2024/04/19 更新

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ヨシハラ ヒロト
吉原 浩人
所属
文学学術院 文化構想学部
職名
教授
学位
文学修士 ( 早稲田大学 )
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経歴

  • 2019年03月
    -
     

    南開大学外国語学院 客員教授

  • 2018年11月
    -
     

    中国・広東外語外貿大学日語語言文化学院 客員教授

  • 2017年09月
    -
    2018年11月

    中国・広東外語外貿大学東方語言文化学院 客員教授

  • 2015年06月
     
     

    中国・北京師範大学文学院中文系招聘専家(集中講義)

  • 2013年11月
    -
    2013年12月

    中国・清華大学外国語言文学系 講課教師(集中講義)

  • 2013年11月
    -
     

    中国・浙江工商大学東亜研究院 客員教授

  • 2012年04月
    -
    2012年05月

    中国・浙江工商大学日本語言文化学院 講課教師(集中講義)

  • 2011年
    -
    2012年

    東京大学文学部 非常勤講師

  • 2011年
    -
    2012年

    実践女子大学文学部 非常勤講師

  • 1997年
    -
    2012年

    二松学舎大学大学院文学研究科 非常勤講師

  • 2010年
    -
     

    中国・杭州佛学院 客員教授

  • 2006年
    -
    2010年

    国立歴史民俗博物館 共同研究員

  • 2008年
    -
    2009年

    中国・浙江工商大学日本文化研究所 客員教授

  • 2006年
    -
    2008年

    実践女子大学文学部 非常勤講師

  • 2004年
    -
    2006年

    学習院大学文学部 非常勤講師

  • 2004年
    -
     

    早稲田大学文学学術院 教授

  • 2002年
    -
    2004年

    実践女子大学文学部 非常勤講師

  • 1998年
    -
    2004年

    早稲田大学第一・第二文学部 教授

  • 2002年10月
    -
    2003年03月

    名古屋大学大学院文学研究科 非常勤講師

  • 1988年
    -
    1999年

    山梨大学教育学部(1998-教育人間科学部) 非常勤講師

  • 1993年
    -
    1998年

    早稲田大学第一・第二文学部 助教授

  • 1993年
    -
    1994年

    目白学園女子短期大学 非常勤講師

  • 1990年
    -
    1993年

    早稲田大学第一・第二文学部 専任講師

  • 1988年
    -
    1990年

    早稲田大学第一文学部 非常勤講師

  • 1986年
    -
    1990年

    明治大学法学部 非常勤講師

  • 1984年
    -
    1988年

    早稲田大学高等学院 教諭

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所属学協会

  •  
     
     

    山梨郷土研究会

  •  
     
     

    長野郷土史研究会

  •  
     
     

    日本文学協会

  •  
     
     

    仏教史学会

  •  
     
     

    日本道教学会

  •  
     
     

    東方学会

  •  
     
     

    早稲田大学東洋哲学会

  •  
     
     

    日本思想史学会

  •  
     
     

    神道宗教学会

  •  
     
     

    仏教思想学会

  •  
     
     

    国際熊野学会

  •  
     
     

    和漢比較文学会

  •  
     
     

    中世文学会

  •  
     
     

    日本仏教史学会

  •  
     
     

    仏教文学会

  •  
     
     

    説話文学会

  •  
     
     

    日本仏教学会

  •  
     
     

    日本宗教学会

  •  
     
     

    日本印度学仏教学会

  •  
     
     

    早稲田大学多元文化学会

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研究分野

  • 日本文学 / 日本史 / 思想史

研究キーワード

  • 日本思想史、古代史、中世史、古代文学、漢文学、日中比較文学・比較思想、仏教学、神道学

受賞

  • 窪田空穂賞

    1987年  

 

論文

  • 文殊菩薩の化現―聖徳太子伝片岡山飢人譚変容の背景―

    吉原浩人

    小峯和明監修『シリーズ 日本文学の展望を拓く』第二巻「絵画・イメージの回廊」     112 - 131  2017年11月

  • 楊柳観音と月蓋長者―中国・日本における『請観音経』受容の諸相―

    吉原浩人

    林雅彦編『絵解きと伝承そして文学―林雅彦教授古稀・退職記念論文集―』 方丈堂     285 - 307  2016年01月

  • 銭塘湖孤山寺の元稹・白居易と平安朝の文人

    吉原浩人

    『白居易研究年報』   ( 16 ) 97 - 125  2015年12月  [査読有り]  [招待有り]

    CiNii

  • グローバル化社会の現代中国仏教

    吉原浩人

    『多元文化』   ( 4 ) 2 - 16  2015年02月

  • 日本古代における「神道」の語の受容と展開

    吉原浩人

    ルチア・ドルチェ、三橋正編『「神仏習合」再考』 勉誠出版     167 - 211  2013年09月  [査読有り]

  • 霊像の生身表現の淵源とその展開―優塡王思慕像の東遷伝承と善光寺縁起・絵伝―

    吉原浩人

    徳田和夫編『中世の寺社縁起と参詣』(中世文学と隣接諸学8) 竹林舎     455 - 484  2013年05月  [招待有り]

  • 大江匡衡「北野天神供御幣并種種物文」訳註―中原長国の代作による末期の病気平癒祈願―

    吉原浩人

    『多元文化』   ( 2 ) 32 - 58  2013年03月

  • 「文道の大祖」考―学問神としての天神の淵源

    吉原浩人

    河野貴美子・Wiebke DENECKE編『日本における「文」と「ブンガク(bungaku)」』     118 - 132  2013年03月

  • 慶滋保胤「賽菅丞相廟願文」訳註―『法華経』作文会の祈請―

    吉原浩人

    伊藤瑞叡博士古稀記念論文集刊行会編『法華仏教と関係諸文化の研究 伊藤瑞叡博士古稀記念論文集』 山喜房佛書林     933 - 941  2013年02月

  • 平安朝漢文学における泰山・泰山府君の形象

    吉原浩人

    小峯和明編『東アジアの今昔物語集―翻訳・変成・予言』 勉誠出版     340 - 367  2012年07月

  • 高阶积善劝学会诗序考―白居易诗文与天台教学的受容

    吉原浩人

    隽雪艳・高松寿夫編『白居易与日本古代文学』 北京大学出版社     190 - 214  2012年07月

  • 慶滋保胤の奝然入宋餞別詩序―白居易・元稹詩文との交響―

    吉原浩人

    河野貴美子・王勇編『東アジアの漢籍遺産―奈良を中心として』 勉誠出版     271 - 302  2012年06月

  • 院政期の思想―江家における累葉儒家意識と系譜の捏造―

    吉原浩人

    佐藤弘夫編『日本思想史講座1―古代』 ぺりかん社     323 - 356  2012年04月

  • 慶滋保胤六波羅蜜寺供花会詩序考―勧学会詩序との関連において―

    吉原浩人

    『多元文化』   ( 1 ) 33 - 50  2012年03月

  • 慶滋保胤六波羅蜜寺供花会詩序訳註

    吉原浩人

    『早稲田大学大学院文学研究科紀要』   57 ( 1 ) 53 - 67  2012年02月

  • 神として祀られる白居易―平安朝文人貴族の精神的基盤―

    吉原浩人

    河野貴美子・張哲俊編『東アジア世界と中国文化―文学・思想にみる伝播と再創―』 勉誠出版     95 - 124  2012年01月

  • 大江以言擬勧学会詩序考―『法華経』の受容と白居易―

    吉原浩人

    『東洋の思想と宗教』   ( 28 ) 1 - 15  2011年03月

  • 慶滋保胤「奝然上人入唐時為母修善願文」考

    吉原浩人

    林雅彦・小池淳一編『唱導文化の比較研究』(人間文化叢書 ユーラシアと日本―交流と表象―) 岩田書院     23 - 58  2011年03月

  • 大江以言擬勧学会詩序訳註

    吉原浩人

    『早稲田大学大学院文学研究科紀要』   56 ( 1 ) 51 - 65  2011年02月

  • 紀斉名勧学会詩序考―白居易の仏教思想と十五日開筵の意義―

    吉原浩人

    『水門―言葉と歴史―』   ( 22 ) 179 - 195  2010年04月

  • 高階積善勧学会詩序考―白居易詩文と天台教学の受容―

    吉原浩人

    高松寿夫・雋雪艶編『日本古代文学と白居易―王朝文学の生成と東アジア文化交流―』 勉誠出版     126 - 165  2010年03月

  • 紀斉名勧学会詩序訳註

    吉原浩人

    『早稲田大学大学院文学研究科紀要』   55 ( 1 ) 3 - 15  2010年02月

  • 慶滋保胤「晩秋過参州薬王寺有感」詩序訳註―白居易詩文摂取の方法(二)―

    吉原浩人

    『水門―言葉と歴史―』   ( 21 ) 178 - 187  2009年04月

  • 大江匡房『白河院金字一切経供養願文』訳註

    吉原浩人

    『2008年国際シンポジウム報告書 仏教声楽に聴く漢字音―梵唄に古韻を探る―』 二松学舎大学21世紀COEプログラム     132 - 147  2009年03月

  • 慶滋保胤「何処堪避暑」詩序訳註―白居易詩文摂取の方法(一)―

    吉原浩人

    『日本思想文化研究』   2 ( 1 ) 1 - 18  2009年01月

  • 寺社縁起としての『北野天神縁起』

    吉原浩人

    竹居明男編『北野天神縁起を読む』 吉川弘文館     108 - 125  2008年11月

  • 古代文芸と唱導―大江匡衡秀句創作の背景と評価をめぐって

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』   72 ( 10 ) 124 - 132  2007年10月

  • 『江談抄』—大江匡房の高麗返牒自讃談話をめぐって

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』   72 ( 8 ) 53 - 60  2007年08月

  • さまざまな臨終行儀—平安浄土教の場合—

    吉原浩人

    『大法輪』   74 ( 6 ) 94 - 98  2007年06月

  • 善光寺の甲府遷座と本尊の流転

    吉原浩人

    長野県カルチャーセンター2007年度特別公開講座「善光寺学入門」    2007年06月

  • 善光寺「峯薬師」—その伝承と信玄の企図

    吉原浩人

    『山梨日日新聞』2007年4月13日    2007年04月

  • 平安朝漢文学における茅山の形象

    吉原浩人

    早稲田大学日本宗教文化研究所・浙江工商大学日本文化研究所交流協定締結記念シンポジウム「神仙伝・高僧伝の流伝と展開」/於中国杭州市 浙江工商大学    2006年12月

  • 台湾南部の宗教施設における地獄・極楽の立体的造形表現

    吉原浩人

    人間文化研究機構連携研究「唱導文化の比較研究」研究班第6回研究会/於台湾永康市 南台科技大    2006年12月

  • 生身信仰の形成と展開—善光寺阿弥陀三尊像を中心に—

    吉原浩人

    特別展「霊験仏—鎌倉人の信仰世界—」/於神奈川県立金沢文庫    2006年11月

  • 宗教史の地層発掘 40 山梨県

    吉原浩人

    『中外日報』2006年10月31日   ( 26943 ) 6 - 7  2006年10月

  • 名は宋朝にほとばしる—大江匡房の対外意識—

    吉原浩人

    「ブックロードと文化交流—日本漢文学の源流—」国際学術シンポジウム/於中国杭州市 浙江工商大学    2006年09月

  • 自讃の文学—大江匡房の自作四十九日願文を中心に—

    吉原浩人

    国際シンポジウム「世界における日中文化と文学」/於中国長春市 東北師範大学    2006年09月

  • 八幡信仰史上における大江匡房

    吉原浩人

    講演集/全国八幡宮連合総本部   ( 32 ) 1 - 20  2006年09月

  • 八幡信仰史上における大江匡房

    吉原浩人

    全国八幡宮連合第52回総会/於石清水八幡宮    2006年06月

  • 仏教伝来と善光寺縁起の形成

    吉原浩人

    第27回日韓・韓日仏教文化交流大会/於長野市善光寺    2006年05月

  • 浄土思想—仏教伝来と善光寺縁起の形成—(日韓対訳)

    吉原浩人

    『第二十七回日韓韓日仏教文化交流大会』/日韓仏教交流協議会     74 - 91  2006年05月

  • 絵巻になった『熊野観心十界曼荼羅』—早稲田大学図書館ゴルドン文庫本考—

    吉原浩人

    2006年国際熊野学会大会/於明治大学アカデミーコモン    2006年05月

  • 北陸道から信濃へ—堯恵『善光寺紀行』

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』、至文堂   71 ( 3 ) 138 - 146  2006年03月

  • 仏教伝来と善光寺信仰(パネルディスカッション「山岳霊場と絵解き」)

    吉原浩人

    「日本の絵解き」サミット/於明治大学アカデミーホール    2006年03月

  • 仏教伝来と善光寺信仰

    吉原浩人

    『「日本の絵解き」サミット 山岳霊場と絵解き』/人間文化研究機構連携研究「日本とユーラシア:交流と表象」「唱導文化の比較研究」班     53 - 58  2006年03月

  • 大江匡房『秋深夜漏闌詩序』訳註

    吉原浩人

    『東洋の思想と宗教』第23号、早稲田大学東洋哲学会   23   162 - 176  2006年03月

  • 大江匡房『秋深夜漏闌詩序』考

    吉原浩人

    『アジア遊学』「日本・中国 交流の諸相」、勉誠出版   ( 別冊3 ) 124 - 133  2006年03月

  • 伝大江匡輔作「秋深夜漏闌詩序」をめぐって—匡房の自讃と擬作—

    吉原浩人

    第89回和漢比較文学会例会(西部)/於大阪大学    2005年11月

  • 大江匡房の擬作と自讃

    吉原浩人

    国際シンポジウム「世界的視野における日中文化」/於北京師範大学    2005年09月

  • 日本院政期浄土教の特質と文章表現—永観の作品から—

    吉原浩人

    「社会転型与多元文化」国際学術研討会/於復旦大学    2005年06月

  • 善光寺参り—『とはずがたり』・道行き・参籠—

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   70 ( 5 ) 95 - 102  2005年05月

  • 「道教と日本文化」国際シンポジウム報告

    吉原浩人

    『東方宗教』/日本道教学会   ( 105 ) 96 - 102  2005年05月

  • 大江匡房『忙校不如閑詩序』訳註

    吉原浩人

    『アジア遊学』/勉誠出版   ( 73 ) 153 - 159  2005年03月

  • 善光寺如来と聖徳太子の消息往返をめぐって

    吉原浩人

    『佛教文化研究』/浄土宗教学院   ( 49 ) 39 - 56  2005年03月

  • 大江匡房の養生思想—『忙校不如閑詩序』を起点として—

    吉原浩人

    道教と日本文化」国際シンポジウム/於浙江工商大学    2004年11月

  • 中世聖徳太子廟をめぐる言説の展開

    吉原浩人

    仏教文学会支部十月例会/於大東文化大学    2004年10月

  • 大江匡房「安楽寺聖廟詩序」の方法

    吉原浩人

    「比較文学の視野における中日文学国際シンポジウム」/於首都師範大学    2004年03月

  • 平安朝漢文学における赤松子像—神仙への憧憬—

    吉原浩人

    『早稲田大学大学院文学研究科紀要』   49 ( 1 ) 69 - 84  2004年02月

    CiNii

  • 『善光寺如来絵伝』の世界

    吉原浩人

    『佛教文化講座たより』/三十三間堂本坊妙法院門跡   ( 66 ) 34 - 57  2004年02月

  • 『善光寺如来絵伝』の世界

    吉原浩人

    三十三間堂佛教文化講座/於妙法院門跡    2003年11月

  • 『善光寺如来絵伝』の中世

    吉原浩人

    特別展「ものがたり善光寺如来絵伝」講演会/於安城市歴史博物館    2002年11月

  • 大江匡房「擬作」願文の虚構と真実

    吉原浩人

    北京師範大学中文系・早稲田大学古代文学比較文学研究所共催、北京師範大学百周年記念シンポジウム「歴史の叙事と文学の虚構」/於北京師範大学    2002年09月

  • 古代文学における和漢の説話—儒教・仏教・道教— 経過報告および総括

    吉原浩人

    『和漢比較文学』/和漢比較文学会   ( 29 ) 1 - 3  2002年08月

  • 奈良・平安朝における「神道」の語をめぐって

    吉原浩人

    東北師範大学比較文学(文化)研究センター・早稲田大学古代文学比較文学研究所共催学会「21世紀に向かっての日中比較文学/文化」/於東北師範大学    2002年07月

  • 菅原道真・天神信仰研究文献目録抄—一九九〇年以降

    吉原浩人, 山本五月

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   67 ( 4 ) 157 - 164  2002年04月

  • 説話文学に見る菅原道真—『江談抄』と天神縁起の形成

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   67 ( 4 ) 77 - 83  2002年04月

  • 平安朝文学における赤松子・王子晋の形象

    吉原浩人

    和漢比較文学会・中日比較文学学会主催「日中(中日)比較文学国際検討会」/於中山大学    2001年12月

  • もう一つの建国神話—中国・朝鮮・日本の日光感精譚をめぐって—

    吉原浩人

    早稲田大学古代文学比較文学研究所主催国際学術シンポジウム「古代日本・中国・朝鮮半島文化交流研究の新展開」/於早稲田大学    2001年09月

  • 熊野三山の縁起とその淵源—王子晋はどこから来たか—

    吉原浩人

    熊野市市民大学講座/於三重県立木本高校    2001年08月

  • 『聖徳太子絵伝』と善光寺信仰

    吉原浩人

    仏教文学会東西合同例会 於上田女子短期大学    2001年07月

  • 説話文学に描かれた空海—大江匡房と『本朝神仙伝』をめぐって—

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   66 ( 5 ) 125 - 132  2001年05月

  • 大江匡房の天神信仰と唐詩受容

    吉原浩人

    北京大学比較文学比較文化研究所・和漢比較文学会共催「日中古代文学に関する国際学術検討会」/於北京大学    2000年08月

  • 善光寺縁起・絵伝への新しい視点

    吉原浩人

    第4回善光寺サミット講演会/於ホテルメトロポリタン長野    1999年11月

  • 善光寺信仰と初期真宗教団

    吉原浩人

    第19回高田派坊守・婦人会研修会/於専修寺如来堂    1999年03月

  • 院政期の日本紀享受

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   64 ( 3 ) 43 - 50  1999年03月

  • 豊前善光寺蔵『善光寺如来絵伝』考

    吉原浩人

    『早稲田大学大学院文学研究科紀要』   44 ( 1 ) 59 - 84  1999年02月

  • アルバム 絵画に見る寺社縁起

    林雅彦, 吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   63 ( 12 ) 5 - 8  1998年12月

  • 『善光寺縁起』の生成—『請観音経』との関係を中心に

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   63 ( 12 ) 102 - 109  1998年12月

  • 宝頂山大仏湾「地獄変相」最上層の仏像群について

    吉原浩人

    第86回絵解き研究会例会・第4回明治大学東洋図像学研究会例会/於明治大学    1998年11月

  • 『善光寺縁起』 生成の背景 -『請観音経』との関係を中心に-

    吉原浩人

    『国文学解釈と鑑賞』/至文堂   63 ( 12 ) 102 - 109  1998年11月

  • 『親鸞聖人伝絵』にみる親鸞像—善光寺如来の来現として

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   63 ( 10 ) 78 - 84  1998年10月

  • 高田山専修寺の『善光寺如来絵伝』と絵解き

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   63 ( 8 ) 91 - 97  1998年08月

  • 『甲斐善光寺縁起』と『善光寺記録』

    吉原浩人

    『甲斐路』/山梨郷土研究会   ( 89 ) 14 - 19  1998年01月

  • 大江匡房の平野信仰

    吉原浩人

    日本仏教研究会第6回研究発表会/於東京大学仏教青年会    1997年12月

  • 平安貴族の日常と非日常

    吉原浩人

    平成九年度日本佛教学会学術大会/於東洋大学    1997年10月

  • 甲斐善光寺ものがたり 第十話 質入れされた鎧—鎧塚—

    吉原浩人

    山梨新報   1997年5月10日  1997年05月

  • 甲斐善光寺ものがたり 第九話 江戸から参詣した牛—霊牛碑—

    吉原浩人

    山梨新報   1997年5月3日  1997年05月

  • 『善光寺如来絵伝』の世界

    吉原浩人

    特別展「古代・中世人の祈り 善光寺信仰と北信濃」記念講演会/於長野市立博物館    1997年05月

  • 『甲斐善光寺縁起』と『善光寺記録』

    吉原浩人

    山梨郷土研究会主催シンポジウム「甲斐善光寺とその信仰」/於善光寺檀信徒会館    1997年05月

  • 甲斐善光寺ものがたり 第六話 裏切りの末路—小山田信茂の首塚—

    吉原浩人

    山梨新報   1997年4月12日  1997年04月

  • 甲斐善光寺ものがたり 第八話 海中出現の如来—燈籠仏縁起—

    吉原浩人

    山梨新報   1997年4月26日  1997年04月

  • 甲斐善光寺ものがたり 第七話 戦国武将と善光寺如来

    吉原浩人

    山梨新報   1997年4月19日  1997年04月

  • 甲斐善光寺ものがたり 第五話 龍の大晦日参詣—阿闍梨の井戸—

    吉原浩人

    山梨新報   1997年4月5日  1997年04月

  • 甲斐善光寺ものがたり第二話 本田善光の善光寺建立−「善光寺縁起」の話 その2

    吉原浩人

    山梨新報(新聞)   3月15日付  1997年03月

  • 甲斐善光寺ものがたり第四話 柳の精−善光寺棟木の由来

    吉原浩人

    山梨新報(新聞)   3月29日付  1997年03月

  • 甲斐善光寺ものがたり第三話 前立仏の造立と甲斐善光寺創建

    吉原浩人

    山梨新報(新聞)   3月22日付  1997年03月

  • 甲斐善光寺ものがたり第一話 生身の如来−「善光寺縁起」の話 その1

    吉原浩人

    山梨新報(新聞)   3月8日付  1997年03月

  • 『八幡宇佐宮御託宣集』と『法華経』

    吉原浩人

    『国文学解釈と鑑賞』/至文堂   62 ( 3 )  1997年03月

  • 「甲斐善光寺ものがたり」連載にあたって

    吉原浩人

    山梨新報(新聞)   3月1日付  1997年03月

  • 『本朝文粋』の詩序と『法華経』−勧学会詩序を中心に

    吉原浩人

    『国文学解釈と鑑賞』/至文堂   61 ( 12 ) 78 - 83  1996年12月

  • 中世における『善光寺縁起』の展開

    吉原浩人

    平成八年度中世文学会秋季大会/於いでは文化記念館    1996年11月

  • 成尋−『安養集』の顕彰と聖地巡拝

    吉原浩人

    『国文学解釈と鑑賞』/至文堂   61 ( 10 ) 47 - 53  1996年10月

  • 仏教的世界観との懸隔と地獄の形象−『蜘蛛の糸』

    吉原浩人

    『国文学解釈と教材の研究』/學燈社   41 ( 5 ) 88 - 93  1996年04月

  • 甲斐善光寺の歴史と文化財の現状

    吉原浩人

    『全文連会報』/(社)全国国宝重要文化財所有者連盟   ( 20 )  1996年03月

  • 甲斐善光寺

    吉原浩人

    『全国善光寺会会報』/全国善光寺会   ( 2 )  1996年03月

  • 八幡御因位縁起の中世−大隅正八幡顕現説の受容と展開

    吉原浩人

    『国文学解釈と鑑賞』/至文堂   60 ( 12 ) 133 - 138  1995年12月

  • 『善光寺縁起』の生成と展開

    吉原浩人

    第二回善光寺サミット記念第一回善光寺寺子屋文化講座/於善光寺    1995年11月

  • 大江匡房研究の動向と展望・附文献目録

    吉原浩人

    『国文学解釈と鑑賞』/至文堂   60 ( 10 ) 167 - 176  1995年10月

  • 大江匡房と「記」の文学

    吉原浩人

    『国文学解釈と鑑賞』/至文堂   60 ( 10 ) 120 - 125  1995年10月

  • 深沢徹著『中世神話の煉丹術 大江匡房とその時代』

    吉原浩人

    『国文学研究』/早稲田大学国文学会   ( 117 ) 98 - 101  1995年10月

  • 院政期宗教思想史の一側面−『続本朝往生伝』悪人往生譚形成の背景

    吉原浩人

    『国文学解釈と鑑賞』/至文堂   60 ( 10 ) 36 - 44  1995年10月

  • 大江匡房の天神信仰

    吉原浩人

    『和漢比較文学』/和漢比較文学会   ( 15 ) 67 - 68  1995年07月

  • 平安朝文学にみる医術の諸相

    吉原浩人

    『東洋医学の人間科学』/早稲田大学人間科学部   ( 4 ) 33 - 88  1995年03月

  • 「天台山の王子信(晋)」考-『列仙伝』から『熊野権現御垂跡縁起』への架橋-

    吉原浩人

    『東洋の思想と宗教』/早稲田大学東洋哲学会   ( 12 ) 79 - 111  1995年03月

  • 大江匡房の天神信仰

    吉原浩人

    第46回和漢比較文学会例会(東部)/於早稲田大学    1995年01月

  • 「天台山の王子晋」考—列仙伝から熊野縁起への架橋—

    吉原浩人

    第29回早慶中国学会/於早稲田大学    1994年07月

  • 王子晋・羊大傅への追慕と天神の感応-『江談抄』巻六第九話をめぐって

    吉原浩人

    『説話文学研究』/説話文学会   ( 29 ) 52 - 62  1994年06月

  • 院政期における〈本覚讃〉の受容をめぐって

    吉原浩人

    平成六年度仏教文学会大会/於大谷大学    1994年06月

  • 大江匡房の広田社願文逸文をめぐって

    吉原浩人

    國書逸文研究会東京例会/於学士会館    1994年04月

  • 与立剣輪印の相伝と大江匡房

    吉原浩人

    『印度学仏教学研究』/日本印度学仏教学会   42 ( 2 ) 257 - 261  1994年03月

  • 大江匡房と院政期の稲荷信仰(上)—伏見稲荷大社蔵『諸社功能』「稲荷」条の本地説をめぐって—

    吉原浩人

    『朱』/伏見稲荷大社   ( 37 ) 2 - 12  1994年03月

  • 早稲田大学図書館蔵 善光寺信仰資料考・附解題

    吉原浩人

    『早稲田大学図書館紀要』   ( 39 ) 97 - 124  1994年03月

  • 早稲田大学図書館蔵善光寺信仰資料について—付・新出熊野観心十界絵巻のこと

    吉原浩人

    第71回絵解き研究会例会/於早稲田大学    1993年11月

  • 八幡神に対する「宗廟」の呼称をめぐって-大江匡房の活動を中心に-

    吉原浩人

    『東洋の思想と宗教』 /早稲田大学東洋哲学会   ( 10 ) 35 - 63  1993年06月

  • 大江匡房と真言密教

    吉原浩人

    日本印度学仏教学会第44回学術大会/於高野山大学    1993年05月

  • 大江匡房と院政期の伊勢・熊野信仰-『江談抄』伊勢熊野同体説をめぐって-

    吉原浩人

    『日本文学』 /日本文学協会   42 ( 5 ) 41 - 53  1993年05月

     概要を見る

    『江談抄』には、伊勢熊野同体で本地は救世観音だという説が語られている。伊勢熊野同体説は、『長寛勘文』において諸方面から論議され、結局非同体という結論が出たが、院政初期の一期間においては、中央においても広く信じられていた。この同体説は、実は従来逸書と考えられていた『大峯縁起』に拠るものなのであった。この縁起が広められた背景には、白河院の神仏への熱狂的な信仰があり、縁起喧伝には大江匡房も深くかかわっていたと思われる。

    DOI CiNii

  • 善光寺信仰と文芸-『もろかど物語』に語られた縁起と聖地-

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   58 ( 3 ) 107 - 111  1993年03月

  • 王朝貴族の信仰生活—『江都督納言願文集』にみる女性の願い—

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   57 ( 12 ) 30 - 36  1992年12月

  • 《大江匡房と説話・縁起》

    吉原浩人

    説話文学会・仏教文学会合同例会公開シンポジウム/於日本女子大学    1992年12月

  • 古井由吉—『仮往生伝試文』の「往生」をめぐって—

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   57 ( 10 ) 85 - 92  1992年10月

  • 坂井衡平—『今昔物語集』と善光寺史の輝かしい研究—

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   57 ( 8 ) 112 - 117  1992年08月

  • 大江匡房と稲荷信仰

    吉原浩人

    『宗教研究』/日本宗教学会   65 ( 4 ) 287 - 289  1992年03月

  • 大江匡房と稲荷信仰

    吉原浩人

    日本宗教学会第50回学術大会/於早稲田大学    1991年11月

  • 本地物の原型—『八幡御因位縁起』の構造—

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   56 ( 10 ) 141 - 146  1991年10月

  • 甲斐善光寺について

    吉原浩人

    平成三年度長野郷土史研究会総会/於長野勤労者福祉センター    1991年07月

  • 『善光寺縁起』における女人救済の諸相

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   56 ( 5 ) 141 - 145  1991年05月

  • 〈中世的〉寺社縁起の展開—『善光寺如来本懐』を中心に—

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   56 ( 3 ) 113 - 118  1991年03月

  • 松岡譲『法城を護る人々』

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   55 ( 12 ) 118 - 123  1990年12月

  • 大江匡房研究史・附文献目録

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   55 ( 10 ) 163 - 171  1990年10月

  • 甲府市善光寺蔵『善光寺如来絵伝』考

    吉原浩人

    『甲府市史研究』/甲府市市史編さん委員会   ( 8 ) 52 - 67  1990年10月

  • 『筥崎宮記』成立の背景

    吉原浩人

    『和漢比較文学』/和漢比較文学会   ( 6 ) 115  1990年10月

  • 『江都督納言願文集』における女性

    吉原浩人

    平成二年度日本佛教学会学術大会/於花園大学    1990年10月

  • 『金剛般若経験記』逸文をめぐって—三善為康—

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   55 ( 10 ) 98 - 102  1990年10月

  • 皇極天皇の堕地獄譚—『善光寺縁起』—

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   55 ( 3 ) 74 - 78  1990年08月

  • 『続本朝往生伝』の論理—真縁上人伝を中心に—

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   55 ( 8 ) 102 - 106  1990年08月

  • 『筥崎宮記』考・附訳註

    吉原浩人

    『東洋の思想と宗教』/早稲田大学東洋哲学会   ( 7 ) 24 - 39  1990年06月

  • 『聖徳太子内因曼陀羅』の一側面—その唱導性をめぐって—

    吉原浩人

    『印度学仏教学研究』/日本印度学仏教学会   38 ( 2 ) 140 - 143  1990年03月

  • 『筥崎宮記』成立の背景

    吉原浩人

    和漢比較文学会第8回大会/於早稲田大学    1989年11月

  • 聖徳太子伝と善光寺如来

    吉原浩人

    『国文学解釈と鑑賞』/至文堂   54 ( 10 ) 137 - 143  1989年10月

  • 観音の応現としての聖徳太子・親鸞—『聖徳太子内因曼陀羅』—

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   54 ( 10 ) 87 - 91  1989年10月

  • 『聖徳太子内因曼陀羅』考

    吉原浩人

    日本印度学仏教学会第40回学術大会/於龍谷大学    1989年09月

  • 八幡神に対する「宗廟」の呼称をめぐって—大江匡房の活動を中心に—

    吉原浩人

    早稲田大学東洋哲学会第6回大会/於早稲田大学    1989年06月

  • 刷物の『善光寺如来絵伝』七種—紹介と翻刻—

    吉原浩人

    『絵解き研究』/絵解き研究会   ( 7「 ) 59 - 73  1989年06月

  • アルバム 院政期文学の舞台

    吉原浩人, 渡浩一

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   53 ( 3 ) 5 - 8  1988年03月

  • 政治・宗教と文学—大江匡房の述作活動の一面—

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   53 ( 3 ) 115 - 120  1988年03月

  • 中世説話集における「神」—『古事談』・『古今著聞集』の篇構成意識を中心に—

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   52 ( 9 ) 46 - 50  1987年09月

  • 石清水八幡の縁起

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   52 ( 9 ) 84 - 88  1987年09月

  • 絵解きと「場」

    吉原浩人

    『絵解き研究』/絵解き研究会   ( 5 ) 11 - 13  1987年06月

  • 初期真宗教団と善光寺信仰

    吉原浩人

    『印度学仏教学研究』/日本印度学仏教学会   35 ( 2 ) 309 - 311  1987年03月

  • 『八幡御因位縁起』の生成の背景

    吉原浩人

    『フィロソフィア』/早稲田大学哲学会   ( 74 ) 91 - 105  1987年03月

  • 本朝祖師伝記目録

    林雅彦, 吉原浩人編

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   51 ( 9 ) 157 - 172  1986年09月

  • 初期真宗教団と善光寺信仰

    吉原浩人

    日本印度学仏教学会第37回学術大会/於東京大学    1986年06月

  • 今井祐成師の『善光寺如来絵伝』絵解き

    吉原浩人

    『絵解き研究』/絵解き研究会   ( 4 ) 79 - 113  1986年06月

  • 〈中世的〉寺社縁起の形成

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   51 ( 6 ) 122 - 127  1986年06月

  • 安曇川町太子堂蔵『善光寺如来絵伝』考

    吉原浩人

    『早稲田大学高等学院研究年誌』   ( 30 ) 1 - 36  1986年03月

  • 真宗の『善光寺如来絵伝』とその絵解き

    吉原浩人

    絵解き研究会第40回例会/於同朋大学    1985年12月

  • 『今昔物語集』巻十二石清水縁起譚小考

    吉原浩人

    『武蔵野文学』/武蔵野書院   ( 33 ) 19 - 24  1985年12月

  • 院政前期の宗教政策と大江匡房の創作活動

    吉原浩人

    和漢比較文学会第4回大会/於早稲田大学    1985年10月

  • 藤原明衡『新猿楽記』

    吉原浩人

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   50 ( 9 ) 142 - 143  1985年09月

  • 説話文学研究文献目録(分担執筆)

    林雅彦編

    『国文学 解釈と鑑賞』/至文堂   49 ( 11 ) 144 - 180  1984年11月

  • 〈翻刻〉岡崎市満性寺蔵『善光寺如来伝私考』

    吉原浩人

    『絵解き研究』/絵解き研究会   ( 2 ) 29 - 61  1984年09月

  • 『善光寺如来絵伝』覚え書—絵相並びに絵解き研究の課題—

    吉原浩人

    『伝承文学研究』/伝承文学研究会   ( 29 ) 41 - 57  1983年08月

  • 『覚禅抄』と大江匡房

    吉原浩人

    日本印度学仏教学会第34回学術大会/於高野山大学    1983年06月

  • 善恵寺蔵『善光寺如来絵伝』と今井祐成師の絵解き

    吉原浩人

    絵解き研究会第22回例会/於早稲田大学    1983年05月

  • 八百津善恵寺の『善光寺如来絵伝』絵解き

    吉原浩人

    『絵解き研究』/絵解き研究会   ( 1 ) 14 - 18  1983年04月

  • 大江匡房と八幡信仰

    吉原浩人

    『早稲田大学大学院文学研究科紀要』   ( 別冊9 ) 51 - 60  1983年03月

  • 「善光寺如来絵伝」絵解き研究の課題

    吉原浩人

    絵解き研究会第19回例会/於早稲田大学    1982年10月

  • 『続本朝往生伝』の一考察—「極楽之新主」について—

    吉原浩人

    『仏教論叢』   ( 26 ) 124 - 127  1982年09月

  • 「熒惑の精」匡房-神田本『江談抄』冒頭話をめぐって-

    吉原浩人

    『寺小屋語学・文化研究所論叢』   ( 1 ) 1 - 19  1982年07月

  • 「熒惑の精」匡房—神田本『江談抄』冒頭話をめぐって—

    吉原浩人

    昭和56年度説話文学会大会/於二松学舎大学    1981年06月

  • 「熒惑の精」匡房—神田本『江談抄』冒頭話をめぐって—

    吉原浩人

    昭和56年度説話文学会大会/於二松学舎大学    1981年06月

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書籍等出版物

  • 『南岳衡山と聖徳太子信仰』

    阿部泰郎, 吉原浩人( 担当: 共編者(共編著者))

    勉誠出版  2018年06月 ISBN: 9784585210467

  • 『古鈔本『江都督納言願文集』』

    吉原浩人編( 担当: 編集)

    二松学舎大学21世紀COEプログラム  2009年03月

  • 『海を渡る天台文化』

    吉原浩人, 王勇( 担当: 共編者(共編著者))

    勉誠出版  2008年12月

  • 現光寺(比蘇寺)縁起から善光寺縁起へ—霊像海彼伝来譚の受容と展開—

    吉原浩人

    福田晃・廣田徹通編『唱導文学研究』第5集/三弥井書店  2007年03月

  • 絵巻になった『熊野観心十界曼荼羅』—早稲田大学図書館ゴルドン文庫本考—

    吉原浩人

    『関山和夫博士喜寿記念論集 仏教 文学 芸能』/思文閣出版  2006年11月

  • 『東洋における死の思想』

    吉原浩人

    春秋社  2006年07月

  • 熒惑星の歌—『聖徳太子伝暦』九歳条をめぐる言説の背景と展開

    吉原浩人

    『福井文雅博士古稀記念論集 アジア文化の思想と儀礼』/春秋社  2005年06月

  • 熒惑星の歌—『聖徳太子伝暦』九歳条をめぐる言説の背景と展開

    吉原浩人

    『福井文雅博士古稀記念論集 アジア文化の思想と儀礼』/春秋社  2005年06月

  • 藤原実兼の生涯と作品

    吉原浩人

    文人研究会編『藤原通憲資料集』/二松学舎大学二十一世紀COEプログラム  2005年03月

  • 歎異抄

    吉原浩人

    小林保治編『あらすじで読む日本の古典』/中経出版  2004年03月

  • 大隅正八幡宮における石体の出現—『八幡御因位縁起』流布の背景—

    吉原浩人

    田中隆昭編『日本古代文学と東アジア』/勉誠出版  2004年03月

  • 中国・朝鮮・日本の日光感精譚をめぐって—『八幡御因位縁起』の始原へ—

    吉原浩人

    早稲田大学古代文学比較文学研究所編『交錯する古代』/勉誠出版  2004年01月

  • 『新世紀の日中文学関係—その回顧と展望』

    和漢比較文学会, 中日比較文学学会共編

    勉誠出版  2003年08月

  • 『ものがたり甲斐善光寺』

    吉原浩人

    戎光祥出版  2003年04月

  • 『菅原道真論集』

    和漢比較文学会編

    勉誠出版  2003年02月

  • 僧・聖・行者

    吉原浩人

    小峯和明編『今昔物語集を学ぶ人のために』/世界思想社  2003年01月

  • 往生・蘇生・転生

    吉原浩人

    小峯和明編『今昔物語集を学ぶ人のために』/世界思想社  2003年01月

  • 総説 『善光寺縁起』と『善光寺如来絵伝』

    吉原浩人

    特別展図録『ものがたり 善光寺如来絵伝』/安城市歴史博物館  2002年10月

  • 「往生」「浄土」「涅槃」

    吉原浩人

    『事典 哲学の木』/講談社  2002年03月

  • 八幡信仰単行書籍一覧

    吉原浩人, 原克昭

    中野幡能編『八幡信仰事典』/戎光祥出版  2002年02月

  • 八幡神に対する「宗廟」の呼称をめぐって—大江匡房の活動を中心に— (改訂再録)

    吉原浩人

    中野幡能編『八幡信仰事典』/戎光祥出版  2002年02月

  • 日本往生極楽記

    吉原浩人

    『日本の仏教』 『日本仏教の文献ガイド』/法蔵館  2001年12月

  • 「寺社縁起」「大江匡房」他4項目

    吉原浩人

    子安宣邦監修『日本思想史辞典』/ぺりかん社  2001年06月

  • 仏教文学

    吉原浩人

    『日本の仏教』 『日本仏教の研究法—歴史と展望—』/法蔵館  2000年11月

  • ≪燈籠佛≫の研究

    吉原浩人

    至文堂  2000年11月

  • 『善光寺如来絵伝』の絵解き

    吉原浩人

    『語り紡ぐ 絵解きのふるさと・信濃(台本集)』/笠間書院  2000年04月

  • 増上寺

    吉原浩人

    『日本古典籍書誌学辞典』/岩波書店  1999年03月

  • 神道

    吉原浩人

    大曽根章介他編『日本古典文学大事典』/明治書院  1998年06月

  • 「三昧発得記」「二河白道」他8項目

    吉原浩人

    藤井正雄他編『法然辞典』/東京堂出版  1997年08月

  • 甲斐善光寺ものがたり

    吉原浩人

    山梨新報社  1997年04月

  • 大江匡房と院政期の広田信仰—『諸社功能』所収願文逸文の意義—

    吉原浩人

    今成元昭編『仏教文学の構想』/新典社  1996年07月

  • 善光寺

    吉原浩人

    『定本 甲斐百寺』/郷土出版社  1996年05月

  • 院政期における〈本覚讃〉の受容をめぐって−『心性罪福因縁集』と大江匡房の文業を中心に

    吉原浩人

    菅原信海編『神仏習合思想の展開』/汲古書院  1996年01月

  • 摂関期文人の精神生活

    吉原浩人

    『時代別日本文学史事典 中古編』/有精堂  1995年01月

  • 院政期の漢文学

    吉原浩人

    『時代別日本文学史事典 中古編』/有精堂  1995年01月

  • 神仏習合思想史上の大江匡房-『江都督納言願文集』『本朝神仙伝』などにみる本地の探求と顕彰-

    吉原浩人

    『和漢比較文学叢書』「説話文学と漢文学」 /汲古書院  1994年02月

  • 善光寺如来絵伝の絵解き (改訂再禄)

    吉原浩人

    林雅彦編『絵解き万華鏡 聖と俗のイマジネーション』 /三一書房  1993年07月

  • 日本往生極楽記と院政期往生伝-天皇の往生をめぐって-

    吉原浩人

    『説話の講座』/ 勉誠社  1992年06月

  • 神道集

    吉原浩人

    別冊日本の文学『日本文学研究の現状 Ⅰ古典』/有精堂  1992年04月

  • 善光寺本尊と生身信仰

    吉原浩人

    『仏像を旅する中央線』/至文堂  1990年06月

  • 善恵寺今井祐成師『善光寺如来絵伝』絵解き—昭和五十七年十一月二十六日口演—

    吉原浩人

    林雅彦他編『絵解き—資料と研究—』/三弥井書店  1989年07月

  • 岡崎市満性寺蔵『善光寺如来伝』

    吉原浩人

    林雅彦他編『絵解き—資料と研究—』/三弥井書店  1989年07月

  • 真宗重宝聚英第3巻『阿弥陀仏絵像・阿弥陀仏木像・善光寺如来絵伝』(共編著)

    千葉乗隆, 光森正士, 吉原浩人

    同朋舎出版  1989年02月

  • 大日本国法華経験記

    吉原浩人

    小林保治編『一冊で日本の古典100冊を読む』/友人社  1989年02月

  • 日本往生極楽記

    吉原浩人

    小林保治編『一冊で日本の古典100冊を読む』/友人社  1989年02月

  • 『石清水不断念仏縁起』考・附訳註

    吉原浩人

    『和漢比較文学叢書』/ 汲古書院  1987年02月

  • 近世寺院史料叢書5『甲斐善光寺文書』(共編著)

    宇高良哲, 吉原浩人

    東洋文化出版  1986年12月

  • 「善光寺」「善光寺縁起」他数項目

    吉原浩人

    『日本伝奇伝説大事典』/角川書店  1986年09月

  • 絵解きと善光寺如来絵伝

    吉原浩人

    一冊の講座『絵解き』/有精堂  1985年09月

  • 善光寺如来絵詞伝

    吉原浩人

    伝承文学資料集第11輯『絵解き台本集』/三弥井書店  1983年11月

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講演・口頭発表等

  • 杭州奉先寺源清と日本天台本覚思想

    吉原浩人  [招待有り]

    第四回「東アジアの文献と文学の中の仏教世界」国際シンポジウム   (杭州市浙江工商大学東方語言文化学院)  浙江工商大学東方語言文化学院・杭州径山万寿禅寺禅宗文化研究院  

    発表年月: 2018年09月

  • 杭州西湖・廬山草堂と白居易―絵画の日本伝来をめぐって―

     [招待有り]

    「新設計史学系列講座」   中国美術学院文化遺産研究中心・設計芸術学系  

    発表年月: 2018年06月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • グローバルな視野からみる和漢の「文」と日本古典籍をめぐる学術文化史研究

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2024年03月
     

     概要を見る

    近年、人文学、とりわけ古典をめぐる研究や教育を取り巻く環境は年々厳しさを増している。本研究は、こうした学界の現状を正面から見据え、日本における和漢の「文」と、日本古典籍をめぐる学術文化史をグローバルな視野から捉え、過去から現在に至る人文知の歩みについて研究を進めることにより、古典学の課題や意義を改めて問い直し、発信していくことを目指すものである。具体的には、①日本における「文」の概念をめぐる通史を描き出す研究、②東アジアと世界の古典学の比較研究、③日中古典籍の交流と融合をめぐる研究、以上三つの柱を設定して、ワークショップなどを通して研究を展開し、それぞれの成果を書籍としてまとめていく

  • 摂関期・院政期僧俗の呉越・北宋との相互交流と思想的影響

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2024年03月
     

     概要を見る

    宋商朱仁聡と僧斉隠は、奉先寺源清の牒状と典籍を携え、その批評を依頼した。これらは、源信ら多くの僧侶の目に触れたが、その中に唯心思想の流れを汲む、源清『法華十妙不二門示珠指』があり、「心と仏と衆生の三つには差別がなく、煩悩性の中に、如来の智慧が含まれる」という思想は、日本の天台本覚思想に直結するものと考えられる。しかも類似表現は、延寿仮託の『心性罪福因縁集』に頻出する。さらにこの時期、大江朝綱・大江匡衡・慶滋保胤・大江匡房らの文人は、渤海・呉越・北宋・高麗への対外文書作成にも携わっていた。これらの文献を詳細に検討することにより、同時代の思想・文化の背景を解明することを目指したい

  • 東アジアの視野からみる和漢の「文」の学術文化史研究

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2020年03月
     

     概要を見る

    本研究は、1.日本の学術文化史を「文」の概念を軸として捉え直すことを主たる目的とし、2.和漢の典籍と古注釈書を通して前近代の学問の実相を辿り、3.近代初期の日中の図書館の蔵書形成と目録分類の変遷を調査分析することを合わせて進めるものである。これらの研究活動は早稲田大学プロジェクト研究所「日本古典籍研究所」が統括し行っている。1.については、研究協力者(海外共同研究者)であるボストン大学Wiebke DENECKE准教授と連携し、研究代表者と研究分担者が共同研究を行い、『日本「文」学史 第二冊 「文」と人びと――継承と断絶』(河野貴美子・Wiebke DENECKE・新川登亀男・陣野英則・谷口眞子・宗像和重編、勉誠出版)の執筆と編集を進め、2017年前半には公刊できる予定である。内容は、日本の古代から近代の入口までを見通しつつ、「文」と人びととの関係をさまざまな角度から描き出すもので、総勢28名の執筆者の協力を得た成果である。また『日本「文」学史 第三冊 「文」から「文学」へ――東アジアの文学を見直す』(河野・DENECKE・新川・陣野編、同)の刊行準備を整え、目次編成、内容構成について研究検討を行い、執筆を進めている。これは主として、西洋の概念や学問と出会い近代化に向かった日本の「文」から「文学」への移行を、東アジア全体の問題として考察するものである。2.については、清原宣賢の抄物(『長恨歌并琵琶行秘抄』『蒙求聴塵』)や具平親王の『弘決外典鈔』身延文庫蔵写本の研究と翻刻を行い、公刊に向けて準備を進めた。また、中古中世の学問史、古注釈書に関して学会発表や論文執筆を行い、研究成果を発表した。3.については、北京大学図書館所蔵の燕京大学図書館関連資料及び中国科学院国家科学図書館所蔵の旧北京人文科学研究所所蔵図書関連資料等の調査、考察を行い、資料のデジタルデータ化を進めた。1.日本の学術文化史を「文」の概念から捉え直す研究については、『日本「文」学史 第二冊 「文」と人びと――継承と断絶』をほぼ完成まで進めることができた。2016年3月に編集のためのワークショップを行って以後、編者や執筆者とのディスカッションを経て、「文」と人びととの関わりを通史的に眺め、従来の歴史区分とは異なる角度から日本の「文」の世界の変化や転換を見通す試みを、具体的な形としてまとめあげることができた。なお、2016年には『リポート笠間』61(笠間書院)で「理想の『日本文学史』」という特集が組まれ、「『日本「文」学史』A New History of Japanese "Letterature"の試み――全三冊刊行に向けて』(Wiebke DENECKE、河野貴美子)の執筆機会を与えられた。本研究課題の取り組みが、関連の学界にインパクトをもって迎えられた一つの成果といえよう。また『日本「文」学史 第三冊 「文」から「文学」へ――東アジアの文学を見直す』の目次構成を検討、決定することができた。東アジアにかつて共有されていた「文」の概念の変容と、現在の文学世界への転換を、東アジア全体の問題として検討する試みであり、第二冊同様、多数の執筆者の協力を得て執筆を進行している。2.和漢の典籍と古注釈書の研究については、清原宣賢の抄物や具平親王の『弘決外典鈔』の翻刻公刊に向けて作業と研究を進めた。また、浙江工商大学・王勇教授との共同研究成果として論文集(『衝突と融合の東アジア文化史』勉誠出版)を公刊した。3.近代初期の日中の図書館の研究については、北京大学図書館及び中国科学院国家科学図書館において近代初期の図書館関連資料の調査とデジタルデータ化を進めた。また、台湾・中央研究院歴史語言研究所傅斯年図書館においても旧北京人文科学研究所関連資料を調査し、資料を入手することができた。1.日本の学術文化史を「文」の概念から捉え直す研究については、『日本「文」学史』第二冊を刊行し、続いて『日本「文」学史 第三冊 「文」から「文学」へ――東アジアの文学を見直す』の刊行に向けて、執筆と編集を進めていく。その過程で、執筆者が草稿を持ち寄り読み合わせを行う編集のためのワークショップを2017年7月22日、23日に早稲田大学を会場として行う予定である。2.和漢の典籍と古注釈書の研究については、引き続き清原宣賢の抄物や具平親王の『弘決外典鈔』の翻刻と研究を進め、公刊を目指す。また、研究成果を学会発表や論文執筆を通して公にしていく。3.近代初期の日中の図書館の研究については、引き続き北京大学図書館及び中国科学院国家科学図書館において近代初期の図書館関連資料について、とくに蔵書カードや蔵書登録簿等の未公開資料を中心に調査を継続し、デジタルデータ化を進める。2017年7月22日、23日に開催を予定している「日本「文」学史」第3回ワークショップには、現在のところ『日本「文」学史 第三冊 「文」から「文学」へ――東アジアの文学を見直す』の執筆者計47名に対して参加を依頼している。内訳は国内22名、米国1名、欧州3名、韓国14名、中国7名であり、2017年度の研究費はこの国内外の執筆者をワークショップに招聘する旅費を中心に使用する予定である。また、和漢の典籍と古注釈書の研究、及び、近代初期の日中の図書館の研究についても、図書資料費を中心に使用する計画である

  • 六国史時代文筆活動の研究

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2019年03月
     

     概要を見る

    2016年度の具体的な研究計画は、次の4項目であった。「1.諸文献の電子テキスト化」、「2.注釈作業」、「3.『六国史時代漢語集成』の編集」、「4.近世六国史関連研究文献調査」。各項ごとの成果は次のとおりであった。1.すでに業者委託によって電子化の基礎作業が終了している『日本詩紀』のデータの校正作業の続きを、大学院生の分担作業により行った。ダブルチェックも完了した。データは本研究の関係者間で共有し、今後の研究に利用することが可能となった。将来的には一般公開の方法を検討している。『古京遺文』の電子化も、業者委託で行った。今後、『日本詩紀』と同じ要領で、2017年度に校正作業を完了させる予定である。2.昨年度に引き続き、『懐風藻』と渤海使関係文筆資料の注釈作業を行った。『懐風藻』は、8月9月以外の毎月研究会を開催、計10回の研究会を開催した。1回につき3首ずつ検討し、計30首(古典大系番号で6,7,9,10,11,15,17,18,22-29,31,33,35,37,39,40,42,50,51,53-55,85,87)の検討を終えた。研究会での検討を経て、担当者各自が改稿を加えることになっている。渤海使関係文筆資料については、原則隔月開催の研究会を計6回開催し、『続日本紀』掲載の資料についての検討を終えた。研究会での検討を反映させた注釈稿を、『早稲田大学日本古典籍研究所年報』第10号(3月刊)に掲載した。今号に掲載できなかった分が一部あるが、それらは次号掲載の予定である。3.以前の科研費研究で作成した『8世紀日本漢語集成』作成の要領で、作業を進めている。4.国文学研究資料館で、各機関所蔵の関連文献の基礎調査委を行い、名古屋市蓬左文庫、天理大学附属天理図書館等で文献調査を行った。ほぼ研究計画に沿った進展であった。業者委託による電子データの校正作業をいかに効率的に進めるかは、依然として課題ではあるが、協力の大学院生のチーム作業は、次第に要領を得てきているようである。本年度の調子で進めれば、大きな支障はないものと考えている

  • 摂関期・院政期の宗教思想研究―菅原文時と永観を起点に―

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2019年03月
     

    吉原 浩人

     概要を見る

    本研究は、摂関期・院政期における文人貴族と僧侶の思想を、菅原文時(899~981)と永観(1033~1111)を起点に、周縁の人物や作品についての研究を推進することを目的とした。菅原文時は、菅原道真の孫で、慶滋保胤・大江匡衡らの師であった。永観は東大寺僧で、『往生拾因』『往生講式』などの著作がある。本研究では、これらに加え、永観が参照した天台本覚思想文献の『心性罪福因縁集』の思想内容と註釈を行い、著書・論文を執筆し、講演などで成果を公表した。その集大成として、2018年12月8~9日、国際シンポジウム「東アジア文化交流―呉越・高麗と平安文化―」を開催した。平安中期・後期を代表する菅原文時・永観という文人・僧侶と、その周辺人物の著作を詳細に読み解くことにより、当時の思想・宗教・文学の主流の一端を解明することができた。また南岳衡山と聖徳太子信仰に関する書籍を公刊した。さらに『心性罪福因縁集』院政期古写本ならびに元禄版本影印と翻刻・解題を、初めて公刊したことにより、今後の本格的な研究に道筋をつけた

  • 「聖廟文学」の思想史的研究―平安朝文人の天神信仰―

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2015年03月
     

    吉原 浩人

     概要を見る

    本研究では、菅原道真の霊を天神として祀る宗教施設、すなわち安楽寺・北野社・吉祥院の三聖廟に捧げられた詩序・願文類を「聖廟文学」と呼び、その思想・文学的背景の解明を試みた。聖廟=神となった菅原道真に対する言葉の捧げ物には、白居易の詩文の影響が強いことを証明し、平安朝文人貴族の天神信仰の実態を明らかにすることができた。研究期間中に、中国・韓国・台湾・日本において、32回の研究発表・招待講演を行い、12本の論文・訳註を公表した。2014年11月23日には、国際シンポジウム「天神信仰と菅原道真」を開催し、アメリカ・中国から基調講演者を招き、天神信仰の研究成果を一般にも公開した

  • 日本古代の漢文文献を通してみる東アジアの文学世界及び学術交流に関する研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2012年
    -
    2015年
     

     概要を見る

    本研究は、日本古代の漢文文献を通して、日本そして東アジアにいかなる文学世界が構築されていたか、またいかなる学術交流が展開していたかを考察し、それを文学・文化史上に正しく位置付け直すことを目指すものである。具体的な研究計画としては、以下の3項目を柱として研究活動を行った。
    (1)渤海使関係詩の精読注解 早稲田大学日本古典籍研究所主催による「渤海詩研究会」を六回開催し(2013年4月21日、7月21日、9月23日、12月8日、2014年1月26日、3月2日)、『扶桑集』所収の渤海使関係詩を精読した(成果は『早稲田大学日本古典籍研究所年報』第7号に掲載)。また、京都大学附属図書館にて『扶桑集』の写本調査を行い、写真複写資料等を収集した。
    (2)「文」の概念に関する研究 「文」の概念に関する新たな体系を構築、発信する専門書(『日本「文」学史をひらく』(仮題)、全3冊、勉誠出版)を刊行するため、企画立案を行った。そして、その第1冊『「文」の環境――「文学」以前』(仮題)の内容、項目について編集会議を重ね、2014年11月の刊行を目指し、準備を進めた。また、2014年5月31日、6月1日には、執筆者による編集ワークショップを開催するため、その準備を平行して行った。
    (3)日本伝存漢籍に関する研究 早稲田大学日本古典籍研究所と中国・浙江工商大学東亜研究院との共催により、2013年9月14日~16日に杭州に於いて、「東アジア世界における筆談の研究」「西湖のイメージ―東アジアの名勝の誕生・流伝・移動―」をテーマとする国際シンポジウムを開催した。また、書物をはじめとする東アジアの文化交流について、個別に研究発表、論文発表を行った。また、2013年2月に開催したシンポジウム「文化の衝突と融合―東アジアの視点から―」の成果論文集(『アジア遊学』勉誠出版)を2014年度中に刊行すべく、準備を進めた。

  • 平安時代初期の文筆活動と国際交流の基礎研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2009年
    -
    2011年
     

    高松 寿夫, 新川 登亀男, 吉原 浩人, 陣野 英則, 河野 貴美子, 後藤 昭雄, 波戸岡 旭, 仁平 道明

     概要を見る

    平安時代前期の漢詩文集、とりわけ『菅家文草』の諸本調査を行い、本文の異同、諸本の系統についての検討を行い、新たな見識を得た。2種版本(寛文版本・元禄版本)の本文異同については、漢詩部分(前半6巻)については、一覧にした冊子も作成した。渤海使関係詩の注釈作業を行ったが、その際にも、『菅家文草』諸本調査の成果が役立った。渤海使関係詩の注釈成果は、『早稲田大学日本古典籍研究所年報』誌上に公表した。

  • 大江匡房の思想研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2006年
    -
    2009年
     

    吉原 浩人

     概要を見る

    大江匡房の多数の著作のうち、特に思想・宗教・文学研究の基礎となるテキストの校訂と註釈を行い、国立歴史民俗博物館・身延文庫に所蔵される『江都督納言願文集』古鈔本の校訂本文を公刊した。また、大江匡房と同時代の、日宋関係・神観念・寺社縁起など、周縁諸学についても考究した。さらにその前提となる、慶滋保胤ら摂関期文人貴族の思想・文学的背景、特に勧学会における白居易詩文や仏教思想の受容について闡明した

  • 人間文化研究機構連携研究「ユーラシアと日本:交流と表象」、「唱導文化の比較研究」班、研究分担者

    研究期間:

    2005年
    -
    2009年
     

  • 二松学舎大学21世紀COEプログラム「日本漢文学研究の世界的拠点の形成」、事業推進担当者

    研究期間:

    2004年
    -
    2008年
     

  • 日中朝をめぐる交流と日本古代文学についての研究-渤海使と文学・『聖徳太子伝暦』-

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    研究期間:

    2003年
    -
    2006年
     

    高松 寿夫, 田中 隆昭, 河野 貴美子, 新川 登亀男, 陣野 英則, 波戸岡 旭, 吉原 浩人, 小林 保治, 高松 寿夫

     概要を見る

    8世紀〜10世紀に日本にやってきた渤海使との交流の中で詠作された漢詩と、伏見宮本『聖徳太子伝暦』との読解作業をとおして、古代における日本と海外諸国(中国・朝鮮)との文化交流の諸相を多角的に検討した。渤海使関係詩の読解については、勅撰三詩集に掲載のそれはほぼ注釈作業を終え、研究書としての刊行準備段階に入った。詩の語句の解釈や典拠に関する点ばかりでなく、渤海使を受け入れる際の制度的な細部などについても、新たに判明した点が少なくない。またさらに、『田氏家集』『菅家文草』所収の作品についても鋭意読解作業を続けている。漢詩文読解のために索引類の充実は必須であることが実感され、日本漢文の総合的な電子検索システムを立ち上げる作業も開始した。伏見宮本『聖徳太子伝暦』の読解も、2006年度末の段階で、太子十人歳条まで読み進めた。いまだ十分になされたとは言えない『伝暦』の諸本論について、現存最古本に属する伏見宮本と他本との比校によって、かなり明確な傾向をつかむに至っている。歴史資料として扱われることの多い『伝暦』であるが、漢文としてのレトリックにも注目しつつ読解作業を進めている。判読の困難な資料を、写真(およびそのコピー)によって解読して行く作業は、なかなかはかどらないが、今後も作業を継続して行く予定である。それらの知見を含め、研究分担者がそれぞれの関心から得た新たな知見を、2005年・2006年の夏、それぞれ中国北京・同長春で開催された国際シンポジウムで発表し、内外の研究者との意見交換を図ることができた。特に2005年度の国際シンポジウムでの成果は、『日本・中国交流の諸相』(勉誠出版2006年)として刊行した。

  • 「教林文庫」の研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2001年
    -
    2003年
     

    吉原 浩人

     概要を見る

    本研究は、早稲田大学図書館蔵「教林文庫」蔵書の悉皆調査によって、「教林文庫」の蔵書形成の過程を明らかにし、新たな目録を作成するとともに、併せ文庫の個別の蔵書についても、研究することを目的とした。2001年度から2003年度にかけて、早稲田大学図書館特別資料室において、「教林文庫」の調査を計12回、33日間にわたり実施した。また、叡山文庫など他文庫の調査を数回、文庫の旧所蔵者である滋賀県の観音正寺塔頭教林坊の実地踏査を行った。調査にあたっては、約1,150点からなる「教林文庫」の個別書誌を、カードに記録し、エクセルに入力した。項目は、[教林文庫通番・枝番・刊年・書名・その他題・装丁・数量・法量・刊写年時・西暦・厳覚・覚深・所蔵者署名・印記・旧分類朱・旧分類墨・序跋・刊記・奥書・備考]からなる、詳細なものである。また、和装本の、表紙・内題・奥書・蔵書印をデジタルカメラで撮影した。エクセルのデータを縮小印刷した、約200頁からなる詳細な目録と、印記集・梵字表を、研究報告書として提出する。デジタル撮影した書影は、書籍の形で公刊することは不可能のため、インターネット上で、データベースとして公開することを検討している

  • 遣唐使をめぐる日本古代文学の比較文学的研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2000年
    -
    2002年
     

    田中 隆昭, 陣野 英則, 新川 登亀男, 小林 保治, 吉原 浩人, 高松 寿夫, 蔵中 しのぶ, 松浦 友久, 丹羽 香

     概要を見る

    2000年12月、研究所発足。2001年3月、周以量氏(現在中国首都師範大学副教授)、林忠鵬氏(現在客員研究員)を招聘、田中所長が加わり、早稲田大学で講演会。参加者約50名。2001年9月、二日間にわたり国内・海外研究員全員と北京大学の韋旭昇氏、北イリノイ州立大学のジョン・ベンテリー氏等を招聘して早稲田大学にて国際シンポジウム「古代日本・中国・朝鮮半島文化交流の新展開」。参加者約150名。この成果は近刊の『交錯する古代』(勉誠出版)に反映される。2002年7月、シンポジゥム「21世紀に向けての日中比較文学」を中国・長春市にて東北師範大学で共催。研究発表者日本側20名、中国側28名。参加者約200名。この成果の一部が2003年2月の『日本学論壇』に反映された。2002年11月、二日にわけて王宝平氏(浙江大学)・高文漢氏(山東大学)・孟慶枢氏(東北師範大学)・林嵐氏(東北師範大学)を招聘して、田中所長と石見清裕氏(教育学部)が加わり講演会。参加者約80名。こうした海外との学術交流と平行して、毎月一回『日蔵夢記』講読会を開催。本文整理・訓読・語釈・現代語訳を確定。この成果に関連する学術研究論文を加えて、近刊の『日蔵夢記大成』(勉誠出版)に反映される。また一方では日中比較文献目録の作成も進めているが、まもなく一定の成果を公表することが可能である。

  • 中世神道思想形成過程の研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(一般研究(C))

    研究期間:

    1993年
     
     
     

     概要を見る

    仏教と神道との融合現象、つまり神仏習合が極めて発展的な展開をみせた中世には、一連の神道書が述作され、それに基づく神道理論の成立をみるに至った。即ち、伊勢神道・両部神道・吉田神道などの神道理論が、それである。中世神道の重要性は明らかであるが、その研究は、必ずしも充分に行われているとはいい難い。それは、中世神道が神道研究の中心課題から、排除されていることに由来する。
    このような現状において、本研究が先ずなさねばならぬことは、中世神道関係の文献・史料の発掘・収集とその書誌学的研究であった。現在でも、全国の文庫・図書館及び寺社の経蔵には、未だ多数の中世神道関係の文献史料が残されている。そこでその中から幾つかの重要と思われる収蔵箇所を調査し、中世の神道関係の文献史料を収集することを、本年度の目的とした。その結果、中世の神道論書特に真言系の両部神道関係文献を収集することができた。本年度中において、文献・史料を調査・収集した文庫・図書館は、叡山文庫を始めとして、7ヶ処に及んだ。
    収集した文献や既に刊行されている史料集を克明に調査した結果、三輪流神道の性格が解明された。つまり真言系の両部神道説の影響を受けて成立した伊勢神道が、逆に真言系の三輪流神道に影響を及ぼしていることである。伊勢神道と交渉のあった叡尊によって、慶円の創唱とされる三輪流神道に、伊勢神道説を含む真言神道説が持ち込まれたのである。即ち、三輪流神道とは、真言系神道説と伊勢神道系真言神道説との合体したものといえる。なお、両部神道の文献である『神代秘決』5巻を翻刻し、且つ諸本との校合を行ったもの、及びその研究論文とからなる研究成果報告を作成した。

  • 東瀛腹地湖湘文化史迹査考及所載史実的典籍読解与本原文化的対比研究

    中国湖南省人力資源和社会保障庁  2016年度省級引進国外智力項目

  • 東瀛腹地湖湘文化史迹査考及所載史実的典籍読解与本原文化的対比研究

    中国国家外国専家局  2016年度教科文衛高端外国専家項目

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現在担当している科目

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特別研究期間制度(学内資金)

  • 古代・中世における東アジア文化交流に関する研究

    2008年04月
    -
    2009年03月

    ノルウェー  

    韓国   浙江工商大学他

    中国  

他学部・他研究科等兼任情報

  • 文学学術院   大学院文学研究科

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

特定課題制度(学内資金)

  • 中世聖徳太子伝における秘事口伝の研究

    2023年  

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     2022年は、聖徳太子薨後1400年に正当し、数年前からこれを記念した法要や展覧会が企画された。ただ、聖徳太子信仰の豊かな側面のうち、太子伝をめぐる中世の秘事口伝については、荒唐無稽な内容であるため、史実に反するとして近代では斥けられ、一般にはほとんど知られていない。しかし今は語られなくなったそれらの言説にこそ、太子信仰の本質があると考える。聖徳太子信仰とは、実在した人間を観音菩薩として祀り、またさまざまな超常的な現象を、実際にあったものとして信じ仰ぐ行為である。秘事口伝が形成され流布する背景には、どのような理由があるのか、古代・中世の史資料や絵画の分析通じて解明することを目指した。本研究基盤形成では、早稲田大学総合研究機構日本宗教文化研究所で進めている『聖徳太子伝暦』の訳註・校訂作業に主宰者として参加し、論文・訳註を執筆するため、また太子信仰遺跡実地踏査のための諸経費として使用した。 本課題の主な成果としては、以下のものがある。①2023年4月1日から5月28日まで、龍谷大学龍谷ミュージアムにおいて、「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年記念特別展「真宗と聖徳太子」が開催されたが、この企画段階から図録作成まで、協力・助言を行った。②この関連事業として、龍谷大学大宮学舎東黌101号大教室で開催された、龍谷大学世界仏教文化研究センター主催学術シンポジウム「聖徳太子と真宗の文化遺産―秘伝・図像と信仰の世界」において、「『聖徳太子絵伝』の秘事口伝-救世観音の転生と真宗-」と題して基調講演を行った。③早稲田大学エクステンションセンターにおいて、2023年度春学期において「聖徳太子信仰の中世―未来記と秘事口伝」と題し、全10回の講義を実施した。今後、上記の成果を論文・訳註として公表する予定である。

  • 平安時代の白山信仰と泰澄伝

    2022年  

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      白山信仰を解明するための基礎作業として、開山と伝えられる泰澄の、平安時代の伝記研究を行うとともに、岐阜・福井・石川各県に分散する白山信仰遺跡の実地調査を行った。平安時代の泰澄伝として知られる、『大日本国法華経験記』巻下「越後国神融法師」、『今昔物語集』巻12第1話、『本朝神仙伝』「泰澄」、『本朝続文粋』巻11「白山上人縁起」について一字一句精読し、院政期撰述とも伝えられる『泰澄和尚伝記』についても考察した。成果の一端は、以下の講演で公表した。  「平安時代の白山信仰と泰澄伝」 令和四年度藝林会学術研究大会「山岳信仰をめぐる諸問題」 オンライン開催 2022.10.15

  • 『心性罪福因縁集』註釈研究

    2021年  

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      本課題は、令和2~5年度日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(C) (一般)「摂関期・院政期僧俗の呉越・北宋との相互交流と思想的影響」(課題番号20K00113)の補完経費として申請した。『心性罪福因縁集』三巻は、日本では永明延寿の著書として受容されてきたが、2018年2月に刊行した『中世禅籍叢刊』第12巻「稀覯禅籍集 続」(臨川書店、解説・翻刻担当)において、日本撰述であることを証明した。本書については、かつて2016年度と2018年度の特定課題の補助を得ているが、引き続き全文の註釈刊行のための読解作業を、大学院生と共に行った。思想内容の面では、本書と北宋山外派の思想ならびに、本朝の天台本覚思想の関わりについて、研究発表と講演を行い、書籍等を購入した。

  • 永観『往生拾因』の註釈研究

    2020年  

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      本課題は、院政期の東大寺僧・永観(1033~1111)の主著『往生拾因』の全註釈を完成するための過程上に位置するものである。永観は三論宗の僧侶であるが、浄土思想に傾倒し、『往生拾因』『往生講式』などの著作があり、のちの日本仏教に大きな影響を与えている。 今年度には、大学院生らとともに、永観『往生拾因』に対する、詳細な出典調査と訳註を実施し、全拾因のうちの「第六因」の途中まで訳註を進めた。幸い令和2~5年度科研費「摂関期・院政期僧俗の呉越・北宋との相互交流と思想的影響」(基盤研究(C)、課題番号20K00113)を獲得することができたため、引き続き『往生拾因』全訳註の作業を進めていきたい。

  • 東大寺僧奝然・永観の思想・行動とその影響

    2019年  

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     摂関期・院政期における僧侶と文人貴族の思想研究は、いまだ解明途上にある。本課題では、奝然(938~1016)と永観(1033~1111)という、二人の東大寺僧とその周辺の人物を中心に、中国と日本の関係を視野に入れつつ研究を進めた。奝然は、建国直後の北宋に入り、皇帝に謁見し多様な文物を将来した。永観は浄土思想に傾倒し、『往生拾因』『往生講式』などの著作がある。ともに、のちの日本仏教に大きな影響を与えている。本研究の成果は、中国と日本で、6回の招待講演によって内外に公表したが、まとまった論著を公開するには至っていない。ただし、令和2~5年度科研費「摂関期・院政期僧俗の呉越・北宋との相互交流と思想的影響」(基盤研究(C)、課題番号20K00113)を獲得したため、所期の目的は達成したといえよう。

  • 慶滋保胤の仏教思想研究

    2019年  

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     慶滋保胤(?~1002)は、平安時代中期を代表する文人貴族で、のち出家して寂心と称した。著書に、『日本往生極楽記』などがある。少年のころより浄土を希求し、康和元年(954)に初めて行われた勧学会の有力な結衆としても知られる。勧学会の結衆たちは、狂言綺語を止揚して讃仏乗の因に転ずるという白居易の思想に大きな影響を受けている。本研究では、慶滋保胤の師である菅原文時とその門下生(大江匡衡・紀斉名ら)の作品の訳註や研究を実施した。本研究はまだ途上にあるが、その中間成果を、主に中国で講演や集中講義の形で公開した。また「ミネルヴァ日本評伝選」の一冊として、『慶滋保胤』(仮題)を執筆中である。さらには、『慶滋保胤作品全註釈』(仮題)の完成を目指している。

  • 『心性罪福因縁集」の註釈と思想研究

    2018年  

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     本研究は、平成27~30年度科研費基盤研究(C)「院政期・摂関期の宗教思想研究―菅原文時と永観を起点に―」(課題番号15K02087)の補完経費として申請した。『心性罪福因縁集』三巻は、日本では永明延寿の著書として受容されてきたが、2018年2月に刊行した『中世禅籍叢刊』第12巻「稀覯禅籍集 続」(臨川書店、解説・翻刻吉原担当)において、日本撰述であることを証明した。本研究では、まず全文註釈刊行のための読解作業を進めた。思想内容の面では、本書と天台本覚思想の関わりの講演を行い、書誌学の見地から、院政期古写本と版本の関係を分析した。さらに関連書籍を購入し、奈良・愛知・京都に出張して知見を得ることができた。

  • 聖徳太子信仰と南岳衡山

    2017年   河野貴美子, 高松寿夫

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     2017年8月20日~24日に、中国湖南省衡陽市南岳区においてシンポジウム「南岳仏教と聖徳太子」と衡山の実地踏査を実施し、成果を公刊するため本研究費を得た。その目的は、聖徳太子信仰を宗教・文学・歴史・美術などの諸方面から、日本のみならず中国の研究者と協力して、多角的に解明することにある。特に聖徳太子が南岳慧思の後身であるとの説の再検証と、聖徳太子伝に登場する地名の実地検証を重要な課題とした。特定課題の使途は、シンポジウム事前打合せと参加者の旅費補助・会議室使用料・図書費・印刷費などである。他にプロジェクト研究所日本宗教文化研究所が、シンポジウム主催者の一員となり、総合研究機構のシンポジウム開催と出版の補助金を得た。成果は、阿部泰郎・吉原浩人編『南岳衡山と聖徳太子信仰』(勉誠出版)として、2018年5月に刊行される予定。

  • 『心性罪福因縁集』院政期古写本の研究

    2016年  

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    本研究費は、平成27~30年度日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(C)「院政期・摂関期の宗教思想研究―菅原文時と永観を起点に―」の補完的経費として申請した。『心性罪福因縁集』三巻は、日本では『宗鏡録』『万善同帰集』の著者永明延寿の著書として受容されてきた。本書は、永観『往生拾因』に引用され、『今昔物語集』の二話の原拠ともなっている。ところが中国のどの経録類にも見出せないため、延寿真撰か、中国・日本における偽撰か、判断が分かれている。本研究費では、新発見の真福寺蔵院政期古写本を調査し、さらに龍谷大学図書館蔵の元禄版本四部を調査した。本研究の成果は、2017年12月に刊行予定の『中世禅籍叢刊』第12巻「稀覯禅籍集 続」(臨川書店、解説・翻刻吉原担当)などで公表する。

  • 世界最初の仏像の流伝に関する研究

    2015年  

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     本研究は、前近代の中国・日本において世界最初の仏像と信じられていた「旃檀仏」の流伝に関し、どのような伝承があったか、また存在したとされる「旃檀仏」はどこに行ったのかを明らかにする研究の一部をなすものである。この仏像は、中国においては北京紫禁城外の宏仁寺(旃檀寺)に清朝末までは確かに存在していた。しかしこの仏像は、明治33年(1900)の義和団事件(北清事変)に乗じて、ロシア連邦ブリヤート共和国に持ち去られたという。2016年1月に北京に赴き、宏仁寺跡とその周辺の北海公園・雍和宮などを実地踏査した。また、中国国家博物館において、李翎研究員の先導により唐代の塼仏など仏像類を参看し、関連資料を蒐集した。

  • 菅原道真と天神信仰の研究

    2014年  

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     本研究は、平成23~26年度科研費基盤研究(C)「「聖廟文学」の思想―平安朝文人貴族の天神信仰―」(総計4100千円)の補完的経費として申請した。菅原道真という実在の人物を、神として祀る天神信仰に関するもので、文人貴族の信仰と「聖廟文学」と名付けた漢文学作品註釈に絞って成果をあげた。その最終年度にあたり、2014年11月23日、本学戸山キャンパスにおいて、国際シンポジウム「天神信仰と菅原道真」を実施し、研究発表者6名、基調講演者2名及び多数の聴衆が参加した。本助成は、主として基調講演者のロバート・ボーゲン(Robert Borgen)カリフォルニア大学デービス校名誉教授の招聘旅費に使用した。

  • 大江匡房の宗教思想研究

    2005年  

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     本研究は、大江匡房(1041~1111)の宗教思想ならびに、それに関連した未註釈作品の研究を行うことを目的としたものである。吉原は、二松学舎大学21世紀COEプログラム「日本漢文学研究の世界的拠点の構築」の上古・中古日本漢文学班「大江匡房・永観の研究―文人と僧侶の院政期漢文学―」の事業推進担当者でもあるが、この研究と連携しつつ、匡房の思想と文学を追求した。 大江匡房の宗教思想のうち、本年度は特に菅原道真、すなわち天神信仰の研究を重点的に調査した。書誌調査・実地踏査を、京都・太宰府で行い、中国におけるの国際学会で2回、和漢比較文学会例会において1回の口頭発表を行い、その成果を下記の通り論文・註釈として公刊した。 本年度の成果はこれにとどまるものではなく、来年度以降も継続して大江匡房の宗教思想について、発表を続けていく予定である。

  • 「教林文庫」の研究・補足調査

    2005年  

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     「教林文庫」は、西国三十三所観音霊場第三十二番札所として有名な、滋賀県蒲生郡安土町の観音正寺の一坊である教林坊の蔵書を、故福井康順教授の仲介により、昭和32年4月に早稲田大学が一括購入した文庫で、総数は約1、150点に及ぶ。 吉原浩人は、平成13年度~平成15年度科学研究費補助金基盤研究(C)(2)、2001年度~2002年度早稲田大学特定課題助成研究(課題番号2001A-527)、2003年度早稲田大学特定課題助成研究(課題番号2003A-032)の交付を受け、「「教林文庫」の研究」のテーマのもとに、早稲田大学図書館特別資料室「教林文庫」書籍を悉皆調査し、研究成果報告書『「教林文庫」の研究』を作成した。しかし、この研究成果報告書は、校正が不充分なものであり、またごく少部数の印刷のため、関係機関と調査参加者以外には配布されていない。 そこで、本研究においては、再度「教林文庫」蔵書の悉皆確認調査を行い、前記報告書に記載された事項が正しいかどうかの点検を行い、公刊できる形での改訂増補を行うことを目指した。有志研究者・大学院生とともに、詳細な調査と、印記の再撮影を行ったが、膨大な資料を前に、前回調査の問題点が明らかになるばかりで、残念ながら期間内には、全点の再調査を終えることができなかった。今後機会を得て、さらに調査を継続していきたい。

  • 院政期浄土教思想の注釈的研究

    2004年  

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     本研究は、院政期の浄土教思想の担い手である、永観(1032~1111)と大江匡房(1041~1111)の作品の註釈研究を行うことを目的としたものである。二人は、全く同じ時代を生きた人物であり、それぞれ仏教界と文人貴族を代表する人物である。本研究においては、永観の『往生拾因』『往生講式』と、大江匡房の『江都督納言願文集』巻一(身延文庫本)について、詳細な註釈を作成することを目指した。それによって、浄土教理のみならず、当時の思想・宗教・文学・歴史・美術を総合的に検討することになるからである。 大学院生・他大学の研究者とともに、註釈を進めたが、完全な形で公刊することは、年度内にはできなかった。しかし、その成果として、1回の国際学会での発表と、2本の論文を執筆し、その一端を公表することが出来た。来年度には二松学舎大学COE報告書として、『永観講式註釈』を刊行予定であるが、そこには本研究の成果が盛り込まれる予定である。

  • 「教林文庫」の研究

    2003年  

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     本研究は、早稲田大学図書館蔵「教林文庫」蔵書の悉皆調査によって、「教林文庫」の蔵書形成の過程を明らかにし、新たな目録を作成するとともに、併せ文庫の個別の蔵書についても、研究することを目的とする。 「「教林文庫」の研究」に対しては、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(C)によって、平成13年度から15年度まで三年間の補助金が交付された。本特定課題研究補助金は、科研費の三年目に対する単年度の補助であり、科研費を補完するため下記の研究を行った。1、叡山文庫典籍など他文庫の調査を行い、紙焼きコピーを取った。2、調査に必要な、図書・ソフト・消耗品等を購入した。3、「教林文庫」の個別書誌を、補助者とともに取り、約1,100点の図書について、カードに書誌を記録した。また、そのデータをエクセルにすべて入力した。項目は、[教林文庫通番・枝番・刊年・書名・その他題・装丁・数量・法量・刊写年時・西暦・厳覚・覚深・所蔵者署名・印記・旧分類朱・旧分類墨・序跋・刊記・奥書・備考]からなる、詳細なものである。4、カード化した全図書の、表紙・内題・奥書・蔵書印をデジタルカメラで撮影した。総数は約9,000枚となり、約5GBの巨大データとなった。

  • 『教林文庫』の研究

    2002年  

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     本研究は、早稲田大学図書館蔵「教林文庫」蔵書の悉皆調査によって、「教林文庫」の蔵書形成の過程を明らかにし、新たな目録を作成するとともに、併せ文庫の個別の蔵書についても、研究することが目的である。 「「教林文庫」の研究」に対しては、文部科学省科学研究費補助金基盤研究(C)によって、平成13年度から15年度まで三年間の補助金が交付されることが内定している。本特定課題研究補助金は、その当初二年分への補助にあたり、科研費を補完する意味で、下記の研究を行った。1、研究計画実施のため、パソコンと周辺機器・デジタルカメラなどを購入し、データベース化の基礎条件を整えた。また、調査に必要な、図書・辞書・消耗品等を購入した。2、早稲田大学「教林文庫」の個別書誌調査を、補助者とともに行い、約1,100点の典籍についてのカード化作業をほぼ終了した。また、カードの再確認と、データベース化のための入力を開始した。3、研究補助員とともに、叡山文庫典籍など他文庫の調査を行い、紙焼きコピーを取った。5、書誌調査の結果、従来の簡便な目録に漏れていた書籍を、新たに見出すことができた。また、目録の誤りを正すデータも、多く得られた。6、「教林文庫」蔵書の、表紙・奥書・蔵書印について、デジタル化のための撮影をはじめたが、購入したデジタルカメラの性能が不充分なため、満足いくものとはならなかった。

  • 院政期における日本紀の享受

    2000年  

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     平安期における日本紀享受については、その実態が今ひとつ不明確なこともあって、従来等閑視される傾向にあった。日本紀講書は康保2年(965)を最後に断絶し、中原家など特定の家系を除いて、文章道出身の知識人でさえ、日本紀は容易に手に取ることができなかった。これが再び歴史の表面に現れるのは、院政期の鴻儒大江匡房の言説を通じてであった。これまで私は、大江匡房の全体像解明を志してきたが、ひとり大江匡房にとどまらず平安朝の思想全体を見渡した上で、知識階層の日本紀享受を見直す必要があり、本課題の研究を進めることになった。 本年度は、その第一段階として、院政期を中心に日本紀享受の諸相を探ることを目指した。従来から進めている大江匡房の作品の注釈研究を深化させ、同時に『長寛勘文』について、注釈的研究を進めた。また、京都・九州方面に諸文庫の写本撮影と現地調査を兼ねて出張し、文献・資料を蒐集した。 本課題の概説として位置づけられる論文として、1999年に「院政期の日本紀享受」(『国文学 解釈と鑑賞』64-3)を草したが、今後さらに本年度の成果を生かした論文を公刊する予定である。また、同学の志を募って、中世日本紀研究の論文集を刊行することも計画中である。

  • 石清水八幡宮蔵『諸縁起』の研究

    1997年  

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    本研究は、前年度特定課題研究「八幡縁起の研究」に続いて、八幡信仰に関わる古縁起類の基礎的研究と詳細な訳註を作成することを目的としている。 具体的には前年度に続き、鎌倉初期に編纂された八幡縁起の集大成『諸縁起』(石清水八幡宮史料叢書第二巻所収)のうち約五編に、大学院生の協力を得て注釈を加え、個々の作品成立の背景を考察することができた。編数としては少なかったが、長大なものを含んでおり、新たな発見も多く、かなりの成果を挙げることができた。 また、宇佐神宮周辺の調査においては、神宮境内や周辺の摂社・末社約四十社の踏査を行い、縁起に出てくる地名・遺跡を実地に確認した。関西方面においても、文献資料の調査を行った。 なお、既に二年間継続して註釈作業を行っているが、現在三十七編のうち十五編に註釈を施したにすぎない。完成にはまだ二三年必要であるが、引き続きこの二年間の特定課題研究の成果と設備を生かす形で、註釈を完成させ、全体を終了した時点で、単行書として公刊することにしたい。また、個別の縁起の研究成果は、先行して雑誌論文の形で発表する予定である。 なお、『諸縁起』本文の電子化は昨年度中に終了しており、大学院生原克昭氏の作成した詳細な八幡信仰関係の研究文献目録とともに、希望者にフロッピーで配布している。研究成果の発表『諸縁起』全註釈を単行書として刊行の予定

  • 八幡縁起の研究

    1996年  

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     古代・中世八幡信仰の研究は、近年活発に行なわれているが、歴史的視点からの研究が多く、八幡の由来を記した原史料への関心度はいまひとつといえよう。つまり、八幡信仰関係の縁起や記録類を史料として活用はするものの、原典それ自体への分析・研究がなおざりにされることが多いのである。そうした傾向を打破するためには、まず原史料を忠実に読み解いていくことが肝要である。 本研究は、幅広い視点から総合的に八幡縁起を考察することを目的とするが、具体的には、数ある縁起の中から、鎌倉初期に編纂された八幡縁起の集大成『諸縁起』(石清水八幡宮史料叢書第二巻所収)を選んだ。本書は、従来は石清水八幡宮蔵本(重要文化財指定)が知られていたが、冒頭部分が欠失していた。ところが、今回の研究の過程で、本書の写本が別の書名で、龍門文庫・島原松平文庫・内閣文庫なでに蔵されていることが、新たに明らかになった。このうち、島原松平文庫・内閣文庫については、調査を行い、書誌的な成果を挙げることができた。 同時に、本書所載の縁起類約三十篇のうち約十篇に、大学院生の協力を得て、註釈を施し、個々の作品成立の背景を考察することができた。なお、全篇に註釈を施すのは、一年間では不可能であり、当初の計画でもそのように記しておいたが、幸い1997年度特定課題研究においても、研究の継続が認められ、残りの部分についても訳註を作成しつつある。 その成果については、全体を終了した時点で、単行書として公刊する予定であるが、様々な課題も多く、一部は先行して雑誌論文の形で発表したい。また『諸縁起』全文の電子化は終了しており、大学院生原克昭氏の作成した詳細な八幡信仰関係の研究文献目録とともに、希望者にフロッピーの形で配布している。

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