岡田 純一 (オカダ ジュンイチ)

写真a

所属

スポーツ科学学術院 スポーツ科学部

職名

教授

ホームページ

http://www.waseda.jp/sem-training/

兼担 【 表示 / 非表示

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

学位 【 表示 / 非表示

  • 早稲田大学   博士(スポーツ科学)

経歴 【 表示 / 非表示

  • 1992年
    -
    1994年

    (財)日本体育協会スポーツ科学研究所研究員

所属学協会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     

    日本スポーツ方法学会

  •  
     
     

    日本トレーニング学会

  •  
     
     

    NSCAジャパン

  •  
     
     

    日本体力医学会

  •  
     
     

    日本体育学会

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • スポーツ科学

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • スポーツ科学

論文 【 表示 / 非表示

  • Effects of Resisted Sprint Training on Sprint Performance in High School Baseball Players

    Yuta Sekine, Junichi Okada

    American Journal of Sports Science   4 ( 5 ) 90 - 97  2016年09月  [査読有り]

  • Difference in the recruitment of hip and knee muscles between back squat and plyometric squat jump.

    Sugisaki Norihide, Kurokawa Sadao, Okada Junichi, Kanehisa Hiroaki

    Difference in the recruitment of hip and knee muscles between back squat and plyometric squat jump.   9 ( 6 )  2014年  [査読有り]

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    :Athletes who aim to improve both muscular endurance and power often perform exercises that involve similar joint actions under different lifting conditions, such as changes in the load or speed, which are implemented at different times during a periodized exercise program or simultaneously. The prescribed exercises are considered to recruit the same muscles even if the lifting conditions differ to each other. The present study aimed to clarify this by examining whether the recruitment of individual hip and knee muscles during the squat exercise differs between lifting conditions adopted for muscular endurance and power training regimens. Moderately trained men performed back squats (BS), with a load of approximately 60% of one repetition maximum, as a muscular endurance training exercise, and they performed plyometric squat jumping (PSJ) for power training. During each exercise, the lower limb joint torques and the recruitment of five hip and knee muscles were determined with inverse-dynamics and T2-weighted magnetic resonance imaging, respectively. While the maximal and mean knee joint torques were greater during PSJ than during BS (p<0.01), the T2 values for the quadriceps femoris muscle did not differ between the exercises. In contrast, the T2 values of the gluteus maximus and hip adductor muscles were higher during PSJ (p<0.05) than during BS, although there was no significant difference in the mean hip extension torque between the two exercises. The current results indicate that the individual use of the agonist muscles differs between BS and PSJ, and it does not always correspond with the joint kinetics during the exercises. Therefore, in addition to the exercise type, the lifting condition should also be taken into consideration as a determinant of the major muscles trained during a resistance exercise.

    DOI

  • Intensity-level assessment of lower body plyometric exercises based on mechanical output of lower limb joints

    Norihide Sugisaki, Junichi Okada, Hiroaki Kanehisa

    JOURNAL OF SPORTS SCIENCES   31 ( 8 ) 894 - 906  2013年04月  [査読有り]

     概要を見る

    The present study aimed to quantify the intensity of lower extremity plyometric exercises by determining joint mechanical output. Ten men (age, 27.3 +/- 4.1 years; height, 173.6 +/- 5.4cm; weight, 69.4 +/- 6.0kg; 1-repetition maximum [1RM] load in back squat 118.5 +/- 12.0kg) performed the following seven plyometric exercises: two-foot ankle hop, repeated squat jump, double-leg hop, depth jumps from 30 and 60cm, and single-leg and double-leg tuck jumps. Mechanical output variables (torque, angular impulse, power, and work) at the lower limb joints were determined using inverse-dynamics analysis. For all measured variables, ANOVA revealed significant main effects of exercise type for all joints (P&lt;0.05) along with significant interactions between joint and exercise (P&lt;0.01), indicating that the influence of exercise type on mechanical output varied among joints. Paired comparisons revealed that there were marked differences in mechanical output at the ankle and hip joints; most of the variables at the ankle joint were greatest for two-foot ankle hop and tuck jumps, while most hip joint variables were greatest for repeated squat jump or double-leg hop. The present results indicate the necessity for determining mechanical output for each joint when evaluating the intensity of plyometric exercises.

    DOI

  • マスターズ・ウエイトリフティング選手の骨密度,筋力,筋断面積から見た高強度レジスタンストレーニングの影響

    岡田純一, 柳谷登志雄, 倉持梨恵子, 鳥居俊

    スポーツ科学研究   10   49 - 61  2013年04月

  • ウエイトリフティング選手におけるスナッチおよびスクワットの最高挙上重量と特異動作パワーの関係

    岡田純一

    スポーツ科学研究   10   151 - 163  2013年04月

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • ストレングス&コンディショニングⅡ【エクササイズ編】

    大修館書店  2003年11月

  • ストレングス&コンディショニングⅠ 【理論編】

    大修館書店  2003年04月

Works(作品等) 【 表示 / 非表示

  • 2006年全日本大学対抗女子ウエイトリフティング選手権大会優勝

    2006年10月
    -
     

  • 2005年全日本大学対抗女子ウエイトリフティング選手権大会優勝

    2005年09月
    -
     

受賞 【 表示 / 非表示

  • 日本ストレングス&コンディショニング協会2008年度最優秀論文

    2009年06月  

  • 秩父宮記念スポーツ医・科学賞奨励賞(スポーツ栄養研究プロジェクトグループ)

    2001年06月  

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 伸張性運動に伴って生ずる筋損傷に対する非侵襲的なバイオマーカーの妥当性

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2022年03月
     

     概要を見る

    激しい運動は時に筋損傷(EIMD)を誘発する。多くの先行研究では血中クレアチンキナーゼ(CK)を利用してきた。一方、近年骨格筋を構成する蛋白質であるタイチンのN-末端断片(TNF)が、EIMDに伴い尿中に遊離し、CKと同様の濃度変化を示すことが報告され、尿をEIMDの指標として使用できる可能性が示唆された。本研究は、運動に伴うEIMD評価におけるTNFの妥当性を検討するために、Ⅰ性別、年齢、運動経験が異なる者を対象にTNFの変化、およびⅡEIMDが発症しない持久性運動後のTNFの変化を観察することで特性の異なる被験者への応用や運動様式の違いによるTNFの変動動態を明らかにしていく。激しい運動は時に筋損傷(EIMD)を誘発する。多くの先行研究ではEIMDの発現を評価するために、客観性に優れるバイオマーカーを使用してきた。現在のバイオマーカーは、血中に遊離するクレアチンキナーゼ(CK)の活性変化を評価対象としてきたが、採血には侵襲性を伴うことから被験者の負担が大きい事が問題視されてきた。しかし近年骨格筋を構成する蛋白質であるタイチンのN-末端フラグメントが、EIMDに伴い尿中に遊離し、CKと同様の濃度変化を示すことが報告されたことにより、尿試料をEIMDのバイオマーカーとして使用できる可能性が示唆された。本研究は、運動に伴うEIMD評価における尿中タイチンN末端フラグメント(UTF)の妥当性を検証することを目的とし種々の調査および成果発表を進めた。性差がUTFへ与える影響について、女性群10名、男性群10名を対象に肘関節屈曲筋を対象に、伸張性収縮運動を10回3セット実施した。その結果、全測定項目で群間差が認められなかった。しかし、両群ともに運動課題を最大努力にて実施したにも関わらず、女性群の等尺性最大筋力あたりの仕事量が、男性群と比較して有意に低値を示した。したがって、本研究ではUTFの性差がないものの、今後、運動課題の負荷量を統一して再確認していく必要が考えられた。この他、EIMDが短縮性収縮運動では発症せず、伸張性収縮運動後に特異的に発症することに着目し、持久性運動に関する実験を進めた。この他、UTFが伸張性収縮運動によって発症するEIMDに対して特異的に反応していること、およびUTFが運動誘発性筋損傷の保護効果であるRepeated bout effectを反映する生化学マーカーであることなどを論文発表した。本研究では、UTFのバイオマーカーとしての妥当性を保証する知見を確実なものにするために、Ⅰ:性別、年齢、運動経験が異なる者を対象にUTFの変化を検証すること、およびⅡ:EIMDが発症しないと言われている持久性運動後のUTFの変化について観察することに取り組んでいる。その上でⅠの諸課題を2019および2020年度において実施する計画であったが、妥当性の検証に関する計画とその課題の実施順序を再考した。そのため、Ⅰの性別に関する研究に並行し、Ⅱを開始した。性差がUTFへ与える影響について、女性群10名、男性群10名を対象に肘関節屈曲筋を対象に、伸張性収縮運動を10回3セット実施した。その結果、全測定項目で群間差が認められなかった。しかし、両群ともに運動課題を最大努力にて実施したにも関わらず、女性群の等尺性最大筋力あたりの仕事量が、男性群と比較して有意に低値を示した。したがって、本研究ではUTFの性差がないものの、今後、運動課題の負荷量を統一して再確認していく必要が考えられた。この性差に関する研究についてデータ取得を終え,分析を進め投稿の準備段階となっているが、例数の追加も課題として考えられる。並行して持久性運動に関する研究(Ⅱ)のデータ取得を進め、10例程度の測定を終えたが、コロナ禍となり中断している。事態の収束を見て再開を目指すところである。2020年度前半は2019年度に続きUTFの持つEIMDに対する特異性を検証するために、短縮性自転車運動を用いた「EIMDが発症しない持久性運動後のUTFの変化」を検討する。すなわちCKは長時間の持久性運動で上昇する可能性が高いが、伸張性収縮の生じない自転車運動においてEIMDは発現しない、かつUTFに変化が生じないことを確認し、CKとUTFの発現動態に相違があることを確認することができれば、UTFがEIMDに対して特異的なバイオマーカーと確認できる。引き続き、「運動経験や年齢とUTFの関係」について検討していく。CK活性値は現在の運動状況に左右されやすく、先行研究では日ごろから習慣的に運動を行っている者は行っていない者に比べてCK活性値が上昇しにくいことが報告されている。また、高強度伸張性運動後の筋線維を評価した先行研究では、若年者と比較して高齢者の方がより強く損傷しており、CK活性値も高値を示したことを報告されている。これらの結果を受け、運動習慣のない高齢者、あるいは習慣的に運動を行っている者を対象として高強度伸張性運動課題が尿中UTFに及ぼす影響を検討する。これら一連の実験・測定を2020年度に終え、以後は検体の分析、データ解析を進めていく。2021年度はデータ解析およびそれに基づく成果報告を中心に進める予定である

  • ウエイトリフティングにおける競技力と筋の分布および出力特性

    研究期間:

    2012年04月
    -
    2015年03月
     

     概要を見る

    本研究はウエイトリフティングにおける競技力の差異に影響する筋量や筋出力に関する因子を明らかにすることを目的とした。競技力と身体組成、筋厚の関係を検討するため、①超音波法による筋厚測定、さらに詳細に筋の分布および筋出力と競技力の関係を検討するため、②筋断面積、単関節筋力および多関節パワーを評価した。①の対象は高校選抜大会入賞者50名、②は高校、大学および成年の国内トップ選手22名(男子13名、女子9名)であった。その結果、大腿後部および上肢の筋量が重要であることが確認されるとともに、挙上重量の高い選手において、股関節伸展筋群の単位断面積当たりの筋力が高い可能性が示唆された

  • 高齢者におけるレジスタンストレーニングおよび電気刺激トレーニングが歩行能力および下肢筋群の機能に及ぼす影響

    研究期間:

    2005年
     
     
     

  • 健康増進を目的としたフィットネスファームの創生に関する研究

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2000年
    -
    2001年
     

     概要を見る

    本研究では、本学所沢キャンパス周辺住民を対象として実施された各種フィットネスプログラムならびに所沢地域住民に対する無作為抽出調査の結果を基盤として、1)フィットネスプログラム参加者の特徴を推計し、2)各々のプログラム(介入)が当人の健康状態あるいはライフスタイルをどのように改善するのかについて検証し、3)その参加者がその後どのように運動を継続して健康的なライフスタイルを保持していくかということを評価することを目的とした。
    平成12年度は、早稲田大学所沢キャンパス周辺住民から無作為に抽出された人々(1000人)を対象として日常生活活動・運動習慣・健康意識・QOLなどに関する質問紙調査を実施した。その結果を踏まえて各種フィットネスプログラム参加者の特徴を分析した。その結果を踏まえて各種フィットネスプログラム参加者の特徴を分析した。その結果、(1)男性対女性の割合が1:2で、(2)50歳以上が半数を占め、(3)女性では主婦、男性では無職と、(4)比較的平日の自由時間が多いという特徴が抽出された。また、健康・体力及び運動・スポーツについての意識と実態を、市民と比較すると(1)健康・体力に、食生活や運動・スポーツの実践で注意を払いながらも、(2)いまだ運動不足と感じており、(3)定期的にウオーキング、軽い体操、ハイキングを、(4)それら運動・体力つくりと運動不足という意識から実践している点が特徴的であるという知見を得た。
    平成13年度は、特に「ウオーキングプログラム」の参加者を対象として、介入プログラム実施後の身体活動量の定着におよぼす要因ついて検証した。その結果,プログラム終了1年後の日常生活活動量(日歩数)において,教室指導群では高値を維持し,自主歩行群ではプログラム前の値と有意な差がみられなくなり逆戻りするという傾向にあった.また,プログラム前の日常生活活動量の低い者ほど,維持期においても有意に高値を示し,プログラムの効果は高かった.
    このフィットネスファームの枠組みが確立したことによって多様な研究ができる基盤が整った。今後の展望としては、提供するプログラムへの参加者類型を特化することによって、「どのような人々に対して」・「どのようなプログラムを実施すれば」・「どのような効果が現れるか」という行動科学的観点からの研究も展開可能となり、新たな成果も期待できる。

  • 高齢者の筋骨格機能維持のための運動処方の開発と評価

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2000年
    -
    2001年
     

     概要を見る

    (1)変形性膝関節症軽症例に対する新たな運動療法の開発とその効果判定
    大学近郊に在住の中高年齢女性で変形性膝関節症の症状を有する30名に対して、荷重負荷によらない方法で膝・関節周囲筋力の増大を促す運動療法教室を実施し、大部分の参加者で股関節周囲筋力が増大し、膝痛の軽減や歩行テストでの心肺機能の向上も見られ、悪化した者はなかった。
    今年度さらに歩行動作の分析を行い、歩幅の増加した者では股関節周囲筋力の増大が著明であり、特に股関節内転筋力の増加が外転筋力より勝っていること、股関節内転筋力の高い者では立脚荷重時の膝の外側への変位量が小さいことなどが得られた。
    以上の結果より、従来は膝関節周囲筋力を強化する運動療法が主流であったが、股関節周囲筋力に主眼をおいた運動療法によりさらに効率の良い進行予防が可能となる可能性が示唆された。
    (2)骨粗鬆症予備軍に対する骨密度維持を目的とした運動療法の開発とその効果判定
    骨粗鬆症の予備軍となる閉経期前後の女性36名を応募により募集し、下肢から体幹への衝撃負荷を加える週1回の運動療法教室と自宅での運動処方ならびにその記録を行わせた。教室開始前・中間期・終了時に体格・体力評価、X線検査、血液検査、骨密度測定など体力科学・医学的に評価を行った。なお、教室で採用した運動療法は床反力測定によりどの年代でも体重の1.5倍を超える負荷を及ぼしていた。その結果、全体としてDXA法による腰椎骨密度の維持と超音波法による踵骨骨評価値の上昇が見られた。しかし閉経期の者でのみ腰椎骨密度は減少した。骨代謝は中間期まで骨形成亢進を伴う高回転化となったが、後半に骨形成が低下した。従って、運動強度に馴化した後の負荷の設定や閉経期に対する運動療法にさらに改善が必要である。

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • そり牽引トレーニングが高校生野球選手の走パフォーマンスに及ぼす影響

    第66回日本体力医学会大会  

    発表年月: 2011年09月

特定課題研究 【 表示 / 非表示

  • 伸張性運動に伴って生ずる筋損傷に対する非侵襲的なバイオマーカーの妥当性

    2018年   鈴木克彦

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    本研究は,タイチンNフラグメント(TF)が持つバイオマーカーとしての妥当性を検討するために,運動誘発性筋損傷中の尿中TF濃度と血中Creatine Kinase(CK)活性値および筋損傷諸指標との相関関係と,各被験者の尿中TF濃度応答の相違を決定する要因を明らかにすることを目的とした.健常男性16名に対し,肘関節屈曲筋群の最大伸張性収縮運動実施前,運動直後,24〜144時間後に諸測定を実施するとともに,質問紙によりトレーニング履歴を得た.その結果,TFはCKおよびその他筋損傷指標と強い相関関係を持ち,各被験者の尿中TF濃度の相違にはトレーニング履歴が要因として関与していることが示唆された.

  • ウエイトリフティングにおける競技力と筋の分布および出力特性

    2011年  

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    【緒言】ウエイトリフティング競技においては、スナッチおよびクリーン&ジャークの2種目による挙上重量の合計(トータル)によって順位が決定される。ウエイトリフティング選手を対象とした研究において、挙上動作のバイオメカニクス的研究、選手の形態および身体組成(体脂肪率、除脂肪体重、筋断面積)、あるいは筋力、パワー出力に関する検討など様々な側面から検討がなされている。 除脂肪体重は競技成績に関わる身体的因子として確認されており(加藤ら1990、岡田ら1995)、下肢の筋断面積あるいは筋量を評価した研究においても同様の結果が報告されている(金久ら1989)。 しかし、競技は階級制(男子8階級、女子7階級)であり、一部の階級(男子56kg級および105kg超級、女子48kg級および75kg超級)を除き、各階級では女子5-6kg、男子6-11kgの範囲の体重の者が出場していることになる。したがって、同一階級内では、ほぼ同様な除脂肪体重あるいは筋量であるもの同士が争っていることになるが、当然ながら競技成績においては選手間に差が生まれている。 例えば、ジュニア世界選手権に出場する選手においては、技術的に他国と目立った遜色は無いにも関わらず、バーの挙上時に発揮されているパワーは同大会優勝者が35%高値を記録している(Okada et al。 2008)。すなわち、一般的傾向として競技力(挙上重量)は除脂肪体重あるいは筋断面積と相関しているけれども、それらだけでは実際の競技力を反映できていない。同程度の除脂肪体重(筋量)のものが争い、その中で挙上重量に差が生じている背景として、神経系の働きや筋断面積あたりの筋力、などがその因子として推察されるが、ウエイトリフティング選手を対象として、この点に焦点を当てた研究は報告されておらず、推測の域を出ていない。本研究はウエイトリフティング選手の競技力の差違に影響する筋量やその分布に関する因子を明らかにすることを目的とした。【方法】対象者はウエイトリフティング競技者89名であった。その内訳は男子61名、女子28名である。さらに日本ウエイトリフティング協会医科学委員会の協力を得て、測定の機会をナショナル合宿、高校エリート合宿、および全国高校選抜大会とした。その結果、対象者の属性を女子3群(ナショナル、高校選抜、大学生)、男子4群(ナショナル高校、エリート、高校選抜、大学生)とした。しかし、全ての群に共通した測定は筋厚だけであり、身体組成は高校選抜群だけとなった。インピーダンス法による身体組成計測器(Inbody720)によって、高校選抜群についてだけ体重、体脂肪率、除脂肪体重を求めた。筋厚の分布を評価するため、安部らの方法に基づき、右側の上腕前部、上腕後部、腹部、下背部、肩甲骨下部、大腿前部、大腿後部、下腿前部、下腿後部に探触子を当て超音波画像を撮像した。得られた画像から皮下脂肪と骨および腹腔までの距離を計測し、装置が規定したスケールを使用し実長換算しmmで表した。【結果】男子においては、下腿後部を除いて競技レベルの高い群の方が筋厚が厚い傾向にあった。また高校選抜群が低値で高校エリート群はナショナル群に匹敵する筋厚値であった。同じく女子においては全ての筋厚値においてナショナル群が高値を示していた。除脂肪体重と競技記録の関係については高校選抜群男女と先行研究のナショナルチーム(岡田ら1995)と中学生男子と比較した。その結果、4群ともに除脂肪体重と挙上記録の間に有意な正の相関関係を認め、且つその回帰式の傾きに差は無かったが、切片が異なっていた。すなわち同じ除脂肪体重であっても、その挙上記録のレベルが異なっていることが観察された。ナショナル群が最も高く、次に高校選抜男子群、さらにその下に高校選抜女子群と中学生男子が同様に位置していた。【考察】筋厚分布から、競技レベルの高い群に優位であったのは、上腕後部と大腿後部が注目される。また、男子高校エリート群は高校選抜群よりもナショナル群により近い傾向にあり、高校時代に卓越した身体(ナショナルに匹敵する筋厚)を獲得した選手が、のちにその筋量あたりの出力を高めて記録を向上させていく様相が推察される。また、この傾向は除脂肪体重を筋量の指標と考えると、競技レベルの向上にともなって、筋量あたりの挙上記録の向上が主因であることが推察された。【結論】 ウエイトリフティング選手の挙上記録に影響の強い部位として、上腕後部および大腿後部である可能性が示唆された。また、除脂肪体重が挙上記録と相関の高い因子であるけれども、除脂肪体重あたりの挙上記録を高めることが競技レベルの向上のために求められることが推察された。

  • 青年期の運動履歴が中高年期におけるスポーツ活動歴と体力プロフィールに及ぼす影響

    2002年   加藤 清忠, 矢島 忠明, 小野沢 弘史, 宮城 淳, 柳谷 登志雄, 鳥居 俊, 宮内 孝知

     概要を見る

    大学運動部出身者の中高年期における運動・スポーツ習慣の実態を明らかにすることを目的とし,過去の運動経験および現在の運動習慣に関する質問紙調査を実施した.9つの競技種目(野球、漕艇、陸上、テニス、柔道、水泳、アメリカンフットボール、ウエイトリフティング)の本学体育各部出身者2,145名に対して調査用紙を配布し,777名から回答を得た.その結果,以下のようなことが明らかとなった.1)98.4%が日常生活の中で運動やスポーツは大切だと考えていた.2)在学時の週間頻度は全体で5.56±1.57日/週,一日の平均練習時間は3.23±1.44時間/日であった.高値を示したのは頻度において水泳(6.14日/週),時間においては庭球(4.62時間/日)であった.3)大学卒業後も定期的な運動を継続したものは59.6%であった.そのうちゴルフの割合が34.4%を占めていた.しかし,4日/週以上の高い週間頻度を有するものの中でもっとも実施されていたのはウォーキング(34.8%)であった.4)健康・体力増進を目的としてスポーツを行うものが多数であるが,勝つために行うという意識が一般よりも高かった.また,現状をさらに改善したいという意欲が高かった.5)大学卒業後も運動を継続している群では31.9%が人並み以上の体力があると感じていた.非継続群においても一般より体力が低いと感じているのはごく少数(6.5%)であった.以上の結果から,大学運動部出身者は学生時のスポーツ経験を背景に,その後も積極的に運動・スポーツを継続ようとする意識を持ち健康・体力レベルを維持していることが示唆された.

  • 中高年者の長期的筋力トレーニングに関する研究

    2000年  

     概要を見る

     加齢にともなう身体諸機能、筋力およびその機能の低下は傷(障)害を引き起こす要因として考えられている。そのため筋力トレーニングは高齢者においても身体機能を改善するための手段として、活用され始めている。しかし、ウエイトリフティングのような高強度の筋力トレーニングを長期間実施している者の実態は明らかではない。つまり高強度のトレーニングを中高年になっても継続している彼らの身体的特徴を明らかにすることで中高年者におけるトレーニングの有効性やトレーニングのあり方を検討する資料になるものと考えられる。そこで本研究の目的は筋力トレーニングを長期にわたって継続している中高年者に対して、過去・現在の運動習慣や生活習慣に関する調査および身体的機能に関する測定を実施し、生理学的な指標に基づいて筋力トレーニングの影響について検討することであった。ウエイトリフティング競技を実施しているT群9名(52.6±6.8歳)と同年代の一般成人C群6名(52.0±7.1歳)を対象とし健康、生活習慣、運動習慣に関する質問紙調査、有酸素性持久力、膝関節、股関節の伸展・屈曲筋力、重心動揺、特異動作パワー(スナッチ、スクワット)、骨密度(踵骨、腰椎)、筋断面積の評価を実施した。 腰椎の骨密度においてT群1.435±0.288、C群1.049±0.191と有意に高い値を示したが、踵骨では差が認められなかった。T群がバーベルを挙上するという外的負荷に長期間曝され、腰椎への刺激が大きかったことが反映しているものと推察された。一方、筋力において先行研究で報告されている若年アスリートに匹敵する値を示すものもいたが、平均値ではC群と顕著な差を見出すことはできなかったが。とくに単関節で測定した膝および股関節筋力では、T群の全員が当該部位に変形やヘルニアといった整形外科的所見を有していたことが影響したものと考えられる。長期的な筋力トレーニングの実践は筋力および骨密度への効果が期待されるが、過度なものは障害の誘因となり得る。よって、健康づくりといった観点では至適な処方をさらに検討する必要性が示唆された。

  • 模擬動作パワーによる最高挙上重量の推定に関する研究-模擬スクワット運動時のパワー測定の条件に関する研究

    1998年  

     概要を見る

     筋力トレーニングは競技者だけではなく,一般成人においてもそのQuality of Lifeを高める手段として,広範に取り入れられている.筋力トレーニングの処方において,実施者の能力を適切に評価し,至適な強度のトレーニング処方を設定することは,トレーニングの効果をより引き出すことに繋がり,トレーニング中の事故あるいは傷害を防ぐことにもなる.しかし,至適な強度を導くためには,最大挙上重量(1RM)を能力の評価基準として,実測あるいは推定し,それに対する相対値を使うことが要求される.この1RMの評価は実際に自己の限界の重量に挑戦することをともなっているが,挙上重量と反復回数の関係から推定する方法も提案されている.しかし,技術が未熟な段階でも最大挙上重量を安全に精確に評価し得る方法を開発することが必要と考えられた.そこで本研究はスクワット運動を対象として,その動作条件,等張性負荷装置を用いたパワー測定時の諸変量および1RMの関係を検討し,簡易なパワー測定から精度の高い1RMの推定を試みるものであった. パワー測定装置に特注のアタッチメントを介して実際にトレーニングで使用するバーを取り付けた.この装置でスクワットの模擬運動を最大努力で行い,その時の時間-速度,張力およびパワー曲線からそのピーク値を記録した.また,負荷を変えた数試行中の最大値を抽出した.さらに,この動作の短縮性収縮局面を開始する膝関節角度の差異や負荷条件についても種々検討した.その結果,膝関節角度は大腿部が床と平行である深い位置(パラレル),あるいは浅い位置(120度)よりも,90度の条件が最も高いパワーを発揮できる傾向にあった.一方,力,速度およびパワーの最大値と1RMの関係は,力との相関が高い傾向を示していた.今後も検討を重ね,より精度の高い推定法の開発を進めていく.

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現在担当している科目 【 表示 / 非表示

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