27 ) 94 - 101  2001年05月  [査読有り]

  • 冥界巡り

    河野貴美子

    田中隆昭監修『museo③天神さまの起源』/勉誠出版   ( 3 ) 12 - 13  2001年04月

  • 日蔵(道賢)上人と五台山

    河野貴美子

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 22 ) 110 - 120  2000年12月

  • 五台山に奉納された経筒

    王育成

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 22 ) 8 - 23  2000年12月  [査読有り]

  • 浦島子伝/他1項目

    河野貴美子

    歴史と文学の会編『museo②奇書!奇書!奇書の達人』/勉誠出版   ( 2 )  2000年11月  [査読有り]

  • 小野篁

    河野貴美子

    志村有弘編『museo①京都魔界紀行』/勉誠出版   ( 1 ) 122 - 123  2000年08月

  • 一条天皇/他14項目

    河野貴美子

    志村有弘・諏訪春雄編『日本説話伝説大事典』/勉誠出版    2000年06月  [査読有り]

  • 『日本霊異記』下巻第三十一縁の考察

    河野貴美子

    『説話・伝承学』/説話・伝承学会   ( 8 ) 100 - 112  2000年04月

  • 『日本霊異記』下巻第十九縁の考察——大陸の伝承の影響と『霊異記』編纂への過程——

    河野貴美子

    『和漢比較文学』/和漢比較文学会   ( 22 ) 1 - 13  1999年02月  [査読有り]

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現在担当している科目

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社会貢献活動

  • 北京電視台

    北京電視台 

    2009年12月
    -
     

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    国際双行線

他学部・他研究科等兼任情報

  • 文学学術院   大学院文学研究科

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

学内研究所・附属機関兼任歴

  • 2022年
    -
    2024年

    大学総合研究センター   兼任センター員

  • 2022年
    -
    2024年

    高等研究所   兼任研究所員

  • 2021年
    -
    2025年

    日本古典籍研究所   プロジェクト研究所所長

特定課題制度(学内資金)

  • 崔南善の蔵書を通してみる近代東アジア人文学の形成

    2023年  

     概要を見る

     本研究は、現在高麗大学校に所蔵されている崔南善(1890~1957)の蔵書「六堂文庫」を研究対象として、崔南善が生涯をかけて日本、韓国、中国など各地で行った蒐書の状況、およびその蔵書の特徴や意義を明らかにすることを通して、近代東アジアの人文学がいかに形成されたのかという問題に迫る新たな視座を得ることを目的として設定したものである。崔南善は、出版社新文館を設立して雑誌『少年』を刊行し、また朝鮮光文会を立ち上げて古文献の整理、刊行を行うなど、実にさまざまな活動を展開し、韓国の「近代化」を牽引した重要人物である。そしてそれら崔南善の活動は、早稲田大学など日本への留学を経て培われた経験と密接に関連して行われたものであった。本研究の取り組みによって、高麗大学校との連携のもと、崔南善の蔵書を通して、東アジアにおける学問の近代化の実態を探究していくための共同研究の基盤を築き、研究をスタートへと導くことができた。 具体的には、高麗大学校の研究者、また国内の朝鮮史、日本史の研究者とメールやオンラインによる打合せを重ねたうえで、2023年9月には高麗大学校において、高麗大学校漢文学科、同漢字漢文研究所、および高麗大学校図書館の研究者と直接対面し、研究の構想と具体的な計画を確認するとともに、「六堂文庫」の『蔵書目録』(高麗大学校亜細亜問題研究所、1974年)の複写を入手し、また、崔南善や近代朝鮮と日本にかかわる先行研究等を収集し、崔南善の蔵書と学問についての研究を進めた。本研究を含む形で応募した科研費は残念ながら不採択の結果となったが、その結果を受けてさらに2024年3月にも高麗大学校において研究計画について協議し、2024年夏に崔南善の蔵書と学問にかかわるワークショップを共同して開催することとした。現在はそのワークショップに向けて研究を継続しつつ、改めて外部資金の獲得に向けて準備を進めている。

  • 早稲田大学図書館所蔵富岡鉄斎旧蔵『釈氏源流』研究

    2022年  

     概要を見る

    明・宝成撰『釈氏源流』二巻は、上巻には釈迦伝故事、下巻には中国への仏教の伝播と普及に関する故事を収めたもので、洪煕元年(1425)の刊行以後、中国、日本、朝鮮等で覆刻や改版が繰り返された書物であるが、早稲田大学図書館所蔵富岡鉄斎旧蔵『釈氏源流』は、明代後期の北京大興隆寺の圓道による重刊本で、国内には他に所蔵が確認できない稀覯本である。本研究では、当該刊本に関わる基本的な調査の上に、諸伝本とのさらに詳密な比較を行い、当該刊本の位置づけを考察し、また東アジア出版文化史研究の視座からその意義を検討した。その成果は2023年7月に説話文学会大会シンポジウムで発表し、その後文章化して公刊する予定である。

  • 仏教テクストの伝播を通してみる東アジア古典学

    2021年  

     概要を見る

     日本には、東アジアの各地域の言語、思想、芸術と関わる、さまざまな古典籍資料が残されており、東アジア共有の学術資料として注目されている。本研究はそのうち特に漢文で記された仏教テクストに注目して、日本及び東アジアの典籍文化の意義と特色について研究を行った。具体的には、古来東アジアに広く伝播した釈迦の伝記の中でも、改版や改編を重ねて東アジアを横断するテクストとなった明・宝成撰『釈氏源流』を取りあげ、2021年度に早稲田大学図書館に収蔵された富岡鉄斎旧蔵明刊『釈氏源流』について、早稲田大学図書館所蔵和刻本『釈迦如来応化録』(正保五年(1648)刊)をはじめとする各種伝本との関係を明らかにするとともに、富岡鉄斎の蒐書活動の経緯や、その蔵書における『釈氏源流』の意義を考察し、論文を執筆した。

  • 日中古典籍の交流と融合をめぐる研究

    2020年  

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     本研究は、日本における和漢の「文」と、日本古典籍をめぐる学術文化史をグローバルな視野から捉え、古典学の課題を改めて検討、発信していくことを目的として、具体的には、申請者が所長を務める早稲田大学総合研究機構日本古典籍研究所と北京大学中国語言文学系の共催による「中日古典学ワークショップ」開催を計画したものであった。しかし新型コロナの影響によりワークショップ開催は断念せざるを得なくなった。そこで北京大学側とも協議を重ね、2020年度は2018年と2019年に行った過去2回のワークショップの成果論文集の作成に力を注ぐこととした。現在論文をとりまとめ、2021年の刊行を目指し編集作業を進行中である。

  • 日中の古典籍を通してみる「文」の概念の比較研究

    2019年  

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     古来東アジアは漢字を共有し、いわゆる漢字漢文文化圏を形成してきた。前近代の日本の文学、文化も、漢字漢文のリテラシーを重要な基盤として形成、展開してきたものである。本研究では、日本における日本古典学研究の成果と、中国における中国古典学研究の成果を持ち寄り、相互に討論を行うことによって、古典学研究における新たな視座を開拓することを期して、北京大学の中国古典学の研究者と共同してワークショップを開催した。具体的には、2019年11月2日、3日に北京大学にて「中日古典文学関係研究」をテーマとする中日古典学工作坊第二届学術研討会(第2回中日古典学ワークショップ)を開催し、2名の基調講演、16名の研究発表、17名の青年学者論壇の発表、討論を通して、日中の古典学をめぐる方法や資料等に関する有益な学術情報を交換できた。

  • 古典籍を通してみる東アジア学術文化の歴史と意義

    2018年  

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     北京大学中国語言文学系、北京大学中国古典学中心との連携のもと、「中日古典学ワークショップ」の開催を計画し、2018年11月10日に早稲田大学にて「中日古典学の交流と融合」を主題とするワークショップを実現した。これは、東アジアの古典籍をめぐって、中日双方の研究者が共同して、従来の研究をさらに深化進展させていくことを期するものである。当日は、中日合わせて11名の研究者による発表と討論が行われた。本ワークショップは今後、早稲田大学および北京大学にて交互に開催し、研究を推進するとともに、その成果を刊行物として日本および中国にて公刊していく予定である。また、ワークショップには双方の院生や若手研究者へも積極的に参加を呼びかけ、未来を担う若手研究者の育成をはかっていく所存である。

  • 日本「文」学史研究-東アジア比較文学史を構想する-

    2017年  

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     本研究は、日本において「文」の概念がいかに形成され、展開してきたものであるのかを、東アジアにおける「文」の歴史とともに捉え直し、前近代から近現代に至るまでの新たな文化史・文学史を構築し、発信することを目的として行ったものである。具体的には、『日本「文」学史 A New History of Japanese “Letterature” 第三冊 「文」から「文学」へ――東アジアの文学を見直す』(河野貴美子・Wiebke DENECKE・新川登亀男・陣野英則編、勉誠出版)の刊行に向けて、国内外から執筆者が原稿を持ち寄りディスカッションを行うワークショップを開催した。当該の刊行物は2018年に刊行予定である。

  • 日本「文」学史研究-東アジアの視野から見直す「文」から「文学」への移行-

    2016年  

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     『日本「文」学史 第三冊 「文」から「文学」へ――東アジアの文学を見直す』(河野貴美子・Wiebke DENECKE・新川登亀男・陣野英則編、勉誠出版)を企画し、編集会議を度重ねて行った。2017年3月現在、内容構成や執筆担当者が決定し執筆を進めており、2017年度の刊行を目指している。本書は、日本及び東アジアが経験した学術文化の歴史的変化を考察するものであり、将来は西洋の学問や文学概念との比較研究へ展開することも計画している。そこで、2017年3月に台湾中央研究院にて開催された国際シンポジウム(IMPAGINATION: International Conference in Comparative History of Philology)にも参加、発表を行った。

  • 日本「文」学史研究―「文」をめぐる人びとの営みから見直す日本の「文」学―

    2015年  

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    本課題では、『日本「文」学史』全三冊(勉誠出版)の第二冊『「文」と人びと――継承と断絶』の刊行に向けて、編者6名が共同して構想・企画を練り、研究を進め、ワークショップを行った。ワークショップは、当該書籍の執筆担当予定者が草稿を持ち寄り、最終稿完成を目指して、ディスカッサントや執筆者以外の参加者も加えて検討、議論を行う形で、2016年3月27日、28日の2日間、早稲田大学にて開催した。本書のねらいは、前近代日本の「文」の概念を軸として、新たな日本の「文」学史を構築しようというものである。ワークショップの成果をふまえ、本書の公刊は2016年秋を目指している。

  • 日本「文」学史研究―「文」の環境から見直す日本の「文」と「文学」―

    2014年  

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     「日本「文」学史をひらく」第1回ワークショップ(早稲田大学日本古典籍研究所主催、早稲田大学総合研究機構後援)を2014年5月31日、6月1日に開催した。これは、ボストン大学Wiebke Denecke 氏との共同研究に基づき、河野貴美子、Wiebke Denecke氏、新川登亀男氏、陣野英則氏が編者となり企画した『日本「文」学史をひらく』全3冊(勉誠出版)のうち、第1冊『「文」の環境――「文学」以前』の刊行に向けて、執筆者が草稿を持ち寄り検討を行ったものである。ワークショップでは、合計25名の執筆者による草稿について、執筆者及び3名のディスカッサントと一般参加者による活発な議論が行われた。

  • 清原宣賢漢籍抄の研究

    2013年  

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     本研究課題においては、室町後期を代表する儒学者であった清原宣賢(1475-1550)が行った漢籍の講釈の内容を記録した注釈書、いわゆる「抄物」のうち、1543年の講述記録である『長恨歌並琵琶行秘抄』を対象として研究を行った。清原宣賢の漢籍抄については、従来、国語学の観点からのアプローチは少なからず行われてきたものの、当時一流の儒学者が、中国の古典や新来の書物の情報をいかに摂取利用し、そこに、室町期から江戸期に向かういかなる学問の潮流が見出せるかといった観点、すなわち、日本における「中国学」「学問史」の展開を鑑み、清原宣賢の抄物とその学問を総合的に捉え位置づけることは必ずしも十分にはなされてこなかった。本研究課題では、研究代表者が担当している『清原宣賢漢籍抄翻印叢刊』(汲古書院)の一冊として刊行に向けて原稿を仕上げるべく、以下のとおり研究を進め、成果を生み出すことができた。 ①まず、京都大学附属図書館清家文庫に所蔵されている清原宣賢の自筆本『長恨歌並琵琶行秘抄』を精確に翻刻した。清原宣賢の抄物には、代々博士家として学問を継承してきた清原家が行ってきた漢籍の「読み」を示す詳細な訓点が施されている。そうした訓点資料部分も含めて、まずは、影印写真を用いて翻刻作業を進め、最終的には、京都大学附属図書館にて原本の実見調査を行い、不審箇所、難読箇所についても徹底調査を行った。なお、翻刻作業を進めるに当たっては、文学研究科博士課程に在籍している院生と研究会の形でともに作業を行った後、最終的な確認作業の段階では、3名の大学院生にRAとして集中的に翻刻の確認作業に携わってもらった。 ②『長恨歌並琵琶行秘抄』と関連するテキスト間の異同状況について校異注を作成した。清原宣賢の『長恨歌並琵琶行秘抄』は、従来白居易の作品である「長恨歌」「琵琶行」を読む際に基本的に用いられてきた『白氏文集』所収のテキストではなく、室町期以降新来のテキストとして盛行した『魁本大字諸儒箋解古文真宝』をテキストに用いたものである。また、阪本龍門文庫には宣賢自筆と伝わるもう一種の『長恨歌并琵琶行』テキストが残り、また、古写本『白氏文集』(金澤文庫本)や東京国立博物館蔵那波本『白氏文集』(林羅山附訓)など、他の関連諸本と比べた場合、「長恨歌」「琵琶行」の本文や読みがいかに変化しているのかも重要な情報となる。そこで、これらの諸本の実見調査、影印本による調査をふまえて、詳密な校異注を作成した。 ③清原宣賢が『長恨歌並琵琶行秘抄』における注釈に利用している各種典籍について、その利用状況を通して、室町後期当時の学術環境の一端を明らかにすべく、調査、考察を加え、注記の作成を行った。 ④清原宣賢の『長恨歌並琵琶行秘抄』がもつ学術史的意義、また、当時の文芸との関係、また、前後の文学史における位置づけ、当時の学問と知を牽引した五山僧や公卿らとのネットワークなど、『長恨歌並琵琶行秘抄』に関わる総合的な考察を進め、国際シンポジウムにおいて発表を行った(蔚山大学校日本語日本学科・浙江工商大学東亜研究院・早稲田大学日本宗教文化研究所主催「韓中日国際シンポジウム 東アジアの霊魂観と文化交流」(2014年3月21日、於蔚山大学にて「楊貴妃の魂―清原宣賢が説く『長恨歌』世界―」と題して基調講演を行った)。 以上の成果を総合してまとめ、『清原宣賢漢籍抄翻印叢刊』として刊行する準備をほぼ整えることができた。

  • 仏典注釈書からみた古代日本における漢籍受容の研究

    2006年  

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     本特定課題研究では、主として奈良末・平安初期の興福寺僧善珠が撰述した仏典注釈書を通して、当時の日本における漢籍受容の状況や、中国から伝来した学術、文化の諸相について明らかにするべく、研究を進めた。研究の方法は、現在伝存する写本、版本等の諸本の実見調査を行い、本文の校訂を含む基礎的な作業をまず固め、そのうえで、注釈に利用されている漢籍や古辞書からの引用文について検討を加えていった。そうした作業、考察を通じて、古代日本の知識人が、いかなる書物を利用していたか、またそれらを彼らがいかに利用して漢文を読解、執筆していったかを捉えようとした。と同時に、古代日本の仏典注釈書には、これまで見過ごされてきた佚書の佚文資料が数多く残されているなど、貴重な発見も少なからずあった。 以上の研究の成果を、2006'清華大学日本言語文化国際フォーラム(発表題目「日本古代の仏典注釈書にみる漢籍の受容―善珠撰述書を中心に―」2006年5月、於中国・清華大学)、国際シンポジウム 世界における日中文化と文学(発表題目「日本古代の漢籍受容―善珠と安澄の場合―」2006年9月、於中国・東北師範大学)、国際学術シンポジウム ブックロードと文化交流―日本漢文学の源流―(発表題目「古代日本の仏典注釈書に見る漢籍の引用と漢語知識」2006年9月、於中国・浙江工商大学)、2006(平成18)年度早稲田大学国文学会秋季大会(発表題目「奈良・平安期における漢籍受容の一考察――善珠撰『因明論疏明灯抄』を手がかりとして――」2006年12月)等の国際学会を含む学会で発表し、漢籍を専門とする海外の研究者とも学術交流を行えた。 また、同時期における漢籍受容の問題を考える一環として、『日本霊異記』や三善清行における漢籍受容についても研究を進め、早稲田大学比較文学研究室第194回月例研究発表会(発表題目「伝と記と小説と―『捜神記』の出現とその享受をめぐって―」2006年6月)、 東アジア日本学国際シンポジウム(発表題目「三善清行と干宝『捜神記』」2006年10月、於中国・洛陽外国語学院)、早稲田大学日本宗教文化研究所・浙江工商大学日本文化研究所交流協定締結記念シンポジウム「神仙伝・高僧伝の流伝と展開」(発表題目「鬼之董狐―干宝と三善清行を結ぶもの―」(2006年12月、於中国・浙江工商大学)等で発表し、いずれも順次論文化を進めている。

  • 善珠撰述仏典注釈書所引の漢籍に関する研究

    2005年  

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     昨年度に引きつづき、特定課題研究として善珠撰述仏典注釈書を中心とする諸本調査、および当該注釈書に引用された漢籍についての研究をすすめ、古代日本における漢字、漢文の知識や学問のあり方を考察した。 具体的には、まず、昨年度の調査につづき、法相宗大本山興福寺にて資料調査を実施し、その成果を「古代日本の仏家と漢籍」(社会転型与多元文化国際学術検討会 於中国・復旦大学2005年6月26日~28日)、「平安末期の仏典注釈にみる仏家の語学知識」(第三回大学日本語教育国際シンポジウム 於中国・西安交通大学 2005年8月20日~21日)と題して口頭発表し、現在は論文として発表する準備を整えている。これは、興福寺所蔵の『因明義断』写本の裏書として残された注釈に、漢籍の佚文をはじめとする貴重な引文が見えることに注目しつつ、善珠以降、平安末期の蔵俊へと継承された興福寺の学問の跡を辿る試みである。 また、興福寺、東大寺図書館、大谷大学図書館、薬師寺などに伝存する善珠撰述仏典注釈書や周辺資料の古抄本の調査成果として、それらの伝本に見える漢籍の引用等を詳細に検討し、その一部を国外、国内の学会にて口頭発表した(「『因明論疏明灯抄』所引の漢籍に関する一考察―『捜神記』の引用をめぐって―」11th International Conference of the EAJS 於オーストリア・ウィーン大学 2005年8月31日~9月3日。「「古代日本の仏典注釈書における漢籍の引用」国際シンポジウム・世界的視野における日中文化 於中国・北京師範大学 2005年9月10日。「『捜神記』と中国古代の伝説をめぐる一考察」説話文学会平成十七年度十月例会 於慶應義塾大学 2005年10月8日)。これらも順次論文化している。 古代日本の仏典注釈書類は、漢籍の豊富な引用を含み、当時の学術・文化の受容状況やその水準を知る上で重要な資料でありながら、まだ多く未解明の部分が残されている。今後も、引きつづき調査をすすめ、注釈を付した校本の作成をめざし、取り組みを継続していきたい。

  • 善珠撰述仏典注釈書所引の漢籍に関する研究

    2004年  

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     善珠撰述の仏典注釈書に関する写本、版本など伝本の調査を行うとともに、それら仏典注釈書に見られる漢籍、古辞書類の引用、利用状況について整理し、検討を加えた。 まず、善珠撰述の仏典注釈書類の伝本を所蔵する東大寺図書館、大谷大学図書館、龍谷大学学術情報センター大宮図書館、興福寺、叡山文庫等において、『成唯識論述記序釈』『因明論疏明灯抄』『唯識義灯増明記』『法苑義鏡』等の諸本を実見調査し、写真複写を作成した。これらの諸本は、大正新脩大蔵経等に翻刻されているものであるが、写本の実見調査を通じ、特に反切注記など、一つ一つの文字の伝写が問題となる部分を確認することにより、奈良末・平安初期当時に善珠が拠ったであろう漢籍、古辞書等のテキストの姿を復原するべく考察を進めた。また、写本に加えられている裏書や傍記から、古代日本における漢文知識、あるいは伝写の過程上、各おのの時代においていかなる漢籍、古辞書類が利用、参照されたのかを推定できる手がかりを得た。 そして、如上の調査、考察の結果を、「善珠撰『因明論疏明灯抄』の反切」(第1回日本言語文化研究国際フォーラム 於中国大連大学2004年7月23日~25日)、「善珠撰述仏典注釈書における老荘関係書の引用」(道教と日本文化国際シンポジウム 於中国浙江工商大学 2004年11月5日~6日)、「日本古代の仏典注釈書に見る音釈」(日中比較研究国際シンポジウム 於中国廈門大学 2004年12月1日~4日)、「平安末期における善珠撰述仏典注釈書の継承」(早稲田中世の会 2005年3月19日)として発表した。また、口頭発表の内容を論文としてまとめ、雑誌や論文集等に掲載、あるいは投稿している。 今後もその他の伝本の調査や、後世における善珠の学問の受容も含め研究を継続したい。

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