2023/09/30 更新

写真a

ヨウ リツメイ
楊 立明
所属
国際学術院 国際教養学部
職名
教授
学位
修士

所属学協会

  •  
     
     

    日本華僑華人学会

  •  
     
     

    日本中国語学会

研究分野

  • 外国語教育

研究キーワード

  • 中国語・中国文学

 

論文

  • 中国語のリズム(その1)−−「フット」と「持続時間」を中心に

    楊立明

    早稲田大学語学教育研究所紀要   ( 第59号 ) 1 - 20  2004年03月

  • 中国語「岐義文」の意味判定における文ストレスの役割

    楊立明

    早稲田大学語学教育研究所紀要   ( 第58号 ) 33 - 50  2003年03月

  • 中国語の文ストレス(重音)の音声的特徴

    楊立明

    早稲田大学語学教育研究所紀要   ( 第57号 ) 103 - 121  2002年03月

    CiNii

書籍等出版物

  • 留学生的心声

    牧田英二, 楊立明

    同学社  2005年02月

  • 新版 中国文化基礎知識

    中山時子監修, 楊立明, 郭春貴, 孟広学著

    東方書店  2003年04月

  • 新編 例文中心初級中国語

    牧田英二, 楊立明

    同学社  2000年02月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 在日中国人の子どもを取り巻く教育環境に関する調査研究

    科学研究費助成事業(千葉大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2008年
    -
    2011年
     

     概要を見る

    本研究では、国際的に移動する中国人家族を調査し、子どもに対する家庭の教育戦略を移動・適応過程との関わりからとらえなおし、またそうした過程において動員した様々な資本の利用について調査・考察した。調査では首都圏に在住する中国人家族のほか、カナダに再移住した家族や中国に帰国した家族に対しても、追跡の面接調査を行った。その結果、以下の三つの側面から示唆が得られた。(1)子どもに対する教育戦略は移住戦略、異文化に対する適応過程においてとらえる必要があること、(2)異文化適応過程において家族関係、家族の役割変化が起き、在日中国人の場合、特に母親の役割変容が家庭における教育に大きな影響を与えること、(3)移住戦略は子どもの成長などの要因に従って変容し、またその実現に家族が持つ社会的ネットワークに深く関係する

  • 在日中国人の子どもを取り巻く教育環境に関する調査研究

    科学研究費助成事業(千葉大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2008年
    -
    2011年
     

     概要を見る

    本研究では、国際的に移動する中国人家族を調査し、子どもに対する家庭の教育戦略を移動・適応過程との関わりからとらえなおし、またそうした過程において動員した様々な資本の利用について調査・考察した。調査では首都圏に在住する中国人家族のほか、カナダに再移住した家族や中国に帰国した家族に対しても、追跡の面接調査を行った。その結果、以下の三つの側面から示唆が得られた。(1)子どもに対する教育戦略は移住戦略、異文化に対する適応過程においてとらえる必要があること、(2)異文化適応過程において家族関係、家族の役割変化が起き、在日中国人の場合、特に母親の役割変容が家庭における教育に大きな影響を与えること、(3)移住戦略は子どもの成長などの要因に従って変容し、またその実現に家族が持つ社会的ネットワークに深く関係する

  • 中国語声調の発声の自習のためのインタネット利用CAIシステム

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2008年
    -
    2010年
     

     概要を見る

    中国語声調の発声の自習のためのインタネット利用CAIシステムでは、声の高さの変化パタンを視覚的な手掛かりに利用している。二音節語の四声の15種の組み合わせの標準パタンを、6全音音階で表示して、音声サンプルの実測パタンと合わせて提示した。音声サンプルには、有声音源だけで発音される二音節語の表を編集し、無声子音で途切れない実測パタンを提示した。これによって、初級者が声調の特徴を把握するのを,有効に補助することができた。

  • 中国人留学生の言語応用能力と社会適応に関する実証的研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2008年
    -
    2010年
     

     概要を見る

    本研究では、中国人留学生を英語、日本語能力によりグループに分け、言語能力と社会適応の諸側面を調査した結果、以下の成果を得た。(1)適応意識の多様化(2)適応戦略の変化(3)日本語習得と使用意識の相違また、日本で就職した留学生への面接から、大学生活には適応しても企業での適応には困難を抱えているとわかった。環境要因を加味しつつ、就職後、留学生がどのように適応を図っていくか追跡調査をすることが今後の課題である

  • 中国人留学生の言語応用能力と社会適応に関する実証的研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2008年
    -
    2010年
     

     概要を見る

    本研究では、中国人留学生を英語、日本語能力によりグループに分け、言語能力と社会適応の諸側面を調査した結果、以下の成果を得た。
    (1)適応意識の多様化
    (2)適応戦略の変化
    (3)日本語習得と使用意識の相違
    また、日本で就職した留学生への面接から、大学生活には適応しても企業での適応には困難を抱えているとわかった。環境要因を加味しつつ、就職後、留学生がどのように適応を図っていくか追跡調査をすることが今後の課題である。

  • 中国語声調の発声の自習のためのインタネット利用CAIシステム

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2008年
    -
    2010年
     

     概要を見る

    中国語声調の発声の自習のためのインタネット利用CAIシステムでは、声の高さの変化パタンを視覚的な手掛かりに利用している。二音節語の四声の15種の組み合わせの標準パタンを、6全音音階で表示して、音声サンプルの実測パタンと合わせて提示した。音声サンプルには、有声音源だけで発音される二音節語の表を編集し、無声子音で途切れない実測パタンを提示した。これによって、初級者が声調の特徴を把握するのを,有効に補助することができた

  • 中国語声調の言語学的・音響学的データを踏まえたインタネット利用の指導システム

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2005年
    -
    2007年
     

     概要を見る

    平成17年度(第1年度)に試作した中国語四声の聴取の指導システムについて,平成18年度(第2年度)には,「中国語四声弁別のためのCAIによる自習システム」として,レンタルサーバに保存してインタネットを通して,早稲田大学の中国語教育の教員を介して,学習の初期段階の学生に公開して,試用実験を行った.その自習過程の解析にもとづいて,声調の音響的特徴の詳しい解説を追加,ピッチパタンと合わせて音声波形の図形を表示,ピッチパタンの表示を音階尺度に変更,声調の聴きやすさによって単語を再配列,2声と3声に集中した単語表を追加などの修正を加えた.
    平成19年度(最終年度)には,試用実験での問題点についてこれらの修正を加えたシステムで,さらに広い範囲へ公開して試用実験を継続したが,その過程で,とくに以下の項目を取り上げた.1)単語の提示の前に注意を集中できるように1秒間の無音区間を挿入した.2)自習の所要時間を短縮するためのアルゴリズムとして,回答の正誤の履歴に応じた最適な難しさの次の単語表を自動的に選択して提示する.また,予習のあとで誤答の単語だけ練習できるアルゴリズムも有効に組み合わせることができた.3)教場での教師の発声による直接の指導とCAIシステムによる自習が,同等な結果が得られることも実験的に確かめた.

  • 中国語声調の言語学的・音響学的データを踏まえたインタネット利用の指導システム

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2005年
    -
    2007年
     

     概要を見る

    平成17年度(第1年度)に試作した中国語四声の聴取の指導システムについて,平成18年度(第2年度)には,「中国語四声弁別のためのCAIによる自習システム」として,レンタルサーバに保存してインタネットを通して,早稲田大学の中国語教育の教員を介して,学習の初期段階の学生に公開して,試用実験を行った.その自習過程の解析にもとづいて,声調の音響的特徴の詳しい解説を追加,ピッチパタンと合わせて音声波形の図形を表示,ピッチパタンの表示を音階尺度に変更,声調の聴きやすさによって単語を再配列,2声と3声に集中した単語表を追加などの修正を加えた.平成19年度(最終年度)には,試用実験での問題点についてこれらの修正を加えたシステムで,さらに広い範囲へ公開して試用実験を継続したが,その過程で,とくに以下の項目を取り上げた.1)単語の提示の前に注意を集中できるように1秒間の無音区間を挿入した.2)自習の所要時間を短縮するためのアルゴリズムとして,回答の正誤の履歴に応じた最適な難しさの次の単語表を自動的に選択して提示する.また,予習のあとで誤答の単語だけ練習できるアルゴリズムも有効に組み合わせることができた.3)教場での教師の発声による直接の指導とCAIシステムによる自習が,同等な結果が得られることも実験的に確かめた

  • 中国語語圏における遠隔授業に見られる異文化交流の新しい可能性と問題点

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2002年
    -
    2004年
     

     概要を見る

    遠隔接触場面(以下、「遠隔」)の実態を客観的に把握し、学習者と母語話者の談話特徴を分析し、「遠隔」による新しい授業形態の可能性を明らかにすることが本研究の目的である。3年間の研究期間を通して、遠隔授業及び従来型授業のビデオを文字化し、100万字以上の談話コーパスを構築した。談話内容を瞬時に母語別、話題別、授業形態別に検索し、計量的に分析可能となった。研究成果としては主に以下の通りである。
    1)授業形態の研究。遠隔授業と従来型授業における学習者と母語話者の発話を分析し、学習者の学習スタイルやコミュニケーションの特徴を検証してきた。「遠隔」では、心理的な場が共有されにくく、コミュニケーション障害が起こりやすいこと、教員はコーディネーターやサポーター役に徹する必要があることを指摘し、授業テーマの吟味、複数交流チャンネルの併用、教具の活用など、具体的提案を行った。
    2)言語習得の研究。談話コーパスによって学習者と母語話者の文法使用状況を網羅的に調査し、その傾向と原因を分析した。「遠隔」では、心理的プレッシャーと文法習熟度と複雑に絡み合い、学習者の言語使用に影響があると指摘した。また、学習者のフィラーは、頻度は高いが単純化する傾向があり、言語能力が低く評価される可能性があることを指摘した。
    3)異文化コミュニケーションの研究。「遠隔」は異文化接触場面でもある。異文化接触の機会は貴重ではあるが、不要な文化衝突を避けるためには、身近な話題をテーマとしたほうがよい。TV会議による遠隔接触場面の交流では「あるカテゴリーに属する自分」として自文化の代言者になる傾向がある。個人レベルの交流を促進するために、ビデオチャットなど1対1の対話チャンネルの併用が重要であることを指摘している。
    本研究で構築してきたコーパスは、プライバシー保護のためのいくつかの作業を経た上での公開となる。

  • 中国語チュートリアルシステムの国際共同開発

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    研究期間:

    2002年
    -
    2004年
     

     概要を見る

    北京大学および台湾師範大学と共同で、中国語口語能力に焦点をあてた教学プログラムの国際開発を行った。平成14年はインターネット経由による両校からの授業配信実験を行い、平成15年より授業管理プラットフォームの構築(http//www.tcwaseda.net/tc/)、インストラクター養成法、テキスト共同編集、平成16年にはWeb作文添削、自動クラス分けWeb試験の開発、授業と連動したCallドリルなど教学プログラムの開発を行った。
    平成15年より早稲田大学正規科目として、北京大学から136駒、台湾師範大学から84駒、計220駒の遠隔授業を配信。平成16年度は、北京から216駒、台湾から144駒、計360駒を学生250名に配信完了した。この他、平成15年度前後期計240駒、16年度前後期計480駒の対面授業も平行して実施した。外部客観テストによる検証の結果、本受講生の語学力は、平成15年半期で平均10%、16年は20%向上、最高得点が985点(満点1000点)など、顕著な学習効果を挙げた。
    平成14年12月、北京大学計算語言学研究所,台湾師範大学・韓国高麗大学など国内外遠隔授業と研究者40名を招聘し、「中国語国際遠隔教育の実践と展望」を開催し、成果を論文集にまとめた。平成15年以降、中国語corpus研究会を5回主催した。平成16年度より早稲田大学会員企業と産学協同で教学配信プログラム・口語能力判定テスト・携帯電話端末対応CALLドリル・中国語声調自動矯正システムの開発を行った。

  • 中国語発音に基づく中国地名・人名の仮名表記とその体系化に関する研究

     概要を見る

    本プロジェクトにより以下のような研究成果が得られた。1.洗練されたjピンイン体系(1)2ヶ年にわたる聴取実験結果をもとに、特に混同しやすい音節を中心にjピンインを綿密に修正した。(2)また、jピンインの体系化の立場から,統一性を目指して表の調整を行った.(3)修正したjピンインの妥当性をテストするために、再度中国の大連で聴取実験を行った(男女各10名,計20名の学生を被験者と選んだ)。実験した結果より修正案の有効性が確認された。(4)配布用中国語音節表を作成した。2.中国語固有名詞入力支援システムの試作(1)中国語人名・地名データベースのプロトタイプを作成した。(2)従来の中国語入力・検索手法について調査・分析し、問題点を明らかにした。(3)作成されたデータベースを検索するための新しい中国語入力システムを開発した。(4)作成した中国語固有名詞入力支援システムについて、中国側の専門家の意見を伺い、妥当性を確認した。3.研究成果の社会貢献(1)本研究成果は、論文誌Terminology Standardization & Information Technologyに掲載されるとともに、East Asia Forum on Terminologyにも評価され,EAFTerm Newsletterに招待論文として掲載された。さらに、jピンインの成果は、NHKテレビ中国語講座などの教育の場にも採用された

  • 中国語固有名詞の中日表記対応辞書とその知的検索支援システムの構築

     概要を見る

    本研究は当初の計画に従い以下の研究成果を得た。1.中国語音節片仮名表記法(jピンイン)の最適化中国在住の中国語母国語話者を対象とする聴取実験により、中国語音節の日本語仮名表記法(jピンイン)を体系として最適化した。なお、以下の研究成果はこの成果に基づき実現されたものである。2.日中対応表記辞書のコンテンツの作成と評価一般旅行者用観光ガイドブックの索引情報や中国資料集を素材として、一般観光客に有用な地名(観光地名477個、都市名80個)および主要な人名(姓51個、名45個)を網羅的に収集し、データベースシステムACCESS2000に格納した。また、学術的観点・実用的観点からの妥当性を確認した。3.知的検索支援システムの実装と評価中国語未学習の日本人でも比較的容易に入力できるように、ピンイン入力、偏や旁さらには画数による文字候補限定による入力の他に、図形的類似に着目する「日中類似変換」方式を提案し、知的検索支援システムとして実装し、学術的観点・実用的観点から妥当性を確認した。4.日中表記対応辞書のシステムとしての評価上記の中日表記対応辞書と知的検索支援システムとをHTML、php、VB、MySQLにより作成し統合した。中国語(GB2313コード)入力に関しては既存の日本語用IME(4,402文字)と上記4の方法(2,361文字)を併用する方式を採用した。5.Webサーパーの構築とWeb化の実験上述の成果をWeb形式で公開するためにWebローカルなサーバーを構築し、マニュアルのオンライン化を含めWeb化実験を行ない、初の計画通りの動作を確認した。6.システムの総合的評価最終年度統合した辞書・検索システムをアンケート形式で総合的に評価し、表示画面の構成、操作性、機能性に関し概ね良好であることを確認した

  • 日中双方の留学生における異文化適応に関する通時的研究

     概要を見る

    中国人が日本留学を目指して、1978年の改革開放政策以来、30年近くたった。日本政府の10万人留学生受け入れ政策と相まって、中国人留学生は外国人留学生の中の最大ループにまで成長した。一方、日中関係の緊密化につれて、日本人の中国留学も盛んになり、中国で学習する留学生の中で、2番目に大きいグループになっている。人数のみならず、留学生を取巻く環境、留学生のニーズも多様化してきた。留学生の多様化と共に、彼らが直面している異文化適応の問題も複雑になり、多岐にわたっている。新時代における日中双方留学生の異文化適応の実態解明が、本研究の目的である。本研究の特色は以下の3点である。先ずは、双方向性である。日中双方の留学生に同時に調査を行い、その留学実践を相対化したため、より客観的な評価が出来た。2つ目は縦断的調査を3年間継続したため、異文化適応の過程を日々の変化としてとらえることができた。3番目は参加型の研究である。研究グループの全員が留学生教育や留学業務の担当者であり、留学生の受入れと送り出し双方の仕事に携わっている。また、調査対象も、ただ受動的な被験者だけではない。データを提供すると同時に、留学政策の提言者にもなっている。調査側と調査される側の協働的作用により、信頼関係が生まれ、データに信憑性をもたらした。本研究の主な成果は以下の3点である。まずは、3年間の調査を通じて、アンケート、留学日記、インタビュー及び国際学生座談会記録など膨大な基礎資料を蓄積してきた。そして、初期の留学第1世代と比較しながら、今の留学第2世代が直面している問題点と彼らの適応戦略を分析し、その実態を解明した。さらに、日中大学間のダブルディグリープログラムの実践に焦点を当て、日中留学の新しい試みをリアルタイムで検証した。これらの成果は今後の留学生研究に大いに活用されることが期待できる

▼全件表示

 

現在担当している科目

▼全件表示

 

他学部・他研究科等兼任情報

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

特定課題制度(学内資金)

  • 日中双方留学生の異文化適応の実態に関する通時的調査

    2004年  

     概要を見る

     本研究は日中双方の留学生が異文化適応のプロセスに関する通時的研究であるため、留学前、留学中と留学後の全過程を長期間の持続調査が必要である。2004年度の研究はその予備調査の段階に当たる。 本年度の主な成果は以下の5点:  ①研究協力チームの組織作り。A)2005年度北京大学や復旦大学のダブル・ディグリーやTSAプログラムに参加予定の日本人学生チーム;B)中国大陸や台湾など中国語圏から本大学国際教養学部に来ている留学1年生チーム;C)中国から早稲田大学及び慶応大学に来ている院生チーム;D)日本語学校に通う就学生など四つのチームを組織化し、留学生自身が参加可能な研究組織を作った。 ②チームリーダを通して、横断的予備調査(アンケート)及び縦断的予備調査(追跡インタビューや留学日誌)を実施した。特に上述Aチームに対しては留学前の準備段階からデータの収集を取り組み、分析を加えた。今後ダブル・ディグリープログラムを推進するための基礎資料として蓄積してきた。 ③データベースの構築。調査で得た文字資料及び映像資料のデータベース化を試みた。将来、調査対象の増加や調査期間の長期化に備え、大量なデータを瞬時にグループ別、テーマ別に検索し、統計分析の簡便性を図った。 ④中国人留学生のインタビュー内容に基づき、「留学生的心声」という異文化理解の教科書を出版した。 ⑤北京、上海の提携校及び早稲田大学北京事務所スタッフの研究協力を得て、長期にわたる持続研究の環境を整えた。  本研究で得た基礎的データは今後留学プログラムの企画や実施に深く寄与し、また、留学生自身による研究協力チームの運営経験が彼ら今後の留学生活においても活用可能である。例えば、学習相互支援、異文化環境適応及び危機管理などの面でのネットワーク機能が期待できる。 なお、本研究の成果に基づき、より広いテーマで、今年度の文部科学省科研費の申請をしている。