2024/12/21 更新

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ウチヤマ セイヤ
内山 精也
所属
教育・総合科学学術院 教育学部
職名
教授
学位
博士(文学) ( 早稲田大学 )
文学修士 ( 早稲田大学 )

経歴

  • 2006年04月
    -
    継続中

    早稲田大学教育・総合科学学術院 教授

  • 1999年04月
    -
    継続中

    早稲田大学大学院教育学研究科   兼任

  • 2000年04月
    -
    2006年03月

    早稲田大学教育学部   助教授

  • 1999年04月
    -
    2000年03月

    早稲田大学教育学部   専任講師

  • 1995年04月
    -
    1999年03月

    横浜市立大学国際文化学部 専任講師

所属学協会

  •  
    -
    継続中

    東方学会

  •  
     
     

    中国詩文研究会

  •  
     
     

    早稲田大学中国文学会

  •  
     
     

    日本宋代文学学会

  •  
     
     

    全国漢文教育学会

  •  
     
     

    日本中国学会

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研究分野

  • 中国文学   宋元詩学(士大夫・江湖詩人) / 日本文学   日本近世・近代漢詩文 / 教科教育学、初等中等教育学   漢文教育

研究キーワード

  • 宋末元初(13世紀)文学(江湖詩人、伝統詩文の通俗化、メディアと文学)

  • 蘇軾研究(士大夫文学、印刷メディアと北宋詩人、烏台詩案、北宋士大夫詩人の旅と文学)

  • 漢文教育(中等教育における古典教育のあり方、日本漢詩文の教材化、訓読入門・導入教育法)

 

論文

  • 蘇軾の密・徐知州時代の文と詩詞

    内山精也

    東英壽編著『唐宋八大家研究』     257 - 292  2022年03月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 北宋太守の文学――蘇軾の密・徐知州時代の詩詞と文

    内山精也

    『石川忠久先生星壽記念論文集 菊を採る東籬の下』     279 - 309  2021年10月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 中國詩人の變貌 ──詩人認識における宋元變革

    内山精也

    江湖派研究(江湖派研究會)   ( 4 ) 1 - 32  2019年07月

  • 南宋後期的詩人、編者及書肆──江湖小集編刊的意義

    内山精也

    陳廣宏・侯榮川編『古典詩話詮論 復旦大學「鑑必窮源」傳統詩話・詩學工作坊論文集』(中華書局)     273 - 306  2018年06月  [招待有り]

  • 宋末元初“詩人“身份”与“近世”詩歌

    中国社会科学院・中国社会科学雑誌社『中国社会科学文摘』   2018-04 ( 172 ) 57 - 58  2018年04月

  • 宋末元初における「詩人」の変質 ──13世紀中国の詩壇に何が起きたのか?

    早稲田大学中国古籍文化研究所『中国古籍文化研究 稲畑耕一郎教授退休記念論集』(東方書店)   下冊   161 - 174  2018年03月

  • 詩集の自編と出版から見る、唐宋時代における詩人意識の變遷 ①メディア變革と詩集自編の普遍化(初唐から北宋末まで) ②南宋中期の出版業隆盛がもたらした新たな展開(宋代士大夫の詩人認識とその變質) ③南宋後期における詩人と編者、書肆(江湖小集刊行の意味すること)

    内山精也

    東英寿編『宋人文集の編纂と伝承』(中国書店)     3 - 81  2018年02月

  • 作爲職業的詩人 ──宋末元初詩壇發生了什麽?

    内山精也

    『四川大学学報(哲学社会科学版)』   2017-6 ( 213 ) 5 - 18  2017年12月  [査読有り]

  • 南宋中期自撰詩集的生前刊行 ─宋代士大夫詩人的詩人意識及其性質的演變─

    内山精也

    沈松勤・馬強才主編『第9届宋代文學國際學術研討會論文集』(浙江大學出版社)     385 - 402  2017年08月  [査読有り]

  • 南宋後期的詩人、編者及書肆 ─江湖小集編刊的意義─

    内山精也

    王水照・朱剛主編『新宋学』(復旦大學出版社)   ( 5 ) 166 - 185  2016年08月  [査読有り]

  • 南宋中期自撰詩集的生前刊行 ─宋代士大夫的詩人意識及其性質演變─

    内山精也

    蔣寅、張伯偉主編『中國詩學』(人民文學出版社)   ( 21 ) 151 - 164  2016年07月  [査読有り]

  • 南宋中期における自撰集の生前刊行について ─宋代士大夫の詩人認識とその變質─

    内山 精也

    日本宋代文學學會『日本宋代文學學會報』   2 ( 第2集 ) 55 - 79  2016年05月  [査読有り]

    CiNii

  • 媒体変革前後的詩人和詩集 ──從初唐到北宋末

    内山精也

    武漢大学『長江学術』   2016年第2期 ( 総第50期 ) 13 - 24  2016年04月  [招待有り]

  • 南宋後期における詩人と編者 ─江湖小集刊行の意味すること─

    内山精也

    宋代詩文研究会『橄欖』   ( 20 ) 221 - 245  2016年03月

  • メディア變革前後の詩人と自編詩集 ─初唐から北宋末まで─

    内山精也

    中國詩文研究會『中國詩文論叢』   34 ( 34 ) 21 - 40  2015年12月

    CiNii

  • 江湖詩人の詩集ができるまで −許棐と戴復古を例として−

    王嵐, 内山精也

    勉誠出版、アジア遊学180『南宋江湖の詩人たち−中国近世文学の夜明け−』     140 - 153  2015年03月

  • 宋末元初的文学言語 ──晩唐体的走向

    内山精也

    上海人民出版社、高克勤・侯体健編 『半肖居問学録』     175 - 192  2015年01月

  • 転回する南宋文学 ─宋代文学は「近世」文学か?─

    内山精也

    名古屋大学中国文学研究室『中國語學文學論集』   26   1 - 10  2013年12月

    DOI CiNii

  • 宋末元初的文學言語 ─晩唐體的走向─

    内山精也

    王次澄、齊茂吉編 『融通與新變─世變下的中國知識分子與文化─』 (華藝學術出版社)     179 - 211  2013年10月

  • 長淮詩境(南宋篇) ─愛国、憂国的意識形態─

    内山精也

    楊国安、呉河清編 『第七届宋代文学国際研討会論文集』 (河南大学出版社)     310 - 326  2013年08月

  • 長淮詩境(南宋篇) ─愛國、憂國的意識形態─

    内山精也

    東華大學中國語文學系 『東華漢學』   17   105 - 136  2013年06月

  • 宋末元初の文學言語 ─晩唐體の行方─

    内山精也

    日本中國學會 『日本中國學會報』   64   171 - 186  2012年10月

    CiNii

  • 長淮の詩境 南宋篇 ─愛國・憂國というイデオロギー─

    江湖派研究會 『江湖派研究』   2   156 - 187  2012年03月

  • “李白後身”郭祥正及其“和李詩”

    張采民編 『郁賢皓先生八十華誕紀念文集』 (中華書局)     418 - 433  2011年12月

  • 宋詩能否表現近世?

    剛譯

    周裕�粫編 『第六届宋代文學國際研討會論文集』 (巴蜀書社)     244 - 260  2011年05月

  • 兩宋隱括詞考

    剛譯

    呉承学、何詩海編 『中国文体学与文体史研究』 (鳳凰出版社)     270 - 281  2011年04月

  • 海外蘇東坡熱愛者的殷切願望

    益西拉姆

    『光明日報』2010年11月4日「光明講壇」    2010年11月

  • 宋詩能否表現近世?

    剛譯

    中国人民大学国学院 『國學學刊』   2010-3   109 - 121  2010年09月

  • 宋代刻書業的發展與宋詩的近世化現象

    剛譯

    國立東華大學中國語文學系 『東華漢學』   11   123 - 168  2010年06月

  • 長淮詩境 —『詩經』至北宋末之演變—

    朱剛, 益西拉姆譯

    鄧喬彬編 『第五届宋代文學國際研討會論文集』(曁南大學出版社)     169 - 190  2009年08月

  • 古今體詩における近世の萌芽 —南宋江湖派研究事始—

    宋代詩文研究會江湖派研究班 『江湖派研究』   1   1 - 53  2009年02月

  • 長淮の詩境 —『詩經』から北宋末まで—

    内山 精也

    宋代詩文研究會 『橄欖』   15   5 - 34  2008年03月

    CiNii

  • 宋代士大夫的詩歌觀 —從江西派到江湖派—

    剛譯

    張高評編 『宋代文學之會通與流變(近世文學國際學術研討會論文集之一)』 (新文豐出版公司)     29 - 55  2007年03月

  • 『東坡烏臺詩案』流傳考 —圍繞北宋末至南宋初士大夫間的蘇軾文藝作品収集熱—

    剛譯

    章培恒編 『中國中世文學研究論集』 (上海古籍出版社)     1429 - 1462  2006年12月

  • 宋代士大夫的詩歌觀 —從蘇黄到江西派—

    剛譯

    沈松勤編 『第四届宋代文學國際研討會論文集』 (浙江大學出版社)     226 - 242  2006年10月

  • 宋代士大夫の詩歌觀 —蘇軾「白俗」評の意味するもの—

    同刊行会 『松浦友久博士追悼記念 中國古典文學論集』 (研文出版)     709 - 724  2006年03月

  • 宋代士大夫の詩歌觀 —「蘇黄」から江湖派へ—

    内山 精也

    宋代詩文研究會 『橄欖』   13 ( 13 ) 5 - 32  2005年12月

    CiNii

  • 両宋隠括詞考

    李寅生譯

    『日本學者論中國古典文學 —村山吉廣教授古稀紀念集— 』 (巴蜀書社)     308 - 330  2005年06月

  • 両宋隠括詞考

    剛譯

    広東省社会科学界聯合会 『学術研究』   2005-1 ( 242 ) 128 - 135  2005年01月

  • 蘇軾次韻詞考 —以詩詞間所呈現的次韻之異同為中心

    金育理譯, 邵毅平校

    中国韻文学会 『中国韻文学刊』   2004-4 ( 31 ) 36 - 41  2004年12月

  • 蘇軾次韻詞考 —以詩詞間所呈現的次韻之異同為中心(前半)

    金育理譯, 邵毅平校

    鍾振振、李炳武編 『第三届唐宋詩詞国際学術研討会論文集』(中国社会科学出版社)     266 - 274  2004年12月

  • 李白の後身・郭祥正と「和李詩」

    内山 精也

    早稲田大学中国文学会 『中国文学研究』   29 ( 29 ) 173 - 189  2003年12月

    CiNii

  • 黄庭堅與王安石 —黄庭堅心中的別一個師承關係—

    益西拉姆

    張高評編 『宋代文學研究叢刊』 (麗文文化事業公司)   ( 9 ) 117 - 155  2003年12月

  • 宋代八景現象考

    益西拉姆譯, 陳廣宏校

    王水照編 『新宋學』 (上海辞書出版社)   ( 2 ) 380 - 408  2003年11月

  • 黄庭堅與王安石 —黄庭堅心中的別一個師承關係—

    益西拉姆

    莫礪鋒編 『第二届宋代文學國際研討會論文集』 (江蘇教育出版社)     249 - 294  2003年06月

  • 蘇軾の文学と印刷メディア —同時代文学と印刷メディアの邂逅—

    内山 精也

    中国古典学会 『中国古典研究』   ( 46 ) 56 - 76  2001年12月

    CiNii

  • 黄庭堅と王安石 —黄庭堅の心の軌跡—

    内山 精也

    宋代詩文研究会 『橄欖』   10 ( 10 ) 81 - 112  2001年12月

    CiNii

  • 宋代八景現象考

    内山 精也

    中国詩文研究会 『中国詩文論叢』   20 ( 20 ) 83 - 110  2001年10月

    CiNii

  • 蘇軾文學與傳播媒介 —試論同時代文學與印刷媒體的關係—

    益西拉姆

    王水照編 『新宋學』 (上海辞書出版社)   ( 1 ) 251 - 262  2001年10月

  • 東坡鳥台詩案考(下) —北宋後期士大夫社会における文学とメディア—

    内山 精也

    宋代詩文研究会 『橄欖』   9 ( 9 ) 189 - 218  2000年12月

    CiNii

  • 両宋隠括詞考

    同刊行会 『村山吉廣教授古稀記念中国古典学論集』 (汲古書院)     731 - 751  2000年03月

  • 蘇軾隠括詞考 —陶淵明「帰去来兮辞」の改編をめぐって—

    内山 精也

    早稲田大学中国文学会 『中国文学研究』   ( 24 ) 23 - 39  1998年12月

    CiNii

  • 東坡烏台詩案考(上) —北宋後期士大夫社会における文学とメディア—

    宋代詩文研究会 『橄欖』   ( 7 ) 274 - 325  1998年07月

  • 蘇軾「廬山真面目」考 —「題西林壁」の表現意図をめぐって—

    内山 精也

    中国詩文研究会 『中国詩文論叢』   ( 15 ) 90 - 120  1996年10月

    CiNii

  • 「東坡烏台詩案」流伝考 —北宋末〜南宋初の士大夫における蘇軾文芸作品蒐集熱をめぐって—

    内山 精也

    横浜市立大学学術研究会 『横浜市立大学論叢』   47 ( 人文3 ) 111 - 148  1996年03月

    CiNii

  • 王安石「明妃曲」考(下) —北宋中期士大夫の意識形態をめぐって—

    宋代詩文研究会 『橄欖』   ( 6 ) 103 - 211  1995年05月

  • 王安石「明妃曲」考(上) —北宋士大夫の意識形態をめぐって—

    宋代詩文研究会 『橄欖』   ( 5 ) 151 - 190  1993年03月

  • 蘇軾次韻詞考 —詩詞間における異同を中心として—

    内山 精也

    日本中国学会 『日本中国学会報』   ( 44 ) 115 - 129  1992年10月

    CiNii

  • 張先和韻詞二首繋年稿 —夏承燾「張子野年譜」補正—

    内山 精也

    中国詩文研究会 『中国詩文論叢』   10 ( 10 ) 159 - 186  1991年10月

    CiNii

  • 郭祥正『青山集』考(上)

    宋代詩文研究会 『橄欖』   ( 3 ) 172 - 189  1990年10月

  • 蘇軾次韻考序説 —文学史上の意義を中心に—

    早稲田大学大学院 『文学研究科紀要』   別冊 ( 15 ) 115 - 129  1989年01月

  • 蘇軾次韻詩考

    内山 精也

    中国詩文研究会 『中国詩文論叢』   7 ( 7 ) 116 - 145  1988年06月

    CiNii

  • 蘇軾の二度の杭州在任期に於ける詩について —蘇軾詩論ノオトI—

    内山 精也

    中国詩文研究会 『中国詩文論叢』   5 ( 5 ) 108 - 131  1986年06月

    CiNii

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書籍等出版物

  • 『宋詩惑問 宋詩は「近世」を表象するか?』

    内山精也( 担当: 単著)

    研文出版  2018年05月 ISBN: 9784876364350

  • 『宋人文集の編纂と伝承』

    東英寿編( 担当: 共著)

    中国書店  2018年02月 ISBN: 9784903316604

  • 『廟堂与江湖 ──宋代詩学的空間』

    内山精也著, 朱剛, 張淘, 李静, 益西拉姆訳, 慈波校訳( 担当: 単著)

    復旦大学出版社  2017年08月 ISBN: 9787309131086

  • 『南宋江湖の詩人たち −中国近世文学の夜明け−』

    内山精也編( 担当: 編集)

    勉誠出版 アジア遊学180 280p.  2015年03月 ISBN: 9784585226468

  • 『傳媒與眞相 —蘇軾及其周圍士大夫的文學— 』 増刷版

    内山精也著, 朱, 益西拉姆等( 担当: 単著)

    上海古籍出版社 535p.  2013年10月 ISBN: 9787532569441

  • 『蘇軾詩研究—宋代士大夫詩人の構造—』

    内山精也著( 担当: 単著)

    研文出版 656p.  2010年10月 ISBN: 9784876363148

  • 『中国文学研究文献要覧 古典文学1978-2007』 (編集協力)

    川合康三監修( 担当: その他)

    日外アソシエーツ 766p.  2008年07月 ISBN: 9784816921230

  • 『傳媒與眞相 —蘇軾及其周圍士大夫的文學— 』

    内山精也著, 朱, 益西拉姆等( 担当: 単著)

    上海古籍出版社 535p.  2005年08月 ISBN: 7532541959

  • 『宋詩選注』4

    銭鍾書著, 宋代詩文研究会訳注( 担当: 共訳)

    平凡社 東洋文庫737 350p.  2005年04月 ISBN: 4582807372

  • 『宋詩選注』3

    銭鍾書著, 宋代詩文研究会訳注( 担当: 共訳)

    平凡社 東洋文庫733 386p.  2004年12月 ISBN: 458280733X

  • 『宋詩選注』2

    銭鍾書著, 宋代詩文研究会訳注( 担当: 共訳)

    平凡社 東洋文庫727 367p.  2004年06月 ISBN: 4582807275

  • 『宋詩選注』1

    銭鍾書著, 宋代詩文研究会訳注( 担当: 共訳)

    平凡社 東洋文庫722 386p.  2004年01月 ISBN: 4582807224

  • 『続校注 唐詩解釈辞典(付)歴代詩』

    松浦友久編( 担当: 分担執筆)

    大修館書店 1149p. / pp.742-745,965-1018  2001年04月 ISBN: 4469032123

  • 『先秦漢魏晋南北朝詩作者索引』

    中国詩文研究会編( 担当: 共編者(共編著者))

    東方書店 175p.  1984年11月 ISBN: 4497841324

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講演・口頭発表等

  • 作爲文學的清貧 ─蘇東坡尺牘所暗示的現實─

    内山精也  [招待有り]

    早大・北京大学・復旦大学三校合同シンポジウム(オンライン)  

    発表年月: 2022年12月

  • 蘇軾文学における清貧と闊達 ─尺牘が明かす実相─

    内山精也  [招待有り]

    日本宋代文学学会第9回大会、第1回宋代書簡シンポジウム (オンライン会議)  

    発表年月: 2022年11月

  • 蘇東坡 栄光と挫折

    内山精也  [招待有り]

    亜細亜大学現代教養特講「中国古典の世界――漢詩に学ぶ栄光と挫折の生き方」第12回  

    発表年月: 2021年12月

  • 蘇軾の密・徐知州時代における文と詩詞 ─北宋太守の文學─

    内山精也

    日本宋代文學學會第8回大会、第6回唐宋八大家シンポジウム zoomオンライン會議  

    発表年月: 2021年11月

  • 上州の忘れられた漢詩人 佐羽淡齊

    内山精也  [招待有り]

    群馬県教職稲門会総会  

    発表年月: 2019年11月

  • 西湖夢尋──一個日本西湖迷的實地考察

    内山精也  [招待有り]

    太炎講堂   (杭州市余杭區倉前、杭州師範大學)  杭州師範大學人文學院  

    発表年月: 2019年03月

  • 西湖憧憬──日本人與杭州西湖

    内山精也  [招待有り]

    太炎講堂   (杭州市余杭區倉前、杭州師範大學)  杭州師範大學人文學院  

    発表年月: 2018年12月

  • 13世紀中國詩壇之變與中國近世詩學史的重構

    内山精也  [招待有り]

    古籍所前沿學術講座   (上海復旦大學)  復旦大學古籍整理研究所〔上海〕  

    発表年月: 2017年12月

  • 最近日本的宋代文學研究

    釜谷武志, 大木康, 両教授とともに  [招待有り]

    復旦中文百年論壇「日本學者談中國古典文學研究」   (上海復旦大学)  復旦大學中文系  

    発表年月: 2017年12月

  • 13世紀中国の詩壇に起きたこと ──中国近世詩学史再構築の試み

    内山精也  [招待有り]

    早大中国文学会第42回秋季大会  

    発表年月: 2017年11月

  • 汝に問う平生の功業 黄州・恵州・儋州 ──蘇東坡とは何者か?

    内山精也  [招待有り]

    平成29年度大東文化大学中国文学科秋季講演会   大東文化大学中国文学科  

    発表年月: 2017年10月

  • 作爲職業的詩人 ──宋末元初詩壇發生了什麽?

    第10届中国宋代文学国際学術研討会   (北京)  中国人民大学国学院〔北京〕  

    発表年月: 2017年09月

  • 漢字以及“漢文”在現代日語的効能

     [招待有り]

    (黄州)  黄岡師範學院外國語學院 〔湖北黄岡〕  

    発表年月: 2016年03月

  • 蘇東坡・黄州・日本

     [招待有り]

    (黄州)  黄岡師範學院文學院 〔湖北黄岡〕  

    発表年月: 2016年03月

  • 瀟湘之水流到何處? ─作爲東亞景觀原型的瀟湘八景─

     [招待有り]

    「長江人文講壇」第56講   (荊州)  長江大學文學院 〔湖北荊州〕  

    発表年月: 2016年03月

  • 何爲詩之“近世”? ─作爲“近世”文學象徴的宋末江湖詩人及其詩─

     [招待有り]

    (武漢)  武漢大學文學院 〔湖北武漢〕  

    発表年月: 2016年03月

  • 瀟湘之水流到何處? ─作爲東亞景觀原型的瀟湘八景─

     [招待有り]

    (武漢)  湖北大學文學院 〔武漢〕  

    発表年月: 2016年03月

  • 瀟湘之水流到何處? ─作爲東亞景觀原型的瀟湘八景─

     [招待有り]

    (武漢)  武漢大學文學院〔武漢〕  

    発表年月: 2016年03月

  • 何爲詩之“近世”? ─作爲“近世”文學象徴的宋末江湖詩人及其詩─

     [招待有り]

    (上海)  復旦大學古籍整理研究所〔上海〕  

    発表年月: 2015年12月

  • 南宋後期的詩人、編者、書肆 ―唐宋詩人與自撰詩集Ⅲ─

     [招待有り]

    「文本形態與文學闡釋」工作坊   (上海)  復旦大學中華文明國際研究中心〔上海〕  

    発表年月: 2015年12月

  • 作爲“近世”文學象徴的宋末江湖詩人 ─宋代文學可否稱爲“近世”文學?─

     [招待有り]

    人文中國傑出學人講座   (香港)  香港浸會大學人文學院 〔香港〕  

    発表年月: 2015年12月

  • 作爲“近世”文學象徴的宋末江湖詩人 ─宋代文學可否稱爲“近世”文學?─

     [招待有り]

    (金華)  浙江師範大學人文學院講演 〔浙江金華〕  

    発表年月: 2015年11月

  • 作爲近世文學象徴的宋末江湖詩人 ─宋代文學可否稱爲“近世”文學?─

     [招待有り]

    珠江人文講壇   (広州)  華南師範大學文學院 〔広州〕  

    発表年月: 2015年11月

  • 宋代文學可否稱爲“近世”文學?

     [招待有り]

    (杭州)  浙江工業大學人文學院 〔杭州〕  

    発表年月: 2015年11月

  • 宋代文學可否稱爲“近世”文學?

     [招待有り]

    (杭州)  浙江大学人文学院 〔杭州〕  

    発表年月: 2015年10月

  • 南宋中期自撰詩集的生前出版 ─唐宋詩人與自撰詩集Ⅱ─

    第九届宋代文學國際學術研討會   (杭州)  中國宋代文學學會・杭州師範大學 〔杭州〕  

    発表年月: 2015年09月

  • 媒體變革前後的詩人與詩集 ―唐宋詩人與自撰詩集Ⅰ─

     [招待有り]

    「第一届中国古典文学高端論壇」   (南京)  南京大學「中国文学與東亜文明」協同創新中心 〔南京〕  

    発表年月: 2015年08月

  • 印刷時代裡詩人意識的嬗變 ─關於南宋中後期詩人生前編刻自撰詩集的現象─

     [招待有り]

    國立成功大學文學院「第一届“從誤讀、流變、對話到創意”國際學術研討會」 〔台南〕  

    発表年月: 2015年06月

  • 對於士大夫的〈詩人〉和對於布衣的〈詩人〉 ─宋人詩集的生前刊行─

     [招待有り]

    復旦大学古籍所「鑑必窮源:傳統詩話・傳統詩學工作坊」 〔上海〕  

    発表年月: 2015年06月

  • 宋人詩集の生前刊行について ─士大夫と江湖詩人の異同が意味すること─

    日本宋代文学学会第二回大会 [於東洋大学白山キャンパス]  

    発表年月: 2015年05月

  • 宋代文學可否稱爲“近世”文學?

     [招待有り]

    上海財経大学中文系講演 [於上海]  

    発表年月: 2014年12月

  • 宋詩的歴史定位

     [招待有り]

    復旦大学中文系系列講座(2014,12.24-26) [於上海]  

    発表年月: 2014年12月

  • 日本五山禅林における西湖憧憬 ─万里集九を例として─ [於杭州]

     [招待有り]

    「意象西湖:東亜名勝的誕生、流伝和移動」国際シンポジウム  

    発表年月: 2013年09月

  • 転回する南宋文学 ─宋代文学は「近世」文学か?─ [於愛知大学]

     [招待有り]

    第一回中部地区中国文学交流会  

    発表年月: 2013年07月

  • 宋代文学の言語空間 ─士大夫と非士大夫/文言と白話─

     [招待有り]

    国際ワークショップ「中国伝統文化の形成─江南、12-14世紀─」[於早稲田大学文学部]  

    発表年月: 2013年03月

  • 中國近世前期的文言與白話

     [招待有り]

    「世變下的中國知識分子與文化」國際研討會 [於台湾桃園]  

    発表年月: 2012年03月

  • 南宋江湖詩人の位相と研究の可能性

    第1回南宋江湖派研究国際シンポジウム「江湖派研究のパースペクティブ」 [於大阪大学]  

    発表年月: 2011年12月

  • 長淮詩境(南宋篇)—作爲邊塞的淮河

    第七届宋代文學國際學術研討會 [於河南開封]  

    発表年月: 2011年09月

  • 宋代之八景—詩歌與繪畫以及旅游的融合

     [招待有り]

    復旦大学中文系講演 [於上海]  

    発表年月: 2011年03月

  • 宋代之八景—詩歌與繪畫以及旅游的融合

     [招待有り]

    北京大学中文系講演 [於北京]  

    発表年月: 2011年03月

  • 海外蘇東坡熱愛者的殷切願望

    東坡文化国際論壇 [於湖北黄岡]  

    発表年月: 2010年10月

  • 宋代刻書業的發展與宋詩的近世化現象

     [招待有り]

    第四届文學傳播與接受國際學術研討會/國立東華大學 [於花蓮]  

    発表年月: 2010年03月

  • 宋代之八景 —詩歌與繪畫以及旅游的融合—

     [招待有り]

    國立成功大學中文系講演 [於台南]  

    発表年月: 2010年03月

  • 宋詩能否表現近世?

    第六届宋代文學國際學術研討會/中國宋代文學學會、四川大學 [於成都]  

    発表年月: 2009年10月

  • 八景という「見立て」 —新潟の八景と中国の景観—

     [招待有り]

    「2009年大人のための漢字塾 第3講座」 [於新潟県民会館小ホール]  

    発表年月: 2009年08月

  • 「詩」における「近世」 —南宋江湖派の位相—

    第13回宋代文学研究談話会 [於慶應義塾大学日吉]  

    発表年月: 2009年05月

  • 長淮詩境 —從淮河詩篇看的唐宋轉型—

    第五届宋代文学国際学術研討会/中国宋代文学学会、曁南大学 [於広州]  

    発表年月: 2007年12月

  • 日本における宋代文学研究の現状と問題点

    寧プロワークショップ2007(文科省科研費特定領域研究「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成」)[於福岡]  

    発表年月: 2007年07月

  • 漢文はなぜ「国語」なのだろう?

    早稲田大学国語教育学会第231回例会「漢文教育の内と外」  

    発表年月: 2007年04月

  • 宋代士大夫の詩歌観 —理念と実態—

     [招待有り]

    早稲田大学中国文学会第30回秋季大会  

    発表年月: 2005年11月

  • 橄欖的滋味 —日本宋代詩文研究會與宋詩研究

     [招待有り]

    「詩與詩學研究群專題演講」/中央研究院中國文哲研究所 [於台北]  

    発表年月: 2005年10月

  • 宋代士大夫的詩歌觀 —江西派到江湖派

     [招待有り]

    中國近世文學國際學術研討會/成功大學、北京大學、復旦大學共催 [於台南]  

    発表年月: 2005年10月

  • 宋代士大夫的詩歌観 —蘇黄到江西派—

    第四届宋代文学国際学術研討会/中国宋代文学学会、浙江大学、浙江工業大学 [於杭州]  

    発表年月: 2005年09月

  • 上海雑感 —上海にて中国古典の将来を考える—

     [招待有り]

    斯文会第99回孔子祭記念講演 2005,4.24.Sun.  

    発表年月: 2005年04月

  • 両宋士大夫的詩人観

     [招待有り]

    復旦大学中文系特別講演 2005,3.18.Fri. [於上海]  

    発表年月: 2005年03月

  • 中国古代八景的産生及其影響

     [招待有り]

    復旦大学中国古代文学研究中心特別講座 2005,3.21.Mon. [於上海]  

    発表年月: 2005年03月

  • 兩宋隠括詞考

     [招待有り]

    中国古代文体史與文体学国際学術研討会/中山大学 [於広州]  

    発表年月: 2004年11月

  • 《東坡烏台詩案》流伝考 —囲繞北宋末南宋初士大夫間的蘇軾文藝作品収集熱—

    中国中世文学国際学術研討会/復旦大学、北京大学、成功大学共催 [於上海]  

    発表年月: 2004年08月

  • 蘇軾次韻詞考 —詩詞間的異同爲中心—

    中国唐宋詩詞第三届国際学術研討会/中国韻文学会、陝西師範大学 [於西安]  

    発表年月: 2004年05月

  • 〈八景〉現象の誕生 ──拡大再生産される東アジアの風景モデル

    内山精也  [招待有り]

    京都女子大学公開講座   (京都女子大学)  京都女子大学国文学科  

    発表年月: 2002年10月

  • 黄庭堅与王安石 —黄庭堅心中的別一個師承關係—

    第二届宋代文学国際学術研討会/中国宋代文学学会、南京大学 [於南京]  

    発表年月: 2002年08月

  • 宋代八景現象考

    文化視野與中国文学研究国際研討会/中国社会科学院文学研究所、清華大学 [於北京]  

    発表年月: 2001年08月

  • 蘇軾文学与伝播媒介 —試論同時代文学与印刷媒体的邂逅—

    首届宋代文学国際学術研討会/中国宋代文学学会、復旦大学 [於上海]  

    発表年月: 2000年03月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 宋代書簡に関する総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2022年04月
    -
    2027年03月
     

    東 英寿, 内山 精也, 林 暁光, 浅見 洋二, 平田 茂樹

  • 唐宋八大家散文の特色とその受容に関する総合的研究

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2022年03月
     

     概要を見る

    本年度は、本科研の中心的活動である「唐宋八大家シンポジウム」の第4回目を、令和元年5月18日に金沢大学で開催した。発表者と所属、及び題目は次の通りである。張蜀恵(国立東華大学)「柳宗元作品裡的南来諸賓」、種村和史(慶應義塾大学)「王安石詩経学の朱熹詩経学に対する影響」、陳祐真(京都大学(非常勤))「恵州期以降の蘇軾に於ける儒仏の交錯」。司会は科研メンバーの内山精也(早稲田大学)が担当した。このシンポジウムにおける発表者の論文と、科研メンバー及び学術的交流のある研究者の論文を収録して、令和2年3月に『唐宋八大家の諸相』(花書院)を刊行した。『唐宋八大家の諸相』に収録した論文は合計10篇で、特に今年度、研究代表者である東が10月に上海の復旦大学で開催された「第11届宋代文学学会曁宋代文学国際研討会」に出席して研究発表を行い、海外の学者と交流した際に、成果発表を依頼した論文が3篇収録されている。それは、中国の浙江大学教授の葉曄氏、中国社会科学院研究員の胡琦氏と韓国の啓明大学校教授の諸海星氏の論文で、さらに前述の「第四回唐宋八大家シンポジウム」の発表者及び学術上の交流がある研究者の論文、合計10篇の論文を収録した。また、東は前述した上海の復旦大学で開催された国際学会以外に、8月に北京大学で唐宋八大家に関する講演を行い、11月には台湾の政治大学で歐陽脩の和刻本について講演し、12月には中国の福建師範大学で開催された「2019中国歐陽脩曁宋代散文国際学術研討会」で歐陽脩に関連する招待講演を行った。科研メンバーの浅見は、東と同じく10月の「第11届宋代文学学会曁宋代文学国際研討会」で科研の成果に基づいて招待講演を行った。同じく本科研のメンバー山本は、4月にロンドン大学、8月にはシドニー大学で行われた国際学会で、研究成果を発表した。本科研は、研究課題「唐宋八大家散文の特色とその受容に関する総合的研究」と密接に関連する「唐宋八大家シンポジム」を毎年開催し研究を進展させていくことを中心的活動としており、本年度も予定通り、5月16日に金沢大学で「第4回唐宋八大家シンポジム」を開催し、3名の研究発表を行うことができた。また、科研2年目の成果として、令和2年3月に『唐宋八大家の諸相』(花書院、全284頁)を刊行することができた。本書には、海外の学者5名、日本の学者5名の合計10名の研究者の論文が収録されている。研究初年度には、唐宋八大家に関連する11編の論文を収録した『唐宋八大家の世界』を刊行しており、毎年研究成果を公表できている点では、予定通りの成果をあげていると言える。今後も、当初の予定通り本科研の活動の中心である「唐宋八大家シンポジム」を毎年開催し研究を推進していく予定である。ただ、本年度は新型コロナウイルスの流行により、当初5月16日の開催予定ですすめていた「第5回唐宋八大家シンポジウム」を11月7日に延期せざるを得なくなった。また、科研メンバーは、これまで中国やヨーロッパ等の国際学会で研究成果を発表していたが、今年度は同じく新型コロナウイルス流行の関係で、海外に出かけることができずに国際学会での発表が難しい可能性がある。しかし、こうした不透明感があるものの、科研メンバー各人は、それぞれのテーマに従い、着実に研究を進めて行く予定である

  • 宋人文集の編纂と伝承に関する総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2018年03月
     

    東 英寿, 萩原 正樹, 内山 精也, 浅見 洋二, 中本 大

     概要を見る

    この4年の研究期間に、研究メンバーが発表した雑誌論文は25本、国内・国際学会で成果を発表した回数は31回、著書は8 冊を刊行した。更に、本研究のテーマに即して、合計5回の宋代文学研究国際シンポジウムを開催した。シンポジウムのテーマは次の通りである。第1回「近世出版文化の幕開け-宋代の文集編纂と流伝を巡って-」、第2回「宋人文集の形成と伝承」、第3回「版本時代のエディター-詩人・親族・書肆-」、第4回「文学テクストの編纂と流伝」、第5回「編纂と伝承-宋人文集研究-」。シンポジウムを通して、海外の研究者と多くの意見交換を行い、研究を多角的に進めることができた

  • 南宋江湖詩派の総合的研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    研究期間:

    2011年
    -
    2013年
     

     概要を見る

    13世紀、宋(南宋)から元への交代期に、非士大夫層(江湖)詩人の詩作が一世を風靡した。本研究は、彼らを「中国伝統詩歌の近世化」という観点から照射する、全世界初の試みである。この3ヶ年の研究期間においては、まず対象のディテールを少しでも多くクリアーにし、具体的な問題を一つでも多く発掘することを目標とした。そのために、個別テーマを個人研究の形で進めたほか、毎年、国際シンポジウムを開催し、海外から関連の研究者を招聘し、意見交換する場をもった。また、今年度(2014)中に、勉誠出版の『アジア遊学』の特集号において、一般読者に向けて本研究の意義を発信してゆく予定である。

  • 五山文学における宋代詩文の受容と展開-詩文集の注釈と詩話を中心に-

    科学研究費助成事業(大阪大学)  科学研究費助成事業(特定領域研究)

    研究期間:

    2005年
    -
    2009年
     

    浅見 洋二, 内山 精也, 堀川 貴司, 住吉 朋彦

     概要を見る

    本研究は、鎌倉時代末期より室町時代に至る五山禅林の漢文学において、中国宋代の詩文がどのように受容されていったか、主として詩文集(およびそれに附された注釈)と詩話という二種類の文献資料を取りあげて、中国文学と日本文学双方の視点から、多角的に解明したものである

  • 北宋後期〜末期における士大夫の文藝とメディア

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2002年
    -
    2004年
     

    内山 精也

     概要を見る

    本年度は、主として昨年度に収集した諸資料の整理と、それに基づく一部の成果を論文にまとめて発表した。前者については、北宋後期詩人・郭祥正の各種別集における作品の収録状況を一覧表にまとめる作業を進行中である(未完)。具体的には、南宋刊本の収録状況を主とし、他に四庫全書文淵閣本、清道光刊本、数種の抄本の編集状況を対照表にしている。郭祥正は現今の評価ではマイナーポエットであり、蘇軾や黄庭堅等の同時代の著名詩人と異なり、複数のテキストの関係性が殆ど明らかにされていない。今日最も利用しやすい、四庫全書文淵閣本と南宋刊本を比べただけでも、編集方法から、作品の次序、収録状況に至るまで多くの異同が認められる。両者の異同の由来を明らかにするためには、数種の抄本を参照する必要がある。その一連の成果として対照表を作成中である。彼者の論考については、郭祥正に生前与えられた「李白の後身」という呼称を手がかりに、北宋当時における郭祥正の位置について論じた。「李白の後身」という評により、彼は二十歳前後に一躍文壇の寵児となったが、結論的にいえば、このことが後年、彼と文壇との距離をいよいよ拡げ、かつまた彼自身にとっても幸福とはいえない作家人生を辿る最大の要因となったことを論述した。郭祥正以外の詩人では、黄庭竪について、初歩的な資料整理を行った。黄庭堅には宋人による注本が残っているが、我が国室町彼期の注本がある。国立公文書館内閣文庫所蔵の当該刊本(『帳中香』)を複写し、後の研究の資とする。なお、本研究と関連するものとして、銭鐘書『宋詩選注』(人民文学出版社)の全訳作業を目下進行中(共訳)で、その第1巻が今年度中に刊行され、その解説を執筆した(平凡社、東洋文庫)

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Misc

  • 「永州八記」から『徐霞客遊記』まで(コラム1 紀行文:②中国)

    内山精也

    河野貴美子ほか編 『日本「文」学史』第三冊 「文」から「文学」へ 東アジアの文学を見直す(勉誠出版)     225 - 229  2019年05月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • 〔事典項目執筆〕王安石

    内山精也

    『日本/中国〈漢〉文化大事典』(明治書院)     362 - 368  2024年06月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • 〔事典項目執筆〕蘇軾

    内山精也

    『中国/日本〈漢〉文化大事典』(明治書院)     368 - 375  2024年06月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • 〔座談会〕漢文教育の現状と展望

    高山実佐, 内山精也, 和田英信, 浅見和寿, 鈴木崇義

    國學院雜誌   125 ( 1 ) 47 - 74  2024年01月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 日本的《宋詩選注》讀書會

    内山精也

    古代文学前沿与評論   6   168 - 176  2021年06月  [招待有り]   [ 国際誌 ]

    担当区分:筆頭著者

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  • 探究中国語言藝術奥義的詞学研究 ──寄語《詞論的成立与発展 以張炎為中心》

    内山精也

    湖北大学文学院『中文論壇』(社会科学文献出版社)   2018-1 ( 7 ) 94 - 100  2018年08月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 中国古典研究的新世代 ──以宋代文学為中心

    浙江大学出版社『宋代文学評論』   3   342 - 353  2018年06月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

    速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)  

  • 中國古典文學研究的新世代 ──以宋代文學爲中心

    内山精也

    中國古代散文學會、北京師範大學文學院中國古代文學研究所,郭英徳主編『斯文』(社会科学文献出版社)   ( 1 ) 328 - 338  2017年09月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

    速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)  

  • 〔事典項目執筆〕「南宋の詩──田園詩と民間詩人」、「陸游──郷土をこよなく愛した田園詩人」

    同編集委員会『中国文化事典』(丸善出版)     328 - 331  2017年04月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

    その他  

  • 中國古典文學研究の新世代(ニューエイジ) ─宋代文學を中心として─

    内山精也

    東方学会『東方学』   133 ( 133 ) 69 - 78  2017年01月  [招待有り]

    速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)  

    CiNii

  • 〔書評〕瀟湘の水いづこに流る ─衣若芬著『雲影天光 瀟湘山水之畫意與詩情─』を讀む─

    内山精也

    宋代詩文研究会『橄欖』   20 ( 20 ) 337 - 355  2016年03月

    担当区分:責任著者

    書評論文,書評,文献紹介等  

    CiNii

  • 南宋江湖詩人研究の現在地

    内山精也

    勉誠出版、アジア遊学180『南宋江湖の詩人たち−中国近世文学の夜明け−』巻頭言   ( 180 ) 4 - 12  2015年03月

    担当区分:責任著者

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

    CiNii

  • 東坡と山谷の万里の交情 ─「黄州寒食帖」をめぐって─

    内山精也

    芸術新聞社『墨』   39(228) ( 3 ) 54 - 57  2014年06月

    担当区分:責任著者

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 〔翻訳〕「漢文学史」における一七六四年

    張伯偉, 南京大学中文系

    『蒼海に交わされる詩文』(汲古書院、東アジア海域叢書13、浅見洋二・堀川貴司編)     207 - 274  2012年10月

    その他  

  • 〔書評〕『宋詞研究 南宋篇』

    内山精也

    村上哲見著(楊鐵嬰、金育理、邵毅平譯)『宋詞研究』(上海古籍出版社)597p     582 - 595  2012年04月

    担当区分:責任著者

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 〔書評〕宋代研究の新たな道標(『宋人生卒行年考』)

    内山精也, 鄧子勉

    『東方』(東方書店)   367 ( 367 ) 30 - 34  2011年09月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

    CiNii

  • 關於『宋詩選注』的對話

    王水照教授と

    楊聯芬編『銭鍾書評説七十年』(文化藝術出版社)     297 - 303  2010年05月

    その他  

  • (宋代)文学研究 —詞学および詩文を中心に—

    内山精也

    浅見洋二、遠藤雅俊、平田茂樹編 『日本宋史研究の現状と課題 —1980年代以降を中心に—』 (汲古書院)     237 - 280  2010年05月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • 〔書評〕中国言語芸術の奥義を究める研究——『詞論の成立と発展—張炎を中心として—』に寄せて

    内山 精也

    東方書店 『東方』   ( 344 ) 2 - 6  2009年10月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

    書評論文,書評,文献紹介等  

    CiNii

  • 日本宋代詩文研究会和『橄欖』簡介

    内山精也

    『宋代文學研究年鑑2006-2007』(武漢出版社)     184 - 193  2009年10月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

    その他  

  • 1980年代以降日本的宋代文學研究 —以詞學及詩文研究爲中心—

    剛譯

    劉揚忠、王兆鵬編 『宋代文學研究年鑑2006-2007』 (武漢出版社)     194 - 248  2009年10月

  • 〔翻訳〕戴復古集編刻流傳攷

    王嵐(北京大学中文系副

    宋代詩文研究會江湖派研究班 『江湖派研究』   1   54 - 87  2009年02月

  • 日本80年代以降的宋代文學研究 —以詞學及詩文研究爲中心—

    剛譯

    張高評編 『宋代文學研究叢刊』 (麗文文化事業公司)   15   47 - 82  2008年08月

  • 〔書評〕村上哲見著『宋詞研究 南宋篇』

    内山 精也

    京都大学『中国文学報』   74 ( 74 ) 139 - 154  2007年10月

    DOI CiNii

  • 漢詩朗唱の可能性と問題点 —漢文教育の視点から—

    早稲田教育叢書25 『声の力と国語教育』 (学文社)     39 - 68  2007年03月

  • 万里集九と宋詩

    内山 精也

    勉誠出版『アジア遊学』(「漢籍と日本人」)   ( 93 ) 111 - 121  2006年11月

    CiNii

  • 上海にて中国古典研究と漢文教育の将来を考える

    内山 精也

    財団法人斯文会『斯文』   ( 114 ) 95 - 109  2006年03月

    CiNii

  • 〔対話録〕『宋詩選注』の読み方

    王水照, 内山精也

    平凡社 東洋文庫737 『宋詩選注』4     292 - 312  2005年04月

  • 中国当世学会事情 —「中国中世文学国際学術研討会」に参加して—

    日本中国学会『日本中国学会便り』   2004 ( 2 ) 7 - 9  2004年12月

  • 蘇軾「元軽白俗」弁

    明治書院 『新釈漢文大系季報』   ( 101 ) 1 - 3  2004年07月

  • 〔解説〕銭鍾書と『宋詩選注』

    平凡社東洋文庫722 『宋詩選注』1     355 - 386  2004年01月

  • 宋代詩文研究会の活動スタンス

    日本中国学会 『日本中国学会便り』   2003 ( 1 ) 6 - 8  2003年04月

  • 姑孰紀游 2002.夏 —当塗郭祥正関係遺跡調査報告—

    内山 精也

    宋代詩文研究会 『橄欖』   11 ( 11 ) 20 - 36  2002年12月

    CiNii

  • 黄庭堅と論語

    明徳出版社 『孔子全書月報』   ( 7 ) 1 - 5  2002年09月

  • 東坡とその時代

    里文出版 『文人の眼』   ( 1 ) 16 - 19  2002年03月

  • 東坡スピリットと東坡現象 —現代中国の蘇東坡—

    芸術新聞社 『墨』   ( 154 ) 54 - 54  2002年02月

  • 〔翻訳〕第11回蘇軾学術研討会に参加して —1999年10月於江蘇徐州—

    Stuart H, SARGENT, Colorado State, Univ, Associate Prof

    宋代詩文研究会   ( 9 ) 横1 - 7  2000年12月

  • 北宋洛陽の文人グループ —地域と文学、史学、哲学の関係について—(翻訳)

    王水照, 復旦大学中文系

    早大中国文学会 『中国文学研究』   26 ( 26 ) 62 - 70  2000年12月

    CiNii

  • 「中国学最前線 宋代文学」

    大修館書店 『月刊しにか』   11 ( 10 ) 118 - 119  2000年10月

  • 宋代文学研究における新時代の幕開け —首届宋代文学国際研討会参加報告—

    内山 精也

    東方書店 『東方』   ( 235 ) 2 - 5  2000年09月

    CiNii

  • 銭黙存先生のこと

    内山 精也

    宋代詩文研究会 『橄欖』   ( 8 ) 横31 - 35  1999年12月

    CiNii

  • 〔翻訳〕韓愈の人と文学

    孫昌武, 南開大学中文系

    中唐文学会 『中唐文学会報1999』     33 - 43  1999年10月

  • 我有幸見到銭黙存先生

    益西拉姆

    遼海出版社 『一寸千思 —憶銭鍾書先生—』(修訂本)     463 - 469  1999年09月

  • 我有幸見到銭黙存先生

    益西拉姆

    アジア・パシフィック・コミュニケーションズ 『留学生新聞』   ( 184 ) 9 - 9  1999年03月

  • 「東坡肉」の本家争い

    大修館書店 『月刊しにか』   9 ( 11 ) 36 - 37  1998年11月

  • 蘇東坡の文とことば

    内山 精也

    大修館書店 『月刊しにか』   9 ( 11 ) 46 - 53  1998年11月

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現在担当している科目

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特別研究期間制度(学内資金)

  • 宋元における市民生活と文学―杭州を中心として―

    2015年03月
    -
    2016年03月

    中国   浙江大学ほか

  • 北宋後期~末期における士大夫の文藝とメディア

    2004年04月
    -
    2005年03月

    中華人民共和国   復旦大学中文系

他学部・他研究科等兼任情報

  • 教育・総合科学学術院   大学院教育学研究科

特定課題制度(学内資金)

  • 南宋の市民階層と伝統文学-『夷堅志』を中心に-

    2013年  

     概要を見る

    『夷堅志』はもと420巻からなる志怪の書(現存するのはおよそその半分)で、そこには宋代の夥しい怪奇のエピソードが収録されている。それぞれのエピソードには、時間、場所、人物が明記されているため、それらはひとり小説・説話研究の対象となるばかりではなく、宋代社会史の恰好の素材としても大いに注目されてきた。 筆者は近年、中国伝統文学の通俗化という問題を主たる研究テーマとし、とくに13世紀、宋末元初における関連の諸現象の収集と分析を進めているが、そこに連続する12世紀、北宋末期から南宋中期の関連の現象についても同様に考察の対象としている。このような観点から、この一年、折にふれ『夷堅志』を繙き、関連のエピソードの収集と類別を行った。その結果、宋末元初へとつながる幾つかの素材を発見し、目下それらを整理して、文章化の準備を進めているところである。 筆者が捜し得た素材の一つは、「漢字の霊力」に関わる話柄である。『夷堅志』には科挙の受験に勤しむ書生の怪奇譚が数多く含まれるが、彼らが霊験あらたかなる廟に詣でて、及第を祈願し、神々のお告げを得て、そのお告げの通りに成功するという話柄が存在する。神のお告げは往々にして暗示的な韻文の形で示される。このような漢字を媒介とする予言は、童謡や讖緯という形で紀元前から存在するものではあるが、重要な点は上古における国家・社会的関心事から個人の関心事へという通俗化をはっきり認めることができる。しかも一個人の出世という世俗的な欲求に絡んで漢字の霊力が問題化されている点が時代的特性を示している。そのほか、『夷堅志には、「拆字」に関わる漢字占い稼業についても言及があり、これらによって漢字文化が中間層に浸透しつつある瞬間をとらえている。 筆者がより多く着目する伝統詩歌の通俗化についても、断片的ながら、幾つかの素材を拾い集めることができたので、それらを適宜整理し、文章にすべく準備を進めている。

  • 宋代の文学とメディア―北宋後期を中心として―

    1999年  

     概要を見る

     標記の課題について、本年度は特に北宋後期を代表する詩人・蘇軾を中心に研究を進めた。蘇軾は、元豊二年(1079)に勃発した筆禍事件、烏台詩案によって投獄され、流罪に処せられるが、この事件に民間で印刷された彼の詩集が証拠物件として提出され、重要な役割を荷っている事実に着目し、当時の印刷メディアと文学の関係について調査を進めた。 その研究成果の一部を、2000年3月30日、上海にて開催された、「宋代文学国際研討会」の大会で発表した。発表のタイトルは「蘇軾文学与伝播媒介―試論同時代文学与印刷媒体之邂逅―」。発表内容は、北宋中期までの印刷メディアと文人の関わりをまとめた後で、出版界が生前の一線で活躍している作家の創出した同時代文学を印刷対象とし始めた最初期の事例として、蘇軾の詩集が挙げられること。不幸にしてそれが筆禍事件を招いたことによって、作家の創作にも悪しき影響を及ぼしたことが予想されるが、蘇軾はそういう消極的側面ばかりではなく、印刷メディアの積極的利点をも意識しつつ、事件後に創作活動を展開していたことを実例を引きつつ論証した。 なお、この学会は中国における宋代文学研究の全国組織として設立され、今年が第一回の創立大会であり、中国内外の主要な研究者が参集したが、彼らの反応も概ね良好であったことをここに付言しておく。 向こう一年の間に、この学会で発表した成果を踏まえ、メディア論的観点から烏台詩案について私見をまとめるつもりである。