2024/04/25 更新

写真a

ナガトミ セイジ
永冨 青地
所属
理工学術院 創造理工学部
職名
教授
学位
博士(文学) ( 早稲田大学 )
Doctor of Literature
プロフィール

主要な非常勤講師歴 1995.4.1~2000.3.31 早稲田大学理工学部非常勤講師 1995.4.1~2000.3.31 専修大学経営学部非常勤講師 1996.4.1~2000.3.31 明治大学文学部非常勤講師 1997.4.1~2000.3.31 早稲田大学第二文学部非常勤講師 1997.4.1~1998.3.31 日本大学文理学部非常勤講師 1999.4.1~2006.3.31 立教大学文学部非常勤講師 2008.9.1~2009.3.31 東京大学文学部非常勤講師 2017.9.1~2018.3.31 東京大学文学部非常勤講師 2020.12.19~2020.12.21 東北大学文学部・文学研究科非常勤講師(集中講義)

 

留学

1989年9月15日~1992年8月31日

北京大学哲学系(高級進修生)

 

特別研究休暇

2011年4月~2012年3月

ケンブリッジ大学Faculty of Asian and Middle Eastern Studies(訪問学者)

2023年9月~2024年7月(予定)

カリフォルニア大学バークレー校Institute of East Asian Studies Center for Chinese Studies(訪問学者)

 

学外委員

日本儒教学会評議員 2022年5月から二年間

同上        2024年5月から二年間

日本中国学会評議員 2021年~2022年度

東方学会第7期学術委員 2023年7月から二年間

所属学協会

  •  
     
     

    早稲田大学東洋哲学会

  •  
     
     

    日本道教学会

  •  
     
     

    中国社会文化学会

  •  
     
     

    日本中国学会

  •  
     
     

    東方学会

研究分野

  • 中国哲学、印度哲学、仏教学

研究キーワード

  • 陽明学

 

論文

  • 安岡正篤の陽明学理解について

    永冨青地

    『近代日本の学術と陽明学』(『陽明学』別冊)     141 - 160  2023年03月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 『薛王二先生教言』について―併せて同書所収の佚文に及ぶ―

    永冨青地

    陽明学   ( 33 ) 1 - 21  2023年03月  [査読有り]

    担当区分:責任著者

  • 慶應義塾図書館所蔵大塩中斎批注大学について

    永冨青地

    環日本海研究年報   ( 28 ) 17 - 33  2023年03月  [査読有り]

    担当区分:責任著者

  • 陳栄捷先生と私

    陳来, 永冨青地

    環日本海研究年報   ( 28 ) 1 - 16  2023年03月  [査読有り]

  • 佐藤一斎および大塩中斎による王守仁『大学古本傍釈』の受容―併せて佐藤一斎による「大学古本序」挿注を論ず―

    永冨青地

    東洋の思想と宗教   ( 40 ) 39 - 55  2023年03月  [査読有り]

    担当区分:責任著者

  • 山梨県立図書館蔵『薛王二先生教言』について

    永冨青地

    汲古   ( 82 ) 25 - 30  2022年12月  [査読有り]

    担当区分:責任著者

  • 語られざる陽明学者―安岡正篤について―

    永冨青地

    環日本海研究年報   ( 27 ) 1 - 7  2022年03月  [査読有り]

    担当区分:責任著者

  • 思想史研究における文献学の有用性について―『朱子晩年定論』を一例として―

    永冨青地

    東洋の思想と宗教   ( 39 ) 1 - 18  2022年03月  [査読有り]

    担当区分:責任著者

  • 王復礼編『三子定論』について―清代における『朱子晩年定論』の受容―

    永冨青地

    汲古   ( 80 ) 32 - 36  2021年12月  [査読有り]

    担当区分:責任著者

  • 評陳来著『有無之境―王陽明哲学的精神』

    永冨青地

    現代儒学   ( 9 ) 249 - 259  2021年12月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 反キリスト教文献集『破邪集』の日本における出版とその影響について

    永冨青地

    東アジアの王権と秩序—思想・宗教・儀礼を中心として(汲古書院)     717 - 732  2021年10月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 明清変革と林羅山・鵞峰

    永冨青地

    東洋の思想と宗教   ( 38 ) 20 - 39  2021年03月  [査読有り]

    担当区分:責任著者

  • 陳来著『有無之境―王陽明哲学的精神』について

    永冨青地

    環日本海研究年報   ( 26 ) 59 - 68  2021年03月  [査読有り]

    担当区分:責任著者

  • 佐藤一斎与朱子学的関係

    永冨青地

    東亜朱子学新探——中日韓朱子学的伝承与創新     512 - 523  2020年11月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 『新編天主実録』訳注(四)

    石井道子, 永冨青地

    『環日本海研究年報』   ( 25 ) 13 - 31  2020年03月  [査読有り]

  • 王畿『中鑑録』に関する一考察

    永冨青地

    『陽明学』   ( 30 ) 79 - 103  2020年03月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 佐藤一斎は朱子学者かー『欄外書』の記載より見たるー

    永冨青地

    『朱子学とその展開ー土田健次郎教授退職記念論集ー』     279 - 295  2020年02月

    担当区分:責任著者

  • 『新編天主実録』訳注(三)

    石井道子, 永冨青地

    人文社会科学研究   ( 59 ) 89 - 123  2019年03月

  • 王守仁『大学古本傍釈』的日本受容——以佐藤一斎与大塩中斎為中心

    永冨青地

    新学衡   ( 3 ) 206 - 213  2018年12月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 関於『朱子晩年定論』的単行本

    永冨青地

    『林慶彰先生七秩華誕寿慶論文集』、/万巻楼図書股份有限公司     381 - 394  2018年09月  [査読有り]

    担当区分:責任著者

  • 関於白鹿洞書院明代的出版状況―以白鹿洞本『伝習録』為例ー

    永冨青地

    宋明理学国際論壇C組論文集     1 - 8  2018年08月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 江戸期における『聖蹟図』の出版について

    永富青地

    中国―社会と文化   ( 33 ) 51 - 75  2018年07月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 『新編天主実録』訳注(二)

    石井道子, 永富青地

    『人文社会科学研究』58号、人文社会科学研究会   ( 58 ) 43 - 75  2018年03月

  • 胡宗憲本『陽明先生文錄』および附錄『伝傳習錄』について

    永冨青地

    東洋の思想と宗教/早稲田大学東洋哲学会   ( 35 ) 27 - 44  2018年03月  [査読有り]

    担当区分:責任著者

  • 『聖蹟図』在日本江戸時代的出版与伝播

    永冨青地

    版本目録学研究   ( 8 ) 311 - 338  2018年01月  [査読有り]

    担当区分:責任著者

  • 中日両国における『破邪集』の刊刻について

    永冨青地

    『国際学術会議「交友与実義:天主教文献与東西文化交流史」論文集』/韓国天主教創立史研究所     176 - 186  2017年11月

    担当区分:責任著者

  • 中日両国の『破邪集』刊行と背景の考察

    永冨青地

    『国際学術会議「交友与実義:天主教文献与東西文化交流史」論文集』/韓国天主教創立史研究所     165 - 175  2017年11月

    担当区分:責任著者

  • 関於白鹿洞書院明代的出版状況―以白鹿洞本『伝習録』為例ー

    永富青地

    張栻朱熹与儒家会講伝統ー紀念朱張会講850周年国際学術研討会論文集/湖南大学嶽麓書院     306 - 311  2017年11月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 関於『破邪集』在中日両国刊印及其背景的考察

    永冨青地

    「明清中西文化交流与基督教中国化」国際学術研討会会議論文集     181 - 188  2017年10月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 関於上海図書館蔵『新刊陽明先生文録続編』

    永冨青地

    王学研究   ( 6 ) 405 - 435  2017年08月  [査読有り]  [招待有り]

     概要を見る

    在王守仁的各种著作中,《新刊阳明先生文录续编》是目前学界极少知晓和关注到的一部。该书载有《王文成公全书》未收的佚诗佚文,具有独特的资料价值,对我们辑录王守仁佚诗佚文和了解明代晚期王守仁著作在地方的传播情况都具有重要的意义。对这部著作的成书与刊刻过程、内容特点和文献价值进行考察分析,希望能引起研究王守仁思想以及贵州地方文献的学者们的注意和重视。

  • 尊経閣文庫所蔵の明版『聖朝破邪集』について

    永富青地

    汲古   ( 71 ) 30 - 35  2017年06月  [査読有り]

    担当区分:責任著者

    CiNii

  • 『新編天主実録』訳注(一)

    石井道子, 永冨青地

    人文社会科学研究   ( 57 ) 129 - 176  2017年03月

    CiNii

  • 関於『破邪集』在中日両国刊印及其背景的考察

    永冨青地

    「跨区域与跨文化的接遇」国際学術研討会会議論文集     1 - 9  2016年12月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 佐藤一斎是否一個朱子学者ー従『欄外書』中的記載談起

    永冨青地

    歴史文献研究   ( 37 ) 138 - 147  2016年09月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 『新編天主実録』について―『天主実義』との比較において

    永冨青地

    東アジア交渉学の新しい歩み(上)     25 - 30  2016年05月

    担当区分:責任著者

  • 陽明後学の講学活動と日常―鄒守益の詩文より見たる―

    永冨青地

    「心見/身心」と環境の哲学―東アジアの伝統思想を媒介に考える―     67 - 84  2016年03月

    担当区分:責任著者

  • 『鄒守益集』未収詩輯佚(三)―内閣文庫蔵『鄒東廓先生詩集』より―

    永冨青地

    『人文社会科学研究』   ( 第五十六号 ) 59 - 110  2016年03月

    担当区分:責任著者

  • 佐藤一斎は朱子学者かー『欄外書』の記載より見たるー

    『東亜朱子学国際学術検討会―日韓朱子学的伝承与創新』     381 - 390  2015年12月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 佐藤一斎是否一個朱子学者ー従『欄外書』中的記載談起(中国語)

    永冨青地

    『東亜朱子学国際学術検討会―日韓朱子学的伝承与創新』     371-380 - 380  2015年12月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 日本における陽明学研究の回顧-江戸期より二十世紀までー

    永冨青地

    日中学術交流的現状和展望     108 - 119  2015年10月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 『鄒守益集』未収詩輯佚(二)—内閣文庫蔵『鄒東廓先生詩集』より—

    永富青地

    『人文社会科学研究』/人文社会科学研究会   ( 55 ) 105 - 137  2015年03月

    担当区分:責任著者

    CiNii

  • 白鹿洞本『伝習録』について

    永富青地

    『陽明学』   ( 25 ) 15 - 48  2015年03月

    CiNii

  • 王陽明の生涯と思想

    永冨青地

    『学校』(史跡足利学校研究紀要)/史跡足利学校事務所   ( 13 ) 251 - 283  2015年02月

  • 内閣文庫蔵『鄒東廓先生詩集』について

    永冨青地

    『汲古』/汲古書院   ( 66 ) 1 - 6,31  2014年12月

    CiNii

  • 『聖蹟図』在日本的伝播情況以及研究現状与課題

    永冨青地

    「儒学与国際華人社会」国際儒学研討会論文集     45 - 55  2014年09月

  • 『鄒守益集』未収詩輯佚(一)—内閣文庫蔵『鄒東廓先生詩集』より—

    永冨青地

    『人文社会科学研究』/人文社会科学研究会   ( 54 ) 95 - 134  2014年03月

    CiNii

  • 『東廓鄒先生遺稿』の諸本について

    永冨青地

    『東洋の思想と宗教』/早稲田大学東洋哲学会   ( 31 ) 52 - 63  2014年03月

    CiNii

  • 事典項目執筆(「王畿」・「王艮」・「顔鈞」・「徐愛」・「聶豹」・「李中」)

    永冨青地

    『岩波 世界人名大辞典』    2013年12月

  • 明清変革と林羅山・鵞峰

    永冨青地

    『明清之際的精神和思想世界国際学術研討会』/北京大学高等人文研究院文化中国中心     56 - 71  2013年08月

  • 《王文成公年譜》訂補

    永冨青地

    『版本目録学研究』/北京大学出版社   ( 4 ) 447 - 456  2013年08月

  • 事典項目執筆(「呉廷翰」・「焦竑」・「梅鷟」・「豊坊」・「羅欽順」)

    永冨青地

    『中国文化史大事典』/大修館書店    2013年05月

    担当区分:責任著者

  • 19世紀のベストセラーについて: 四堡における商業出版

    シンシア・J・ブロカウ, 永冨青地

    『人文社会科学研究』/人文社会科学研究会   ( 53 ) 29 - 86  2013年03月

    CiNii

  • 思想家の言葉はどのようにして書籍に定着したのかー王陽明を一例として

    永冨青地

    『文化都市 寧波』/東京大学出版会     98 - 119  2013年02月

  • ケンブリッジの漢籍コレクションについて

    ジョセフ P, マクダーモット, 永冨青地

    『人文社会科学研究』/人文社会科学研究会   ( 52 ) 1 - 20  2012年03月

    CiNii

  • 佐藤一斎と『伝習録欄外書』−江戸期における陽明学の研究

    永冨青地

    『儒教 その可能性』/早稲田大学出版部     121 - 167  2011年12月

  • 陽明学研究における文献学の意義—『王文成公全書』所収の「年譜」への挑戦

    永冨青地

    『東アジア書誌学への招待』第二巻/東方書店   2   123 - 146  2011年12月

  • 陽明学関係論著目録(韓国の部・2007年〜2010年)

    永冨青地, 文盛載

    『人文社会科学研究』/人文社会科学研究会   ( 51 ) 79 - 134  2011年03月

    CiNii

  • 東西における印刷技術に関する比較:いくつかのステレオタイプな見方に関する調査

    T.H.バレット, 永冨青地

    『人文社会科学研究』/人文社会科学研究会   ( 51 ) 39 - 61  2011年03月

    CiNii

  • 天津図書館所蔵『鄒東廓先生文選』について

    永冨青地

    『東アジアの陽明学 接触・流通・変容』/東方書店     329 - 346  2011年01月

  • 内閣文庫蔵『東廓先生文集』について

    永冨青地

    汲古/汲古書院   ( 58 ) 39 - 44  2010年12月

    CiNii

  • 日本陽明学研究論著目録(1998ー2008)

    永冨青地

    中国典籍与文化論叢/鳳凰出版社   ( 12 ) 311 - 345  2010年05月

  • 聖なる本と聖なるくず

    ジョセフ・P・マクダーモット, 永冨青地

    『人文社会科学研究』/人文社会科学研究会   ( 50 ) 115 - 135  2010年03月

    CiNii

  • 台湾国家図書館蔵九巻本『東郭先生文集』についてー 現存最古の鄒守益の文集ー

    永冨青地

    『人文社会科学研究』/人文社会科学研究会   ( 50 ) 95 - 114  2010年03月

    CiNii

  • 関於白鹿洞書院刻本『伝習録』

    永冨青地

    『第一届中国古典文献学国際学術研討会論文集』/聖環図書     87 - 110  2010年01月

  • 天一閣所蔵の三巻本『大象義述』について

    永冨青地

    『汲古』/汲古書院   ( 56 ) 19 - 23  2009年12月

    CiNii

  • 関於上海図書館蔵『新刊陽明先生文録続編』

    永富青地

    『版本目録学研究』/国家図書館出版社   ( 1 ) 228 - 254  2009年10月

  • 大英博物館における漢籍について

    フランシス・ウッド, 永冨青地

    『人文社会科学研究』/人文社会科学研究会   ( 49 ) 55 - 73  2009年03月

    CiNii

  • 近十年陽明学関係論著目録(日本の部・1998年〜2008年)

    永冨青地, 松野敏之

    『人文社会科学研究』/人文社会科学研究会   ( 49 ) 75 - 102  2009年03月

    CiNii

  • 関於『朱子晩年定論』的単行本

    永冨青地

    『故宮学術季刊』/故宮博物院   26 ( 2 ) 89 - 104  2008年12月

  • 張元忭編『朱子摘編』について

    永冨青地

    『人文社会科学研究』/人文社会科学研究会   ( 48 ) 85 - 97  2008年03月

  • 銭徳洪編『朱子晩年定論』について

    永冨青地

    『人文社会科学研究』/早稲田大学理工学部複合領域人文社会科学研究会   ( 47 ) 5 - 15  2007年03月

    CiNii

  • 日本的王守仁文献研究概観

    永冨青地

    『文献』/北京図書館出版社   2006年 ( 3 ) 177 - 183  2006年07月

  • 上海図書館蔵『陽明先生与晋渓先生書』について

    永冨青地

    『汲古』/汲古書院   ( 49 ) 20 - 25  2006年06月

    CiNii

  • 現代語訳『陽明先生遺言録』(四)

    水野実, 永冨青地

    『防衛大学校紀要』(人文科学分冊)/防衛大学校   92 ( 92 ) 13 - 29  2006年03月

    CiNii

  • 尊経閣文庫蔵『新鐫武経七書』について—王守仁の『武経』注釈—

    永冨青地

    『人文社会科学研究』/早稲田大学理工学部複合領域人文社会科学研究会   ( 46 ) 87 - 123  2006年03月

    CiNii

  • 上海図書館蔵『新刊陽明先生文録続編』について

    永冨青地

    『東洋の思想と宗教』/早稲田大学東洋哲学会   ( 23 ) 44 - 71  2006年03月

    CiNii

  • 現代語訳『陽明先生遺言録』(三)

    水野実, 永冨青地

    『防衛大学校紀要』(人文科学分冊)/防衛大学校   90 ( 90 ) 1 - 22  2005年03月

    CiNii

  • 『陽明兵筴』の基礎的研究(五)

    永冨青地, 水野実

    『人文社会科学研究』/早稲田大学理工学部複合領域人文社会科学研究会   ( 45 ) 121 - 132  2005年03月

    CiNii

  • 『陽明兵筴』の基礎的研究(四)

    水野実, 永冨青地

    『人文社会科学研究』/早稲田大学理工学部複合領域人文社会科学研究会   ( 44 ) 119 - 129  2004年03月

    CiNii

  • 『陽明兵筴』の基礎的研究(三)

    永冨青地, 水野実

    『人文社会研究』/早稲田大学理工学部複合領域人文社会科学研究会   ( 43 ) 81 - 94  2003年03月

    CiNii

  • 現代語訳『陽明先生遺言録』(二)

    水野実, 永冨青地

    『防衛大学校紀要』(人文科学分冊)/防衛大学校   86 ( 86 ) 15 - 31  2003年03月

    CiNii

  • 『伝習則言』小考

    水野実, 永冨青地

    『汲古』/汲古書院   ( 42 ) 39 - 45  2002年12月

    CiNii

  • 現代語訳『陽明先生遺言録』(一)

    水野実, 永冨青地

    『防衛大学校紀要』(人文科学編)/防衛大学校   84 ( 84 ) 3 - 33  2002年03月

    CiNii

  • 現存最古の王守仁の詩文集—北京・上海両図書館蔵の『居夷集』について—

    永冨青地

    『東洋の思想と宗教』/早稲田大学東洋哲学会   ( 19 ) 1 - 20  2002年03月

    CiNii

  • 『陽明兵筴』の基礎的研究(二)

    永冨青地, 水野実

    『人文社会科学研究』/早稲田大学理工学部複合領域人文社会科学研究会   ( 42 ) 19 - 35  2002年03月

    CiNii

  • 王守仁の佚存書『歴朝武機捷録』について

    永冨青地

    『九州中国学会報』/九州中国学会   39 ( 39 ) 107 - 119  2001年05月

    CiNii

  • 陳来『天泉証道記』の資料価値

    永冨青地

    『陽明学』/二松学舎大学陽明学研究所   ( 13 ) 2 - 28  2001年03月

    CiNii

  • 『陽明兵筴』の基礎的研究(一)

    永冨青地, 水野実

    『人文社会科学研究』/早稲田大学理工学部複合領域人文社会科学研究会   ( 41 ) 81 - 94  2001年03月

    CiNii

  • 北京図書館蔵『大象義述』について

    永冨青地

    『汲古』/汲古書院   ( 38 ) 38 - 43  2000年11月

  • 『先進遺風』における王守仁の遺言遺事考

    水野実, 永冨青地

    『防衛大学校紀要』(人文科学編)/防衛大学校   ( 80 ) 77 - 101  2000年03月

    CiNii

  • 『従吾道人語録』の研究ー王守仁の遺言「日録」

    水野実, 永冨青地

    『防衛大学校紀要』(人文科学編)/防衛大学校   ( 80 ) 53 - 75  2000年03月

    CiNii

  • 陳来「明代の民間儒教と民間宗教—顔山農を中心に—」

    永冨青地

    『論叢アジアの文化と思想』/アジアの文化と思想の会   8 ( 8 ) 91 - 114  1999年12月

    CiNii

  • 『陽明先生要書』における王守仁の「遺言」について

    水野実, 永冨青地

    『汲古』/汲古書院   ( 36 ) 40 - 46  1999年12月

    CiNii

  • 九大本『陽明先生詩録』小考

    水野実, 永冨青地

    『汲古』/汲古書院   ( 35 ) 37 - 43  1999年06月

    CiNii

  • 閭東本『陽明先生文録』の価値

    永冨青地

    『東洋の思想と宗教』/早稲田大学東洋哲学会   ( 16 ) 1 - 19  1999年03月

    CiNii

  • 九大本『陽明先生文録』詳考

    水野実, 永冨青地

    『陽明学』/二松学舎大学陽明学研究所   ( 11 ) 161 - 177  1999年03月

    CiNii

  • 『陽明先生則言上』訳注(三)

    水野実, 永冨青地

    走水論叢/防衛大学校走水論叢同人会   ( 2 ) 1 - 13  1999年03月

  • 『稽山承語』朱得之述(三)

    水野実, 永冨青地, 三沢三知夫

    『論叢アジアの文化と思想』/アジアの文化と思想の会   7 ( 7 ) 73 - 91  1998年12月

    CiNii

  • 「陽明王先生語要」(『諸儒理学語要』所収)の基礎的研究(二)

    水野実, 永冨青地

    『防衛大学校紀要』(人文科学編)/防衛大学校   ( 77 ) 1 - 24  1998年09月

    CiNii

  • 九大本『文録』における王守仁の逸詩文

    水野実, 永冨青地

    『汲古』/汲古書院   ( 33 ) 42 - 46  1998年06月

    CiNii

  • 『龍渓王先生全集』所見陽明先生言行録輯釈

    陳来, 永冨青地

    『陽明学』/二松学舎大学陽明学研究所   ( 10 ) 117 - 162  1998年03月

    CiNii

  • 『陽明先生則言上』訳注(二)

    水野実, 永冨青地

    走水論叢/防衛大学校走水論叢同人会   ( 1 ) 1 - 14  1998年02月

  • 『稽山承語』朱得之述(二)

    水野実, 永冨青地, 三沢三知夫

    『論叢アジアの文化と思想』/アジアの文化と思想の会   6 ( 6 ) 58 - 79  1997年12月

    CiNii

  • 「陽明王先生語要」(『諸儒理学語要』所収)の基礎的研究(一)

    水野実, 永冨青地

    『防衛大学校紀要』(人文科学編)/防衛大学校   ( 75 ) 27 - 48  1997年09月

    CiNii

  • 『陽明先生遺言録』(五)

    水野実, 永冨青地, 三沢三知夫

    『防衛大学校紀要』(人文科学篇)/防衛大学校   ( 74 ) 91 - 142  1997年03月

    CiNii

  • 余姚王学関係遺跡探訪記

    永冨青地

    『論叢アジアの文化と思想』/アジアの文化と思想の会   5 ( 5 ) 156 - 162  1996年12月

    CiNii

  • 『陽明先生則言上』訳注(一)

    水野実, 永冨青地

    『走水評論』/防衛大学校外国語教室走水会   ( 60 ) 10 - 26  1996年10月

  • 陳来「明清の『蒙学』と世俗儒家倫理」

    永富青地

    関西大学東西学術研究所所報/関西大学東西学術研究所   ( 63 ) 4 - 5  1996年09月

  • 『陽明先生遺言録』(四)

    水野実, 永冨青地, 三沢三知夫

    『防衛大学校紀要』/防衛大学校   ( 73 ) 33 - 84  1996年08月

  • 『陽明先生遺言録』(三)

    水野実, 永冨青地, 三沢三知夫

    『防衛大学校紀要』(人文科学篇)/防衛大学校   ( 72 ) 27 - 71  1996年03月

    CiNii

  • 『稽山承語』朱得之述(一)

    水野実, 永冨青地, 三沢三知夫

    『論叢アジアの文化と思想』/アジアの文化と思想の会   4 ( 4 ) 359 - 377  1995年12月

    CiNii

  • 『九正易因』の成立をめぐって

    永冨青地

    『論叢アジアの文化と思想』   4 ( 4 ) 319 - 336  1995年12月

    CiNii

  • 『陽明先生遺言録』(二)

    水野実, 永冨青地, 三沢三知夫

    『防衛大学校紀要』(人文科学篇)/防衛大学校   ( 71 ) 19 - 51  1995年09月

    CiNii

  • 『陽明先生遺言録』(一)

    水野実, 永冨青地

    『防衛大学校紀要』/防衛大学校   ( 70 ) 1 - 31  1995年03月

    CiNii

  • 第一回張栻学術討論会・明代学術思想討論会

    永冨青地

    『東洋の思想と宗教』/早稲田大学東洋哲学会   10 ( 10 ) 106 - 112  1993年06月

    CiNii

  • 張栻与同時代的学者們

    永富青地

    『天府新論』/四川省社会科学界聯合会   ( 1992年第2期 ) 21 - 23  1992年03月

  • 張栻与同時代的学者們

    永富青地

    『天府新論』/四川省社会科学界聯合会   ( 1992年第2期 ) 21 - 23  1992年03月

  • 『宗門武庫』注釈・講解

    共訳

    『禅』/河北省仏教協会   1991年第三期   54 - 55  1991年08月

  • 王畿の易学と丁賓

    永冨青地

    『東洋の思想と宗教』/早稲田大学東洋哲学会   6 ( 6 ) 53 - 65  1989年06月

    CiNii

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書籍等出版物

  • 『中国書籍史のパースペクティブ—出版・流通への新しいアプローチ』(全359頁)

    永冨青地

    勉誠出版  2015年06月 ISBN: 9784585290971

  • 日本儒者林羅山、林鵞峰与明清変革

    永冨青地

    『明清之際的精神和思想世界国際学術研討会』/北京大学高等人文研究院文化中国中心  2013年08月

  • 事典項目執筆(「呉廷翰」・「焦竑」・「梅鷟」・「豊坊」・「羅欽順」)

    永冨青地

    『中国文化史大事典』/大修館書店  2013年05月 ISBN: 9784469012842

  • 思想家の言葉はどのようにして書籍に定着したのかー王陽明を一例として

    永冨青地

    『文化都市 寧波』/東京大学出版会  2013年02月 ISBN: 9784130251426

  • 『儒教 その可能性』(全167頁)

    永冨青地

    早稲田大学出版部(早稲田大学孔子学院叢書4)  2011年12月 ISBN: 9784657110145

  • 陽明学研究者としての佐藤一斎—『伝習録欄外書』を中心に—

    永冨青地

    『2010年東亜陽明学国際学術会議』/台湾大学人文社会高等研究院/頁71ー104  2010年06月

  • 作為陽明学研究者的佐藤一斎—以『伝習録欄外書』為中心而論—

    永冨青地

    『2010年東亜陽明学国際学術会議』/台湾大学人文社会高等研究院/105−134  2010年06月

  • 陳来「朱子学・陽明学の現代的意義」

    永冨青地

    『東アジア前近代の学校と教育に関する国際シンポジウム論文集』/「中国思想文献の近世日本社会への伝来とその流通—新儒教と医学思想の文献を中心として—」研究班  2010年02月

  • 関於白鹿洞書院刻本『伝習録』

    永冨青地

    『第一届中国古典文献学国際学術研討会論文集』/聖環図書股份有限公司/頁87-110  2010年01月 ISBN: 9789577811455

  • 関於白鹿洞書院刻本『伝習録』

    永冨青地

    『第一届中国古典文献学国際学術研討会会議論文』/東呉大学中国文学系・国立台北大学古典文献学研究所  2009年11月

  • 近十年陽明学研究日文論著目録(1998−2008)

    永冨青地

    『東亜陽明学』/中国人民大学出版社  2009年09月 ISBN: 9787300111421

  • 思想史研究における文献学の有用性について−『朱子晩年定論』を一例として−

    永冨青地

    『文献資料から見た東アジア海域文化交流』/にんぷろ文献資料研究部門調整班編  2008年01月

  • 銭徳洪編『朱子晩年定論』について

    永冨青地

    『再造与衍義文献学国際学術研討会論文集』下  2007年11月

  • 陽明後学の著作に関する文献学的研究(平成17年度~平成18年度科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書)

    永冨青地

    2007年03月

  • 『王守仁著作の文献学的研究』(全725頁プラス目次6頁)

    永冨青地

    汲古書院  2007年02月 ISBN: 9784762928093

  • 日本のこころ100のことば

    明徳出版社  2006年05月 ISBN: 9784896191783

  • 陽明学研究の回顧と展望

    永冨青地

    『近世儒学研究の方法と課題』/汲古書院  2006年02月

  • 最古の王守仁の伝記『王陽明先生図譜』について

    永冨青地

    『アジア文化の思想と儀礼』/春秋社  2005年06月 ISBN: 9784393112335

  • 陳来「儒教の地域性と普遍性」

    永冨青地

    『アジア地域文化エンハンシング研究センター 報告集Ⅲ(2004年度)』/アジア地域文化エンハンシング研究センター  2005年03月

  • 陽明学百のことば

    明徳出版社  2004年12月 ISBN: 9784896191714

  • 王守仁の語録について

    永冨青地

    『哲学、宗教与人文』/商務印書館  2004年12月 ISBN: 7100042690

  • 関於王守仁《良知同然録》的初歩研究

    永冨青地

    『明清浙東学術文化研究』/中国社会科学出版社  2004年10月

  • 閑于王守仁佚文的研究

    永冨青地

    『陽明学新探』/中国美術学院出版社  2002年04月

  • 王陽明の言葉と文章はどのように記録されてきたのか

    永冨青地

    『21世紀の地球と人類に貢献する東洋思想』 将来世代国際財団  2001年08月

  • 旺文社漢字典

    旺文社  1999年09月

  • 呂氏春秋(下)(新編漢文選)

    明治書院  1998年11月

  • 呂氏春秋(中)(新編漢文選)

    明治書院  1997年05月

  • 呂氏春秋( 上)(新編漢文選)

    明治書院  1996年07月

  • 日本辞書辞典

    おうふう  1996年05月

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講演・口頭発表等

  • 思想伝播のツールとしての出版――王陽明著作の出版から見えること

    永冨青地  [招待有り]

    国際日本文化研究センター・共同研究会 「比較のなかの「東アジア」の「近世」 ―新しい世界史の認識と構想のために―」2022(令和4)年度:第5回共同研究会  

    発表年月: 2023年03月

    開催年月:
    2023年03月
     
     
  • 司会

    東方学会令和四年度秋季学術大会  

    発表年月: 2022年11月

    開催年月:
    2022年11月
     
     
  • 安岡正篤の陽明学理解について

    永冨 青地  [招待有り]

    2022年度二松學舍大学陽明学センターシンポジウム「近代日本の学術と陽明学」  

    発表年月: 2022年09月

    開催年月:
    2022年09月
     
     
  • 従佐藤一斎与大塩中斎看王守仁《大学古本傍釈》在日本的接受情况

    永冨青地  [招待有り]

    “陽明文化的当代価値”学術研討活動  

    発表年月: 2022年08月

    開催年月:
    2022年08月
     
     
  • 司会

    日本儒教学会2022年度大会  

    発表年月: 2022年05月

    開催年月:
    2022年05月
     
     
  • 司会

    第69回東北中国学会大会  

    発表年月: 2021年05月

    開催年月:
    2021年05月
     
     
  • 王守仁《大学古本傍釈》的日本受容 ——以佐藤一斎与大塩中斎為中心

    永冨青地  [招待有り]

    「中國学術史与目錄学——以章学誠的学術構想為起点」(班長:福岡教育大学、竹元規人准教授)   (京都大学人文科学研究所)  京都大学人文科学研究所研究班「清代~近代における経学の断絶と連続:目録学の視角から」  

    発表年月: 2021年03月

    開催年月:
    2021年03月
     
     
  • 王畿《中鑑録》之考察

    永冨青地  [招待有り]

    「陽明学と東アジア文化」国際学術シンポジウム  

    発表年月: 2019年11月

    開催年月:
    2019年11月
     
     
  • 戦後日本的陽明学研究

    永冨青地  [招待有り]

    2018寧波(余姚)陽明文化週  

    発表年月: 2018年10月

    開催年月:
    2018年10月
     
     
  • 正確解読文献是正確理解思想的基石(https://www.sohu.com/a/220617309_692184)

    永冨青地  [招待有り]

    発表年月: 2018年02月

    開催年月:
    2018年02月
     
     
  • 関於『破邪集』在中日両国刊印及其背景的考察

    永冨青地  [招待有り]

    「跨区域与跨文化的接遇」国際学術研討会  

    発表年月: 2016年12月

    開催年月:
    2016年12月
     
     
  • 『新編天主実録』考―与『天主実義』比較的視角

    永冨青地  [招待有り]

    相遇与互鑑:利瑪竇与中西文化交流国際学術研討会  

    発表年月: 2016年11月

    開催年月:
    2016年11月
     
     
  • 『聖跡図』在日本江戸時代的出版与伝播

    永冨青地  [招待有り]

    「道統思想与中国哲学」国際学術研討会   (中国・成都・四川師範大学)  四川師範大学  

    発表年月: 2016年10月

     概要を見る

    大会発言・於四川師範大学学術庁 (15:00~15:15)

  • グループ討論司会(中国語)

    永冨青地

    「道統思想与中国哲学」国際学術研討会   四川師範大学  

    発表年月: 2016年10月

     概要を見る

    於四川師範大学天朗気清楼第三組会議室 (10:10~11:50)

  • 『聖蹟図』在日本江戸時代的出版与伝播

    永冨青地  [招待有り]

    経学的源流与創新―従歴史性与地域性視野   (ソウル)  成均館大学  

    発表年月: 2016年08月

  • 『新編天主実録』について―『天主実義』との比較において

    永冨青地

    東アジア文化交渉学会第八回国際シンポジュウム   (関西大学100周年記念会館)  東アジア文化交渉学会・関西大学  

    発表年月: 2016年05月

     概要を見る

    2016年5月7日、13時~15時(討論を含む)

  • コメンテーター

     [招待有り]

    国際日本文化研究センター 第49回国際集会   (京都府国際日本文化研究センター)  国際日本文化研究センター  

    発表年月: 2016年02月

     概要を見る

    呉震(復旦大学)・徐国慶(台湾大学)両教授の口頭発表に対するコメンテーター

  • 佐藤一斎是否一個朱子学者ー従『欄外書』中的記載談起

    永冨青地

    東亜朱子学国際学術会議―日韓朱子学的伝承与創新   (復旦大学光華楼西主楼2041会議室、11時~11時20分) 

    発表年月: 2015年12月

  • 日本における陽明学研究の回顧―江戸期より二十世紀までー

    永冨青地  [招待有り]

    清華大学・早稲田大学第一届国際学術研討会ー中日学術交流的現状和展望ー   (清華大学)  清華大学日本研究中心  

    発表年月: 2015年10月

     概要を見る

    於清華大学丙所会議室 9:40~10:00

  • 司会

    日本中国学会第67回大会   (國學院大學) 

    発表年月: 2015年10月

  • 明代書院的出版—以湛若水著作為例—(中国語)

     [招待有り]

    「儒道国際学術研討会−(六)明清」   (中山大学)  中山大学  

    発表年月: 2014年10月

  • 『聖蹟図』在日本的伝播情況以及研究現状与課題(中国語)

     [招待有り]

    「儒学与国際華人社会」国際儒学研討会  

    発表年月: 2014年09月

  • 明代書院的出版—以湛若水著作為例—(中国語)

     [招待有り]

    「理学与嶺南社会文化」国際学術研討会  

    発表年月: 2014年06月

  • 明代における白鹿洞書院の出版について

    東亜文化交渉学会第六届国際学術大会  

    発表年月: 2014年05月

  • 陽明後学の日常—鄒守益の詩文より見たる—

    「心身/身心」と「環境」の哲学—東アジアの伝統的概念の再検討とその普遍化の試み—(日文研・共同研究会)  

    発表年月: 2014年03月

  • 王陽明の生涯と思想

     [招待有り]

    平成25年度史跡足利学校「釋奠」  

    発表年月: 2013年11月

  • 関于陽明哲学研究的一些新史料問題(中国語)

     [招待有り]

    「儒家哲学研究与生態文明」座談会  

    発表年月: 2013年09月

  • 日本儒者林羅山、林鵞峰与明清変革(中国語)

    明清之際的精神和思想世界国際学術研討会  

    発表年月: 2013年08月

  • 関于日本的陽明学者安岡正篤(中国語)

    第四届世界中国学論壇  

    発表年月: 2010年11月

  • 日本中国学研究述略(中国語)

    第一回迎校慶高端文化講座(対外経済貿易大学中文学院・文学交流中心共催)  

    発表年月: 2010年09月

  • 作為陽明学研究者的佐藤一斎—以『伝習録欄外書』為中心—(中国語)

    2010年東亜陽明学国際学術会議  

    発表年月: 2010年06月

  • 総合討論コメンテーター(中国語)

    2010年東亜陽明学国際学術会議  

    発表年月: 2010年06月

  • 簡於白鹿洞書院刻本『伝習録』(中国語)

    第一届中国古典文献学国際学術研討会  

    発表年月: 2009年11月

  • 天一閣所蔵的明代思想文献的意義——以《大象義述》為例(中国語)

    中日学術交流会 中国江南地区的文献集散与天一閣  

    発表年月: 2009年07月

  • コメント・中間討論

    東アジアの陽明学  

    発表年月: 2008年09月

  • 陽明学研究における文献学の意義

    連続講座「東アジア書誌学への招待」(第14回)  

    発表年月: 2008年03月

  • 陳来著『有無之境—王陽明哲学的精神』について

    学習院大学東洋文化研究所「陽明学研究の現在」プロジェクト第7回研究会  

    発表年月: 2008年02月

  • 思想史研究における文献学の有用性について—朱子晩年定論を一例として—

    文献資料から見た東アジア海域文化交流  

    発表年月: 2008年01月

  • 吉田公平著『陸象山と王陽明』について

    学習院大学東洋文化研究所「陽明学研究の現在」プロジェクト第5回研究会  

    発表年月: 2007年12月

  • 関於『朱子晩年定論』的単行本(中国語)

    再造与衍義文献学国際学術研討会  

    発表年月: 2007年11月

  • コメンテーター

    水戸学を今どう見るか—『大日本史』刊行百周年を迎えて  

    発表年月: 2006年10月

  • 王守仁逸存書の研究

    「東アジア出版文化の研究」出版物の研究班(B班)と出版政策研究班(E班)による合同研究集会  

    発表年月: 2004年01月

  • 関於王守仁『良知同然録』的初歩研究(中国語)

    明清浙東学術文化国際研討会  

    発表年月: 2003年12月

  • 現存最古の王守仁の詩文集—北京図書館蔵『居夷集』について—

    早稲田大学東洋哲学会第十八回大会  

    発表年月: 2001年06月

  • 閭東本『陽明先生文録』の価値

    国際陽明学京都会議  

    発表年月: 1997年08月

  • 『九正易因』の成立をめぐってー『易因』との関係を中心にー

    日本中国学会第四十六回大会  

    発表年月: 1994年10月

  • 王畿の易学と丁賓

    日本中国学会第四十回大会  

    発表年月: 1988年10月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 佐藤一斎と大塩中斎の陽明学理解について―文献学的研究をもとに―

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2021年04月
    -
    2024年03月
     

    永冨 青地

     概要を見る

    「大塩平八郎の乱」によってのみ大塩中斎(大塩平八郎)の名が知られている今日から見ると意外なことではあるが、大塩中斎は大阪の町奉行としての、キリスト教に対する厳しい弾圧で当時著名であった。そのため、「反キリスト教文献集『破邪集』の日本における出版とその影響について」(『東アジアの王権と秩序;思想・宗教・儀礼を中心として』、汲古書院、pp.717-732、2021年10月)において、江戸期後期より明治初年にまで至る、儒家のキリスト教に対する批判の諸相をまとめた。従来、文献学的な見地から同書についてまとめた研究が乏しかったため、本論文は国内外より一定の反響を得ることができた。
    また、大塩中斎は王守仁の残した文献に関する強い関心で知られているが、そのうちの特に重要であり、王守仁(王陽明)の朱子学よりの独立宣言と称すべき重要文献である『朱子晩年定論』の、中国に現存する、従来全く触れられることの無かった明代における版本について分析を行ったものが「思想史研究における文献学の有用性について―『朱子晩年定論』を一例として―」『東洋の思想と宗教』第39号、pp.1-18、早稲田大学東洋哲学会、2022.3)である。本論文で取り上げた版本は永冨が中国地方の博物館より発掘したものであり、従来全く分析がなされていなかったものであるため、本論文は発表後間もないのにもかかわらず、陽明学研究者よりの一定の反響を得ることができた。

  • 江戸後期における陽明学文献の研究 ―佐藤一斎と大塩中斎を中心に―

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2020年03月
     

     概要を見る

    本課題に関連して、研究代表者である永冨青地は、研究論文「佐藤一斎は朱子学者か―『欄外書』の記載より見たる」(『土田健次郎教授退職記念論集』、汲古書院、pp.279-295、2020年2月)を発表した。同論文は、従来、朱子学者、あるいは朱王折衷の学者として分類されることの多かった佐藤一斎について、彼の思想に関する一次資料である東京都立図書館河田文庫所蔵の自筆写本によって、彼の思想が明らかに陽明学よりのものであることを証明したものである。同論文については、従来の刊本のみによる研究とはことなり、その思想をもっとも端的に表しうる写本によって結論を導き出した、実証的研究として、日本国内の儒学研究者のみならず、中国・台湾を中心とする海外の儒教研究者からも、日本儒学の多様性を示す論文として、高い評価を得ることができた。特に、本論文によって、佐藤一斎の陽明学研究の水準の高さが中国の学会に紹介されたことによって、佐藤一斎の著作の影印本を、永富が編集を行う、中国・鳳凰出版社の、王陽明著作の影印叢書に収録することが決定された。これは日本陽明学の水準の高さを広く国外に知らせる契機となりうるものであり、永富の本論文が、国際的な日本陽明学研究に具体的に寄与したことを証明しうるものである。さらに、本論文が機縁となり、永富は、中国社会科学出版社より刊行予定の『王陽明大辞典』において、日本陽明学の部分を担当することを要請された。同辞典は、中国における陽明学の現在の研究水準を代表するものであり、そこにおいても、佐藤一斎を代表とする、日本陽明学を紹介することが可能となったのである。これは日本陽明学を中国の第一線の研究者に紹介する上での好機であり、研究史の上で、一定の意義を有するものと考える次第である。本研究においては、日本および中国の各研究機関における資料調査・複写が前提とされているが、残念ながら新型コロナウイルスの蔓延のため、本年春以降において予定されていた全ての資料調査は中断されたままである。また、本研究の意義において説明したように、本研究の成果は、日本及び中国をはじめとする東アジア諸国において、学会発表のかたちで紹介する予定であったが、こちらも予定されていた学会の順延があいついでいるため、中断のやむなきに至っている。本年度三月までの調査・分析は順調に進んでいたが、以上の理由により、本研究について、現時点ではおおむね順調に進展していると判断するものである。先ほど、現在までの進捗状況において説明したように、本研究においては、日本および中国の各研究機関における資料調査・複写が前提とされていたが、残念ながら新型コロナウイルスの蔓延のため、本年春以降において予定されていた全ての資料調査は中断されたままである。従って、コロナウイルスの蔓延の終息後においては、何よりも先に、日本及び中国における資料調査を再開し、未収集の資料の収集に全力を挙げたい。また、本研究の意義において説明したように、本研究の成果は、日本及び中国をはじめとする東アジア諸国において、学会発表のかたちで紹介する予定であったが、こちらも予定されていた学会の順延があいついでいるため、中断のやむなきに至っている。そのため、目下、日本および海外の研究機関と連絡を取り、学会活動が再開された折には、特に陽明学および日本思想関係の学会において、研究発表に参加し、本研究の成果を順次発表していくこととしてい

  • 江戸時代における陽明学資料の流入およびその影響について

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2017年03月
     

    永冨 青地

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    研究期間中において、「『鄒守益集』未収詩輯佚;内閣文庫蔵『鄒東廓先生詩集』より」(一~三)においては、江戸時代に日本に流入した『鄒東廓先生詩集』によって、中国で刊行された『鄒守益集』に収められていない詩を十万字余り翻刻したことは、学界において高く評価され、『鄒守益集』の改訂版においては、永富の成果が収録されることが決定している。また、論文「佐藤一斎是否一個朱子学者ー従『欄外書』中的記載談起」においては、佐藤一斎が、中国から輸入された陽明学資料を基に、いかにして陽明学を理解し、陽明学の信奉者となっていったかを実証的に解明し、中日韓三国の学者に対してそれを示すことができた

  • 宮内庁書陵部収蔵漢籍の伝来に関する再検討―デジタルアーカイブの構築を目指して―

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2012年04月
    -
    2017年03月
     

    住吉 朋彦, 堀川 貴司, 河野 貴美子, 小倉 慈司, 陳 捷, 金 文京, 佐藤 道生, 大木 康, 高橋 智, 山田 尚子, 上原 究一, 永冨 青地, 會谷 佳光

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    近世以前の日本における学術の基礎を提供した漢籍(中国の古典)について、宮内庁書陵部の蔵書を実地に調査し、伝存する原本の意義と、日本文化への貢献について考察するための基本情報を整理し、学術的検討を加えた。上記の研究に伴い、23名の研究者による、のべ759日間、626部7232点の原本調査を実施し、172部8705点について書誌データの定位を行う一方、229部9145点、279123齣に及ぶ全文のデジタル影像データを作成した。これらの研究成果を共有するため、最重要文献138部8054点を選び、書誌と全文影像のデータベースを統合する、デジタルアーカイブ「宮内庁書陵部収蔵漢籍集覧」をウェブに公開した

  • 鄒守益著作の文献学的研究

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2014年03月
     

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    鄒守益著作の調査・収集を終え、今まで全く知られていなかった明版『東廓鄒先生遺稿』を発見し、現存する清以降の刊本との異同を指摘した。また、従来全く言及されることのなかった、世界に唯一現存する孤本である『鄒東廓先生詩集』を発見し、そこに収められている鄒守益の詩の大部分は従来全く知られていなかったものであることを明らかにした。これらの明版諸本の発見が、単なる校訂上の資料ではなく、明代における思想の展開と出版物の流布との密接な関係を物語るものでもあることを指摘し、学界に一定の影響を与え、今後の鄒守益研究に新生面を開くものである

  • 中国思想文献の近世日本社会への伝来とその流通-新儒教と医学思想の文献を中心として

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2005年
    -
    2009年
     

    恩田 裕正, 垣内 景子, 長谷部 英一, 永冨 青地, 難波 征男, 馬淵 昌也, 松下 道信

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    日本を含む東アジア社会を考察するために欠くことのできない新儒教思想(朱子学・陽明学)及びそれと関連のある中国医学の基本文献を対象に研究を行った。朱子学・中国医学では、『朱子語類』・『格致餘論』について、詳細な注を付した平易な現代日本語訳を発表し、一般読書人にも利用しやすいものとした。陽明学では、基本文献の書誌情報や所蔵状況を精査することを通して既知の文献の見直しや新文献の発見を行い、この方面の研究の進展に貢献した

  • 陽明後学の著作に関する文献学的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2005年
    -
    2006年
     

    永冨 青地

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    王守仁の学説が、いわゆる陽明学として、中国全土に急速に広まったことは、中国思想史における特筆すべき現象である。その要因としては、その学説の斬新さと共に、明代出版の隆盛に乗ってその学説が伝播していったことが挙げられる。当該研究期間の研究においては、その弟子達、いわゆる陽明後学の出版活動によって、その学説が広められていった様を、中国・日本各地の所蔵機関の調査によって、具体的に明らかにしてきた。その成果のうち顕著なものとしては、安徽省博物館に所蔵された、銭徳洪編『朱子晩年定論』の発見が挙げられる。本書は、陽明学の朱子学からの独立を宣言した、陽明後学にとっての記念碑的な著作であるにもかかわらず、従来、推論がなされるばかりで、実物を見た上での調査がまったくなされてこなかったものである。私は当該研究期間の実地調査により、同書が従来の推論とは異なり、王守仁自身の言説よりむしろ、その高弟、銭徳洪による増補の方がはるかに多いことを明らかにした。このことにより、前述のごとく、陽明学成立のメルクマールというべき本書が、王守仁と弟子との一種の共同作業によって成立してることを明らかにした。王守仁の著作が、その後学の努力によって広まっていったことは、従来も概論的に語られることはあったが、このように具体例によって述べられることは、現地中国の学者によってもあまりなされてこなかったものであり、日中学術交流の上においても有意義な成果と考えられるものである

  • 王陽明の著作の出版に関する総合研究

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    平成16年度において、引き続き王陽明の著作の成立とそれらの著作の出版に至る経緯を探るとともに、陽明学派の思想的な系譜と後学の出版事業への参与に関する総合的な考察を行った。これらの研究の成果としては、2004年1月に開かれた「東アジア出版文化の研究」調整班の研究集会に「王守仁の語録について」と題する研究発表を行い、『「東アジア出版文化の研究」調整班(B)出版物の研究』(2005年3月刊行)に発表した。また、従来研究のなされていなかった王陽明の著作である『良知同然録』について考察する論文『関於王守仁『良知同然録』的初歩研究』を発表した。これにより、『良知同然録』は学界に初めて紹介され、加えて、同書に収録された王陽明の逸詩も始めて紹介された。さらに、これにより、王陽明の著作がどのように世の中に広がっていったのか一端が解明されることとなった。これらの研究により、中国のどの地方で、どのような階層の弟子たちが王陽明の著作をまとめたかをはじめて知ることができるようになり、王陽明とその後学たちの生きていた時代の出版環境を明らかにすると同時に、テキストの編成と出版という角度から、陽明学の系譜の形成を再認識することが出来るようになったのである

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現在担当している科目

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社会貢献活動

  • 陽明学在日本的伝播与影響

    陽明先生誕生550周年記念陽明文化名家大講堂 

    2023年04月
    -
    継続中

特別研究期間制度(学内資金)

  • 欧米における中国学の研究

    2011年04月
    -
    2012年03月

    イギリス   ケンブリッジ大学

他学部・他研究科等兼任情報

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

  • 教育・総合科学学術院   教育学部

学内研究所・附属機関兼任歴

  • 2022年
    -
    2024年

    理工学術院総合研究所   兼任研究員

特定課題制度(学内資金)

  • 王陽明著作の出版と陽明後学のネットワークの形成について

    2023年  

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    明代中期に勃興し、明代後期において爆発的に流行した陽明学について、王陽明(王守仁)の著作の出版から、その流行の実態を研究しようとする試みは、申請者である永冨の著作である『王守仁著作の文献学的研究』(汲古書院、二〇〇七)を嚆矢とするものであり、その後、中国本土においても本書の内容が多数引用されたことからしても、このような研究の方向の有用性は実証されたものと考えられる。 しかしながら、これらの書籍を刊行した、陽明後学の実態については、従来研究されることはほとんどなかった。そのため、本研究においては、明代後期において、王守仁の著作のうち、特に軍事関係の文章が多く編纂されたことに着目し、その実態の解明に努めた。明後期の内憂外患交々至る状況において、王守仁の輝かしい軍功はあらためて注目を浴びるようになり、それ以前の哲学者としての王守仁像に加え、兵法家としての王守仁に脚光が当てられるようになったのである。本研究においては、それらの編纂物のリストを作成するとともに、そのうちの主要なものについて、論文の作成を行った。今日の中国においては、『陽明後学文献叢書』(鳳凰出版社、刊行継続中)によって、より広い範囲の陽明後学に関心が寄せられるようになってはいるものの、王守仁の兵法関係の著作の編纂に関してはほとんど関心が寄せられてはいなかったため、今後、学会での発表、論文の執筆により、本研究の成果に関しては、国際的な交流が十分に可能となったものと考えられる次第である。

  • 佐藤一斎と大塩中斎の陽明学理解について―文献学的研究をもとに―

    2021年  

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    本本研究の研究代表者である永冨は、佐藤一斎と大塩中斎の陽明学理解について、それぞれの蔵書・自筆草稿をもとに思想分析を行った。特に、佐藤一斎が、伝習録の現存する最初期の版本である「南本」(南大吉本)の研究上の価値について、中国本土を含めても、世界で最も早くそれに着目し、それを顕彰していたことを、東京都立中央図書館に所蔵されている、佐藤一斎旧蔵の伝習録に基づいて実証的に明らかにした。また、同図書館に所蔵されている一斎自筆の稿本より、佐藤一斎が、「挿注」という、漢文原文にさらに語句を加えることにより、漢文の弱点である論理的結合の欠如を補おうとした事実についても明らかにした。

  • 新発見の王陽明著作の出版と流布に関する基礎的研究

    2019年  

     概要を見る

    本課題に関連して、研究代表者である永冨青地は、研究論文「佐藤一斎は朱子学者か―『欄外書』の記載より見たる」(『土田健次郎教授退職記念論集』、汲古書院、pp.279-295、2020年2月)を発表した。本論文によって、佐藤一斎の陽明学研究の水準の高さが中国の学会に紹介されたことによって、佐藤一斎の著作の影印本を、永富が編集を行う、中国・鳳凰出版社の、王陽明著作の影印叢書に収録することが決定された。 これは日本陽明学の水準の高さを広く国外に知らせる契機となりうるものであり、永富の本論文が、国際的な陽明学研究に具体的に寄与したことを証明しうるものである。 さらに、本論文が機縁となり、永富は、中国社会科学出版社より刊行予定の『王陽明大辞典』において、日本陽明学の部分を担当することを要請された。同辞典は、中国における陽明学の現在の研究水準を代表するものであり、そこにおいても、佐藤一斎を代表とする、日本陽明学を紹介することが可能となったのである。これは日本陽明学を中国の第一線の研究者に紹介する上での好機であり、研究史の上で、一定の意義を有するものと考える次第である。

  • 日本における王陽明著作の出版と流布―和刻本を中心として

    2010年  

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     従来の陽明学研究、特に日本陽明学の研究においては、各箇の陽明学者の思想が抽象的に論じられるのみであり、その基礎となるべき王陽明著作がどのように流入し、そして和刻本として如何に再生産されてきたかが論じられることはあまりにも少なかったといえよう。そのため、本研究においては以上のような抽象論にとどまりがちな従来の研究とは異なり、日本における陽明学の展開を具体的にみることに努めた。 まず「閭東本『陽明先生文録』的価値」においては、早稲田大学図書館に所蔵されている王陽明の文集を紹介することにより、このような中国本土においてさえ伝来がまれな本が江戸時代においてすでに流入していたことを学会に示した。 また、「内閣文庫蔵『東廓先生文集』について」も、江戸幕府が日本に将来した陽明学関係文献を学界に示したものである。さらに、「陽明学研究者としての佐藤一斎―『伝習録欄外書』を中心に―」および「作為陽明学研究者的佐藤一斎―以『伝習録欄外書』為中心而論―」においては、佐藤一斎という江戸期における最大の陽明学研究者に焦点を当て、江戸期に流入した陽明学関係の文献がどのように日本人学者によって利用されたのかを具体的に示しておくことができた。 なお、「中日陽明学の交流と非交流について」においては、このような中日陽明学の交流についてより巨視的に示しておいた。 さらに日本陽明学研究のための基礎的作業として「日本陽明学研究論著目録(1998ー2008)」を作成したが、本稿は中国において一定の反響を得ていることが中国語の各種学術関係HPによって確認することができる。

  • 王陽明文献資料の基礎的研究

    2003年  

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    王守仁は明代最重要の思想家であるが、著作のテキストや、出版の経緯に関する研究は十分になされていない。本研究はこの問題に注目し、研究の基盤として、彼の著作の文献学的研究を手がけてきた。今年は、国内の各図書館に現存する関係文献を探り、王守仁の生前から死後に至るまでの、彼に纏わるさまざまな逸話、伝説を収集し、王守仁の著作の成立と出版を中心として研究を進めてきた。中国・寧波で開かれた「明清浙東文化国際学術研討会」において「関於王守仁『良知同然録』的初歩研究」(2003年12月6日)、東洋大学白山校舎で開かれた「東アジア出版文化の研究」B・E班合同研究集会において「王守仁逸存書の研究」(2004年1月9日)などの学会発表を行い、論文の発表も予定している。

  • 陽明学の文献学的研究

    2000年  

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     今回の特定課題により、従来全く研究のなされてこなかった王陽明の著作である「陽明兵筴」を発見することが可能となった。 本書の発見およびその訳注により、「王文成公全書」の軍事的資料の価値を再認識することが可能となった。本書の内容は『伝習禄』に匹敵すると言っても決して過言ではなく、しかも『伝習禄』にはほとんど見られない兵事に関する問答を記すものだからである。 王陽明の学問と兵事の関係は、王学研究者のみならず、多勢の関心事であろう。が、『伝習禄』を始めとする王学の研究資料には、陽明が兵事について論及したものがほとんど無い。否、あるにはあったのであるが、それはあまり意識されない状態にあった。本書の発見より、王陽明の学問と兵事を有機的に結合することが可能となったのは、特筆すべき成果であった。 本書に記載されているのと同様の内容は、「王文成公全書」の巻末「世徳紀」の中にあったが、この文は銭徳洪の評論の中に組み込まれていたため、注目されなかった、あるいは見逃されてきたと言ってもよいであろう。本書のような形で取り上げることによってこそ、その価値は認識されると言ってよく、この意味で本書の価値は大きいのである。 また、今回の調査により、本書以外にも、王陽明の兵学書が三種現存することを確認できた。これらの著作は、単に机上の空論たるに止まらず、実践を踏まえた上でのものであり、上記の王陽明の思想との関連以外に、彼の伝記研究にも、新たな光を投げかけるものである。 以上述べたごとく、本書の発見は、王陽明の思想・伝記研究に新生面を開くものであり、今後より多くの研究者によって調査が為されるべき重要な資料であることが確認できた。

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